JP6701871B2 - 定着装置 - Google Patents

Description

本明細書に開示される技術は、定着装置に関する。

例えばプリンタや複写機に設けられる定着装置として、複数の長尺状のヒータを備えるものが知られている。具体的には、長尺状の第１ヒータと、第１ヒータの長手方向に沿って配置される長尺状の第２ヒータと、第１固定面と第２固定面とを有するフレーム部材と、第１端子部材と、第２端子部材とを備える定着装置が知られている（例えば特許文献１参照）。第１端子部材は、第１ヒータの上記長手方向の一方側の端部が固定されており、第１ヒータと導通する第１導通部と、フレーム部材の第１固定面に固定されている第１固定部とを有する。第２端子部材は、第２ヒータの上記長手方向の一方側の端部が固定されており、第２ヒータと導通する第２導通部と、フレーム部材の第２固定面に固定されている第２固定部とを有する。

特開２００６−１８４７１９号公報

このように第１ヒータおよび第２ヒータを備える定着装置では、上記長手方向から見たときに、第１ヒータと第２ヒータとが並ぶヒータ並び方向と、第１端子部材の固定部と第２端子部材の固定部とが並ぶ固定部並び方向と、が互いに平行になっている。そのため、ヒータ同士の位置関係と固定部同士の位置関係との一方が他方に依存してしまい、設計の自由度、例えば各ヒータのレイアウトの自由度、各固定部のレイアウトの自由度が低くなる問題が生じる。

本明細書では、第１ヒータおよび第２ヒータを備える定着装置において、設計の自由度を向上させることが可能な技術を開示する。

本明細書に開示される技術は、以下の形態として実現することが可能である。

本明細書に開示される定着装置は、長尺状の第１ヒータと、長尺状の第２ヒータと、第１固定面と第２固定面とを有するフレーム部材と、前記第１ヒータの長手方向の一方側の端部が固定されており、前記第１ヒータと導通する第１導通部と、前記第１固定面に固定されている第１固定部とを有する板状の第１端子部材と、前記第２ヒータの前記長手方向の前記一方側の端部が固定されており、前記第２ヒータと導通する第２導通部と、前記第２固定面に固定されている第２固定部とを有する板状の第２端子部材と、を備え、前記長手方向から見たときに、前記第１ヒータと前記第２ヒータとが並ぶヒータ並び方向が、前記第１固定部と前記第２固定部とが並ぶ固定部並び方向に対して傾斜している。

本定着装置では、第１ヒータの長手方向から見たときに、第１ヒータと第２ヒータとが並ぶヒータ並び方向が、第１固定部と第２固定部とが並ぶ固定部並び方向に対して傾斜している。そのため、ヒータ並び方向と固定部並び方向とが平行である場合に比べて、設計の自由度を向上させることができる。

一実施形態のプリンタ１０の全体構成を示す概略図 一実施形態における上カバー９００と、第１ヒータ７２０と、第２ヒータ７３０とを下側から見た下面図 一実施形態における上カバー９００と、第１左側端子部材７４０と、第２左側端子部材７５０との左側端部の斜視図 一実施形態における上カバー９００と、第１ヒータ７２０と、第２ヒータ７３０と、第１左側端子部材７４０と、第２左側端子部材７５０との左側面図 他の実施形態における上カバー９００と、第１ヒータ７２０と、第２ヒータ７３０と、第１左側端子部材７４０と、第２左側端子部材７５０との左側面図

一実施形態のプリンタ１０について説明する。図１は、プリンタ１０の全体構成を示す概略図である。図１には、方向を特定するための互いに直交するＸＹＺ軸が示されている。本明細書では、便宜的に、Ｚ軸正方向を上側といい、Ｚ軸負方向を下側といい、Ｘ軸正方向を前側といい、Ｘ軸負方向を後ろ側といい、Ｙ軸正方向を右側といい、Ｙ軸負方向を左側というものとする。図２以降についても同様である。

プリンタ１０は、１色（例えばブラック）のトナー（現像剤）を用いて、例えば記録用紙やＯＨＰシート等のシートＷに画像を形成する電子写真式のプリンタである。

図１に示すように、プリンタ１０は、筐体１００と、シート供給部２００と、画像形成部４００とを備える。筐体１００は、シート供給部２００と画像形成部４００とを収容する。また、筐体１００の上面には、排出口１１０と、排出トレイ１２０とが形成されており、筐体１００内の排出口１１０付近に排出ローラ１３０が設けられている。

シート供給部２００は、トレイ２１０と、ピックアップローラ２２０とを備える。トレイ２１０は、シートＷを収容する収容体である。ピックアップローラ２２０は、トレイ２１０に収容されたシートＷをトレイ２１０から１枚ずつ取り出して、画像形成部４００に向けて搬送する。

画像形成部４００は、露光部５００と、プロセス部６００と、定着装置７００とを備える。露光部５００は、レーザ光Ｌ（光ビーム）を、プロセス部６００に備えられた感光体６１０に照射する。

プロセス部６００は、感光体６１０と、帯電部６２０と、現像部６３０と、転写ローラ６４０とを備える。帯電部６２０は、感光体６１０の表面を一様に帯電させる。帯電部６２０により帯電された感光体６１０の表面に、露光部５００からのレーザ光Ｌが照射されると、感光体６１０の表面に静電潜像が形成される。現像部６３０によって感光体６１０の表面にトナーが供給されると、感光体６１０の表面に形成された静電潜像が現像されてトナー像が形成される。感光体６１０の表面に形成されたトナー像は、転写ローラ６４０によって、感光体６１０と転写ローラ６４０との間の位置を通過するシートＷ上に転写される。

