JP2018034905A - シートサイズ検知機構及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

シートサイズ検知機構及びそれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】新たなセンサーを設けることなく定型サイズのシートのサイズを正確に検知可能なシートサイズ検知機構及びそれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】シートサイズ検知機構は、シート積載トレイと、分離搬送部と、駆動部と、シート検出部と、制御部と、を備える。シート検出部は、アクチュエーターと、アクチュエーターの揺動による受光信号レベルの変化を検知する光学式センサーと、を含む。シート積載トレイにシートが載置されないとき、またはシートが分離搬送部によって搬送されるときの光学式センサーの受光信号レベルを第1検知レベル、シート積載トレイにシートが載置されたときの光学式センサーの受光信号レベルを第2検知レベルとするとき、制御部は、駆動部の駆動中に第2検知レベルから第1検知レベルに切り換わった後の第1検知レベルの継続時間を計測することによりシートの搬送方向のサイズを検知する。
【選択図】図13

Description

本発明は、複写機、プリンター、ファクシミリ等の画像形成装置に用いられ、シート状の記録媒体を給送するシート給送装置のシートサイズ検知機構に関するものである。
一般に、複写機、プリンター及びファクシミリ等の画像形成装置においては、用紙等のシート状の記録媒体を積載した着脱可能な給紙カセットを備え、この給紙カセットから用紙を供給して画像形成が行われるように構成されている。しかし、給紙カセットに積載されている用紙と異なるサイズの用紙を用いる場合には、その都度、目的の用紙を給紙カセットに積載し直さなければならず作業が煩雑となる。そのため、画像形成装置には、給紙カセットを介さずに用紙を供給することのできる、手差し給紙装置(バイパスユニット)を備えたものが知られている。
このような手差し給紙装置における用紙サイズの検知方法として、例えば特許文献1には、マルチ給紙ユニットのガイド規制板に接続された可変抵抗器の出力電圧に基づいて用紙サイズを識別する画像形成装置が開示されている。また、特許文献2には、露光位置から転写位置までの距離より10mm以上離れた位置に紙有無検知センサーを設け、給紙動作時に認識した用紙サイズに対応する紙長さよりも短い位置で紙有無検知センサーが紙無し状態を検知した場合、用紙の長さを割り出して露光時間を短くし、画像形成動作を用紙が排出されるまで継続することでジャムとして扱わず、且つ転写ローラーの汚れも防止できる画像形成装置が開示されている。
特開平8−248743号公報 特開2001−117431号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、ガイド規制板の位置を読み取るセンサーが必要となり、特許文献2では手差し給紙装置と画像形成部との間の紙有無検知センサーが必要となる。そのため、いずれも配置するセンサーの数が増加して画像形成装置のコストアップに繋がるという問題点があった。
そこで、手差し給紙装置上の用紙の有無を検知するセンサーを用いて用紙サイズを検知することが考えられる。しかし、用紙の有無を検知するセンサーは手差しトレイに用紙が載置された状態と用紙が無くなった状態の2パターンのみ検知可能であるため、用紙が複数枚セットされた場合は、給紙動作を行っていないときのセンサー状態と、給紙動作を行っているときのセンサー状態が同一となり、両者を区別できないという問題点があった。
本発明は、上記問題点に鑑み、新たなセンサーを設けることなく定型サイズのシートのサイズを正確に検知可能なシートサイズ検知機構及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の第1の構成は、シート積載トレイと、分離搬送部と、駆動部と、シート検出部と、制御部と、を備えたシートサイズ検知機構である。シート積載トレイは、シートが積載される。分離搬送部は、シート積載トレイに積載されたシートを一枚ずつ分離して搬送する。駆動部は、分離搬送部を駆動する。シート検出部は、シート搬送方向に対し分離搬送部の上流側直近に配置され、シート搬送方向に揺動可能に支持されたアクチュエーターと、アクチュエーターの揺動による受光信号レベルの変化を検知する光学式センサーと、を含む。制御部は、シート検出部の検出結果に基づいてシートサイズを検知する。