JP2012079005A - エリアマーケティングデータ提供システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ターゲットとしての生活者の連続的(動的)移動状況を把握(線による行動を把握)することを可能にする。
【解決手段】サーバは、複数のユーザ端末から個々のユーザに関するユーザ情報として、嗜好性情報を含むデモグラフィック情報、ウェブサイトへのアクセスログデータ、及び日時についての地理的位置を示す移動履歴情報を少なくとも収集し;クライアント端末から属性、時間及びエリアを含む指定を受信したとき、この指定に合致する全てのユーザ情報を前記収集したユーザ情報から抽出して集計し;集計結果をエリアマーケティングデータとして反映したヒートマップを前記クライアント端末に送信するために生成するように構成された処理部を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、エリアマーケティングデータ提供システムに関する。
広告には、新聞、雑誌、テレビ及びラジオを介したマスコミ四媒体広告、交通広告及び屋外広告などがある。交通広告は、生活者(消費者)の行動・生活環境をとりまく様々な交通機関及び交通関連施設などを利用した広告である。屋外広告は、常時または予め定めた期間、屋外で公衆に表示される看板(サイネージ)類をいう。
日常生活において、交通広告及び屋外広告は、生活者が移動及び外出中に接触するコミュニケーション広告媒体として活躍する。そして、これらの交通広告及び屋外広告は、マスコミ四媒体広告に比べて、ターゲットの生活者の変わらない行動(習慣)である通勤、通学及びショッピングなど、これらの生活動線上で強制視認性が強く、反復訴求の期待が可能なエリアマーケティング、つまり地域特性対応のマーケティング活動には不可欠な広告媒体として注目されている。
例えば、サービス提供者が、広告主及び店舗出店者に対して交通広告及び屋外広告に適するマーケティングデータとして、公的機関による通行量調査に基づく年に数回の定点計測されたデータを提供した場合、次のような問題が生じることを免れない。
つまり、提供されるマーケティングデータは、月日、曜日、時間ごとに捕捉した精緻なリアルタイムデータではない。また、このマーケティングデータは、主要路(主要地点)に限定される傾向があり、地域的なエリア網羅性は低い。さらに、このマーケティングデータは、交通機関と歩行とのつながりを連携して計測することが困難であり、ターゲットの生活者がどこからどこへ向かってどのような行動をしているのかを線として把握することは不可能である。
特開2004−341763号公報 特開2004−362038号公報
広告主及び店舗出店者が、交通広告及び屋外広告により、ターゲットの生活者の生活動線上で強制視認性が強く、反復訴求の期待が可能なエリアマーケティングを確実に展開するためには、ターゲットの生活者の行動を線で追い、リアルタイムなエリアマーケティングデータを提供する必要がある。
本発明の課題は、ターゲットとしての生活者の連続的(動的)移動状況を把握(線による行動を把握)することを可能にする技術を提供することにある。
本発明の課題は、生活者の行動を点の測定から線の測定で追うことにより、生活者(通行者)のコンテクスト(状況)を推測することを可能にする技術を提供することにある。
本発明の他の課題は、生活者の生活動線を予測することにより、複数の地点で複数の広告を最適化させて訴求することを可能にする技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の一実施の形態のサーバは、複数のユーザ端末から個々のユーザに関するユーザ情報として、嗜好性情報を含むデモグラフィック情報、ウェブサイトへのアクセスログデータ、及び日時についての地理的位置を示す移動履歴情報を少なくとも収集し;クライアント端末から属性、時間及びエリアを含む指定を受信したとき、この指定に合致する全てのユーザ情報を前記収集したユーザ情報から抽出して集計し;集計結果をエリアマーケティングデータとして反映したヒートマップを前記クライアント端末に送信するために生成するように構成された処理部を備える。
本発明によれば、ターゲットとしての生活者の連続的(動的)移動状況を把握(線による行動を把握)することが少なくともできる。
