JP2012173719A - 電子看板表示システム、電子看板装置、携帯端末装置、及び電子看板表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】電子看板装置周辺のその時々の人々の好みに合うコンテンツを優先的に表示することが可能な電子看板表示システムを提供する。
【解決手段】携帯端末装置1別に、利用者の好みに合うコンテンツに対応するキーワードを設定しておき、携帯端末装置1が通信エリアEに入ったときに、携帯端末装置1から電子看板装置3へとキーワードを近距離無線通信で送受する。そして、電子看板装置3は、表示部35の画面に切替え表示される各コンテンツ別に、コンテンツに対応するキーワードの受信件数を計数して求め、キーワードの受信件数が多くなるほど該キーワードに対応付けられたコンテンツを優先的に表示する。
【選択図】図1
【解決手段】携帯端末装置1別に、利用者の好みに合うコンテンツに対応するキーワードを設定しておき、携帯端末装置1が通信エリアEに入ったときに、携帯端末装置1から電子看板装置3へとキーワードを近距離無線通信で送受する。そして、電子看板装置3は、表示部35の画面に切替え表示される各コンテンツ別に、コンテンツに対応するキーワードの受信件数を計数して求め、キーワードの受信件数が多くなるほど該キーワードに対応付けられたコンテンツを優先的に表示する。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数のコンテンツを切替え表示するための電子看板表示システム、電子看板装置、携帯端末装置、及び電子看板表示方法に関する。
電子看板装置(Information Display Panel(IDP))は、LED表示装置や液晶表示装置等の画面に複数のコンテンツ(広告等)を切替え表示するものであって、街頭、地下街、店舗等に設置されて、多数の人々を対象とする宣伝や報知に用いられ、更なる機能を付加したものも提案されている。
例えば、特許文献1では、情報表示装置(IDPに相当する)及び携帯端末装置にそれぞれの近距離無線通信装置を設けておき、携帯端末装置が情報表示装置に接近したときに、情報表示装置と携帯端末装置の間で近距離無線通信を行って、携帯端末装置の利用者の個人情報や趣向情報を携帯端末装置から情報表示装置へと送受し、情報表示装置の表示画面に個人情報を表示したり趣向情報に該当する広告を表示している。
また、特許文献2では、サイネージ端末(IDPに相当する)によりICカードの利用者識別IDを読出して、利用者の利用履歴情報を作成し、この利用履歴情報が反映されたコンテンツをサイネージ端末の表示画面に表示している。
ところで、先に述べたように電子看板装置を多数の人々を対象とする宣伝や報知に用いることから、より多くの人々の好みに合うコンテンツを表示するのが望ましい。また、電子看板装置を街頭、地下街、店舗等に設置することから、電子看板装置周辺の人々が絶えず入れ替わっており、その時々の周辺の人々の好みに合うコンテンツを優先的に表示するのが望ましい。
しかしながら、特許文献1では、1個人の個人情報を表示したり1個人の趣向情報に該当する広告を表示することができても、複数の人々の好みに合う広告を表示することができなかった。また、特許文献2でも、1個人の利用履歴情報が反映されたコンテンツを表示することができても、複数の人々の好みに合うコンテンツを表示することができなかった。したがって、特許文献1、2では、電子看板装置周辺のその時々の人々の好みに合うコンテンツの優先的な表示を実現することはできなかった。このため、例えばコンテンツが広告である場合は、広告の訴求効果が良いとはいえなかった。
そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、電子看板装置周辺のその時々の人々の好みに合うコンテンツを優先的に表示することが可能な電子看板表示システム、電子看板装置、携帯端末装置、及び電子看板表示方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の電子看板表示システムは、携帯端末装置と、複数のコンテンツを表示画面に切替え表示する電子看板装置とを備え、前記携帯端末装置は、前記携帯端末装置周辺にキーワードを送信する携帯側近距離通信部を有し、前記電子看板装置は、前記各コンテンツとそれぞれのキーワードとの対応付けを記憶したキーワード記憶部と、前記電子看板装置周辺で前記携帯端末装置から送信されて来たキーワードを受信する電子看板側近距離通信部と、前記キーワード記憶部で前記各コンテンツに対応付けられたそれぞれのキーワードについて、前記電子看板側近距離通信部により受信されたキーワードの受信件数を計数する受信件数計数部と、前記受信件数計数部で計数された各キーワードの受信件数に基づき、キーワードの受信件数が多くなるほど該キーワードに対応付けられたコンテンツを前記表示画面に優先的に表示する制御部とを有し、前記受信件数計数部により計数されるキーワードの受信件数は、前記電子看板装置周辺に存在中の前記携帯端末装置から受信したキーワードの受信件数である。
このような本発明の電子看板表示システムによれば、電子看板装置は、電子看板装置周辺の携帯端末装置から受信したキーワードの受信件数を計数して求め、受信件数が多かったキーワードに対応するコンテンツを優先的に表示している。また、キーワードの受信件数は、電子看板装置周辺に存在中の携帯端末装置から受信したキーワードの受信件数である。このため、電子看板装置周辺の複数の携帯電話機の利用者が設定したキーワードに対応するコンテンツが優先的に表示され、電子看板装置周辺のその時々の人々が自分好みのコンテンツを見る機会が多くなる。
また、本発明の電子看板表示システムにおいては、前記制御部による優先的な表示とは、前記コンテンツの表示時間の延長である。
このようなコンテンツの表示時間の延長によりコンテンツを優先的に表示することができる。
更に、本発明の電子看板表示システムにおいては、前記制御部による優先的な表示とは、前記コンテンツの表示回数の増大である。
このようなコンテンツの表示回数の増大によりコンテンツを優先的に表示することができる。
また、本発明の電子看板表示システムにおいては、前記携帯側近距離通信部は、キーワード及び該キーワードの重み付け係数を送信し、前記電子看板側近距離通信部は、前記キーワード及び該キーワードの重み付け係数を受信し、前記受信件数計数部は、前記重み付け係数に応じて前記キーワードの受信件数を計数している。
これにより、特定のキーワードの受信件数の計数値を意図的に大きくして、このキーワードに対応するコンテンツの表示をより優先させることができる。
更に、本発明の電子看板表示システムにおいては、前記制御部は、前記電子看板側近距離通信部により前記携帯端末装置から送信されて来たキーワードが受信されると、前記受信されたキーワードに対応付けられたコンテンツもしくは前記コンテンツに関する情報を前記電子看板側近距離通信部から前記携帯端末装置に送信している。
このように携帯端末装置から電子看板装置へのキーワードの送受に応答して、キーワードに対応するコンテンツもしくはコンテンツに関する情報を電子看板装置から携帯端末装置へと送受すれば、携帯端末装置の利用者は、自分の好みに合うコンテンツを容易に取得することができる。
