JP2018021382A - 地盤補強構造 - Google Patents

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秀明 高崎
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淳 金田
宏文 池本
Hirofumi Ikemoto
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【課題】橋台によって支持された地盤の中に、土砂と固化剤とを混合、固化させてなる改良体が埋設された地盤補強構造において、手間をかけることなく、橋台に土圧が直接作用しにくくする。【解決手段】地盤補強構造1の地盤支持体5は、橋台22の背面近傍に、橋台22と略直交する鉛直平面に沿って広がるように形成された第1壁部51と、橋台22の背面近傍であって第1壁部51から水平方向に所定距離離れた箇所に、橋台22と略直交する鉛直平面に沿って広がるように形成された第2壁部52と、第1壁部51の橋台22側端部と第2壁部52の橋台22側端部との間に、橋台22に沿って橋台22の上端近傍から橋台22の下端近傍まで広がるように、かつ、両側端部が、第1壁部51および第2壁部52とそれぞれ結合するよう形成された第3壁部53と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、橋台により支持されるとともに、土砂と固化剤とを混合、固化させてなる改良体が埋設された地盤の構造に関する。
橋りょうの端部において上部構造を支持する橋台は、同時に背後の地盤も支持しているので、常に地盤からの土圧を受けている。地震等によって地盤が揺れると、橋台に作用する土圧は大きくなっていき、上部構造、および橋台の慣性力と土圧の合力が橋台基礎の支持力を上回ると、橋台が前面側(地盤が存在しない側)に変位してしまうことがある。橋台が変位すると、背後の地盤は沈下してしまうので、背後の地盤の上に設けられている軌道や道路は、大きく損傷し、列車や自動車の通行が困難な状態になってしまう。このような事態になるのを防ぐため、橋台の背後の地盤には、橋台が変位しにくくなるような対策が必要である。
橋台の変位を防ぐ方法としては、従来、土砂と固化材とを混合、固化させてなる改良体を、軌道の両側方に、軌道の延設方向に沿って壁状に設ける(特許文献1参照)といったものや、橋台の背面に改良体からなる改良地盤を設け、更に橋台の前面から鉄筋補強材を挿入して改良地盤に定着させることで、橋台と改良地盤とを一体化する(特許文献2参照)といったものが提案されている。
特開2015−031119号公報 特開2010−053644号公報
特許文献1に記載された補強構造は、改良体と改良体の間に存在する地盤が橋台に接しているので、地震の際には比較的大きな土圧が橋台に直接作用することになる。また、特許文献2に記載された補強構造は、橋台と補強地盤とが一体化したものなので、補強地盤が背後から受ける土圧は、実質的に橋台が直接受けるものと同じである。勿論、特許文献1,2の何れの補強構造も、改良体が設けられていない場合に比べれば作用する土圧を低下させることは可能であるが、土圧が直接作用する以上、橋台が変位してしまう可能性は依然として残ってしまう。
特に、特許文献2に記載された補強構造では、橋台の前面から鉄筋補強材を挿入したり、法面から盛土補強材を設けたりする必要があり、補強対象の地盤の周囲に施工のための広いスペースが必要となる。このため、都市部の鉄道用盛土のように、周囲に住宅等が密集している箇所においては適用が困難である。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、橋台により支持された地盤の中に、土砂と固化剤とを混合、固化させてなる改良体が埋設された地盤補強構造において、手間をかけることなく、橋台に土圧が直接作用しにくくすることを目的とする。
