JP2018025078A - 鉄筋コンクリート建物を成形する外断熱の隣地あき無し透明仮枠構造 - Google Patents

鉄筋コンクリート建物を成形する外断熱の隣地あき無し透明仮枠構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2018025078A
JP2018025078A JP2016167292A JP2016167292A JP2018025078A JP 2018025078 A JP2018025078 A JP 2018025078A JP 2016167292 A JP2016167292 A JP 2016167292A JP 2016167292 A JP2016167292 A JP 2016167292A JP 2018025078 A JP2018025078 A JP 2018025078A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat insulation
temporary frame
fixing
fixing member
heat insulating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016167292A
Other languages
English (en)
Inventor
龍夫 ▲高▼▲橋▼
龍夫 ▲高▼▲橋▼
Tatsuo Takahashi
平野 勝男
Katsuo Hirano
勝男 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takahashi Kanri KK
Original Assignee
Takahashi Kanri KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takahashi Kanri KK filed Critical Takahashi Kanri KK
Priority to JP2016167292A priority Critical patent/JP2018025078A/ja
Publication of JP2018025078A publication Critical patent/JP2018025078A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)

Abstract

【課題】外側に施工する外壁断熱材にコンクリートを打設する際の仮枠としての機能を持たせると共に、仮枠のせき板に透明樹脂板を用いて、仮枠内部のコンクリートの状態を観察することができ、さらに仮枠せき板のサイズを自由に形成できる仮枠を提供する。【解決手段】多面形状に成形した外壁用のステンレス化粧鋼板16の両端を平行に折り曲げ袖固定部18を成形し、隣り合うステンレス化粧鋼板16の袖固定部18を当接させ、L字形の断熱パネル固定部材を、袖固定部18の両側に左右対称に配置してビスで固定し、断熱パネル68をステンレス化粧鋼板16に嵌め込み、嵌込固定部材の面部で断熱パネル68と嵌込固定部材を固定し、建物内側の仮枠せき板を透明平板樹脂100で成形し、室内側からセパレーターとプラスチックコーンと仮枠間隔保持材で、ステンレス化粧鋼板16と断熱パネル68を透明平板樹脂100に固定した型枠とする。【選択図】図13

Description

この発明は、鉄筋コンクリート建物の仮枠のせき板に透明平板樹脂を用いた外断熱工法に関するものである。
従来から、RCコンクリート建物の建築工法の一つとして、外壁面に断熱材を施工する外断熱工法がある。建物躯体の外壁に断熱材を施工するため、建物の内部の蓄熱性が高まると共に、年間を通じて室内の温度変動が少なくなり、冷暖房等のエネルギーの消費を抑制し、省エネに貢献している。
さらに、外断熱工法は、内断熱工法で問題となっている内部結露の発生を防止し、カビの発生を抑制し、冷暖房の熱効率が高くなるといった利点がある。
また、建物の躯体が直接外気と接しないため、真夏の暑い太陽熱や、冬の冷害による建物躯体への悪影響を大幅に減少させ、建物躯体の耐久性が向上するといった利点がある。
しかしながら、このような外断熱工法で、RCコンクリート建物を構築しようとした場合、これまでは、躯体コンクリートを構築後、躯体コンクリートの外壁面に断熱材を接着して、その上に耐火材をアンカー等で躯体コンクリートに固定する方法や、ガラス繊維等を躯体コンクリートの外壁面にアンカー等で固定して、その上に耐火モルタル等を施工する方法が行われてきた。
このように、何れの外断熱工法にしても、建築中の建物の外側で人手により断熱材を施工する作業を行う必要があるため、建物の外側に足場を設置しなければならず、都市部の建物が密集した狭小地では、土地の有効利用と云う観点から考えて、実質的には外断熱工法でRCコンクリート建物を建築することは不可能であった。
下記の2件の特許文献においても、いずれもRCコンクリート建物の躯体コンクリートを構築後、躯体コンクリートの外壁面に断熱材を接着剤で張り付け、その断熱材に貼り付けたガラス繊維ネット等をアンカー等で躯体コンクリートに固定したり、又は外断熱用断熱パネルをアンカー等で直接躯体コンクリートに固定している。
特開2003−13583 特開2010−174501
このように、何れの外断熱工法においても、RCコンクリート建物の躯体コンクリートを構築後、躯体コンクリートの外壁面に断熱材を施工するため、建物の外側に足場を設置しなければならず、そのため隣地との間に足場構築用の空間を40cm以上開けなければならず、土地の有効利用の妨げとなっていた。
さらに、鉄筋コンクリート建物の壁と柱を形成する仮枠にコンクリートを打設する際、コンクリートは、材料を適切に選定し施工性能に優れて硬化後の品質が確保されるように配合が行われると、通常は仮枠の中にスムーズに打ち込まれ、しっかりと締め固めをしておけば耐久性のある壁と柱を造ることができる。
しかし、コンクリートを打ち込みやすくすることは、流動性を高めることになり、その流動性に応じて材料分離抵抗性(コンクリートの粘性)を高めなければ、材料分離(粗骨材がモルタル部分から離れる現象)が発生する。
