JP2018028206A - 電子錠システム - Google Patents

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Abstract

【課題】室内に配置される室内端末を介することで利便性の高い電子錠システムを提供すること。【解決手段】建築物の部屋の扉に設けられ、前記扉の開錠信号又は施錠信号を受信すると前記扉を開錠又は施錠する電子錠と、前記部屋の室内に載置され、無線通信により前記電子錠へ開錠信号又は施錠信号を送信する室内端末とを備え、前記室内端末は、所定時間毎に前記電子錠との通信接続を確認する通信接続確認部を有することを特徴とする電子錠システム。【選択図】図1

Description

本発明は、遠隔操作により扉の施錠及び開錠を行う電子錠を用いた電子錠システムに関する。
近年、扉を自動で施錠及び開錠できる電子錠システムのニーズが高まっている。例えば、賃貸物件を借りる場合、見込み客を実際に室内に案内するいわゆる内覧が行われる。内覧を行うためには物件の家主等から鍵を借り受ける必要があり手続きが非常に煩わしいという問題がある。しかしながら、鍵を複製したり、物件近く(例えば、キーボックス内、ポスト内や機械室内)に鍵を隠したりしておくことはセキュリティ上好ましくない。また、オフィスにおいても、複数の従業員が出入りする場合、従業員の人数分だけ鍵を複製したり、オフィス近くに鍵を隠しておくことはセキュリティ上好ましくない。
また、近年では、部屋を貸す人と借りる人とをマッチングさせるサービスが提供されている。該サービスでは、業者を介することなく個人間で部屋を貸し借りすることができ、例えば、自宅を留守にする間、他人に貸し出すといったことが可能となる。しかしながら、この場合も、留守の間に他人に自宅の鍵を貸し出すことは、鍵を複製される虞がありセキュリティ上からも好ましくない。また、貸し出すたびに鍵を交換することは費用や手間の点からも好ましくない。
さらに、年、月、週、日等の期限付きで使用される施設場所、例えば月決めまたは年決めの賃貸住宅、マンスリー(またはウィークリー)マンション、貸し店舗、貸し別荘、貸し会議室等においても、鍵を借り受ける場合、手続きが非常に煩わしいという問題がある。また、受付を設けて人を配置すると人件費が嵩むため無人化したいという要望がある。
以上のように、扉を遠隔操作により施錠及び開錠できる電子錠システムが求められているが、従来の電子錠システムは、電子錠が予め扉に内蔵されているものが主流となっている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、電子錠が予め扉に内蔵されているタイプのものは、扉を交換する必要があり作業が非常に大がかりとなる問題がある。また、費用も高額となる問題がある。さらに、賃貸物件の場合は、そもそも扉を交換することができなかったり、退去時に扉をもとに戻す(原状回復を行う)必要があるという問題がある。
そこで、扉に後付けできる電子錠が提案されている(例えば、特許文献2参照)。この電子錠では、サムターンのスカート部と扉との間に取り付けベースを挟みこみ、サムターンを覆うようにして、この取り付けベースにサムターンを回転駆動する本体部を取り付けるため扉に電子錠を後付することができる。このため扉を交換する必要がなく作業が大がかりとならず、また、賃貸物件の場合は、退去時に扉をもとに戻す(原状回復を行う)ことも容易である。
特開平10−292688号公報 特開平9−217530号公報
しかしながら、後付できるタイプの電子錠は、配線工事を不要とするために無線通信により施錠信号や開錠信号を受信している。WiFi等による無線通信は非常に電力を消耗するためにバッテリの消耗も激しくなる。バッテリの残量が無くなると電子錠として機能しなくなるため、バッテリを頻繁に交換する必要が生じ、経済的でないだけでなく、非常に手間がかかるという問題がある。また、従来の電子錠システムは、電子錠に直接アクセスするために、設定変更等が容易でなく利便性が低いという問題がある。
本発明は、上記課題の解決のためになされたものであり、室内に配置される室内端末を介することで利便性の高い電子錠システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決すべく、本発明に係る電子錠システムは、建築物の部屋の扉に設けられ、前記扉の開錠信号又は施錠信号を受信すると前記扉を開錠又は施錠する電子錠と、前記部屋の室内に載置され、無線通信により前記電子錠へ開錠信号又は施錠信号を送信する室内端末とを備え、前記室内端末は、所定時間毎に前記電子錠との通信接続を確認する通信接続確認部を有することを特徴とする。
上記構成によれば、所定時間毎に、無線通信により電子錠との通信接続を確認するようにしているので電力の消耗を抑制することができる。すなわち、バッテリの消耗を抑制できるので、バッテリを頻繁に交換する必要がなく、非常に経済的に運用を行うことができる。また、定期的に通信接続を確認することで、電子錠及び/又は室内端末の盗難を抑制することができる。また、室内に配置される室内端末を介してデータをやり取りするので利便性が向上する。
また、本発明に係る電子錠システムの前記電子錠は、バッテリと、前記バッテリの残量を検出するバッテリ残量検出部とを有し、前記室内端末は、所定の時間毎に前記バッテリの残量を確認するバッテリ残量確認部を有することを特徴とする。
上記構成によれば、電子錠のバッテリの残量を確認することができるので、バッテリの残量に応じて交換又は充電する等の対策を行うことができる。このため、定期的にバッテリを交換又は充電するなどの対策を行う必要がなく、残量が十分あるにもかかわらずバッテリの交換をすることになり非常に経済的に運用することができる。
また、本発明に係る電子錠システムの前記室内端末は、撮像素子と、撮像を指示する撮像指示を受信すると前記撮像素子による撮像を行う撮像部とを有することを特徴とする。
上記構成によれば、管理者等が任意のタイミングで室内を撮像して、室内の様子を把握することができ、実際の予約者と使用者が異なる等、申告内容と実際の使用状況が異なる場合や、緊急事態等を検知することができ、契約トラブルや事件・事故を未然に防いだり、スムーズに解決することができる。
