JP2018035912A - ボールねじ装置、及びボールねじ装置を備えたステアリング装置 - Google Patents

ボールねじ装置、及びボールねじ装置を備えたステアリング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ボールねじ軸とボールナットとの間において、リテーナの位置が径方向において変動しても、デフレクタと当接しない、小型のボールねじ装置、及びボールねじ装置を備えたステアリング装置を提供する。
【解決手段】、ボールねじ装置40は、ボールねじ軸21と、ボールナット42と、デフレクタ43と、転動ボール44と、リテーナ45と、を備える。デフレクタ43は、転動ボール44を螺旋軌道47aから連結通路43bに誘導し、ボールナット42の内周面42aから突出する誘導舌部43aを備える。リテーナ45がボールねじ軸21及びボールナット42と同軸に配置された状態において、リテーナ45と誘導舌部43aとの間の第一隙間Dの大きさは、リテーナ45とボールナット42との間の第二隙間E1の大きさよりも大きい、又はリテーナ45とボールねじ軸21との間の第三隙間Fの大きさよりも大きい。
【選択図】図8

Description

本発明は、ボールねじ装置、及びボールねじ装置を備えたステアリング装置に関する。
従来、特許文献1に記載されるような、ボールねじ軸とボールナットとの間に、リテーナを有するボールねじ装置が知られている。このボールねじ装置では、リテーナが、ボールねじ軸及びボールナットに対して周方向に相対回転可能に構成される。また、リテーナは、円筒部の周方向に転動ボールを転動可能に保持し、長孔に形成される複数のリテーナ溝を備える。これにより、リテーナは、ボールねじ軸とボールナットとの間で形成される螺旋軌道を隣接して転動する転動ボール同士が、リテーナ溝間の支柱によって相互に当接することなく転動することを可能にしている。
また、特許文献1のボールねじ装置は、螺旋軌道を転動する転動ボールを、ひとつながりの循環路の中で循環させるためのデフレクタを備える。具体的には、デフレクタは、ボールナットに設けられる。そして、デフレクタは、転動ボールを螺旋軌道から循環路内に誘導するための誘導舌部をボールナットの内周面に突出させた状態で備える。
特許第5120040号公報
従って、特許文献1のボールねじ装置では、ボールねじ軸とボールナットとの間におけるリテーナの径方向位置が、各部品の寸法精度に応じ、ばらついても、リテーナとデフレクタの誘導舌部との接触を防止するため、リテーナの外周面とデフレクタの誘導舌部との間の隙間を大きくとる必要があり、ボールねじ装置が大型化する虞がある。
本発明は、ボールねじ軸とボールナットとの間において、リテーナの位置が径方向において変動しても、デフレクタと当接しない、小型のボールねじ装置、及びボールねじ装置を備えたステアリング装置を提供することを目的とする。
(1.ボールねじ装置)
本発明に係るボールねじ装置は、外周面に外周ボール転動溝を螺旋状に形成したボールねじ軸と、内周面に内周ボール転動溝を螺旋状に形成し、前記外周ボール転動溝と前記内周ボール転動溝との間に螺旋軌道を形成するボールナットと、前記螺旋軌道の2箇所に接続して、当該2箇所を短絡する連結通路を備えると共に、前記螺旋軌道と前記連結通路とによりひとつながりの循環路を形成するデフレクタと、前記循環路内に整列して収容される複数の転動ボールと、前記ボールねじ軸と前記ボールナットとの間に配置されると共に、前記転動ボールを保持するリテーナ溝を有するリテーナと、を備える。
そして、前記デフレクタは、前記転動ボールを前記螺旋軌道から前記連結通路に誘導し、前記ボールナットの内周面から突出する誘導舌部を備える。前記リテーナが前記ボールねじ軸、及び前記ボールナットと同軸に配置された状態において、前記リテーナと前記誘導舌部との間の前記ボールねじ軸の径方向の第一隙間の大きさは、前記リテーナと前記ボールナットとの間の前記径方向の第二隙間の大きさよりも大きい、又は前記リテーナと前記ボールねじ軸との間の前記径方向の第三隙間の大きさよりも大きい。
第一隙間の大きさが第二隙間の大きさより大きい場合には、ボールねじ装置は、以下の効果を有する。リテーナの径方向位置が径方向外方にばらついた場合であっても、まず、リテーナとボールナットとが当接し、第二隙間が0となる。このとき、リテーナと誘導舌部との間の径方向における第一隙間は、0とはならず隙間を有した状態を維持する。このように、リテーナと誘導舌部との間の隙間を大きくせずとも、リテーナが誘導舌部に接触することを防止できるので、小型のボールねじ装置が製作できる。
