JP2018024027A - コード入りゴムシート部材の切断方法および装置 - Google Patents

コード入りゴムシート部材の切断方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数本のコードが並列して埋設された帯状のコード入りゴムシート部材を、コードの飛び出しを防止しつつ精度よく所定長さで切断して、成形ドラム上で品質の安定した環状部材を成形できる切断方法および装置を提供する。【解決手段】ゴムシート部材Sの幅方向一方端よりも内側に配置した切断刃9と、成形ドラム15までの搬送経路Wの所定位置P1にある刃受け部6とにより、ゴムシート部材SをコードC間で厚さ方向に挟んで、停止しているゴムシート部材Sの一方表面に刃受け部6を転動させて前進位置P2まで移動させ、切断刃9をコードCに沿って前進位置P2まで移動させてゴムシート部材Sの幅方向一方端に切れ目Xを開口させ、ゴムシート部材Sを前方に搬送することで、切れ目Xを形成したコードC間をコードCに沿って切断刃9を幅方向他方端に移動させてゴムシート部材Sを所定長さに切断する。【選択図】図5

Description

本発明は、コード入りゴムシート部材の切断方法および装置に関し、さらに詳しくは、帯状のコード入りゴムシート部材を成形ドラム上で環状に成形する際に用いる切断方法および装置に関するものである。
スチールコードや樹脂コード等の複数本のコードが所定ピッチで並列して埋設された帯状のコード入りゴムシート部材が、タイヤなどのゴム製品の構成部材として広く使用されている。タイヤの製造においてはベルト材やカーカス材等のコード入りゴムシート部材が用いられている。コード入りゴムシート部材は所定長さに切断されて、例えば、成形ドラム上で環状部材に成形される。
このゴムシート部材を用いて環状部材を成形する場合は、例えば、帯状のコード入りゴムシート部材をコンベヤにより搬送して、コンベヤに隣接して搬送経路の所定位置に設置されている刃受けロールと切断刃とでゴムシート部材を厚さ方向に挟んだ状態にする。この状態で、コンベヤを稼働させて切断刃をコード間でコードに沿って移動させることにより、ゴムシート部材を刃受けロールの上で所定長さ切断する(特許文献1の図1、2等を参照)。所定長さに切断されたコード入りゴムシート部材は、成形ドラムに巻き付けられて、その先端部と後端部とが接合されて環状部材に成形される。
ところで、コード入りゴムシート部材に幅方向端から切断刃で切れ目を入れて切断すると、切断刃が幅方向端部に埋設されているコードに接触してコードがゴムシート部材から飛び出すことがある。このようなコードの飛び出しを防止するために、最初にゴムシート部材の幅方向端よりも内側の位置でコード間のゴムに切り込みを入れる方法が知られている(特許文献2参照)。この方法では、ベルトコンベヤ上でゴムシート部材に切れ目を入れた後、ゴムシート部材をベルトコンベヤによって長手方向一方側に搬送することで、切断刃をコードに沿ってゴムシート部材の幅方向一端部に向かって移動させる。その後、ゴムシート部材をベルトコンベヤによって長手方向他方側に搬送することで、切断刃をコードに沿ってゴムシート部材の幅方向他端部に向かって移動させる。即ち、ゴムシート部材を切断する際にはゴムシート部材をベルトコンベヤによって長手方向両側に移動させる必要がある。
そのため、ゴムシート部材の一部が成形ドラムに巻き付けられた状態で切断する場合には、成形ドラムを逆回転させて、ゴムシート部材の巻き付けられた部分をドラム外周面から引き剥がすなどの工程が必要となる。このようにゴムシート部材を移動させる余分は工程は、ゴムシート部材の位置ずれや変形が生じ易くなり、品質低下の要因となる。それ故、ゴムシート部材の一部が成形ドラムに巻き付けた状態で切断する場合であっても一定の品質の環状部材を成形するには改善の余地がある。
