JP5381611B2 - 現像剤濃度調整装置、現像剤濃度調整方法、及び画像形成装置 - Google Patents
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前記濃度調整槽内に収容された前記液体現像剤を撹拌するための撹拌部材と、
前記撹拌部材による前記液体現像剤の攪拌時に、撹拌負荷を検出する負荷検出手段と、
濃度調整のための補給現像剤を前記濃度調整槽に補給する補給手段と、
前記負荷検出手段により検出された前記撹拌負荷に基づいて、前記補給手段による前記補給現像剤の補給を制御し、前記液体現像剤の濃度を調整する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、
濃度調整終了後に、前記濃度調整槽から濃度調整済みの前記液体現像剤を排出するに際して、前記濃度調整槽内における前記撹拌部材が前記液体現像剤の液面下に浸漬するように、前記液体現像剤の一部を残留させるよう制御し、
濃度調整開始前に、前記濃度調整槽内に残留させている前記液体現像剤を一旦排出してから濃度調整用の前記液体現像剤を注入するよう制御する
ことを特徴とする現像剤濃度調整装置。
前記レベルメータの検知により、前記制御手段は前記撹拌部材が前記液体現像剤の液面下に浸漬するか否かを判断する
ことを特徴とする前記1に記載の現像剤濃度調整装置。
所望の濃度より高濃度の第1の補給現像剤を前記濃度調整槽に補給する第1の補給手段と、
所望の濃度より低濃度の第2の補給現像剤を前記濃度調整槽に補給する第2の補給手段と、を有する
ことを特徴とする前記1または2に記載の現像剤濃度調整装置。
前記濃度調整槽内に収容された前記液体現像剤が一定の液面高さに達するとオーバーフローする開口部を有し、
前記負荷検出手段は、
前記濃度調整槽内の前記液体現像剤が前記撹拌部材により攪拌され、前記開口部よりオーバーフローしている、あるいはした後の状態で、前記撹拌負荷を検出する
ことを特徴とする前記1から3の何れか1項に記載の現像剤濃度調整装置。
前記濃度調整槽内に収容された前記液体現像剤を撹拌部材により撹拌しながら、撹拌負荷を検出する負荷検出工程と、
濃度調整のための補給現像剤を前記濃度調整槽に補給する補給工程と、
前記負荷検出工程において検出された前記撹拌負荷に基づいて、前記補給工程の実行を制御し、前記液体現像剤の濃度を調整する制御工程と、を有し、
前記制御工程では、
濃度調整終了後に、前記濃度調整槽から濃度調整済みの前記液体現像剤を排出するに際して、前記濃度調整槽内における前記撹拌部材が前記液体現像剤の液面下に浸漬するように、前記液体現像剤の一部を残留させ、
濃度調整開始前に、前記濃度調整槽内に残留させている前記液体現像剤を一旦排出させてから前記撹拌部材が前記液体現像剤の液面下に浸漬するまで濃度調整用の前記液体現像剤を注入する
ことを特徴とする現像剤濃度調整方法。
所望の濃度より高濃度の第1の補給現像剤を前記濃度調整槽に補給する第1の補給工程と、
所望の濃度より低濃度の第2の補給現像剤を前記濃度調整槽に補給する第2の補給工程と、を有する
ことを特徴とする前記5に記載の現像剤濃度調整方法。
円筒形状の容器であり、開口部を有する前記濃度調整槽に収容された前記液体現像剤が、一定の液面高さに達すると、前記開口部よりオーバーフローし、
前記負荷検出工程では、
前記濃度調整槽内の前記液体現像剤が前記撹拌部材により攪拌され、前記開口部よりオーバーフローしている、あるいはした後の状態で、前記撹拌負荷を検出する
ことを特徴とする前記5または6に記載の現像剤濃度調整方法。
前記像担持体の表面の潜像を液体現像剤で現像し、トナー像を形成する液体現像装置と、を有する画像形成装置であって、
前記1から3の何れか1項に記載の現像剤濃度調整装置を有し、
前記現像剤濃度調整装置により所望の現像剤濃度に調整された液体現像剤を、前記液体現像装置に供給する
ことを特徴とする画像形成装置。
