JP2018027771A - 自動二輪車におけるサイドスタンド構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ピボットフレームの下部外側面に、ステップを支持するステップホルダか当接、固定され、使用位置および格納位置間での回動を可能としたサイドスタンドと、車体フレーム側に固定配置されるスプリング係止部との間にスプリングが設けられる自動二輪車において、ステップと、サイドスタンド支持部およびスプリング係止部とを配置するスペースが大型化しないようにする。【解決手段】車体フレームFAの左右一側に配置されるステップホルダ39に、サイドスタンド支持部39dと、サイドスタンド支持部39dよりも上方に配置されるスプリング係止部39aとが設けられ、スプリング係止部39aが、車両前後方向に沿う後方から見てピボットフレーム17に重なるとともに側面視でスイングアーム24に少なくとも一部が重なる位置に配置される。【選択図】 図2

Description

本発明は、操向ハンドルを操向可能に支持するヘッドパイプと、該ヘッドパイプから後方に延びる左右一対のメインフレームと、それらのメインフレームの後端部に連設されて上下方向に延びる左右一対のピボットフレームとで車体フレームの一部が構成され、左右一対の前記ピボットフレームの下部に、後輪を後端部で軸支するスイングアームの前部が、左右両側の前記ピボットフレームの車幅方向内側に配置されつつ支軸を介して揺動可能に支持され、前記支軸よりも下方に配置されるステップホルダが、使用状態で該ステップホルダから外側方に突出するステップを支持しつつ左右一対の前記ピボットフレームの下部外側面にそれぞれ当接、固定され、前記車体フレームの左右一側に、地面への接地を可能とした使用位置ならびにその使用位置から車両前後方向後方にはね上げられた格納位置間での回動を可能としたサイドスタンドが配設され、前記サイドスタンドと、前記車体フレーム側に固定配置されるスプリング係止部との間にコイル状のスプリングが設けられる自動二輪車に関し、特に、サイドスタンド構造の改良に関する。
車体フレームにおいて、メインフレームの後部と、ダウンフレームの後部とを結ぶピボットフレームに、後輪を後部で軸支するスイングアームの前部が揺動可能に支持されるとともに、サイドスタンド支持部およびスプリング係止部を備えるサイドスタンドブラケットが固定されるようにして自動二輪車が、特許文献1で知られている。
特開2001−71957号公報
ところが上記特許文献1で開示されるものでは、スプリング係止部がピボットフレームの外側面よりも外方に突出した位置に配置されているので、ステップと、サイドスタンド支持部およびスプリング係止部とが干渉しないように相互に離間して配置する必要があり、ステップと、サイドスタンド支持部およびスプリング係止部とを配置するスペースが大型化してしまう。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、ステップと、サイドスタンド支持部およびスプリング係止部とを配置するスペースが大型化しないようにした自動二輪車におけるサイドスタンド構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、操向ハンドルを操向可能に支持するヘッドパイプと、該ヘッドパイプから後方に延びる左右一対のメインフレームと、それらのメインフレームの後端部に連設されて上下方向に延びる左右一対のピボットフレームとで車体フレームの一部が構成され、左右一対の前記ピボットフレームの下部に、後輪を後端部で軸支するスイングアームの前部が、左右両側の前記ピボットフレームの車幅方向内側に配置されつつ支軸を介して揺動可能に支持され、前記支軸よりも下方に配置されるステップホルダが、使用状態で該ステップホルダから外側方に突出するステップを支持しつつ左右一対の前記ピボットフレームの下部外側面にそれぞれ当接、固定され、前記車体フレームの左右一側に、地面への接地を可能とした使用位置ならびにその使用位置から車両前後方向後方にはね上げられた格納位置間での回動を可能としたサイドスタンドが配設され、前記サイドスタンドと、前記車体フレーム側に固定配置されるスプリング係止部との間にコイル状のスプリングが設けられる自動二輪車において、前記車体フレームの左右一側に配置される前記ステップホルダに、前記サイドスタンドを回動可能に支持するサイドスタンド支持部と、当該サイドスタンド支持部よりも上方に配置される前記スプリング係止部とが設けられ、前記スプリング係止部が、車両前後方向に沿う後方から見て前記ピボットフレームに重なるとともに側面視で前記スイングアームに少なくとも一部が重なる位置に配置されることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記ピボットフレームが、その上下方向中間部を後方に向けて凸に湾曲させて上下に延びるように形成され、前記サイドスタンド支持部に前記サイドスタンドが支持軸を介して回動可能に支持され、前記支持軸および前記スプリング係止部が、前記ステップホルダのうち前記ピボットフレームの下部よりも後方に突出する部分に配設されるとともに、側面視で前記ピボットフレームの後端よりも前方に配置されることを第2の特徴とする。
本発明は、第2の特徴の構成に加えて、前記ステップホルダに、前記サイドスタンド支持部から上方に延出されるアーム部が一体に設けられ、前記スプリング係止部が、当該スプリング係止部の少なくとも一部を前記使用状態に在る前記ステップの上端よりも上方に配置するようにして前記アーム部の先端部に設けられ、前記支持軸が、側面視で前記使用状態に在る前記ステップの下端に対応する位置に配置されることを第3の特徴とする。
本発明は、第3の特徴の構成に加えて、前記格納位置に在る前記サイドスタンドの姿勢が、水平線に対して略45度の角度をなすように設定されることを第4の特徴とする。
本発明は、第4の特徴の構成に加えて、前記サイドスタンドが前記使用位置に在る状態で前記スプリングの少なくとも一部が側面視で前記サイドスタンドに重なる位置となるように、前記スプリング係止部の位置が定められることを第5の特徴とする。
