JP2018030367A - バリアブルデータ・リソグラフィ印刷用の再循環槽を有するクリーニングシステムアーキテクチャ - Google Patents

バリアブルデータ・リソグラフィ印刷用の再循環槽を有するクリーニングシステムアーキテクチャ Download PDF

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Abstract

【課題】バリアブルデータ・リソグラフィ印刷システムにおいて使用するためのクリーニング方法及びシステムを提供する。
【解決手段】バリアブル・リソグラフィクリーニング装置、システム14及び方法は、塵埃及びインク残渣が低表面エネルギ再画像形成可能な適合性のあるブランケット表面12から粘着性ローラ52などの高表面エネルギ表面低デュロメータクリーニング部材へと、その後、掻き傷をつけにくく耐性がある硬質ローラ54などのさらに高表面エネルギクリーニング部材へと転写されることができるという原理に基づいて動作する。硬質ローラ54は、各回転時に乾燥した硬質ローラ54とともに洗浄溶液60で湿潤されたメラミンスポンジ58などの第3のクリーニング部材を有するインクフラッシング装置56によって掻き取られることができる。
【選択図】図2

Description

本開示は、バリアブルデータ・リソグラフィ印刷に関する。より具体的には、本開示は、バリアブルデータ・リソグラフィ印刷システムにおいて使用するためのクリーニング方法及びシステムに関する。
オフセットリソグラフィは、今日の一般的な印刷方法である。(本願明細書の目的のために、用語「印刷」及び「マーキング」は互換可能である)。典型的なリソグラフィプロセスにおいて、画像転写要素又は画像形成プレートは、平板状構造、シリンダの表面又はベルトなどとすることができ、疎水性及び親油性材料から形成された「画像領域」と親水性材料から形成された「非画像領域」とを有するように構成されている。画像領域は、インクなどの印刷又はマーキング材料によって占有される最終印刷物(すなわち、目的基材)上の領域に対応する領域であるのに対して、非画像領域は、前記マーキング材料によって占有されない最終印刷物上の領域に対応する領域である。親水性領域は、湿し水又は湿潤液(典型的には、例えば表面張力を低減するために水及び少量のアルコール並びに他の添加剤及び/又は界面活性剤からなる)と一般に称される水系液体を受容して容易に湿らされる。疎水性領域は、湿し水をはじき、インクを受容するのに対して、親水性領域上に形成された湿し水は、インクを拒絶するための液体「剥離層」を形成する。したがって、画像形成プレートの親水性領域は、最終印刷物の未印刷領域又は「非画像領域」に対応する。
インクは、紙などの基材に直接転写されてもよく、又は、オフセット印刷システムにおけるオフセット(又はブランケット)シリンダなどの中間表面に塗布されてもよい。後者の場合、オフセットシリンダは、画像形成ブランケットの表面の頂上から谷の深さよりも若干大きい表面の頂上から谷の深さを有することがある基材のテクスチャに適合することができる表面を有する適合性のあるコーティング又はスリーブによって覆われている。ブランケット又はオフセットシリンダから基材に画像を転写するために十分な圧力が使用される。
上述したリソグラフィ及びオフセット印刷技術は、印刷されることになる画像(又はそのネガ)によって永久的にパターンニングされたプレートを利用し、したがって、雑誌、新聞などの同じ画像の多数のコピーを印刷する(長い印刷部数)場合にのみ有用である。これらの方法は、印刷シリンダ及び/又は画像形成プレートを除去及び交換することなく(バリアブル印刷と称される)1ページから次へと異なるパターンを印刷するのを可能としない(すなわち、例えば、ディジタル印刷システムの場合のように、画像が刷毎に変化する真の高速バリアブル印刷に対応することができない)。
バリアブルデータ用のリソグラフィ及びオフセット印刷システムを形成する努力がなされている。米国特許出願第13/095,714号に基づいて2012年5月3日に公開された米国特許出願公開第2012/0103212号明細書(‘212刊行物)及び米国特許出願第13/095,778号に基づいて2012年5月3日に公開された米国特許出願公開第2012/0103221号明細書(‘221刊行物)に例が開示されている。これらの特許出願は、一般に、レーザなどの強力なエネルギ源が湿し水をパターン状に蒸発させるために使用されるように割り当てられている。‘212刊行物は、インキング用の湿潤液のパターン化された湿し水を保持してそのインクパターンを基材に供給するために従来の画像形成プレートの機能及び従来のブランケットの機能の双方を実行するための構造を使用するバリアブルデータ・リソグラフィ装置のファミリを開示している。‘221刊行物は、ありとあらゆるパスにおいてディジタルブランケットからインク又は用紙残渣をクリーニングする基本を開示している。これらの刊行物は、粘着性ローラの一般的な原理を使用するアーキテクチャ、すなわち、ブランケットからインク及び用紙塵埃を取り除くためにより高い表面エネルギのローラを記載したが、多くの実際的な問題は、大抵の場合、速度及びクリーニング効率の観点からこれらのアーキテクチャを制限する。