また、本発明に係る電子錠システムは、前記電子錠の開錠指示信号又は施錠指示信号を送信するユーザ端末をさらに備え、前記室内端末は、前記ユーザ端末から前記開錠指示信号又は前記施錠指示信号を受信すると無線通信により前記電子錠へ開錠信号又は施錠信号を送信することを特徴とする。
上記構成によれば、ユーザ端末からの開錠指示信号又は施錠指示信号を、インターネットを経由して室内端末で受信し、この室内端末から無線通信により電子錠へ開錠信号又は施錠信号を送信する。このため、通信エラーを抑制して、確実に電子錠を操作することができる。
また、本発明に係る電子錠システムの前記電子錠は、前記扉の施錠状態を検知する施錠状態検知部を有し、前記室内端末は、前記ユーザ端末から前記扉の施錠状態を確認する施錠状態確認指示信号を受信すると無線通信により前記電子錠へ施錠状態を確認する施錠状態確認信号を送信して、前記扉の施錠状態を確認する施錠状態確認部を有することを特徴とする。
上記構成によれば、扉の施錠状態を確認することができるので、退室時等の扉の閉め忘れ等を防止することができ、防犯上好ましい。
また、本発明に係る電子錠システムは、前記電子錠と、前記室内端末とがどの部屋に設置されているかが関連付けて記憶された第1のデータベースを有する管理装置を備え、前記室内端末は、前記電子錠と、前記室内端末とを関連付ける部屋の変更を受付ける第1のデータベース更新部を有することを特徴とする。
上記構成によれば、電子錠と、室内端末とがどの部屋に設置されているかが関連付けて記憶された第1のデータベースを有する管理装置を備えており、室内端末から第1のデータベース更新部を更新して電子錠と、室内端末とを関連付ける部屋を変更することができる。このため、電子錠及び/又は室内端末を設置する部屋を別の部屋に変更した際に、簡易に電子錠及び/又は室内端末と部屋との関連付けの設定を変更することができるので利便性に優れる。
また、本発明に係る電子錠システムの前記ユーザ端末は、認証情報を送信し、前記管理装置は、前記電子錠を操作可能なユーザの認証情報が登録されている第2のデータベースを参照して、前記ユーザ端末から送信される認証情報が前記第2のデータベースに登録されているかを認証する認証部と、前記認証部で認証された場合に、前記ユーザ端末による前記電子錠の操作を許可する操作許可部とを有することを特徴とする。
上記構成によれば、電子錠を操作できるユーザを認証し、認証されたユーザにのみ電子錠の操作を許可することができる。このため、マンションやアパート、ビル等の建築物内の部屋の一時利用者(例えば、会議室、社宅、民泊、内覧(内見)等による一時利用)や、建築物のメンテナンス(例えば、掃除、設備の補修等)業者にのみ電子錠の操作を許可することができセキュリティ性が向上する。
また、本発明に係る電子錠システムの前記第2のデータベースには、前記電子錠を操作可能な時間帯が前記認証情報に関連づけて登録され、前記認証部は、前記認証情報を受信した受信日時に操作可能な前記電子錠があるかを確認することを特徴とする。
上記構成によれば、電子錠を操作できるユーザを認証することに加え、電子錠を操作できる時間帯についても認証するようにしたので、マンションやアパート、ビル等の建築物内の部屋を一時利用(例えば、会議室、社宅、民泊、内覧(内見)等による一時利用)する時間帯や、建築物のメンテナンス(例えば、掃除、設備の補修等)の時間帯にのみ電子錠の操作を許可することでセキュリティ性がさらに向上する。
また、本発明に係る電子錠システムの管理装置は、前記部屋の一時利用の予約を受付ける予約受付部と、前記予約受付部で受付けられた前記部屋を一時利用する時間帯を、前記電子錠を操作可能な時間帯として、前記認証情報に関連付けて前記第2のデータベースに登録する第2のデータベース更新部とを有することを特徴とする。
上記構成によれば、電子錠を操作できる時間帯を予約できるようにしたので、マンションやアパート、ビル等の建築物内の部屋を一時利用(例えば、会議室、社宅、民泊、内覧(内見)等による一時利用)する時間帯や建築物のメンテナンス(例えば、掃除、設備の補修等)の時間帯を予約しておき、実際に使用する際に電子錠を操作することができるのでユーザの利便性がさらに向上する。
以上説明したように、本発明によれば、室内に配置される室内端末を介することで利便性の高い電子錠システムを提供することができる。
本実施形態に係る電子錠システムの構成図である。 本実施形態に係る室内端末の構成図である。 本実施形態に係る電子錠の構成図である。 本実施形態に係る電子錠の使用状態を示す図である。 本実施形態に係る管理装置(サーバ)の構成図である。 本実施形態に係るユーザ端末の構成図である。 本実施形態に係る電子錠システムの動作を示すフローチャートである。 本実施形態に係る電子錠システムの動作を示すフローチャートである。 本実施形態に係る電子錠システムの動作を示すフローチャートである。 本実施形態に係る電子錠システムの動作を示すフローチャートである。 本実施形態に係る電子錠システムの動作を示すフローチャートである。 本実施形態に係る電子錠システムの動作を示すフローチャートである。 本実施形態に係る電子錠システムの動作を示すフローチャートである。 本実施形態に係る電子錠システムの動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(実施形態)
図1は、本実施形態に係る電子錠システムの構成図である。本実施形態に係る電子錠システムは、例えば、会議室、社宅、民泊、内覧(内見)、メンテナンス(例えば、掃除、設備の補修等)等、マンションやアパート、ビル等の建築物内の部屋の一時利用を管理するためのシステムである。
図1に示すように、本実施形態に係る電子錠システムは、建築物の部屋内(室内)に設置される室内端末100と、部屋の扉D(の室内側)に設けられた電子錠200と、管理装置(サーバ)300と、ユーザ端末400とを備えている。室内端末100、電子錠200、管理装置(サーバ)300及びユーザ端末400は、WifiやBluetooth(登録商標)等の無線LANや有線LAN及び公衆回線等のネットワーク500により互いに接続され、データ通信が可能となっている。
