JP2018013631A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】サービスコストを増加させることなく、余剰キャリアがあふれることを防止することのできる画像形成装置を提供する。【解決手段】像担持体13と、液体現像剤を用いる現像装置16と、キャリアが貯留されるキャリア貯留槽32と、記録材に転写されなかったキャリアを回収してキャリア貯留槽32に戻す回収手段32と、を有する画像形成装置100は、キャリア貯留槽32に貯留されたキャリアCを排出するための排出部90を有し、排出部90には、キャリア貯留槽32から排出されたキャリアCを収容する、画像形成装置100の装置本体110に対して着脱可能な回収容器70を接続可能である構成とする。【選択図】図5

Description

本発明は、液体現像剤を用いる複写機、プリンタ、ファクシミリ装置などの画像形成装置に関するものである。
従来、トナーと、液体のキャリアと、を含む液体現像剤を用いて潜像を現像して画像を形成する画像形成装置が知られている。この種の画像形成装置は、現像装置に搬送する液体現像剤のトナー濃度を調整するための濃度調整漕を有する。この濃度調整槽には、現像装置に搬送される液体現像剤の所望のトナー濃度よりも高濃度のトナーとキャリアとを含むトナー液が貯留されたトナータンクと、キャリアが貯留されたキャリアタンクと、がそれぞれ接続される。そして、トナータンクとキャリアタンクとから、トナー液とキャリアとが、それぞれ供給量や供給時間が制御されて濃度調整漕内に供給される。これにより、濃度調整槽内の液体現像剤のトナー濃度と液量とが目標値になるように調整される。
また、この種の画像形成装置では、現像に用いられた液体現像剤のうち紙などの記録材に転写されなかったキャリアを回収して再利用することが行われる。しかし、この構成では、画像比率が高いジョブが続いた場合に、消費されるキャリアの量よりも回収されるキャリアの量の方が多くなり、キャリアタンクからキャリアがあふれる可能性があるという課題がある。
この課題に対して、特許文献1では、キャリアタンクからあふれたキャリアを、フィルターで残存トナーを除去した後に、別タンクである余剰液タンクに回収し、この余剰液タンクから現像装置とキャリアタンクとに搬送する構成が開示されている。
特開平9−244419号公報
しかしながら、上記従来の構成では、画像比率が高いジョブが続いた場合に、キャリアタンク及び余剰液タンクがキャリアで満たされ、あふれてしまう可能性があることに変わりない。そのため、余剰キャリアがあふれる前に、画像形成装置のサービス担当者がユーザー先に出動し、キャリアタンクを交換するなどのメンテナンスが必要になり、サービスコストが増加する可能性がある。
したがって、本発明の目的は、サービスコストを増加させることなく、余剰キャリアがあふれることを防止することのできる画像形成装置を提供することである。
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、像担持体と、前記像担持体に形成された潜像をトナーと液体のキャリアとを含む液体現像剤を用いて現像する現像装置と、前記現像装置が用いる液体現像剤に供給するキャリアが貯留されるキャリア貯留槽と、現像に用いられた液体現像剤のうち記録材に転写されなかったキャリアを回収して前記キャリア貯留槽に戻す回収手段と、を有する画像形成装置において、前記キャリア貯留槽に貯留されたキャリアを排出するための排出部を有し、前記排出部には、前記キャリア貯留槽から排出されたキャリアを収容する、前記画像形成装置の装置本体に対して着脱可能な回収容器を接続可能であることを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、サービスコストを増加させることなく、余剰キャリアがあふれることを防止することができる。
画像形成装置の概略断面図である。 液体現像剤の搬送経路を示す模式図である。 画像比率とキャリアタンク内のキャリアの量との関係を示すグラフ図である。 画像比率とキャリアの増減速度との関係を示すグラフ図である。 余剰キャリアを回収するシステムを説明するための模式図である。 画像形成装置の要部の制御態様を示す概略ブロック図である。 余剰キャリアの回収手順を示すフローチャート図である。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
[実施例1]
1.画像形成装置の全体的な構成及び動作
図1は、本実施例の画像形成装置100の概略断面図である。本実施例の画像形成装置100は、記録材(用紙、OHPシートなどのシート材など)Sに液体現像剤を用いて画像を形成する電子写真方式のデジタルプリンタである。画像形成装置100は、画像信号に基づいて動作し、カセット11a、11bから順次搬送される記録材Sに、画像形成部12で形成したトナー像を転写し、その後定着させることで、記録材Sにトナーで画像を形成する。画像信号は、図示しないスキャナー(画像読み取り装置)やパーソナルコンピュータなどの外部端末などから画像形成装置100に送られる。
画像形成部12は、像担持体としての感光ドラム13、帯電手段としての帯電器14、露光手段としての露光装置(レーザースキャナー)15、現像手段としての現像装置16、及び感光体クリーニング手段としてのドラムクリーナ19を有する。
感光ドラム13は、図中矢印R1方向(反時計回り)に回転駆動される。回転する感光ドラム13の表面は、帯電器14により所定の極性の所定の電位に帯電処理される。帯電処理された感光ドラム13の表面は、画像信号に応じて露光装置15からレーザ光Eが照射され、感光ドラム13上に静電潜像(静電像)が形成される。感光ドラム13上に形成された静電潜像は、現像装置16によりトナー像として現像(可視化)される。
