JP4738361B2 - 媒体搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリといった画像形成装置の媒体搬送装置に関するものである。
従来、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置においては、主に次のようなプロセスで画像を形成している。即ち、像担持体としての感光体を帯電した後、レーザー走査光学系やLED光書き込み光学系により画像信号に応じた光書き込みを行い、感光体上に静電僣像を形成する。次いで、この静電潜像を現像装置でのトナー付着によりトナー像とし、このトナー像を直接或いは中間転写体を介して転写紙やフィルム等の転写材に転写する。そして、転写後の転写材を定着装置に搬送し、この定着装置でトナー像を転写材に定着して画像を得る。
このような画像形成装置には、用紙カセットから繰り出された記録用紙を搬送する媒体搬送装置が備えられている。記録用紙の媒体搬送装置を備えた画像記録装置としては、例えば、用紙カセットから記録用紙を繰り出す給紙ローラと、給紙ローラの用紙搬送方向の下流側に設けられた一対のレジストローラと、レジストローラの直前の上流側で、用紙搬送方向に直交する方向の中央部に設けられた1つの用紙センサとを有し、給紙ローラによって搬送される用紙の先端が用紙センサによって検出されると、その時点から、給紙ローラによって一定量用紙を搬送して停止状態にあるレジストローラに用紙を突き当て、用紙のスキューを補正した後、レジストローラを駆動して用紙を下流側に搬送するものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開平2005―352448号公報(第7頁、図1)
しかしながら、従来のこの構成では、用紙センサが傾いて搬送されてきた媒体の先端中央部を検知してしまうため、媒体の傾き量が大きい場合、スキューを完全に矯正することはできない。また、媒体の傾き量が大きい場合を想定して、突き当て量を大きく設定しておくと、媒体の傾き量が小さい場合には媒体への負荷が大きくなり、媒体に折れなどのダメージが生じる虞があった。
本発明の目的は、これ等の問題点を解消して、媒体の傾き量が大きい場合にもスキューを矯正し、更に媒体の傾き量が小さい場合にも搬送する媒体にダメージを与えることなくスキューを矯正できる媒体搬送装置及び画像形成装置を提供することにある。
本発明による媒体搬送装置は、媒体の斜行を補正する機能を有する媒体搬送装置であって、
前記媒体の搬送方向に略直交する方向に延在し、搬送される前記媒体の先端部が突き当てられる突き当て手段と、前記突き当て手段に向けて前記媒体を搬送する媒体搬送手段と、前記突き当て手段と前記媒体搬送手段との間に配設され、搬送される前記媒体の幅方向の両端部の通過を検出する媒体検出手段と、前記媒体検出手段によって前記両端部の通過が検出された後、前記媒体搬送手段によって前記媒体を所定量搬送し、前記突き当て手段に前記媒体を突き当てて斜行を補正させる制御手段とを備え
前記媒体検出手段が、
搬送される前記媒体の幅方向の各々の端部に配設され、各々が搬送される前記媒体との接触によって前記搬送方向に移動可能な接触部を有する一対の変位部材と、
前記媒体の幅方向の略中央部に配設された単一の検出手段と、
前記変位部材と前記検出手段との間に揺動自在に配設され、前記各変位部材の前記接触部が共に所定量だけ前記搬送方向に移動されるのに伴って、前記検出手段との距離が所定量以上変化し、前記検出手段の出力を第1の状態から第2の状態に変化させるレバー部材とを備えることを特徴とする。
また本発明による別の媒体搬送装置は、媒体の斜行を補正する機能を有する媒体搬送装置であって、
前記媒体の搬送方向に略直交する方向に延在し、搬送される前記媒体の先端部が突き当てられる突き当て手段と、前記突き当て手段に向けて前記媒体を搬送する媒体搬送手段と、
前記突き当て手段と前記媒体搬送手段との間に配設され、搬送される前記媒体の幅方向の両端部の通過を検出する媒体検出手段と、前記媒体検出手段によって前記両端部の通過が検出された後、前記媒体搬送手段によって前記媒体を所定量搬送し、前記突き当て手段に前記媒体を突き当てて斜行を補正させる制御手段とを備え、
前記媒体検出手段が、
前記媒体の搬送方向に略直交する方向の軸中心に回動自在に保持され、搬送される前記媒体の幅方向の一方の端部に配設された第1の接触部と該第1の接触部より前記幅方向の中央側に配設されて第1の光路開放部が形成された第1の曲面部とを有し、該第1の曲面部が前記軸中心とする断面円弧状に形成され、前記第1の接触部の、搬送される前記媒体との接触によって回動可能な第1の変位部材と、
前記第1の変位部材と同軸上で回動自在に保持され、搬送される前記媒体の幅方向の他方の端部に配設された第2の接触部と該第2の接触部より前記幅方向の中央側で前記第1の曲面部と重なる位置に配設されて第2の光路開放部が形成された第2の曲面部とを有し、該第2の曲面部が前記軸中心とする断面円弧状に形成され、前記第2の接触部の、搬送される前記媒体との接触によって回動可能な第2の変位部材と、
前記第1の曲面部と前記第2の曲面部が重なる曲面部に向けて光を放出する発光部と、前記発光部が放出する光を直接或いは反射部材を介して受光する受光部とを備えた検出手段とを備え、
前記第1と第2の接触部が共に前記媒体に接触して所定量だけ前記搬送方向に移動されるのに伴って、前記第1の光路開放部と前記第2の光路開放部とが共に前記発光部が放出する光の光路上に位置することを特徴とする。
本発明による画像形成装置は、
上記媒体搬送装置と、搬送される前記媒体に画像を形成する画像形成部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、搬送される媒体の斜行量が、媒体毎に大きく異なる場合であっても、常に必要最小限の突き当てを行って斜行を矯正することが可能となる。
実施の形態1.
