JP2018013317A - 電力管理装置、電力管理システム、電力管理プログラム及び電力管理方法 - Google Patents

電力管理装置、電力管理システム、電力管理プログラム及び電力管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の実施形態が解決しようとする課題は、快適な温度を保ちつつ、空調機の
運転時間をできるだけ短くする運転計画を作成する電力管理装置を提供することである。
【解決手段】実施形態の電力管理装置は、取得部、室温予測部、運転計画作成部、表示部
を備える。取得部は、対象日の室温の変化に関わる情報である室温予測情報を取得する。
室温予測部は、記室温予測情報に基づき、対象エリアの室温の変化を予測する。運転計画
作成部は、あらかじめ設定される快適温度範囲及び予測される前記室温の変化に基づき、
前記対象エリアに設置される電気機器の運転計画を作成する。表示部は、運転計画を表示
する。
【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、電力管理装置、電力管理システム、電力管理プログラム及び電力
管理方法に関する。
ビルに入居するテナントは、自分のテナントのエリアの空調機等の電気機器の使用を、
ビル管理者から決められる既定の時間で制限されている。既定の時間外に電気機器を使用
する場合、テナント管理者はビル管理者に、既定の時間外の電気機器を使用する時間を事
前に申請する必要がある。また、その時間の電気料金を、賃料にプラスして支払う必要が
ある。そのため、テナント管理者は、空調機等の運転時間をできるだけ短くするため、運
転開始時刻を遅く、運転停止時刻を早めることがある。
特開2008―17614号公報
しかしながら、空調機等の運転時間の調整を経験や勘によって行う場合、そのテナント
にいる人が快適ではない時間が長くなる可能性がある。本発明の実施形態が解決しようと
する課題は、快適な温度を保ちつつ、空調機の運転時間をできるだけ短くする運転計画を
作成する電力管理装置を提供することである。
上記課題を解決するために、実施形態の電力管理装置は、取得部、室温予測部、運転計
画作成部、表示部を備える。取得部は、対象日の室温の変化に関わる情報である室温予測
情報を取得する。室温予測部は、記室温予測情報に基づき、対象エリアの室温の変化を予
測する。運転計画作成部は、あらかじめ設定される快適温度範囲及び予測される前記室温
の変化に基づき、前記対象エリアに設置される電気機器の運転計画を作成する。表示部は
、運転計画を表示する。
本発明の第1の実施形態に係る電力管理装置の機能構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る快適温度範囲に関する表である。 本発明の第1の実施形態に係る電力管理装置の運用に関わるフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る電力管理装置が作成する冬季における既定の時刻の後の空調機の運転計画の一例を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態に係る電力管理装置が作成する冬季の比較的暖かい日における既定の時刻の後の空調機の運転計画の一例を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態に係る電力管理装置が作成する、冬季において既定の時刻の終わりに快適温度範囲の上限値に設定する場合の、既定の時刻の後の空調機の運転計画の一例を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態に係る電力管理装置が作成する冬季において既定の時刻の前の空調機の運転計画の一例を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態に係る電力管理装置が作成する夏季における既定の時刻の後の空調機の運転計画の一例を示すグラフである。
以下、図面を参照して発明を実施するための実施形態について説明する。
(実施形態)
(構成)
図1に電力管理装置の機能構成を示す。電力管理装置1は、取得部11、記憶部12、
温度範囲決定部13、室温予測部14、運転計画作成部15、表示部16、判定部17、
通知部18を備える。
取得部11は、快適温度範囲を定めるための情報である快適温度設定情報、対象日の室
温の変化に関わる情報である室温予測情報、あるいは事前にテナント管理者から申請され
る空調機等の電気機器の運転時間を取得する。快適温度範囲とは、テナント内の大半の人
が快適だと感じる室温である。快適温度範囲は、あらかじめ設定される。その設定に必要
