JP2018024274A - インストルメントパネル本体への仕様分け部品取り付け構造 - Google Patents
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Abstract
Description
前記部品としては、意匠(デザイン)を構成するガーニッシュ(カバー)、車内環境を整える空調部品(ルーバー)、乗員の持ち物を収納する収納部品(ポケット)などがある。車両購入者(ユーザー)は、これらの部品の中から好みの部品を選択することで、好みの車両の内装空間にすることができる。
しかし、このように選択される部品によって、インストルメントパネル本体を含むインストルメントパネル全体を変えなければならなくなると次の(1),(2)の問題が生じる。
(1) インストルメントパネル本体の成形金型が多くなってしまう、
(2) インストルメントパネルの一部だけでなく、インストルメントパネル全体の意匠性が変わってしまう。そのため、ユーザーが、この機種はこういったデザインだというグローバルデザインの印象が薄れ、強いては、ブランドイメージの構築に結び付けることができない。
これらの問題を解消するために、インストルメントパネル本体を共通にし、インストルメントパネル本体に、複数の部品の中から選択された任意の一つの部品が取り付けられる構造がある。この構造では、取り付けられる部品に共通して必要とされる要件だけでなく、部品ごとに異なる要件も満足しなければならない。
各部品に共通して必要とされる要件として次の(1)がある。
(1) 前記部品がインストルメントパネル本体から脱落しないこと。インストルメントパネル本体の隙間(見切り)が大きくならないなど見映えが悪化しないこと。
部品ごとに必要とされる要件として次の(2)〜(4)がある。
(2) 前記部品がガーニッシュ(カバー)である場合、組み付け時にガーニッシュが周辺部品を傷つけないこと。
(3) 前記部品が空調部品である場合、例えば、ルーバー(空調部品の一例)のフィンを操作するときに、フィンがルーバー本体から外れたりガタついたりしないこと。送風する風の向きが設計した向きになること。ルーバーの背後からルーバー側に回す部品(ダクト)などの組み付け時にルーバーが動かない(逃げない)こと。
(4) 前記部品が収納部品である場合、収納物が飛び跳ねることのないように安定した固定状態を確保できること。乗員が収納部品に手を伸ばして触れた時に、収納部品がたわむことのない安定した状態を確保できること。小銭やカードなどが周辺部品との隙間に入り込むことがないこと。
特許文献1には、インストルメントパネルに配設され、収納開口を有するラック本体を備えた自動車用フリーラックにおいて、収納開口を開閉するドアを有しない標準仕様と収納開口を開閉するドアを有するドア仕様とを選択可能とする構造が開示されている。
本発明の目的は、インストルメントパネル本体を共通利用しつつ、見映えの悪化抑制と、仕様分け部品のインストルメントパネル本体からの脱落を防止した強固な固定とが可能なインストルメントパネル本体への仕様分け部品取り付け構造を提供する点にある。
インストルメントパネル本体に設けられた開口に、複数の仕様分け部品の中から選択された任意の一つの仕様分け部品が挿入されて取り付けられているインストルメントパネル本体への仕様分け部品取り付け構造であって、
前記仕様分け部品は、上端部に上側フランジを、下端部に下側フランジを、左側の端部に左側フランジを、右側の端部に右側フランジを備え、
前記上側フランジの裏面と前記下側フランジ裏面に上側取り付け部と下側取り付け部が各別に設けられ、
前記インストルメントパネル本体の開口の上下一対の周縁部に上側被取り付け部と下側被取り付け部が各別に設けられて、
前記上側取り付け部が前記上側被取り付け部に、前記下側取り付け部が前記下側被取り付け部に取り付けられており、
前記インストルメントパネル本体の開口に対して前記仕様分け部品を左右方向に位置決めする位置決め手段が設けられ、
前記位置決め手段は、前記インストルメントパネル本体の開口の左右一対の周縁部に各別に設けられた左右一対の位置決め部と、前記仕様分け部品の左側フランジの裏面と右側フランジの裏面に各別に設けられた左右一対の被位置決め部とから成り、
前記仕様分け部品の上側取り付け部は、前記下側取り付け部よりも乗員から車両前方側に離れて位置し、
