JP2018019229A - 画像読取システム、画像読取装置及び情報処理装置並びにプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが画像読取装置に原稿をセットした後、情報処理装置に戻り、情報処理装置からの操作後に原稿を回収する必要をなくす画像読取システムを提供する。
【解決手段】スキャナドライバからの画像データ送信の要求が来る前に、原稿を読み取り、これにより得た画像データを記憶手段に書き込む画像読取手段と、スキャナドライバからの画像データ送信の要求に応じて、記憶手段から画像データを読み出して、該画像データをスキャナドライバに送信する画像送信手段と、を備える画像読取装置と、記憶手段に画像データが格納された後に利用者から画像データ獲得の要求を受け付けたならば、該要求に従って画像送信手段に対して画像データの送信の要求を送信し、該要求に応答して画像送信手段から送信されてきた画像データを獲得するスキャナドライバを備える情報処理装置を備える。
【選択図】図5B

Description

本発明は、ネットワークを介してホストコンピュータとしての情報処理装置からの要求によりスキャナ部から読み取ったスキャン画像データを情報処理装置へ送信する画像読取装置、その情報処理装置、及び、これらを含む画像読取システム並びにプログラムに関する。
従来、複合機などの画像読取装置において、ネットワークを介して情報処理装置からの要求によりスキャナ部から読み取ったスキャン画像データを情報処理装置へ送信する機能を搭載しているものがある。
特許文献1では、プレスキャンを最大解像度でスキャンして保存することにより、同一画像について異なる解像度のデータを読み込む場合にも、画像読取装置を複数回動作させる必要がなくなる画像入出力通信装置が提案されている。
特開平7−23177号公報
しかしながら、情報処理装置からの操作によりスキャン処理を実行するため、ユーザは、画像読取装置に原稿をセットした後、情報処理装置に戻り、情報処理装置からの操作後に原稿を回収する必要があった。
また、複数ユーザによる複数台の情報処理装置から同時にスキャンする操作は実現されていなかった。
そこで、ユーザが画像読取装置に原稿をセットした後、情報処理装置に戻り、情報処理装置からの操作後に原稿を回収する必要をなくす画像読取システム、画像読取装置及び情報処理装置並びにプログラムを提供することを目的とする。
本発明によれば、
スキャナドライバからの画像データ送信の要求が来る前に、原稿を読み取り、これにより得た画像データを記憶手段に書き込む画像読取手段と、
前記スキャナドライバからの前記画像データ送信の要求に応じて、前記記憶手段から前記画像データを読み出して、該画像データを前記スキャナドライバに送信する画像送信手段と、
を備える画像読取装置と、
前記記憶手段に前記画像データが格納された後に利用者から画像データ獲得の要求を受け付けたならば、該要求に従って前記画像送信手段に対して前記画像データの送信の要求を送信し、該要求に応答して前記画像送信手段から送信されてきた前記画像データを獲得するスキャナドライバを備える情報処理装置と、
を備えることを特徴とする画像読取システムが提供される。
また、本発明によれば、
スキャナドライバからの画像データ送信の要求が来る前に、原稿を読み取り、これにより得た画像データを記憶手段に書き込む画像読取手段と、
前記スキャナドライバからの前記画像データ送信の要求に応じて、前記記憶手段から前記画像データを読み出して、該画像データを前記スキャナドライバに送信する画像送信手段と、
を備えることを特徴とする画像読取装置が提供される。
更に、本発明によれば、
スキャナドライバからの画像データ送信の要求が来る前に、原稿を読み取り、これにより得た画像データを記憶手段に書き込む画像読取手段と、
前記スキャナドライバからの前記画像データ送信の要求に応じて、前記記憶手段から前記画像データを読み出して、該画像データを前記スキャナドライバに送信する画像送信手段と、
を備える画像読取装置の前記記憶手段に前記画像データが格納された後に利用者から画像データ獲得の要求を受け付けたならば、該要求に従って前記画像送信手段に対して前記画像データの送信の要求を送信し、該要求に応答して前記画像送信手段から送信されてきた前記画像データを獲得するスキャナドライバを備えることを特徴とする情報処理装置が提供される。
更に、本発明によれば、上記の画像読取装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムが提供される。
更に、本発明によれば、上記の情報処理装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムが提供される。
ユーザが画像読取装置に原稿をセットした後、情報処理装置に戻り、情報処理装置からの操作後に原稿を回収する必要がなくなる。
本発明の実施形態による画像読取システムの構成を示す図である。 図1に示す画像読取装置の構成を示すブロック図である。 図1に示すホストコンピュータの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態において、図1に示す画像読取装置が原稿を事前にスキャンする動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態において、図1に示すホストコンピュータの全体の動作を説明するためのフローチャート(1/2)である。 本発明の第1の実施の形態において、図1に示すホストコンピュータの全体の動作を説明するためのフローチャート(2/2)である。 本発明の第1の実施の形態において、図5Bに示すステップS213の詳細を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態において、図1に示すホストコンピュータが表示する画面を示す図である。 本発明の第1及び第2の実施の形態において、図1に示す画像読取装置が表示する画面を示す図である。 本発明の第2の実施の形態において、図1に示す画像読取装置が原稿を事前にスキャンする動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態において、図1に示すホストコンピュータの全体の動作を説明するためのフローチャート(1/2)である。 本発明の第2の実施の形態において、図1に示すホストコンピュータの全体の動作を説明するためのフローチャート(2/2)である。 本発明の第2の実施の形態において、図11に示すステップS213の詳細を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態において、図1に示す画像読取装置が原稿を事前にスキャンする動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態において、図1に示すホストコンピュータの全体の動作を説明するためのフローチャート(1/2)である。 本発明の第3の実施の形態において、図1に示すホストコンピュータの全体の動作を説明するためのフローチャート(2/2)である。 本発明の第3の実施の形態において、図15に示すステップS213の詳細を示すフローチャート(1/2)である。 本発明の第3の実施の形態において、図15に示すステップS213の詳細を示すフローチャート(2/2)である。 本発明の第3の実施の形態において、図1に示すホストコンピュータが表示する画面を示す図である。 本発明の第3の実施の形態において、図1に示す画像読取装置が表示する画面を示す図である。 本発明の実施形態による複合機の構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明における画像読取装置の接続形態の一例を示す概略図である。画像読取装置10と、例えばパーソナルコンピュータに代表されるホストコンピュータ20および30とで構成される。画像読取装置10と、ホストコンピュータ20および30は、それぞれLAN40を介して接続される。なお、各装置の接続は、ここではLANを介したもので説明するが、LAN以外の接続形態で構成するようにしてもよい。以下の説明では、ホストコンピュータ20といったときには、ホストコンピュータ30に置き換えてもよい。