な情報が、快適温度設定情報である。快適温度設定情報とは、例えば、ビル管理者により
定められる既定の時間外に行う作業内容、あるいはその作業内容を数値化した作業量が挙
げられる。
図2に、作業内容12a、作業量12b、快適温度範囲12cを対応付けた表の一例を
示す。作業内容12aがデスクワーク、あるいは作業量12bが1の場合は、快適温度範
囲12cは22度から24度で設定される。作業内容12aがファイル等の軽量物の運搬
等を含む作業、あるいは作業量12bが3の場合は、快適温度範囲12cは20度から2
2度で設定される。作業内容12aが事務所のレイアウト変更や荷卸し等の重量物の運搬
等を含む作業、あるいは作業量12bが5の場合は、快適温度範囲12cは18度から2
0度で設定される。図2で示す表の内容及び数値は一例である。
つまり、テナント管理者により入力される、作業内容12aあるいは作業量12bから
、適する快適温度範囲12cを設定する。ただし、快適温度範囲の定め方は、作業内容あ
るいは作業量から定める必要はなく、他の情報から定めてもよいし、直接快適温度範囲を
定めてもよい。
室温予測情報とは、例えば、天気予報の気温、湿度、天気、風の強さ、日照量等の情報
や、テナントのエリアの窓の数、大きさ、向き、テナントの周りのビルの大きさ、テナン
トのエリアが周りのビルの影に隠れる広さ・時間帯等の情報である。
記憶部12は、取得部11で取得されるテナント内の適した快適温度範囲、室温予測情
報、事前にテナント管理者から申請される空調機等の電気機器の運転時間を記憶する。ま
た、図2のような快適温度範囲を定めるための情報と快適温度範囲を対応付ける表、室温
予測部14で予測される室温の変化、及び運転計画作成部15で作成される運転計画を記
憶する。
温度範囲決定部13は、取得部11で取得される快適温度設定情報、及び記憶部12に
記憶される、図2のような快適温度設定情報と快適温度範囲を対応付ける表から、快適温
度範囲を決定する。
室温予測部14は、快適温度範囲、及び室温予測情報から、テナントエリアの室温の変
化を予測する。予測される室温の変化は記憶部12に記憶される。
運転計画作成部15は、室温予測部14で予測される室温の変化から、空調機等の電気
機器の運転計画を作成する。作成される運転計画は記憶部12に記憶される。
表示部16は、運転計画作成部15で作成される電気機器の運転計画を表示する。表示
するための媒体は、モニターあるいは画面である。電力管理装置1が画面を備えていない
場合、接続されるモニターに表示させる。
判定部17は、記憶部12で記憶される、事前にテナント管理者から申請される空調機
等の電気機器の運転時間、及び運転計画作成部15で作成される、対象日における電気機
器等の運転計画から、申請される運転時間が作成される運転計画から大きく乖離している
か否かを判定する。
通知部18は、判定部17で大きく乖離していると判定される場合、その旨をテナント
管理者に通知する。
(作用)
図3に電力管理装置1の運用に関するフローチャートを示す。まず、電力管理装置1の
取得部11が快適温度範囲を定めるための情報である快適温度設定情報を取得する(S1
1)。快適温度設定情報とは、例えば、作業内容あるいは作業量である。
その後、温度範囲決定部13が、取得部11で取得する作業内容あるいは作業量、及び
記憶部12で記憶される作業内容あるいは作業量と快適温度範囲を対応付ける表から、適
切な快適温度範囲を設定する(S12)。
例えば、図2の表が記憶部12で記憶される。テナントの管理者から、既定の時間外に
空調機等の電気機器を運転させる際に行う作業内容あるいは作業量を登録されることで、
取得部11が作業内容あるいは作業量を取得する。例えば、取得部11が作業内容として
デスクワークを取得すると、温度範囲決定部13は、図2の表から、快適温度範囲を22
度から24度と設定する。
そして、室温予測部14が、設定される適切な快適温度範囲、及び取得部11で取得さ
れる対象日の室温の変化に関わる情報である室温予測情報から、室温の変化を予測する(
S13)。
次に、運転計画作成部15が、快適温度範囲を維持するための運転計画を作成する(S
14)。その後、表示部16が作成される運転計画を表示する(S15)。
そして、判定部17が、記憶部12に記憶される、事前にテナント管理者から申請され
る空調機等の電気機器の運転時間、及び運転計画作成部15で作成される、対象日におけ
る電気機器等の運転計画から、作成される運転計画の空調運転時間帯が、申請した時間よ
り短いか否かを判定する(S16)。
予測される運転計画の運転時間が、申請される運転時間より短い場合(S16でYes
)、通知部18が、その旨をテナント管理者に通知する(S17)。通知方法は、たとえ
ばテナント管理者へのメール送信、あるいは時間外運転の申請のシステム等の画面を通じ
