JP2020154118A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像形成装置の動作モードとして、原稿の読み取り中に印刷を開始することで通常より速くコピーする高速コピーモードが知られている。また、複数枚の原稿を読み取り終わってから印刷を開始することでコピー速度よりも印刷装置の寿命を優先する寿命優先モードも知られている。従来、寿命優先モードで動作する設定時は、原稿量に関係なく寿命優先モードで動作するため、原稿が1枚しかなく、寿命優先モードで動作する必要がなく、高速コピーできる場合であっても、高速コピーモードで動作できないという課題があった。【解決手段】本発明では、原稿の読み取りを開始する時に原稿量を把握する手段を設け、原稿量に応じて動作モードを切り替える。これにより、印刷装置の寿命劣化を抑制しつつ、高速コピーモードで動作可能な場合は高速コピーモードでコピーすることが可能となる。【選択図】図4

Description

本発明は、高速コピーモードと寿命優先コピーモードとを切り替えて印刷処理を実行することができる画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラムに関する。
複合機のような画像形成装置でコピーを行う場合、一般的に画像読取装置での原稿の読み取りにより画像データの生成が完了した後、印刷装置に対して印刷開始指示が行われ、生成が完了した画像データを出力することにより印刷が実行される。しかし、コピー速度を早める目的で、原稿の読み取り開始直後または読み取り途中に印刷装置に対して印刷開始指示を行い、読み取りを行いながら、画像データの生成、出力を行う画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。このようなコピー動作をするモードを「高速コピーモード」と呼ぶ。
高速コピーモードで動作可能であるか否かは、画像読取装置による1枚の原稿の読取速度と、印刷装置による1枚の原稿の印刷速度との関係によって決まる。例えば、画像読取装置の読取速度が印刷装置の印刷速度よりも極端に遅い場合、読み取り開始直後に印刷装置が印刷を開始してしまうと、画像読取装置による画像データの生成が印刷に間に合わず、正しい画像データが出力されない、という問題が発生してしまう。また、デフォルトのコピー設定では読取速度と印刷速度が同等であったとしても、高解像度読取のような読取速度が低下するコピー設定にした場合も同様の問題が発生してしまう場合がある。このような場合には、高速コピーモードで動作させるべきではない。
このように、高速コピーモードで動作可能であるか否かは、画像読取装置の読取速度と印刷装置の印刷速度という、デバイスの性能とコピーの設定によって決まる。そのため、ユーザーが手動で設定変更することにより高速コピーモードに切り替えるより、高速コピーモードで動作可能な条件に一致した場合、自動的に高速コピーモードで動作するように制御するのが望ましい。
一方、複数枚の原稿の画像を連続して読み取ることが可能な画像読取装置と、1枚の印刷が画像読取装置による1枚の原稿の画像の読取速度よりも速い印刷装置で構成された画像形成装置でコピーを行う場合、印刷装置の寿命が劣化しやすいという問題がある。印刷装置の寿命の劣化とは、ここでは印刷装置が本来印刷可能とされているページ数を印刷する前に、部品の故障や摩耗などにより十分な品質の印刷が行えなくなることを意味する。
印刷装置が印刷可能とされているページ数は、部品の丈夫さ耐久性などを考慮してメーカーごとの品質基準などに基づいて算出されている。しかし、前述のような画像形成装置で複数枚の原稿を連続コピーする場合には、印刷装置があるページを印刷し終わった時点で画像読取装置がまだ次ページの原稿を読み取り中であるという状況が頻繁に発生し得る。この場合、印刷装置は、次ページの原稿の読み取り完了を待っている間、印刷を実行していないのにかかわらず、印刷可能な状態を維持するために、印刷の準備をしている必要がある。印刷の準備とは、例えば、定着器の温度を維持したり、ローラやカートリッジドラムといった部品を回転し続けたりすることである。このように、印刷を実行していないのにもかかわらず、印刷の準備をしている待機時間が積み重なると、想定以上に部品の摩耗、消耗が発生し、印刷装置としての寿命が劣化してしまう。
このような問題を回避するため、コピー速度よりも印刷装置の寿命を優先し、複数枚の原稿の画像の読み取り完了後に印刷装置に対して印刷開始指示を行い、印刷を実行するように制御する画像形成装置が知られている(例えば、特許文献2を参照)。このようなコピー動作をするモードを「寿命優先コピーモード」と呼ぶ。
寿命優先コピーモードで動作可能であるか否かも、高速コピーモードと同様に、画像読取装置の読取速度と印刷装置の印刷速度というデバイスの性能とコピーの設定によって決まる。例えば、デフォルトのコピー設定では読取速度が印刷速度よりも遅いデバイスであっても、「高速読取(低解像度読取)」のような読取速度が速くなるコピー設定では、前述のような寿命の劣化は発生しないため、寿命優先コピーモードで動作させる必要がない。また、原稿が1枚のみの場合は、読み取り速度が遅いコピー設定であっても寿命が劣化するような待機時間が発生しないため、寿命優先コピーモードで動作させる必要がない。
このように、寿命優先モードで動作させるべきか否かをユーザーが判断するのは困難であり、誤判断をしてしまう可能性もある。そのため、高速コピーモードと同様に、寿命優先コピーモードで動作すべき条件においても、コピー時に自動的に寿命優先コピーモードで動作するように制御するのが望ましい。
印刷装置による1枚の原稿の印刷速度が画像読取装置による1枚の原稿の読取速度よりも速い画像形成装置の場合、高速コピーモードと寿命優先コピーモードの両方が使えるようにするのが望ましい。さらに、コピー設定によって動作するモードを自動的に切り替えられるようにすることが望ましい。
しかし、画像読取装置と印刷装置の組み合わせによっては、同じコピー設定で1枚目は高速コピーモードで動作可能であるが、2ページ目以降の印刷の際に待機が入ってしまい、寿命優先コピーモードでの動作が推奨される、という場合がある。寿命優先コピーモードでは複数枚の原稿の読み取り完了後に印刷を開始するという特性上、高速コピーモードと寿命優先コピーモードを両方とも動作させることは不可能である。
このような場合、例えば、特許文献2に示されているように、印刷装置の寿命の劣化状況に応じて高速コピーモードで動作するか寿命優先コピーモードで動作するかを切り替える方法が考えられる。しかし、この方法では、印刷装置がある程度劣化するまでは寿命優先コピーモードで動作しないため、ユーザーの想定より少ないページ数の印刷で印刷装置が故障したり、品質不良な画像が印刷されてしまったりする可能性がある。また、寿命優先コピーモードで動作している間は、原稿量に関係なく寿命優先コピーモードで動作するため、例えば、原稿が1枚しかない場合であっても、高速コピーモードで動作できず、高速コピーができないという課題がある。