特開2013−163246号公報 特許第4162887号公報
本発明の目的は、複数本のコードが並列して埋設された帯状のコード入りゴムシート部材を、コードの飛び出しを防止しつつ精度よく所定長さで切断して、成形ドラム上で品質の安定した環状部材を成形することができるコード入りゴムシート部材の切断方法および装置を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明のコード入りゴムシート部材の切断方法は、複数本のコードが並列して埋設されているコード入りゴムシート部材を、成形ドラムに搬送する搬送経路に配置された刃受け部と切断刃とにより厚さ方向に挟んだ状態にして、前記切断刃を前記ゴムシート部材の前記コード間を前記コードに沿って移動させることにより切断するコード入りゴムシート部材の切断方法であって、所定位置に配置されている前記刃受け部に対向させて前記切断刃を前記ゴムシート部材の幅方向一方端よりも内側に配置して、この切断刃と刃受け部とにより前記ゴムシート部材を前記コード間で厚さ方向に挟んだ状態にして、前記搬送経路で停止している前記ゴムシート部材の一方表面に対して前記刃受け部を転動させて前記所定位置から前記搬送経路の前方の前進位置まで移動させるとともに、前記切断刃を前記コード間を前記コードに沿って前記所定位置から前記前進位置まで移動させることにより、前記ゴムシート部材の幅方向内側から幅方向一方端に開口する切れ目を形成し、次いで、前記ゴムシート部材を搬送経路の前方に搬送することにより、前記切れ目を形成した前記コード間をコードに沿って、前記切断刃を前記ゴムシート部材の幅方向他方端に移動させることで、前記ゴムシート部材を所定長さに切断することを特徴とする。
本発明のコード入りゴムシート部材の切断装置は、複数本のコードが並列して埋設されているコード入りゴムシート部材を切断する切断刃と、載置された前記ゴムシート部材を成形ドラムに対して搬送する搬送機構と、この搬送機構に隣接して前記ゴムシート部材の前記成形ドラムへの搬送経路に配置される刃受け部とを備えて、前記切断刃と前記刃受け部とにより前記ゴムシート部材を厚さ方向に挟んだ状態にして、前記ゴムシート部材の前記コード間を前記コードに沿って切断する構成にしたコード入りゴムシート部材の切断装置であって、前記刃受け部を前記ゴムシート部材の一方表面を転動して前記搬送経路の前後方向に移動可能な構成にしたことを特徴とする。
本発明によれば、ゴムシート部材を切断刃とともに厚さ方向に挟んだ刃受け部を、搬送経路の所定位置から前方の前進位置に移動させることで、ゴムシート部材の幅方向内側から幅方向一方端に開口する切れ目をコード間に形成することができる。その後、ゴムシート部材を搬送経路の前方に搬送して刃受け部上で切断刃をゴムシート部材の幅方向他方端に移動させることにより、形成した切れ目に連続させてゴムシート部材を所定長さに切断することができる。したがって、ゴムシート部材は確実にコード間で切断されることになり、コードがゴムシート部材から飛び出す不具合を防止できる。
切れ目を形成する際には、ゴムシート部材を搬送経路で停止させた状態で行なうので、ゴムシート部材を移動させる余分な工程がない。それ故、ゴムシート部材の位置ずれや変形が生じ難くなる。したがって、ゴムシート部材の一部が成形ドラムに巻き付けられた状態で切断する場合であっても、精度よく所定長さで切断して、成形ドラム上で品質の安定した環状部材を成形するには有利になる。
ゴムシート部材を成形ドラムに搬送している本発明の切断装置を平面視で例示する説明図である。 図1の切断刃および刃受け部の周辺を平面視で例示する説明図である。 図1の切断刃および刃受け部の周辺を正面視で例示する説明図である。 ゴムシート部材の幅方向一端に切れ目を形成し始める工程を平面視で例示する説明図である。 ゴムシート部材の幅方向一端に切れ目を形成している工程を平面視で例示する説明図である。 ゴムシート部材を所定長さで切断している工程を平面視で例示する説明図である。 刃受け部を所定位置に戻す工程を平面視で例示する説明図である。 切断刃を待機位置に戻し、次に切断するゴムシート部材の先端を位置決めする工程を平面視で例示する説明図である。
