JP2018036414A - 装着体の装着構造及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数種類の規制部を設けていない構成と比べて、低い操作力で装着体を装着することが可能な装着体の装着構造及び画像形成装置を提供する。【解決手段】装着体の装着構造では、装置本体に対して装着可能な装着体と、前記装着体の装着方向の先端側に設けられ、前記装置本体とを接続する接続部と、前記装着体の前記装着方向の移動を後方側から規制する第1規制部と、前記装着方向の直交方向において前記第1規制部よりも前記接続部に近い位置に設けられ、前記装着体の移動を規制する第2規制部と、を有している。【選択図】図2

Description

本発明は、装着体の装着構造及び画像形成装置に関する。
特許文献1には、駆動ギヤの駆動力を利用することなく、脱着可能な定着ユニットを装置本体の所定位置に保持することができる画像形成装置が開示されている。具体的には、開閉カバー28を閉じると、開閉カバー28に設けられた当接部材70が、移動部材50の受部62に当って、移動部材50を保持位置に向って移動させる。移動部材50を保持位置へ移動させることで、移動部材50が定着ユニット22を押圧し、定着ユニット22は脱着位置から固定位置へ移動する。移動部材50が保持位置に移動すると、移動部材50の先端の押圧部が、板バネの凹部64Aに嵌り、移動部材50は保持位置に保持される。板バネ64は、定着ユニット22を固定位置に向けて付勢し、定着ユニット22は、固定位置に保持されるのである。
特開2009−229929号公報
本発明は、複数種類の規制部を設けていない構成と比べて、低い操作力で装着体を装着することが可能な装着体の装着構造及び画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の装着体の装着構造は、装置本体に対して装着可能な装着体と、前記装着体の装着方向の先端側に設けられ、前記装置本体とを接続する接続部と、前記装着体の前記装着方向の移動を後方側から規制する第1規制部と、前記装着方向の直交方向において前記第1規制部よりも前記接続部に近い位置に設けられ、前記装着体の移動を規制する第2規制部と、を有する。
請求項2に記載の装着体の装着構造では、前記装着体の前記直交方向における前記第1規制部側に、前記装着体の前記直交方向の移動を規制する第3規制部を備えた。
請求項3に記載の装着体の装着構造では、前記第2規制部は、前記装置本体から前記装着体に向けて突出可能な軸部を備え、前記軸部は、回転前に前記装着体に接触しない面と、回転後に前記装着体を押圧する円筒面と、を有する。
請求項4に記載の装着体の装着構造では、前記直交方向において、前記接続部は前記第1規制部と前記第2規制部との間に設けられている。
請求項5に記載の装着体の装着構造では、前記接続部は前記第2規制部に対する前記装着方向の延長線上に設けられている。
請求項6に記載の画像形成装置は、請求項1〜5の何れか1項に記載の装着体の装着構造において、前記装着体は定着装置であり、前記接続部は前記装置本体と前記定着装置とを電気的に接続する。
請求項7に記載の画像形成装置では、前記定着装置において、前記定着装置への動力が入力される入力部を備え、前記直交方向において、前記入力部は前記第1規制部と前記第2規制部との間に設けられている。
請求項8に記載の画像形成装置では、前記定着装置において、前記定着装置への動力が入力される入力部を備え、前記入力部は前記第2規制部に対する前記装着方向の延長線上に設けられている。
請求項9に記載の画像形成装置では、前記定着装置を前記装置本体から装着方向と反対の方向に押し付けるための押し付け部材と、前記定着装置において、前記定着装置への動力が入力される入力部と、を備え、前記直交方向において、前記接続部による反力、前記押し付け部材の押圧力及び前記入力部が受ける反力を合わせた合力が、前記第1規制部と前記第2規制部との間に作用する。
請求項1に記載の装着体の装着構造は、複数種類の規制部を設けていない構成と比べて、低い操作力で装着体を装着することができる。
請求項2に記載の装着体の装着構造は、装置本体に対して装着体の位置が定まる。
請求項3に記載の装着体の装着構造は、軸部の全周が円筒面である場合と比べて、第2規制部による固定に際し、第2規制部の軸部を軸方向に容易に操作することができる。
請求項4に記載の装着体の装着構造は、接続部に対する同じ側に第1規制部と第2規制部がある場合と比べて、装着体が装着される場合の装着方向の直交方向に対する傾きを抑制することができる。
請求項5に記載の装着体の装着構造は、接続部が第2規制部の装着方向の延長線上からずれている場合に比べて、装着体が装着される場合の装着方向の変位を抑制することができる。
請求項6に記載の画像形成装置は、複数種類の規制部を設けていない構成と比べて、低い操作力で定着装置を装着することができる。
請求項7に記載の画像形成装置は、入力部に対する同じ側に第1規制部と第2規制部がある場合と比べて、定着装置を駆動させる場合の装着方向の直交方向に対する傾きを抑制することができる。
請求項8に記載の画像形成装置は、入力部が第2規制部の装着方向の延長線上からずれている場合に比べて、定着装置を駆動させる場合の装着方向の変位を抑制することができる。
請求項9に記載の画像形成装置は、接続部による反力、押し付け部材の押圧力及び入力部が受ける反力を合わせた合力に対する同じ側に、第1規制部と第2規制部がある場合と比べて、定着装置を駆動させる場合の定着不良を抑制することができる。
本実施形態の画像形成装置の構成図(正面図)である。 本実施形態の画像形成装置の本固定部及び仮固定部の斜視図である。 本固定部の動作を説明する側面図である。 本実施形態の定着装置の外観斜視図である。 本実施形態の定着装置の側面図である。 本実施形態の装置本体及び定着装置の装着部分の平面図である。 本実施形態の装置本体及び定着装置の装着部分の側面断面図(図6のA−A断面図)である。 本実施形態の装置本体及び定着装置の装着部分の側面断面図(図6のB−B断面図)である。 本実施形態の装置本体及び定着装置の装着部分の側面断面図(図6のC−C断面図)である。 本実施形態の装置本体及び定着装置の装着部分の側面断面図(図6のD−D断面図)である。
<画像形成装置の全体構成>
本実施形態の画像形成装置10は、図1に示されるように、用紙Pを搬送するロール対13を含む搬送部12と、搬送部12により搬送される用紙PにトナーTを用いてトナー像Gを形成する画像形成部14と、トナー像Gを加熱して用紙Pにトナー像Gを定着する定着装置30と、制御部20と、を有している。ここで、定着装置30は、装着体の一例である。
画像形成部14は、公知の電子写真方式である帯電、露光、現像、転写の各工程を行うように構成されている。また、制御部20は、制御部20以外の画像形成装置10の各部を制御するようになっている。
なお、以下の説明では、図1のように、画像形成装置10を正面視して、装置高さ方向、装置幅方向及び装置奥行き方向を、それぞれY方向、X方向及びZ方向と記載する。さらに、X方向、Y方向及びZ方向の一方側と他方側を区別する必要がある場合は、画像形成装置10を正面視して、上側をY側、下側を−Y側、右側をX側、左側を−X側、奥側をZ側、前側を−Z側と記載する。
