JP2017181888A - 調光フィルム、調光フィルムの積層体 - Google Patents
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Abstract
【課題】曲面形状に係るガラス板材等と積層して調光フィルムの積層体を作製し、サンルーフ等に適用する場合にあっても、充分にセルギャップを維持できるようにする。【解決手段】透明フィルム材により作製された第1及び第2の積層体15D、15Uにより液晶材料を挟持して形成された液晶セル14を、直線偏光板12、13により挟持して形成された調光フィルム10において、第1及び又は第2の積層体15D、15Uには、液晶セル14のセルギャップに係る柱形状によるスペーサー22が設けられ、スペーサー22の配置の密度が、面内方向で変化するように設定された。【選択図】図3
Description
本発明は、例えば車両のサンルーフ等に適用して入射光の透過を制御する調光フィルムに関する。
従来、例えば窓に貼り付けて外来光の透過を制御する調光フィルムに関する工夫が種々に提案されている(特許文献1、2)。このような調光フィルムの1つに、液晶を利用したものがある。この液晶を利用した調光フィルムは、透明電極、配向層を作製した透明フィルム材により液晶材料を挟持して液晶セルが作製され、この液晶セルを直線偏光板により挟持して作成される。これによりこの調光フィルムでは、液晶に印加する電界の可変により液晶の配向を可変して外来光を遮光したり透過したりし、さらには透過光量を可変したりし、これらにより外来光の透過を制御する。
また画像表示パネルの1つのである液晶表示パネルは、透明電極、配向膜を作製してなる1対のガラス板材により液晶を挟持して液晶セルが構成され、この液晶セルを直線偏光板により挟持して構成される。液晶表示パネルは、この透明電極のパターンニングにより、画素単位で、液晶に印加する電界を可変して所望の画像を表示する。この液晶表示パネルでは、フォトレジストを使用して作製した柱形状によるスペーサーにより液晶セルのセルギャップを維持する構成が利用されており、特許文献3には、このフォトレジストを使用したスペーサーに関する工夫が提案されている。
ところで調光フィルムは、例えば車両のサンルーフに適用して透過光の制御に利用することが考えられる。この場合、サンルーフに適用されるガラス板材に調光フィルムを貼り付けて、ガラス板材との間で調光フィルムの積層体を構成し、この積層体をサンルーフに係る天窓に適用することにより、サンルーフに調光フィルムを適用して透過光を種々に制御できると考えられる。またサンルーフに適用されるガラス板材は、曲面形状を備えているものの、この曲面形状に倣うように調光フィルムを変形させて調光フィルムの積層体を作製することにより、種々の車両のサンルーフに適用することができと考えられる。
しかしながらこのようにして調光フィルムを作製して曲面形状に係るガラス板材等と積層して調光フィルムの積層体を作製し、サンルーフ等に適用する場合、積層対象の曲面形状に倣うように調光フィルムを変形させた部位で、セルギャップを維持できなくなることが判った。この場合、調光フィルムでは、このセルギャップを維持できなくなった部位で、充分に透過光を制御できなくなる。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、曲面形状に係るガラス板材等と積層して調光フィルムの積層体を作製し、サンルーフ等に適用する場合にあっても、充分にセルギャップを維持できるようにすることを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究を重ね、曲面形状に応じてスペーサーの配置密度を可変する、との着想に至り、本発明を完成するに至った。
具体的には、本発明では、以下のようなものを提供する。
(1) 透明フィルム材により作製された第1及び第2の積層体により液晶材料を挟持して形成された液晶セルを、直線偏光板により挟持して形成された調光フィルムにおいて、
前記第1及び又は第2の積層体には、前記液晶セルのセルギャップに係る柱形状によるスペーサーが設けられ、
前記スペーサーの配置の密度が、面内方向で変化するように設定された調光フィルム。
前記第1及び又は第2の積層体には、前記液晶セルのセルギャップに係る柱形状によるスペーサーが設けられ、
前記スペーサーの配置の密度が、面内方向で変化するように設定された調光フィルム。
