JP2018019559A - 駆動力制御方法及び駆動力制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アクセルをオフするだけで車両を停止に至らしめ且つ停止状態に保持することが可能な走行モードにおいて、クリープトルクの発生を制御することによりドライバの利便性を向上させる駆動力制御方法及び駆動力制御装置を提供する。
【解決手段】ハイブリッドカーにおいて、駆動力制御方法は、車両が停止している時、又は低速基準値61よりも低い速度で走行している時に、ブレーキが操作された状態から操作がブレーキ閾値62まで解除された場合、電動機に車両を低速で前進させる駆動力を発生させる。
【選択図】図8

Description

本発明は、駆動力制御方法及び駆動力制御装置に関するものである。
従来から、エンジントルクをトルクコンバータを介して入力する車両用変速機であって、エンジンのアイドリング運転を検出した場合にクリープ現象を防止するクリープ防止機構を備えるものが知られている(特許文献1参照)。特許文献1では、車両のブレーキ解除を検出した場合に、クリープ防止機構の作動を解除することにより、登り坂発進に際しての車両の後退動を防止している。
特公平1−51371号公報
近年では、電動機の駆動力により走行する車両において、アクセルをオフするだけで車両を停止状態に保持する走行モードが開発されている。この走行モードにおいて、アクセルオフ時に車両を低速走行させるための力行方向の駆動力(クリープトルク)は不都合であり、通常、発生させない。
しかしながら、渋滞走行又は車庫入れ操作などの走行シーンにおいて、アクセルの操作は煩雑であり、むしろ、クリープトルクを発生させた状態においてブレーキの操作で車速を調整する方が便利である。
本発明は、上記課題に鑑みて成されたものであり、その目的は、アクセルをオフするだけで車両を停止に至らしめ且つ停止状態に保持することが可能な走行モードにおいて、クリープトルクの発生を制御することによりドライバの利便性を向上させる駆動力制御方法及び駆動力制御装置を提供することである。
本発明の第1態様に関わる車両の駆動力制御方法は、車両が停止している時、又は低速基準値よりも低い速度で走行している時に、ブレーキが操作された状態から操作がブレーキ閾値まで解除された場合、電動機に車両を低速で前進させる駆動力を発生させる。
本発明の第2態様に関わる車両の駆動力制御方法は、車両が停止している時、又は低速基準値よりも低い速度で走行している時に、車両の自動変速機が走行不可能レンジから走行可能レンジへ操作された場合、電動機に車両を低速で前進させる駆動力を発生させる。
本発明によれば、アクセルをオフするだけで車両を停止に至らしめ且つ停止状態に保持することが可能な走行モードにおいて、クリープトルクの発生を制御することによりドライバの利便性を向上させる駆動力制御方法及び駆動力制御装置を提供することができる。
図1は、実施形態に係わる駆動力制御装置を含むハイブリッドカーの構成を示すブロック図である。 図2は、車両コントローラ14が有する機能的な構成要素を示すブロック図である。 図3は、道路の勾配を考慮して、アクセル開度に応じた駆動モータ6の駆動力を算出するアルゴリズムを示すブロック図である。 図4Aは、平坦路(勾配無し)においてブレーキの操作が無くても車両を停止に至らしめ、且つ車両を停止状態に保持するために、アクセルオフ時に駆動モータ6に発生させる駆動力を示すグラフである。 図4Bは、勾配を有する道路において車両を停止に至らしめ且つ停止状態を保持するために必要な、勾配(傾き)に応じた駆動力の補正量を示すグラフである。 図4Cは、図4Aの駆動力に対して、下り勾配時の図4Bの補正量41を加味した状態を示すグラフである。 図4Dは、車速に応じて車両に加わる加速度及び減速度が勾配の有無にかかわらず、同じ曲線となることを示すグラフである。 図5は、平坦路及び下り勾配を有する道路におけるアクセル操作、車速、駆動力、車両Gの時間変化を示すタイムチャートである。 図6は、第1走行モードにおいて、クリープトルクがない状態(クリープなし)とクリープトルクがある状態(クリープあり)とが切り替わるための様々な走行条件の組合せの例をまとめた模式図である。 図7は、第1条件43、第2条件44、第3条件45を、横軸が車速、縦軸がブレーキ制動力からなる二次元の直交座標系で表したグラフである。 図8は、第3条件45の成立時、即ち、ブレーキがオン状態からオフ状態へ変化する際の各走行パラメータの時間変化を示すタイムチャートである。 図9は、第2条件44の成立時、即ち、車両の自動変速機が走行不可能レンジから走行可能レンジへ操作された際の各走行パラメータの時間変化を示すタイムチャートである。 図10は、第1条件43の成立時、即ち、第1走行モードから第2走行モードへ切り替わった際の各走行パラメータの時間変化を示すタイムチャートである。 図11は、第4条件51、第5条件52、第6条件53を、横軸が車速、縦軸がアクセルによる駆動力からなる二次元の直交座標系で表したグラフである。 図12は、第4条件51の成立時、即ち、車速が第1所定値63以上になる際の各走行パラメータの時間変化を示すタイムチャートである。 図13は、第5条件52の成立時、即ち、車速が第3所定値64以上になり、且つ第2走行モードから第1走行モードへ切り替わる際の各走行パラメータの時間変化を示すタイムチャートである。 図14は、第6条件53の成立時、即ち、車速が第2所定値65以上になり、且つアクセルの操作により発生する車両の駆動力が所定値66以上となる際の各走行パラメータの時間変化を示すタイムチャートである。 図15は、第1走行モードが選択され且つクリープトルクがない状態において、第1条件〜第3条件(43〜45)の正否を判断する手順の一例を示すフローチャートである。 図16は、クリープトルクがある状態において、第4条件〜第6条件(51〜53)の正否を判断する手順の一例を示すフローチャートである。