<画像形成動作>
次に、本実施形態の画像形成動作について、図1を参照しつつ説明する。
外部装置(図示省略)から画像データを受け取った制御部20は、画像形成装置10を構成する制御部20以外の各部を作動させる。具体的には、制御部20は、搬送部12により用紙Pを搬送させ、画像形成部14によりトナー像Gを形成させ、定着装置30によりトナー像Gを用紙Pに定着させる。そして、トナー像Gが定着された用紙Pは、画像形成装置10の外に排出されて、画像成形動作が終了する。
<要部構成>
次に、本実施形態の装着構造の要部構成について図を用いて説明する。ここで、図2は画像形成装置10の本固定部100及び仮固定部300の斜視図である。図3は、本固定部100の動作を説明する図である((A)解除状態、(B)固定状態)。図4は、定着装置30の外観斜視図である。図5は、定着装置30の側面図である。図6は、装置本体10A及び定着装置30の装着部分の平面図である。図7は、装置本体10A及び定着装置30の装着部分の側面断面図(図6のA−A断面図)である。図8は、装置本体10A及び定着装置30の装着部分の側面断面図(図6のB−B断面図)である。図9は、装置本体10A及び定着装置30の装着部分の側面断面図(図6のC−C断面図)である。図10は、装置本体10A及び定着装置30の装着部分の側面断面図(図6のD−D断面図)である。
(装置本体)
画像形成装置10を構成する装置本体10Aにおいて、定着装置30との装着部分について説明する。
図2及び図6に示されるように、本実施形態の装置本体10Aは、装置本体10Aの構造体であるフレーム130と、フレーム130に設けられ、かつ定着装置30を固定するための本固定部100と、定着ベルト32を加熱するための電磁誘導加熱装置200と、有している。また、装置本体10Aは、装置本体10Aと定着装置30とを電気的に接続するための端子部160と、定着ベルト32及び加圧ロール34を回転駆動させるためのギア列180と、ニップ部Nにおける加圧状態を調整するためのギア列170と、を有している。
[フレーム]
フレーム130は、金属板を組み合わせて形成した装置本体10Aの構造体である。このフレーム130には、定着装置30を固定し、また定着装置30を作動させるための部品が収容されている。
定着装置30が装着される部分のうち−Z側については、フレーム130が段状に形成されている。詳しくは、定着装置30の前面(−X側の面)と対向する面(Y−Z面)である第1構造面130A(図7、8参照)及び第2構造面130B(図10参照)と、定着装置30の下面(−Y側の面)と対向する面(X−Z面)である第3構造面130C(図7、8参照)と、が設けられている。また、第3構造面130Cの後端(X側の端部)から−Y方向に延長された面(Y−Z面)である第4構造面130Dが設けられている(図2、7、8参照)。さらに、図2、図6に示されるように、定着装置30の側面(−Z側の面)と対向する面(X−Y面)である第5構造面130Eと、第5構造面130Eの後端(X側の端部)から−Z側に延長された面(Y−Z面)である第6構造面130Fと、が設けられている。なお、特に図示しないが、定着装置30のZ側についても、定着装置30の前面(−X側の面)や側面(Z側の面)と対向する部分には、それぞれフレーム130を構成する構造面が設けられている。
第3構造面130Cの先端(−X側の端部)には、後述する定着装置30の先端部321を挟み込むための挟み込み部133が設けられている(図8参照)。具体的に、この挟み込み部133は、図8に示されるように、第1構造面130Aを構成する金属板の一部を、X方向を折り目とし、かつY側に折返して形成されたものである。挟み込み部133はX側の端部から−X側に向けてZ方向に貫通する溝が設けられており、この溝に定着装置30の筐体31の先端部321が挿入されることで、定着装置30のY方向への移動が規制される。
第4構造面130Dの−Z側には、後述する定着装置30の−Z側の突起部320が挿入される固定穴132が設けられている(図7、8参照)。この固定穴132に突起部320が挿入されることで、定着装置30のY方向への移動が規制される。なお、Z側の構造面(Y−Z面)にも固定穴132が設けられており、定着装置30のZ側の突起部320が挿入されることで、定着装置30のY方向への移動が規制される。
また、図2及び図7に示されるように、第4構造面130Dの−Z側の端部には、X側に立設する立設部120が設けられている。立設部120はX−Y面を有する板状部材であって、後述する仮固定部300の突出部304が挿通される固定孔121が設けられている。この固定孔121は、Y方向に長い長穴であって、そのX方向の幅は、円柱形状の突出部304の外径にほぼ等しく、詳しくは、公差を認める程度である。また、Y方向の長さは突出部304の外径の1.2〜1.5倍程の長さである。また、立設部120のX側の端部からX側に向けて、立設部120から装置本体10Aの外側(−Z側)に向けて傾斜する面である傾斜部122が設けられている。なお、Z側の構造面(Y−Z面)にも立設部120、固定孔121及び傾斜部122がそれぞれ設けられている。これらは、Z方向において対称に設けられている。
[本固定部]
図2に示されるように、第6構造面130FのZ側の端部であって、定着装置30のY方向略中央に対応する位置には、定着装置30を固定するための本固定部100が設けられている。この本固定部100は、第6構造面130Fに設けられた支持部103と、支持部103に対し軸方向に移動可動に支持される移動軸102と、移動軸102を移動させるための操作部101と、操作部101の回転を規制するストッパ104と、を有している。ここで、移動軸102は、軸部の一例である。
支持部103は、第6構造面130Fに設けられた板状部材であって、Z方向の両端部をX側に折り返した構造である。詳しくは、第6構造面130Fへの固定部分である固定面103Aと、固定面103AのZ方向両端の折り返し部分である一対の折り曲げ部103Bと、を有している。この支持部103は、移動軸102と、操作部101を支持するためのものである。
図3に示されるように、移動軸102は、断面D字状のピンであって、折り曲げ部103Bに設けられた孔に挿入される。移動軸102の長さは、一対の折り曲げ部103Bの間隔よりも長い。したがって、移動軸102は、Z方向に移動可能であって、支持部103からZ側に突出する、又は支持部103に収容される。なお、本実施形態の支持部103では、Z側の折り曲げ部103Bが第6構造面130FのZ側の端部に位置している。そのため、移動軸102は、装置本体10Aから定着装置30に向けて突出可能といえる。そして、移動軸102がZ側に突出した場合、移動軸102の外周面が定着装置30の後述する受け部310と対向する。また、移動軸102は軸周りに回転可能に設けられている。