また、材料分離抵抗性を高めても、流動させれば骨材は沈み、流動しやすいモルタルは流れて分離する。
また、一般的にコンクリートの打設時には高周波バイブレーターを使用するが、高周波バイブレーターでコンクリートに振動を長く与えると骨材が沈み材料分離が生じる。
材料分離をすると、モルタルの多い箇所ではひび割れが生じやすくなるものの、ジャンカ(コンクリートの表面に骨材が集まった「豆板」、コンクリートの内部が詰まっていない「空洞」、コンクリートの表面に空洞が見られる「巣」等を総称してジャンカと呼ぶ)はできない。
ジャンカができるのは、骨材が集まるような打ち込みが主原因である。
たとえば、長い斜めシュートでコンクリートを打ち込むと、粗骨材は転がって遠い方に骨材が集まり、モルタルは粘性が高いためシュート面に沿ってゆっくり流れ、シュートの下で分離する。
配筋された仮枠内に斜めシュートを用いて打ち込む場合に、この分離を見逃すと、部分的に粗骨材が集まってジャンカができることがある。
また、ポンプ圧送による打ち込みは、材料分離を少なくさせる打ち込み方法の一つと考えられているが、打ち始めの時点や段取り替えの際に、配管内のコンクリートが落下することになり、骨材が先に走ってジャンカを造ることがある。
ジャンカができる要因にはいくつかのパターンがある。
(1)流動性が不足して未充てんになる場合。
(2)打込み速度が速く締固めが不十分になる場合。
(3)粗骨材が一部に集まる場合(この場合は、高周波バイブレーターで振動を与えてもモルタルは粗骨材の隙間を充てんできない)。
(4)モルタルが仮枠の隙間から抜け出して骨材だけが残される場合。
いずれも材料分離による影響が原因で発生する。
配筋状態や仮枠の形状に応じた施工性能をもつコンクリートであれば、(1)や(2)の原因のジャンカはできないし、仮枠を精度よく組み立てていれば(4)はあり得ない。しかし、(3)の原因は案外と見逃されやすく、ポンプ圧送を用いた施工であるにもかかわらず、ジャンカが生じてしまうことがある。
順調に圧送されている段階では筒先のフレキシブルホースを水平にして打ち込むため、筒先からの落下高さは自ずと小さく問題になるほどの材料分離は生じないが、ところが、仮枠内のコンクリートをバランスよく打ち上げていくためには、筒先を移動する必要が生ずる。
その際には、フレキシブルホース内のコンクリートを一旦吐き出し、ブームを他の場所に移動して打ち込みを再開するが、ブームの中では斜めシュートの材料分離と同様の現象が起き、コンクリートの中で粗骨材が先行して吐き出されてしまう。
このように、仮枠にコンクリートを打ち込む際は、常にジャンカの発生を予測し、事前に対策を講ずることが必要である。
しかしながら、工事現場で一般的に用いられている木製仮枠のほとんどは、厚手のベニヤ板(コンパネ)の片側表面にコンクリートの付着を防ぐよう、平滑にするための塗料が塗布された合板仮枠のため、仮枠内部の打ち込まれたコンクリートの状態を見ることができないためジャンカの生じた場所を特定することができず、従来は、職人の経験と感覚だけで高周波バイブレーター等を使用して対応してきたため、ジャンカの発生を未然に防ぐことは困難であった。
発生したジャンカを補修する一般的な方法としては、ジャンカの程度によりA〜Eの補修方法がある。
A.砂利が表面に露出していない場合。
補修は不要。
B.砂利が露出しているが、表面の砂利を叩いても剥落することがなく、はつり取る必要がない程度。
補修方法は、ポリマーセメントモルタル等を塗布。
C.砂利が露出し、表層の砂利を叩くと剥落する場合。
補修方法は、不用部分をはつり取り正常な部分を露出させ、ポリマーセメントペースト等を塗布後、ポリマーセメントモルタル等を充填。
D.鋼材のかぶりから、やや奥まで砂利が露出し、空洞も観られる場合。
補修方法は、不用部分をはつり取り正常な部分を露出させ、無収縮モルタルを充填する。
E.コンクリートの内部に空洞が多数見られる。
補修方法は、不用部分をはつり取り正常な部分を露出させ、コンクリートで打ち換える。このように、ジャンカを補修する作業には、多くの労力とお金が必要であった。
上記のような問題が発生しているため、半透明の樹脂を用いたパネル仮枠が数社から販売されている。
その中でも日本プラスチック型枠工業会に所属する「天馬株式会社」が製造販売しているリサイクル可能な複合強化プラスチック製型枠、商品名「カタパネル」、さらに、「大和技研工業株式会社」が製造販売しているコンクリート打設用樹脂製型枠、商品名「セフコン」が一般に知られている。
このように、壁面のように平面状の仮枠に用いるプラスチック製仮枠は、前記の会社(天馬株式会社、大和技研工業株式会社)から販売されているが、柱の大きさに応じて使用することが可能な柱用のプラスチック製仮枠は無かった。
特に、鉄筋コンクリート建物の場合は、柱は建物を支えるための最も重要な構造物であり、コンクリートを柱の仮枠に打ち込む際、柱の内部のコンクリートの状態を把握して高周波バイブレーター等を的確な位置に挿入してジャンカの発生を抑えることが重要である。
さらに、これまでもコンクリートを打ち込む際に仮枠内部を観察することができる半透明製のプラスチック製仮枠も市販されているが、プラスチック製仮枠は金型を用いてプレス機により製作するため縦横のサイズが限定され、木製型枠のように縦横サイズを自由に製作することが困難であった。
さらに、市販されているプラスチック製仮枠は、いずれの製品も半透明のため、コンクリート打ち込んでいる最中の仮枠内部のコンクリートの状態を正確に把握することが難しく、そのため、高周波バイブレーター等を的確な位置に挿入し振動時間を調整してジャンカを防ぐことが困難であった。
本発明は、このような、従来の欠点に鑑みて、隣家との隙間が狭い場合でも、外断熱工法でRCコンクリート建物を建築することを可能とし、さらに、外壁の外側に施工する外壁断熱材にコンクリートを打設する際の仮枠としての機能を持たせるため、従来、建物の外側に構築していた仮枠が不要となり、土地を最大限に活用することができると共に、仮枠のせき板に透明樹脂板を用いたことにより、仮枠にコンクリートを打ち込む際、仮枠内部のコンクリートの状態を観察することができ、さらに仮枠せき板のサイズを自由に形成できる仮枠を提供することを課題とする。