アクチュエーターは、シート積載トレイにシートが載置されないとき第1の位置に配置されており、シート積載トレイにシートが載置されたとき第1の位置から所定角度揺動した第2の位置に配置され、シート積載トレイに載置されたシートが分離搬送部によって搬送されるとき第2の位置から所定角度揺動した第3の位置に配置される。アクチュエーターが第1の位置または第3の位置にあるとき光学式センサーにより検知される受光信号レベルを第1検知レベル、アクチュエーターが第2の位置にあるとき光学式センサーにより検知される受光信号レベルを第2検知レベルとする。シート検出部は、駆動部が駆動されていないときに光学式センサーの受光信号レベルが第1検知レベルであるか第2検知レベルであるかによりシート積載トレイ上のシートの有無を検知する。シート検出部は、駆動部が駆動されているときに光学式センサーの受光信号レベルが第2検知レベルから第1検知レベルに切り換わった後の第1検知レベルの継続時間を計測することによりシートの搬送方向のサイズを検知する。
本発明の第1の構成によれば、一つの光学式センサーを用いてシート積載トレイ上のシートの有無と、シートの搬送方向サイズの両方を検知可能となっている。定型サイズのシートの場合、搬送方向のサイズを検知することでシートサイズが一義的に決定される。そのため、シートの搬送方向サイズを検知するための新たなセンサーを追加することなく、シートの有無を検知する既存のセンサーを用いてシートが定型サイズである場合のシートサイズを検知可能となり、シートサイズ検知機構の低コスト化を図ることができる。
本発明のシートサイズ検知機構90を備えた画像形成装置100の内部構造を示す側面断面図 画像形成装置100に対して所定角度に開放された手差し給紙装置11の斜視図 シート検出部50を構成するアクチュエーター37の斜視図 アクチュエーター37及び透過型センサー40を含むシート検出部50周辺の側面断面図であり、シート積載トレイ31上に用紙がセットされていない状態を示す図 図4の状態におけるアクチュエーター37及び透過型センサー40の位置関係を示す側面図 アクチュエーター37の遮光板37cと透過型センサー40の検知部40aの位置関係を示す平面図 シート検出部50周辺の側面断面図であり、シート積載トレイ31上に用紙がセットされた状態を示す図 図7の状態におけるアクチュエーター37及び透過型センサー40の位置関係を示す側面図 シート検出部50周辺の側面断面図であり、シート積載トレイ31上の用紙が給送される状態を示す図 図9の状態におけるアクチュエーター37及び透過型センサー40の位置関係を示す側面図 シート積載トレイ31上の用紙が残り1枚であるときの検知部40aの受光信号レベルの変化を示すグラフ 本発明の一実施形態に係るシートサイズ検知機構90の制御経路を示すブロック図 本実施形態のシートサイズ検知機構90を用いた用紙サイズ検知制御を示すフローチャート アクチュエーター37及び透過型センサー40を含むシート検出部50の変形例を示す側面断面図であり、遮光板37cに開口窓38を形成して検知部40aの受光信号レベルが逆になるように構成した図 透過型センサー40に代えて反射型センサー45を用いたシート検出部50の変形例を示す図であり、アクチュエーター37及び反射型センサー45の位置関係を示す側面図 アクチュエーター37の反射板37dと反射型センサー45の検知部45aの位置関係を示す平面図
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明のシートサイズ検知機構を備えた画像形成装置100の内部構造を示す側面断面図である。画像形成装置(例えばモノクロプリンター)100内には、帯電、露光、現像及び転写の各工程によりモノクロ画像を形成する画像形成部Pが配設されている。画像形成部Pには、感光体ドラム5の回転方向(図1の時計回り方向)に沿って、帯電ユニット4、露光ユニット(レーザー走査ユニット等)7、現像ユニット8、転写ローラー14、クリーニング装置19、及び除電装置(図示せず)が配設されている。
画像形成動作を行う場合、帯電ユニット4により時計回り方向に回転する感光体ドラム5が一様に帯電され、原稿画像データに基づく露光ユニット7からのレーザービームにより感光体ドラム5上に静電潜像が形成され、現像ユニット8により静電潜像に現像剤(以下、トナーという)が付着されてトナー像が形成される。
この現像ユニット8へのトナーの供給はトナーコンテナ9から行われる。なお、画像データはパーソナルコンピューター(図示せず)等から送信される。また、感光体ドラム5の表面の残留電荷を除去する除電装置(図示せず)がクリーニング装置19の下流側に設けられている。