ここで、図2及び図3に示されるように、移動軸102の外周面は、円筒面102Aと、この円筒面102Aの一部を軸方向(Z方向)に切断した平坦面102B(面の一例)により構成されている。円筒面102Aが受け部310と対向する場合、円筒面102Aは受け部310に接触し、受け部310を−X方向に押圧する。一方、平坦面102Bが受け部310と対向する場合、平坦面102Bと受け部310との間には1mmの隙間が生ずる。
操作部101は、作業者の操作により、移動軸102をZ方向に移動させるとともに、Z方向の軸回りに回転させるものである。操作部101は、Y側に孔が形成されており、この孔には移動軸102が嵌め込まれている。なお、図3(A)に示されるように、操作部101が上側(Y側)に持ち上げられた場合(以下、「解除状態」という)、受け部310には移動軸102の平坦面102Bが対向する。また、図3(B)に示されるように、操作部101が下側(−Y側)に押し下げられた場合(以下、「固定状態」という)、受け部310には移動軸102の円筒面102Aが対向する。
ストッパ104は、操作部101のZ側の面に形成された板状の突出部である。図3(A)に示されるように、操作部101を解除状態へ操作した場合、ストッパ104のY側の端部が折り曲げ部103Bと接触すると操作部101の上側(Y側)への操作が規制される。また、図3(B)に示されるように、操作部101を固定状態へ操作した場合、ストッパ104の−Y側の端部が折り曲げ部103Bと接触すると操作部101の下側(−Y側)への操作が規制される。
[電磁誘導加熱装置]
図6及び10に示されるように、第2構造面130Bには定着ベルト32を加熱するための電磁誘導加熱装置200が設けられている。電磁誘導加熱装置200は、定着ベルト32を電磁誘導により加熱するための励磁コイル250が収容されているコイル収容部201と、コイル収容部201を装着方向(X方向)に移動可能に支持する支持台204と、を有している。また電磁誘導加熱装置200は、コイル収容部201のZ方向の両端に設けられた接触部202と、接触部202と第2構造面130Bとを接続するねじ205と、コイル収容部201を定着ベルト32側に押圧するためのばね206と、を有している。ここで、電磁誘導加熱装置200は、押し付け部材の一例である。
図10に示されるように、コイル収容部201は、交流電流が印加される励磁コイル250を収容するためのものである。このコイル収容部201のX側の面は、定着ベルト32の形状に合わせて円筒状の凹みとして設けられている。
支持台204は、コイル収容部201を装着方向(X方向)に移動可能に支持するものである。支持台204は、第2構造面130Bに沿って設けられ、かつ第2構造面130Bにねじ止め固定されるベース部204Aと、ベース部204Aの−Y側の端部からX側に立設する第1把持部204Bと、ベース部204AのY側の端部からX側に立設する第2把持部204Cと、を有している。ここで、第1把持部204Bと、第2把持部204Cには、X方向に沿って長孔204Dが設けられており、この長孔にコイル収容部201のY方向の両端に設けられた突起201Aが挿入されることにより、コイル収容部201は、Y方向及びZ方向には固定され、定着装置30の装着方向であるX方向には移動可能に支持される(図6参照)。
接触部202はコイル収容部201のZ方向の両端に設けられた、コイル収容部201の突出部分である。この接触部202は、板状を呈しており、X側の面に定着装置30の筐体31が接触する。
ねじ205は、接触部202と第2構造面130Bとを接続するためのものである。具体的には、ねじ205は、頭部が接触部202に設けられた孔に挿入され、軸部が第2構造面130Bにねじ止め固定されている。
ばね206は、コイル収容部201を定着装置30に向けて押圧するためのものである。ばね206はコイルスプリングであって、ねじ205の軸部を覆っている。このばね206はその一端が接触部202に接触し、他端は第2構造面130Bに接触している。以上、ばね206は、他端が第2構造面130Bに固定され、接触部202に接触している一端が接触部202(コイル収容部201)をX側に押圧するのである。
[端子部]
図8に示されるように、−Z側の第1構造面130Aには、端子部160が設けられている。この端子部160は、装置本体10Aと定着装置30とを電気的に接続するためのものである。詳しくは、端子部160に後述する端子部62が挿入される。詳細は後述する。
[ギア列]
第1構造面130Aと第2構造面130Bとの間には開口が存在し、この開口には定着ベルト32及び加圧ロール34を回転駆動させるためのギア列180が設けられている(図9参照)。このギア列180は図示しない駆動モータにより回転駆動される。これらのギア列180のうち、定着装置30側の後述する作動ギア80と係合するギアを駆動ギア180Aと称する。
第5構造面130Eには、後述するニップ部Nにおける加圧状態を調整するためのギア列170が設けられている(図7参照)。ギア列170は図示しない作動モータにより回転駆動される。これらのギア列170のうち、定着装置30側の後述する入力ギア70と係合するギアを出力ギア170Aと称する。
(定着装置)
本実施形態の定着装置30は、筐体31と、定着ベルト32と、加圧ロール34と、仮固定部300を含んで構成されている。以下、定着装置30が有する各構成について説明する。
図4は定着装置30を装着方向(X方向)後方から見た斜視図である。定着装置30は、X側から−X側に移動させて装置本体10Aに装着し、−X側からX側に移動させて装置本体10Aから取り外すように形成されている。
[筐体]
筐体31は、図4に示されるように、Z方向を長手方向とする箱状に形成されており、Y側及び−Y側の図示しない壁に用紙Pが通過可能な開口部が設けられている。
なお、筐体31の装着方向(X方向)後方側(X側)には、定着装置30の装着及び取り外しの際に定着装置30を操作するための2つの持ち手部350が設けられている。この持ち手部350は、−Z側に設けられた左持ち手部350Aと、Z側に設けられた右持ち手部350Bと、を有している。
[仮固定部]
図4に示されるように、筐体31の−Y側の両端部には、定着装置30を装置本体10Aに固定するための2つの仮固定部300がそれぞれ設けられている。詳しくは、仮固定部300と装置本体10Aの立設部120とによって定着装置30が固定されるのである。この仮固定部300は、−Z側に設けられた左仮固定部300Aと、Z側に設けられた右仮固定部300Bと、を有する。ここで、仮固定部300及び立設部120は、第1規制部の一例である。
以下、図4を用いて、左仮固定部300Aについて説明する。
仮固定部300は、筐体31から−Y側に延びる支持部302と、支持部302に移動可動に支持される突出部304と、突出部304を移動させるための解除部301と、突出部304が支持部302に対して突出するように押圧するばね303と、を有している。
支持部302は、筐体31の−Y側端部から−Y側に延長させた板状部材であって、Z方向の両端部をX側に折り返して形成したものである。詳しくは、筐体31の−Y側端部からの延長部分であって、Y−Z面として設けられた延長部302Aと、延長部302AのZ方向両端の折り返し部分であって、X−Y面として設けられた一対の折り返し部302Bとを有している。支持部302は、突出部304と、解除部301と、ばね303を支持するためのものである。