速度及びインクカバレッジにかかわらず例外的なクリーニングの可能性を示す最適化されたクリーニングシステムを提供することは有益である。慎重な実証的試験及び材料分析によって支援された発明者らは、バリアブルデータ・リソグラフィ装置の効率的なクリーニングのための特定の材料及びシステムレイアウトのガイドラインを見出して規定する。
以下は、本教示の1つ以上の実施形態又は例のいくつかの態様の基本的な理解を提供するために簡略化した概要を提示する。この概要は、広範な概要ではなく、本教示の重要な又は重大な要素を特定することも本開示の範囲を説明することも意図するものでもない。むしろ、その主な目的は、後で提示される詳細な説明の序文として簡略化した形態で1つ以上の概念を提示することにすぎない。さらなる目的及び利点は、図面の説明、本開示の詳細な説明及び特許請求の範囲においてより明白になるであろう。
本開示において具現化される前述した及び/又は他の態様及び有用性は、塵埃及びインク残渣が低表面エネルギ再画像形成可能な適合性のあるブランケット表面から粘着性ローラなどの高表面エネルギ表面低デュロメータクリーニング部材へと、その後、掻き傷をつけにくく耐性がある硬質ローラなどのさらに高表面エネルギクリーニング部材へと転写されることができるという原理に基づいて動作するバリアブルデータ・リソグラフィクリーニング装置及び方法を提供することによって達成されることができる。そして、硬質ローラは、各回転時に乾燥した硬質ローラとともに洗浄溶液で湿潤されたメラミンスポンジなどの第3のクリーニング部材を有するインクフラッシング装置によって掻き取られることができる。
本願明細書に示される態様によれば、バリアブルデータ・リソグラフィクリーニング装置は、第1のクリーニング部材及び第2のクリーニング部材と、インクフラッシング装置とを含む。第1のクリーニング部材は、最大45ショアAのデュロメータ、20マイクロインチ未満の表面粗さRa及び媒体表面エネルギであると考えられる、29〜35ダイン/cmの表面エネルギを有する表面層を有する。第1のクリーニング部材は、画像形成部材の回転時に画像形成部材から第1のクリーニング部材の表面層へと残留インクを転写するように典型的には25ダイン/cm以下の低表面エネルギを有する回転画像形成部材の適合性のある表面に対して回転するように構成されている。第2のクリーニング部材は、10マイクロインチ未満の表面粗さRa及び高表面エネルギであると考えられる第1のクリーニング部材の表面エネルギよりも高い少なくとも8ダイン/cmの表面エネルギを有する硬質表面を有する。第2のクリーニング部材は、第1のクリーニング部材の回転時に第1のクリーニング部材から第2のクリーニング部材へと残留インクを転写するように第1のクリーニング部材の表面層に対して回転するように構成されている。
クリーニング装置は、第2のクリーニング部材から洗浄溶液へと残留インクを除去するように、第2のクリーニング部材の硬質表面に対して洗浄溶液の液体槽内に配置されたメラミンスポンジを有するインクフラッシング装置を含むことができる。メラミンスポンジは、洗浄溶液によって第2のクリーニング部材の表面を潤滑しながらスポンジに対して回転する第2のクリーニング部材から残留インクを掻き取るように構成されている。
バリアブルデータ・リソグラフィクリーニングの例示的な方法は、画像形成部材の回転時に画像形成部材から第1のクリーニング部材の表面層へと残留インクを転写するように、最大45ショアAのデュロメータ、20マイクロインチ未満の表面粗さRa及び回転画像形成部材の適合性のある表面に対して29〜35ダイン/cmの表面エネルギを有する表面層を有する第1のクリーニング部材を回転させることを含み、第1のクリーニング部材は、画像形成部材の反対に回転し、第1のクリーニング部材の回転時に第1のクリーニング部材から第2のクリーニング部材へと残留インクを転写するように、10マイクロインチ未満の表面粗さRa及び第1のクリーニング部材の表面層に対して第1のクリーニング部材の表面エネルギよりも高い少なくとも8ダイン/cmの表面エネルギを有する硬質表面を有する第2のクリーニング部材を回転させ、第2のクリーニング部材は、第1のクリーニング部材の反対に回転する。
例示的な方法は、第2のクリーニング部材から洗浄溶液へと残留インクを除去するように第2のクリーニング部材の硬質表面に対して洗浄溶液の液体槽内に配置されたメラミンスポンジを付勢することを含むことができ、スポンジは、洗浄溶液によって第2のクリーニング部材の表面を潤滑しながらスポンジに対して回転する第2のクリーニング部材から残留インクを掻き取る。
例示的な実施形態が本願明細書において記載される。しかしながら、本願明細書に記載された装置及びシステムの特徴を組み込む任意のシステムが例示的な実施形態の範囲及び精神に包含されることが想定される。
