JP2018028729A - 決定装置、決定方法、及び決定プログラム - Google Patents

決定装置、決定方法、及び決定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】通信負荷を抑制しつつ、デジタルサイネージに適切な広告を表示可能にすること。【解決手段】本願に係る決定装置は、取得部と、決定部とを有する。取得部は、所定の期間においてデジタルサイネージから所定の範囲内に位置するユーザに関する統計情報を取得する。決定部は、取得部により取得された統計情報に基づいて、デジタルサイネージにおける広告の表示スケジュールを決定する。例えば、決定部は、ユーザの属性に関する統計情報に基づいて、デジタルサイネージにおける広告の表示スケジュールを決定する。【選択図】図3

Description

本発明は、決定装置、決定方法、及び決定プログラムに関する。
従来、屋外・店頭・公共空間・交通機関などの種々の場所に配置されるデジタルサイネージ(Digital Signage)を広告媒体として用いる技術が提供されている。例えば、デジタルサイネージの近傍に存在する視聴者(ユーザ)の所持する端末装置から識別情報を取得し、それらのユーザのデモグラフィック情報に基づいて選択された広告をデジタルサイネージに配信する技術が提供されている。
特開2012−098598号公報
しかしながら、上記の従来技術では通信負荷を抑制しつつ、デジタルサイネージに適切な広告を表示可能にすることができるとは限らない。例えば、広告を表示する時点でデジタルサイネージから所定の範囲内に位置するユーザの情報をその都度収集して広告を決定する場合、通信回数が増大し、通信負荷が増大する。また、広告を表示する度に広告を決定して広告を配信する場合は、広告の決定から配信までの時間によっては、広告が表示される時点では適切な広告であるとは限らない。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、通信負荷を抑制しつつ、デジタルサイネージに適切な広告を表示可能にする決定装置、決定方法、及び決定プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る決定装置は、所定の期間においてデジタルサイネージから所定の範囲内に位置するユーザに関する統計情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された前記統計情報に基づいて、前記デジタルサイネージにおける広告の表示スケジュールを決定する決定部と、を備えたことを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、通信負荷を抑制しつつ、デジタルサイネージに適切な広告を表示可能にすることができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る決定処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る決定システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る決定装置の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係るユーザ情報記憶部の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る統計情報記憶部の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る広告情報記憶部の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。 図8は、実施形態に係る決定処理の一例を示すフローチャートである。 図9は、実施形態に係るサイネージ付近のユーザ情報の取得の一例を示す図である。 図10は、決定装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る決定装置、決定方法、及び決定プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る決定装置、決定方法、及び決定プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
(実施形態)
〔1.決定処理〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る決定処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る決定処理の一例を示す図である。図1に示す例においては、決定装置100が所定のデジタルサイネージ端末SN1にX月Y日に表示する広告のスケジュール(以下、「表示スケジュール」ともいう)を決定する場合を示す。また、図1では、決定装置100が広告の表示スケジュールに対応する広告の配信を行う場合を示す。
また、以下では、デジタルサイネージ端末SN1に限らずデジタルサイネージ端末を総称する場合は、デジタルサイネージ端末SNと記載する場合がある。例えば、デジタルサイネージ端末SNは、所定のネットワークN(図2参照)を介してコンテンツ配信装置50(図2参照)から取得した広告を表示するものとする。また、例えば、デジタルサイネージ端末SNは、所定のネットワークN(図2参照)を介して決定装置100から取得した広告を表示するものとする。また、図1に示す例において、デジタルサイネージ端末SN1は、例えば1日ごとにその日に表示するコンテンツ、広告、及びそれらの表示スケジュールを取得し、取得したスケジュールに基づいてコンテンツや広告を表示する。
なお、図1の例では、コンテンツ配信装置50から表示するコンテンツやそのコンテンツを表示するスケジュールを取得しているものとする。また、図1に示す例では、デジタルサイネージ端末SN1、SN1−1〜SN1−3のように、表示面に表示される内容により異なる符号をデジタルサイネージ端末SN1に付すが、表示面に表示される内容(広告等)が異なる点以外は同じデジタルサイネージ端末SN1であるものとする。なお、区別せずに説明する場合は、デジタルサイネージ端末SN1と記載する。
図1に示す例では、決定装置100は、平日であるX月Y日においてデジタルサイネージ端末SN1に表示する広告の表示スケジュールを決定する(ステップS11)。例えば、決定装置100は、X月Y日においてデジタルサイネージ端末SN1に表示する広告の表示スケジュールをX月Y日の前日に決定し、デジタルサイネージ端末SN1に配信する。
例えば、決定装置100は、デジタルサイネージ端末SN1から所定の範囲(以下、「収集対象範囲」ともいう)内に位置するユーザに関する統計情報に基づいて、デジタルサイネージ端末SN1における広告の表示スケジュールを決定する。例えば、決定装置100は、デジタルサイネージ端末SN1から所定の範囲内に位置するユーザに関する情報の履歴から生成される統計情報に基づいて、デジタルサイネージ端末SN1における広告の表示スケジュールを決定する。なお、デジタルサイネージ端末SNから所定の範囲内に位置するユーザの位置情報は、種々の手段を適宜用いて取得されてもよい。例えば、ユーザが収集対象範囲に位置するかの判定に用いられるユーザの位置情報は、GPS(Global Positioning System)により取得されるユーザが利用する端末装置10(図2参照)の位置情報であってもよい。また、ユーザが収集対象範囲に位置するかの判定に用いられるユーザの位置情報は、端末装置10が通信する通信基地局(例えば図9中の基地局WS1等)に関する情報から推定される位置情報であってもよい。なお、ユーザが収集対象範囲に位置するかの判定に用いられるユーザの位置情報は、ユーザの位置に関する情報であればどのように取得された情報であってもよい。
また、ここでいう収集対象範囲は、ユーザの位置情報の取得手段等に応じて適宜設定されてもよい。例えば、ユーザの位置情報がGPSにより取得される場合、収集対象範囲は、デジタルサイネージ端末SNの設置位置の緯度経度から所定の差以内である緯度経度となる範囲であってもよい。また、例えば、収集対象範囲は、ユーザが利用する端末装置10が所定の通信基地局(例えば図9中の基地局WS1等)を介して通信可能な範囲であってもよい。すなわち、収集対象範囲は、ユーザがデジタルサイネージ端末SNの画面を視認する可能性がある範囲であれば、デジタルサイネージ端末SNの画面サイズやデジタルサイネージ端末SNの設置位置の周囲の状況等に応じて適宜設定されてもよい。
例えば、デジタルサイネージ端末SNの画面サイズが大きい程、収集対象範囲が広くなってもよい。また、例えば、デジタルサイネージ端末SNの設置位置の周囲にデジタルサイネージ端末SNの画面のユーザによる視認を妨げる障害物が少ない程、収集対象範囲が広くなってもよい。なお、上記は一例であり、収集対象範囲は、ユーザに関する情報の収集の目的等に応じて適宜設定されてもよい。
図1の例では、決定装置100は、統計情報記憶部122に記憶された統計情報や広告情報記憶部123に記憶された広告に関する情報に基づいて、デジタルサイネージ端末SN1における広告の表示スケジュールを決定する。図1の例では、統計情報記憶部122に示すように、種別として、各曜日の特性に基づく分類である「平日」と「週末」の2つの種別を用いるが、種別は目的に応じて適宜設定されてもよい。例えば、種別は、「晴れ」、「曇り」、「雨」等のようにその日の天候に基づく種別であってもよい。また、図1の例では、統計情報記憶部122に示すように、ユーザの属性として、ユーザの性別と年代の2つのユーザの属性を用いるが、属性は目的に応じて適宜設定されてもよい。例えば、ユーザの属性は、「興味」や「居住地」等、広告の決定に有用な各タイプに分類可能であればどのような属性であってもよい。
