JP2013219893A - 省エネルギー支援システム、設備コントローラ、サーバ装置及び省エネルギー支援方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】各事業所に居る者の快適性が公平になり、かつ、総デマンドが目標値以下になるように制御することが可能な省エネルギー支援システムを提供する。
【解決手段】各設備コントローラ104は、各設備機器107〜109による消費電力を収集し、各事業所のPMVを算出する。予測総デマンド算出部131は、収集された消費電力及び算出されたPMVに基づいて、各事業所でPMVが等しい場合に各事業所で消費される総電力である予測総デマンドを算出する。運転スケジュール決定部132は、予測総デマンドが複数の事業所で消費される総電力の目標値である目標総デマンド以下になるように、各事業所に設置された空調機107の運転スケジュールを決定する。各設備コントローラ104は、決定された運転スケジュールに基づいて、各事業所の空調機107を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、省エネルギー支援システム、設備コントローラ、サーバ装置及び省エネルギー支援方法に関する。
地球温暖化による地球環境の悪化が懸念される中、世界的に二酸化炭素の排出を抑制する取り組みがなされている。国内においては、より強く省エネルギーに関する取り組みを推進するため、いわゆる省エネ法(「エネルギーの使用の合理化に関する法律」)が平成20年度に改正され、事業者単位での省エネルギー管理、省エネルギーに向けた取り組みが強く求められている。
例えば、特許文献1には、現実の各空気調和器の稼働状況に応じて適切なレベルに省電力化するための電気機器のデマンド制御システムが記載されている。この電気機器のデマンド制御システムは、空気調和器及びこの空気調和器を制御するコントローラを有する複数の物件と、複数の物件のコントローラに所定の通信経路を通じて接続され、単数または複数の所定の電力供給元からの依頼に応じて、コントローラに空気調和器の電力消費量(デマンド)の制御を指示する集中計算センターとを備える。
コントローラが各物件内において空気調和器の駆動状況を集約し、集中計算センターに送信する。集中計算センターは、各コントローラにピークカット指令を送信する際、3分以内の空気調和機停止であれば、快適性を損なわないと言われていることを考慮して、10分間につき3分間程度、地域全体にて空気調和機の電力制御を行う。
特開2002−010532号公報
改正省エネ法では、例えば点在する事業所を有する事業者の総デマンドを目標値以下に保つことが要求されている。このような事業者のデマンド制御を継続して実施するには、各事業所に居る者の不公平感を解消することが重要である。
特許文献1に記載された電気機器のデマンド制御システムでは物件の居住者の快適性への配慮がなされている。しかしながら、この電気機器のデマンド制御システムによって点在する事業所におけるデマンド制御を実施した場合、各事業所に居る者の快適性に違いが生じ、それによって各事業所に居る者が不公平感を抱く可能性がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、各事業所に居る者の快適性が公平になり、かつ、総デマンドが目標値以下になるように制御することが可能な省エネルギー支援システムなどを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る省エネルギー支援システムは、
複数の事業所の各々に設置された設備コントローラと、前記各設備コントローラと通信ネットワークを介して接続されたサーバ装置とを備え、
前記各設備コントローラは、
制御対象の設備機器の運転スケジュールを含む計画データを前記サーバ装置から受信する計画データ受信手段と、
前記受信された前記計画データに基づいて、前記制御対象の設備機器を制御する設備制御手段と、
同じ事業所に設置されている設備機器による消費電力を収集する消費電力収集手段と、
設置されている事業所の快適性に関連する環境データに基づいて、当該事業所の快適性を表す快適性指標を算出する快適性算出手段と、
前記収集された前記設備機器による消費電力及び前記算出された快適性指標を含む事業所データを前記サーバ装置へ送信する事業所データ送信手段とを備え、
前記サーバ装置は、
前記各設備コントローラから送信された事業所データを受信する事業所データ受信手段と、
前記受信された事業所データに基づいて、前記各事業所で前記快適性指標が等しい場合に前記各事業所で消費される総電力である予測総デマンドを算出する予測総デマンド算出手段と、
前記複数の事業所で消費される総電力の目標値である目標総デマンドを示す目標総デマンドデータを予め記憶する目標総デマンド記憶手段と、
前記算出された予測総デマンドが前記目標総デマンド以下になるように、前記制御対象の設備機器の運転スケジュールを決定する運転スケジュール決定手段と、
前記決定された運転スケジュールを含む計画データを対応する前記各設備コントローラへ送信する計画データ送信手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、収集された消費電力及び算出された快適性指標に基づいて予測総デマンドを算出し、その予測総デマンドが目標総デマンド以下になるように各事業所に設置された制御対象の設備機器の運転スケジュールを決定する。そして、各事業所に設置された制御対象の設備機器は、その決定された運転スケジュールに基づいて制御される。そのため、各事業所における快適性が同程度になり、かつ、複数の事業所の総デマンドが目標総デマンド以下となるように、制御対象の設備機器を制御することができる。したがって、各事業所に居る者の快適性が公平になり、かつ、総デマンドが目標値以下になるように制御することが可能になる。
本発明の実施形態1に係る省エネルギー支援システムの全体的な構成を示す図である。 目標総デマンドデータの一例を示す図である。 気象予測データの一例を示す図である。 事業所データの一例を示す図である。 実施形態1に係る設備コントローラの構成を示す図である。 実施形態1に係る計画データの一例を示す図である。 事業所データ収集処理の流れを示すフローチャートである。 運転スケジュール決定処理の流れを示すフローチャートである。 PMVの変更に伴う予測総デマンドの変化の例を示す図である。 実施形態1に係る設備機器制御処理の流れを示すフローチャートである。 実施形態2に係るサーバ装置の構成を示す図である。 実施形態2に係る設備コントローラの構成を示す図である。 実施形態2に係る計画データの一例を示す図である。 実施形態2に係る設備機器制御処理の流れを示すフローチャートである。 デマンド優先処理が実行された場合のデマンド及びPMVの変化の例を示す図である。 快適性制限処理が実行された場合のデマンド及びPMVの変化の例を示す図である。 実施形態3に係るサーバ装置の構成を示す図である。 PMV差データの一例を示す図である。 デマンド差データの一例を示す図である。 実施形態3に係る設備コントローラの構成を示す図である。 通知処理の流れを示すフローチャートである。 運転スケジュール修正処理の流れを示すフローチャートである。 目標事業所デマンドの融通を受けた場合のデマンド及びPMVの変化の例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。全図を通じて同一の要素には同一の符号を付す。また、同一の要素に関して重複する説明は省略する。
実施形態1.