車両前後方向における前記下側取り付け部と前記上側取り付け部の間を前記インストルメントパネル本体の面が上方から覆っている点にある。
図1,図2(a),図2(b)に示すように、インストルメントパネル1の本体部であるインストルメントパネル本体1Hに開口10が設けられている。前記開口10には、複数の仕様分け部品3,5,8の中から選択された任意の一つの仕様分け部品3,5,8が挿入されて取り付けられている。
位置決め手段19は次のように構成されていてもよい。
図3(a),図3(b)に示すように、インストルメントパネル本体1Hの開口10の左右一対の周縁部25に左右一対の位置決め部30が各別に設けられ、仕様分け部品3,5,8の左右両側部に左右一対の被位置決め部31が各別に設けられている。前記位置決め手段19は、左右一対の位置決め部30と左右一対の被位置決め部31とから成る。前記仕様分け部品3,5,8は、左右一対の被位置決め部31側から開口10の奥側に各別に延びる左右一対の奥行面11M,12M(20M,21M)を備えている。
前述のように、仕様分け部品3,5,8としては、カバー3、ルーバー5、ポケット8があり(これら以外の部品であってもよい)、ユーザーが、これらの部品の中から好みの部品を選択することで、好みの車両内装空間にすることができる。カバー3、ルーバー5、ポケット8は、それぞれ一例として次のように構成することができる。
図1に示すように、ルーバー5は、ルーバー本体6(仕様分け部品本体部に相当)と、ルーバー本体6を取り囲む外側ケース7とを別体に備えている。
前述のように、ルーバー本体6は、長方形状の周壁26内に、車幅方向に長い横フィン17と、上下方向に長い縦フィン18とを備えている。図1,図3(a),図4(a)に示すように、中央の縦フィン18の車室内側の端部に、乗員が操作するフィン操作部38が形成されている。ルーバー本体6の左右の側部36,37には、左右一対の凹状の係合部40が各別に設けられている。この係合部40は、ルーバー本体6の幅方向外側(左右外方側)に向かって開口している(図4(a),図4(b)参照)。
図1,図3(a)に示すように、外側ケース7は、左右一対の奥行面20M,21Mを各別に備えた左右一対の側壁20,21を備えている。また、外側ケース7は、左右一対の側壁20,21の上端部同士を連結する上壁22と、左右一対の側壁20,21の下端部同士を連結する下壁23とを備えている。図2(a),図3(a)に示すように、外側ケース7は、ベントダクト50の拡径した接続端部51に嵌合(内嵌)して連通接続している。
図1に示すように、カバー3は、カバー本体27(仕様分け部品本体部に相当)と、カバー本体27を取り囲む外側ケース7とを別体に備えている。カバー本体27は、横長の長方形状に形成されている。前記外側ケース7は、前記ルーバー5の外側ケース7と同一構造である。カバー本体27の左右の側部41,42には、左右一対の凹状の係合部40が各別に設けられている。
しかしながら、従来のカバー3の組み付け方法(ルーバー5と同じ組み付け方法)ではカバー3の深さによっては、カバー3が、組み付け時にインストルメントパネル本体1Hの意匠面に接触するため、カバー3の形状が制限される。また、カバー3の形状に制限があるため、インストルメントパネル本体1H内に無駄なスペースができる。
これに対して、本発明の構成によれば、カバー3をインストルメントパネル本体1Hに対して垂直に組み付けることができる。従って、カバー3の深さを深くしても、組み付け時にカバー3がインストルメントパネル本体1Hの意匠面に接触することがなくなる。そして、カバー3の形状の自由度を高めることができる。
図1,図3(b)に示すように、ポケット8は、左右一対の奥行面11M,12Mを各別に備えた左右一対の側壁11,12と、左右一対の側壁11,12の上端部同士を連結する上壁13とを備えている。さらに、ポケット8は、左右一対の側壁11,12の下端部同士を連結する下壁14と、左右一対の側壁11,12、上壁13、下壁14の奥側の端部同士を連結する底壁39を備えている。
3 仕様分け部品(カバー)
5 仕様分け部品(ルーバー)
6 仕様分け部品本体部(ルーバー本体)
7 外側ケース
7F1 上側フランジ(ルーバーの外側ケースの上側フランジ)
7F2 下側フランジ(ルーバーの外側ケースの下側フランジ)
7F3 左側フランジ(ルーバーの外側ケースの左側フランジ)
7F4 右側フランジ(ルーバーの外側ケースの右側フランジ)