(1)によれば、スペーサーの密度の可変により、セルギャップを維持することが困難な部位では、スペーサーの密度を増大させてセルギャップが変化し難くいように設定することができ、これにより曲面形状に係るガラス板材等と積層して調光フィルムの積層体を作製し、サンルーフ等に適用する場合にあっても、充分にセルギャップを維持することができる。
(2) (1)において、
周縁部に比して中央部で、前記スペーサーの配置の密度が小さくなるように設定された調光フィルム。
周縁部に比して中央部で、前記スペーサーの配置の密度が小さくなるように設定された調光フィルム。
(2)によれば、より具体的構成により、調光フィルムの積層体を作製し、サンルーフ等に適用する場合に、充分にセルギャップを維持することができる。
(3) (1)又は(2)において、
前記調光フィルムは、
曲面形状を備えた透明部材に積層して配置され、
前記透明部材との積層において、前記曲面形状により変形の大きい部位で、変形の小さい部位に比して前記スペーサーの配置の密度が大きくなるように設定された調光フィルム。
前記調光フィルムは、
曲面形状を備えた透明部材に積層して配置され、
前記透明部材との積層において、前記曲面形状により変形の大きい部位で、変形の小さい部位に比して前記スペーサーの配置の密度が大きくなるように設定された調光フィルム。
(3)によれば、より具体的に変形の大きな部位程、スペーサーの密度を増大させることができ、一段と確実にセルギャップを維持することができる。
(4) 透明フィルム材により作製された第1及び第2の積層体により液晶材料を挟持して形成された液晶セルを、直線偏光板により挟持して形成された調光フィルムにおいて、
前記第1及び又は第2の積層体には、前記液晶セルのセルギャップに係る柱形状によるスペーサーが設けられ、
前記スペーサーの太さが、面内方向で変化するように設定された調光フィルム。
前記第1及び又は第2の積層体には、前記液晶セルのセルギャップに係る柱形状によるスペーサーが設けられ、
前記スペーサーの太さが、面内方向で変化するように設定された調光フィルム。
(4)によれば、スペーサーの太さの可変により、セルギャップを維持することが困難な部位では、スペーサーを太くしてセルギャップが変化し難くいように設定することができ、これにより曲面形状に係るガラス板材等と積層して調光フィルムの積層体を作製し、サンルーフ等に適用する場合にあっても、充分にセルギャップを維持することができる。
(5) (4)において、
周縁部に比して中央部で、前記スペーサーの太さが小さくなるように設定された調光フィルム。
周縁部に比して中央部で、前記スペーサーの太さが小さくなるように設定された調光フィルム。
(5)によれば、より具体的構成により、調光フィルムの積層体を作製し、サンルーフ等に適用する場合に、充分にセルギャップを維持することができる。
(6) (4)又は(5)において、
前記調光フィルムは、
曲面形状を備えた透明部材に積層して配置され、
前記透明部材との積層において、前記曲面形状により変形の大きい部位で、変形の小さい部位に比して前記スペーサーの太さが大きくなるように設定された調光フィルム。
前記調光フィルムは、
曲面形状を備えた透明部材に積層して配置され、
前記透明部材との積層において、前記曲面形状により変形の大きい部位で、変形の小さい部位に比して前記スペーサーの太さが大きくなるように設定された調光フィルム。
(6)によれば、より具体的に変形の大きな部位程、スペーサーの太さを増大させることができ、一段と確実に、充分にセルギャップを維持することができる。
(7) (1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)の何れかにおいて、
前記液晶材料を配置する部位の体積に対して、当該部位に配置した液晶材料の体積が少ない調光フィルム。
前記液晶材料を配置する部位の体積に対して、当該部位に配置した液晶材料の体積が少ない調光フィルム。
(7)によれば、気泡、液晶溜りの発生を有効に回避して、高い品質を確保することができる。
(8) 曲面形状を備えた透明部材に調光フィルムを積層した調光フィルムの積層体であって、
前記調光フィルムは、
透明フィルム材により作製された第1及び第2の積層体により液晶材料を挟持して形成された液晶セルを、直線偏光板により挟持して形成され、