本発明の実施形態1に係る省エネルギー支援システム100は、図1に示すように、各事業所における省エネルギーを支援するためのシステムであって、サーバ装置102と、各事業所に設置される設備コントローラ104とを備える。
各設備コントローラ104とサーバ装置102とは、有線方式若しくは無線方式又はこれらを組み合わせた方式の通信ネットワーク106を介して接続されている。なお、通信ネットワーク106は、公衆の便に供される共用通信回線や独自の専用通信回線などであってもよい、それらを組み合わせたものであってもよい。
事業所A、事業所B及び事業所Cのそれぞれは、例えば、全国的に、複数の地域に又は一地域に点在する所在地L1、L2、L3の建物A、建物B及び建物Cに設けられる、共通の事業者の事業所である。建物は、例えば施設、ビルの全部又は一画、工場などである。
各事業所には、設備機器としての空調機107、照明機器108及びコンセントを利用するOA機器109が設置され、各設備機器が接続される動力線、電灯線などには、それぞれで使用される電力を計測する電力センサ110〜112が設けられている。
また、各事業所には、屋内に居る人の快適性に関わる環境データとしての温度、湿度及び風速のそれぞれを測定する温度センサ113、湿度センサ114及び風速センサ115が設置される。また、各事業所には、気象計測データとしての屋外の気温(外気温)を計測する気象計測センサ116が設置される。なお、気象計測データは、屋外の温度、湿度、風速、日射量などの1つ又は複数であってもよい。
空調機107、照明機器108、OA機器109、電力センサ110〜112、温度センサ113、湿度センサ114、風速センサ115及び気象計測センサ116は、それぞれ、同図に示すように、通信線を介して設備コントローラ104に接続されている。設備コントローラ104は、通信線を介して、同じ事業所に設置された空調機107、照明機器108及びOA機器109を監視し、空調機107を制御する。また、設備コントローラ104は、通信線を介して、同じ事業所のセンサ110〜116から各種データを収集する。
なお、制御対象となる設備機器は、空調機107に限られず、例えば照明機器108などの他の設備機器であってもよい。
サーバ装置102は、各設備コントローラ104からのデータに基づいて、各事業所に設置された空調機107の運転スケジュールを決定する装置であって、同図に示すように、記憶部121と、サーバ制御部122と、サーバ通信部123とを備える。
記憶部121は、フラッシュメモリ、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)などから構成され、目標総デマンドデータ126と、気象予測データ127と、事業所データ128とを記憶している。
目標総デマンドデータ126は、複数の事業所で消費される電力の合計(総電力)の目標値である目標総デマンドを示し、記憶部121に予め設定される。目標総デマンドは例えば、一事業者の下で消費が許される電力の総量として電力の供給元から提示される。目標総デマンドデータ126は、例えば図2に示すように、管理時間帯ごとの目標総デマンドを示す。本実施形態では管理時間帯は9時00分から1時間ごとの時間帯で構成される。
気象予測データ127は、各事業所の所在地を含む地域又はその周辺地域における気象に関する予測値として外気温の予測値を示す。詳細には、例えば図3に示すように、気象予測データ127は、事業所A、事業所B、事業所Cの所在地L1、L2、L3に対応する地域A1、A2、A3で予測される気温を示す。なお、各事業所の気象に関する予測値は、屋外における気温、湿度、風速などの予測値の1つ又は複数であってもよい。
事業所データ128は、各事業所で各管理時間帯に実際に消費された電力とPMV(Predicted Mean Vote)とを関連付けたデータである。本実施形態の事業所データ128は、図4に示すように、各管理時間帯の消費電力とPMVとに加えて条件データを含み、条件データは、その消費電力がいずれの設備機器によるものかを示す設備種別と、制御対象である空調機107の各管理時間帯の設定温度と、各管理時間帯の気象計測データである外気温とを含む。
なお、条件データは、空調機107の設定温度の他に、例えば圧縮機の周波数、吹き出し口の温度などの設備機器の稼働状況データを含んでよい。また、条件データは、照明機器108が制御対象である場合には、調光率を含んでもよい。
ここで、PMVは、そこに居る人が感じる快適性を表す指標である快適性指標の一例であって、快適性指標は例えば、PMVと同様の温熱感指標であるPPD(Predicted Percentage of Dissatisfied)、その他独自の方法で算出される指標などであってよい。なお、詳細後述する設備コントローラ104が制御対象とする設備機器が照明機器108である場合には、快適性指標は屋内の照度であってもよい。
サーバ制御部122は、例えばRAM(Random Access Memory)、プロセッサなどから構成される。サーバ制御部122は、例えばRAMを作業領域として記憶部121に記憶された図示しないソフトウェアプログラムを実行するプロセッサにより発揮される機能として、図1に示すように、予測総デマンド算出部131と、運転スケジュール決定部132とを備える。
予測総デマンド算出部131は、記憶部121の事業所データ128を参照することによって、各事業所でPMVが等しい場合の管理時間帯ごとの総電力である予測総デマンドを算出する。本実施形態では予測総デマンド算出部131は、記憶部121の気象予測データ127をも参照することによって、各事業所の外気温が対応する気象予測データ127により示される外気温となった場合の予測総デマンドを算出する。
運転スケジュール決定部132は、予測総デマンド算出部131により算出された予測総デマンドが、目標総デマンドデータ126により示される対応する管理時間帯ごとの目標総デマンド以下となるように、制御対象の設備機器の管理時間帯ごとの運転スケジュールを決定する。本実施形態では制御対象の設備機器は空調機107であるので、運転スケジュールは空調機107の制御値としてその設定温度を含む。
なお、運転スケジュールにおいて設備機器を制御するための時間帯は、目標総デマンドにおける管理時間帯と同じでなくてもよいが、本実施形態では設備コントローラ104の制御対象は空調機107であり、その消費電力は、時刻とともに変化する外気温等の影響を受けるため、例えば15分〜60分間隔であることが望ましい。
サーバ通信部123は、例えば通信ネットワーク106を介して各種データを送受信する通信インタフェースであって、同図に示すように、事業所データ受信部135と、計画データ送信部136と、気象予測取得部137とを備える。
事業所データ受信部135は、各設備コントローラ104から送信される事業所データ128を通信ネットワーク106を介して受信する。
計画データ送信部136は、運転スケジュール決定部132により決定された管理時間帯ごとの運転スケジュールを含む計画データを、対応する各事業所に設置された設備コントローラ104へ送信する。
気象予測取得部137は気象予測データ127を取得する。気象予測データ127は、例えば気象予測データ127を提供する機関に設置される気象予測提供装置139から通信ネットワーク106を介して取得され、サーバ制御部122を介して記憶部121に格納される。
設備コントローラ104は、各設備機器107〜109、各センサ110〜116などから各種データを収集するとともに、サーバ装置102により決定された運転スケジュールに基づいて各事業所に設置された空調機107を制御する。
事業所Aに設置される設備コントローラ104の構成について図5を参照して説明する。なお、事業所B及び事業所Cの各々に設置される設備コントローラ104も同様の構成を備える。
設備コントローラ104は、同図に示すように、消費電力収集部141と、環境データ収集部142と、気象計測データ取得部143と、設備機器通信部144と、記憶部145と、設備コントローラ制御部146と、設備コントローラ通信部147とを備える。
消費電力収集部141は、例えば電力センサ110〜112と通信するための通信インタフェースであって、空調機107と照明機器108とOA機器109の各々による消費電力を示す消費電力データを各電力センサ110〜112から取得する。
環境データ収集部142は、例えば事業所Aが設けられる建物Aの屋内に設置される温度センサ113、湿度センサ114及び風速センサ115と通信するための通信インタフェースであって、温度、湿度及び風速を示す環境データを各センサ113〜115から取得する。
気象計測データ取得部143は、例えば気象計測センサ116と通信するための通信インタフェースであって、事業所Aが設けられる建物Aの屋外で計測された外気温を示す気象計測データを気象計測センサ116から取得する。
設備機器通信部144は、例えば空調機107、照明機器108及びOA機器109の各々と通信するための通信インタフェースであって、同図に示すように、制御データ送信部149と、稼働状況収集部150とを備える。
制御データ送信部149は、空調機107を制御するための制御データを空調機107へ送信する。