定着装置７００は、プロセス部６００を通過したシートＷを加熱し、シートＷに転写されたトナー像をシートＷに定着させる。これにより、シートＷに画像が形成される。定着装置７００の詳細な構成について後述する。排出ローラ１３０は、定着装置７００を通過したシートＷを、排出口１１０を介して排出トレイ１２０へと排出する。以下、シート供給部２００から排出ローラ１３０に至るまでのシートＷの搬送経路を、搬送経路Ｒ１と呼ぶ。

次に、定着装置７００について説明する。図１に示すように、定着装置７００は、加熱ローラ７１０と、加熱ローラ７１０に収容されている第１ヒータ７２０および第２ヒータ７３０と、加熱ローラ７１０の上側（Ｚ軸正方向）を覆う上カバー９００と、加熱ローラ７１０の下側（Ｚ軸負方向）に配置されている加圧ローラ７８０と、加圧ローラ７８０の下側を覆う下カバー８００とを備える。

図２は、定着装置７００の内、上カバー９００と、第１ヒータ７２０と、第２ヒータ７３０とを下側（Ｚ軸負方向）から見た下面図である。定着装置７００は、さらに、上カバー９００の左側（Ｙ軸負方向）に配置された第１左側端子部材７４０および第２左側端子部材７５０と、上カバー９００の右側（Ｙ軸正方向）に配置された第１右側端子部材７６０および第２右側端子部材７７０とを備える。図３は、上カバー９００と、第１左側端子部材７４０と、第２左側端子部材７５０との左側端部の斜視図であり、図４は、上カバー９００と、第１ヒータ７２０と、第２ヒータ７３０と、第１左側端子部材７４０と、第２左側端子部材７５０との左側面図である。第１左側端子部材７４０は、第１端子部材の一例であり、第２左側端子部材７５０は、第２端子部材の一例である。

図２、３に示すように、加熱ローラ７１０は、円筒状の部材であり、加熱ローラ７１０の長手方向が左右方向（Ｙ軸方向）に沿っている。なお、本明細書において、「（対象方向）に沿って」とは、対象方向に対して略平行であることを意味しており、詳細には、対象方向に対して完全に平行である場合に限らず、対象方向との角度差が１０°以内である場合を含む。加熱ローラ７１０は、左右方向に略平行な回転軸周りに回転可能に設けられている。

加熱ローラ７１０の左端部には、第１ギア７１２が取り付けられている。第１ギア７１２は、上カバー９００の左端面９０３よりも左側（Ｙ軸負方向）に配置されている。第１ギア７１２は、円筒状をしており、後述する従動ギア９９０と噛み合っている。また、第１ギア７１２は、筐体１００に設けられた第２ギア１４４と噛み合い、第２ギア１４４から駆動力が伝達される。これにより、加熱ローラ７１０および従動ギア９９０が回転する。

第１ヒータ７２０と第２ヒータ７３０とは、長尺状の発熱部材であり、具体的にはハロゲンヒータである。第１ヒータ７２０は、第１ヒータ７２０の長手方向が左右方向（Ｙ軸方向）に沿っている。第２ヒータ７３０は、第１ヒータ７２０の後ろ側（Ｘ軸負方向）に配置されており、第２ヒータ７３０の長手方向が第１ヒータ７２０の長手方向に沿っている。つまり、第１ヒータ７２０と第２ヒータ７３０とは、前後方向（Ｘ軸方向）に並んで配置されている。以下、前後方向を「ヒータ並び方向」ということがある。ここで、「ヒータ並び方向」は、具体的には、第１ヒータ７２０の長手方向から見たときに、第１ガラス管７２１の中心軸線と第２ガラス管７３１の中心軸線とが並ぶ方向を意味する（図４ Ｌ１参照）。

図２に示すように、第１ヒータ７２０は、第１ガラス管７２１と、第１発熱体７２４と、第１左側リードピン７２２、第１右側リードピン７２３とを備えている。第１ガラス管７２１は、円筒状のガラス部材であり、第１ガラス管７２１の長手方向が左右方向に沿っている。第１発熱体７２４は、第１ガラス管７２１の内周側に、左右方向（Ｙ軸方向）に沿って配置されており、例えばフィラメントである。第１左側リードピン７２２は、第１ガラス管７２１の左端部から左側（Ｙ軸負方向）に突出しており、第１発熱体７２４と導通している。第１右側リードピン７２３は、第１ガラス管７２１の右端部から右側（Ｙ軸正方向）に突出しており、第１発熱体７２４と導通している。第１左側リードピン７２２は、第１リードピンの一例である。

