JP2018029038A - 燃料電池の制御装置及び燃料電池の保護制御方法並びに発電システム - Google Patents
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また、例えば、特許文献2には、異常が検知された場合に、発電停止後、リスクレベルに応じて自動的にSOFCを再起動させ、発電を再開させるシステムが開示されている。
また、特許文献3には、SOFC出力と燃料電池モジュールの電圧低下量とに基づいてSOFCの運転を停止するか否かを判定するが開示されている。
上記燃料電池の制御装置において、「燃料電池の負荷」とは燃料電池の発電出力のことである。
上記燃料電池の制御装置において、前記出力制御部は、前記異常解消判定部によって前記特定の異常が解消されたと判定された場合に、前記特定の異常が解消されたときの負荷を維持する制御を行うこととしてもよい。
上記「目標負荷を段階的に低下または上昇」とは、例えば、目標負荷を所定量低下または上昇させ、その状態を所定期間保持し、その後、さらに負荷を所定量低下または上昇させるという動作を繰り返すことを意味する。
また、目標負荷を変化させる場合の上記「所定量」は、発電室温度に変化を生じさせる負荷変化幅よりも大きな値に設定されている。
まず、本発明の一実施形態に係る発電システムの概略構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る発電システム10の概略構成を示した概略構成図である。図1に示すように、発電システム10は、マイクロガスタービン(以下「MGT」という。)11、発電機12、SOFC13を備えている。この発電システム10は、MGT11による発電と、SOFC13による発電とを組み合わせることで、高い発電効率を得るように構成されている。
燃焼器22には、第1空気供給ライン26を介して圧縮機21からの圧縮空気(以下、単に「空気」という。)Aの一部が供給されるとともに、第1燃料ガス供給ライン27を介して燃料ガスL1が供給される。第1空気供給ライン26には、燃焼器22へ供給する空気量を調整するための制御弁65が設けられ、第1燃料ガス供給ライン27には、燃焼器22へ供給する燃料ガス流量を調整するための制御弁70が設けられている。更に、燃焼器22には、後述するSOFC13の燃料ガス再循環ライン49を循環する排燃料ガスL3の一部が排燃料ガス供給ライン45を通じて供給される。排燃料ガス供給ライン45には、燃焼器22に供給する排燃料ガス量を調整するための制御弁47が設けられている。更に、燃焼器22には、後述する排空気供給ライン36を通じてSOFC13の空気極13Bで用いられた排空気A2の一部が供給される。
SOFC13は、空気極13Bに酸化剤ガスが供給され、燃料極13Aに燃料ガス(還元剤ガス)が供給されることで、所定の作動温度にて反応して発電を行う。
酸化剤ガスは、例えば、酸素を略15%から30%含むガスであり、代表的には空気が好適であるが、空気以外にも燃焼排ガスと空気の混合ガスや、酸素と空気の混合ガスなどが使用可能である。本実施形態では、SOFC13に供給される酸化剤ガスとして、圧縮機21によって圧縮された空気Aの少なくとも一部を採用する場合を例示して説明する。
SOFC13に供給される空気A1の温度は、SOFC13を構成するSOFCカートリッジ203(図3参照)に空気A1を導入する空気供給部や空気供給枝管をはじめSOFCカートリッジ203の構成材料に損傷を与えないよう温度の上限が制限されている。
また、排空気排出ライン34には、外部へ排出する排空気量を調整するための制御弁(もしくは遮断弁)37が設けられている。
次に、図2から図4を参照してSOFC13の構成について説明する。
まず、本実施形態に係るSOFC複合発電システム(燃料電池複合発電システム)のSOFCに用いる円筒形セルスタックについて図2を参照して説明する。図2は、本実施形態に係るセルスタック101の一態様を示した図である。セルスタック101は、円筒形状の基体管103と、基体管103の外周面に複数形成された燃料電池セル105と、隣り合う燃料電池セル105の間に形成されたインターコネクタ107とを備える。燃料電池セル105は、燃料極13Aと固体電解質111と空気極13Bとが積層して形成されている。また、セルスタック101は、基体管103の外周面に形成された複数の燃料電池セル105の内、基体管103の長手軸方向において最も端の一端に形成された燃料電池セル105の空気極13Bに、インターコネクタ107を介して電気的に接続されたリード膜115を備え、最も端の他端に形成された燃料電池セル105の燃料極13Aに電気的に接続されたリード膜(不図示)を備える。