突出部304は、円柱形状のピンであって、折り返し部302Bに形成された孔に挿入されている。突出部304の長さは、一対の折り返し部302Bの間隔よりも長い。したがって、突出部304は、Z方向に移動可能であって、支持部302からZ方向に突出するものである。なお、この突出部304は、装置本体10Aに設けられた固定孔121に挿入可能とされている。
解除部301は、突出部304をZ方向に移動させるものである。解除部301は、一対の折り返し部302Bに隣接して設けられた一対の立設面301Aと、一対の立設面301Aの−Y側の端部を接続する基部301Bと、基部301Bから−Y側に延び、かつX−Y面として設けられた操作面301Cとを有する。立設面301Aには孔が形成されており、この孔には突出部304が挿入される。ここで、左仮固定部300AをX側から観察すると、Z側から−Z側にかけて、立設面301A、折り返し部302B、立設面301A、折り返し部302Bの順に配置されている。そして、突出部304は、Z側の端部が立設面301Aに固定され、−Z側の端部が折り返し部302Bから突出するように設けられている。
ばね303は、Z側の折り返し部302Bと−Z側の立設面301Aとの間に設けられたコイルスプリングであって、軸方向(Z方向)の内部にピンである突出部304が挿入されている。このばね303によって、突出部304及び解除部301は、Z側から−Z側に向けて押圧されている。したがって、図4に示されるように、突出部304及び解除部301がばね303によって押圧されている間は、突出部304はその−Z側の端部が−Z側の折り返し部302Bから突出する。一方、ばね303の押圧力に対抗して、操作面301CをZ側に操作すると、突出部304は支持部302に収容される。
なお、右仮固定部300Bについては、左仮固定部300AをZ方向に反転させた構造とされている。すなわち、図4に示されるように、突出部304及び解除部301がばね303によって押圧されている間は、突出部304はそのZ側の端部がZ側の折り返し部302Bから突出する。一方、ばね303の押圧力に対抗して、操作面301Cを−Z側に操作すると、突出部304は支持部302に収容される。
[受け部]
受け部310は、筐体31のY方向の略中央であって、−Z側端部に設けられた箱体である。この受け部310は、筐体31の金属製のフレーム35に支持されている(図7参照)。この受け部310はX側の端面が、本固定部100の移動軸102と接触可能に形成されている。ここで、本固定部100及び受け部310は、第2規制部の一例である。
[突起部]
突起部320は、図5に示されるように、支持部302の延長部302Aから−X側に突出形成された円錐状の突起であって、左仮固定部300A及び右仮固定部300Bにそれぞれ設けられている。この突起部320は、定着装置30が装置本体10Aに装着された場合に突起部320に対応する位置に設けられた固定穴132に嵌るものである。突起部320が固定穴132に嵌ることにより、筐体31(定着装置30)のY方向への移動が規制される。ここで突起部320及び固定穴132は第3規制部の一例である。
[先端部]
先端部321は、図8に示されるように、筐体31のフレーム35の一部であって、−X側に突出する金属板の先端部分である。この先端部321は、定着装置30が装置本体10Aに装着された場合に先端部321に対応する位置に設けられた挟み込み部133に嵌るものである。先端部321が挟み込み部133に嵌ることにより、筐体31(定着装置30)のY方向への移動が規制される。ここで先端部321及び挟み込み部133は第3規制部の一例である。
[配線接続部]
配線接続部60は、定着装置30を作動させるために必要な電力を受給するとともに、定着装置30が有するセンサ等からの信号を送出するためのものである。この配線接続部60は、X方向に移動可能に設けられている。ここで、配線接続部60は、接続部の一例である。
配線接続部60は、図6及び図8に示されるように、X方向及びY方向を長手、Z方向を短手とする直方体形状のコネクタである。配線接続部60は、本体部61と、−X側の端部に設けられた端子部62と、端子部62と本体部61との境界に設けられた前方鍔部63と、本体部61の後方(X側)に設けられた後方鍔部64と、を有している。また、配線接続部60は、後方鍔部64とフレーム35とを固定する固定ねじ65と、配線接続部60を−X側に押圧するばね66と、を有している。
本体部61は、その後方側(X側)に給電用のケーブルや、各センサ用の信号線が接続されている。これらのケーブルや信号線は端子部62に設けられた各端子(図示せず)と電気的に接続されている。
端子部62は、装置本体10A側に設けられた端子部160との接続部分である。端子部62はオス型のコネクタであって、メス型のコネクタである端子部160に挿入されることで接続される。
前方鍔部63は、端子部62と本体部61との境界に設けられ、本体部61を囲むように突出形成された部位である。前方鍔部63は、端子部62と装置本体10A側の端子部160が接続される場合に、端子部160の先端(X側端部)が接触する部分である。
後方鍔部64は、本体部61の後方(X側)に設けられ、本体部61のY方向の両端に突出形成された部位である。後方鍔部64は、そのY方向の両端それぞれに固定ねじ65が挿入される孔(図示せず)が形成されている。
固定ねじ65は、後方鍔部64の孔(図示せず)に挿入されるとともに、その先端(−X側の端部)がフレーム35に対して固定されるものである。
ばね66は、軸方向(X方向)の内部に固定ねじ65が挿入されており、X側の端部は固定ねじ65の頭部に接触し、−X側の端部は後方鍔部64の後端(X側の)面に接触している。つまり、ばね66は、配線接続部60を装着方向(X方向)前方側(−X側)に押圧している。なお、定着装置30が装置本体10Aに装着されていない状態では、ばね66の押圧力により後方鍔部64がフレーム35と接触している。そして、端子部62が装置本体10Aの端子部160に接続される場合、端子部160は、ばね66の押圧力に対抗して配線接続部60をX側に移動させる。換言すると、ばね66は端子部62を端子部160に対して押し付けている。
[加圧ロール]
加圧ロール34は、用紙Pの搬送経路L(図1参照)に対して定着ベルト32側とは反対側(−X側)にZ方向を軸方向として、該軸周りに回転可能に配置されている。本実施形態では、一例として、定着装置30における用紙Pの搬送方向がY方向に沿っており、用紙Pの搬送方向と直交する幅方向がZ方向となっている。
ここで、図9に示されるように、この加圧ロール34は装置本体10Aの図示しない駆動モータの動力が複数のギアを介することで回転する。詳しくは、装置本体10Aの図示しない駆動モータからの駆動力は、ギア列180に伝えられ、このギア列180のX側の駆動ギア180Aから、定着装置30の作動ギア80に伝達される。そして駆動力は、作動ギア80からギア列81を介して加圧ロール34に伝達されることにより、加圧ロール34は回転する。ここで、作動ギア80は、入力部の一例である。