第２ヒータ７３０は、第２ガラス管７３１と、第２発熱体７３４と、第２左側リードピン７３２と、第２右側リードピン７３３とを備えている。第２ガラス管７３１は、円筒状のガラス部材であり、第２ガラス管７３１の長手方向が左右方向に沿っている。第２発熱体７３４は、第２ガラス管７３１の内周側に、左右方向（Ｙ軸方向）に沿って配置されており、例えばフィラメントである。第２左側リードピン７３２は、第２ガラス管７３１の左端部から左側（Ｙ軸負方向）に突出しており、第２発熱体７３４と導通している。第１左側リードピン７２２と第２左側リードピン７３２とは、第１ヒータ７２０の長手方向から見たときに、前後方向（Ｙ軸方向）、つまり、ヒータ並び方向に並んで配置されている。第２右側リードピン７３３は、第２ガラス管７３１の右端部から右側（Ｙ軸正方向）に突出しており、第２発熱体７３４と導通している。第１右側リードピン７２３と第２右側リードピン７３３とは、第１ヒータ７２０の長手方向から見たときに、前後方向、つまり、ヒータ並び方向に並んで配置されている。第２左側リードピン７３２は、第２リードピンの一例である。

図１、２に示すように、上カバー９００は、加熱ローラ７１０に対して搬送経路Ｒ１と反対側に配置されている。上カバー９００は、柱状の部材であり、上カバー９００の長手方向が左右方向（Ｙ軸方向）に沿っている。上カバー９００の加圧ローラ７８０と対向する面９０１には、円弧状の溝９０２が形成されており、この溝９０２に加熱ローラ７１０の上端部が収容されている。上カバー９００は、フレーム部材の一例である。

図２〜４に示すように、上カバー９００の左端面９０３には、第１左側固定台９１０と、第２左側固定台９１４と、結合部９２０と、取付部９２４とが形成されている。第１左側固定台９１０および第２左側固定台９１４は、直方体状の部材であり、第１ギア７１２よりも左側（Ｙ軸負方向）に配置されている。第１左側固定台９１０は、第１ヒータ７２０の長手方向（Ｙ軸方向）から見たときに、第１左側リードピン７２２の下側（Ｚ軸負方向）であり、かつ、第２左側リードピン７３２の前側（Ｘ軸正方向）に配置されている。第１左側固定台９１０は、第１接続部９１１により上カバー９００の左端面９０３に接続されており、第１左側固定台９１０の下端面に第１固定面９１２が形成されている。第２左側固定台９１４は、第１ヒータ７２０の長手方向から見たときに、第２左側リードピン７３２の後ろ側（Ｘ軸負方向）に配置されている。第２左側固定台９１４は、第２接続部９１５により上カバー９００の左端面９０３に接続されており、第２左側固定台９１４の下端面に第２固定面９１６が形成されている。

第１左側固定台９１０と第２左側固定台９１４とは、前後方向（Ｘ軸方向）に間隔を空けて配置されており、上下方向に異なる位置に配置されている。具体的には、第１ヒータ７２０の長手方向（Ｙ軸方向）から見たときに、第２左側固定台９１４は、第１左側固定台９１０に対して下側斜め後ろ側に配置されている。

結合部９２０は、板状の部材であり、第１ヒータ７２０の長手方向（Ｙ軸方向）から見たときに、第１左側リードピン７２２および第２左側リードピン７３２に対して上側斜め後ろ側に配置されている。結合部９２０は、上カバー９００の左端面９０３から左側（Ｙ軸負方向）に突出しており、筐体１００に設けられた被結合部１４６にネジ等により固定される。取付部９２４は、板状の部材であり、第１ヒータ７２０の長手方向から見たときに、第１左側リードピン７２２および第２左側リードピン７３２に対して下側斜め後ろ側に配置されている。取付部９２４は、上カバー９００の面９０１から下側（Ｚ軸負方向）に突出しており、その左側の表面に従動ギア９９０が回転可能に取り付けられている。

また、図２に示すように、上カバー９００の右端面９０４には、第１右側固定台９３０と、第２右側固定台９３４とが形成されている。第１右側固定台９３０および第２右側固定台９３４は、直方体状の部材であり、上カバー９００の右端面９０４から右側（Ｙ軸正方向）に突出している。第１右側固定台９３０は、第１右側リードピン７２３の上側（Ｚ軸正方向）であり、かつ、第２右側リードピン７３３の前側（Ｘ軸正方向）に配置されている。第２右側固定台９３４は、第２右側リードピン７３３の上側であり、かつ、第１右側リードピン７２３の後ろ側（Ｘ軸負方向）に配置されている。第１右側固定台９３０と第２右側固定台９３４とは、前後方向（Ｘ軸方向）に間隔を空けて配置されている。

図１に示すように、加圧ローラ７８０は、搬送経路Ｒ１に対して加熱ローラ７１０とは反対側に、加熱ローラ７１０と接触するように配置されている。加圧ローラ７８０は、円筒状の部材であり、加圧ローラ７８０の長手方向が左右方向（Ｙ軸方向）に沿っている。加圧ローラ７８０は、左右方向に略平行な回転軸周りに回転可能に設けられている。加圧ローラ７８０は、加熱ローラ７１０に向けて押圧されており、これにより、加熱ローラ７１０と加圧ローラ７８０との間にニップ部が形成されている。

下カバー８００は、加圧ローラ７８０に対して加熱ローラ７１０と反対側に配置されている。下カバー８００は、柱状の部材であり、下カバー８００の長手方向が左右方向（Ｙ軸方向）に沿っている。下カバー８００の加圧ローラ７８０と対向する面８０１には、円弧状の溝８０２が形成されており、この溝８０２に加圧ローラ７８０の下端部が収容されている。