前記第1及び又は第2の積層体には、前記液晶セルのセルギャップに係る柱形状によるスペーサーが設けられ、
前記スペーサーの配置の密度が、面内方向で変化するように設定された調光フィルムの積層体。
前記調光フィルムは、
透明フィルム材により作製された第1及び第2の積層体により液晶材料を挟持して形成された液晶セルを、直線偏光板により挟持して形成され、
前記第1及び又は第2の積層体には、前記液晶セルのセルギャップに係る柱形状によるスペーサーが設けられ、
前記スペーサーの配置の密度が、面内方向で変化するように設定された調光フィルムの積層体。
(8)によれば、スペーサーの密度の可変により、セルギャップを維持することが困難な部位では、スペーサーの密度を増大させてセルギャップが変化し難くいように設定することができ、これにより充分にセルギャップを維持して調光フィルムの積層体を構成することができる。
(9) (8)において、
前記調光フィルムは、
前記透明部材と積層して変形の大きい部位で、変形の小さい部位に比して前記スペーサーの配置の密度が大きくなるように設定された調光フィルム。
前記調光フィルムは、
前記透明部材と積層して変形の大きい部位で、変形の小さい部位に比して前記スペーサーの配置の密度が大きくなるように設定された調光フィルム。
(9)によれば、より具体的構成により、充分にセルギャップを維持することができる。
(10) 曲面形状を備えた透明部材に調光フィルムを積層した調光フィルムの積層体であって、
前記調光フィルムは、
透明フィルム材により作製された第1及び第2の積層体により液晶材料を挟持して形成された液晶セルを、直線偏光板により挟持して形成され、
前記第1及び又は第2の積層体には、前記液晶セルのセルギャップに係る柱形状によるスペーサーが設けられ、
前記スペーサーの太さが、面内方向で変化するように設定された調光フィルムの積層体。
前記調光フィルムは、
透明フィルム材により作製された第1及び第2の積層体により液晶材料を挟持して形成された液晶セルを、直線偏光板により挟持して形成され、
前記第1及び又は第2の積層体には、前記液晶セルのセルギャップに係る柱形状によるスペーサーが設けられ、
前記スペーサーの太さが、面内方向で変化するように設定された調光フィルムの積層体。
(10)によれば、スペーサーの太さの可変により、セルギャップを維持することが困難な部位では、スペーサーの太さを増大させてセルギャップが変化し難くいように設定することができ、これにより充分にセルギャップを維持して調光フィルムの積層体を構成することができる。
(11) (10)において、
前記調光フィルムは、
前記透明部材と積層して変形の大きい部位で、変形の小さい部位に比して前記スペーサーの太さが大きくなるように設定された調光フィルム。
前記調光フィルムは、
前記透明部材と積層して変形の大きい部位で、変形の小さい部位に比して前記スペーサーの太さが大きくなるように設定された調光フィルム。
(11)によれば、より具体的構成により、充分にセルギャップを維持することができる。
本発明によれば、曲面形状に係るガラス板材等と積層して調光フィルムの積層体を作製し、サンルーフ等に適用する場合にあっても、充分にセルギャップを維持できる。
〔第1実施形態〕
〔車両〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る車両の説明に供する図である。この車両1は、搭乗者の頭上を覆うようにサンルーフに係る開口2が設けられ、この開口2に、調光フィルムの積層体3が配置されて天窓(サンルーフ)が形成される。なおここでサンルーフは、車両のルーフに設けられる外光入射用の透光部である。
〔車両〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る車両の説明に供する図である。この車両1は、搭乗者の頭上を覆うようにサンルーフに係る開口2が設けられ、この開口2に、調光フィルムの積層体3が配置されて天窓(サンルーフ)が形成される。なおここでサンルーフは、車両のルーフに設けられる外光入射用の透光部である。
ここでこの調光フィルムの積層体3は、板ガラス等による透明板材4に、粘着剤、接着剤等により調光フィルム10を積層して形成され、これにより天窓は、調光フィルム10における透過光量の制御により、透過光を種々に制御できるように構成される。
