JP2018031924A - 調光装置 - Google Patents

調光装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018031924A
JP2018031924A JP2016165104A JP2016165104A JP2018031924A JP 2018031924 A JP2018031924 A JP 2018031924A JP 2016165104 A JP2016165104 A JP 2016165104A JP 2016165104 A JP2016165104 A JP 2016165104A JP 2018031924 A JP2018031924 A JP 2018031924A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light control
control plate
region
light
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016165104A
Other languages
English (en)
Inventor
勇樹 熊谷
Yuki Kumagai
勇樹 熊谷
立沢 雅博
Masahiro Tatezawa
雅博 立沢
千明 小幡
Chiaki Obata
千明 小幡
崇宏 八木
Takahiro Yagi
崇宏 八木
渉 降旗
Wataru Furihata
渉 降旗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2016165104A priority Critical patent/JP2018031924A/ja
Publication of JP2018031924A publication Critical patent/JP2018031924A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Polarising Elements (AREA)

Abstract

【課題】2つの光制御板を相対的に移動させたときの傷の発生を防ぐことが可能な調光装置を提供する。【解決手段】調光装置は、第1光制御板10と、第1光制御板10に少なくとも部分的に対面する位置に配置された第2光制御板20とを備え、第1光制御板10と第2光制御板20との間の間隔をDとしたとき、0.29mm≦Dの条件を満たす。【選択図】図2

Description

本開示は、調光装置に関する。
特許文献1には、2つの光制御板(第1光制御板及び第2光制御板)を相対移動させることによって調光を行う調光装置が開示されている。調光装置は、例えば、外光を選択的に遮光及び透過するブラインドやパーテションとして利用される。
特表2014−507676号公報
2つの光制御板を相対移動させると、少なくとも一方の光制御板が撓むことがある。第1光制御板と第2光制御板との間の間隔が小さいと、第1光制御板と第2光制御板を相対的に移動させたときに、互いに対向する面が接触し、傷が発生してしまう。
本発明は、2つの光制御板を相対的に移動させたときの傷の発生を低減可能な調光装置を提供する。
本願発明者らは、2つの光制御板の間隔を調整することによって、上記課題が解決できることを見出した。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例をあげるならば、第1光制御板と、前記第1光制御板に少なくとも部分的に対面する位置に配置されるように構成された第2光制御板とを備え、前記第1光制御板及び前記第2光制御板の少なくとも一方が他方に対して移動可能であり、前記第1光制御板は、第1方向に沿って光学特性が変化する複数の第1調光領域を含み、前記第2光制御板は、前記第1方向に沿って光学特性が変化する複数の第2調光領域を含み、前記第1光制御板と前記第2光制御板との間の間隔をDとしたとき、0.29mm≦Dの条件を満たす、調光装置が提供される。
本発明によれば、2つの光制御板を相対的に移動させたときの傷の発生を低減することができる。本発明に関連する更なる特徴は、本明細書の記述、添付図面から明らかになるものである。また、上記した以外の、課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施形態に係る調光装置の一例を示す概略斜視図である。 図1の概略断面図である。 図2の詳細断面図である。 本発明の一実施形態に係る調光装置の第1位相差層の一例を示す平面図である。 本発明一実施形態における第1光制御板と第2光制御板との重なり状態に応じて光の透過率が変化する機能を説明するための断面図である。 本発明一実施形態における第1光制御板と第2光制御板との重なり状態に応じて光の透過率が変化する機能を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態に係る調光装置の第1光制御板の一例を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る調光装置の第1光制御板の一例を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る調光装置の第1光制御板の一例を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る調光装置の一例を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る調光装置の一例を示す概略斜視図である。 本発明の一実施形態に係る調光装置の一例を示す概略斜視図である。 図12の概略断面図である。 本発明の一実施形態に係る調光装置の遮光状態において第1光制御板及び第2光制御板に対して斜めから入射する光を示す図である。 本発明の一実施形態に係る調光装置の遮光状態において第1光制御板及び第2光制御板に対して斜めから入射する光を示す図である。 本発明の一実施形態に係る第1光制御板及び第2光制御板が撓んだ一例を示す概略断面図である。 本発明の一実施形態に係る第1光制御板及び第2光制御板が撓んだ一例を示す概略断面図である。 本発明の一実施形態に係る第1光制御板及び第2光制御板が撓んだ一例を示す概略断面図である。 本発明の一実施形態に係る調光装置の一例を示す概略断面図である。 本発明の一実施形態に係る調光装置の間隔調整手段の一例を示す概略斜視図である。 図17の概略断面図である。 本発明の一実施形態に係る調光装置の間隔調整手段の一例を示す概略断面図である。 本発明の一実施形態に係る調光装置の間隔調整手段の一例を示す概略断面図である。 本発明の一実施形態に係る調光装置の間隔調整手段の一例を示す概略断面図である。 本発明の一実施形態に係る調光装置の間隔調整手段の一例を示す概略断面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。図1〜図22は本発明による一実施形態およびその変形例を説明するための図である。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
なお、本明細書において、「板」、「シート」、「フィルム」の用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。例えば、「板」は、シートやフィルムと呼ばれ得るような部材も含む概念である。したがって、一例として、「光制御板」は、「光制御シート」や「光制御フィルム」と呼ばれる部材と呼称の違いのみにおいて区別され得ない。
また、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件並びにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「垂直」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈されるべきである。
図1は、本発明の一実施形態に係る調光装置の一例を示す概略斜視図である。調光装置1は、第1光制御板10と、第1光制御板10に少なくとも部分的に対面する位置に配置された第2光制御板20とを備える。例えば、第2光制御板20は、第1光制御板10に対して第1軸方向Xに沿って相対移動が可能に構成されている。なお、第1光制御板10及び第2光制御板20の両方が、例えば第1軸方向Xに沿って相対移動するように構成されてもよい。調光装置1では、第1光制御板10及び第2光制御板20の両方を透過する光の透過率が、第1光制御板10及び第2光制御板20の相対位置に応じて変化する。これにより、調光装置1は、透過光の光量を調整し、光の透過率が低い状態(例えば遮光状態)と光の透過率が高い状態(例えば透過状態)の切り換えができるように構成されている。
本実施形態では、第1光制御板10及び第2光制御板20は、互いに平行に配置されている。第1光制御板10及び第2光制御板20は、その法線方向から見て(平面視において)矩形の形状を有しており、互いに同じ大きさを有している。なお、第1光制御板10及び第2光制御板20は同じ大きさを有している必要はなく、第1光制御板10及び第2光制御板20が少なくとも部分的に重なるような大きさで形成されていればよい。例えば、第1光制御板10及び第2光制御板20の一方が固定され、他方が可動である場合、固定側の光制御板が可動側の光制御板よりも第1軸方向Xに大きく設定されていてもよい。これにより、調光装置における開口(光が透過し得る領域)を大きくとることができる。
図2は、本発明の一実施形態に係る調光装置の概略断面図である。第1光制御板10及び第2光制御板20は、間隔Dをあけて配置されている。第1光制御板10は、第1方向に沿って光学特性が変化する複数の第1調光領域11を含む。また、第2光制御板20は、第1方向に沿って光学特性が変化する複数の第2調光領域21を含む。光学特性が変化するとは、例えば、光学軸(光軸とも呼ばれることがある)、偏光軸、位相差、複屈折率の中の少なくとも1つが変化することをさす。また、本実施形態では、第1光制御板10及び第2光制御板20の光学特性が変化する第1方向と、第1光制御板10及び第2光制御板20の相対移動の方向である第1軸方向Xが一致している。したがって、以下では、これらの方向を「第1軸方向X」と記載する。
なお、図面では、第1光制御板10及び第2光制御板20の相対移動の方向(第1軸方向X)と、第1光制御板10及び第2光制御板20の光学特性が変化する方向(第1方向)とが一致して図示されているが、これに限定されず、互いに交差していてもよい。例えば、第1光制御板10及び第2光制御板20の相対移動の方向と、第1光制御板10及び第2光制御板20の光学特性が変化する方向とのなす角が、5°、10°、15°、20°、25°、30°、35°、40°、45°等の値をとってもよい。
図3は、図2の詳細断面図である。第1光制御板10は、第1基板12と、第1偏光層13と、第1位相差層14とを備える。具体的には、第1基板12上に、第1偏光層13及び第1位相差層14が当該順で積層されている。第2光制御板20は、第2基板22と、第2偏光層23と、第2位相差層24とを備える。具体的には、第2基板22上に、第2偏光層23及び第2位相差層24が当該順で積層されている。第1光制御板10の第1位相差層14と第2光制御板20の第2位相差層24が対面している。
第1光制御板10と第2光制御板20に関して、これらは同一の構成が採用されてもよいし、これらの一部が異なる構成が採用されてもよい。以下では、第1光制御板10及び第2光制御板20の構成要素について説明する。
第1基板12は、第1偏光層13及び第1位相差層14を支持するための支持体である。第1基板12の構成材料としては、第1位相差層14及び第1偏光層13を支持することができ、光透過性を有するものであれば特に限定されない。例えば、第1基板12の構成材料としては、ガラス等の無機材料、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリカーボネート樹脂、エポキシ樹脂、シリコン樹脂等の樹脂材料等が挙げられる。なお、第2基板22は、第1基板12と同一の構成を採用することが可能である。
第1偏光層13と第2偏光層23は、一方の直線偏光成分の光を高い透過率で透過させるとともに、一方の直線偏光成分と直交する方向に振動する他方の直線偏光成分の光を吸収する機能を有している。本実施形態において、第1偏光層13と第2偏光層23とは、その透過軸の向きが互いに非平行となっている。第1偏光層13及び第2偏光層23は、それぞれの透過軸が互いに直交するようにして、すなわちクロスニコル状態(直交ニコルとも呼ぶ)で配置されている。第1偏光層13及び第2偏光層23として、ポリビニルアルコールにヨウ素や二色性色素を吸着させてなる偏光層や、ワイヤーグリッド偏光子と呼ばれる偏光層を用いることができる。
第1位相差層14及び第2位相差層24は、透過光の偏光状態を制御可能となっている。第1位相差層14の第1調光領域11は、透過光の偏光状態に互いに異なる作用を及ぼす第1領域15及び第2領域16を含んでいる。第1位相差層14は、第1領域15と第2領域16との間で、異なる位相変調を透過光に生じさせる。例えば、第1領域15の面内遅相軸方向と第2領域16の面内遅相軸方向とが異なる。具体的には、第1領域15及び第2領域16は、共に、リタデーションがλ/4の位相差層から構成されている。第1位相差層14は、第1領域15を透過する光に対して「λ/4」の位相変調を引き起こし、第2領域16を透過する光に対して「−λ/4」の位相変調を引き起こす。
第2位相差層24は、第1位相差層14と同様に構成され得る。すなわち、第2位相差層24の第2調光領域21は、透過光の偏光状態に互いに異なる作用を及ぼす第3領域25及び第4領域26を含んでいる。第2位相差層24は、第3領域25と第4領域26との間で、異なる位相変調を透過光に生じさせる。例えば、第3領域25の面内遅相軸方向と第4領域26の面内遅相軸方向とが異なる。具体的には、第3領域25及び第4領域26は、共に、リタデーションがλ/4の位相差層から構成されている。第2位相差層24は、第3領域25を透過する光に対して「λ/4」の位相変調を引き起こし、第4領域26を透過する光に対して「−λ/4」の位相変調を引き起こす。
第1位相差層14及び第2位相差層24は、例えば、光配向法やラビング法により形成された配向層上に液晶層を配向させることにより、作製することができる。第1位相差層14及び第2位相差層24は、例えば、国際公開第2013−054673号パンフレット、特開2012−137725号公報、または特開2012−198522号公報等に開示された製法を用いて作製され得るため、ここではこれ以上詳細な説明を省略する。
図4は、第1位相差層14の一例を示す平面図である。第1位相差層14の第1調光領域11は、第1軸方向Xに沿って交互に配置された第1領域15及び第2領域16を含む。本実施形態では、第1領域15及び第2領域16は、第1軸方向Xに沿って交互に隙間なく配置され、第1軸方向Xに沿って同一な幅Wを有している。したがって、第1領域15及び第2領域16は、各領域の幅の二倍「W×2」となる一定ピッチでそれぞれ第1軸方向Xに配列されている。また、各第1領域15及び各第2領域16は、第1軸方向Xに直交する第2軸方向Yに直線状に延びている。なお、図4から理解されるように、第1軸方向X及び第2軸方向Yは、第1光制御板10の板面に平行な面内において、互いに直交する二方向を規定する。
図示省略されているが、第2位相差層24は、第1位相差層14と同様に構成され得る。第2位相差層24の第2調光領域21は、第1軸方向Xに沿って交互に配置された第3領域25及び第4領域26を含む。本実施形態では、第3領域25及び第4領域26は、第1軸方向Xに沿って交互に隙間なく配置され、第1軸方向Xに沿って同一な幅Wを有している。したがって、第3領域25及び第4領域26は、各領域の幅の二倍「W×2」となる一定ピッチでそれぞれ第1軸方向Xに配列されている。また、各第3領域25及び各第4領域26は、第1軸方向Xに直交する第2軸方向Yに直線状に延びている。
なお、第1調光領域11及び第2調光領域21の形状としては、特に限定されないが、例えば、短冊形状、三角形、正方形、菱形、六角形等の多角形が挙げられる。また各調光領域の配列のパターンとしては、ストライプ状、千鳥状等が挙げられる。本実施形態においては、第1調光領域11及び第2調光領域21が短冊形状であり、ストライプ状のパターンで配列されていることが好ましい。