上記のようにトナー像が形成された感光体ドラム5に向けて、用紙が給紙カセット10又は手差し給紙装置11から用紙搬送路12及びレジストローラー対13を経由して搬送され、転写ローラー14により感光体ドラム5の表面に形成されたトナー像が用紙に転写される。トナー像が転写された用紙は感光体ドラム5から分離され、定着装置15に搬送されてトナー像が定着される。定着装置15を通過した用紙は、用紙搬送路16により装置上部に搬送され、そのまま(或いは用紙搬送路16の湾曲部20から分岐する反転搬送路21に振り分けられ、両面印字された後)排出ローラー対17により排出トレイ18に排出される。
また、画像形成装置100内のトナーコンテナ9の上方には、画像形成装置100内部の各装置に対して制御信号または入力信号の送受信を行う制御部60が配置されている。さらに、用紙搬送路12には、レジストローラー対13の上流側、定着装置15の下流側、及び排出ローラー対17の上流側の3箇所にジャム検知センサー23a〜23cが配置されている。
図2は、画像形成装置100に対して所定角度に開放された手差し給紙装置11の斜視図である。手差し給紙装置11は、側面カバー30、シート積載トレイ31、給紙ローラー32a及び分離パッド32bを含む分離搬送部32、幅合わせカーソル35、アクチュエーター37及び透過型センサー40(図4参照)を含むシート検出部50等から構成されている。
側面カバー30は画像形成装置100の側面の一部を構成する。シート積載トレイ31は側面カバー30の内側に形成されており、画像形成装置100の側面から所定角度だけ開放した開放位置と、画像形成装置100の側面に沿って収納部80(図1参照)に収納される閉鎖位置とに選択配置される。シート積載トレイ31には用紙幅方向に移動可能な一対の幅合わせカーソル35が付設されている。
給紙方向に対し分離搬送部32の上流側直近にはアクチュエーター37が揺動可能に支持されている。アクチュエーター37及び後述する透過型センサー40(図4参照)は、シート積載トレイ31上の用紙の有無を検知するシート検出部50(図5参照)を構成する。
昇降板33は、分離搬送部32から離れた側(図2の左側)の端部においてシート積載トレイ31に軸支され、この支軸を中心とした回動で昇降可能となっている。昇降板33は、カム及びカムアクチュエーター(図示せず)から外力が与えられない限りシート積載トレイ31の上面と略同一の位置まで下降した状態にある。この状態で、シート積載トレイ31への用紙束の補充や交換が行われる。
次に、本実施形態の手差し給紙装置11の給紙動作について説明する。画像形成装置100内の制御部60(図1参照)に手差し給紙装置11からの給紙指示が入力されると、制御部60から制御信号が送信され、給紙クラッチ(図示せず)が作動して給紙ローラー32aが回転を開始する。そして、所定のタイミングでソレノイドが作動してカムを所定量回転させる。これに伴い、カムアクチュエーターを介して昇降板33に作用していた押し下げ力が解除されるとともに、昇降板33が圧縮バネ(図示せず)の付勢力により押し上げられ、用紙束の最上部の用紙が給紙ローラー32aに押し付けられて給紙動作が行われる。
そして、給紙ローラー32aと分離パッド32bとのニップ部において給紙ローラー32aに接している最上部の1枚のみが分離され、画像形成装置100内の用紙搬送路16(図1参照)に搬送される。
図3は、シート検出部50を構成するアクチュエーター37の斜視図である。図4は、アクチュエーター37及び透過型センサー40を含むシート検出部50周辺の側面断面図であり、シート積載トレイ31上に用紙がセットされていない状態を示す図である。図5は、図4の状態におけるアクチュエーター37及び透過型センサー40の位置関係を示す側面図であり、図6は、遮光板37cと検知部40aの位置関係を上方から見た平面図である。
図3に示すように、アクチュエーター37は、給紙ローラー32aを覆うカバー部材34に回転可能に支持される揺動軸37aと、揺動軸37aから軸方向と直交する方向に突出するアーム部37bと、揺動軸37aの軸方向においてアーム部37bと異なる位置に形成され、上面検知センサー40のON及びOFFの切り換えを行う遮光板37cと、を有する。アクチュエーター37は、用紙幅方向(図2のAA′方向)においてシート積載トレイ31上に載置される最小サイズ(例えばB5サイズ)の用紙に接触可能な位置に配置されている。
透過型センサー40は、図6に示すように、平面視コ字型の対向する内面に発光部41及び受光部43が設けられた検知部40aを有するPI(フォトインタラプター)センサーである。アクチュエーター37の揺動により発光部41と受光部43の間を遮光板37cが移動し、発光部41と受光部43との間の光路を遮断若しくは開放する。