図３、４に示すように、第１左側端子部材７４０は、金属製の板状の部材であり、階段状に屈曲している。第１左側端子部材７４０は、第１ヒータ７２０の長手方向（Ｙ軸方向）から見たときに、ヒータ並び方向（Ｘ軸方向）に沿って配置されている第１板状部分７４１と、第１板状部分７４１の後端部から上側（Ｚ軸正方向）に屈曲して、上下方向に沿っている第１中継部分７４２と、第１中継部分７４２の上端部から後ろ側（Ｘ軸負方向）に屈曲して、前後方向（Ｘ軸方向）に沿っている第１先端部分７４３と、の３つの平板状部分を有する。

第１板状部分７４１は、第１左側固定台９１０の第１固定面９１２上に配置されている。第１板状部分７４１には貫通孔７４５が形成されており、第１板状部分７４１は、貫通孔７４５を下方向（Ｚ軸負方向）に貫通するネジ７２６により、第１左側固定台９１０の第１固定面９１２に固定されている。以下、第１板状部分７４１が第１固定面９１２に固定されている部分を、第１固定部７４６と呼ぶ。ここで、「第１固定部７４６」は、具体的には、第１板状部分７４１が第１左側固定台９１０の第１固定面９１２と接触する第１板状部分７４１の上面における貫通孔７４５の中心を意味する。第１板状部分７４１は、第１固定部７４６を含み、第１固定部７４６から第１固定面９１２に向かう方向は、上下方向と等しい。なお、図２、３には、ネジ止めされる前の第１左側端子部材７４０が示されており、図４では、ネジ止めされた後の第１左側端子部材７４０が示されている。第２左側端子部材７５０についても同様である。

第１板状部分７４１には、第１左側リードピン７２２が溶接されており、これにより、第１左側リードピン７２２と第１左側端子部材７４０とが導通している。第１左側リードピン７２２は、第１板状部分７４１の下側（Ｚ軸負方向）に配置されており、第１板状部分７４１の下側の表面に溶接されている。以下、第１板状部分７４１に第１左側リードピン７２２が固定されている部分を、第１導通部７４７と呼ぶ。ここで、「第１導通部７４７」は、具体的には、第１左側リードピン７２２と第１板状部分７４１とを溶接する溶接剤が、第１板状部分７４１と接触する位置の中心を意味する。第１板状部分７４１は、第１導通部７４７を含み、第１左側リードピン７２２から第１導通部７４７に向かう方向は、上下方向と等しい。

第１中継部分７４２は、第１左側固定台９１０の後ろ側（Ｘ軸負方向）の表面に沿って配置されている。第１中継部分７４２は、第１ヒータ７２０の長手方向（Ｙ軸方向）から見たときに、前後方向（Ｘ軸方向）において、第１左側リードピン７２２と第２左側リードピン７３２との間に配置されており、かつ、第１左側固定台９１０と第２左側固定台９１４との間に配置されている。第１中継部分７４２は、第４板状部分の一例である。

第１先端部分７４３は、第１左側固定台９１０の後ろ側（Ｘ軸負方向）に配置されており、図４に点線で示すように、第１コネクタ９９２に係合している。これにより、第１中継部分７４２と第１先端部分７４３とを介して、第１ヒータ７２０と第１コネクタ９９２とが電気的に接続され、第１コネクタ９９２から第１ヒータ７２０に電力が供給される。第１中継部分７４２と第１先端部分７４３とは、第１電気接続部分の一例である。

第２左側端子部材７５０は、金属製の板状の部材であり、鍵状に屈曲している。第２左側端子部材７５０は、第１ヒータ７２０の長手方向（Ｙ軸方向）から見たときに、ヒータ並び方向（Ｘ軸方向）に沿って配置されている第２板状部分７５１と、第２板状部分７５１の前端部から上側（Ｚ軸正方向）に屈曲して、上下方向に沿っている第３板状部分７５２と、第２板状部分７５１の後端部から上側に屈曲して、上下方向に沿っている第２中継部分７５３と、第２中継部分７５３の上端部から後ろ側（Ｘ軸負方向）に屈曲して、前後方向（Ｘ軸方向）に沿っている第２先端部分７５４と、の４つの平板状部分を有する。

第２板状部分７５１は、第２左側固定台９１４の第２固定面９１６上に配置されている。第２板状部分７５１には貫通孔７５５が形成されており、第２板状部分７５１は、貫通孔７５５を下方向（Ｚ軸負方向）に貫通するネジ７３６により、第２左側固定台９１４の第２固定面９１６に固定されている。以下、第２板状部分７５１が第２固定面９１６に固定されている部分を、第２固定部７５６と呼ぶ。ここで、「第２固定部７５６」は、具体的には、第２板状部分７５１が第２左側固定台９１４の第２固定面９１６と接触する第２板状部分７５１の上面における貫通孔７５５の中心を意味する。第２板状部分７５１は、第２固定部７５６を含み、第２固定部７５６から第２固定面９１６に向かう方向は、上下方向と等しい。