稼働状況収集部150は、空調機107、照明機器108及びOA機器109の各々の稼働状況を示す稼働状況データを取得する。例えば、稼働状況収集部150は、空調機107から稼働状況データとしての現在の設定温度などを取得する。
記憶部145は、フラッシュメモリ、ROMなどから構成され、計画データ152を記憶している。計画データ152は、サーバ装置102により決定された、事業所Aに設置された設備機器の運転スケジュールを含むデータであって、例えば図6に示すように、その運転スケジュールの対象となる事業所名及び設備名と、管理時間帯ごとの空調機107の設定温度を含む。
設備コントローラ制御部146は、例えばRAM(Random Access Memory)、プロセッサなどから構成される。設備コントローラ制御部146は、例えばRAMを作業領域として記憶部145に記憶された図示しないソフトウェアプログラムを実行するプロセッサにより発揮される機能として、図5に示すように、PMV算出部155と、事業所データ生成部156と、記憶制御部157と、設備制御部158とを備える。
PMV算出部(快適性算出手段)155は、環境データ収集部142により収集された環境データに基づいて、予め定められた方法でPMVを算出する。なお、PMVの算出に温度、湿度、風速以外の情報が必要な場合、その情報を取得するためのセンサが適宜設けられてもよく、またその情報には予め定められる値が用いられてもよい。
事業所データ生成部156は、消費電力収集部141により収集された各設備機器107〜109の消費電力、PMV算出部155により算出されたPMV、稼働状況収集部150により収集された稼働状況データなどを管理時間帯ごとに関連付けた事業所データ128を生成する。
記憶制御部157は、記憶部145にデータを格納し、記憶部145からデータを読み出す。
設備制御部158は、記憶部145の計画データ152に含まれる運転スケジュールに基づいて空調機107を制御する。詳細には、設備制御部158は、運転スケジュールに含まれる対応する管理時間帯の設定温度を含む制御データを生成し、その制御データを制御データ送信部149に空調機107へ送信させる。
設備コントローラ通信部147は、例えば通信ネットワーク106を介してサーバ装置102との間で各種データを授受する通信インタフェースであって、同図に示すように、事業所データ送信部161と、計画データ受信部162とを備える。
事業所データ送信部161は、事業所データ生成部156により生成された事業所データ128をサーバ装置102へ送信する。計画データ受信部162は、計画データ152をサーバ装置102から受信する。
なお、消費電力収集部141は、稼働状況収集部150により収集された稼働状況データに基づいて事業所Aに設置された設備機器107〜109の各々の消費電力を算出することにより、消費電力を収集してもよい。この場合、電力センサ110〜112は設けられなくてもよく、消費電力収集部141は、電力センサ110〜112との通信インタフェースに代えて、例えば所定のプログラムを実行するプロセッサが発揮する機能により実現されるとよい。
また、環境データ収集部142は、稼働状況収集部150により収集された稼働状況データに基づいて環境データを算出してもよい。この場合、温度センサ113、湿度センサ114又は風速センサ115などは設けられなくてもよく、環境データ収集部142は、これらのセンサ113〜115との通信インタフェース代えて、例えば所定のプログラムを実行するプロセッサが発揮する機能により実現されるとよい。
これまで、本実施形態に係る省エネルギー支援システム100の構成について説明した。ここから、本実施形態に係る省エネルギー支援システム100が実行する処理について、図を参照して説明する。
設備コントローラ104は、各管理時間帯の予め定められた一時点(例えば、9時30分から60分間隔)に図7に示す事業所データ収集処理を実行する。ここでは、事業所Aに設置される設備コントローラ104を例に説明するが、事業所B及び事業所Cの各々に設置される設備コントローラ104も同様の処理を実行する。
環境データ収集部142は、温度センサ113、湿度センサ114及び風速センサ115のそれぞれから環境データを取得する(ステップS101)。PMV算出部155は、取得された環境データに含まれる温度、湿度及び風速に基づいて、PMVを算出する(ステップS102)。
稼働状況収集部150は、空調機107、照明機器108及びOA機器109のそれぞれから稼働状況データを収集する(ステップS103)。気象計測データ取得部143は、気象計測センサ116から気象計測データを取得する(ステップS104)。
事業所データ生成部156は、事業所Aの事業所データ128を生成する(ステップS105)。この事業所データ128は例えば、ステップS102にて算出されたPMVと、ステップS103にて収集された稼働状況データと、ステップS204にて取得された気象計測データと、図示しない計時部から取得した現在時刻又はそれに対応する管理時間帯とを関連付けることによって生成される。
事業所データ送信部161は、生成された事業所データ128を通信ネットワーク106を介してサーバ装置102へ送信する(ステップS106)。
設備コントローラ104から事業所データ128が送信されると、サーバ装置102の事業所データ受信部135は、通信ネットワーク106を介してその事業所データ128を受信する。記憶部121は、サーバ制御部122の制御の下で、事業所データ受信部135が受信した事業所データ128を格納する。
なお、事業所データ収集処理を実行するタイミングは、適宜定められてよく、望ましくは1分から60分の間で定められる。比較的長い時間間隔で事業所データ収集処理を実行する場合、必要に応じて期間内のデータを平均化する処理、積算する処置などが行われてもよい。
また、事業所データ128は、ステップS106において逐次送信されることに代えて、例えば設備コントローラ104の記憶部145に1日などの一定期間分記憶されて、その期間単位でまとめてサーバ装置102へ送信されてもよい。
サーバ装置102は、予め定められた時刻に一定の時間間隔で(例えば、毎朝10時に)、図8に示す運転スケジュールの決定処理を実行する。
予測総デマンド算出部131は、PMVの初期値を設定する(ステップS201)。本実施形態ではPMVの初期値に、人が最も快適であると感じる場合のPMVの値である0が設定されることとするが、他の値が設定されてもよい。
運転スケジュール決定部132は、目標総デマンドデータ126を記憶部121から読み出す(ステップS202)。予測総デマンド算出部131は、気象予測データ127を記憶部121から読み出し(ステップS203)、事業所データ128を記憶部121から読み出す(ステップS204)。
サーバ制御部122は、ステップS206からステップS210までの処理を各管理時間帯について繰り返す(ループA;ステップS205)。
予測総デマンド算出部131は、読み出した事業所データ128に基づいて、PMVが設定された値であって、かつ、外気温が気象予測データ127により示される温度である場合に各事業所で消費される電力を算出する(ステップS206)。
詳細には、予測総デマンド算出部131は例えば、各事業所について、PMVの設定値と外気温の予測値とが最も近い過去の事業所データ128を抽出する。そして、予測総デマンド算出部131は、その事業所データ128に含まれる消費電力を事業所ごとに合算する。
なお、予測総デマンド算出部131は、事業所データ128に含まれる値を適宜線形補完などすることによってPMVの設定値と外気温の予測値とに対応する各設備機器の消費電力を算出し、それを事業所ごとに合算してもよい。
また、予測総デマンド算出部131が各事業所の消費電力を算出するために用いる外気温の予測値は、気象予測データ127により示される温度そのものでなくてもよい。例えば、予測総デマンド算出部131は、気象予測データ127により示される温度に基づいて、予め定められた方法で外気温の予測値を算出してもよい。
予測総デマンド算出部131は、決定した各事業所の消費電力を合算することによって予測総デマンドを算出する(ステップS207)。運転スケジュール決定部132は、算出された予測総デマンドが目標総デマンド以下であるか否かを判定する(ステップS208)。
予測総デマンドが目標総デマンド以下でないと判定された場合(ステップS208;No)、予測総デマンド算出部131は、PMVに予め定められた値pを加算する(ステップS209)。ここで加算されるpには、予測総デマンドを低減させるために、PMVを悪化させる値が予め定められる。そして、再び、ステップS206からステップS208までの処理が実行される。
予測総デマンドが目標総デマンド以下であると判定した場合(ステップS207;Yes)、運転スケジュール決定部132は、その予測総デマンドを算出するために用いられたパラメータに基づいて、その管理時間帯における各事業所の運転スケジュールを決定する(ステップS210)。
例えば、図9に示すように、PMVを0及びpと設定した場合に算出された予測総デマンドが目標総デマンドより大きく、PMVを2pと設定した場合に算出された予測総デマンドが目標総デマンドより小さいとする。