ことを特徴とする前記8に記載の画像形成装置。
図1を用いて、本実施形態の画像形成装置の構成例を説明する。図1は、湿式画像形成装置の概略構成例を示す断面図である。
現像に用いる液体現像剤8について説明する。液体現像剤8は、溶媒であるキャリヤ液体中に着色されたトナー粒子を高濃度で分散している。また液体現像剤8には、分散剤、荷電制御剤などの添加剤を適宜、選んで添加してもよい。
図2には、図1における液体現像装置4の概略構成例を示す。図2を用いて、液体現像装置4の構成と動作について説明する。
図2にはまた、図1における液体現像装置4において除去された残存現像剤を回収し、再利用するための概略構成についても合わせて示している。図2を用いて、液体現像装置4における液体現像剤の回収、再利用に関する構成について説明する。
図2に示した現像剤濃度調整装置60については、図3にまた、その概略構成例を示している。図2及び図3を用いて、現像剤濃度調整装置60における回収現像剤の濃度調整に関する構成について説明する。
図2に示した現像剤濃度測定部50については、図3にまた、その概略構成例を示している。図2及び図3を用いて、現像剤濃度測定部50における回収現像剤の濃度測定に関する構成について説明する。
上記の現像剤濃度測定部50の構成は、濃度調整用現像剤を、撹拌手段を用いて攪拌する時の負荷としてのモータ電流値を、負荷検出手段が検出することで濃度を算出するための構成である。それは、濃度調整用現像剤の濃度に依存してその粘度が異なること、また現像剤の粘度が異なることにより、撹拌するための負荷が異なることに基づいている。
しかしながら、撹拌の負荷から粘度を求めるには、撹拌時の条件が一定でなければならない。装置の条件はもとより、撹拌羽根を回転させるのであれば、回転条件、さらには撹拌される現像剤の液量も制御する必要がある。
撹拌の負荷としては、撹拌羽根62などの駆動に用いるモータ63の電流値を測定することを既述した。撹拌羽根を所定の回転数で回転させ、そのときの電流値を電流計64で測定すればよい。
既述したように、本実施形態に係る現像剤濃度調整装置は、濃度調整用現像剤を、撹拌部材を用いて攪拌するときの撹拌負荷を検出することで現像剤の粘度、すなわち濃度を算出する構成である。
図6は現像剤濃度調整装置の濃度調整方法の処理例を示すフローチャートである。図6を用いて、現像剤濃度調整装置の濃度調整方法の処理例を説明する。
2 帯電装置
3 露光装置
4 液体現像装置
5 転写装置
6 クリーニング装置
7 転写材
8 液体現像剤
10 画像形成装置
41 現像ローラ(現像剤担持体)
42 搬送ローラ
43 供給ローラ
44 現像剤槽
45 規制部材
46 除去部材
50 現像剤濃度測定部
51 濃度調整槽
51a 開口部
52 排出現像剤槽
53 回収現像剤槽
54 第1の補給現像剤槽(高濃度現像剤槽)
55 第2の補給現像剤槽(低濃度現像剤槽)
54a 第1の補給手段
55a 第2の補給手段
60 現像剤濃度調整装置
61 制御部(制御手段)
62 撹拌部材(撹拌羽根)
63 駆動装置(モータ)
64 負荷検出装置(負荷検出手段)
65 レベルメータ(液面検知手段)
81 濃度調整用現像剤の攪拌時液面
82 残留現像剤の液面
Claims (9)
- 濃度調整用の液体現像剤を収容する濃度調整槽と、
前記濃度調整槽内に収容された前記液体現像剤を撹拌するための撹拌部材と、
前記撹拌部材による前記液体現像剤の攪拌時に、撹拌負荷を検出する負荷検出手段と、
濃度調整のための補給現像剤を前記濃度調整槽に補給する補給手段と、
前記負荷検出手段により検出された前記撹拌負荷に基づいて、前記補給手段による前記補給現像剤の補給を制御し、前記液体現像剤の濃度を調整する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、
濃度調整終了後に、前記濃度調整槽から濃度調整済みの前記液体現像剤を排出するに際して、前記濃度調整槽内における前記撹拌部材が前記液体現像剤の液面下に浸漬するように、前記液体現像剤の一部を残留させるよう制御し、
