JP2018012448A - 台車 - Google Patents

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【課題】積み上げられたコンテナを作業者が単独で運搬することができる台車を提供すること。【解決手段】上面が開口した箱状のコンテナ(10)を積み上げた状態で運搬する台車(20)が、取っ手(29)が設けられた立設部(21)と、立設部から前方に突出した2つの支持部(22)と、立設部の下部に装着された2つの車輪(26)とを備え、車輪を支点にして立設部を後方に倒すことで、積み上げられた複数のコンテナの最下のコンテナを2つの支持部で支持すると共に複数のコンテナの側面を立設部で支持して、積み上げた状態のままコンテナを運搬する構成にした。【選択図】図3

Description

本発明は、部品が収容されたコンテナを運搬する台車に関する。
装置の組立作業場等ではユニット毎の構成部品が個別にコンテナに収容されており、コンテナに収容された部品からユニットが組み立てられる。部品点数が多いユニットではコンテナが複数になることがあり、複数のコンテナが積み上げられて所定場所に保管されている。ユニットを組み立てる際には、積み上げられたコンテナを台車に載せて保管場所から作業場所に移動させる必要がある。従来、この種の台車として、上下に積み上げた複数のコンテナを、作業現場まで同時に運搬可能なものが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1には台座の四隅にキャスタを設けたキャスタ台が記載されており、キャスタ台に複数のコンテナを積み上げることで複数のコンテナを同時に運搬可能にしている。特許文献2には複数のキャスタ台を一度に移動させる移動装置が記載されており、複数のキャスタ台を連結することで多数のコンテナを同時に運搬可能にしている。また、コンテナ用の台車以外にも、ガスボンベ等の重量物を運搬可能な台車が知られている(特許文献3参照)。特許文献3に記載の台車は、台座に重量物を載せた後に車輪を支点に台車全体を傾けて重量物を運搬可能にしている。
特開平9−286335号公報 特開2011−156950号公報 特開2004−249952号公報
しかしながら、特許文献1に記載のキャスタ台、特許文献2に記載の移動装置では、ユニット毎にコンテナが積み上げられるため、ユニットの数だけキャスタ台を用意しなければならない。特許文献3に記載の台車で複数のコンテナを運搬することも考えられるが、複数のコンテナを台座に載せる作業者の他に、台車を押える作業者が必要になっていた。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、積み上げられたコンテナを作業者が単独で運搬することができる台車を提供することを目的の1つとする。
本発明の一態様の台車は、上部に開口を有する箱状のコンテナを積み上げた複数のコンテナを積み上げた状態で運ぶ台車であって、該コンテナは、該開口を備えて側板と、底板と、該側板と該底板との接合部分の外周面に形成する凹部とを備え、台車は、対向する該凹部に進入する所定の間隔で配設する2つの支持部と、該2つの支持部を連結するとともに該支持部の延在方向に直交する方向で該支持部から立設する立設部と、該支持部の延在方向と該立設部の立設方向に直交する方向に平行な回転軸で回転可能に該立設部の下部に装着する車輪とを備え、該2つの支持部を該コンテナの対向する該凹部にそれぞれ進入させた後、該車輪の回転軸を支点として該立設部を該支持部が配設される側とは反対側に倒して積み上げられた該コンテナの最下の該コンテナを該支持部が支持するとともに該立設部で積み上げられた該コンテナの側面を支持し、積み上げられた状態で該コンテナを運搬可能とする。
この構成によれば、立設部の下部に装着された車輪で台車がコンテナに近づけられて、所定の間隔で配設された2つの支持部が最下のコンテナの凹部に進入する。そして、支持部とは反対側に立設部が倒されることで、2つの支持部でコンテナが下側から支持され、コンテナの側面が立設部に支持される。このように、2つの支持部をコンテナの凹部に差し込み、立設部を倒すという簡易な操作によって複数のコンテナを台車に載せることができ、積み上げられたコンテナを作業者が単独で運搬することができる。
本発明によれば、所定の間隔の2つの支持部がコンテナの凹部に進入することで、簡易な操作で複数のコンテナを台車に載せて、積み上げられたコンテナを作業者が単独で運搬することができる。
本実施の形態のコンテナの正面模式図である。 比較例の台車の搭載状態の説明図である。 本実施の形態の台車及びコンテナの斜視図である。 本実施の形態の2つの支持部とコンテナの凹部の位置関係を示す図である。 本実施の形態の台車によるコンテナの運搬動作の説明図である。
以下、添付図面を参照して、本実施の形態の台車について説明する。まず、台車について説明する前に運搬対象であるコンテナについて説明する。図1は、本実施の形態のコンテナの正面模式図である。なお、図1Aは1つのコンテナ、図1Bは積み上げられた複数のコンテナをそれぞれ示している。また、本実施の形態のコンテナは、図1に示すコンテナに限定されず、本実施の形態の台車で運搬可能な構造を有していればよい。
図1Aに示すように、コンテナ10は、装置のユニット毎の構成部品Pが個別に収容された運搬容器であり、側板11及び底板12によって上面が開口した箱状に形成されている。コンテナ10の開口縁及び下縁には全周に亘って補強用の横リブ13が形成されており、コンテナ10の側板11には開口縁及び下縁の横リブ13を縦に繋ぐように補強用の縦リブ14(図3参照)が形成されている。コンテナ10の側板11と底板12の接合部分の外周面には、段状に凹んだ矩形環状の凹部15が形成されている。コンテナ10の底板12には、凹部15によって下側のコンテナ10の開口に入り込む段部16が形成されている。