図面を参照して、実施形態を説明する。図面の記載において同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
<駆動力制御装置の構成>
図1を参照して、実施形態に係わる駆動力制御装置を含むハイブリッドカーの構成を説明する。実施形態のハイブリッドカーは、エンジン1と、発電機4と、バッテリ5と、駆動モータ6と、車輪7(駆動輪)と、駆動モータ6を制御する駆動モータコントローラ13と、を備える。ハイブリッドカーは、エンジン1で車輪7を駆動せず、バッテリ5で車輪7を駆動するもので、エンジン1、バッテリ5、車輪7が直列接続(シリーズ接続)されることから、シリーズハイブリッドカーと称される。
エンジン1は、減速機(図示せず)を介して、発電機4に機械的に連結される。発電機4は、バッテリ5に対して送受電可能に接続されている。バッテリ5と駆動モータコントローラ13との間、及び駆動モータコントローラ13と駆動モータ6との間も、送受電可能に接続されている。駆動モータ6はギア16を介して車軸に機械的に連結され、車軸は車輪7に機械的に連結される。
エンジン1の駆動力は発電機4に伝達され、発電機4はエンジン1の駆動力によって発電する。発電機4の発電電力はバッテリ5に充電される。バッテリ5の充電電力は、駆動モータコントローラを介して、駆動モータ6に伝達され、駆動モータ6は、バッテリ5の充電電力によって駆動される。駆動モータ6の駆動力は、ギア16及び車軸を介して車輪7に伝達される。車輪7は駆動モータ6の駆動力によって回転することにより、シリーズハイブリッドカー(以下、車両と略す)は走行する。
車両は、複数の走行モードを択一的に選択するモードスイッチ(モードSW)17と、自動変速機のレンジを選択する際にドライバが操作するセレクトレバー18と、ブレーキ力を検知するブレーキ油圧センサ19と、アクセル開度を検知するアクセルポジションセンサ(APS)20と、ハイブリッドカー全体を制御する車両コントローラ14を更に備える。車両コントローラ14は、実施形態に係わる駆動力制御装置として機能するものである。
車両コントローラ14は、モードスイッチ17、セレクトレバー18、ブレーキ油圧センサ19、及びアクセルポジションセンサ20の各々に電気的に接続されている。車両コントローラ14は、選択されている走行モードを示す信号をモードスイッチ17から受信し、選択されているレンジを示す信号をセレクトレバー18から受信し、ブレーキ油圧を示す信号をブレーキ油圧センサ19から受信し、アクセル開度を示す信号をアクセルポジションセンサ20から受信する。
なお、モードスイッチ17により選択可能な走行モードには、第1走行モードと、第2走行モードとが少なくとも含まれる。第1走行モードにおいて、車両コントローラ14は、車両のアクセルが操作されていない時に駆動モータ(電動機)6に駆動力を発生させることにより、勾配を有する道路において車両のアクセル又はブレーキの操作が無くても車両を停止に至らしめ且つ停止状態に保持する。第2走行モードにおいて、車両コントローラ14は、ブレーキの操作が無ければ車両を停止状態に保持しない。第1走行モードについては、図3、図4A〜図4D、図5を参照して、後述する。
また、セレクトレバー18により選択可能なレンジには、例えば、ドライブレンジ(D)、リバースレンジ(R)、ニュートラルレンジ(N)、パーキングレンジ(P)が含まれる。
車両コントローラ14は、駆動モータコントローラ13に電気的に接続されている。車両コントローラ14は、駆動モータコントローラ13に対して指令トルクを送信する。車両コントローラ14は、駆動モータコントローラ13から駆動モータ6のモータ回転数を示す信号及び車両が走行する道路の勾配情報を示す信号を受信する。
車両コントローラ14は、例えば、CPU(中央処理装置)、メモリ、及び入出力部を備える汎用のマイクロコンピュータにより実現可能である。マイクロコンピュータを車両コントローラ14として機能させるためのコンピュータプログラム(駆動力制御プログラム)を、マイクロコンピュータにインストールして実行する。これにより、汎用のマイクロコンピュータは、車両コントローラ14として機能する。なお、ここでは、ソフトウェアによって車両コントローラ14を実現する例を示すが、もちろん、以下に示す各情報処理を実行するための専用のハードウェアを用意して、車両コントローラ14を構成することも可能である。また、車両コントローラ14に含まれる複数のユニット(23〜32)を個別のハードウェアにより構成してもよい。更に、車両コントローラ14のみならず、駆動モータコントローラ13も、同様にして、ソフトウェア或いは専用のハードウェアとして実現可能である。更に、車両コントローラ14及び駆動モータコントローラ13は、車両にかかわる他の制御に用いる電子制御ユニット(ECU)と兼用してもよい。
図2を参照して、車両コントローラ14が有する機能的な構成要素について説明する。車両コントローラ14は、機能的な構成要素として、選択レンジ判定部23と、走行モード判定部24と、ブレーキ力判定部25と、車速演算部26と、ブレーキ速度演算部27と、クリープ変化演算部28と、勾配補正量演算部29と、クリープ判定部30と、クリープ演算部31と、駆動力演算部32とを備える。
選択レンジ判定部23は、セレクトレバー18により選択されているレンジを判定する。具体的には、選択されているレンジが走行可能なレンジ(Dレンジ又はRレンジ)であるか、或いは走行不可能なレンジ(Nレンジ又はPレンジ)であるかを判断する。走行モード判定部24は、モードスイッチ17により選択されている走行モードを判定する。具体的には、選択されている走行モードが第1走行モードであるか、或いは第2走行モードであるかを判定する。ブレーキ力判定部25は、ブレーキ油圧センサ19により検知されたブレーキ力が所定のブレーキ閾値以下であるか否かを判定する。ブレーキ閾値以下である場合、ドライバによるブレーキの操作が解除されたと判断する。