例えば、図1に示す統計情報記憶部122には、ユーザに関する統計情報として、サイネージID「SN1」により識別されるデジタルサイネージ端末(「デジタルサイネージ端末SN1」に相当)について、平日の時間帯ごとに統計情報が記憶される。具体的には、図1に示す統計情報記憶部122には、「10−12時」、「12−14時」、「14−16時」といった2時間おきの時間帯ごとに統計情報が記憶される。具体的には、図1に示す統計情報記憶部122には、10−12時の間にデジタルサイネージ端末SN1の周囲(収集対象範囲)に位置するユーザの総数(平均)や男女の構成比や年代の構成比等が記憶される。
図1の例では、デジタルサイネージ端末SN1について、種別「平日」の時間帯「10−12時」の総数「1000」は、平日の1日において10−12時の間にデジタルサイネージ端末SN1の周囲にはユーザが平均で1000人いることを示す。また、図1の例では、デジタルサイネージ端末SN1について、種別「平日」の時間帯「10−12時」において、デジタルサイネージ端末SN1の周囲にいるユーザの男性と女性との比率は「7:3」であることを示す。このように、デジタルサイネージ端末SN1について、種別「平日」の時間帯「10−12時」において、デジタルサイネージ端末SN1の周囲にいるユーザは男性のほうが多いことを示す。
また、図1の例では、デジタルサイネージ端末SN1について、種別「平日」の時間帯「12−14時」において、デジタルサイネージ端末SN1の周囲にいるユーザの男性と女性との比率は「1:3(25:75)」であることを示す。このように、デジタルサイネージ端末SN1について、種別「平日」の時間帯「12−14時」において、デジタルサイネージ端末SN1の周囲にいるユーザは女性のほうが多いことを示す。
また、図1の例では、デジタルサイネージ端末SN1について、種別「平日」の時間帯「14−16時」において、デジタルサイネージ端末SN1の周囲にいるユーザの年代の比率は「2:1:1:6」であることを示す。このように、デジタルサイネージ端末SN1について、種別「平日」の時間帯「14−16時」において、デジタルサイネージ端末SN1の周囲にいるユーザは60代以上のユーザが多い(過半数を超える)ことを示す。
決定装置100は、統計情報記憶部122に記憶された平日における各時間帯の統計情報に基づいて、時間帯に含まれる時間に表示される広告を決定する。
また、例えば、図1に示す広告情報記憶部123には、広告に関する各種情報が記憶される。例えば、広告情報記憶部123には、広告コンテンツ(以下、単に「広告」ともいう)及びその広告がターゲットとするユーザに関する情報を示すタグや広告の入札価格等が記憶される。なお、図1の例では、説明を簡単にするために、広告がデジタルサイネージ端末SNに1回表示された際に広告主からデジタルサイネージ端末SNの所有者等に支払われる単価であるものとする。
例えば、図1の例では、広告Aは、ブランドAを対象とし、入札価格が「100」である。また、広告Aは、主に女性をターゲットとする広告であることを示す。また、例えば、図1の例では、広告Bは、商品Bを対象とし、入札価格が「80」である。また、広告Bは、主に女性や20代をターゲットとする広告であることを示す。すなわち、図1の例では、広告Aと広告Bは、同じ「女性」をターゲットとする点で共通し、入札価格は広告Aのほうが広告Bよりも高い。
また、例えば、図1の例では、広告Cは、ブランドCを対象とし、入札価格が「100」である。また、広告Cは、主に男性をターゲットとする広告であることを示す。また、例えば、図1の例では、広告Dは、商品Dを対象とし、入札価格が「120」である。また、広告Dは、主に男性や30代をターゲットとする広告であることを示す。すなわち、図1の例では、広告Cと広告Dは、同じ「男性」をターゲットとする点で共通し、入札価格は広告Dのほうが広告Cよりも高い。
また、例えば、図1の例では、広告Eは、商品Eを対象とし、入札価格が「60」である。また、広告Eは、主に60代や旅行に興味があるユーザをターゲットとする広告であることを示す。また、例えば、図1の例では、広告Fは、商品Fを対象とし、入札価格が「80」である。また、広告Fは、主に60代や旅行に興味があるユーザをターゲットとする広告であることを示す。すなわち、図1の例では、広告Eと広告Fは、同じ「60代」をターゲットとする点で共通し、入札価格は広告Fのほうが広告Eよりも高い。
また、図1の例では、決定装置100は、X月Y日のデジタルサイネージ端末SN1において、11時に表示する広告(以下、「第1広告」ともいう)や12時15分に表示する広告(以下、「第2広告」ともいう)や15時30分に表示する広告(以下、「第3広告」ともいう)を決定する。なお、以下では、説明を簡単にするために、第1広告、第2広告、及び第3広告の3つの広告を決定する場合を説明する。
例えば、決定装置100は、X月Y日にデジタルサイネージ端末SN1に表示される複数の広告を決定する場合、各広告の表示時間が対応する時間帯のユーザの総数が多い表示時間に表示される広告から決定する。図1の例では、第2広告が表示される時間である12時15分に対応する時間帯「12−14時」のユーザの総数「3000」が最大である。そのため、決定装置100は、第2広告としてデジタルサイネージ端末SN1に表示する広告を決定する。これにより、決定装置100は、総数の多い時間帯から広告を決定することにより、広告を視認する可能性があるユーザの数が多い時間帯に効果的な広告を優先的に決定することができる。したがって、決定装置100は、総数の多い時間帯に効果的な広告の在庫がなくなることにより、広告を視認する可能性があるユーザの数が多い時間帯に効果的な広告を表示できなくなることを抑制することができる。
図1の例では、統計情報記憶部122に示すように、平日の12−14時の間、デジタルサイネージ端末SN1の周囲のユーザは、女性の割合が高い。そのため、決定装置100は、女性をターゲットにし、かつ入札価格が高い広告を、第2広告として決定する。この点の処理について一例を説明する。
例えば、決定装置100は、平日の12−14時における属性中のタイプの割合に応じて、属性中のタイプのスコアを算出する。例えば、決定装置100は、平日の12−14時におけるユーザの男性と女性との比率「25:75」に基づいて、平日の12−14時におけるタイプ「男性」のスコアと「女性」のスコアを算出する。例えば、決定装置100は、平日の12−14時におけるタイプ「男性」のスコアを「0.25(=25/(25+75)」と算出する。また、例えば、決定装置100は、平日の12−14時におけるタイプ「女性」のスコアを「0.75(=75/(25+75))」と算出する。
また、例えば、決定装置100は、平日の12−14時におけるユーザの0−10代、20−30代、40−50代、及び60代以上の比率「20:30:30:20」に基づいて、平日の12−14時におけるタイプ「0−10代」のスコア、「20−30代」のスコア、「40−50代」のスコア、及び「60代以上」のスコアを算出する。例えば、決定装置100は、平日の12−14時におけるタイプ「0−10代」のスコアを「0.2(=20/(20+30+30+20))」と算出する。
また、例えば、決定装置100は、平日の12−14時におけるタイプ「20−30代」のスコアを「0.3」と算出する。また、例えば、決定装置100は、平日の12−14時におけるタイプ「40−50代」のスコアを「0.3」と算出する。また、例えば、決定装置100は、平日の12−14時におけるタイプ「60代以上」のスコアを「0.2」と算出する。
そのため、図1の例では、決定装置100は、各タイプのうちスコアが最大である、タイプ「女性」をターゲットにした広告を、第2広告として決定する。なお、上記は、異なる属性間を比較し、複数の属性のうち、どの属性を用いるかを決定する一例であり、決定装置100は、種々の情報を適宜用いて広告の決定に用いる属性を決定してもよい。例えば、決定装置100は、複数の属性の総合的に満足する広告を、第2広告として決定してもよい。
例えば、決定装置100は、広告情報記憶部123に記憶された広告のうち、タグに女性が含まれる広告を第2広告の候補広告として決定する。図1の例では、決定装置100は、広告情報記憶部123に記憶された広告A〜広告F等のうち、タグに「女性」が含まれる広告Aや広告Bを第2広告の候補広告として決定する。
そして、決定装置100は、第2広告の候補広告のうち、候補広告の各々の入札価格に関する情報に基づいて、第2広告としてデジタルサイネージ端末SN1に表示する広告を決定する。図1の例では、入札価格は広告Aのほうが広告Bよりも高いため、決定装置100は、表示スケジュール情報SC11に示すように、広告Aを12時15分にデジタルサイネージ端末SN1に表示する広告(第2広告)として決定する。
また、図1の例では、第3広告が表示される時間である15時30分に対応する時間帯「14−16時」のユーザの総数「2000」が時間帯「12−14時」のユーザの総数「3000」の次に多い。そのため、第2広告を決定した後、決定装置100は、第3広告としてデジタルサイネージ端末SN1に表示する広告を決定する。
図1の例では、統計情報記憶部122に示すように、平日の14−16時の間、デジタルサイネージ端末SN1の周囲のユーザは、60代以上の割合が高い。そのため、決定装置100は、60代以上をターゲットにし、かつ入札価格が高い広告を、第3広告として決定する。