〔第1実施形態〕
次に、上記構成を備える発電システム10の制御装置60によって実行される保護制御の第1実施形態について説明する。
制御装置60は、例えば、コンピュータやシーケンサーであり、CPUと、CPUが実行するプログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)と、各プログラム実行時のワーク領域として機能するRAM(Random Access Memory)等を備えている。後述の各種機能を実現するための一連の処理の過程は、プログラムの形式で記録媒体等に記録されており、このプログラムをCPUがRAM等に読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、後述の各種機能が実現される。
異常判定部141は、例えば、特定の異常が発生したことを判定するための判定基準が記述された異常判定情報を備えており、各種センサから受信した計測データと異常判定情報とを用いて、特定の異常が発生しているか否かを判定する。
(2)再循環ブロワ50の内部温度が第2閾値以上の状態が第2所定期間維持された場合
(3)排燃料出口温度が第3閾値以上の状態が第3所定期間維持された場合
(4)排空気出口温度が第4閾値以上の状態が第4所定期間維持された場合
(5)空気利用率が第5閾値以上である状態が第5所定期間維持された場合
(6)外気温度が第6閾値以上の状態が第6所定期間維持された場合
(7)制御弁47の弁開度が第7閾値以上の状態が第7所定期間維持された場合
(8)制御弁47の弁開度が第8閾値以下の状態が第8所定期間維持された場合
(9)発電室温度が第9閾値以下の状態が第9所定期間維持された場合
第1閾値は、例えば、定格負荷時の発電室温度の101%以上105%以下の温度範囲で設定されている。
第1所定期間は、例えば、60秒以上400秒以下の範囲で設定されている。
第2閾値は、例えば、定格負荷時の再循環ブロワ内部温度の101%以上120%以下の温度範囲で設定されている。
第2所定期間は、例えば、60秒以上400秒以下の範囲で設定されている。
第3閾値は、例えば、定格負荷時の排燃料出口温度の101%以上120以下の温度範囲で設定されている。
第3所定期間は、例えば、60秒以上400秒以下の範囲で設定されている。
第4所定期間は、例えば、60秒以上400秒以下の範囲で設定されている。
第5閾値は、例えば、定格負荷時の空気利用率の101%以上120%以下の空気利用率範囲で設定されている。
第5所定期間は、例えば、60秒以上400秒以下の範囲で設定されている。
第6閾値は、例えば、40℃以上50℃以下の温度範囲で設定されている。
第6所定期間は、例えば、60秒以上400秒以下の範囲で設定されている。
第7所定期間は、例えば、30秒以上200秒以下の範囲で設定されている。
第8閾値は、例えば、1%以上10%以下の弁開度範囲で設定されている。
第8所定期間は、例えば、30秒以上200秒以下の範囲で設定されている。
第9閾値は、例えば、定格負荷時の発電室温度の80%以上90%以下の温度範囲で設定されている。
第9所定期間は、例えば、60秒以上200秒以下の範囲で設定されている。
発電による酸素消費量は、例えば、空気極13Bに供給される空気A1の流量及び酸素濃度を用いて算出される酸素流量と、排空気A2の流量及び酸素濃度を用いて算出される酸素流量との差分によって得ることができる。また、発電による酸素消費量の他の算出例として、例えば、燃料極13Aに供給される燃料流量及びガス組成と、排燃料ガスL3の流量及びガス組成とを用いることにより、反応した燃料成分を得、この量論反応量から算出する手法や、電流値、空気A1の流量及び酸素濃度、及び量論反応量を用いて算出する手法などが挙げられる。
また、空気極13Bへの酸素供給量は、例えば、空気極13Bに供給される空気A1の流量及び酸素濃度を用いて算出することができる。
また、(8)の条件については、燃料極13Aと空気極13Bとの気密性が低下したことが要因の一つとして考えられる。このため、(8)の条件に関しては、セルやセルの支持部分の一部が破損に至った場合は差圧が回復しない可能性もあるが、例えばシール部材237a,237bのシール位置ずれなどによる場合は、負荷を低下させて発電室の状態を変化させることにより、異常の解消が見込める可能性がある。
条件(9)については、例えば、燃料極13Aに供給する改質用水である純水を供給したことの影響によって燃料入口温度が低下したこと等が要因となって、発電室温度が低下していると考えられる。したがって、上述の(1)〜(8)の場合とは逆に、負荷を上昇させることにより、発電反応による発熱量を増加させ、発電室温度を上昇させることで、異常の解消が期待できる。