(室内端末100)
図2は、本実施形態に係る室内端末100の構成図である。室内端末100は、例えば、タブレット端末であり、設置された部屋の扉に取り付けられている電子錠200と無線通信し、電子錠200に施錠信号及び開錠信号を送信する。また、室内端末100は、電子錠200の施錠状態やバッテリの残量等を確認する。
図2に示すように、室内端末100は、無線通信部101、通信接続確認部102、バッテリ残量確認部103、撮像部104、施錠状態確認部105、操作受付部106、マイク107、スピーカ108、表示装置109、制御部110、バッテリ111及び識別子格納部112を有する。
無線通信部101は、電子錠200と無線通信により(指示信号を含む)データの送受信を行う。また、室内のアクセスポイント(例えば、Wi-Fiルータ等)を介して管理装置300と(指示信号を含む)データの送受信を行う。
通信接続確認部102は、所定時間毎に電子錠200との通信接続を確認する。バッテリ残量確認部103は、所定の時間毎に電子錠200のバッテリの残量を確認する。具体的には、電子錠200のバッテリ205の電圧からバッテリ205の残量を算出する。撮像部104は、CMOSイメージセンサやCCDイメージセンサ等の固体撮像素子を有し、撮像を指示する撮像指示を受信すると固体撮像素子による撮像を行う。
施錠状態確認部105は、ユーザ端末400から扉Dの施錠状態を確認する施錠状態確認指示信号を受信すると、無線通信により電子錠200へ施錠状態を確認する施錠状態確認信号を送信して、扉Dの施錠状態を確認する。
操作受付部106は、例えば、タッチパッド等を有し、ユーザによる操作入力を受け付ける。マイク107は、マイクロフォンであり、音を電気信号に変換する。スピーカ108は、電気信号を音楽や音声などの音に変換する。表示装置109は、例えば、液晶装置や有機ELであり、電子錠システムの操作・管理に必要な画面を表示する。制御部110は、室内端末100を制御する。バッテリ111は、1次電池又は2次電池であり、室内端末100へ電力を供給する。識別子格納部112は、例えば、不揮発性メモリであり、室内端末100の固有の識別子(TID)を格納する。なお、室内端末100のマイク107、スピーカ108、表示装置109を利用して、部屋の一時利用者と、部屋の管理者やシステム開発者とがTV通話を行うことができるように構成してもよい。
(電子錠200)
図3は、本実施形態に係る電子錠200の構成図である。図3に示すように、電子錠200は、サムターン把持部201、本体部202、無線通信部203、駆動機構204、バッテリ205、バッテリ残量検出部206、施錠状態検知部207、識別子格納部208及び制御部209を有する。
電子錠200は、サムターン把持部201及び本体部202で構成される。サムターン201は、一端側が本体部202に回転可能に連結され、他端側が扉DのサムターンSのつまみTを保持できるように構成されている。本体部202には、無線通信部203、駆動機構204、バッテリ205、バッテリ残量検出部206、施錠状態検知部207、識別子格納部208及び制御部209が収容されている。
無線通信部203は、室内端末100と無線通信により(指示信号を含む)データの送受信を行う。駆動機構204は、モータ等の駆動源を有し、サムターン把持部201を回転動作させ、扉Dを施錠及び開錠する。バッテリ205は、1次電池又は2次電池であり、電子錠200へ電力を供給する。バッテリ残量検出部206は、例えば、電圧計であり、バッテリ205の電圧を検出する。なお、電圧以外の方法により、バッテリ205の残量を検出するようにしてもよい。
施錠状態検知部207は、サムターン把持部201の回転角度を検知するセンサで構成され、サムターン把持部201の回転角度から扉Dが施錠状態であるか開錠状態であるかを検出する。なお、サムターン把持部201の回転角度を検知するセンサは、接触型、非接触型のどちらで構成されていても構わない。識別子格納部208は、例えば、不揮発性メモリであり、電子錠200の固有の識別子(NID)を格納する。制御部209は、電子錠200を制御する。
図4は、本実施形態に係る電子錠200の使用状態を示す図である。図4に示すように、電子錠200は、部屋の扉Dの室内側に両面テープDST等により取り付けられる。電子錠200は、扉DのサムターンSを回転させることにより扉DのデットボルトDBを動作させて扉Dを施錠又は開錠する。電子錠200は、サムターンSのツマミTを挟持する挟持機構210を有しており、この挟持機構210を回転動作させることでサムターンSを回転動作させる。
電子錠200は、無線通信用のアンテナを有し、室内端末100から送信される管理装置300からの開錠信号又は施錠信号を無線信号により受信し、この無線受信した開錠信号又は施錠信号に基づいて扉DのサムターンSを回転させ扉Dを開錠又は施錠する。なお、扉Dの開錠後にドアノブDNを回すとラッチボルトLBが扉D側に収容されて扉Dを開くことができる。
(管理装置(サーバ)300)
図5は、本実施形態に係る管理装置(サーバ)の構成図である。図5に示すように、管理装置300は、送受信部301と、データベース302(第1,第2のデータベース)と、認証部303と、操作許可部304と、予約受付部305と、データベース更新部306(第1,第2のデータベース更新部)と、制御部307とを有する。以下、簡単に各構成について説明するが、各構成の詳細動作については図7〜図9を参照して後述する。
送受信部301は、ネットワーク500を介して、室内端末100及びユーザ端末400とデータを送受信する。具体的には、送受信部301は、ユーザ端末400から送信される開錠指示信号、施錠指示信号、バッテリ残量確認指示信号、施錠状態確認指示信号及び認証情報等を受信する。また、送受信部301は、室内端末100に対し電子錠200の開錠信号、施錠信号、バッテリ残量確認信号及び施錠状態確認信号等を送信する。