他の課題、特徴及び利点は、図面及び特許請求の範囲とともに取り上げられる際に、以下に記載される発明を実施するための形態を読むことにより明らかになるであろう。
一実施の形態のエリアマーケティングデータ提供システムの構成を示すブロック図。 ユーザ情報DBにおける格納情報の一例を示す。 会員登録画面の一例を示す。 プロバイダサーバでの処理フローを示す。 プロバイダサーバでの処理フローを示す。 ヒートマップを説明するための図。 ヒートマップを説明するための図。 ダッシュボードを説明するための図。
以下、添付図面を参照して、さらに詳細に説明する。図面には好ましい実施形態が示されている。しかし、多くの異なる形態で実施されることが可能であり、本明細書に記載される実施形態に限定されると解釈されてはならない。
[システム構成及び機能]
本発明の一実施の形態におけるシステム構成を示す図1を参照すると、エリアマーケティングデータ提供システム1は、インターネットなどの通信ネットワーク2にそれぞれ収容されたプロバイダサーバ3及び複数の端末装置4,5を備える。このシステム1においては、ユーザ端末としての端末装置4及びクライアント端末としての端末装置5はそれぞれ複数存在するが、ここでは代表の1個がそれぞれ示されている。
〈プロバイダサーバ〉
サービス提供者保有のプロバイダサーバ(単に、サーバと記載することもある)3は、サーバコンピュータであり、制御装置、主記憶装置、補助記憶装置としてのハードディスクドライブ装置、通信インタフェース、及び表示装置などを含むが、ここではこれらの一般的構成要素の図示を省略している。
サーバ3は、後に詳述するエリアマーケティングデータ提供機能を論理的に実現するために、更に処理部32、ユーザ情報データベース(DB)33、及び地図情報データベース(DB)34を含んでいる。ここで、ユーザ情報DB33及び地図情報DB34は補助記憶装置上に構成される。
また、この補助記憶装置には、処理部32によって実行されるエリアマーケティングデータ提供制御プログラムがアプリケーションプログラムとしてインストールされている。処理部32は、ユーザ情報DB33及び地図情報DB34の格納情報を参照して、エリアマーケティングデータ提供サービスを遂行する。
図2に示すように、ユーザ情報DB33は、デモグラ(デモグラフィック)情報テーブル331、嗜好性情報テーブル332、位置情報テーブル333、アクセスログテーブル334、及び識別情報テーブル335を含んでいる。
更に詳述すると、デモグラ情報テーブル331には、一例として、ユーザ識別情報(UserID)をキーデータとして、年代、職業、性別、家族構成などのデモグラ情報(人口統計学的な属性データ)が格納されている。デモグラ情報は嗜好性を含むが、この嗜好性は嗜好性情報テーブル332に格納される。
嗜好性情報テーブル332には、ユーザ識別情報をキーデータとして、グルメ、釣り、旅行に関する嗜好性情報が格納されている。後に詳述するように、このテーブル332において、nは任意の数、数字はサイトアクセス数、Dはデモグラ情報としてのデフォルト値、及びAはサイトアクセス数がnに達した場合を示す。
位置情報テーブル333には、ユーザ識別情報をキーデータとして、日時及び場所(経度、緯度)に関する位置情報が格納されている。アクセスログテーブル334には、ユーザ識別情報をキーデータとして、サイトURL、日時、端末(機種)、嗜好性に関する情報が格納されている。また、識別情報テーブル335には、ユーザ識別情報をキーデータとして、対応の端末識別番号が格納されている。
サーバ3においては、ユーザ情報DB33に格納するために、デモグラ情報(嗜好性情報を含む)、位置情報(移動履歴情報)、アクセスログ(ウェブサイトへのアクセスログデータ)、及び識別情報(端末識別番号)を含むユーザ情報をユーザ端末4から事前にまたは随時に取得(収集)する。また、サーバ3における地図情報DB34には、後述するヒートマップの生成のために使用する地図情報が予め格納されている。なお、ヒートマップとは、頻度や程度を色分けして表示した図である。