例えば、決定装置100は、平日の14−16時における属性中のタイプの割合に応じて、属性中のタイプのスコアを算出する。例えば、決定装置100は、平日の14−16時におけるユーザの男性と女性との比率「50:50」に基づいて、平日の14−16時におけるタイプ「男性」のスコアと「女性」のスコアを算出する。例えば、決定装置100は、平日の14−16時におけるタイプ「男性」のスコアを「0.5(=50/100)」と算出する。また、例えば、決定装置100は、平日の14−16時におけるタイプ「女性」のスコアを「0.5」と算出する。
また、例えば、決定装置100は、平日の14−16時におけるユーザの0−10代、20−30代、40−50代、及び60代以上の比率「20:10:10:60」に基づいて、平日の14−16時におけるタイプ「0−10代」のスコア、「20−30代」のスコア、「40−50代」のスコア、及び「60代以上」のスコアを算出する。例えば、決定装置100は、平日の14−16時におけるタイプ「0−10代」のスコアを「0.2(=20/(20+10+10+60))」と算出する。
また、例えば、決定装置100は、平日の14−16時におけるタイプ「20−30代」のスコアを「0.1(=10/(20+10+10+60))」と算出する。また、例えば、決定装置100は、平日の14−16時におけるタイプ「40−50代」のスコアを「0.1」と算出する。また、例えば、決定装置100は、平日の14−16時におけるタイプ「60代以上」のスコアを「0.6(=60/(20+10+10+60))」と算出する。そのため、決定装置100は、各タイプのうちスコアが最大である、タイプ「60代」をターゲットにした広告を、第3広告として決定する。
例えば、決定装置100は、広告情報記憶部123に記憶された広告のうち、タグに60代が含まれる広告を第3広告の候補広告として決定する。図1の例では、決定装置100は、広告情報記憶部123に記憶された広告A〜広告F等のうち、タグに「60代」が含まれる広告Eや広告Fを第3広告の候補広告として決定する。
そして、決定装置100は、第3広告の候補広告のうち、候補広告の各々の入札価格に関する情報に基づいて、第3広告としてデジタルサイネージ端末SN1に表示する広告を決定する。図1の例では、入札価格は広告Fのほうが広告Eよりも高いため、決定装置100は、表示スケジュール情報SC11に示すように、広告Fを15時30分にデジタルサイネージ端末SN1に表示する広告(第3広告)として決定する。
図1の例では、第1広告が表示される時間である11時に対応する時間帯「10−12時」のユーザの総数「1000」が時間帯「14−16時」のユーザの総数「2000」の次に多い。そのため、第3広告を決定した後、決定装置100は、第1広告としてデジタルサイネージ端末SN1に表示する広告を決定する。
また、図1の例では、統計情報記憶部122に示すように、平日の10−12時の間、デジタルサイネージ端末SN1の周囲のユーザは、男性の割合が高い。そのため、決定装置100は、男性をターゲットにし、かつ入札価格が高い広告を、第1広告として決定する。
例えば、決定装置100は、広告情報記憶部123に記憶された広告のうち、タグに男性が含まれる広告を第1広告の候補広告として決定する。図1の例では、決定装置100は、広告情報記憶部123に記憶された広告A〜広告F等のうち、タグに「男性」が含まれる広告Cや広告Dを第1広告の候補広告として決定する。
そして、決定装置100は、第1広告の候補広告のうち、候補広告の各々の入札価格に関する情報に基づいて、第1広告としてデジタルサイネージ端末SN1に表示する広告を決定する。図1の例では、入札価格は広告Dのほうが広告Cよりも高いため、決定装置100は、表示スケジュール情報SC11に示すように、広告Dを11時にデジタルサイネージ端末SN1に表示する広告(第1広告)として決定する。
このように、図1の例では、決定装置100は、表示スケジュール情報SC11に示すように、デジタルサイネージ端末SN1において、11時に広告Dを表示し、12時15分に広告Aを表示し、15時30分に広告Fを表示する広告の表示スケジュールを決定する。
その後、決定装置100は、ステップS11において決定した表示スケジュールを含む表示スケジュール情報SC11をデジタルサイネージ端末SN1へ配信する(ステップS12)。なお、図1に示す例では、表示スケジュール情報SC11には、表示スケジュールに加えて、デジタルサイネージ端末SN1に表示される広告D、広告A、広告F等の表示される広告コンテンツも含まれる。例えば、決定装置100は、広告D、広告A、広告F等の広告コンテンツやその広告コンテンツを表示する時間を示す表示スケジュールを含む表示スケジュール情報SC11をデジタルサイネージ端末SN1へ配信する。
決定装置100から表示スケジュール情報SC11を受信したデジタルサイネージ端末SN1は、受信した表示スケジュール情報SC11に含まれる表示スケジュールに基づいて、表示面に広告を表示する。例えば、デジタルサイネージ端末SN1は、表示スケジュール情報SC11に示すように広告が表示される時間帯以外は、コンテンツ配信装置50から受信した所定のコンテンツを表示する。
例えば、デジタルサイネージ端末SN1は、X月Y日11時に広告Dを表示する(ステップS13)。図1には、X月Y日11時において広告Dを表示したデジタルサイネージ端末SN1−1を示す。例えば、広告Dが動画広告である場合、デジタルサイネージ端末SN1−1は、動画広告である広告Dを再生する。また、例えば、広告Dが静止画像の(画像)広告である場合、デジタルサイネージ端末SN1−1は、広告Dを所定の時間(例えば15秒等)表示する。
図1の例では、統計情報記憶部122に示すように、平日の10−12時の間、デジタルサイネージ端末SN1の周囲のユーザは、男性の割合が高い。そのため、デジタルサイネージ端末SN1は、平日であるX月Y日の11時に表示する広告として、男性をターゲットにし、かつ入札価格が高い広告Dを表示する。これにより、デジタルサイネージ端末SN1は、平日であるX月Y日の11時において広告効果が高く、かつ収益性の高い広告を表示することができる。また、広告Dを表示した後、デジタルサイネージ端末SN1は、次の広告が表示される時間帯になるまでの間は、コンテンツ配信装置50から受信した所定のコンテンツを表示する。
また、例えば、デジタルサイネージ端末SN1は、X月Y日12時15分に広告Aを表示する(ステップS14)。図1には、X月Y日12時15分において広告Aを表示したデジタルサイネージ端末SN1−2を示す。例えば、広告Aが動画広告である場合、デジタルサイネージ端末SN1−2は、動画広告である広告Aを再生する。また、例えば、広告Aが静止画像の広告である場合、デジタルサイネージ端末SN1−2は、広告Aを所定の時間(例えば30秒等)表示する。また、広告Aを表示した後、デジタルサイネージ端末SN1は、次の広告が表示される時間帯になるまでの間は、コンテンツ配信装置50から受信した所定のコンテンツを表示する。
図1の例では、統計情報記憶部122に示すように、平日の12−14時の間、デジタルサイネージ端末SN1の周囲のユーザは、女性の割合が高い。そのため、デジタルサイネージ端末SN1は、平日であるX月Y日の12時15分に表示する広告として、女性をターゲットにし、かつ入札価格が高い広告Aを表示する。これにより、デジタルサイネージ端末SN1は、平日であるX月Y日の12時15分において広告効果が高く、かつ収益性の高い広告を表示することができる。また、広告Aを表示した後、デジタルサイネージ端末SN1は、次の広告が表示される時間帯になるまでの間は、コンテンツ配信装置50から受信した所定のコンテンツを表示する。
また、例えば、デジタルサイネージ端末SN1は、X月Y日15時30分に広告Fを表示する(ステップS15)。図1には、X月Y日15時30分において広告Fを表示したデジタルサイネージ端末SN1−3を示す。例えば、広告Fが動画広告である場合、デジタルサイネージ端末SN1−3は、動画広告である広告Fを再生する。また、例えば、広告Fが静止画像の広告である場合、デジタルサイネージ端末SN1−3は、広告Fを所定の時間(例えば1分等)表示する。また、広告Fを表示した後、デジタルサイネージ端末SN1は、次の広告が表示される時間帯になるまでの間は、コンテンツ配信装置50から受信した所定のコンテンツを表示する。
図1の例では、統計情報記憶部122に示すように、平日の14−16時の間、デジタルサイネージ端末SN1の周囲のユーザは、60代以上の割合が高い。そのため、デジタルサイネージ端末SN1は、平日であるX月Y日の15時30分に表示する広告として、60代以上をターゲットにし、かつ入札価格が高い広告Fを表示する。これにより、デジタルサイネージ端末SN1は、平日であるX月Y日の15時30分において広告効果が高く、かつ収益性の高い広告を表示することができる。また、広告Fを表示した後、デジタルサイネージ端末SN1は、次の広告が表示される時間帯になるまでの間は、コンテンツ配信装置50から受信した所定のコンテンツを表示する。
上述のように、決定装置100は、決定した広告の表示スケジュールや表示スケジュールに含まれる広告をデジタルサイネージ端末SN1へ配信する。そして、決定装置100から広告の表示スケジュールと広告を受信したデジタルサイネージ端末SN1は、受信した表示スケジュールに基づいて広告を表示する。これにより、決定装置100は、通信負荷を抑制しつつ、デジタルサイネージに適切な広告を表示可能にすることができる。
