JP2018016426A - シート収容装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】収容された複数枚のシートを所定の位置に簡単に位置決めすることが可能なシート収容装置及び画像形成装置を提供すること。【解決手段】ロック部材80は、右カーソル51の規制部56の外側面56Cにおいて、下端部がロック穴49に進入したロック位置と、下端部がロック穴49の上方に位置するロック解除位置との間で上下方向に移動可能に支持されている。操作レバー70は、右カーソル51に支持され、規制部56の当接面56Aから内側へ第1幅H1だけ突出した第1位置と、当接面56Aから内側へ第1幅H1よりも小さい第2幅H2だけ突出した第2位置と、当接面56Aと面一となる第3位置との間で変位可能である。ロック部材80は、操作レバー70が前記第2位置から前記第3位置に変位したことに連動して前記ロック解除位置から前記ロック位置に移動する。【選択図】図6
Description
本発明は、複数枚のシートを収容するシート収容装置、及びシート収容装置を備える画像形成装置に関する。
画像形成装置は、画像が印刷される用紙(シート)を収容する給紙カセット(シート収容装置)を備えている。給紙カセットは、複数の用紙を積載して収容する。給紙カセットに収容された用紙は、給送機構によって画像形成部に給送される。具体的には、給送機構のピックアップローラーが給紙カセットに収容された用紙束の最上位の用紙に接触して回転すると、ピックアップローラーがその用紙を給送方向へ送る。そして、ピックアップローラーよりも給送方向下流側に配置された給送ローラー及びリタードローラーによって、用紙が給送方向下流側へ給送される。
従来、給紙カセットには、収容された複数枚の用紙の位置が既定位置からずれることを防止するために、位置決め部材(カーソル)が設けられている(例えば、特許文献1参照)。前記位置決め部材は、給紙カセットの底面に移動可能に設けられている。前記位置決め部材は、給紙カセットにセットされた用紙束の位置を前記既定位置に規制する。具体的には、操作者は、給紙カセットに用紙が収容されていない状態で前記位置決め部材を用紙サイズに応じた位置に移動させ、その後、前記位置決め部材をその位置で給紙カセットの底面に固定する。前記位置決め部材の固定機構としては、前記位置決め部材に設けられたリブ又はボスを、給紙カセットの底面に設けられた位置決め溝又は位置決め穴に係合させる機構が知られている。
ところで、給紙カセットに収容する用紙のサイズを変更する場合、操作者は、カーソルに設けられたロック解除レバーを把持しながら、ロック解除状態でカーソルを移動させる。そして、操作者は、給紙カセットの底面に描かれた文字又は記号を頼りに、変更後の用紙サイズに応じた所定位置にカーソルを移動させる。その後、操作者が前記ロック解除レバーを放すことにより、カーソルが前記所定位置に固定される。それから、操作者は、給紙カセットに用紙束をセットする。しかしながら、給紙カセットに収容する用紙のサイズを変更する度にこのような作業を行うことは手間である。よって、前記位置決め部材を給紙カセットの底面により簡単に固定できることが望ましい。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、収容された複数枚のシートを所定の位置に簡単に位置決めすることが可能なシート収容装置及び画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係るシート収容装置は、シート収容部と、位置決め部材と、複数のロック穴と、を備える。前記シート収容部は、所定方向に給送されるシートを積載して収容可能である。前記位置決め部材は、前記所定方向と直交する幅方向へ移動可能に前記シート収容部に設けられ、前記シート収容部に収容された前記シートの前記幅方向の側端部に当接して前記シートを所定位置に位置決めする。前記複数のロック穴は、前記シート収容部の底面に前記幅方向に沿って形成されている。
前記位置決め部材は、支持板と、規制部と、ロック部材と、作用部と、を有する。前記支持板は、前記シート収容部の底面に沿って延びる。前記規制部は、前記支持板から上方へ延出し、前記位置決め部材において前記側端部に当接される当接面を有する。前記ロック部材は、前記規制部の前記幅方向の外側の面において、下端部が前記ロック穴に進入したロック位置と、前記下端部が前記ロック穴の上方に位置するロック解除位置との間で上下方向に移動可能に支持されている。前記作用部は、前記位置決め部材に支持され、前記当接面から前記幅方向の内側へ第1幅だけ突出した第1位置と、前記幅方向の外側へ第1押圧力で押圧されることにより前記当接面から前記幅方向の内側へ前記第1幅よりも小さい第2幅だけ突出した第2位置と、前記幅方向の外側へ前記第1押圧力よりも大きい第2押圧力で押圧されることにより前記上端部が前記当接面と面一となる第3位置との間で変位可能である。