また、第一隙間の大きさが第三隙間の大きさよりも大きい場合には、ボールねじ装置は、以下の効果を有する。リテーナの径方向位置が径方向内方にばらついた場合であっても、まず、リテーナとボールねじ軸とが当接し、第三隙間が0となる。このとき、リテーナと誘導舌部との間の径方向における第一隙間は、0とはならず隙間を有した状態を維持する。このように、リテーナと誘導舌部との間の隙間を大きくせずとも、リテーナが誘導舌部に接触することを防止できるので、小型のボールねじ装置が製作できる。
(2.ステアリング装置)
ステアリング装置の発明は、上記ボールねじ装置を備える。これにより、小型のボールねじ装置を備えた小型のステアリング装置が得られる。
本発明に係る電動パワーステアリング装置の概略図である。 実施形態に係る図1の駆動力伝達機構の部分の拡大断面図である。 第一実施形態のボールねじ装置の構成を示す図である。 螺旋軌道及びデフレクタが形成する循環路の模式図である。 図3のデフレクタ部分の一部拡大図である。 リテーナの円筒部の径方向断面図である。 リテーナと転動ボールとの当接状態を示す図である。 第一実施形態に係る、図3のG部におけるボールナット及びリテーナの断面模式図である。 第二実施形態に係る、図8に対応する部分のボールナット及びリテーナの断面模式図である。 第三実施形態に係る、図8に対応する部分のボールナット、リテーナ及びボールねじ軸の断面模式図である。
<1.第一実施形態>
(1−1.概要)
以下、本発明のステアリング装置の第一実施形態について図面を参照しつつ説明する。ステアリング装置の一例として、車両用の電動パワーステアリング装置について説明する。電動パワーステアリング装置は、モータMによる操舵補助力によって操舵力を補助するステアリング装置である。なお、ステアリング装置は、電動パワーステアリング装置の他に、4輪操舵装置、後輪操舵装置、ステアバイワイヤ装置などでもよい。
(1−2.電動パワーステアリング装置の構成)
図1に示すように、電動パワーステアリング装置S1(以降、ステアリング装置S1とのみ称す)は、操舵機構10、転舵機構20、駆動力伝達機構30、及びボールねじ装置40を備える。操舵機構10は、ステアリングホイール11、及びステアリングシャフト12を備える。ステアリングホイール11は、ステアリングシャフト12の端部に固定される。ステアリングシャフト12は、転舵輪26,26を転舵するためステアリングホイール11に加えられる操舵トルクを伝達する。
ステアリングシャフト12は、コラム軸13、中間軸14、及びピニオン軸15を連結して構成される。ピニオン軸15の入力側部分には、中間軸14の出力側部分が接続され、ピニオン軸15の出力側部分には、ピニオン歯15aが形成される。
転舵機構20は、ボールねじ軸21、及び略円筒状に形成されたハウジング22を有する。ボールねじ軸21は、軸線方向に沿って直線往復移動可能(摺動可能)にハウジング22に収容されて支承される。ボールねじ軸21は、ステアリングホイール11の操舵角度に応じて軸線方向に往復移動し、車両の転舵輪26,26を転舵させる。
以下の説明において、ボールねじ軸21の軸線方向に沿った方向を単に「H軸方向(図1参照)」とも称する。ハウジング22は、第一ハウジング22a、及び第一ハウジング22aのH軸方向他端側(図1中、左側)に固定された第二ハウジング22bを備える。第一ハウジング22aは、主にボールねじ軸21を収容する。第二ハウジング22bは、主に駆動力伝達機構30に係る装置を収容する。なお、以降において、図1における右側を一端側とし、左側を他端側として説明する。
ボールねじ軸21の外周面41aには、ラック歯21aが形成される。ラック歯21a及びピニオン歯15aは、互いに噛合されて、ラックアンドピニオン機構を構成する。また、ボールねじ軸21は、両端部にジョイント27,27を有する。ジョイント27,27の両端部には、タイロッド24,24が連結される。タイロッド24,24の先端は、転舵輪26,26が組み付けられた図示しないナックルに連結される。
これにより、ステアリングホイール11が操舵されると、その操舵トルクが、ステアリングシャフト12に伝達されピニオン軸15が回転される。ピニオン軸15の回転は、ピニオン歯15a及びラック歯21aによって、ボールねじ軸21の直線往復移動に変換される。このH軸方向に沿った移動がタイロッド24,24を介してナックル(図略)に伝達されることにより、転舵輪26,26が転舵され、車両の進行方向が変更される。
