JP2018023701A - 介護作業改善剤。 - Google Patents
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Abstract
【課題】介護の現場で改善が求められていることは、排泄物からの不快なにおいの解消である。特に、使用後のオムツなどの脱着作業中、また使用後オムツなどの収容容器からのにおいを抑えることができる介護作業改善のための消臭剤が望まれた。【解決手段】排泄物からの不快なにおいの主なものはアミン類であるので、これを有機酸による中和反応で瞬時に抑え、残るにおいは香料によるマスキングで防止する。有機酸及び香料を含む水溶液を調製し、これを使用後のオムツなどに噴霧して不快なにおいを抑制する。【選択図】なし
Description
本発明は、介護の現場で、使用後のオムツや排泄物で汚染された衣類からの不快なにおいを瞬時に抑える消臭剤を開発して、介護作業を改善する。
従来の、排泄物からのにおいを防止する消臭剤としては、成分として安全性や環境的に懸念のある金属塩及及び抗菌剤を配合したもの、又は炭酸ガスの発泡を利用したものなどがある。
従来の排泄物についての消臭剤で有機酸を配合したものもあるが、主な消臭メカニズムが中和反応であるものはない。
従来の排泄物の消臭剤に、簡単な処方で、安全で、排泄物のにおいを瞬時に抑える消臭剤はない。
有機酸を消臭剤に配合した例を挙げると、特許文献1は排泄物からのアンモニア性臭気物質を捕捉するメカニズムとして、金属錯体の形成を主なこととしているが、金属イオンとしては銅イオン、ニッケルイオン、又はコバルトイオンなどの安全性や環境的に懸念のあるものが使用されている。また抗菌剤として、クレゾール、二酸化塩素、次亜塩素酸又は塩素などの安全性の低いものが使用されている。特許文献2は消臭基剤として金属塩及びリン酸アルカリ金属塩を使用し、更にヒドラジド化合物及びキレート剤などの多数の成分を使用している。有機酸も使用されているが塩基性臭気物質との中和反応への使用目的ではない。特許文献3は有機酸、カルシウム塩、マグネシウム塩、鉄塩、ホウ酸、マンガン塩、銅塩及びモリブデン酸などを含む、極めて複雑な組成のものである。これを更に、乳酸発酵させた畜肉加工用塩漬液に配合した極めて込み入ったものもある。特許文献4は炭酸水素ナトリウム及び炭酸ナトリウムに有機酸を作用させ、発生する炭酸ガスの活用と、精油及び無機多孔質粉末を配合したものである。特許文献5も炭酸水素ナトリウムに有機酸を作用させ、発生する炭酸ガスを活用するものである。
介護者の仕事内容のうち、改善を要することは、排泄物からの不快なにおいを防止する必要がある。
排泄物からの不快なにおいの成分は主にアミン類であり、これを瞬時に抑制する必要がある。
そこで、においを瞬時に抑え、且つ安全で、使用が容易である、介護作業改善のための消臭剤が望まれた。
かかる実情において本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、においの主成分であるアミン類を、有機酸による中和反応で捕捉し、更に香料によるにおいのマスキングができる処方で、その成分は安全性の高いものを選択し、製法が簡単な消臭剤を開発し、上記介護の現場での大きな課題を解決することを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明により、使用が容易で、排泄物からのにおいを瞬時に抑える介護作業改善剤が提供できる。
以下本発明を詳細に説明する。
本発明に用いられる有機酸は、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸及びシュウ酸である。
本発明に用いられる有機酸は、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸及びシュウ酸である。
本発明に用いられる香料は、天然香料及び合成香料である。
本発明に用いられる抗菌剤は、化粧品に使用されているもの、及び食品添加物として使用されているものである。
本発明に用いられる界面活性剤は、化粧品に使用されている非イオン性の安全性の高いものである。
本発明の有機酸、香料、抗菌剤及び界面活性剤を溶かした水溶液は、排泄物の付着した使用後のオムツ及び下着など、又はそれらを収容している容器内に噴霧し、不快なにおいを瞬時に消臭して、介護作業を改善するものである。
以下に本発明の実施例を示し、本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。
実施例1
クエン酸1g、バラ香料0.1g、ソルビン酸0.1g及びポリオキシエチレン硬化ヒマシ油0.3gを水100gに溶かす。これをスプレー容器で使用後のオムツに噴霧すると、不快なにおいは瞬時にほとんど認められなくなった。
クエン酸1g、バラ香料0.1g、ソルビン酸0.1g及びポリオキシエチレン硬化ヒマシ油0.3gを水100gに溶かす。これをスプレー容器で使用後のオムツに噴霧すると、不快なにおいは瞬時にほとんど認められなくなった。