また、本発明の電子看板表示システムにおいては、前記制御部は、複数のコンテンツ別に、前記コンテンツもしくは前記コンテンツに関する情報を前記電子看板側近距離通信部から前記携帯端末装置に送信した累積回数を求めている。
このようなコンテンツもしくはコンテンツに関する情報を電子看板装置から携帯端末装置へと送受した累積回数は、コンテンツもしくはコンテンツに関する情報を取得した携帯電話機の利用者の人数に対応するので、コンテンツに対する多くの人々の趣向を知ることができる。
更に、本発明の電子看板表示システムにおいては、前記携帯端末装置は、コンテンツもしくはコンテンツに関する情報の要求を指示するために操作される操作部を有し、前記操作部の操作に応答して前記コンテンツもしくはコンテンツに関する情報の要求を前記携帯側近距離通信部から送信し、前記制御部は、前記電子看板側近距離通信部により前記携帯端末装置から送信されて来た前記コンテンツもしくはコンテンツに関する情報の要求が受信されると、前記コンテンツもしくはコンテンツに関する情報を前記電子看板側近距離通信部から前記携帯端末装置に送信している。
このように携帯端末装置から電子看板装置へのコンテンツもしくはコンテンツに関する情報の要求に応答して、コンテンツもしくはコンテンツに関する情報を電子看板装置から携帯端末装置へと送受すれば、携帯端末装置の利用者は、自分の好みに合うコンテンツを容易に取得することができる。
また、本発明の電子看板表示システムにおいては、前記制御部は、複数のコンテンツ別に、前記コンテンツもしくは前記コンテンツに関する情報を前記電子看板側近距離通信部から前記携帯端末装置に送信した累積回数を求めている。
このようなコンテンツもしくはコンテンツに関する情報を電子看板装置から携帯端末装置へと送受した累積回数は、コンテンツもしくはコンテンツに関する情報を取得した携帯電話機の利用者の人数に対応するので、コンテンツに対する多くの人々の趣向を知ることができる。
次に、本発明の電子看板装置は、複数のコンテンツを表示画面に切替え表示する電子看板装置であって、前記各コンテンツとそれぞれのキーワードとの対応付けを記憶したキーワード記憶部と、前記電子看板装置周辺で携帯端末装置から送信されて来たキーワードを受信する近距離通信部と、前記キーワード記憶部で前記各コンテンツに対応付けられたそれぞれのキーワードについて、前記近距離通信部により受信されたキーワードの受信件数を計数する受信件数計数部と、前記受信件数計数部で計数された各キーワードの受信件数に基づき、キーワードの受信件数が多くなるほど該キーワードに対応付けられたコンテンツを前記表示画面に優先的に表示する制御部とを有し、前記受信件数計数部により計数されるキーワードの受信件数は、前記電子看板装置周辺に存在中の前記携帯端末装置から受信したキーワードの受信件数である。
このような本発明の電子看板装置を用いることにより、上記本発明の電子看板表示システムと同様の作用効果を達成することができる。
また、本発明の携帯端末装置は、電子看板装置の表示画面に表示されるコンテンツに対応するキーワードを設定するキーワード設定部と、当該携帯端末装置周辺に前記設定されたキーワードを送信する携帯側近距離通信部とを備えている。
このような本発明の携帯端末装置を用いることにより、上記本発明の電子看板表示システムと同様の作用効果を達成することができる。
更に、本発明の電子看板表示方法は、携帯端末装置と、複数のコンテンツを表示画面に切替え表示する電子看板装置とを用いた電子看板表示方法であって、前記携帯端末装置は、前記携帯端末装置周辺にキーワードを送信し、前記電子看板装置は、前記電子看板装置周辺で前記携帯端末装置から送信されたキーワードを受信して、前記各コンテンツに予め対応付けられた前記各キーワード別に、受信されているキーワードの受信件数を計数し、前記各キーワードの受信件数に基づき、キーワードの受信件数が多くなるほど該キーワードに対応付けられたコンテンツを前記表示画面に優先的に表示し、前記キーワードの受信件数は、前記電子看板装置周辺に存在中の前記携帯端末装置から受信したキーワードの受信件数である。
このような本発明の電子看板表示方法においても、上記本発明の電子看板表示システムと同様の作用効果を達成することができる。
このような本発明によれば、電子看板装置は、電子看板装置周辺の携帯端末装置から受信したキーワードの受信件数を計数して求め、受信件数が多かったキーワードに対応するコンテンツを優先的に表示している。また、キーワードの受信件数は、電子看板装置周辺に存在中の携帯端末装置から受信したキーワードの受信件数である。このため、電子看板装置周辺の複数の携帯電話機の利用者が設定したキーワードに対応するコンテンツが優先的に表示され、電子看板装置周辺のその時々の人々が自分好みのコンテンツを見る機会が多くなる。
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の電子看板表示システムの第1実施形態を概略的に示す図である。本実施形態の電子看板表示システムは、少なくとも1台の携帯端末装置1と、複数のコンテンツを切替え表示する電子看板装置3とを備え、携帯端末装置1と電子看板装置3間の近距離無線通信によりシステムが機能する。
電子看板装置3が携帯端末装置1との間で近距離無線通信を行うことができる通信エリアEは、携帯端末装置1の近距離無線通信の送信出力と受信感度、電子看板装置3の近距離無線通信の送信出力と受信感度、あるいは電子看板装置3の周辺の障害物や環境により決まるが、ここでは電子看板装置3を中心とする一定の範囲であるとする。
少なくとも1台の携帯端末装置1が通信エリアEに入ったときに、携帯端末装置1と電子看板装置3間で近距離無線通信が行われて、システムが機能する。また、携帯端末装置1の台数に格別な制限はなく、通信エリアEでは、複数台の携帯端末装置1と電子看板装置3間で近距離無線通信を行うことができる。また、通信エリアEに携帯端末装置1が無いときには、電子看板装置3が単独で機能し、通信エリアEから外れた携帯端末装置1も単独で機能する。
電子看板装置3は、コンテンツ(広告等)を表示する大型の表示画面を有しており、街頭、地下街、店舗等に設置されて、多数の人々を対象とする宣伝や報知に用いられる。また、携帯端末装置1は、例えば携帯電話機である。
次に、携帯端末装置1及び電子看板装置3の構成を説明する。図2は、携帯端末装置1の構成を示すブロック図である。携帯端末装置1は、例えば携帯電話機に本実施形態の電子看板表示システムに必要な機能を付加してなる。
図2に示すように携帯端末装置1は、携帯端末装置1を統括的に制御する制御部11と、携帯電話機の通信機能を持つ携帯無線通信部12と、携帯無線通信部12のアンテナ13と、複数の操作キー等からなる入力操作部14と、各種のデータやプログラム等を記憶する記憶部15と、液晶表示装置等からなる表示部16と、表示部16を制御する表示制御部17と、携帯端末装置1周辺で無線通信を行う近距離無線通信部18と、近距離無線通信部18のアンテナ19と、各部及び各アンテナを接続するバスもしくは配線(図示せず)と、電源となる電池(図示せず)とを備えている。