画像読取装置10は、単体のものであってもよいし、後述する複合機800の一部であってもよい。
図2は、本発明における一実施形態に係る画像読取装置10の機能的な構成を示すブロック図である。この図2に示される画像読取装置10は、LAN40を介して接続されたホストコンピュータ20からのユーザIDとスキャンコマンドを受信し、ホストコンピュータ20へスキャン画像データを送信するための通信制御部11と、CPUおよび主メモリなどにより構成される主制御部12と、スキャン実行などを操作する操作パネル13と、原稿の画像を読み取るためのスキャナユニット14を備える。
通信制御部11は、LANなどの通信手段を介して、ホストコンピュータ20と、ユーザID、スキャンコマンド、および、スキャン画像データの受信・送信を行う。ここで、通信手段として、USB接続などの手段が使用されてもよい。
画像読取装置10に備えられる主制御部12は、通信制御部11によりホストコンピュータ20から受信したスキャンコマンドを解析するスキャンコマンド解析部122と、操作パネル13から入力されたユーザIDとホストコンピュータ20から送信されたユーザIDを認証するユーザ認証部121と、ユーザID入力やスキャン実行などの操作に関連する操作パネルを用いた入出力処理を制御する操作パネル制御部124と、原稿の画像を読み取るスキャナユニット14を制御するスキャナ制御部127と、スキャナユニット14より読み取ったスキャン画像データをスキャン画像データ保存部126へ保存し、ホストコンピュータ20からのスキャン要求により該当するスキャン画像データをスキャン画像データ保存部126から取り出すスキャン画像データ保存処理部125と、スキャン画像データ保存部126から取り出したスキャン画像データをホストコンピュータ20から要求されたスキャン条件に変換する画像データ変換処理部123とを備える。
図3は、ホストコンピュータ20の一例を示す図である。TWAIN対応アプリケーション201、および、TWAINドライバ202は、オペレーティングシステム203上で動作するソフトウェアである。TWAIN対応アプリケーション201は、TWAINインタフェースを介して、TWAINドライバ202を起動し、TWAINドライバ202は、ネットワークインタフェース204を介して、LAN40に接続されている画像読取装置10と、ユーザID、スキャンコマンドの送信、および、スキャン画像データの受信を行う。
なお、TWAINドライバ202及びTWAI対応アプリケーション201は、スキャナドライバ及びスキャナドライバ対応アプリケーションの一例として示したものであり、これらを他の種類のスキャナドライバ及び他の種類のスキャナドライバ対応アプリケーションに置き換えてもよい。
図7は、ホストコンピュータ20上で動作するTWAIN対応アプリケーション201の画面の一例を示す図である。TWAIN対応アプリケーション201でスキャン実行すると、図7のA)スキャン実行画面が表示される。スキャン条件を選択し、スキャンボタンを押下すると、前述の処理により、スキャン画像データを画像読取装置10から受信する。画像読取装置10に、該当する保存データが無い場合、図7のB)原稿セットを要求する画面が表示され、ユーザに画像読取装置10に原稿をセットするように促す。これにより、ユーザは、従来の手順により、原稿の画像読み取り操作を行う。
図8は、画像読取装置10の画面の一例を示す図である。ユーザが、画像読取装置10の操作パネル13で操作する場合、まず、図8のA)ユーザ認証画面が表示されているので、ユーザIDを入力する。ユーザIDが入力されると、B)モード選択画面が表示され、PCスキャン実行ボタンを押すと、C)PCスキャン実行画面が表示される。原稿の両面設定に関する何れかの項目と何れかのセット方向を選択し、スタートボタンを押下すると、ホストコンピュータ20であるPCでスキャンする原稿の事前スキャンが実行される。
次に、第1の実施の形態による画像読取装置10の動作について、フローチャートを用いて説明する。
図4は、画像読取装置10において、スキャンする原稿を事前にスキャンする流れを示すフローチャートである。
図4に示すステップS101において、原稿台に原稿をセットする。そして、操作パネル制御部124で制御している操作パネル13に図8のA)ユーザ認証画面が表示されているのでユーザIDを入力すると、そのユーザIDをユーザ認証部121でユーザを認証し(ステップS102)、図8のB)モード選択画面でPCスキャンボタンを押下により、図8のC)PCスキャン実行画面が表示される。次に、スキャン画像データ複数保存モードと画質優先モードをONかOFFに設定する(ステップS103)。原稿が両面である場合(ステップS104)、ステップS105で両面が縦綴じか横綴じかの綴じ位置を指定し、スキャン実行ボタンを押下する(ステップS106)。ステップS104にて、原稿が両面でない場合、ステップS106へ進み、スキャン実行ボタンを押下する。スキャン実行ボタンを押下すると、スキャナ制御部127でスキャナユニット14を制御し、最大スキャン条件(読取可能な最大解像度、フルカラー、原稿フルサイズなど)で原稿をスキャンし、スキャン画像データ保存処理部125により、スキャン画像データをスキャン画像データ保存部126へ保存する(ステップS107)。次に、スキャン画像データ複数保存モードがONかチェックし(ステップS108)、スキャン画像データ複数保存モードがONの場合、ステップS109へ進み、別のスキャン条件で複数スキャンし複数のスキャン画像を保存し、次原稿があるかチェックする(ステップS110)。複数保存モードならば、送信要求される画像データのパラメータと同一のパラメータを有する画像データが多くなり、後に説明するステップS305でYESとなる場合が多くなる。ステップS108にて、スキャン画像データ複数保存モードがOFFの場合、ステップS110へ進み、次原稿があるかチェックする。ステップS110にて次原稿がある場合、ステップS107へ戻り、原稿のスキャンを繰り返す。ステップS110にて、次原稿がない場合、事前スキャンの処理を終了する。
この時点で、原稿のスキャン操作は終了するので、ユーザは、セットした原稿を画像読取装置10から取り除くことができる。
図5、図5Bは、ホストコンピュータ20、あるいは、ホストコンピュータ30において、画像読取装置10からスキャン画像データを取得する流れを示すフローチャートである。
図5のステップS200において、ホストコンピュータ20のTWAIN対応アプリ201でスキャンメニューを選択すると図7のA)スキャン実行画面が表示され、スキャン条件(図7のA)の画面に表示されているパラメータにより指定される。パラメータを指定しスキャンボタンを押下してスキャンを実行すると、TWAINインターフェースを介してTWAINドライバ202が起動される(ステップS201)。
次に、TWAINドライバ202は、ホストコンピュータ側のユーザIDを取得する(ステップS202)。例えば、TWAINドライバ202は、このステップにおいて、ホストコンピュータ20のユーザインターフェースを利用してホストコンピュータ側のユーザIDを取得してもよいし、ホストコンピュータ20に保存されているホストコンピュータ側のユーザIDを取得してもよい。
次に、原稿がセットされていれば(ステップS204でYES)、図7のA)スキャン実行画面が表示される(ステップS205)。スキャンボタンが押されたならば(ステップS206でYES)、TWAINドライバ202は、ネットワークインターフェース204を介して、ユーザIDとスキャンコマンドを画像読取装置10へ送信する(ステップS207)。これらを受信した画像読取装置10は、原稿スキャンを実行して、スキャン画像データをホストコンピュータ20に送信する(ステップS208)。