また、保持する「所定期間」とは、後述するように、発電システム10の温度や圧力などの追従応答への時間遅れに対して、異常解消を確認できる時間以上に設定されるとともに、変更後の目標負荷を保持することで発電システム10が故障に至らない時間以下の範囲に設定されている。
なお、「所定量」は負荷変化の各段階で必ずしも同じ値でなくてもよい。各段階が進み目標負荷に応じた発電システム10の応答性を考慮して、所定量を少しずつ増加させてもよいし、少しずつ減少させてもよい。
また、「保護下限値」は、例えば、燃料極13Aに改質用水である純水を供給する必要のない負荷以上に設定されていてもよい。例えば、負荷が所定値以上の負荷領域では、発電反応で発生する水蒸気量が多いため、SOFC13の排燃料ガスに含まれる水蒸気量が多くなる。そのため、燃料ガス再循環ライン49を通じて燃料極13Aに再投入される排燃料ガスに含まれる水蒸気によって、改質に必要な改質用水を賄うことができる。しかしながら、SOFC13の負荷が低下すると、発電反応によって生成される水蒸気の量が低下するため、燃料ガス再循環ライン49を循環する水蒸気量が減少し、改質に必要な水蒸気量を賄いきれなくなる。そのため、負荷が所定値以下の場合には、外部から純水供給ライン44を経由して純水を供給し、水蒸気の不足分を補充する。ここで、純水供給ライン44から純水を供給するときの負荷は、例えば、定格負荷の40%以上50%以下の範囲で所定の値に設定されている。ここで、純水の供給が必要となる負荷では、純水の投入によって発電システム10の各系統における圧力変動や流量変動等が生じるおそれがあるため、本実施形態では、保護下限値を純水の供給が不要な負荷以上に設定している。すなわち、本実施形態では、「保護下限値」を、例えば、定格負荷の40%以上50%以下の範囲の所定の値以上の負荷に設定し、発電システム10の各系統が安定した状態で異常が解消されたか否かを判定できるようにしている。
ここで、「保護上限値」とは、燃料極13Aに供給する改質用水である純水の供給が不要となり、燃料入口温度の低下が生じなくなり、発電室温度が低下しない負荷以上に設定されるとともに、定格負荷以下の範囲で設定されている。本実施形態では、定格負荷の40%から50%の間の値以上で定格負荷の100%以下の範囲に設定される。
この「所定期間」は、例えば、発電室温度の場合は、目標負荷を低下または上昇させてから発電室温度がその負荷変化に追従して変化し安定するまでに要する時間以上に設定されている。発電室温度は熱容量が多いため、負荷の変化に対する応答遅れがある。この応答遅れを加味して上記所定期間が設定されていて、本実施形態では例えば60秒以上400秒以下の範囲で設定されている。
まず、上記計測データが入力され(ステップSA1)、これら計測データに基づいて特定の異常が発生したか否かを判定する(ステップSA2)。この結果、特定の異常が発生していないと判定した場合には(ステップSA2で「NO」)、監視を継続する。一方、ステップSA2において、特定の異常が発生していると判定した場合には(ステップSA2において「YES」)、その異常の要因に応じた負荷低下または負荷上昇を行う(ステップSA3)。具体的には、上記条件(1)〜(8)に該当した場合には、発電室温度の上昇が要因として考えられるので、目標負荷を所定量低下させ、条件(9)に該当した場合には、発電室温度の低下が要因として考えられるので、目標負荷を所定量上昇させる。また、条件(8)に該当した場合には、保護下限値まで目標負荷を低下させる。
一方、ステップSA9において、今回発生した特定の異常が再発しないと判定されなかった場合には(ステップSA9において「NO」)、今回発生した特定の異常が再発しないと判定されるまで、現在の負荷が維持される。
例えば、図7の時刻t1において、条件(1)〜(7)のいずれかを満たすことにより、特定の異常が発生したと判定すると、目標負荷の所定量(例えば、定格負荷に対して10%とした場合を示す)を所定の負荷変化率(例えば定格負荷の数%/分)で低下させる。所定の負荷変化率は、発電システム10の負荷変化制御への応答性を考慮して適宜に設定されている。そして、時刻t2において、目標負荷が所定量低下すると、この状態を所定期間保持する。そして、所定期間の保持が経過した時刻t3において、異常が解消されているか否かを判定する。この結果、異常が解消されていなければ、更に目標負荷を所定量低下させる。そして、時刻t4において、目標負荷が所定量低下すると、この状態を所定期間保持する。そして、所定期間の保持が経過した時刻t5において、異常が解消されているか否かを判定する。この結果、異常が解消されていた場合には、現在の目標負荷を維持する。そして、時刻t6において、例えば、オペレータにより、今回の異常原因が排除された旨の入力がされると、出力制御部142は、今回発生した異常が再発しないと判定し、目標負荷を要求負荷に応じた値(例えば、定格負荷)に設定し、定格負荷に向けて所定の負荷変化率で目標負荷を上昇させる。そして、時刻t7において目標負荷が要求負荷に到達すると、この要求負荷が変化するまで、その状態を維持する。