車速演算部26は、駆動モータコントローラ13から受信するモータ回転数を示す信号から車両の走行速度(車速)を算出する。車速演算部26は、車両コントローラ14内のメモリに記憶されているモータ回転数と車速との対応関係を示すマップを用いて、車速を算出する。
ブレーキ速度演算部27は、単位時間当たりのブレーキ力の変化量、即ちブレーキ変化速度を演算する。ブレーキ変化速度には、例えば、ブレーキペダルを踏み込む速度、及びブレーキの操作が解除される速度が含まれる。
クリープ変化演算部28は、ブレーキ速度演算部27により演算されたブレーキ変化速度、特に、ブレーキの操作が解除される速度の大きさから、駆動モータに車両を低速で前進させる駆動力(クリープトルク)を発生させる速度を演算する。車両コントローラ14内のメモリに記憶されているブレーキ変化速度とクリープトルクを発生させる速度との対応関係を示すマップを用いて、クリープトルクを発生させる速度を算出する。マップに示すように、クリープトルクを発生させる速度はブレーキの操作が解除される速度に応じて変化する。ブレーキの操作が解除される速度が大きいほど、クリープトルクを発生させる速度も大きくなる。なお、クリープトルクとは、駆動モータ6により駆動される車両において、エンジンにより駆動する車両において発生するクリープ現象を模擬して駆動モータ6が発生する駆動力であって、車両をクリープ閾値(毎時7〜8km程度)以下の低速で前進させる駆動力である。
勾配補正量演算部29は、駆動モータコントローラ13から受信する勾配情報を示す信号から、道路の勾配による駆動力のズレを補正する補正値を算出する。車両コントローラ14内のメモリに記憶されている勾配情報と補正値との対応関係を示すマップを用いて、補正値を算出する。道路の勾配による駆動力のズレ補正については、図3、図4A〜図4D、図5を参照して、後述する。
車両コントローラ14内のメモリには、クリープトルクの大きさと車速との関係を示すマップ、アクセル開度毎に車速と駆動モータ6による駆動力との関係を示すマップが記憶されている。
クリープ判定部30は、後述する様々な走行条件の成否に基づいて、クリープトルクの発生及び解除を判定する。アクセルをオフするだけで車両を停止状態に保持することが可能な第1走行モードにおいて、アクセルオフ時に車両を低速走行させるための力行方向の駆動力(クリープトルク)は不都合であり、通常、発生させない。しかしながら、渋滞走行又は車庫入れ操作などの走行シーンにおいて、アクセルの操作は煩雑であり、むしろ、クリープトルクを発生させた状態においてブレーキの操作で車速を調整する方が便利である。そこで、クリープ判定部30は、走行モードの切り替え、シフトチェンジ、ブレーキ操作、車速などの様々な走行条件の成否から、ドライバの意図を推測し、クリープトルクのオン/オフを制御する。クリープ判定部30の動作の詳細は、図6〜図16を参照して後述する。
クリープ演算部31は、クリープ判定部30がクリープトルクの発生を判定した場合、クリープトルクの大きさを演算する。クリープ演算部31は、クリープ変化演算部28により演算されたクリープトルクを発生させる速度、及びクリープトルクの大きさと車速との関係を示すマップに従って、駆動モータ6が発生するクリープトルクの大きさを演算する。
駆動力演算部32は、アクセル開度及び勾配情報に基づいて、駆動モータ6による駆動力の大きさを演算する。駆動力演算部32は、アクセル開度及び車速と駆動力との関係を示すマップ及び勾配による駆動力のズレを補正する補正値に基づいて、駆動力の大きさを演算する。駆動力演算部32は、第1走行モードが選択されている場合、勾配を有する道路においてアクセル又はブレーキの操作が無くても車両を停止に至らしめ且つ停止状態に保持するために駆動モータ6に発生させる駆動力を演算する。第1走行モードが選択されているときの駆動力演算部32の詳細は、図3、図4A〜図4D及び図5を参照して後述する。
車両コントローラ14は、駆動力演算部32により演算された駆動力に、クリープ演算部31により演算されたクリープトルクを付加した合計駆動力から指令トルクを演算して、駆動モータコントローラ13に送信する。
<勾配を考慮した駆動力制御>
次に、図3、図4A〜図4D、図5を参照して、モードスイッチ17により第1走行モードが選択されている時の駆動力演算部32の制御動作について説明する。
図3は、道路の勾配を考慮して、アクセル開度に応じた駆動モータ6の駆動力を算出するアルゴリズムを示す。通常、車両コントローラ14は、道路の勾配を考慮せずに、アクセル開度及び車速に応じて駆動モータ6が適切な駆動力を発生するように、駆動モータコントローラ13に対して指令トルクを送信する。実施形態では、駆動モータコントローラ13が道路の勾配を推定し、この道路の勾配を考慮して駆動モータ6が適切な駆動力を出力する方策を説明する。
駆動モータコントローラ13は、車両コントローラ14から受信した指令トルクを駆動モータ6が発生するために必要な電流及び電圧を駆動モータ6に印可する。駆動モータコントローラ13は、駆動モータ6からモータ回転数を示す信号を受信する。
駆動モータコントローラ13は、駆動モータ6に印可した電流及び電圧から、駆動モータ6が実際に生成したであろう実トルクを推定する。駆動モータコントローラ13は、実トルク及びモータ回転数の変化量から、車両の進行方向における道路の勾配の大きさ(傾斜角度)を求める。駆動モータコントローラ13内のメモリには、図3に示すように、予め、勾配の大きさ毎に、実トルクとモータ回転数の変化量との関係を示すマップが保存されている。