以下の図面を参照して、開示された装置、機構及び方法の様々な例示的な実施形態が詳細に記載され、図面において、同様の参照符号は、同様又は同一の要素を示す。
図1は、従来のバリアブル・リソグラフィクリーニングシステムの側面図である。 図2は、実施形態の例にかかる従来のバリアブル・リソグラフィクリーニングシステムの側面図である。 図3は、例示的な実施形態にかかるバリアブル・リソグラフィクリーニングプロセスを示している。
本願明細書において開示される装置、システム及び方法の例示的な例が以下に示される。装置、システム及び方法の実施形態は、以下に記載される例の任意の1つ以上及び任意の組み合わせを含むことができる。しかしながら、本発明は、多くの異なる形態で具現化されることができ、以下に記載される実施形態に限定されるものと解釈すべきではない。むしろ、本開示が徹底的且つ完全となり、当業者に本発明の範囲を十分伝えるように、これらの例示的な実施形態が提供される。したがって、例示的な実施形態は、本願明細書に記載される装置、機構及び方法の精神及び範囲内に含まれることができる全ての代替例、変更例及び均等物を包含するように意図される。
本開示の詳細を不必要に不明瞭にしないために、周知の出発材料、処理技術、構成要素、装置及び他の周知の詳細の説明は、単に要約又は省略されてもよいことを最初に指摘する。それゆえに、詳細が周知である場合、それらの詳細に関連する選択肢を示唆又は指示するように本開示の適用に委ねる。図面は、インキング部材から再画像形成可能表面へとインキングするための例示的な方法、装置及びシステムの実施形態に関連する様々な例を示している。
量に関連して使用される修飾語「約(about)」は、記載された値を含み且つ文脈によって指示される意味を有する(例えば、少なくとも特定量の測定に関連する誤差の程度を含む)。特定値を使用する場合、その値を開示するものと考える必要もある。
本発明の実施形態は、この点に限定されるものではないが、本願明細書において使用される場合、用語「複数(plurality)」及び「複数(a plurality)」は、例えば、「複数(multiple)」又は「2つ以上(two or more)」を含むことができる。用語「複数(plurality)」及び「複数(a plurality)」は、2つ以上の構成要素、装置、要素、ユニット、パラメータなどを記載するために明細書全体にわたって使用されることができる。例えば、「複数の抵抗器」とは、2つ以上の抵抗器を含むことができる。
本願明細書における値の任意の数値範囲を指す場合、そのような範囲は、記載された範囲の最小値と最大値との間のありとあらゆる数値及び/又は分数を含むと理解される。例えば、0.5〜6%の範囲は、0.6%、0.7%及び0.9%まで及び5.95%、5.97%及び5.99%を含む全ての中間値を明確に含む。文脈上明確に指示されていない限り、同じことが本願明細書に記載されたそれぞれの他の数値的性質及び/又は要素範囲に互いに適用される。
用語「印刷媒体」、「印刷基材」及び「印刷シート」は、一般に、プレカット又はウェブ給紙にかかわらず、通常柔軟な物理的用紙、ポリマー、マイラー材料、プラスチック又は画像用の他の適切な物理的印刷媒体基材、シート、ウェブなどを指す。
本願明細書において使用される場合、用語「印刷装置」又は「印刷システム」は、ディジタル複写機又はプリンタ、スキャナ、画像印刷機、電子写真装置、静電写真装置、ディジタル製品プレス、文書処理システム、画像再生機、製本機、ファクシミリ機、多機能機、又は一般に印刷プロセスなどを実行する際に有用な装置を指し、いくつかのマーキングエンジン、給紙機構、走査アセンブリ並びに用紙フィーダ、フィニッシャなどの他の印刷媒体処理ユニットを含むことができる。「印刷システム」は、シート、ウェブ、基材などを扱うことができる。印刷システムは、任意の表面などにマークを付けることができ、入力シート上のマークを読み取る任意の機械であるか、又はそのような機械の任意の組み合わせである。
以下に定義される全ての物理的特性は、特に明記しない限り、20℃から25℃で測定される。高温レオロジーは、約60℃以上のレオロジーを指す。低温レオロジーは、約40℃以下のレオロジーを指す。用語「室温」は、特に明記しない限り、25℃を指す。
バリアブル・リソグラフィ印刷中に媒体を印刷するために画像形成部材からの大部分のインクを転写した後に、いかなる残留インク及び残留湿し水も、好ましくはその適合性のある表面を掻き取るか又は擦り切ることなく、画像形成部材の再画像形成可能な表面層から除去されなければならない。大部分の湿し水は、例えば十分な空気流を有するエアーナイフを使用することによって迅速に除去されることができる。しかしながら、若干量のインク残渣がなおも残留することがある。このインク残渣は、その後の印刷時にゴーストを防止するために除去されなければならない。