かかる課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、鉄筋コンクリート建物を成形する外断熱の透明仮枠において、多面形状に成形した外壁用のステンレス化粧鋼板の両端を平行に折り曲げ袖固定部を成形し、前記袖固定部の縦方向に複数の穴を開けると共に、横方向に複数個並べた隣り合うステンレス化粧鋼板の袖固定部を当接させ、前記袖固定部の両側に、L字形鋼板の先端上部を鉤形に成形しステンレス化粧鋼板の袖固定部の穴と相対する位置に穴を開け、先端部にセパレーター取付用の穴を開けた断熱パネル固定部材を、前記袖固定部の両側に左右対称に配置し、ビスで前記袖固定部と前記断熱パネル固定部材を固定し、2枚のベニヤ板で発泡スチロールをサンドイッチ状に接着した断熱パネルをステンレス化粧鋼板に嵌め込み、前記断熱パネル固定部材の鉤形に成形したL形部に、逆凹形をした嵌込固定部材を嵌め込み2枚の前記断熱パネル固定部材を固定すると共に、前記嵌込固定部材の面部で断熱パネルのベニヤ板と嵌込固定部材を固定し、建物内側の仮枠せき板を透明平板樹脂で成形し、室内側からセパレーターとプラスチックコーンと仮枠間隔保持材で、ステンレス化粧鋼板と断熱パネルを透明平板樹脂に固定したことを特長とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構造に加え、ステンレス化粧鋼板と断熱パネルを1階スラブに固定するため、ステンレス鋼板を階段状に折り曲げた外壁固定台座の最下段をステンレス化粧鋼板の多面形状の奥行巾に合わせて凹形状に成形し、ステンレス化粧鋼板の下部を支えることが出来るように成形すると共に、二段目の段状の奥行きを断熱パネルの厚さと概ね同一の奥行きで成形し、三段目の段上に複数の穴を開け、外壁固定台座を1階スラブに埋め込まれた固定金具に固定したことを特長とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の構造に加え、外壁角部の左右2枚の断熱パネルを固定するため、一方の断熱パネルの厚さに合わせて成形したコの字形の平板鋼板の袖部に、他方の断熱パネルを嵌め込み固定するため2枚の平板鋼板を平行に取り付け、室内側の直角に交わる2枚の平板鋼板の先端部を折り曲げセパレーターを取り付けるための穴を開けたことを特長とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の構造に加え、隣り合う前記透明平板樹脂の、一方の端部に挿入用平板樹脂と重ね用平板樹脂を接着して凸形契合部を形成すると共に、他方の端部に受止用平板樹脂と押え平板樹脂を重ねて接着して凹形契合部を形成し、凹形契合部の縦方向にプラスチックコーン取付用の複数の穴を開け、凸形契合部と凹形契合部を契合させ、凹形契合部にプラスチックコーンを取り付け、プラスチックコーン取付用の穴を開けたコの字形押え金具を重ね用平板樹脂と押え平板樹脂に被せ、仮枠間隔保持材をプラスチックコーンに取り付けたことを特長とする。
請求項1に記載の発明によれば、鉄筋コンクリート建物を成形する外断熱の透明仮枠において、多面形状に成形した外壁用のステンレス化粧鋼板の両端を平行に折り曲げ袖固定部を成形し、前記袖固定部の縦方向に複数の穴を開けると共に、横方向に複数個並べた隣り合うステンレス化粧鋼板の袖固定部を当接させ、前記袖固定部の両側に、L字形鋼板の先端上部を鉤形に成形しステンレス化粧鋼板の袖固定部の穴と相対する位置に穴を開け、先端部にセパレーター取付用の穴を開けた断熱パネル固定部材を、前記袖固定部の両側に左右対称に配置し、ビスで前記袖固定部と前記断熱パネル固定部材を固定し、2枚のベニヤ板で発泡スチロールをサンドイッチ状に接着した断熱パネルをステンレス化粧鋼板に嵌め込み、前記断熱パネル固定部材の鉤形に成形したL形部に、逆凹形をした嵌込固定部材を嵌め込み2枚の前記断熱パネル固定部材を固定すると共に、前記嵌込固定部材の面部で断熱パネルのベニヤ板と嵌込固定部材を固定し、建物内側の仮枠せき板を透明平板樹脂で成形し、室内側からセパレーターとプラスチックコーンと仮枠間隔保持材で、ステンレス化粧鋼板と断熱パネルを透明平板樹脂に固定したことにより、鉄筋コンクリート建物の外壁を構成するステンレス化粧鋼板と外断熱用の断熱パネルを簡単に組み合わせて固定し、セパレーターに容易に取り付けることが出来るようになるため作業の効率を大幅に向上させると共に、建物内側の仮枠せき板を透明平板樹脂で成形したことにより、仮枠にコンクリートを打ち込む際、打ち込まれたコンクリートの状態を把握することが出来るようになり高周波バイブレーター等を的確な位置に挿入し振動時間を調整してジャンカを防ぐことが可能となった。
請求項2に記載の発明によれば、ステンレス化粧鋼板と断熱パネルを1階スラブに固定するため、ステンレス鋼板を階段状に折り曲げた外壁固定台座の最下段をステンレス化粧鋼板の多面形状の奥行巾に合わせて凹形状に成形し、ステンレス化粧鋼板の下部を支えることが出来るように成形すると共に、二段目の段状の奥行きを断熱パネルの厚さと概ね同一の奥行きで成形し、三段目の段上に複数の穴を開け、外壁固定台座を1階スラブに埋め込まれた固定金具に固定したことにより、鉄筋コンクリート建物の外壁を構成するステンレス化粧鋼板の下部を1階スラブに固定した外壁固定台座に安定した状態で隙間無く密着して固定させることが出来るようになり、建物内部に白蟻の侵入を防ぐと共に作業の効率を大幅に向上させることが可能となった。
請求項3に記載の発明によれば、外壁角部の左右2枚の断熱パネルを固定するため、一方の断熱パネルの厚さに合わせて成形したコの字形の平板鋼板の袖部に、他方の断熱パネルを嵌め込み固定するため2枚の平板鋼板を平行に取り付け、室内側の直角に交わる2枚の平板鋼板の先端部を折り曲げセパレーターを取り付けるための穴を開けたことにより、外壁角部を構成する左右の断熱パネルを簡単に固定することが出来るようになり、仮枠職人さんの労力を軽減させることが可能となった。
請求項4に記載の発明によれば、隣り合う前記透明平板樹脂の、一方の端部に挿入用平板樹脂と重ね用平板樹脂を接着して凸形契合部を形成すると共に、他方の端部に受止用平板樹脂と押え平板樹脂を重ねて接着して凹形契合部を形成し、凹形契合部の縦方向にプラスチックコーン取付用の複数の穴を開け、凸形契合部と凹形契合部を契合させ、凹形契合部にプラスチックコーンを取り付け、プラスチックコーン取付用の穴を開けたコの字形押え金具を重ね用平板樹脂と押え平板樹脂に被せ、仮枠間隔保持材をプラスチックコーンに取り付けたことにより、隣り合う透明平板樹脂が頑強に固定されると共に、施工現場で仮枠を組み立てる際、隣り合う透明樹脂で成形した仮枠せき板を簡単に組み立てることが出来るようになり、仮枠職人さんの労力を軽減させることが可能となった。