サーバ3の処理部32は、図3(A),(B)に例示するような会員(モニター)登録画面を介し、利用許諾を得た基本情報(属性情報)として、嗜好性情報を含むデモグラ情報をユーザ端末4から収集する。図3(A)は、登録に利用されるユーザ端末4が携帯端末としてのラップトップ型パーソナルコンピータである場合の登録画面及び登録の流れを示す。また、図3(B)は、登録に利用されるユーザ端末4が携帯端末としての携帯電話端末である場合の登録画面及び登録の流れを示す。
また、サーバ3の処理部32は、デモグラ情報の収集過程において、ユーザ端末4から端末識別番号、つまり携帯電話端末の電話番号またはラップトップ型パーソナルコンピータのIPアドレスを取得する。ユーザがユーザ端末4として携帯電話端末及びラップトップ型パーソナルコンピータの双方を代替的に使用するときは、これら双方の端末識別番号を取得してもよい。
サーバ3の処理部32は、ユーザ識別情報(UserID)と端末識別番号とをマッチングすることにより、事前登録されたデモグラ情報、それぞれ随時に取得したアクセスログデータ及び移動履歴情報(位置情報)をマージする。
サーバ3を運用・管理するサービス提供者は、エリアマーケティングデータ提供のために利用するデモグラ情報、アクセスログデータ、及び移動履歴情報をターゲットとしてのユーザ端末4から収集する代償として、そのユーザに金券などを付与する。
この一実施の形態におけるプロバイダサーバ3の処理部32は、複数のユーザ端末から個々のユーザに関するユーザ情報として、嗜好性情報を含むデモグラフィック情報、ウェブサイトへのアクセスログデータ、及び日時についての地理的位置を示す移動履歴情報を少なくとも収集し、クライアント端末から属性、時間及びエリアを含む指定を受信したとき、この指定に合致する全てのユーザ情報を収集したユーザ情報から抽出して集計し、集計結果をエリアマーケティングデータとして反映したヒートマップをクライアント端末に送信するために生成するように構成されている。
〈ユーザ端末〉
図1を参照すると、ターゲットの生活者に対応するユーザが利用する端末装置(ユーザ端末)4は、ラップトップ型パーソナルコンピータ及び携帯電話端末などの携帯端末であり、GPS(全地球測位システム)受信機能部40を含む。
ユーザ端末4は、一般的構成要素として、CPU(Central Processing Unit)と、作
業用メモリのRAM(Random Access Memory)と、各種アプリケーションプログラムを格納するROM(Read Only Memory)とを備える。また、ユーザ端末4は、無線/有線通信インタフェースと、情報入力のためのテンキー及び各種機能ボタン(キー)と、情報表示のためのディスプレイと、情報指定のためのポインティング部及びカーソル送り部などを備える。
ユーザ端末4において、制御部41はCPUに、記憶部42はRAM及びROMに、かつ表示部43はディスプレイにそれぞれ対応している。他の一般的構成要素は、当業者が容易に理解でき、実施可能であるので、図示を省略している。
ユーザ端末4においては、記憶部42のROMに端末制御プログラムをアプリケーションプログラムとしてインストールしておくことにより、ユーザまたはプロバイダサーバ3からの要求などを契機に、制御部41がこの制御プログラムを記憶部42のRAMに展開して実行する。
GPS受信機能部40は、複数のGPS衛星から送信される測位信号を受信し、ユーザ端末4の位置する地理的位置情報(経度、緯度)を制御部41からの一定間隔(予め定めた周期)の要求に応じて出力する。
制御部41は、GPS受信機能部40から一定間隔で取得した地理的位置情報をプロバイダサーバ3からの要求に応じて周期的に通知(送信)する(図4参照)。
また、制御部41は、サーバ3に登録するためのデモグラ情報を送信するとともに、利用履歴として蓄積しているウェブサイトへのアクセスログデータをサーバ3からの要求に応じて随時に送信する(図4参照)。
〈クライアント端末〉
企業、非営利機関、個人などの広告主及び店舗出店者に対応するクライアントが利用する端末装置(クライアント端末)5は、デスクトップ型パーソナルコンピータまたはラップトップ型パーソナルコンピータなどの端末である。
クライアント端末5は、一般的構成要素として、CPU(Central Processing Unit)
と、作業用メモリのRAM(Random Access Memory)と、各種アプリケーションプログラムを格納するROM(Read Only Memory)とを備える。また、クライアント端末5は、通信インタフェースと、情報入力のためのテンキー及び各種機能ボタン(キー)と、情報表示のためのディスプレイと、情報指定のためのポインティング部及びカーソル送り部などを備える。