ハウジング22の両端には、ブーツ25,25の一端部が固定される。ブーツ25,25は、ジョイント27,27とタイロッド24,24とのジョイント部分を覆い、H軸方向に伸縮可能な筒状の蛇腹部を有する。ブーツ25,25の他端部はタイロッド24,24に固定される。
駆動力伝達機構30は、ステアリングホイール11の操舵によるトルクを検出し、検出したトルクの大きさに基づいて制御されるモータMを駆動源としてボールねじ装置40にモータMの回転駆動力を伝達する機構である。
ボールねじ装置40は、ベルト伝達機構35を介して伝達されたモータMの回転駆動力を、ボールねじ軸21の直線往復動の移動力に変換することで操舵機構10に操舵補助力を付与する機構である。
(1−3.駆動力伝達機構)
駆動力伝達機構30は、MCU(モータコントロールユニット)、及びベルト伝達機構35を備える。駆動力伝達機構30は、第二ハウジング22b、及び第三ハウジング31に収容される。
図1に示すように、駆動力伝達機構30では、制御部ECUとモータMを一体化したMCUが、ボールねじ軸21よりも下側(重力方向下方)に配置される。このように、本実施形態のステアリング装置S1は、所謂、ラックパラレル型の電動ステアリング装置として構成され、車両前方のエンジンルーム内(車室外)に配置される。ただし、これはあくまで一例であって、どのようなステアリング装置であってもよい。
制御部ECUは、ステアリングホイール11の操舵による操舵トルクを図略の操舵トルク検出装置から取得する。なお、図略の操舵トルク検出装置は、ピニオン軸15の中間部に設けられた図略のトーションバーの捩れ量からステアリングホイール11の操舵による操舵トルクを検出する。制御部ECUは、取得した操舵トルクの大きさに基づいて、操舵補助トルクを決定し、モータMの出力を制御する。
図2に示すように、ベルト伝達機構35は、駆動プーリ35a、従動プーリ35c及び歯付きベルト35bを備える。駆動プーリ35aは、モータMの出力シャフト32に装着される。出力シャフト32は、ボールねじ軸21の軸線と平行に配置される。従動プーリ35cは、ボールナット42の外周側にボールナット42と一体回転可能に配置される。
従動プーリ35cのH軸方向他端側(図2において左側)は、第二ハウジング22bの内周面に図略のボールベアリングを介して第二ハウジング22bと相対回転可能に支持される。歯付きベルト35bは、駆動プーリ35aと従動プーリ35cとに懸架される。ベルト伝達機構35は、駆動プーリ35aと従動プーリ35cとの間で、モータMが発生させる回転駆動力を、歯付きベルト35bを介して伝達する。
(1−4. ボールねじ装置40の構成)
図3に示すように、ボールねじ装置40は、ボールねじ軸21のボールねじ部41,ボールナット42,複数のデフレクタ43,複数の転動ボール44,リテーナ45、及び壁部材46を備える。ボールねじ部41は、ボールねじ部41の外周面41aに螺旋状に形成された外周ボール転動溝41a1を備える。
ボールナット42は、円筒状に形成され、ボールねじ部41の径方向外側に配置される。ボールナット42の内周面42aは、螺旋状に形成された内周ボール転動溝42a1を備える。外周ボール転動溝41a1と内周ボール転動溝42a1との間で螺旋軌道47が形成される(図4の模式図参照)。
本実施形態では、デフレクタ43は、複数巻きの螺旋軌道47のうち、例えば、一巻きの螺旋軌道47aにおいて、転動ボール44を循環させるための部材であり、ボールナット42の円周上に複数設けられる。図4の模式図に示すように、一個のデフレクタ43は、2箇所の誘導舌部43a、43aと、誘導舌部43a,43a間を連結する連結通路43bと、を備える。誘導舌部43a,43aは、一巻きの螺旋軌道47a(47)の両端に設けられる。つまり、誘導舌部43a,43aは一巻きの螺旋軌道47a(47)の両端の2箇所に接続して、当該2箇所を短絡する。これにより、デフレクタ43は、螺旋軌道47aとの間で、ひとつながりの循環路51を形成する。そして、複数の転動ボール44が、循環路51内に整列して収容される。