携帯無線通信部12は、アンテナ13を通じて無線電話通信の回線に接続され、規定の通信プロトコル等を実行して、通話相手の端末の呼び出しや着呼応答を行い、通話相手の端末に回線を通じて接続されると、音声信号を受信してスピーカ(図示せず)に出力したり、マイクロホン(図示せず)からの音声信号を入力して送信し、これにより通話相手との会話を可能にする。また、制御部11は、無線電話通信に際し、入力操作部14の操作による入力指示に応答して携帯無線通信部12を制御したり、無線電話通信に必用な情報を表示制御部17を通じて表示部16の画面に表示する。
また、携帯無線通信部12は、アンテナ13を通じて無線電話通信の回線からインターネットへと接続され、インターネットを通じて、後で述べるようなコンテンツに関連する情報のURL等にアクセスすることができる。
近距離無線通信部18は、アンテナ19を通じて近距離無線通信を行うものであって、携帯端末装置1が通信エリアEに入っているときに電子看板装置3との間で近距離無線通信を行う。近距離無線通信部18の通信方式は、例えばブルートゥース(Bluetooth)や無線LANに準拠する。
図3は、電子看板装置3の構成を示すブロック図である。電子看板装置3は、先に述べたように複数のコンテンツ(例えば広告等)を切替え表示するものであり、更に本実施形態の電子看板表示システムに必要な機能を付加してなる。
図3に示すように電子看板装置3は、電子看板装置3を統括的に制御する制御部31と、電子看板装置3を管理する管理装置(図示せず)等の外部装置との間で通信を行う情報通信部32と、各種のデータやプログラム等を記憶する記憶部33と、複数の操作キー等からなる入力操作部34と、大型のLED表示装置や液晶表示装置等からなる表示部35と、表示部35を制御する表示制御部36と、着脱可能な外部記憶装置37と、電子看板装置3周辺で無線通信を行う近距離無線通信部38と、近距離無線通信部38のアンテナ39と、各部及び各アンテナを接続するバスもしくは配線(図示せず)と、電源(図示せず)とを備えている。
外部記憶装置37は、着脱自在に接続されるものであって、複数のコンテンツを記憶している。この外部記憶装置37が接続されると、外部記憶装置37から記憶部33へと各コンテンツがロードされて記憶される。また、制御部31は、入力操作部34の操作による入力指示に応答して記憶部33内の各コンテンツを選択的に消去する。これにより、記憶部33内の各コンテンツを更新することができる。
表示制御部36は、記憶部33から各コンテンツを順次読出して表示部35の画面に表示し、これを繰返して、各コンテンツの切替え表示を繰返す。表示部35が大型であって、電子看板装置3が街頭、地下街、店舗等に設置されることから、表示部35の画面に各コンテンツを切替え表示することにより各コンテンツを多くの人々に報知することができる。
近距離無線通信部38は、アンテナ39を通じて近距離無線通信を行うものであって、携帯端末装置1が通信エリアEに入っているときに携帯端末装置1との間で近距離無線通信を行う。また、複数の携帯端末装置1が通信エリアEに入っているときには、近距離無線通信部38は、通信エリアEに入っている各携帯端末装置1との間で近距離無線通信を行う。近距離無線通信部38の通信方式は、携帯端末装置1の近距離無線通信部18の通信方式と同一であって、例えばブルートゥース(Bluetooth)や無線LANに準拠する。
このような構成の電子看板表示システムにおいては、携帯端末装置1別に、利用者の好みに合うコンテンツに対応するキーワードを設定しておき、携帯端末装置1が通信エリアEに入ったときに、携帯端末装置1から電子看板装置3へとキーワードを近距離無線通信で送受する。そして、電子看板装置3は、表示部35の画面に切替え表示される各コンテンツ別に、コンテンツに対応するキーワードの受信件数を計数して求め、キーワードの受信件数が多くなるほど該キーワードに対応付けられたコンテンツを優先的に表示する。ただし、キーワードの受信件数は、1台の携帯端末装置1から送信されて電子看板装置3で受信されたキーワードを1受信件数として計数され、また同一キーワードが同一携帯端末装置1から繰り返し送信されることはないものとする。
ここで、携帯端末装置1別に、利用者好みのコンテンツに対応するキーワードが設定され、キーワードが携帯端末装置1から電子看板装置3へと送受されることから、電子看板装置3で受信された同一キーワードの受信件数が該キーワードに対応するコンテンツを好む利用者の人数に対応する。このため、キーワードの受信件数が多くなるほど該キーワードに対応付けられたコンテンツを優先的に表示すると、より多くの利用者が自分好みのコンテンツを見る機会が多くなる。これにより、コンテンツが広告である場合は、広告の訴求効果が向上する。
また、電子看板装置3でコンテンツが優先表示されたときには、電子看板装置3から携帯端末装置1へと優先表示されたコンテンツもしくはコンテンツに関する情報を送受して、優先表示されたコンテンツもしくはコンテンツに関する情報を携帯端末装置1の記憶部15に記憶する。これにより、携帯端末装置1の利用者は、自分好みのコンテンツもしくはコンテンツに関する情報を容易に取得することができ、コンテンツを携帯端末装置1の表示部16の画面に表示することができる。コンテンツに関する情報としては、例えば広告に載っている店までの地図や店のホームページのURL等がある。先に述べたように携帯無線通信部12は、アンテナ13を通じて無線電話通信の回線からインターネットへと接続され、インターネットを通じて、URL等にアクセスすることができるため、そのようなホームページ等を表示部16の画面に表示することができる。
次に、そのような通信エリアEに入った携帯端末装置1から電子看板装置3へのキーワードの送受、電子看板装置3から携帯端末装置1へのコンテンツもしくはコンテンツに関する情報の送受、及び電子看板装置3でのコンテンツの優先表示について詳しく説明する。
まず、携帯端末装置1では、利用者の好みに合うコンテンツに対応するキーワードを設定する必要がある。例えば、携帯端末装置1の記憶部15に多数のキーワードを予め登録しておき、入力操作部14の入力操作により多数のキーワードから利用者好みのコンテンツに対応するキーワードを選択設定する。
図4は、多数のキーワードが予め登録された記憶部15の登録ファイル、及び利用者好みのコンテンツに対応するキーワードが記録された設定ファイルを概念的に示す図である。図4に示すように記憶部15の登録ファイルDFには複数のキーワードk1〜kn(nは整数)が登録されており、記憶部15の設定ファイルEFには携帯端末装置1の利用者好みのコンテンツを示唆する2種類のキーワードk1、k2が記憶されている。設定ファイルEFに記憶設定されるキーワードは、1種類であっても複数種類であってもよい。また、各キーワードにそれぞれの重み付け係数m1、m2を付加している。
ここで、携帯端末装置1において、入力操作部14の入力操作により全てのキーワードの表示を指示すると、制御部11は、記憶部15の登録ファイルDFに登録されている全てのキーワードを表示制御部17を通じて表示部16の画面に表示する。携帯端末装置1の利用者は、表示部16の画面に表示された全てのキーワードを見て、入力操作部14の入力操作により自分好みのコンテンツを示唆するキーワードを選択したり、その重み付け係数を設定する。これに応答して制御部11は、そのキーワード及び重み付け係数を記憶部15の設定ファイルEFに記憶して設定する。