クライアント端末5において、制御部51はCPUに、記憶部52はRAM及びROMに、かつ表示部53はディスプレイにそれぞれ対応している。他の一般的構成要素は、当業者が容易に理解でき、実施可能であるので、図示を省略している。
クライアント端末5において、記憶部52のROMに端末制御プログラムをアプリケーションプログラムとしてインストールしておくことにより、クライアントからの要求などを契機に、制御部51がこの制御プログラムを記憶部52のRAMに展開して実行する。
クライアントは、クライアント端末5の表示部53を介して、ターゲットの生活者の行動を線で追ったリアルタイムなエリアマーケティングデータの提供をサーバ3から受けるための条件(属性及び時間)を地域とともに指定する。制御部51は、この条件指定をサーバ3に送信し、サーバ3から得られたアウトプットデータとしてのヒートマップを表示部53を介してクライアントに提供する(図4参照)。
[システム動作]
〈エリアマーケティングデータ提供処理〉
次に、図1に示す一実施の形態のシステム1におけるエリアマーケティングデータ提供処理について関連図を併せ参照して説明する。
このシステム1におけるプロバイダサーバ3の処理部32は、通信ネットワーク2を通して、複数のユーザ端末4から個々のユーザのユーザ情報を収集し、ユーザ情報DB33にそれぞれ格納する(図4中のS41)。ここで収集されるユーザ情報は、デモグラ情報(嗜好性情報を含む)、位置情報(移動履歴情報)、アクセスログ(ウェブサイトへのアクセスログデータ)、及び識別情報(端末識別番号)を含む。
処理部32は、クライアント端末5からの条件(属性及び時間)指定を地域(エリア)指定とともに受信すると、指定エリア内で条件に合う全てのユーザ情報をユーザ情報DB33から抽出する(S42)。
この処理S42について詳述すると、処理部32は、クライアント端末5からの条件(属性及び時間)指定を受信すると、先ず属性に該当するユーザの有無をデモグラ情報テーブル331、嗜好性情報テーブル332、及びアクセスログテーブル334に基づいて判定する(S421)。
処理部32は、該当ユーザが有るときは、条件指定の時間から時間幅を設定し、取得可能な時間かを位置情報テーブル333に基づいて判定する(S422,S423)。
処理部32は、肯定判定のときは、条件(属性及び時間)に合う全てのユーザ情報をユーザ情報DB33から抽出する(S424)。なお、処理S423において否定判定のときは、処理を終了する。
次に、処理部32は、抽出したユーザ情報に基づいて、アウトプット処理を行う(S43)。
上述した処理S41について詳述すると、サーバ3の処理部32は、ユーザ端末4からユーザ情報を収集し、ユーザ情報DB33に格納するとき、次に述べる2つの処理を行う。
アクセスログからデモグラ情報の嗜好性を追加する処理(図5中のS51〜S56):
ウェブサイトにアクセスし(S51)、ウェブサイトに対応するタグ(カテゴリ)を抽出する(S52)。このとき、ウェブサイトに対応するタグ情報を保持するディレクトリ検索データベース(DB)35を参照する。このディレクトリ検索DB35はサーバ3の補助記憶装置上に構成される。
嗜好性情報テーブル332の属性“D”または“A”を判定する(S53)。このとき、属性“D”を判定したときは処理を終了し、属性“A”を判定したときはS54に進む。
嗜好性情報テーブル332のサイトアクセス数に+1加算し、サイトアクセストータル数を算出する(S54)。
サイトアクセストータル数が“n”に達したか判定する(S55)。否定判定のときは処理を終了し、肯定判定(=n)のときはS56に進む。
嗜好性情報テーブル332の該当するタグを“A”属性にして処理を終了する(S56)。
アクセスログから追加された嗜好性を精査する処理(図5中のS57〜S59):
一定(予め定めた)期間内にウェブサイトにアクセスがあったか判定する(S57)。このとき、肯定判定のときは処理を終了し、否定判定のときはS58に進む。
ステータスが“D”または“A”を判定する(S58)。ステータス“D”であるときは処理を終了し、ステータス“A”のときはS59に進んでサイトアクセス数をリセットする(S59)。
