JP2018033358A - ハウス構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 覆部材をスムースに張ることができ、しかも強度も向上させたハウス構造を提供する。【解決手段】 アーチ部材であるアーチパイプ10、11によって1組のアーチ構造12が構成されている。このようなアーチ構造12が複数個並べられている。アーチパイプ10、11は、天頂部において最も近接し、地面に向けて徐々にその間隔が広くなるように構成されている。また、アーチパイプ10、11は、互いに交差しないように形成されている。したがって、アーチパイプ10、11の外側にビニルフィルムをスムースにかつ適切に張ることができる。【選択図】 図1

Description

この発明は、農業用パイプハウスなど組み立て式のハウス構造に関するものである。
図17に、特許文献1に開示された従来のパイプハウスの構造を示す。パイプハウスの断面形状に沿って曲げられたアーチパイプAが所定間隔で、配置されている。アーチパイプAの端部は、地面Eに挿入されて固定されている。
アーチパイプAの内側には、各アーチパイプAを連結するように、横方向に直管B、C、Dが設けられている。アーチパイプAと直管B、C、Dは、取付金具(図示せず)によって固定されている。アーチパイプAの外側は、塩化ビニルフィルムやポリエチレンフィルム(ビニルフィルム)によって覆われる。
特許文献1に示すようなパイプハウスは、簡易な構造でありながら、農作物などのための比較的大型の温室を実現することができるという利点がある。しかし、その強度が十分でなく、積雪や暴風によって倒壊することがあった。
このような問題を解決するため、特許文献2や特許文献3に開示されるように、アーチパイプを交差させる構造としたものが提案されている。たとえば、特許文献2には、図18に示すように、アーチパイプA1とA2を天頂部で交差させた構造が示されている。このようなトラス構造とすることにより、強度を向上させることができる。
特開2002−238365 特許4646322 実開平7−7379
しかしながら、特許文献2、特許文献3のようなパイプハウスでは、アーチパイプが交差しているため段差が生じ、外側を覆うビニルフィルムをスムースに張ることができず、痛んだり破れたりするおそれがあった。
この発明は、上記のような問題点を解決して、覆部材をスムースに張ることができ、しかも強度も向上させたハウス構造を提供することを目的とする。
この発明の独立して適用可能ないくつかの特徴を列挙する。
(1)この発明に係るハウス構造体は、複数個並べて設けられ、両端部が地面に固定されるアーチ部材と、複数のアーチ部材を結合するための横結合部材と、アーチ部材の外側を覆うように設けられた被覆部材とを備えたハウス構造であって、前記アーチ部材は、互いに重なり合わないように、アーチ上部において隣接するアーチ部材と近接し、地面部分に向かって隣接するアーチ部材との間隔が徐々に広くなるように構成されていることを特徴としている。
したがって、アーチ部材の重なりがなく、被覆部材を適切に張ることが可能であるとともに、強度の向上したハウス構造体を得ることができる。
(2)この発明に係る骨組構造は、複数個並べて設けられ、両端部が地面に固定されるアーチ部材と、複数のアーチ部材を結合するための横結合部材と、を備えた骨組構造であって、前記アーチ部材は、互いに重なり合わないように、アーチ上部において隣接するアーチ部材と近接し、地面部分に向かって隣接するアーチ部材との間隔が徐々に広くなるように構成されていることを特徴としている。
したがって、アーチ部材の重なりがなく、被覆部材を適切に張ることが可能であるとともに、強度の向上した骨組構造を得ることができる。
(3)この発明に係る取付金具は、第1のパイプと第2のパイプを交差させて連結するための取付金具であって、第1のパイプの外周に沿わせるための中央部と、中央部に連続し、第1のパイプに交差した第2のパイプの外周に少なくとも半周以上沿わせるための両端部とを備えたことを特徴としている。