例えば、平坦路(勾配無し)において、実トルクとモータ回転数の変化量との関係が一義的に定まる。つまり、実トルクからモータ回転数の変化量を推し量ることができる。上り勾配では、平坦路に比べて、実トルクが同じであってもモータ回転数の変化量は小さくなり、下り勾配では、平坦路に比べて、実トルクが同じであってもモータ回転数の変化量は小さくなる。このように、勾配の大きさに応じて、実トルクとモータ回転数の変化量との関係が変化する。マップを参照することにより、駆動モータコントローラ13は、実トルク及びモータ回転数の変化量から、車両の進行方向の道路の勾配の大きさを求めることができる。勾配の大きさは、勾配情報として車両コントローラ14へ送信される。
一方、車両コントローラ14(車速演算部26)は、モータ回転数から車速を算出する。そして、車速及びAPS20により検知されたアクセル開度から、駆動モータ6による駆動力を算出する。この際、車両コントローラ14は、アクセル開度毎の車速と駆動力の対応関係を示すマップを用いて、駆動力を算出する。ただし、この駆動力は、平坦路における値であり、道路の勾配は考慮されていない。そこで、車両コントローラ14(勾配補正量演算部29)は、勾配情報から駆動力の補正量を演算し、駆動力演算部32は、補正量を用いて駆動力を補正し、補正後の駆動力を指令トルクとして駆動モータコントローラ13へ送信する。これにより、道路の勾配による駆動力のズレを補正して、平坦路と同じ車両の加減速制御を実現することができる。
次に、図4A〜図4Dを参照して、勾配を有する道路においてアクセル又はブレーキの操作が無くても車両を停止に至らしめ且つ車両を停止状態に保持するための駆動力の算出方法を説明する。
先ず、平坦路(勾配無し)のシーンを考える。アクセルオフ時に、図4Aに示すように、車速により定まる駆動力を駆動モータ6に発生させる。これにより、ブレーキの操作が無くても車両を停止に至らしめ且つ車両を停止状態に保持することができる。図4Aに示す駆動力は駆動モータ6の回転方向とは逆方向の駆動力(回生方向の駆動力)であり、図4Aのグラフにおいて、車速が正の値(前進)であれば、駆動力は負の値となる。車速が負の値(後退)であれば、駆動力は正の値となる。そして、車速がゼロのときに、駆動モータ6の駆動力も、ほぼゼロとなる。ただし、車速がゼロのときに、車両の車軸系が有する摩擦力との釣り合いを保つための微弱な駆動力を発生してもよい。
次に、勾配を有する道路のシーンを考える。車速がゼロにおいて駆動力がゼロであれば、車両は道路をずり下がってしまい、停止状態を保持できない。そこで、図4B及び図4Cに示すように、勾配(傾き)に応じた駆動力の補正量41で、図4Aの駆動力を補正する。これにより、勾配を有する道路において、アクセル又はブレーキの操作が無くても車両を停止に至らしめ且つ車両を停止状態に保持することができる。具体的には、上り坂でアクセルの操作が無くても力行方向の駆動力を発生させること、或いは、下り坂でブレーキの操作が無くても回生(制動)方向の駆動力を発生させることによって、車両のずり下がりを防止することができる。
図4Bに示すように、勾配(傾き)に応じて駆動力の補正量は変化する。勾配(傾き)が大きいほど、補正量も増加する。図4Cの例では、下り勾配の道路における駆動力の補正を示している。平坦路における駆動力の曲線(平坦)に対して、勾配に応じた駆動力の補正量41を減算している。よって、車速がゼロのときに、駆動力は負の値(後退方向の駆動力)となる。なお、図4Cにおいて、上り勾配の場合、傾斜(傾き)が同じであれば、同じ補正量41を加算してやればよい。よって、車速がゼロのときに、駆動力は正の値(前進方向の駆動力)となる。
図4Dに示すように、勾配に応じた駆動力の補正を行うことにより、車両の加速度及び減速度(以後、「車両G」と呼ぶ)は、勾配の有無にかかわらず、同じ曲線となる。
図5は、平坦路及び下り勾配を有する道路におけるアクセル操作、車速、駆動力、車両Gの時間変化を示すタイムチャートである。実線は平坦路において駆動力の補正が無い場合を示し、破線は下り勾配において駆動力の補正が無い場合を示し、一点鎖線は下り勾配において駆動力の補正が有る場合を示す。
オン状態からオフ状態へのアクセル操作は、全ての場合について共通している。駆動力は、平坦路において駆動力の補正が無い場合と、下り勾配において駆動力の補正が無い場合とで一致する。
下り勾配において駆動力の補正が有る場合、図4Cに示した駆動力に補正を加えることにより、より大きな回生方向の駆動力が発生し、車速がゼロになった状態においても、駆動モータ6は負の(後退方向)駆動力を発生している。その結果、下り勾配において駆動力の補正が無い場合、車速はゼロにはならないが、下り勾配において駆動力の補正が有る場合、車速がゼロの状態を維持することができる。また、下り勾配において駆動力の補正が有る場合、平坦路において駆動力の補正が無い場合と同じ車両Gを実現することができる。
以上説明したように、アクセルが操作されている時(アクセルオン時)及びアクセルが操作されていない時(アクセルオフ時)の各々において、勾配(傾斜)に応じて駆動モータが発生する駆動力を補正する。これにより、勾配(傾斜)の有無やその大きさによらず、平坦路と同じように、車速及び車両Gを制御することができる。特に、第1走行モードが選択されている場合、勾配を有する道路において車両のブレーキの操作が無くても車両を停止状態に保持することができる。
<クリープ判定部30の詳細動作>
次に、クリープ判定部30がクリープトルクの発生及び解除を判定するアルゴリズムを説明する。
図6に、第1走行モードにおいて、クリープトルクがない状態(クリープなし)とクリープトルクがある状態(クリープあり)とが切り替わるための様々な走行条件の組合せの例をまとめた。第1走行モードにおいて、通常、クリープトルクは発生しない。