また、決定装置100は、広告がデジタルサイネージ端末SN1に表示される時間帯におけるデジタルサイネージ端末SN1の周囲に位置するユーザの数に基づいて広告主に請求する額が決定される場合であっても、上述したように、ユーザ数が多い時間帯から広告を決定することにより、広告スケジュールを適切に決定することができる。例えば、決定装置100は、各広告の入札価格にその広告がデジタルサイネージ端末SN1に表示される時間帯のユーザ数を乗算した値が広告主に請求する額となる場合、ユーザ数が多い時間帯から広告を決定することにより、広告スケジュールを決定する期間(図1では「X月Y日」)全体としての収益を高める(最大化する)ことができる。すなわち、決定装置100は、対象期間におけるデジタルサイネージでの広告表示全体の収益である全体収益が高くなるように、所定の時間帯の各々にデジタルサイネージに表示する各広告を決定する。具体的には、決定装置100は、所定の時間帯の各々のうち、全体収益に与える影響が大きい時間帯から順に、デジタルサイネージに表示する広告を決定する。上記の例では、決定装置100は、12時15分がデジタルサイネージ端末SN1の周辺に位置するユーザ数が最大であるため、全体収益に与える影響が他の時間帯よりも大きい。したがって、決定装置100は、サイネージ端末SN1に12時15分に表示する広告から決定することにより、X月Y日の1日全体としての収益を最大化することができる。また、決定装置100は、12時15分の広告を決定した後に、15時30分、11時の順、すなわちデジタルサイネージ端末SN1の周辺に位置するユーザ数が多い順に表示する広告から決定することにより、X月Y日の1日全体としての収益を最大化することができる。なお、上記は一例であり、決定装置100は、広告の表示スケジュールの決定対象となる期間である対象期間におけるデジタルサイネージ端末SN1での広告表示の収益性が高くなれば、どのように各時間帯においてデジタルサイネージ端末SN1に表示する広告を決定してもよい。
また、決定装置100は、デジタルサイネージ端末SN1に表示された広告の効果を種々の手段により推定してもよい。例えば、決定装置100は、デジタルサイネージ端末SN1に広告Aが表示された際に、デジタルサイネージ端末SN1の周囲に位置するユーザの端末装置10に広告Aの対象に関する広告等の所定のコンテンツを配信してもよい。この場合、広告Aの対象に関する所定のコンテンツが配信されたユーザが、所定のコンテンツを選択する等の操作を行った場合、デジタルサイネージ端末SN1に表示された広告Aがそのユーザに対して効果があったと推定してもよい。
また、決定装置100は、デジタルサイネージ端末SN1に広告Aが表示された際に、デジタルサイネージ端末SN1の周囲に位置し、端末装置10に広告Aの対象に関する所定のコンテンツが配信されたユーザのうち、所定のコンテンツを選択する等の操作を行ったユーザの割合を広告の効果を示す指標値(以下、「推定指標値」ともいう)として用いてもよい。例えば、決定装置100は、推定指標値をデジタルサイネージ端末SN1に表示された広告Aが選択されたとみなして、デジタルサイネージ端末SN1に表示された広告AのCTR(Click Through Rate)と同様の指標値として用いてもよい。この場合、決定装置100は、推定指標値とデジタルサイネージ端末SN1に広告を表示する費用(例えば入札価格等)とに基づいて、デジタルサイネージ端末SN1への広告の費用対効果を示す指標値(以下、「効果指標値」ともいう)を算出してもよい。また、決定装置100は、算出した効果指標値に基づいてデジタルサイネージ端末SN1における広告の表示スケジュールを決定してもよい。
なお、上記例では、広告がデジタルサイネージ端末SN1に表示される時間が決定されたスポット(広告枠)に表示する広告を決定する場合を示したが、決定装置100は、いつ広告を表示するかを決定してもよい。すなわち、決定装置100は、広告在庫及びデジタルサイネージ端末SN1に関する統計情報に基づいて適切な広告の表示スケジュールを決定してもよい。また、収集対象範囲に位置するユーザの総数の計測は、ユーザが収集対象範囲に位置する時間が所定の閾値以上である場合、ユーザが収集対象範囲に位置すると計測してもよい。例えば、決定装置100は、ユーザが収集対象範囲に位置する時間に関する情報を取得し、その時間が所定の閾値(例えば3分等)以上である場合、そのユーザが収集対象範囲に位置すると計測してもよい。例えば、決定装置100は、ユーザが間欠的に収集対象範囲に位置する時間に関する情報を取得し、それらの時間の合計が所定の閾値(例えば5分等)以上である場合、そのユーザが収集対象範囲に位置すると計測してもよい。
〔2.決定システムの構成〕
図2に示すように、決定システム1は、端末装置10と、デジタルサイネージ端末SN1と、コンテンツ配信装置50と、決定装置100とが含まれる。端末装置10と、デジタルサイネージ端末SN1と、コンテンツ配信装置50と、決定装置100とは所定のネットワークNを介して、有線または無線により通信可能に接続される。なお、図2に示した決定システム1には、複数台の端末装置10や、複数台のデジタルサイネージ端末SNや、複数台のコンテンツ配信装置50、複数台の決定装置100が含まれてもよい。
端末装置10は、ユーザによって利用される情報処理装置である。端末装置10は、ユーザによる操作に従って、アプリケーション(以下、「アプリ」と称する場合がある)を起動する。なお、以下では、端末装置10をユーザと表記する場合がある。すなわち、以下では、ユーザを端末装置10と読み替えることもできる。なお、上述した端末装置10は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。
コンテンツ配信装置50は、デジタルサイネージ端末SNに表示されるコンテンツをデジタルサイネージ端末SNへ配信する情報処理装置である。例えば、コンテンツ配信装置50は、デジタルサイネージ端末SNにおけるコンテンツの表示スケジュールに基づくコンテンツをデジタルサイネージ端末SNへ配信する。コンテンツ配信装置50は、ニュース、天気予報、占い等のコンテンツやデジタルサイネージ端末SNの設置された施設(商業施設、公共施設等)に関するコンテンツをデジタルサイネージ端末SN1へ配信する。
決定装置100は、所定の期間においてデジタルサイネージ端末SNから所定の範囲内に位置するユーザに関する統計情報に基づいて、そのデジタルサイネージ端末SNにおける広告の表示スケジュールを決定する情報処理装置である。例えば、決定装置100は、過去の履歴に基づいて生成される統計情報に基づいて、そのデジタルサイネージ端末SNにおける広告の表示スケジュールを決定する。
また、決定装置100は、決定した広告の表示スケジュールや広告の表示スケジュールに対応する広告をデジタルサイネージ端末SNへ配信する広告配信サービスを提供するものとする。なお、広告配信装置が決定装置100と別体である場合、決定装置100が決定した広告の表示スケジュールに基づいて、広告配信装置がデジタルサイネージ端末SNへ広告を配信する。この場合、決定システム1には広告配信装置が含まれ、決定装置100は、決定した広告の表示スケジュールを広告配信装置やデジタルサイネージ端末SNの管理装置へ配信してもよい。
〔3.決定装置の構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る決定装置100の構成について説明する。図3は、実施形態に係る決定装置100の構成例を示す図である。図3に示すように、決定装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、決定装置100は、決定装置100の管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークと有線または無線で接続され、端末装置10との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。実施形態に係る記憶部120は、図3に示すように、ユーザ情報記憶部121と、統計情報記憶部122と、広告情報記憶部123とを有する。
(ユーザ情報記憶部121)
実施形態に係るユーザ情報記憶部121は、ユーザ属性に関する各種情報を記憶する。例えば、ユーザ情報記憶部121は、ユーザ属性情報を記憶する。図4は、実施形態に係るユーザ情報記憶部の一例を示す図である。図4に示すユーザ情報記憶部121は、「ユーザID」、「端末ID」、「年齢」、「性別」、「興味」といった項目が含まれる。
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。「端末ID」は、対応するユーザが利用する端末装置10を識別する情報を示す。なお、対応するユーザが複数の端末装置10を利用する場合、ユーザ情報記憶部121には、「端末ID」は複数記憶されてもよい。また、「年齢」は、ユーザIDにより識別されるユーザの年齢を示す。なお、「年齢」は、例えば35歳など、ユーザIDにより識別されるユーザの具体的な年齢であってもよい。また、「性別」は、ユーザIDにより識別されるユーザの性別を示す。また、「興味」は、ユーザIDにより識別されるユーザが関心のある対象を示す。なお、「興味」は、複数登録されてもよい。
例えば、図4に示す例において、ユーザID「U1」により識別されるユーザは、端末ID「TM1」により識別される端末装置10を利用していることを示す。また、ユーザID「U1」により識別されるユーザの年齢は、「30代」であり、性別は、「男性」であることを示す。また、例えば、図4に示す例において、ユーザID「U1」により識別されるユーザは、関心のある対象が「スポーツ」であることを示す。
なお、ユーザ情報記憶部121は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、ユーザ情報記憶部121は、ユーザのデモグラフィック属性に関する情報やサイコグラフィック属性に関する情報を記憶してもよい。例えば、ユーザ情報記憶部121は、氏名、家族構成、居住地、収入、ライフスタイル等の情報を記憶してもよい。
(統計情報記憶部122)
