JP2016061987A - 情報処理装置、配信制御方法および配信制御プログラム - Google Patents

情報処理装置、配信制御方法および配信制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザへの影響度が大きい広告をデジタルサイネージに表示させることを課題とする。
【解決手段】配信制御サーバは、利用者がコンテンツの閲覧に際して実行した処理に関する履歴情報を、利用者の端末から取得する。例えば、配信制御サーバは、利用者が閲覧したコンテンツに関するコンテンツ情報または利用者がコンテンツの検索に使用した検索クエリに関するクエリ情報を、利用者の端末から取得する。そして、配信制御サーバは、コンテンツ情報やクエリ情報などの履歴情報に基づいて、デジタルサイネージに表示させる広告の配信を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理装置、配信制御方法および配信制御プログラムに関する。
従来、ユーザの投稿内容からイベント内容とユーザ群の移動とを推測して、会場から駅までの道のりにおけるデジタルサイネージに、イベントに対応する広告を配信して表示させる技術が知られている。また、基地局に入圏した端末情報からユーザ属性を取得して、当該属性を有するユーザの多くが行う行動パターンを予測して、最適なコンテンツをデジタルサイネージに、配信して表示させる技術が知られている。
特開2013−148949号公報 特開2010−286673号公報
しかしながら、上記技術では、ユーザ属性やイベント内容に対応した広告がデジタルサイネージに表示されるので、必ずしもユーザが興味を抱く広告ではない場合が多く、ユーザが広告を見ないことから、広告による集客効果などが低下する。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザへの影響度が大きい広告をデジタルサイネージに表示させることができる情報処理装置、配信制御方法および配信制御プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る情報処理装置は利用者がコンテンツの閲覧に際して実行した処理に関する履歴情報を、前記利用者の端末から取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された前記履歴情報に基づいて、デジタルコンテンツを表示するデジタルサイネージに表示させる広告の配信を制御する配信制御手段と、を備えたことを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、ユーザへの影響度が大きい広告をデジタルサイネージに表示させることができる。
図1は、実施形態に係るシステムの全体構成例を説明する図である。 図2は、検索システムを構成する各装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 図3は、ジャンルDB12aが記憶する情報の例を示す図である。 図4は、サイネージDB12bに記憶される情報の例を示す図である。 図5は、履歴DB12cに記憶される情報の例である。 図6は、広告DB22aに記憶される情報の例を示す図である。 図7は、広告配信処理の流れを示すシーケンス図である。 図8は、デジタルサイネージ50への広告配信例を説明する図である。 図9は、広告配信のスケジュール例を説明する図である。 図10は、スケジュール配信の処理の流れを説明するフローチャートである。 図11は、デジタルサイネージ50の設置例を説明する図である。 図12は、サーバの機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願の開示する情報処理装置、配信制御方法および配信制御プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
[1.システム構成例]
まず、実施形態に係る検索システムのシステム構成例を説明する。図1は、実施形態に係るシステムの全体構成例を説明する図である。図1に示すように、システムは、ユーザ端末1、配信制御サーバ10、広告配信サーバ20、デジタルサイネージ50を有して構成される。
ユーザ端末1は、ユーザが利用する端末であり、例えば、タッチパネルの機能を備えるタブレット端末であって、ウェブページを閲覧するユーザによって利用される情報処理装置である。なお、ユーザ端末1は、例えば、スマートフォンや、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等であってもよい。また、ユーザ端末1は、ユーザによる操作に従って、図示しないWebサーバからWebページを取得し、取得したWebページを表示する。
デジタルサイネージ50は、通信ネットワークを介して配信されるデジタルコンテンツを表示する端末であり、道路や駅などに設置される。なお、本実施形態では、Webページを例にして説明するが、これに限定されず、動画、静止画、書類などの各種コンテンツであっても同様に処理することができる。
配信制御サーバ10は、Webページの閲覧履歴等によって、デジタルサイネージ50に配信する広告コンテンツ(以下、単に「広告」と記載する場合がある)の種別を決定するサーバである。配信制御サーバ10は、ユーザ端末1、広告配信サーバ20、Webページを検索する検索サーバなどと通信可能に接続される。
広告配信サーバ20は、配信制御サーバ10が決定した広告の種別にしたがって、該当する広告をデジタルサイネージ50に配信して表示させるサーバである。広告配信サーバ20は、配信制御サーバ10、デジタルサイネージ50などと通信可能に接続される。