実施例2
コハク酸3g、ペパーミント香料0.1g、メチルパラベン0.1g及びポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル0.3gを水100gに溶かす。これをスプレー容器で使用後のオムツに噴霧すると、不快なにおいは瞬時にほとんど認められなくなった。
コハク酸3g、ペパーミント香料0.1g、メチルパラベン0.1g及びポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル0.3gを水100gに溶かす。これをスプレー容器で使用後のオムツに噴霧すると、不快なにおいは瞬時にほとんど認められなくなった。
実施例3
シュウ酸6g、ユーカリ香料0.5g、安息香酸ナトリウム0.7g及びポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル0.5gを水100gに溶かす。これをスプレー容器で使用後のオムツ及び下着を収容している容器内に噴霧すると、不快なにおいは瞬時にほとんど認められなくなった。
シュウ酸6g、ユーカリ香料0.5g、安息香酸ナトリウム0.7g及びポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル0.5gを水100gに溶かす。これをスプレー容器で使用後のオムツ及び下着を収容している容器内に噴霧すると、不快なにおいは瞬時にほとんど認められなくなった。
実施例4
リンゴ酸10g、ヒノキ香料0.7g、デヒドロ酢酸ナトリウム0.2g及びポリグリセリン脂肪酸エステル0.5gを水100gに溶かす。これをスプレー容器で使用後のオムツ及び下着を収容している容器内に噴霧すると、不快なにおいは瞬時にほとんど認められなくなった。
リンゴ酸10g、ヒノキ香料0.7g、デヒドロ酢酸ナトリウム0.2g及びポリグリセリン脂肪酸エステル0.5gを水100gに溶かす。これをスプレー容器で使用後のオムツ及び下着を収容している容器内に噴霧すると、不快なにおいは瞬時にほとんど認められなくなった。
Claims (6)
- 有機酸、香料、抗菌剤及び界面活性剤を含む水溶液であることを特徴とする介護作業改善剤。
- 有機酸は、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸及びシュウ酸であることを特徴とする請求項1記載の介護作業改善剤。
- 香料は、天然香料及び合成香料酵素であることを特徴とする請求項1記載の介護作業改善剤。
- 抗菌剤は、化粧品用及び食品添加物であることを特徴とする請求項1記載の介護作業改善剤。
- 界面活性剤は、化粧品用の非イオン性界面活性剤であることを特徴とする請求項1記載の介護作業改善剤。
- 請求項1記載の介護作業改善剤は、使用後のオムツ及び下着など、又はそれらを収容している容器の内容物に噴霧して使用することを特徴とする請求項1記載の介護作業改善剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016167308A JP2018023701A (ja) | 2016-08-10 | 2016-08-10 | 介護作業改善剤。 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016167308A JP2018023701A (ja) | 2016-08-10 | 2016-08-10 | 介護作業改善剤。 |
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JP2018023701A true JP2018023701A (ja) | 2018-02-15 |
Family
ID=61193801
Family Applications (1)
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JP2016167308A Pending JP2018023701A (ja) | 2016-08-10 | 2016-08-10 | 介護作業改善剤。 |
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JP (1) | JP2018023701A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109621644A (zh) * | 2019-01-26 | 2019-04-16 | 惠州普德化工有限公司 | 一种环保漆雾除味剂及其制备方法 |
-
2016
- 2016-08-10 JP JP2016167308A patent/JP2018023701A/ja active Pending
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