続いて、上述した処理S43について詳述すると、サーバ3の処理部32は、指定エリア内で抽出した条件(属性及び時間)合致のユーザ情報を集計(拡大推計)して、ヒートマップをアウトプット(生成)する。
処理部32によりアウトプットされたヒートマップの一例を図6に示す。図6においては、時系列変化するヒートマップイメージを示す。
このヒートマップは、任意の指定エリアの支線路に至るまで、どのような人(ターゲットの生活者)の流れがあるかを時系列で、かつ時間単位、日単位、週単位、月単位などの時系列の変化で、色の濃淡または色別により可視化可能である。
プロバイダサーバ3からこのヒートマップを受信したクライアント端末5においては、表示部53に表示されたヒートマップ上の任意の範囲をドラッグ指定すると、その範囲内の属性構成(デモグラ情報、通行量など)が集計単位にグラフ表示される。
図7はダッシュボードの指定からのヒートマップのアウトプットイメージを示す。このヒートマップにおいては、ダッシュボードから任意のデモグラ情報、エリア、時間を指定することにより、ターゲットとなる属性の人の流れを量的に、任意の期間(時間別、日別、週別、月別、年別)で把握することが可能である。
このヒートマップにおいては、通行量の可視化が絶対的及び相対的な尺度で5段階で可能である。また、全体に対する抽出条件の比率として、指定したエリアの全通行量に対する抽出条件の通行量の比率をグラフ化可能である。
図8は図7に示すヒートマップにおいてダッシュボードから任意のデモグラ情報、エリア、時間を指定するときのクライアント端末5の表示部53における表示例を示す。
ここで、ユーザが入力した嗜好性は予めサービス提供者側が決めているので、つまりユーザが選択する嗜好性は、サービス提供者側が決めた内容を選択するだけであり、数が決まっている。また、ユーザが実際に見たウェブサイト(ウェブページ)から嗜好性を類推するときは、例えば、特開2007−256992号公報で開示されているディレクトリ検索の自動作成の技術を利用するか、「みつけるナビ」(http://mitsukeru.nifty.com/about.jsp)で用いられているディレクトリ検索の自動作成の技術を利用して、見ているページを形態素解析し、タグ付けすることが可能である。なお、このとき挙げられる嗜好性はサービス提供者側が決めたものではないため、場所や時間によって量が変わる。
次に、上述したヒートマップの出力における規定例について説明する。
(1)表示範囲を「格子状メッシュ」に区切り、クライアントが選択した属性情報の人口密度の高低を5段階の区分を色の濃淡で表示する。
(2)表示にあたっては、クライアントは「相対値表示」と「絶対値表示」を切り替えることが可能である。
(3)「相対値表示」は選択された属性のユーザが表示されている地域内でどのように分布しているかを比較するために行う。例えば、その地域で最も多くユーザが集結している場所の色を赤、少ない場所を黄色、全くいない場所は表示しない。
(4)一方、「絶対値表示」は表示されている地域に関わらず、クライアントが選択した属性のユーザ分布の人数をカウント、色の濃淡で表示する。例えば、その地域で一人しかいない場所はピンク、二人いる場合は薄い赤、3人いる場合は赤など。
「相対値表示」の場合の着色ルールは次のとおりである。
(A1)地図の縮尺を変えても「格子状メッシュの数」は変えない。
(A2)クライアントが選択した属性、時間内における最高値(最多人数)を抽出する。
(A3)(A2)で抽出した最高値(最多人数)から0までを5等分して、5色に色分けする。
(A4)各メッシュに、5段階で定めた色を着色する。
このように規定することにより、地図の縮尺や人口の増減に合わせて表示地域範囲内で5段階を定めて色表示することが可能である。
「絶対値表示」の場合の着色ルールは次のとおりである。
(B1)地図の縮尺を変えても「格子状メッシュで定めた面積」は変えない。
(B2)人口密度の高低を5段階に区分して色分けする。
(B3)各メッシュに、(B2)で定めた色を着色する。
このように規定することにより、地図の縮尺や人口の増減に影響されず、5段階の色表示をすることが可能である。
[一実施の形態の効果]
登録属性情報(デモグラ情報)、ウェブサイトへのアクセスログデータ、及び日時についての地理的位置を示す移動履歴情報をマージさせることにより、ターゲットの生活者の行動を点の測定から線の測定で行うことが可能となる。