シート積載トレイ31上に用紙がセットされていないとき、アクチュエーター37のアーム部37bは、揺動軸37aに付設されたねじりバネ(図示せず)の付勢力によってカバー部材34に形成された当接部(図示せず)に当接することで、図4及び図5に示す位置(第1の位置)に配置されている。このとき、遮光板37cは透過型センサー40の検知部40aの光路を遮断しない位置に配置されており、検知部40aの受光信号レベルはHIGH(第1検知レベル)となっている。
図4の状態からシート積載トレイ31上に給送方向(図4の矢印方向)に沿って用紙がセットされると、図7及び図8に示すように、アクチュエーター37のアーム部37bが用紙束Sの先端に押圧され、アーム部37bはねじりバネ(図示せず)の付勢力に抗して揺動軸37aを支点として図4の位置から用紙給送方向に揺動する(第2の位置)。また、アーム部37bの揺動に伴い遮光板37cが検知部40aの光路を遮断する位置に移動する。その結果、検知部40aの受光信号レベルがHIGHからLOW(第2検知レベル)に切り換わり、用紙束Sがセットされたことが検知される。
図7の状態から用紙が給送されると、図9及び図10に示すように、アクチュエーター37のアーム部37bが給送される用紙S1(図9の点線で表示)の先端に押圧され、アーム部37bはねじりバネ(図示せず)の付勢力に抗して揺動軸37aを支点として図7の位置からさらに用紙給送方向に揺動する(第3の位置)。また、アーム部37bの揺動に伴い遮光板37cが検知部40aの光路を開放する位置に移動する。その結果、検知部40aの受光信号レベルがLOWからHIGH(第1検知レベル)に切り換わり、用紙S1が給送されたことが検知される。
その後、用紙S1の後端がアーム部37bを通過すると、アクチュエーター37はねじりバネ(図示せず)の付勢力によって図7及び図8の姿勢に戻り、遮光板37cは検知部40aの光路を遮断する位置に移動する。その結果、検知部40aの受光信号レベルがHIGHからLOW(第2検知レベル)に切り換わり、用紙S1の給送が終了したことが検知される。
図11は、シート積載トレイ31上の用紙が残り1枚であるときの検知部40aの受光信号レベルの変化を示すグラフである。シート積載トレイ31上の用紙が残り1枚である場合は、用紙給送前はアクチュエーター37が第2の位置に配置されており、検知部40aの受光信号レベルはL2(第2検知レベル)となっている。そして、用紙の給送が開始されると、アクチュエーター37が第2の位置から第3の位置に揺動し、検知部40aの受光信号レベルはL2からL1(第1検知レベル)に切り換わる。その後、用紙の後端がアーム部37bを通過すると、アクチュエーター37はねじりバネの付勢力によって図7に示す第2の位置を通過する。このとき、検知部40aの受光信号レベルはL1から一瞬L2に切り換わる。そして、シート積載トレイ31上の用紙が無くなったためにアクチュエーター37は図4に示す第1の位置に戻り、検知部40aの受光信号レベルは再びL1となる。
即ち、用紙が残り1枚であるときも、検知部40aの受光信号レベルが第2検知レベルから第1検知レベルに切り換わった後、最初に第2検知レベルに切り換わるまでの時間(図11のΔt)を計測することで、残り2枚までと同様に用紙サイズを検知することができる。
図12は、本発明の一実施形態に係るシートサイズ検知機構90の制御経路を示すブロック図であり、図13は、本実施形態のシートサイズ検知機構90を用いた用紙サイズ検知制御を示すフローチャートである。図12及び必要に応じて図1〜図11を参照しながら、図13のステップに沿って手差し給紙装置11から給送される用紙サイズの検知手順について説明する。
パソコン等の上位機器から印字命令が入力され、印字が開始されると(ステップS1)、制御部60は透過型センサー40の検知部40aの受光信号レベルがLOWであるか否かを判断する(ステップS2)。検知部40aの受光信号レベルがHIGHである場合は(ステップS2でNo)、図4に示したようにシート積載トレイ31上に用紙がセットされていない状態であるため、操作パネル80の液晶表示部に用紙のセットを要求する表示を行う(ステップS3)。
検知部40aの受光信号レベルがLOWである場合は(ステップS2でYes)、図7に示したようにシート積載トレイ31上に用紙がセットされた状態であるため、制御部60は制御信号を送信して給紙モーター70の駆動を開始する(ステップS4)。これにより、給紙ローラー32aが回転して給紙動作が開始される。