以上の課題を解決するため、本発明は、橋台により支持された地盤の中に、土砂と固化剤とを混合、固化させた改良体からなる地盤支持体が埋設された地盤補強構造であって、前記地盤支持体は、前記橋台の背面近傍に、前記橋台と略直交する鉛直平面に沿って広がるように形成された第1壁部と、前記橋台の背面近傍であって前記第1壁部から水平方向に所定距離離れた箇所に、前記橋台と略直交する鉛直平面に沿って広がるように形成された第2壁部と、前記第1壁部の前記橋台側端部と前記第2壁部の前記橋台側端部との間に、前記橋台に沿って前記橋台の上端近傍から前記橋台の下端近傍まで広がるように、かつ、両側端部が、前記第1壁部および前記第2壁部とそれぞれ結合するよう形成された第3壁部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、橋台の背後に存在する地盤が三方から地盤支持体に囲まれるので、その中の土砂は容易には崩れなくなる。また、地震等が発生し、橋台の存在する方向に向かって強い土圧が生じても、その土圧は第3壁部が受けることになる。第3壁部は、前記橋台の上端と同程度の高さから下と同程度の高さまで広がっているし、両側端部が第1,第2壁部と結合している。また、第1,第2壁部は、広い側面で地盤と接しているので、きわめて変位しにくいものとなっている。このため、第3壁部が受けた土圧は第1,第2壁部によって負担され、土圧が橋台には直接作用しなくなる。その結果、橋台は容易には変位しなくなる。
また、本発明は、地盤の中に側方から設ける定着体のようなものが不要であり、地盤の上面から施工するだけ設けることができるので、例えば、周囲に住宅等が存在し、地盤の周囲に施工のためのスペースを確保できない場合であっても施工することが可能となる。
なお、上記発明において、前記橋台は、鉄道用の橋りょうの上部構造を支持するものであり、
前記上部構造と、前記地盤のうち前記第1壁部と前記第2壁部との間に挟まれた地盤上を通過するようにレールが敷設されているものとしてもよい。
このようにすれば、橋台が変位しにくくなる上、軌道を支持する地盤が容易には沈下しなくなるので、軌道が列車を通行させることが困難な状態になってしまうのを防ぐことができる。
また、第3壁部は、枕木と枕木との間、或いは、軌道の側方からでも施工することができるので、既に敷設されている軌道を撤去することなく、列車運行していない夜間作業等において第3壁部を設けることができる。このため、施工の際に列車の通行を制限する必要がなくなる。
また、上記発明において、前記第1壁部および前記第2壁部の、前記橋台と直交する方向の長さは、前記橋台の高さと同程度以下となっているものとしてもよい。
このようにすれば、コストをかけ過ぎることなく、橋台の高さと同程度の高さの地盤を崩れにくくすることができる。
また、上記発明において、前記地盤支持体は、柱状をなす複数の前記混合固化物が、一部重なった状態で一体化したものとする。
本発明によれば、手間をかけることなく、橋台に土圧を直接作用しにくくすることができる。
本発明の実施形態に係る地盤補強構造の平面図である。 (a)は図1のA−A断面図であり、(b)は図1のB−B断面図である。 (a)図1のIII−III断面図であり、(b)は同実施形態の地盤補強構造を構成する第3壁部の他の一例を示した縦断面図である。 同実施形態の変形例に係る地盤補強構造の平面図である。 同実施形態の変形例に係る地盤補強構造の平面図である。 同実施形態の変形例に係る地盤補強構造の平面図である。 同実施形態の変形例に係る地盤補強構造の平面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る地盤補強構造について説明する。図1は本実施形態の地盤補強構造1の平面図、図2(a)は図1のA−A断面図、図2(b)は図1のB−B断面図、図3(a)は図1のIII−III断面図、(b)は本実施形態の地盤補強構造1を構成する第3壁部の他の一例を示した縦断面図である。なお、図1,2には、側面に橋りょう2の上部構造21を支持する橋台22が設けられた地盤3であって、上に軌道4が敷設されたものを例示したが、本発明はこれに限られるものでは無く、単に地盤を支持するだけの擁壁の背後にある地盤3等にも適用可能である。