濃度調整開始前に、前記濃度調整槽内に残留させている前記液体現像剤を一旦排出してから濃度調整用の前記液体現像剤を注入するよう制御する
ことを特徴とする現像剤濃度調整装置。 - 前記濃度調整槽内の前記液体現像剤の液面を検知するレベルメータを備え、
前記レベルメータの検知により、前記制御手段は前記撹拌部材が前記液体現像剤の液面下に浸漬するか否かを判断する
ことを特徴する請求項1に記載の現像剤濃度調整装置。 - 前記補給手段は、
所望の濃度より高濃度の第1の補給現像剤を前記濃度調整槽に補給する第1の補給手段と、
所望の濃度より低濃度の第2の補給現像剤を前記濃度調整槽に補給する第2の補給手段と、を有する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の現像剤濃度調整装置。 - 前記濃度調整槽は、円筒形状の容器であり、
前記濃度調整槽内に収容された前記液体現像剤が一定の液面高さに達するとオーバーフローする開口部を有し、
前記負荷検出手段は、
前記濃度調整槽内の前記液体現像剤が前記撹拌部材により攪拌され、前記開口部よりオーバーフローしている、あるいはした後の状態で、前記撹拌負荷を検出する
ことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の現像剤濃度調整装置。 - 濃度調整槽に濃度調整用の液体現像剤を収容する現像剤収容工程と、
前記濃度調整槽内に収容された前記液体現像剤を撹拌部材により撹拌しながら、撹拌負荷を検出する負荷検出工程と、
濃度調整のための補給現像剤を前記濃度調整槽に補給する補給工程と、
前記負荷検出工程において検出された前記撹拌負荷に基づいて、前記補給工程の実行を制御し、前記液体現像剤の濃度を調整する制御工程と、を有し、
前記制御工程では、
濃度調整終了後に、前記濃度調整槽から濃度調整済みの前記液体現像剤を排出するに際して、前記濃度調整槽内における前記撹拌部材が前記液体現像剤の液面下に浸漬するように、前記液体現像剤の一部を残留させ、
濃度調整開始前に、前記濃度調整槽内に残留させている前記液体現像剤を一旦排出させてから前記撹拌部材が前記液体現像剤の液面下に浸漬するまで濃度調整用の前記液体現像剤を注入する
ことを特徴とする現像剤濃度調整方法。 - 前記補給工程は、
所望の濃度より高濃度の第1の補給現像剤を前記濃度調整槽に補給する第1の補給工程と、
所望の濃度より低濃度の第2の補給現像剤を前記濃度調整槽に補給する第2の補給工程と、を有する
ことを特徴とする請求項5に記載の現像剤濃度調整方法。 - 前記現像剤収容工程では、
円筒形状の容器であり、開口部を有する前記濃度調整槽に収容された前記液体現像剤が、一定の液面高さに達すると、前記開口部よりオーバーフローし、
前記負荷検出工程では、
前記濃度調整槽内の前記液体現像剤が前記撹拌部材により攪拌され、前記開口部よりオーバーフローしている、あるいはした後の状態で、前記撹拌負荷を検出する
ことを特徴とする請求項5または6に記載の現像剤濃度調整方法。 - 表面に潜像を形成する像担持体と、
前記像担持体の表面の潜像を液体現像剤で現像し、トナー像を形成する液体現像装置と、を有する画像形成装置であって、
請求項1から3の何れか1項に記載の現像剤濃度調整装置を有し、
前記現像剤濃度調整装置により所望の現像剤濃度に調整された液体現像剤を、前記液体現像装置に供給する
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記現像剤濃度調整装置は、前記液体現像装置から回収した現像剤を所望の現像剤濃度に調整する
ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
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