JP2018025525A - 熱電対 - Google Patents

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Abstract

【課題】本開示は、従来の熱電対と比較して温度応答性及び生産性を維持しながら、測温接点部の強度低下を防止できる熱電対を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る熱電対1は、2本の素線2,3と挟持部材4とを有し、挟持部材4が2本の素線2,3の先端部同士を並列に接触させた状態で挟持することで測温接点部5が設けられた熱電対であって、2本の素線2,3の径をそれぞれd1、d2(ただし、d1≧d2)とし、測温接点部5の2本の素線2,3の長さ方向の長さをLとし、測温接点部5の2本の素線2,3の並列方向の最大幅をDとし、測温接点部5の横断面における並列方向に直交する方向の最大幅をEとしたとき、次の式(1)〜(3)を満たす。
式(1) 0.5×(d1+d2)≦L≦5×(d1+d2)
式(2) 1×(d1+d2)<D≦5×(d1+d2)
式(3) 1.4×d1<E≦8×d1
【選択図】図1

Description

本開示は、熱電対に関する。
半導体製造分野において、プロセスの温度管理は必須であり、R熱電対又はS熱電対などの高精度の熱電対が用いられる。プロセスには常用温度が1100℃を超えるような温度域もある。そのような温度域では、素線の結晶粒が素線径を横断するような、いわゆるバンブーストラクチャーを形成し、熱電対が容易に破断する事象が発生する。この断線を抑制するために、組織を制御した素線を用いた熱電対(例えば、特許文献1を参照。)、又は酸化物分散強化された素線を用いた熱電対(例えば、特許文献2を参照。)が開発され、熱電対の長寿命化を達成している。
被測温物に設けられた穴部に挿入される熱伝導部と、熱伝導部に設けられた熱電対の保持部と、熱伝導部に連続して形成された弾性変形可能な複数本の足部とを備え、足部を穴部に挿入してその弾性力によって熱伝導部を穴部に支持することにより、熱電対を被測温物に固定する熱電対の固定具が開示されている(例えば、特許文献3を参照。)。
シース熱電対の先端温接点部をその内部に位置せしめた埋め込み用の金属片を、鋳片表面に埋め込んで固着させる移動鋳片の表面温度測定方法が開示されている(例えば、特許文献4を参照。)。
測定対象部位の上部または近傍に、接合された熱電対の素線を固定するための補強部材を設けた熱電対の取付構造が開示されている(例えば、特許文献5を参照。)。
特開2015−200014号公報 特開2013−104705号公報 特開2007−271456号公報 特開平3−35135号公報 特開2011−158424号公報
特許文献1,2のような寿命を向上させた素線を用いて熱電対を形成するにしても、プラス脚とマイナス脚との接合点、いわゆる測温接点は溶融溶接によって形成されている。このため、次の問題点1〜3が生じる。溶融箇所では組織制御による強化、または酸化物分散強化の効果がなくなり、測温接点近傍での破断頻度は低減できない(問題点1.接点における素線の強化機構の消失)。溶融溶接の中でも、好適な条件の抵抗溶接は2本の線材の接触部が部分的に溶融するだけなので、強化機構は完全に消失しない。また、溶接にかかる時間も短く生産性が高い。しかし、元の強化された組織と、抵抗溶接によって溶融された組織の界面が破断の経路となるため、完全に強化機構を維持することは難しい(問題点2.接点における素線の強化機構の維持が困難)。また、溶接にかかる時間も短く瞬間的であるため、溶接時の変形量も制御が困難であり変形が大きすぎると素線の断面積が小さくなることで断線のリスクは上昇する(問題点3.断面積減少による断線リスク増大)。