原稿がセットされていなく(ステップS204でNO)、且つ、画像読取装置10に保存データがあれば(ステップS209でYES)、図7のA)スキャン実行画面が表示される(ステップS210)。スキャンボタンが押されたならば(ステップS211でYES)、TWAINドライバ202は、ネットワークインターフェース204を介して、ユーザIDとスキャンコマンドを画像読取装置10へ送信する(ステップS212)。これらを受信した画像読取装置10は、スキャン画像データ保存部126に保存されている画像データを読み出して、ホストコンピュータ20に送信する(ステップS213)。
原稿がセットされていなく(ステップS204でNO)、且つ、画像読取装置10に保存データがなければ(ステップS209でNO)、TWAINドライバ202は、図7のB)原稿セットを要求する画面により、画像読取装置10に原稿をセットすることを促すメッセージを表示してから(ステップS214)、ステップS204に戻る。原稿がセットたならば(ステップS204でYES)、ステップS205に進む。
ステップS208又はステップS213に続くステップS215では、TWAINドライバ202は、画像読取装置10から送信されたスキャン画像データを、ネットワークインターフェース204を介して、受信する。次に、ステップS216へ進み、TWAINインターフェースは、受信した画像データをTWAIN対応アプリ201へ渡す。このような処理により、TWAIN対応アプリは、所望の原稿のスキャン画像データを得ることができる。
なお、ステップS215では、スキャン画像データを受信せずに、認証失敗のメッセージを受信することがあるが、この場合には、処理を終了する。終了に際しては、エラーメッセージを表示してもよい。
図6は、図5BのステップS213において画像読取装置10でスキャン画像データを取得する流れを示すフローチャートである。
図6のステップS301において、画像読取装置10は、ホストコンピュータ20、あるいは、ホストコンピュータ30から、ユーザIDとスキャンコマンドを受信すると、ステップS302へ進み、ユーザ認証部121で、受信したユーザIDを認証する。
認証に失敗したならば(ステップS313でNO)、ステップS314へ進み、認証失敗をホストコンピュータ30に送信する。
認証に成功したならば(ステップS313でYES)、受信したスキャンコマンドを解析し、スキャン条件を取得する(ステップS303)。
次に、ステップS316Sに進む。ステップS316Sに進んだならば、ステップS316Eまでの処理を、スキャン画像データの各グループについて繰り返す。ここで、スキャン画像データの各グループとは、同一原稿についてのスキャン画像データのことであり、具体的には、少なくともステップS107で保存したデータを含み、ステップS109を実行した場合には、ステップS109で保存したデータも含む。
繰り返しにおいては、まず、現在のグループに含まれる何れかの保存済みのスキャン画像データが、ステップS303で取得したスキャン条件に合致しているか否かを確認する(ステップS305)。ステップS305にて、スキャン条件に合致する保存済みのスキャン画像データがある場合、ステップS307へ進み、スキャン画像データ保存処理部125にて、該当するスキャン画像データをスキャン画像データ保存部126から読み出し、そのスキャン画像データをホストコンピュータ20へ送信する(ステップS312)。
ステップS305にて、スキャン条件に合致する保存済みのスキャン画像データがない場合、ステップS306へ進み、画質優先モードがONであるかチェックする。
ステップS306にて、画質優先モードがOFFの場合、ステップS308へ進み、スキャン画像データ保存処理部125にて、該当するスキャン画像データをスキャン画像データ保存部126から読み出す。そして、ステップS310に進み、画像データ変換処理部123にて、指定されたスキャン条件でスキャン画像データを変換し、その変換したスキャン画像データをホストコンピュータ20へ送信する(ステップS312)。ここまでが、ステップS316SからステップS316Eまでの繰り返しである。
ステップS306にて、画質優先モードがONの場合、指定したパラメータで画像スキャンを実行するために、ステップS309へ進み、ユーザIDとスキャンコマンドを受信したホストコンピュータ20へ、通信制御部11を介して、原稿未セットの状態を通知する。この通知により、ホストコンピュータ20は、図7のB)原稿セットを要求する画面が表示されるので、ユーザは、画像読取装置10へ原稿をセットしに行き、ホストコンピュータ20に戻る。画像読取装置10に原稿がセットされ、図5のステップS214で原稿未セットを示す図7のB)原稿セットを要求する画面が表示される。
原稿がセットされたならば、通常スキャンを行い(ステップS311)、そのスキャン画像データをホストコンピュータ20へ送信する(ステップS312)。なお、画質優先モードとは、S310による変換処理による画質劣化を避けるモードのことである。
このような処理により、画像読取装置10でスキャンする原稿は、事前のスキャン操作が終了した時点で取り除くことができるので、ホストコンピュータ20からの操作後に原稿を回収する必要がなくなる。
また、ホストコンピュータ20から受信したユーザIDに該当するスキャン画像データをスキャン画像データ保存部126より読み出し、そのスキャン画像データをホストコンピュータ20へ送信するので、複数ユーザによる複数台のホストコンピュータ20からの画像データ取得処理を同時に可能とすることができる。
なお、上記の実施形態では、ユーザ認証部121を画像読取装置10に設け、画像読取装置10側で認証を行うこととしたが、ユーザ認証部121をホストコンピュータ側(例えば、TWAINドライバ202内部又は外部)に設け、ホストコンピュータ側で認証を行うようにしてもよい。この場合には、認証に失敗したならば、TWAINドライバ202は、スキャン要求を画像形成装置10に送信しない。また、認証用サーバが画像読取装置10とホストコンピュータ20の双方からIDを受信し、これらを用いて認証を行ってもよい。認証に失敗したならば、ホストコンピュータ20が画像形成装置10にスキャン要求を送信しないようにしてもよいし、画像形成装置10がスキャン画像データをホストコンピュータに送らないようにしてもよい。
[第2の実施の形態]
第1の実施の形態においては、ユーザIDを利用することにより、複数ユーザによる複数台のホストコンピュータ20からのスキャン画像データ取得処理を同時に可能とすることができた。
これに対して、第2の実施の形態においては、ユーザIDを省略する。これにより、複数ユーザによる複数台のホストコンピュータ20からのスキャン画像データ取得処理を同時に可能とすることができなくなるが、1台のホストコンピュータのみが画像読取装置に接続されている場合には、問題を生じない。
次に、第2の実施の形態による画像読取装置10の動作について、フローチャートを用いて説明する。
図9は、画像読取装置10において、スキャンする原稿を事前にスキャンする流れを示すフローチャートである。