図４に示すように、第２固定部７５６は、上下方向において、第１固定部７４６と異なる位置に配置されている。具体的には、第１ヒータ７２０の長手方向（Ｙ軸方向）から見たときに、第２左側固定台９１４は、第１左側固定台９１０に対して下側斜め後ろ側に配置されている。そのため、第１ヒータ７２０の長手方向から見たときに、第１固定部７４６と第２固定部７５６とが並ぶ固定部並び方向（Ｌ２）は、ヒータ並び方向（Ｌ１）に対して傾斜している。ここで、「固定部並び方向」は、具体的には、第１ヒータ７２０の長手方向から見たときに、第１左側端子部材７４０の貫通孔７４５の中心と第２左側端子部材７５０の貫通孔７５５の中心とが並ぶ方向を意味しており、第１ヒータ７２０の長手方向から見たときに、第１左側固定台９１０の第１固定面９１２の中心と第２左側固定台９１４の第２固定面９１６の中心とが並ぶ方向でもある。

第２固定部７５６は、上下方向から見たときに、第１左側端子部材７４０の第１先端部分７４３の少なくとも一部と重なる位置に配置されている。また、上下方向において、第２固定部７５６は、第２固定面９１６に対して第１先端部分７４３とは反対側に配置されている。

第３板状部分７５２は、第１左側固定台９１０の前側（Ｘ軸正方向）の表面に沿って配置されており、第１左側リードピン７２２の後ろ側（Ｘ軸負方向）に配置されている。第３板状部分７５２には、第２左側リードピン７３２が溶接されており、これにより、第２左側リードピン７３２と第２左側端子部材７５０とが導通している。第２左側リードピン７３２は、第３板状部分７５２の前側に配置されており、第３板状部分７５２の前側の表面に溶接されている。つまり、第２左側リードピン７３２は、第３板状部分７５２に対して第１左側リードピン７２２と同じ側に配置されている。以下、第２板状部分７５１に第２左側リードピン７３２が固定されている部分を、第２導通部７５７と呼ぶ。ここで、「第２導通部７５７」は、具体的には、第２左側リードピン７３２と第２板状部分７５１とを溶接する溶接剤が第２板状部分７５１と接触する位置の中心を意味する。第３板状部分７５２は、第２導通部７５７を含み、第２左側リードピン７３２から第２導通部７５７に向かう方向は、前後方向（Ｘ軸方向）と等しい。第２導通部７５７は、上下方向（Ｚ軸正方向）において、第３板状部分の両端より内側に配置されている。

第２中継部分７５３は、第２左側固定台９１４の後ろ側（Ｘ軸負方向）の表面に沿って配置されている。第２中継部分７５３は、第１ヒータ７２０の長手方向（Ｙ軸方向）から見たときに、前後方向（Ｘ軸方向）において、第２左側固定台９１４に対して第２左側リードピン７３２と反対側に配置されている。第２中継部分７５３は、第５板状部分の一例である。

第２先端部分７５４は、第２左側固定台９１４の後ろ側（Ｘ軸負方向）に配置されており、図４に点線で示すように、第２コネクタ９９４に係合している。これにより、第２中継部分７５３と第２先端部分７５４とを介して、第２ヒータ７３０と第２コネクタ９９４とが電気的に接続され、第２コネクタ９９４から第２ヒータ７３０に電力が供給される。第２中継部分７５３と第２先端部分７５４とは、第２電気接続部分の一例である。

図２に示すように、第１右側端子部材７６０は、金属製の板状の部材であり、第１右側固定台９３０の下端面に固定されている。第１右側端子部材７６０には、第１右側リードピン７２３が溶接されており、これにより、第１右側リードピン７２３と第１右側端子部材７６０とが導通している。

第２右側端子部材７７０は、金属製の板状の部材であり、第２右側固定台９３４の下端面に固定されている。第２右側端子部材７７０には、第２右側リードピン７３３が溶接されており、これにより、第２右側リードピン７３３と第２右側端子部材７７０とが導通している。

定着装置７００は、筐体１００に対して着脱可能に設けられている。定着装置７００は、筐体１００に装着されるときに、第１ヒータ７２０の長手方向（Ｙ軸方向）から見たときに、筐体１００に対して下側斜め前側に移動され、第１接続部９１１の前端部が位置決め部材１４０に当接する。定着装置７００は、さらに、第１接続部９１１が位置決め部材１４０の傾斜面１４２に沿うように移動されて、筐体１００に対して位置決めされる。これにより、第１ギア７１２が第２ギア１４４と噛み合う。結合部９２０が被結合部１４６に対してねじ等により固定されることにより、定着装置７００が筐体１００に対して固定される。

本実施形態では、第１ヒータ７２０の長手方向から見たときに、第１固定部７４６と第２固定部７５６とが並ぶ固定部並び方向（図４ Ｌ２参照）が、ヒータ並び方向（Ｘ軸方向 図４ Ｌ１参照））に対して傾斜している。そのため、固定部並び方向とヒータ並び方向とが平行である場合に比べて、設計の自由度を向上させることができる。

固定部並び方向とヒータ並び方向とが平行であると、ヒータ同士の位置関係と固定部同士の位置関係との一方が他方に依存してしまう。これにより、例えば、各ヒータのレイアウトが自由に設定できないと、各ヒータによる加熱領域を自由に設定できないために、定着装置の加熱性能が制限されてしまう問題が生じる。また、各固定部のレイアウトが自由に設定できないと、定着装置を小型化することが難しくなる問題が生じる。本実施形態では、固定部並び方向が、ヒータ並び方向に対して傾斜しており、固定部並び方向とヒータ並び方向とが平行でないため、上記の問題が生じることを抑制することができる。