特開2004−266513号公報 特開2012−133095号公報
そこで、本発明は、上述のような課題に鑑みて、印刷装置の不要な劣化を抑制しつつ、高速コピーモードで動作可能な場合には高速コピーモードで動作するように制御される画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、複数枚の原稿をセットすることができる給紙手段と、前記原稿のコピーを実行する際の設定にしたがい、前記原稿の画像を読み取り、画像データを生成する読取手段と、前記設定にしたがい、前記読取手段が生成した画像データに基づいた画像を用紙に印刷する印刷手段と、を有し、前記原稿のコピーを実行する際の動作モードとして、前記読取手段が1枚目の原稿の画像データの生成を完了する前に、前記印刷手段が印刷の準備を開始する第1の動作モードと、前記読取手段が2枚以上の第1の所定枚数の原稿の画像データの生成を完了した後に、前記印刷手段が印刷を開始する第2の動作モードと、を備える画像形成装置であって、前記設定が、前記第1の動作モードで動作する条件に一致し、かつ、前記第2の動作モードで動作する条件に一致する場合、前記給紙手段にセットされた原稿量が第2の所定枚数以下である場合には、前記第1の動作モードで前記原稿のコピーを実行することを特徴とする。
本発明によれば、原稿量に応じて高速コピーモードによる動作と寿命優先コピーモードによる動作を切り替えることにより、印刷装置の不要な劣化を抑制しつつ、最適なコピー速度でコピーを実行することができる。
ADFとリーダーの断面図である。 プリンタの断面図である。 リーダー内及びプリンタ内のモジュール構成である。 動作モードの判定処理を示すフローチャートである。 原稿量を入力するために表示する画面の例である。 コピー設定のパターンテーブルである。 高速コピーモードでのコピー処理を示すフローチャートである。 通常コピーモードでのコピー処理を示すフローチャートである。 寿命優先コピーモードでのコピー処理を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態として、図面を用いて、本発明の実施例について説明する。なお、以下の実施例は、特許請求の範囲に記載された本発明を限定するものでなく、本発明の例である。また、以下の実施例で説明されている特徴の組み合わせのすべてが本発明の解決手段に必須であるとは限らない。
以下、図面を用いて本発明の一実施例について説明する。
図1は、自動原稿給紙装置(以下、「ADF(Auto Document Feeder)」という)100及び画像読取装置(以下、「リーダー」という)200を模式的に示す断面図である。図2は、画像印刷装置(以下、「プリンタ」という)300を模式的に示す断面図である。図3は、リーダー200の詳細なモジュール構成、及びプリンタ300内のコントローラユニット331の詳細なモジュール構成である。
本実施例の画像形成装置は、図1に示すADF100とリーダー200、図2に示すプリンタ300から構成され、コピー、プリント、ファクスなどの複数の機能を備えた複合機である。
[スキャナユニットによる原稿読取処理]
まず、図1を用いて、スキャナユニット209による原稿読取処理について説明する。リーダー200の原稿台ガラス202上にセットされた原稿の読み取りについては、光学スキャナユニット209(原稿表面読取部)が図1の矢印で示される副走査方向に走査され、原稿の画像を光学的に読み取ることで実施される。また、ADF100にセットされた原稿の読み取りについては、原稿トレイ130上の原稿Sを1枚ずつ搬送させ、光学スキャナユニット209をADF100の原稿流し読みプラテンガラス201近傍の原稿読取位置に来るように移動することにより実施される。
原稿を読み取る光学系は、原稿流し読みガラス201、原稿台プラテンガラス202、光源ランプ203と折り返しミラー204を有するスキャナユニット209、折り返しミラー205,206、レンズ207、CCDセンサユニット210で構成される。読み取られた原稿の画像は、光電変換されて、コントローラユニット331に画像データとして入力される。
表面用基準白板219は、表面画像を読み取る際のシェーディング処理用に白レベルの基準データを作成するための白板である。原稿読取処理が開始すると、直後に、スキャナユニット209が表面用基準白板219直下まで移動し、表面用基準白板219を読み取ることにより表面画像に対するシェーディング処理が実施される。
裏面画像を読み取る際のシェーディング処理をするために、裏面プラテンガラス220に裏面基準白板221が包含されており、裏面プラテンガラス220がモーター(不図示)により副走査方向に駆動可能な構成となっている。原稿読取処理が開始すると、直後に、裏面用基準白板221を裏面読取位置まで移動させ、裏面用基準白板221を読み取ることにより裏面画像に対するシェーディング処理が実施される。
[ADFからの片面原稿画像処理]
次に、ADF100を使用した片面原稿画像読取処理について説明する。ADF100による片面原稿についての原稿読取処理が開始すると、スキャナユニット209が表面用基準白板219直下の位置まで移動し、シェーディング処理が実施される。シェーディング処理の実施後、スキャナユニット209は流し読みガラス201直下の位置まで移動し、原稿が読み取り位置に到達するまで待機する。
原稿Sの搬送が開始すると、ADF100では、原稿Sの原稿面に給紙ローラ101が落下して回転を開始し、給紙ローラ101が最上面の原稿紙面に到達する。これにより、原稿束の最上面の原稿が給紙される。
このとき、複数枚の原稿Sがセットされた原稿トレイ130から最上面の原稿を1枚ずつ給紙搬送する際に、最上面にある1枚の原稿以外の原稿も一緒に重なって給紙されてしまう、重送現象が発生することがある。この重送現象を防ぐために、分離ローラ102と分離パッド108と給紙ローラ101とにより給紙搬送が実施される。こうして、給紙ローラ101によって給紙搬送された原稿は、分離ローラ102と分離パッド108の作用によって1枚に分離される。この分離処理は周知の分離処理技術によって実現することができる。
分離ローラ102と分離パッド108によって分離された原稿の搬送は、レジストローラ103へ搬送されて、レジストローラ103に突き当てられた状態で、一旦停止する。なお、搬送の一旦停止の際に原稿がレジストローラ103に突き当てられた状態でさらに少量搬送されることにより、原稿の先端の一部が上側に盛り上げられて空間(ループ)を形成する。こうして、原稿の先端にループが形成されることにより、原稿の搬送における斜行が解消される。