溶融しない接合方法として、拡散接合が挙げられる。この方法によれば、2本の素線は熱及び圧力を用いて接合され、溶融部は存在しない。したがって、前記の問題点1,2は解決する。しかし、強固に接合するためには十分な熱と圧力を加える必要があるため、素線が変形して、素線の断面積が小さくなる。その結果、断線のリスクが上昇して、問題点3は解決されない。一方、素線の変形を危惧して圧力を加えず、熱だけで拡散接合を達成させれば強化機構を維持することが可能である。しかし、接合に非常に長い時間を要することになり、生産性が低くなるという問題(問題点4.生産性の悪化)が生じる。
また、機械的に締結する方法も考えられる。しかし、熱電対は冷熱環境に晒されるため膨張収縮を繰り返す。その結果、締結部が緩み、安定的な測温ができかねるという問題(問題点5.使用中の接点の緩み)が生じる。
特許文献3〜5では、熱電対素線の接合箇所及びその周辺を固定具、金属片又は補強材料などで覆う程度であり、熱電対の素線の接合箇所及びその周辺における断線の問題を改善するには不十分である。また、熱電対を補強する範囲が広い、又は熱電対を補強する補強部材が厚いと、応答性が悪い(問題点6.応答性)。さらに、製作上において保護管などを用いる場合には、素線を保護管内に収納することが困難となる(問題点7.製造上の困難性)。このように、問題点1〜7をすべて解決する手段は知られていない。
本開示は、問題点1〜7をすべて解決できる熱電対、すなわち、従来の熱電対と比較して温度応答性及び生産性を維持しながら、測温接点部の強度低下を防止できる熱電対を提供することを目的とする。
本発明に係る熱電対は、2本の素線と挟持部材とを有し、該挟持部材が前記2本の素線の先端部同士を並列に接触させた状態で挟持することで測温接点部が設けられた熱電対であって、前記2本の素線の径をそれぞれd1、d2(ただし、d1≧d2)とし、前記測温接点部の前記2本の素線の長さ方向の長さをLとし、前記測温接点部の前記2本の素線の並列方向の最大幅をDとし、前記測温接点部の横断面における前記並列方向に直交する方向の最大幅をEとしたとき、次の式(1)〜(3)を満たすことを特徴とする。
式(1) 0.5×(d1+d2)≦L≦5×(d1+d2)
式(2) 1×(d1+d2)<D≦5×(d1+d2)
式(3) 1.4×d1<E≦8×d1
本発明に係る熱電対では、前記2本の素線のうち、少なくとも1本の素線は、該素線の長さ方向における組織の結晶粒の長さと前記素線の径方向における前記組織の結晶粒の長さとのアスペクト比が5以上である組織を有することが好ましい。バンブーストラクチャーが形成されにくく、素線がより破断しにくくなる。
本発明に係る熱電対では、前記2本の素線のうち、少なくとも1本の素線は、該素線の径方向の結晶粒の数が2以上である組織を有することが好ましい。バンブーストラクチャーが形成されにくく、素線がより破断しにくくなる。
本発明に係る熱電対では、前記2本の素線のうち少なくとも1本の素線と前記挟持部材とは少なくとも1か所が拡散接合していることが好ましい。素線と挟持部材とは熱電対の使用によって高温に晒されている間に拡散が進んで接合されるため、生産性を低下させることがない。
本開示によれば、従来の熱電対と比較して温度応答性及び生産性を維持しながら、測温接点部の強度低下を防止できる熱電対を提供することができる。
本実施形態に係る熱電対の一例を示す概略図である。 図1のX−X線破断面図である。 温度応答性試験の結果である。 強度試験(クリープ試験)の結果である。
次に本発明について実施形態を示して詳細に説明するが本発明はこれらの記載に限定して解釈されない。本発明の効果を奏する限り、実施形態は種々の変形をしてもよい。
本実施形態に係る熱電対1は、図1又は図2に示すように、2本の素線2,3と挟持部材4とを有し、挟持部材4が2本の素線2,3の先端部同士を並列に接触させた状態で挟持することで測温接点部5が設けられた熱電対であって、2本の素線2,3の径をそれぞれd1、d2(ただし、d1≧d2)とし、測温接点部5の2本の素線2,3の長さ方向の長さをLとし、測温接点部5の2本の素線2,3の並列方向の最大幅をDとし、測温接点部5の横断面における並列方向に直交する方向の最大幅をEとしたとき、次の式(1)〜(3)を満たす。