図9に示すステップS101Bにおいて、原稿台に原稿をセットする。そして、図8のB)モード選択画面でPCスキャンボタンを押下により、図8のC)PCスキャン実行画面が表示される。次に、スキャン画像データ複数保存モードと画質優先モードをONかOFFに設定する(ステップS103B)。原稿が両面である場合(ステップS104B)、ステップS105Bで両面が縦綴じか横綴じかの綴じ位置を指定し、スキャン実行ボタンを押下する(ステップS106B)。ステップS104Bにて、原稿が両面でない場合、ステップS106Bへ進み、スキャン実行ボタンを押下する。スキャン実行ボタンを押下すると、スキャナ制御部127でスキャナユニット14を制御し、最大スキャン条件(読取可能な最大解像度、フルカラー、原稿フルサイズなど)で原稿をスキャンし、スキャン画像データ保存処理部125により、スキャン画像データをスキャン画像データ保存部126へ保存する(ステップS107B)。次に、スキャン画像データ複数保存モードがONかチェックし(ステップS108B)、スキャン画像データ複数保存モードがONの場合、ステップS109Bへ進み、別のスキャン条件で複数スキャンし複数のスキャン画像を保存し、次原稿があるかチェックする(ステップS110B)。複数保存モードならば、送信要求される画像データのパラメータと同一のパラメータを有する画像データが多くなり、後に説明するステップS305BでYESとなる場合が多くなる。ステップS108Bにて、スキャン画像データ複数保存モードがOFFの場合、ステップS110Bへ進み、次原稿があるかチェックする。ステップS110Bにて次原稿がある場合、ステップS107Bへ戻り、原稿のスキャンを繰り返す。ステップS110Bにて、次原稿がない場合、事前スキャンの処理を終了する。
この時点で、原稿のスキャン操作は終了するので、ユーザは、セットした原稿を画像読取装置10から取り除くことができる。
図10、図11は、ホストコンピュータ20、あるいは、ホストコンピュータ30において、画像読取装置10からスキャン画像データを取得する流れを示すフローチャートである。
図10のステップS200Bにおいて、ホストコンピュータ20のTWAIN対応アプリ201でスキャンメニューを選択すると図7のA)スキャン実行画面が表示され、スキャン条件(図7のA)の画面に表示されているパラメータにより指定される。パラメータを指定しスキャンボタンを押下してスキャンを実行すると、TWAINインターフェースを介してTWAINドライバ202が起動される(ステップS201B)。
次に、原稿がセットされていれば(ステップS204BでYES)、図7のA)スキャン実行画面が表示される(ステップS205B)。スキャンボタンが押されたならば(ステップS206BでYES)、TWAINドライバ202は、ネットワークインターフェース204を介して、スキャンコマンドを画像読取装置10へ送信する(ステップS207B)。これらを受信した画像読取装置10は、原稿スキャンを実行して、スキャン画像データをホストコンピュータ20に送信する(ステップS208B)。
原稿がセットされていなく(ステップS204BでNO)、且つ、画像読取装置10に保存データがあれば(ステップS209BでYES)、図7のA)スキャン実行画面が表示される(ステップS210B)。スキャンボタンが押されたならば(ステップS211BでYES)、TWAINドライバ202は、ネットワークインターフェース204を介して、スキャンコマンドを画像読取装置10へ送信する(ステップS212B)。これらを受信した画像読取装置10は、スキャン画像データ保存部126に保存されている画像データを読み出して、ホストコンピュータ20に送信する(ステップS213B)。
原稿がセットされていなく(ステップS204BでNO)、且つ、画像読取装置10に保存データがなければ(ステップS209BでNO)、TWAINドライバ202は、図7のB)原稿セットを要求する画面により、画像読取装置10に原稿をセットすることを促すメッセージを表示してから(ステップS214B)、ステップS204Bに戻る。原稿がセットたならば(ステップS204BでYES)、ステップS205Bに進む。
ステップS208B又はステップS213Bに続くステップS215Bでは、TWAINドライバ202は、画像読取装置10から送信されたスキャン画像データを、ネットワークインターフェース204を介して、受信する。次に、ステップS216Bへ進み、TWAINインターフェースは、受信した画像データをTWAIN対応アプリ201へ渡す。このような処理により、TWAIN対応アプリは、所望の原稿のスキャン画像データを得ることができる。
なお、ステップS215Bでは、スキャン画像データを受信せずに、認証失敗のメッセージを受信することがあるが、この場合には、処理を終了する。終了に際しては、エラーメッセージを表示してもよい。
図12は、図11のステップS213Bにおいて画像読取装置10でスキャン画像データを取得する流れを示すフローチャートである。
図12のステップS301Bにおいて、画像読取装置10は、ホストコンピュータ20、あるいは、ホストコンピュータ30から、スキャンコマンドを受信すると、ステップS303Bへ進み、受信したスキャンコマンドを解析し、スキャン条件を取得する。
それからステップS316SBに進む。ステップS316SBに進んだならば、ステップS316EBまでの処理を、スキャン画像データの各グループについて繰り返す。ここで、スキャン画像データの各グループとは、同一原稿についてのスキャン画像データのことであり、具体的には、少なくともステップS107で保存したデータを含み、ステップS109を実行した場合には、ステップS109で保存したデータも含む。
繰り返しにおいては、まず、現在のグループに含まれる何れかの保存済みのスキャン画像データが、ステップS303で取得したスキャン条件に合致しているか否かを確認する(ステップS305B)。ステップS305Bにて、スキャン条件に合致する保存済みのスキャン画像データがある場合、ステップS307Bへ進み、スキャン画像データ保存処理部125にて、該当するスキャン画像データをスキャン画像データ保存部126から読み出し、そのスキャン画像データをホストコンピュータ20へ送信する(ステップS312B)。
ステップS305Bにて、スキャン条件に合致する保存済みのスキャン画像データがない場合、ステップS306Bへ進み、画質優先モードがONであるかチェックする。
ステップS306Bにて、画質優先モードがOFFの場合、ステップS308Bへ進み、スキャン画像データ保存処理部125にて、該当するスキャン画像データをスキャン画像データ保存部126から読み出す。そして、ステップS310Bに進み、画像データ変換処理部123にて、指定されたスキャン条件でスキャン画像データを変換し、その変換したスキャン画像データをホストコンピュータ20へ送信する(ステップS312B)。
ステップS306Bにて、画質優先モードがONの場合、指定したパラメータで画像スキャンを実行するために、ステップS309Bへ進み、ユーザIDとスキャンコマンドを受信したホストコンピュータ20へ、通信制御部11を介して、原稿未セットの状態を通知する。この通知により、ホストコンピュータ20は、図7のB)原稿セットを要求する画面が表示されるので、ユーザは、画像読取装置10へ原稿をセットしに行き、ホストコンピュータ20に戻る。画像読取装置10に原稿がセットされ、図10のステップS214Bで原稿未セットを示す図7のB)原稿セットを要求する画面が表示される。
原稿がセットされたならば、通常スキャンを行い(ステップS311B)、そのスキャン画像データをホストコンピュータ20へ送信する(ステップS312B)。なお、画質優先モードとは、S310Bによる変換処理による画質劣化を避けるモードのことである。
[第3の実施の形態]
第1の実施の形態は、1枚の原稿毎の処理を行うものであった。
これに対して、第3の実施の形態は、画像読取装置10において、予め複数の原稿をスキャンしておいて、それらに対応する複数の画像データを格納しておき、その後、ホストコンピュータ20からそれらのうち必要な画像データを画像読取装置10から取得することができるようにするものである。それを可能にするために、画像データをその識別情報により管理する。
次に、第3の実施の形態による画像読取装置10の動作について、フローチャートを用いて説明する。
図13は、画像読取装置10において、スキャンする原稿を事前にスキャンする流れを示すフローチャートである。