レジストローラ103の下流側には、原稿読取前ローラ104が設けられている。レジストローラ103を通過した原稿は、原稿読取前ローラ104により原稿流し読みプラテンガラス201方向へ搬送される。さらに、原稿読取前ローラ104を通過した原稿は、原稿読取プラテンローラ105の近傍にある原稿流し読みプラテンガラス201の原稿読取位置まで搬送される。
ここで、原稿流し読みプラテンガラス201の原稿読取位置に搬送される際に、原稿読取の先端位置を検知するため、リードセンサ114により原稿の先端が検知される。そして、リードセンサ114のONタイミングと原稿流し読みプラテンガラス201の原稿読取位置の距離が、原稿読取前ローラ104と原稿読取プラテンローラ105の駆動源となる搬送モータ(図示せず)のクロックにより計数される。これにより、原稿流し読みプラテンガラス201上の原稿読取位置が正確に計測され、計測された原稿読取位置を通過するタイミングが原稿表面の原稿画像先端基準位置として決定される。
決定された原稿画像先端基準で、スキャナユニット209により原稿表面の流し読み画像取り込みが実施される。取り込まれた画像は、コントローラユニット331へ転送されるまでの間、図3のRAM(R)251に一時的に蓄積される。
分離後センサ112が原稿後端を検知した際に、原稿有無検知センサ116が原稿トレイ130上の次の原稿の有無を検知する。原稿有無検知センサ116で検知された次の原稿の有無情報は、CPU(R)250がコントローラユニット331に通知する。または、原稿有無検知センサ116のチャタリングによる誤検知を防ぐため、分離後センサ112で原稿後端を検知したことをコントローラユニット331に通知し、所定時間後に次の原稿の有無情報をコントローラユニット331から取得するようにしてもよい。ただし、いずれの場合であっても、原稿読取処理の開始時(原稿Sの給紙開始時)には次の原稿の有無を判別することができない。
原稿の搬送にしたがい、原稿後端が分離ローラ102、レジストローラ103、原稿読取前ローラ104、原稿読取プラテンローラ105、原稿読取後ローラ106を順に通過した後、排紙センサ115が原稿後端を検知する。排紙センサ115が原稿後端を検知したタイミングをトリガとして、所定時間後に、排紙ローラ107から原稿排紙トレイ131へ原稿が排出されることにより、原稿1枚の片面原稿読取搬送シーケンスは終了となる。
そして、コピー設定で設定された枚数分だけを読み取る場合を除いて、基本的には、原稿トレイ130にセットされている原稿がなくなるまで、上述のように、原稿給紙、原稿画像取り込み、原稿排出という原稿読取処理を繰り返す。
分離後センサ112が原稿後端を検知した際に原稿有無検知センサ116が原稿無し状態を検知した場合には、搬送中の原稿が最終原稿であると判断される。そして、最終原稿が原稿排紙トレイ131に排出されるまで待機し、各ローラの駆動源となる搬送モーターを停止し、給紙ローラ101を元の位置に戻すことにより、原稿読取処理は終了する。
[両面原稿読取処理]
次に、両面の原稿読取処理について説明する。原稿の搬送に関しては、原稿給紙開始、分離処理、斜行補正処理、排紙処理の順で処理されることは上述した片面の原稿読取処理と同様である。その他、両面同時の原稿読取処理を実施するためには、原稿を読み取る前に、表面読取ユニットによるシェーディング処理を含む表面画像読取準備と、裏面読取ユニットによるシェーディング処理を含む裏面画像読取準備をする必要がある。このため、裏面プラテンガラス220を不図示のモーターにより副走査方向へ駆動させ、裏面用基準白板221を裏面読取位置で停止させ、シェーディング処理用の基準データを作成する。その後、裏面プランテンガラス220を元の位置へ戻した後、裏面側の原稿画像の読み取りを開始する。
読取開始のタイミングを決定するために、リードセンサ114のONタイミングと裏面プラテンガラス220の原稿読取位置の距離を、原稿読取前ローラ104と原稿読取プラテンローラ105の駆動源となる搬送モータ(不図示)のクロックにより計数する。これにより、裏面プラテンガラス220上の原稿読取位置が正確に計測され、計測された原稿読取位置を通過するタイミングが原稿裏面の原稿画像先端基準位置として決定される。そして、決定された原稿画像先端基準位置において、スキャナユニット255(原稿裏面読取部)により原稿裏面流し読み画像取り込みが実施される。
取り込まれた画像は、コントローラユニット331へ転送するまでの間、図3のRAM(R)251に一時的に蓄積される。
[プリンタの構成]
次に、図2を用いてプリンタ300について説明する
本実施例において、プリンタ300はフルカラー機であり、略直線状に水平方向へ配列されているイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4つの色毎にステーションからトナー像を順次画像形成する。
各ステーション内には、像担持体としてドラム型の電子写真感光体(以下、「感光ドラム」という)301が備えられる。
感光ドラム301の周面には、その回転方向(矢印R1の方向)に沿って、順に、帯電器302、露光装置303、現像装置304、クリーニング装置307、前露光器308が配置されている。現像装置304には感光ドラム301へ現像剤を供給する現像ローラ305が配置されている。
中間転写ユニット306には、矢印R3の方向に回転する中間転写ベルト(以下、「ITB」という)309が設けられる。そして、ITB309を介して、各ステーションにおいて1次転写ローラ310が感光ドラム301と対向して接触する。さらに、2次転写外側ローラ312が、矢印R4の方向に回転するような構成で、ITB309を介して2次転写内側ローラ311と接触するように配置されている、
次に、印字を実行するまでの画像形成工程の概要について説明する。
プリンタ300において、画像形成時には、感光ドラム301は矢印R1方向に所定のプロセススピードで回転駆動される。
印刷処理が開始すると、まず、感光ドラム301の表面に対して帯電器302によってバイアス電源(不図示)からバイアス印加制御が行われることにより、感光ドラム301の表面がマイナス極性に略均一に帯電される。
次に、帯電された感光ドラム301は、露光装置303の露光レーザーにより表面に静電潜像が形成される(露光部分の表面電位が上がる)。
この際、露光装置303は、コントローラユニット331から送信されてくる画像信号に基づいた画像パターンを、プリンタ制御部332から指示された露光量で光照射する。光照射は露光装置303の内部に設けられたレーザーチップからなされ、帯電後の感光ドラム301の表面に走査光が照射される。光照射がなされると、照射部分は帯電によって感光ドラム301の表面に保持されている電荷が除去されて静電潜像が形成される。