以下、本発明のコード入りゴム部材の切断方法および装置を図に示した実施形態に基づいて説明する。
図1〜図3に例示する本発明のコード入りゴム部材の切断装置1(以下、切断装置1という)は、帯状のコード入りゴムシート部材Sを成形ドラム15上で環状に成形する際に用いる。ゴムシート部材Sは、複数本のコードCが所定ピッチで並列して未加硫ゴムに埋設された部材である。尚、図ではコードCを省略または一部省略している。
コードCは、スチールコードやこれに類するものであり、例えば複数の素線が撚られて構成されている。コードCは、ゴムシート部材Sの長手方向に対して所定の傾斜角度で埋設されている。この傾斜角度は従来の一般的な角度である。
切断装置1は、ゴムシート部材Sを載置して成形ドラム15に搬送する搬送機構2と、搬送機構2に隣接して配置される刃受け部6と、ゴムシート部材Sを切断する切断刃9とを備えている。搬送機構2、刃受け部6および切断刃9の動作は制御部14によって制御される。
この実施形態の搬送機構2は、送りローラ3、押えローラ4および支持ローラ5を備えている。送りローラ3は回転駆動するローラであり、押えローラ4および支持ローラ5はフリー回転(従動回転)するローラである。対向する送りローラ3と押えローラ4の少なくとも一方は、互いの対向距離を増減する方向に移動可能になっている。
多数の支持ローラ5に載置されたゴムシート部材Sは、送りローラ3と押えローラ4との対向距離を小さくすることにより両者の間に挟まれた状態になる。送りローラ3と押えローラ4とにより厚さ方向に挟まれたゴムシート部材Sは、送りローラ3が回転駆動することで搬送される。
搬送機構2によってゴムシート部材Sが成形ドラム15へ搬送される搬送経路Wにおいて、成形ドラム15に近接する方向が搬送経路Wの前方、離反する方向が搬送経路Wの後方になる。搬送機構2はこの実施形態に例示した構成に限定されず、ベルトコンベヤなど、ゴムシート部材Sを成形ドラム15に搬送できるその他の機構を採用できる。
刃受け部6は搬送経路Wに配置される。この実施形態では、搬送経路Wの中途の位置で搬送経路Wを横切って刃受け部6が配置されている。刃受け部6としては例えば、支持軸7に軸支されたローラを用いる。刃受け部6は回転駆動するタイプである。この実施形態では、フリー回転にも切り替え可能なタイプのローラが刃受け部6として採用されている。
刃受け部6は、前後進機構8によって搬送経路Wの前後方向に移動可能になっている。前後進機構8としては例えば、刃受け部6に接続されたロッドを前後進させるシリンダ機構を用いる。
切断刃9には、例えば中心軸に軸支されてフリー回転する丸刃を使用する。この切断刃9の軸方向両側の外周縁部はそれぞれ傾斜面になっていて、外周面の軸方向中央部が外周側に突出した形状になっている。切断刃9による切断方向(刃先の向き)は、任意の方向に設定可能になっている。尚、図3では、切断刃9の形状を理解し易くするため、刃先の向きを搬送経路Wの前後方向に向けた状態を記載している。
切断刃9は、上下移動機構11によって刃受け部6に対して近接および離反移動可能になっている。上下移動機構11としては例えば、切断刃9の中心軸を保持するフレームに接続されたロッドを上下動させるシリンダ機構を用いる。
切断刃9は上下移動機構11とともに、搬送経路Wを横切って設置されたガイドフレーム10に取付けられている。切断刃9および上下移動機構11は、ガイドフレーム10に沿って搬送経路Wを横切る方向にフリーに移動可能になっている。位置戻し機構12を作動させることによって、切断刃9および上下移動機構11は、ガイドフレーム10に沿って搬送経路Wを横切る方向の任意の位置に移動させることができる。位置戻し機構12は例えば、上下移動機構11に接続された環状のベルト体と、掛け回されたベルト体を回転させる駆動モータとで構成される。