上述の構成によれば、第2光制御板20を第1光制御板10に対して少なくとも幅Wだけ相対移動させることにより、光の透過状態と遮光状態とを切り換えることができる。透過状態と遮光状態との明瞭な切換えを実現するためには、第1位相差層14の各領域15、16と第2位相差層24の対応する領域25、26とが、ずれることなく重なることが望ましい。しかし、実際には、第1位相差層14の各領域15、16と第2位相差層24の対応する領域25、26とがわずかにずれる場合もあり得る。ずれが生じた場合、透過状態では黒の細い線がストライプ状に発現し、遮光状態では白の細い線がストライプ状に発現する。このような事情を考慮すると、幅Wが小さすぎると、ずれが生じた場合に遮光領域に対する透過領域の割合が大きくなってしまうため、外観性が良くない。一方で、幅Wが大きすぎると、第2光制御板20の移動量が大きくなり、第1光制御板10及び第2光制御板20を支持する支持構造が大きくなるだけでなく、移動中に第2光制御板20が撓むことにより第1光制御板10と接触し、傷が発生する可能性も高くなる。したがって、幅Wは、好ましくは3mm以上30mm以下、より好ましくは5mm以上20mm以下である。なお、最も好ましい例として、幅Wは、10mm以上15mm以下である。
本実施形態では、第1位相差層14の第1領域15の遅相軸と、第2位相差層24の第3領域25の遅相軸とは平行となっている。また、第1位相差層14の第2領域16の遅相軸と、第2位相差層24の第4領域26の遅相軸とは平行となっている。この場合、図5及び図6を参照して以下に説明するように、透過状態と遮光状態との切り換えを効果的に行うことができる。
図5及び図6は、第1光制御板10の第1位相差層14と第2光制御板20の第2位相差層24との重なり状態に応じて光の透過率が変化する機能を説明するための断面図である。図5では、第1位相差層14の第1領域15と第2位相差層24の第3領域25とが重なり、第1位相差層14の第2領域16と第2位相差層24の第4領域26とが重なっている。この場合、第2偏光層23を透過した一方の偏光成分の光は、第2位相差層24及び第1位相差層14の両方を透過した後に、振動方向を90°回転させる。したがって、図5に示すように、第2位相差層24及び第1位相差層14の両方を透過した光は、一方の偏光成分とは振動方向が直交する他方の偏光成分の光となっており、第1偏光層13を透過することができる。
一方、図6では、第1位相差層14の第1領域15と第2位相差層24の第4領域26とが重なり、第1位相差層14の第2領域16と第2位相差層24の第3領域25とが重なっている。この場合、第2偏光層23を透過した一方の偏光成分の光は、第2位相差層24及び第1位相差層14の両方を透過した後に、第2位相差層24及び第1位相差層14を透過する前の振動方向を維持する。したがって、図6に示すように、第2位相差層24及び第1位相差層14の両方を透過した光は、一方の偏光成分の光のままであり、第1偏光層13で吸収され、第1偏光層13を透過することはできない。
他の言い方をすれば、第1光制御板10及び第2光制御板20の両方を透過する光のうち、第1光制御板10の第1領域15と第2光制御板20の第3領域25とを通る光の透過率は、第1光制御板10の第1領域15と第2光制御板20の第4領域26とを透過する光の透過率よりも大きい。同様に、第1光制御板10及び第2光制御板20の両方を透過する光のうち、第1光制御板10の第2領域16と第2光制御板20の第4領域26とを通る光の透過率は、第1光制御板10の第2領域16と第2光制御板20の第3領域25とを透過する光の透過率よりも大きい。
第1偏光層13及び第2偏光層23がクロスニコル状態で配置される場合について説明したが、パラレルニコル状態で配置される場合には、第1位相差層14の各領域と第2位相差層24の各領域の対応関係は上記と逆の関係となる。
調光装置1では、第1光制御板10と第2光制御板20との相対位置に応じて、第1領域15と第3領域25及び第4領域26との重なる範囲が変化すると共に、第2領域16と第3領域25及び第4領域26との重なる範囲が変化する。これにより、調光装置1は、第1光制御板10と第2光制御板20との相対位置に応じて、第1光制御板10及び第2光制御板20の両方を透過する光に対する、遮光する範囲と透過する範囲とを連続的に変化させることが可能となる。言い換えると、第1光制御板10と第2光制御板20との相対位置に応じて、第1光制御板10及び第2光制御板20の両方を透過する光の透過率の分布が変化していくことになる。
なお、上述した第1光制御板10及び第2光制御板20の構成は、一例に過ぎず種々の変更が可能である。以上の例に限られることなく、第1光制御板10と第2光制御板20との相対位置に応じて、第1光制御板10及び第2光制御板20の両者を透過する光の透過率を調整することができるものであればよい。
図7は、第1光制御板10の別の例を示す概略断面図である。本例の第1調光領域11では、透過光に生じさせる位相変調の変化量が漸次的に変化する。別の言い方をすれば、複数の第1調光領域11の各々において、面内遅相軸方向が第1軸方向Xに沿って漸次的に変化している。例えば、第1調光領域11において、面内遅相軸方向が第1軸方向Xに沿って、0°〜180°の範囲で漸次変化する。なお、第2光制御板20も、第1光制御板10と同一の構成を採用することが可能である。第2調光領域21では、透過光に生じさせる位相変調の変化量が漸次的に変化する。別の言い方をすれば、複数の第2調光領域21の各々において、面内遅相軸方向が第1軸方向Xに沿って漸次的に変化している。第1領域15及び第2領域16は、共に、リタデーションがλ/2の位相差層から構成されている。
本例の調光装置1では、第1光制御板10と第2光制御板20との相対位置に応じて、第1調光領域11と第2調光領域21との重なる位置が変化する。これにより、調光装置1は、第1光制御板10と第2光制御板20との相対位置に応じて、第1光制御板10及び第2光制御板20の両方を透過する光の透過率を徐々に変化させることが可能となる。本例の調光装置1では、第1光制御板10と第2光制御板20との相対位置に応じて、徐々に遮光状態になる(光の透過率が徐々に小さくなる)、又は、徐々に透過状態になる(光の透過率が徐々に大きくなる)。
図8は、第1光制御板10の別の例を示す概略断面図である。本例の第1光制御板10では、第1偏光層13のみが第1基板12上に積層されている。すなわち、本例の第1光制御板10は、第1偏光層13が第1軸方向Xに沿ってパターニングされている。
本例の第1光制御板10では、第1偏光層13が、第1軸方向Xに沿って光学特性が変化する複数の第1調光領域11を備える。第1偏光層13の第1調光領域11は、透過光の偏光状態に互いに異なる作用を及ぼす第1領域15及び第2領域16を含んでいる。例えば、第1領域15及び第2領域16は、第1軸方向Xに沿って配列しており、互いに透過軸の方向が異なる。例えば、第1領域15における第1偏光層13の透過軸と第2領域16における第1偏光層13の透過軸が互いに直交するように構成されている。
なお、第2光制御板20も、第1光制御板10と同一の構成を採用することが可能である。本例の第2光制御板20では、第2偏光層23が、第1軸方向Xに沿って光学特性が変化する複数の第2調光領域を備える。第2偏光層23の第2調光領域は、透過光の偏光状態に互いに異なる作用を及ぼす第3領域及び第4領域を含んでいる。例えば、第3領域及び第4領域は、第1軸方向Xに沿って配列しており、互いに透過軸の方向が異なる。例えば、第3領域における第2偏光層23の透過軸と第4領域における第2偏光層23の透過軸が互いに直交するように構成されている。
なお、第1領域、第2領域、第3領域、及び第4領域の透過軸の方向は、第1軸方向Xと交差してもよい。例えば、第1偏光層13の第1領域および第2偏光層23の第3領域の透過軸が第1軸方向Xに対し「+45°」の角度をなし、かつ、第1偏光層13の第2領域および第2偏光層23の第4領域の透過軸が第1軸方向Xに対し「―45°」の角度をなすように、第1光制御板10および第2光制御板20を構成してもよい。このような構成によれば、斜視時における光漏れ等を低減する効果が期待できる。