このような状態において、ユーザ端末1は、ユーザが電車に乗り込む際に、ユーザのWeb検索を受け付けて、経済ニュースのWebページを表示させる(S1)。続いて、ユーザ端末1は、ユーザが電車に乗っている間に、Webページの検索指示を受け付けて、経済ニュースのWebページを続けて表示させる(S2)。
例えば、ユーザ端末1は、Web検索サーバなどにアクセスして、「経済」などの検索クエリを入力してWebページを検索した結果、経済ニュースのWebページを表示する。
そして、配信制御サーバ10は、利用者がユーザがWebページの閲覧に際にして処理に関する情報を、利用者のユーザ端末1から取得する(S3)。
例えば、配信制御サーバ10は、電車を降りて配信制御サーバ10の管理下にある位置に存在するユーザ端末1から、閲覧履歴として「経済ニュース」や検索クエリとして「株価、経済」などを取得する。このとき、配信制御サーバ10は、ユーザ端末1の位置情報および速度情報を取得することもできる。例えば、配信制御サーバ10は、角速度「Q1(pds)」などを取得する。
続いて、配信制御サーバ10は、取得されたWeb情報またはクエリ情報に基づいて、デジタルコンテンツを表示するデジタルサイネージ50に表示させる広告のジャンルを決定する(S4)。
具体的には、配信制御サーバ10は、デジタルサイネージ50の方向に向かうユーザ端末1を特定し、特定したユーザ端末1から取得された閲覧履歴が「経済ニュース」である場合、ジャンルが「経済」の広告を配信対象と決定して、広告配信サーバ20に通知する。このとき、配信制御サーバ10は、デジタルサイネージ50が複数ある場合は、各デジタルサイネージ50について、配信対象のジャンルを通知する。
その後、広告配信サーバ20は、配信制御サーバ10から通知されたジャンルに対応する広告を、デジタルサイネージ50に配信する(S5)。具体的には、広告配信サーバ20は、「ジャンル、広告」として「スポーツ、ゴルフ広告」、「経済、英会話広告」、「アニメ、アニメ広告」を対応付けたテーブルを保持する。そして、広告配信サーバ20は。通知されたジャンル「経済」に対応付けられる「英会話広告」をデジタルサイネージ50に配信する。
そして、デジタルサイネージ50は、広告配信サーバ20から通知された広告を表示する(S6)。例えば、デジタルサイネージ50の広告が「マンション広告」の状態で、「英会話広告」が受信されると、「マンション広告」から「英会話広告」に広告が切り替わる。
このように、図1に示すシステムでは、デジタルサイネージ50の前を通過すると予測されるユーザ端末1が閲覧していたWebページに関連する広告を、デジタルサイネージ50に表示させることができる。つまり、ユーザへの影響度が大きい広告をデジタルサイネージ50に表示させることができる。この結果、ユーザがリアルタイムに興味を持っている広告をリアルタイムにデジタルサイネージ50に表示することができ、ユーザがデジタルサイネージ50の広告を閲覧する可能性が高くなるので、広告による集客効果の向上が図れる。
[2.システムの機能構成]
次に、システムを構成する各装置の機能構成について説明する。図2は、検索システムを構成する各装置の機能構成を示す機能ブロック図である。なお、ユーザ端末1は、一般的なスマートフォンなどと同様の機能構成を有し、デジタルサイネージ50は、一般的なサイネージ端末と同様の機能構成を有するので、詳細な説明は省略する。
[2−1.配信制御サーバの機能構成]
図2に示すように、配信制御サーバ10は、通信部11、記憶部12、制御部13を有する。
通信部11は、無線通信や有線通信を実行する処理部であり、例えば無線インタフェースやネットワークインタフェースカードなどである。この通信部11は、ユーザ端末1から閲覧履歴や各種情報を受信し、広告配信サーバ20に各種情報を送信する。
記憶部12は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置である。かかる記憶部12は各種プログラムや設定データなどが記憶される。記憶部12に記憶されるプログラムは、例えば、OS(Operating System)、各種アプリケーションのプログラムなどである。この記憶部12は、ジャンルDB12a、サイネージDB12b、履歴DB12cを記憶する。
ジャンルDB12aは、ユーザの嗜好を特定するデータベースである。図3は、ジャンルDB12aが記憶する情報の例を示す図である。図3に示すように、ジャンルDB12aは、「嗜好、閲覧ページ、検索クエリ」を対応付けて記憶する。なお、ここで記憶される情報は、予め登録される情報である。
「嗜好」は、閲覧ページや検索クエリで特定されるユーザの嗜好を示す。「閲覧ページ」は、ユーザが閲覧したWebページの種別を示し、「検索クエリ」は、ユーザがWebページの検索に使用した検索キーワードを示す。
図3の場合、株価や経済ニュースを閲覧したユーザの嗜好や、決算、経済、株などを入力してWebページを検索したユーザの嗜好を「経済」と特定することが記載されている。また、アニメやイベントのWebページを閲覧したユーザの嗜好や、フィギュア、秋葉原などを入力してWebページを検索したユーザの嗜好を「アニメ」と特定することが記載されている。
サイネージDB12bは、デジタルサイネージ50の設置位置などを記憶するデータベースである。図4は、サイネージDB12bに記憶される情報の例を示す図である。図4に示すように、サイネージDB12bは、「サイネージID、位置情報、周辺情報」を対応付けて記憶する。なお、ここで記憶される情報は、予め登録される情報である。