次に、制御部60は透過型センサー40の検知部40aの受光信号レベルがHIGHに切り換わったか否かを判断する(ステップS5)。そして、検知部40aの受光信号レベルがHIGHとなったタイミングで時間計測部61による給紙時間の計測を開始する(ステップS6)。
次に、制御部60は透過型センサー40の検知部40aの受光信号レベルがLOWに切り換わったか否かを判断する(ステップS7)。そして、検知部40aの受光信号レベルがLOWとなったタイミングで時間計測部61による給紙時間の計測を終了する(ステップS8)。そして、時間計測部61により計測された給紙時間(ステップS6〜S8までの時間)に基づいて、手差し給紙装置11から給送された用紙のサイズを検知する(ステップS9)。具体的には、時間計測部61により計測された給紙時間を予め記憶部63内に記憶された用紙サイズ毎の基準給紙時間と比較して用紙の搬送方向の長さを検知する。用紙が定型サイズの場合、用紙の搬送方向の長さを検知することで用紙サイズが一義的に決定される。この用紙サイズの検知は、画像形成部Pにおける画像形成の実行前に完了する。また、用紙サイズが検知されるまで用紙をレジストローラー対13で一旦停止した状態で待機させておく。なお、画像形成の実行前に用紙サイズを検知するためには、用紙の先端がレジストローラー対13に到達したとき、用紙の後端がアクチュエーター37のアーム部37bを通過している必要がある。
次に、制御部60は、検知された用紙サイズがパソコン等から送信された画像データサイズと一致しているか否かを判断する(ステップS10)。用紙サイズと画像データサイズとが一致していない場合は(ステップS10でNo)、給紙モーター70を逆回転させて(ステップS11)用紙をレジストローラー対13からシート積載トレイ31方向に逆送する。また、操作パネル80の液晶表示部に用紙サイズの確認を要求する表示を行う(ステップS12)。用紙サイズと画像データサイズとが一致している場合は(ステップS10でYes)、画像形成部Pにおける画像形成を実行するとともにレジストローラー対13から画像形成部Pに用紙を搬送して印字を実行する(ステップS13)。なお、ステップS10で用紙サイズと画像データサイズとが一致していない場合は、上記制御に代えて、用紙サイズに合わせて画像を変倍(縮小または拡大)してもよい。
その後、制御部60は用紙が用紙搬送路12に配置されたジャム検知センサー23a〜23cに所定時間内に到達したか否かを判断する(ステップS14)。用紙が所定時間内に到達しない場合はジャムが発生したと判断して操作パネル80の液晶表示部にジャムの発生及び発生箇所を表示する(ステップS15)。所定時間内に到達した場合はそのまま印字を継続する。
本実施形態の構成によれば、シート積載トレイ31上の用紙の有無を検知する透過型センサー40を用いて用紙の縦方向サイズを検知可能となっている。そのため、用紙サイズを検知するための新たなセンサーを追加することなく既存のセンサーを用いて用紙サイズを検知可能となり、シートサイズ検知機構90の低コスト化を図ることができる。
ここで、シート積載トレイ31上に用紙がセットされていない状態(図4の状態)と、給紙動作を実行している状態(図9の状態)では、どちらも透過型センサー40の検知部40aの受光信号レベルがHIGH状態で同一となる。そのため、検知部40aの受光信号レベルがLOWからHIGH、HIGHからLOWに切り換わっただけでは、図7の状態から給紙が開始されて図9の状態となり、給紙動作が終了して再び図7の状態となったのか、或いは図7の状態からセットされた用紙が一旦取り除かれて図4の状態となり、再び用紙がセットされて図7の状態となったのかが区別できない。
そこで、給紙モーター70の駆動状態に着目し、給紙モーター70の駆動時に検知部40aの受光信号レベルがLOWからHIGH、HIGHからLOWに切り換わったとき給紙が行われたと判断して用紙サイズの検知を行う。また、給紙モーター70の非駆動時に検知部40aの受光信号レベルがLOWからHIGH、HIGHからLOWに切り換わったときはシート積載トレイ31上の用紙の置き換えが行われたと判断する。
これにより、透過型センサー40の受光信号レベルの変化が給紙に起因するものであるか用紙の置き換えに起因するものであるかを確実に区別することができる。従って、給紙が行われたときに用紙の置き換えと誤認して用紙サイズの検知を行わなかったり、用紙の置き換えが行われたときに不必要な用紙サイズの検知を行ったりする不具合を防止することができる。