このインク残渣の除去は、図1に示される従来のクリーニングシステム10によって達成されることができる。‘221刊行物は、画像形成部材14の再画像形成可能表面12と物理的に接触している粘着性ローラ16などの第1のクリーニング部材を含むそのようなクリーニングシステム10の詳細を記載しており、粘着性ローラは、画像形成部材の再画像形成可能表面の湿し水から残留インク及び残りの少量の界面活性剤化合物を除去する。そして、粘着性ローラ16は、残留インクが粘着性ローラから転写されることができる平滑ローラ18に接触させてもよい。インクは、一般に、例えばドクターブレード20によって平滑ローラ18から剥離される。
図2は、バリアブルディジタルデータ画像形成動作における画像転写についての画像転写サイクルを繰り返すために画像形成部材のブランケット表面を準備して調整するように意図されるように、バリアブルデータ・リソグラフィ画像形成部材14の再画像形成可能な適合性のあるブランケット表面12から未転写残留インク及び/又は残りの湿し水を含む残留物質を除去するように構成された一連のローラを含む例示的な実施形態のクリーニングシステム50を示している。一連のローラは、粘着性ローラ52などの少なくとも1つの第1のクリーニング部材と、硬質ローラ54などの第2のクリーニング部材とを含むことができる。クリーニングシステムはまた、ローラから残留物質を除去するインクフラッシング装置56を含むことができる。
クリーニングシステム50は、塵埃及びインク残渣が、低表面エネルギ再画像形成可能な適合性のあるブランケット表面から粘着性ローラ52などの高表面エネルギ低デュロメータローラへと、その後、掻き傷をつけにくく耐性がある硬質ローラ54などのさらに高表面エネルギローラへと転写されることができるという原理で動作する。そして、硬質ローラ54は、各回転時に完全に乾燥された硬質ローラとともに洗浄溶液60によって湿らされたスポンジ58などの第3のクリーニング部材を有するインクフラッシング装置56によって掻き取りクリーニングされることができる。
粘着性ローラ52は、画像形成部材14の再画像形成可能な表面層12と物理的に接触して示されている。ローラとして示されて記載されているが、粘着性ローラ52は、プレート、ベルトなどであってもよい。粘着性ローラ52は、高い表面粘着性を有し、インク残渣及び再画像形成可能な表面層12から出た湿潤液から任意の残りの量(少量)の界面活性剤化合物を引き込む。
特定の理論に限定されるものではないが、発明者らは、20〜25ダイン/cmの低表面エネルギ範囲における画像形成部材の再画像形成可能な表面層について、粘着性ローラ52が30ダイン/cm以上の範囲の表面エネルギを有する粒子及びインク残渣を適切に転写することができることを見出した。粘着性ローラの表面層材料は、超低表面粗さ(例えば、約10マイクロインチ未満のRa)を有する低デュロメータ(例えば、約40ショアA未満)である。低表面粗さは、平滑シェルに粘着性ローラ表面を鋳造することによって又は低デュロメータ材料についての表面粗さ平均(Ra)を最小化するように設計されたマイクロ研磨レシピによって得ることができる。これは、粘着性ローラ表面が画像形成部材の再画像形成可能な表面層との最大接触を有することを保証する。
粘着性ローラ表面はまた、低いインク浸透性及び長期信頼性のある膨潤を有することができる。例において、粘着性ローラは、粘着性ゴム又はエラストマ表面層によって覆われている。例において、表面層は、発明者らが低デュロメータ材料として例外的に良好に作用することを見出したエチレンプロピレンジエンターポリマー(EPDM)である。他の例において、表面層は、日本のテクノロール社から入手可能なEPDM合金及びハイブリッドゴム材料並びにTRUSTと称されるポリウレタン状材料を含む。特定の材料に限定されるものではないが、例示的な材料は、なおも低デュロメータを有するUVインクにおけるUVアクリレートから例外的に低い膨潤を有する。
例において、粘着性ローラ62などの追加の第1のクリーニング部材はまた、画像形成部材の再画像形成可能な表面層12と物理的に接触させて使用されることもできる。第2の低デュロメータの粘着性ローラ62は、第1の低デュロメータ粘着性ローラ52と略同様であり、第1の粘着性ローラ52の後にブランケット上になおも残留することがあるディジタル画像形成部材ブランケットの表面からインク残渣を引き取るように構成されている。
さらに図2を参照すると、粘着性ローラ52、62は、粘着性ローラからインク残渣の一部を連続的に分離するセラミック、硬鋼、クロムなどの比較的硬くて滑らかな表面及び高表面エネルギを有する硬質ローラ54などの第2のクリーニング部材と接触させることができる。粘着性ローラから物質をクリーニングするために、硬質ローラ54は、ローラが互いに回転するのにともない粘着性ローラからのインク残渣の転写を生じさせることができるより高い表面エネルギを有する。硬質ローラが硬くて滑らかな表面を有することから、それは、例えば、硬質表面に損傷を与えることなく洗浄溶液のもとに掻き取りクリーニングすることができる。