クリープトルクがない状態において、次の3つの走行条件(43〜45)の少なくともいずれか1つが成立した場合、クリープ判定部30は、ドライバの走行意図を推測し、クリープトルクを発生させる。つまり、クリープトルクがある状態へ切り替える。
第1条件43は、第1走行モードから第2走行モードへ切り替わることである。通常の自動変速機を搭載する車両(AT車両)であれば、クリープトルクを発生させているため、ブレーキの操作が無ければ車両を停止状態に保持できない。よって、第2走行モードへ切り替わった場合には、通常のAT車両と同様にして、クリープトルクを発生させて発進又は走行をアシストした方が、ドライバにとって便利である。渋滞走行又は車庫入れ操作など、走行と停止を繰り返す走行シーンにおいて、ドライバの利便性が向上する。
第2条件44は、車両が停止している時、又は低速基準値よりも低い速度で走行している時に、車両の自動変速機が走行不可能レンジから走行可能レンジへ操作されることである。換言すれば、車速ゼロを含む低速走行時に、走行不可能なレンジ(Nレンジ、Pレンジ)から走行可能なレンジ(Dレンジ、Rレンジ)へ切り替わることである。通常のAT車両であれば、停止を含む低速走行時にクリープトルクを発生している。よって、停止を含む低速走行時に、シフトチェンジにより発進又は走行の意図が推定できる場合、クリープトルクを発生させて、発進又は走行をアシストする。渋滞走行又は車庫入れ操作など、走行と停止を繰り返す走行シーンにおいて、ドライバの利便性が向上する。
第3条件45は、車両が停止している時、又は低速基準値よりも低い速度で走行している時に、ブレーキが操作された状態から当該ブレーキ操作がブレーキ閾値まで解除されることである。換言すれば、車速ゼロを含む低速走行時に、ブレーキがオン状態からオフ状態へ変化することである。ブレーキの操作が無くても車両を停止状態に保持できる状態にもかかわらず低速域でブレーキが操作され、且つ当該操作がブレーキ閾値まで解除されたことから、ドライバの発進又は走行の意図が推定できる。第3条件45の成立から、例えば、渋滞走行又は車庫入れ操作などのブレーキの操作で車速を調整する走行シーンを推定することができる。そこで、クリープトルクを発生させて、発進又は走行をアシストする。
図7は、第1条件43、第2条件44、第3条件45を、二次元の直交座標系で表したグラフである。横軸が車速であり、縦軸がブレーキによる制動力である。車速が低速基準値61以下であることは、第2条件44及び第3条件45に共通しているが、第1条件43は車速を問わないため、全車速域を示している。また、第3条件45は、ブレーキ操作がブレーキ閾値62以下まで解除されることを含んでいるが、第1条件43及び第2条件44は、ブレーキ操作又は制動力を問わない。
図8は、第3条件45の成立時、即ち、車速ゼロを含む低速走行時に、ブレーキがオン状態からオフ状態へ変化する際の各走行パラメータの時間変化を示す。各走行パラメータには、走行モード、走行レンジ、車速、ブレーキ力(ブレーキ操作量又はブレーキ油圧)、アクセルによる駆動力、クリープトルクが含まれる。なお、図9、図10、図12〜図14に示すタイムチャートでも、図8と同じ各走行パラメータの時間変化を示す。
走行モードが第1走行モードであり、クリープトルクは発生していない。自動変速機は走行可能レンジが選択されている。ブレーキが操作されることにより車速が低下している。アクセルは操作されていないため、アクセルによる駆動力も発生していない。この状況下で、車両が低速基準値61よりも低い速度で走行している時に、ブレーキが操作された状態から操作がブレーキ閾値62まで解除された場合、クリープ判定部30は、駆動モータ6に車両を低速で前進させる駆動力(クリープトルク)を発生させる。
なお、第3条件の成立において、クリープ変化演算部28は、ブレーキの操作が解除される速度に応じて、駆動モータ6に車両を低速で前進させる駆動力(クリープトルク)を発生させる速度を変化させる。図8中の実線は、ブレーキの操作が解除される速度、およびクリープトルクを発生させる速度が遅い例を示し、図8中の破線は、ブレーキの操作が解除される速度、およびクリープトルクを発生させる速度が速い例を示す。車速も、ブレーキおよびクリープの両速度に追従することになる。これにより、クリープトルク発生時における車両Gの変動を抑制することができる。
図8の例では、車両が低速基準値61よりも低い速度で走行していることを例にとり説明したが、第3条件では、車両の速度はゼロまたは負の速度であってもかまわない。つまり、車両が停止または後退している時も含まれる。
図9は、第2条件44の成立時、即ち、車両の自動変速機が走行不可能レンジから走行可能レンジへ操作された際の各走行パラメータの時間変化を示す。走行モードが第1走行モードであり、クリープトルクは発生していない。ブレーキは操作されておらず、車速はゼロである。アクセルによる駆動力も発生していない。自動変速機は走行不可能レンジが選択されている。この状況下で、自動変速機が走行不可能レンジから走行可能レンジへ操作された場合、クリープ判定部30は、駆動モータ6に車両を低速で前進させる駆動力(クリープトルク)を発生させる。これにより、アクセルの操作が無くても車両は低速走行を開始する。
図9の例では、車速がゼロであることを例にとり説明したが、第2条件では、車両の速度は低速基準値61よりも低い速度または負の速度であってもかまわない。つまり、車両が低速前進または後退している時も含まれる。