本実施形態の地盤補強構造1は、図1,2に示したように、橋台22の背後の地盤3の中に、地盤支持体5が設けられたものとなっている。
軌道4は、橋りょう2の上部構造21と地盤3の上面とを通過するように敷設されている。なお、軌道4は、図3(a)に示したように、バラストを道床43とするバラスト軌道であってもよいし、図3(b)に示したように、スラブや、バラストをモルタルなどで固めたものを道床43とする省力化軌道であってもよい。また、軌道4の代わりに道路が設けられていてもよい。
地盤支持体5は、土砂とセメントスラリー等の固化材とを混合、固化させた改良体からなり、平面視の形状が橋台22の背面方向に開放されたコ字状となるように形成されている。地盤支持体5は、橋台22の背面近傍であって、軌道4の一側方に設けられた第1壁部51と、橋台22の背面近傍であって軌道4の他側方に、第1壁部51から軌道4の幅と同程度離間して設けられた第2壁部52と、第1壁部51と第2壁部52との間に設けられた第3壁部53と、からなる。なお、図1には、第1,第2壁部51,52として、枕木41よりも側方に位置したものを例示したが、軌道4側の端部が枕木41やレール42の下方に位置するようにしてもよい。
第1〜第3壁部51〜53は、何れも柱状の改良体5aを一部が重なるように複数連続的に形成し、最終的に一体化させたものとなっている。なお、状況に応じて、一の工法のみで形成することが困難な場合には、第1〜第3壁部51〜53の一部をこのような方法で形成するようにしてもよい。
また、図示は省略するが、地盤支持体5を構成する複数の改良体5aの少なくとも一部の中に鋼材等の芯材を定着させるようにしてもよい。
第1,第2壁部51,52は、図1,2(a)に示したように、橋台22と直交する鉛直平面に沿って広がるように形成されている。第1,第2壁部51,52を構成する各改良体5aの形成の仕方は特に限定されるものではないが、各改良体5aの軸が鉛直方向に平行となるように設けるのが好ましい。
なお、図2(a)には、第1壁部51の上端が地盤3の上面よりも下にある(全体が埋設されている)ものを例示したが、軌道4と干渉しない範囲であれば、上端部が地盤3の上面に露出するようにしてもよい。
また、図2(a)には、第1壁部51を構成する改良体5aの下端の高さが、橋台22の下端の高さで揃えられたものを例示したが、地盤3は、橋台22から、橋台22の背面が向く方向に向かうに従って崩れにくくなるので、第1,第2壁部51,52を構成する改良体5aを、橋台22から遠ざかるに従って短くなる(上端を揃えた状態で下端が上がっていく、または下端を揃えた状態で上端が下がっていく)ようにしてもよい。このようにすれば、改良に用いる固化材を少なくすることができるので、施工コストを下げることができる。
なお、ここで、第1壁部51について述べたことは、第2壁部52についても同様である。
第1,第2壁部51,52の軌道4の延設方向(橋台22と直交する方向)の長さは、橋台22の高さと同程度以下にするのが好ましい。第1,第2壁部51,52は、軌道4の延設方向の長さを大きくするほど変位しにくくなるとともに、地盤3との摩擦力が高まる(土砂をすり抜けさせにくくなる)ことが知られている。つまり、第1,第2壁部51,52を軌道4の延設方向に向かって長くするほど、地盤補強構造1の効果は高いものとなる。一方、改良体5aを多く設けるほどコストがかかってしまうし、地盤3は橋台22から離れるほど崩れにくくなるので改良体5aの効果が薄れてくる。そこで、上述したようにすれば、コストをかけ過ぎることなく、橋台22の高さと同程度の高さの地盤3を崩れにくくすることができる。
第3壁部53は、図1に示したように、第1壁部51の橋台22側端部と第2壁部52の橋台22側端部との間に、橋台22の背面に沿って広がるように、かつ軌道4の下を横断するように形成されている。
第3壁部53の上端は、図2(b)に示したように、橋台22の上端と同程度の高さに位置し、下端は、橋台22の下端と同程度の高さに位置している。すなわち、第3壁部53は、全体が橋台22の背面と対向している。