データベース302には、電子錠200を操作可能なユーザUの認証情報と、ユーザUが電子錠200を操作可能な時間帯(利用時間帯)とが関連づけて登録されている。また、データベース302には、物件データ及びアカウントデータが記憶されている。
具体的には、以下の表1に示すように、データベース302には、建築物のID(BID)に、テキストデータ(例えば、建築物名(例:○○レジデンス)、建築物の住所、最寄り駅、最寄り駅からの距離等の案内文)、画像データ(建築物の外観、内装等の写真、地図等)等が関連付けて登録されている。
Figure 2018028206
また、以下の表2に示すように、各建築物のID(BID)には、該建築物の部屋のID(RID)、部屋の扉に取り付けられている電子錠200のID(NID)、室内に設置されている室内端末100のID(TID)、テキストデータ(例えば、部屋名(例:201号室)、部屋の広さ、階数、収容人数、利用料金、ディスクレーム等の案内文)、画像データ(部屋の内装等の写真)等が関連付けて登録されている。
Figure 2018028206
また、以下の表3に示すように、各部屋のID(RID)には、該部屋の予約状況(ユーザID(UID)、利用時間帯(利用日、開始時間、終了時間)、設備使用の有無、利用料金)等が関連付けて登録されている。
Figure 2018028206
なお、設備には、一時利用する部屋が民泊や社宅等の宿泊施設である場合には、寝具、アメニティ(シャンプー類・石けん・歯ブラシ・かみそり・くし・シャワーキャップ・化粧品などの備品)等が該当し、一時利用する部屋が貸会議室である場合には、テーブル、椅子、プロジェクタ等が該当する。
また、表4に示すように、ユーザID(UID)には、アカウントデータ、例えば、アカウントID(AID)、パスワード(PW)、携帯電話番号、住所、氏名、会社名、メールアドレス、証明書(例えば、免許証、保険証など)の画像データ等のユーザ情報が関連づけて登録されている。なお、個人で登録している場合には、会社名は入力しなくともよい仕様としてもよい。ここで、ユーザ情報は、認証情報として利用される。本実施形態では、アカウントIDとパスワード又は携帯電話番号が認証情報として利用されるが、その他のユーザ情報を認証情報として利用してもよい。
Figure 2018028206
認証部303は、ユーザ端末400から送信される認証情報(ユーザ情報)がデータベース302に登録されているかを認証する。また、認証部303は、開錠指示信号を受信した受信日時に、認証したユーザが操作可能な(予約している)電子錠200があるか(存在するか)を認証する。
例えば、ユーザID(UID)がU001のユーザの場合、表4にユーザ情報が登録されていることから、認証部303は、ユーザ端末400から送信される認証情報(ユーザ情報)がデータベース302に登録されていることを認証する。そして、ユーザID(UID)がU001のユーザのユーザ端末400から開錠指示信号を受信した受信日時に操作可能な電子錠200が存在するか表3を参照して認証する。
具体的には、認証部303は、表2を参照して、表3の部屋に関連付けれた建築物のID(BID)を認識し、認証したユーザが操作可能な(予約している)電子錠200があるか(存在するか)を認証する。
操作許可部304は、ユーザ端末400送信される認証情報がデータベース302に登録されており、操作可能な電子錠200があることが認証部303で認証された場合に、認証情報を送信したユーザ端末400に対し、操作可能な(予約している)電子錠200の操作を許可する。
予約受付部305は、部屋の一時利用の予約を受付ける。なおこの予約には、利用する部屋及び一時利用の時間帯(利用時間帯)の情報が含まれている。
データベース更新部306は、予約受付部305で受付けられた部屋を一時利用する時間帯(利用時間帯)を、電子錠200を操作可能な時間帯として、ユーザ情報(認証情報)に関連付けてデータベース302に登録する。また、受付けられた室内端末100及び電子錠200を関連付ける部屋の変更に基づいてデータベース302を更新する。さらに、制御部370は、管理装置(サーバ)300全体を制御する。
(ユーザ端末400)
図6は、本実施形態に係るユーザ端末400の構成図である。ユーザ端末400は、例えば、ユーザUが携帯するスマートフォンや携帯電話(いわゆるガラケー)、PC(Personal Computer)である。ユーザUは、ユーザ端末400を用いて、図1を参照して説明した建築物内の部屋の一時利用を予約する。また、ユーザは、ユーザ端末400を用いて、予約した建築物内の部屋の扉に設けられている電子錠200を操作して部屋の一時利用(例えば、会議室、社宅、民泊、内覧(内見)、掃除、設備の補修等)を行う。
なお、ユーザ端末400には、建築物内の部屋を管理する管理者用の端末、建築物内の部屋を利用する利用者用の端末及び本実施形態の電子錠システムを開発する開発者用の端末等が含まれる。
図6に示すように、ユーザ端末400は、送受信部401と、記憶部402と、表示装置403と、入力装置404と、制御部405と、バッテリ406とを有している。以下、簡単に各構成について説明するが、各構成の詳細動作については図7〜図14を参照して後述する。
送受信部401は、無線アンテナを有し、ネットワーク500を介して管理装置(サーバ)300とデータを送受信する。記憶部402には、ユーザ端末400の固有の識別子である携帯電話番号が記憶されている。ユーザ端末400が携帯電話(いわゆるガラケー)である場合、この携帯電話番号は、ユーザが、ユーザ端末400を用いて、図1を参照して説明した建築物内の部屋の一時利用を予約したり、予約した建築物内の部屋の扉Dに設けられている電子錠200を操作する際の認証情報として利用される。
表示装置403は、例えば、液晶パネルや有機LEDパネルであり、ユーザUが建築物内の部屋の一時利用を予約したり、予約した建築物内の部屋の扉Dに設けられている電子錠200を操作する際に必要な画面が表示されるほか、アカウントの作成や一時利用の予約をする際に必要な画面が表示される。