具体的には、第１左側端子部材７４０では、第１導通部７４７と第１固定部７４６とを、ヒータ並び方向（Ｘ軸方向）に沿っている第１板状部分７４１に配置する。一方、第２左側端子部材７５０では、第２固定部７５６を、ヒータ並び方向に沿っている第２板状部分７５１に配置するとともに、第２導通部７５７を、第２板状部分７５１から上側（Ｚ軸正方向）に屈曲して上下方向に沿っている第３板状部分７５２に配置する。これにより、第１ヒータ７２０の長手方向から見たときに、第１導通部７４７と第１固定部７４６とは、上下方向における位置が等しいのに対し、第２導通部７５７と第２固定部７５６とは、上下方向における位置が異なる。そのため、固定部並び方向をヒータ並び方向に対して傾斜させることができる。

本実施形態では、第１先端部分７４３が、第１左側固定台９１０の後ろ側（Ｘ軸負方向）に配置されており、前後方向（Ｘ軸方向）に沿っている。そのため、第１先端部分７４３が、第１左側固定台９１０の前側（Ｘ軸正方向）に配置されている場合に比べて定着装置７００を筐体１００に装着する際に、第１先端部分７４３と第２先端部分７５４とが、筐体１００内の他の部材と干渉するのを抑制することができる。

本実施形態では、上記構成を実現するために、上下方向において、第２左側固定台９１４が第１左側固定台９１０に対して下側（Ｚ軸負方向）に配置され、上記配置により生じた第２左側固定台９１４の上側（Ｚ軸正方向）の空間に、第１先端部分７４３が配置されている。すなわち、第１先端部分７４３は、上下方向において、第２固定面９１６に対して第２固定部７５６とは反対側に配置されている。このため、第１先端部分７４３が、第２固定面９１６に対して第２固定部７５６と同じ側に配置されている場合に比べて、第２固定部７５６を第２固定面９１６に固定する作業のための空間を確保することができる。また、第１ヒータ７２０の長手方向から見たときに、上下方向において、第１左側固定台９１０と第２左側固定台９１４と第１先端部分７４３とを密に配置することができる。

具体的には、第１中継部分７４２が、第１板状部分７４１の後端部から上側（Ｚ軸正方向）に屈曲して、上下方向に沿っている。そのため、第１中継部分７４２が第１板状部分７４１から屈曲しない場合に比べて、第１板状部分７４１と第２左側端子部材７５０との間の距離を近づけた構成とすることができる。

さらに、第１先端部分７４３が、第１中継部分の上端部から上側（Ｚ軸正方向）に屈曲して、前後方向（Ｘ軸方向）に沿っている。本実施形態では、上下方向から見たときに、第１先端部分７４３の少なくとも一部が第２固定部７５６と重なるように配置されている。このため、第１先端部分７４３が、第２固定部７５６と全く重なっていない場合に比べて、第１左側端子部材７４０と第２左側端子部材７５０との距離を近づけた構成とすることができる。これにより、図４に示すように、第１ヒータ７２０の長手方向から見たときに、第１左側端子部材７４０と、第２先端部分７５４を除く第２左側端子部材７５０とを、第１ギア７１２内に配置することができる。

本実施形態では、上下方向において第２左側固定台９１４が第１左側固定台９１０に対して下側（Ｚ軸負方向）に配置されることにより、第２板状部分７５１が第１板状部分７４１に対して下側に段差状に配置される一方、第２板状部分７５１から上側（Ｚ軸正方向）に屈曲して上下方向に沿っている第３板状部分７５２が設けられており、第３板状部分７５２に第２左側リードピン７３２が接続されている。そのため、第２板状部分７５１が第１板状部分７４１に対して上下方向に段差状に配置される場合でも、第１ヒータ７２０と第２ヒータ７３０とをヒータ並び方向（Ｘ軸方向）に配置することができる。

本実施形態では、さらに、第２左側リードピン７３２は、前後方向（Ｘ軸方向）において、第３板状部分７５２に対して、第１左側リードピン７２２と同じ側に配置されている。つまり、ヒータ並び方向において、第３板状部分７５２が、第１左側リードピン７２２と第２左側リードピン７３２との間に配置されていない。そのため、ヒータ並び方向において、第３板状部分７５２が、第１左側リードピン７２２と第２左側リードピン７３２との間に配置されている場合に比べて、第１ヒータ７２０と第２ヒータ７３０との距離を近づけることができ、定着装置７００を小型化することができる。また、第１左側端子部材７４０と第２左側端子部材７５０との距離を確保することができ、第１左側端子部材７４０と第２左側端子部材７５０との絶縁性を確保することができる。

本実施形態では、第２導通部７５７は、上下方向（Ｚ軸方向）において、第３板状部分７５２の両端より内側に配置されている。そのため、第２導通部７５７が、第３板状部分７５２の両端のいずれか一方に配置されている場合に比べて、第２左側リードピン７３２を第３板状部分７５２に安定して接続することができる。

本実施形態では、前後方向（Ｘ軸方向）において、第２板状部分７５１が、第３板状部分７５２と第２中継部分７５３とに囲まれているので、これらに囲まれていない場合に比べて、第２左側端子部材７５０を安定して第２左側固定台９１４に固定することができる。

本明細書で開示される技術は、上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態に変形することができ、例えば次のような変形も可能である。