図10は、第1条件43の成立時、即ち、モードスイッチ17により選択される走行モードが、第1走行モードから第2走行モードへ切り替わった際の各走行パラメータの時間変化を示す。自動変速機は走行可能レンジが選択されている。ブレーキ及びアクセルは操作されていないため、ブレーキによる制動力及びアクセルによる駆動力はいずれも発生していない。ただし、第1走行モードが選択されているため、駆動モータ6は、図4A〜図4D及び図5を参照して説明したように、勾配を有する道路において車両を停止に至らしめ且つ車両を停止状態に保持するための駆動力を発生している。このため、ブレーキ操作が無くても、車速は低下してゼロの状態に保持されている。
この状況下で、第1走行モードから第2走行モードへ切り替わった場合、駆動力演算部32は車両を停止状態に保持するための駆動力を解除する。さらに、クリープ判定部30は、駆動モータ6に車両を低速で前進させる駆動力(クリープトルク)を発生させる。これにより、アクセルの操作が無くても車両は低速走行を開始する。
次に、図6を参照して、一度発生したクリープトルクを解除するための様々な走行条件の組み合わせの例を説明する。
クリープトルクがある状態において、次の3つの走行条件(51〜53)の少なくともいずれか1つが成立した場合、クリープ判定部30は、ドライバの減速意図を推測し、またはドライバの減速意図に備えるため、クリープトルクを解除する。つまり、クリープトルクがない状態へ切り替える。
第4条件51は、車速が第1所定値以上になることである。第1走行モードの選択時に、クリープトルクが発生することにより、ブレーキの操作が無くても車両を停止状態に保持することができなくなり、ドライバにとって不都合である。そこで、通常の自動変速機においてクリープトルクが解除される速度(第1所定値)以上まで車速が大きくなった場合、クリープトルクが不要になったと解釈して、クリープトルクを解除する。つまり、車速が第1所定値以上になれば、クリープトルクが必要な車速域を超えたと判断する。また、第1走行モードが選択されているため、駆動モータ6は、アクセルが操作されていない時、車両を停止に至らしめ且つ停止状態に保持するための駆動力を発生する。例えば、第4条件51は、下り坂を走行しているシーンを想定している。
第5条件52は、車速が第3所定値以上になり、且つ第2走行モードから第1走行モードへ切り替わることである。第1走行モードでは、アクセル又はブレーキの操作がなくても車両を停止に至らしめ且つ停止状態に保持するため、クリープトルクを解除した方が、ドライバにとって便利である。ドライバは、クリープトルクを用いた走行よりも、ブレーキ操作無しで車両停止できる走行を希望していると解釈して、クリープトルクを解除する。
なお、第2走行モードにおいてクリープトルクを解除することにより、車両の挙動が不安定になることは回避するべきである。例えば、車両が停止または低速で走行している場合、車両の停止状態または低速走行状態はクリープトルクによって保持されている可能性がある。クリープトルクの解除により、車両の停止状態または低速走行状態が保持されなくなり、車両がずり下がることは回避するべきである。そこで、第2走行モードから第1走行モードへ切り替っても、車速が第3所定値未満であれば、クリープトルクを解除しない。
第6条件53は、車速が第2所定値以上になり、且つアクセルの操作により発生する車両の駆動力が所定値以上となることである。例えば、アクセルペダルが踏み込まされることにより、ドライバの発進または加速意図を推測し、クリープトルクが不要になったと解釈する。そして、次の減速または車両停止に備えて、クリープトルクを解除する。
なお、車両の駆動軸系にねじれが発生することにより、モータ回転速度と車輪7の回転速度にずれが生じる場合がある。例えば、車輪7は回転していないが、駆動軸は回転している状態が起こりうる。車輪7が回転していることを確認するために、第6条件には、車速が第2所定値以上でなることが含まれている。
図11は、第4条件51、第5条件52、第6条件53を、二次元の直交座標系で表したグラフである。横軸が車速であり、縦軸がアクセル操作による駆動力である。第4条件51、第5条件52、第6条件53は、すべて、車速に関する条件を含むが、車速の閾値はすべて異なる。第4条件51における第1所定値63は、通常の自動変速機においてクリープトルクが解除される速度である。第6条件53における第2所定値65は、駆動軸系にねじれを考慮した値である。第5条件52における第3所定値64は、クリープトルクが保持しうる走行速度を考慮した値である。第6条件53は、アクセル操作による駆動力が所定値66以上であることを含んでいるが、第4条件51及び第2条件52は、アクセル操作による駆動力を問わない。
図12は、第4条件51の成立時、即ち、車速が第1所定値63以上になる際の各走行パラメータの時間変化を示す。走行モードは第1走行モードであり、自動変速機は走行可能レンジが選択されている。アクセル及びブレーキは操作されていないため、アクセルによる駆動力及びブレーキによる制動力も発生していない。クリープトルクは発生している。この状況下で、例えば下り勾配を走行することにより、車速が高くなり、第1所定値63以上となった時、クリープトルクが解除される。なお、第4条件51は、車速に関する条件のみであり、その他の走行パラメータに関する条件は含まない。
図13は、第5条件52の成立時、即ち、車速が第3所定値64以上になり、且つ第2走行モードから第1走行モードへ切り替わる際の各走行パラメータの時間変化を示す。自動変速機は走行可能レンジが選択されている。アクセル及びブレーキは操作されていないため、アクセルによる駆動力及びブレーキによる制動力も発生していない。この状況下で、第2走行モードから第1走行モードへ切り替わった場合、駆動力演算部32は車両を停止状態に保持するための駆動力を駆動モータ6に発生させる。さらに、クリープ判定部30は、クリープトルクを解除する。これにより、ブレーキの操作が無くても車両を停止に至らしめ且つ停止状態に保持することができる。