したがって、第1のパイプと第2のパイプが90度以外の角度で交差している場合であっても、その角度によらず容易に連結することができる。
(4)この発明に係る取付金具は、第1のパイプと第2のパイプを交差させて連結するため、中央部と側面部とを有するU字状の取付金具であって、第1のパイプの外周に沿うように円弧状に形成された中央部と、第1のパイプに対して、第2のパイプが直交以外の角度にて交差するように、第2のパイプを貫通させるための穴が設けられた側面部とを備えたことを特徴としている。
したがって、第1のパイプと第2のパイプが90度以外の角度で交差している場合であっても、容易に連結することができる。
(5)この発明に係る取付金具は、第1のパイプと第2のパイプを交差させて連結するための取付金具であって、第1のパイプの外周に沿うように円弧状に形成された少なくとも二カ所の第1の線状円弧部と、第1のパイプに対して、第2のパイプが直交以外の角度にて交差するように、第2のパイプの外周に沿うように円弧状に形成された少なくとも二カ所の第2の線状円弧部とを備えたことを特徴としている。
したがって、第1のパイプと第2のパイプが90度以外の角度で交差している場合であっても、容易に連結することができる。
この発明の一実施形態によるハウス構造の斜視図である。 図2Aはハウス構造の平面図、図2Bは正面図、図2Cは側面図である。 取付金具40によって連結されたアーチパイプ10と直管18を示す図である。図3Aは平面図、図3Bは正面図、図3Cは側面図である。 取付金具40の詳細図である。図4Aは正面図、図4Bは側面図である。 くさび42の詳細図である。図5Aは正面図、図5Bは側面図である。 取付金具50によって連結されたアーチパイプ10と直管20を示す図である。図6Aは平面図、図6Bは正面図、図6Cは側面図である。 取付金具50の詳細図である。図7Aは正面図、図7Bは側面図である。 取付金具60の詳細図である。 取付金具60によって連結されたアーチパイプ10と直管18を示す図である。図9Aは平面図、図9Bは正面図、図9Cは側面図である。 取付金具60によって連結されたアーチパイプ10と直管18の他の例を示す図である。図10Aは平面図、図10Bは正面図、図10Cは図10Aを横から見た図である。 取付金具70の詳細図である。 取付金具70によって連結されたアーチパイプ10と直管18を示す図である。 アーチパイプの構成例である。 従来のハウス構造の変形シミュレーションである。 本発明の一実施形態によるハウス構造の変形シミュレーションである。 シミュレーション結果である。 従来のハウス構造である。 従来のハウス構造である。
1.実施形態の説明
図1に、この発明の一実施形態によるパイプハウス構造を示す。アーチ部材であるアーチパイプ10、11によって1組のアーチ構造12が構成されている。このようなアーチ構造12が複数個並べられている。
図2に、アーチ構造12の詳細を示す。図2Aが平面図、図2Bが側面図、図2Cが正面図である。アーチパイプ10、11は、天頂部において最も近接し、地面に向けて徐々にその間隔が広くなるように構成されている。
図1に戻って、アーチパイプ10、11の両端は、地面に埋め込まれて固定される。なお、この実施形態では、地面に固定されたアーチパイプ10、11の間隔Tは、等間隔となるようにしている。
図1のように配置されたアーチ構造12(アーチパイプ10、11)の内側には、横方向にこれらアーチ構造12を連結するための横結合部材である直管14、16、18、20、22が設けられている。このように、直管14、16、18、20、22をアーチ構造12の内側に設けているのは、アーチ構造12の外側にビニルフィルム(図示せず)を張る際に、邪魔にならないようにするためである。
図2に、図1のパイプハウス構造の正面図、平面図、側面図を示す。図2Aが平面図、図2Bが正面図、図2Cが側面図である。図2Aの平面図、図2Bの正面図からわかるように、アーチパイプ10、11は、天頂部において実質的に当接し、地面に向けて徐々にその間隔が広くなるように構成されている。