本例の調光装置1では、第1光制御板10と第2光制御板20との相対位置に応じて、第1偏光層13の第1領域15と第2偏光層23の第3領域及び第4領域との重なる範囲が変化すると共に、第1偏光層13の第2領域16と第2偏光層23の第3領域及び第4領域との重なる範囲が変化する。これにより、調光装置1は、第1光制御板10と第2光制御板20との相対位置に応じて、第1光制御板10及び第2光制御板20の両方を透過する光に対する、遮光する範囲と透過する範囲とを連続的に変化させることが可能となる。
図9は、本発明の一実施形態に係る第1光制御板10の別の例を示す概略断面図である。本例の第1光制御板10では、第1基板12上に、第1偏光層13、第1位相差層14、及び第1表面保護層17が当該順で積層されている。第1表面保護層17は、第2光制御板20と対向する側に配置され、第1位相差層14の表面を保護する。なお、第2光制御板20も、第1光制御板10と同一の構成を採用することが可能である。第2光制御板20では、第2基板22上に、第2偏光層23、第2位相差層24、及び第2表面保護層が当該順で積層されてもよい。第2表面保護層は、第1光制御板10と対向する側に配置され、第2位相差層24の表面を保護する。第1表面保護層、第2表面保護層としては、例えば、ハードコートフィルム等を用いることができる。
なお、第1表面保護層及び第2表面保護層は、図8の例にも適用可能である。すなわち、第1位相差層14の表面に第1表面保護層が積層され、第2偏光層23の表面に第2表面保護層が積層されてもよい。
なお、上述した実施形態(例えば、図1〜9)において、第1基板12、第1偏光層13、第1位相差層14、及び第1表面保護層17の層間に図示しない付加的な層(例えば、接着層等)を有していてもよい。同様に、第2基板22、第2偏光層23、第2位相差層24、及び第2表面保護層の層間に図示しない付加的な層(例えば、接着層等)を有していてもよい。
図10は、第1光制御板10及び第2光制御板20の別の例を示す概略断面図である。本例の第1光制御板10では、第1偏光層13が第1基板12から離隔しており、第1位相差層14が第1基板12に積層されている。ここでは、一体となった第1基板12及び第1位相差層14を第1積層体18と称する。第1偏光層13は、第1積層体18から離れた位置に配置されている。第1偏光層13は、第1積層体18に対して、第1軸方向Xに沿って移動してもよいし、移動しなくてもよい。同様に、本例の第2光制御板20では、第2偏光層23が第2基板22から離隔しており、第2位相差層24が第2基板22に積層されている。ここでは、一体となった第2基板22及び第2位相差層24を第2積層体28と称する。第2偏光層23は、第2積層体28から離れた位置に配置されている。第2偏光層23は、第2積層体28に対して第1軸方向Xに沿って移動してもよいし、移動しなくてもよい。
本例の調光装置では、第2積層体28が、第1積層体18に対して第1軸方向Xに相対移動できるように構成されている。これにより、調光装置1は、第1積層体18と第2積層体28との相対位置に応じて、第1光制御板10及び第2光制御板20の両方を透過する光に対する、遮光する範囲と透過する範囲とを連続的に変化させることが可能となる。
なお、別の例として、第1基板12及び第1偏光層13を第1積層体とし、第2基板22及び第2偏光層23を第2積層体としてもよい。この場合、第1位相差層14が、第1積層体から離れた位置に配置され、第2位相差層24が、第2積層体から離れた位置に配置される。この構成において、第1位相差層14及び第2位相差層24の少なくとも一方が第1軸方向Xに沿って相対移動できるように構成されてもよい。
図11は、第1光制御板10及び第2光制御板20の別の例を示す概略斜視図である。第1光制御板10及び第2光制御板20の外縁が形成する図形は、特に制限されず、四角形などの多角形の形状、又は、円(円形、略円形を含む)の形状でもよい。図11の第1光制御板10及び第2光制御板20は、円形である。図1の例では、第1光制御板10及び第2光制御板20の相対移動が第1軸方向Xに沿った直線移動であるが、図11の例では、第1光制御板10及び第2光制御板20の相対移動が曲線移動(例えば、図11に示す円周方向に沿った移動)である。したがって、第1光制御板10及び第2光制御板20の相対移動の方向は、直線状でもよいし、曲線状でもよい。
第1光制御板10は、第1軸方向Xに沿って光学特性が変化する複数の第1調光領域11を備える。また、第2光制御板20は、第1軸方向Xに沿って光学特性が変化する複数の第2調光領域21を備える。本例の調光装置1では、第2光制御板20は、第1光制御板10と少なくとも部分的に対面しながら第1光制御板10に対して回転可能に構成されている。具体的には、第2光制御板20は、第1光制御板10の板面に直交する方向に延びる回転軸Rの周りで、相対的に回転可能である。本例において、回転軸Rは、第1光制御板10の板面に直交する方向、つまり回転軸Rの軸方向からみたときに、第1光制御板10の外縁をなす円の中心を通る。なお、第1光制御板10及び第2光制御板20の両方が回転軸Rの周りで回転可能に構成されてもよい。
本例の調光装置1では、第1光制御板10と第2光制御板20との相対回転に応じて、第1領域15と第3領域25及び第4領域26との重なる範囲が変化すると共に、第2領域16と第3領域25及び第4領域26との重なる範囲が変化する。これにより、調光装置1は、第1光制御板10と第2光制御板20との相対回転に応じて、第1光制御板10及び第2光制御板20の両方を透過する光に対する、遮光する範囲と透過する範囲とを連続的に変化させることが可能となる。
このような実施形態によれば、第1光制御板10と第2光制御板20との相対回転に応じて透過範囲と遮光範囲とから形成される模様を連続的に変化させることができる(例、菱形の模様から正方形の模様への変化など)ため、意匠性に優れる。
次に、第1光制御板10と第2光制御板20を相対的に移動させたときの傷の発生を防ぐことが可能な構成について説明する。
図12は、本発明の一実施形態に係る調光装置の一例を示す概略斜視図であり、図13は、本発明の一実施形態に係る調光装置の一例を示す概略断面図である。調光装置1は、フレーム19に固定された第1光制御板10と、フレーム29に固定された第2光制御板20とを備えている。フレーム19は、第1光制御板10の周囲を取り囲んで当該第1光制御板10を保持する。フレーム29は、第2光制御板20の周囲を取り囲んで当該第2光制御板20を保持する。
上述の構成において、第1光制御板10及び第2光制御板20の相対移動の際に傷が発生しない間隔Dを検討した。さらに外観が良い間隔Dも検討した。第1光制御板10を固定し、第2光制御板20を可動とした。第1光制御板10および第2光制御板20を地面に対して略垂直となるようにそれぞれ配置し、正視時に光漏れを感じないように光制御板同士をアライメントした。そして、第1軸方向Xが水平方向と略平行となるように一方の光制御板を水平方向に沿って移動させる。このとき、間隔Dを調節しながら、第1及び第2光制御板10、20の相対移動の際に傷が発生したかの評価と、外観の評価とを行った。なお、間隔Dは、可動に設定された第2光制御板20が第1光制御板10に向かって最も変位する位置における、第1光制御板10及び第2光制御板20の間隔とする。ここでの外観の評価とは、第1光制御板10及び第2光制御板20の位置合せを行った後に第1光制御板10側から調光装置1を見て、遮光状態で光が漏れていないかを判定した官能評価である。具体的には、第1光制御板10から1m離れた位置に人が立ち、第1光制御板10の基準点を45°の角度から斜視することにより、光漏れの有無を評価した。なお、この評価で使用した第1光制御板10及び第2光制御板20の構成は、各々、縦約900mm、横約1200mm、厚さ3.2mm、幅W12.7mmである。なお、第2光制御板20の横寸法は、第1光制御板10の横寸法よりもおよそ幅1つ分小さかった。また、間隔Dは、第2光制御板20の対角線の交点(図12参照)における間隔である。間隔Dは、電磁式・渦電流式膜厚計(マテック社製 レプトスコープ2042)を用い、第1光制御板10および第2光制御板20が重なった状態で一方の光制御板にプローブを当て、他方の光制御板側に鉄板を当てることにより、第1光制御板10及び第2光制御板20の外面間の距離を測定した。さらに、第1光制御板10及び第2光制御板20のそれぞれに対して、電前記磁式・渦電流式膜厚計を用いて第1光制御板10及び第2光制御板20の厚みを測定した。第1光制御板10及び第2光制御板20の外面間の距離から第1光制御板10及び第2光制御板20のそれぞれの厚みを引いて間隔Dを算出した。