また、電子看板装置3では、表示部35の画面に切替え表示される各コンテンツ及び該各コンテンツに関する情報をそれぞれのキーワードに対応付けておき、携帯端末装置1からキーワードを受信したときに、このキーワードに対応するコンテンツ及び該コンテンツに関する情報を求めることができるようにしている。例えば、電子看板装置3の記憶部33に、各コンテンツ及び該各コンテンツに関する情報をそれぞれのキーワードに対応付けて記憶している。
図5は、表示部35の画面に切替え表示される各コンテンツ、各コンテンツに関する情報、及び各キーワード等が対応付けて記憶された記憶部33のコンテンツファイルを概念的に示す図である。図5に示すように記憶部33のコンテンツファイルCFには3つのコンテンツC1、C2、C3と、各コンテンツC1、C2、C3に関するそれぞれの情報fc1、fc2、fc3と、各コンテンツの識別番号idc1、idc2、idc3と、各コンテンツC1、C2、C3を示唆するそれぞれのキーワードk1、k2、k3と、携帯端末装置1へと送信された各コンテンツC1、C2、C3の送信累積回数Q1、Q2、Q3とが対応付けて記憶されている。尚、1つのコンテンツに複数のキーワードを対応付けても構わない。
ここで、電子看板装置3において、外部記憶装置37には各コンテンツ、各コンテンツに関する情報、各コンテンツの識別番号、及び各キーワードが対応付けて記憶されており、外部記憶装置37から記憶部33へと各コンテンツ、各コンテンツに関する情報、各コンテンツの識別番号、及び各キーワードがロードされ、各コンテンツ、各コンテンツに関する情報、各コンテンツの識別番号、及び各キーワードが記憶部33のコンテンツファイルCFに対応付けて記憶される。また、コンテンツの送信累積回数は、電子看板装置3から携帯端末装置1へとコンテンツもしくはコンテンツに関する情報が送受される度にカウントアップされる。
更に、電子看板装置3では、切替え表示される各コンテンツ別に、コンテンツに対応するキーワードの受信件数を求める必要がある。例えば、電子看板装置3の記憶部33に、各コンテンツに対応するそれぞれのキーワードの受信件数を記憶する。
図6は、キーワード及びキーワードの受信件数等が対応付けて記憶された記憶部33の受信件数計数ファイルを概念的に示す図である。図6に示すように記憶部33の受信件数計数ファイルRFには各コンテンツC1、C2、C3に対応するそれぞれのキーワードk1、k2、k3と、各キーワードの受信件数r1、r2、r3と、各キーワードを送信して来たそれぞれの携帯端末装置1のIPアドレスipa、ipbが対応付けられて記憶されている。
ここで、電子看板装置3において、制御部31は、表示部35の画面に切替え表示される各コンテンツ別に、コンテンツに対応するキーワードの受信件数を計数して記憶部33の受信件数計数ファイルRFに記録する。尚、携帯端末装置1のIPアドレスは、携帯端末装置1から電子看板装置3へとキーワードと共に送受されて、受信件数計数ファイルRFに記録される。
次に、図7に示すシーケンスチャートを参照して、電子看板装置3と携帯端末装置1間の通信手順を説明する。
電子看板装置3において、制御部31は、周期的に、IPアドレス送信要求信号Sg1を近距離無線通信部38を通じてアンテナ39から送信している。このため、携帯端末装置1が通信エリアEに入って来ると、この携帯端末装置1でIPアドレス送信要求信号Sg1が受信される。
携帯端末装置1においては、IPアドレス送信要求信号Sg1をアンテナ19で受信して近距離無線通信部18を通じて制御部11に入力する。制御部11は、IPアドレス送信要求信号Sg1を入力すると、携帯端末装置1のIPアドレスを示すIPアドレス応答信号Sg2を生成して、このIPアドレス応答信号Sg2を近距離無線通信部18を通じてアンテナ19から送信する。
電子看板装置3においては、携帯端末装置1のIPアドレス応答信号Sg2をアンテナ39で受信して近距離無線通信部38を通じて制御部31に入力する。制御部31は、携帯端末装置1のIPアドレス応答信号Sg2を入力すると、このIPアドレス応答信号Sg2からIPアドレスを抽出し、このIPアドレスを含むキーワード送信要求信号Sg3を生成して、このキーワード送信要求信号Sg3を近距離無線通信部38を通じてアンテナ39から送信する。
携帯端末装置1においては、キーワード送信要求信号Sg3をアンテナ19で受信して近距離無線通信部18を通じて制御部11に入力する。制御部11は、キーワード送信要求信号Sg3を入力すると、キーワード送信要求信号Sg3からIPアドレスを抽出して、このIPアドレスが自己の携帯端末装置1のものであるか否かを確認し、IPアドレスが自己のものでなければ、キーワード送信要求信号Sg3に対する応答動作を行わない。すなわち、キーワード送信要求信号Sg3が他の携帯端末装置1宛のものである場合は、送信要求信号Sg3に対する応答動作を行わない。
また、制御部11は、キーワード送信要求信号Sg3から抽出したIPアドレスが自己のものであれば、記憶部15の図4に示す設定ファイルEFから携帯端末装置1の利用者の好みを示唆する各キーワードk1、k2及び各重み付け係数m1、m2を読出し、各キーワードk1、k2、各重み付け係数m1、m2、及び携帯端末装置1のIPアドレスを示すキーワード応答信号Sg4を生成して、このキーワード応答信号Sg4を近距離無線通信部18を通じてアンテナ19から送信する。尚、設定ファイルEFにキーワードが設定されていない場合は、キーワード応答信号Sg4が送信されない。
電子看板装置3においては、キーワード応答信号Sg4をアンテナ39で受信して近距離無線通信部38を通じて制御部31に入力する。制御部31は、キーワード応答信号Sg4を入力すると、キーワード応答信号Sg4から各キーワードk1、k2、各重み付け係数m1、m2、及び携帯端末装置1のIPアドレスを抽出する。そして、制御部31は、各キーワードk1、k2が記憶部33の図6に示す受信件数計数ファイルRFに記憶されている各キーワードk1、k2、k3に一致するか否かを判定し、各キーワードk1、k2については一致すると判定して、各キーワードk1、k2に対応する各受信件数r1、r2を受信件数計数ファイルRFから検索し、各受信件数r1、r2をそれぞれの重み付け係数m1、m2に応じてカウントアップして更新し、また各キーワードk1、k2に対応付けて携帯端末装置1のIPアドレスを受信件数計数ファイルRFに記録する。
例えば、受信件数r1を重み付け係数m1に応じて「1」だけカウントアップして更新し、また受信件数r2を重み付け係数m2に応じて「2」だけカウントアップして更新する。これにより、キーワードk2の受信件数r2を意図的に大きくすることができ、キーワードk2に対応するコンテンツC2の表示をより優先させることが可能になる。
また、制御部31は、一致しないと判定したキーワードの受信件数のカウントアップを行わず、携帯端末装置1のIPアドレスの記録も行わない。