実施形態に係る統計情報記憶部122は、ユーザに関する統計情報を記憶する。図5には、統計情報記憶部に記憶されるユーザに関する統計情報の一例を示す。具体的には、統計情報記憶部122は、各デジタルサイネージ端末SNから所定の位置に位置するユーザに関する統計情報を記憶する。図5に示すように、統計情報記憶部122は、ユーザに関する統計情報として、「サイネージID」、「設置位置」、「統計情報」といった項目が含まれる。また、「統計情報」には、「種別」、「時間帯」、「総数」、「性別」、「年代」といった項目が含まれる。また、「性別」には、「男性」、「女性」といった項目が含まれる。また、「年代」には、「0−10代」、「20−30代」、「40−50代」、「60代−」といった項目が含まれる。なお、ここでいう「0−10代」は、0〜19歳を意味し、「20−30代」は、20〜39歳を意味し、「40−50代」は、40〜59歳を意味し、「60代−」は、60歳以上を意味する。
「サイネージID」は、デジタルサイネージ端末を識別するための識別情報を示す。例えば、サイネージID「SN1」により識別されるデジタルサイネージ端末は、図1に示すデジタルサイネージ端末SN1に対応する。また、「設置位置」は、対応するデジタルサイネージ端末が設置された位置情報を示す。例えば、「設置位置」に記憶される位置情報は、対応するデジタルサイネージ端末が設置された位置の緯度経度や住所等であってもよい。
「統計情報」の「種別」は、統計情報の基となるユーザに関する情報が収集された日時に関する種別を示す。図5の例では、「種別」が、「平日」と「週末」の2つである場合を示す。なお、「種別」は、「平日」と「週末」の2つに限らず、目的に応じて種々の種別であってもよい。例えば、「種別」は、「月曜」、「火曜」、「水曜」といった各曜日に応じた7つの種別であってもよい。
「統計情報」の「時間帯」は、統計情報の基となるユーザに関する情報が収集された時間帯を示す。図5の例では、「時間帯」が、「10−12時」、「12−14時」、「14−16時」といった2時間ごとの時間帯である場合を示す。なお、「時間帯」は、2時間ごとの時間帯に限らず、目的に応じて種々の時間帯であってもよい。例えば、「時間帯」は、「10時台」、「11時台」、「12時台」といった1時間ごとの時間帯であってもよい。
「統計情報」の「総数」は、各種別の各時間帯において情報が収集されたユーザの数に関する情報を示す。図5の例では、「総数」は、各種別の各時間帯における収集対象となるユーザ数の平均を示す。例えば、デジタルサイネージ端末SN1について、種別「平日」の時間帯「10−12時」の総数「1000」は、平日の10−12時の間において、デジタルサイネージ端末SN1から所定の範囲に位置するユーザの数の1日平均を示す。すなわち、デジタルサイネージ端末SN1について、種別「平日」の時間帯「10−12時」の総数「1000」は、平日の1日において10−12時の間にデジタルサイネージ端末SN1の周囲にはユーザが平均で1000人いることを示す。
「統計情報」の「性別」は、各種別の各時間帯において情報が収集されたユーザの性別に関する割合を示す。例えば、デジタルサイネージ端末SN1について、種別「平日」の時間帯「10−12時」の性別「男性」は、平日の10−12時の間において、デジタルサイネージ端末SN1から所定の範囲に位置するユーザのうち、男性のユーザが70%であることを示す。また、例えば、デジタルサイネージ端末SN1について、種別「平日」の時間帯「10−12時」の性別「女性」は、平日の10−12時の間において、デジタルサイネージ端末SN1から所定の範囲に位置するユーザのうち、女性のユーザが30%であることを示す。すなわち、デジタルサイネージ端末SN1について、種別「平日」の時間帯「10−12時」において、デジタルサイネージ端末SN1の周囲にいるユーザの男性と女性との比率は「7:3」であることを示す。このように、デジタルサイネージ端末SN1について、種別「平日」の時間帯「10−12時」において、デジタルサイネージ端末SN1の周囲にいるユーザは男性のほうが多いことを示す。
「統計情報」の「年代」は、各種別の各時間帯において情報が収集されたユーザの年代に関する割合を示す。例えば、デジタルサイネージ端末SN1について、種別「平日」の時間帯「14−16時」の年代「0−10代」は、平日の14−16時の間において、デジタルサイネージ端末SN1から所定の範囲に位置するユーザのうち、0−10代のユーザが20%であることを示す。また、例えば、デジタルサイネージ端末SN1について、種別「平日」の時間帯「14−16時」の年代「20−30代」は、平日の14−16時の間において、デジタルサイネージ端末SN1から所定の範囲に位置するユーザのうち、20−30代のユーザが10%であることを示す。また、例えば、デジタルサイネージ端末SN1について、種別「平日」の時間帯「14−16時」の年代「40−50代」は、平日の14−16時の間において、デジタルサイネージ端末SN1から所定の範囲に位置するユーザのうち、40−50代のユーザが10%であることを示す。また、例えば、デジタルサイネージ端末SN1について、種別「平日」の時間帯「14−16時」の年代「60代−」は、平日の14−16時の間において、デジタルサイネージ端末SN1から所定の範囲に位置するユーザのうち、60代以上のユーザが60%であることを示す。
すなわち、デジタルサイネージ端末SN1について、種別「平日」の時間帯「14−16時」において、デジタルサイネージ端末SN1の周囲にいるユーザの年代の比率は「2:1:1:6」であることを示す。このように、デジタルサイネージ端末SN1について、種別「平日」の時間帯「14−16時」において、デジタルサイネージ端末SN1の周囲にいるユーザは60代以上のユーザが多い(過半数を超える)ことを示す。
なお、統計情報記憶部122は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、統計情報記憶部122は、デジタルサイネージ端末に関する情報やデジタルサイネージ端末の周囲に位置するユーザに関する統計情報であれば、どのような情報を記憶してもよい。例えば、統計情報記憶部122は、各デジタルサイネージについてユーザに関する情報の収集対象となる範囲に関する情報を記憶してもよい。例えば、統計情報記憶部122は、デジタルサイネージ端末SN1について、ユーザに関する情報の収集対象となる範囲は、範囲AR1(図9参照)であることを示す情報を記憶してもよい。
また、例えば、統計情報記憶部122は、デジタルサイネージ端末とその周囲に配置され、デジタルサイネージ端末の周辺に位置する端末装置10が通信に利用する基地局とを対応付けて記憶してもよい。例えば、統計情報記憶部122は、デジタルサイネージ端末SN1に基地局WS1(図9参照)を対応付けて記憶してもよい。例えば、統計情報記憶部122は、デジタルサイネージ端末が配置される施設に関する情報を記憶してもよい。例えば、統計情報記憶部122は、デジタルサイネージ端末が配置される施設が利用可能な時間(例えば営業時間等)を、デジタルサイネージ端末に対応付けて記憶してもよい。例えば、統計情報記憶部122は、デジタルサイネージ端末が配置される施設の分類(例えば、駅や商業施設等)を示す情報を、デジタルサイネージ端末に対応付けて記憶してもよい。
また、例えば、統計情報記憶部122は、各デジタルサイネージ端末の評価に関する情報を記憶してもよい。例えば、統計情報記憶部122は、デジタルサイネージ端末が配置される施設の利用者数が多いほど高くなる評価をデジタルサイネージ端末に対応付けて記憶してもよい。また、例えば、統計情報記憶部122は、デジタルサイネージ端末の設置に要する費用が高いほど高くなる評価をデジタルサイネージ端末に対応付けて記憶してもよい。また、例えば、統計情報記憶部122は、デジタルサイネージ端末が配置される施設の土地の価値が高いほど高くなる評価をデジタルサイネージ端末に対応付けて記憶してもよい。
(広告情報記憶部123)
実施形態に係る広告情報記憶部123は、広告に関する各種情報を記憶する。図6に、実施形態に係る広告情報記憶部の一例を示す。図6に示す広告情報記憶部123は、「広告ID」、「広告コンテンツ」、「対象」、「入札価格」、「タグ」といった項目を有する。
「広告ID」は、広告を識別するための識別情報を示す。「広告コンテンツ」は、広告主や代理店等から入稿された広告を示す。図6では「広告コンテンツ」に「広告A」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、静止画像や動画像やテキストデータやURL、または、これらの格納場所を示すファイルパス名などが格納される。以下では、「広告主」といった表記は、広告主だけでなく代理店を含む概念であるものとする。「対象」は、広告の対象となる企業、ブランド、商品、サービス等を示す。なお、「対象」は、上記に限らず広告の対象となるものであればどのようなものであってもよい。また、「対象」には、具体的な名称等に限らず、「商品ID」等の対象を識別するための情報が記憶されてもよい。
「入札価格」は、広告主が広告コンテンツを入稿する際に指定する広告料金を示す。例えば、「入札価格」は、広告コンテンツがデジタルサイネージ端末SNに表示された場合に広告主からデジタルサイネージ端末SNの所有者等に支払われる単価に該当する。なお、本実施形態においては、「入札価格」は、説明を簡単にするために、広告コンテンツがデジタルサイネージ端末SNに1回表示された際に広告主からデジタルサイネージ端末SNの所有者等に支払われる単価であるものとする。なお、「入札価格」の単位は、「円」や「ドル」など種々の通貨単位であってもよい。
「タグ」は、対応する広告が対象としているユーザに関する情報を示す。例えば、「タグ」は、広告主により指定されてもよい。また、「タグ」は、広告の内容に基づいて決定装置100が付してもよい。なお、「タグ」は、複数記憶されてもよく、図6に示すように「タグ1」、「タグ2」といった項目を有してもよい。