こうして形成された静電潜像に、現像装置304に設けられた現像剤担持体である現像ローラ305にバイアスが印加されることよって、マイナス極性に帯電したトナーが感光ドラム301に飛翔、付着してトナー像として現像される。このとき、露光量が大きく、また、現像ローラ305に印加されたバイアスの差分である電位差が大きいほど、現像されるトナー量は増加する。本実施例では、露光装置303の露光量の出力を変更することにより、画像濃度を制御する。
現像されたトナー像は、1次転写ローラ310において、感光ドラム301からITB309の表面に一次転写される。さらに、ITB309の表面のトナー像が、二次転写内側ローラ311と二次転写外側ローラ312の対向位置において用紙Pに転写される。
トナー像が形成された用紙Pは定着器314に搬送され、定着部314で加熱・加圧されることにより未定着トナー像が用紙Pに定着される。そして、画像が形成された用紙Pは、排紙トレイ322上に排出される。
以上の工程により、1枚の用紙Pの表面(片面)に対する4色フルカラーの画像形成が終了する。
なお、ここでは露光装置303が出力する露光量を用いて画像濃度を制御する工程を説明したが、帯電装置302などの条件を変更することにより画像濃度を制御することもできる。
また、UI部330は、画像形成装置の操作を受け付けるためのキーと画像形成装置の状態を示すLEDを備え、画像形成を行う際の各種設定の入力が可能である。さらに、UI部330は、プリンタ300の状態をユーザーに通知するメッセージを表示したり、ユーザーが入力した情報を表示したりする表示機能も備える。
[コントローラユニット内のモジュールの構成]
次に、プリンタ300の不要な寿命劣化を抑制しつつ、原稿量に応じて高速コピーモードで動作可能な場合は高速コピーモードで動作するように自動的に切り替える制御について説明する。
なお、本実施例では、プリンタ300の不要な寿命劣化を防ぐため、寿命優先コピーモードと高速コピーモードの両方が動作する条件に一致するコピー設定の場合は、寿命優先コピーモードで動作するように制御する。その上で、原稿が1枚のみの場合には、高速コピーモードで動作するように制御する。ただし、高速コピーモードで動作するように制御する原稿量の閾値は、1枚に限られず、2枚以上に設定してもよい。
コントローラユニット331は、プリンタ300の制御プロセッサであるプリンタ制御部332と接続することで、画像データやデバイス情報の入出力を行う。CPU400は、システム全体を制御するプロセッサである。RAM402は、CPU400が動作するためのシステムワークメモリであり、プログラムを記録するためのプログラムメモリや、画像データを一時記録するための画像メモリでもある。
ここで、本実施例において、RAM402に保持する情報の例を、コピー設定のパターンテーブルとして図6に示す。図6のパターンテーブルにある各項目についての詳細は、各項目に関連する処理の説明と合わせて後述する。
使用されるNVMEM(Non Volatile Memory)403は、不揮発性のメモリであり、設定情報等を記録する。ただし、設定情報を記録する記憶装置は、NVMEM403に限られる、HDDなどの他の記憶装置であってもよい。
UI部I/F412は、UI部330とのインターフェース部で、UI部330の保持するLEDの制御情報を送信する。また、UI部I/F412は、UI部330からユーザーが入力した情報を、CPU400に伝える役割を有する。なお、UI部330は、上述したように、画像形成装置の操作を受け付けるためのキーと画像形成装置の状態を示すLEDを備える。
ここで、本実施例においては、図5に示すようなUI部330上の画面において、ADF100にセットされた原稿量をユーザーが入力することもできる。ADF100にセットされた原稿量をユーザーが入力した結果(図6のパターンテーブルにおける「原稿量604」)は、RAM402に保持される。また、本実施例では、原稿量604はコピー設定601として各モジュール間で供給される。
また、UI部330は、LCDなどの表示部を備え、プリンタ300の状態をユーザーに通知するメッセージを表示したり、ユーザーが入力した情報を表示したりすることもできる。
なお、図5のUI部330に表示される画面の詳細については、図4の説明と合わせて後述する。
FlashROM401は、書き換え可能な不揮発性メモリであり、システムを制御するための各種制御プログラムを記録する。USB I/F405は、不図示の外部装置とのUSB接続を可能にする。LAN I/F406は、外部装置とのLAN接続を可能にする。以上の各デバイスはシステムバス404上に配置される。
イメージバス(Image BUS)I/F407は、画像データを高速で転送する画像バス411とシステムバス404とを接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。
画像バス411は、PCIバスまたはIEEE1394で構成される。画像バス411上には以下のデバイスが配置される。
ラスタイメージプロセッサ(RIP)408は、PDL(Page Description Language)コードのようなベクトルデータをビットマップイメージに展開する。プリンタI/F410は、プリンタ制御部332とコントローラユニット331とを接続し、画像データの同期系/非同期系の変換、制御コマンドの送受信、電源供給を行う。
画像処理部409は、入力画像データに対して補正、加工、編集を行ったり、プリント出力画像データに対して、プリンタの補正、解像度変換等を行ったりする。また、画像処理部409は、これに加えて、画像データの回転や、多値画像データに対してはJPEG、2値画像データに対してはJBIG、MMR、MH等の圧縮伸張処理を行う。
印刷制御部413は、入力画像データや印刷設定の解析などを行う。コピージョブの場合、印刷制御部413は、リーダー制御部414から受け取ったコピー設定601(原稿量604を含む)を解析し、通常コピーモード、高速コピーモード、寿命優先コピーモードのいずれで動作するかを判別する。
印刷制御部413は、さらに、プリンタ制御部332から通知されるプリンタ300の状態やNVMEM403に保持されている設定情報と入力画像データの印刷設定とを比較する。比較した結果、印刷を実行するのに不適当である場合は、印刷実行を停止し、UI部330にエラーを表示するようにCPU400に通知する。
例えば、入力画像データの印刷設定でカセット1を指定しており、かつ、用紙タイプとして普通紙が設定されているとする。この場合、NVMEM403に保持されているカセット1の用紙タイプ設定が普通紙でなければ、印刷制御部413は、印刷実行を停止し、用紙の入れ替えが必要な旨を示すエラーをCPU400に通知する。
また、印刷制御部413は、プリンタ制御部332からどのページの印刷が完了したかなどの情報を受信し、印刷の進行状況を管理する。