この結果、電子看板装置3で切替え表示されるコンテンツに対応するキーワードの受信件数が記録され、またキーワードを送信して来た携帯端末装置1のIPアドレスが記録される。
引き続いて、電子看板装置3において、制御部31は、記憶部33の図5に示すコンテンツファイルCFを参照して、先に一致すると判定した各キーワードk1、k2に対応する各コンテンツC1、C2及び各コンテンツC1、C2に関するそれぞれの情報fc1、fc2を求め、各コンテンツC1、C2、各情報fc1、fc2、及び携帯端末装置1のIPアドレスを示すコンテンツ信号Sg5を生成して、このコンテンツ信号Sg5を近距離無線通信部38を通じてアンテナ39から送信する。このとき、制御部31は、コンテンツファイルCFを参照して、携帯端末装置1に送信したコンテンツ及び該コンテンツに関する情報の送信累積回数をカウントアップする。
携帯端末装置1においては、コンテンツ信号Sg5をアンテナ19で受信して近距離無線通信部18を通じて制御部11に入力する。制御部11は、コンテンツ信号Sg5を入力すると、コンテンツ信号Sg5からIPアドレスを抽出し、このIPアドレスが自己の携帯端末装置1のものであるか否かを確認し、IPアドレスが自己のものでなければ、コンテンツ信号Sg5を破棄する。すなわち、コンテンツ信号Sg5が他の携帯端末装置1宛のものである場合は、コンテンツ信号Sg5を破棄する。
また、制御部11は、コンテンツ信号Sg5から抽出したIPアドレスが自己のものであれば、コンテンツ信号Sg5から各コンテンツC1、C2及び各情報fc1、fc2を抽出し、各コンテンツC1、C2及び各情報fc1、fc2を記憶部15に記憶する。
このように携帯端末装置1と電子看板装置3との間で、IPアドレス送信要求信号Sg1、IPアドレス応答信号Sg2、キーワード送信要求信号Sg3、及びキーワード応答信号Sg4を送受して、携帯端末装置1で設定されたキーワード及び重み付け係数を電子看板装置3に通知し、電子看板装置3の図6の受信件数計数ファイルRFにおける該キーワードに対応する受信件数を該重み付け係数に応じてカウントアップし、携帯端末装置1のIPアドレスを該キーワードに対応付けて受信件数計数ファイルRFに記録する。
また、コンテンツ信号Sg5を電子看板装置3から携帯端末装置1へと送受して、コンテンツ及び該コンテンツに関する情報を携帯端末装置1の記憶部15に記憶し、更に電子看板装置3の図5のコンテンツファイルCFにおけるコンテンツ及び該コンテンツに関する情報の送信累積回数をカウントアップする。
ここで、周期的に、電子看板装置3からIPアドレス送信要求信号Sg1を送信しているので、携帯端末装置1が通信エリアEに入っている限り、その携帯端末装置1がIPアドレス送信要求信号Sg1を逐次受信してIPアドレス応答信号Sg2を繰り返し送信することになる。しかしながら、電子看板装置3では、携帯端末装置1のIPアドレスを示すキーワード送信要求信号Sg3を送信して、キーワード応答信号Sg4を受信し、このキーワード応答信号Sg4から抽出した携帯端末装置1のIPアドレスを図6の受信件数計数ファイルRFに一旦記録したならば、この後に同一IPアドレスを示すIPアドレス応答信号Sg2を繰り返し受信しても、このIPアドレスを含むキーワード送信要求信号Sg3を再度送信することはなく、このIPアドレスを含むキーワード応答信号Sg4を再度受信することもなく、このために同一の携帯端末装置1から同一のキーワードを繰り返し受信することはなく、キーワードの受信件数を重複して計数することもない。
また、携帯端末装置1が通信エリアEから出ると、その携帯端末装置1でIPアドレス送信要求信号Sg1が受信されず、その携帯端末装置1からIPアドレス応答信号Sg2が送信されなくなる。電子看板装置3では、図6の受信件数計数ファイルRFに記録されているIPアドレスを示すIPアドレス応答信号Sg2の受信が一定時間以上途絶えると、このIPアドレスを受信件数計数ファイルRFから削除し、このIPアドレスと共に記録されているキーワードの受信件数をカウントダウンする。これにより、通信エリアEに入っているかもしくは電子看板装置3の周辺に存在している携帯端末装置1のIPアドレスだけを受信件数計数ファイルRFに記録し、通信エリアEに入っているかもしくは電子看板装置3の周辺に存在している携帯端末装置1から受信したキーワードの受信件数を求めることができる。
したがって、電子看板装置3の受信件数計数ファイルRFにおけるキーワードの受信件数は、通信エリアEに入っているかもしくは電子看板装置3の周辺に存在している携帯端末装置1の台数に常に対応し、電子看板装置3の画面を見ることが可能な利用者の人数にも対応する。電子看板装置3では、図6の受信件数計数ファイルRFにおけるキーワードの受信件数が多くなるほど該キーワードに対応付けられたコンテンツを優先的に表示するので、より多くの利用者が自分好みのコンテンツを見る機会が多くなる。このため、コンテンツが広告である場合は、広告の訴求効果が向上する。
また、携帯端末装置1においては、キーワード及びIPアドレスを示すキーワード応答信号Sg4を送信した後に、キーワードに対応するコンテンツ及び該コンテンツに関する情報を示すコンテンツ信号Sg5を受信して、コンテンツもしくはコンテンツに関する情報を記憶部15に記憶するので、携帯端末装置1の利用者に対して自分好みのコンテンツもしくはコンテンツに関する情報を提供することができる。利用者は、電子看板装置3の画面に表示されたコンテンツに気づいても気づかなくても、後でコンテンツを表示部16の画面上で見ることができる。
次に、そのような電子看板装置3により行われる各コンテンツの優先表示等の処理手順を詳しく説明する。図8は、電子看板装置3により行われる各コンテンツの優先表示等の処理手順を示すフローチャートである。尚、図8のフローチャートの処理手順は、図7のシーケンスチャートの通信手順と並行して進められる。
まず、電子看板装置3において、制御部31は、周期的に、IPアドレス送信要求信号Sg1を近距離無線通信部38を通じてアンテナ39から送信する(ステップS101)。このとき、仮に、通信エリアEにおいて携帯端末装置1が1台も存在しないとすると、IPアドレス応答信号Sg2が電子看板装置3のアンテナ39で受信されず、IPアドレス応答信号Sg2が近距離無線通信部38を通じて制御部31に入力されることもない。この場合、制御部31は、IPアドレス送信要求信号Sg1の送信時点から一定時間待機しても、IPアドレス応答信号Sg2の受信入力がないと、IPアドレスが受信されなかったと判定し(ステップS102で「No」)、電子看板装置3を単独で機能させる。この場合、表示制御部36は、記憶部33から各コンテンツを順次読出して表示部35の画面に表示し、これを繰返して、各コンテンツの切替え表示を繰返す。このとき、各コンテンツのいずれも優先表示されることはなく、各コンテンツが予め設定されたそれぞれの表示時間ずつ順次表示され、これが繰返される(ステップS103)。