図13に示すステップS101Cにおいて、原稿台に原稿をセットする。そして、操作パネル制御部124で制御している操作パネル13に図18のA)ユーザ認証画面が表示されているのでユーザIDを入力すると、そのユーザIDをユーザ認証部121でユーザを認証し(ステップS102C)、図18のB)モード選択画面でPCスキャンボタンを押下により、図18のC)PCスキャン実行画面が表示される。次に、スキャン画像データ複数保存モードと画質優先モードをONかOFFに設定する(ステップS103C)。原稿が両面である場合(ステップS104C)、ステップS105Cで両面が縦綴じか横綴じかの綴じ位置を指定し、スキャン実行ボタンを押下する(ステップS106C)。ステップS104Cにて、原稿が両面でない場合、ステップS106Cへ進み、スキャン実行ボタンを押下する。スキャン実行ボタンを押下すると、スキャナ制御部127でスキャナユニット14を制御し、最大スキャン条件(読取可能な最大解像度、フルカラー、原稿フルサイズなど)で原稿をスキャンし、スキャン画像データ保存処理部125により、スキャン画像データをその識別情報と共にスキャン画像データ保存部126へ保存する(ステップS107C)。識別情報としては、例えば、画像データのファイル名を利用する。ファイル名としては、例えば、図18の画面のファイル名入力用ボックスに利用者が入力したファイル名を利用する。また、通し番号、日時を含むようなファイル名を自動的に生成し、これを利用してもよい。なお、ファイル名を自動的に生成する場合においてもそのファイル名をファイル名入力用ボックスに表示し、利用者が認識できるようにする。次に、スキャン画像データ複数保存モードがONかチェックし(ステップS108C)、スキャン画像データ複数保存モードがONの場合、ステップS109Cへ進み、別のスキャン条件で複数スキャンし複数のスキャン画像を保存し、次原稿があるかチェックする(ステップS110C)。なお、別のスキャン条件でスキャンすることにより得られる画像データの識別情報は、特に、決めなくてもよいが、この画像データをステップS107Cで保存した画像データと対応付けておく。複数保存モードならば、送信要求される画像データのパラメータと同一のパラメータを有する画像データが多くなり、後に説明するステップS305CでYESとなる場合が多くなる。ステップS108Cにて、スキャン画像データ複数保存モードがOFFの場合、ステップS110Cへ進み、次原稿があるかチェックする。ステップS110Cにて次原稿がある場合、ステップS107Cへ戻り、原稿のスキャンを繰り返す。ステップS110Cにて、次原稿がない場合、事前スキャンの処理を終了する。
この時点で、原稿のスキャン操作は終了するので、ユーザは、セットした原稿を画像読取装置10から取り除くことができる。
複数の原稿があり、ステップS107CからステップS110Cを繰り返すことにより、複数の画像データがそれらの識別情報と共に画像読取装置10に蓄積される。
図14、図15は、ホストコンピュータ20、あるいは、ホストコンピュータ30において、画像読取装置10からスキャン画像データを取得する流れを示すフローチャートである。
図14のステップS200Cにおいて、ホストコンピュータ20のTWAIN対応アプリ201でスキャンメニューを選択すると図17のA)スキャン実行画面が表示され、スキャン条件(図17のA)の画面に表示されているパラメータにより指定される。パラメータを指定しスキャンボタンを押下してスキャンを実行すると、TWAINインターフェースを介してTWAINドライバ202が起動される(ステップS201C)。
次に、TWAINドライバ202は、ホストコンピュータ側のユーザIDを取得する(ステップS202C)。例えば、TWAINドライバ202は、このステップにおいて、ホストコンピュータ20のユーザインターフェースを利用してホストコンピュータ側のユーザIDを取得してもよいし、ホストコンピュータ20に保存されているホストコンピュータ側のユーザIDを取得してもよい。
次に、原稿がセットされていれば(ステップS204CでYES)、図17のA)スキャン実行画面が表示される(ステップS205C)。スキャンボタンが押されたならば(ステップS206CでYES)、TWAINドライバ202は、ネットワークインターフェース204を介して、ユーザIDとスキャンコマンドを画像読取装置10へ送信する(ステップS207C)。これらを受信した画像読取装置10は、原稿スキャンを実行して、スキャン画像データをホストコンピュータ20に送信する(ステップS208C)。
原稿がセットされていなく(ステップS204CでNO)、且つ、画像読取装置10に保存データがあれば(ステップS209CでYES)、図17のA)スキャン実行画面が表示される(ステップS210C)。利用者は、このスキャン実行画面のファイル名のテキストボックスに必要な画像データのファイル名を入力する。スキャンボタンが押されたならば(ステップS211CでYES)、TWAINドライバ202は、ネットワークインターフェース204を介して、画像データのファイル名とユーザIDとスキャンコマンドを画像読取装置10へ送信する(ステップS212C)。これらを受信した画像読取装置10は、スキャン画像データ保存部126に保存されている画像データを読み出して、ホストコンピュータ20に送信する(ステップS213C)。
原稿がセットされていなく(ステップS204CでNO)、且つ、画像読取装置10に保存データがなければ(ステップS209CでNO)、TWAINドライバ202は、図17のB)原稿セットを要求する画面により、画像読取装置10に原稿をセットすることを促すメッセージを表示してから(ステップS214C)、ステップS204Cに戻る。原稿がセットされたならば(ステップS204CでYES)、ステップS205Cに進む。
ステップS208C又はステップS213Cに続くステップS215Cでは、TWAINドライバ202は、画像読取装置10から送信されたスキャン画像データを、ネットワークインターフェース204を介して、受信する。次に、ステップS216Cへ進み、TWAINインターフェースは、受信した画像データをTWAIN対応アプリ201へ渡す。このような処理により、TWAIN対応アプリは、所望の原稿のスキャン画像データを得ることができる。
なお、ステップS215Cでは、スキャン画像データを受信せずに、認証失敗のメッセージを受信することがあるが、この場合には、処理を終了する。終了に際しては、エラーメッセージを表示してもよい。
図16は、図15のステップS213Cにおいて画像読取装置10でスキャン画像データを取得する流れを示すフローチャートである。
図16のステップS301Cにおいて、画像読取装置10は、ホストコンピュータ20、あるいは、ホストコンピュータ30から、ユーザIDとスキャンコマンドを受信すると、ステップS302Cへ進み、ユーザ認証部121で、受信したユーザIDを認証する。
認証に失敗したならば(ステップS313CでNO)、ステップS314Cへ進み、認証失敗をホストコンピュータ30に送信する。
認証に成功したならば(ステップS313CでYES)、ステップS317に進む。ステップS317では、受信したファイル名がブランクであるか否かを判断する。ブランクであれば(ステップS317でYES)、ステップS303D(図16B)に進み、ブランクでなければ(ステップS317でNO)、ステップS303Cに進む。
ステップS303Dでは、受信したスキャンコマンドを解析し、スキャン条件を取得する。次に、ステップS316SDからステップS316EDまでを、スキャン画像データの各グループについて繰り返す。この繰り返しは、ステップS316SからステップS316Eまでの繰り返し(図16)と同様であるので、重複する説明は省略し、図16Bに示すのみとする。
ステップS303Cでは、受信したスキャンコマンドを解析し、スキャン条件を取得する。
次に、受信したファイル名を有する画像データが画像読取装置10に保存されているかを確認する(ステップS304C)。
格納されていなければ(ステップS304CでNO)、画像ファイルが保存されていないことを示すメッセージをホストコンピュータ20に送信する(ステップS315C)。