ここで、加圧ロール34の外周面と定着ベルト32の外周面とが用紙Pを挟む部位でありかつ用紙P上のトナーTが加熱及び加圧される部位をニップ部Nと称する。ニップ部Nでは、図7に示されるように、装置本体10Aの図示しない作動モータの動力が複数のギアを介することで加圧状態を調整可能に形成されている。詳しくは、装置本体10Aの図示しない作動モータからの駆動力は、ギア列170に伝えられ、このギア列170のX側の出力ギア170Aから、定着装置30の入力ギア70に伝達される。そして駆動力は、入力ギア70からギア列71を介して、カム72(図6参照)に伝達される。カム72が図示しないレバー部材を押し上げることで、加圧ロール34は、定着ベルト32から離間し、加圧状態(ニップ状態)が解除される。ここで、入力ギア70は、入力部の一例である。
[定着ベルト]
定着ベルト32は、無端状のベルトであって、用紙Pの搬送経路L(図1参照)に対してトナー像G側(−X側)に、Z方向を軸方向として該軸周りに回転可能に配置されている。また、定着ベルト32は、幅方向の両端部とニップ部N以外では他の部材と接触することがないように、張力を付与せず支持されている。ここで、定着ベルト32の構成としては、例えば、基材層上に、電磁誘導により発熱する金属発熱層と、弾性層と、表面離型層とがこの順で有するものが挙げられる。そして、金属発熱層では、電磁誘導加熱装置200からの交流磁界が厚さ方向に通過することにより、渦電流が発生し、加熱される。これにより、定着ベルト32は発熱するのである。
定着ベルト32の−Z側の端部には、図示しないベルト用ギアが設けられている。加圧ロール34と同じ駆動モータ(図示せず)の動力が、複数のギアを介することで上述したベルト用ギアがギア列81により回転されるようになっている。
以上、本実施形態の定着ベルト32は、電磁誘導加熱装置200により加熱され、回転しながら用紙P及び用紙Pに形成されたトナー像G(トナーT)を加熱して、トナー像Gを用紙Pに定着するようになっている。
なお、定着ベルト32の表面温度は、例えば、定着ベルト32に設けられた感温素子により計測され、制御手段によりその温度が制御される。感温素子としては、特に制限はなく、例えば、サーミスタ、温度センサなどが挙げられる。
<装着及び取り外し方法>
次に本実施形態の定着装置30を装置本体10Aに装着する方法について説明する。まず、作業者は、画像形成装置10の側面(X側の面)にある図示しない扉を開放し、装置本体10Aと向き合う。そして、以下の順に操作を行う。
(1)定着装置の仮固定
まず、作業者は本固定部100の操作部101が固定状態である場合、操作部101を解除状態にするとともに、−Z側に移動させて、移動軸102を−Z側に収納させる。すると移動軸のZ側の端部は第5構造面130Eよりも−Z側に位置することになり、定着装置30が挿入可能な状態となる。
次に作業者は、定着装置30の2つの持ち手部350を掴み、装置本体10Aの装着部位に向けて定着装置30を装着方向(−X側)に向けて挿入させる。このとき、定着装置30の端子部62は、装置本体10Aの端子部160に挿入される。そして、端子部160が前方鍔部63に接触すると、装置本体10Aの端子部160は、配線接続部60のばね66の押圧力に対抗して配線接続部60をX側に移動させる。また、筐体31が、電磁誘導加熱装置200の接触部202に接触すると、筐体31は、電磁誘導加熱装置200のばね206の押圧力に対抗してコイル収容部201を−X側に移動させる。
一方、Z方向両端の仮固定部300の突出部304が装置本体10Aの傾斜部122にそれぞれ接触する。作業者が定着装置をさらに−X側に移動させると、突出部304は傾斜部122によりばね303の押圧力に対抗して支持部302に収容される。そして、突出部304が固定孔121に達すると、突出部304は、ばね303の押圧力によりその先端が固定孔121に挿入される。これにより、定着装置30はX方向の移動が規制される仮固定状態となる。また、定着装置30の突起部320が装置本体10Aの固定穴132に嵌ることにより、定着装置30の先端部321が装置本体10Aの挟み込み部133に挟まれることにより、筐体31(定着装置30)のY方向への移動が規制される(図8参照)。
以上、定着装置30を装置本体10Aの装着部位に装着する場合、作業者は、配線接続部60のばね66、電磁誘導加熱装置200のばね206、及び仮固定部300のばね303の押圧力に対抗して定着装置30を装置本体10Aに挿入させる必要がある。
(2)定着装置の本固定
仮固定状態において、作業者は本固定部100の操作部101をZ側に移動させて、移動軸102をZ側に突出させる。すると移動軸102の突出部分は受け部310と対向する。なお、操作部101のZ側への移動に際し、操作部101は解除状態にあるので、受け部310との対向部分には移動軸102の平坦面102Bが位置している。つまり、上述のとおり、移動軸102と受け部310との間には1mmの隙間が存在するため、移動軸102は受け部310に接触することなくZ側に移動する。
そして、作業者は操作部101を固定状態とする。このとき、移動軸102の円筒面102Aが受け部310を押し付けることにより、定着装置30はX方向及びY方向の移動が規制される本固定状態となる。
続いて、本実施形態の定着装置30を装置本体10Aから取り外す方法について説明する。装着の場合と同様に、作業者は、画像形成装置10の図示しない扉を開放し、装置本体10Aと向き合う。そして、以下の順に取り外しを行う。
(3)定着装置の固定の解除
まず、作業者は、本固定状態において、本固定部100の操作部101を解除状態とする。すると、移動軸102が回転し、受け部310と対向する部分は、円筒面102Aから平坦面102Bに移行する。これにより、本固定状態から仮固定状態となる。
操作部101を解除状態としたことにより、移動軸102と受け部310との間には1mmの隙間が生じるため、作業者は操作部101を−Z側に移動させることができる。操作部101の−Z側への移動により、移動軸のZ側の端部は第5構造面130Eよりも−Z側に位置することになり、定着装置30が取り外し可能な状態となる。
(4)定着装置の取り外し
次に仮固定状態において、作業者は仮固定部300を操作して、定着装置30と装置本体10Aとの仮固定状態を解除する。具体的には、作業者は、−Z側の解除部301をZ側に操作し、Z側の解除部301を−Z側に操作して、固定孔121に挿入されている突出部304を、支持部302に収納させる。これにより、定着装置30のX方向への移動が可能となる。そして、定着装置30を装置本体10Aから取り外す。
<定着動作>
次に、本実施形態の定着装置30の定着動作について説明する。本実施形態の定着動作では、制御部20が電磁誘導加熱装置200を制御して、定着ベルト32を加熱させるとともに、定着ベルト32を回転させることで行われる。なお、本実施形態の定着装置30では、画像形成動作に用いられる用紙Pの種類に応じたニップ状態となるように、カム72が駆動制御される。また、画像形成装置10の待機時、紙ジャム時等の場合は、ニップ解除状態となるように、カム72が駆動制御されるようになっている。なお、これらのニップ状態とニップ解除状態との切り替え(カム72の駆動制御)は、例えば、使用者が、図示しない入力手段に、画像形成動作の際に使用する用紙Pの種類等を入力することで、当該用紙Pの種類等に関するデータが送られた制御部20により、搬送部12による用紙Pの搬送前に行われる。そして、画像形成部14によりトナー像Gが形成されて、搬送部12により搬送される用紙Pは、ニップ部Nでトナー像Gが定着されて、定着動作が終了する。