本発明は、第5の特徴の構成に加えて、前記サイドスタンドが前記使用位置に在る状態で前記スプリングが側面視で前記支持軸よりも前方を通るように前記スプリング係止部の位置が定められることを第6の特徴とする。
本発明は、第1〜第6の特徴の構成のいずれかに加えて、前記サイドスタンドは、前記サイドスタンド支持部に一端部が回動可能に支持されるスタンドバーと、地面への接地を可能として前記スタンドバーの他端部に設けられる接地部とを有し、前記スタンドバーのうち前記格納位置に在る状態で下方に臨む側面に肉抜き凹部が形成されることを第7の特徴とする。
本発明は、第7の特徴の構成に加えて、前記接地部の前記地面への接地面が球面状に形成されることを第8の特徴とする。
本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記サイドスタンドが、前記使用位置に在る状態と、前記格納位置に在る状態とでスイッチング態様を変化させるサイドスタンドスイッチが、前記ステップホルダに取付けられ、当該サイドスタンドスイッチに連なる導線を前記スプリング係止部よりも車幅方向内側に配索する導線ガイド部が、前記ステップホルダおよび前記ピボットフレームの少なくとも一方に設けられることを第9の特徴とする。
さらに本発明は、第9の特徴の構成に加えて、前記ピボットフレームが、後方に向けて凸に湾曲させた湾曲部を上下方向中間部に有して上下に延びるように形成され、前記サイドスタンドスイッチおよび前記スプリング係止部の少なくとも一部が上面視で前記湾曲部に重なる位置に配置されることを第10の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、スイングアームの前部が左右両側のピボットフレームの車幅方向内側に配置されているので、ステップホルダにサイドスタンド支持部とともに設けられるスプリング係止部を、そのスプリング係止部の少なくとも一部が側面視でスイングアームに重なるようにすることで、スイングアームの前部の側方に生じるスペースを有効活用してピボットフレームよりも後方でスイングアームの側方に配置することが可能となり、ステップと、サイドスタンド支持部およびスプリング係止部とを側面視で隣接配置しても、ステップと、サイドスタンド支持部およびスプリング係止部とが干渉しないようにして、ステップと、サイドスタンド支持部およびスプリング係止部との配置スペースの大型化すなわちステップホルダの大型化を防止することができる。
また本発明の第2の特徴によれば、サイドスタンドをサイドスタンドに支持する支持軸およびスプリング係止部が、側面視でピボットフレームの後端よりも前方に在り、しかもピボットフレームの下部よりも後方に突出した部分でステップホルダに配設されるので、ステップホルダの大型化を回避しつつピボットフレームの下方のスペースを有効利用することができる。
本発明の第3の特徴によれば、サイドスタンド支持部から延出されるアーム部の先端部に、使用状態に在るステップの上端よりも上方に少なくとも一部が配置されるスプリング係止部が設けられ、使用状態に在るステップの下端に側面視で対応する位置に支持軸が配置されるので、ステップホルダの重量増加を回避しながら支持軸およびスプリング係止部を上下に離間して配置することができ、それによってサイドスタンドを格納位置に回動する際のスプリングのばね力を強め、操作力を小さくするとともにサイドスタンドの格納位置を良好に維持することができる。
本発明の第4の特徴によれば、格納位置ではサイドスタンドが水平線に対して略45度の角度をなす姿勢となっているので、前記使用位置とは反対側にサイドスタンドを回動付勢する力を大きくし、サイドスタンドの格納位置をより良好に維持することができる。
本発明の第5の特徴によれば、使用位置に在る状態でスプリングの少なくとも一部が側面視でサイドスタンドに重なるようにして外観性を高めることができ、スプリングの伸びを小さくし、スプリングの耐久性向上を図ることができる。
本発明の第6の特徴によれば、サイドスタンドが使用位置に在る際に、スプリングが側面視でサイドスタンドの回動中心よりも前方を通るので、サイドスタンドを接地した状態でサイドスタンドが格納位置に回動してしまうことを効果的に抑制することができる。
本発明の第7の特徴によれば、サイドスタンドのスタンドバーの側面に肉抜き凹部が形成されるので、サイドスタンドの軽量化を図ることができ、しかもスタンドバーの側面のうち格納位置で下方を臨む側面に肉抜き凹部が形成されるので、肉抜き凹部内に泥等が溜まることを防止することができる。
本発明の第8の特徴によれば、サイドスタンドの接地部の接地面が球面状に形成されるので、不整地面に接地した際の安定性を確保することができるとともに、サイドスタンドを使用位置として停車した際の駐車角が異なる自動二輪車への適用を可能とし、汎用性を高めることができる。
本発明の第9の特徴によれば、ステップホルダに取付けられるサイドスタンドスイッチに連なる導線が導線ガイド部でスプリング係止部よりも車幅方向内側に配索されるので、サイドスタンドスイッチから延びる導線をスプリング係止部の車幅方向内側からピボットフレームの車幅方向内側を通るように配索することが容易となる。
さらに本発明の第10の特徴によれば、サイドスタンドスイッチおよびスプリング係止部の少なくとも一部が、ピボットフレームの上下方向中間部の湾曲部に上面視で重なるので、サイドスタンドスイッチおよびスプリング係止部をピボットフレームの周囲にコンパクトに配置することができる。
第1の実施の形態の自動二輪車の側面図である。 サイドスタンドが使用位置に在る状態での図1の要部拡大図である。 サイドスタンドが格納位置に在る状態での図2に対応した側面図である。 図2の4−4線断面図である。 図3の5−5線断面図である。 図2の6−6線断面図である。 図6の7−7線断面図である。 第2の実施の形態の自動二輪車の側面図である。 サイドスタンドが使用位置に在る状態での図8の要部拡大図である。 図9の10−10線断面図である。 図10の11−11線断面図である。
本発明の実施の形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお以下の説明において、上下、前後および左右は自動二輪車に乗車した乗員から見た方向を言うものとする。