この調光フィルム10の積層に供する透明板材は、車両1の前後方向及び車幅方向に、その表面が曲面形状により形成され、これにより車両1においては、滑らかなフォルムを確保して高いデザイン性を確保できるように構成される。
〔調光フィルム〕
図2は、調光フィルム10を示す断面図である。この調光フィルム10は、印加電圧の可変により透過光の光量を制御する。なお調光フィルム10は、この実施形態のように透明板材と積層してサンルーフに適用する外に、種々の透明部材との間で積層体を構成して、建築物の窓材、パーテーション等、種々に利用される。
図2は、調光フィルム10を示す断面図である。この調光フィルム10は、印加電圧の可変により透過光の光量を制御する。なお調光フィルム10は、この実施形態のように透明板材と積層してサンルーフに適用する外に、種々の透明部材との間で積層体を構成して、建築物の窓材、パーテーション等、種々に利用される。
この調光フィルム10は、液晶を利用して透過光を制御するフィルム材あり、直線偏光板12、13により調光フィルム用の液晶セル14を挟持して構成される。ここで直線偏光板12、13は、ポリビニルアルコール(PVA)にヨウ素等を含浸させた後、延伸して直線偏光板としての光学的機能を果たす光学機能層が形成され、TAC(トリアセチルセルロース)等の透明フィルム材による基材により光学機能層を挟持して作製される。直線偏光板12、13は、クロスニコル配置により、紫外線硬化性樹脂等による接着剤層により液晶セル14に配置される。なお直線偏光板12、13には、それぞれ液晶セル14側に光学補償に供する位相差フィルム12A、13Aが設けられるものの、位相差フィルム12A、13Aは、必要に応じて省略してもよい。
液晶セル14は、後述する透明電極への印加電圧により透過光の偏光面を制御する。これにより調光フィルム10は、透過光を制御して種々に調光を図ることができるように構成される。
〔液晶セル〕
液晶セル14は、フィルム形状による第1及び第2の積層体である下側積層体15D及び上側積層体15Uにより液晶層18を挟持して構成される。下側積層体15Dは、透明フィルム材による基材16に、透明電極21、スペーサー22、配向層23を作製して形成される。上側積層体15Uは、透明フィルム材による基材25に、透明電極26、配向層27を積層して形成される。液晶セル14は、この下側積層体15D及び上側積層体15Uに設けられた透明電極21、26の駆動により、VA(Virtical Alignment)方式におけるマルチドメイン化方式であるMVA方式により液晶層18に設けられた液晶材料の配向を制御し、これにより透過光の偏光面を制御する。ここでVA方式は、液晶の配向を垂直配向と水平配向とで変化させて透過光を制御する方式であり、一般的に、無電界時、液晶を垂直配向させることにより、液晶層を垂直配向層により挟持して液晶セルが構成され、電界の印加により液晶材料を水平配向させるように構成される。ここでマルチドメイン化とは、電界の可変に対して液晶分子の挙動が異なる領域を複数設けることであり、一般的に、複数領域における光学特性の平均値化(積分化)により視野角特性を向上するために適用される。
液晶セル14は、フィルム形状による第1及び第2の積層体である下側積層体15D及び上側積層体15Uにより液晶層18を挟持して構成される。下側積層体15Dは、透明フィルム材による基材16に、透明電極21、スペーサー22、配向層23を作製して形成される。上側積層体15Uは、透明フィルム材による基材25に、透明電極26、配向層27を積層して形成される。液晶セル14は、この下側積層体15D及び上側積層体15Uに設けられた透明電極21、26の駆動により、VA(Virtical Alignment)方式におけるマルチドメイン化方式であるMVA方式により液晶層18に設けられた液晶材料の配向を制御し、これにより透過光の偏光面を制御する。ここでVA方式は、液晶の配向を垂直配向と水平配向とで変化させて透過光を制御する方式であり、一般的に、無電界時、液晶を垂直配向させることにより、液晶層を垂直配向層により挟持して液晶セルが構成され、電界の印加により液晶材料を水平配向させるように構成される。ここでマルチドメイン化とは、電界の可変に対して液晶分子の挙動が異なる領域を複数設けることであり、一般的に、複数領域における光学特性の平均値化(積分化)により視野角特性を向上するために適用される。