「サイネージID」は、デジタルサイネージ50を特定する識別子である。「位置情報」は、デジタルサイネージ50の位置を特定する位置情報であり、例えば座標などである。「周辺情報」は、デジタルサイネージ50を閲覧可能と判断する範囲を特定する情報であり、例えば座標などである。
図4の場合、「DS01」で特定されるサイネージ50は、座標(X3,Y3)に位置し、ユーザは、(X1,Y1)から(X5,Y5)までの範囲に位置するときに、このサイネージ50を閲覧することができることを示す。
履歴DB12cは、ユーザ端末1から取得されたWebページの閲覧履歴などを記憶するデータベースである。図5は、履歴DB12cに記憶される情報の例である。図5に示すように、履歴DB12cは、「時刻、端末情報、位置情報、速度情報(dps)、履歴情報、クエリ情報、進行先サイネージ、嗜好」を対応付けて記憶する。ここで記憶される情報は、制御部13の各処理部によって生成される。
「時刻」は、履歴情報が取得された日時を示す。「端末情報」は、ユーザ端末1を識別する情報であり、例えばユーザ名、電話番号、機種情報、製造番号などユーザ端末1から取得できる情報である。「位置情報」は、ユーザ端末1の位置情報であり、例えばユーザ端末1がGPSで測定した座標などである。「速度情報(dps)」は、ユーザ端末1の角速度であり、例えばユーザ端末1がジャイロセンサ等で測定した測定値などである。
「履歴情報」は、ユーザ端末1が閲覧したWebページの履歴を示す情報であり、例えば閲覧したWebページのURL(Uniform Resource Locator)やWebページのタイトルなどである。「クエリ情報」は、ユーザ端末1がWebページの検索に使用した検索キーワードなどである。「進行先サイネージ」は、ユーザ端末1が通過すると予測されるデジタルサイネージ50を特定する情報であり、後述する制御部13によって特定される。「嗜好」は、ユーザ端末1のユーザの嗜好を示す情報であり、後述する制御部13によって特定される。
図5の1行目は、「2014年9月11日12時」に、(X1,Y1)に位置する「UID01」のユーザ端末1から取得された履歴情報である。そして、このユーザ端末1は、「経済ニュース」を閲覧し、「Q1」の角速度で移動して、「DS01」のデジタルサイネージ50を通過すると予測される。また、このユーザ端末1のユーザの嗜好が「経済」と判定されたことを示す。
制御部13は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、配信制御サーバ10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部13は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図2に示すように、制御部13は、履歴取得部13a、位置特定部13b、嗜好特定部13c、通知部13dを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部13の内部構成は、図2に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部13が有する各処理部の接続関係は、図2に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
なお、履歴取得部13a、位置特定部13b、嗜好特定部13c、通知部13dは、例えばCPUなどが有する電子回路の一例やCPUが実行するプロセスの一例である。
(履歴取得部13a)
履歴取得部13aは、利用者が閲覧したWebページに関するWeb情報または利用者がWebページの検索に使用した検索クエリに関するクエリ情報を、利用者のユーザ端末1から取得する処理部である。また、履歴取得部13aは、ユーザ端末1の位置情報や角速度などを、ユーザ端末1から取得する。
具体的には、履歴取得部13aは、予め指定した位置に位置するユーザ端末1から、Webブラウザなどに登録される閲覧履歴やWebブラウザなどに入力された検索クエリを取得する。このとき、履歴取得部13aは、ユーザ端末1の位置情報や加速度も取得する。そして、履歴取得部13aは、取得した各種情報を用いて、履歴DB12cにレコードを生成し、ユーザ端末1の履歴情報を格納する。
例えば、履歴取得部13aは、Webブラウザなどに登録される閲覧履歴や検索クエリを、ユーザ端末1のWebブラウザや所定の格納領域から取得する。別の方法としては、配信制御サーバ10は、ユーザ端末1がアクセスした、配信制御サーバ10と同じ企業等によって管理されるWeb検索サーバにアクセスして、ユーザ端末1の閲覧履歴や検索クエリを取得することもできる。
また、履歴取得部13aは、ユーザ端末1がGPS(Global Positioning System)を用いて測定した現在位置の座標、ユーザ端末1が有する加速度センサで測定された加速度、ユーザ端末1が有するジャイロセンサで測定された角速度などの情報を、ユーザ端末1から取得する。
位置特定部13bは、ユーザ端末1の進行方向を特定し、進行方向からユーザ端末1が通過するデジタルサイネージ50を予測する処理部である。具体的には、位置特定部13bは、ユーザ端末1の位置を示す座標と角速度から、ユーザの進行方向を特定する。そして、位置特定部13bは、特定した進行方向とサイネージDB12bに記憶される情報とを比較して、ユーザ端末1が通過するデジタルサイネージ50を予測し、予測されたデジタルサイネージ50のIDを履歴DB12cに格納する。