また、天頂部において直管18に連結され、天部32、34の中央付近において直管16、20に連結され、天部32と足部30の屈曲部、天部34と足部36の屈曲部において直管14、22に連結されている。なお、この実施形態では足部36に直管18を連結していないが、足部36にも直管18を連結するようにしてもよい。
この実施形態では、側面からみたときに、図2Cに示すように、足部30が垂直に降ろされているが、これを外側に広げるように構成してもよい。
アーチパイプ10、11と、各直管14、16、18、20、22は、取付金具によって連結されている。図3に、天頂部におけるアーチパイプ10と直管18の接続構造を示す。図3Aが平面図、図3Bが正面図、図3Cが側面図である。
取付金具40の詳細を、図4に示す。図4Aが正面図、図4Bが側面図である。取付金具40はU字状に形成され、円弧部分40Bは、アーチパイプ10の外径に沿うような内径を有している。したがって、図3Bに示すように、この円弧部分40Bにアーチパイプ10を当接させてしっかりと保持することができる。
図4Aに示すように、取付金具40の中央部分には、切欠40Aが設けられている。切欠40Aには、直管18の外径に沿うような円弧が形成されている。この円弧の先端部と、U字状の円弧部分40Bの内側との距離Lは、アーチパイプ10の外径よりも僅かに小さく形成されている。したがって、図3Cに示すように、アーチパイプ10をU字状の円弧部分40Bに沿わせ、その下に直交させて直管18を切欠40Aから入れて、当接させることができる。
図3B、図3Cに示すように、アーチパイプ10、直管18の下に、くさび42が挿入されている。くさび42の詳細を、図5に示す。図5Aが正面図、図5Bが側面図である。図5Bに示すように、両端部が曲げられてコ字状に形成され、足部42Aが設けられている。また、図5Aに示すように、右端部から左端部に向けて、徐々にその高さが高くなっている。
図4Bに示すように、取付金具40の両端部には、折返し40Cが設けられている。図3Bに示すように、この折返し40Cに、くさび42の足部42Aを挿入して固定する。この際、くさび42は、薄い方から挿入して、厚い方まで押し込むことで、アーチパイプ10と直管18をしっかりと固定することができる。アーチパイプ11と直管18の連結部分も、上記と同様である。
図6に、アーチパイプ10と直管パイプ20の連結構造を示す。図においては、わかりやすくするために、直管パイプ20につき灰色を施している。アーチパイプ10と直管パイプ20は、取付金具50によって連結されている。図6Aが平面図、図6Bが正面図、図6Cが側面図である。
図7に、取付金具50の詳細を示す。取付金具50はU字状に形成され、円弧部分50Bは、アーチパイプ10の外径に沿うような内径を有している。したがって、図6A、図6Cに示すように、この円弧部分50Bにアーチパイプ10を当接させてしっかりと保持することができる。
図7Aに示すように、取付金具50の中央部分には、切欠50Aが設けられている。この切欠50Aは、手前側と奥側でずれている。これにより、図6Bに示すように、直管パイプ20を、取付金具50(アーチパイプ10)に対して角度をつけて連結することができる。
切欠50Aには、直管20の外径に沿うような円弧が形成されている。この円弧の先端部と、U字状の円弧部分50Bの内側との距離Lは、アーチパイプ10の外径よりも僅かに小さく形成されている。したがって、図6Cに示すように、アーチパイプ10をU字状の円弧部分50Bに沿わせ、その下に斜めにした直管20を切欠き50Aから入れて、当接させることができる。
図6A、図6Cに示すように、アーチパイプ10、直管20の下に、くさび42が挿入されている。図7Bに示すように、取付金具50の両端部には、折返し50Cが設けられている。図6Aに示すように、この折返し50Cに、くさび42の足部42Aを挿入して固定する。この際、くさび42は、薄い方から挿入して、厚い方まで押し込むことで、アーチパイプ10と直管20をしっかりと固定することができる。
上記では、アーチパイプ10と直管パイプ20との連結部分について説明したが、直管パイプ14、16、22との連結部分についても同様である。また、アーチパイプ11も、同様にして、直管パイプ14、16、20、22と連結される。