以下、この発明の実施の形態について説明する。
図1乃至図19には、この発明の実施の形態を示す。
図1は、鉄筋コンクリート建物の外壁の外側型枠を固定するための外壁固定台座1と、その外壁固定台座1を1階スラブに固定するためのスラブ面台座2を立体図で示す。外壁固定台座1は、厚さ1mmのステンレス鋼板を階段状に折り曲げて成形され、最下段6を巾50mmでコの字形に成形すると共に、つづいて二段目7を巾50mmで階段状に折り曲げ、さらに三段目8を巾30mmで階段状に折り曲げ、三段目8にはスラブ面台座2に取り付けた固定金具10のボルト9を挿入するため複数の穴5が開けられる。スラブ面台座2は、1階スラブに埋め込み外壁固定台座1を1階スラブに固定するための台座金物で、平板鋼板をコの字形に折り曲げて逆凹形に配置し、上面に外壁固定台座1の複数の穴5と相対する位置にコの字形をした固定金具10を溶接で固定すると共に、その上面にボルト9を固定させることによりスラブ面台座2が形成される。
図2は、図1で説明したスラブ面台座2のボルト9を、1階床にコンクリートを打ち込む際に1階スラブ面上に突き出すようにして埋め込むと共に、ボルト9を外壁固定台座1の穴5に挿入し、ワッシャー4とナット3で外壁固定台座1をスラブ面台座2に固定することにより1階スラブ面に外壁固定台座1が固定される。
図3は、鉄筋コンクリート建物の外壁を形成する、コーナー用ステンレス化粧鋼板17と、コーナー用ステンレス化粧鋼板17の両側に取り付ける2枚の壁用ステンレス化粧鋼板16を、コーナー用ステンレス化粧鋼板17に取り付ける前の状態を示す。コーナー用ステンレス化粧鋼板50は、概ね半月状の6面形状に折り曲げた多面形状で形成され、図16の断面図で示すとおり、平板で厚さ1mmのステンレス鋼板を多面形状に折り曲げて形成した外壁用化粧鋼板で、コーナー用ステンレス化粧鋼板17の両端部には断熱パネル固定部材A型27と断熱パネル固定部材B型28と壁用ステンレス化粧鋼板16の袖固定部18、又は19を重ね合せて固定するため約35mm巾の折り曲げた袖固定部20、21を形成すると共に、その袖固定部20、21にはコーナー用ステンレス化粧鋼板17と壁用ステンレス化粧鋼板16を固定するための複数の穴24、25が開けられる。
壁用ステンレス化粧鋼板16は、概ね台形を5面形状に折り曲げた多面形状で形成され、図16の断面図で示すとおり、平板で厚さ1mmのステンレス鋼板を多面形状に折り曲げて形成した外壁用の化粧鋼板で、壁用ステンレス化粧鋼板16は、隣り合う壁用ステンレス化粧鋼板16又はコーナー用ステンレス化粧鋼板17と固定するため壁用ステンレス化粧鋼板16の両端を平行に約35mm折り曲げて袖固定部18、19を形成し、その袖固定部18、19には壁用ステンレス化粧鋼板16とコーナー用ステンレス化粧鋼板17又は壁用ステンレス化粧鋼板16を固定するための複数の穴22、23が開けられ、さらにコーナー用ステンレス化粧鋼板17と壁用ステンレス化粧鋼板16を固定するための断熱パネル固定部材A型27と断熱パネル固定部材B型28と、断熱パネル固定部材A型27と断熱パネル固定部材B型28の差込当接部82、89(図10で説明する)に挟み込み、コーナー用断熱パネルA58コーナー用断熱パネルB59(図5で説明する)、又は断熱パネル68(図7で説明する)とコーナー用ステンレス化粧鋼板17又は壁用ステンレス化粧鋼板16を固定するための差込固定部材26が配置される。
図4は、図3で説明したコーナー用ステンレス化粧鋼板17と壁用ステンレス化粧鋼板16を、図2で説明した外壁固定台座1に取り付けると共に、断熱パネル固定部材A型27と断熱パネル固定部材B型28で壁用ステンレス化粧鋼板16の袖固定部18又は19と、コーナー用ステンレス化粧鋼板17の袖固定部20又は21を固定した状態を立体図で示す。
図5は、ベニヤ板55(厚さ9mm)とベニヤ板57(厚さ3mm)の間に板状の発泡スチロール56(厚さ38mm)をサンドイッチ状に挟み込み接着材で貼り合せることにより成形された2枚のコーナー用断熱パネルA型58(厚さ50mm)、コーナー用断熱パネルB型59(厚さ50mm)と、そのコーナー用断熱パネルA型58、コーナー用断熱パネルB型59を固定するためのコーナー固定部材A型35とコーナー固定部材B型36を立体図で示す。
2枚のコーナー用断熱パネルA型58、コーナー用断熱パネルB型59を組み合わせて建物外側のコーナー用型枠を形成するため、左右2枚のコーナー用断熱パネルA型58、コーナー用断熱パネルB型59の上端を固定するためのコーナー固定部材A型35は、図5aに示すとおり、一方のコーナー用断熱パネルA型58の厚さ(50mm)に合わせて成形したコの字形の平板鋼板の両面にボルト34を挿入するための穴33を開けると共に、その穴33の下にビス32を挿入するための穴30を開け、コの字形の平板鋼板の室内側の先端部44を45度折り曲げ、図12で示すセパレーター97の折り曲げた端部を引掛けるための穴46を開け、さらにコの字形の平板鋼板の底板の外面に、他方のコーナー用断熱パネルB型59の厚さ(50mm)に合わせてコーナー用断熱パネルB型59を嵌め込み固定するため2枚の平板鋼板を平行に溶接して取り付け、両面にボルト37を挿入するための穴39を開けると共に、その穴39の下にビス40を挿入するための穴41を開け、室内側の平板鋼板の先端部31を45度折り曲げ、図12で示すセパレーター97の折り曲げた端部を引掛けるための穴38を開ける。さらに2枚のコーナー用断熱パネルA型58、コーナー用断熱パネルB型59の上下中間部を固定するためのコーナー固定部材B型36は、図5bに示すとおり、一方のコーナー用断熱パネルA型58の厚さ(50mm)に合わせて成形したコの字形の平板鋼板の両面にボルト60を挿入するための穴61を開けると共に、コの字形の室内側の先端部53を45度折り曲げ、図12で示すセパレーター97の折り曲げた端部を引掛けるための穴47を開け、さらにコの字形の平板鋼板の底板の外面に、他方のコーナー用断熱パネルB型59の厚さ(50mm)に合わせてコーナー用断熱パネルB型59を嵌め込み固定するための2枚の平板鋼板を平行に溶接して取り付け、両面にボルト49を挿入するための穴48を開けると共に、室内側の平板鋼板の先端部62を45度折り曲げ、図12で示すセパレーター97の折り曲げた端部を引掛けるための穴51が開けられる。