本発明の第1の実施の形態について図1〜図7を参照しながら説明すると、先ず図1において、この自動二輪車の車体フレームFAは、前輪WFを軸支するフロントフォーク11およびバー状の操向ハンドル12を操向可能に支承するヘッドパイプ13と、該ヘッドパイプ13から後下がりに延びる左右一対のメインフレーム14と、それらのメインフレーム14よりも急角度で前記ヘッドパイプ13から後下がりに延びるダウンフレーム15と、該ダウンフレーム15の下端部にジョイント20を介して連設されて後方に延びる左右一対のロアフレーム16と、前記メインフレーム14の後端部および前記ロアフレーム16の後端部間を結んで上下に延びる左右一対のピボットフレーム17と、それらのピボットフレーム17の上端部から後方に延びる左右一対のシートレール18と、左右一対のピボットフレーム17の上下方向中間部および前記両シートレール18の前後方向中間部間を連結する左右一対のリヤフレーム19とを備える。
前記ピボットフレーム17は、その上下方向中間部を後方に向けて凸に湾曲させて上 下に延びるように形成されており、その上下方向中間部に前記リヤフレーム19の前部が連結される。
前記メインフレーム14、前記ダウンフレーム15、前記ジョイント20、前記ロアフレーム16および前記ピボットフレーム17で囲まれる空間には、エンジンEが配設されており、このエンジンEの前部は第1のエンジンハンガ21を介して前記ジョイント20に支持され、前記エンジンEの下部は前記ロアフレーム16に設けられた第2のエンジンハンガ22に支持され、前記エンジンEの上部は、前記ピボットフレーム17の上部に第3のエンジンハンガ23を介して支持される。
図2および図3を併せて参照して、左右一対の前記ピボットフレーム17の下部には、後輪WRを後端部で軸支するスイングアーム24の前部24aが支軸25を介して上下揺動可能に支承されており、左右一対の前記ピボットフレーム17の下端部間を結ぶ下部クロスメンバ(図示せず)およびスイングアーム24間にはリンク機構26が設けられ、前記シートレール18の前端部間を結ぶ上部クロスメンバ27と、前記リンク機構26の一部を構成するリンク部材28との間にはクッションユニット29が設けられる。
前記エンジンEが備えるクランクケース30内には、図示しない変速機が収容されており、その変速機の出力軸31は前記クランクケース30から左側方に突出され、その出力軸31と、前記後輪WRの車軸32との間には無端状のチェーン33を用いた伝動手段34が設けられる。
また前記エンジンEの上方で両メインフレーム14上には燃料タンク35が設けられ、その燃料タンク35の後方に、前記シートレール18で支持されるようにして乗車用シート36が配置される。
図4を併せて参照して、前記スイングアーム24の前部24aは、左右一対の前記ピボットフレーム17の車幅方向内側に配置されるようにして車幅方向内側に凹んで形成されており、前記支軸25を介して左右一対の前記ピボットフレーム17の下部に揺動可能に支持される。
また左右一対の前記ピボットフレーム17の下部外側面には、ステップ38を支持しつつ前記支軸25よりも下方に配置されるステップホルダ39が、それぞれ当接、固定される。また前記車体フレームFAの左右一側、この実施の形態では左側には、地面への接地を可能とした使用位置(図2で示す位置)と、その使用位置から車両前後方向後方にはね上げられた格納位置(図3で示す位置)との間での回動を可能としたサイドスタンド40が配設され、そのサイドスタンド40と、前記車体フレームFA側に固定配置されるスプリング係止部39aとの間にコイル状のスプリング41が設けられる。
前記ステップホルダ39は、第1のボルト42と、第1のボルト42から後方に離隔した位置に配置される第2のボルト43とで、前記ピボットフレーム17の下部外側面に当接、固定される。前記ステップホルダ39には、前記ステップ38を回動可能に支持するステップ支持部44が設けられており、このステップ支持部44は、前記第1のボルト42の斜め上前方に配置されて前記ステップホルダ39に一体に突設される第1支持突部39bと、第2のボルト43を第1支持突部39bとの間に挟むようにして前記ステップホルダ39に一体に突設される第2支持突部39cとで構成され、第1および第2支持突部39b,39cは相互に平行にして前記ステップホルダ39から外側方に突出する。
このステップ支持部44には、前記ステップ38が第1の支持ボルト45を介して回動可能に支持されており、前記ステップホルダ39は、ライダーの足を載せるようにした使用状態で前記ステップホルダ39から外側方に突出する突出位置と、前記ステップホルダ39側に近接配置される折り畳み位置との間で回動可能である。前記第1の支持ボルト45は、その拡径頭部45aを第1支持突部39bの上面に当接、係合させるようにして第1および第2支持突部39b,39cに挿通され、第2支持突部39cから下方への前記第1の支持ボルト45の突出部に螺合するナット46が第2支持突部39cの下面に当接、係合される。
左右一対の前記ステップホルダ39のうち前記車体フレームFAの左側に配置される前記ステップホルダ39にサイドスタンド40が回動可能に支持されるものであり、この左側のステップホルダ39のうち前記ピボットフレーム17の下部よりも後方に突出する部分には、前記サイドスタンド40を回動可能に支持するサイドスタンド支持部39dと、サイドスタンド支持部39dよりも上方に配置される前記スプリング係止部39aとが設けられる。
前記スプリング係止部39aは、図4で明示するように、車両前後方向に沿う後方から見て前記ピボットフレーム17に重なるとともに、図2および図3で明示するように、側面視で前記スイングアーム24に少なくとも一部(この実施の形態では大部分)が重なる位置に配置される。しかも前記スプリング係止部39aの少なくとも一部(この実施の形態では大部分)は、図2および図3で示すように使用状態に在る前記ステップ38の上端よりも上方に配置されるものであり、側面視で前記ステップ38の上端を通る第1の水平線HL1よりも上方に前記スプリング係止部39aの大部分が配置される。