図1は、本発明による実施の形態1の画像形成装置の要部構成を正面からみた要部構成図である。
同図に示す画像形成装置1000は、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の4色を印刷可能なカラー電子写真プリンタとしての構成を備えている。同図中、給紙トレイ100は、画像形成装置1000本体に脱着可能に装着され、内部に積載された記録媒体としての記録用紙101を収容する。給紙トレイ100の内部には用紙載置板102が支持軸102aに回動可能に設けられ、記録用紙101の繰出し側の半部以上がこの用紙載置板102に載置される。また、給紙トレイ100には、記録用紙101の積載位置を規制する図示せぬガイド部材が設けられ、記録用紙101の繰出し方向(図中の矢印E方向)に対して直交する方向及び用紙繰出し方向において用紙側面を規制し、収容する記録用紙101の積載位置を一定に維持する。
給紙トレイ100の繰出し側には、支持軸103aに回動可能に設けられたリフトアップレバー103が設けられ、支持軸103aはモータ104と接離可能に係合される。給紙トレイ100が画像形成装置1000本体に装着されるとリフトアップレバー103とモータ104が係合し、図示しない制御部がモータ104を駆動する。モータ104が回転し、リフトアップレバー103が回動することでリフトアップレバー103の先端部が用紙載置板102の底部を押し上げ、用紙載置板102に積載された記録用紙101が上昇する。図示しない制御部は、記録用紙101がある高さまで上昇すると、この上昇を検出する上昇検出部201からの情報を得てこれを検知し、モータ104を停止させる。
給紙トレイ100の繰出し側には、記録用紙101を1枚ずつ繰出す用紙繰出し部200が設けられている。用紙繰出し部200には、ある高さまで上昇した記録用紙101に圧接するように設けられたピックアップローラ202、このピックアップローラ202により繰出された記録用紙101を1枚ずつに分離するフィードローラ203及びリタードローラ204のローラ対、記録用紙101の有無を検知する用紙有無検知部205、及び用紙残量を検知する用紙残量検知部206が設けられている。
フィードローラ203とリタードローラ204のローラ対により1枚に捌いて繰り出された記録用紙101は、用紙搬送部300へ送られる。繰出された記録用紙101は用紙センサユニット302を通過し、駆動ローラ309及び従動ローラ310から構成された搬送ローラ対308へ送られる。搬送ローラ対308は、後述するように、記録用紙101が用紙センサユニット302を通過した時間から所定時間遅延したタイミングで後述する制御部320(図5)により制御されて回転を開始する。これにより記録用紙101は、回転停止中の搬送ローラ対308のニップ部に僅かに撓んだ状態で押し込まれてその斜行が矯正される。
搬送ローラ対308より送り出された記録用紙101は、搬送ローラ対311へ送られる。搬送ローラ対311は、記録用紙101が用紙センサユニット302で通過が検出された時点から搬送モータ326(図5)により回転され、記録用紙101を止めることなく送り出す。搬送ローラ対311により送り出された記録用紙101は、書込みセンサ315を通過して画像形成部400へと送られる。これらの搬送ローラ対308、311は、図示されない駆動伝達手段を経由して動力が伝達される。
画像形成部400は、直列に並べられた4つのプロセスユニット430K,430Y,430M,430C(総称する場合は単に430とする)と、プロセスユニット430により形成されたトナー像を、記録用紙101の上面にクーロン力により転写する転写部460からなる。尚、直列に並べられた4つのトナー像形成部430は全て同じ構成であり、使用されるトナーの色、即ち、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)のみが異なり、ここでは用紙搬送方向の上流側から順に、ブラック(K)用のプロセスユニット430K、イエロー(Y)用のプロセスユニット430(Y)、マゼンタ(M)用のプロセスユニット430(M)、及びシアン(C)用のプロセスユニット430(C)が配列されている。
従って、ここでは簡単のため、ブラック(K)のプロセスユニット430(K)のみ各部の構成を示し、他のプロセスユニットについての説明は省略する。
プロセスユニット430(K)は、トナー像を担持する感光体ドラム431、感光体ドラム431の表面を帯電させる帯電ローラ432、帯電した感光体ドラム431の表面に静電潜像を形成するLEDアレイから成るLEDヘッド433、摩擦帯電により静電潜像にトナー像を形成する現像ローラ434、トナーを供給するトナー供給部436、転写後に感光体ドラム431の表面に残る残トナーを掻き落とすクリーニングブレード435などを備える。なお、これら各装置に用いられているドラム又はローラは、図示しない駆動源からギヤなどを経由して動力が伝達され回転する。
転写部460は、用紙を静電吸着して搬送する転写ベルト461、図示せぬ駆動部より回転されて転写ベルト461を駆動するドライブローラ462、ドライブローラ462と対を成して転写ベルト461を張架するテンションローラ463、前記プロセスユニット430の各感光体ドラム431にそれぞれが対向して圧接するよう配置され、導電性のゴム等によって形成されてトナー像を記録用紙101に転写するよう電圧を印加する転写ローラ464、転写ベルト461上に付着したトナーを掻き取りクリーニングするクリーニングブレード465、クリーニングブレード465により掻き落とされたトナーを堆積するトナーボックス466からなる。
プロセスユニット430と転写ベルト461は同期して駆動され、転写ベルト461に静電吸着された記録用紙101に各色のトナー像を順次重ね合わせて転写する。このようにして画像形成部400で画像を転写された記録用紙101は、トナー像を熱と圧力で記録用紙101に融着させる定着ユニット500へ送り出される。
定着ユニット500は、内部に熱源となるハロゲンランプ503aを備え、表面を弾性体で形成されたアッパローラ501と、同じく内部に熱源となるハロゲンランプ503bを備え、表面を弾性体で形成されたロワローラ502とのローラ対からなり、前記画像形成部400より送り出された記録用紙101上のトナー像に熱と圧力を印加してトナー像を融解して記録用紙101に定着させる。その後記録用紙101は、排出ローラ対504a,504b,504cによりスタッカ部505へと排出される。
尚、同図中のXYZ座標は、記録用紙101がプロセスユニット430を通過する際の搬送方向にX軸をとり、感光体ドラム431の回転軸方向にY軸をとり、これら両軸と直交する方向にZ軸を取っている。また、後述する他の図においてXYZ座標が示される場合、これらの座標の軸方向は、共通する方向を示すものとする。即ち、各図のXYZ軸は、各図の描写部分が、図1に示す画像形成装置1000を構成する際の配置方向を示すものである。
次に、図1に示すフィードローラ203、リタードローラ204、用紙センサユニット302、及び搬送ローラ対308からなる媒体搬送装置301の構成ついて更に説明する。図2は、本発明による実施の形態1の媒体搬送装置301の要部構成を示す斜視図であり、図3は、媒体搬送装置301を給紙トレイ100の側から見た要部構成図であり、図4は、媒体搬送装置301を感光体ドラム431の回転軸方向(図1の紙面表側)から見た要部構成図である。
媒体搬送装置301は、図2に示すように、同図中に矢印Aで示す媒体搬送方向に対して上流側から順に配列された、媒体搬送手段としてのフィードローラ203及びリタードローラ204、媒体検出手段としての用紙センサユニット302、及び突き当て手段としての媒体搬送ローラ対308によって構成される。用紙センサユニット302は、媒体搬送方向に対して略直交して並設され、搬送される用紙に接触する2つの変位部材としてのアーム部材303,304と、揺動自在に支持されてこのアーム部材303,304の動作によって揺動するレバー部材305と、このレバー部材305が揺動する際に、その動作の軸となるレバー支軸307と、レバー部材305とレバー支軸307との間に圧縮した状態で架けられたスプリング351(図3)と、レバー部材305が所定の位置に変位したことを検知する検出手段としてのスイッチ306とから構成される。
フィードローラ203及びリタードローラ204は、図3に示すように、各回転軸が矢印Aの媒体搬送方向に対して略直交する方向(感光体ドラム431の回転軸方向)に並行して対になるよう配設され、図4に示すように、媒体搬送方向の下流にある搬送ローラ対308へ向けて記録用紙101を搬送可能な位置に配設される。
前記アーム部材303,304は、それぞれ用紙先端101a(図3)と接触するための用紙接触部336,337、フィードローラ203の回転軸と平行な回転軸318,319、レバー部材305を押し下げるためのレバー押下部338,339を有する。レバー押下部338,339は、回転軸318,319の軸心に対して、用紙接触部336,337の反対側に位置する。アーム部材303,304は、図3に示すように、記録用紙101の幅方向中心面(記録用紙101が搬送される際の、想定した用紙幅中心位置を含み、その用紙幅方向と垂直な面)600に対して左右対称に配置される。