例えば、図6に示す例において、広告ID「AC1」により識別される広告Aは、所定のブランド「ブランドA」を対象とする広告であることを示す。また、例えば、図6に示す例において、広告Aは、入札価格が「100」であり、対象とするユーザを示すタグが「女性」であることを示す。図6に示す例では、「ブランドA」を対象とする広告である広告Aは、主に女性をターゲットとした広告である。
なお、広告情報記憶部123は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。
(制御部130)
図3の説明に戻って、制御部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、決定装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(配信プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図3に示すように、制御部130は、取得部131と、生成部132と、決定部133と、配信部134とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(取得部131)
取得部131は、各種情報を取得する。例えば、取得部131は、ユーザ情報記憶部121や統計情報記憶部122や広告情報記憶部123から各種情報を取得する。例えば、取得部131は、所定の期間においてデジタルサイネージ端末SNから所定の範囲内に位置するユーザに関する統計情報を取得する。例えば、取得部131は、デジタルサイネージ端末SNから所定の範囲内に位置するユーザに関する統計情報を統計情報記憶部122から取得する。
また、取得部131は、デジタルサイネージ端末SNから所定の範囲内に位置するユーザに関する情報を取得する。例えば、取得部131は、デジタルサイネージ端末SNから所定の範囲内に位置するユーザに関する情報をユーザが利用する端末装置10から取得する。例えば、取得部131は、デジタルサイネージ端末SNから所定の範囲内に位置するユーザに関する情報を所定の通信基地局から取得する。例えば、取得部131は、デジタルサイネージ端末SNから所定の範囲内に位置するユーザに関する情報を基地局WS1(図9参照)から取得する。
また、取得部131は、デジタルサイネージ端末SNにおける広告の表示スケジュールを取得してもよい。例えば、取得部131は、デジタルサイネージ端末SNの管理装置等からデジタルサイネージ端末SNにおける翌日の広告の表示スケジュールを取得してもよい。
(生成部132)
生成部132は、種々の情報を生成する。例えば、生成部132は、取得部131により取得されたユーザに関する情報に基づいて、ユーザに関する統計情報を生成する。例えば、生成部132は、デジタルサイネージ端末SNから所定の範囲内に位置するユーザに関する情報に基づいて、デジタルサイネージ端末SNから所定の範囲内に位置するユーザに関する統計情報を生成する。
(決定部133)
決定部133は、種々の情報を決定する。例えば、決定部133は、取得部131により取得された統計情報に基づいて、デジタルサイネージ端末SNにおける広告の表示スケジュールを決定する。例えば、決定部133は、取得部131により統計情報記憶部122から取得された統計情報に基づいて、デジタルサイネージ端末SNにおける広告の表示スケジュールを決定する。例えば、決定部133は、生成部132により生成された統計情報に基づいて、デジタルサイネージ端末SNにおける広告の表示スケジュールを決定する。
例えば、決定部133は、ユーザの属性に関する統計情報に基づいて、デジタルサイネージ端末SNにおける広告の表示スケジュールを決定する。例えば、決定部133は、統計情報の時間的な変動に基づいて、デジタルサイネージ端末SNにおける広告の表示スケジュールを決定する。
例えば、決定部133は、広告に付されたタグであって、その広告の対象に関するタグに基づいて、デジタルサイネージ端末SNにおける広告の表示スケジュールを決定する。例えば、決定部133は、所定の時間帯における統計情報と、広告に付されたタグとに基づいて、デジタルサイネージ端末SNにおける広告の表示スケジュールを決定する。例えば、決定部133は、所定の時間帯における統計情報と、広告に付されたタグとの類似性に基づいて、デジタルサイネージ端末SNにおける広告の表示スケジュールを決定する。
例えば、決定部133は、所定の時間帯における統計情報と、広告に付されたタグとの類似性に基づいて、所定の時間帯にデジタルサイネージ端末SNに表示する候補となる候補広告を決定し、候補広告の各々の入札価格に関する情報に基づいて、所定の時間帯にデジタルサイネージ端末SNに表示する広告を決定する。例えば、決定部133は、候補広告のうち、収益性に関する評価値が最も高い広告を、所定の時間帯にデジタルサイネージ端末SNに表示する広告として決定する。
図1に示す例では、決定部133は、平日であるX月Y日においてデジタルサイネージ端末SN1に表示する広告の表示スケジュールを決定する。例えば、決定部133は、デジタルサイネージ端末SN1から所定の範囲内に位置するユーザに関する統計情報に基づいて、デジタルサイネージ端末SN1における広告の表示スケジュールを決定する。例えば、決定部133は、統計情報記憶部122に記憶された統計情報や広告情報記憶部123に記憶された広告に関する情報に基づいて、デジタルサイネージ端末SN1における広告の表示スケジュールを決定する。
図1に示す例では、決定部133は、広告情報記憶部123に記憶された広告のうち、タグに女性が含まれる広告を第2広告の候補広告として決定する。例えば、決定部133は、広告情報記憶部123に記憶された広告A〜広告F等のうち、タグに「女性」が含まれる広告Aや広告Bを第2広告の候補広告として決定する。例えば、決定部133は、第2広告の候補広告のうち、候補広告の各々の入札価格に関する情報に基づいて、第2広告としてデジタルサイネージ端末SN1に表示する広告を決定する。図1の例では、決定部133は、表示スケジュール情報SC11に示すように、広告Aを12時15分にデジタルサイネージ端末SN1に表示する広告(第2広告)として決定する。
図1に示す例では、決定部133は、表示スケジュール情報SC11に示すように、デジタルサイネージ端末SN1において、11時に広告Dを表示し、12時15分に広告Aを表示し、15時30分に広告Fを表示する広告の表示スケジュールを決定する。また、決定部133は、広告の表示スケジュールの決定対象となる期間である対象期間(図1では「X月Y日」)内において、所定の時間帯の各々(図1では「11時」、「12時15分」、「15時30分」)にデジタルサイネージに表示する各広告を、対象期間におけるデジタルサイネージでの広告表示の収益性に関する情報に基づいて決定する。また、決定部133は、対象期間におけるデジタルサイネージでの広告表示全体の収益である全体収益が高くなるように、所定の時間帯の各々にデジタルサイネージに表示する各広告を決定する。また、また、決定部133は、所定の時間帯の各々のうち、全体収益に与える影響が大きい時間帯から順に、デジタルサイネージに表示する広告を決定する。
(配信部134)
配信部134は、外部の情報処理装置に各種情報を送信する。例えば、配信部134は、決定部133により決定された広告の表示スケジュールをデジタルサイネージ端末SNへ配信する。また、配信部134は、広告の表示スケジュールに対応する広告をデジタルサイネージ端末SNへ配信する。例えば、配信部134は、デジタルサイネージ端末SNに表示される広告をデジタルサイネージ端末SNへ配信する。なお、配信部134は、デジタルサイネージ端末SNに直接広告スケジュールを配信してもよいし、デジタルサイネージ端末SNを管理する管理装置を介してデジタルサイネージ端末SNに広告スケジュールを配信してもよい。また、配信部134は、端末装置10へ広告を配信してもよい。
〔4.端末装置の構成〕
次に、図7を用いて、実施形態に係る端末装置10の構成について説明する。図7は、実施形態に係る端末装置10の構成例を示す図である。図7に示すように、端末装置10は、通信部11と、記憶部12と、入力部13と、出力部14と、制御部15とを有する。
(通信部11)
通信部11は、例えば、通信回路等によって実現される。そして、通信部11は、図示しない所定のネットワークと有線または無線で接続され、決定装置100等との間で情報の送受信を行う。
(記憶部12)
記憶部12は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部12は、例えば、端末装置10にインストールされているアプリケーションに関する情報、例えばプログラム等を記憶する。
(入力部13)
入力部13は、ユーザからの各種操作を受け付ける。例えば、入力部13は、タッチパネル機能により表示面を介してユーザからの各種操作を受け付けてもよい。また、入力部13は、端末装置10に設けられたボタンや、端末装置10に接続されたキーボードやマウスからの各種操作を受け付けてもよい。
(出力部14)
出力部14は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現されるタブレット端末等の表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。
(制御部15)