入力装置404は、例えば、タッチパネルや入力キーであり、ユーザUがアカウントの作成や一時利用の予約をする際に利用されるほか、予約した建築物内の部屋の扉Dに設けられている電子錠200を操作する際に利用される。
制御部405は、ユーザ端末400全体を制御する。バッテリ406は、1次電池又は2次電池であり、ユーザ端末400に電力を供給する。
(電子錠システムの動作)
図7〜図14は、本実施形態に係る電子錠システムの動作を示すフローチャートである。以下、図1〜図14を参照して、本実施形態に係る電子錠システムの動作について説明する。
(通信接続の確認動作)
図7は、電子錠システムにおける通信接続の確認動作のフローチャートである。初めに、室内端末100の通信接続確認部102は、所定時間毎、例えば、30分毎に電子錠200との通信接続を確認する。具体的には、通信接続確認部102は、所定の時間毎に電子錠200の無線通信部203との通信接続を確認する(S101)。この通信の確認には、例えば、室内端末102から通信確認要求を送信し、電子錠200からの応答を受信することが考えられる。なお、他の方法により室内端末100と電子錠200との通信接続を確認するようにしてもよいことは言うまでもない。
(バッテリ残量の確認動作)
図8は、電子錠システムにおけるバッテリ残量の確認動作のフローチャートである。初めに、室内端末100のバッテリ残量確認部103は、所定の時間毎、例えば、30分毎に電子錠200のバッテリの残量を確認する。具体的には、バッテリ残量確認部103は、所定の時間毎に電子錠200のバッテリ残量検出部206に計測した電圧を送信するように指示する(S201)。バッテリ残量確認部103は、電子錠200の無線通信部203を介して送信される電圧から電子錠200のバッテリ残量を算出することでバッテリの残量を確認する(S202)。
なお、この実施形態では、バッテリ残量を電圧から算出しているが他の手法により電子錠200のバッテリ残量を確認するようにしてもよい。また、室内端末100の表示装置109にバッテリ残量検出部206で計測された残量を表示するようにしてもよい。さらに、バッテリの残量が所定の閾値未満もしくは閾値以下となった場合、アラートを通知するようにしてもよい。このアラートの通知は、室内端末100の表示装置109に表示するようにしてもよいし、スピーカ108から音声出力してもよい。また、アラートを管理者用やシステム開発者用のユーザ端末400へ通知するようにしてもよい。さらに、電子錠200のバッテリ残量及びアラート通知は、管理装置300でも確認できるように構成することが好ましい。
(撮像動作)
図9は、電子錠システムにおける撮像動作のフローチャートである。初めに、室内端末100の撮像部104は、例えば、管理者用のユーザ端末400から送信される撮像を指示する撮像指示を受信すると固体撮像素子による撮像を行う(S301)。室内端末100の撮像部104は、撮像した撮像データを、無線通信部101を介して管理装置300へ送信する(S302)。管理装置300に送信された撮像データは、撮像した室内端末100のIDに関連付けて記憶(格納)される。また、室内端末100での撮像データは、管理人用やシステム開発者用のユーザ端末400にも送信されるため、該ユーザ端末400で確認することもできる。
(施錠状態の確認動作)
図10は、電子錠システムにおける施錠状態の確認動作のフローチャートである。初めに、室内端末100の施錠状態確認部105は、ユーザ端末400から扉Dの施錠状態を確認する施錠状態確認指示信号を受信すると(S401)、無線通信により電子錠200へ施錠状態を確認する施錠状態確認信号を送信する(S402)。施錠状態確認信号を受信した電子錠200の施錠状態検知部207は、サムターン把持部201の回転角度から扉Dが施錠状態であるか開錠状態であるかを検出する(S403)。
次に、施錠状態検知部207は、検出した扉Dの施錠状態を、無線通信部203を介して室内端末100へ送信する(S404)。室内端末100の施錠状態確認部105は、電子錠200から送信される扉Dの施錠状態の検出結果に基づいて扉Dの施錠状態を確認し(S405)、その結果をユーザ端末400へ送信する(S406)。
(関連付けの変更)
図11は、室内端末100と、電子錠200とが関連付けられている部屋を変更する際の動作を示すフローチャートである。初めに、ユーザは、室内端末100を操作して、電子錠200と、室内端末100とを関連付ける部屋の変更を受付ける画面を表示する指示すると、電子錠200と、室内端末100とを関連付ける部屋の変更を受付ける画面が表示装置109に表示される(S501)。次に、ユーザは、表示装置109に表示された画面を操作して、電子錠200と、室内端末100とを関連付ける部屋の変更を指示すると、該変更操作が操作受付部106(第1の受付部)で受け付けられる(S502)。ここで、室内端末100と、電子錠200との部屋への関連付けの変更は、室内端末100又は電子錠200の少なくとも一方の関連付けを変更することができるように構成されている。
操作受付部106(第1の受付部)で受け付けられた変更は、無線通信部101を介して管理装置300へ送信される(S503)。管理装置300では、電子錠200と、室内端末100とを関連付ける部屋の変更を受信すると、データベース更新部306によりデータベース302の表2が受信した内容で更新(変更)される(S504)。
なお、室内端末100と、電子錠200とが関連付けられている部屋の変更、すなわちデータベース302の更新は、室内端末100だけでなく、管理者や開発者用のユーザ端末400から変更可能なように構成してもよい。この場合、管理者や開発者用のユーザ端末400に電子錠200と、室内端末100とを関連付ける部屋の変更操作を受け付ける操作受付部(第1の受付部)を有するように構成される。
(アカウント作成)
次に、図12を参照してアカウント作成の手順について説明する。ユーザUは、ユーザ端末400の入力装置404を操作して、電子錠システムのアカウント作成のWEBサイトへアクセスする(S601)。ユーザ端末400の表示装置403にアカウント作成のページが表示される(S602)。次に、ユーザUは、ユーザ端末400の入力装置404を操作してアカウント作成に必要なユーザ情報(例えば、住所、氏名、連絡先、携帯電話番号、メールアドレス)を登録する(S603)。なお、ここで登録するユーザ情報は、認証情報として利用される。