特定の理論に限定されるものではないが、硬質ローラ54の表面エネルギは、粘着性ローラから硬質ローラへの転写を確実にするために、粘着性ローラ52、62の表面エネルギよりも高い少なくとも8〜10ダイン/cmの高表面エネルギを有することができる。例により、EPDMを含む表面層を有する粘着性ローラ52、62は、媒体表面エネルギ(例えば、約29〜35ダイン/cm)を有することができる。それゆえに、硬質ローラ54は、ポリマー(例えば、エボナイト、ポリイミド、ナイロン)、硬質金属(例えば、銅、アニールされたニッケル、タングステンカーバイド)又は高表面エネルギ(例えば、42ダイン/cm以上)を有することができる硬質セラミックなどの材料から形成された表面層から形成されるか又は表面層を有することができる。特に、硬質ローラ54は、少なくとも43〜60ダイン/cmの間の高表面エネルギを有することができる。これらの材料は、掻き傷を生じさせることなくスポンジの圧力下で掻き取りクリーニングするのに十分硬い。さらに、硬質ローラ材料は、膨潤するべきではなく又は微細孔の微小亀裂を有するべきではない。
発明者らはまた、第1及び第2のクリーニング部材の温度を制御することが画像形成部材表面からインクを除去するのに役立つことを見出した。図2の例において、粘着性ローラ52、62及び硬質ローラ54は、画像形成部材14よりも低い温度でローラを配置するようにローラの内部又はローラに隣接して制御されるそれらの温度を有することができる。ローラは、当業者によって理解されるように、例えば、ローラの内部チャネルを通る液体流を介して冷却されることができる。特定の理論に限定されるものではないが、ローラ52、54、62は、画像形成部材から粘着性ローラ52、62への及び粘着性ローラから硬質ローラ54へのインク転写を改善するために、画像形成部材14の温度よりも少なくとも5度低い温度に制御(例えば、冷却)されてもよい。
適切なクリーニングのための他の材料の要因は、硬質ローラ54の表面からインクを掻き取るためのスポンジ58の効率である。特定の理論に限定されるものではないが、例示的なスポンジ材料は、硬質ローラ54の表面についてインクを微視的に緩めるのに十分硬く設計され、表面の全ての領域が微視的に拭き取られることを確実にするために硬質ローラ表面になおも共形する。さらに、例示的なスポンジは、スポンジに対して回転する硬質ローラによって生じる摩擦加熱が問題ではないように潤滑を提供するために、スポンジを介して洗浄溶液が容易に浸透するのを可能とするように意図的に設計される。さらに、例示的なスポンジは、相互作用中にローラの表面に掻き傷をつけるのを回避するように硬質ローラ54の表面よりも硬い表面材料を有することはない。発明者らは、微多孔質メラミンフォームから形成される例示的なスポンジ58が高い自由度でこれらの要件を満たし、コスト効果が高いことを見出した。微多孔質メラミンフォームスポンジ材料の例は、商品名Magic Eraserのもとに利用可能である。硬質ローラ54の表面を効果的に掻き取ってクリーニングするのに加え、微多孔質メラミンフォームスポンジ58は、インク(例えば、UVインク)が液体洗浄溶液内でそれを通って容易に拡散するのを可能とする。
図2は、液体容器又は槽64に含有される洗浄溶液60内に浸漬されたスポンジ58を有するインクフラッシング装置56を示している。槽64は、洗浄溶液とともにスポンジを連続的に供給するようにスポンジ58と液体連通する液体槽内に洗浄溶液60を保持することができる。例えばサーボモータを介して硬質ローラ54が回転するのにともない、スポンジは、摩擦に対して表面を潤滑しながら硬質ローラの表面をクリーニングするのを支援するためにスポンジを介して拡散された洗浄溶液60によって硬質ローラ表面からインクを掻き取る。スポンジ58は、少なくとも1m/sの印刷速度で高速クリーニングするために有益である少なくとも100mmの硬質ローラ54との係合長さを有するように寸法決めされることができる。換言すれば、スポンジ58は、硬質ローラの周面の少なくとも100mmにわたる硬質ローラによる一定の掻き取り係合のために寸法決めされる。
スポンジ58及び洗浄溶液が硬質ローラ54をクリーニングすると、硬質ローラの表面は、より多くのインク残渣及び用紙塵埃を受容するためにその場で乾燥されることができる。硬質ローラ表面を乾燥させないと、所望のインク残渣の移動を妨げることがある粘着性ローラ52、62と硬質ローラ54との間の膜分離をもたらすことがある。スキージーブレード66は、スポンジ58を越えて硬質ローラ54の表面に接触して各回転時に硬質ローラ表面を乾燥させるように構成されることができる。スキージーブレード66は、水系洗浄溶液60が使用される場合、微多孔質ニトリルブタジエンゴム(NBR)などの可撓性のある低デュロメータ親水性材料を含むことができ、それゆえに、親水性スキージーブレード66は、硬質ローラ54の表面から洗浄溶液を逃がすことができる。あるいは、他の洗浄溶液化学物質が使用される場合、スキージーブレードは、使用される洗浄溶液の種類を効果的に逃がすように設計された他の材料(例えば、フッ化炭素、バイトン、テフロン(登録商標))から構成されることができる。