制御部15は、例えば、CPUやMPU等によって、端末装置10内部の記憶部12などの記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムは、インストールされているアプリケーションのプログラムが含まれる。また、制御部15は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図7に示すように、制御部15は、送信部151と、受信部152と、表示部153とを有し、以下に説明する予測処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部15の内部構成は、図7に示した構成に限られず、後述する予測処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部15が有する各処理部の接続関係は、図7に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
送信部151は、種々の情報を外部の情報処理装置へ送信する。送信部151は、端末装置10を利用するユーザに関する情報を、決定装置100へ送信する。例えば、送信部151は、端末装置10がデジタルサイネージ端末SNから所定の範囲内に位置する場合、端末装置10を利用するユーザに関する情報を決定装置100へ送信する。例えば、送信部151は、端末装置10が基地局WS1(図9参照)を介して通信を行っている場合、端末装置10を利用するユーザに関する情報を決定装置100へ送信する。
受信部152は、種々の情報を外部の情報処理装置から受信する。受信部152は、決定装置100から広告を受信してもよい。また、受信部152は、決定装置100から広告を受信した場合、受信した広告を記憶部12に格納してもよい。
表示部153は、各種情報を表示する。例えば、表示部153は、決定装置100から配信された広告を表示してもよい。
なお、上述した制御部15による表示処理等の処理は、例えば、JavaScript(登録商標)などにより実現されてもよい。また、上述した商品情報の表示に関する処理が専用アプリにより行われる場合、制御部15は、例えば、所定のアプリや専用アプリを制御するアプリ制御部を有してもよい。
〔5.決定処理のフロー〕
次に、図8を用いて、実施形態に係る決定システム1による決定処理の手順について説明する。図8は、実施形態に係る決定処理の一例を示すフローチャートである。
図8に示すように、決定装置100は、デジタルサイネージ端末SNから所定の範囲内に位置するユーザに関する統計情報を取得する(ステップS101)。例えば、決定装置100は、所定の期間にデジタルサイネージ端末SN1から所定の範囲内に位置するユーザに関する統計情報を統計情報記憶部122から取得する。
そして、決定装置100は、統計情報に基づいて、デジタルサイネージ端末SNにおける広告の表示スケジュールを決定する(ステップS102)。図1に示す例では、決定装置100、表示スケジュール情報SC11に示すように、デジタルサイネージ端末SN1において、11時に広告Dを表示し、12時15分に広告Aを表示し、15時30分に広告Fを表示する広告の表示スケジュールを決定する。
その後、決定装置100は、決定した表示スケジュールに基づく広告をデジタルサイネージ端末SNへ配信する(ステップS103)。図1に示す例では、決定装置100、デジタルサイネージ端末SN1において、11時に広告Dを表示し、12時15分に広告Aを表示し、15時30分に広告Fを表示する広告の表示スケジュールをデジタルサイネージ端末SN1へ配信する。
〔6.決定処理のフロー〕
ここで、決定装置100がデジタルサイネージから所定の範囲内に位置するユーザに関する情報の取得の一例を、図9を用いて説明する。図9は、実施形態に係るデジタルサイネージ端末付近のユーザに関する情報の取得の一例を示す図である。図9の例では、ユーザに関する情報として、ユーザが利用する端末装置10を識別する情報である端末IDを取得する場合を示す。この場合、決定装置100は、取得した端末IDをユーザ情報記憶部121にユーザに対応付けて記憶された端末IDと照合することによりユーザを特定する。
図9に示す例においては、デジタルサイネージ端末SN1付近の範囲AR1内に位置するユーザに関する情報を取得する場合を示す。例えば、デジタルサイネージ端末SN1付近には、基地局WS1が配置されており、デジタルサイネージ端末SN1付近の範囲AR1は、基地局WS1により端末装置10が通信可能な範囲であるものとする。なお、基地局WS1は、Wi−Fi(Wireless Fidelity:登録商標)のアクセスポイント、携帯電話基地局等の装置であり、範囲AR1内に位置する端末装置10−1、10−2、10−3等を検出すると、その識別情報と基地局WS1を識別する情報を決定装置100に送信するものとする。図9の例では、基地局WS1は、Wi−Fiのアクセスポイントであるものとする。
例えば、決定装置100は、基地局WS1とデジタルサイネージ端末SN1とを対応付ける情報を有しているものとする。例えば、決定装置100は、基地局WS1の位置情報とデジタルサイネージ端末SN1の位置情報とを対応付ける情報を有しているものとする。
図9では、例えば、端末装置10−1を有するユーザが基地局WS1の通信可能範囲(範囲AR1)内に侵入した場合、Wi−Fi接続もしくは携帯無線接続等の過程において、端末装置10−1は基地局WS1に識別情報を送信する。なお、端末装置10−1は、GPS等により取得される端末装置10−1の位置情報を併せて基地局WS1に送信してもよい。また、基地局WS1は、端末装置10−1を識別する情報(例えば端末ID)を受信すると、その識別情報と基地局WS1を識別する情報とを決定装置100に送信する。
なお、上記では、決定装置100がユーザに関する情報として、端末装置10を識別する情報である端末IDを取得する場合を説明したが、決定装置100は、デジタルサイネージ端末SN付近に位置するユーザが特定可能であれば、どのような情報を取得してもよい。決定装置100は、端末装置10から端末装置10を利用するユーザを識別する情報(例えばユーザID)を取得してもよい。また、図9の例では、Wi−Fiのアクセスポイントである基地局WS1により収集対象範囲に位置するユーザに関する情報を収集する場合を一例として示したが、収集対象範囲に位置するユーザに関する情報を収集可能であれば、どのように情報が収集されてもよい。
〔7.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る決定装置100は、取得部131と、決定部133とを有する。取得部131は、所定の期間においてデジタルサイネージ(実施形態においては「デジタルサイネージ端末SN1」。以下同じ)から所定の範囲(例えば「収集対象範囲」)内に位置するユーザに関する統計情報を取得する。決定部133は、取得部131により取得された統計情報に基づいて、デジタルサイネージにおける広告の表示スケジュールを決定する。
これにより、実施形態に係る決定装置100は、統計情報に基づいて、デジタルサイネージにおける広告の表示スケジュールを決定することにより、例えば、1日分の広告やその表示スケジュールを一括してデジタルサイネージに配信可能となるため、通信負荷を抑制しつつ、デジタルサイネージに適切な広告を表示可能にすることができる。
また、実施形態に係る決定装置100において決定部133は、ユーザの属性に関する統計情報に基づいて、デジタルサイネージにおける広告の表示スケジュールを決定する。
これにより、実施形態に係る決定装置100は、ユーザの属性に関する統計情報に基づいて、デジタルサイネージにおける広告の表示スケジュールを決定することにより、デジタルサイネージ付近に位置するユーザの属性と広告が対象とするターゲットに基づいて、デジタルサイネージに適切な広告を表示可能にすることができる。
また、実施形態に係る決定装置100において決定部133は、統計情報の時間的な変動に基づいて、デジタルサイネージにおける広告の表示スケジュールを決定する。
これにより、実施形態に係る決定装置100は、統計情報の時間的な変動に基づいて、デジタルサイネージにおける広告の表示スケジュールを決定することにより、各時間帯にデジタルサイネージ付近に位置するユーザの属性と広告が対象とするターゲットに基づいて、デジタルサイネージに適切な広告を表示可能にすることができる。
また、実施形態に係る決定装置100において決定部133は、広告に付されたタグであって、当該広告の対象に関するタグに基づいて、デジタルサイネージにおける広告の表示スケジュールを決定する。
これにより、実施形態に係る決定装置100は、広告に付されたタグであって、当該広告の対象に関するタグに基づいて、デジタルサイネージにおける広告の表示スケジュールを決定することにより、デジタルサイネージ付近に位置するユーザの属性と広告のタグに対応するユーザの属性とに基づいて、デジタルサイネージに適切な広告を表示可能にすることができる。
また、実施形態に係る決定装置100において決定部133は、所定の時間帯における統計情報と、広告に付されたタグとに基づいて、デジタルサイネージにおける広告の表示スケジュールを決定する。
これにより、実施形態に係る決定装置100は、所定の時間帯における統計情報と、広告に付されたタグとに基づいて、デジタルサイネージにおける広告の表示スケジュールを決定することにより、所定の時間帯にデジタルサイネージ付近に位置するユーザの属性と広告のタグに対応するユーザの属性とに基づいて、デジタルサイネージに適切な広告を表示可能にすることができる。
また、実施形態に係る決定装置100において決定部133は、所定の時間帯における統計情報と、広告に付されたタグとの類似性に基づいて、デジタルサイネージにおける広告の表示スケジュールを決定する。
これにより、実施形態に係る決定装置100は、所定の時間帯における統計情報と、広告に付されたタグとに基づいて、デジタルサイネージにおける広告の表示スケジュールを決定することにより、所定の時間帯にデジタルサイネージ付近に位置するユーザの属性と広告のタグに対応するユーザの属性との類似性に基づいて、デジタルサイネージに適切な広告を表示可能にすることができる。