式(1) 0.5×(d1+d2)≦L≦5×(d1+d2)
式(2) 1×(d1+d2)<D≦5×(d1+d2)
式(3) 1.4×d1<E≦8×d1
熱電対1は、1100℃を超える高温度域での温度測定に適した温度センサであることが好ましい。熱電対1は、素線2,3を挿通する絶縁管(不図示)及び絶縁管(不図示)を収容する保護管(不図示)を有していてもよい。
素線2,3は、金属線である。各素線2,3の直径d1、d2は特に限定されないが、0.2〜2mmであることが好ましく、0.3〜0.75mmであることがより好ましい。素線2,3の直径d1、d2は、素線2,3の挟持部材4で挟持されていない部分の断面積から算出される円相当直径である。各素線2,3の直径d1、d2は、相互に同じ値であるか、又は相互に異なる値であってもよい。相互に異なる値であるとき、相対的に大きい方の直径をd1とし、相対的に小さい方の直径をd2とする。
素線2,3の材質は、例えば、Ru,Rh,Pd,Os,Ir,PtなどのPMG(Platinum Group Metal)、W及びReから選ばれる元素の一種又は二種以上であることが好ましい。また、素線2,3は、組織制御又は酸化物分散などによって強化されていてもよい。素線2,3の組合せは、例えば、R熱電対又はS熱電対のようにPtとPt−Rh合金との組合せ;WとW−Re合金との組合せ;W−Re合金とW−Re合金との組合せ;又はプラチネルのようにPt−Pd−Au合金とPd−Au合金との組合せである。本発明では、測定する温度に応じて、材質を選定することができ、素線2,3の材質に限定されない。
本実施形態に係る熱電対1では、2本の素線2,3のうち、少なくとも1本の素線2又は3は、素線2,3の長さ方向における組織の結晶粒の長さと素線2,3の径方向における組織の結晶粒の長さとのアスペクト比が5以上である組織を有することが好ましい。バンブーストラクチャーが形成されにくく、素線2,3がより破断しにくくなる。アスペクト比は、10以上であることがより好ましい。アスペクト比は、大きければ大きいほどより好ましい。アスペクト比の上限は、特に限定されないものの、例えば、1000以下である。アスペクト比は、例えば、次のように求められる。すなわち、素線径のおよそ中心付近を通る、素線長さ方向に平行な断面に現出させた結晶粒を無作為に5個以上選択し、それら結晶粒の(軸方向における結晶粒の長さ)/(長さ方向に直交する径方向における組織の結晶粒の長さ)の平均により求められる。
本実施形態に係る熱電対1では、2本の素線2,3のうち、少なくとも1本の素線2又は3は、素線2,3の径方向の結晶粒の数が2以上である組織を有することが好ましい。バンブーストラクチャーが形成されにくく、素線がより破断しにくくなる。素線2,3の径方向の結晶粒の数は、3以上であることがより好ましい。素線2,3の径方向の結晶粒の数は、多ければ多いほどより好ましい。素線2,3の径方向の結晶粒の数の上限は、特に限定されないものの、例えば、100以下である。素線2,3の径方向の結晶粒の数は、例えば、次のように求められる。すなわち、素線径のおよそ中心付近を通る、素線長さ方向に平行な断面において径方向に並んだ結晶粒を数えることによって求められる。
挟持部材4は、素線2,3の先端部同士を接触状態で挟持して、測温接点部5を形成するための部材である。挟持部材4は、例えば、筒状部材、又は板状部材を筒状に丸めた部材である。
挟持部材4は、導電性材料からなることが好ましい。挟持部材4の材質は、素線2,3のいずれか一方の材質と同じであることがより好ましい。異種材料の接触による熱起電力の発生を抑制することができる。