なお、上記実施形態では、シート積載トレイ31上に用紙がセットされていない(アクチュエーター37が第1の位置にある)とき、またはシート積載トレイ31上にセットされた用紙が給送される(アクチュエーター37が第3の位置にある)ときに検知部40aの受光信号レベルがHIGHとなり、シート積載トレイ31上に用紙がセットされた(アクチュエーター37が第2の位置にある)ときに検知部40aの受光信号レベルがLOWとなるようにしたが、検知部40aの受光信号レベルが逆になるように構成してもよい。
具体的には、図14に示すように、アクチュエーターが第1または第3の位置にあるときに遮光板37cが検知部40aの光路を遮断できるように遮光板37cを大きく形成するとともに、アクチュエーターが第2の位置にあるときに検知部40aの光路を開放するように遮光板37cに開口窓38を形成すればよい。
また、透過型センサー40に代えて、図15及び図16に示すように同一面に受光部41と発光部43とが形成された検知部45aを有する反射型センサー45を用いることもできる。この場合、アクチュエーター37には遮光板37cに代えて反射板37dを形成し、例えばシート積載トレイ31上に用紙がセットされていない(アクチュエーター37が第1の位置にある)とき、またはシート積載トレイ31上にセットされた用紙が給送される(アクチュエーター37が第3の位置にある)ときには反射板37dが検知部45aに対向する位置から退避することで検知部45aの受光信号レベルがLOWとなる。また、シート積載トレイ31上に用紙がセットされた(アクチュエーター37が第2の位置にある)ときには反射板37dが検知部45aに対向する位置に配置されることで検知部45aの受光信号レベルがHIGHとなる。なお、反射型センサー45を用いる場合も検知部45aの受光信号レベルの変化が上記と逆になるように構成してもよい。
その他本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、時間計測部61により計測された給紙時間を記憶部63に記憶された用紙サイズ毎の基準給紙時間と比較して用紙サイズを検知している。上記の構成に代えて、時間計測部61により計測された給紙時間と給紙ローラー32aの線速(用紙搬送速度)とを用いて用紙の搬送距離を算出し、算出された搬送距離を用紙サイズとして認識するようにしても良い。
また、上記実施形態では、検知された用紙サイズが画像データサイズと一致していない場合は給紙モーター70を逆回転させて用紙を手差し給紙装置11に逆送するようにしたが、そのまま給紙モーター70を順回転させて用紙を用紙搬送路16、排出ローラー対17を経て排出トレイ18上に排出しても良い。この場合、画像形成部Pにおいて画像形成が実行されないため、排出トレイ18上に排出された用紙はトナーが付着していない。従って、排出された用紙をシート積載トレイ31に戻して再使用することができる。
また、上記実施形態のシートサイズ検知機構90は、手差し給紙装置11から給紙される用紙のサイズを検知するものであるが、本発明のシートサイズ検知機構は、給紙カセット10から給紙される用紙のサイズを検知する場合や、原稿搬送装置から給送されるシート原稿のサイズを検知する場合にも全く同様に適用可能である。シート原稿のサイズを検知する場合は、原稿サイズと用紙サイズとが一致していないときシート原稿を逆送させる必要はなく、画像形成装置100本体側の給紙カセット10又は手差し給紙装置11から原稿サイズに応じた用紙を選択すればよい。
また、本発明は図1に示したようなモノクロプリンターに限らず、カラープリンター、モノクロ及びカラー複写機、デジタル複合機、或いはファクシミリ等、給紙カセットや手差し給紙装置、原稿搬送装置等のシート給送装置を備えた他のタイプの画像形成装置にも適用できるのはもちろんである。
本発明は、シートのサイズを検知するシートサイズ検知機構に利用可能である。本発明の利用により、新たなセンサーを設けることなく既存のセンサーのみを用いてシートサイズを正確に検知可能なシートサイズ検知機構及びそれを備えた画像形成装置を提供することができる。
11 手差し給紙装置
23a〜23c ジャム検知センサー
31 シート積載トレイ
32 分離搬送部
32a 給紙ローラー
32b 分離パッド
33 昇降板
35 幅合わせカーソル
37 アクチュエーター
37a 揺動軸
37b アーム部
37c 遮光板
37d 反射板
40 透過型センサー(光学式センサー)
40a 検知部(透過型センサー)
41 発光部
43 受光部
45 反射型センサー(光学式センサー)
45a 検知部(反射型センサー)
50 シート検出部
60 制御部
61 時間計測部
63 記憶部
70 給紙モーター(駆動部)