また、同じ目標負荷において、異常解消判定部143による異常解消の判定を所定期間中に複数回に渡って実施することとしてもよい。これにより、異常が解消されたか否かの判定結果の信頼性を向上させることができる。
次に、上記構成を備える発電システム10の制御装置60によって実行される保護制御の第2実施形態について説明する。第2実施形態においては、第1実施形態と同様に、負荷を増減させることにより解消する可能性のある特定の異常が発生した場合に、発生した特定の異常の要因に応じて、負荷を上昇または低下させ、この負荷の増減によって異常が解消された場合には、異常が解消されたときの負荷で運転を継続して行うが、異常原因を特定する部分(第1実施形態でのステップSA9以降)が主に異なる。なお、上述した第1実施形態に係る制御装置60と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略し、異なる点について主に説明する。
異常原因特定部144は、図9に示すように、記憶部151、抽出部152、原因特定部153、原因排除部154、表示部155を備えている。
特定の異常の原因としては、例えば、センサ故障、断線、配管損傷、再循環ブロワ50や制御弁47等の補機故障等が挙げられる。
例えば、特定の異常が発生し、かつ、その異常を引き起こしている原因が解明される度に、原因特定情報を作成して記憶部に蓄積して、データベースとすることで、同じような異常が発生した場合には、過去の履歴を参照することにより、容易に原因を特定することが可能となる。
原因特定部153は、抽出部152によって抽出された原因特定情報を用いて、特定の異常を引き起こした原因を特定する。
一方、再循環ブロワの故障や制御弁の故障等のように、ソフトウェア的にその故障要因を排除できない原因の場合には、原因排除部154による原因排除は行われない。
次に、抽出した原因特定情報に記述されている原因を参照することにより、今回の異常の原因を特定する(ステップSB2)。
次に、特定した異常が自動排除可能か否かを判定し(ステップSB3)、ソフトウェア的な処理によって原因を排除できる場合には、自動排除可能と判断して(ステップSB3において「YES」)、異常を排除する処理を実行する(ステップSB4)。例えば、センサ故障、断線等に関連するものであれば、故障したセンサによって計測された計測値を設計値やシミュレーションによる値などに置き換える処理や、故障したセンサの計測値を無効とする処理等を行うことにより、原因を排除する。
このようにして、異常が排除された場合には、負荷を要求負荷に応じて上昇または下降させることにより、負荷を回復させる(ステップSB5)。
オペレータは表示部155に表示された異常の原因を確認し、手動で原因を排除できるものであれば、オペレータが手動で対応措置を行うことにより、原因を排除する(ステップSB7)。原因が排除された場合には、上記ステップSB5と同様に、負荷を回復させる。また、表示された異常の原因が手動でも排除できないような場合には、その異常の重要度に応じて、運転を現在の負荷で維持するのか、あるいは、運転を停止するのかがオペレータによって決定されることとなる。なお、オペレータが決定せずに時間が経過した場合でも、発電システム10から取り込まれた別の計測データにより異常の有無を感知しているので、別の事象の異常が発生した場合には発電システム10が故障に至る前に運転停止の措置が行われて、安全に停止する。
11 :MGT(マイクロガスタービン)
12 :発電機
13 :SOFC(燃料電池)
13A :燃料極
13B :空気極
60、60’ :制御装置
105 :燃料電池セル
111 :固体電解質
141 :異常判定部
142 :出力制御部
143 :異常解消判定部
144 :異常原因特定部
151 :記憶部
152 :抽出部
153 :原因特定部
154 :原因排除部
155 :表示部
215 :発電室
Claims (14)