例えば、位置特定部13bは、ユーザ端末1の進行方向を、「現在位置から南西方向」や「現在位置から(X5,Y5)の方向」などと特定する。そして、位置特定部13bは、特定した進行方向と一致する位置情報に対応付けられるデジタルサイネージ50、または、特定した進行方向を含む周辺情報に対応付けられるデジタルサイネージ50を、ユーザが閲覧する可能性の高いデジタルサイネージ50と推測する。
なお、位置特定部13bは、進行方向の特定に、ユーザ端末1の加速度センサが測定した加速度や地磁気センサが取得した方位などを用いることもできる。さらには、位置特定部13bは、ユーザ端末1が実行する自律航法などの履歴を取得して、進行方向を特定することもできる。
(嗜好特定部13c)
嗜好特定部13cは、ユーザ端末1を利用するユーザの嗜好を特定する処理部である。具体的には、嗜好特定部13cは、ユーザ端末1ごとに、各ユーザ端末1の閲覧履歴や検索クエリとジャンルDB12aを用いて、各ユーザ端末の嗜好を特定して、履歴DB12cに格納する。
例えば、嗜好特定部13cは、ユーザ端末「UID01」のWeb閲覧履歴が「経済ニュース」である場合、ジャンルDB12aを参照して、「経済ニュース」のジャンルが「経済」であることを特定する。そして、嗜好特定部13cは、履歴DB12cにおいて、ユーザ端末「UID01」に対応する「嗜好」に「経済」を格納する。
(通知部13d)
通知部13dは、各サイネージに対して、ユーザの嗜好に対応する広告のジャンルを特定して、特定したジャンルを広告配信サーバ20に通知する処理部である。具体的には、通知部13dは、履歴DB12cを参照して、進行先サイネージでユーザ端末1をグルーピングする。そして、通知部13dは、各デジタルサイネージについて、グループ化されたユーザ端末の嗜好を検出し、検出した嗜好を配信対象の広告のジャンルとして、広告配信サーバ20に送信する。
例えば、嗜好特定部13cは、サイネージIDが「DS01」を通過すると予測されるユーザ端末1の閲覧履歴が「経済ニュース」である場合、「経済ニュース」に対応する嗜好「経済」をジャンルDB12aから特定し、サイネージID「DS01」と嗜好「経済」を対応付けて広告配信サーバ20に送信する。
同様に、嗜好特定部13cは、検索クエリが「フィギュア」である場合、「フィギュア」に対応する嗜好「アニメ」をジャンルDB12aから特定し、サイネージID「DS05」および嗜好「アニメ」を対応付けて広告配信サーバ20に送信する。
なお、嗜好特定部13cは、1つのサイネージに複数のユーザ端末が存在し、複数の嗜好が特定された場合、最も多い嗜好を広告配信サーバ20に送信することもでき、特定された嗜好全てを広告配信サーバ20に送信することもできる。さらに、嗜好特定部13cは、特定された各嗜好と、その嗜好に該当するユーザの割合とを対応付けて広告配信サーバ20に送信することもできる。
[2−2.広告配信サーバの機能構成]
図2に示すように、広告配信サーバ20は、通信部21、記憶部22、制御部23を有する。
通信部21は、無線通信や有線通信を実行する処理部であり、例えば無線インタフェースやネットワークインタフェースカードなどである。この通信部21は、配信制御サーバ101からユーザの嗜好に関する情報を受信し、デジタルサイネージ50に各種広告を送信する。
記憶部22は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置である。かかる記憶部22は各種プログラムや設定データなどが記憶される。記憶部22に記憶されるプログラムは、例えば、OS(Operating System)、各種アプリケーションのプログラムなどである。この記憶部22は、広告DB22aを記憶する。
広告DB22aは、広告主によって入稿された広告に関する情報を記憶するデータベースである。図6は、広告DB22aに記憶される情報の例を示す図である。図6に示すように、広告DB22aは、「広告、ジャンル情報、広告料」を対応付けて記憶する。ここで記憶される情報は、管理者等によって予め記憶される。
「広告」は、広告主が入稿した広告であり、「ジャンル情報」は、広告主が指定した広告のジャンルを示す。「広告料」は、広告主が支払う広告料であり、例えば通過人数一人当たりの単価である。
図6の場合、「広告A」は、ジャンル「経済」に該当し、ユーザ一人に対して10円の広告料が支払われることを示す。つまり、広告Aを表示したデジタルサイネージ50を50人通過した場合、広告Aの広告主は500円を支払うことを示す。
制御部23は、例えば、CPUやMPU等によって、配信制御サーバ10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部23は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図2に示すように、制御部23は、受信部23a、決定部23b、配信制御部23cを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部23の内部構成は、図2に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部23が有する各処理部の接続関係は、図2に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(受信部23a)
受信部23aは、サイネージに配信する広告のジャンルを特定するユーザの嗜好情報を受信する処理部である。例えば、受信部23aは、サイネージID「DS01」と嗜好「経済」との対応付けを、配信制御サーバ10から受信する。そして、受信部23aは、受信した情報を決定部23bに通知する。