前記ロック部材は、前記作用部が前記第2位置から前記第3位置に変位したことに連動して前記ロック解除位置から前記ロック位置に移動する。
前記位置決め部材は、支持板と、規制部と、ロック部材と、作用部と、を有する。前記支持板は、前記シート収容部の底面に沿って延びる。前記規制部は、前記支持板から上方へ延出し、前記位置決め部材において前記側端部に当接される当接面を有する。前記ロック部材は、前記規制部の前記幅方向の外側の面において、下端部が前記ロック穴に進入したロック位置と、前記下端部が前記ロック穴の上方に位置するロック解除位置との間で上下方向に移動可能に支持されている。前記作用部は、前記位置決め部材に支持され、前記当接面から前記幅方向の内側へ第1幅だけ突出した第1位置と、前記幅方向の外側へ第1押圧力で押圧されることにより前記当接面から前記幅方向の内側へ前記第1幅よりも小さい第2幅だけ突出した第2位置と、前記幅方向の外側へ前記第1押圧力よりも大きい第2押圧力で押圧されることにより前記上端部が前記当接面と面一となる第3位置との間で変位可能である。
前記ロック部材は、前記作用部が前記第2位置から前記第3位置に変位したことに連動して前記ロック解除位置から前記ロック位置に移動する。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、前記シート収容装置と、前記シート収容装置から給送されたシートに画像を形成する画像形成部と、を備える。
本発明によれば、収容された複数枚のシートを所定の位置に簡単に位置決めすることが可能なシート収容装置及び画像形成装置が提供される。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。以下に説明される実施形態は本発明を具体化した一例にすぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。なお、説明の便宜上、画像形成装置10が使用可能な設置状態(図1に示される状態)において給紙カセット30が挿抜される面を正面(前面)として前後方向D1を定義する。また、前記設置状態の画像形成装置10の正面を基準として左右方向D2(図2参照)を定義する。
図1に示されるように、画像形成装置10は、画像形成部4、シートトレイ18、及び給紙装置24などを備える。
給紙装置24は、給紙カセット30(本発明の「シート収容装置」の一例)と、給送機構32とを有する。給紙カセット30の内部に規定サイズの印刷用紙(本発明の「シート」の一例)が収容される。給送機構32は、給紙カセット30に積載されている印刷用紙を一枚ずつ取り出して所定方向(以下、「給送方向」と称す)へ給送する。なお、給紙カセット30の構成については後述する。
画像形成部4は、感光体ドラム、帯電装置、現像装置、一次転写ローラー、中間転写ベルト、光走査装置、二次転写ローラー、定着装置などを備えており、電子写真方式にしたがって、給紙装置24から給送される印刷用紙に画像を形成する。
画像形成部4によって画像が形成された印刷用紙は、シートトレイ18に排出される。
以下、給紙カセット30について詳細に説明する。給紙カセット30は、画像形成装置10の筐体に着脱可能に支持されている。詳細には、給紙カセット30は、周知のレール支持機構によって、前記筐体に対して挿抜できるようにスライド可能に支持されている。
図1に示されるように、給紙カセット30は、複数枚の印刷用紙を積載して収容可能なように、上面に開口を有する矩形のトレイ形状のカセットベース41(本発明の「シート収容部」の一例)を有する。カセットベース41の底部46には、用紙載置板45が設けられている。用紙載置板45の後端部は、カセットベース41の底部46に軸支されており、用紙載置板45は、後端部を中心として搖動可能となっている。用紙載置板45の上に印刷用紙が積載される。
用紙載置板45の前側とカセットベース41の底部46との間には左右方向D2に沿って1対の弾性部材34が設けられている。弾性部材34は、例えば、コイルバネや板バネである。弾性部材34によって、用紙載置板45の前側は常に上方へ付勢されている。これにより、用紙載置板45に印刷用紙が積載された状態であっても、最上位に位置する印刷用紙は、給送機構32のピックアップローラー32Aの外周面に接触可能である。