また、ユーザUは、ユーザ端末400の入力装置404を操作して自身を証明する証明書(例えば、免許証、保険証)の画像をアップロードして登録する(S604)。全ての事項の登録が完了すると、電子錠システムの運用者により証明書の確認(本人確認)が行われ、確認が取れるとアカウントIDとPW(Password)が発行される(S605)。発行されたアカウントIDとPWは、S103で登録した連絡先に送信される。なお、このアカウント作成は、ユーザ端末400以外(例えば、PC(Personal Computer)やタブレット端末)からも行うことができる。なお、アカウントIDとPWをユーザが設定できるようにしてもよい。
(一時利用の予約)
次に、図13を参照して、電子錠システムの予約時の動作を説明する。ユーザは、ユーザ端末400を利用して管理装置300にアクセスし、ユーザID及びパスワードを入力してログインする(S701)。ログイン後、管理装置300の制御部370は、データベース302に記憶されている部屋の一覧データを端末装置400に送信するよう送受信部301へ指示する。
管理装置300から送信される部屋の一覧データは、ユーザ端末400で受信され、表示装置403に表示される(S702)。次に、ユーザが入力装置404を利用して、部屋の一覧から一時利用する部屋を選択すると(S703)、該選択が送受信部401から管理装置300へと送信される。
管理装置300の制御部370は、部屋が選択されると、選択された部屋の予約状況を示すデータを送信するよう送受信部301に指示する。管理装置300から送信された予約状況は、ユーザ端末400で受信され、表示装置403に表示される(S704)。次に、ユーザが予約状況を確認して、空いている時間帯に一時利用の予約を行うと、送受信部401により、部屋を一時利用する時間帯(利用時間帯(利用の日付、開始時間及び終了時間))が管理装置300へと送信される。
管理装置300の予約受付部305は、ユーザ端末400から送信される予約指示を受付け(S705)、データベース更新部306は、予約受付部305で受付けられた部屋を一時利用する時間帯(利用時間帯)を、電子錠200を操作可能な時間帯として、S701でユーザID及びパスワードを入力してログインしたユーザのユーザ情報(認証情報)に関連付けてデータベース302に登録し、予約内容の登録を完了する(S706)。
なお、この部屋の一時利用の予約は、ユーザ端末400以外の端末(例えば、PC(Personal Computer)やタブレット端末)からも行うことができる。
(電子錠200の開錠)
次に、図14を参照して、本実施形態に係る電子錠システムの開錠時の動作を説明する。ユーザ端末400がスマートフォン等のブラウザの閲覧機能を備えている場合、ユーザUは、予約した部屋まで来場すると、ユーザ端末400を操作して、ログイン用のWEBサイトにアクセスして、アカウントID及びパスワードを入力する。入力したアカウントID及びパスワード(認証情報)は、ユーザ端末400の送受信部401により管理装置300に送信される(S801)。
また、ユーザ端末400が携帯電話(いわゆるガラケー)である場合、ユーザUは、予約した部屋の建築物まで来場すると、ユーザ端末400を操作して、専用ダイヤルに電話することで、ユーザ端末400の送受信部401により認証情報(携帯電話番号)が管理装置300に送信される(S801)。
管理装置300の認証部303では、ユーザ端末400から送信される認証情報がデータベースに記憶されているかを認証する(S802)。次に、認証部303は、認証情報を受信した日時に操作可能な電子錠200がデータベース302に登録されているか(存在するか)を認証する(S803)。
認証部303で、認証情報及び操作可能な電子錠200の登録(存在)が認証された場合(S802及びS803のYes)、操作許可部304は、認証したユーザUのユーザ端末400に対し、電子錠200の操作を許可する(S804)。また、管理装置300の送受信部301は、S802で認証したユーザが予約している電子錠200の情報(予約一覧)を認証したユーザ端末400へ送信する。
ユーザ端末400では、管理装置300から送信される操作可能な電子錠200の情報が表示装置403に表示される(S805)。この際、操作許可部304により操作が許可されている電子錠200だけが開錠操作可能な状態で表示装置403に表示され、操作許可部304により操作が許可されていないその他の予約されている電子錠200については、操作できない状態で表示される(例えば「この鍵はまだ利用できません」と表示装置403に表示される)。
ユーザUは、表示された電子錠200を確認してユーザ端末400の入力装置404を操作し、操作可能な電子錠200のうち開錠又は施錠したい扉Dの開錠を指示する。すると、管理装置300の送受信部301は、扉Dの開錠又は施錠を指示する開錠指示信号又は施錠指示信号を室内端末100へ送信する(S806)。次に、室内端末100は、管理装置300からの指示に基づいて、開錠信号又は施錠信号を電子錠200へ送信する(S807)。
電子錠200は、室内端末100から送信される開錠信号又は施錠信号を受信すると扉Dを開錠又は施錠する(S808)。また、認証部303で認証されない場合(S802又はS803のNo)、ユーザ端末400の表示装置403にはエラーが表示される(S809)。
つまり、スマートフォン等、ブラウザ表示が可能なユーザ端末400を携帯したユーザUは、一時利用を予約した部屋まで来るとログインを行う。ログインを行うことでユーザUの認証が行われ、予約した部屋を利用する為に必要な電子錠200の情報が管理装置300からユーザ端末400に送信される。ユーザUは、ユーザ端末400に表示された電子錠200を指定して開錠操作を指示することで室内端末100を介して扉Dが開錠される。また、部屋を退去する際は、施錠操作を行うことで室内端末100を介して扉Dが施錠される。