本実施例では、現像装置16には、分散媒である液体のキャリアに、分散質である粉体のトナーを分散させた液体現像剤(液体材料)Dが収容されており、現像装置16はこの液体現像剤Dを用いて静電潜像の現像を行う。液体現像剤Dは、トナーTと液体のキャリアCとを混合する機能を有する濃度調整槽であるミキサー31において、キャリアCにトナーTを所定の比率で混合、分散させて生成され、現像装置16へ搬送される。キャリアCは、キャリア貯留槽であるキャリアタンク32に貯留されている。また、トナーTは、現像装置16に搬送される液体現像剤Dの所望のトナー濃度(液体現像剤の全体の重量に対するトナーの重量の割合)よりも高濃度のトナーTと、キャリアCと、を含むトナー液として、トナー貯留槽であるトナータンク33に貯留されている。なお、ここでは「トナー液」についても「トナー」と同じ符号「T」を付して説明することがある。そして、ミキサー31内のキャリアCとトナーTとの混合状態に応じて、キャリアタンク32、トナータンク33から、それぞれキャリアC、トナー液Tがミキサー31へ供給される。ミキサー31内には、モーターなどにより駆動される攪拌手段としての攪拌羽根(図示せず)が設けられており、この攪拌羽根によりミキサー31内に供給されたキャリアCとトナー液Tとが攪拌されることで混合され、キャリアC中にトナーTが分散される。
ミキサー31から現像装置16へ搬送された液体現像剤Dは、現像装置16の供給区画16aにおいて、供給部材としてのコートローラ17によって、液体現像剤Dを担持して搬送する現像剤担持体としての現像ローラ18上にコート(供給)される。現像ローラ18上にコートされた液体現像剤Dは、現像ローラ18の回転によって感光ドラム13との対向部(現像部)へ搬送され、静電潜像の現像に使用される。現像部を通過した後に現像ローラ18上に残留しているキャリアC及びトナーTは、現像装置16の回収区画16bへ回収される。なお、本実施例では、コートローラ17から現像ローラ18への液体現像剤Dのコート、及び、現像ローラ18から感光ドラム13上の静電潜像への液体現像剤Dの供給(現像)は、それぞれ電界を用いて行われる。また、回収区画16bへのトナーT及びキャリアCの回収は、現像ローラ18に当接して配置されたブレード状の回収部材(回収ブレード)によって、回転する現像ローラ18の表面からトナーT及びキャリアCを掻き取ることで行われる。
感光ドラム13に対向して中間転写体としての中間転写ローラ20が配置されている。また、中間転写ローラ20に対向して転写部材としての転写ローラ21が配置されている。感光ドラム13上に形成されたトナー像は、感光ドラム13と中間転写ローラ20とのニップ部(接触部)において、電界を用いて中間転写ローラ20に転写され、中間転写ローラ20と転写ローラ21とのニップ部へ搬送される。なお、中間転写ローラ20と転写ローラ21とは、少なくとも何れかが無端状のベルトで構成されていてもよい。
カセット11a、11bに収容された記録材Sは、搬送ローラなどを有して構成される給送部22a、22bにより、レジスト搬送部23へ搬送される。レジスト搬送部23は、中間転写ローラ20に転写されたトナー像とタイミングを合わせて、中間転写ローラ20と転写ローラ21とのニップ部へ記録材Sを搬送する。中間転写ローラ20に転写されたトナー像は、中間転写ローラ20と転写ローラ21とのニップ部において、電界を用いて記録材Sに転写される。トナー像が転写された記録材Sは、搬送ベルト24によって定着手段としての定着装置25へ搬送され、表面にトナー像が定着された後に、画像形成装置100の装置本体110の外部(機外)へ排出される。本実施例では、後述するように紫外線硬化型の液体現像剤Dを用いており、定着装置25はトナーTとキャリアCとを担持した記録材Sに紫外線を照射してキャリアCを硬化させることで、記録材Sに画像を定着(固着)させる。
一方、転写後に感光ドラム13上に残留したトナーT及びキャリアCは、ドラムクリーナ19によって感光ドラム13上から除去されて回収される。また、転写後の中間転写ローラ20上に残留したトナーT及びキャリアCは、中間転写体クリーニング手段としての中間転写ローラクリーナ26によって中間転写ローラ20上から除去されて回収される。さらに、転写ローラ21上に付着したトナーT及びキャリアCは、転写部材クリーニング手段としての転写ローラクリーナ27によって転写ローラ27上から除去されて回収される。各クリーナ19、26、27は、それぞれクリーニング対象に当接して配置されたブレード状のクリーニング部材(クリーニングブレード)によって、回転するクリーニング対象の表面からトナーT及びキャリアCを掻き取ってクリーニング容器内に収容する。
2.液体現像剤
次に、液体現像剤Dについて説明する。本実施例では、紫外線硬化型の液体現像剤Dを用いた。
本実施例の液体現像剤Dは、カチオン重合性液状モノマー、光重合開始剤、カチオン重合性液状モノマーに不溶なトナー粒子を含む紫外線硬化型液体現像剤である。また、本実施例では、カチオン重合性液状モノマーがビニルエーテル化合物であり、光重合開始剤が、次の一般式(1)で表される化合物である。
Figure 2018013631
より具体的に説明する。まず、トナー粒子は、色を発する色材がトナー樹脂に内包されて構成されている。また、トナー粒子は、トナー樹脂及び色材とともに、帯電制御剤など、他の材料を含有してもよい。トナー粒子の製造方法としては、色材を分散させた樹脂を徐々に重合して樹脂に色材を内包させるコアシェルベーションや、樹脂などを溶融させて色材を樹脂に内包させる内粉砕法などの公知技術を用いることができる。トナー樹脂としては、エポキシ、スチレンアクリル系などを用いることができる。色を発する色材は、一般的な有機あるいは無機の顔料でよい。また、製造上、トナーの分散性を高めるため、分散剤を用いているが、シナジストを用いることも可能である。