前記サイドスタンド支持部39dは、前記スプリング係止部39aの下方で後方に突出するようにして平板状に形成される。また左側の前記ステップホルダ39には、前記サイドスタンド支持部39dから上方に延出されるアーム部39eが一体に設けられ、このアーム部39eの先端部に前記スプリング係止部39aが設けられる。
前記サイドスタンド40は、前記サイドスタンド支持部39dに回動可能に支持される被支持部40bを一端部に有するスタンドバー40aと、地面への接地を可能として前記スタンドバー40aの他端部に設けられる接地部40cとを一体に有するように形成されており、前記サイドスタンド支持部39dを両側から挟むようにして二股状に形成される前記被支持部40bが、支持軸としての第2の支持ボルト47を介して前記サイドスタンド支持部39dに回動可能に支持される。
第2の支持ボルト47は、その拡径頭部(図示せず)を前記被支持部40bの車幅方向内側を臨む外側面に当接、係合させて前記被支持部40bおよび前記サイドスタンド支持部39dに挿通され、前記被支持部40bの車幅方向外側を臨む外側面からの第2の支持ボルト47の突出部にナット48が螺合される。
前記第2の支持ボルト47の軸線は、自動二輪車が車体を左側に傾けて駐車する際に前記接地部40cを安定的に接地させるべく、自動二輪車の直立状態では車幅方向外側に向かうにつれて上方位置となるように傾斜して設定される。
しかも前記第2の支持ボルト47および前記スプリング係止部39aが、側面視で前記ピボットフレーム17の後端17aよりも前方に配置される。すなわち側面視で前記ピボットフレーム17の後端17aを通る第1の鉛直線VL1よりも前方に前記サイドスタンド支持部39dおよび前記スプリング係止部39aが配置される。また第2の支持ボルト47は、図2および図3で明示するように、側面視で使用状態に在る前記ステップ38の下端に対応する位置に配置されるものであり、側面視で前記ステップ38の下端を通る第2の水平線HL2が前記第2の支持ボルト47を通る。
前記スプリング41は、コイル部41aと、そのコイル部41aの一端から直線状に延びる第1連結部41bと、前記コイル部41aの他端から直線状に延びる第2連結部41cとを有し、第1連結部41bの先端部が前記スプリング係止部39aに係止され、第2連結部42cの先端部は前記スタンドバーの前記接地部41c寄りに設けられる係止軸49に係止される。
前記サイドスタンド支持部39dの近傍で左側の前記ステップホルダ39には、図2で示すように前記サイドスタンド40が使用位置に在る状態で前記スタンドバー40aの一端部に当接してサイドスタンド40の使用位置を定める使用位置側ストッパ39fと、図3で示すように前記サイドスタンド40が格納位置に在る状態で前記スタンドバー40aの一端部に当接してサイドスタンド40の格納位置を定める格納位置側ストッパ39gとが設けられる。
しかも前記格納位置に在る状態で前記サイドスタンド40は、水平線たとえば第2の水平線HL2に対する角度αを略45度とするように前記格納位置側ストッパ39gが形成される。
また前記サイドスタンド40が図2で示す使用位置に在る状態で前記スプリング41の少なくとも一部(この実施の形態ではコイル部41aの全てを含む大部分)が側面視で前記サイドスタンド40に重なる位置となるように、前記スプリング係止部39aの位置が定められ、さらに前記サイドスタンド40が前記使用位置に在る状態で前記スプリング41が側面視で前記第2の支持ボルト47よりも前方を通るように前記スプリング係止部39aの位置が定められる。
図5を併せて参照して、前記サイドスタンド41における前記スタンドバー41aのうち前記格納位置に在る状態で下方に臨む側面には、肉抜き凹部50が形成されており、この肉抜き凹部50は前記スタンドバー41aの長手方向に沿って長く形成される。
図6および図7を併せて参照して、前記サイドスタンド41における前記接地部41cの接地面51は、球面状に形成される。
次にこの第1の実施の形態の作用について説明すると、スイングアーム24の前部24aが左右一対のピボットフレーム17の車幅方向内側に配置されており、車体フレームFAの左側に配置されるステップホルダ39に、サイドスタンド40を回動可能に支持するサイドスタンド支持部39dと、サイドスタンド支持部39dよりも上方に配置されるスプリング係止部39aとが設けられ、スプリング係止部39aが、車両前後方向に沿う後方から見てピボットフレーム17に重なるとともに側面視でスイングアーム24に少なくとも一部が重なる位置に配置されるので、左側のステップホルダ39にサイドスタンド支持部39dとともに設けられるスプリング係止部39aを、そのスプリング係止部39aの少なくとも一部が側面視でスイングアーム24に重なるようにすることで、スイングアーム24の前部24aの側方に生じるスペースを有効活用してピボットフレーム17よりも後方でスイングアーム24の側方に配置することが可能となり、ステップ38と、サイドスタンド支持部39dおよびスプリング係止部39aとを側面視で隣接配置しても、ステップ38と、サイドスタンド支持部39dおよびスプリング係止部39aとが干渉しないようにして、ステップ38と、サイドスタンド支持部39dおよびスプリング係止部39aとの配置スペースの大型化すなわちステップホルダ39の大型化を防止することができる。
またピボットフレーム17が、その上下方向中間部を後方に向けて凸に湾曲させて上下に延びるように形成され、サイドスタンド支持部39dにサイドスタンド40が第2の支持ボルト47を介して回動可能に支持され、前記第2の支持ボルト47および前記スプリング係止部39aが、左側の前記ステップホルダ39のうち前記ピボットフレーム17の下部よりも後方に突出する部分に配設されるとともに、側面視で前記ピボットフレーム17の後端17aよりも前方に配置されるので、ステップホルダ39の大型化を回避しつつピボットフレーム17の下方のスペースを有効利用することができる。
また左側の前記ステップホルダ39に、前記サイドスタンド支持部39dから上方に延出されるアーム部39eが一体に設けられ、前記スプリング係止部39aが、当該スプリング係止部39aの少なくとも一部を使用状態に在るステップ38の上端よりも上方に配置するようにして前記アーム部39eの先端部に設けられ、前記第2の支持ボルト47が、側面視で使用状態に在るステップ38の下端に対応する位置に配置されるので、ステップホルダ39の重量増加を回避しながら第2の支持ボルト47およびスプリング係止部39aを上下に離間して配置することができ、それによってサイドスタンド40を格納位置に回動する際のスプリング41のばね力を強め、操作力を小さくするとともにサイドスタンド40の格納位置を良好に維持することができる。