また、第3壁部53の両側端部は、第1,第2壁部51,52と一体化することによって結合している。
第3壁部53を構成する各改良体5aは、上にある軌道4の種類によってその形成方法が異なってくる。
まず、軌道4がバラスト軌道である場合は、枕木41と枕木41との間のバラストから下方に向かってノズルを鉛直に挿入し、地盤3の改良を行うことによって、図3(a)に示したように、各改良体5aが鉛直方向に平行となるように形成するとよい。なお、改良を行う際、枕木の間隔が狭くてノズルの差し込みが困難な場合には、一時的に枕木41をずらしてもよい。
一方、軌道4が省力化軌道である場合は、軌道4の真上からノズルを地盤に挿入することが困難なので、軌道4の側方からノズルを、下方に向かうに従って軌道4に近づく方向へ傾斜させて挿入し、ノズルを傾けた状態で改良を行うことにより、軸が傾斜した改良体5aを形成する。このような形の改良体5aを、ノズルの角度を変えながら順次形成していくことにより、図3(b)に示したように、傾斜角度の異なる複数の改良体5aが一体化してできたものとなるように形成するとよい。
地盤3の端部を上述したような地盤補強構造1とすれば、橋台22の背後に存在するとともに軌道4の下方に存在する地盤3が三方から地盤支持体5に囲まれるので、その中の土砂は容易には崩れなくなる。また、地震等が発生し、橋台22の存在する方向に向かって強い土圧が生じても、その土圧は第2壁部が受けることになる。第3壁部53は、橋台22の上端と同程度の高さから下端と同程度の高さまで広がっているし、両側端部が第1,第2壁部51,52と結合している。また、第1,第2壁部51,52は、広い側面で地盤と接しているので、きわめて変位しにくいものとなっている。このため、第3壁部53が受けた土圧は第1,第2壁部51,52によって負担され、土圧が橋台22には直接作用しなくなる。その結果、橋台22は容易には変位しなくなる。
また、本実施形態の地盤補強構造1は、地盤3の中に側方から設ける定着体のようなものが不要であり、地盤3の上面から施工するだけ設けることができるので、例えば、周囲に住宅等が存在し、地盤3の周囲に施工のためのスペースを確保できない場合であっても施工することが可能となる。
また、第3壁部53は、枕木41と枕木41との間、或いは、軌道4の側方からでも施工することができるので、既に敷設されている軌道4を撤去することなく、比較的短期間で第3壁部53を設けることができる。このため、施工の際に列車の通行を制限する必要がなくなる。
以上、本発明を実施形態に基づいて具体的に説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記実施形態では、地盤3の上に軌道4が一本だけ設けられた(単線の)場合について説明したが、複数の軌道4が平行に設けられている(複線の)場合には、図4に示した地盤補強構造1Aのようにするとよい。
具体的には、まず、第1壁部51を、軌道4と軌道4の間に形成する。次に、一対の第2壁部52を、各軌道4の、他方の軌道4が存在する側と反対側の側方にそれぞれ形成する。そして、第3壁部53を、第1壁部51と各第2壁部52との間にそれぞれ形成する。すなわち、平面視櫛歯状(E字状)の地盤支持体5Aを形成する。このようにすれば、上に軌道4が複数敷設されていても、地盤3を上記実施形態と同様に崩れにくい構造とすることができる。
なお、軌道4と軌道4の間が狭い場合には、軌道4と軌道4の間の第1壁部51を設けなくてもよい。その場合、第1壁部51を挟んでいた一対の第2壁部52の何れかが第1壁部になる。反対に、軌道4と軌道4の間が広い場合には、図1に示したような平面視コ字状の地盤支持体5を各軌道4にそれぞれ設けるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、地盤3が橋台22に接している場合について説明したが、橋台22の背後に支障物(大きな石や、橋りょう建設時に設けた仮土留め等)が存在している場合には、図5に示した地盤補強構造1Bのようにするとよい。