図6は、図5で説明したコーナー固定部材A型35の断熱パネル嵌込部45とコーナー固定部材B型36の断熱パネル嵌込部54にコーナー用断熱パネルA型58の端部を嵌め込むと共に、さらにコーナー固定部材A型35の断熱パネル嵌込部42とコーナー固定部材B型36の断熱パネル嵌込部50にコーナー用断熱パネルB型59の端部を嵌め込み、ビス32とビス40でコーナー固定部材A型35にコーナー用断熱パネルA58とコーナー用断熱パネルB型59を固定すると共に、コーナー用断熱パネルA型58とコーナー用断熱パネルB型59をコーナー固定部材B型36に固定するため、コーナー固定部材B型36の断熱パネル嵌込部50、54に嵌め込むコーナー用断熱パネルA型58とコーナー用断熱パネルB型59の端部に穴29、64を開け、コーナー固定部材B型36の穴48と穴61にボルト49とボルト60を挿入し、ナット52でコーナー用断熱パネルA型58とコーナー用断熱パネルB59をコーナー固定部材B型36に固定した状態を立体図で示す。
図7は、図6で説明した組合せたコーナー用断熱パネル63の両端に断熱パネル68を配置した状態を立体図で示す。断熱パネル68(厚さ50mm)はベニヤ板65(厚さ9mm)とベニヤ板67(厚さ3mm)の間に板状の発泡スチロール66(38mm)をサンドイッチ状に挟み込み接着材で貼り合せることにより形成される。
図8は、図4で説明した壁用ステンレス化粧鋼板16の両端に壁用ステンレス化粧鋼板16を取り付けた状態を立体図で示す。
図9は、図8で説明した壁用ステンレス化粧鋼板16に断熱パネル68を嵌め込み、差込固定部材26を断熱パネル固定部材A型27と断熱パネル固定部材B型28の差込当接部82、89(図10で説明する)に挟み込み、断熱パネル68又はコーナー用断熱パネルA型58又はコーナー用断熱パネルB型59と、コーナー用ステンレス化粧鋼板17又は壁用ステンレス化粧鋼板16を固定した状態を立体図で示す。
図10は、図4、図8、図9で説明した断熱パネル固定部材A型27、断熱パネル固定部材B型28、差込固定部材26を左側面図、正面図、右側面図で示す。
図10bに示す断熱パネル固定部材B型28は、概ね台形の形状をして、一方の台形の脚と下底が90度(直角)の角度で成形された厚さ1.6mmの平板鋼板の下底をL形に折り曲げたベニヤ板押え部79と、下底と90度(直角)の角度で成形された台形の脚の上底方向にくさび形状をした差込当接部82を形成したセパレーター取付部92で形成され、セパレーター取付部92の先端部にはセパレーター(図11で示す)を取り付けるためのセパレーター取付穴80(10mm穴)を開けられると共に、セパレーター取付部92のベニヤ板押え部79の近傍の中央部には、タッピングビス95(図11で説明する)を挿入するためのビス固定穴81(5mm穴)が開けられる。断熱パネル固定部材B型28の寸法は、下底の寸法86が50mm、上底の寸法84が30mm、セパレーター取付部の寸法87が80mm、差込当接部82の寸法85が10mmである。
図10cに示す断熱パネル固定部材A型27は、図10bで説明した断熱パネル固定部材B型28のベニヤ板押え部79をセパレーター取付部92に対して反転した形状で構成される。その他の形状と寸法は断熱パネル固定部材B型28と同一である。
図10aに示す差込固定部材26は、断熱パネル固定部材B型28のセパレーター取付部92と断熱パネル固定部材A型27のセパレーター取付部93を背中合せに当接させ、差込当接部82、89に添わせるようにして差込部74を差し込み、当接させた断熱パネル固定部材B型28と断熱パネル固定部材A型27を固定させると共に、差込固定部材26の押え部75で、断熱パネル68又は、コーナー用断熱パネルA型58又は、コーナー用断熱パネルB型59を押さえることによりコーナー用ステンレス化粧鋼板17又は壁用ステンレス化粧鋼板16と、断熱パネル68又はコーナー用断熱パネルA型58又はコーナー用断熱パネルB型59を固定させための金物である。差込固定部材26の形状は平板鋼板を四角形に成形し、への字形に上部を30度の角度で折り曲げた折曲部73と押え部75の中央部に切り込みを入れた差込部74が形成される。差込固定部材26は厚さ1.6mmの平板鋼板で成形され、押え部75の寸法72は45mm、寸法77は25mm、寸法76は10mm、差込部74の巾の寸法78は5mm、奥行12である。
図11は、図10で説明した断熱パネル固定部材B型28と断熱パネル固定部材A型27型で隣り合う2枚の壁用ステンレス化粧鋼板16を結合した状態を立体図で示す。
図11aは、隣り合う2枚の壁用ステンレス化粧鋼板16に断熱パネル固定部材A型27と断熱パネル固定部材B型28を配置した状態を示す。壁用ステンレス化粧鋼板16の袖固定部18、19に開けた穴23、22に対して、断熱パネル固定部材A型27のビス固定穴91と断熱パネル固定部材B型28のビス固定穴81が相対する位置になるように配置し、隣り合う2枚の壁用ステンレス化粧鋼板16の袖固定部19の穴22と袖固定部18の穴23が相対する位置になるように袖固定部19と袖固定部18を重ね合せ、重ね合せた袖固定部18、19の両側にそれぞれ断熱パネル固定部材A型27と断熱パネル固定部材B型28を密着させ、タッピングビス95を断熱パネル固定部材B型28のビス固定穴81と袖固定部18の穴23と袖固定部19の穴22と断熱パネル固定部材A型27のビス固定穴91に挿入して固定することにより断熱パネル固定部材A型27と隣り合う2枚の壁用ステンレス化粧鋼板16と断熱パネル固定部材B型28が一体となって固定され、背中合わせに当接させた断熱パネル固定部材A型27のセパレーター取付穴90と、断熱パネル固定部材B型28のセパレーター取付穴80に、折り曲げたセパレーター97の端部を挿入することにより図11cに示すように鉄筋コンクリート建物を建てる際に施工する建物の外側型枠の外壁面が形成される。