アーム部材303,304は、図3に示すように、用紙接触部336,337がそれぞれ用紙の幅方向中心面600から距離Lだけ離れた位置に配設される。用紙接触部336,337は、この媒体搬送装置301を備える画像形成装置1000において、距離Lが、搬送可能に設定されている記録用紙101のうち最小の幅Wを持つものに応じて設定されて、
W>2L
を満たし、且つ用紙先端101aの両端に近い適当な位置になるよう決められる。
例えば、A4サイズの記録用紙の短辺側が搬送可能な最小の用紙サイズであれば、最小用紙幅Wは210mmである。この時、距離L=100mmと設定すれば、後述するように、媒体の斜行角が18°程度まで補正可能となる。通常、媒体の斜行角は最大でも5°を超えることはないため、マージンとしては十分である。またアーム部材303,304は、用紙先端101aと接触するため、図4に示すように、その各用紙接触部336,337が用紙搬送経路上にあるよう、上記各条件のもとに、その回転軸318,319が画像形成装置1000本体に回動自在に軸支され、配置される。
レバー部材305は、図3に示すように、幅方向中心面600に対して左右対称な形状を持ち、アーム部材303,304の各レバー押下部338,339のどちらとも接触可能な幅方向の長さを持つ。またレバー部材305の中央には、垂下部341が形成され、その垂下部341には、幅方向と直交する高さ方向に長軸を持つ長穴340が形成されている。所定の厚みを有するこの長穴340には、画像形成装置1000本体に固定されたレバー支軸307が嵌入する。これにより、レバー部材305は、レバー支軸307によって、回動及びスライド可能に保持される。また、レバー支軸307とレバー部材305との間には、レバー部材305を上方に付勢するためのスプリング351が圧縮した状態で架けられている。このため、レバー部材305は、アーム部材303,304によって作用を受けない段階では、図3に示すように、その長穴340の下端部がレバー支軸307に当接する状態で維持される。
レバー支軸307は、用紙の幅方向中心面600上にあってX軸と略平行に、且つ保持するレバー部材305の両端部が、それぞれアーム部材303,304の各レバー押下部338,339の下方にあって接触可能となる位置に固定されている。
スイッチ306は、図3に示すように、そのスイッチレバー306aの回動平面が、レバー部材305のスライド平面(Y−Z平面)と平行となる向きで、スイッチレバー306aに、レバー部材305の垂下部341の先端が当接可能となるように配設され、更にレバー部材305が、後述するようにスプリング351による付勢に抗して鉛直方向(Z軸マイナス方向)押し下げられて、規定の位置に到達した段階で、スイッチ306がオフ状態からオン状態に切り替わる位置に配設される。
搬送ローラ対308は、駆動ローラ309及び従動ローラ310から構成されている。駆動ローラ309は、シャフト316を備え、外周にゴム等の摩擦材317を巻装して、シャフト316が後述する搬送モータ326(図5)からの回転力を受けて図2中の矢印B方向に回転するように構成されている。従動ローラ310は、駆動ローラ309に対向してこれと平行に配置され、回転自在に保持されると共に、回転軸両端に設けられた図示しないスプリングによって、その周面が駆動ローラ309の周面に形成された摩擦材317に均等に付勢されている。これによって駆動ローラ309に従動して図中矢印C方向に回転し、挟持する記録用紙101を矢印A方向に搬送する。
図5は、媒体搬送装置301の本発明に関与する動作を制御する制御系の要部構成を示すブロック図である。
同図中、制御部320は、制御中枢部となる主制御部321を有し、主制御部321は制御部や演算部からなるCPU、プログラムメモリのRAMやROM、タイマーカウンタなどを内蔵して、入力ポートから入力された用紙センサユニット302からの検出信号に基づいて各部各装置の起動や制御の切り替えを行うようになっている。また、そうした主制御部321には、給紙モータ制御部322、搬送モータ制御部323、及びクラッチ制御部324が接続されている。搬送モータ制御部323は、搬送モータ326に作動信号を送って動作を制御し、給紙モータ制御部322は、給紙モータ325に作動信号を送って動作を制御し、クラッチ制御部324は、クラッチ327に作動信号を送ってクラッチの動作を制御するようになっている。
搬送モータ326は、搬送ローラ対311を直接駆動すると共に、搬送ローラ対308を、伝動状態をオン、オフするクラッチ327を介して間接的に駆動し、また給紙モータ325は、ピックアップローラ202及びフィードローラ203を回転駆動する。
これら各モータは、例えば2相励磁パルスモータなどが用いられ、各モータに一定電流を流してクロック信号の立ち上がりで相電流方向を切り替えたり、クロック周波数を変化させることで、モータ回転の加速、減速を制御する。クラッチは、例えばマイクロ電磁クラッチなどが用いられ、クラッチ内のコイルに流す電流により磁界を発生させ、クラッチ内のアマチュアとロータを吸引、接触させることにより駆動ローラ309への動力の伝達を行い、逆にコイルに流す電流を切ることでアマチュアとロータを釈放し駆動ローラ309ヘの動力を遮断する。
以上の構成において、画像形成装置1000及び媒体搬送装置301の動作について説明する。
先ず、図1を参照しながら画像形成装置1000全体の動作の概要について説明する。用紙トレイ100に堆積した状態で収納されている記録用紙101が、ピックアップローラ202、フィードローラ203、及びリタードローラ204からなる用紙繰り出し部200によって、上から1枚ずつ分離されて用紙搬送路に拠出される。この記録用紙101は、用紙センサユニット302を通過し、搬送ローラ対308へ送られる。搬送ローラ対308は、媒体の用紙センサユニット302の通過時間を基に、後述する所定のタイミングで記録用紙101を送り出す。このとき、搬送された記録用紙101は、回転停止中の搬送ローラ対308のローラニップ間に突き当てられ、斜行が補正される。このときの用紙センサユニット302の動作、搬送ローラ対308の動作、及び搬送ローラ対308を回転駆動する制御については後に詳細に説明する。
搬送ローラ対308によって送り出された記録用紙101は、搬送ローラ対311へ送られる。搬送ローラ対311は、記録用紙101が用紙センサユニット302で通過が検出された時点から回転駆動され、記録用紙101を止めること無く送り出す。この搬送ローラ対311により送り出された記録用紙101は、書き込みセンサ315を通過して画像形成部400へと送られる。
記録用紙101は、ここで転写ベルト461によって搬送され、ブラック(K)用プロセスユニット430Kの感光体ドラム431と転写ローラ464の間に搬送される。その後、記録用紙101は、この感光体ドラム431及び転写ローラ464に挟持され、その記録面にトナー像が転写される。
同様にして、記録用紙101は、順次プロセスユニット430Y〜430Cを通過し、その通過過程で、各露光装置433により形成された静電潜像を、現像ローラ434によって現像した各色のトナー像がその記録面に順次転写され、重ね合わせられる。そして、その記録面上に各色のトナー像が重ね合わせられた後、定着部500によってトナー像が定着された記録用紙101は、排出ローラ対504a、504b、504cによって、画像形成装置の外部の記録用紙スタッカ部505に排出される。以上の過程を経て、カラー画像が記録用紙101上に形成される。
次に、媒体搬送装置301の、用紙センサユニット302及び搬送ローラ対308の動作について、図6〜図9の動作説明図を参照しながら詳細に説明する。
図6〜図9の動作説明図は、斜行した記録用紙101が、媒体搬送装置301を通過していく過程を、時系列的に模式的に示している。各図の、(a)は給紙トレイ100(図1)側から見た図であり、(b)はピックアップローラ202の回転軸方向(図1の紙面表側)から見た図である。尚、各図(a)では、簡単のため、駆動ローラ309及び従動ローラ310については図示せず、これらのニップ部610のみを点線で示す。また用紙センサユニット302を通過した記録媒体101は、本来、回転停止中の搬送ローラ対308のニップ部610に突き当てられて斜行を矯正するが、図6〜図9の各図においては、煩雑をさけるため、また便宜上の理由によりニップ部610をそのまま通過した状態で示している。
上記したように、記録用紙101が、媒体搬送装置301より矢印Aの媒体搬送方向の上流側にある用紙繰り出し部200(図1)により、搬送ローラ対308に向けて送り出されると、やがて記録用紙101の先端101aが用紙センサユニット302に差し掛かる。図6は、この時の状態を示すものであるが、上記したように送り出された記録用紙101が媒体搬送方向に対して傾斜した、即ち所定量斜行していた場合を想定している。
図6に示すように、この時、例えば用紙先端101aの一端側端部101bが他端側端部101cよりも矢印Aの媒体搬送方向において前方に位置して送り出されているスキューの場合は、まず搬送されてきた記録用紙101の一端側端部101bがアーム部材304の用紙接触部337と接触する。その後、更に記録用紙101が移動すると、図7に示すように、用紙接触部337が記録用紙101の一端側端部101bに押され、これによりアーム部材304が、その回転軸319を中心に矢印B方向(図7(b))に回転する。