また、通信エリアEに少なくとも1台の携帯端末装置1が入っているとすると、携帯端末装置1から送信されたIPアドレス応答信号Sg2が電子看板装置3のアンテナ39で受信され近距離無線通信部38を通じて制御部31に入力される。制御部31は、IPアドレス応答信号Sg2を入力すると、IPアドレスが受信されたと判定する(ステップS102で「Yes」)。そして、制御部31は、IPアドレス応答信号Sg2からIPアドレスを抽出し、このIPアドレスが図6の受信件数計数ファイルRFに既に記録されているか否かを確認し、IPアドレスが受信件数計数ファイルRFに既に記録されていれば、このIPアドレスの携帯端末装置1との間でキーワード等の授受が既に行われているので、キーワード送信要求信号Sg3を送信しない。また、制御部31は、IPアドレスが受信件数計数ファイルRFに記録されていなければ、このIPアドレスの携帯端末装置1との間でキーワード等の授受が未だに行われていないので、このIPアドレスを含むキーワード送信要求信号Sg3を生成して、このキーワード送信要求信号Sg3を近距離無線通信部38を通じてアンテナ39から送信する(ステップS104)。
勿論、電子看板装置3では、通信エリアEに入っている複数の携帯端末装置1からのそれぞれのIPアドレス応答信号Sg2を受信した場合は、各IPアドレス応答信号Sg2別に、IPアドレス応答信号Sg2からIPアドレスを抽出し、このIPアドレスが受信件数計数ファイルRFに既に記録されているか否かを確認し、IPアドレスが受信件数計数ファイルRFに記録されていなかったときにだけ、IPアドレスを含むキーワード送信要求信号Sg3を送信する(ステップS104)。
こうして電子看板装置3からキーワード送信要求信号Sg3が送信されると、キーワード送信要求信号Sg3が携帯端末装置1で受信されて、携帯端末装置1からキーワード応答信号Sg4が送信され、キーワード応答信号Sg4が電子看板装置3のアンテナ39で受信され近距離無線通信部38を通じて制御部31に入力される。電子看板装置3の制御部31は、キーワード応答信号Sg4を入力すると、キーワード応答信号Sg4からキーワード、重み付け係数、及び携帯端末装置1のIPアドレスを抽出し、キーワードが図6の受信件数計数ファイルRFのキーワードに一致するか否かを判定し、一致すると判定したキーワードについては、受信件数計数ファイルRFにおける該キーワードに対応する受信件数を重み付け係数に応じてカウントアップし、また該キーワードに対応付けて携帯端末装置1のIPアドレスを受信件数計数ファイルRFに記録する。また、一致しないと判定したキーワードについては、受信件数のカウントアップを行わず、携帯端末装置1のIPアドレスの記録も行わない(ステップS105)。
勿論、電子看板装置3では、通信エリアEに入っている複数の携帯端末装置1からそれぞれのキーワード応答信号Sg4を受信した場合は、各キーワード応答信号Sg4別に、キーワード応答信号Sg4からキーワード、重み付け係数、及びIPアドレスを抽出し、このキーワードが受信件数計数ファイルRFのキーワードに一致するか否かを判定し、一致すると判定したキーワードについては、受信件数計数ファイルRFにおける該キーワードに対応する受信件数を重み付け係数に応じてカウントアップし、また該キーワードに対応付けて携帯端末装置1のIPアドレスを受信件数計数ファイルRFに記録する(ステップS105)。
この結果、電子看板装置3で切替え表示される各コンテンツ別に、コンテンツに対応するキーワードの受信件数が受信件数計数ファイルRFに記録され、またキーワードを送信して来た携帯端末装置1のIPアドレスが受信件数計数ファイルRFに記録される。
引き続いて、電子看板装置3において、制御部31は、図5のコンテンツファイルCFを参照して、先に一致すると判定したキーワードに対応するコンテンツ及び該コンテンツに関する情報を求め、コンテンツ、情報、及び携帯端末装置1のIPアドレスを示すコンテンツ信号Sg5を生成して、このコンテンツ信号Sg5を近距離無線通信部38を通じてアンテナ39から送信する(ステップS106)。また、制御部31は、コンテンツファイルCFを参照して、携帯端末装置1に送信したコンテンツ及び該コンテンツに関する情報の送信累積回数をカウントアップする。
このコンテンツ信号Sg5は、コンテンツ信号Sg5のIPアドレスを持つ携帯端末装置1で受信されて取り込まれ、コンテンツ信号Sg5からコンテンツ及び該コンテンツに関する情報が抽出されて携帯端末装置1の記憶部15に記憶される。
勿論、電子看板装置3では、通信エリアEに入っている複数の携帯端末装置1からそれぞれのキーワード応答信号Sg4を受信した場合は、各携帯端末装置1別に、キーワード応答信号Sg4から抽出したキーワードが受信件数計数ファイルRFのキーワードに一致するか否かを判定し、一致したならば、コンテンツファイルCFを参照して、一致すると判定したキーワードに対応するコンテンツ及び該コンテンツに関する情報を求め、コンテンツ、情報、及び携帯端末装置1のIPアドレスを示すコンテンツ信号Sg5を生成して、このコンテンツ信号Sg5を近距離無線通信部38を通じてアンテナ39から送信する(ステップS106)。また、コンテンツファイルCFを参照して、携帯端末装置1に送信したコンテンツの送信累積回数をカウントアップする。
尚、図5のコンテンツファイルCFにおけるコンテンツの送信累積回数は、電子看板装置3が設置された地域におけるコンテンツの供給回数であって、その地域におけるコンテンツの人気を示す指標であり、コンテンツの送信累積回数と識別番号が情報通信部32を通じて外部の管理装置に送信されて、コンテンツの解析や新規コンテンツの作成に利用されたり、コンテンツ(広告)の表示効果の報告に利用される。
一方、電子看板装置3において、制御部31は、図6の受信件数計数ファイルRFを参照して、電子看板装置3で切替え表示される各コンテンツに対応するそれぞれのキーワードの受信件数を求め、キーワードの受信件数が多くなるほど該キーワードに対応付けられたコンテンツを表示部35の画面に優先的に表示する(ステップS107)。
例えば、ステップS103において、電子看板装置3を単独で機能させているときに、各コンテンツが予め設定されたそれぞれの表示時間ずつ順次表示され、これが繰返されるものとすると、ステップS107においては、キーワードの受信件数が多くなるほど該キーワードに対応付けられたコンテンツの表示時間を延長したり表示回数を増大させる。
コンテンツの表示時間を延長する場合は、受信件数が多かったキーワードに対応するコンテンツの表示時間の延長に伴い、各コンテンツ全体の表示時間も長くする。あるいは、キーワードの受信件数が多くなるほど該キーワードに対応するコンテンツの表示時間を延長し、逆にキーワードの受信件数が少なくなるほど該キーワードに対応するコンテンツの表示時間を短縮して、各コンテンツ全体の表示時間を略一定に維持してもよい。また、コンテンツの表示回数を変更する場合は、受信件数が多かったキーワードに対応するコンテンツの表示回数を増加させ、逆に受信件数が少なかったキーワードに対応するコンテンツの表示回数を減少させてもよい。更に、コンテンツの表示時間と表示回数を組み合わせた優先表示を行っても構わない。