この場合、運転スケジュール決定部132は、PMVを2pと設定した場合に予測総デマンドを算出するために用いられたパラメータとして、事業所データ128に含まれる空調設定温度を参照する。そして、運転スケジュール決定部132は、参照した空調設定温度を制御値として含む運転スケジュールを決定する。
対象となるすべての管理時間帯について運転スケジュールが決定されると、計画データ送信部136は、決定された運転スケジュールを事業所ごとに関連付けることによって計画データを生成する。計画データ送信部136は、生成した計画データ152のそれぞれを対応する事業所に設置された設備コントローラ104へ通信ネットワーク106を介して送信する(ステップS211)。
各事業所の設備コントローラ104の計画データ受信部162は、図10に示すように、計画データ152を受信すると(ステップS301)、記憶制御部157がその計画データ152を記憶部145に格納する(ステップS302)。
設備制御部158は、記憶制御部157を介して計画データ152を取得し、その計画データ152に含まれる運転スケジュールに従って、空調機107を制御する(ステップS303)。
詳細には、設備制御部158は、その運転スケジュールに含まれる各管理時間帯の制御値を空調機107の設定温度とする制御データを生成し、制御データ送信部149に空調機107へ送信させる。
以上説明したように、本実施形態によると、各事業所でPMVが等しくなり、かつ、予測総デマンドが目標総デマンド以下となる運転スケジュールが決定され、その運転スケジュールに従って、空調機107が制御される。そのため、各事業所における快適性が同程度になり、かつ、複数の事業所の総デマンドが目標総デマンド以下となるように、空調機107を制御することができる。したがって、各事業所に居る者の快適性が公平になり、かつ、総デマンドが目標値以下になるように制御することが可能になる。
一般的に、消費電力を低減させるために、空調機107の設定温度を調整することが効果的であることが多い。また、空調機107は快適性への影響が大きい設備機器の1つである。そのため、制御対象を空調機107とする運転スケジュールを決定することによって、各事業所に居る者の快適性が公平になり、かつ、総デマンドが目標値以下になるようにその実効がある制御をすることが可能になる。
本実施形態では各事業所の外気温を参照して、各時間帯の運転スケジュールを決定する。一般的に、外気温は各時間帯のPMVや消費電力に影響する。そのため、外気温を考慮して運転スケジュールを決定することによって、各時間帯のPMVや予測総デマンドを予測する精度を向上させることができる。したがって、各事業所に居る者の快適性がより公平になり、かつ、総デマンドがより正確に目標値以下になるように制御することが可能になる。
本実施形態では管理時間帯ごとの運転スケジュールを決定する。一般的にPMVや消費電力は、時間とともに変化する外気温などの影響を受ける。管理時間帯ごとの運転スケジュールを決定ことによって、気象などの時間的な変化に対応した運転スケジュールを決定することができる。したがって、各事業所に居る者の快適性がより公平になり、かつ、総デマンドがより正確に目標値以下になるように制御するが可能になる。
なお、本実施形態では制御対象の設備機器が空調機107であることとしたが、複数種類の設備機器が制御対象とされてもよい。この場合、快適性指標は、PMVに代えて、その複数の設備機器によって調整される屋内の快適性を表す指標が採用されるとよい。運転スケジュールは、各事業所で快適性指標が同じ値になるように、その複数の設備機器について決定されるとよい。これによって、各事業所に居る者の快適性が公平になり、かつ、総デマンドが目標値以下になるように制御することが可能になる。
なお、本実施形態では事業所が共通の事業者に属する場合を例に説明したが、事業所は、例えば同一のビルに入居し、異なる事業者に属する各テナントに属するものであってもよく、同一ビルの各フロアのものであってもよい。この場合であっても、本実施形態に係る省エネルギー支援システム100によれば、そのビルの各テナントの区画、各フロアなどに居る者の快適性が公平になり、かつ、総デマンドが目標値以下になるように制御することが可能になる。
実施形態2.
本発明の実施形態2に係る省エネルギー支援システムでは、サーバ装置により決定された運転スケジュールに従って制御対象となる設備機器である空調機107を制御すると、快適性や消費電力が目標値を超える場合に、制御コントローラが、快適性や消費電力が目標値となるように空調機107を制御する。
本実施形態に係るサーバ装置202は、図11に示すように、実施形態1に係る計画データ送信部136に代えて計画データ送信部236を有するサーバ通信部223を備える。計画データ送信部236は、目標PMV(目標快適性指標)と目標事業所デマンドとを含む計画データを、対応する設備コントローラ204へ通信ネットワーク106を介して送信する。
目標PMVは、運転スケジュール決定部132により運転スケジュールが決定される際に設定されたPMVである。したがって、目標PMVは、各事業所で同じ値である。目標事業所デマンドは、運転スケジュール決定部132により運転スケジュールが決定される際に用いられた各事業所で消費される電力である。
本実施形態に係る設備コントローラ204は、図12に示すように、計画データ252を記憶する記憶部245と、実施形態1に係る設備制御部158に代えて設備制御部258を有し、事業所デマンド予測部265をさらに有する設備コントローラ制御部246とを備える。事業所Aに設置される設備コントローラ204について説明するが、事業所B及び事業所Cの各々に設置される設備コントローラ204も同様の構成を備える。
計画データ252は、図13に示すように、実施形態1と同様の運転スケジュールに加えて、各時間帯の目標PMVと目標事業所デマンドとを含む。
図12を再び参照する。
事業所デマンド予測部265は、空調機107が運転スケジュールに従って制御された場合に、設置される事業所Aにおいて管理時間帯に消費される電力の予測値(予測事業所デマンド)を算出する。
詳細には例えば、事業所デマンド予測部265は、稼働状況収集部150及び消費電力収集部のそれぞれにより収集される稼働状況データ及び消費電力データを取得する。事業所デマンド予測部265は、これらの取得したデータにより示される過去数分間の設備機器の稼働状況と消費電力を例えば線形補完することによって、予測事業所デマンドを算出する。
事業所デマンド予測部265は、15分間隔で各管理時間帯における予測事業所デマンドを算出することとするが、例えば5分、10分など適宜定められる時間間隔で予測事業所デマンドを算出してもよい。
設備制御部258は、実施形態1と同様に、計画データ252に含まれる運転スケジュールに従って、空調機107を制御する。
設備制御部258は、さらに、予測事業所デマンドが計画データ252に含まれる対応する管理時間帯の目標事業所デマンドを超える場合に、その管理時間帯に事業所Aで消費される電力がその目標事業所デマンド以下となるように、空調機107を制御する。
また、設備制御部258は、PMV算出部155により算出されたPMVが計画データ252に含まれる対応する管理時間帯の目標PMVよりも良好な快適性を示す場合、事業所AにおけるPMVが目標PMVとなるように、空調機107を制御する。
これまで、本実施形態に係る省エネルギー支援システムの構成について説明した。ここから、本実施形態に係る省エネルギー支援システムに特徴的な設備コントローラ204が実行する処理について、図を参照して説明する。
ここでは、事業所Aに設置されている設備コントローラ204を例に説明するが、事業所B又は事業所Cに設置されている設備コントローラ204も同様の処理を実行する。
設備コントローラ204は、例えば管理時間帯に15分間隔で、図14に示す設備機器制御処理を実行する。本実施形態では設備機器制御処理は、例えば11時00分、11時15分、11時30分、11時45分・・・に実行される。
事業所デマンド予測部265は、稼働状況収集部150及び消費電力収集部により収集される稼働状況データ及び消費電力データを取得する。事業所デマンド予測部265は、それらの取得したデータに基づいて、事業所Aにおける管理時間帯の予測事業所デマンドを算出する(ステップS401)。
設備制御部258は、事業所デマンド予測部265により算出された予測事業所デマンドに対応する管理時間帯の計画データ252の目標事業所デマンドを参照し、その予測事業所デマンドと目標事業所デマンドとを比較する(ステップS402)。
予測事業所デマンドが目標事業所デマンドを超える場合(ステップS402;予測事業所デマンド>目標事業所デマンド)、設備制御部258はデマンド優先処理を実行する(ステップS403)。
詳細には、デマンド優先処理において(ステップS403)、設備制御部258は、管理時間帯において事業所Aで消費される電力が対応する管理時間帯の目標事業所デマンド以下となるように、空調機107の設定温度を制限する。