なおVA方式に代えて、TN(Twisted Nematic)方式、IPS(In-Place-Switching)方式等の駆動方式を適用してよい。なおIPS方式により駆動する場合、上側積層体15U又は下側積層体15Dの透明電極21又は26の何れか一方が省略され、他方の透明電極のパターンニング等により液晶材料に駆動用の電界を印加する。
基材16、25は、この種のフィルム材に適用可能な種々の透明フィルム材を適用することができるものの、光学異方性の小さなフィルム材を適用することが望ましい。この実施形態において、基材16、25は、ポリカーボネートフィルムが適用されるものの、COP(シクロオレフィンポリマー)フィルム等を適用してもよい。
透明電極21、26は、この種のフィルム材に適用される各種の電極材料を適用することができ、この実施形態ではITO(Indium Tin Oxide)による透明電極材により形成される。
スペーサー22は、液晶層18の厚みを規定するために設けられる。スペーサー22は、フォトレジストにより円柱形状により作製され、透明電極21を作製してなる基材16の上に、フォトレジストを塗工して露光、現像することにより作製される。なおスペーサー22は、上側積層体15Uに設けるようにしてもよく、上側積層体15U及び下側積層体15Dの双方に設けるようにしてもよい。またスペーサー22は、配向層23の上に設けるようにしてもよい。またスペーサーは、楕円形状の断面形状により作製する場合等、種々の断面形状によって柱形状により作製することができる。
配向層23、27は、光配向層により形成される。ここでこの光配向層に適用可能な光配向材料は、光配向の手法を適用可能な各種の材料を広く適用することができるものの、この実施形態では、例えば光2量化型の材料を使用する。この光2量化型の材料については、「M.Schadt, K.Schmitt, V. Kozinkov and V. Chigrinov : Jpn. J. Appl.Phys., 31, 2155 (1992)」、「M. Schadt, H. Seiberle and A. Schuster : Nature, 381, 212(1996)」等に開示されている。なお光配向層に代えて、ラビング処理して配向層を作製してもよく、またラビング処理による微細なライン状凹凸形状を賦型処理により作製して配向層としてもよい。
液晶層18は、この種の調光フィルムに適用可能な各種の液晶材料を広く適用することができる。具体的に、液晶層18には、例えばメルク社製MLC2166等の液晶材料を適用することができる。なお液晶セル14は、液晶層18を囲むように、シール材29が配置され、このシール材29により上側積層体15U、下側積層体15Dが一体に保持され、液晶材料の漏出が防止される。
〔スペーサーの配置〕
調光フィルム10は、上側積層体15U、下側積層体15D、シール材29で囲まれた液晶層18の作製スペースの体積に対して、液晶層18に係る液晶材料の体積が作製スペースの95%となる液晶量により配置される。これにより調光フィルム10は、使用中の振動、温度変化等による作製スペースの体積変化によっては、液晶溜りが発生しないようしにして品質劣化を防止する。より具体的に、この作製スペースの体積は、シール材29で囲まれた部位の面積に、スペーサー22によって決まる上側積層体15U及び下側積層体15D間の間隔(セルギャップ)を乗算して求められる体積である。
調光フィルム10は、上側積層体15U、下側積層体15D、シール材29で囲まれた液晶層18の作製スペースの体積に対して、液晶層18に係る液晶材料の体積が作製スペースの95%となる液晶量により配置される。これにより調光フィルム10は、使用中の振動、温度変化等による作製スペースの体積変化によっては、液晶溜りが発生しないようしにして品質劣化を防止する。より具体的に、この作製スペースの体積は、シール材29で囲まれた部位の面積に、スペーサー22によって決まる上側積層体15U及び下側積層体15D間の間隔(セルギャップ)を乗算して求められる体積である。
すなわちこのような調光フィルムでは、液晶層18に気泡が発生したり、いわゆる液晶溜りが発生する場合がある。なおここで液晶溜りは、液晶層18の上下基材が局所的に膨れ上がり、その結果、液晶層の厚さが局所的に厚くなってしまう現象である。
これらのうち、気泡は、液晶層の作製スペースに対して液晶量が少な過ぎる場合に、使用中の振動、温度変化等による液晶層作製スペースの体積変化により発生することが判った。この場合、調光フィルムでは、この気泡により局所的に透過率、遮光率等が劣化し、品質が劣化する。