て行う。通知が行われることで、テナント管理者は、申請した運転時間を変更する機会が
与えられる。
一方、予測される運転計画の運転時間が、申請される運転時間以上の場合(S16でN
o)、通知部18はテナント管理者へ通知をしない。
図3のフローチャートは、取得部11で取得される室温予測情報が更新されるたびに処
理がなされる。室温予測情報には例えば、天気予報が含まれ、天気予報は一般に、対象日
に近いほど精度が高いためである。
また、既定の時間外の空調機等の運転申請は、ビルの運用方法にもよるが、数か月前か
ら申請を受け付ける場合がある。しかし、数か月先の天気予報では一日ごとの情報は入手
できないか、あるいは入手できたとしても精度はよくない。天気予報による運転時間の予
測計算は、日ごとの天気予報が入手できる日から対象日の前日まで行う。
図4から図8に、本実施形態に係る電力管理装置1が作成する、既定の時間外の電気機
器の運転計画の一例として、空調機の運転計画の例を示す。
(冬季における既定の時刻の後の空調機の運転計画の一例)
図4は、冬季において、暖房モードで運転する空調機の、既定の時刻より運転時間を4
時間延長する場合の運転計画の一例である。ただし、ビル管理者の定める既定の時刻を9
時〜18時(第一の時間帯)としている。
図4において、既定の時間外の時刻は、18時から22時の4時間(第二の時間帯)で
ある。この時間を延長作業時間帯41とする。また、テナント管理者が申請する、快適温
度設定情報から、快適温度範囲42が決定される。快適温度範囲の決定方法は、図3のフ
ローチャートのS12と同様の方法である。
延長を実施する対象日が例えば7日以上先の場合、取得部11で取得される室温予測情
報に含まれる天気予報が確定せず、対象日の予想される気温にある程度幅が生じる。そこ
で、室温予測部14は、予想気温が高い場合と低い場合の室温の変化を予測する。
予想気温が高い場合、予想気温が高い場合の室温変化予測43が、快適温度範囲42を
逸脱するのは、空調機を運転させない場合の室温変化予測44から、20時頃と判断され
る。この場合、延長申請の開始時刻である18時ではなく、20時頃から空調機の運転を
開始させても、テナントエリアは快適温度範囲42で保たれる。そこで、運転計画作成部
15は、20時に空調機を運転させる場合の室温変化予測45、及び運転計画を作成する
時間外の運転時間を運転計画の通りに申請すると、時間外空調運転時間帯50は、20
時から22時となり、運転計画を参考にしない運転時間より2時間短縮される。
一方、予想気温が低い場合、予想気温が低い場合の室温変化予測46が、快適温度範囲
42を逸脱するのは、空調機を運転させない場合の室温変化予測47から、18時半頃と
判断される。この場合、延長申請の開始時刻である18時ではなく、18時半頃から空調
機の運転を開始させても、テナントエリアは快適温度範囲42で保たれる。そこで、運転
計画作成部15は、18時半に空調機を運転させる場合の室温変化予測48を作成する。
時間外の運転時間を運転計画の通りに申請すると、時間外空調運転時間帯49は、18
時半から22時となり、運転計画を参考にしない運転時間より30分間短縮される。
(冬季の比較的暖かい日における既定の時刻の後の空調機の運転計画の一例)
図5は、冬季の比較的暖かい日において、暖房モードで運転する空調機の、既定の時刻
より運転時間を4時間延長する場合の運転計画の一例である。ただし、ビル管理者の定め
る既定の時刻を9時〜18時(第一の時間帯)としている。図5の運転計画の対象日の予
想気温が、図4の運転計画の対象日よりも高い場合を想定している。
図5において、既定の時間外の時刻は、18時から22時の4時間(第二の時間帯)で
ある。この時間を延長作業時間帯51とする。また、テナント管理者が申請する、快適温
度設定情報から、快適温度範囲52が決定される。快適温度範囲52の決定方法は、快適
温度範囲の決定方法は、図3のフローチャートのS12と同様の方法である。
対象日の予想気温が高い場合の室温変化予測53が、快適温度範囲52を逸脱するのは
、延長作業時間帯51の範囲ではないと判断される。この場合、空調機の延長申請はしな
くても、テナントエリアは快適温度範囲52で保たれる。そこで、運転計画作成部15は
、延長作業時間帯51に空調機を運転させない場合の運転計画を作成する。
延長作業時間帯51の運転時間を運転計画の通りに申請すると、時間外に空調を運転さ
せることはしないため、運転計画を参考にしない運転時間より4時間短縮される。
一方、予想気温が低い場合の室温変化予測56が、快適温度範囲52を逸脱するのは、
空調機を運転させない場合の室温変化予測57から、19時20分頃と判断される。この
場合、空調機の運転の延長申請の開始時刻である18時ではなく、19時20分頃から空