誘導舌部43a,43aは、螺旋軌道47aを転動する転動ボール44を、螺旋軌道47aからデフレクタ43の連結通路43bに誘導する。このため、誘導舌部43a,43aは、図5に示すように、ボールナット42の内周面42aに設けられ、ボールナット42の内周面42aから所定量h1だけ径方向内方に突出して形成される。つまり、螺旋軌道47aを転動する転動ボール44を、誘導舌部43a,43aによって受け止め連結通路43bに誘導するため、若干、ボールナット42の内周面42aより径方向下方に突出させている。
これにより、螺旋軌道47aを転動する転動ボール44は、螺旋軌道47aの一端において一方の誘導舌部43aに誘導され、隣接する外周ボール転動溝41a1を区分けするボールねじ部41のねじ山の外周面41aを乗り越える。その後、転動ボール44は、他方の誘導舌部43aから螺旋軌道47aの他端に排出され、再び螺旋軌道47aを転動する。このようにして、転動ボール44は、ひとつながりの循環路51を循環し続ける。
壁部材46は、ボールナット42の端面42bに取付けられる。壁部材46は、ボールナット42の端面42bと隙間を有して対向する端面46aを備える。このとき、端面42bと端面46aとの間の隙間の大きさは、後述するリテーナ45の鍔部45cが挿入可能な大きさである。
図3に示すように、リテーナ45は、薄肉円筒状の円筒部45aと、円筒部45aの外周面において径方向外方に突設する突部48,48と、円筒部45aの一端(図3においては左側)側の端面にボールナット42の端面42bと当接可能な鍔部45cを備える。円筒部45aは、ボールねじ軸21の外周面41aとボールナット42の内周面42aとの間に配置される。また、リテーナ45は、円筒部45aの円周上に、複数の転動ボール44を保持するための複数のリテーナ溝45dを備える。
複数のリテーナ溝45dは、図3に示すように、ボールねじ軸21の軸方向であるH軸方向に延在するよう長孔状で、且つ円筒部45aの円周上において等角度間隔(等ピッチ)で配置される。このとき、円筒部45aにおいて周方向に隣り合うリテーナ溝45dを周方向で隔離する隔離部45eは、その幅寸法が転動ボール44の直径寸法Bより十分に小さくなっている。これにより、リテーナ45の円筒部45aにボールねじ装置40の負荷容量を満たすに十分な数の転動ボール44を配列できる。
リテーナ溝45dは、ボールねじ軸21の外周ボール転動溝41a1、及びボールナット42の内周ボール転動溝42a1と直角をなすように、ボールねじ軸21の軸線(つまり、リテーナ45の軸線)に対して所定角度傾斜されている。換言すると、リテーナ溝45dは、外周ボール転動溝41a1、及び内周ボール転動溝42a1のリード角だけ傾斜され、各ボール転動溝41a1、42a1に対して直角に形成される。ただし、この態様には限らず、リテーナ溝45dは、ボールねじ軸21の軸線と平行になるよう形成されてもよい。
図6のリテーナ45の軸線に垂直な断面形状に示すように、リテーナ溝45dは、両側面が傾斜面で形成される。詳細には、両側面は、円筒部45aの径方向外方に向かうにつれて幅広となるようにそれぞれ所定角度θだけ傾斜した傾斜面45b、45fで形成される。すなわち、リテーナ溝45dの断面形状は、傾斜面45b、45fによってハの字形状となっている。また、図7に示すように、リテーナ溝45dの溝幅は、傾斜面45b、45fによって、円筒部45aの内周では転動ボール44の直径寸法Bより小さく、円筒部45aの外周では転動ボール44の直径寸法Bより大きくなるよう形成されている。つまり、円筒部45aの内周の溝幅を溝幅Aとし、円筒部45aの外周の溝幅を溝幅Cとすると、A<B<Cの関係を有する。
このように、リテーナ45は、リテーナ溝45dの傾斜面45b、45f(両側面)によって、リテーナ45の径方向外方への転動ボール44の移動を許容し且つリテーナ45の径方向内方への転動ボール44の移動を規制する。その結果、図7に示すように、下方に位置するリテーナ溝45dの傾斜面45b、45fが、ボールねじ軸21とボールナット42との間を転動する転動ボール44に当接することにより、リテーナ45の径方向(図4において下方向)移動が規制される。これにより、リテーナ45がボールねじ軸21の外周面41aもしくはボールナット42の内周面42aに接触するのを抑制する。
しかしながら、このように構成されたリテーナ45ではあるが、リテーナ溝45dの傾斜面45b、45fの各溝幅A,C、所定角度θ、及び転動ボール44の直径寸法B等はそれぞれ公差を有して製造される。このため、各寸法の組み合わせ次第では、円筒部45aの径方向位置が、径方向において設計計算上の中心位置、即ち、円筒部45aの軸線がボールねじ軸21の軸線及びボールナット42の軸線と同軸に配置された状態における径方向位置に対し、径方向外方、又は、径方向内方にばらつく場合がある。