挟持部材4の材質は、素線2,3の材質に応じて選択することが好ましい。素線2,3が互いに共通する主成分を有するとき、挟持部材4の材質を、素線2,3の主成分と同じ材質にすることが好ましい。素線2,3が互いに共通する主成分を有さないとき、素線2,3のいずれか一方の主成分と共通する成分が他方の素線にあれば、挟持部材4の材質を、素線2,3のいずれか一方の主成分と共通する成分で挟持することが好ましい。また、素線2,3に共通する成分が素線2,3の主成分でないとき、および、素線2,3に共通する成分がないとき、挟持部材4の材質を、いずれか一方の素線2,3の主成分と同じ材質にすることが好ましい。ここで、主成分とは、素線2,3を構成する成分のうち、原子組成比率(at.%、atomic%)が最も多い成分をいう。挟持部材4の材質と素線2,3の材質との好ましい関係について、いくつか例を挙げるが、これらの例は、本発明を限定するものではない。素線2,3が、R熱電対又はS熱電対のようにPtとPt−Rh合金との組合せであるとき、素線2,3の主成分は、いずれもPtである。このとき、挟持部材4の材質はPtであることが好ましい。素線2,3がWとW−Re合金との組合せ又はW−Re合金とW−Re合金との組合せであるとき、素線2,3の主成分は、いずれもWである。このとき、挟持部材4の材質はWであることが好ましい。素線2,3がプラチネルのようにPt−Pd−Au合金とPd−Au合金との組合せであるとき、素線2,3に共通する成分はPdである。このとき、挟持部材4の材質はPdであることが好ましい。
測温接点部5は、素線2,3が挟持部材4で挟持された部分、及び挟持部材4を含む。測温接点部5は、内部に素線2,3同士の接触部6を有する。接触部6の最も計測器(不図示)寄りの部分が、実質的な測温接点となる。接触部6では、素線2,3同士が接していればよく、溶融部を有さないことが好ましい。溶融部を起因とした破断が抑制され、従来の溶接によって測温接点を形成した熱電対と比較して強度を向上させた測温接点部5が得られる。ただし、強度劣化しない程度であれば、接触部6が溶融部を有していてもよい。
本実施形態に係る熱電対1では、2本の素線2,3のうち少なくとも1本の素線2又は3と挟持部材4とは少なくとも1か所が拡散接合していることが好ましい。拡散接合は、拡散接合を目的とした工程を特別に設けるのではなく、熱電対1の使用中に2本の素線2,3と挟持部材4とが高温に晒されている間に拡散が進むことによって形成されることが好ましい。このように、熱電対1の使用中に素線2,3と挟持部材4とが強固に接合されるので、熱電対1の組み立て直後には2本の素線2,3と挟持部材4とが接合されていなくてもよい。生産性を低下させることなく、熱電対1を製造することができる。また、拡散接合は、拡散接合を目的とした工程を特別に設け、2本の素線2,3と挟持部材4とを部分的に拡散させることによって設けてもよく、2本の素線2、3を拡散接合してから2本の素線と挟持部材4とを部分的に拡散接合させることによって設けてもよい。
熱電対1の製造方法の一例について説明する。まず、素線2,3の先端部を並列させた状態で、素線2,3を挟持部材4の筒内に配置する。このとき、素線2,3の先端部は、挟持部材4の全域にわたって配置されるか、又は挟持部材4の一部の領域に配置されてもよい。素線2,3の先端部は、挟持部材4からはみ出していてもよい。また、素線2,3は、先端を同じ方向に向けて並列するか、又は反対方向に向けて並列してもよい。次いで、挟持部材4を上下方向(素線2,3の並列方向に直交する方向)から押し潰し、次いで左右方向(素線2,3の並列方向に沿った方向)から押し潰すことによって、測温接点部5を形成する。挟持部材4を押し潰す順番は、特に限定されず、左右方向から押し潰した後、上下方向から押し潰してもよい。また、押し潰しを複数回行ってもよい。
本実施形態に係る熱電対の製造方法では、素線2,3を溶接又は拡散接合などによって素線2,3同士を意図的に接合する測温接点の形成工程を有さないことが好ましい。例えば、素線2,3を部分溶融させる抵抗溶接又は変形を伴うような圧力を加える拡散接合では、素線2,3の変形によって断面積が減少する問題があるところ、本実施形態に係る熱電対では、挟持部材4を用いることで、素線2,3の変形を防止し、測温接点部5の十分な強度を保つことができる。