搬送経路Wの前端部には、前後方向に移動可能なアドバンサ13aが設けられている。また、搬送経路Wの刃受け部6よりも前方の位置には、位置決めセンサ13bが設けられている。
以下、この切断装置1を用いて、ゴムシート部材Sを所定長さに切断して環状部材S1を成形する手順を説明する。
図1に例示するように、搬送経路Wの支持ローラ5にゴムシート部材Sを載置する。押えローラ4を下方移動させてゴムシート部材Sをローラ3とで厚さ方向に挟んだ状態にして、送りローラ3を回転駆動(正回転)する。刃受け部6も送りローラ3による搬送速度と同じ搬送速度になるように同期させて回転駆動(正回転)する。これにより、ゴムシート部材Sを成形ドラム15に向かって搬送する。この時、刃受け部6はフリー回転させてもよい。前後進機構8のロッドは後退していて刃受け部6は所定位置P1にある。切断刃9は、ゴムシート部材Sには接触しない上方位置で搬送経路Wの幅方向一端に位置している。
搬送経路Wの前方に搬送したゴムシート部材Sの先端部は、前方に移動するアドバンサ13aに載せて成形ドラム15の上方位置まで移動させる。次いで、アドバンサ13aを後方に移動させてゴムシート部材Sの先端部を成形ドラム15の外周面に保持させる。押えローラ4はゴムシート部材Sから離れる位置まで上方移動させ、送りローラ3および刃受け部6の回転駆動は停止してフリー回転できる状態にする。
この状態で成形ドラム15を回転駆動(正回転)させて、ゴムシート部材Sの先端部を巻き付ける。ゴムシート部材Sのある程度の長さを巻き付けた後、成形ドラム15の回転駆動を停止する。次いで、図4に例示するように、切断刃9をゴムシート部材Sの幅方向一端よりも内側の位置に移動させる。移動させた位置で切断刃9を下方移動させて、切断刃9と刃受け部6とによりゴムシート部材SをコードC間で厚さ方向に挟んだ状態にする。詳しくは、コードC間の未加硫ゴムを切断刃9と刃受け部6とで強く押圧した状態にする。切断刃9の刃先の向きは、コードCの延在方向と同じ方向に設定されている。押えローラ4を下方移動させて、ゴムシート部材Sを送りローラ3とで厚さ方向に挟んだ状態にする。
次いで、図5に例示するようにゴムシート部材Sを移動させずに停止した状態のままで、前後進機構8のロッドを前進させる。この時、刃受け部6を回転駆動(反対回転)する。これにより、搬送経路Wで停止しているゴムシート部材Sの一方表面(下面)に対して刃受け部6を転動させて所定位置P1から前方の前進位置P2まで移動させる。刃受け部6がフリー回転するタイプの場合は、前後進機構8のロッドを前進させることで、刃受け部6がゴムシート部材Sの一方表面に当接して反対回転で転動する。
この刃受け部6の前進移動に伴って、ゴムシート部材Sを刃受け部6とともにコードC間で挟んでいる切断刃9は、そのコードCに沿って転動して所定位置P1から前進位置P2まで移動する。切断刃9がゴムシート部材Sの幅方向一端まで移動することで、ゴムシート部材Sには、その幅方向内側から幅方向一方端に開口する切れ目Xが形成される。
次いで図6に例示するように、ゴムシート部材Sを搬送経路Wの前方に搬送することにより、切れ目Xを形成したコードC間のコードCに沿って、切断刃9をゴムシート部材Sの幅方向他方端に移動させる。具体的には、押えローラ4を下方移動させてゴムシート部材Sを厚さ方向に送りローラ3とで挟んだ状態にして、送りローラ3を回転駆動(正回転)する。刃受け部6および成形ドラム15も送りローラ3による搬送速度と同じ搬送速度になるように同期させて回転駆動(正回転)する。これにより、ゴムシート部材Sを成形ドラム15に向かって搬送する。