また格納位置に在る前記サイドスタンド40の姿勢が、水平線に対して略45度の角度をなすように設定されるので、使用位置とは反対側にサイドスタンド40を回動付勢する力を大きくし、サイドスタンド40の格納位置をより良好に維持することができる。
またサイドスタンド40が使用位置に在る状態でスプリング41の少なくとも一部が側面視で前記サイドスタンド40に重なる位置となるように、前記スプリング係止部39aの位置が定められるので、使用位置に在る状態でスプリング41の少なくとも一部がサイドスタンド40に側面視で重なるようにして外観性を高めることができ、スプリング41の伸びを小さくし、スプリング41の耐久性向上を図ることができる。
またサイドスタンド40が使用位置に在る状態で前記スプリング41が側面視で前記第2の支持ボルト47よりも前方を通るように前記スプリング係止部39aの位置が定められるので、サイドスタンド40を接地した状態でサイドスタンド40が格納位置に回動してしまうことを効果的に抑制することができる。
また前記サイドスタンド40は、サイドスタンド支持部39dに一端部が回動可能に支持されるスタンドバー40aと、地面への接地を可能として前記スタンドバーの他端部40aに設けられる接地部40cとを有し、前記スタンドバー40aのうち前記格納位置に在る状態で下方に臨む側面に肉抜き凹部50が形成されるので、サイドスタンド40の軽量化を図りつつ肉抜き凹部50内に泥等が溜まることを防止することができる。
さらに前記接地部40cの接地面51が球面状に形成されるので、不整地面に接地した際の安定性を確保することができるとともに、サイドスタンド40を使用位置として停車した際の駐車角が異なる自動二輪車への適用が可能となり、汎用性を高めることができる。
本発明の第2の実施の形態について図8〜図11を参照しながら説明するが、上記第1の実施の形態に対応する部分には同一の参照符号を付して図示するのみとし、詳細な説明は省略する。
先ず図8において、自動二輪車の車体フレームFBは、ヘッドパイプ13と、該ヘッドパイプ13から後下がりに延びる左右一対のメインフレーム14と、それらのメインフレーム14よりも急角度で前記ヘッドパイプ13から後下がりに延びるダウンフレーム15と、該ダウンフレーム15の下端部にジョイント20を介して連設されて後方に延びる左右一対のロアフレーム16と、前記メインフレーム14の後端部および前記ロアフレーム16の後端部間を結んで上下に延びる左右一対のピボットフレーム57と、それらのピボットフレーム57の上端部から後方に延びる左右一対のシートレール18と、左右一対のピボットフレーム57の上下方向中間部および前記両シートレール18の前後方向中間部間を連結する左右一対のリヤフレーム19とを備える。
前記ピボットフレーム57は、後方に向けて凸に湾曲させた湾曲部57bを上下方向中間部に有して上下に延びるように形成されており、前記湾曲部57bの上部に前記リヤフレーム19の前部が連結される。
エンジンEの前部は第1のエンジンハンガ21を介して前記ジョイント20に支持され、前記エンジンEの下部は前記ロアフレーム16に設けられた第2のエンジンハンガ22に支持され、前記エンジンEの上部は、前記ピボットフレーム57の上部に第3のエンジンハンガ23を介して支持される。
図9を併せて参照して、左右一対の前記ピボットフレーム57の下部には、後輪WRを後端部で軸支するスイングアーム24の前部24aが支軸25を介して上下揺動可能に支承される。
左右一対の前記ピボットフレーム57の下部外側面には、ステップ38を支持しつつ前記支軸25よりも下方に配置されるステップホルダ59が、それぞれ当接、固定される。また前記車体フレームFBの左側にはサイドスタンド40が配設され、そのサイドスタンド40と、前記車体フレームFB側に固定配置されるスプリング係止部59aとの間にコイル状のスプリング41が設けられる。
前記車体フレームFBの左側に配置される前記ステップホルダ59には、第1の実施の形態と同様に、相互に平行にして前記ステップホルダ59から外側方に突出する第1および第2支持突部59b,59cで構成されるステップ支持部54が設けられており、このステップ支持部54には、前記ステップ38が、突出位置および折り畳み位置間での回動を可能としつつ第1の支持ボルト45を介して支持される。
前記車体フレームFBの左側に配置される前記ステップホルダ59にはサイドスタンド40が回動可能に支持されるものであり、この左側のステップホルダ59のうち前記ピボットフレーム57の下部よりも後方に突出する部分には、前記サイドスタンド40の被支持部40bを回動可能に支持するサイドスタンド支持部59dと、サイドスタンド支持部59dよりも上方に配置される前記スプリング係止部59aとが設けられる。
前記スプリング係止部59aは、図10で明示するように、車両前後方向に沿う後方から見て前記ピボットフレーム57に重なるとともに、図9で明示するように、側面視で前記スイングアーム24に少なくとも一部(この第2の実施の形態では全て)が重なる位置に配置される。しかも前記スプリング係止部59aの少なくとも一部(この第2の実施の形態では全て)は、図9で示すように使用状態に在る前記ステップ38の上端よりも上方に配置されるものであり、側面視で前記ステップ38の上端を通る第1の水平線HL1よりも上方に前記スプリング係止部59aの全てが配置される。
前記サイドスタンド支持部59dは、前記スプリング係止部59aの下方で後方に突出するようにして平板状に形成される。また左側の前記ステップホルダ59には、前記サイドスタンド支持部59aから上方に延出されるアーム部59eが一体に設けられ、このアーム部59eの先端部に前記スプリング係止部59aが設けられる。
前記サイドスタンド40のスタンドバー40がその一端部に有する二股状の被支持部40bは、第2の支持ボルト47およびナット48を介して前記サイドスタンド支持部59dに回動可能に支持される。