このため、上記で説明したように、デフレクタ43の誘導舌部43a、43aが、ボールナット42の内周面42aから所定量h1だけ径方向内方に突出している場合、円筒部45aが、誘導舌部43a、43aに接触しない様にする必要がある。従って、通常、ボールナット42の内周面42aとリテーナ45の円筒部45aの外周面との間の隙間を所定量h1の分を考慮して大きくする必要がある。しかしながら、これではボールねじ装置が大型化してしまう。
そこで、このような状況に対し、本実施形態では、上述したように、リテーナ45が、突部48,48を備える。また、ボールナット42が、案内面49,49を備える。そして、図8に示すように、突部48,48は、円筒部45aの外周面で、且つH軸方向においてリテーナ溝45dの両端の外側で径方向外方に突設して形成される。また、突部48は、円筒部45aの外周面全周に亘り連続して形成される。また、突部48,48は、径方向外方に、案内面49,49と当接可能な当接面48a,48aを備える。
また、図8に示すように、案内面49,49は、ボールナット42の内周面42aにおいて、突部48と径方向で対向する位置に形成される。案内面49,49は、ボールナット42とリテーナ45とが相対回転する際に突部48の当接面48aと当接して案内する面である。なお、本実施形態において、案内面49,49は、ボールナット42の内周面42aそのものである。ただし、この態様には限らず、案内面49,49は、内周面42aから径方向内方に突設して形成してもよい。
このとき、リテーナ45の軸線がボールねじ軸21の軸線及びボールナット42の軸線と同軸に配置された状態における、案内面49,49と突部48の当接面48a,48aとの間の径方向の隙間を第二隙間E1とする。また、リテーナ45の円筒部45aの軸線がボールねじ軸21の軸線及びボールナット42の軸線と同軸に配置された状態における、円筒部45aの外周面と、誘導舌部43a、43aとの径方向の隙間を第一隙間Dとする。そして、第一隙間Dの大きさが、第二隙間E1の大きさよりも大きくなるよう第二隙間E1が設定される(D>E1)。
これにより、例え、リテーナ45の円筒部45aの径方向位置がばらついて径方向外方に移動しても、まずリテーナ45の突部48,48の当接面48a,48aと、ボールナット42の案内面49,49と、が当接し、第二隙間E1が0になる。しかし、このとき、リテーナ45の円筒部45aの外周面と誘導舌部43a、43aとの間の径方向の第一隙間Dは、0にはならず、まだ隙間が維持された状態である。従って、リテーナ45が誘導舌部43a,43aに当接し、リテーナ45とボールナット42との間の相対回転を阻害する虞はない。
このように、リテーナ45の円筒部45aとボールナット42の内周面42aとの間の隙間を、ボールねじ装置が、デフレクタ43を有していない場合における円筒部45aと内周面42aとの間の隙間に対して大きくせずとも、リテーナ45の円筒部45aと、誘導舌部43a、43aとの間の接触を防止できる。よって、小型のボールねじ装置40を製作できるとともに、延いては、小型のステアリング装置S1を製作できる。
なお、上記においては、案内面49,49と突部48の当接面48a,48aとの間で形成される第二隙間E1には、潤滑剤としてのグリスが充填される。これにより、案内面49,49と当接面48a,48aとが当接し、相対回転される際には、摺動抵抗が小さいので、モータMの駆動回転力がムダに消費される虞が抑制される。ただし、この態様に限らず、第二隙間E1に、グリスに代わる潤滑剤を充填、又は塗布してもよい。あるいは、第二隙間E1に、グリス(潤滑剤)を充填、又は塗布しなくてもよい。これによっても相応の効果は期待できる。
<2.第二実施形態>
上記第一実施形態では、リテーナ45が、外周面に突部48,48を備え、ボールナット42が、突部48,48と径方向で対向する位置に案内面49,49を備えた。しかし、この態様には限らない。図9に示すように、第二実施形態として、ボールねじ装置140のボールナット142が、内周面42aに、径方向内方に突設する突部148,148を備えてもよい。突部148,148の形成位置は、第一実施形態において、案内面49,49が形成された位置でよい。