尚、図6〜図9の各図(b)において、「□」は記録用紙101の一端側端部101bの搬送路上の位置を示し、「●」は記録用紙101の他端側端部101cの搬送路上の位置を示している。ここで、一端側端部101bとは、記録用紙101の先端101aの、アーム部材304の用紙接触部337と接触する部分のことをいい、他端側端部101cとは、記録用紙101の先端101aの、アーム部材303の用紙接触部336と接触する部分をいう。またアーム部材303,304が、記録用紙101と接触して矢印B方向に回転する前の回転位置を以後基準位置と称し、矢印B方向に所定量回転した後の回転位置を以後検出位置と称す。
図7に示すように、用紙先端101aの一端側端部101bによって用紙接触部337が押し上げられてアーム部材304が基準位置から検出位置まで矢印B方向へ回転すると、この回転に伴ってアーム部材304のレバー押下部339がレバー部材305の一端側端部305aと接触し、この接触部305aを下方に押し下げる。この時レバー部材305は、基準位置にあるアーム部材303と当接するレバー部材305の他端側端部305bを略回動中心として矢印F方向に回動する。即ち、レバー部材305の一端側端部305aはアーム部材304のレバー押下部339によって押し下げられた位置にあり、スプリング351に付勢された垂下部341は、付勢力に抗して僅かに下方に移動した状態となる。
その後、更に記録用紙101が搬送され続けると、図8に示すように、用紙先端101aの一端側端部101b及び他端側端部101cが、図7の状態よりも矢印Aの媒体搬送方向に前進し、用紙先端101aの中央部が、停止中の搬送ローラ対308によって形成されるニップ部610へ到達する。一方、用紙先端101aの他端側端部101cは、アーム部材303の用紙接触部336に接触してアーム部材303を押し上げる位置まで搬送されており、これによりアーム部材303が、その回転軸318を中心に矢印B方向に回転する。図8は、アーム部材303が、B方向への回転を開始した直後の状態を示している。この回転によりアーム部材303のレバー押下部338が、接触するレバー部材305の他端側端部305bを下方に押し下げる。
この時レバー部材305は、検出位置にあるアーム部材304と当接するレバー部材305の一端側端部305aを略回動中心として矢印G方向に回動する。即ち、レバー部材305の他端側端部305bはアーム部材303のレバー押下部338によって押し下げられた位置にあり、スプリング351に付勢された垂下部341は、付勢力に抗して更に下方に移動した状態となる。しかし、この時点ではスイッチ306はまだオフ状態のままであり、後述するように搬送ローラ対308は駆動されず、停止した状態を保つ。
その後、更に記録用紙101が搬送され続けると、図9に示すように、用紙先端101aの一端側端部101b及び他端側端部101cが、図8の状態よりも媒体搬送方向に前進し、用紙先端101aの一端側端部101bが停止中の搬送ローラ対308によって形成されるニップ部610に突き当てられた状態となっている。一方、用紙先端101aの他端側端部101cは、アーム部材303の用紙接触部336を更に押し上げ、アーム部材303を検出位置まで回転する。図9は、アーム部材303が、検出位置まで回転した後の状態を示している。この回転によりアーム部材303のレバー押下部338が、接触するレバー部材305の他端側端部305bを更に下方に押し下げる。
この時レバー部材305は、検出位置にあるアーム部材304と当接するレバー部材305の一端側端部305aを略回動中心として更に矢印G方向に回動する。これにより、レバー部材305の他端側端部305bは、検出位置まで回転したアーム部材303のレバー押下部338によって押し下げられた位置、即ち一端側端部305aと同レベルまで押下された位置となり、スプリング351に付勢された垂下部341は、付勢力に抗して更に下方に移動し、スイッチ306をオフ状態からオン状態に切り替える所定の位置に到達した状態となる。
用紙先端101aの他端側端部101cが、対向するアーム部材303を通過してスイッチ306をオンにした後、記録用紙101は予め設定される所定の移動量D1だけ搬送され続け、この間、用紙先端101aは、搬送ローラ対308において形成されたニップ部610に突き当てられる。その後、搬送ローラ対308は、図示されない駆動源からの駆動により駆動され、これにより、記録用紙101は、回転状態となった搬送ローラ対308によって取り込まれ、搬送ローラ対308によって媒体搬送方向Aへ搬送される。
上記所定の移動量D1は、以下のようにして決定される。即ち、図9に示すように、スイッチ306がオンとなる際の、アーム部材303,304の各用紙接触部336、337の用紙搬送路上の位置(図9(b)に符号620を付して示す)から前記ニップ部610までの搬送路上の距離をL1とし、規定の突き当て量として設定される搬送路上の距離をR1とすると、所定の移動量D1はこれ等の和、
D1=L1+R1・・・(1)
で定義される。
上記したように、本実施の形態の媒体搬送装置301によれば、図9に示すように用紙先端101aが斜行していた場合、用紙先端101aの両端のうち、遅れて搬送された他端側端部101cが、アーム部材303に接触し、アーム部材303を検出位置まで回転させ時点で初めてスイッチ306がオンして用紙の通過が検知される。従って、スイッチ306がオンになった時点での、用紙先端101aの最後尾に位置する他端側角部101eからニップ部610までの距離S1は距離L1にほぼ等しく、用紙101の斜行状態による距離S1の変動量は小さい。従って、突き当て距離R1を用紙101の斜行状態によって調整する必要はなく、所定の移動量D1として、必要最小限の量を固定的に設定することができる。
尚、図9では、図面上の問題で、L1>S1となっているが、実際にはL1<S1である。
次に、本実施の形態の媒体搬送装置301の全体の動作について、図10のフローチャートに基づいて、図1〜図5等を参照しながら更に説明する。
主制御部321は、給紙モータ制御部322に給紙開始の指示を出し(ステップS1)、給紙モータ325を駆動してピックアップローラ202及びフィードローラ203を回転させ、用紙トレイ100から印刷用紙101を繰出し、更に繰り出された記録用紙101を1枚に捌いて搬送する(ステップS2)。用紙センサユニット302は、フィードローラ203及びリタードローラ204によって搬送される用紙101の用紙先端101aが通過するのを看視し、その通過を、前記した仕組みによってスイッチ306をオンして検出する(ステップS3)。
用紙センサユニット302が用紙先端101aの通過を検知すると、主制御部321は、搬送モータ制御部323に指示を出して搬送モータ326を駆動する。これにより搬送ローラ対311は搬送モータ326の回転駆動力が伝達され回転する。一方搬送ローラ対308は、この時、クラッチ制御部324により制御されるクラッチ327の伝動状態がオフのため、搬送モータ326の動力が伝達されずに停止している(ステップS4)。用紙センサユニット302が、用紙先端101aの通過を検知した後、搬送ローラ対308のニップ部610(図6)に向けて更に前記所定の移動量D1だけ搬送される(ステップS5)。この時、上式(1)に伴う記述で説明したように、用紙先端101a(記録用紙が斜行している場合には、一端側端部101b及び他端側端部101cの内、後行する方の端部を指す)が、ニップ610に突き当てられてから更に所定の突き当て距離R1だけ搬送される。
この突き当て動作により記録用紙101に対してスキュー補正動作が行われ、給紙モータ制御部322によりフィードローラ203が停止される(ステップS6)。主制御部321は、クラッチ制御部324に指示を出し、クラッチ327に電流を印加して搬送ローラ対308に搬送モータ326の駆動を伝達させる(ステップS7)。駆動を伝達された駆動ローラ309は、従動回転する従動ローラ310と共に記録用紙101を挟持して搬送し、下流側の搬送ローラ対311へと搬送する。この時、駆動が停止されているフィードローラ203は、従動により記録用紙101を送出するが、搬送ローラ対308の駆動に同期してフィードローラ203の駆動を再開して記録用紙101を搬送するように構成しても良い。
用紙センサユニット302は、搬送ローラ対311が記録用紙101の搬送を開始した後、前記スイッチ306が再びオフとなることにより、用紙後端が用紙検出領域を通過し終えたことを検出する(ステップS8)。尚、用紙センサユニット302は、記録用紙101の搬送異常を検出するためのものでもあり、主制御部321は、用紙センサユニット302によって記録用紙101の先端または後端が検出されない場合、用紙搬送異常と判断する。
搬送モータ326は、スイッチ306がオフ状態に戻った後も所定量駆動され、搬送ローラ対308及び搬送ローラ対311はこれにより所定量だけ回転駆動される(ステップS9)。その後、主制御部321は、クラッチ制御部324に指示を出してクラッチ327に印加されている電流を止め、クラッチ327の伝動状態をオフして搬送ローラ対308へ動力が伝達されない状態とする(ステップS10)。連続印刷を行う場合(ステップS11、Yes)、主制御部321により新たに給紙、搬送を開始する指示が出され、再度ステップS1からの制御を繰り返し、印刷終了の場合、或いは次に控える用紙がない場合(ステップS11、No)、動作終了となる。