リーダー制御部414は、ユーザーがUI部330においてコピージョブの実行を指示すると、CPU400の指示に基づいて、原稿読取処理を開始する指示をリーダー200に対して行う。このとき、リーダー制御部414は、原稿読取処理の開始指示とともに、UI部330でユーザーが設定したコピー設定601も合わせてリーダー200に通知する。コピー設定601には、図6のパターンテーブルに示したように、例えば、原稿の読み取りを行う際の用紙サイズ設定、解像度設定、色設定、その他各種画像処理の実施設定(不図示)などが含まれる。
原稿読取処理の開始指示を受けたリーダー200のCPU(R)250は、通知されたコピー設定601に合わせて読取速度、解像度等を調整し、読み取りを開始する。また、CPU(R)250は、リーダー200から通知される各種イベント情報を受け取り、印刷制御部413や画像処理部409に対して、必要なイベント情報およびコピー設定601を通知する。なお、イベント情報としては、原稿搬送開始、原稿読み取り開始、原稿読み取り完了、原稿搬送完了、次原稿有無、などがある。
イベント情報およびコピー設定601を受け取った印刷制御部413や画像処理部409は、所定の処理を開始する。例えば、通常コピーモードでのコピーの場合、原稿読取処理の完了のイベントを受け取った印刷制御部413は、プリンタ制御部332に印刷処理の開始指示を行う。また、読み取った結果の画像データをリーダー200から受け取り、入力画像データとしてRAM402に格納する。
プリンタ制御部332は、ラスタイメージデータを用紙上の画像に変換する部分でもある。画像変換の方式としては、感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等があるが、どの方式でも構わない。印刷動作の起動は、CPU400からの指示によって開始する。
[コピージョブの動作モード判定処理及び各動作モードにおける印刷動作]
図4は、印刷制御部413におけるコピージョブの動作モードの判定処理を示すフローチャートである。図4のフローチャートは、ユーザーがADF100に原稿をセットして、UI部330においてコピージョブの実行を指示したことを起点として開始する。なお、本フローチャートのS1005においては、原稿が1枚のみであるか否かにより、高速コピーモードとするか否かを判定する。ただし、上述したように、高速コピーモードで動作するように制御する原稿量の閾値は、1枚に限られず、2枚など、所定枚数以下に設定してもよい。このように設定した場合、原稿量が所定枚数より多い場合は、寿命優先コピーモードで動作するように制御される。
S1001において、CPU400はユーザーによりコピー指示を受け付けたか否かを判定する。
受け付けたと判定された場合は、S1002に進む。まだ受け付けていない場合は、S1001に戻る。
コピー指示を受け付けたと判定すると、S1002において、CPU400は、リーダー制御部414を介してコピー設定601(図6を参照)を取得し、ADF100に原稿の搬送開始を指示する。そして、ADF100は指示にしたがい原稿の搬送を開始する。
次に、S1003において、CPU400はリーダー制御部414から取得したコピー設定601を解析し、コピー設定601が高速コピーモードで動作する条件(高速コピーモード条件)に一致するか否かを判定する。なお、コピー設定601が高速コピーモード条件に一致するか否かについては、そのコピー設定におけるリーダー200の読取速度とプリンタ300の印刷速度との関係に基づいて、あらかじめ定められている。
コピー設定601が高速コピーモード条件に一致すると判定した場合、CPU400は高速コピーモード条件に一致したことを示す情報をRAM402に格納し、S1004に進む。高速コピーモード条件に一致しない場合、CPU400は高速コピーモード条件に一致していない(不一致)ことを示す情報をRAM402に格納し、S1010に進む(図6のパターンテーブルにおける「高速コピーモード条件602」の項目を参照)。
S1004において、CPU400はS1002で取得したコピー設定601が寿命優先コピーモードで動作する条件(寿命優先コピーモード条件)に一致するか否かを判定する。なお、コピー設定601が寿命優先コピーモード条件に一致するか否かについても、そのコピー設定におけるリーダー200の読取速度とプリンタ300の印刷速度との関係に基づいて、あらかじめ定められている。
コピー設定601が寿命優先コピーモード条件に一致すると判定した場合、CPU400は寿命優先コピーモード条件に一致したことを示す値をRAM402に格納し、S1005に進む。寿命優先コピーモード条件に一致しない場合、CPU400は寿命優先コピーモード条件に一致しない(不一致)ことを示す情報をRAM402に格納し、S1030に進む(図6のパターンテーブルにおける「寿命優先コピーモード条件603」の項目を参照)。
S1005において、CPU400は原稿量604が1枚であるか否かを確認する。
原稿量が1枚であると判定された場合は、S1006に進む。そうではない(原稿量が2枚以上)と判定された場合は、S1011に進む。
原稿量が1枚であるか否かを確認する目的は、原稿量が1枚であれば高速コピーモードで動作させ、原稿量が2枚以上であれば寿命優先コピーモードで動作させるように切り替えるためである。
ここで、原稿量が1枚であるか否かは、通常、リーダー200において分離後センサ112が1枚目の原稿後端を検知した際に原稿有無検知センサ116で原稿無し状態を検知したか否かによって判定することができる。しかし、分離後センサ112が1枚目の原稿後端を検知するタイミングは原稿搬送開始より遅いタイミングとなる。このタイミングでは、高速コピーモードの特徴である、原稿搬送開始時に印刷を開始するということが実現できない。あるいは、このタイミングで印刷を開始することは可能であっても、最速のパフォーマンスでコピーができない可能性がある。
このため、原稿量の検知方法は上述した例に限るものではない。例えば、原稿量を原稿搬送開始前に確定させる手段として、図5に示すようなUIを使用して、ユーザーによる入力によち原稿量を検知してもよい。
ここで、図5は、UI部330に表示される画面の例である。図5ではタッチパネル式のUI画面を示しているが、同等な入力が行うことができればタッチパネル式のUI画面に限られるものではない。また、入力画面に表示するメッセージの内容についても、図5に示したものは例であり、これらに限られるものではない。
図5(A)において、画面タイトル領域501には、ポップアップ画面の内容の要旨が表示されている。メッセージ表示領域502には、ユーザーに通知したい内容の詳細が表示されている。
ボタン503は、ADF100にセットした原稿量が1枚であることを入力するためのボタンである。CPU400はUI部I/F412を介してボタン503が選択されたことを検知すると、RAM402の原稿量604の設定値を「1枚」を示す値に設定する。