デマンド優先処理を実行した場合の例を図15に示す。同図では、事業所Aで不足デマンドの発生が11時30分に予測された場合に、事業所Aに設置された空調機107の設定温度を制限することで、予測事業所デマンドを目標事業所デマンドまで低下させた例を示す。ここで、不足デマンドとは、ある管理時間帯において事業所のいずれか1つで消費される電力が対応する管理時間帯の目標事業所デマンドを超えること、又はその目標事業所デマンドを超える電力量をいう。
具体例を挙げると、冷房運転をしている空調機107の目標温度が25度に設定された場合に、11時から12時までの事業所Aにおける消費電力が20kWであると11時30分に予測されたとする。そして、11時から12時までの目標事業所デマンドが18kWである場合、不足デマンドは2kWになる。この場合、例えば空調設備の目標温度を26度以上に設定することで、空調機107の能力を制限して運転する。これにより、11時から12時までに事業所Aで消費される電力を目標デマンドである18kWにまで低下させる。
デマンド優先処理によって、事業所Aにおける快適性は悪化し、場合によっては同図に示すように目標PMVが示すものよりも悪くなるが、消費電力を目標事業所デマンドに適合させることができる。
予測事業所デマンドが目標事業所デマンドを超えない場合(ステップS402;予測事業所デマンド≦目標事業所デマンド)、設備制御部258は、PMV算出部155により算出されたPMVと計画データ252に含まれる対応する管理時間帯の目標PMVとを比較する(ステップS404)。
算出されたPMVが対応する目標PMVより良好な快適性を示さない場合(ステップS404;快適性が目標PMVより良好ではない)、設備制御部258は、計画データ252に含まれる運転スケジュールに従って空調機107を制御する(ステップS405)。
詳細には、算出されたPMVが対応する目標PMVと同じであるときには、設備制御部258は、運転スケジュールの制御値を設定して空調機107を稼動させる。
また、算出されたPMVが対応する目標PMVより快適性が悪いことを示すときには、設備制御部258は、事業所AのPMVが計画データ252に含まれる対応する管理時間帯の目標PMVに近づくように空調機107を制御する。このとき、設備制御部258は、予測事業所デマンドが計画データ252に含まれる対応する管理時間帯の目標事業所デマンドを超えず、かつ、事業所Aの快適性が目標PMVにより示されるものよりも良好にならない範囲で、空調機107を制御する。
算出されたPMVが対応する目標PMVより良好な快適性を示す場合(ステップS404;快適性が目標PMVより良好である)、設備制御部258は、快適性制限処理を実行する(ステップS406)。
詳細には、快適性制限処理において(ステップS406)、設備制御部258は、事業所AにおけるPMVが目標PMVとなるように、空調機107の設定温度を制限する。
快適性制限処理を実行した場合の例を図16に示す。同図では、11時30分に算出されたPMVが0であって目標PMVより良好な快適性を示す場合に、事業所Aに設置された空調機107の設定温度を制限することで、事業所Aにおける快適性を目標PMVが示すものにまで低下させた例を示す。
具体例を挙げると、冷房運転をしている空調機107の設定温度が25度、目標PMVが0.2であり、その設定温度で空調機107を運転した場合にPMV算出部155により算出されたPMVが0であるとする。この場合、算出されたPMVが対応する目標PMVより良好な快適性を示すので、設備制御部258は、空調機107の目標温度を26度に設定することで、空調機107の能力を制限して運転する。
快適性制限処理によって事業所Aにおける快適性は目標PMVが示す程度にまで低下するので、各事業所における快適性は等しくなり、各事業所に居る者の快適性を公平にすることが可能になる。
また、事業所Aで消費される電力を低減させることができるので、同図に示すように、余裕デマンドを生じさせることができる。したがって、より一層の消費電力の低減を図ることが可能になる。ここで、余裕デマンドとは、ある管理時間帯において事業所のいずれか1つで消費される電力が対応する管理時間帯の目標事業所デマンド未満となること、又はその目標事業所デマンドを下回る電力量をいう。
これにより、設備コントローラ204は、設備機器制御処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、例えば気象条件の変化などによって設備機器107〜109に掛かる負荷が増加し、事業所Aで消費される電力が目標事業所デマンドを超過しそうな場合に、デマンド優先処理が実行される。これによって、各事業所のデマンドの合計が目標総デマンドを超過することを回避することが可能になる。
また、例えば気象条件の変化などによって事業所における快適性が、目標PMVにより示されるものよりも良好になっている場合に、空調機107の能力を制限して運転する。これによって、事業所間の快適性を公平にすることが可能になるとともに、総デマンドの低減をさらに推進することが可能になる。
実施形態3.
本発明の実施形態3に係る省エネルギー支援システムでは、サーバ装置は、事業所のいずれかで不足デマンドや余裕デマンドの発生が予測される場合に、事業所間で目標事業所デマンドを融通することによって修正した運転スケジュールを決定する。
本実施形態に係るサーバ装置302は、図17に示すように、PMV差データ367及びデマンド差データ368をさらに記憶する記憶部321と、運転スケジュール修正部370をさらに備えるサーバ制御部322と、計画データ送信部236に代えて計画データ送信部336を有し、PMV差データ受信部372及びデマンド差データ受信部373をさらに備えるサーバ通信部323とを備える。
PMV差データ(快適性差データ)367は、快適性差としての快適性差としてのPMV差を示す。PMV差は、各事業所における管理時間帯ごとのPMVの実績値と目標PMVとの差であり、PMVの実績値は、例えば各事業所においてPMV算出部155により算出されるPMVである。本実施形態ではPMV差データ367は、図18に示すように、9時00分から10時00分まで、10時00分から11時00分までなどの各事業所におけるPMV差の履歴を含む。10時00分から11時00分までの事業所BにおけるPMVの実績値が目標PMVより1大きく、その他のPMVの実績値は目標PMVと等しい。ここで、PMVの実績値が目標PMVより1大きいことは、10時00分から11時00分までの時間帯で事業所Bの快適性が目標よりも悪かったことを意味する。
デマンド差データ368は、各事業所におけるある管理時間帯の予測事業所デマンドと目標事業所デマンドとの差(デマンド差)を示す。本実施形態ではデマンド差データ368は、図19に示すように、直近の管理時間帯である11時00分から12時00分までに、事業所Aでは2[kW]の不足デマンドが生じ、事業所Bでは4[kW]の不足デマンドが生じ、事業所Cでは5[kW]の余裕デマンドが生じることを示す。
運転スケジュール修正部370は、記憶部321に記憶されたデマンド差データ368に基づいて、各事業所で予測される消費電力の合計が記憶部321に記憶された目標総デマンドデータ126により示される目標総デマンド未満であるか否かを判定する。
各事業所で予測される消費電力の合計が目標総デマンド未満であると判定した場合、運転スケジュール修正部370は、余裕デマンドが生じている事業所の余裕デマンド分の目標事業所デマンドを、不足デマンドが生じている事業所へ融通するように運転スケジュールを修正する。
各事業所で予測される消費電力の合計が目標総デマンド未満でないと判定した場合であって、余裕デマンドが生じている事業所があるとき、運転スケジュール修正部370は、不足デマンドが生じている事業所が複数あるか否かをデマンド差データ368に基づいて判定する。
不足デマンドが生じている事業所が1つであるとき、運転スケジュール修正部370は、余裕デマンドが生じている事業所の余裕デマンド分の目標事業所デマンドを不足デマンドが生じている事業所へ融通するように、運転スケジュールを修正する。不足デマンドが生じている事業所が複数あるとき、運転スケジュール修正部370は、記憶部321に記憶されている快適性差データを参照し、余裕デマンドが生じている事業所の余裕デマンド分の目標事業所デマンドを、複数の事業所のうち過去の快適性が悪かった事業所へ優先的に融通するように運転スケジュールを修正する。
なお、運転スケジュール修正部370は、PMV差データ367に代えて、予測事業所デマンドに基づいて各事業所で予測される消費電力の合計を算出して、その合計が目標総デマンド未満になるか否かを判定しもよい。この場合、サーバ装置302は、事業所デマンド予測部265により算出された予測事業所デマンドを示すデータを各設備コントローラ304から通信ネットワーク106を介して取得するとよい。
計画データ送信部336は、運転スケジュール修正部370により修正された運転スケジュールを含む計画データ252を対応する事業所の設備コントローラ304へ通信ネットワーク106を介して送信する。
PMV差データ受信部372は、各設備コントローラ304から送信されるPMV差データ367を通信ネットワーク106を介して受信する。
デマンド差データ受信部373は、各設備コントローラ304から送信されるデマンド差データ368を通信ネットワーク106を介して受信する。