図2に示されるように、給紙カセット30は、収容された用紙束90(図10参照)を所定位置に位置決めする一対のサイドカーソル50を備える。なお、図2では、前記一対のサイドカーソル50のうちの一方(右側)のサイドカーソル(以下、右カーソル51と称す)のみが示されており、他方(左側)のサイドカーソル(以下、左カーソルと称す)については図示が省略されている。また、図2では、給紙カセット30の主要部のみが図示されており、その他の部分(例えば、用紙載置板45、弾性部材34、前面側に設けられた取手部、後方への印刷用紙の移動を規制する規制ガイドなど)については図示が省略されている。
右カーソル51(本発明の「位置決め部材」の一例)及び前記左カーソルは、カセットベース41の前記給送方向と直交する幅方向(左右方向D2に一致する方向)へ移動可能なようにカセットベース41の底部46に設けられている。本実施形態では、底部46の幅方向の一方側(右側)に右カーソル51が設けられており、底部46の幅方向の他方側(左側)に前記左カーソルが設けられている。右カーソル51及び前記左カーソルは、給紙カセット30に収容された印刷用紙の両側端を印刷用紙のサイズに応じた既定位置に規制することにより、給紙カセット30における印刷用紙を前記幅方向において定められた前記既定位置に位置決めする。
図3に示されるように、右カーソル51は、カセットベース41の底面に沿って前後方向D1へ延びる平板状の支持板55と、支持板55から上方へ延出された板状の規制部56と、ラックギヤ61とにより構成されている。規制部56の内側面が、用紙束90の側端部に当接される当接面56Aである。支持板55の上面に用紙束90の幅方向の端部が支持される。支持板55は、底部46において前記幅方向へスライド可能に支持されている。右カーソル51は、カセットベース41に収容された用紙束90の右端部に当接して用紙束90の位置を前記既定位置に位置決めする。
前記左カーソルも、右カーソル51と同様に、底部46にスライド支持される平板状の支持板と、当該支持板から上方へ延出された板状の規制部とにより構成されている。前記左カーソルは、底部46において前記幅方向へスライド可能に支持されている。
右カーソル51及び前記左カーソルは、互いに連動して底部46を前記幅方向へ移動可能に構成されている。右カーソル51及び前記左カーソルの連動移動機構としては、例えば、右カーソル51及び前記左カーソルに設けられたラックギヤ61(図3参照)と、底部46に回転可能に設けられたピニオンギヤ(不図示)とからなるラック−ピニオン機構が適用可能である。これにより、操作者は、右カーソル51だけを前記幅方向へスライドさせることにより、前記左カーソルをその動作に連動してスライドさせることができる。なお、図3には、右カーソル51のラックギヤ61が示されているが、ラック−ピニオン機構の他の構成は図示されていない。
ところで、従来の画像形成装置では、給紙カセットに収容する用紙のサイズを変更する場合、操作者は、カーソルに設けられたロック解除レバーを把持しながら、ロック解除状態でカーソルを移動させる。そして、操作者は、カセットベース41の底部46に描かれた文字又は記号を頼りに、変更後の用紙サイズに応じた所定位置にカーソルを移動させる。その後、操作者が前記ロック解除レバーを放すことにより、カーソルが前記所定位置に固定される。をそれから、操作者は、給紙カセットに用紙束90をセットする。しかしながら、給紙カセットに収容する用紙のサイズを変更する度にこのような作業を行うことは手間である。よって、カーソルを給紙カセットにより簡単に固定できることが望ましい。これに対して、本実施形態の画像形成装置10では、以下で説明するようなロック機構が設けられているので、右カーソル51をカセットベース41の底部46により簡単に固定できることができる。
図3に示されるように、右カーソル51には操作レバー70(本発明の「作用部」の一例)が設けられている。操作レバー70は、右カーソル51をスライド移動させる際に操作される部分である。操作レバー70は、可撓性を有する合成樹脂などで構成されている。図5(A)及び図5(B)は、図3における切断面V1−V1の断面図である。図5(A)及び図5(B)に示されるように、操作レバー70の下端部は支持板55に支持されており、操作レバー70の上端部は、規制部56の前後方向D1における略中央部に設けられた開口部56Bにおいて、当接面56Aに対して出没可能となっている。