図14は、第6条件53の成立時、即ち、車速が第2所定値65以上になり、且つアクセルの操作により発生する車両の駆動力が所定値66以上となる際の各走行パラメータの時間変化を示す。走行モードは第1走行モードであり、自動変速機は走行可能レンジが選択されている。ブレーキは操作されていないため、ブレーキによる制動力も発生していない。クリープトルクは発生している。この状況下で、車速が第2所定値65以上になり、且つアクセルの操作により発生する車両の駆動力が所定値66以上となった場合、クリープトルクを解除する。これにより、アクセル操作の後のドライバの減速意図及び停止意図に備えることができる。つまり、ブレーキの操作が無くても車両を停止に至らしめ且つ停止状態に保持することができる。
図15を参照して、第1走行モードが選択され且つクリープトルクがない状態において、第1条件〜第3条件(43〜45)の成否を判断する手順の一例を説明する。図15は、第1走行モードが選択され且つクリープトルクがない状態において、所定の周期の元で繰り返し実行される。
ステップS01において、走行モード判定部24は、モードスイッチ17により選択されている走行モードを検知し、ステップS02において、検知した走行モードが第1走行モードであるか否かを判断する。第1走行モードである場合(S02でYES)、ステップS03に進み、車速演算部26は、車速を検知する。その後、ステップS04に進む。一方、第1走行モードでない場合(S02でNO)、第1走行モードから第2走行モードへ切り替わった(すなわち、第1条件43が成立した)と判断し、ステップS09に進む。
ステップS04において、車速が低速基準値61よりも低い速度(ゼロを含む)であるか否かを判断する。低速基準値61よりも低い場合(S04でYES)、ステップS05に進み、低速基準値61以上である場合(S04でNO)、ステップS01に戻る。
ステップS05において、ブレーキ速度演算部27は、ブレーキの操作が解除される速度を検知する。そして、ステップS06に進み、ブレーキ力判定部25は、ブレーキ油圧センサ19により検知されたブレーキ力が所定のブレーキ閾値以下であるか否かを判定する。ブレーキ閾値以下である場合(S06でYES)、第3条件45が成立したと判断して、ステップS07へ進む。一方、ブレーキ閾値以下でない場合(S06でNO)、ステップS08へ進む。
ステップS07において、クリープ変化演算部28は、ブレーキ速度演算部27により演算された、ブレーキの操作が解除される速度の大きさから、クリープトルクを発生させる速度を演算する。その後、ステップS09へ進む。
ステップS08において、走行不可能レンジから走行可能レンジへ切り替わったか否かを判断する。走行可能レンジへ切り替わった場合(S08でYES)、第2条件44が成立したと判断して、ステップS09へ進む。
ステップS09において、クリープ判定部30は、クリープトルクの発生を判定する。ステップS10に進み、クリープ演算部31は、クリープ変化演算部28により演算されたクリープトルクを発生させる速度、及びクリープトルクの大きさと車速との関係を示すマップに従って、駆動モータ6が発生するクリープトルクの大きさを演算する。
ステップS11に進み、車両コントローラ14は、駆動力演算部32により演算された駆動力に、ステップS10にて演算されたクリープトルクを付加した合計駆動力から指令トルクを演算して、駆動モータコントローラ13に送信する。このように、3つの走行条件(43〜45)の少なくともいずれか1つが成立した場合、クリープ判定部30は、ドライバの走行意図を推測し、クリープトルクを発生させる。つまり、クリープトルクがある状態へ切り替える。これにより、クリープ走行が可能となり、ドライバの利便性が向上する。渋滞走行又は車庫入れ操作など、走行と停止を繰り返す走行シーンにおいて、ドライバの利便性が向上する。
図16を参照して、クリープトルクがある状態において、第4条件〜第6条件(51〜53)の成否を判断する手順の一例を説明する。図15は、第2走行モードが選択され且つクリープトルクがある状態において、所定の周期の元で繰り返し実行される。
ステップS21において、走行モード判定部24は、モードスイッチ17により選択されている走行モードを検知し、ステップS22において、検知した走行モードが第1走行モードであるか否かを判断する。第1走行モードである場合(S22でYES)、ステップS23に進み、車速演算部26は、車速を検知する。その後、ステップS24に進む。一方、第1走行モードでない場合(S22でNO)、ステップS25に進む。
ステップS24において、車速が第1所定値63以上であるか否かを判断する。第1所定値63以上である場合(S24でYES)、第4条件51が成立したと判断して、ステップS30に進む。第1所定値63以上でない場合(S24でNO)、ステップS25に進む。
ステップS25において、車速が第3所定値64以上であるか否かを判断する。第3所定値64以上である場合(S25でYES)、ステップS26に進む。第3所定値64以上でない場合(S25でNO)、ステップS28に進む。
ステップS26において、走行モード判定部24は、走行モードの変更の有無を検知する。ステップS27に進み、走行モード判定部24は、第2走行モードから第1走行モードへ切り替えられたか否かを判断する。走行モードの変更があった場合(S27でYES)、第5条件52が成立したと判断して、ステップS30へ進む。
ステップS26において、車速が第2所定値65以上であるか否かを判断する。第2所定値65以上である場合(S28でYES)、ステップS29に進む。第2所定値65以上でない場合(S28でNO)、ステップS21に戻る。ステップS29において、アクセルの操作により発生する車両の駆動力が所定値66以上であるか否かを判断する。車両の駆動力が所定値66以上である場合(S29でYES)、第6条件53が成立したと判断して、ステップS30へ進む。車両の駆動力が所定値66以上でない場合(S29でNO)、ステップS21に戻る。