この現像剤の紫外線硬化剤(モノマー)は、ビニルエーテル基が一つある一官能モノマー(下記の(式2))が約10%(重量%)とビニルエーテル基が二つある二官能モノマー(下記の(式3))を約90%混合したものである。
Figure 2018013631
Figure 2018013631
光重合開始剤としては下記の(式4)で表されるものを0.1%混合した。この光重合開始剤を用いることにより、良好な定着を可能しつつも、イオン性の光酸発生剤を用いる場合と異なり、高抵抗な液体現像剤が得られる。
Figure 2018013631
なお、カチオン重合性液状モノマーが、ジシクロペンタジエンビニルエーテル、シクロヘキサンジメタノールジビニルエーテル、トリシクロデカンビニルエーテル、トリメチロールプロパントリビニルエーテル、2−エチル−1,3−ヘキサンジオールジビニルエーテル、2,4−ジエチル−1,5−ペンタンジオールジビニルエーテル、2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオールジビニルエーテル、ネオペンチルグリコールジビニルエーテル、ペンタエリスリトールテトラビニルエーテル及び1,2−デカンジオールジビニルエーテルからなる群より選ばれる化合物であることが望ましい。
さらに、帯電制御剤としては、公知のものが利用できる。具体的な化合物としては、亜麻仁油、大豆油などの油脂;アルキド樹脂、ハロゲン重合体、芳香族ポリカルボン酸、酸性基含有水溶性染料、芳香族ポリアミンの酸化縮合物、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸ニッケル、ナフテン酸鉄、ナフテン酸亜鉛、オクチル酸コバルト、オクチル酸ニッケル、オクチル酸亜鉛、ドデシル酸コバルト、ドデシル酸ニッケル、ドデシル酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、2−エチルヘキサン酸コバルトなどの金属石鹸類;石油系スルホン酸金属塩、スルホコハク酸エステルの金属塩などのスルホン酸金属塩類;レシチンなどの燐脂質;t−ブチルサリチル酸金属錯体などのサリチル酸金属塩類;ポリビニルピロリドン樹脂、ポリアミド樹脂、スルホン酸含有樹脂、ヒドロキシ安息香酸誘導体などが挙げられる。
3.液体現像剤の搬送
次に、本実施例における液体現像剤Dの搬送について説明する。図2は、本実施例の画像形成装置100における液体現像剤Dの搬送経路を示す模式図である。また、図6は、本実施例の画像形成装置100の要部の制御態様を示す概略ブロック図である。本実施例では、装置本体110に設けられた制御部120が、画像形成装置100の各部の動作を統括的に制御する。制御部120は、演算制御手段としてのCPU、記憶手段としてのROM、RAMなどを備え、ROMに記憶されたプログラムに従って、画像形成装置100の各部の制御を行う。
キャリアタンク32とミキサー31とを連結する輸送管L1には、キャリア供給ポンプ41が設けられている。また、トナータンク33とミキサー31とを連結する輸送管L2にはトナー供給ポンプ42が設けられている。制御部120は、キャリア供給ポンプ41、トナー供給ポンプ42の動作を制御することによって、ミキサー31へのキャリアC、トナー液Tの供給量を調整する。ミキサー31には、ミキサー31に貯留された液体現像剤Dの量を検知するミキサー液位センサ311と、ミキサー31に貯留された液体現像剤Dのトナー濃度を検知する濃度センサ310と、が設けられている。濃度センサ310としては、液体現像剤Dのトナー濃度を検知可能な任意の方式のものを用いることができる。制御部120は、ミキサー31に貯留された液体現像剤Dのトナー濃度と液量とが目標値になるように、キャリア供給ポンプ41、トナー供給ポンプ42の動作の制御を行う。
ミキサー31と現像装置16の供給区画16aとを連結する輸送管L3には、現像剤供給ポンプ44が設けられている。制御部120は、現像剤供給ポンプ44によって、ミキサー31から現像装置16に液体現像剤Dを搬送させる。現像装置16の供給区画16aには、該供給区画16a内の液体現像剤Dの量を検知する現像装置液位センサ160が設けられている。制御部120は、現像装置液位センサ160によって検知される液体現像剤Dの量が所定値(例えば200ml)以上となるように、現像剤供給ポンプ44の動作の制御を行う。
現像装置16の回収区画16bへ回収された液体現像剤Dは、戻しポンプ43によって輸送管L4を通してミキサー31に戻され、再利用される。なお、この現像装置16の回収区画16bへ回収された液体現像剤Dは、後述する分離抽出装置34に搬送するようにしてもよい。
ドラムクリーナ19によって回収されたキャリアC及びトナーTは、第1の回収ポンプ48によって輸送管L5を通して分離抽出装置34に搬送される。また、中間転写ローラクリーナ26によって回収されたキャリアC及びトナーTは、第2の回収ポンプ49によって輸送管L6を通して分離抽出装置34に搬送される。さらに、転写ローラクリーナ27によって回収されたキャリアC及びトナーTは、第3の回収ポンプ50によって輸送管L7を通して分離抽出装置34に搬送される。
分離抽出装置34は、キャリアを再利用するために、トナーTとキャリアCとを分離する。分離抽出装置34は、キャリアCとトナーTとを分離する際に、再利用可能なキャリアCと、トナーT及び紙粉などの不純物を含む廃液Wと、を分離する。分離された再利用可能なキャリアCは、第4の回収ポンプ45によって輸送管L8を通してキャリアタンク32へ搬送される。廃液Wは、廃液ポンプ47によって輸送管L9を通して廃液回収容器35へ適宜搬送されて回収される。