上記実施形態では、第１ヒータの第１リードピンが、第１端子部材に溶接により固定されている例を示したが、これに限定されず、例えば圧着等により固定されてもよい。第２ヒータの第２リードピンについても同様である。

上記実施形態では、第１端子部材が、第１固定面にねじにより固定されている例を示したが、これに限定されず、例えば第１固定面に差込口が設けられており、第１端子部材が第１固定面の差込口に差し込まれて固定されてもよい。第２端子部材についても同様である。

上記実施形態では、第２電気接続部分が第５板状部分を含む例を示したが、第５板状部分は必ずしも必要がない。例えば、第２電気接続部分が、第１ヒータから第２ヒータに向かう方向に沿っている第２先端部分のみを有していてもよい。

上記実施形態では、第１固定面と第２固定面とが、共通のフレーム部材に形成されている例を示したが、これに限定されず、第１固定面が形成されたフレーム部材と、第２固定面が形成されたフレーム部材とが、別々に設けられていてもよい。

上記実施形態では、第２板状部分７５１が第１板状部分７４１に対して上下方向に段差状に配置される例を示したが、これに限られない。図９は、他の実施形態における定着装置７００Ａの第１左側端子部材７４０と第２左側端子部材７５０との外観を示す側面図である。以下では、他の実施形態における定着装置７００Ａの構成の内、上述した一実施形態における定着装置７００の構成と同一の構成については、同一の符号を付すことによってその説明を適宜省略する。

図５に示すように、本実施形態の定着装置７００Ａでは、第２板状部分７５１が第１板状部分７４１に対して上下方向に等しい位置に配置される。つまり、第１固定部７４６と第２固定部７５６とが前後方向（Ｘ軸方向）に並んで配置されている。また、第１左側リードピン７２２が第１中継部分７４２に接続されている。第１左側リードピン７２２は、前後方向において、第１中継部分７４２に対して後ろ方向（Ｘ軸負方向）に配置されており、第１中継部分７４２の後ろ側の表面に接続されている。つまり、第１左側リードピン７２２は、第１中継部分７４２に対して第２左側リードピン７３２と同じ側に配置されている。なお、第１ヒータ７２０と第２ヒータ７３０とは、前後方向に並んで配置されており、ヒータ並び方向は、Ｘ軸方向となる。

本実施形態の定着装置７００Ａでは、第１左側リードピン７２２は、ヒータ並び方向（Ｘ軸方向）において、第１中継部分７４２に対して、第２左側リードピン７３２と同じ側に配置されている。つまり、ヒータ並び方向において、第１中継部分７４２が、第１左側リードピン７２２と第２左側リードピン７３２との間に配置されていない。そのため、ヒータ並び方向において、第１中継部分７４２が、第１左側リードピン７２２と第２左側リードピン７３２との間に配置されている場合に比べて、第１ヒータ７２０と第２ヒータ７３０との距離を近づけることができ、定着装置７００を小型化することができる。また、第１左側端子部材７４０と第２左側端子部材７５０との距離を確保することができ、第１左側端子部材７４０と第２左側端子部材７５０との絶縁性を確保することができる。

上記実施形態のプリンタ１０の構成は、あくまで一例であり、種々変形可能である。上記実施形態では、プリンタ１０は、１色（ブラック）のトナーを用いて印刷を行うとしているが、印刷に用いられるトナー色の種類や色数はこれに限られない。

また、画像形成装置は、プリンタ単体に限らず、複写機、ファクシミリ装置や複合機でもよい。これらの複写機等にも本発明を適用することができる。

また、上記実施形態では、定着装置のヒータとして、ハロゲンヒータを例示したが、これに限定されず、例えば、赤外線ヒータやカーボンヒータなどでもよい。

７００：定着装置 ７２０：第１ヒータ ７３０：第２ヒータ ７４０：第１左側端子部材 ７４１：第１板状部分 ７４２：第１中継部分 ７４３：第１先端部分 ７４５：貫通孔 ７４６：第１固定部 ７４７：第１導通部 ７５０：第２左側端子部材 ７５１：第２板状部分 ７５２：第３板状部分 ７５３：第２中継部分 ７５４：第２先端部分 ７５５：貫通孔 ７５６：第２固定部 ７５７：第２導通部 ９００：上カバー ９１０：第１左側固定台 ９１１：第１接続部 ９１２：第１固定面 ９１４：第２左側固定台 ９１５：第２接続部 ９１６：第２固定面

Claims (10)