ボタン504は、ADF100にセットした原稿量が2枚以上であることを入力するためのボタンである。CPU400はUI部I/F412を介してボタン504が選択されたことを検知すると、RAM402の原稿量604の設定値を「2枚以上」を示す値に設定する。
ボタン503,504のいずれかが選択されて設定が完了すると、CPU400はUI部I/F412を介してUI部330に対して図5の画面を閉じるように指示する。
図5(B)は、メッセージ表示領域502に表示するメッセージ内容においてのみ、図5(A)とは異なる画面の例である。すなわち、図5(B)においては、原稿量を入力することによりコピー速度が向上する可能性がある、という原稿量入力の目的を併記したメッセージを表示する。
なお、本実施例では、UI部130は、原稿トレイ130にセットした原稿量が1枚であるか、2枚以上であるかを選択させるボタンを表示させるが、これに限られず、例えば、ユーザーがセットした原稿量を具体的に入力するように求めてもよい。
本実施例では、図5の画面は、ユーザーが原稿Sを原稿トレイ130にセットしたタイミングでUI部330に表示され、ユーザーに原稿量の入力を求めるようにする。ユーザーが原稿Sを原稿トレイ130にセットし、原稿がセットされたことを原稿有無検知センサ116が検知したら、リーダー200は原稿トレイ130に原稿がセットされたことをコントローラユニット331に通知する。通知を受けたCPU400は、UI部I/F412を介してUI部330に図5の画面を表示するように指示する。なお、コピー設定の1つとして原稿量を設定するメニューを追加して用意し、ユーザーが画面を閉じてしまっても、再度設定可能なようにしてもよい。
なお、原稿量を原稿搬送開始前に確定させる手段として図5に示すようなUI画面を使用するメリットは、ハードウェアのコストを増加させることなく、原稿搬送開始時に原稿量を確定することができる点である。しかし、ADF100を用いてコピーをする際にユーザーアクションが1つ増えてしまうというデメリットもある。
そのため、別の手段として、例えば超音波センサ(不図示)などのセンサを用いて原稿量を推定するようにしてもよい。このようなセンサを使うことにより、ユーザーアクションを増加させることなく、原稿搬送開始時に原稿量を確定させることができる。しかし、ハードウェアのコストが増加してしまうため、どちらの手段を用いるかは製品ごとに選択することが望ましい。
図4のフローチャートに戻り、S1005で原稿量が1枚であると判断した場合について説明する。この場合、S1006において、CPU400は動作モード605を高速コピーモードに設定する。
なお、この場合、図6に示したコピー設定のパターンテーブルでは、パターンCに該当する。
次に、S1007において、CPU400はリーダー200とプリンタ300を制御して高速コピーモードでコピーを実行する。高速コピーモードでのコピー処理については、図7を用いて説明する。
図7は、高速コピーモードにおけるコピー処理の一例を示すフローチャートである。高速コピーモードの特徴は、リーダー200が原稿を読み取り画像データを生成する処理が完了する前に、プリンタ300が印刷準備を開始する点である。ここで、印刷準備とは、例えば、定着器の温度を維持したり、ローラやカートリッジドラムといった部品を回転し続けたりすることにより、図2に示した各ハードウェアを印刷可能な状態になるよう準備することである。
印刷準備の指示を受けたプリンタ制御部332は、各ハードウェアを印刷可能な状態になるよう準備し、印刷開始の指示を受けたらすぐに印刷処理の実行を開始する。そのため、高速コピーモードにおいては、通常コピーモードと比べて印刷準備を行う時間を短縮できるため、高速コピーが実現可能になる。また、高速コピーモードにおいては、リーダー200は、原稿の読み取りを行いながら、画像処理部409が画像データの生成を行う。そして、生成された画像データをプリンタ制御部332に転送し、プリンタ制御部332が出力を行うことで高速コピーを実現する。
図7(A)は、高速コピーモードにおいてコピーを実行する際の原稿読取処理の一例を示すフローチャートである。図7(A)のフローチャートは、図4のS1006(またはS1030)でCPU400が動作モード605を高速コピーモードに設定することにより開始する。
まず、S701において、CPU400はプリンタ制御部332に印刷準備の開始を指示する。
次に、S702において、CPU400はリーダー制御部414を介してリーダー200に原稿の読み取りを指示する。そして、リーダー200はS1002で搬送された原稿の画像を読み取る。
そして、S703において、CPU400は、リーダー制御部414を介してリーダー200が原稿の読み取りを開始したことを検知すると、プリンタ制御部332に印刷開始を指示する。
次に、S704において、CPU400はS702で読み取られた原稿に基づいて、画像データを生成する。
そして、S705において、CPU400はS704で生成した画像データをRAM402に記憶する。なお、生成した画像データは、RAM402に記憶された後、NVMEM403に記憶されてもよい。
そして、S706において、CPU400は次の原稿がセットされているか否かを判定する。
原稿がセットされていると判定された場合は、S702に戻り、図7(A)の処理を繰り返す。原稿がセットされていないと判定された場合は、図7(A)の処理を終了する。
図7(B)は、高速コピーモードにおいてコピーを実行する際の印刷処理の一例を示すフローチャートである。図7(B)のフローチャートは、S703でCPU400がプリンタ制御部332に印刷開始を指示することにより開始する。
まず、S711において、CPU400はS705で記憶した画像データを読み出す。
次に、S712において、CPU400は画像を用紙に印刷するようにプリンタ制御部332を制御する。そして、プリンタ制御部332はS711で読み出された画像データに基づいて、画像を用紙に印刷する。
そして、S713において、CPU400は次の原稿の画像データが記憶されているか否かを判定する。
次の原稿の画像データが記憶されていると判定された場合は、S711に戻り、図7(B)の処理を繰り返す。次の原稿の画像データが記憶されていないと判定された場合は、図7(B)の処理を終了する。
再び図4のフローチャートに戻り、S1003において、コピー設定601が高速コピーモード条件に一致しないと判定された場合について説明する。
S1003において、コピー設定601が高速コピーモード条件に一致しないと判定した場合、S1010において、CPU400は寿命優先コピーモード条件に一致するか否かを判定する。
寿命優先コピーモード条件に一致すると判定された場合は、S1011に進む。寿命優先コピーモード条件に一致しないと判定された場合は、S1020に進む。