80 操作パネル
90 シートサイズ検知機構
100 画像形成装置

Claims (6)

  1. シートが積載されるシート積載トレイと、
    該シート積載トレイに積載されたシートを一枚ずつ分離して搬送する分離搬送部と、
    該分離搬送部を駆動する駆動部と、
    シート搬送方向に対し前記分離搬送部の上流側直近に配置され、シート搬送方向に揺動可能に支持されたアクチュエーターと、該アクチュエーターの揺動による受光信号レベルの変化を検知する光学式センサーと、を含むシート検出部と、
    該シート検出部の検出結果に基づいてシートサイズを検知する制御部と、
    を備えたシートサイズ検知機構であって、
    前記アクチュエーターは、前記シート積載トレイにシートが載置されないとき第1の位置に配置されており、前記シート積載トレイにシートが載置されたとき前記第1の位置から所定角度揺動した第2の位置に配置され、前記シート積載トレイに載置されたシートが前記分離搬送部によって搬送されるとき前記第2の位置から所定角度揺動した第3の位置に配置され、
    前記アクチュエーターが前記第1の位置または前記第3の位置にあるとき前記光学式センサーにより検知される受光信号レベルを第1検知レベル、前記アクチュエーターが前記第2の位置にあるとき前記光学式センサーにより検知される受光信号レベルを第2検知レベルとするとき、
    前記制御部は、
    前記駆動部が駆動されていないときに前記光学式センサーの受光信号レベルが前記第1検知レベルであるか前記第2検知レベルであるかにより前記シート積載トレイ上のシートの有無を検知するとともに、
    前記駆動部が駆動されているときに前記光学式センサーの受光信号レベルが前記第2検知レベルから前記第1検知レベルに切り換わった後の前記第1検知レベルの継続時間を計測することによりシートの搬送方向のサイズを検知することを特徴とするシートサイズ検知機構。
  2. 前記光学式センサーは、対向面に受光部と発光部とを有する検知部を備えた透過型センサーであり、
    前記アクチュエーターが前記第1の位置または前記第3の位置にあるときの前記アクチュエーターに形成された遮光板による前記発光部と前記受光部との間の光路の開放若しくは遮断を前記第1検知レベルとして検知し、前記アクチュエーターが前記第2の位置にあるときであって前記第1検知レベルの検知が前記光路の開放である場合の前記遮光板による前記光路の遮断、若しくは前記第1検知レベルの検知が前記光路の遮断である場合の前記遮光板による前記光路の開放を前記第2検知レベルとして検知することを特徴とする請求項1に記載のシートサイズ検知機構。
  3. 前記光学式センサーは、同一面に受光部と発光部とを有する検知部を備えた反射型センサーであり、
    前記アクチュエーターが前記第1の位置または前記第3の位置にあるときの前記アクチュエーターに形成された反射板による前記発光部から前記受光部への光の入射の有無を前記第1検知レベル、前記アクチュエーターが前記第2の位置にあるときの前記反射板による前記発光部から前記受光部への光の入射の有無を前記第2検知レベルとして検知することを特徴とする請求項1に記載のシートサイズ検知機構。
  4. 前記第1検知レベルの継続時間を計測する時間計測部と、
    複数の定型サイズのシートサイズに対応する前記第1検知レベルの継続時間の基準値が記憶された記憶部と、
    をさらに備え、
    前記制御部は、前記時間計測部によって計測された前記第1検知レベルの継続時間と、前記記憶部内に記憶された前記第1検知レベルの継続時間の基準値と、を比較して定型サイズのシートのサイズを検知することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のシートサイズ検知機構。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のシートサイズ検知機構を備えた画像形成装置。
  6. シート搬送方向に対し前記分離搬送部の下流側に延在するシート搬送路に配置される1つ以上のジャム検知センサーを備え、
    前記制御部は、前記分離搬送部から搬送されたシートの搬送方向のサイズを検知した後、前記シートがいずれかの前記ジャム検知センサーに所定時間以内に到達しないとき、前記シート搬送路でジャムが発生したと判断することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
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