また、そのような優先表示は、ステップS101〜S107の実行周期で、各コンテンツの繰り返し表示中に実行される。例えば、コンテンツC2の表示開始直前に、図6の受信件数計数ファイルRFにおいて、キーワードk1の受信件数r1が「4」、キーワードk2の受信件数r2が「2」、キーワードk3の受信件数r3が「0」になったとすると、各コンテンツC1、C2、C3の表示時間を4:2:1の割合で求めて、コンテンツC2をその割合の表示時間で表示し、引き続いて各コンテンツC3、C1をそれぞれの割合の表示時間で順次表示し、以降、同様の表示を繰返す。更に、各キーワードk1、k2、k3の受信件数が変化したときには、各コンテンツC1、C2、C3の表示時間を直ちに更新する。
このように本実施形態の電子看板装置1では、通信エリアEに入った携帯端末装置1からキーワードを収集して、表示部35の画面に切替え表示される各コンテンツ別に、コンテンツに対応するキーワードの受信件数を計数して求め、キーワードの受信件数が多くなるほど該キーワードに対応付けられたコンテンツを優先的に表示している。このため、より多くの利用者が自分好みのコンテンツを見る機会が多くなる。また、電子看板装置3から携帯端末装置1へと優先表示されたコンテンツもしくはコンテンツに関する情報を送受して、優先表示されたコンテンツもしくはコンテンツに関する情報を携帯端末装置1の記憶部15に記憶している。これにより、携帯端末装置1の利用者は、自分好みのコンテンツもしくはコンテンツに関する情報を容易に取得することができる。
次に、本発明の電子看板表示システムの第2実施形態を説明する。図9は、本発明の電子看板表示システムの第2実施形態における電子看板装置と携帯端末装置間の通信手順を示すシーケンスチャートである。
尚、第2実施形態の携帯端末装置及び電子看板装置は、図2の携帯端末装置1及び図3の電子看板装置3と同様の構成である。また、図9のシーケンスチャートにおいては、IPアドレス送信要求信号Sg1、IPアドレス応答信号Sg2、キーワード送信要求信号Sg3、及びキーワード応答信号Sg4の送受信手順が図7のシーケンスチャートと同一であり、これ以降の信号の送受信手順が異なる。このため、その以降の信号の送受信手順を説明する。
本実施形態では、IPアドレス送信要求信号Sg1、IPアドレス応答信号Sg2、キーワード送信要求信号Sg3、及びキーワード応答信号Sg4の送受信するが、これに引き続いて図7のシーケンスチャートのようにコンテンツ信号Sg5を電子看板装置3から携帯端末装置1へと自動的に送信することはなく、この代わりに、携帯端末装置1からコンテンツ要求信号Sg6を送信し、これに応答して電子看板装置3からコンテンツ信号Sg5を送信するようにしている。
詳しくは、携帯端末装置1の利用者は、入力操作部14の操作によりコンテンツの要求を指示する。これに応答して携帯端末装置1の制御部11は、携帯端末装置1のIPアドレスを含むコンテンツ要求信号Sg6を生成して、このコンテンツ要求信号Sg6を近距離無線通信部18を通じてアンテナ19から送信する。
電子看板装置3においては、コンテンツ要求信号Sg6をアンテナ39で受信して近距離無線通信部38を通じて制御部31に入力する。制御部31は、コンテンツ要求信号Sg6を入力すると、コンテンツ要求信号Sg6から携帯端末装置1のIPアドレスを抽出し、図6の受信件数計数ファイルRFを参照して、この抽出したIPアドレス(キーワード応答信号Sg4の受信のときに受信件数計数ファイルRFに記録されたIPアドレス)に対応付けられたキーワードを求め、更に図5のコンテンツファイルCFを参照して、この求めたキーワードに対応するコンテンツ及び該コンテンツに関するそれぞれの情報を求め、これらのコンテンツ、情報、及び携帯端末装置1のIPアドレスを示すコンテンツ信号Sg5を生成して、このコンテンツ信号Sg5を近距離無線通信部38を通じてアンテナ39から送信する。また、コンテンツファイルCFを参照して、携帯端末装置1に送信したコンテンツの送信累積回数をカウントアップする。このコンテンツの送信累積回数は、コンテンツの識別番号と共に情報通信部32を通じて外部の管理装置に送信され、コンテンツの解析や新規コンテンツの作成に利用される。
携帯端末装置1においては、コンテンツ信号Sg5をアンテナ19で受信して近距離無線通信部18を通じて制御部11に入力し、制御部11でコンテンツ信号Sg5からIPアドレスを抽出し、このIPアドレスが自己の携帯端末装置1のものでなければ、コンテンツ信号Sg5を破棄し、またIPアドレスが自己のものであれば、コンテンツ信号Sg5からコンテンツ及び該コンテンツに関する情報を抽出し、コンテンツ及び情報を記憶部15に記憶する。
図10は、電子看板装置3により行われる各コンテンツの優先表示等の処理手順を示すフローチャートである。尚、図10のフローチャートの処理手順は、図9のシーケンスチャートの通信手順と並行して進められる。また、図10のフローチャートの処理手順は、図8のステップS106を省略し、この代わりに、各ステップS111、S112を付加したものである。
図10のフローチャートにおいて、各ステップS111、S112は、携帯端末装置1からのコンテンツ要求信号Sg6を受信入力したときの割り込み処理である。制御部31は、先に述べたようにコンテンツ要求信号Sg6を入力すると(ステップS111)、コンテンツ要求信号Sg6から携帯端末装置1のIPアドレスを抽出し、図6の受信件数計数ファイルRFを参照して、この抽出したIPアドレスに対応付けられたキーワードを求め、更に図5のコンテンツファイルCFを参照して、この求めたキーワードに対応するコンテンツ及び該コンテンツに関するそれぞれの情報を求め、これらのコンテンツ、情報、及び携帯端末装置1のIPアドレスを示すコンテンツ信号Sg5を生成して、このコンテンツ信号Sg5を近距離無線通信部38を通じてアンテナ39から送信する(ステップS112)。
このように携帯端末装置1からコンテンツ要求信号Sg6を送信したときにだけ、電子看板装置3からコンテンツ信号Sg5を送信するので、携帯端末装置1の利用者は、必要なコンテンツ及び該コンテンツに関する情報だけを取得することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと解される。
例えば、上記各実施形態において、電子看板装置3は、携帯端末装置1が通信エリアEから出て、図6の受信件数計数ファイルRFに記録されているIPアドレスを示すIPアドレス応答信号Sg2の受信が一定時間以上途絶えると、このIPアドレスを受信件数計数ファイルRFから削除し、このIPアドレスと共に記録されているキーワードの受信件数をカウントダウンしているが、この代わりに、一定時間毎に、受信件数計数ファイルRFの全ての記録を消去して、受信件数計数ファイルRFの記録をやり直しても構わない。電子看板装置3周辺の人々が絶えず入れ替わっているため、一定時間毎に、受信件数計数ファイルRFの記録をやり直すことにより、電子看板装置3周辺に存在中の携帯端末装置1から受信したキーワードの受信件数を求めることができる。
また、キーワードの受信件数を重み付け係数に応じてカウントアップしているが、重み付け係数を省略して、キーワードの受信件数を単に1ずつカウントアップしても構わない。更に、コンテンツとして、広告を例示しているが、ニュースや天気予報等であってもよい。また、電子看板装置3から携帯端末装置1へとコンテンツ及びコンテンツに関する情報を送受しているが、コンテンツ及びコンテンツに関する情報のいずれか一方だけを送受しても構わない。更に、携帯端末装置1として、携帯電話機を例示しているが、他の種類の携帯端末装置、ゲーム機等であってもよく、複数種の携帯端末装置を適用対象としても構わない。