また、実施形態に係る決定装置100において決定部133は、所定の時間帯における統計情報と、広告に付されたタグとの類似性に基づいて、所定の時間帯にデジタルサイネージに表示する候補となる候補広告を決定し、候補広告の各々の入札価格に関する情報に基づいて、所定の時間帯にデジタルサイネージに表示する広告を決定する。
これにより、実施形態に係る決定装置100は、広告に付されたタグとの類似性に基づいて候補広告を決定し、その中から入札価格に関する情報に基づいて、所定の時間帯にデジタルサイネージに表示する広告を決定することにより、広告効果と広告表示の収益性との両方について、デジタルサイネージに適切な広告を表示可能にすることができる。
また、実施形態に係る決定装置100において決定部133は、候補広告のうち、収益性に関する評価値が最も高い広告を、所定の時間帯にデジタルサイネージに表示する広告として決定する。
これにより、実施形態に係る決定装置100は、候補広告のうち、収益性に関する評価値が最も高い広告を、所定の時間帯にデジタルサイネージに表示する広告として決定することにより、通信負荷を抑制しつつ、デジタルサイネージに適切な広告を表示可能にすることができる。
また、実施形態に係る決定装置100において決定部133は、広告の表示スケジュールの決定対象となる期間である対象期間(実施形態においては、「X月Y日」)内において、所定の時間帯の各々にデジタルサイネージに表示する各広告を、対象期間におけるデジタルサイネージでの広告表示の収益性に関する情報に基づいて決定する。
これにより、実施形態に係る決定装置100は、対象期間における収益性が高くなるように、所定の時間帯の各々にデジタルサイネージに表示する広告をすることにより、対象期間全体としての収益性が高くなるように、デジタルサイネージに表示する広告を決定することができる。
また、実施形態に係る決定装置100において決定部133は、対象期間におけるデジタルサイネージでの広告表示全体の収益である全体収益が高くなるように、所定の時間帯の各々にデジタルサイネージに表示する各広告を決定する。
これにより、実施形態に係る決定装置100は、対象期間における全体収益が高くなるように、所定の時間帯の各々にデジタルサイネージに表示する広告をすることにより、対象期間全体としての収益性が高くなるように、デジタルサイネージに表示する広告を決定することができる。
また、実施形態に係る決定装置100において決定部133は、所定の時間帯の各々のうち、全体収益に与える影響が大きい時間帯から順に、デジタルサイネージに表示する広告を決定する。
これにより、実施形態に係る決定装置100は、所定の時間帯の各々のうち、全体収益に与える影響が大きい時間帯(図1においては、「ユーザ数が多い時間帯」)から順に、デジタルサイネージに表示する広告を決定することにより、対象期間全体としての収益性が高くなるように、デジタルサイネージに表示する広告を決定することができる。
また、実施形態に係る決定装置100は、配信部134を有する。配信部134は、決定部133により決定された広告の表示スケジュールをデジタルサイネージへ配信する。
これにより、実施形態に係る決定装置100は、決定した広告の表示スケジュールをデジタルサイネージへ配信することにより、デジタルサイネージに適切な広告を表示可能にすることができる。
〔8.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態に係る決定装置100は、例えば図10に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図10は、決定装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD(Hard Disk Drive)1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータをネットワークNを介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る決定装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の行に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
〔9.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
1 決定システム
100 決定装置
121 ユーザ情報記憶部
122 統計情報記憶部
123 広告情報記憶部
130 制御部
131 取得部
132 生成部
133 決定部
134 配信部
10 端末装置
50 コンテンツ配信装置
SN1 デジタルサイネージ端末

Claims (14)

  1. 所定の期間においてデジタルサイネージから所定の範囲内に位置するユーザに関する統計情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記統計情報に基づいて、前記デジタルサイネージにおける広告の表示スケジュールを決定する決定部と、
    を備えたことを特徴とする決定装置。
  2. 前記決定部は、
    前記ユーザの属性に関する前記統計情報に基づいて、前記デジタルサイネージにおける前記広告の表示スケジュールを決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の決定装置。
  3. 前記決定部は、
    前記統計情報の時間的な変動に基づいて、前記デジタルサイネージにおける前記広告の表示スケジュールを決定する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の決定装置。
  4. 前記決定部は、
    前記広告に付されたタグであって、当該広告の対象に関するタグに基づいて、前記デジタルサイネージにおける前記広告の表示スケジュールを決定する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の決定装置。
  5. 前記決定部は、
    所定の時間帯における前記統計情報と、前記広告に付された前記タグとに基づいて、前記デジタルサイネージにおける前記広告の表示スケジュールを決定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の決定装置。
  6. 前記決定部は、
    前記所定の時間帯における前記統計情報と、前記広告に付された前記タグとの類似性に基づいて、前記デジタルサイネージにおける前記広告の表示スケジュールを決定する
    ことを特徴とする請求項5に記載の決定装置。
  7. 前記決定部は、
    前記所定の時間帯における前記統計情報と、前記広告に付された前記タグとの類似性に基づいて、前記所定の時間帯に前記デジタルサイネージに表示する候補となる候補広告を決定し、前記候補広告の各々の入札価格に関する情報に基づいて、前記所定の時間帯に前記デジタルサイネージに表示する広告を決定する
    ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の決定装置。
  8. 前記決定部は、
    前記候補広告のうち、収益性に関する評価値が最も高い広告を、前記所定の時間帯に前記デジタルサイネージに表示する広告として決定する
    ことを特徴とする請求項7に記載の決定装置。
  9. 前記決定部は、
    前記広告の表示スケジュールの決定対象となる期間である対象期間内において、前記所定の時間帯の各々に前記デジタルサイネージに表示する各広告を、前記対象期間における前記デジタルサイネージでの広告表示の収益性に関する情報に基づいて決定する
    ことを特徴とする請求項5〜8のいずれか1項に記載の決定装置。
  10. 前記決定部は、
    前記対象期間における前記デジタルサイネージでの広告表示全体の収益である全体収益が高くなるように、前記所定の時間帯の各々に前記デジタルサイネージに表示する各広告を決定する
    ことを特徴とする請求項9に記載の決定装置。
  11. 前記決定部は、
    前記所定の時間帯の各々のうち、前記全体収益に与える影響が大きい時間帯から順に、前記デジタルサイネージに表示する広告を決定する
    ことを特徴とする請求項10に記載の決定装置。
  12. 前記決定部により決定された前記広告の表示スケジュールを前記デジタルサイネージへ配信する配信部、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の決定装置。
  13. コンピュータが実行する決定方法であって、
    所定の期間においてデジタルサイネージから所定の範囲内に位置するユーザに関する統計情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程により取得された前記統計情報に基づいて、前記デジタルサイネージにおける広告の表示スケジュールを決定する決定工程と、
    を含んだことを特徴とする決定方法。
  14. 所定の期間においてデジタルサイネージから所定の範囲内に位置するユーザに関する統計情報を取得する取得手順と、
    前記取得手順により取得された前記統計情報に基づいて、前記デジタルサイネージにおける広告の表示スケジュールを決定する決定手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする決定プログラム。
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