挟持部材4の寸法を大きくするにつれて、測温接点部5の強度が向上する傾向にある。しかし、測温接点部5の強度を、素線2,3の強度を超える強度にまで向上させる必要はない。また、挟持部材4が大きすぎると、装置又は設備への組み込みが困難になる場合がある。例えば、通常、熱電対では、2本の素線は、相互に接触しないようにセラミックス製の絶縁管に挿通される。また、素線は外部から汚染されると測定精度が低下するため、汚染防止として保護管を用いることがある。例えば、直径φ0.5mmの素線を使用する場合、絶縁管として長径2mm、短径1.5mmの楕円管又はφ2mm、φ4mm程度の円管がよく使用される。この場合、保護管として内径φ4〜φ12mmの円管が使用される。このように、保護管を使用した場合には、保護管の内径よりも測温接点部5を大きくすることは不可能である。また、測温接点部5は絶縁管の外径よりも小さい方が、組み立ての際に測温接点部5を保護管の内壁にぶつけるなどの心配が少なく好適である。ここで、絶縁管の外径は、絶縁管が2穴管であるときは、当該2穴管の外寸法であり、絶縁管が素線2,3をそれぞれ挿通させる2本の管からなるときは、2本の管の外寸法の合計である。さらに、熱電対ユーザーからは、測温接点部5の外部との接触を防止するためと思われるが、測温接点部5付近の絶縁管に溝などの加工を施し、その溝の中に測温接点部5が納まった形状の熱電対を求められることがある。また、必要以上に大きな測温接点部5は、応答性を低下させる。温度応答性が悪いと急な昇降温を測温する場合又は昇降温の時間も含めた熱処理などを行う際に一般的な溶接による測温接点部5と差が発生してしまう。そのため、熱電対の測温接点部5は絶縁管の外径又は保護管の内径よりも小さいことが使用する上でも、製造する上でも都合がよい。
そこで、本発明者らは、鋭意研究の結果、熱電対1における測温接点部5の大きさを式(1)〜(3)の要件を満たすように規定することによって、測温接点部5が必要以上に大きくなりすぎず、かつ、十分な強度が得られることを見出した。
Lは、測温接点部5の2本の素線2,3の長さ方向の長さであり、式(1)の通り、0.5×(d1+d2)以上5×(d1+d2)以下である。Lが0.5×(d1+d2)未満では、製造が困難な場合がある。Lが5×(d1+d2)を超えると、温度応答性が劣る。また、保護管又は絶縁管など周辺部材への測温接点部5の組み込みが難しくなる。Lは、0.5×(d1+d2)以上3×(d1+d2)以下であることが好ましく、Lは、0.5×(d1+d2)以上1×(d1+d2)以下であることがより好ましい。
Dは、測温接点部5の2本の素線2,3の並列方向の最大幅であり、式(2)の通り、1×(d1+d2)を超え5×(d1+d2)以下である。Dが1×(d1+d2)以下であると、素線2,3の変形によって、測温接点部5の強度が不十分となる。Dが5×(d1+d2)を超えると、温度応答性が劣る。また、保護管又は絶縁管など周辺部材への測温接点部5の組み込みが難しくなる。温度応答性が特に求められるとき、Dは、1×(d1+d2)を超え3.5×(d1+d2)以下であることが好ましく、Dは、1×(d1+d2)を超え2×(d1+d2)未満であることがより好ましい。
Eは、測温接点部5の横断面における並列方向に直交する方向の最大幅であり、式(3)の通り、1.4×d1を超え8×d1以下である。Eが1.4×d1以下であると、素線2,3の変形によって、測温接点部5の強度が不十分となる。Eが8×d1を超えると、温度応答性が劣る。また、保護管又は絶縁管など周辺部材への測温接点部5の組み込みが難しくなる。Eは、1.4×d1を超え5×d1以下であることが好ましく、1.4×d1を超え3×d1以下であることがより好ましい。
以降、実施例を示しながら本発明についてさらに詳細に説明するが、本発明は実施例に限定して解釈されない。
(実験例1−温度応答性試験)