1 携帯端末装置
3 電子看板装置
11、31 制御部
12 携帯無線通信部
13 アンテナ
14、34 入力操作部
15、33 記憶部
16、35 表示部
17、36 表示制御部
18、38 近距離無線通信部
19、39 アンテナ
32 情報通信部
E 通信エリア
CF コンテンツファイル
DF 登録ファイル
EF 設定ファイル
RF 受信件数ファイル
3 電子看板装置
11、31 制御部
12 携帯無線通信部
13 アンテナ
14、34 入力操作部
15、33 記憶部
16、35 表示部
17、36 表示制御部
18、38 近距離無線通信部
19、39 アンテナ
32 情報通信部
E 通信エリア
CF コンテンツファイル
DF 登録ファイル
EF 設定ファイル
RF 受信件数ファイル
Claims (11)
- 携帯端末装置と、複数のコンテンツを表示画面に切替え表示する電子看板装置とを備え、
前記携帯端末装置は、
前記携帯端末装置周辺にキーワードを送信する携帯側近距離通信部を有し、
前記電子看板装置は、
前記各コンテンツとそれぞれのキーワードとの対応付けを記憶したキーワード記憶部と、
前記電子看板装置周辺で前記携帯端末装置から送信されて来たキーワードを受信する電子看板側近距離通信部と、
前記キーワード記憶部で前記各コンテンツに対応付けられたそれぞれのキーワードについて、前記電子看板側近距離通信部により受信されたキーワードの受信件数を計数する受信件数計数部と、
前記受信件数計数部で計数された各キーワードの受信件数に基づき、キーワードの受信件数が多くなるほど該キーワードに対応付けられたコンテンツを前記表示画面に優先的に表示する制御部とを有し、
前記受信件数計数部により計数されるキーワードの受信件数は、前記電子看板装置周辺に存在中の前記携帯端末装置から受信したキーワードの受信件数であることを特徴とする電子看板表示システム。 - 請求項1に記載の電子看板表示システムであって、
前記制御部による優先的な表示とは、前記コンテンツの表示時間の延長であることを特徴とする電子看板表示システム。 - 請求項1又は2に記載の電子看板表示システムであって、
前記制御部による優先的な表示とは、前記コンテンツの表示回数の増大であることを特徴とする電子看板表示システム。 - 請求項1〜3のいずれか1つに記載の電子看板表示システムであって、
前記携帯側近距離通信部は、キーワード及び該キーワードの重み付け係数を送信し、
前記電子看板側近距離通信部は、前記キーワード及び該キーワードの重み付け係数を受信し、
前記受信件数計数部は、前記重み付け係数に応じて前記キーワードの受信件数を計数することを特徴とする電子看板表示システム。 - 請求項1〜4のいずれか1つに記載の電子看板表示システムであって、
前記制御部は、前記電子看板側近距離通信部により前記携帯端末装置から送信されて来たキーワードが受信されると、前記受信されたキーワードに対応付けられたコンテンツもしくは前記コンテンツに関する情報を前記電子看板側近距離通信部から前記携帯端末装置に送信することを特徴とする電子看板表示システム。 - 請求項5に記載の電子看板表示システムであって、
前記制御部は、複数のコンテンツ別に、前記コンテンツもしくは前記コンテンツに関する情報を前記電子看板側近距離通信部から前記携帯端末装置に送信した累積回数を求めることを特徴とする電子看板表示システム。 - 請求項1〜4のいずれか1つに記載の電子看板表示システムであって、
前記携帯端末装置は、コンテンツもしくはコンテンツに関する情報の要求を指示するために操作される操作部を有し、前記操作部の操作に応答して前記コンテンツもしくはコンテンツに関する情報の要求を前記携帯側近距離通信部から送信し、
前記制御部は、前記電子看板側近距離通信部により前記携帯端末装置から送信されて来た前記コンテンツもしくはコンテンツに関する情報の要求が受信されると、前記コンテンツもしくはコンテンツに関する情報を前記電子看板側近距離通信部から前記携帯端末装置に送信することを特徴とする電子看板表示システム。 - 請求項7に記載の電子看板表示システムであって、
前記制御部は、複数のコンテンツ別に、前記コンテンツもしくは前記コンテンツに関する情報を前記電子看板側近距離通信部から前記携帯端末装置に送信した累積回数を求めることを特徴とする電子看板表示システム。 - 複数のコンテンツを表示画面に切替え表示する電子看板装置であって、
前記各コンテンツとそれぞれのキーワードとの対応付けを記憶したキーワード記憶部と、
前記電子看板装置周辺で携帯端末装置から送信されて来たキーワードを受信する近距離通信部と、
前記キーワード記憶部で前記各コンテンツに対応付けられたそれぞれのキーワードについて、前記近距離通信部により受信されたキーワードの受信件数を計数する受信件数計数部と、
前記受信件数計数部で計数された各キーワードの受信件数に基づき、キーワードの受信件数が多くなるほど該キーワードに対応付けられたコンテンツを前記表示画面に優先的に表示する制御部とを有し、
前記受信件数計数部により計数されるキーワードの受信件数は、前記電子看板装置周辺に存在中の前記携帯端末装置から受信したキーワードの受信件数であることを特徴とする電子看板装置。 - 電子看板装置の表示画面に表示されるコンテンツに対応するキーワードを設定するキーワード設定部と、
当該携帯端末装置周辺に前記設定されたキーワードを送信する携帯側近距離通信部とを備えたことを特徴とする携帯端末装置。 - 携帯端末装置と、複数のコンテンツを表示画面に切替え表示する電子看板装置とを用いた電子看板表示方法であって、
前記携帯端末装置は、
前記携帯端末装置周辺にキーワードを送信し、
前記電子看板装置は、
前記電子看板装置周辺で前記携帯端末装置から送信されたキーワードを受信して、前記各コンテンツに予め対応付けられた前記各キーワード別に、受信されているキーワードの受信件数を計数し、
前記各キーワードの受信件数に基づき、キーワードの受信件数が多くなるほど該キーワードに対応付けられたコンテンツを前記表示画面に優先的に表示し、
前記キーワードの受信件数は、前記電子看板装置周辺に存在中の前記携帯端末装置から受信したキーワードの受信件数であることを特徴とする電子看板表示方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011038784A JP2012173719A (ja) | 2011-02-24 | 2011-02-24 | 電子看板表示システム、電子看板装置、携帯端末装置、及び電子看板表示方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Date | Code | Title | Description |
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A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20140513 |