上述の各クリーナ19、26、27、各ポンプ48、49、50、45、輸送管L5〜L8、分離抽出装置34などで、現像に用いられた液体現像剤Dのうち記録材Sに転写されなかったキャリアCを回収してキャリアタンク32に戻す回収手段が構成される。
キャリアタンク32には、キャリアタンク32に貯留されたキャリアCの量を検知する検知手段としての第1、第2、第3の液位センサ321、322、323が設けられている。第1の液位センサ321は、キャリアタンク32内のキャリアCの量の下限を検知する。また、第2の液位センサ322は、キャリアタンク32内のキャリアCの量の上限を検知する。なお、キャリアタンク32は、キャリアタンク32内のキャリアCの量が上記上限に達してもすぐにあふれることはないように、また上記下限に達してもすぐにミキサー31にキャリアCを供給できなくならないように構成されている。さらに、第3の液位センサ323は、第1、第2の液位センサ321、322がそれぞれ検知するキャリアCの量の間の量を検知する。第2、第3の液位センサ322、323は、詳しくは後述するキャリアタンク32内の余剰キャリアの回収の際に用いられる。本実施例では、第1、第2、第3の液位センサ321、322、323は、液面に浮かべた浮き(フロート)の位置(液位)を検知することで、キャリアタンク32内のキャリアCの液量を検知するものである。例えば、マグネットを有する浮きと、リードスイッチと、を有し、浮きの位置をリードスイッチにより検知するものが挙げられる。ただし、液量を検知する手段は、このようなフロートセンサに限定されるものではなく、利用可能な公知の任意の手段を用いることができる。前述のミキサー液位センサ311、現像装置液位センサ160についても同様である。
制御部120は、第1の液位センサ321によりキャリアタンク32内のキャリアCの量が所定の下限値(例えば4500ml)まで減少したことが検知されると、キャリアCの補給が必要であると判断し、キャリアタンク32へのキャリアCの補給を行わせる。本実施例では、新しいキャリアCを収容した補給容器である補給ボトル60が、装置本体110に対して着脱可能とされている。つまり、本実施例では、装置本体110には、キャリアタンク32に補給するキャリアCを受け入れるための補給部80が設けられている。本実施例では、この補給部80は、キャリアタンク32に連通する管路で構成されている。補給ボトル60は、その一端部に設けられた取付部としての補給口部61(図5参照)が、補給部80の一端部に設けられた補給ボトル接続部81に取り外し可能に接続されることで、キャリアタンク32に連結される。また、本実施例では、補給部80には、補給キャリア供給ポンプ51が設けられている。制御部120は、補給用キャリア供給ポンプ51によって、補給ボトル60からキャリアタンク32にキャリアCを補給させる。本実施例では、制御部120は、第1の液位センサ321によって検知されたキャリアCの量が所定の下限値以上となるように、補給用キャリア供給ポンプ51の動作の制御を行う。
なお、補給ボトル60は、典型的には、空になった場合に新しいものと交換される。補給ボトル60が空になったことは、補給ボトル60からのキャリアCの補給動作を行ったにも拘わらず第1の液位センサ321の検知信号が変化しないことなどによって検知できる。別途、補給ボトル60内のキャリアCの量を検知する手段を設けてもよい。
4.液体現像剤の消費
次に、本実施例の画像形成装置100における液体現像剤Dの消費について説明する。
本実施例では、コートローラ17から記録材Sに至る液体現像剤D及びトナー像の転写工程ではすべて電界が用いられている。各転写工程が行われるニップ部には、電圧印加装置(図示せず)によりトナーTが転写元から転写先に移動する電界が生じるように電圧が印加される。例えば、感光ドラム13と中間転写ローラ20とのニップ部には、トナーTが中間転写ローラ20に引き寄せられるような電界が生じるように電圧が印加されている。その結果、液体現像剤Dが各転写工程が行われるニップ部を通過している間に、主にトナーTが転写先の部材に担持される一方、転写元の部材にはトナーTとキャリアCとが分離した後のキャリアCが主に担持される。したがって、転写工程を繰り返すにともない、転写される液体現像剤Dのトナー濃度は上昇する。
本実施例では、ミキサー31から現像装置16に搬送される液体現像剤Dのトナー濃度は5〜10%である。一方、記録材Sに転写されたトナー像(液体現像剤D)のトナー濃度は最も画像比率が高い場合で80〜90%である。また、トナータンク33に収容されているトナー液Tのトナー濃度は40〜50%である。
画像形成によるトナーTとキャリアCとの消費量の比率(ここでは、消費される液体現像剤Dの重量におけるトナーTの重量の割合であるトナー消費比率で表す。)は、形成される画像の画像比率(画像面積比率、画像デューティー)によって異なる。例えば、画像比率が0%、すなわち、トナー像を全く形成しない場合、感光ドラム13に静電潜像が形成されないため、現像装置16から感光ドラム13にトナーTは転移せず、トナー消費比率は0%である。しかし、非帯電性のキャリアCはその粘性によって一部が感光ドラム13に担持される。以後の転写工程でも同様にキャリアの粘性によって一部が転写されるため、記録材Sには全域に薄いキャリアCの被膜が形成される。この場合、画像形成によってキャリアCのみが消費される。同様のキャリアCの消費は、例えば文字画像を印字した場合の局所的な余白領域においても見られる。
一方、例えば、画像比率が100%の場合、記録材Sの略全域にトナー像が形成され、その表面に薄いキャリアCの被膜が形成される。この場合の画像形成によるトナー消費比率は、上述のようにおよそ80〜90%となる。