本実施形態に係る設備コントローラ304は、図20に示すように、デマンド差算出部375とPMV差算出部376とをさらに備える設備コントローラ制御部346と、デマンド差データ送信部378とPMV差データ送信部379とをさらに備える設備コントローラ通信部347とを備える。事業所Aに設置される設備コントローラ304について説明するが、事業所B及び事業所Cの各々に設置される設備コントローラ304も同様の構成を備える。
デマンド差算出部375は、事業所デマンド予測部265により算出された予測事業所デマンドと計画データ252に含まれる対応する管理時間帯の目標事業所デマンドとの差であるデマンド差を算出する。
PMV差算出部376は、PMV算出部155により算出されたPMVと計画データ252に含まれる対応する管理時間帯の目標PMVとの差を算出する。
デマンド差データ送信部378は、デマンド差算出部375により算出された事業所Aのデマンド差を含むデマンド差データをサーバ装置302へ通信ネットワーク106を介して送信する。
PMV差データ送信部379は、PMV差算出部376により算出された事業所AのPMV差を含むPMV差データをサーバ装置302へ通信ネットワーク106を介して送信する。
これまで、本実施形態に係る省エネルギー支援システムの構成について説明した。ここから、本実施形態に係る省エネルギー支援システムが実行する処理について、図を参照して説明する。
本実施形態に係る設備コントローラ304は、実施形態2と同様の設備機器制御処理(図14参照)を実行した後に、図21に示す通知処理を実行する。通知処理は、PMV差データ367とデマンド差データ368とをサーバ装置302へ通知するための処理である。事業所Aに設置されている設備コントローラ304を例に説明するが、事業所B又は事業所Cに設置されている設備コントローラ304も同様の処理を実行する。
同図に示すように、PMV差算出部376は、PMV算出部155により算出されたPMVと、記憶部145に記憶された計画データ252に含まれる目標PMVとを取得する(ステップS501)。ここで取得される目標PMVは、例えば設備機器制御処理が実行された時刻を含む管理時間帯に対応するものである。
PMV差算出部376は、取得したPMVから目標PMVを差し引くことによってPMV差を算出する(ステップS502)。
デマンド差算出部375は、事業所デマンド予測部265により算出された予測事業所デマンドと、記憶部245に記憶された計画データ252に含まれる目標事業所デマンドとを取得する(ステップS503)。ここで取得される目標事業所デマンドは、例えば設備機器制御処理が実行された時刻を含む管理時間帯に対応するものである。
デマンド差算出部375は、取得した予測事業所デマンドから目標事業所デマンドを差し引くことによってデマンド差を算出する(ステップS504)。
例えば、予測事業所デマンドが目標事業所デマンドを超える場合、デマンド差は、予測事業所デマンドから目標事業所デマンドを差し引くことで得られる不足デマンドとなる。これは、図19に示すデマンド差データ368では、事業所Aと事業所Bが該当する。また、この場合、設備制御部258によってデマンド優先処理が実行されるため、その事業所における快適性は悪化するので、その悪化した快適性を示すPMVと目標PMVとの差がPMV差として算出される。
また例えば、設備制御部258によって快適性制限処理が実行されるなどの結果、予測事業所デマンドが目標事業所デマンド未満である場合、デマンド差は、目標事業所デマンドから予測事業所デマンドを差し引くことで得られる余裕デマンドとなる。これは、図19に示すデマンド差データ368では、事業所Cが該当する。また、この場合、その事業所における快適性を示す快適性を示すPMVと目標PMVとの差がPMV差(通常は0)として算出される。
PMV差データ送信部379は、PMV差算出部376により算出されたPMV差を含むPMV差データ367を通信ネットワーク106を介してサーバ装置302へ送信し、デマンド差データ送信部378は、デマンド差算出部375により算出されたデマンド差を含むデマンド差データ368を通信ネットワーク106を介してサーバ装置302へ送信する(ステップS505)。
設備コントローラ304から送信されたPMV差データ367とデマンド差データ368とは、それぞれ、サーバ装置302のPMV差データ受信部372とデマンド差データ受信部373とにより受信される。受信された各データ372,373は、サーバ制御部322を介して記憶部321に格納される。
サーバ装置302は、所定のタイミング、例えばPMV差データ367又はデマンド差データ368を受信して格納すると、図22に示す運転スケジュール修正処理を実行する。
同図に示すように、運転スケジュール修正部370は、記憶部321に記憶されているデマンド差データ368が示すデマンド差に基づいて、異なる事業所で不足デマンドと余裕デマンドとが発生しているか否かを判定する(ステップS601)。
例えば、図19に示すデマンド差データ368では、事業所A及び事業所Bで不足デマンドが発生し、事業所Cでは余裕デマンドが発生している。そのため、運転スケジュール修正部370は、異なる事業所で不足デマンドと余裕デマンドとが発生していると判定する(ステップS601;Yes)。
図22に戻り、異なる事業所で不足デマンドと余裕デマンドとが発生していると判定した場合(ステップS601;Yes)、運転スケジュール修正部370は、記憶部321に記憶されているデマンド差データ368が示すデマンド差に基づいて、予測総デマンドが目標総デマンドより少ないか否かを判定する(ステップS602)。これにより、複数の事業所の全体で余裕デマンドがあるか否かを判定する。
例えば、図19に示すデマンド差データ368の場合、11時00分から12時00分における事業所A、事業所B、事業所Cのそれぞれのデマンド差は、−2[kW]、−4[kW]、+5[kW]である。これらを足し合わせると−1[kW]となり、予測総デマンドが目標総デマンドより1[kW]多い。そのため、運転スケジュール修正部370は、予測総デマンドが目標総デマンドより少なくないと判定する(ステップS602;No)。
図22に戻り、予測総デマンドが目標総デマンドより少なくないと判定した場合(ステップS602;No)、運転スケジュール修正部370は、不足デマンドが発生する事業所が複数あるか否かを判定する(ステップS603)。
例えば、図19に示すデマンド差データ368の場合、11時00分から12時00分に事業所Aと事業所Bの2つの事業所でデマンドの不足が発生する。そのため、運転スケジュール修正部370は、デマンドの不足が発生する事業所が複数あると判定する(ステップS603;Yes)。
図22に戻り、不足デマンドが発生する事業所が複数あると判定した場合(ステップS603;Yes)、運転スケジュール修正部370は、記憶部321に記憶されているPMV差データ367を参照し(ステップS604)、過去に快適性が悪かった事業所を抽出する(ステップS605)。
例えば、図18に示すPMV差データ367の場合、9時00分から11時00分までの各事業所のPMV差を足し合わせると、事業所A及び事業所Cについては0であり、事業所Bについては+1である。そのため、過去に快適性が悪かった事業所として、事業所Bが抽出される。
なお、PMVは0である場合に最も快適であることを表す指標であるので、各事業所のPMV差の絶対値を足し合わせた値が最も大きい事業所が、過去に快適性が悪かった事業所として抽出されてもよい。
また、9時00分から11時00分までの各事業所のPMV差、すなわち当日のPMV差の履歴に基づいて、過去に快適性が悪かった事業所を抽出する例を説明した。しかし、過去に快適性が悪かった事業所を抽出する際に参照されるPMV差は、過去24時間分、3日分、7日分など適宜定められた期間の履歴であってもよい。
図22に戻り、運転スケジュール修正部370は、余裕デマンドが生じている事業所のその余裕デマンドに相当する目標事業所デマンドを、ステップS605にて抽出した事業所に優先的に融通するように運転スケジュールを修正する(ステップS606)。
例えば、図19に示すように、事業所Aと事業所Bで不足デマンドが生じており、事業所Cで5[kW]の余裕デマンドが生じている場合であって、ステップS604にて事業所Bが抽出されたとき、事業所Cの余裕デマンドである5[kW]が事業所Bへ優先的に融通される。
その結果、事業所Bの目標事業所デマンドは、その不足デマンドである4[kW]だけ加算され、計画スケジュールは、それに応じた制御値及び目標事業所デマンドに修正される。事業所Cの余裕デマンドは事業所Bへ融通しても1[kW]余っている。この1[kw]は事業所Aへ融通される。その結果、事業所Bの目標事業所デマンドは、1[kW]だけ加算され、計画スケジュールは、それに応じた制御値及び目標事業所デマンドに修正される。事業所Cの目標事業所デマンドは5[kW]だけ差し引かれ、計画スケジュールは、それに応じた制御値及び目標事業所デマンドに修正される。