また液晶溜りは、液晶層の作製スペースに対して液晶量が多すぎる場合に、使用中に局所的に透明フィルム材に膨らみが発生する等により液晶層の厚みが部分的に増大して発生することが判った。この場合も、調光フィルムでは、局所的に透過率、遮光率等が劣化し、品質が劣化する。
これらにより液晶量の管理により、気泡、液晶溜りの発生を防止することができる。より具体的に、液晶層の作製スペースの体積に比して液晶量を少なめにし、これにより液晶溜りの発生を防止する。またこの場合、気泡の発生に係る体積変化については、フォトスペーサー22の収縮により、作製スペース自体の体積を変化させて対応することができる。これによりこの方法によれば、急激な温度変化による液晶の体積変化に対しても、気泡、液晶溜りの発生を防止することができる。
なおこの液晶層18の作製スペースに対する液晶量は、作製スペースに比して液晶量を少なくして液晶溜り、気泡の発生を防止することができるものの、好ましくは、液晶量を作製スペースの95%±5%以内の範囲に設定して、より好ましくは、作製スペースの95%±3%以内の範囲に設定して充分に液晶溜り、気泡の発生を防止することができる。
ところで調光フィルムの積層体3を作製する場合、積層対象である透明板材4の曲面形状に倣うように、調光フィルム10を変形させて積層体を作製することが必要になる。その結果、調光フィルム10において、変形させた部位で、セルギャップを維持できなくなり、その結果、当該部位で充分に透過光を制御できなくなる。
特に、調光フィルム10では、使用による液晶層作製スペースの体積変化を緩和できるように作製された液晶セル14の外側に直線偏光板12、13、位相差フィルム12A、13Aを備えることにより、単純に液晶セル14のみによる場合に比して、著しく柔軟性が劣化し、これにより透明板材4の曲面形状に倣うように変形させて積層体を作製する場合には、スペーサー22を充分な密度により配置してさらに一段と変形し難くすることも難しく、これにより一段とセルギャップを維持することが難しくなる。
そこでこの実施形態では、スペーサー22については、調光フィルム10の面内方向でその密度を可変し、これにより透明板材4の曲面形状に倣うように変形させて積層体を作製する場合にあっても、充分にセルギャップを維持できるようにする。
図3は、このスペーサー22の配置の説明に供する調光フィルムの積層体3の断面図であり、図1において、車幅方向に延長する切断面により、ほぼ中央部分で調光フィルムの積層体3を切り取った断面図である。この積層体3においては、調光フィルム10の変形が小さな部位AR1で、変形の大きな部位AR2に比して、相対的に、スペーサー22の密度が小さくなるように、スペーサー22が配置される。
なおこのような積層時における積層対象に倣った変形は、調光フィルム10を配置する多くの配置対象で、中央部分に比して周縁部で大きいことにより、調光フィルム10は、中央部分に比して相対的に周縁部でスペーサー22の密度が増大するように設定してもよい。
またこの実施形態では、サンルーフに係る透明板材4は、車両の前後方向及び車幅方向にその表面が曲面形状により形成されていることにより、調光フィルム10は、矩形形状に係る全体形状において、その四隅の部位で、最もスペーサー22の密度が高く、この四隅より遠ざかるに従ってスペーサー22の密度が低下し、中央の広い範囲で最もスペーサー22の密度が小さくなるように設定される。
より具体的に、スペーサー22は、直径9μm以下25μm以上の円柱形状により形成され、50個/mm2以上300個/mm2以下が密度の範囲に設定され、この密度の範囲で、密度の高い部位と低い部位とが設定される。またスペーサー22は、ランダムに配置され、これにより規則的な配置による干渉縞の発生等を充分に防止できるように構成される。より具体的に、例えば、この密度の範囲で、曲率半径rの逆数1/rに配置密度が比例するように設定することにより、密度の高い部位と低い部位とを設定することができる。
〔製造工程〕
図4は、調光フィルムの積層体の製造工程を示すフローチャートである。この製造工程は、透明電極作製工程SP2において、スパッタリング等の手法を適用して、透明基材16、25にそれぞれ透明電極21、26を作成する。さらに続いてスペーサー作製工程SP3において、下側積層体15D側である透明電極21を作製した透明基材16にフォトレジスト膜を作製した後、露光、現像処理し、これによりスペーサー22を作製する。この実施形態では、このスペーサー22の作製に係る露光用マスクの設定により、上述したようにスペーサー22の配置の密度が設定される。