(決定部23b)
決定部23bは、デジタルサイネージ50に配信する広告を決定する処理部である。具体的には、決定部23bは、受信部23aからサイネージID「DS01」と嗜好「経済」との対応付けが入力されると、嗜好「経済」をキーにして広告DB22aのジャンル情報を検索する。そして、決定部23bは、ジャンル情報「経済」に対応付けられる「広告A」を特定する。こうして、決定部23bは、サイネージID「DS01」のデジタルサイネージ50への配信対象を「広告A」と決定し、決定した情報を配信制御部23cに通知する。
なお、決定部23bは、1つのデジタルサイネージについて複数の広告が決定された場合、最も広告料の高い広告を、配信対象として決定することもでき、広告料が高い順に優先度を設定することもできる。
配信制御部23cは、デジタルサイネージ50に広告を配信する処理部である。具体的には、配信制御部23cは、デジタルサイネージ50ごとに、決定部23bによって決定された広告を各デジタルサイネージ50の広告領域に配信して、デジタルサイネージ50に広告を表示させる。
例えば、配信制御部23cは、サイネージID「DS01」への配信対象が「広告A」であることを決定部23bから受信する。すると、配信制御部23cは、「DS01」のデジタルサイネージ50の広告領域に、「広告A」を表示させる。
なお、配信制御部23cは、1つのデジタルサイネージ50に複数の広告が配信対象として決定された場合、任意の手法で広告の配信を制御することができる。例えば、配信制御部23cは、例えば5分など所定時間ごとに広告を配信して、デジタルサイネージ50に表示させる広告を定期的に切替えることもできる。また、配信制御部23cは、優先度が設定されている場合、優先度が高い順に順次配信することもでき、最も優先度が高い広告だけを表示させることもできる。
[3.広告配信処理の流れ]
次に、図1に示したシステムで実行される広告配信の処理を説明する。図7は、広告配信処理の流れを示すシーケンス図である。図7に示すように、ユーザ端末1は、配信制御サーバ10と同じ管理下にある検索サーバにアクセスして、検索クエリの入力を受け付けてWebページを検索し(S101)、所望のWebページを表示する(S102)。
そして、配信制御サーバ10の履歴取得部13aは、管理領域に位置するユーザ端末1から、履歴情報や位置情報を取得する(S103とS104)。続いて、位置特定部13bは、管理領域に位置するユーザ端末1ごとに、履歴取得部13aによって取得された位置情報とサイネージDB12bとを用いて、進行方向と進行先のデジタルサイネージ50を特定する(S105)。
その後、配信制御サーバ10の嗜好特定部13cは、履歴取得部13aによって取得された履歴情報とジャンルDB12aとを用いて、各ユーザ端末1の嗜好を特定する(S106)。
そして、配信制御サーバ10の通知部13dは、各処理部によって生成された履歴DB12cを参照して、デジタルサイネージ50ごとに、配信対象のジャンルを特定する(S107)。その後、通知部13dは、各デジタルサイネージ50に配信する広告のジャンルを広告配信サーバ20に送信する(S108とS109)。
すると、広告配信サーバ20の受信部23aが、各デジタルサイネージ50に配信する広告のジャンルを受信し、決定部23bが、広告DB22aを参照して、デジタルサイネージ50ごとに、配信対象の広告を決定する(S110)。
そして、広告配信サーバ20の配信制御部23cは、決定部23bによって決定された広告を、各デジタルサイネージ50に配信する(S111とS112)。その後、各デジタルサイネージ50は、配信された広告を表示する(S113)。
[4.広告配信の具体例]
次に、デジタルサイネージの広告配信の具体例を説明する。図8は、デジタルサイネージ50への広告配信例を説明する図である。図8に示すように、ユーザ端末1が株価のWebページを表示させている場合、ユーザは、株価など経済ニュースに興味があると予測できる。一方で、ユーザ端末1が居酒屋のWebページを表示させている場合、ユーザは、居酒屋などの割引情報等に興味があると予測できる。
そこで、配信制御サーバ10は、株価のWebページを表示させているユーザ端末1の嗜好を「経済」と特定し、居酒屋のWebページを表示させているユーザ端末1の嗜好を「居酒屋」と特定する。
この結果、広告配信サーバ20は、株価のWebページを表示させているユーザ端末1が通過するデジタルサイネージ50には、「新証券プラン」などの経済に関する広告を表示させる。また、広告配信サーバ20は、居酒屋のWebページを表示させているユーザ端末1が通過するデジタルサイネージ50には、「居酒屋クーポン」などの居酒屋に関する広告を表示させる。
したがって、広告配信サーバ20は、各デジタルサイネージ50に、通過するユーザの嗜好にあわせた広告を表示させることができる。
[5.広告のスケジュール配信]
続いて、デジタルサイネージ50に配信する広告をスケジュールリングする例について説明する。図9は、広告配信のスケジュール例を説明する図である。
具体的には、配信制御サーバ10は、前日にデジタルサイネージ50を通過したユーザの履歴情報や検索クエリを収集し、デジタルサイネージ50を通過した各ユーザの嗜好を特定する。そして、配信制御サーバ10は、各デジタルサイネージ50について、どのような嗜好をユーザがどのくらい通過したかを特定する。
つまり、配信制御サーバ10は、デジタルサイネージ50を通過したユーザ端末1の台数が100台であるとき、経済ニュースなどの経済に関するWebページを閲覧したユーザ数やアニメのWebページを閲覧したユーザ数を特定し、特定したユーザ数にしたがって、広告の配信スケジュールを決定する。そして、広告配信サーバ20は、決定された配信スケジュールにしたがって、広告を配信する。