画像形成によるトナー消費比率が、トナータンク33に貯留されているトナー液Tのトナー濃度を超えると、トナー液Tに含まれて現像装置16に供給されるキャリアCの量が、消費されるキャリアCの量を上回る。具体的に、本実施例の画像形成装置100において、記録材Sに形成される画像の平均画像比率が20〜30%の場合について考える。この場合、分離抽出装置34を経て再利用されるキャリアCの量が、ミキサー31に供給されるトナー液T(トナー濃度40〜50%)を希釈して現像装置16に搬送される液体現像剤Dの所望のトナー濃度(5〜10%)にするために必要な量に足りる。そのため、補給ボトル60からキャリアタンク32へのキャリアCの補給を必要としない。一方、記録材Sに形成される画像の平均画像比率が20〜30%を超えると、消費されないキャリアCが累積し、キャリアタンク32に貯留されるキャリアCの量が増加する。
図3は、記録材Sに形成される画像の平均画像比率とキャリアタンク32に貯留されるキャリアCの量(体積)の推移との関係の一例を示したものである。例として、平均画像比率がそれぞれ20%、5%、40%であるジョブ(一の開始指示による単数又は複数の記録材に画像を形成する一連の動作)A、B、Cを実行した場合を考える。平均画像比率が5%の画像とは、例えば文字のみを印字するようなオフィス文書に相当し、平均画像比率が40%の画像とは、例えば写真やイラスト画像を多用した雑誌紙面やカタログに相当する。
ジョブA(平均画像比率20%)を実行する間(時刻0〜T1)は、画像形成によるトナー消費比率がトナータンク33に貯留されているトナー液Tのトナー濃度とほぼ等しい。そのため、トナー液Tに含まれるキャリアCと分離抽出装置34を経て再利用されるキャリアCとで、現像装置16に搬送する液体現像剤Dを調製するのに足りる。したがって、補給ボトル60から新しいキャリアCを補給しなくても、キャリアタンク32に貯留されるキャリアCの量は初期値5000mlに保たれる。ここで、画像形成によって消費されるトナーT及びキャリアCは、記録材Sに転写されるものと廃液Wとして排出されるものの総和である。
ジョブB(平均画像比率5%)を実行する間(時刻T1〜T3)は、画像形成によるトナー消費比率がトナータンク33に貯留されているトナー液Tのトナー濃度よりも低い。そのため、現像装置16に搬送する液体現像剤Dを調製するために、トナー液Tに含まれるキャリアCと分離抽出装置34を経て再利用されるキャリアCとに加えて、キャリアタンク32に貯留されていたキャリアCが消費される。したがって、キャリアタンク32に貯留されるキャリアCの量は減少する。時刻T2には、キャリアタンク32に貯留されているキャリアCの量が所定の下限値(4500ml)に達する。そのため、補給ボトル60からキャリアタンク32に新しいキャリアCが補給されて、キャリアタンク32に貯留されるキャリアCの量が該下限値に保たれる。
ジョブC(平均画像比率40%)を実行する間(時刻T3〜T4)は、画像形成によるトナー消費比率がトナータンク33に貯留されているトナー液Tのトナー濃度よりも高い。そのため、トナー液Tに含まれて供給され分離抽出装置34を経て再利用されるキャリアCの量が、消費されるキャリアCの量を上回り、キャリアタンク32に貯留されるキャリアCの量は増加する。
図4は、記録材Sに形成される画像の画像比率と、キャリアタンク32に貯留されるキャリアCの量の増減速度との関係の一例を示したものである。図4からわかるように、キャリアタンク32に貯留されるキャリアCの量の増減は、形成する画像の画像比率の影響を大きく受ける。画像比率が高いジョブが続くと、キャリアタンク32に貯留されるキャリアCの量は増加し続け、最終的にはオーバーフローに至る。オーバーフローに至るまでの時間は形成する画像の画像比率によって異なるが、キャリアタンク32に貯留されるキャリアCの量が増加するモードで画像形成を続けると、いずれオーバーフローする。
ここで、前述のように、特許文献1の構成では、キャリアタンク内の余剰キャリアを余剰液タンクに退避させているが、画像比率が高いジョブが続いた場合にいずれキャリアタンク及び余剰液タンクがキャリアで満たされ、あふれてしまう可能性がある。そのため、画像形成装置のサービス担当者によってキャリアタンクを交換するなどのメンテナンスが必要となり、サービスコストが増加する可能性がある。
5.余剰キャリアの回収
次に、本実施例における余剰キャリアの回収について説明する。図5(a)、(b)は、本実施例における余剰キャリアを回収するシステムを説明するためのキャリアタンク32周りの模式図である。
本実施例では、キャリアタンク32内の余剰キャリアを回収するための回収容器である回収ボトル70が、装置本体110に対して着脱可能とされている。つまり、本実施例では、装置本体110には、キャリアタンク32に貯留されたキャリアCを排出するための排出部90が設けられている。本実施例では、この排出部90は、キャリアタンク32に連通する管路で構成されている。回収ボトル70は、その一端部に設けられた取付部としての回収口部71が、排出部90の一端部に設けられた回収ボトル接続部91に取り外し可能に接続されることで、キャリアタンク32に連結される。