調機の運転を開始させても、テナントエリアは快適温度範囲52で保たれる。そこで、運
転計画作成部15は、19時20分に空調機を運転させる場合の室温変化予測58を作成
する。
時間外の運転時間を運転計画の通りに申請すると、時間外空調運転時間帯59は、19
時20分から22時となり、運転計画を参考にしない運転時間より1時間20分短縮され
る。
(冬季において既定の時刻の終わりに快適温度範囲の上限値に設定する場合の、既定の時
刻の後の空調機の運転計画の一例)
図6は、冬季において、暖房モードで運転する空調機の、既定の時刻より運転時間を4
時間延長する場合の運転計画の一例である。ただし、ビル管理者の定める既定の時刻を9
時〜18時(第一の時間帯)としている。
図6において、既定の時間外の時刻は、18時から22時の4時間(第二の時間帯)で
ある。この時間を延長作業時間帯61とする。また、テナント管理者が申請する、快適温
度設定情報から、快適温度範囲62が決定される。快適温度範囲の決定方法は、図3のフ
ローチャートのS12と同様の方法である。
また、既定の時刻の終わりの時刻である18時に、室温を、快適温度範囲62の上限値
付近に設定する。これは、既定の時間外に空調機をできるだけ運転せずに済ませるためで
ある。
予想気温が高い場合の室温変化予測63が、快適温度範囲62を逸脱するのは、空調機
を運転させない場合の室温変化予測64から、21時半頃と判断される。この場合、延長
申請の開始時刻である18時ではなく、21時半頃から空調機の運転を開始させても、テ
ナントエリアは快適温度範囲62で保たれる。そこで、運転計画作成部15は、21時半
に空調機を運転させる場合の室温変化予測65、及び運転計画を作成する。
時間外の運転時間を運転計画の通りに申請すると、時間外空調運転時間帯70は、21
時半から22時となり、運転計画を参考にしない運転時間より3時間半短縮される。
一方、予想気温が低い場合の室温変化予測66が、快適温度範囲62を逸脱するのは、
空調機を運転させない場合の室温変化予測67から、19時40分頃と判断される。この
場合、延長申請の開始時刻である18時ではなく、19時40分頃から空調機の運転を開
始させても、テナントエリアは快適温度範囲62で保たれる。そこで、運転計画作成部1
5は、19時40分に空調機を運転させる場合の室温変化予測68を作成する。
時間外の運転時間を運転計画の通りに申請すると、時間外空調運転時間帯69は、19
時40分から22時となり、運転計画を参考にしない運転時間より1時間40分短縮され
る。
(冬季において既定の時刻の前の空調機の運転計画の一例)
図7は、冬季において、暖房モードで運転する空調機の、既定の時刻より運転時間を4
時間前に延長する場合の運転計画の一例である。ただし、ビル管理者の定める既定の時刻
を8時〜17時(第一の時間帯)としている。
図7において、既定の時間外の時刻は、4時から8時の4時間(第二の時間帯)である
。この時間を早出作業時間帯71とする。また、テナント管理者が申請する、快適温度設
定情報から、快適温度範囲72が決定される。快適温度範囲の決定方法は、図3のフロー
チャートのS12と同様の方法である。
対象日の予想気温が高い場合の室温変化予測73が、快適温度範囲72を逸脱するのは
、空調機を運転させない場合の室温変化予測74から、5時20分頃と判断される。この
場合、延長申請の開始時刻である4時ではなく、5時20分頃から空調機の運転を開始さ
せても、テナントエリアは快適温度範囲72で保たれる。そこで、運転計画作成部15は
、5時20分に空調機を運転させる場合の室温変化予測75、及び運転計画を作成する。
また、早出作業時間帯71の間、快適温度範囲72を逸脱しない範囲で空調機の運転を
途中で停止させることを考える。空調機の運転を停止させる時刻を、運転を開始させる時
刻から少しずつ遅くさせることで、快適温度範囲72を逸脱しない範囲で空調機の運転を
途中で停止させる時刻を求める。図7では、空調機を8時まで空調を運転し続けるのでは
なく、6時半ごろ停止させても、テナントエリアは快適温度範囲72で保たれる。
そこで、運転計画作成部15は、5時20分に空調機を運転させ、6時半に停止させる
場合の室温変化予測75、及び運転計画を修正する。時間外の運転時間を運転計画の通り
に申請すると、時間外空調運転時間帯79は、5時20分から6時半となり、運転計画を
参考にしない運転時間より2時間50分短縮される。
一方、予想気温が低い場合の室温変化予測76は、4時の時点ですでに快適温度範囲7
2を逸脱する。したがって、空調機の運転を開始させる時刻は4時とする。また、早出作
業時間帯71の間、快適温度範囲72を逸脱しない範囲で空調機の運転を途中で停止させ