しかも前記第2の支持ボルト47および前記スプリング係止部59aが、側面視で前記ピボットフレーム57の後端57aよりも前方に配置される。すなわち側面視で前記ピボットフレーム57の後端57aを通る第2の鉛直線VL2よりも前方に前記サイドスタンド支持部59dおよび前記スプリング係止部59aが配置される。また第2の支持ボルト47は、図9で明示するように、側面視で使用状態に在る前記ステップ38の下端に対応する位置に配置されるものであり、側面視で前記ステップ38の下端を通る第2の水平線HL2が前記第2の支持ボルト47を通る。
前記スプリング41が有する直線状の第1連結部41bの先端部が前記スプリング係止部59aに係止され、第2連結部41cの先端部は前記スタンドバーの前記接地部41c寄りに設けられる係止軸49に係止される。
前記サイドスタンド支持部59dの近傍で左側の前記ステップホルダ59には、図9で示すように前記サイドスタンド40が使用位置に在る状態で前記スタンドバー40aの一端部に当接してサイドスタンド40の使用位置を定める使用位置側ストッパ59fと、前記サイドスタンド40が格納位置に在る状態で前記スタンドバー40aの一端部に当接してサイドスタンド40の格納位置を定める格納位置側ストッパ59gとが設けられる。
前記サイドスタンド40が図9で示す使用位置に在る状態で前記スプリング41の少なくとも一部(この実施の形態では第1連結部41bの大部分およびコイル部41aの大部分)が側面視で前記サイドスタンド40に重なる位置となるように、前記スプリング係止部59aの位置が定められ、さらに前記サイドスタンド40が前記使用位置に在る状態で前記スプリング41が側面視で前記第2の支持ボルト47よりも前方を通るように前記スプリング係止部59aの位置が定められる。
また前記スプリング係止部59aの上方には、自動二輪車がノーズリフト状態となったときに、変速機の出力軸31および後輪WRの車軸32間に設けられている無端状のチェーン33に上方から接触して当該チェーン3の車体側との干渉を防止するためのローラ60が配置されており、このローラ60は、前記ピボットフレーム57における前記湾曲部57bの上部に一体に連なって後方に延びる支持腕部57cの先端部(車両前後方向で後端部)に軸支される。
図11を併せて参照して、左側の前記ステップホルダ59には、前記サイドスタンド40が、前記使用位置に在る状態と、前記格納位置に在る状態とでスイッチング態様を変化させるサイドスタンドスイッチ61が取付けられる。
このサイドスタンドスイッチ61は、この実施の形態では、サイドスタンド40の回動軸線すなわち第2の支持ボルト47と同軸であるロータリースイッチであり、当該サイドスタンドスイッチ61のケース62が、左側の前記ステップホルダ59における前記サイドスタンド支持部59dの前方に配置される第3のボルト62で前記ステップホルダ59に締結されるとともに、前記サイドスタンド支持部59dの後側上方に配置される第4のボルト63で前記格納位置側ストッパ59gに締結される。
しかも前記サイドスタンドスイッチ61および前記スプリング係止部59aの少なくとも一部(この第2の実施の形態では前記前記サイドスタンドスイッチ61および前記スプリング係止部59aの一部)は、上面視で前記ピボットフレーム57の前記湾曲部57bに重なる位置に配置されるものであり、図10で示すように、前記湾曲部57bの車幅方向外面を通る鉛直面VPが前記サイドスタンドスイッチ61および前記スプリング係止部59aを通るように、前記湾曲部57bと、前記サイドスタンドスイッチ61および前記スプリング係止部59aとの車幅方向相対位置が設定される。
前記サイドスタンドスイッチ61からは導線65が導出されており、この前記サイドスタンドスイッチ61で得られる前記サイドスタンド40の回動位置情報は、図8で示すように、側面視で乗車用シート36の下方かつ前記ピボットフレーム57の上方に配置されるようにして自動二輪車に搭載される制御ユニット66に、前記導線65を経て導かれる。そして前記制御ユニット66は、サイドスタンド40が地面に接地した使用位置に在るときには、走行が不能となるように自動二輪車を制御する。
前記サイドスタンドスイッチ61から導出される導線65を前記スプリング係止部59aよりも車幅方向内側に配索する導線ガイド部67,68が、前記ステップホルダ59および前記ピボットフレーム57の少なくとも一方に設けられるものであり、この第2の実施の形態では、前記ステップホルダ59に第1の導線ガイド部67が設けられ、前記ピボットフレーム57に第2の導線ガイド部68が設けられる。
第1の導線ガイド部67は、前記ステップホルダ59における前記スプリング係止部59aに一体に連なるものであり、前記サイドスタンドスイッチ61から上方に延出される前記導線65を前記スプリング係止部59aの車幅方向内側に保持するようにして略C字状に形成される。
また第2の導線ガイド部68は、前記ピボットフレーム57における前記湾曲部57bの下部に一体に連なって車両前後方向後方に突出する支持板部57dの車幅方向内面にガイド部材69が締結されて成るものであり、この実施の形態では、前記支持板部57dの後端が前記ピボットフレーム57の前記後端57aとなる。
前記ガイド部材69は、前記支持板部57dに対応して上下に長く延びるもであり、その下端部、上下方向中間部および上端部に、前記導線65を当該ガイド部材69の車幅方向内側に保持するようにして略C字状に形成される保持部69a,69b,69cが一体に形成される。
しかも前記ガイド部材69は、前記保持部69a,69b間と、前記保持部69b,69c間とにそれぞれ配置される一対のねじ部材70で、前記支持板部57dに締結される。
前記第2の導線ガイド部68は前記ピボットフレーム57における前記湾曲部57bの車幅方向内側を上下方向に延びるように前記導線65をガイドするものであり、この第2の導線ガイド部68から前記制御ユニット66側に延びる前記導線65は、前記ローラ60の車幅方向外側かつ前記ピボットフレーム57の車幅方向内側を上下方向に配索され、これにより、前記導線65が、自動二輪車の走行中に前記チェーン33や乗員に当たって摩耗することを防止することができる。