また、携帯電話(いわゆるガラケー)のユーザ端末400を携帯したユーザUは、予約した部屋で来ると、専用ダイヤルに電話することで、携帯電話番号による認証が行われる。該認証後、利用可能な電子錠200の情報が音声により通知されるので、ユーザUは、ユーザ端末400を操作して電子錠200を指定して開錠操作を指示することで室内端末100を介して扉Dが開錠される。また、部屋を退去する際は、施錠操作を指示することで室内端末100を介して扉Dが施錠される。
以上のように、本実施形態に係る電子錠システムは、建築物の部屋の扉に設けられ、扉Sの開錠信号又は施錠信号を受信すると扉Sを開錠又は施錠する電子錠200と、部屋の室内に載置され、無線通信により電子錠200へ開錠信号又は施錠信号を送信する室内端末100とを備えている。そして室内端末100は、所定時間毎に電子錠200との通信接続を確認する通信接続確認部を有している。
つまり、本実施形態では、室内端末100は、所定時間毎に、無線通信により電子錠200との通信接続を確認するようにしているので電力の消耗を抑制することができる。すなわち、バッテリの消耗を抑制できるので、バッテリを頻繁に交換する必要がなく、非常に経済的に運用を行うことができる。また、定期的に通信接続を確認することで、電子錠200及び/又は室内端末100の盗難を抑制することができる。また、室内に配置される室内端末を介してデータをやり取りするので利便性が向上する。
また、本実施形態に係る電子錠システムの電子錠200は、バッテリと、バッテリの残量を検出するバッテリ残量検出部とを有している。また、室内端末100は、所定の時間毎に電子錠200のバッテリの残量を確認するバッテリ残量確認部を有している。
つまり、本実施形態では、電子錠200のバッテリの残量を確認することができるので、バッテリの残量に応じて交換又は充電する等の対策を行うことができる。このため、定期的にバッテリを交換又は充電するなどの対策を行う必要がなく、残量が十分あるにもかかわらずバッテリの交換をすることになり非常に経済的に運用することができる。
また、本実施形態に係る電子錠システムの室内端末100は、撮像素子と、撮像を指示する撮像指示を受信すると撮像素子による撮像を行う撮像部104とを有している。つまり、本実施形態では、管理者等が任意のタイミングで室内を撮像して、室内の様子を把握することができ、実際の予約者と使用者が異なる等、申告内容と実際の使用状況が異なる場合や、緊急事態等を検知することができ、契約トラブルや事件・事故を未然に防いだり、スムーズに解決することができる。
また、本実施形態に係る電子錠システムは、電子錠20の開錠指示信号又は施錠指示信号を送信するユーザ端末400をさらに備え、室内端末200は、ユーザ端末400から開錠指示信号又は施錠指示信号を受信すると無線通信により電子錠200へ開錠信号又は施錠信号を送信している。
つまり、本実施形態では、ユーザ端末400からの開錠指示信号又は施錠指示信号を、インターネットを経由して室内端末100で受信し、この室内端末100から無線通信により電子錠200へ開錠信号又は施錠信号を送信する。このため、通信エラーを抑制して、確実に電子錠200を操作することができる。
また、本実施形態に係る電子錠システムの電子錠200は、扉Sの施錠状態を検知する施錠状態検知部を有している。また、室内端末100は、ユーザ端末400から扉Dの施錠状態を確認する施錠状態確認指示信号を受信すると無線通信により電子錠200へ施錠状態を確認する施錠状態確認信号を送信して、扉Dの施錠状態を確認する施錠状態確認部を有している。つまり、本実施形態では、扉Dの施錠状態を確認することができるので、退室時等の扉Dの閉め忘れ等を防止することができ、防犯性に優れる。
また、本実施形態に係る電子錠システムは、電子錠200と、室内端末100とがどの部屋に設置されているかが関連付けて記憶された第1のデータベースを有する管理装置(サーバ)300を備える。そして、室内端末100は、電子錠200と、室内端末100とを関連付ける部屋の変更を受付ける第1の受付部を有している。ここで、室内端末100と、電子錠200との部屋への関連付けの変更は、室内端末100又は電子錠200の少なくとも一方の関連付けを変更することができるように構成されている。
つまり、本実施形態では、管理装置(サーバ)300が、電子錠200と、室内端末100とがどの部屋に設置されているかが関連付けて記憶された第1のデータベースを有し、室内端末100から第1のデータベース更新部を更新して電子錠200と、室内端末100とを関連付ける部屋を変更することができる。このため、電子錠200及び/又は室内端末100を設置する部屋を別の部屋に変更した際に、簡易に電子錠200及び/又は室内端末100と部屋との関連付けの設定を変更することができるので利便性に優れる。
なお、室内端末100と、電子錠200とが関連付けられている部屋の変更、すなわちデータベース302の更新は、室内端末100だけでなく、管理者や開発者用のユーザ端末400から変更可能なように構成してもよい。この場合、管理者や開発者用のユーザ端末400に電子錠200と、室内端末100とを関連付ける部屋の変更操作を受け付ける操作受付部(第1の受付部)を有するように構成される。
また、本実施形態に係る電子錠システムのユーザ端末400は、認証情報を送信し、管理装置(サーバ)300は、電子錠200を操作可能なユーザの認証情報が登録されている第2のデータベースを参照して、ユーザ端末200から送信される認証情報が第2のデータベースに登録されているかを認証する認証部303と、認証部303で認証された場合に、ユーザ端末400による電子錠200の操作を許可する操作許可部304とを有している。
上記構成によれば、電子錠200を操作できるユーザを認証し、認証されたユーザにのみ電子錠200の操作を許可するので、マンションやアパート、ビル等の建築物内の部屋の一時利用者(例えば、会議室、社宅、民泊、内覧(内見)等による一時利用)や、建築物のメンテナンス(例えば、掃除、設備の補修等)業者にのみ電子錠200の操作を許可することができセキュリティ性が向上する。