調査会社や広告代理店は交通広告及び屋外広告の出稿料の適正値算定が可能になるとともに、点に分断されたエリアを把握する方法から、線による行動を把握する方法に移行することにより、最適化された広告出稿が可能となる。
店舗出店において、点としてのエリアマーケティングデータではなく、どこから来てどこに移動しているのか、線としての行動を予測することにより、ターゲットが往来するエリアへの最適な出店戦略立案が可能となる。
対象となるターゲットがどこに出現するかを線で把握することで、より費用対効果の高い交通広告及び屋外広告の出稿戦略を立案することが可能となる。
店舗出店の際に各地点の通行量だけではなく、各商品(サービス)の訴求対象となるターゲットの行動を線で把握することにより、集客力の高いエリアの確保とテナント料などのコストダウンが期待できる。
[変形例]
上述した一実施の形態におけるユーザ端末4は、移動体端末である車載用ナビゲーション装置により実施することも可能である。
上述した一実施の形態における処理はコンピュータで実行可能なプログラムとして提供され、CD−ROMやフレキシブルディスクなどの記録媒体、さらには通信回線を経て提供可能である。
また、上述した一実施の形態における各処理はその任意の複数または全てを選択し組合せて実施することもできる。
1 エリアマーケティングデータ提供システム
2 通信ネットワーク
3 プロバイダサーバ
4 ユーザ端末
5 クライアント端末
32 処理部
33 ユーザ情報DB
34 地図情報DB

Claims (4)

  1. 複数のユーザ端末から個々のユーザに関するユーザ情報として、嗜好性情報を含むデモグラフィック情報、ウェブサイトへのアクセスログデータ、及び日時についての地理的位置を示す移動履歴情報を少なくとも収集し;
    クライアント端末から属性、時間及びエリアを含む指定を受信したとき、この指定に合致する全てのユーザ情報を前記収集したユーザ情報から抽出して集計し;
    集計結果をエリアマーケティングデータとして反映したヒートマップを前記クライアント端末に送信するために生成する;
    ように構成された処理部を備えるサーバ。
  2. 複数のユーザ端末から個々のユーザに関するユーザ情報として、嗜好性情報を含むデモグラフィック情報、ウェブサイトへのアクセスログデータ、及び日時についての地理的位置を示す移動履歴情報を少なくとも収集するステップと;
    クライアント端末から属性、時間及びエリアを含む指定を受信したとき、この指定に合致する全てのユーザ情報を前記収集したユーザ情報から抽出して集計するステップと;
    集計結果をエリアマーケティングデータとして反映したヒートマップを前記クライアント端末に送信するために生成するステップと;
    をサーバが実行する方法。
  3. 複数のユーザ端末から個々のユーザに関するユーザ情報として、嗜好性情報を含むデモグラフィック情報、ウェブサイトへのアクセスログデータ、及び日時についての地理的位置を示す移動履歴情報を少なくとも収集するステップと;
    クライアント端末から属性、時間及びエリアを含む指定を受信したとき、この指定に合致する全てのユーザ情報を前記収集したユーザ情報から抽出して集計するステップと;
    集計結果をエリアマーケティングデータとして反映したヒートマップを前記クライアント端末に送信するために生成するステップと;
    をサーバに実行させるプログラム。
  4. 複数のユーザ端末から個々のユーザに関するユーザ情報として、嗜好性情報を含むデモグラフィック情報、ウェブサイトへのアクセスログデータ、及び日時についての地理的位置を示す移動履歴情報を少なくとも収集するステップと;
    クライアント端末から属性、時間及びエリアを含む指定を受信したとき、この指定に合致する全てのユーザ情報を前記収集したユーザ情報から抽出して集計するステップと;
    集計結果をエリアマーケティングデータとして反映したヒートマップを前記クライアント端末に送信するために生成するステップと;
    をサーバに実行させるプログラムを記録した可読媒体。
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