回収ボトル接続部91と回収口部71との嵌合部は、キャリアタンク32から回収ボトル70へとキャリアCを移送する際にキャリアCが外部に漏れださないような構造とされている。本実施例では、回収ボトル接続部91の内周に、回収口部71の外周と液密的に係合するシール手段としてゴムパッキンが設けられる。このようなシール手段としては、利用可能な任意の手段を用いることができるが、キャリアCの成分に十分な耐性を有する材料を選ぶことが望ましい。また、回収ボトル70の回収口部71は、排出部90の回収ボトル接続部91に対して着脱する際に回収ボトル70からキャリアCが漏れださないような構造とされている。本実施例では、回収口部71は、回収ボトル接続部91に取り付けた際に開放され、回収ボトル接続部91から取り外した際に閉鎖される弁が設けられている。このような弁としては、利用可能な任意の構造のものを用いることができる。また、キャリアCを収容する部分(本体)や上述の弁などの回収容器70の構成部品の材料としては、紫外線を透過させない材料を選ぶことが望ましい。これにより、キャリアCの回収時や、後述するように回収したキャリアCを再利用する場合の保管時や補給時などに、紫外線硬化型のキャリアCが紫外線で硬化するのを防止することができる。また、回収ボトル70の容量は、余剰キャリアを十分回収でき、かつ、満杯状態まで充填されている状態で操作者が持ち運びできる重量になる程度であることが望ましい。例えば、500〜1000ml程度が好適である。
また、本実施例では、排出部90には、送液制御手段としての電磁弁52が設けられている。制御部120は、詳しくは以下で説明するように、電磁弁52の開閉を制御して、キャリアタンク32から排出部90に接続された回収タンク70へキャリアCを移送させる。
さらに、本実施例では、装置本体110には、回収ボトル70の排出部90への接続の有無を検知する回収容器検知手段としてのボトルセンサ53が設けられている。ボトルセンサ53は、例えば、回収ボトル70が着脱可能に装着される装置本体110の装着部における回収ボトル70の有無や、回収ボトル70の着脱を可能とする装置本体110の開閉扉の開閉を検知するものであってよい。
次に、図6及び図7を参照して、本実施例における余剰キャリアの回収手順について更に説明する。図7(a)は、キャリアタンク32内のキャリアCが余剰になることが検知された際に排出部90に回収ボトル70が接続される場合の手順を示すフローチャート図である。また、図7(b)は、キャリアタンク32内のキャリアCが余剰になる前から排出部90に回収ボトル70が接続されている場合の手順を示すフローチャート図である。
まず、図7(a)に示す手順について説明する。この場合、画像形成装置100の運転時には、図5(a)に示すように排出部90には回収ボトル70は接続されていない。制御部120は、第2の液位センサ322によりキャリアタンク32内のキャリアCの量が所定の上限値(例えば5500ml)に達したことが検知されると、キャリアCが余剰になると判断する(S101)。そして、制御部120は、装置本体120に設けられた操作表示部130に、排出部90に回収ボトル70を接続してキャリアタンク32内の余剰キャリアを回収することをユーザーなどの操作者に促す通知を行わせる(S102)。操作表示部130は、情報を表示する表示手段(表示部)の機能と、制御部120に各種の指示を入力する入力手段(操作部)の機能と、を備えている。なお、制御部120は、この時ジョブの実行中であれば、ジョブを中断する。
操作者は、操作表示部130の表示に従い、予め準備しておいた回収ボトル70を排出部90に接続する(図5(b))。制御部120は、ボトルセンサ53によって回収ボトル70が接続されたことが検知されると(S103)、電磁弁52を開放する(S104)。これにより、キャリアタンク32内のキャリアCが、排出部90を介して回収ボトル70に流入する。その後、制御部120は、第3の液位センサ323によりキャリアタンク32内のキャリアCの量が所定値まで減少したことが検知されると、回収ボトル70がキャリアCで満たされたと判断して(S105)、電磁弁52を閉じる(S106)。そして、制御部120は、操作表示部130に、排出部90から回収ボトル70を取り外すことを操作者に促す通知を行わせる(S107)。
操作者は、操作表示部130の表示に従い、回収ボトル70を排出部90から取り外す(図5(a))。その後、制御部120は、ボトルセンサ53により回収ボトル70が取り外されたことを確認して(S108)、処理を終了する。なお、制御部120は、この時ジョブを中断している場合には、ジョブを再開する。
次に、図7(b)に示す手順について説明する。この場合、画像形成装置100の運転時にも、図5(b)に示すように排出部90には回収ボトル70が接続されている。制御部120は、第2の液位センサ322によりキャリアタンク32内のキャリアCの量が所定の上限値(例えば5500ml)に達したことが検知されると(S201)、ボトルセンサ53により回収ボトル70が接続されていることを確認する(S202)。回収ボトル70が接続されていない場合には、図7(a)のS102以降の処理を実行するようにする。一方、回収ボトル70が接続されている場合には、制御部120は、電磁弁52を開放する(S203)。これにより、キャリアタンク32内のキャリアCが排出部90を介して回収ボトル70に流入する。その後、制御部120は、第3の液位センサ323によりキャリアタンク32内のキャリアCの量が所定値まで減少したことが検知されると(S204)、電磁弁52を閉じる(S205)。そして、制御部120は、操作表示部130に、排出部90から回収ボトル70を取り外して、空の回収ボトル70を接続することを操作者に促す通知を行わせる(S206)。
操作者は、操作表示部130の表示に従い、回収ボトル70を排出部90から取り外し(図5(a))、空の回収ボトル70を排出部90に接続する(図5(b))。その後、制御部120は、ボトルセンサ53により回収ボトル70が接続されたことを確認して(S207)、処理を終了する。
キャリアタンク32内のキャリアが余剰となるのは、前述のように特定のモードで継続してジョブが実行された場合であるので、図7(a)に示すように必要時にのみ回収ボトル70を排出部90に接続することで十分な場合が多い。ただし、図7(b)に示すように予め排出部90に回収ボトル70を接続しておくことで、必要時に回収ボトル70が準備されていないことなどを防止できる。また、ジョブを中断せずに余剰キャリアを回収することも可能とすることができる。