Figure 2018031924

○:3万回の開閉試験後、目視で傷が確認できなかった。
×:3万回の開閉試験後、目視で傷が確認できた。
光漏れ
◎:斜視時に光漏れを感じず、遮蔽状態で調光装置越しに人や物、動作を識別できない。
○:斜視時に光漏れをほとんど感じず、遮蔽状態で調光装置越しに人や物、動作を識別しにくい。
×:斜視時に光漏れを感じる。
表1に示すように、間隔Dが0.2mmまでは第1光制御板10及び第2光制御板20の相対移動の際に第2光制御板20の対角線の交点(この場合、第2光制御板20の重心と一致する)およびその交点近傍に多数の傷が発生した。一方、間隔Dが0.29mm以上の場合、光制御板の面全体において傷の発生を確認できなかった。したがって、傷の発生を防ぐという観点から、0.29mm≦Dを満たすことが好ましい。これにより、相対移動させたときに生じる光制御板の撓みは、0.29mm未満の範囲で生じていることが分かった。さらに、相対移動に伴う光制御板の撓みは、可動に設定された光制御板の対角線の交点(この場合、第2光制御板20の重心と一致する)およびその交点近傍が最大となっていると考えられる。なお、意匠性の効果に重点が置かれている形態(例えば、図11参照)の場合、調光装置1は、少なくとも0.29mm≦Dの条件を満たせばよい。
使用目的や状況に応じて、より高い遮光性が求められる場合もある。間隔Dが2.2mm以上の場合、傷は発生しないが、斜視時に遮光状態において光が若干漏れてしまう。したがって、傷の発生の防止と遮光性の向上の両方を考慮した場合、0.29mm≦D≦2.0mmを満たすことが好ましく、より好ましくは、0.29mm≦D≦1.2mmである。
なお、第1光制御板10及び第2光制御板20の周囲がフレームによって保持される場合、第1光制御板10及び第2光制御板20は、固定端となるフレームから最も離れた位置において相対移動時に最も撓むと考えられる。したがって、間隔Dの上記の数値範囲は、第1光制御板10及び第2光制御板20のうち移動する側の制御板の対角線の交点若しくはその交点近傍、又は、重心若しくはその重心の近傍において設定されるのが好ましい。なお、第1光制御板10及び第2光制御板20の両方が可動に構成されている場合、間隔Dが、一方の光制御板の、対角線の交点若しくはその交点近傍、又は、重心若しくはその重心の近傍において上記数値範囲に設定されるのが好ましい。
さらに別の調光装置を用いて開閉試験を実施した。この開閉試験で使用した第1光制御板10及び第2光制御板20の構成は、各々、縦約871mm、横約1024mm、厚さ3.2mm、幅W12.7mmである。なお、第2光制御板20の横寸法は、第1光制御板10の横寸法よりもおよそ幅1つ分小さかった。間隔Dは、第2光制御板20の対角線の交点における間隔である。第2光制御板20の対角線の交点における間隔Dを0.47mmに設定した。3万回の開閉試験を実施したが、第1光制御板10及び第2光制御板20に傷が発生しなかった。
さらに別の調光装置を用いて開閉試験を実施した。この開閉試験で使用した第1光制御板10及び第2光制御板20の構成は、各々、縦約250mm、横約470mm、厚さ3.2mm、幅W12.7mmである。なお、第2光制御板20の横寸法は、第1光制御板10の横寸法よりもおよそ幅1つ分小さかった。間隔Dは、第2光制御板20の対角線の交点における間隔である。第2光制御板20の対角線の交点における間隔Dを0.56mmに設定した。この開閉試験でも、第1光制御板10及び第2光制御板20に傷が発生しなかった。
さらに別の調光装置を用いて開閉試験を実施した。この開閉試験で使用した第1光制御板10及び第2光制御板20の構成は、各々、縦約900mm、横約1200mm、厚さ24mm、幅W12.7mmである。なお、第2光制御板20の横寸法は、第1光制御板10の横寸法よりもおよそ幅1つ分小さかった。間隔Dは、第2光制御板20の対角線の交点における間隔である。第2光制御板20の対角線の交点における間隔Dを0.29mmに設定した。この開閉試験でも、第1光制御板10及び第2光制御板20に傷が発生しなかった。
次に、間隔Dの上限について説明する。上述の表1に示した試験結果は、第1光制御板10側(正面)から正視したときの光漏れを許容しない使用目的や状況を想定した評価であり、間隔Dの上限は表1の例に限定されない。調光装置1に関しては、少量の光漏れならば許容される場合もある。一例として、隣接する空間の間の目隠しが目的の場合、少量の光漏れは許容される。本願発明者は、これらの使用目的や状況を想定して、間隔Dの上限に関する条件を検討した。
図14A及び図14Bは、遮光状態において第1光制御板10及び第2光制御板20に対して斜めから入射する光を示す図である。図14Aにおいて、第2光制御板20の任意の点Aに対して入射角度θで入射する光は、第1光制御板10を透過する。図14Bは、図14Aと同様の図であるが、間隔Dを図14Aに比べて小さく設定した場合の図である。図14Bにおいて、同じ入射角度θで入射する光は、第1光制御板10を透過することができない。このように、第1〜4領域の幅Wを一定とした場合、図14Aに比べて、間隔Dを小さく設定した図14Bの方が、斜めから入射する光の透過量を小さくすることができる。また、間隔Dを一定とした場合、第1〜4領域の幅Wを大きく設定した方が、斜めから入射する光の透過量を小さくすることができる。調光装置において、例えば、第1光制御板10に対して約45°(つまり、入射角度θ=約45°)以内の角度からみたときに光漏れを感じにくければ、窓等の用途において高い遮光性を実現することができる。例えば、D/W≦0.16としてもよい。さらに光漏れを小さくするという観点から、例えば、D/W≦0.1としてもよい。
なお、間隔Dと幅Wの比(D/W)で傷の発生の低減を検討した場合、表1に示すように、0.02≦D/Wを満たすことが好ましい。
なお、第1位相差層14及び第2位相差層24上に、第1表面保護層、第2表面保護層等が存在する場合、間隔Dは、第1光制御板10及び第2光制御板20の対面する最表面同士の間隔と理解される。
次に、第1光制御板10及び第2光制御板20の構成について説明する。調光装置1において、第1光制御板10及び第2光制御板20が、図15A〜図15Cに示すように撓んでいる場合がある。
図15Cの態様では、第1光制御板10は、第2光制御板20側に向かって反っている。また、第2光制御板20は、第1光制御板10側に向かって反っている。図15Cの態様によれば、最も撓む中央部分において第1光制御板10と第2光制御板20の間隔を大きくし、中央部分と比べて撓みの小さい外周部分において第1光制御板10と第2光制御板20の間隔を小さくしている。すなわち、第1光制御板10及び第2光制御板20は、外周部分の間隔D’よりも中央部分の間隔Dの方が大きくなるように配置されている。これにより、傷の発生を防止できるとともに、第1光制御板10及び第2光制御板20の外周部分が中央部分よりも近接していることにより外周部分の斜視における遮光性が向上する。例えば、外周部分の第1光制御板10及び第2光制御板20の間隔D’を、中央部分の第1光制御板10及び第2光制御板20の間隔Dよりも0.2mm以上小さくしてもよい。
図16は、本発明の一実施形態に係る調光装置の一例を示す概略断面図である。本例では、第1基板12及び第2基板22はフロートガラスにより構成されるガラス基板である。基板としてガラス基板を採用した場合、ガラスのスズ面に対して反対側の面が凸になるように反る。したがって、第1基板12のスズ面12aと第2基板22のスズ面22aとが対向するように配置されることが好ましい。図16の例では、第1基板12のスズ面12a側に第1偏光層13及び第1位相差層14が当該順で積層され、第2基板22のスズ面22a側に第2偏光層23及び第2位相差層24が当該順で積層されている。この構成によれば、第1光制御板10は、第2光制御板20に対する対向面と反対側が凸となり、第2光制御板20は、第1光制御板10に対する対向面と反対側が凸となる。したがって、図15Cの態様のように、第1光制御板10及び第2光制御板20の中央部分の間隔Dを外周部分の間隔D’よりも大きくすることができる。