具体的には、図9に示すように、配信制御サーバ10は、「サイネージID、時間帯、スケジュール」を対応付けた情報を生成する。ここで、「サイネージID」は、デジタルサイネージを特定する情報であり、「時間帯」は、広告を配信する時間帯を示し、「スケジュール」は、配信スケジュールを示す。
図9の例では、配信制御サーバ10は、デジタルサイネージ「DS01」について、朝の8時から朝の9時までの間、経済の広告を50%、アニメの広告を30%、スポーツの広告を20%配信すると決定したことを示す。つまり、配信制御サーバ10は、デジタルサイネージ「DS01」を前日に通過したユーザのうち、嗜好が「経済」と特定されるユーザが50%であり、嗜好が「アニメ」と特定されるユーザが30%であり、嗜好が「スポーツ」と特定されるユーザが20%であることを示す。
また、配信制御サーバ10は、デジタルサイネージ「DS01」について、朝の9時から朝の10時までの間、スポーツの広告を60%、アニメの広告を35%、スポーツの広告を5%配信すると決定したことを示す。
その後、広告配信サーバ20は、デジタルサイネージ「DS01」に対して、朝8時から朝9時までの1時間のうち、経済に対応する広告を30分間表示させ、アニメに対応する広告を20分間表示させ、スポーツに対応する広告を10分間表示させる。また、広告配信サーバ20は、朝9時から朝10時までの1時間のうち、経済に対応する広告を3分間表示させ、アニメに対応する広告を21分間表示させ、スポーツに対応する広告を36分間表示させる。
なお、広告配信サーバ20は、各広告を決められた時間だけ配信すればよく、配信するタイミング等は任意に設定することができる。一例を挙げると、広告配信サーバ20は、朝8時に経済の広告を配信して、30分間経済の広告を表示させる。続いて、広告配信サーバ20は、朝8時30分にアニメの広告を配信して、20分間アニメの広告を表示させる。その後、広告配信サーバ20は、朝8時50分にスポーツの広告を配信して、10分間スポーツの広告を表示させる。
また、別の例としては、広告配信サーバ20は、朝8時に経済の広告を配信して、20分間、経済の広告を表示させた後、朝8時20分にアニメの広告を配信して、10分間アニメの広告を表示させて、朝8時30分にスポーツの広告を配信して、10分間スポーツの広告を表示させる。続いて、広告配信サーバ20は、朝8時40分にアニメの広告を配信して、10分間アニメの広告を表示させた後、朝8時50分に経済の広告を配信して、10分間経済の広告を表示させることもできる。
なお、ここでは、前日の閲覧結果を用いる例を説明するが、これに限定されるものではなく、例えば1週間など任意の過去の情報を利用することができる。また、サイネージごとに必ずしも広告の配信をスケジュールする必要はなく、例えば、前日に最も多かった嗜好に対応する広告を配信することもできる。
[6.スケジュール配信の処理の流れ]
図10は、スケジュール配信の処理の流れを説明するフローチャートである。図10に示すように、配信制御サーバ10の履歴取得部13aは、各ユーザ端末1から履歴情報と位置情報を取得する(S201:Yes)。
続いて、位置特定部13bは、履歴取得部13aによって取得された位置情報とサイネージDB12bとを用いて、進行方向と進行先のデジタルサイネージ50を特定する(S202)。そして、嗜好特定部13cは、履歴取得部13aによって取得された履歴情報とジャンルDB12aとを用いて、各ユーザ端末1の嗜好を特定する(S203)。
その後、通知部13dは、履歴DB12cを参照して、デジタルサイネージ50でユーザ端末をグループ分けする(S204)。具体的には、通知部13dは、同じ進行先サイネージに該当するユーザ端末を抽出する。
そして、通知部13dは、デジタルサイネージ50を1つ選択し(S205)、1時間など所定時間ごとに、ユーザの嗜好の割合を算出する(S206)。例えば、通知部13dは、進行先サイネージが「DS01」を処理対象として選択し、進行先サイネージが「DS01」に対応付けられるユーザ端末の嗜好を集計し、各嗜好に該当するユーザの割合を算出する。
そして、通知部13dは、未処理のデジタルサイネージ50が存在する場合(S207:Yes)、次のデジタルサイネージ50について、S205以降を繰り返す。一方、通知部13dは、未処理のデジタルサイネージ50が存在しない場合(S207:No)、S201からS207で生成された配信スケジュールを広告配信サーバ20に送信する(S208)。
[7.デジタルサイネージ例]
続いて、デジタルサイネージ50の設置方法の一例を示す。図11は、デジタルサイネージ50の設置例を説明する図である。図11(a)〜(d)は、デジタルサイネージ50の設置方法の一例を示す説明図である。図11(a)は、例えば、駅構内、地下街および複合施設等の屋根のある通路の天井に、デジタルサイネージ50を設置した例である。デジタルサイネージ50を天井に設置することで、歩行者が多くいても、遠くから案内を見ることができる。図11(b)は、例えば、駅構内、地下街および複合施設等の柱にデジタルサイネージ50を設置した例である。デジタルサイネージ50を柱に設置することで、天井が低い通路であっても適用できる。また、デジタルサイネージ50は、表示部と入力部とが一体化したタッチパネルを用いることで、ユーザが操作できる案内を表示することができる。図11(c)は、例えば、道路等の屋外にデジタルサイネージ50を設置した例である。デジタルサイネージ50を屋外に設置することで、道路で接続される目的地に対する案内を表示することができる。図11(d)は、例えば、可搬型のデジタルサイネージ50とした例である。デジタルサイネージ50を可搬型とすることで、イベント会場等の臨時で案内を出したい場合に対応することができる。