また、これに対し、突部148,148と径方向で対向し、ボールナット142とリテーナ145とが相対回転する際に突部148に当接して案内する案内面149,149が、リテーナ145の円筒部45aの外周面に形成されてもよい。このとき、案内面149,149は、円筒部45aの外周面そのものでよい。なお、上記以外は、第一実施形態と同様である。よって、同様部分については説明を省略する。
このとき、リテーナ145の円筒部45aの軸線がボールねじ軸21の軸線及びボールナット142の軸線と同軸に配置された状態における、案内面149,149と突部148の当接面148a,148aとの間の径方向の隙間を第二隙間E2とする。そして、上述した第一隙間Dの大きさが、第二隙間E2の大きさよりも大きくなるよう第二隙間E2が設定される。(D>E2)これにより、上記実施形態と同様の効果が得られる。
<3.第三実施形態>
さらに第一,第二実施形態の態様に限らず、図10に示すように、第三実施形態として、ボールねじ装置240のリテーナ245が、円筒部45aの径方向内方に突設する突部248,248を備えてもよい。このとき、突部248,248が形成される位置は、円筒部45aの内周面であり、軸線方向においては第一実施形態の突部48,48が形成された位置と同様の位置でよい。
また、これに対し、突部248,248と径方向で対向し、リテーナ245と、ボールねじ軸221とが相対回転する際に突部248,248に当接して案内する案内面249が、ボールねじ軸221の外周面41aに形成されてもよい。このとき、案内面249は、ボールねじ軸221のねじ山の外周面41aそのものでよい。なお、第三実施形態においては、リテーナ245に対し、ボールねじ軸221は、軸線方向へも相対移動する。このため、案内面249は固定された位置ではなく、ボールねじ装置240の作動時には、突部248,248に対向する全ての外周面41aが案内面249となる。なお、上記以外は、第一実施形態と同様である。よって、同様部分については説明を省略する。
このとき、リテーナ245の円筒部45aの軸線がボールねじ軸221の軸線及びボールナット242の軸線と同軸に配置された状態における、案内面249と突部248の当接面248a,248aとの間の径方向の隙間を第三隙間Fとする。そして、上述した第一隙間Dの大きさが、第三隙間Fの大きさよりも大きくなるよう第三隙間Fが設定される。これにより、上記実施形態と同様の効果が得られる。なお、第三実施形態においては、図10に示す案内面249と突部248の当接面248a,248aとが当接するときに、接近する第一隙間Dは、図10に示す第一隙間Dではなく、円筒部45aの周方向において図10に示す第一隙間Dに対し180度位相がずれた位置における第一隙間Dであるのは言うまでもない。
なお、上記実施形態では、突部48,148,248は、周方向に連続して形成されるものとして説明した。しかし、この態様には限らない。変形例として、突部48,148,248は、周方向に断続して形成されてもよい。これによっても相応の効果は得られる。
また、上記実施形態では、ステアリング装置は、ボールねじ軸21,221に対して、モータMの出力シャフト32が平行に配置される方式の装置として説明した。しかし、この態様には限らない。本発明を適用するステアリング装置は、ボールねじ軸21,221とモータMの出力シャフトとが同軸に配置される方式のステアリング装置であってもよい。これによっても上記実施形態と同様の効果が得られる。
<4.実施形態による効果>
上述の説明から明らかなように、上記実施形態によれば、ボールねじ装置40,140,240は、外周面に外周ボール転動溝41a1を螺旋状に形成したボールねじ軸21,221と、内周面42aに内周ボール転動溝42a1を螺旋状に形成し、外周ボール転動溝41a1と内周ボール転動溝42a1との間に螺旋軌道47を形成するボールナット42,142,242と、螺旋軌道47aの2箇所に接続し、当該2箇所を短絡する連結通路43bを備えると共に、螺旋軌道47aと連結通路43bとによりひとつながりの循環路51を形成するデフレクタ43と、循環路51内に整列して収容される複数の転動ボール44と、ボールねじ軸21,221とボールナット42,142,242との間に配置されると共に、転動ボール44を保持するリテーナ溝45dを有するリテーナ45,145,245と、を備える。