格納されていれば(ステップS304CでYES)、ステップS305Cへ進み、その保存データが、ステップS303Cで取得したスキャン条件に合致しているか確認する。ステップS305Cにて、スキャン条件が合致する場合、ステップS307Cへ進み、スキャン画像データ保存処理部125にて、該当するスキャン画像データをスキャン画像データ保存部126から読み出し、そのスキャン画像データをホストコンピュータ20へ送信する(ステップS312C)。
ステップS305Cにて、スキャン条件が合致しない場合、ステップS306Cへ進み、画質優先モードがONであるかチェックする。
ステップS306Cにて、画質優先モードがOFFの場合、ステップS308Cへ進み、スキャン画像データ保存処理部125にて、該当するスキャン画像データをスキャン画像データ保存部126から読み出す。そして、ステップS310Cに進み、画像データ変換処理部123にて、指定されたスキャン条件でスキャン画像データを変換し、その変換したスキャン画像データをホストコンピュータ20へ送信する(ステップS312C)。
ステップS306Cにて、画質優先モードがONの場合、指定したパラメータで画像スキャンを実行するために、ステップS309Cへ進み、ユーザIDとスキャンコマンドを受信したホストコンピュータ20へ、通信制御部11を介して、原稿未セットの状態を通知する。この通知により、ホストコンピュータ20は、図17のB)原稿セットを要求する画面が表示されるので、ユーザは、画像読取装置10へ原稿をセットしに行き、ホストコンピュータ20に戻る。画像読取装置10に原稿がセットされ、図14のステップS214Cで原稿未セットを示す図17のB)原稿セットを要求する画面が表示される。
原稿がセットされたならば、通常スキャンを行い(ステップS311C)、そのスキャン画像データをホストコンピュータ20へ送信する(ステップS312C)。なお、画質優先モードとは、S310による変換処理による画質劣化を避けるモードのことである。
図19に、本発明が実施される複合機800の概要を示す。
複合機800は、外部から伝達された画像データに応じて、所定のシート(記録用紙)に対して多色及び単色の画像を形成するもので、装置本体810と、自動原稿処理装置820とにより構成されている。装置本体810は、露光ユニット1、現像器2、感光体ドラム3、クリーナユニット4、帯電器5、中間転写ベルトユニット6、定着ユニット7、給紙カセット81、排紙トレイ91等を有して構成されている。
装置本体810の上部には、原稿が載置される透明ガラスからなる原稿載置台92が設けられ、原稿載置台92の上側には自動原稿処理装置820が取り付けられている。自動原稿処理装置820は、原稿載置台92の上に自動で原稿を搬送する。また原稿処理装置820は矢印M方向に回動自在に構成され、原稿載置台92の上を開放することにより原稿を手置きで置くことができるようになっている。
自動原稿処理装置820により搬送された原稿又は原稿載置台92に載置された原稿は、画像読取装置10により読み取られる。
本画像形成装置において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。従って、現像器2、感光体ドラム3、帯電器5、クリーナユニット4は、各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれブラック、シアン、マゼンタ、イエローに設定され、これらによって4つの画像ステーションが構成されている。
帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段であり、図9に示すようなチャージャ型の他、接触型のローラ型やブラシ型の帯電器が用いられることもある。
露光ユニット1は、本発明に関わる画像書込み装置に該当するものであり、レーザ出射部及び反射ミラー等を備えたレーザスキャニングユニット(LSU)として構成される。露光ユニット1は、レーザビームを走査するポリゴンミラーと、ポリゴンミラーによって反射されたレーザ光を感光体ドラム3に導くためのレンズやミラー等の光学要素が配置されている。露光ユニット1を構成する光走査装置の構成は、後述して具体的に説明する。また露光ユニット1としては、この他発光素子をアレイ状に並べた例えばELやLED書込みヘッドを用いる手法も採用できる。
露光ユニット1は、帯電された感光体ドラム3を入力された画像データに応じて露光することにより、その表面に、画像データに応じた静電潜像を形成する機能を有する。現像器2はそれぞれの感光体ドラム3上に形成された静電潜像を4色(YMCK)のトナーにより顕像化するものである。またクリーナユニット4は、現像・画像転写後における感光体ドラム3上の表面に残留したトナーを、除去・回収する。
感光体ドラム3の上方に配置されている中間転写ベルトユニット6は、中間転写ベルト61、中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63、中間転写ローラ64、及び中間転写ベルトクリーニングユニット65を備えている。上記中間転写ローラ64は、YMCK用の各色に対応して4本設けられている。
中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63、及び中間転写ローラ64は、中間転写ベルト61を張架して回転駆動させる。また各中間転写ローラ64は、感光体ドラム3のトナー像を、中間転写ベルト61上に転写するための転写バイアスを与える。
中間転写ベルト61は、各感光体ドラム3に接触するように設けられている、そして、感光体ドラム3に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト61に順次的に重ねて転写することによって、中間転写ベルト61上にカラーのトナー像(多色トナー像)を形成する機能を有している。中間転写ベルト61は、例えば厚さ100μm〜150μm程度のフィルムを用いて無端状に形成されている。
感光体ドラム3から中間転写ベルト61へのトナー像の転写は、中間転写ベルト61の裏側に接触している中間転写ローラ64によって行われる。中間転写ローラ64には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。中間転写ローラ64は、直径8〜10mmの金属(例えばステンレス)軸をベースとし、その表面が導電性の弾性材(例えばEPDM,発泡ウレタン等)により覆われているローラである。この導電性の弾性材により、中間転写ベルト61に対して均一に高電圧を印加することができる。本実施形態では転写電極としてローラ形状を使用しているが、それ以外にブラシなども用いることが可能である。
上述の様に各感光体ドラム3上で各色相に応じて顕像化された静電像は中間転写ベルト61で積層される。このように、積層された画像情報は中間転写ベルト61の回転によって、後述の用紙と中間転写ベルト61の接触位置に配置される転写ローラ10によって用紙上に転写される。
このとき、中間転写ベルト61と転写ローラ10は所定ニップで圧接されると共に、転写ローラ10にはトナーを用紙に転写させるための電圧が印加される(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)。さらに、転写ローラ10は上記ニップを定常的に得るために、転写ローラ10もしくは前記中間転写ベルト駆動ローラ62の何れか一方を硬質材料(金属等)とし、他方を弾性ローラ等の軟質材料(弾性ゴムローラ、または発泡性樹脂ローラ等々)が用いられる。
また、上記のように、感光体ドラム3に接触することにより中間転写ベルト61に付着したトナー、もしくは転写ローラ10によって用紙上に転写が行われず中間転写ベルト61上に残存したトナーは、次工程でトナーの混色を発生させる原因となるために、中間転写ベルトクリーニングユニット65によって除去・回収されるように設定されている。中間転写ベルトクリーニングユニット65には、中間転写ベルト61に接触する例えばクリーニング部材としてクリーニングブレードが備えられており、クリーニングブレードが接触する中間転写ベルト61は、裏側から中間転写ベルト従動ローラ63で支持されている。