次に、比較例として、図11に示す媒体搬送装置1301について説明する。
この媒体搬送装置1301は、同図中に矢印Aで示す媒体搬送方向に対して上流側から順に配列された、フィードローラ203、リタードローラ204、用紙センサユニット372、及び媒体搬送ローラ対1308によって構成される。
フィードローラ203及びリタードローラ204は、各回転軸が矢印Aの媒体搬送方向に対して略直交する方向に並行して対になるよう配設され、搬送方向の下流にある搬送ローラ対1308へ向けて記録用紙101を搬送可能な位置に配設される。
用紙センサユニット372は、センサレバー329とフォトセンサ330とから構成される。センサレバー329は、用紙先端を検出するレバー部332、フィードローラ203の回転軸と平行な回転軸331、フォトセンサを遮光する遮蔽部333を有する。また、センサレバー329は、レバー部332が、搬送経路上において搬送される用紙の幅方向の中央部に接触するよう配設される。フォトセンサ330は、発光素子面と受光素子面が対向して配置され、その間を物体が通過し光を遮る事で物体の検出を行うタイプのセンサであり、用紙中央が規定の位置に搬送された時に、センサレバー329の遮蔽部333がフォトセンサ330を遮光する位置に配設される。
搬送ローラ対1308は、駆動ローラ328及び従動ローラ310から構成されている。駆動ローラ328は、シャフト334を備え、外周にゴム等の摩擦材335を巻装して、シャフト334が図示しない駆動源からの回転力を受けて図中矢印B方向へ回転するように構成されている。従動ローラ310は、駆動ローラ328に対向してこれと平行に配置され、回転自在に保持されると共に、回転軸両端に設けられた図示しないスプリングによって、その周面が駆動ローラ328の周面に形成された摩擦材335に均等に付勢されている。これによって駆動ローラ328に従動して図中矢印C方向に回転し、挟持する記録用紙101を矢印A方向に搬送する。
比較例の媒体搬送装置1301では、前記した本実施の形態による媒体搬送装置301(図2)での動作と同様に、用紙繰り出し部200(図1)より送り出された記録用紙101が、媒体搬送方向Aに沿って用紙センサユニット372に搬送されると、レバー部332と接触してこれを押し上げる。センサレバー329は、用紙先端101a(図12)によってレバー部332が持ち上げられ、回転軸331を軸心に矢印B方向に回転し、遮蔽部333が下方に移動する。これにより、用紙先端101aが規定の位置まで到達すると、遮蔽部333がフォトセンサ330を遮光する位置まで回転移動され、用紙通過が検知される。
その後、本実施の形態による媒体搬送装置301と同様に、フィードローラ203により記録用紙101は更に所定量搬送され、搬送ローラ対1308のニップ部に突き当てられ、スキューが補正される。その後、フィードローラ203を一時停止させた後、図示しない駆動源により駆動ローラ328を回転させ、搬送ローラ対1308によって記録用紙101を挟持して搬送する。
次に、媒体搬送装置1301における用紙センサユニット372及び搬送ローラ対1308の動作ついて、図12〜図14の動作説明図を参照しながら詳細に説明する。
図12〜図14の動作説明図は、斜行した記録用紙101が、媒体搬送装置1301を通過していく過程を、時系列的に模式的に示している。各図の、(a)は給紙トレイ100(図1)側から見た図であり、(b)はピックアップローラ202の回転軸方向(図1の紙面表側)から見た図である。尚、各図(a)では、簡単のため、駆動ローラ328及び従動ローラ310については図示せず、これらのニップ部610のみを点線で示す。また用紙センサユニット372を通過した記録媒体101は、本来、ニップ部610に突き当てられて斜行を矯正するが、図12〜図14の各図においては、煩雑をさけるため、また便宜上の理由によりニップ部610をそのまま通過した状態で示している。
上記したように、記録用紙101が、媒体搬送装置1301より矢印Aの媒体搬送方向の上流側にある用紙繰り出し部200(図1)により、搬送ローラ対308に向けて送り出されると、やがて記録用紙101の先端101aが用紙センサユニット372に差し掛かる。図12は、この時の状態を示すものであるが、上記したように送り出された記録用紙101が媒体搬送方向に対して傾斜した、即ち所定量斜行していた場合を想定している。
このように、搬送されてきた用紙101が大きく斜行していた場合、比較例の用紙センサユニット372及び記録用紙101は、図12に示すような状態となる。そのまま記録用紙101が搬送され続けると、やがて図13に示すような状態となる。この時、用紙先端101aの一端側端部101bは、搬送ローラ対308のニップ部610に突き当たる位置に到達する。また用紙先端101aの中央部はレバー部332に接触し、これを押し上げる。押し上げられたセンサレバー329は、回転軸331を軸心に回転し、遮蔽部333が押し下げられ、この遮蔽部333によってフォトセンサ330を遮光する。これにより、用紙センサユニット372は用紙先端101a(中央部)が用紙センサユニット372の所定位置に到達したことを検知する。
尚、図12〜図14の各図(b)において、「□」は記録用紙101の一端側端部101bの位置を示し、「●」は記録用紙101の他端側端部101cの位置を示している。
用紙センサユニット372が用紙先端101aを検知したことにより、記録用紙101はこのまま更に所定の移動量D1だけ搬送される。この所定の移動量D1は、用紙センサユニット372が遮光を検出してオンとなる際の、レバー部332の用紙搬送路上の位置(図13(b)参照)から前記ニップ部610までの搬送路上の距離をL1とし、規定の突き当て量として設定される搬送路上の距離をR1とすると、所定の移動量D1はこれ等の和、
D1=L1+R1
で定義される。
図13に示される遅れ距離S2は、用紙センサユニット372が記録用紙101を検知したときの、用紙先端101aの最後尾にあたる他端側角部101eから、搬送ローラ対1308により形成されるニップ部610までの距離を表している。
図14は、図13の状態から、記録用紙101が更に所定の移動量D1だけ搬送された直後の状態を示している。同図から明らかなように、斜行している用紙101の前記遅れ距離S2が、
S2>D1=L1+R1
の場合、図14に示されるように、距離L1に加え、突き当て動作のための突き当て距離R1だけ用紙101を搬送した場合においても、用紙先端101aの最後尾にあたる他端側角部101eは搬送ローラ対308により形成されるニップ部610の位置まで搬送されない。この場合、用紙101は、大きなスキューを残したまま、前記駆動ローラ328の駆動の開始により、媒体搬送方向Aへ搬送されることとなる。
図15は、本実施の形態による媒体搬送装置301と比較例における媒体搬送装置1301とにおいて、それぞれ記録用紙のスキューを補正できる範囲を比較したものである。同図(a)に示すように、θは、記録用紙101が矢印Aの搬送方向に斜行する際の記録用紙の傾き量を表している。本実施の形態及び比較例の媒体搬送装置においては、前記突き当て距離R1を4mmに設定し、搬送される記録用紙がA4サイズの用紙であった場合を例にしている。
比較例の媒体搬送装置1301の場合、同図(b)に示すように、突き当て距離R1が4mmであるので、片側が4[mm]=105sinθ[mm]となるスキュー、即ち傾斜角θ=2°程度の斜行までしか補正することができない。
一方、本実施の形態の媒体搬送装置301においては、同図(c)に示すように、例えば、前述したように、A4サイズの用紙を検出する目的で、記録用紙の幅方向中心面600からの用紙接触部336,337の前記距離Lを100mmとすると、スキューを補正可能な片側スキュー量は、
100tanθ+4 [mm] ・・・(2)
となる。
一方、同図(d)に示すように、ここでは検出部(用紙接触部336,337)を、記録用紙の幅方向中心面600からL=100mmの位置に設定しているので、記録用紙が、その先端角部が幅方向中心面600から100mmの位置にくるまで傾く傾斜角θmよりも大きく傾くと上記検出部に記録用紙が接触しなくなる。従って、補正できる用紙の最大傾斜角θmは
105cosθm=100
を満たす角度、即ちθm=18°程度となる。
この時、上記(2)式より、
100tan(18°)+4≒36
となり、片側スキュー量にして、最大36mm程度傾いていた場合にも補正することが可能となる。
以上のように、本実施の形態の媒体搬送装置によれば、搬送される媒体の斜行量が、媒体毎に大きく異なる場合であっても、常に必要最小限の突き当てを行って斜行を矯正できる。従って、媒体が大きく斜行している場合は矯正しきれなかったり、逆に斜行が少ない場合に、必要以上の突き当てを行って媒体を傷める、といった不都合を防ぐことができる。また、必要最小限の突き当てで済むため、用紙を突き当てる動作時に発生する用紙のたわみなどによる走行音も低減することが可能となる。
実施の形態2.
