JP2018024435A - 内袋入り外装箱 - Google Patents
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Abstract
Description
このうち、延伸PETは薬効成分や香気成分を吸着しにくい低吸着性には優れているが、シーラントフィルムに適用するために必要なヒートシール性には劣っていた。
このとき、前記外装箱はスパウト取出部を有し、前記スパウトが前記スパウト取出部より前記外装箱の外方へ突出するように配置されていても良い。
なお、本実施形態では略直方体形状としているが、外装箱2の形状はこれに限らず、断面が略円形状や一部に曲線を有するものや多角形状のものであっても良いし、全体がドーム形状等曲面を有した形状となっていても良い。ただし、内袋3にスパウトを装着する等して、内袋3内の内容物を外装箱2に入れた状態のまま注出することを考慮すれば、内袋入り外装箱1を安定した状態で載置できるようにするために、少なくとも載置面となる一面は平面であることが好ましい。
内袋3に飲料物等の内容物を充填する際は、4辺のシール部4うち3辺のみをシールして残りの1辺(例えば上辺)から充填し、その後、当該残りの1辺をシールして図1(b)のような4方がシールされた状態の袋とする。
なお、前記基材フィルムは内容物の長期保存性を高める場合等、必要に応じて多層構造としても良い。
付与した2軸延伸PETフィルムが使用される。ここで、レーザー光には赤外線波長を有する炭酸ガスレーザー光が好適に使用され、当該レーザー光のエネルギーによって一時的に融解することにより、レーザー光照射領域が変質し、ヒートシール性が発現する。ヒートシール性が付与された2軸延伸PETフィルムは、未延伸PETフィルムと同様にヒートシールが可能となる。
の関係で見ると、2A≧B+20mmとなる。
このような構成にすることによって、所謂バッグインボックスとして内袋入り外装箱1を使用することが可能となる。すなわち、外装箱2内に内袋3を収納したままの状態で、前記スパウト取出部から突出した前記スパウトを開栓することにより、内袋3内の内容物を注出することが可能となる。
PET基材にアルミナを蒸着したアルミナ蒸着PET/低密度ポリエチレン/ヒートシール延伸PETの3層構成の表面側フィルム及び裏面側フィルムを用意し、ヒートシール延伸PETを内面として内袋3を形成した。このとき、アルミナ蒸着PETの厚さは12μm、低密度ポリエチレンの厚さは50μm、ヒートシール延伸PETの厚さは12μmとした。また、ヒートシール延伸PETは、最内面側から炭酸ガスレーザー光を照射することによりヒートシール性を発現させている。
内袋3の内容物収納部5の大きさは、左右幅Aを145mm、上下高さを300mmとし、シール部4及び側辺シール部41のシール幅を10mmとした。
また、外装箱2には坪量400g/m2の紙を使用し、断面が正方形で、かつ、全体が直方体形状の箱を用意した。外装箱2の胴部周縁(胴部内面の周縁)Bを構成する正方形断面の各辺の長さは70mm(胴部周縁Bは280mm)、外装箱2の高さは300mmとした。
そして、700mlの芋焼酎を充填した内袋3を外装箱2の中に収納して内袋入り外装箱1を作製した。
落下試験は、内袋入り外装箱1を20個用意し、それぞれを100cmの高さから3回ずつ落下させて内袋3の破袋の有無を確認した。
香気成分の吸着評価(表1の「吸着評価」)は、内袋入り外装箱1を30℃の温度環境下で3ヶ月間保存した後、内袋3内の芋焼酎に含まれる脂肪酸エステル量をGC−MS(ガスクロマトグラフ質量分析計)を用いて測定した。このときの測定結果(残留脂肪酸エステル量)は、内袋3に充填する前の芋焼酎の脂肪酸エステル量を100として算出した。
内袋3の積層構成を、PET/アルミニウム/ナイロン/ヒートシール延伸PETに変更し、ヒートシール延伸PETを内面として内袋3を形成した。各層の厚さは、PET12μm、アルミニウム7μm、ナイロン15μm、ヒートシール延伸PET25μmとした。また、内袋3の内容物収納部5の左右幅Aを160mmに変更した。この他は実施例1と同様にして内袋入り外装箱1を得た。
得られた内袋入り外装箱1に対し、落下試験と香気成分の吸着評価を行った。その結果を表1に示す。
外装箱2を使用せず、内袋3のみとした以外は実施例1と同様にした。得られた内袋に対し、落下試験と香気成分の吸着評価を行った。その結果を表1に示す。