操作レバー70が操作されていない状態では、操作レバー70の位置は、図5(A)に示される第1位置となっている。すなわち、前記第1位置は、操作レバー70の初期位置である。図5(A)に示されるように、前記第1位置では、操作レバー70の上端部が当接面56Aから前記幅方向の内側(左側)へ第1幅H1だけ突出している。
操作レバー70の上端部が前記幅方向の外側(右側)へ押されると、その押圧力に応じて、操作レバー70の位置が、前記第1位置から第2位置(図8参照)を経て図5(B)に示される第3位置まで変位する。前記第2位置では、操作レバー70の上端部が当接面56Aから前記幅方向の内側へ第1幅H1よりも小さい第2幅H2だけ突出する(図8参照)。前記第3位置では、操作レバー70の上端部が当接面56Aと面一となる(図5(B)参照)。操作レバー70の上端部が前記幅方向の外側へ第1押圧力F1で押されると、操作レバー70は前記第2位置となり、操作レバー70の上端部が前記幅方向の外側へ第1押圧力F1よりも大きい第2押圧力F2で押されると、操作レバー70は前記第3位置となる。
操作レバー70は、操作レバー70の上端部において前記幅方向の外側に突出するフック部71を有している。図6等に示されるように、フック部71は、フック部71の先端部(外側部)に設けられた爪部72と、爪部72よりも基端側(内側)に設けられた係合孔73と、を有する。
図4に示されるように、右カーソル51の規制部56の前記幅方向の外側の面(以下、外側面56Cと称す)にはロック部材80が設けられている。カセットベース41の底部46には、前記幅方向に沿って2つのロック穴49A,49B(図6参照)が形成されている。なお、これらのロック穴49A,49Bを特に区別する必要が無い場合には、「ロック穴49」と総称する。なお、本実施形態では、便宜上、2つのロック穴49A,49Bのみが図示されているが、ロック穴49の個数は任意である。ロック部材80は、ロック部材80の下端部がロック穴49に進入したロック位置(例えば、図6又は図10に示される位置)と、ロック部材80の下端部がロック穴49の上方に位置するロック解除位置(例えば、図8に示される位置)との間で上下方向に移動可能に外側面56Cに支持されている。ロック部材80の下端部がロック穴49に進入している状態(図6又は図10に示される状態)では、右カーソル51の前記幅方向の移動が規制される。一方、ロック部材80の下端部がロック穴49に進入していない状態(図8に示される状態)では、右カーソル51は前記幅方向に移動可能である。
図4に示されるように、ロック部材80は、開口部81と、開口部81の開口縁の上端から下方に突出する係合突起82と、を有する。開口部81の前後方向D1における幅は、操作レバー70のフック部71の前後方向D1における幅よりも広くなっている。これにより、操作レバー70が前記第1位置から前記第2位置を経て前記第3位置に変位したときに、操作レバー70のフック部71が、ロック部材80の開口部81を通って、ロック部材80の外側へ突出可能となっている。
図6及び図8に示されるように、操作レバー70が前記第1位置及び前記第2位置に位置している間は、ロック部材80の係合突起82の下面82A(本発明の「被当接部」の一例)は、操作レバー70の爪部72の上面72A(本発明の「当接部」の一例)で支持される。なお、図6に示されるように、係合突起82の下面82A及び爪部72の上面72Aは、前記幅方向の内側ほど高くなる斜面となっている。よって、操作レバー70が前記第1位置から前記2位置に変位する過程において、係合突起82の下面82Aが前記斜面に沿って摺動して、係合突起82が上昇する。その結果、ロック部材80が前記ロック位置から前記ロック解除位置に移動する。
なお、ロック部材80の係合突起82の前後方向D1における幅は、操作レバー70の係合孔73の前後方向D1における幅よりも小さくなっている。よって、図10に示されるように、操作レバー70が前記第2位置から前記3位置に変位すると、ロック部材80の係合突起82が、操作レバー70の爪部72の上面72Aから係合孔73に挿入され、係合する。その結果、ロック部材80は、前記ロック解除位置から前記ロック位置に移動する。
次に、図6〜図11を参照して、給紙カセット30に収容する用紙のサイズを変更する場合の操作レバー70及びロック部材80の動きを説明する。ここでは、給紙カセット30に収容する用紙のサイズをA5サイズからA4サイズに変更する場合について説明する。図6、図8及び図10は、図3における切断面V2−V2の断面図である。
図6において、ロック穴49Aは、A5サイズの用紙の用紙幅に対応しており、ロック穴49Bは、A4サイズの用紙の用紙幅に対応している。A4サイズの用紙の用紙幅はA5サイズの用紙の用紙幅よりも大きいため、ロック穴49Bは、ロック穴49Aよりも前記幅方向の外側に設けられている。