具体的には、支承物6の背後に、上記実施形態と同様の地盤支持体5、もしくは、上記変形例の地盤支持体5Aを、支承物6の幅の分だけ、橋台22の背面方向にずらして設けるようにする。このようにすれば、橋台22の背後に支承物6が存在していても、地盤3を上記実施形態と同様に崩れにくい構造とすることができる。
また、上記実施形態では、地盤支持体5の第3壁部53を、橋台22の背面に接するように設けた場合について説明したが、例えば、枕木41の位置等の影響により、枕木41と枕木41との間から改良を行った場合に、改良体5aを橋台22の背面に接した状態とすることが困難である場合には、図6に示した地盤補強構造1Cのように、第3壁部53を、橋台22から所定距離離間させた地盤支持体5Cとしてもよい。このようにすると、橋台22の背面に地盤3の一部が直接接することになるが、量はわずかであり、この一部の地盤3が橋台22に及ぼす土圧は微々たるものなので、橋台22と第3壁部53とに挟まれた地盤3による橋台22の変位は小さい。よって、このようにしても、地盤3を上記実施形態と同様に崩れにくい構造とすることができる。
また、上記実施形態では、橋台22の背面が軌道4の延設方向と直交している場合について説明したが、橋台22が軌道4の延設方向に対し角度をなしている場合には、図7に示したような地盤補強構造1D,1Eにするとよい。
具体的には、図7(a)に示したように、第3壁部53を第1壁部51の延設方向と直交する方向に延設することにより、一端部が橋台22に近く、他端部が橋台22から離間した地盤支持体5Dを設ける。この場合も、図6に示した場合と同様に、橋台22の背面に地盤3の一部が直接接することになるが、量はわずかであるため、地盤3を上記実施形態と同様に崩れにくい構造とすることができる。
また、図7(b)に示したように、第3壁部53が、橋台22の背面に沿って(軌道4の延設方向に対し角度をなすように)延設された地盤支持体5Eを設ける。このようにすれば、地盤3を上記実施形態と同様に崩れにくい構造とすることができる。
1,1A〜1E 地盤補強構造
2 橋りょう
21 上部構造
22 橋台
3 地盤
4 軌道
41 枕木
42 レール
43 道床
5,5A,5C〜5E 地盤支持体
5a 改良体
51 第1壁部
52 第2壁部
53 第3壁部
6 支承物

Claims (4)

  1. 橋台によって支持された地盤の中に、土砂と固化剤とを混合、固化させた改良体からなる地盤支持体が埋設された地盤補強構造であって、
    前記地盤支持体は、
    前記橋台の背面近傍に、前記橋台と略直交する鉛直平面に沿って広がるように形成された第1壁部と、
    前記橋台の背面近傍であって前記第1壁部から水平方向に所定距離離れた箇所に、前記橋台と略直交する鉛直平面に沿って広がるように形成された第2壁部と、
    前記第1壁部の前記橋台側端部と前記第2壁部の前記橋台側端部との間に、前記橋台に沿って前記橋台の上端近傍から前記橋台の下端近傍まで広がるように、かつ、両側端部が、前記第1壁部および前記第2壁部とそれぞれ結合するよう形成された第3壁部と、を有することを特徴とする地盤補強構造。
  2. 前記橋台は、鉄道用の橋りょうの上部構造を支持するものであり、
    前記上部構造と、前記地盤のうち前記第1壁部と前記第2壁部との間に挟まれた部分の上面と、を通過するようにレールが敷設されていることを特徴とする請求項1に記載の地盤補強構造。
  3. 前記第1壁部および前記第2壁部の、前記橋台と直交する方向の長さは、前記橋台の高さと同程度以下となっていることを特徴とする請求項1または2に記載の地盤補強構造。
  4. 前記地盤支持体の一部は、柱状をなす複数の前記混合固化物が、一部重なった状態で一体化したものであることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の地盤補強構造。
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