ることを考えると、図7では、空調機を8時まで運転し続けるのではなく、6時半ごろ停
止させても、テナントエリアは快適温度範囲72で保たれる。
そこで、運転計画作成部15は、4時に空調機を運転させ、6時半に空調機を停止させ
る場合の室温変化予測78を作成する。時間外の運転時間を運転計画の通りに申請すると
、時間外空調運転時間帯80は、4時から6時半となり、運転計画を参考にしない運転時
間より1時間半短縮される。
(夏季における既定の時刻の後の空調機の運転計画の一例)
図8は、夏季において、冷房モードで運転する空調機の、既定の時刻より運転時間を4
時間延長する場合の運転計画の一例である。ただし、ビル管理者の定める既定の時刻を9
時〜18時(第一の時間帯)としている。
図8において、既定の時間外の時刻は、18時から22時の4時間(第二の時間帯)で
ある。この時間を延長作業時間帯81とする。また、テナント管理者が申請する、快適温
度設定情報から、快適温度範囲82が決定される。快適温度範囲の決定方法は、図3のフ
ローチャートのS12と同様の方法である。
予想気温が高い場合の室温変化予測83が、快適温度範囲82を逸脱するのは、空調機
を運転させない場合の室温変化予測84から、18時半頃と判断される。この場合、延長
申請の開始時刻である18時ではなく、18時半頃から空調機の運転を開始させても、テ
ナントエリアは快適温度範囲82で保たれる。そこで、運転計画作成部15は、18時半
に空調機を運転させる場合の室温変化予測85、及び運転計画を作成する。
時間外の運転時間を運転計画の通りに申請すると、時間外空調運転時間帯89は、18
時半から22時となり、運転計画を参考にしない運転時間より30分間短縮される。
一方、予想気温が低い場合の室温変化予測86が、快適温度範囲82を逸脱するのは、
空調機を運転させない場合の室温変化予測87から、20時頃と判断される。この場合、
延長申請の開始時刻である18時ではなく、20時頃から空調機の運転を開始させても、
テナントエリアは快適温度範囲82で保たれる。そこで、運転計画作成部15は、20時
に空調機を運転させる場合の室温変化予測88を作成する。
時間外の運転時間を運転計画の通りに申請すると、時間外空調運転時間帯90は、20
時から22時となり、運転計画を参考にしない運転時間より2時間短縮される。
(効果)
快適温度範囲を定めるための情報である快適温度設定情報、あるいは対象日の室温の変
化に関わる情報である室温予測情報を考慮し、適した電気機器の運転開始時刻及び停止時
刻の情報をテナントに提供することで、テナントエリア内にいる人が不快に感じない範囲
で空調機等の電気機器の運転時間が短くなるように、テナント管理者は時間外の電気機器
の運転時間を申請することができる。
また、空調機等の電気機器の運転時間を短くすることにより、電気使用による環境負荷
の低減、あるいは室外機からの排熱によるヒートアイランド現象の低減に貢献することが
できる。また、ビル管理者は、環境に配慮したビルであることを社会的にアピールできる
なお、テナント内の人が快適だと感じる室温である快適温度範囲は、本実施例のように
作業内容あるいは作業量から定めるだけでなく、他の情報から定めることもできる。その
場合、その情報と快適温度範囲の対応関係は記憶部が記憶する。また、直接、快適温度範
囲を定めることもできる。
また、本実施形態において、運転計画作成部は、空調機などの電気機器の運転時間に関
する計画を作成するが、既定の時間外の運転時間だけでなく、運転強度等でもテナント管
理者が支払うコストが変動する場合は、電気機器の運転時間及び強度に関する運転計画を
作成することもできる。
また、本実施形態は、既定の時間外の電気機器の使用を、主に空調機の使用として記載
しているが、ビル管理者により規定されている時間外の電気料金の請求の対象となる電気
機器は、含まれる。例えば、照明機器の電気料金も時間外の追加料金となる場合は、空調
機だけではなく照明機器の運転計画も作成する。
また、本実施形態に係る運転計画について、既定の時間外に延長運転させる空調の運転
時間を短くする計画を立てる際、短時間だけ運転を停止させ、再度運転させるのは、効率
的ではない場合がある。その場合、本実施形態の電力管理装置は、連続運転させる運転計
画を作成することができる。または、テナント管理者が短時間短縮した運転計画で延長運
転を申請する場合、運転効率を考え、ビル管理者は、短時間短縮をせず連続運転させるこ
ともできる。
具体的には、運転計画で作成する停止時間が、あらかじめ定められる時間以下の場合、
本実施形態の電力管理装置は、連続運転をさせる運転計画を作成することができる。
また、本実施形態の図6に係る運転計画について、既定の時刻の終わりである18時に
快適温度範囲の上限値に設定するが、例えばその前の時刻である17時半に快適温度範囲