ゴムシート部材Sが前方に搬送されることに伴って、コードC間で刃受け部6とゴムシート部材Sを挟んだ状態にしている切断刃9は、コードCに沿ってゴムシート部材Sの幅方向他方端に転動する。これにより、ゴムシート部材Sを所定長さに切断する。
次いで図7に例示するように、所定長さに切断されたゴムシート部材Sの後端部は、回転する成形ドラム15に巻き付けられる。切断刃9はゴムシート部材Sに接触しない位置まで上方移動させる。送りローラ3の回転駆動は停止させて、切断位置よりも後方のゴムシート部材Sを送りローラ3と押えローラ4とで厚さ方向に挟んだ状態のままにする。
この際に、前後進機構8のロッドを後進させて、刃受け部6を先進位置P2から所定位置P1に移動させ、刃受け部6を回転駆動(正回転)する。これにより、切断位置よりも後方で搬送経路Wに停止しているゴムシート部材Sの一方表面(下面)に対して、刃受け部6を転動させて前進位置P2から所定位置P1まで移動させる。刃受け部6がフリー回転するタイプの場合は、前後進機構8のロッドを後進させることで、刃受け部6がゴムシート部材Sの一方表面に当接して正回転で転動する。
成形ドラム15に巻き付けられた所定長さのゴムシート部材Sは、図8に例示するように先端と後端とが接合されて環状部材S1に成形される。切断位置よりも後方にあったゴムシート部材Sを、送りローラ3および刃受け部6を回転駆動(正回転)することで搬送経路Wを前方に搬送する。
前方に搬送したゴムシート部材Sの先端位置は、位置決めセンサ13bにより検知する。位置決めセンサ13bの検知信号は制御部14に入力されると、送りローラ3および刃受け部6の回転駆動が停止し、次に所定長さに切断するゴムシート部材Sの切断位置が位置決めされる。切断する所定長さは、成形ドラム15の外径に基づいて、制御部14に予め入力されている。この予め入力されている所定長さに基づいて、ゴムシート部材Sを搬送する長さが決定されて、切断位置が位置決めされる。
切断刃9は位置戻し機構12を作動させて、ゴムシート部材Sの幅方向他端から一端に移動させて待機させる。搬送経路Wにある図8に示すゴムシート部材Sを所定長さに切断する場合は、既述した図3〜図7によって例示した工程を行えばよい。
上述したように本発明によれば、ゴムシート部材Sを厚さ方向に挟んだ刃受け部6と切断刃9とを、搬送経路Wの所定位置P1から前進位置P2に移動させることで、ゴムシート部材Sの幅方向内側から幅方向一方端に開口する切れ目XをコードC間に形成できる。その後、ゴムシート部材Sを搬送経路Wの前方に搬送することで、切れ目Xに連続させて切断して所定長さのゴムシート部材Sを得ることができる。ゴムシート部材Sを確実にコードC間で切断できるので、コードCがゴムシート部材Sから飛び出す不具合を防止することができる。
しかも、切れ目Xを形成する際には、ゴムシート部材Sを停止させた状態で行なうので、ゴムシート部材Sを余分に移動させる工程がない。これに伴い、ゴムシート部材Sの位置ずれや変形が生じ難くなる。
特に、ゴムシート部材Sの一部が成形ドラム15に巻き付けられている場合、切れ目Xを入れるために成形ドラム15を逆回転させてゴムシート部材Sを後方移動させるとたるみが生じてゴムシート部材Sにずれや変形が生じ易くなる。ところが、本発明では、切れ目Xを形成する際にゴムシート部材Sを移動させることがないので、この場合であっても、精度よく所定長さで切断することができる。そのため、成形ドラム15上で品質の安定した環状部材S1を成形するには有利になる。
この実施形態では、刃受け部6としてゴムシート部材Sの一方表面に外周面を接触させて転動するローラを用いて簡素な構造にしている。刃受け部6はその他に例えば、一対のプーリ間に張設されたコンベヤベルト等を採用することもできる。