- 燃料極と、固体電解質と、空気極とを備える複数の燃料電池セルが配置された発電室を備える燃料電池の制御装置であって、
前記制御装置に取り込まれた前記燃料電池に係る複数の計測データに基づいて、前記燃料電池の負荷を増減させることにより解消する可能性のある特定の異常が発生したか否かを判定する異常判定部と、
前記異常判定部によって、前記特定の異常が発生したと判定された場合に、発生した前記特定の異常の要因に応じて、前記燃料電池の負荷を低下または上昇させる出力制御部と、
前記燃料電池の負荷を低下または上昇させたことにより、前記特定の異常が解消されたか否かを判定する異常解消判定部と
を具備する燃料電池の制御装置。 - 前記特定の異常は、前記発電室の温度の上昇または低下に関する異常である請求項1に記載の燃料電池の制御装置。
- 前記出力制御部は、前記異常解消判定部によって前記特定の異常が解消されたと判定された場合に、前記特定の異常が解消されたときの前記燃料電池の負荷を維持する制御を行う請求項1または請求項2に記載の燃料電池の制御装置。
- 前記異常解消判定部は、前記出力制御部によって前記燃料電池の負荷が低下または上昇させられ、低下または上昇後の前記燃料電池の負荷が予め設定された所定期間保持された後に、前記特定の異常が解消されたか否かを判定する請求項1から請求項3のいずれかに記載の燃料電池の制御装置。
- 前記出力制御部は、目標負荷を所定の保護下限値または所定の保護上限値を限度として、前記異常解消判定部によって前記特定の異常が解消されたと判定されるまで、前記目標負荷を所定量ずつ段階的に低下または上昇させる請求項1から請求項4のいずれかに記載の燃料電池の制御装置。
- 前記出力制御部は、目標負荷を所定の保護下限値または所定の保護上限値まで低下または上昇させ、
前記異常解消判定部は、前記目標負荷が前記保護下限値または前記保護上限値に到達し前記所定期間を保持した後に、前記特定の異常が解消されたか否かを判定する請求項1から請求項4のいずれかに記載の燃料電池の制御装置。 - 前記保護下限値は、改質用水の供給が必要とされる前記燃料電池の負荷よりも大きな値に設定されている請求項5または請求項6に記載の燃料電池の制御装置。
- 前記出力制御部は、前記特定の異常が解消され、かつ、前記特定の異常が再発しないと判定した場合に、前記燃料電池の負荷を要求負荷まで回復させる制御を行う請求項1から請求項7のいずれかに記載の燃料電池の制御装置。
- 前記特定の異常に関する情報と該特定の異常の原因とを関連付けた原因特定情報を記憶する記憶部と、
前記異常判定部によって前記特定の異常が発生したと判定された場合に、発生した前記特定の異常に該当する前記原因特定情報を前記記憶部から抽出する抽出部と、
前記抽出部によって抽出された前記原因特定情報を用いて、前記特定の異常を引き起こした原因を特定する原因特定部と
を具備する請求項1から請求項8のいずれかに記載の燃料電池の制御装置。 - 前記原因特定部によって特定された前記原因を表示する表示部を備える請求項9に記載の燃料電池の制御装置。
- 前記原因特定部によって特定された前記原因を排除する原因排除部を備える請求項9または請求項10に記載の燃料電池の制御装置。
- マイクロガスタービンと、
燃料極と、固体電解質と、空気極とを備える複数の燃料電池セルが配置された発電室を備える燃料電池と、
請求項1から請求項11のいずれかに記載の燃料電池の制御装置と
を具備する発電システム。 - 燃料極と、固体電解質と、空気極とを備える複数の燃料電池セルが配置された発電室を備える燃料電池の保護制御方法であって、
前記燃料電池に係る複数の計測データに基づいて、前記燃料電池の負荷を増減させることにより解消する可能性のある特定の異常が発生したか否かを判定する工程と、
前記特定の異常が発生したと判定した場合に、発生した前記特定の異常の要因に応じて、前記燃料電池の負荷を上昇または低下させる工程と、
前記燃料電池の負荷を上昇または低下させたことにより、前記特定の異常が解消されたか否かを判定する工程と
を含む燃料電池の保護制御方法。 - 前記特定の異常が解消されたと判定された場合に、前記特定の異常が解消されたときの前記燃料電池の負荷を維持する工程をさらに備える請求項13に記載の燃料電池の保護制御方法。
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WO2022211111A1 (ja) * | 2021-04-01 | 2022-10-06 | 株式会社堀場製作所 | 水素消費量測定システム |
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