特定の理論に限定されるものではないが、洗浄溶液60は、硬質ローラ表面を効果的にクリーニングするように水系とすることができる。他の溶剤は容易に作用するが、それらは必ずしもVOCフリーではなく、多くの溶剤は、健康上の悪化の懸念を有する。低表面エネルギUVインク配合物の適切な湿潤を確保するために、界面活性剤が水溶液に添加されてもよい。この界面活性剤は、そのような汚染は画像形成欠陥をもたらす可能性があるため、粘着性ローラ52、62又は適合性のある画像形成部材表面12に裏転写する洗浄溶液の懸念をなくすために硬質ローラ上で乾燥されると残渣を残すことはない。例において、界面活性剤は、水が乾燥される場合には洗浄溶液外に組み込まれないが、代わりに洗浄溶液内に組み込み、それゆえに、殆ど又は全く測定可能な残渣又は汚染を残さない。界面活性剤は、アニオン性界面活性剤(例えば、Bio−soft D40)とすることができる。界面活性剤は、商品名Liquinoxのもとに利用可能なクリーナーであってもよい。
空気流は、任意の残りの表面の水分をさらに除去する又は蒸発させるために空気乾燥機76又は硬質ローラ54の連続回転を介して使用されることができる。当業者によってよく理解されるように、硬質ローラの温度制御(例えば、加熱)は、同様に残りの表面の水分を除去するために有益であり得る。摩擦はまた、若干の加熱を生じさせることができる。好ましくは、硬質ローラ54の温度は、画像形成部材14の温度よりも少なくとも5度低いままである。低すぎる温度は、インクを硬化させ、粉砕、掻き取り及び転写するのを困難とさせる可能性がある。
クロム又は多孔質アルミナなどの表面は、水又は油がこれらの孔に入って除去するのが困難である可能性があるため、少なくともこれらの表面が長い印刷部数にわたって適切に行われないことがあることから、硬質ローラにとって好まれていないことに留意すべきである。したがって、例における硬質表面材料は、好ましくは、孔がなく、微小亀裂がなく、10マイクロインチ未満のRaを有して滑らかであるのが好ましい。
インクフラッシング装置56のクリーニング動作中において、スポンジ58は、硬質ローラ表面からインクを掻き取る。インクは、スポンジへと転写し、槽64に含まれる液体槽内にスポンジを介して洗浄溶液とともに移動する。ある時点において、洗浄溶液は、インク残渣によって過剰飽和となることがある。インクフラッシング装置56は、槽64からインク付き洗浄溶液を排出することができるフラッシュ管又は導管70と、インク付き洗浄溶液からインク残渣及び塵埃をトラップするためのフィルタ72と、フィルタリングされた洗浄溶液を槽内に戻すリサイクル導管74とを含むリサイクルシステム68を含むことができる。フィルタ72は、例えば、インクの目詰まりを防止するために、リサイクルシステム68からフィルタを取り除いてフィルタからインクをすすぐことによって必要に応じてクリーニングされることができる。フィルタ72はまた、洗浄溶液からのインクの適切なフィルタリングを確実にするために所望に応じてクリーニングフィルタに置き換えられてもよい。リサイクルシステム68により、洗浄溶液からの変化は、低メンテナンスで非常にまれな可能性があり、それにより、サービス提供及び運用コストを削減することができる。槽64は、フラッシュ導管70又はリサイクル導管74の一部と考えることができる。
図3は、実施形態にかかるバリアブル・リソグラフィクリーニングのための方法を示している。具体的には、クリーニングのための方法は、ステップS301において、画像形成部材の回転時に画像形成部材から画像形成部材の反対に回転する少なくとも1つの第1のクリーニングローラの表面層へと残留インクを転写するように、最大45ショアAのデュロメータ、20マイクロインチ未満の表面粗さRa及び回転画像形成部材14の再画像形成可能な適合性のある表面12に対する媒体表面エネルギ(例えば、約29〜35ダイン/cm)を有する表面層を有する少なくとも1つの第1のクリーニング部材(例えば、粘着性ローラ52、62)を回転させることを含むことができる。粘着性ローラ表面は、低いインク浸透性及び長期信頼性のある膨潤を有することができる。さらに、粘着性ローラは、粘着性ゴム又はエラストマ表面層によって覆われていてもよい。例において、表面層は、エチレンプロピレンジエンターポリマー(EPDM)である。他の例において、表面層は、日本のテクノロール社から入手可能なEPDM合金及びハイブリッドゴム材料並びにTRUSTと称されるポリウレタン状材料を含む。