8 仕様分け部品(ポケット)
8F1 上側フランジ(ポケットの上側フランジ)
8F2 下側フランジ(ポケットの下側フランジ)
8F3 左側フランジ(ポケットの左側フランジ)
8F4 右側フランジ(ポケットの右側フランジ)
9M インストルメントパネル本体の面
10 開口(インストルメントパネル本体の開口)
11 側壁(ポケットの左側の側壁)
11M 奥行面(ポケットの奥行面)
12 側壁(ポケットの右側の側壁)
12M 奥行面(ポケットの奥行面)
13 上壁(ポケットの上壁)
14 下壁(ポケットの下壁)
15J 上側取り付け部
15K 下側取り付け部
16J 上側被取り付け部
16K 下側被取り付け部
19 位置決め手段
20 側壁(ルーバーの外側ケースの左側の側壁)
20M 奥行面(ルーバーの奥行面)
21 側壁(ルーバーの外側ケースの右側の側壁)
21M 奥行面(ルーバーの奥行面)
22 上壁(ルーバーの外側ケースの上壁)
23 下壁(ルーバーの外側ケースの下壁)
29 被係合部
30 位置決め部
31 被位置決め部
36 側部(仕様分け部品本体部の側部)
37 側部(仕様分け部品本体部の側部)
37M 側面(仕様分け部品本体部の側部の側面)
37M1 側面の一端
40 係合部
Fr 車両前方側
R 回転軌跡
Claims (3)
- インストルメントパネル本体に設けられた開口に、複数の仕様分け部品の中から選択された任意の一つの仕様分け部品が挿入されて取り付けられているインストルメントパネル本体への仕様分け部品取り付け構造であって、
前記仕様分け部品は、上端部に上側フランジを、下端部に下側フランジを、左側の端部に左側フランジを、右側の端部に右側フランジを備え、
前記上側フランジの裏面と前記下側フランジ裏面に上側取り付け部と下側取り付け部が各別に設けられ、
前記インストルメントパネル本体の開口の上下一対の周縁部に上側被取り付け部と下側被取り付け部が各別に設けられて、
前記上側取り付け部が前記上側被取り付け部に、前記下側取り付け部が前記下側被取り付け部に取り付けられており、
前記インストルメントパネル本体の開口に対して前記仕様分け部品を左右方向に位置決めする位置決め手段が設けられ、
前記位置決め手段は、前記インストルメントパネル本体の開口の左右一対の周縁部に各別に設けられた左右一対の位置決め部と、前記仕様分け部品の左側フランジの裏面と右側フランジの裏面に各別に設けられた左右一対の被位置決め部とから成り、
前記仕様分け部品の上側取り付け部は、前記下側取り付け部よりも乗員から車両前方側に離れて位置し、
車両前後方向における前記下側取り付け部と前記上側取り付け部の間を前記インストルメントパネル本体の面が上方から覆っているインストルメントパネル本体への仕様分け部品取り付け構造。 - 前記仕様分け部品は、前記左右一対の被位置決め部側から前記開口の奥側に各別に延びる左右一対の奥行面を備えている請求項1記載のインストルメントパネル本体への仕様分け部品取り付け構造。
- 前記複数の仕様分け部品のうちの所定の前記仕様分け部品は、仕様分け部品本体部と、前記仕様分け部品本体部を取り囲む外側ケースとを別体に備え、
前記外側ケースは、前記奥行面をそれぞれ備えた左右一対の側壁と、前記左右一対の側壁の上端部同士を連結する上壁と、前記左右一対の側壁の下端部同士を連結する下壁とを備え、
前記上側フランジと下側フランジと左側フランジと右側フランジは、前記上壁と前記下壁と左側の前記側壁と右側の前記側壁の車室内側の端部から、前記開口の外側に対応する方向に互いに連なった状態で張り出し、
前記左右一対の側壁に各別に設けられた左右一対の被係合部に、前記仕様分け部品本体部の左右の側部に各別に設けられた左右一対の係合部が各別に係合し、
一方の前記係合部が一方の前記被係合部に係合し、かつ、他方の前記係合部が他方の前記被係合部から離間した状態で、前記仕様分け部品本体部が、前記一方の被係合部を中心として前記他方の被係合部側に回転して、前記他方の係合部が前記他方の被係合部に係合するように構成されており、
前記他方の係合部が形成された仕様分け部品の側部の側面は、前記仕様分け部品本体部の回転方向先端側の前記側面の一端の回転軌跡内に位置するように形成されている請求項2記載のインストルメントパネル本体への仕様分け部品取り付け構造。
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