デフレクタ43は、転動ボール44を螺旋軌道47aから連結通路43bに誘導し、ボールナット42,142,242の内周面42aから突出する誘導舌部43aを備える。リテーナ45,145,245がボールねじ軸21,221及びボールナット42,142,242と同軸に配置された状態において、リテーナ45,145,245と誘導舌部43aとの間のボールねじ軸21,221の径方向の第一隙間Dの大きさは、リテーナ45,145,245とボールナット42,142,242との間の径方向の第二隙間E1,E2の大きさよりも大きい、又はリテーナ45,145,245とボールねじ軸21,221との間の径方向の第三隙間Fの大きさよりも大きい。
これにより、第一隙間Dの大きさが第二隙間E1、E2の大きさより大きい場合には、ボールねじ装置40,140は、以下の効果を有する。つまり、リテーナ45,145の径方向位置が径方向外方にばらついた場合であっても、まず、リテーナ45,145とボールナット42,142とが当接し、第二隙間E1、E2が0となる。このとき、リテーナ45,145と誘導舌部43aとの間の径方向における第一隙間Dは、0とはならず隙間を有した状態を維持する。このように、リテーナ45,145と誘導舌部43aとの間の隙間を大きくせずとも、リテーナ45,145が誘導舌部43aに接触することを防止できるので、小型のボールねじ装置40,140が製作できる。
また、第一隙間Dの大きさが第三隙間Fの大きさよりも大きい場合には、ボールねじ装置240は、以下の効果を有する。つまり、リテーナ245の径方向位置が径方向内方にばらついた場合であっても、まず、リテーナ245とボールねじ軸221とが当接し、第三隙間Fが0となる。このとき、リテーナ245と誘導舌部43aとの間の径方向における第一隙間Dは、0とはならず隙間を有した状態を維持する。このように、リテーナ245と誘導舌部43aとの間の隙間を大きくせずとも、リテーナ245が誘導舌部43aに接触することを防止できるので、小型のボールねじ装置240が製作できる。
また、上記第一実施形態によれば、リテーナ45は、リテーナ溝45dを有する円筒部45aと、円筒部45aの径方向外方に突設する突部48と、を備える。ボールナット42は、内周面42aに形成され、突部48と径方向で対向し、ボールナット42とリテーナ45とが相対回転する際に突部48に当接して案内する案内面49を備える。そして、第一隙間Dの大きさは、突部48と案内面49との間の径方向の隙間である第二隙間E1の大きさよりも大きい。これにより、簡易に、かつ確実に、第二隙間E1の管理ができる。
また、上記第二実施形態によれば、ボールナット142は、内周面42aに、径方向内方に突設する突部148を備える。リテーナ145は、リテーナ溝45dを有する円筒部45aと、円筒部45aの外周面に形成され、突部148と径方向で対向し、ボールナット142とリテーナ145とが相対回転する際に突部148に当接して案内する案内面149と、を備える。そして、第一隙間Dの大きさは、突部148と案内面149との間の径方向の隙間である第二隙間E2の大きさよりも大きい。これにより、簡易に、かつ確実に、第二隙間E2の管理ができ、効率的に上記実施形態と同様の効果が得られる。
また、上記第三実施形態によれば、リテーナ245は、リテーナ溝45dを有する円筒部45aと、円筒部45aの径方向内方に突設する突部248と、を備える。ボールねじ軸221は、外周面41aに形成され、突部248と径方向で対向し、リテーナ245とボールねじ軸221とが相対回転する際に突部248に当接して案内する案内面249を備える。そして、第一隙間Dの大きさは、突部248と案内面249との間の径方向の隙間である第三隙間Fの大きさよりも大きい。これにより、簡易に、かつ確実に、第三隙間Fの管理ができ、効率的に上記実施形態と同様の効果が得られる。
また、上記実施形態によれば、突部48,148,248は、周方向に連続して形成される。これにより、突部48,148,248と案内面49,149,249とが当接し、相対回転する際、スムーズな回転を得ることができる。
また、上記実施形態の変形例によれば、突部48,148,248は、周方向に断続して形成される。これにより、突部48,148,248の軽量化が図れる。また、上記実施形態の変形例によれば、リテーナ45の鍔部45cは無くてもよい。
また、上記実施形態によれば、第二隙間E1,E2又は第三隙間Fには、グリス(潤滑剤)が備えられている。これにより、案内面49,149,249と突部48,148,248の当接面48a,148a,248aとが当接し相対回転される際には、摺動抵抗が小さいので、モータMの駆動回転力が当接部によって浪費されず効率的である。