図12は、図8、図9、図10、図11で説明した、重ね合せた断熱パネル固定部材A型27のセパレーター取付穴90と断熱パネル固定部材B型28のセパレーター取付穴80に、図11cで説明した折り曲げたセパレーター97の端部を引っ掛けた状態を立体図で示す。
図13は、図12で説明したセパレーター97の先端に取り付けたプラスチックコーン96に、隣り合う複数枚の透明平板樹脂100を透明平板樹脂契合部102で連続して固定した状態を立体図示す。
図14は、図13で説明した透明平板樹脂契合部102の構造について、詳細に説明する。
図14aで示すように、隣り合う透明樹脂100を結合させるための凸形契合部111を構成する挿入用平板樹脂115は、厚さ3mm、巾35mmの長板状の挿入用平板樹脂115の端部を、一方の透明平板樹脂100の端部より10mm押し出して透明平板樹脂100の上面に接着剤で固定し、さらにその上面に厚さ3mm、巾25mmの長板状の重ね用平板樹脂116の端部を、透明平板樹脂100の端部と同一位置になるように接着剤で固定することにより凸形契合部111が形成される。さらに凹形契合部110を構成する受止用平板樹脂112は、厚さ3mm、巾25mmの長板状の受止用平板樹脂112の端部を、他方の透明平板樹脂100の端部から10mm後退した位置の上面に接着剤で固定し、さらにその上面に厚さ3mm、巾35mmの長板状の押え用平板樹脂113の端部を、透明平板樹脂100の端部と同一位置になるように接着剤で固定することにより凹形契合部110が形成され、このように形成された凹形契合部110には、図12で説明したプラスチックコーン96を挿入するための複数の穴114が開けられる。
このように形成された凸形契合部111の挿入用平板樹脂115を、凹形契合部110の挿入部104に挿入することにより、図14bで示すように隣り合う透明平板樹脂100が一体となって透明平板樹脂契合部102が形成され、さらに凹形契合部110に開けた穴114にセパレーター97に取り付けたプラスチックコーン96を挿入し、さらに厚さ1.6mmの平板鋼板を、透明平板樹脂契合部102の横巾(60mm)と概ね一致するようにコの字形に曲げたコの字形押え金具117(袖部6mm、巾60mm、高さ45mm)の底面に、凹形契合部110の穴114位置と相対する位置に穴118を開け、このように形成したコの字形押え金具117を透明平板樹脂契合部102の押え用平板樹脂113と重ね用平板樹脂116の上面に嵌め込みプラスチックコーン96に仮枠間隔保持材101を取り付けることにより凸形契合部111と凹形契合部110が頑強な状態で一体となり、鉄筋コンクリート建物を構築する際に、建物の室内側に施工する透明な仮枠せき板(透明平板樹脂100)を連続して形成することが可能になった。なお、仮枠にコンクリートを打ち込んだ後、仮枠を解体する際に透明平板樹脂100を再利用するため、凹形契合部110の穴114をプラスチックコーン96のボルト径より大きく開口し、図14cに示すようにコの字形押え金具117の穴118の裏側の穴(118)位置にプラスチックコーン96のボルトの寸法に対応するナット119を溶接で取り付けることにより透明平板樹脂契合部102の凸形契合部111と凹形契合部110の契合を解く際、仮枠間隔保持材101とプラスチックコーン96の契合を解除し、コの字形押え金具117を透明平板樹脂契合部102から取り外し、プラスチックコーン96のボルト径より大きく開けた凹形契合部110の穴114の中に電動工具に取り付けたプラスチックコーン取外用ソケット(図示せず)を差し込み、プラスチックコーン96を回転させることによりセパレーター97からプラスチックコーン96を取り外すことが出来るようになるため、凸形契合部111と凹形契合部110の契合を簡単に解除することが可能になった。
図15は、図13で説明した外壁固定台座1に設置した壁用ステンレス化粧鋼板16とコーナー用ステンレス化粧鋼板17を建物外側から見た状態を立体図で示す。
図16は、図3、図4、図8、図9で説明したコーナー用ステンレス化粧鋼板17に左右に隣り合う壁用ステンレス化粧鋼板16を配置し、そのコーナー用ステンレス化粧鋼板17と壁用ステンレス化粧鋼板16に組み込むための左右2枚の断熱パネル68とコーナー用断熱パネルA型58、コーナー用断熱パネルB型59と、さらにコーナー用断熱パネルA型58、コーナー用断熱パネルB型59を固定するためのコーナー固定部材A型35と、断熱パネル68とコーナー用断熱パネル58(又はコーナー用断熱パネル59)を固定するための断熱パネル固定部材A型27と断熱パネル固定部材B型28を配置した状態を断面図で示す。
図17は、図16で説明したコーナー固定部材A型35にコーナー用断熱パネルA型58とコーナー用断熱パネルB型59を固定すると共に、コーナー用ステンレス化粧鋼板17の袖固定部と壁用ステンレス化粧鋼板16の袖固定部を重ね合せ、タッピングビス95で断熱パネル固定部材A型27とコーナー用ステンレス化粧鋼板17の袖固定部と壁用ステンレス化粧鋼板16の袖固定部と断熱パネル固定部材B型28を固定した状態を示す。
図18は、図17で説明した断熱パネル68と、図6で説明した組合せたコーナー用断熱パネル63を、壁用ステンレス化粧鋼板51とコーナー用ステンレス化粧鋼板17に嵌め込み固定する方法について説明する。コーナー用ステンレス化粧鋼板17の袖固定部に組合せたコーナー用断熱パネル63を嵌め込むと共に、壁用ステンレス化粧鋼板の袖固定部の袖固定部にも断熱パネル68を嵌め込み、図11cで説明したように断熱パネル固定部材A型の差込当接部89と断熱パネル固定部材B型の差込当接部82に差込固定部材26を差し込むことにより、差込固定部材26の押え部75が左右の断熱パネルのベニヤ板を押え付けることにより断熱パネル68とコーナー用断熱パネル58とコーナー用断熱パネル59とコーナー用ステンレス化粧鋼板17とステンレス化粧鋼板16が一体になって固定された状態を断面図で示す。
図19は、図18で説明した重ね合せた断熱パネル固定部材A型27のセパレーター取付部92のセパレーター取付穴90と断熱パネル固定部材B型28のセパレーター取付部92のセパレーター取付穴80に、図11cで説明したセパレーター97を引っ掛けて固定すると共に、セパレーター97の先端部に取り付けたプラスチックコーン96に透明平板樹脂100を仮枠間隔保持材101で固定した状態を断面図で示す。