熱電対(実施例A〜E、比較例B)を、次の通り作製した。素線の先端を同じ方向に向けて並列させて互いに接触させた状態とし、挟持部材で挟持して測温接点部を形成し、熱電対を得た。このとき、一方の素線として組織制御強化Pt線(直径d1=0.5mm)、他方の素線としてPt−Rh合金線(直径d2=0.5mm)を用い、挟持部材としてPtからなる筒状部材を用いた。組織制御強化Pt線とは、結晶粒のアスペクト比を大きくなるように組織を制御しクリープ強度を高めたPt線である。2本の素線は、図1に示すように挟持部材の素線の長さ方向の全域にわたって配置した。d1,d2,L,D,Eは、図3に示すとおりである。
実施例Aと同様にして、熱電対(実施例F、G、比較例C、D)を作製した。また、一方の素線として組織制御強化Pt線(直径d1=0.3mm)、他方の素線としてPt−Rh合金線(直径d2=0.3mm)を用いた以外は、実施例Aと同様にして、熱電対(実施例H)を作製した。d1,d2,L,D,Eは、図3に示すとおりである。
従来接合(比較例A)として、Pt線(直径d1=0.5mm)及びPt−Rh合金線(直径d2=0.5mm)の端部同士をTIG溶接して測温接点を形成した熱電対を作製した。測温接点の大きさは、素線の長さ方向の長さ(Lに相当)が1.5(d1+d2)、素線の並列方向の最大幅(Dに相当)が1.5(d1+d2)、並列方向に直交する方向の最大幅(Eに相当)が3×d1であった。
Pt線(直径d1=0.3mm)及びPt−Rh合金線(直径d2=0.3mm)を用いた以外は、比較例Aと同様にして、従来接合(比較例E)を作製した。測温接点の大きさは、素線の長さ方向の長さ(Lに相当)が1.66(d1+d2)、素線の並列方向の最大幅(Dに相当)が1.66(d1+d2)、並列方向に直交する方向の最大幅(Eに相当)が3.33×d1であった。
温度応答性試験は、次の通り行った。1000℃に設定した電気炉内へ熱電対を挿入し、熱電対が示す温度が1000℃に安定するまで保持した。安定して1000℃を示した熱電対を炉内から抜き出し、900℃になるまでの時間(以降、降温時間ということもある。)を調べた。降温時間を図3に示す。
図3に示すとおり、実施例A〜Eは、式(1)〜(3)を満たしていたため、従来接合(比較例A)と比較して温度応答性を維持することができた。特に実施例A〜Dは、従来接合(比較例A)よりも降温時間が短く、温度応答性が良好であった。比較例Bは、式(2)、(3)を満たさなかったため、従来接合(比較例A)よりも降温時間が長く、温度応答性が劣った。
図3に示すとおり、実施例F〜Hは、式(1)〜(3)を満たしていたため、従来接合(比較例A,E)と比較して温度応答性を維持することができた。特に、実施例F、Gは、従来接合(比較例A)と比較して、降温時間が短く、温度応答性が良好であった。比較例Cは、式(1)を満たさなかったため、従来接合(比較例A)よりも降温時間が長く、温度応答性が劣った。比較例Dは、式(2)、(3)を満たさなかったため、従来接合(比較例A)よりも降温時間が長く、温度応答性が劣った。
(実験例2−強度試験(クリープ試験))
熱電対(実施例1〜3、比較例4)は、次の通り作製した。素線の先端を反対方向に向けて並列させて互いに接触させた状態とし、挟持部材で挟持して測温接点部を形成し、熱電対を得た。このとき、一方の素線として組織制御強化Pt線(実施例1,3及び比較例4は直径d1=0.5mm、実施例2は直径d1=0.4mm)、もう一方の素線としてPt−Rh合金線(実施例1,3及び比較例4は直径d2=0.5mm、実施例2は直径d2=0.4mm)を用い、挟持部材としてPtからなる筒状部材を用いた。2本の素線は、挟持部材の素線の長さ方向の全域にわたって配置した。d1,d2,L,D,Eは、図4に示すとおりである。
実施例1と同様にして、熱電対(実施例5)を作製した。また、温度応答性試験で用いた実施例E、Hの熱電対を、実施例1と同様にしてそれぞれ実施例6、7とした。d1,d2,L,D,Eは、図4に示すとおりである。