図6では、ロック部材80の下端部が、A5サイズの用紙に対応するロック穴49Aに少しだけ進入している(図7参照)。したがって、この状態では、右カーソル51はロック部材80によってカセットベース41の底部46に固定されている。この状態で、操作者がA4サイズの用紙束90を給紙カセット30にセットするためには、右カーソル51のロックを解除した状態で右カーソル51を外側へ移動させる必要がある。
操作者が、給紙カセット30にセットすべきA4サイズの用紙束90を、左斜め上から右カーソル51に向けて押し当てると、図8に示されるように、操作レバー70が用紙束90によって第1押圧力F1で押されて前記第1位置から前記第2位置に変位して、ロック部材80が上昇する。その結果、ロック部材80の下端部がロック穴49Aから抜けて、右カーソル51のロックが解除される。すなわち、操作者は、図6に示されるように、右カーソル51がロックされている状態であっても、用紙束90を右カーソル51に押し当てることにより、右カーソル51のロックが解除された状態で右カーソル51を外側(左側)へ移動させることができる。操作者は、A4サイズに対応する固定位置の外側まで右カーソル51を移動させてから、右カーソル51への用紙束90の押し当てをやめる。例えば、操作者は、カセットベース41の底板46に記されたサイズ表示、又は、手で掴んでいる用紙束90のサイズなどを目安にして、A4サイズに対応する固定位置と、その次に大きいサイズに対応する固定位置との間に右カーソル51が位置している状態で、右カーソル51への用紙束90の押し当てをやめる。これにより、右カーソル51と前記左カーソルとが適度に離れた状態で配置される。その状態で、操作者は、右カーソル51と前記左カーソルとの間に用紙束90を載置する。このとき、ロック部材80の下端部の前記幅方向における位置は、図8及び図9に示されるように、A4サイズの用紙の用紙幅に対応するロック穴49Bよりも外側となっている。
続いて、操作者が、右カーソル51及び前記左カーソルを外側から内側に向かって移動させると、給紙カセット30に載置されている用紙束90が、右カーソル51又は前記左カーソルによって内側に押されて、A4サイズの用紙の既定位置に移動する。その状態で、操作者が右カーソル51及び前記左カーソルを外側から内側に向かってさらに強い力で押すと、用紙束90が整合されると共に、図10に示されるように、操作レバー70は、操作者が右カーソル51を外側から内側に向かって押す力に対応する用紙束90からの反力(第2押圧力F2)を受けて、当接面56Aと面一となる位置(前記第3位置)に変位する。その結果、ロック部材80が下降して、図10及び図11に示されるように、ロック部材80の下端部が、A4サイズの用紙の用紙幅に対応するロック穴49Bに進入する。これにより、A4サイズの用紙が既定位置に位置決めされるのと同時に、右カーソル51がロックされる。
一旦図10に示されるようなロック状態になると、操作レバー70の上端部の前記幅方向への移動がロック部材80によって規制されるため、操作レバー70は前記第3位置に保持される。よって、操作レバー70の弾性力によって用紙束90の側面が操作レバー70から不必要に強い力で押されてしまうことがない。
なお、図11に示されるように、ロック部材80の上端部の前後方向D1の両側面には、ロック部材80を引き上げるために操作者によって把持される操作部83が設けられている。よって、操作者は、給紙カセット30に収容する用紙のサイズをA4サイズから他のサイズに変更したい場合に、操作部83を掴んでロック部材80を引き上げることによって、操作レバー70の位置を、図10に示されるような前記第3位置から、図6に示されるような前記第1位置(初期位置)に戻すことができる。
以上のように、本実施形態では、操作レバー70が前記第2位置から前記第3位置に変位したことに連動して、ロック部材80が前記ロック解除位置から前記ロック位置に移動する。よって、操作者は、給紙カセット30に用紙束90をセットした状態で右カーソル51及び前記左カーソルを外側から内側に向かって強く押すだけで、用紙束90の位置決め及び右カーソル51のロックを同時に行うことができる。したがって、用紙束90を所定の位置に簡単に位置決めすることが可能である。
また、本実施形態では、操作レバー70が前記第1位置から前記第2位置に変位したことに連動して、ロック部材80が前記ロック位置から前記ロック解除位置に移動する。よって、操作者は、用紙束90の側面を右カーソル51の操作レバー70に押し当てるだけで、右カーソル51のロックを解除すると同時に右カーソル51を外側へ移動させることができる。したがって、ロック状態の右カーソル51を、必要に応じて容易に移動させることができる。