1. 長尺状の第１ヒータと、
   長尺状の第２ヒータと、
   第１固定面と第２固定面とを有するフレーム部材と、
   前記第１ヒータの長手方向の一方側の端部が固定されており、前記第１ヒータと導通する第１導通部と、前記第１固定面に固定されている第１固定部とを有する板状の第１端子部材と、
   前記第２ヒータの前記長手方向の前記一方側の端部が固定されており、前記第２ヒータと導通する第２導通部と、前記第２固定面に固定されている第２固定部とを有する板状の第２端子部材と、を備え、
   前記長手方向から見たときに、前記第１ヒータと前記第２ヒータとが並ぶヒータ並び方向が、前記第１固定部と前記第２固定部とが並ぶ固定部並び方向に対して傾斜しており、
   前記第２端子部材は、
   前記第２固定部を含む板状の第２板状部分と、
   前記第２固定部から屈曲し、前記第２導通部を含む板状の第３板状部分と、を有している、定着装置。
2. 長尺状の第１ガラス管と、前記第１ガラス管の内部に配置される第１発熱体と、前記第１ガラス管の長手方向の一方側の端部から突出し、前記第１発熱体と導通する第１リードピンと、を有する第１ヒータと、
   長尺状の第２ガラス管と、前記第２ガラス管の内部に配置される第２発熱体と、前記第２ガラス管の前記長手方向の一方側の端部から突出し、前記第２発熱体と導通する第２リードピンと、を有する第２ヒータと、
   第１固定面と第２固定面とを有するフレーム部材と、
   前記第１リードピンが固定されており、前記第１リードピンと導通する第１導通部と、前記第１固定面に固定されている第１固定部とを有する板状の第１端子部材と、
   前記第２リードピンが固定されており、前記第２リードピンと導通する第２導通部と、前記第２固定面に固定されている第２固定部とを有する板状の第２端子部材と、を備え、
   前記長手方向から見たときに、前記第１ヒータと前記第２ヒータとが並ぶヒータ並び方向が、前記第１固定部と前記第２固定部とが並ぶ固定部並び方向に対して傾斜しており、
   前記第２端子部材は、
   前記第２固定部を含む板状の第２板状部分と、
   前記第２固定部から屈曲し、前記第２導通部を含む板状の第３板状部分と、を有している、定着装置。
3. 請求項１または請求項２に記載の定着装置であって、
   前記第１端子部材は、前記第１導通部と前記第１固定部とを含む第１板状部分を有し、
   前記第２板状部分は、前記長手方向から見たときに前記ヒータ並び方向に直交する方向において、前記第１ヒータの前記端部に対して前記第１導通部とは反対側に配置されており、
   前記第３板状部分は、前記第２ヒータから前記第１ヒータに向かう方向における前記第２板状部分の端部から屈曲して前記第１ヒータの前記端部から前記第１導通部に向かう方向を向いている、定着装置。
4. 請求項３に記載の定着装置であって、
   前記第２ヒータの前記端部は、前記ヒータ並び方向において、前記第３板状部分に対して、前記第１ヒータの前記端部と同じ側に配置されている、定着装置。
5. 請求項４に記載の定着装置であって、
   前記第２導通部は、前記第１ヒータの前記端部から前記第１導通部に向かう方向において、前記第３板状部分の両端より内側に配置されている、定着装置。
6. 請求項３から請求項５までのいずれか一項に記載の定着装置であって、
   前記第１端子部材は、さらに、前記第１ヒータに給電するための第１コネクタに係合し、前記第１ヒータと前記第１コネクタとを接続する第１電気接続部分を有しており、
   前記第１電気接続部分は、前記第１ヒータから前記第２ヒータに向かう方向における前記第１板状部分の端部から屈曲して前記第１ヒータの前記端部から前記第１導通部に向かう方向に沿っている板状の第４板状部分を含む、定着装置。
7. 請求項６に記載の定着装置であって、
   前記第１電気接続部分は、さらに、前記第４板状部分の前記第１ヒータの前記端部から前記第１導通部に向かう方向における端部から屈曲して前記第１ヒータから前記第２ヒータに向かう方向を向いている板状である第１先端部分を含み、
   前記第２固定部から前記第２固定面に向かう方向から見たときに、前記第１先端部分の少なくとも一部が前記第２固定部と重なっている、定着装置。
8. 請求項７に記載の定着装置であって、
   前記第２固定部から前記第２固定面に向かう方向において、前記第１先端部分は、前記第２固定面に対して前記第２固定部とは反対側に配置されている、定着装置。
9. 請求項６から請求項８までのいずれか一項に記載の定着装置であって、
   前記第２端子部材は、さらに、前記第２ヒータに給電するための第２コネクタに係合し、前記第２ヒータと前記第２コネクタとを接続する第２電気接続部分を有しており、
   前記第２電気接続部分は、前記第１ヒータから前記第２ヒータに向かう方向における前記第２板状部分の端部から屈曲して前記第１ヒータの前記端部から前記第１導通部に向かう方向を向いている板状である第５板状部分を含む、定着装置。
10. 長尺状の第１ヒータと、
    長尺状の第２ヒータと、
    第１固定面と第２固定面とを有するフレーム部材と、
    前記第１ヒータの長手方向の一方側の端部が固定されており、前記第１ヒータと導通する第１導通部と、前記第１固定面に固定されている第１固定部とを有する板状の第１端子部材と、
    前記第２ヒータの前記長手方向の前記一方側の端部が固定されており、前記第２ヒータと導通する第２導通部と、前記第２固定面に固定されている第２固定部とを有する板状の第２端子部材と、を備え、
    前記第２端子部材は、
    前記長手方向から見たときに前記第１ヒータと前記第２ヒータとが並ぶヒータ並び方向に沿っている板状であり、前記第２固定部を含む第２板状部分と、
    前記第２ヒータから前記第１ヒータに向かう方向における前記第２板状部分の端部から屈曲して前記第２固定部から前記第２固定面に向かう方向に沿っている板状であり、前記第２導通部を含む第３板状部分と、を有しており、
    前記第２ヒータの前記端部は、前記ヒータ並び方向において、前記第３板状部分に対して、前記第１ヒータの前記端部と同じ側に配置されている、定着装置。

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