<作用効果>
次に、本実施形態の作用効果について、比較例並びに本固定部100及び仮固定部300の配置を踏まえた上で説明する。
(比較例)
まず、比較例として、従来の画像形成装置における定着装置30の固定には、つまみねじが使用されていた。具体的に、比較例においては、本固定部100を備えておらず、本実施形態の仮固定部300の位置に設けられたつまみねじを装置本体10Aにねじ込むことにより、定着装置30が固定されるものであった。
上述のように、定着装置30を装置本体10Aに装着する場合、作業者は、配線接続部60のばね66、及び電磁誘導加熱装置200のばね206の押圧力に対抗して定着装置30を装置本体10Aに挿入させる必要がある。そして、比較例の固定方法においては、作業者は、定着装置30を装置本体10Aに向けて挿入した後、一方の手で装置本体10Aに押し付けながら、他方の手でつまみねじを操作する必要があった。つまり、固定作業に際して、作業者は両手を使用する必要があった。また、作業者はつまみねじが装置本体10Aに噛み込むまで定着装置30を強く押し付け続ける必要があった。つまり、無駄な力で定着装置30を押し付け続ける必要があった。
(本固定部及び仮固定部の配置)
そこで、本発明では、つまみねじをピンを差し込む方式の仮固定部300とするとともに、Z方向の一端(−Z側)に本固定部100を設けたのである。ここで、本固定部100及び仮固定部300の配置について説明する。
仮固定部300は、図4に示されるように、筐体31のZ側の両端であって、−Y側端部に設けられている。一方、本固定部100は筐体31の−Z側に設けられているが、この−Z側は、配線接続部60が設けられ、定着ベルト32及び加圧ロール34の駆動系(以下、単に「駆動系」という)が設けられ、ニップ状態を切り替える作動系(以下、単に「作動系」という)が設けられている部分となる。すなわち、本固定部100及び左仮固定部300Aが設けられている−Z側は、ばねの押圧力やギアの駆動力を受けている場所になる。
図6に示されるように、定着装置30の装着部分を上面視すると、装置本体10Aから定着装置30への作動系の動力の入力部である入力ギア70は、Z方向において、本固定部100と左仮固定部300Aとの間(A−A線とB−B線との間)に設けられている。
また、図7に示されるように、A−A線の断面を観察すると、装置本体10Aから定着装置30への作動系の動力の入力部である入力ギア70は、Y方向において、本固定部100と左仮固定部300Aとの間(E−E線とF−F線との間)に設けられている。さらに詳しくは、動力が作用する入力ギア70における出力ギア170Aとの接触位置は、Y方向において、左仮固定部300A(F−F線)よりも本固定部100(E−E線)寄りに設けられている。
また、図8に示されるように、B−B線の断面を観察すると、配線接続部60を装置本体10Aの端子部160に押圧するためにY方向の両端にはばね66が設けられている。そして、この両端のばね66の押圧力の合力は、配線接続部60のY方向中央部(H−H線上)に生ずることになる。ここで、ばね66の押圧力の合力が生じている配線接続部60のY方向中央部(H−H線上)は、Y方向において、本固定部100と左仮固定部300Aとの間(E−E線とF−F線との間)に設けられている。さらに詳しくは、ばね66の押圧力の合力が生じている配線接続部60のY方向中央部(H−H線上)は、Y方向において、左仮固定部300A(F−F線)よりも本固定部100(E−E線)寄りに設けられている。
また、図9に示されるように、C−C線の断面を観察すると、装置本体10Aから定着装置30への駆動系の動力の入力部である作動ギア80はY方向において、本固定部100と左仮固定部300Aとの間(E−E線とF−F線との間)に設けられている。さらに詳しくは、動力が作用する作動ギア80における駆動ギア180Aとの接触位置は、Y方向において、左仮固定部300A(F−F線)よりも本固定部100(E−E線)寄りに設けられている。
また、図10に示されるように、D−D線の断面を観察すると、電磁誘導加熱装置200のコイル収容部201を定着ベルト32側に押圧するばね206は、Y方向において、本固定部100と左仮固定部300Aとの間(E−E線とF−F線との間)に設けられている。さらに詳しくは、ばね206は、Y方向において、左仮固定部300A(F−F線)よりも本固定部100(E−E線)寄りに設けられている。なお、ばね206のY方向の位置は配線接続部60のY方向中央部(H−H線上)と同じである。
また、定着ベルト32と加圧ロール34とで形成されるニップ部Nは、Y方向において、本固定部100と左仮固定部300Aとの間(E−E線とF−F線との間)に設けられている。さらに詳しくは、ニップ部Nは、Y方向において、左仮固定部300A(F−F線)よりも本固定部100(E−E線)寄りに設けられている。
(効果)
以上、比較例並びに本固定部100及び仮固定部300の配置を踏まえた本実施形態の効果は以下のとおりである。
(1)仮固定部と本固定部とを設けた効果
定着装置30では、定着装置30を作動させるために必要な電力を受給するとともに、定着装置30が有するセンサ等からの信号を送出するために配線接続部60が設けられている。本実施形態の定着装置30のように着脱されるユニットを電気的に接続する場合、端子接続時の角度の自由が利くドロワコネクタを採用している。そして、ドロワコネクタである配線接続部60については、端子の接続を確実にすべく上下(Y方向)両端にばね66を設け、装置本体10A側の端子部160に配線接続部60側の端子部62を押圧するのである。このばね66の押圧力が高いほど、端子部160と端子部62との接続は確実となるが、一方、定着装置30を装置本体10Aに対して挿入する際の抵抗力となる。
そこで、本実施形態では、仮固定部300と本固定部100とを設けたことにより以下の効果を得ることができた。すなわち、仮固定部300が装置本体10Aに装着される場合(仮固定する場合)、作業者は、仮固定部300側を押し付け、仮固定部300側にわずかに傾けて(定着装置30の上端側(Y側)をX側に傾けて)、仮固定部300を装置本体10Aに装着させる。したがって、配線接続部60の上下(Y方向)両端にあるばね66のうち、下方(−Y側)のばね66は、仮固定部300側の押し付けにより圧縮される。一方、仮固定の場合、本固定部100側は押し付けが弱いため、上方(Y側)のばね66は、下方(−Y側)のばね66に比べて圧縮が弱い。
以上、本実施形態では、仮固定を行う場合、配線接続部60の上下(Y方向)両端にあるばね66が同時に圧縮されないため、定着装置30を挿入する際の圧縮力が軽減される。すなわち、比較例のように無駄な力を加えて固定を行う場合に比べて、操作力が軽減される。また、本実施形態では、定着装置30を装置本体10Aに押し付けるだけで固定されるため、作業者は片手で定着装置30の装着作業が行える。