以上、実施の形態に基づいて、本発明に係る鉄筋コンクリート建物を成形する外断熱の隣地あき無し透明仮枠構造について詳細に説明してきたが、本発明は、以上の実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において各種の改変をなしても、本発明の技術的範囲に属するのはもちろんである。
本発明の実施の形態1に係る、外型枠を支えるためのスラブ面台座と外壁固定台座の立体図である。 同実施の形態に係る、図1の外壁固定台座をスラブ面台座に固定させた状態の立体図である 同実施の形態に係る、建物外壁に構築するための壁用ステンレス化粧鋼板とコーナー用ステンレス化粧鋼板の立体図である。 同実施の形態に係る、図3の壁用ステンレス化粧鋼板とコーナー用ステンレス化粧鋼板を、図2の外壁固定台座に取り付けた状態の立体図である。 同実施の形態に係る、コーナー用断熱パネルと、その2枚のコーナー用断熱パネルを固定するためのコーナー固定部材A型、コーナー固定部材B型の立体図である。 同実施の形態に係る、図5のコーナー用断熱パネルをコーナー固定部材A型、コーナー固定部材B型で固定した状態の立体図である。 同実施の形態に係る、図5のコーナー用断熱パネルの両側に取り付ける断熱パネルの立体図である。 同実施の形態に係る、図4のコーナー用ステンレス化粧鋼板の両側に取付けた壁用ステンレス化粧鋼板の両側に壁用ステンレス化粧鋼板を取り付けた状態の立体図である。 同実施の形態に係る、図8のコーナー用ステンレス化粧鋼板と壁用ステンレス化粧鋼板に断熱パネルを取り付けた状態の立体図である。 同実施の形態に係る、コーナー用断熱パネルと断熱パネルをコーナー用ステンレス化粧鋼板と壁用ステンレス化粧鋼板に固定するための固定部材の立体図である。 同実施の形態に係る、図10の断熱パネル固定部材A型と断熱パネル固定部材B型で壁ステンレス化粧鋼板を固定した状態の立体図である。 同実施の形態に係る、図9の断熱パネル固定部材A型と断熱パネル固定部材B型にセパレーターとプラスチックコーンを取り付けた状態の立体図である。 同実施の形態に係る、図12のプラスチックコーンに透明平板樹脂を取り付けた状態の立体図である。 同実施の形態に係る、図13の隣り合う透明平板樹脂を固定するための凸形契合部と凹形契合部を契合させた状態の立体図である。 同実施の形態に係る、図12のコーナー用ステンレス化粧鋼板と壁用ステンレス化粧鋼板を室外側から見た状態の立体図である。 同実施の形態に係る、コーナー用ステンレス化粧鋼板と壁用ステンレス化粧鋼板にコーナー用断熱パネルと断熱パネルを配置した状態の断面図である。 同実施の形態に係る、図16のコーナー固定部材A型にコーナー用断熱パネルを取り付けた状態の断面図である。 同実施の形態に係る、図17の壁用ステンレス化粧鋼板に断熱パネルを嵌め込む方法を説明した断面図である。 同実施の形態に係る、図18の断熱パネル固定部材と断熱パネル嵌込部材にセパレーターとプラスチックコーンと透明平板樹脂を取り付けた状態の断面図である。
1 外壁固定台座
2 スラブ面台座
3 ナット
4 ワッシャー
5 穴
6 最下段
7 二段目
8 三段目
9 ボルト
10 固定金具
16 壁用ステンレス化粧鋼板
17 コーナー用ステンレス化粧鋼板
18 袖固定部
19 袖固定部
20 袖固定部
21 袖固定部
22 穴
23 穴
24 穴
25 穴
26 差込固定部材
27 断熱パネル固定部材A型
28 断熱パネル固定部材B型
30 穴
31 先端部
32 ビス
33 穴
34 ボルト
35 コーナー固定部材A型
36 コーナー固定部材B型
37 ボルト
38 穴
39 穴
40 ビス
41 穴
42 断熱パネル嵌込部
43 ナット
44 先端部
45 断熱パネル嵌込部
46 穴
47 穴
48 穴
49 ボルト
50 断熱パネル嵌込部
51 穴
52 ナット
53 先端部
54 断熱パネル嵌込部
55 ベニヤ板
56 発泡スチロール
57 ベニヤ板
58 コーナー用断熱パネルA型
59 コーナー用断熱パネルB型
60 ボルト
61 穴
62 先端部
63 組み合せたコーナー用断熱パネル
65 ベニヤ板
66 発泡スチロール
67 ベニヤ板
68 断熱パネル
70 寸法
71 寸法
72 寸法
73 折曲部
74 差込部
75 押え部
76 寸法
77 寸法
78 寸法
79 ベニヤ板押え部
80 セパレーター取付穴
81 ビス固定穴
82 差込当接部
83 寸法
84 寸法
85 寸法
86 寸法
87 寸法
88 ベニヤ板押え部
89 差込当接部
90 セパレーター取付穴
91 ビス固定穴
92 セパレーター取付部
93 セパレーター取付部
95 タッピングビス
96 プラスチックコーン
97 セパレーター
100 透明平板樹脂
101 仮枠間隔保持材
102 透明平板樹脂契合部
109 挿入部
110 凹形契合部
111 凸形契合部
112 受止用平板樹脂
113 押え用平板樹脂
114 穴
115 挿入用平板樹脂
116 重ね用平板樹脂
117 コの字形押え金具
118 穴
119 ナット

Claims (4)

  1. 鉄筋コンクリート建物を成形する外断熱の透明仮枠において、多面形状に成形した外壁用のステンレス化粧鋼板の両端を平行に折り曲げ袖固定部を成形し、前記袖固定部の縦方向に複数の穴を開けると共に、横方向に複数個並べた隣り合うステンレス化粧鋼板の袖固定部を当接させ、前記袖固定部の両側に、L字形鋼板の先端上部を鉤形に成形しステンレス化粧鋼板の袖固定部の穴と相対する位置に穴を開け、先端部にセパレーター取付用の穴を開けた断熱パネル固定部材を、前記袖固定部の両側に左右対称に配置し、ビスで前記袖固定部と前記断熱パネル固定部材を固定し、2枚のベニヤ板で発泡スチロールをサンドイッチ状に接着した断熱パネルをステンレス化粧鋼板に嵌め込み、前記断熱パネル固定部材の鉤形に成形したL形部に、逆凹形をした嵌込固定部材を嵌め込み2枚の前記断熱パネル固定部材を固定すると共に、前記嵌込固定部材の面部で断熱パネルのベニヤ板と嵌込固定部材を固定し、建物内側の仮枠せき板を透明平板樹脂で成形し、室内側からセパレーターとプラスチックコーンと仮枠間隔保持材で、ステンレス化粧鋼板と断熱パネルを透明平板樹脂に固定したことを特長とする鉄筋コンクリート建物を成形する外断熱の隣地あき無し透明仮枠構造。