図22に戻り、デマンドの不足が発生する事業所が複数ないと判定した場合(ステップS603;No)、運転スケジュール修正部370は、不足デマンドが発生している事業所の運転スケジュールを修正する(ステップS607)。
詳細には、余裕デマンドが発生している事業所の余裕デマンドに相当する電力が、不足デマンドが発生している事業所の目標事業所デマンドに加算され、計画スケジュールは、それに応じた制御値及び目標事業所デマンドに修正される。余裕デマンドが発生している事業所の目標事業所デマンドは余裕デマンドだけ差し引かれ、計画スケジュールは、それに応じた制御値及び目標事業所デマンドに修正される。
予測総デマンドが目標総デマンド未満であると判定した場合(ステップS602;Yes)、運転スケジュール修正部370は、不足デマンドが発生しているすべての事業所の運転スケジュールを修正する(ステップS608)。
詳細には、この場合、余裕デマンドの合計が不足デマンドの合計を上回っているので、すべての事業所の不足デマンドを余裕デマンドを融通することで解消することができる。したがって、不足デマンドが発生しているすべての事業所の目標事業所デマンドに不足デマンド分の消費電力が加算され、計画スケジュールは、それに応じた制御値及び目標事業所デマンドに修正される。余裕デマンドが発生している事業所の目標事業所デマンドは融通した分だけ差し引かれ、計画スケジュールは、それに応じた制御値及び目標事業所デマンドに修正される。
計画データ送信部236は、運転スケジュール修正部370により修正された運転スケジュールを含む計画データを、通信ネットワーク106を介して対応する事業所の設備コントローラ304へ送信する(ステップS609)。
修正された運用スケジュールを含む計画データ252が送信されると、修正の対象となった事業所に設置された設備コントローラ304は、その計画データ252を受信し、記憶部245に格納する。そして、その設備コントローラ304の設備制御部258は、格納された計画データ252に含まれる修正された運用スケジュールに従って、空調機107を制御する。
詳細には、設備制御部258は、例えば図14に示す設備機器制御処理を実行する。その結果、消費電力の融通を受けた事業所では、緩和された制御値又は目標事業所デマンドに従って空調機107を制御することになる。そのため、快適性制限処理などにより悪化していた快適性を目標快適性に近付けて向上させることが可能になる。
図23に示すように、例えば事業所Aの設備コントローラ304が11時30分に予測事業所デマンドを予測したとする。この予測事業所デマンドは、当初の目標事業所デマンドを超えているので、事業所Aの設備コントローラ304は快適性制限処理を実行する。その結果、事業所Aにおける快適性は悪化する。
そして、事業所Aの設備コントローラ304は、修正された運転スケジュールを含む計画データ252をサーバ装置302から受信し、11時45分から、その修正された運転スケジュールに従って空調機107を制御したとする。事業所Aでは、当初の目標事業所デマンドより修正された目標事業所デマンドの方が大きいため、快適性制限処理における制限が緩和されて、快適性が改善する。
図22に戻り、異なる事業所で不足デマンドと余裕デマンドとが発生していないと判定した場合(ステップS601;No)、運転スケジュール修正部370は、運転スケジュールを修正することなく、運転スケジュール修正処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、各設備コントローラ304がデマンド差データ368をサーバ装置302へ通知する。そのため、サーバ装置302が各事業所の目標事業所デマンドを融通するように運転スケジュールを修正することができる。したがって、各事業所に居る者の快適性がより確実に公平になり、かつ、総デマンドが目標値以下になるように制御することが可能になる。
予測総デマンドが目標総デマンドより少ない場合には、不足デマンドが発生しているすべての事業所の運転スケジュールを修正する。これにより、すべての事業所のPMVを共通の目標PMVにすることができる。したがって、各事業所に居る者の快適性がより確実に公平になり、かつ、総デマンドが目標値以下になるように制御することが可能になる。
予測総デマンドが目標総デマンド以上であるが、異なる事業所で不足デマンドと余裕デマンドとが発生している場合、不足デマンドが発生している事業所へ余裕デマンドを融通するように、運転スケジュールを修正する。
不足デマンドが発生している事業所が1つである場合には、余裕デマンドのすべてをその事業所へ融通することで、その事業所の快適性をPMVに近付けることができる。したがって、各事業所に居る者の快適性がより確実に公平になり、かつ、総デマンドが目標値以下になるように制御することが可能になる。
不足デマンドが発生している事業所が複数ある場合には、その複数の事業所のうち過去に快適性が悪かった事業所へ優先的に余裕デマンドを融通するように、運転スケジュールを修正する。そのため、ある程度の期間における各事業所間の快適性に関する公平性を高めることができる。したがって、各事業所に居る者の快適性がより確実に公平になり、かつ、総デマンドが目標値以下になるように制御することが可能になる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、実施形態に種々の変更を加えた態様やそれらと均等な技術的範囲をも含む。
本発明は、例えば全国的に、複数の地域に、一地域に点在する複数の事業所を有する事業者が、いわゆる改正省エネ法への対応など省エネルギーに向けた設備機器の運営を実現するために適用することができる。
100 省エネルギー支援システム
102,202,302 サーバ装置
104,204,304 設備コントローラ
106 通信ネットワーク
107 空調機
108 照明機器
109 OA機器
110〜112 電力センサ
113 温度センサ
114 湿度センサ
115 風速センサ
116 気象計測センサ
131 予測総デマンド算出部
132 運転スケジュール決定部
135 事業所データ受信部
136,236,336 計画データ送信部
137 気象予測取得部
141 消費電力収集部
142 環境データ収集部
143 気象計測データ取得部
150 稼働状況収集部
155 PMV算出部
156 事業所データ生成部
158,258 設備制御部
161 事業所データ送信部
162 計画データ受信部
265 事業所デマンド予測部
370 運転スケジュール修正部
372 PMV差データ受信部
373 デマンド差データ受信部
375 デマンド差算出部
376 PMV差算出部
378 デマンド差データ送信部
379 PMV差データ送信部

Claims (12)

  1. 複数の事業所の各々に設置された設備コントローラと、前記各設備コントローラと通信ネットワークを介して接続されたサーバ装置とを備え、
    前記各設備コントローラは、
    制御対象の設備機器の運転スケジュールを含む計画データを前記サーバ装置から受信する計画データ受信手段と、
    前記受信された前記計画データに基づいて、前記制御対象の設備機器を制御する設備制御手段と、
    同じ事業所に設置されている設備機器による消費電力を収集する消費電力収集手段と、
    設置されている事業所の快適性に関連する環境データに基づいて、当該事業所の快適性を表す快適性指標を算出する快適性算出手段と、
    前記収集された前記設備機器による消費電力及び前記算出された快適性指標を含む事業所データを前記サーバ装置へ送信する事業所データ送信手段とを備え、
    前記サーバ装置は、
    前記各設備コントローラから送信された事業所データを受信する事業所データ受信手段と、
    前記受信された事業所データに基づいて、前記各事業所で前記快適性指標が等しい場合に前記各事業所で消費される総電力である予測総デマンドを算出する予測総デマンド算出手段と、
    前記複数の事業所で消費される総電力の目標値である目標総デマンドを示す目標総デマンドデータを予め記憶する目標総デマンド記憶手段と、
    前記算出された予測総デマンドが前記目標総デマンド以下になるように、前記制御対象の設備機器の運転スケジュールを決定する運転スケジュール決定手段と、
    前記決定された運転スケジュールを含む計画データを対応する前記各設備コントローラへ送信する計画データ送信手段とを備える
    ことを特徴とする省エネルギー支援システム。
  2. 前記各設備コントローラは、前記設置されている事業所の気象に関して計測される値を示す気象計測データを取得する気象計測データ取得手段をさらに備え、
    前記事業所データ送信手段は、前記気象計測データを含む事業所データを前記サーバ装置へ送信し、
    前記サーバ装置は、前記各事業所の気象に関する予測値を示す気象予測データを取得する気象予測データ取得手段をさらに備え、
    前記予測総デマンド算出手段は、前記受信された事業所データに基づいて、前記各気象計測データにより示される値が対応する前記気象予測データにより示される予測値であって、前記各事業所で前記快適性指標が等しい場合に前記各事業所で消費される電力を合算することにより予測総デマンドを算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の省エネルギー支援システム。