熱電対(実施例4)は、次の通り作製した。素線の先端を反対方向に向けて並列させて互いに接触させた状態とし、挟持部材で挟持して測温接点部を形成し、熱電対を得た。このとき、一方の素線として酸化物分散強化Pt線(直径d1=0.75mm)、もう一方の素線としてPt−Rh合金線(直径d2=0.75mm)を用い、挟持部材としてPtからなる筒状部材を用いた。2本の素線は、挟持部材の素線の長さ方向の全域にわたって配置した。d1,d2,L,D,Eは、図4に示すとおりである。
従来接合(比較例1)として、Pt線(直径d1=0.4mm)及びPt−Rh合金線(直径d2=0.4mm)の端部同士をTIG溶接で測温接点を形成した熱電対を作製した。測温接点の大きさは、素線の長さ方向の長さ(Lに相当)が1.5(d1+d2)、素線の並列方向の最大幅(Dに相当)が1.5(d1+d2)、並列方向に直交する方向の最大幅(Eに相当)が3×d1であった。
比較例2は、組織制御強化Pt線(直径d1=0.4mm)及びPt−Rh合金線(直径d2=0.4mm)を用いた以外は、比較例1と同様にして熱電対を作製した。
比較例3は、組織制御強化Pt線(直径d1=0.5mm)及びPt−Rh合金線(直径d2=0.5mm)を用い、測温接点を抵抗溶接で形成した熱電対を作製した。抵抗溶接の測温接点は、2本の線材の接触部が部分的に溶融するだけであるため、測温接点の大きさは、素線の長さ方向の長さ(Lに相当)が1.5(d1+d2)、素線の並列方向の最大幅(Dに相当)が0.75(d1+d2)、並列方向に直交する方向の最大幅(Eに相当)が2×d1であった。
比較例5は、酸化物分散強化Pt線(直径d1=0.5mm)及びPt−Rh合金線(直径d2=0.5mm)を用いた以外は、比較例1と同様にして熱電対を作製した。
比較例6は、組織制御強化Pt線(直径d1=0.3mm)及びPt−Rh合金線(直径d2=0.3mm)を用いた以外は、比較例1と同様にして熱電対を作製した。
強度試験(クリープ試験)は、実施例1〜3、比較例1〜4の熱電対について、次の通り行った。1100℃、大気雰囲気の電気炉内の中央部に測温接点が配置されるように熱電対を配置し、熱電対に10MPaの荷重をかけて破断するまでの時間(以降、破断時間ということもある。)を測定した。この試験を各実施例及び各比較例についてサンプル数を3本で行い、破断時間の平均値を図4に示す。破断時間の平均値が10時間(hr)を超える場合を実用レベル、破断時間の平均値が10時間以下である場合を実用不可レベルとした。
実施例5〜7、比較例6の熱電対について、実施例1と同様の評価方法及び評価基準で、強度試験(クリープ試験)を行った。破断時間の平均値を図4に示す。
また、強度試験(クリープ試験)は、実施例4、比較例5の熱電対について、次の通り行った。1400℃、大気雰囲気の電気炉内の中央部に測温接点が配置されるように熱電対を配置し、熱電対に3.5MPaの荷重をかけて破断するまでの時間(以降、破断時間ということもある。)を測定した。この試験を各実施例及び各比較例についてサンプル数を3本で行い、破断時間の平均値を図4に示す。破断時間の平均値が20時間を超える場合を実用レベル、破断時間が20時間以下である場合を実用不可レベルとした。
図4に示すとおり、実施例1〜3は、式(1)〜(3)を満たしていたため、従来接合(比較例1〜3)よりも破断時間が長く、強度が高かった。比較例4は、式(2)及び式(3)を満たさなかったため、破断時間が短く、強度向上が不十分であった。また、実施例4と比較例5との試験結果から、式(1)〜(3)を満たすことで、1400℃のような超高温域であっても実施例4のように高い強度を維持できることが確認された。