[8.効果]
このように、配信制御サーバ10は、利用者が閲覧したコンテンツに関するコンテンツ情報または利用者がコンテンツの検索に使用した検索クエリに関するクエリ情報を、利用者のユーザ端末1から取得し、コンテンツ情報またはクエリ情報に基づいて、デジタルサイネージ50に表示させる広告の配信を制御することができる。したがって、配信制御サーバ10は、ユーザが興味を抱く広告を表示させることができ、ユーザが広告を見る可能性が高くなり、広告による集客効果などが向上する。
また、配信制御サーバ10は、ユーザの嗜好をリアルタイムに特定して、デジタルサイネージ50への広告配信をリアルタイムに制御することができる。この結果、配信制御サーバ10は、デジタルサイネージ50を通過すると現時点で予測されるユーザの嗜好に適した広告の配信制御を実行することができるので、ユーザが広告を見る可能性をより高くすることができ、広告による集客効果の更なる向上が期待できる。
また、配信制御サーバ10は、前日にデジタルサイネージ50を通過したユーザの嗜好から、広告配信のスケジュール等を制御することができる。したがって、配信制御サーバ10は、デジタルサイネージ50を通過する可能性の高いユーザの嗜好に適した広告を配信することができる。また、配信制御サーバ10は、例えば通勤時間帯などのように、デジタルサイネージ50を通過する可能性の高い各ユーザが興味のある広告を配信することができる。
また、配信制御サーバ10は、広告料が高い広告主の広告を優先して配信制御することができるので、広告料による収入増加が期待できる。また、広告主側は、高い広告料を支払って、配信時間等を選択することができるので、必要な時に必要な広告を提供することができ、無駄な支出を抑えつつ、広告効果の向上が図れる。
[9.その他の実施形態例]
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。また、各実施形態は、矛盾のない範囲内で適宜組み合わせることもできる。以下では、異なる実施形態を例示する。
(課金)
例えば、上記システムでは、任意の手法で、広告主に課金することができる。例えば、配信制御サーバ10または広告配信サーバ20は、1広告あたりの広告料を課金することもでき、1広告あたりの広告料に実際に通過したユーザ端末1の数を乗算して課金することもでき、1広告あたりの広告料に実際に配信された時間に基づいた定数を算して課金することもできる。したがって、デジタルサイネージ50の配置状態や広告主の予算などに応じて、課金方法を任意に変更することができる。
(構成)
上記実施形態では、配信制御サーバ10と広告配信サーバ20とが別の筐体で実現される例を説明したが、これに限定されるものではなく、同じ筐体で実現することもできる。
(広告配信例)
例えば、配信制御サーバ10は、デジタルサイネージ50の指定された領域に、広告をPUSH式に配信することもできる。また、デジタルサイネージ50は、デジタルページを表示させるときに、当該デジタルページ内に記述される広告取得命令にしたがって、配信制御サーバ10にアクセスして広告を取得し、取得した広告を指定領域に表示させることもできる。
(ハードウェア)
上述した各サーバのハードウェア構成について説明するが、各サーバは同様の構成を有するので、ここでは、配信制御サーバ10を例にして説明する。図12は、サーバの機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。配信制御サーバ10は、CPU10a、RAM10b、ROM(Read Only Memory)10c、HDD10d、通信インタフェース(I/F)10e、入出力インタフェース(I/F)10f、およびメディアインタフェース(I/F)10gを備える。
CPU10aは、ROM10cまたはHDD10dに格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM10cは、配信制御サーバ10の起動時にCPU10aによって実行されるブートプログラムや、配信制御サーバ10のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD10dは、CPU10aによって実行されるプログラムおよび当該プログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インタフェース10eは、各種通信回線を介して他の装置からデータを受信してCPU10aへ送り、CPU10aが生成したデータを、各種通信回線を介して他の装置へ送信する。
CPU10aは、入出力インタフェース10fを介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU10aは、入出力インタフェース10fを介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU10aは、生成したデータを、入出力インタフェース10fを介して出力装置へ出力する。