ステップS303において、10マイクロインチ未満の表面粗さRa及び少なくとも1つの第1のクリーニング部材の媒体表面エネルギよりも高い少なくとも8ダイン/cmの高表面エネルギを有する硬質表面を有する第2のクリーニング部材(例えば、硬質ローラ54)は、少なくとも1つの第1のクリーニング部材の回転時に少なくとも1つの第1のクリーニング部材から少なくとも1つの第1のクリーニング部材の反対に回転する第2のクリーニング部材へと残留インクを転写するように、少なくとも1つの第1のクリーニング部材(例えば、粘着性ローラ52、62)に対して回転させられる。硬質ローラ54は、第2のクリーニング部材への転写を確実にするために、ポリマー(例えば、エボナイト、ポリイミド、ナイロン)、硬質金属(例えば、銅、アニールされたニッケル、タングステンカーバイド)又は少なくとも1つの第1のクリーニング部材の表面エネルギよりも高い少なくとも8〜10ダイン/cmの固有表面エネルギを有することができる硬質セラミックなどの材料から形成された表面層から形成されるか又は表面層を有することができる。このステップはまた、残留インク転写を達成するために第2のクリーニング部材に対して少なくとも1つの第1のクリーニング部材を回転させることを含むことができる。サーボモータなどのモータは、部材を回転させるためにクリーニング部材のうちの1つ以上に取り付けられることができる。
バリアブル・リソグラフィクリーニングのための方法は、ステップS305において、第2のクリーニング部材から洗浄溶液へと残留インクを除去するように第2のクリーニング部材(例えば、硬質ローラ54)の硬質表面に対して掻き取り関係で洗浄溶液60の液体槽内に配置されたスポンジ(例えば、メラミンフォームスポンジ58)を付勢することを含むことができ、スポンジは、第2のクリーニング部材に対して適合性があり、洗浄によって第2のクリーニング部材の表面を潤滑しながらスポンジに対して回転する第2のクリーニング部材から残留インクを拭き取る。このステップは、スポンジが第2のクリーニング部材から残留インクを掻き取るのを可能とするように、当接するスポンジに対して第2のクリーニング部材を回転させることを含むことができる。このステップはまた、第2のクリーニング部材の表面をクリーニングし且つ回転する第2のクリーニング部材と相対的に固定されたスポンジとの間の潤滑を提供するのに役立つように、液体槽から第2のクリーニング部材へと洗浄溶液を転写することを含むことができる。
ステップS307において、ステップS305の後にいかなる洗浄溶液及び第2のクリーニング部材上に残留する残留インクも除去するように、スポンジに隣接して回転可能にスポンジの下流にある回転する第2のクリーニング部材の硬質表面に対してスキージー(例えば、スキージーブレード66、芯)が適用される。スキージーは、可撓性のある低デュロメータ親水性材料から構成されたスキージーブレードとすることができる。例示的なクリーニング方法はまた、ステップS309において、当業者によってよく理解されるように、空気乾燥機76を介してスキージー(例えば、回転可能に下流にあるスキージー)を通過した回転する第2のクリーニング部材の表面の乾燥させることを含むことができる。

Claims (10)

  1. 最大45ショアAのデュロメータ、20マイクロインチ未満の表面粗さRa及び画像形成部材の低表面エネルギよりも高い媒体表面エネルギを有する表面層を有する第1のクリーニング部材であって、前記画像形成部材の回転時に前記画像形成部材から前記第1のクリーニング部材の前記表面層へと残留インクを転写するように前記画像形成部材の適合性のある表面に対して回転するように構成された第1のクリーニング部材と、
    前記第1のクリーニング部材の表面粗さ未満の表面粗さ及び前記第1のクリーニング部材の表面エネルギよりも高い高表面エネルギを有する硬質表面を有する第2のクリーニング部材であって、前記第1のクリーニング部材の回転時に前記第1のクリーニング部材から前記第2のクリーニング部材へと残留インクを転写するように前記第1のクリーニング部材の表面層に対して回転するように構成された第2のクリーニング部材と
    を備える、バリアブル・リソグラフィクリーニング装置。
  2. 前記第2のクリーニング部材から前記洗浄溶液へと残留インクを除去するように、前記第2のクリーニング部材の硬質表面に対して洗浄溶液の液体槽内に配置されたメラミンスポンジを含むインクフラッシング装置をさらに備え、前記メラミンスポンジが、前記洗浄溶液によって前記第2のクリーニング部材の表面を潤滑しながら前記スポンジに対して前記回転する第2のクリーニング部材から前記残留インクを掻き取るように構成されている、請求項1に記載のバリアブル・リソグラフィクリーニング装置。
  3. 前記メラミンスポンジに隣接する前記第2のクリーニング部材の硬質表面に対するスキージーをさらに備え、前記スキージーが、前記メラミンスポンジによって前記第2のクリーニング部材が掻き取られた後に、洗浄溶液及び前記第2のクリーニング部材上に残留する残留インクを除去するように構成されている、請求項2に記載のバリアブル・リソグラフィクリーニング装置。
  4. 前記洗浄溶液から前記残留インク分離するように構成されたフィルタをさらに備える、請求項2に記載のバリアブル・リソグラフィクリーニング装置。
  5. 前記洗浄溶液の液体槽に連結されたリサイクルシステムをさらに備え、前記リサイクルシステムが、前記洗浄溶液から前記残留インクを分離するように構成されたフィルタと、フィルタリングされた洗浄溶液を前記液体槽にリサイクルする導管とを含む、請求項2に記載のバリアブル・リソグラフィクリーニング装置。