次に、上述の間隔Dを設定するための構造について説明する。調光装置1は、上述の間隔Dを設定するための間隔調整手段をさらに備えている。図17は、本発明の一実施形態に係る調光装置の間隔調整手段の一例を示す概略斜視図であり、図18は、図17の概略断面図である。
調光装置1は、第1光制御板10の端部10a及び第2光制御板20の端部20aを保持し、第1光制御板10及び第2光制御板20の第1軸方向Xに沿った移動を可能にする案内レール30をさらに備えている。本例では、第1光制御板10及び第2光制御板20の両方が案内レール30上を移動可能である。
第1光制御板10は、第2光制御板20に対する対向面である第1面10bと、第1面10bと反対側の第2面10cとを有する。第2光制御板20は、第1光制御板10に対する対向面である第3面20bと、第3面20bと反対側の第4面20cとを有する。案内レール30は、第1光制御板10の端部10a及び第2光制御板20の端部20aと対向し、第1軸方向Xに沿って延びる基部31と、基部31に接続され、第1軸方向Xに沿って延びる第1壁部32及び第2壁部33とを有する。第1壁部32は、第1光制御板10の第2面10cの外側に位置し、基部31に対して略垂直に延びている。第2壁部33は、第2光制御板20の第4面20cの外側に位置し、基部31に対して略垂直に延びている。
案内レール30は、断面U字状である。第1光制御板10及び第2光制御板20の両方が案内レール30上において第1軸方向Xに沿って移動可能である。なお、第1光制御板10及び第2光制御板20の移動手段として、手動及び/又は電動の移動手段が採用されてよい。例えば、手動又は電動で駆動する偏心カム等により第1光制御板10及び第2光制御板20の一方の端部が押圧されることにより、第1光制御板10及び第2光制御板20の一方が案内レール30に直接接触しながらスライドする構成でもよい。別の例として、ローラを有するフレームが第1光制御板10及び第2光制御板20の端部に取付けられてもよく、フレームのローラが案内レール30上を滑走する構成でもよい。
図18に示すように、第1光制御板10の第1面10bに、間隔Dを設定するためのスペーサ34が取付けられている。スペーサ34が、第1光制御板10の第1面10bと第2光制御板20の第3面20bとの間の間隔Dを調整する間隔調整手段として機能する。別の例として、スペーサ34は、第2光制御板20の第3面20bに取付けられてもよい。本例によれば、スペーサ34の厚さdによって、間隔Dを上述した範囲に調整することができる。例えば、第1光制御板10及び第2光制御板の中央部分の間隔(間隔D)が外周部分の間隔よりも大きい場合には、間隔Dの値よりも厚さが小さいスペーサ34を配置することができる。
スペーサ34は、板状の部材であってもよく、例えば、樹脂板、ガラス板、金属板等を用いてもよい。例えば、スペーサ34は、その板状の部材の長手方向が第1軸方向Xに沿うように配置されてもよい。また、スペーサ34は、複数の部材で構成されてもよく、例えば、複数のスペーサが、所定の間隔で第1軸方向Xに沿って配置されてもよい。
また、スペーサ34の表面は摩擦性が小さい材料で構成されてもよい。この場合、スペーサ34の表面(対向する第2光制御板20との接触面)は、第1光制御板10の第1面10bをなす材料及び第2光制御板20の第3面20bをなす材料よりも動摩擦係数の低い材料で構成されるのが好ましい。例えば、スペーサ34は、フッ素樹脂やシリコン樹脂などの材料で構成されるのが好ましい。
図18の例では、スペーサ34の上端部34aが、第1壁部32の上端部32a及び第2壁部33の上端部33aよりも下方に位置する。この場合、スペーサ34によって視野が遮られることがなく、外観性の良い調光装置を提供することができる。
なお、スペーサ34は、第1光制御板10及び第2光制御板20の少なくとも一方の任意の位置に取付けられてよい。一例として、スペーサ34は、第1、第2光制御板10、20の最も撓む位置(間隔Dが最も変動し得る位置)に取付けられてもよい。また、スペーサ34は、透明の部材でもよい。この場合、第1、第2光制御板10、20のどの位置に取付けられても、スペーサ34によって視野が遮られることがなく、外観性の良い調光装置を提供することができる。
図19は、本発明の一実施形態に係る調光装置の間隔調整手段の別の例を示す概略断面図である。案内レール30は、第1光制御板10の端部10a及び第2光制御板20の端部20aと対向する基部31と、基部31に接続され、第1軸方向Xに沿って延びる第1壁部32、第2壁部33及び第3壁部35とを有する。第1壁部32は、第1光制御板10の第2面10cの外側に位置し、基部31に対して略垂直に延びている。第2壁部33は、第2光制御板20の第4面20cの外側に位置し、基部31に対して略垂直に延びている。第3壁部35は、第1光制御板10の第1面10bと第2光制御板20の第3面20bとの間に配置され、基部31に対して略垂直に延びている。
案内レール30は、第1壁部32と第3壁部35との間に第1光制御板10用の第1溝36と、第2壁部33と第3壁部35の間に第2光制御板20用の第2溝37とを備えている。第1光制御板10は、第1溝36上を第1軸方向Xに沿って移動可能である。また、第2光制御板20は、第2溝37上を第1軸方向Xに沿って移動可能である。案内レール30において、第1溝36と第2溝37との間には第3壁部35が設けられている。第3壁部35が、第1光制御板10と第2光制御板20との間の間隔Dを調整する間隔調整手段として機能する。本例によれば、第3壁部35の厚さdによって、間隔Dを上述した範囲に調整することができる。例えば、第1光制御板10及び第2光制御板の中央部分の間隔(間隔D)が外周部分の間隔よりも大きい場合には、第3壁部35の厚さdを間隔Dの値よりも小さく設定することができる。
図19の例では、第3壁部35の上端部35aが、第1壁部32の上端部32a及び第2壁部33の上端部33aよりも下方に位置する。この場合、第3壁部35によって視野が遮られることがなく、外観性の良い調光装置を提供することができる。
なお、案内レール30が第1壁部32及び第2壁部33の一方または両方を有しておらず、第1光制御板10と第2光制御板20との間に設けられた壁部(又は突出部)を有する態様であってもよい。
図20は、本発明の一実施形態に係る調光装置の間隔調整手段の別の例を示す概略断面図である。第1フレーム41が、第1光制御板10の端部10aに取付けられている。第1フレーム41は、第1光制御板10の端部10aの周囲を囲うように構成されている。また、第2フレーム42が、第2光制御板20の端部20aに取付けられている。第2フレーム42は、第2光制御板20の端部20aの周囲を囲うように構成されている。第1フレーム41及び第2フレーム42が、第1光制御板10と第2光制御板20との間の間隔Dを調整する間隔調整手段として機能する。本例によれば、第1フレーム41の厚さ及び第2フレーム42の厚さの合計(d+d)によって、第1光制御板10と第2光制御板20との間の間隔Dを調整することができる。
なお、第1光制御板10及び第2光制御板の中央部分の間隔(間隔D)が外周部分の間隔よりも大きい場合には、厚さの合計(d+d)を間隔Dの値よりも小さくすることができる。また、フレームは、第1光制御板10及び第2光制御板20の一方に取付けられてもよく、この場合、1つのフレームの厚みが、上述の第1フレーム41の厚さ及び第2フレーム42の厚さの合計に設定されればよい。
第1フレーム41及び第2フレーム42の代わりにテープが用いられてもよい。例えば、図20と同様に、第1テープが、第1光制御板10の端部10aの周囲を囲うように接着され、第2テープが、第2光制御板20の端部20aの周囲を囲うように接着されてもよい。なお、テープは、必ずしも第1光制御板10及び第2光制御板20の両方に接着される必要はない。テープは、第1光制御板10の第1面10b及び第2光制御板20の第3面20bの少なくとも一方に接着されればよい。また、複数のテープが、所定の間隔で第1軸方向Xに沿って接着されてもよい。