このようにして組み立てられた骨組構造の外側に、ビニルフィルムを張り、端部を固定する。
2.他の実施形態
(1)上記実施形態では、図4、図7に示すような取付金具40、50を用いて連結するようにしている。しかし、図8に示すような、線材によって構成した取付金具60を用いてもよい。取付金具60の中央部分は、パイプの外径に沿う線状円弧部60aとなっている。また、これと直交するようにパイプの外径に沿う線状円弧部60bが設けられている。先端部には、線状円弧部60aと並行に線状円弧部60cが設けられている。線状円弧部60cの先端は、引掛部60dとなっており、リング状60eに挿入して固定できるようになっている。
この取付金具60によって、アーチパイプ10と直管18を連結させた状態を、図9に示す。図9Aが平面図、図9Bが正面図、図9Cが側面図である。図9Bに示すように、線状円弧部60bによってアーチパイプ10が保持される。また、図9Cに示すように、線状円弧部60a、60cによって、直管パイプ18が保持される。図9Aに示すように、リング60eに引掛部60dを挿入して、固定するようにしている。
なお、アーチパイプ10と直管20の連結部のように、両者が直角に交わらない場合には、図8の線状円弧部60a、60cを結ぶ直線と、線状円弧部60bと60bを結ぶ直線が、所定の角度になるように構成すればよい。他の直管14、16、22との連結部についても同様である。
また、図10に示すように連結してもよい。図10Aが平面図、図10Bが正面図、図10Cが図10Aを横から見た図である。図10に示す構造によれば、引掛部60dの先端によって、ビニルフィルムが破れることを防止することができる。
さらに、同一箇所に対し、図9に示す取付金具と、図10に示す取付金具の双方を用いるようにしてもよい。これにより、連結強度を向上させることができる。
上記のような取付金具に代えて、図11に示すような板状の取付金具70によって連結するようにしてもよい。この取付金具70は、中央部70aが細く、両端部70bが太く形成されている。両端部70bの幅Mは、パイプの半周以上を覆うことのできる長さであることが好ましい。
取付金具70によって、アーチパイプ10と直管18を連結した状態を、図12に示す。中央部70aをアーチパイプ10に沿って曲げ、両端部70bを直管18に沿って曲げることで、両者を連結している。
なお、この実施形態では、パイプに沿って板材70を曲げるようにしている。したがって、アーチパイプ10と直管14、16、20、22のように、直角以外の角度で交わる場合であっても、容易に連結をすることができる。
(2)上記実施形態では、農業用のパイプハウスについて説明したが、工業用などその他のパイプハウスについても適用することができる。また、骨組みとしてパイプを用いない構造についても適用可能である。
(3)上記実施形態では、直管を5本設けている。しかし、4本以下、6本以上としてもよい。また、直管を斜めに配置してもよい。
(4)上記実施形態では、覆部材としてビニルフィルムを用いている。しかし、用途に応じて、布など他の覆部材を用いてもよい。
本発明の効果を確認するため、従来のパイプハウス構造との比較を行った。従来のパイプハウスのアーチパイプを図13に示す。このアーチパイプを500mm間隔で20個並べ、直管パイプ5本で連結した構造とした。図14に、その立体構造を示す。パイプの材質は、亜鉛メッキスチール(ヤング率210000MPa、ポアソン比0.28)とし、パイプの外径φ22.2mm、厚み1.2mmとした。
本発明の実施形態によるパイプハウス構造を、図15に示す。アーチパイプ2本を1組として、地面埋め込み部の間隔を500mmとした。これを500mm間隔で10組並べ、直管パイプ5本で連結した構造とした。パイプの材質は従来と同じものとした。
使用する部材数は、図14の従来のパイプハウス構造と同じであるため、材料コストは同等となり、直管パイプとの連結部数も同じとなるため、施工性も同等であると考えられる。