  6. 前記第2の部材が、高表面エネルギを有する硬質ローラであり、前記メラミンスポンジが前記硬質ローラの周面の少なくとも100mmにわたって前記硬質ローラとの一定の掻き取り係合のために構成されている、請求項2に記載のバリアブル・リソグラフィクリーニング装置。
  7. 画像形成部材の回転時に前記画像形成部材から前記画像形成部材の反対に回転する第1のクリーニング部材の表面層へと残留インクを転写するように、前記画像形成部材の適合性のある表面に対して、最大45ショアAのデュロメータ、20マイクロインチ未満の表面粗さRa及び前記画像形成部材の低表面エネルギよりも高い媒体表面エネルギを有する前記表面層を有する前記第1のクリーニング部材を回転させることと、
    前記第1のクリーニング部材の回転時に前記第1のクリーニング部材から前記第1のクリーニング部材の反対に回転する第2のクリーニング部材へと前記残留インクを転写するように、前記第1のクリーニング部材の表面層に対して、前記第1のクリーニング部材の表面粗さ未満の表面粗さ及び前記第1のクリーニング部材の表面エネルギよりも高い高表面エネルギを有する硬質表面を有する前記第2のクリーニング部材を回転させることと
    を含む、バリアブル・リソグラフィクリーニング方法。
  8. 前記第2のクリーニング部材から前記洗浄溶液へと前記残留インク除去するように、前記第2のクリーニング部材の前記硬質表面に対して洗浄溶液の液体槽内に配置されたメラミンスポンジを付勢することをさらに含み、前記スポンジが、前記洗浄溶液によって前記第2のクリーニング部材の表面を潤滑しながら前記スポンジに対して前記回転する第2のクリーニング部材から前記残留インクを掻き取る、請求項7に記載のバリアブル・リソグラフィクリーニング方法。
  9. 前記メラミンスポンジによって掻き取られた後に洗浄溶液及び前記第2のクリーニング部材の表面上に残留する残留インクを除去するように、前記スポンジに隣接する前記第2のクリーニング部材の前記硬質表面に対してスキージーを付勢することと、
    回転可能に前記スキージーの下流にある前記回転する第2のクリーニング部材の表面を乾燥させることと
    をさらに含む、請求項8に記載のバリアブル・リソグラフィクリーニング方法。
  10. 最大45ショアAのデュロメータ、20マイクロインチ未満の表面粗さRa及び29〜35ダイン/cmの表面エネルギを有する表面層を有する第1のクリーニング部材であって、画像形成部材の回転時に前記画像形成部材から前記第1のクリーニング部材の前記表面層へと残留インクを転写するように前記回転する画像形成部材の適合性のある表面に対して回転するように構成され、前記画像形成部材の温度よりも低い温度に制御された温度を有する第1のクリーニング部材と、
    10マイクロインチ未満の表面粗さRa及び前記第1のクリーニング部材の表面エネルギよりも高い少なくとも8ダイン/cmの表面エネルギを有する硬質表面を有する第2のクリーニング部材であって、前記第1のクリーニング部材の回転時に前記第1のクリーニング部材から前記第2のクリーニング部材へと前記残留インクを転写するように前記第1のクリーニング部材の表面層に対して回転するように構成され、前記画像形成部材の温度よりも低い温度に制御された温度を有し、前記第1のクリーニング部材が前記画像形成部材の温度よりも少なくとも5度低い温度に制御された温度を有し、前記画像形成部材の温度よりも少なくとも5度低い温度に制御された温度を有する第2のクリーニング部材と、
    前記第2のクリーニング部材から前記洗浄溶液へと前記残留インクを除去するように前記第2のクリーニング部材の前記硬質表面に対して洗浄溶液の液体槽内に配置されたメラミンスポンジを含み、前記メラミンスポンジが、前記洗浄溶液によって前記第2のクリーニング部材の表面を潤滑しながら前記スポンジに対して前記回転する第2のクリーニング部材から前記残留インクを掻き取るように構成されたインクフラッシング装置と、
    前記洗浄溶液の液体槽に連結されたリサイクルシステムであって、前記洗浄溶液から前記残留インクを分離するように構成されたフィルタと、フィルタリングされた洗浄溶液を前記液体槽にリサイクルする導管とを含むリサイクルシステムと
    を備え、
    前記第1のクリーニング部材が、第1の粘着性ローラ及び第2の粘着性ローラを含み、前記第1の粘着性ローラが、前記画像形成部材及び前記第2のクリーニング部材の双方と転がり接触しており、前記第2の粘着性ローラが、前記第1の粘着性ローラに隣接して前記画像形成部材及び前記第2のクリーニング部材の双方と転がり接触しており、前記第1の粘着性ローラの後に前記画像形成部材の表面上になおも残留することがあるインク残渣を前記画像形成部材の表面から前記第2のクリーニング部材へと転写するように構成されている、
    バリアブル・リソグラフィクリーニングシステム。

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