ステップS30において、クリープ判定部30は、クリープトルクの解除を判定する。ステップS31に進み、駆動力演算部32は、アクセル開度及び勾配情報に基づいて、駆動モータ6による駆動力の大きさを演算する。
ステップS32に進み、車両コントローラ14は、駆動力演算部32により演算された駆動力から指令トルクを演算して、駆動モータコントローラ13に送信する。このように、3つの走行条件(51〜53)の少なくともいずれか1つが成立した場合、クリープ判定部30は、ドライバの減速意図を推測し、またはドライバの減速意図が推測できるため、クリープトルクを解除する。つまり、クリープトルクがない状態へ切り替える。これにより、ブレーキ操作無しで車両を停止に至らしめ且つ停車状態を維持できるので、ドライバの利便性が向上する。
上記のように、本発明の実施形態を記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
上述の各実施形態で示した各機能は、1又は複数の処理回路により実装され得る。処理回路は、電気回路を含む処理装置等のプログラムされた処理装置を含む。処理装置は、また、実施形態に記載された機能を実行するようにアレンジされた特定用途向け集積回路(ASIC)や従来型の回路部品のような装置を含む。
6 駆動モータ(電動機)
14 車両コントローラ(駆動力制御装置)
19 ブレーキ油圧センサ(ブレーキ操作による制動力を検出する手段)
20 アクセルポジションセンサ(アクセル操作による駆動力を検出する手段)
61 低速基準値
62 ブレーキ閾値
63 第1所定値
64 第3所定値
65 第2所定値
66 所定値

Claims (8)

  1. 電動機により駆動される車両の駆動力制御方法であって、
    勾配を有する道路において前記車両のアクセル又はブレーキの操作が無くても前記車両を停止に至らしめ且つ停止状態に保持する駆動力を前記電動機に発生させ、
    前記車両が停止している時、又は低速基準値よりも低い速度で走行している時に、前記ブレーキが操作された状態から前記操作がブレーキ閾値まで解除された場合には、前記電動機に前記車両を低速で前進させる駆動力を発生させる、
    ことを特徴とする駆動力制御方法。
  2. 前記操作が解除される速度に応じて、前記車両を低速で前進させる駆動力を発生させる速度を変化させることを特徴とする請求項1に記載の駆動力制御方法。
  3. 電動機により駆動される車両の駆動力制御方法であって、
    勾配を有する道路において前記車両のアクセル又はブレーキの操作が無くても前記車両を停止に至らしめ且つ停止状態に保持する駆動力を前記電動機に発生させ、
    前記車両が停止している時、又は低速基準値よりも低い速度で走行している時に、前記車両の自動変速機が走行不可能レンジから走行可能レンジへ操作された場合には、前記電動機に前記車両を低速で前進させる駆動力を発生させる、
    ことを特徴とする駆動力制御方法。
  4. 前記車両の走行速度が第1所定値以上になった場合、前記前記電動機に発生させた前記車両を低速で前進させる駆動力を解除することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の駆動力制御方法。
  5. 前記車両の走行速度が第2所定値以上になり、且つ前記アクセルの操作により発生する前記車両の駆動力が所定値以上となった場合、前記前記電動機に発生させた前記車両を低速で前進させる駆動力を解除することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の駆動力制御方法。
  6. 前記車両の走行速度が第3所定値以上になり、且つ前記ブレーキの操作が無ければ前記車両を停止状態に保持しない第2走行モードから、勾配を有する道路において前記車両のアクセル又はブレーキの操作が無くても前記車両を停止に至らしめ且つ停止状態に保持する駆動力を前記電動機に発生させる第1走行モードへ切り替わった場合、前記電動機に発生させた前記車両を低速で前進させる駆動力を解除することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の駆動力制御方法。
  7. 電動機により駆動される車両の駆動力制御装置であって、
    勾配を有する道路において前記車両のアクセル又はブレーキの操作が無くても前記車両を停止に至らしめ且つ停止状態に保持する駆動力を前記電動機に発生させる第1制御回路と、
    前記車両が停止している時、又は低速基準値よりも低い速度で走行している時に、前記ブレーキが操作された状態から前記操作がブレーキ閾値まで解除された場合には、前記電動機に前記車両を低速で前進させる駆動力を発生させる第2制御回路と
    を備えることを特徴とする駆動力制御装置。
  8. 電動機により駆動される車両の駆動力制御装置であって、
    勾配を有する道路において前記車両のアクセル又はブレーキの操作が無くても前記車両を停止に至らしめ且つ停止状態に保持する駆動力を前記電動機に発生させる第1制御回路と、
    前記車両が停止している時、又は低速基準値よりも低い速度で走行している時に、前記車両の自動変速機が走行不可能レンジから走行可能レンジへ操作された場合には、前記電動機に前記車両を低速で前進させる駆動力を発生させる第3制御回路と
    を備えることを特徴とする駆動力制御装置。
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