また、上記実施形態によれば、ステアリング装置が、上記実施形態のボールねじ装置40,140,240を備える。これにより、小型のボールねじ装置を備えた小型のステアリング装置が得られる。
21,221・・・ボールねじ軸、 40,140,240・・・ボールねじ装置、 41・・・ボールねじ部、 41a・・・外周面、 41a1・・・外周ボール転動溝、 42,142,242・・・ボールナット、 42a・・・内周面、 42a1・・・内周ボール転動溝、 42b・・・端面、 43・・・デフレクタ、 43a・・・誘導舌部、 43b・・・連結通路、 44・・・転動ボール、 45,145,245・・・リテーナ、 45a・・・円筒部、 45d・・・リテーナ溝、 47,47a・・・螺旋軌道、 48,148,248・・・突部、 49,149,249・・・案内面、 D・・・第一隙間、 E1,E2・・・第二隙間、 F・・・第三隙間、 S1・・・ステアリング装置。

Claims (8)

  1. 外周面に外周ボール転動溝を螺旋状に形成したボールねじ軸と、
    内周面に内周ボール転動溝を螺旋状に形成し、前記外周ボール転動溝と前記内周ボール転動溝との間に螺旋軌道を形成するボールナットと、
    前記螺旋軌道の2箇所に接続して、当該2箇所を短絡する連結通路を備えると共に、前記螺旋軌道と前記連結通路とによりひとつながりの循環路を形成するデフレクタと、
    前記循環路内に整列して収容される複数の転動ボールと、
    前記ボールねじ軸と前記ボールナットとの間に配置されると共に、前記転動ボールを保持するリテーナ溝を有するリテーナと、
    を備え、
    前記デフレクタは、前記転動ボールを前記螺旋軌道から前記連結通路に誘導し、前記ボールナットの内周面から突出する誘導舌部を備え、
    前記リテーナが前記ボールねじ軸及び前記ボールナットと同軸に配置された状態において、前記リテーナと前記誘導舌部との間の前記ボールねじ軸の径方向の第一隙間の大きさは、前記リテーナと前記ボールナットとの間の前記径方向の第二隙間の大きさよりも大きい、又は前記リテーナと前記ボールねじ軸との間の前記径方向の第三隙間の大きさよりも大きい、ボールねじ装置。
  2. 前記リテーナは、
    前記リテーナ溝を有する円筒部と、
    前記円筒部の径方向外方に突設する突部と、
    を備え、
    前記ボールナットは、前記内周面に形成され、前記突部と前記径方向で対向し、前記ボールナットと前記リテーナとが相対回転する際に前記突部に当接して案内する案内面を備え、
    前記第一隙間の大きさは、前記突部と前記案内面との間の前記径方向の隙間である前記第二隙間の大きさよりも大きい、請求項1に記載のボールねじ装置。
  3. 前記ボールナットは、前記内周面に、径方向内方に突設する突部を備え、
    前記リテーナは、
    前記リテーナ溝を有する円筒部と、
    前記円筒部の外周面に形成され、前記突部と前記径方向で対向し、前記ボールナットと前記リテーナとが相対回転する際に前記突部に当接して案内する案内面と、を備え、
    前記第一隙間の大きさは、前記突部と前記案内面との間の前記径方向の隙間である前記第二隙間の大きさよりも大きい、請求項1に記載のボールねじ装置。
  4. 前記リテーナは、
    前記リテーナ溝を有する円筒部と、
    前記円筒部の径方向内方に突設する突部と、
    を備え、
    前記ボールねじ軸は、前記外周面に形成され、前記突部と前記径方向で対向し、前記リテーナと前記ボールねじ軸とが相対回転する際に前記突部に当接して案内する案内面を備え、
    前記第一隙間の大きさは、前記突部と前記案内面との間の前記径方向の隙間である前記第三隙間の大きさよりも大きい、請求項1に記載のボールねじ装置。
  5. 前記突部は、周方向に連続して形成される、請求項2−4の何れか1項に記載のボールねじ装置。
  6. 前記突部は、周方向に断続して形成される、請求項2−4の何れか1項に記載のボールねじ装置。
  7. 前記第二隙間又は前記第三隙間には、潤滑剤が備えられている、請求項1−6の何れか1項に記載のボールねじ装置。
  8. 請求項1−7の何れか1項に記載のボールねじ装置を備えたステアリング装置。
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