そして、本固定を行う場合、本固定部100の操作部101を下方に移動させるだけで、移動軸102の円筒面102Aが受け部310を押し付ける。つまり、ばね66(特に上方(Y側)のばね66)の押圧力に対抗して、定着装置30は固定される。
(2)本固定部と仮固定部との間に作用点が位置する効果
上述のとおり、本実施形態では、Y方向において、本固定部100と左仮固定部300Aとの間(E−E線とF−F線との間)に、定着装置30と装置本体10Aとの接続部分の作用点が位置するように形成されている。作用点として、具体的には、以下のものがある。
作用点A:配線接続部60のばね66の押圧力の合力の発生位置
作用点B:電磁誘導加熱装置200のばね206の押圧力の発生位置
作用点C:作動系の動力の入力部である入力ギア70における出力ギア170Aとの接触位置
作用点D:駆動系の動力の入力部である作動ギア80における駆動ギア180Aとの接触位置
ここで、本実施形態の定着装置30は、金属製のフレーム35により構成されているが、仮固定部300のみで定着装置30を固定する場合、定着装置30の上側(Y側)は、フレーム35の撓みにより僅かではあるが後方(X側)に移動する。ここで、定着装置30は、下側(−Y側)が装置本体10Aに固定されている。したがって、定着装置30では、上側(Y側)を後方(X側)に回転させる(図7〜図10において時計回りの)モーメントが発生することにより、後方(X側)への傾きが発生する。
本実施形態によれば、定着装置30の上側(Y側)を後方(X側)に回転させるモーメントの発生位置である上記各作用点が本固定部100と左仮固定部300Aとの間(E−E線とF−F線との間)となるように配置させた。これにより、定着装置30の後方(X側)への傾きが防止される。そして、定着装置30を装置本体10Aに装着した場合に定着装置30に傾きが生じなければ、入力ギア70と出力ギア170Aとの軸間、及び作動ギア80と駆動ギア180Aとの軸間が変化しないため、両ギア間で歯飛びが発生しない。
また、上述のとおり、本実施形態は、Z方向において、本固定部100と左仮固定部300Aとの間(A−A線とB−B線との間)に上記の作用点Cが位置するように形成されている(図6参照)。ここで、本実施形態の定着装置30は、仮固定部300が装置本体10Aに対して固定されているが、左仮固定部300Aよりも−Z側に作用点Cが位置する。したがって、仮固定部300のみで定着装置30を固定する場合、定着装置30の−Z側は、フレーム35の撓みにより僅かではあるが後方(X側)に移動する。すなわち、定着装置30には、左側(−Z側)の端部を後方(X側)に回転させる(図6において反時計回りの)モーメントが発生することにより、後方(X側)への傾きが発生する。
本実施形態によれば、定着装置30の左側(−Z側)の端部を後方(X側)に回転させるモーメントの発生位置である作用点Cが本固定部100と左仮固定部300Aとの間(A−A線とB−B線との間)となるように配置させた。これにより、定着装置30の左側(−Z側)の端部の後方(X側)への傾きが防止される。そして、定着装置30を装置本体10Aに装着した場合に定着装置30に傾きが生じなければ、入力ギア70と出力ギア170Aとの軸間が変化しないため、両ギア間で歯飛びが発生しない。
なお、上記においては各作用点ごとの本固定部100と左仮固定部300Aとの配置について考察したが、各作用点(作用点A〜作用点D)の合力が本固定部100と左仮固定部300Aとの間に位置するように設計してもよいのである。この場合、作用点Cについては、ニップ状態とニップ解除状態との切り替え時にしか作用しないので、作用点A、作用点B及び作用点Dの合力が本固定部100と左仮固定部300Aとの間に位置するように設計してもよい。
(3)本固定部の延長線の近くに作用点が位置する効果
上述のとおり、仮固定部300は、突出部304が装置本体10Aに設けられた固定孔121に挿入されることにより、固定されるものである。ここで、固定孔121のX方向の幅は、突出部304の外径にほぼ等しいものの公差が存在し、また、Y方向の長さは突出部304の外径の1.2〜1.5倍程の長さである(図7参照)。したがって、フレーム35の変形を考慮すると、仮固定部300においてX方向に対する位置決め精度は、移動軸102の円筒面102Aを押し付けて固定する本固定部100に比べて低い。
本実施形態では、Y方向において、定着装置30を装置本体10Aに装着した場合の各作用点の位置が左仮固定部300A(F−F線)よりも本固定部100(E−E線)寄りとなるように配置した。これにより、定着装置30を装置本体10Aに装着した場合に定着装置30のX方向への変位が抑制されるため、入力ギア70と出力ギア170Aとの軸間、及び作動ギア80と駆動ギア180Aとの軸間の変化が抑制される。すなわち、定着装置30と装置本体10Aとを接続するギア間で歯飛びが発生しない。
なお、定着装置30と装置本体10Aとの接続部分で発生する上記作用点A〜作用点Dの他に、定着装置30の内部には以下の作用点が存在する。
作用点E:定着ベルト32と加圧ロール34とで形成されるニップ部Nの加圧力の発生位置
この作用点Eは、定着装置30の位置決めには影響はないが、フレーム35の変形と関係がある。本実施形態では、作用点Eを本固定部100(E−E線)寄りとなるように配置しており、本固定部100がフレーム35の変形を抑制し、定着ベルト32と加圧ロール34のX方向の変位が抑制されている。
なお、Z方向においても、定着装置30を装置本体10Aに装着した場合の作用点の位置が左仮固定部300A(B−B線)よりも本固定部100(A−A線)寄りとなるように配置するとよい。定着装置30を装置本体10Aに装着した場合に定着装置30のX方向への変位が抑制される。
以上、各作用点の位置が左仮固定部300A(F−F線、B−B線)よりも本固定部100(E−E線、A−A線)寄りとなるように配置することにより、以下の効果が得られた。すなわち、入力ギア70と出力ギア170Aとの軸間の変化が抑制され、作動ギア80と駆動ギア180Aとの軸間の変化が抑制され、及び定着ベルト32と加圧ロール34のX方向の変位が抑制された。これらの効果は、本固定部100に近づくほど強く発揮される。すなわち、作用点が本固定部100の延長線(E−E線、A−A線)上に位置するように配置するとよい。
なお、本固定部100と仮固定部300との間に作用点が位置する場合と同様に、各作用点(作用点A〜作用点D)の合力が左仮固定部300A(F−F線、B−B線)よりも本固定部100(E−E線、A−A線)寄りとなるように設計してもよい。この場合も、作用点Cについては、ニップ状態とニップ解除状態との切り替え時にしか作用しないので、作用点A、作用点B及び作用点Dの合力が左仮固定部300A(F−F線、B−B線)よりも本固定部100(E−E線、A−A線)寄りとなるように設計してもよい。
(4)第3規制部を設けた効果