寿命優先コピーモード条件に一致する場合、S1011において、CPU400は動作モード605を寿命優先コピーモードに設定する。
なお、この場合、図6に示したコピー設定のパターンテーブルでは、パターンDまたはパターンEに該当する。
次に、S1012において、CPU400はリーダー200とプリンタ300を制御して寿命優先コピーモードでコピーを実行する。寿命優先コピーモードでのコピー処理については、図9を用いて説明する。
図9は、寿命優先コピーモードにおけるコピー処理の一例を示すフローチャートである。寿命優先コピーモードの特徴は、2枚目の原稿の読み取りが完了してから、読み取り完了済みの1枚目と2枚目の原稿を合わせて印刷開始を指示するように制御する点である。
そのため、リーダーによる1枚の原稿の読取速度よりも1枚の原稿の印刷速度が速いプリンタで構成された画像形成装置でADF100からコピーを行う場合、プリンタがリーダーの原稿の読み取りを待機する時間を削減できる。これにより、寿命優先コピーモードではプリンタの寿命劣化を抑制することができる。
なお、本実施例では、2枚目の原稿の読み取りが完了してから印刷開始を指示するが、2枚に限られず、3枚など、所定枚数以上の原稿の読み取りが完了してから印刷開始を指示してもよい。
図9(A)は、寿命優先コピーモードにおいてコピーを実行する際の読み取り処理の一例を示す図である。図9のフローチャートは、図4のS1011でCPU400が動作モード605を寿命優先コピーモードに設定することにより開始する。
まず、S901において、CPU400はリーダー制御部414を介してリーダー200に原稿の読み取りを指示する。そして、リーダー200はS1002で搬送された原稿の画像を読み取る。
次に、S902において、CPU400はS901で読み取られた原稿に基づき、画像データを生成する。
そして、S903において、CPU400はS902で生成した画像データをRAM402に記憶する。なお、生成した画像データはRAM402に記憶された後、NVMEM403に記憶されてもよい。
次に、S904において、CPU400はS901で読み取られた原稿が2枚目の原稿であるか否かを判定する。
2枚目の原稿であると判定された場合は、S905に進む。そうではない(1枚目の原稿である)と判定された場合は、S906に進む。
読み取られた原稿が2枚目の原稿の画像である場合、S905において、CPU400はリーダー制御部414を介してリーダー200が原稿の読み取りを完了したことを検知すると、プリンタ制御部332に印刷開始を指示する。そして、S906に進む。
S906において、CPU400は次の原稿がセットされているか否かを判定する。
原稿がセットされていると判定された場合は、S901に戻り、図9(A)の処理を繰り返す。原稿がセットされていないと判定された場合は、図9(A)の処理を終了する。
図9(B)は、寿命優先コピーモードにおいてコピーを実行する際の印刷処理の一例を示すフローチャートである。図9(B)のフローチャートは、S905でCPU400がプリンタ制御部332に印刷開始を指示することにより開始する。
まず、S911において、CPU400はS903で記憶した画像データを読み出す。
次に、S912において、CPU400は画像を用紙に印刷するようにプリンタ制御部332を制御する。そして、プリンタ制御部332はS911で読み出された画像データに基づいて、画像を用紙に印刷する。
そして、S913において、CPU400は次の原稿の画像データが記憶されているか否かを判定する。
次の原稿の画像データが記憶されていると判定された場合は、S911に戻り、図9(B)の処理を繰り返す。次の原稿の画像データが記憶されていないと判定された場合は、図9(B)の処理を終了する。
なお、本実施例では、動作モード605が寿命優先コピーモードである場合、原稿量によらず常に2枚目の原稿の読み取り完了時に印刷を開始するものとして説明している。しかし、2枚目の原稿の読み取り完了時に限らず、常にN枚目(Nは3以上の任意の整数)の原稿の読み取り完了時に印刷を開始するようにしてもよい。また、常にすべての原稿を読み取り完了時に印刷を開始するようにしてもよい。
再び図4のフローチャートに戻り、S1010においてコピー設定601が寿命優先コピーモード条件に一致しないと判定された場合について説明する。
この場合、S1020において、CPU400は動作モード605を通常コピーモードに設定する。
なお、この場合、図6に示したコピー設定のパターンテーブルでは、パターンFに該当する。
次に、S1021において、CPU400はリーダー200とプリンタ300を制御して通常コピーモードでコピーを実行する。通常コピーモードでのコピー処理については、図8を用いて説明する。
図8は、通常コピーモードにおけるコピー処理の一例を示すフローチャートである。通常コピーモードの特徴は、原稿の読み取り完了時に生成した画像データの印刷開始をプリンタ制御部332に指示する点である。そのため、画像処理部409の画像データ生成が完了している状態でプリンタ制御部332に印刷指示することができる。
図8(A)は、通常コピーモードにおいてコピーを実行する際の読み取り処理の一例を示すフローチャートである。図8(A)のフローチャートは、図4のS1020でCPU400が動作モード605を通常コピーモードに設定することにより開始する。
まず、S801において、CPU400はリーダー制御部414を介してリーダー200に原稿の読み取りを指示する。そして、リーダー200はS1002で搬送された原稿の画像を読み取る。
次に、S802において、CPU400はS801で読み取られた原稿に基づき、画像データを生成する。
そして、S803において、CPU400はS802で生成した画像データをRAM402に記憶する。なお、生成した画像データはRAM402に記憶された後、NVMEM403に記憶されてもよい。
次に、S804において、CPU400はリーダー制御部414を介してリーダー200が原稿の読み取りを完了したことを検知すると、プリンタ制御部332に印刷開始を指示する。
そして、S805において、CPU400は次の原稿がセットされているか否かを判定する。
原稿がセットされていると判定された場合は、S801に戻り、図8(A)の処理を繰り返す。原稿がセットされていないと判定された場合は、図8(A)の処理を終了する。
図8(B)は、通常コピーモードにおいてコピーを実行する際の印刷処理の一例を示すフローチャートである。図8(B)のフローチャートは、S802でCPU400がプリンタ制御部332に印刷開始を指示することにより開始される。
まず、S811において、CPU400はS802で記憶した画像データを読み出す。
次に、S812において、CPU400画像を用紙に印刷するようにプリンタ制御部332を制御する。そして、プリンタ制御部332はS811で読み出した画像データに基づいて、画像を用紙に印刷する。