テープの接着面と反対側の面は、滑りやすい材料で構成されるのが好ましい。例えば、テープの接着面と反対側の面(対向する光制御板との接触面)は、第1光制御板10の第1面10bをなす材料及び第2光制御板20の第3面20bをなす材料よりも動摩擦係数の低い材料で構成されるのが好ましい。例えば、テープの接着面と反対側の面は、フッ素樹脂、アルミ箔などで構成されてもよい。
図21は、本発明の一実施形態に係る調光装置の間隔調整手段の別の例を示す概略断面図である。図18〜20の例では、第1光制御板10及び第2光制御板20の両方が案内レール30上を移動可能であるが、これに限定されない。例えば、第1光制御板10及び第2光制御板20の一方が移動可能に構成されてもよい。図21の例において、調光装置1は、第1フレーム51と、第2フレーム52と、カバー板54とを備える。
第1光制御板10の端部10aが、第1フレーム51に固定されている。第1フレーム51は、凹部(又は段差部)53を備えている。凹部53は、上述した案内レールと同様の機能を有しており、第2光制御板20が、第1フレーム51の凹部53に沿って、第1光制御板10に対して移動可能に構成されている。第2光制御板20の端部20aには、第2フレーム52が取付けられている。第2フレーム52は、第2光制御板20の端部20aの周囲を囲うように構成されている。カバー板54は、第2光制御板20を第1光制御板10との間に挟むように配置されている。第2光制御板20は、第1フレーム51の凹部53とカバー板54によって保持されている。
スペーサ55が、第2光制御板20の第3面20bに取付けられている。本例によれば、スペーサ55の厚さdによって、間隔Dを上述した範囲に調整することができる。なお、スペーサ55は、第1光制御板10の第1面10bに取付けられてもよい。なお、第1光制御板10及び第2光制御板の中央部分の間隔(間隔D)が外周部分の間隔よりも大きい場合には、厚さdを間隔Dの値よりも小さく設定することができる。
図22は、本発明の一実施形態に係る調光装置の間隔調整手段の別の例を示す概略断面図である。本例の調光装置は、スペーサではなく、第2フレーム52の厚みによって間隔Dを調節するように構成されている。本例によれば、第2フレーム52の厚さdによって、間隔Dを上述した範囲に調整することができる。なお、第1光制御板10及び第2光制御板の中央部分の間隔(間隔D)が外周部分の間隔よりも大きい場合には、厚さdを間隔Dの値よりも小さく設定することができる。
なお、間隔調整手段は、第1光制御板10と第2光制御板20との間の間隔Dを上述した範囲に設定できるものであればよく、上述の例に限定されない。一例として、間隔調整手段は、第1光制御板10又は第2光制御板20のフレームからスペーサを突出させて間隔Dを調節できるような機構であってもよい。例えば、ネジ機構に連結させたスペーサをフレームに取付け、ネジの回転によってスペーサの突出量が調節されてもよい。この構成によれば、第1光制御板10及び第2光制御板20の相対移動の際には間隔Dを大きくとって傷の発生を防ぎながら、相対移動後は間隔Dを小さくし、光漏れを防ぐことができる。
上述の調光装置は、住宅用窓やパーテション等のように、第1光制御板10及び第2光制御板20が地面に対し垂直ないし斜めに配置されるように構成されていてもよい。また、上述の調光装置は、住宅用天窓や自動車のサンルーフ等のように、第1光制御板10及び第2光制御板20が地面に対し斜めないし平行に配置されるように構成されていてもよい。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、他の様々な変形例が含まれる。例えば、上述した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることがあり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1 …調光装置
10 …第1光制御板
11 …第1調光領域
12 …第1基板
13 …第1偏光層
14 …第1位相差層
15 …第1領域
16 …第2領域
17 …第1表面保護層
18 …第1積層体
19 …フレーム
20 …第2光制御板
21 …第2調光領域
22 …第2基板
23 …第2偏光層
24 …第2位相差層
25 …第3領域
26 …第4領域
28 …第2積層体
29 …フレーム
30 …案内レール
31 …基部
32 …第1壁部
33 …第2壁部
34 …スペーサ
35 …第3壁部
41 …第1フレーム
42 …第2フレーム
51 …第1フレーム
52 …第2フレーム
53 …凹部
54 …カバー板
55 …スペーサ

Claims (19)

  1. 第1光制御板と、前記第1光制御板に少なくとも部分的に対面する位置に配置されるように構成された第2光制御板とを備え、
    前記第1光制御板及び前記第2光制御板の少なくとも一方が他方に対して移動可能であり、
    前記第1光制御板は、第1方向に沿って光学特性が変化する複数の第1調光領域を含み、
    前記第2光制御板は、前記第1方向に沿って光学特性が変化する複数の第2調光領域を含み、
    前記第1光制御板と前記第2光制御板との間の間隔をDとしたとき、0.29mm≦Dの条件を満たす、調光装置。
  2. D≦2.0mmの条件をさらに満たす、請求項1に記載の調光装置。
  3. D≦1.2mmの条件をさらに満たす、請求項1または2に記載の調光装置。
  4. 前記第1調光領域の幅及び前記第2調光領域の幅をWとしたとき、0.02≦D/W≦0.16をさらに満たす、請求項1に記載の調光装置。
  5. 前記第1光制御板と前記第2光制御板との間に配置され、前記第1光制御板と前記第2光制御板との間の間隔を調整するための間隔調整手段をさらに備える、請求項1〜4のいずれか1項に記載の調光装置。
  6. 前記間隔調整手段は、前記第1光制御板の前記第2光制御板に対する対向面に配置されたスペーサである、請求項5に記載の調光装置。
  7. 前記第1光制御板及び前記第2光制御板の少なくとも一方の前記第1方向に沿った移動を可能にする案内レールをさらに備え、
    前記間隔調整手段は、前記案内レールに設けられ、かつ、前記第1光制御板と前記第2光制御板との間に配置された壁部である、請求項5に記載の調光装置。
  8. 前記間隔調整手段は、前記第1光制御板及び前記第2光制御板の少なくとも一方を保持するフレームであり、前記フレームの厚みを用いて前記第1光制御板と前記第2光制御板との間の間隔を調整する、請求項5に記載の調光装置。
  9. 前記間隔調整手段は、前記第1光制御板の前記第2光制御板に対する対向面及び前記第2光制御板の前記第1光制御板に対する対向面の少なくとも一方に接着したテープである、請求項5に記載の調光装置。
  10. 前記テープの接着面と反対側の面は、前記第1光制御板の前記第2光制御板に対する対向面をなす材料及び前記第2光制御板の前記第1光制御板に対する対向面をなす材料よりも動摩擦係数の低い材料で構成される、請求項9に記載の調光装置。
  11. 前記第1光制御板は、第1基板と、第1偏光層と、前記複数の第1調光領域を含む第1位相差層とを備え、
    前記第2光制御板は、第2基板と、第2偏光層と、前記複数の第2調光領域を含む第2位相差層とを備える、請求項1〜10のいずれか1項に記載の調光装置。
  12. 前記第1調光領域は、前記第1方向に沿って交互に配列された、遅相軸方向が異なる第1領域及び第2領域を含み、
    前記第2調光領域は、前記第1方向に沿って交互に配列された、遅相軸方向が異なる第3領域及び第4領域を含む、請求項11に記載の調光装置。
  13. 前記複数の第1調光領域の各々において、前記第1方向に沿って遅相軸方向が漸次的に変化しており、
    前記複数の第2調光領域の各々において、前記第1方向に沿って遅相軸方向が漸次的に変化している、請求項11に記載の調光装置。
  14. 前記第1光制御板は、前記複数の第1調光領域を含む第1偏光層と、第1基板とを備え、
    前記第2光制御板は、前記複数の第2調光領域を含む第2偏光層と、第2基板とを備え、
    前記第1調光領域は、前記第1方向に沿って配列し、互いに透過軸の方向が異なる第1領域及び第2領域を含み、