の上限値であれば十分延長時間が快適温度範囲で保たれる場合、17時半に快適温度範囲
の上限値に設定することができる。つまり、本実施形態の電力管理装置は、既定の時間を
含め、最も運転時間の短い運転計画を作成することができる。
また、本実施形態に係る電力管理の運用による効果について、必要な機能が一つの装置
に存在する場合は、単一の装置でも実現できるし、必要な機能が複数の装置にまたがって
存在する場合は、複数の装置で実現できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したも
のであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その
他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の
省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や
要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる
1 電力管理装置
11 取得部
12 記憶部
13 温度範囲決定部
14 室温予測部
15 運転計画作成部
16 表示部
17 判定部
18 通知部

Claims (9)

  1. 対象日の室温の変化に関わる情報である室温予測情報を取得する取得部と、
    前記室温予測情報に基づき、対象エリアの室温の変化を予測する室温予測部と、
    あらかじめ設定される快適温度範囲及び予測される前記室温の変化に基づき、前記対象
    エリアに設置される電気機器の運転計画を作成する運転計画作成部と、
    前記運転計画を表示する表示部と、
    を備える電力管理装置。
  2. 前記取得部が、前記快適温度範囲を定める情報である快適温度設定情報を取得し、
    前記快適温度設定情報に基づき、前記快適温度範囲を決定する温度範囲決定部
    を備える請求項1に記載の電力管理装置。
  3. ビル管理者の規定する時間帯である第一の時間帯以外の時間帯で、かつ電気機器の使用
    が申請される時間帯である第二の時間帯において、前記運転計画作成部は、前記快適温度
    範囲を逸脱せずに、前記対象エリアの電気機器の運転計画を作成する
    請求項1または2に記載の電力管理装置。
  4. 前記運転計画作成部は、前記第二の時間帯において、前記電気機器の運転時間が短くな
    るように前記運転計画を作成する
    請求項3に記載の電力管理装置。
  5. 前記運転計画作成部は、前記第一の時間帯が前記第二の時間帯に切り替わる時刻に近い
    時間帯において、前記快適温度範囲の上限値あるいは下限値に設定する前記運転計画を作
    成する
    請求項3または4に記載の電力管理装置。
  6. 前記運転計画作成部で作成される前記運転計画における電気機器の運転時間が、前記対
    象エリアの管理者から申請される申請時間より短い場合、前記管理者にその旨の通知を行
    う通知部と、
    を備える請求項1から5のいずれか一つに記載の電力管理装置。
  7. 対象日の室温の変化に関わる情報である室温予測情報を取得する取得部と、
    前記室温予測情報に基づき、対象エリアの室温の変化を予測する室温予測部と、
    あらかじめ設定される快適温度範囲及び予測される前記室温の変化に基づき、前記対象
    エリアに設置される電気機器の運転計画を作成する運転計画作成部と、
    前記運転計画を表示する表示部と、
    を備える電力管理システム。
  8. 電力管理装置を、
    対象日の室温の変化に関わる情報である室温予測情報を取得する取得手段と、
    前記室温予測情報に基づき、対象エリアの室温の変化を予測する室温予測手段と、
    あらかじめ設定される快適温度範囲及び予測される前記室温の変化に基づき、前記対象
    エリアに設置される電気機器の運転計画を作成する運転計画作成手段と、
    前記運転計画を表示する表示手段と、
    して機能させるための電力管理プログラム。
  9. 電力管理装置を用いて、
    対象日の室温の変化に関わる情報である室温予測情報を取得するステップと、
    前記室温予測情報に基づき、対象エリアの室温の変化を予測するステップと、
    あらかじめ設定される快適温度範囲及び予測される前記室温の変化に基づき、前記対象
    エリアに設置される電気機器の運転計画を作成するステップと、
    前記運転計画を表示するステップと、
    を実行する電力管理方法。
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