この第2の実施の形態によれば、上記第1の実施の形態と同様の効果を奏することがきる上に、サイドスタンド40が、使用位置に在る状態と、格納位置に在る状態とでスイッチング態様を変化させるサイドスタンドスイッチ61が、ステップホルダ59に取付けられ、そのサイドスタンドスイッチ61に連なる導線65を前記スプリング係止部59aよりも車幅方向内側に配索する第1および第2の導線ガイド部67,68が、前記ステップホルダ59および前記ピボットフレーム57の少なくとも一方(この第2の実施の形態では両方)に設けられるので、サイドスタンドスイッチ61から延びる導線65をスプリング係止部59aの車幅方向内側からピボットフレーム57の車幅方向内側を通るように配索することが容易となる。
さらに前記ピボットフレーム57が、後方に向けて凸に湾曲させた湾曲部57bを上下方向中間部に有して上下に延びるように形成され、前記サイドスタンドスイッチ61および前記スプリング係止部59aの少なくとも一部が上面視で前記湾曲部57bに重なる位置に配置されるので、サイドスタンドスイッチ61およびスプリング係止部59aをピボットフレーム57の周囲にコンパクトに配置することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
12・・・操向ハンドル
13・・・ヘッドパイプ
14・・・メインフレーム
17,57・・・ピボットフレーム
17a,57a・・・ピボットフレームの後端
24・・・スイングアーム
24a・・・スイングアームの前部
25・・・支軸
38・・・ステップ
39,59・・・ステップホルダ
39a,59a・・・スプリング係止部
39d,59d・・・サイドスタンド支持部
39e,59e・・・アーム部
40・・・サイドスタンド
40a・・・スタンドバー
40c・・・接地部
41・・・スプリング
47・・・支持軸である第2の支持ボルト
50・・・肉抜き凹部
51・・・接地面
57b・・・湾曲部
61・・・サイドスタンドスイッチ
65・・・導線
67,68・・・導線ガイド部
FA,FB・・・車体フレーム
WR・・・後輪
また本発明の第2の特徴によれば、サイドスタンドをサイドスタンド支持部に支持する支持軸およびスプリング係止部が、側面視でピボットフレームの後端よりも前方に在り、しかもピボットフレームの下部よりも後方に突出した部分でステップホルダに配設されるので、ステップホルダの大型化を回避しつつピボットフレームの下方のスペースを有効利用することができる。
このステップ支持部44には、前記ステップ38が第1の支持ボルト45を介して回動可能に支持されており、前記ステップ38は、ライダーの足を載せるようにした使用状態で前記ステップホルダ39から外側方に突出する突出位置と、前記ステップホルダ39側に近接配置される折り畳み位置との間で回動可能である。前記第1の支持ボルト45は、その拡径頭部45aを第1支持突部39bの上面に当接、係合させるようにして第1および第2支持突部39b,39cに挿通され、第2支持突部39cから下方への前記第1の支持ボルト45の突出部に螺合するナット46が第2支持突部39cの下面に当接、係合される。
前記スプリング41は、コイル部41aと、そのコイル部41aの一端から直線状に延びる第1連結部41bと、前記コイル部41aの他端から直線状に延びる第2連結部41cとを有し、第1連結部41bの先端部が前記スプリング係止部39aに係止され、第2連結部4cの先端部は前記スタンドバー40aの前記接地部4c寄りに設けられる係止軸49に係止される。
図5を併せて参照して、前記サイドスタンド4における前記スタンドバー4aのうち前記格納位置に在る状態で下方に臨む側面には、肉抜き凹部50が形成されており、この肉抜き凹部50は前記スタンドバー4aの長手方向に沿って長く形成される。
図6および図7を併せて参照して、前記サイドスタンド4における前記接地部4cの接地面51は、球面状に形成される。
また前記サイドスタンド40は、サイドスタンド支持部39dに一端部が回動可能に支持されるスタンドバー40aと、地面への接地を可能として前記スタンドバー40aの他端部に設けられる接地部40cとを有し、前記スタンドバー40aのうち前記格納位置に在る状態で下方に臨む側面に肉抜き凹部50が形成されるので、サイドスタンド40の軽量化を図りつつ肉抜き凹部50内に泥等が溜まることを防止することができる。
前記サイドスタンド支持部59dは、前記スプリング係止部59aの下方で後方に突出するようにして平板状に形成される。また左側の前記ステップホルダ59には、前記サイドスタンド支持部59から上方に延出されるアーム部59eが一体に設けられ、このアーム部59eの先端部に前記スプリング係止部59aが設けられる。
前記サイドスタンド40のスタンドバー40がその一端部に有する二股状の被支持部40bは、第2の支持ボルト47およびナット48を介して前記サイドスタンド支持部59dに回動可能に支持される。
前記スプリング41が有する直線状の第1連結部41bの先端部が前記スプリング係止部59aに係止され、第2連結部41cの先端部は前記スタンドバー40aの前記接地部4c寄りに設けられる係止軸49に係止される。
また前記スプリング係止部59aの上方には、自動二輪車がノーズリフト状態となったときに、変速機の出力軸31および後輪WRの車軸32間に設けられている無端状のチェーン33に上方から接触して当該チェーン3の車体側との干渉を防止するためのローラ60が配置されており、このローラ60は、前記ピボットフレーム57における前記湾曲部57bの上部に一体に連なって後方に延びる支持腕部57cの先端部(車両前後方向で後端部)に軸支される。
このサイドスタンドスイッチ61は、この実施の形態では、サイドスタンド40の回動軸線すなわち第2の支持ボルト47と同軸であるロータリースイッチであり、当該サイドスタンドスイッチ61のケース62が、左側の前記ステップホルダ59における前記サイドスタンド支持部59dの前方に配置される第3のボルト6で前記ステップホルダ59に締結されるとともに、前記サイドスタンド支持部59dの後側上方に配置される第4のボルト6で前記格納位置側ストッパ59gに締結される。