内袋3の積層構成を、アルミナ蒸着PET/低密度ポリエチレンに変更した。各層の厚さは、アルミナ蒸着PET12μm、低密度ポリエチレン60μmとした。この他は実施例1と同様にして内袋入り外装箱を得た。
得られた内袋入り外装箱に対し、落下試験と香気成分の吸着評価を行った。その結果を表1に示す。
内袋3の内容物収納部5の左右幅Aを120mmに変更した以外は実施例1と同様にして内袋入り外装箱100を得た。この比較例3においては、内容物収納部500の左右幅Aと外装箱200の胴部周縁Bとの関係が2A<Bとなっているため、図3に示すように、内袋300は、内容物収納部500と側辺シール部410との境界部分Dが外装箱200の胴部内面から浮いた状態で外装箱200内に収納されている。
得られた内袋入り外装箱100に対し、落下試験と香気成分の吸着評価を行った。その結果を表1に示す。
表1を見ると、内容物収納部5の左右幅Aと外装箱2の胴部周縁Bとの関係が2A≧Bを満たし、かつ、内袋3の最内面のシーラントフィルムにヒートシール延伸PETを使用した実施例1、2では、落下試験において破袋した袋は無かった。また、香気成分の吸着評価においても、実施例1、2は、充填前の数値100に対して90以上が内袋3内の芋焼酎に残存していた。これは、内袋3には香気成分が10未満しか吸着していないことを意味する。
これは、比較例1及び比較例3がいずれも、落下衝撃の圧力が集中しやすい内容物収納部5と側辺シール部41との境界部分Dを保護する構造となっていないため、当該境界部分Dに落下衝撃が集中した結果、この部分から破袋したものと考えられる。
これは、内袋3の最内面のシーラントフィルムを低吸着性に優れた延伸PETとしなかったことが原因である。
2・・・外装箱
3・・・内袋
4・・・シール部
41・・・側辺シール部
5・・・内容物収納部
A・・・内容物収納部の左右幅
B・・・外装箱の胴部周縁
Ba、Bb、Bc、Bd・・・外装箱の胴部周縁Bを構成する各辺
C・・・折り畳み部
100・・・比較例3の内袋入り外装箱
200・・・比較例3の外装箱
300・・・比較例3の内袋
400・・・比較例3の内袋のシール部
410・・・比較例3の内袋の側辺シール部
500・・・比較例3の内袋の内容物収納部
Claims (4)
- 外装箱内に内袋を収納する内袋入り外装箱であって、
前記内袋を構成する積層フィルムのうち、内容物と接する層には2軸配向ポリエステル樹脂が用いられていて、
前記内袋の側辺シール部を除いた内容物収納部の左右幅をA、前記外装箱の胴部周縁の長さをB、としたときの前記左右幅Aと前記胴部周縁の長さBとの関係が2A≧B
となることを特徴とする内袋入り外装箱。 - 請求項1に記載の内袋入り外装箱であって、
前記内袋の前記左右幅Aと前記外装箱の前記胴部周縁の長さBとの関係が2A≧B+20mmとなることを特徴とする内袋入り外装箱。 - 請求項1または2に記載の内袋入り外装箱であって、
前記内袋にはスパウトが設けられていることを特徴とする内袋入り外装箱。 - 請求項3に記載の内袋入り外装箱であって、
前記外装箱はスパウト取出部を有し、
前記スパウトが前記スパウト取出部より前記外装箱の外方へ突出するように配置されていることを特徴とする内袋入り外装箱。
Priority Applications (1)
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JP2016155449A JP2018024435A (ja) | 2016-08-08 | 2016-08-08 | 内袋入り外装箱 |
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JP2016155449A JP2018024435A (ja) | 2016-08-08 | 2016-08-08 | 内袋入り外装箱 |
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Family Applications (1)
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- 2016-08-08 JP JP2016155449A patent/JP2018024435A/ja active Pending
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