  2. ステンレス化粧鋼板と断熱パネルを1階スラブに固定するため、ステンレス鋼板を階段状に折り曲げた外壁固定台座の最下段をステンレス化粧鋼板の多面形状の奥行巾に合わせて凹形状に成形し、ステンレス化粧鋼板の下部を支えることが出来るように成形すると共に、二段目の段状の奥行きを断熱パネルの厚さと概ね同一の奥行きで成形し、三段目の段上に複数の穴を開け、外壁固定台座を1階スラブに埋め込まれた固定金具に固定したことを特長とする請求項1に記載の鉄筋コンクリート建物を成形する外断熱の隣地あき無し透明仮枠構造。
  3. 外壁角部の左右2枚の断熱パネルを固定するため、一方の断熱パネルの厚さに合わせて成形したコの字形の平板鋼板の袖部に、他方の断熱パネルを嵌め込み固定するため2枚の平板鋼板を平行に取り付け、室内側の直角に交わる2枚の平板鋼板の先端部を折り曲げセパレーターを取り付けるための穴を開けたことを特長とする請求項1に記載の鉄筋コンクリート建物を成形する外断熱の隣地あき無し透明仮枠構造。
  4. 隣り合う前記透明平板樹脂の、一方の端部に挿入用平板樹脂と重ね用平板樹脂を接着して凸形契合部を形成すると共に、他方の端部に受止用平板樹脂と押え平板樹脂を重ねて接着して凹形契合部を形成し、凹形契合部の縦方向にプラスチックコーン取付用の複数の穴を開け、凸形契合部と凹形契合部を契合させ、凹形契合部にプラスチックコーンを取り付け、プラスチックコーン取付用の穴を開けたコの字形押え金具を重ね用平板樹脂と押え平板樹脂に被せ、仮枠間隔保持材をプラスチックコーンに取り付けたことを特長とする請求項1に記載の鉄筋コンクリート建物を成形する外断熱の隣地あき無し透明仮枠構造。
JP2016167292A 2016-08-12 2016-08-12 鉄筋コンクリート建物を成形する外断熱の隣地あき無し透明仮枠構造 Pending JP2018025078A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016167292A JP2018025078A (ja) 2016-08-12 2016-08-12 鉄筋コンクリート建物を成形する外断熱の隣地あき無し透明仮枠構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016167292A JP2018025078A (ja) 2016-08-12 2016-08-12 鉄筋コンクリート建物を成形する外断熱の隣地あき無し透明仮枠構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018025078A true JP2018025078A (ja) 2018-02-15

Family

ID=61195273

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016167292A Pending JP2018025078A (ja) 2016-08-12 2016-08-12 鉄筋コンクリート建物を成形する外断熱の隣地あき無し透明仮枠構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018025078A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6635291B2 (ja) 隣地空無し、鉄筋コンクリート建物を成形する外断熱の透明仮枠構造
JP6562266B2 (ja) 鉄筋コンクリート建物を成形する外断熱の透明仮枠構造
JP5854320B2 (ja) 隣地空無し外断熱石貼りrc建築工法
US20080104913A1 (en) Lightweight Concrete Wall Panel With Metallic Studs
JP5077664B2 (ja) 外断熱・隣地空き無しrc建築工法
EP1734199A1 (en) Heat insulation panel serving also as mold form, and outer heat insulation structure
US20130212956A1 (en) Brick Tile Inserts
JP2018193842A (ja) 鉄筋コンクリート建物におけるセパレーター無し柱型枠
US20110041439A1 (en) Apparatus, assembly and method of forming a decorative feature on a structure
US10415236B2 (en) Outer insulation integrated insulating block system easy to dry-finish and a construction method thereby
JP2018025078A (ja) 鉄筋コンクリート建物を成形する外断熱の隣地あき無し透明仮枠構造
JP6710855B2 (ja) 鉄筋コンクリート建物を成形する外断熱の隣地あき無し透明仮枠構造
JP6593687B2 (ja) 鉄筋コンクリート建物を成形する透明仮枠構造
JP2010185187A (ja) 外断熱工法および外断熱コンクリート壁
JP3128079U (ja) 自然石の裏面に脱落防止金具を備えた石積コンクリートパネル
JP6593691B2 (ja) 鉄筋コンクリート建物を成形する透明仮枠構造
JP3599240B2 (ja) 鉄筋コンクリート造壁式構造の外断熱建築物に於ける外壁形成方法及び用いる金具
JP2010059630A (ja) 打ち込み型枠と仮設材を使用しない連結方法
KR20130130307A (ko) 차음 및 통기패널, 그리고 이를 이용한 슬래브구조
CN212248740U (zh) 一种具有剪力墙结构隐形锚钉的保温板
KR101486849B1 (ko) 건축물 벽면장식용 석재 시공방법 및 브라켓트 구조
JP5034991B2 (ja) 目地部材及び建築物
JP2786412B2 (ja) コンクリート建築物の外装パネル被覆構造及び被覆施工方法
KR200423398Y1 (ko) 건축물의 슬라브 시공구조
KR200443690Y1 (ko) 조립식 월-패널