このように、本実施例によれば、装置本体10に対して着脱可能な回収ボトル70に余剰キャリアを回収することで、キャリアタンク32のオーバーフローを防止することができる。
なお、上述の操作表示部130における通知に代えて又は加えて、装置本体110に通信可能に接続されたパーソナルコンピュータなどの外部機器200の表示部において通知を行ってもよい。
また、本実施例では、排出部90に電磁弁52を設け、キャリアタンク32内に第3の液位センサ323を設けて、キャリアタンク32から回収ボトル70へのキャリアCの送液を制御したが、斯かる態様に限定されるものではない。例えば、操作者が回収ボトル70を排出部90に接続し、排出部90に設けられた手動のバルブを操作して、キャリアタンク32から回収ボトル70へのキャリアCの送液を制御するようにしてもよい。また、排出部90の回収ボトル接続部91に、回収ボトル70の回収口部71が外部から挿入されることによって開放される逆止弁を設け、この逆止弁が回収ボトル70を接続する際の押圧力によって機械的に開放されるようにしてもよい。この逆止弁は、閉鎖されている場合にはキャリアタンク32内のキャリアCが外部に漏れださないように、閉鎖時に十分密閉されるような構造にする。例えば、弁の周囲にゴムを貼付することによって密閉を確保する。このゴムとしては、キャリアCの成分に対し十分な耐性を有する材料を選ぶことが望ましい。
ここで、上述のようにしてキャリアタンク32のオーバーフローを防止するためには、回収ボトル70を用意する必要がある。そこで、本実施例では、補給ボトル60と回収ボトル70との形状及び構造を共通化した。つまり、本実施例では、補給ボトル60の補給口部61と、回収ボトル70の回収口部71とは、同一の形状及び構造を有する。また、本実施例では、補給部80の補給ボトル接続部81と、排出部90の回収ボトル接続部91とは、同一の形状及び構造を有している。これにより、キャリアタンク32へキャリアCを補給することによって空になった補給ボトル60を、回収ボトル70として転用することができる。また、補給ボトル60と回収ボトル70との形状及び構造を共通化することによって、回収ボトル70(補給ボトル60であったものでよい。)を補給ボトル60として再利用することができる。つまり、キャリアタンク32から排出されて回収ボトル70(補給ボトル60であったものでよい。)に回収されたキャリアCは、補給用のキャリアCとして再度キャリアタンク32に補給することができる。これにより、キャリアタンク32から回収したキャリアを廃棄することがないので、画像形成装置100のランニングコストの低下も実現することができる。
このように、本実施例では、排出部90には、キャリアタンク32から排出されたキャリアCを収容する、装置本体110に対して着脱可能な回収ボトル70を接続可能である。また、本実施例では、補給部80には、キャリアタンク32に補給するキャリアCを収容した、装置本体110に対して着脱可能な補給ボトル60を接続可能である。そして、本実施例では、排出部90には、キャリアタンク32にキャリアを補給した後の補給ボトル60を回収ボトル70として接続可能である。また、補給部80には、キャリアタンク32から排出されたキャリアCを収容した回収ボトル70を補給ボトル60として接続可能である。
換言すれば、本実施例では、次のような、キャリア貯留槽内のキャリアCの量の管理方法が提供される。つまり、該管理方法は、次の各工程の一部又は全部を有して構成される。キャリアタンク32に補給するキャリアCを収容していた、装置本体110に対して着脱可能な容器60(70)を、キャリアタンク32に補給するキャリアCを受け入れるための装置本体110に設けられた補給部80から取り外す工程。補給部80から取り外された容器60(70)を、キャリアタンク32に貯留されたキャリアCを排出するための装置本体110に設けられた排出部90に接続する工程。キャリアタンク32に貯留されたキャリアCを排出部90から排出して、排出部90に接続された容器60(70)に収容する工程。キャリアタンク32から排出されたキャリアCを収容した容器60(70)を、排出部90から取り外す工程。また、該管理方法は、更に、排出部90から取り外された容器60(70)を、補給部90に接続する工程を有していてよい。また、換言すれば、本実施例では、次のような、キャリアCの補給用及び回収用に用いることのできる、装置本体110に対し着脱可能な容器が提供される。つまり、キャリアタンク32からキャリアCを排出するための排出部90と、キャリアタンク32にキャリアCを補給するための補給部80と、の両方に接続可能な取付部61(71)を有する容器60(70)である。
以上のように、本実施例によれば、キャリアタンク32内のキャリアCが余剰になる場合に、画像形成装置100のサービス提供者がユーザー先に出動しなくても、ユーザー自身が容易に余剰キャリアを回収することができる。したがって、本実施例によれば、サービスコストを増加させることなく、余剰キャリアがあふれることを防止することができる。また、回収ボトル70として、画像形成装置100の通常の運転のために必要な補給ボトル60が空になったものを転用できるようにすることができる。これにより、回収容器70を別途準備しておく必要性を低減することができ、回収ボトル70の準備のし忘れを防止し、また回収ボトル70を保管しておくスペースを削減することができる。また、これにより、回収ボトル70に回収されたキャリアCを補給用のキャリアCとして再利用することができ、画像形成装置100のランニングコストを低減することができる。
[その他]
以上、本発明を具体的な実施例に即して説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではない。