また、本実施形態では、ロック部材80の材料は任意である。よって、例えば、剛性を有するロック部材80を使用することによって、用紙束90の位置決めの精度を高めることができる。
なお、本実施形態では、図6に示されるように、操作レバー70が前記第1位置(初期位置)に位置しているときに、ロック部材80の下端部がロック穴49に少しだけ進入している。したがって、この状態から右カーソル51を内側に移動させるためには、操作者は、ロック部材80の操作部83を掴んでロック部材80を上方に引き上げた状態で右カーソル51を内側に移動させる必要がある。そこで、他の実施形態として、図11に示されるように、ロック部材80の下端部の内側部に斜面80Aを設けてもよい。これにより、右カーソル51を内側に移動させると、斜面80Aの作用によってロック部材80が上昇するため、操作レバー70が前記第1位置(初期位置)に位置しているときでも、右カーソル51を内側に簡単に移動させることが可能となる。
また、他の実施形態として、操作レバー70が前記第1位置(初期位置)に位置しているときには、ロック部材80の下端部がロック穴49に進入しないように構成されていてもよい。
また、本実施形態では、操作レバー70が弾性変形することによって、操作レバー70の上端部が当接面56Aに対して出没可能となっているが、本発明はこれに限定されない。他の実施形態では、操作レバー70の下端部が支持板55に回動可能に支持されており、操作レバー70の上端部が当接面56Aに対して内側に突出する方向に捻じりコイルばね等によって付勢されていてもよい。さらに他の実施形態では、右カーソル51において、操作レバー70の代わりに、当接面56Aと直交する方向に水平移動可能な作用部が、当接面56Aに対して出没可能に設けられていてもよい。この場合、前記作用部は、例えば圧縮ばね等の付勢部材によって、当接面56Aに対して内側に突出する方向に付勢されており、前記作用部には、前記幅方向の外側に突出するフック部71が設けられている。そして、前記作用部が前記第3位置に変位すると、ロック部材80が前記ロック解除位置から前記ロック位置に移動する。
4 画像形成部
10 画像形成装置
30 給紙カセット
41 カセットベース
46 底部
49 ロック穴
50 サイドカーソル
51 右カーソル
55 支持板
56 規制部
70 操作レバー
71 フック部
72 爪部
73 係合孔
80 ロック部材
81 開口部
82 係合突起
83 操作部
90 用紙束
10 画像形成装置
30 給紙カセット
41 カセットベース
46 底部
49 ロック穴
50 サイドカーソル
51 右カーソル
55 支持板
56 規制部
70 操作レバー
71 フック部
72 爪部
73 係合孔
80 ロック部材
81 開口部
82 係合突起
83 操作部
90 用紙束
Claims (8)
- 所定方向に給送されるシートを積載して収容可能なシート収容部と、
前記所定方向と直交する幅方向へ移動可能に前記シート収容部に設けられ、前記シート収容部に収容された前記シートの前記幅方向の側端部に当接して前記シートを所定位置に位置決めする位置決め部材と、
前記シート収容部の底面に前記幅方向に沿って形成された複数のロック穴と、を備え、
前記位置決め部材は、
前記シート収容部の底面に沿って延びる支持板と、
前記支持板から上方へ延出し、前記位置決め部材において前記側端部に当接される当接面を有する規制部と、
前記規制部の前記幅方向の外側の面において、下端部が前記ロック穴に進入したロック位置と、前記下端部が前記ロック穴の上方に位置するロック解除位置との間で上下方向に移動可能に支持されたロック部材と、
前記位置決め部材に支持され、前記当接面から前記幅方向の内側へ第1幅だけ突出した第1位置と、前記幅方向の外側へ第1押圧力で押圧されることにより前記当接面から前記幅方向の内側へ前記第1幅よりも小さい第2幅だけ突出した第2位置と、前記幅方向の外側へ前記第1押圧力よりも大きい第2押圧力で押圧されることにより前記上端部が前記当接面と面一となる第3位置との間で変位可能な作用部と、を有し、
前記ロック部材は、前記作用部が前記第2位置から前記第3位置に変位したことに連動して前記ロック解除位置から前記ロック位置に移動する、
シート収容装置。 - 前記シート収容部に積載すべきシートにより前記第1押圧力で前記作用部を押圧することにより、前記作用部を前記第2位置に変位させて前記ロック部材を前記ロック解除位置に移動させると共に、前記位置決め部材を前記所定位置よりも外側の保持位置に移動させることが可能であり、