図4は、調光フィルムの積層体の製造工程を示すフローチャートである。この製造工程は、透明電極作製工程SP2において、スパッタリング等の手法を適用して、透明基材16、25にそれぞれ透明電極21、26を作成する。さらに続いてスペーサー作製工程SP3において、下側積層体15D側である透明電極21を作製した透明基材16にフォトレジスト膜を作製した後、露光、現像処理し、これによりスペーサー22を作製する。この実施形態では、このスペーサー22の作製に係る露光用マスクの設定により、上述したようにスペーサー22の配置の密度が設定される。
続いて製造工程は、配向層作製工程SP4において、基材16、25に配向層23、27を作製する。この製造工程は、封止工程SP5において、ディスペンサーによりシール材29を枠形状により下側積層体15Dに塗布した後、この枠形状により囲まれた所定位置に、ディスペンサーを使用して液晶層18に係る液晶材料を滴下する。なおこの液晶材料の滴下とシール材との配置の順序を入れ替えるようにしてもよい。また下側積層体15Dに代えて上側積層体15Uにシール材、液晶材料を配置してもよい。その後、この製造工程は、上側積層体15U及び下側積層体15Dを積層した後、加熱、押圧してシール材29を硬化させ、これにより液晶層18を挟持するようにして、上側積層体15U及び下側積層体15Dをシール材29により貼り合せて一体化する。その後、この製造工程は、紫外線硬化性樹脂等の接着剤層によりにより直線偏光板12、13を配置する。
この製造工程は、続いてこのようにして作製した調光フィルムを透明板材に貼り付けて積層し、これにより調光フィルムを配置してなる透明板材により調光フィルムの積層体3が形成される。
〔第2実施形態〕
この実施形態では、第1実施形態に係るスペーサー22の配置の密度の設定に代えて、又は加えて、スペーサー22の太さの設定により、充分にセルギャップを確保できるようにする。この実施形態では、このスペーサー22の設定に関する構成を除いて、第1実施形態と同一に構成される。
この実施形態では、第1実施形態に係るスペーサー22の配置の密度の設定に代えて、又は加えて、スペーサー22の太さの設定により、充分にセルギャップを確保できるようにする。この実施形態では、このスペーサー22の設定に関する構成を除いて、第1実施形態と同一に構成される。
すなわちこの実施形態では、スペーサー22の配置の密度に代えて、又はスペーサー22の配置の密度に加えて、スペーサー22の太さが、面内方向で変化するように設定される。すなわち積層体において変形の大きな部位では、相対的に、スペーサー22の配置の密度の増大に代えて、又は加えてスペーサー22の太さを太くし、これによりセルギャップを維持できるようにする。
なおこれによりこの実施形態では、調光フィルムの周縁部に比して中央部で、スペーサー22の太さが小さくなるように設定される。また積層体において、変形の大きい部位で、変形の小さい部位に比してスペーサー22の太さが大きくなるように設定される。
より具体的に、スペーサー22は、17μm±8μm以内の範囲で、太さが設定される。なお配置の密度は、50個/mm2以上300個/mm2以下であり、またランダムに配置される。
〔他の実施形態〕
以上、本発明の実施に好適な具体的な構成を詳述したが、本発明は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述の実施形態を種々に組み合わせたり、さらには種々に変更することができる。
以上、本発明の実施に好適な具体的な構成を詳述したが、本発明は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述の実施形態を種々に組み合わせたり、さらには種々に変更することができる。
すなわち上述の実施形態では、液晶材料を間に挟んで2つの積層体15D、15Uを積層一体化して液晶セルを作製する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、2つの積層体を積層一体化した後、この2つの積層体15D、15Uの間に液晶材料を配置して液晶セルを作製する場合にも広く適用することができる。