図16は、本発明に基づく実施の形態2の媒体搬送装置701の要部構成を示す斜視図であり、図17は、媒体搬送装置701を給紙トレイ100(図1)の側から見た要部構成図であり、図18は、媒体搬送装置701を感光体ドラム431の回転軸方向(図1の紙面表側)から見た要部構成図である。
この媒体搬送装置701が、前記した図2に示す実施の形態1の媒体搬送装置301と主に異なる点は、用紙センサユニット702の構成である。従って、この媒体搬送装置701が、前記した実施の形態1の媒体搬送装置301(図2)と共通する部分には同符号を付して、或いは図面を省いてここでの説明を省略し、異なる点を重点的に説明する。尚、この媒体搬送装置701を採用する画像形成装置は、媒体搬送装置701以外、前記した実施の形態1で説明した画像形成装置1000(媒体搬送装置301を除く)と全く同じであるためここでの説明を省略し、必要に応じて図1を参照する。
媒体検出手段としての用紙センサユニット702は、同図中に矢印Aで示す媒体搬送方向に対して略直交して並設され、搬送される用紙に接触する2つの変位部材としての検出レバー740,741と、後述するように検出レバー740,741が所定の回動位置に回動したことを検知する、画像形成装置本体に取付けられた検出手段としてのフォトセンサ742とから構成される。このフォトセンサ742は、ここでは例えば反射型フォトセンサで構成されており、発光素子と受光素子とが1つのケースに組み込まれている。この反射型フォトセンサでは、後述するように、被検出体が所定の光路上にあって、発光素子から照射された光が被検出体によって反射され、この反射光を受光素子が受け取る状態と、被検出体が所定の光路上になく、発光素子から照射された光を受光素子が受け取とれない状態とで出力信号を変化させて被検出体の通過を検出する。
フィードローラ203及びリタードローラ204は、図17に示すように、各回転軸が矢印Aの媒体搬送方向に対して略直交する方向(感光体ドラム431(図1)の回転軸方向)に並行して対になるよう配設され、図18に示すように、媒体搬送方向の下流にある搬送ローラ対308へ向けて記録用紙101を搬送可能な位置に配設される。
図19(a)は検出レバー740の外観斜視図であり、図19(b)は検出レバー741の外観斜視図である。同図(a)、(b)に示すように、検出レバー740,741は、それぞれフィードローラ203の回転軸と平行な後述する所定位置で画像形成装置1000本体に回転自在に保持される回転軸745,746、用紙先端101aと接触するための用紙接触部743,744、フォトセンサ742の照射光を反射するための反射部747,748を有する。反射部747,748は、それぞれ回転軸745,746の軸心に対して、用紙接触部743,744の反対側に位置し、図18に示すようにフォトセンサ742の発光素子742aから放射された光を受光素子742bに向けて反射する位置に配設され、更に回転軸745,746を中心に回転して所定の位置まで到達した際に光が通過するための光路開放部749,750を備える。
検出レバー740,741は、図17に示すように、反射部747,748が互いに重なるようにして記録用紙101の幅方向中心面600に対して略左右対称に配置される。検出レバー740,741のアーム部753,754が配設される幅方向の位置は、用紙接触部743,744がそれぞれ用紙の幅方向中心面600から距離Lだけ離れた位置に配設される。用紙接触部743,744は、本媒体搬送装置701を備える画像形成装置1000において、この距離Lが、搬送可能に設定されている記録用紙101のうち最小の幅Wを持つものに応じて設定されて、
W>2L
を満たしている。
即ち、検出レバー740,741は、それぞれの用紙接触部743,744が、上式を満たす用紙先端101aの両端に近い適当な位置にあって、用紙先端101aと接触可能な搬送経路上にあるように配置される。
フォトセンサ742は、図17、図18に示すように、一対の発光素子742a及び受光素子742bが略幅方向中心面600上にあって、且つ後述するように、検出レバー740,741が用紙先端101aに当接して矢印B方向(図18)に回動し、共に所定の回動位置に達した時に前記光路開放部749,750が対向し、反射部747,748により光が反射されていたフォトセンサ742の光路が開放され、出力状態がオフ状態からオン状態に切り替わる位置に配設される。
尚、本実施の形態では、フォトセンサ742として、前記した反射型のものを採用したが、発送素子と受光素子が、検出レバー740,741の反射部747,748を介して対向する位置に配置し、受光素子が遮蔽されることなく直進する光を受光するものであっても良い。この場合、発光素子から出力された光が前記前記光路開放部749,750を通過して受光素子が受け取ることにより出力信号を変化させて、被検出体の通過を検出する。
図20は、媒体搬送装置701の本発明に関与する動作を制御する制御系の要部構成を示すブロック図である。この制御系が、前記した図5で説明した実施の形態1での媒体搬送装置301の制御系に対して異なる点は、用紙センサユニット702(図5では用紙センサユニット302)の前記した構成のみである。従って、主制御部321は、フォトセンサ742の出力に基づいて、前記した図5で説明した実施の形態1での媒体搬送装置301の制御系と同様な制御を行なうものであり、制御系の構成に関するここでの重複する説明は省略する。
次に、媒体搬送装置701の、用紙センサユニット702及び搬送ローラ対308の動作について、図21〜図24の動作説明図を参照しながら詳細に説明する。
図21〜図24の動作説明図は、斜行した記録用紙101が、媒体搬送装置701を通過していく過程を、時系列的に模式的に示している。各図の、(a)は媒体搬送装置701をピックアップローラ202の回転軸方向(図1の紙面表側)から見た図であり(b)は媒体搬送装置701を同図(a)の矢印D方向から見た図である。尚、矢印D方向はフォトセンサ742の正面(検出レバーの反射部747,848に対向し、発光素子742a及び受光素子742bが属する面)に対して略垂直な方向である。
また、各図(b)では、簡単のため、駆動ローラ309及び従動ローラ310については図示せず、必要に応じてこれらのニップ部610のみを点線で示す。また用紙センサユニット302を通過した記録媒体101は、本来、回転停止中の搬送ローラ対308のニップ部610に突き当てられて斜行を矯正するが、図21〜図24の各図においては、煩雑をさけるため、また便宜上の理由によりニップ部610をそのまま通過した状態で示している。
上記したように、記録用紙101が、媒体搬送装置701より矢印Aの媒体搬送方向の上流側にある用紙繰り出し部200(図1)により、搬送ローラ対308に向けて送り出されると、やがて記録用紙101の先端101aが用紙センサユニット702に差し掛かる。図21は、この時の状態を示すものであるが、上記したように送り出された記録用紙101が媒体搬送方向に対して傾斜した、即ち所定量斜行していた場合を想定している。
図21に示すように、この時、例えば用紙先端101aの一端側端部101bが他端側端部101cよりも媒体搬送方向において前方に位置して送り出されているスキューの場合は、まず搬送されてきた記録用紙101の一端側端部101bが検出レバー741の用紙接触部744と接触する。その後、更に記録用紙101が移動すると、図22に示すように、用紙接触部744が記録用紙101の一端側端部101bに押され、これにより検出レバー741が、その回転軸746を中心に矢印B方向(図22(a))に回転する。
尚、図21〜図24の各図(a)において、「□」は記録用紙101の一端側端部101bの搬送路上の位置を示し、「●」は記録用紙101の他端側端部101cの搬送路上の位置を示している。ここで、一端側端部101bとは、記録用紙101の先端101aの、検出レバー741の用紙接触部744と接触する部分のことをいい、他端側端部101cとは、記録用紙101の先端101aの、検出レバー740の用紙接触部743と接触する部分のことをいう。また検出レバー740,741が用紙接触して矢印B方向に回転する前の回転位置を以後基準位置と称し、矢印B方向に所定量回転した後の回転位置を以後検出位置と称す。