給紙カセット81は、画像形成に使用するシート(記録用紙)を蓄積しておくためのトレイであり、装置本体810の露光ユニット1の下側に設けられている。また手差し給紙カセット82にも画像形成に使用するシートを置くことができる。また、装置本体810の上方に設けられている排紙トレイ91は、印刷済みのシートをフェイスダウンで集積するためのトレイである。
また装置本体810には、給紙カセット81及び手差し給紙カセット82のシートを転写ローラ10や定着ユニット7を経由させて排紙トレイ91に送るための、略垂直形状の用紙搬送路Sが設けられている。給紙カセット81ないし手差し給紙カセット82から排紙トレイ91までの用紙搬送路Sの近傍には、ピックアップローラ11a,11b、複数の搬送ローラ12a〜12d,レジストローラ13、転写ローラ10、定着ユニット7等が配されている。
搬送ローラ12a〜12dは、シートの搬送を促進・補助するための小型のローラであり、用紙搬送路Sに沿って複数設けられている。またピックアップローラ11aは、給紙カセット81の端部近傍に備えられ、給紙カセット81からシートを1枚ずつピックアップして用紙搬送路Sに供給する。同様にまたピックアップローラ11bは、手差し給紙カセット82の端部近傍に備えられ、手差し給紙カセット82からシートを1枚ずつピックアップして用紙搬送路Sに供給する。
また、レジストローラ13は、用紙搬送路Sを搬送されているシートを一旦保持するものである。そして、感光体ドラム3上のトナー像の先端とシートの先端を合わせるタイミングでシートを転写ローラ10に搬送する機能を有している。
定着ユニット7は、ヒートローラ71及び加圧ローラ72を備えており、ヒートローラ71及び加圧ローラ72は、シートを挟んで回転するようになっている。またヒートローラ71は、図示しない温度検出器からの信号に基づいて制御部によって所定の定着温度となるように設定されており、加圧ローラ72とともにトナーをシートに熱圧着することにより、シートに転写された多色トナー像を溶融・混合・圧接し、シートに対して熱定着させる機能を有している。またヒートローラ71を外部から加熱するための外部加熱ベルト73が設けられている。
次にシート搬送経路を詳細に説明する。上述のように、画像形成装置には予めシートを収納する給紙カセット81、及び手差し給紙カセット82が設けられている。これら給紙カセット81,82からシートを給紙するために、各々ピックアップローラ11a,11bが配置され、シートを1枚ずつ搬送路Sに導くようになっている。
各給紙カセット81,82から搬送されるシートは用紙搬送路Sの搬送ローラ12aによってレジストローラ13まで搬送され、シートの先端と中間転写ベルト61上の画像情報の先端を整合するタイミングで転写ローラ10に搬送され、シート上に画像情報が書き込まれる。その後、シートは定着ユニット7を通過することによってシート上の未定着トナーが熱で溶融・固着され、その後に配された搬送ローラ12bを経て排紙トレイ91上に排出される。
上記の搬送経路は、シートに対する片面印字要求のときのものであるが、これに対して両面印字要求の時は、上記のように片面印字が終了し定着ユニット7を通過したシートの後端が最終の搬送ローラ12bで把持されたときに、搬送ローラ12bが逆回転することによってシートを搬送ローラ12c,12dに導く。そしてその後レジストローラ13を経てシート裏面に印字が行われた後にシートが排紙トレイ91に排出される。
本実施形態によれば、画像読取装置でスキャンする原稿は、事前のスキャン操作が終了した際に取り除くことができるので、ホストコンピュータ20からの操作後に原稿を回収する必要がなくなる。
また、TWAIN対応のアプリであれば、スキャン画像を取得することができる。
更に、複数のスキャン条件のスキャン画像が保存されているので、画像変換による画質ダウンをできる限り抑えることができる。また、変換処理が不要となる可能性が高くなるので処理時間を短くすることができる。
更に、変換処理により画質ダウンとなった場合、そのスキャン条件で再スキャン操作させるため、操作の手版はかかるが、画質ダウンを避けることができる。
更に、事前の原稿スキャン操作時に認証したユーザIDを紐付けしてスキャン画像データを保存し、ホストコンピュータ20からのユーザIDに該当するスキャン画像データを読み出すことで、複数ユーザによる複数台のホストコンピュータ20からのスキャン画像データ取得処理を同時に可能とすることができる。
ユーザIDによる認証は、画像読取装置10ではなく、ホストコンピュータ20で行ってもよい。また、ホストコンピュータ側のユーザIDと画像読取装置側のユーザIDは、同一であってもよいが、対応付けられていればよい。
なお、上記の画像読取装置及び情報処理装置は、双方とも、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組合わせにより実現することができる。また、上記の画像読取装置及び情報処理装置により行なわれる画像読取方法も、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらに組合わせにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されると、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
本発明は、画像読取装置に利用することができる。
10 画像読取装置
20、30 ホストコンピュータ
40 LAN
11 通信制御部
12 主制御部
13 操作パネル
14 スキャナユニット
121 ユーザ認証部
122 スキャンコマンド解析部
123 画像データ変換処理部
124 操作パネル制御部
125 スキャン画像データ保存処理部
126 スキャン画像データ保存部
127 スキャナ制御部

Claims (16)

  1. スキャナドライバからの画像データ送信の要求が来る前に、原稿を読み取り、これにより得た画像データを記憶手段に書き込む画像読取手段と、
    前記スキャナドライバからの前記画像データ送信の要求に応じて、前記記憶手段から前記画像データを読み出して、該画像データを前記スキャナドライバに送信する画像送信手段と、
    を備える画像読取装置と、
    前記記憶手段に前記画像データが格納された後に利用者から画像データ獲得の要求を受け付けたならば、該要求に従って前記画像送信手段に対して前記画像データの送信の要求を送信し、該要求に応答して前記画像送信手段から送信されてきた前記画像データを獲得するスキャナドライバを備える情報処理装置と、
    を備えることを特徴とする画像読取システム。
  2. 請求項1に記載の画像読取システムであって、
    前記スキャナドライバは、前記利用者からの画像データの獲得の要求を受け付けるための受付手段を前記情報処理装置のユーザインターフェースに設けることを特徴とする画像読取システム。
  3. 請求項2に記載の画像読取システムであって、
    前記画像読取装置は、前記画像データを他のパラメータを有する他の画像データに変換するための変換手段を更に備え、
    前記受付手段は、画像データの獲得の要求と共に、画像データのパラメータの指定も前記利用者から受け付け、
    前記スキャナドライバは、前記記憶手段に前記画像データが格納された後に利用者から前記画像データの獲得の要求及び前記画像データのパラメータの指定を受け付けたならば、前記画像データ送信の要求に従って前記画像送信手段に対してそのパラメータを有する画像データの送信を要求し、