前記ガイド部材69は、前記支持板部57dに対応して上下に長く延びるもであり、その下端部、上下方向中間部および上端部に、前記導線65を当該ガイド部材69の車幅方向内側に保持するようにして略C字状に形成される保持部69a,69b,69cが一体に形成される。

Claims (10)

  1. 操向ハンドル(12)を操向可能に支持するヘッドパイプ(13)と、該ヘッドパイプ(13)から後方に延びる左右一対のメインフレーム(14)と、それらのメインフレーム(14)の後端部に連設されて上下方向に延びる左右一対のピボットフレーム(17,57)とで車体フレーム(FA,FB)の一部が構成され、左右一対の前記ピボットフレーム(17,57)の下部に、後輪(WR)を後端部で軸支するスイングアーム(24)の前部(24a)が、左右両側の前記ピボットフレーム(17)の車幅方向内側に配置されつつ支軸(25)を介して揺動可能に支持され、前記支軸(25)よりも下方に配置されるステップホルダ(39,59)が、使用状態で該ステップホルダ(39,59)から外側方に突出するステップ(38)を支持しつつ左右一対の前記ピボットフレーム(17)の下部外側面にそれぞれ当接、固定され、前記車体フレーム(FA,FB)の左右一側に、地面への接地を可能とした使用位置ならびにその使用位置から車両前後方向後方にはね上げられた格納位置間での回動を可能としたサイドスタンド(40)が配設され、前記サイドスタンド(40)と、前記車体フレーム(FA,FB)側に固定配置されるスプリング係止部(39a,59a)との間にコイル状のスプリング(41)が設けられる自動二輪車において、前記車体フレーム(FA,FB)の左右一側に配置される前記ステップホルダ(39,59)に、前記サイドスタンド(40)を回動可能に支持するサイドスタンド支持部(39d,59d)と、当該サイドスタンド支持部(39d,59d)よりも上方に配置される前記スプリング係止部(39a,59a)とが設けられ、前記スプリング係止部(39a,59a)が、車両前後方向に沿う後方から見て前記ピボットフレーム(17,58)に重なるとともに側面視で前記スイングアーム(24)に少なくとも一部が重なる位置に配置されることを特徴とする自動二輪車におけるサイドスタンド構造。
  2. 前記ピボットフレーム(17,57)が、その上下方向中間部を後方に向けて凸に湾曲させて上下に延びるように形成され、前記サイドスタンド支持部(39d,59d)に前記サイドスタンド(40)が支持軸(47)を介して回動可能に支持され、前記支持軸(47)および前記スプリング係止部(39a,59a)が、前記ステップホルダ(39,59)のうち前記ピボットフレーム(17,57)の下部よりも後方に突出する部分に配設されるとともに、側面視で前記ピボットフレーム(17,57)の後端(17a,57a)よりも前方に配置されることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車におけるサイドスタンド構造。
  3. 前記ステップホルダ(39,59)に、前記サイドスタンド支持部(39d,59d)から上方に延出されるアーム部(39e,59e)が一体に設けられ、前記スプリング係止部(39a,59a)が、当該スプリング係止部(39a,59a)の少なくとも一部を前記使用状態に在る前記ステップ(38)の上端よりも上方に配置するようにして前記アーム部(39e,59e)の先端部に設けられ、前記支持軸(47)が、側面視で前記使用状態に在る前記ステップ(38)の下端に対応する位置に配置されることを特徴とする請求項2に記載の自動二輪車におけるサイドスタンド構造。
  4. 前記格納位置に在る前記サイドスタンド(40)の姿勢が、水平線に対して略45度の角度をなすように設定されることを特徴とする請求項3に記載の自動二輪車におけるサイドスタンド構造。
  5. 前記サイドスタンド(40)が前記使用位置に在る状態で前記スプリング(41)の少なくとも一部が側面視で前記サイドスタンド(40)に重なる位置となるように、前記スプリング係止部(39a,59a)の位置が定められることを特徴とする請求項4に記載の自動二輪車におけるサイドスタンド構造。
  6. 前記サイドスタンド(40)が前記使用位置に在る状態で前記スプリング(41)が側面視で前記支持軸(47)よりも前方を通るように前記スプリング係止部(39a,59a)の位置が定められることを特徴とする請求項5に記載の自動二輪車におけるサイドスタンド構造。
  7. 前記サイドスタンド(40)は、前記サイドスタンド支持部(39d,59d)に一端部が回動可能に支持されるスタンドバー(40a)と、地面への接地を可能として前記スタンドバー(40a)の他端部に設けられる接地部(40c)とを有し、前記スタンドバー(40a)のうち前記格納位置に在る状態で下方に臨む側面に肉抜き凹部(50)が形成されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の自動二輪車におけるサイドスタンド構造。
  8. 前記接地部(40c)の接地面(51)が球面状に形成されることを特徴とする請求項7に記載の自動二輪車におけるサイドスタンド構造。
  9. 前記サイドスタンド(40)が、前記使用位置に在る状態と、前記格納位置に在る状態とでスイッチング態様を変化させるサイドスタンドスイッチ(61)が、前記ステップホルダ(59)に取付けられ、当該サイドスタンドスイッチ(61)に連なる導線(65)を前記スプリング係止部(59a)よりも車幅方向内側に配索する導線ガイド部(67,68)が、前記ステップホルダ(59)および前記ピボットフレーム(57)の少なくとも一方に設けられることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車におけるサイドスタンド構造。
  10. 前記ピボットフレーム(57)が、後方に向けて凸に湾曲させた湾曲部(57b)を上下方向中間部に有して上下に延びるように形成され、前記サイドスタンドスイッチ(61)および前記スプリング係止部(59a)の少なくとも一部が上面視で前記湾曲部(57b)に重なる位置に配置されることを特徴とする請求項9に記載の自動二輪車におけるサイドスタンド構造。
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