図4に示すとおり、実施例5〜7は、式(1)〜(3)を満たしていたため、従来接合(比較例1〜3、6)よりも破断時間が長く、強度が高かった。また、実施例7は温度応答性試験の実施例Hの熱電対である。温度応答性試験では、実施例H(実施例7)が従来接合(比較例E)よりも若干優れている程度であったが、強度試験では、実施例7が従来接合(比較例1〜3、6)よりも破断時間が顕著に長かった。実施例6は温度応答性試験の実施例Eの熱電対である。温度応答性試験では、実施例E(実施例6)が従来接合(比較例A)よりも若干優れている程度であったが、強度試験では、実施例6が従来接合(比較例1〜3、6)よりも破断時間が顕著に長かった。以上より、式(1)〜(3)を満たすことで、従来接合と同等又は従来接合よりも優れた温度応答性を維持しながら、測温接点部の強度を顕著に高くすることができることが確認された。
1 熱電対
2,3 素線
4 挟持部材
5 測温接点部
6 接触部
本発明に係る熱電対では、前記2本の素線のうち少なくとも1本の素線と前記挟持部材とは少なくとも1か所が拡散接合していることが好ましい。素線と挟持部材とは熱電対の使用によって高温に晒されている間に拡散が進んで接合されるため、生産性を低下させることがない。本発明に係る熱電対では、前記2本の素線を相互に接触しないように挿通させる絶縁管と、該絶縁管を収容する保護管とを更に有することが好ましい。本発明に係る熱電対では、前記2本の素線のうち、少なくとも1本の素線は、組織制御によって強化されていることが好ましい。本発明に係る熱電対では、前記2本の素線のうち、少なくとも1本の素線は、酸化物分散によって強化されていることが好ましい。本発明に係る熱電対では、前記2本の素線の径d1、d2は、それぞれ0.2〜2mmであることが好ましい。本発明に係る熱電対では、前記2本の素線の径d1、d2は、それぞれ0.3〜0.75mmであることが好ましい。本発明に係る熱電対は、大気雰囲気で使用することが好ましい。本発明に係る熱電対では、前記挟持部材の材質が前記素線のいずれか一方の材質と同じであることが好ましい。
素線2,3の材質は、例えば、Ru,Rh,Pd,Os,Ir,PtなどのPGM(Platinum Group Metal)、W及びReから選ばれる元素の一種又は二種以上であることが好ましい。また、素線2,3は、組織制御又は酸化物分散などによって強化されていてもよい。素線2,3の組合せは、例えば、R熱電対又はS熱電対のようにPtとPt−Rh合金との組合せ;WとW−Re合金との組合せ;W−Re合金とW−Re合金との組合せ;又はプラチネルのようにPt−Pd−Au合金とPd−Au合金との組合せである。本発明では、測定する温度に応じて、材質を選定することができ、素線2,3の材質に限定されない。

Claims (4)

  1. 2本の素線と挟持部材とを有し、該挟持部材が前記2本の素線の先端部同士を並列に接触させた状態で挟持することで測温接点部が設けられた熱電対であって、
    前記2本の素線の径をそれぞれd1、d2(ただし、d1≧d2)とし、前記測温接点部の前記2本の素線の長さ方向の長さをLとし、前記測温接点部の前記2本の素線の並列方向の最大幅をDとし、前記測温接点部の横断面における前記並列方向に直交する方向の最大幅をEとしたとき、次の式(1)〜(3)を満たすことを特徴とする熱電対。
    式(1) 0.5×(d1+d2)≦L≦5×(d1+d2)
    式(2) 1×(d1+d2)<D≦5×(d1+d2)
    式(3) 1.4×d1<E≦8×d1
  2. 前記2本の素線のうち、少なくとも1本の素線は、該素線の長さ方向における組織の結晶粒の長さと前記素線の径方向における前記組織の結晶粒の長さとのアスペクト比が5以上である組織を有することを特徴とする請求項1に記載の熱電対。
  3. 前記2本の素線のうち、少なくとも1本の素線は、該素線の径方向の結晶粒の数が2以上である組織を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の熱電対。
  4. 前記2本の素線のうち少なくとも1本の素線と前記挟持部材とは少なくとも1か所が拡散接合していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の熱電対。
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