その後、更に記録用紙101が搬送され続けると、図23に示すように、用紙先端101aの一端側端部101b及び他端側端部101cが、図22の状態よりも搬送方向に前進し、用紙先端101aの中央部が、搬送ローラ対308によって形成されるニップ部610へ到達する。この時、検出レバー741の矢印B方向への回転は終了し検出位置に至っており、検出レバー741の光路開放部750がフォトセンサ742の光路を開放する位置まで達している。一方、用紙先端101aの他端側端部101cは、検出レバー740の用紙接触部743に接触する位置まで搬送されて、検出レバー740も基準位置から矢印B方向に回転移動を始める。
しかしながら、この時点では検出レバー340は検出位置までには至っていないため、反射部747の備える路開放部749は、フォトセンサ742の光路を開放する位置まで達していない。従って、フォトセンサ742の発光素子742a(図18)から照射された光は検出体となる反射部747によって反射されて受光素子742bによって検知されるため、出力信号がオフ状態を維持する。このため、搬送ローラ対308はまだ駆動されず、停止した状態を保つ。
その後、更に記録用紙101が搬送され続けると、図24に示すように用紙先端101aの一端側端部101b及び他端側端部101cが、図23の状態よりも搬送方向に前進し、用紙先端101aの一端側端部101bが搬送ローラ対308によって形成されるニップ部610に突き当てられた状態となっている(この時、搬送ローラ対308はまだ回転していない)。一方、用紙先端101aの他端側端部101cは、検出レバー740の用紙接触部743を更に押し上げ、検出レバー740を検出位置まで回転する。図24は、検出レバー740が、検出位置まで回転した後の状態を示している。
この回転により検出レバー740の光路開放部749及び検出レバー741の光路開放部350が、同時にフォトセンサ742の光路を開放する位置に達し、発光素子742aから照射された光を反射しない状態となる。従って、フォトセンサ742の発光素子742aから照射された光は、反射部747,748によって反射されず、受光素子742bに受光されなくなるため、フォトセンサ742から出力される信号がオン状態に変化する。これにより、主制御部321は、用紙先端101aが前記媒体検出部702における所定の位置に到達したと判定する。
記録用紙101が用紙センサユニット702によって検出されてからの動作は、前記した実施の形態1の場合と同一であるため、ここでの説明は省略する。
次に、本実施の形態の媒体搬送装置701の全体の動作について、図25のフローチャートに基づいて、更に説明する。
同図に示すフローチャートの処理過程は、用紙センサユニット702の動作に係わるステップS3´及びステップS8´の処理を除いて、前記した実施の形態1において図10に示したフローチャートの処理過程と全く同じである。ステップS3´では、用紙センサユニット702が、フィードローラ203及びリタードローラ204によって搬送される用紙101の用紙先端101aが通過するのを看視し、その通過を、前記した仕組みによってフォトセンサ742の出力をオンして検出し、ステップS8´では、用紙センサユニット702が、搬送ローラ対311が記録用紙101の搬送を開始した後、前記用紙センサユニット702が再びオフとなることにより、用紙後端が用紙検出領域を通過し終えたことを検出する。その他の動作ステップについては、前記した実施の形態1において説明した図10に示すフローチャートの処理過程と全く同じであるので、ここでの説明を省略する。
尚、本実施の形態の媒体搬送装置701におけるスキュー補正能力は、前記検出レバー740,741の用紙接触部743,744を配設する位置を、前記した実施の形態1の媒体搬送装置301におけるアーム部材304,305の用紙接触部336,337の配設位置と同じくした場合、実施の形態1で説明した媒体搬送装置301のスキュー補正能力と同等となる。
以上のように、本実施の形態2の媒体搬送装置によれば、前記した実施の形態1の場合と同様に、搬送される媒体の斜行量が、媒体毎に大きく異なる場合であっても、常に必要最小限の突き当てを行って斜行を矯正できる。従って、媒体が大きく斜行している場合は矯正しきれなかったり、逆に斜行が少ない場合に、必要以上の突き当てを行って媒体を傷める、といった不都合を防ぐことができる。また、必要最小限の突き当てで済むため、用紙を突き当てる動作時に発生する用紙のたわみなどによる走行音も低減することが可能となる。
更に、本実施の形態における媒体搬送装置701は、実施の形態1の媒体搬送装置301と比較して、媒体検出手段を構成する部品数が少なく簡便であるため、製品の信頼性の向上や、製造工程の工程数削減や部品管理の簡素化等によるコストダウンが見込める。
尚、前記した各実施の形態では、レバー部材を用いた例を示したが、これに限定されるものではなく、アクチュエータの形状が異なる場合においても同様の効果が得られる。
また、実施の形態2においては、反射型フォトセンサを用いた例を示したが、これに限定されるものではなく、例えばフォトインタラプタ、回帰反射型フォトセンサ、アクチュエータ型フォトセンサ等を代わりに用いることも可能である。
また、前記した各実施の形態では、給紙ローラの直後に用紙センサ及び搬送ローラを配置した例を示したが、これに限定されるものではなく、例えば用紙センサを給紙ローラではない2組の搬送ローラ対の中間に配置してもよいなど、組み合わせる媒体搬送装置、使用箇所は種々の態様を取り得るものである。
また、前記した各実施の形態では、用紙最小幅WとしてA4サイズを例にし、用紙センサを配設する際の例として、用紙接触部の、用紙の幅方向中心からの距離L=100mmなる例を示したが、これに限定されるものではなく、用紙のサイズや、上記距離Lは、適宜設定されるものである。
また、本実施の形態では、媒体搬送装置を、4つのプロセスユニットを用いて印刷媒体に直接トナー像を転写するタイプの画像形成装置に適用した例を示したが、これに限定されるものではなく、搬送される媒体に画像処理を行う装置、例えば中間転写ベルトを用いたカラー画像形成装置、1つのプロセスユニットを用いる単色画像形成装置、それらを用いた複写機、自動原稿読み取り装置などにも実施可能である。
更に、本実施の形態では、斜行補正のための記録用紙の突き当てを、回転停止中の搬送ローラで行った例を示したが、これに限定されるものではなく、突き当て板のようなものを用いてもよいなど、種々の態様を取り得るものである。
本発明による実施の形態1の画像形成装置の要部構成を正面からみた要部構成図である。 本発明による実施の形態1の媒体搬送装置の要部構成を示す斜視図である。 実施の形態1の媒体搬送装置を給紙トレイの側から見た要部構成図である。 実施の形態1の媒体搬送装置を感光体ドラムの回転軸方向(図1の紙面表側)から見た要部構成図である。 実施の形態1の媒体搬送装置の本発明に関与する動作を制御する制御系の要部構成を示すブロック図である。 実施の形態1の媒体搬送装置の、用紙センサユニット及び搬送ローラ対の動作の説明に供する動作説明図である。 実施の形態1の媒体搬送装置の、用紙センサユニット及び搬送ローラ対の動作の説明に供する動作説明図である。 実施の形態1の媒体搬送装置の、用紙センサユニット及び搬送ローラ対の動作の説明に供する動作説明図である。 実施の形態1の媒体搬送装置の、用紙センサユニット及び搬送ローラ対の動作の説明に供する動作説明図である。 実施の形態1の媒体搬送装置の全体の動作の流を示すフローチャートである。 本発明の比較例としてあげた媒体搬送装置の要部構成を示す斜視図である。 比較例の媒体搬送装置の、用紙センサユニット及び搬送ローラ対の動作の説明に供する動作説明図である。 比較例の媒体搬送装置の、用紙センサユニット及び搬送ローラ対の動作の説明に供する動作説明図である。 比較例の媒体搬送装置の、用紙センサユニット及び搬送ローラ対の動作の説明に供する動作説明図である。 実施の形態1の媒体搬送装置と比較例の媒体搬送装置とにおける、スキュー補正能力を比較するための説明に供する図であり、(a)は記録用紙の斜行量を示す図、(b)は比較例の補正能力を説明するための図、(c) ,(d)は実施の形態1の媒体搬送装置の補正能力を説明するための図である。 本発明による実施の形態2の媒体搬送装置の要部構成を示す斜視図である。 実施の形態2の媒体搬送装置を給紙トレイの側から見た要部構成図である。 実施の形態2の媒体搬送装置を感光体ドラムの回転軸方向(図1の紙面表側)から見た要部構成図である。 (a)は一方の検出レバーの外観斜視図であり、(b)は他方の検出レバーの外観斜視図である。 実施の形態2の媒体搬送装置の本発明に関与する動作を制御する制御系の要部構成を示すブロック図である。 実施の形態2の媒体搬送装置の、用紙センサユニット及び搬送ローラ対の動作の説明に供する動作説明図である。 実施の形態2の媒体搬送装置の、用紙センサユニット及び搬送ローラ対の動作の説明に供する動作説明図である。 実施の形態2の媒体搬送装置の、用紙センサユニット及び搬送ローラ対の動作の説明に供する動作説明図である。 実施の形態2の媒体搬送装置の、用紙センサユニット及び搬送ローラ対の動作の説明に供する動作説明図である。 実施の形態2の媒体搬送装置の全体の動作の流を示すフローチャートである。