また、本実施形態に係る電子錠システムの第2のデータベース302には、電子錠200を操作可能な時間帯が認証情報に関連づけて登録され、認証部303は、認証情報を受信した受信日時に操作可能な電子錠200があるかを確認している。
上記構成によれば、電子錠200を操作できるユーザを認証することに加え、電子錠200を操作できる時間帯についても認証するようにしたので、マンションやアパート、ビル等の建築物内の部屋を一時利用(例えば、会議室、社宅、民泊、内覧(内見)等による一時利用)する時間帯や、建築物のメンテナンス(例えば、掃除、設備の補修等)の時間帯にのみ電子錠200の操作を許可することでセキュリティ性がさらに向上する。
また、本実施形態に係る電子錠システムの管理装置300は、部屋の一時利用の予約を受付ける予約受付部305と、予約受付部305で受付けられた部屋を一時利用する時間帯を、電子錠を操作可能な時間帯として、認証情報に関連付けて第2のデータベースに登録する第2のデータベース更新部306とを有している。
上記構成によれば、電子錠200を操作できる時間帯を予約できるようにしたので、マンションやアパート、ビル等の建築物内の部屋を一時利用(例えば、会議室、社宅、民泊、内覧(内見)等による一時利用)する時間帯や建築物のメンテナンス(例えば、掃除、設備の補修等)の時間帯を予約しておき、実際に使用する際に電子錠200を操作することができるのでユーザの利便性がさらに向上する。
以上で説明したように、本発明は、マンションやアパート、ビル等の建築物や建築物内の部屋を一時利用(例えば、会議室、社宅、民泊、内覧(内見)等による一時利用)する際に利用することができる。
100 室内端末
101 無線通信部
102 通信接続確認部
103 バッテリ残量確認部
104 撮像部
105 施錠状態確認部
106 操作受付部
107 マイク
108 スピーカ
109 表示装置
110 制御部
111 バッテリ
112 識別子格納部
200 電子錠
201 サムターン把持部
202 本体部
203 無線通信部
204 駆動機構
205 バッテリ
206 バッテリ残量検出部
207 錠状態検知部
208 識別子格納部
209 制御部
300 管理装置(サーバ)
301 送受信部
302 データベース
303 認証部
304 操作許可部
305 予約受付部
306 データベース更新部
307 制御部
400 ユーザ端末
401 送受信部
402 記憶部
403 表示装置
404 入力装置
405 制御部
406 バッテリ
500 ネットワーク
D 扉
S サムターン
T ツマミ

Claims (9)

  1. 建築物の部屋の扉に設けられ、前記扉の開錠信号又は施錠信号を受信すると前記扉を開錠又は施錠する電子錠と、
    前記部屋の室内に載置され、無線通信により前記電子錠へ開錠信号又は施錠信号を送信する室内端末とを備え、
    前記室内端末は、所定時間毎に前記電子錠との通信接続を確認する通信接続確認部を有することを特徴とする電子錠システム。
  2. 前記電子錠は、バッテリと、前記バッテリの残量を検出するバッテリ残量検出部とを有し、
    前記室内端末は、所定の時間毎に前記バッテリの残量を確認するバッテリ残量確認部を有することを特徴とする請求項1に記載の電子錠システム。
  3. 前記室内端末は、撮像素子と、撮像を指示する撮像指示を受信すると前記撮像素子による撮像を行う撮像部とを有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子錠システム。
  4. 前記電子錠の開錠指示信号又は施錠指示信号を送信するユーザ端末をさらに備え、
    前記室内端末は、前記ユーザ端末から前記開錠指示信号又は前記施錠指示信号を受信すると無線通信により前記電子錠へ開錠信号又は施錠信号を送信することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の電子錠システム。
  5. 前記電子錠は、前記扉の施錠状態を検知する施錠状態検知部を有し、
    前記室内端末は、前記ユーザ端末から前記扉の施錠状態を確認する施錠状態確認指示信号を受信すると無線通信により前記電子錠へ施錠状態を確認する施錠状態確認信号を送信して、前記扉の施錠状態を確認する施錠状態確認部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の電子錠システム。
  6. 前記電子錠と、前記室内端末とがどの部屋に設置されているかが関連付けて記憶された第1のデータベースを有する管理装置を備え、
    前記室内端末は、前記電子錠と、前記室内端末とを関連付ける部屋の変更を受付ける第1の受付部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の電子錠システム。
  7. 前記ユーザ端末は、認証情報を送信し、
    前記管理装置は、前記電子錠を操作可能なユーザの認証情報が登録されている第2のデータベースを参照して、前記ユーザ端末から送信される認証情報が前記第2のデータベースに登録されているかを認証する認証部と、前記認証部で認証された場合に、前記ユーザ端末による前記電子錠の操作を許可する操作許可部とを有することを特徴とする請求項6に記載の電子錠システム。
  8. 前記第2のデータベースには、前記電子錠を操作可能な時間帯が前記認証情報に関連づけて登録され、
    前記認証部は、前記認証情報を受信した受信日時に操作可能な前記電子錠があるかを確認することを特徴とする請求項7に記載の電子錠システム。
  9. 前記管理装置は、
    前記部屋の一時利用の予約を受付ける予約受付部と、
    前記予約受付部で受付けられた前記部屋を一時利用する時間帯を、前記電子錠を操作可能な時間帯として、前記認証情報に関連付けて前記第2のデータベースに登録する第2のデータベース更新部と
    を有することを特徴とする請求項8に記載の電子錠システム。

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