前記保持位置に位置している前記位置決め部材を外側から前記所定位置に向けて移動させることにより、前記シート収容部に積載されたシートを前記所定位置に向けて移動させることが可能であり、
前記所定位置において前記位置決め部材により前記第2押圧力で前記シートを整合させることにより、前記作用部を前記第3位置に変位させて前記ロック部材を前記ロック位置に移動させることが可能である、
請求項1に記載のシート収容装置。 - 前記作用部は、前記幅方向の外側に突出するフック部を有し、
前記フック部は、前記フック部の先端部に設けられた爪部と、前記爪部よりも基端側に設けられた係合孔と、を有し、
前記ロック部材は、前記フック部が挿通される開口部と、前記開口部の開口縁から突出し、前記フック部の前記係合孔と係合する係合突起と、を有し、
前記作用部が前記第2位置から前記第3位置に変位したことに応じて前記係合突起が前記爪部の上面から前記係合孔に挿入され、係合することにより、前記ロック部材が前記ロック解除位置から前記ロック位置に移動する、
請求項1又は請求項2に記載のシート収容装置。 - 前記ロック部材は、前記作用部が前記第1位置から前記第2位置に変位したことに連動して前記ロック位置から前記ロック解除位置に移動する、
請求項1又は請求項2に記載のシート収容装置。 - 前記作用部は、前記幅方向の外側に突出するフック部を有し、
前記フック部は、前記フック部の先端部に設けられた爪部と、前記爪部よりも基端側に設けられた係合孔と、を有し、
前記ロック部材は、前記フック部が挿通される開口部と、前記開口部の開口縁から突出し、前記フック部の前記係合孔と係合する係合突起と、を有し、
前記爪部の当接部及び前記係合突起の被当接部の少なくとも一方に、前記幅方向の内側ほど高くなる斜面が形成されており、
前記作用部が前記第1位置から前記第2位置に変位する過程において、前記被当接部が前記当接部または前記被当接部の少なくとも一方に設けられた前記斜面に沿って摺動して前記係合突起が上昇することにより、前記ロック部材が前記ロック位置から前記ロック解除位置に移動し、
前記作用部が前記第2位置から前記第3位置に変位したことに応じて前記係合突起が前記爪部の上面から前記係合孔に挿入され、係合することにより、前記ロック部材が前記ロック解除位置から前記ロック位置に移動する、
請求項4に記載のシート収容装置。 - 前記作用部は、上端部が前記当接面に対して出没可能であり、下端部が前記支持板に支持されたレバー部材である、
請求項1〜5のいずれかに記載のシート収容装置。 - 前記ロック部材は、前記ロック部材を引き上げて前記ロック位置から前記ロック解除位置に移動させるための操作部を有する、
請求項1〜6のいずれかに記載のシート収容装置。 - 請求項1〜7のいずれかに記載のシート収容装置と、
前記シート収容装置から給送されたシートに画像を形成する画像形成部と、
を備える画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016145928A JP2018016426A (ja) | 2016-07-26 | 2016-07-26 | シート収容装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016145928A JP2018016426A (ja) | 2016-07-26 | 2016-07-26 | シート収容装置及び画像形成装置 |
Publications (1)
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JP2018016426A true JP2018016426A (ja) | 2018-02-01 |
Family
ID=61081346
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016145928A Pending JP2018016426A (ja) | 2016-07-26 | 2016-07-26 | シート収容装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2018016426A (ja) |
-
2016
- 2016-07-26 JP JP2016145928A patent/JP2018016426A/ja active Pending
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