上述の実施例では、キャリアは紫外線硬化型のものであったが、本発明は液体のキャリアを何ら限定するものではなく、例えば加熱硬化型のものなどであってもよい。
また、上述の実施例では、装置本体に対して着脱可能な補給容器からキャリア貯留槽にキャリアが補給される構成において、補給容器を回収容器として転用する場合を例にして説明した。斯かる態様によれば、前述のような効果が得られるが、本発明は斯かる態様に限定されるものではない。キャリア貯留槽へのキャリアの補給手段は任意であり、補給容器を回収容器として転用しない場合には別途回収容器を準備すればよい。
16 現像装置
31 ミキサー
32 キャリアタンク
60 補給ボトル
70 回収ボトル
80 補給部
90 排出部

Claims (10)

  1. 像担持体と、
    前記像担持体に形成された潜像をトナーと液体のキャリアとを含む液体現像剤を用いて現像する現像装置と、
    前記現像装置が用いる液体現像剤に供給するキャリアが貯留されるキャリア貯留槽と、
    現像に用いられた液体現像剤のうち記録材に転写されなかったキャリアを回収して前記キャリア貯留槽に戻す回収手段と、
    を有する画像形成装置において、
    前記キャリア貯留槽に貯留されたキャリアを排出するための排出部を有し、
    前記排出部には、前記キャリア貯留槽から排出されたキャリアを収容する、前記画像形成装置の装置本体に対して着脱可能な回収容器を接続可能であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記キャリア貯留槽に補給するキャリアを受け入れるための補給部を有し、
    前記補給部には、前記キャリア貯留槽に補給するキャリアを収容した、前記装置本体に対して着脱可能な補給容器を接続可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記排出部には、前記キャリア貯留槽にキャリアを補給した後の前記補給容器を前記回収容器として接続可能であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記補給部には、前記キャリア貯留槽から排出されたキャリアを収容した前記回収容器を前記補給容器として接続可能であることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記補給部の前記補給容器との接続部と、前記排出部の前記回収容器との接続部とは、同一の形状及び構造を有することを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 情報を表示する表示手段と、前記キャリア貯留槽に貯留されたキャリアの量を検知する検知手段と、前記検知手段により前記キャリア貯留槽に貯留されたキャリアの量が所定値に達したことが検知された場合に前記表示手段に前記回収容器を前記排出部に接続すべき旨の表示を行わせる制御部と、を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記キャリア貯留槽から前記排出部に接続された前記回収容器へのキャリアの移送を制御する送液制御手段と、前記キャリア貯留槽に貯留されたキャリアの量を検知する検知手段と、前記検知手段により前記キャリア貯留槽に貯留されたキャリアの量が所定値に達したことが検知された場合に前記送液手段に前記キャリア貯留槽から前記回収容器へとキャリアを移送させる制御部と、を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 像担持体と、前記像担持体に形成された潜像をトナーと液体のキャリアとを含む液体現像剤を用いて現像する現像装置と、前記現像装置が用いる液体現像剤に供給するキャリアが貯留されるキャリア貯留槽と、現像に用いられた液体現像剤のうち記録材に転写されなかったキャリアを回収して前記キャリア貯留槽に戻す回収手段と、を有する画像形成装置における、前記キャリア貯留槽内のキャリアの量の管理方法であって、
    前記キャリア貯留槽に補給するキャリアを収容していた、前記画像形成装置の装置本体に対して着脱可能な容器を、前記キャリア貯留槽に補給するキャリアを受け入れるための前記装置本体に設けられた補給部から取り外す工程と、
    前記補給部から取り外された前記容器を、前記キャリア貯留槽に貯留されたキャリアを排出するための前記装置本体に設けられた排出部に接続する工程と、
    前記キャリア貯留槽に貯留されたキャリアを前記排出部から排出して、前記排出部に接続された前記容器に収容する工程と、
    前記キャリア貯留槽から排出されたキャリアを収容した前記容器を、前記排出部から取り外す工程と、
    を有することを特徴とする管理方法。
  9. 更に、前記排出部から取り外された前記容器を、前記補給部に接続する工程を有することを特徴とする請求項8に記載の管理方法。
  10. 像担持体と、前記像担持体に形成された潜像をトナーと液体のキャリアとを含む液体現像剤を用いて現像する現像装置と、前記現像装置が用いる液体現像剤に供給するキャリアが貯留されるキャリア貯留槽と、現像に用いられた液体現像剤のうち記録材に転写されなかったキャリアを回収して前記キャリア貯留槽に戻す回収手段と、を有する画像形成装置の装置本体に対し着脱可能な容器であって、
    前記キャリア貯留槽に貯留されたキャリアを排出するための前記装置本体に設けられた排出部と、前記キャリア貯留槽に補給するキャリアを受け入れるための前記装置本体に設けられた補給部と、の両方に接続可能な取付部を有することを特徴とする容器。
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