また上述の実施形態では、調光フィルムを積層対象に貼り付けて積層する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば合わせガラスのように、積層対象により挟持して加圧一体化して調光フィルムの積層体を構成する場合等にも広く適用することができる。
1 車両
2 開口
3 積層体
4 透明板材
10 調光フィルム
11 透明電極
12、13 直線偏光板
12A、13A 位相差フィルム
14 液晶セル
15D 下側積層体
15U 上側積層体
16、25 基材
18 液晶層
21、26 透明電極
22 スペーサー
23、27 配向層
29 シール材
2 開口
3 積層体
4 透明板材
10 調光フィルム
11 透明電極
12、13 直線偏光板
12A、13A 位相差フィルム
14 液晶セル
15D 下側積層体
15U 上側積層体
16、25 基材
18 液晶層
21、26 透明電極
22 スペーサー
23、27 配向層
29 シール材
Claims (11)
- 透明フィルム材により作製された第1及び第2の積層体により液晶材料を挟持して形成された液晶セルを、直線偏光板により挟持して形成された調光フィルムにおいて、
前記第1及び又は第2の積層体には、前記液晶セルのセルギャップに係る柱形状によるスペーサーが設けられ、
前記スペーサーの配置の密度が、面内方向で変化するように設定された
調光フィルム。 - 周縁部に比して中央部で、前記スペーサーの配置の密度が小さくなるように設定された
請求項1に記載の調光フィルム。 - 前記調光フィルムは、
曲面形状を備えた透明部材に積層して配置され、
前記透明部材との積層において、前記曲面形状により変形の大きい部位で、変形の小さい部位に比して前記スペーサーの配置の密度が大きくなるように設定された
請求項1又は請求項2に記載の調光フィルム。 - 透明フィルム材により作製された第1及び第2の積層体により液晶材料を挟持して形成された液晶セルを、直線偏光板により挟持して形成された調光フィルムにおいて、
前記第1及び又は第2の積層体には、前記液晶セルのセルギャップに係る柱形状によるスペーサーが設けられ、
前記スペーサーの太さが、面内方向で変化するように設定された
調光フィルム。 - 周縁部に比して中央部で、前記スペーサーの太さが小さくなるように設定された
請求項4に記載の調光フィルム。 - 前記調光フィルムは、
曲面形状を備えた透明部材に積層して配置され、
前記透明部材との積層において、前記曲面形状により変形の大きい部位で、変形の小さい部位に比して前記スペーサーの太さが大きくなるように設定された
請求項4又は請求項5に記載の調光フィルム。 - 前記液晶材料を配置する部位の体積に対して、当該部位に配置した液晶材料の体積が少ない
請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6の何れかに記載の調光フィルム。 - 曲面形状を備えた透明部材に調光フィルムを積層した調光フィルムの積層体であって、
前記調光フィルムは、
透明フィルム材により作製された第1及び第2の積層体により液晶材料を挟持して形成された液晶セルを、直線偏光板により挟持して形成され、
前記第1及び又は第2の積層体には、前記液晶セルのセルギャップに係る柱形状によるスペーサーが設けられ、
前記スペーサーの配置の密度が、面内方向で変化するように設定された
調光フィルムの積層体。 - 前記調光フィルムは、
前記透明部材と積層して変形の大きい部位で、変形の小さい部位に比して前記スペーサーの配置の密度が大きくなるように設定された
請求項8に記載の調光フィルム。 - 曲面形状を備えた透明部材に調光フィルムを積層した調光フィルムの積層体であって、
前記調光フィルムは、
透明フィルム材により作製された第1及び第2の積層体により液晶材料を挟持して形成された液晶セルを、直線偏光板により挟持して形成され、
前記第1及び又は第2の積層体には、前記液晶セルのセルギャップに係る柱形状によるスペーサーが設けられ、
前記スペーサーの太さが、面内方向で変化するように設定された
調光フィルムの積層体。 - 前記調光フィルムは、
前記透明部材と積層して変形の大きい部位で、変形の小さい部位に比して前記スペーサーの太さが大きくなるように設定された
請求項10に記載の調光フィルム。
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