  3. 前記制御対象の設備機器は空気調和機であることを特徴とする請求項1又は2に記載の省エネルギー支援システム。
  4. 前記目標総デマンドデータは、予め定められた管理時間帯ごとの前記目標総デマンドを示し、
    前記運転スケジュール決定手段は、前記算出された予測総デマンドが前記管理時間帯ごとの前記目標総デマンド以下になるように、前記制御対象の設備機器の前記管理時間帯ごとの運転スケジュールを決定する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の省エネルギー支援システム。
  5. 前記計画データ送信手段は、前記管理時間帯ごとの運転スケジュールを決定する際に用いられた前記各事業所で消費される電力である目標事業所デマンドを含む計画データを対応する前記各設備コントローラへ送信し、
    前記各設備コントローラは、前記決定された運転スケジュールに従って前記制御対象の設備機器を制御した場合に前記設置される事業所で前記管理時間帯に消費すると予測される電力である予測事業所デマンドを算出する事業所デマンド予測手段をさらに備え、
    前記設備制御手段は、前記算出された予測デマンドが前記計画データ受信手段により受信された計画データに含まれる対応する前記管理時間帯の前記目標事業所デマンドを超える場合に、前記設置される事業所で消費される電力が当該管理時間帯に前記目標事業所デマンド以下となるように、前記制御対象の設備機器を制御する
    ことを特徴とする請求項4に記載の省エネルギー支援システム。
  6. 前記計画データ送信手段は、前記管理時間帯ごとの運転スケジュールを決定する際に用いられた前記快適性指標である目標快適性指標を含む計画データを対応する前記各設備コントローラへ送信し、
    前記設備制御手段は、前記算出された快適性指標が対応する前記管理時間帯の前記目標快適性指標よりも良好な快適性を示す場合に、前記算出される快適性指標が対応する前記管理時間帯の前記目標快適性指標となるように、前記制御対象の設備機器を制御する
    ことを特徴とする請求項4に記載の省エネルギー支援システム。
  7. 前記計画データ送信手段は、前記管理時間帯ごとの運転スケジュールを決定する際に用いられた、前記各事業所で消費される電力である目標事業所デマンド及び前記快適性指標である目標快適性指標を含む計画データを対応する前記各設備コントローラへ送信し、
    前記各設備コントローラは、
    前記決定された運転スケジュールに従って前記制御対象の設備機器を制御した場合に前記設置される事業所で前記管理時間帯に消費すると予測される電力である予測事業所デマンドを算出する事業所デマンド予測手段と、
    前記算出された予測事業所デマンドと対応する前記管理時間帯の前記目標事業所デマンドとの差であるデマンド差を算出するデマンド差算出手段と、
    前記算出されたデマンド差を示すデマンド差データを前記サーバ装置へ送信するデマンド差データ送信手段とをさらに備え、
    前記設備制御手段は、前記算出された予測デマンドが前記計画データ受信手段により受信された計画データに含まれる対応する前記管理時間帯の前記目標事業所デマンドを超える場合に、前記設置される事業所で消費される電力が当該管理時間帯に前記目標事業所デマンド以下となるように、前記制御対象の設備機器を制御し、前記算出された快適性指標が対応する前記管理時間帯の前記目標快適性指標よりも良好な快適性を示す場合に、前記算出される快適性指標が対応する前記管理時間帯の前記目標快適性指標となるように、前記制御対象の設備機器を制御する
    ことを特徴とする請求項4に記載の省エネルギー支援システム。
  8. 前記サーバ装置は、
    前記各設備コントローラから送信されたデマンド差データを受信するデマンド差データ受信手段と、
    前記受信されたデマンド差データに基づいて前記各事業所の前記予測事業所デマンドの合計が前記目標総デマンド未満であるか否かを判定し、前記各事業所の前記予測事業所デマンドの合計が前記目標総デマンド未満であると判定した場合に、前記予測事業所デマンドが前記目標事業所デマンド未満である事業所の余裕デマンドを前記予測事業所デマンドが前記目標事業所デマンドを超える事業所へ融通するように運転スケジュールを修正する運転スケジュール修正手段とを備え、
    前記計画データ送信手段は、前記修正した運転スケジュールを含む計画データを対応する前記各設備コントローラへ送信し、
    前記設備制御手段は、前記計画データに含まれる前記修正した運転スケジュールに基づいて、前記制御対象の設備機器を制御する
    ことを特徴とする請求項7に記載の省エネルギー支援システム。
  9. 前記各設備コントローラは、
    前記算出された快適性指標と対応する前記管理時間帯の前記目標快適性指標と差である快適性差を算出する快適性差算出手段と、
    前記算出された快適性差を示す快適性差データを前記サーバ装置へ送信する快適性差データ送信手段とをさらに備え、
    前記サーバ装置は、
    前記各設備コントローラから送信された快適性差データを受信する快適性差データ受信手段と、
    前記受信された快適性差データを記憶する快適性差記憶手段とをさらに備え、
    前記運転スケジュール修正手段は、前記各事業所の前記予測事業所デマンドの合計が前記目標総デマンド以上であると判定した場合に、前記予測事業所デマンドが前記目標事業所デマンドを超える事業所が複数あり、かつ、前記予測事業所デマンドが前記目標事業所デマンド未満である事業所があるときには、前記快適性差記憶手段に記憶された前記快適性差データを参照することにより、前記予測事業所デマンドが前記目標事業所デマンドを超える複数の事業所のうち過去の快適性が悪かった事業所に、前記予測事業所デマンドが前記目標事業所デマンド未満である事業所の余裕デマンドを優先的に融通するように運転スケジュールを修正する
    ことを特徴とする請求項8に記載の省エネルギー支援システム。
  10. 複数の事業所の各々に設置され、通信ネットワークを介してサーバ装置に接続された設備コントローラであって、
    同じ事業所に設置されている設備機器による消費電力を収集する消費電力収集手段と、
    設置されている事業所の快適性に関連する環境データに基づいて、当該事業所の快適性を表す快適性指標を算出する快適性算出手段と、
    前記収集された前記設備機器による消費電力及び前記算出された快適性指標を含む事業所データを前記サーバ装置へ送信する事業所データ送信手段と、
    前記各事業所で前記快適性指標が等しい場合に前記各事業所で消費される総電力である予測総デマンドが前記複数の事業所で消費される総電力の目標値である目標総デマンド以下になるように、前記送信された事業所データに基づいて前記サーバ装置により決定された制御対象の設備機器の運転スケジュールを含む計画データを前記サーバ装置から受信する計画データ受信手段と、
    前記受信された前記計画データに基づいて、前記制御対象の設備機器を制御する設備制御手段とを備える
    ことを特徴とする設備コントローラ。
  11. 複数の事業所の各々に設置される各設備コントローラとネットワークを介して接続されたサーバ装置であって、
    前記各事業所に設置された各設備機器による消費電力及び前記各設備コントローラにより算出された各事業所の快適性を表す快適性指標を含む事業所データを前記各設備コントローラから受信する事業所データ受信手段と、
    前記受信された事業所データに基づいて、前記各事業所で前記快適性指標が等しい場合に前記各事業所で消費される総電力である予測総デマンドを算出する予測総デマンド算出手段と、
    前記複数の事業所で消費される総電力の目標値である目標総デマンドを示す目標総デマンドデータを予め記憶する目標総デマンド記憶手段と、
    前記算出された予測総デマンドが前記目標総デマンド以下になるように、前記制御対象の設備機器の運転スケジュールを決定する運転スケジュール決定手段と、
    前記決定された運転スケジュールを含む計画データを対応する前記各設備コントローラへ送信する計画データ送信手段とを備える
    ことを特徴とするサーバ装置。
  12. 複数の事業所に設置されている各設備機器による消費電力を収集し、
    前記各事業所の快適性に関連する環境データに基づいて、当該各事業所の快適性を表す快適性指標を算出し、
    前記収集された消費電力及び前記算出された快適性指標に基づいて、前記各事業所で前記快適性指標が等しい場合に前記各事業所で消費される総電力である予測総デマンドを算出し、
    前記算出された予測総デマンドが前記複数の事業所で消費される総電力の目標値である目標総デマンド以下になるように、前記各事業所に設置された制御対象の設備機器の運転スケジュールを決定し、
    前記決定された運転スケジュールに基づいて、前記各事業所に設置された前記制御対象の設備機器を制御する
    ことを特徴とする省エネルギー支援方法。
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