    前記第2調光領域は、前記第1方向に沿って配列し、互いに透過軸の方向が異なる第3領域及び第4領域を含む、請求項1〜10のいずれか1項に記載の調光装置。
  15. 前記第1領域、前記第2領域、前記第3領域、及び前記第4領域の透過軸の方向は、前記第1方向と交差する、請求項14に記載の調光装置。
  16. 前記第1光制御板および前記第2光制御板は、外周部分の間隔よりも中央部分の間隔の方が大きくなるように配置されている、請求項11〜15のいずれか1項に記載の調光装置。
  17. 前記第1光制御板は、前記第2光制御板側に向かって反っており、
    前記第2光制御板は、前記第1光制御板側に向かって反っている、請求項16に記載の調光装置。
  18. 前記第1基板及び前記第2基板は、ガラス基板であり、
    前記第1基板のスズ面と前記第2基板のスズ面とが対向するように配置されている、請求項16または17に記載の調光装置。
  19. 前記第1光制御板は、前記第2光制御板と対向する側に第1表面保護層をさらに備え、
    前記第2光制御板は、前記第1光制御板と対向する側に第2表面保護層をさらに備える、請求項11〜18のいずれか1項に記載の調光装置。
JP2016165104A 2016-08-25 2016-08-25 調光装置 Pending JP2018031924A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016165104A JP2018031924A (ja) 2016-08-25 2016-08-25 調光装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016165104A JP2018031924A (ja) 2016-08-25 2016-08-25 調光装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018031924A true JP2018031924A (ja) 2018-03-01

Family

ID=61303273

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016165104A Pending JP2018031924A (ja) 2016-08-25 2016-08-25 調光装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018031924A (ja)

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5164856A (en) * 1991-02-19 1992-11-17 Yongfeng Zhang Transmittance-adjustable window
JP2014507676A (ja) * 2010-12-30 2014-03-27 スマーターシェード インコーポレイテッド 可変的な透過窓
WO2015111562A1 (ja) * 2014-01-24 2015-07-30 大日本印刷株式会社 調光シートおよび調光板
WO2015111730A1 (ja) * 2014-01-24 2015-07-30 大日本印刷株式会社 調光シートおよび調光板
JP2015140535A (ja) * 2014-01-27 2015-08-03 大日本印刷株式会社 調光装置
JP2015219398A (ja) * 2014-05-19 2015-12-07 大日本印刷株式会社 調光装置及び空間区画構造体
JP2016051133A (ja) * 2014-09-02 2016-04-11 大日本印刷株式会社 調光装置
JP2016051120A (ja) * 2014-09-01 2016-04-11 大日本印刷株式会社 調光装置
JP2016136205A (ja) * 2015-01-23 2016-07-28 大日本印刷株式会社 光制御パネルおよび光制御パネルの設置方法
JP2017026686A (ja) * 2015-07-16 2017-02-02 富士フイルム株式会社 調光装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5164856A (en) * 1991-02-19 1992-11-17 Yongfeng Zhang Transmittance-adjustable window
JP2014507676A (ja) * 2010-12-30 2014-03-27 スマーターシェード インコーポレイテッド 可変的な透過窓
WO2015111562A1 (ja) * 2014-01-24 2015-07-30 大日本印刷株式会社 調光シートおよび調光板
WO2015111730A1 (ja) * 2014-01-24 2015-07-30 大日本印刷株式会社 調光シートおよび調光板
JP2015140535A (ja) * 2014-01-27 2015-08-03 大日本印刷株式会社 調光装置
JP2015219398A (ja) * 2014-05-19 2015-12-07 大日本印刷株式会社 調光装置及び空間区画構造体
JP2016051120A (ja) * 2014-09-01 2016-04-11 大日本印刷株式会社 調光装置
JP2016051133A (ja) * 2014-09-02 2016-04-11 大日本印刷株式会社 調光装置
JP2016136205A (ja) * 2015-01-23 2016-07-28 大日本印刷株式会社 光制御パネルおよび光制御パネルの設置方法
JP2017026686A (ja) * 2015-07-16 2017-02-02 富士フイルム株式会社 調光装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6128270B1 (ja) 調光フィルム
JP2017181888A (ja) 調光フィルム、調光フィルムの積層体
TWI592724B (zh) Dimming film
US8922727B2 (en) Liquid crystal lens device and image display device
JP6554051B2 (ja) 表示装置
JP6375791B2 (ja) 調光装置
JPWO2006132316A1 (ja) 液晶表示素子
US10295837B2 (en) Variable transmission window with blackout bars
US20150138461A1 (en) Three dimensional display device
JP2018031924A (ja) 調光装置
JP6578640B2 (ja) 調光装置、設置方法および区画部材
JP5954636B2 (ja) 調光装置および調光装置の設置方法
JP7276537B2 (ja) 調光セル、調光部材、移動体、調光セルの製造方法
JP2017021124A (ja) 調光装置および調光板
JP6452032B2 (ja) 調光装置、設置方法および区画部材
JP2017032829A (ja) 液晶セル、調光材及び合わせガラス
JP2018072518A (ja) 調光装置、調光板および位相差板
KR102024266B1 (ko) 광학 필름
JP6048606B1 (ja) 調光フィルム及び調光フィルムの製造方法
JP2016012089A (ja) 液晶表示装置
JP2018146846A (ja) 調光装置、調光フィルムセット
JP2018111925A (ja) 調光装置、調光板、及びフレーム
JP6953750B2 (ja) 調光セル
JP6512325B2 (ja) 調光装置
WO2024034687A1 (ja) 調光部材、調光部材の製造方法、調光体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190626

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200714

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210202