メディアインタフェース10gは、記録媒体10hに格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM10bを介してCPU10aに提供する。CPU10aは、当該プログラムを、メディアインタフェース10gを介して記録媒体10hからRAM10b上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体10hは、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、配信制御サーバ10のCPU10aは、RAM10b上にロードされたプログラムを実行することにより、履歴取得部13a、位置特定部13b、嗜好特定部13c、通知部13dの各機能を実現する。また、HDD10dには、記憶部12に記憶されるデータが格納される。
配信制御サーバ10のCPU10aは、これらのプログラムを、記録媒体10hから読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、各種通信回線を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
また、実施形態に記載した「部」は、「手段」や「section、module、unit」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、履歴取得部は、履歴取得手段や履歴取得回路に読み替えることができる。また、本実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれ、各実施形態を組み合わせることもできる。
以上、本発明を実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者には明らかである。また、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 ユーザ端末
10 配信制御サーバ
11 通信部
12 記憶部
12a ジャンルDB
12b サイネージDB
12c 履歴DB
13 制御部
13a 履歴取得部
13b 位置特定部
13c 嗜好特定部
13d 通知部
20 広告配信サーバ
21 通信部
22 記憶部
22a 広告DB
23 制御部
23a 受信部
23b 決定部
23c 配信制御部

Claims (8)

  1. 利用者がコンテンツの閲覧に際して実行した処理に関する履歴情報を、前記利用者の端末から取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された前記履歴情報に基づいて、デジタルサイネージに表示させる広告の配信を制御する配信制御手段と
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記取得手段は、前記利用者が閲覧したコンテンツに関するコンテンツ情報または前記利用者がコンテンツの検索に使用した検索クエリに関するクエリ情報を、前記利用者の端末から取得し、
    前記配信制御手段は、前記取得手段によって取得された前記コンテンツ情報または前記クエリ情報に基づいて、前記デジタルサイネージに表示させる広告の配信を制御すること を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記取得手段は、複数の利用者の端末から前記コンテンツ情報または前記クエリ情報とともに、各端末の位置情報および速度情報を取得し、
    前記配信制御手段は、各端末の位置情報および速度情報から前記各端末の進行方向を特定し、前記デジタルサイネージに向かう端末から取得された前記コンテンツ情報または前記クエリ情報に基づいて、前記デジタルサイネージに表示させる広告の配信を制御することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記デジタルサイネージを通過した利用者の端末から取得された前記コンテンツ情報または前記クエリ情報を用いて、前記デジタルサイネージを通過した利用者の嗜好を特定する特定手段をさらに有し、
    前記配信制御手段は、特定された前記嗜好に対応する広告の配信を制御することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記特定手段は、所定時間ごとに、当該所定時間に前記デジタルサイネージを通過した利用者の嗜好および各嗜好に該当する前記利用者の割合を特定し、
    前記配信制御手段は、前記所定時間ごとに、前記各嗜好に対応する広告が前記利用者の割合によって特定される時間表示されるように、各広告の配信を制御することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記デジタルサイネージへ配信された回数、または、前記デジタルサイネージに表示されているときに通過した利用者の人数に基づいて、広告主に課金する課金手段をさらに有することを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  7. コンピュータが、
    利用者がコンテンツの閲覧に際して実行した処理に関する履歴情報を、前記利用者の端末から取得する取得工程と、
    前記取得工程によって取得された前記履歴情報に基づいて、デジタルサイネージに表示させる広告の配信を制御する配信制御工程と
    を含むことを特徴とする配信制御方法。
  8. コンピュータに、
    利用者がコンテンツの閲覧に際して実行した処理に関する履歴情報を、前記利用者の端末から取得する取得手順と、
    前記取得手順によって取得された前記履歴情報に基づいて、デジタルサイネージに表示させる広告の配信を制御する配信制御手順と
    を実行させることを特徴とする配信制御プログラム。
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