そして、S813において、CPU400は次の原稿の画像データが記憶されているか否かを判定する。
次の原稿の画像データが記憶されていると判定された場合は、S811に戻り、図8(B)の処理を繰り返す。次の原稿の画像データが記憶されていないと判定された場合は、図8(B)の処理を終了する。
ここで、再び図4のフローチャートに戻り、S1004においてコピー設定601が寿命優先コピーモード条件に一致しないと判定された場合について説明する。
S1030において、CPU400は動作モード605を高速コピーモードに設定する。
なお、この場合、図6に示したコピー設定のパターンテーブルでは、パターンAまたはパターンBに該当する。
S1031において、S1007と同様に、CPU400はリーダー200とプリンタ300を制御して高速コピーモードでコピーを実行する。
以上のとおり、本実施例によれば、ADFでの画像読み取り開始時に原稿量を把握する手段を設け、原稿量に応じて高速コピーモードと寿命優先コピーモードとを適切に切り替える。これにより、プリンタの不要な劣化を抑制しつつ、最適なコピー速度でコピーを実行することができる。
[その他の実施例]
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。すなわち、上述の実施例及びその変形例を組み合わせた構成もすべて本発明に含まれるものである。
100 ADF
116 原稿有無検知センサ
130 原稿トレイ
200 リーダー
300 プリンタ
330 UI部
400 CPU
413 印刷制御部

Claims (14)

  1. 複数枚の原稿をセットすることができる給紙手段と、
    前記原稿のコピーを実行する際の設定にしたがい、前記原稿の画像を読み取り、画像データを生成する読取手段と、
    前記設定にしたがい、前記読取手段が生成した画像データに基づいた画像を用紙に印刷する印刷手段と、を有し、
    前記原稿のコピーを実行する際の動作モードとして、
    前記読取手段が1枚目の原稿の画像データの生成を完了する前に、前記印刷手段が印刷の準備を開始する第1の動作モードと、
    前記読取手段が2枚以上の第1の所定枚数の原稿の画像データの生成を完了した後に、前記印刷手段が印刷を開始する第2の動作モードと、
    を備える画像形成装置であって、
    前記設定が、前記第1の動作モードで動作する条件に一致し、かつ、前記第2の動作モードで動作する条件に一致する場合、
    前記給紙手段にセットされた原稿量が第2の所定枚数以下である場合には、前記第1の動作モードで前記原稿のコピーを実行する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記設定が、前記第1の動作モードで動作する条件に一致し、かつ、前記第2の動作モードで動作する条件に一致する場合、
    前記原稿量が第2の所定枚数より多い場合には、前記第2の動作モードで前記原稿のコピーを実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記設定が、前記第1の動作モードで動作する条件に一致し、かつ、前記第2の動作モードで動作する条件に一致しない場合、
    前記第1の動作モードで前記原稿のコピーを実行する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記設定が、前記第1の動作モードで動作する条件に一致せず、かつ、前記第2の動作モードで動作する条件に一致する場合、
    前記第2の動作モードで前記原稿のコピーを実行する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記設定が、前記第1の動作モードで動作する条件に一致せず、かつ、前記第2の動作モードで動作する条件に一致しない場合、
    前記第1の動作モード及び前記第2の動作モードとは異なる第3の動作モードで前記原稿のコピーを実行する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記設定の入力を受け付ける操作手段を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記操作手段は、前記原稿量に関する情報の入力を受け付けることができる
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記操作手段は、前記原稿量が、前記第2の所定枚数以下であるか、前記第2の所定枚数より多いか、を選択させる選択手段を有する
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記原稿量は、前記操作手段によって入力された値である
    ことを特徴とする請求項7又は8項に記載の画像形成装置。
  10. 前記原稿量は、前記給紙手段にセットされた原稿を検知する検知手段が検知した値である
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記第2の所定枚数は、1枚である
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記第1の所定枚数は、2枚である
    ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 複数枚の原稿をセットすることができる給紙手段と、
    前記原稿のコピーを実行する際の設定にしたがい、前記原稿の画像を読み取り、画像データを生成する読取手段と、
    前記設定にしたがい、前記読取手段が生成した画像データに基づいた画像を用紙に印刷する印刷手段と、を有し、
    前記原稿のコピーを実行する際の動作モードとして、
    前記読取手段が1枚目の原稿の画像データの生成を完了する前に、前記印刷手段が印刷の準備を開始する第1の動作モードと、
    前記読取手段が2枚以上の第1の所定枚数の原稿の画像データの生成を完了した後に、前記印刷手段が印刷を開始する第2の動作モードと、
    を備える画像形成装置の制御方法であって、
    前記設定が、前記第1の動作モードで動作する条件に一致し、かつ、前記第2の動作モードで動作する条件に一致する場合、
    前記給紙手段にセットされた原稿量が第2の所定枚数以下である場合には、前記第1の動作モードで前記原稿のコピーを実行する工程を有する
    ことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  14. 請求項13に記載された画像形成装置の制御方法をコンピュータにより実行させるためのプログラム。
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