ゴムシート部材Sは単純にベルトコンベヤ装置等によって成形ドラム15に向かって搬送することもできる。この実施形態のように、送りローラ3と押えローラ4とによりゴムシート部材Sを厚さ方向に挟んだ状態にすると、ゴムシート部材Sのずれが発生し難くなるため、設定された距離を精度よく移動させるには有利になる。これに伴い、ゴムシート部材Sをより高精度で所定長さに切断できる。
送りローラ3によるゴムシート部材Sの搬送速度と、ゴムシート部材Sを巻き付けた成形ドラム15による巻き付け速度(搬送速度)とを同速度に設定するよい。これにより、搬送するゴムシート部材Sを、その変形を抑えつつ、設定された距離を精度よく移動させるには益々有利になる。
1 切断装置
2 搬送機構
3 送りローラ
4 押えローラ
5 支持ローラ
6 刃受け部
7 支持軸
8 前後進機構
9 切断刃
10 ガイドフレーム
11 上下移動機構
12 位置戻し機構
13a アドバンサ
13b 位置決めセンサ
14 制御部
15 成形ドラム
C コード
S ゴムシート部材
S1 環状部材
W 搬送経路
X 切れ目

Claims (5)

  1. 複数本のコードが並列して埋設されているコード入りゴムシート部材を、成形ドラムに搬送する搬送経路に配置された刃受け部と切断刃とにより厚さ方向に挟んだ状態にして、前記切断刃を前記ゴムシート部材の前記コード間を前記コードに沿って移動させることにより切断するコード入りゴムシート部材の切断方法であって、
    所定位置に配置されている前記刃受け部に対向させて前記切断刃を前記ゴムシート部材の幅方向一方端よりも内側に配置して、この切断刃と刃受け部とにより前記ゴムシート部材を前記コード間で厚さ方向に挟んだ状態にして、前記搬送経路で停止している前記ゴムシート部材の一方表面に対して前記刃受け部を転動させて前記所定位置から前記搬送経路の前方の前進位置まで移動させるとともに、前記切断刃を前記コード間を前記コードに沿って前記所定位置から前記前進位置まで移動させることにより、前記ゴムシート部材の幅方向内側から幅方向一方端に開口する切れ目を形成し、
    次いで、前記ゴムシート部材を搬送経路の前方に搬送することにより、前記切れ目を形成した前記コード間をコードに沿って、前記切断刃を前記ゴムシート部材の幅方向他方端に移動させることで、前記ゴムシート部材を所定長さに切断することを特徴とするコード入りゴムシート部材の切断方法。
  2. 前記刃受け部として、前記ゴムシート部材の一方表面に外周面を接触させて転動するローラを用いる請求項1に記載のコード入りゴムシート部材の切断方法。
  3. 前記ゴムシート部材の先端部を前記成形ドラムに巻き付けた状態で、前記ゴムシート部材を前記所定長さに切断する請求項1または2に記載のコード入りゴムシート部材の切断方法。
  4. 前記刃受け部および前記切断刃よりも前記搬送経路の後方に配置された送りローラと押えローラとにより、前記ゴムシート部材を厚さ方向に挟んだ状態にして、前記送りローラを回転駆動することにより、前記ゴムシート部材を前記搬送経路の前方に搬送する請求項1〜3のいずれかに記載のコード入りゴムシート部材の切断方法。
  5. 複数本のコードが並列して埋設されているコード入りゴムシート部材を切断する切断刃と、載置された前記ゴムシート部材を成形ドラムに対して搬送する搬送機構と、この搬送機構に隣接して前記ゴムシート部材の前記成形ドラムへの搬送経路に配置される刃受け部とを備えて、前記切断刃と前記刃受け部とにより前記ゴムシート部材を厚さ方向に挟んだ状態にして、前記ゴムシート部材の前記コード間を前記コードに沿って切断する構成にしたコード入りゴムシート部材の切断装置であって、
    前記刃受け部を前記ゴムシート部材の一方表面を転動して前記搬送経路の前後方向に移動可能な構成にしたことを特徴とするコード入りゴムシート部材の切断装置。
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