本発明では、定着装置30の垂直方向(Y方向)を規制する第3規制部の例として、突起部320及び固定穴132、並びに先端部321及び挟み込み部133が設けられている。定着装置30の突起部320が装置本体10Aの固定穴132に挿入されることにより、また、定着装置30の先端部321が装置本体10Aの挟み込み部133に挟まれることにより、定着装置30は、Y方向への移動が規制される。そして、仮固定部300及び本固定部100によりX方向の移動が規制されるので、本実施形態によれば、装置本体10Aに対する定着装置30の位置が定まる。なお、本実施形態では、Z方向に対しては外から力を受けることはない。そのため、Z方向の位置決め精度については、X方向及びY方向程の精度を要求されない。
(5)本固定部の移動軸に平坦面と円筒面を設けた効果
本実施形態では、本固定部100の移動軸102に円筒面102Aと平坦面102Bが設けられている。そして、この移動軸102を軸方向(Z方向)に移動するように、詳しくは、移動軸102は支持部103から突出又は収納が可能に形成されている。そして、操作部101を固定状態に操作した場合、円筒面102Aは受け部310に接触し、操作部101を解除状態に操作した場合、平坦面102Bと受け部310との間には隙間が生じるように形成されている。
本実施形態によれば、定着装置30を装置本体10Aに仮固定した場合に、平坦面102Bと定着装置30(受け部310)とが接触しないようにすることにより、本固定部100による固定に際し、移動軸102を軸方向(Z方向)に操作することができる。ここで、作業者が、移動軸102を軸方向(Z方向)にする場合は、定着装置30を装置本体10Aに押しつけるほどの大きな操作力は必要とされない。また、円筒面102Aを受け部310に押し付ける場合は、操作部101を操作して固定状態にすれば足りる。したがって、定着装置30を装置本体10Aに押しつけるような大きな操作力は必要とされない。なお、操作部101が長いほど、定着装置30を本固定する場合の操作力が軽減される。また、移動軸102の外径が大きい程、本固定時の本固定部100による、定着装置30の押圧力は高くなる。
以上、作業者は、片手により本固定を行うことができる。
<補足>
本実施形態では、定着装置30の長手方向(Z方向)の片側のみに本固定部100を形成したが、これに限らず、両側に形成してもよい。また、本実施形態では、仮固定部300の突出部304の突出方向、及び本固定部100の移動軸102の突出方向はZ方向を向いているが、これに限らない。装置本体10Aに対して定着装置30を固定可能であれば、例えば、突出部304や移動軸102がY方向に突出するように形成してもよい。
なお、本実施形態では、装置本体10Aに本固定部100及び立設部120が設けられ、定着装置30にそれぞれに対応する受け部310及び仮固定部300が設けられていたが、これに限らない。例えば、装置本体10Aに本固定部100及び仮固定部300が設けられ、定着装置30にそれぞれに対応する受け部310及び立設部120が設けられる場合がある。また例えば、装置本体10Aに受け部310及び立設部120が設けられ、定着装置30にそれぞれに対応する本固定部100及び仮固定部300が設けられる場合がある。また例えば、装置本体10Aに仮固定部300及び受け部310が設けられ、定着装置30にそれぞれに対応する本固定部100及び立設部120が設けられる場合がある。
本実施形態の移動軸102には平坦面102Bを設けたがこれに限らず、移動軸102を軸方向(Z方向)に操作することができれば、曲面や凹凸面であってもよい。また、本実施形態の移動軸102は、断面D字状のピンであるがこれに限らず、中心軸から外周面までの距離が変化するカムであってもよい。
本発明は、定着装置30に限らず、装置本体10Aに装着されるユニットであって、装着時にばね等によって位置決めされるものや、可動時に外部から動力が入力されるものであれば適用可能である。例えば、現像器ユニットや感光体ユニットにも適用可能である。
10 画像形成装置
10A 装置本体
14 画像形成部
30 定着装置(装着体の一例)
60 配線接続部(接続部の一例)
70 入力ギア(入力部の一例)
80 作動ギア(入力部の一例)
100 本固定部(第2規制部の一例)
102 移動軸(軸部の一例)
120 立設部(第1規制部の一例)
132 固定穴(第3規制部の一例)
133 挟み込み部(第3規制部の一例)
200 電磁誘導加熱装置(押し付け部材の一例)
300 仮固定部(第1規制部の一例)
310 受け部(第2規制部の一例)
320 突起部(第3規制部の一例)
321 先端部(第3規制部の一例)
G トナー像
N ニップ部
P 用紙

Claims (9)

  1. 装置本体に対して装着可能な装着体と、
    前記装着体の装着方向の先端側に設けられ、前記装置本体とを接続する接続部と、
    前記装着体の前記装着方向の移動を後方側から規制する第1規制部と、
    前記装着方向の直交方向において前記第1規制部よりも前記接続部に近い位置に設けられ、前記装着体の移動を規制する第2規制部と、を有する装着体の装着構造。
  2. 前記装着体の前記直交方向における前記第1規制部側に、前記装着体の前記直交方向の移動を規制する第3規制部を備えた請求項1記載の装着体の装着構造。
  3. 前記第2規制部は、前記装置本体から前記装着体に向けて突出可能な軸部を備え、
    前記軸部は、
    回転前に前記装着体に接触しない面と、
    回転後に前記装着体を押圧する円筒面と、を有する請求項1又は2記載の装着体の装着構造。
  4. 前記直交方向において、前記接続部は前記第1規制部と前記第2規制部との間に設けられた請求項1〜3の何れか1項に記載の装着体の装着構造。
  5. 前記接続部は前記第2規制部に対する前記装着方向の延長線上に設けられた請求項1〜4の何れか1項に記載の装着体の装着構造。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載の装着体の装着構造において、
    前記装着体は定着装置であり、
    前記接続部は前記装置本体と前記定着装置とを電気的に接続する画像形成装置。
  7. 前記定着装置において、前記定着装置への動力が入力される入力部を備え、
    前記直交方向において、前記入力部は前記第1規制部と前記第2規制部との間に設けられた請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記定着装置において、前記定着装置への動力が入力される入力部を備え、
    前記入力部は前記第2規制部に対する前記装着方向の延長線上に設けられた請求項6又は7に記載の画像形成装置。
  9. 前記定着装置を前記装置本体から装着方向と反対の方向に押し付けるための押し付け部材と、
    前記定着装置において、前記定着装置への動力が入力される入力部と、を備え、
    前記直交方向において、前記接続部による反力、前記押し付け部材の押圧力及び前記入力部が受ける反力を合わせた合力が、前記第1規制部と前記第2規制部との間に作用する請求項6〜8の何れか1項に記載の画像形成装置。
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