    送信を要求された画像データの指定されたパラメータが、前記記憶手段に格納されている前記画像データのパラメータと異なる場合に、前記変換手段は、前記記憶手段に格納されている前記画像データを、指定されたパラメータの他の画像データに変換し、
    前記画像送信手段は、変換後のパラメータを有する他の画像データを前記スキャナドライバに送信することを特徴とする画像読取システム。
  4. 請求項3に記載の画像読取システムであって、
    前記画像読取手段は、相互に異なった複数のパラメータにより原稿を読み取り、これにより得た複数のパラメータにそれぞれ対応する複数の画像データを記憶手段に書き込むことを特徴とする画像読取システム。
  5. 請求項3又は4に記載の画像読取システムであって、
    送信を要求された画像データの指定されたパラメータを有する画像データを、前記変換手段を用いて前記記憶手段に格納されている前記画像データに基づいて生成することができるが、それを避けるための設定がされている場合には、前記画像送信手段又は他の通信手段は、画像データの代わり、その旨を前記スキャナドライバに通知し、
    その旨を受けた前記スキャナドライバは、前記画像読取装置に原稿をセットすることを利用者に対して促すための表示をし、
    前記画像読取装置に前記原稿がセットされたならば、画像読取手段は、セットされた前記原稿から画像データを読み取り、該画像データを前記画像送信手段は前記スキャナドライバに送信することを特徴とする画像読取システム。
  6. 請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像読取システムであって、
    前記スキャナドライバは、
    利用者から前記画像データの獲得の要求を受け付けたときに、前記画像読取装置に前記原稿がセットされておらず、且つ、前記記憶手段に前記画像データが格納されている場合には、前記スキャナドライバは、前記画像データ送信の要求を前記画像送信手段に送信することを特徴とする画像読取システム。
  7. 請求項6に記載の画像読取装置であって、
    利用者から前記画像データの獲得の要求を受け付けたときに、前記画像読取装置に前記原稿がセットされているならば、画像読取手段は、セットされた原稿から画像データを読み取り、該画像データを前記画像送信手段は前記スキャナドライバに送信することを特徴とする画像読取システム。
  8. 請求項6又は7に記載の画像読取システムであって、
    前記スキャナドライバは、前記画像読取装置に前記原稿がセットされておらず、且つ、前記記憶手段に前記画像データが格納されていない場合には、前記スキャナドライバは、それから前記画像読取装置に前記原稿がセットされるまで待ち、前記画像読取装置に前記原稿がセットされたならば、画像読取手段は、セットされた原稿から画像データを読み取り、該画像データを前記画像送信手段は前記スキャナドライバに送信することを特徴とする画像読取システム。
  9. 請求項1乃至8の何れか1項に記載の画像読取システムであって、
    前記画像読取装置は、利用者から入力された第1利用者識別情報を前記画像読取手段により読み取られた前記画像データに関連付け、
    前記情報処理装置は、利用者から入力された第2利用者識別情報を管理し、
    前記第1利用者識別情報と前記第2利用者識別情報とが対応づいている場合に限り、前記画像送信手段から前記スキャナドライバに前記画像データが送信されることを特徴とする画像読取システム。
  10. 請求項1乃至9の何れか1項に記載の画像読取システムであって、
    前記画像読取手段は、前記スキャナドライバからの画像データ送信の要求が来る前に、複数の原稿を読み取り、これにより得た画像データをその識別情報と共に前記記憶手段に書き込み、
    前記画像送信手段は、前記スキャナドライバからの前記画像データ送信の要求に応じて、前記記憶手段から前記複数の原稿にそれぞれ対応した前記複数の画像データを読み出して、該画像データを前記スキャナドライバに送信し、
    前記スキャナドライバは、前記記憶手段に前記画像データが格納された後に利用者から画像データ獲得の要求を受け付けたならば、該要求に従って前記画像送信手段に対して前記画像データの送信の要求を送信し、該要求に応答して前記画像送信手段から送信されてきた前記複数の原稿にそれぞれ対応した前記複数の前記画像データを獲得することを特徴とする画像読取システム。
  11. 請求項1乃至9の何れか1項に記載の画像読取システムであって、
    前記画像読取手段は、前記スキャナドライバからの画像データ送信の要求が来る前に、1以上の原稿を読み取り、これにより得た画像データをその識別情報と共に前記記憶手段に書き込み、
    前記画像送信手段は、前記スキャナドライバからの前記画像データ送信の要求であって、画像データをその識別情報により指定したものに応じて、前記記憶手段からその識別情報により指定される前記画像データを読み出して、該画像データを前記スキャナドライバに送信し、
    前記スキャナドライバは、前記記憶手段に前記画像データが格納された後に利用者から画像データ獲得の要求であって、画像データをその識別情報により指定したものを受け付けたならば、該要求に従って前記画像送信手段に対して前記画像データの送信の要求であって、画像データをその識別情報により指定したものを送信し、該要求に応答して前記画像送信手段から送信されてきたその識別情報により指定される前記画像データを獲得することを特徴とする画像読取システム。
  12. スキャナドライバからの画像データ送信の要求が来る前に、原稿を読み取り、これにより得た画像データを記憶手段に書き込む画像読取手段と、
    前記スキャナドライバからの前記画像データ送信の要求に応じて、前記記憶手段から前記画像データを読み出して、該画像データを前記スキャナドライバに送信する画像送信手段と、
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
  13. スキャナドライバからの画像データ送信の要求が来る前に、原稿を読み取り、これにより得た画像データを記憶手段に書き込む画像読取手段と、
    前記スキャナドライバからの前記画像データ送信の要求に応じて、前記記憶手段から前記画像データを読み出して、該画像データを前記スキャナドライバに送信する画像送信手段と、
    を備える画像読取装置の前記記憶手段に前記画像データが格納された後に利用者から画像データ獲得の要求を受け付けたならば、該要求に従って前記画像送信手段に対して前記画像データの送信の要求を送信し、該要求に応答して前記画像送信手段から送信されてきた前記画像データを獲得するスキャナドライバを備えることを特徴とする情報処理装置。
  14. 画像読取装置が、情報処理装置に備わるスキャナドライバからの画像データ送信の要求が来る前に、原稿を読み取り、これにより得た画像データを記憶手段に書き込む画像読取ステップと、
    前記スキャナドライバが、前記記憶手段に前記画像データが格納された後に利用者から画像データ獲得の要求を受け付けたならば、該要求に従って前記画像読取装置に対して前記画像データの送信の要求を送信するステップと、
    前記画像読取装置が、前記スキャナドライバからの前記画像データ送信の要求に応じて、前記記憶手段から前記画像データを読み出して、該画像データを前記スキャナドライバに送信する画像送信ステップと、
    前記スキャナドライバが、前記要求に応答して前記画像読取装置から送信されてきた前記画像データを獲得するステップと、
    を備えることを特徴とする画像読取方法。
  15. 請求項12に記載の画像読取装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  16. 請求項13に記載の情報処理装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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