上記構造について、シミュレーションにより強度を解析した。解析には、Solid Works Standard 2015(ダッソー・システムズ・ソリッドワークス社)を用いた。解析モデルは、外径φ22.2mm、厚み1.2mmの円管断面を持つ梁要素を用いて要素分析を行った。
加重条件は、風荷重がパイプハウスの一部に局所的に作用すると想定して、図14、図15に示すように、3方向にそれぞれトータルで1800Nとなるように、風荷重が作用する領域にある節点に均等に設定した。さらに、自重を考慮して、重力加速度9.81m/sおよび材料密度7.70g/cm3を設定した。拘束条件は、地面埋め込み部に相当する節点の3方向変位をゼロとした。
従来構造の変形図に曲げ応力分布を示したものを図16(a)(b)(c)に、本発明構造の変形図に曲げ応力分布を示したものを図16(d)(e)(f)に示す。変形表示は等倍で表示した。
最大応力に着目すると、従来構造では462MPa、本発明構造では417MPaであり、本発明構造を採用することで9.7%低減することがわかった。
変形状態に着目すると、従来構造では、図16(a)(b)からわかるように、荷重が作用している領域のアーチパイプはX軸方向に大きく変形しているが、荷重が作用していない領域のアーチパイプはほとんど変形していない。
一方で、本発明構造では、図16(d)(e)からわかるように、荷重が作用しているアーチパイプのX軸方向の変形量の方が、荷重が作用していないアーチパイプのX軸方向の変形量よりも小さいものの、全てのアーチパイプが変形しており、加重を全体で分担できていると考えられる。
さらに、図16(c)(f)を比較すると、Z軸方向の変形は、従来構造では全体的に変形量が大きいが、本発明構造ではほとんど変形していないことがわかる。
以上より、本発明構造のパイプハウスは、従来構造と比較して応力も変形も抑制されることから、三次元構造全体の剛性が高くなっており、台風や積雪による倒壊対策として有効な構造である。

Claims (5)

  1. 複数個並べて設けられ、両端部が地面に固定されるアーチ部材と、
    複数のアーチ部材を結合するための横結合部材と、
    アーチ部材の外側を覆うように設けられた被覆部材と、
    を備えたハウス構造であって、
    前記アーチ部材は、互いに重なり合わないように、アーチ上部において隣接するアーチ部材と近接し、地面部分に向かって隣接するアーチ部材との間隔が徐々に広くなるように構成されていることを特徴とするハウス構造体。
  2. 複数個並べて設けられ、両端部が地面に固定されるアーチ部材と、
    複数のアーチ部材を結合するための横結合部材と、
    を備えた骨組構造であって、
    前記アーチ部材は、互いに重なり合わないように、アーチ上部において隣接するアーチ部材と近接し、地面部分に向かって隣接するアーチ部材との間隔が徐々に広くなるように構成されていることを特徴とする骨組構造。
  3. 第1のパイプと第2のパイプを交差させて連結するための取付金具であって、
    第1のパイプの外周に沿わせるための中央部と、
    中央部に連続し、第1のパイプに交差した第2のパイプの外周に少なくとも半周以上沿わせるための両端部と、
    を備えた取付金具。
  4. 第1のパイプと第2のパイプを交差させて連結するため、中央部と側面部とを有するU字状の取付金具であって、
    第1のパイプの外周に沿うように円弧状に形成された中央部と、
    第1のパイプに対して、第2のパイプが直交以外の角度にて交差するように、第2のパイプを貫通させるための穴が設けられた側面部と、
    を備えた取付金具。
  5. 第1のパイプと第2のパイプを交差させて連結するための取付金具であって、
    第1のパイプの外周に沿うように円弧状に形成された少なくとも二カ所の第1の線状円弧部と、
    第1のパイプに対して、第2のパイプが直交以外の角度にて交差するように、第2のパイプの外周に沿うように円弧状に形成された少なくとも二カ所の第2の線状円弧部と、
    を備えた取付金具。


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