符号の説明
100 給紙トレイ、 101 記録用紙、 101a 用紙先端、 101b 一端側端部、 101c 他端側端部、 101e 他端側角部、 102 用紙載置板、 102a 支持軸、 103 リフトアップレバー、 103a 支持軸、 104 モータ、 200 用紙繰出し部、 201 上昇検出部、 202 ピックアップローラ、 203 フィードローラ、 204 リタードローラ、 205 用紙有無検知部、 206 用紙残量検知部、 300 用紙搬送部、 301 媒体搬送装置、 302 用紙センサユニット、 303,304 アーム部材、 305 レバー部材、 305a 一端側端部、 305b 他端側端部、 306 スイッチ、 306a スイッチレバー、 307 レバー支軸、 308 搬送ローラ対、 309 駆動ローラ、 310 従動ローラ、 311 搬送ローラ対、 315 書込みセンサ、 316 シャフト、 317 摩擦材、 318,319 回転軸、 320 制御部、 321 主制御部、 322 給紙モータ制御部、 323 搬送モータ制御部、 324 クラッチ制御部、 325 給紙モータ、 326 搬送モータ、 327 クラッチ、 328 駆動ローラ、 329 センサレバー、 330 フォトセンサ、 331 回転軸、 332 レバー部、 333 遮蔽部、 334 シャフト、 335 摩擦材、 336,337 用紙接触部、 338,339 レバー押下部、 340 長穴、 341 垂下部、 351 スプリング、 372 用紙センサユニット、 400 画像形成部、 430 プロセスユニット、 431 感光体ドラム、 432 帯電ローラ、 433 LEDヘッド、 434 現像ローラ、 435 クリーニングブレード、 436 トナー供給部、 460 転写部、 461 転写ベルト、 462 ドライブローラ、 463 テンションローラ、 464 転写ローラ、 465 クリーニングブレード、 466 トナーボックス、 500 定着ユニット、 501 アッパローラ、 502 ロワローラ、 503a,503b ハロゲンランプ、 504a,504b,504c 排出ローラ対、 505 スタッカ部、 600 幅方向中心面、 610 ニップ部、 620 検出位置、 701 媒体搬送装置、 702 用紙センサユニット、 740 検出レバー、 741 検出レバー、 742 フォトセンサ、 742a 発光素子、 742b 受光素子、 743 用紙接触部、 744 用紙接触部、 745 回転軸、 746 回転軸、 747 反射部、 748 反射部、 749 光路開放部、 750 光路開放部、 753 アーム部、 754 アーム部、 1000 画像形成装置、 1301 媒体搬送装置、 1308 搬送ローラ対。

Claims (7)

  1. 媒体の斜行を補正する機能を有する媒体搬送装置であって、
    前記媒体の搬送方向に略直交する方向に延在し、搬送される前記媒体の先端部が突き当てられる突き当て手段と、
    前記突き当て手段に向けて前記媒体を搬送する媒体搬送手段と、
    前記突き当て手段と前記媒体搬送手段との間に配設され、搬送される前記媒体の幅方向の両端部の通過を検出する媒体検出手段と、
    前記媒体検出手段によって前記両端部の通過が検出された後、前記媒体搬送手段によって前記媒体を所定量搬送し、前記突き当て手段に前記媒体を突き当てて斜行を補正させる制御手段と
    を備え
    前記媒体検出手段が、
    搬送される前記媒体の幅方向の各々の端部に配設され、各々が搬送される前記媒体との接触によって前記搬送方向に移動可能な接触部を有する一対の変位部材と、
    前記媒体の幅方向の略中央部に配設された単一の検出手段と、
    前記変位部材と前記検出手段との間に揺動自在に配設され、前記各変位部材の前記接触部が共に所定量だけ前記搬送方向に移動されるのに伴って、前記検出手段との距離が所定量以上変化し、前記検出手段の出力を第1の状態から第2の状態に変化させるレバー部材と
    を備えることを特徴とする媒体搬送装置。
  2. 媒体の斜行を補正する機能を有する媒体搬送装置であって、
    前記媒体の搬送方向に略直交する方向に延在し、搬送される前記媒体の先端部が突き当てられる突き当て手段と、
    前記突き当て手段に向けて前記媒体を搬送する媒体搬送手段と、
    前記突き当て手段と前記媒体搬送手段との間に配設され、搬送される前記媒体の幅方向の両端部の通過を検出する媒体検出手段と、
    前記媒体検出手段によって前記両端部の通過が検出された後、前記媒体搬送手段によって前記媒体を所定量搬送し、前記突き当て手段に前記媒体を突き当てて斜行を補正させる制御手段と
    を備え、
    前記媒体検出手段が、
    前記媒体の搬送方向に略直交する方向の軸中心に回動自在に保持され、搬送される前記媒体の幅方向の一方の端部に配設された第1の接触部と該第1の接触部より前記幅方向の中央側に配設されて第1の光路開放部が形成された第1の曲面部とを有し、該第1の曲面部が前記軸中心とする断面円弧状に形成され、前記第1の接触部の、搬送される前記媒体との接触によって回動可能な第1の変位部材と、
    前記第1の変位部材と同軸上で回動自在に保持され、搬送される前記媒体の幅方向の他方の端部に配設された第2の接触部と該第2の接触部より前記幅方向の中央側で前記第1の曲面部と重なる位置に配設されて第2の光路開放部が形成された第2の曲面部とを有し、該第2の曲面部が前記軸中心とする断面円弧状に形成され、前記第2の接触部の、搬送される前記媒体との接触によって回動可能な第2の変位部材と、
    前記第1の曲面部と前記第2の曲面部が重なる曲面部に向けて光を放出する発光部と、前記発光部が放出する光を直接或いは反射部材を介して受光する受光部とを備えた検出手段と
    を備え、
    前記第1と第2の接触部が共に前記媒体に接触して所定量だけ前記搬送方向に移動されるのに伴って、前記第1の光路開放部と前記第2の光路開放部とが共に前記発光部が放出する光の光路上に位置することを特徴とする媒体搬送装置。
  3. 前記受光部は、前記発光部によって放出され、前記第1又は第2の曲面部によって反射された光を受光することを特徴とする請求項記載の媒体搬送装置。
  4. 前記受光部は、前記発光部によって放出され、前記第1及び第2の光路開放部を通過した光を受光することを特徴とする請求項記載の媒体搬送装置。
  5. 前記突き当て手段は、
    駆動ローラと、
    前記駆動ローラに当接する従動ローラと
    で構成される搬送ローラ対であることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の媒体搬送装置。
  6. 前記制御部は、
    停止した状態の前記搬送ローラ対に媒体を突き当てて斜行を補正した後、前記搬送ローラ対を駆動して前記媒体を前記搬送方向に搬送することを特徴とする請求項記載の媒体搬送装置。
  7. 請求項1乃至の何れかの媒体搬送装置と、
    搬送される前記媒体に画像を形成する画像形成部と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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