図1Bに示すように、複数のコンテナ10は、上段のコンテナ10の底板12の段部16が下側のコンテナ10の上面の開口17に入り込むことで積み上げられている。また、各コンテナ10の側板11は、底板12から開口17に向かって幅広になるようにテーパー状に形成されている。このため、複数のコンテナ10が隣接して置かれていても、隣り合うコンテナ10の下部に隙間が空けられる(図4A参照)。また、複数のコンテナ10は、例えばユニット毎に積み上げられて保管場所の床F上に置かれており、積み上げられた状態で台車等を用いて保管場所から作業場所に運搬される。
図2Aの比較例に示すように、複数のコンテナ10の運搬用の台車30としては、把持フレーム31の下端に左右一対の車輪32が設けられ、把持フレーム31の下端から前方に突出するように板状の載置台33が突設された構造のものが考えらえる。この台車30は、積み上げられた複数のコンテナ10を載置台33上に載せた状態で、車輪32を支点に把持フレーム31を後方に倒すことで床Fから載置台33が離間される。そして、作業者が把持フレーム31を把持した状態で台車30を動かすことで、複数のコンテナ10が積み上げられた状態で保管場所から作業場所まで運搬される。
しかしながら、図2Bに示すように、この台車30に複数のコンテナ10を載せる際には、積み上げられた複数のコンテナ10を載置台33まで引き摺って載せる作業者の他に、台車30が後方に動かないように押える作業者が必要になる。また、台車30から複数のコンテナ10を降ろす際には、積み上げられた複数のコンテナ10を載置台33から引き摺って降ろす作業者の他に、台車30が前方に動かないように押える作業者が必要になる。このように、複数のコンテナ10の運搬時には少なくとも2人の作業者が必要となり、運搬作業が煩わしいものになっていた。
そこで、本実施の形態の台車20(図3参照)には、最下のコンテナ10の底板12と床Fとの間の段状の凹部15に着目して、対向する凹部15に進入する所定の間隔で2つの支持部22が配設されている。これにより、最下のコンテナ10の凹部15に2つの支持部22を進入させるように台車20を操作することで、作業者が単独で床F上の複数のコンテナ10を台車20に載せることができる。また、最下のコンテナ10の凹部15から2つの支持部22を引き抜くように台車20を操作することで、作業者が単独で複数のコンテナ10を台車20から床F上に降ろすことができる。
また、複数のコンテナ10が隣接して置かれている場合(図4参照)であっても、上記したように隣り合うコンテナ10の下部には隙間が空けられている。この隙間に台車20の2つの支持部22が入り込むため、隣のコンテナ10に対して2つの支持部22が干渉することもない。このように、台車20の容易な操作によって床F上から台車20にコンテナ10を載せたり、台車20から床F上にコンテナ10を降ろしたりすることができる。よって、保管場所と作業場所との間で、積み上げられた複数のコンテナ10を作業者が単独で運搬することが可能になっている。
以下、図3を参照して、本実施の形態の台車について説明する。図3は、本実施の形態の台車及びコンテナの斜視図である。なお、図3Aは台車の分解斜視図、図3Bは台車の組み立て後の斜視図をそれぞれ示している。また、以下の説明ではコンテナの奥行方向を台車の前後方向に向けた状態で、複数のコンテナを運搬する構成について説明する。
図3A及び図3Bに示すように、台車20は、いわゆる2輪台車であり、複数のコンテナ10を積み上げた状態で運搬可能に構成されている。台車20の立設部21は、縦長の直方体状に形成されており、立設部21の下部の左右両側面にフォーク状の2つの支持部22が設けられている。2つの支持部22は、コンテナ10の対向する凹部15に進入可能な所定の間隔を空けた状態で立設部21から前方に延在している。2つの支持部22は立設部21によって連結されており、支持部22の延在方向に直交する方向で支持部22に対して立設部21が立設している。
2つの支持部22は、横板23と縦板24とで断面視L字状に形成されており、横板23でコンテナ10を下側から支えると共に縦板24でコンテナ10の横ズレを抑えている。この場合、横板23の対向エッジの間隔がコンテナ10の下部の段部16の幅方向の寸法よりも広く取られており(図4A参照)、コンテナ10の凹部15に対する2つの支持部22の進入時に横板23の対向エッジを段部16に干渉させないようにしている。また、2つの支持部22の縦板24によってコンテナ10の側板11の外面がガイドされ、2つの支持部22の内側でコンテナ10が横ズレしないように位置決めされる。
縦板24の基端側には立設部21の側面に対して広い範囲で固定される固定板25が設けられ、固定板25から先端に向かって縦板24の高さが低くなるように傾斜している。支持部22の縦板24の先端側が低く形成されているため、台車20にコンテナ10を載せる際にコンテナ10の凹部15に対して2つの支持部22を位置合わせし易くしている。また、支持部22の縦板24が基端側に向かって高くなっているため、2つの支持部22がコンテナ10の凹部15に深く進入するのに伴って、支持部22の延在方向にコンテナ10の奥行方向が揃うようにコンテナ10の向きが自然に位置決めされる。
台車20の立設部21の下部には、左右両側面の後寄りに左右一対の車輪26が設けられている。車輪26は、支持部22の延在方向と立設部21の立設方向に直交する方向に平行な回転軸、すなわち台車20の進退方向(前後方向)に直交する左右方向の回転軸で回転可能に立設部21の下部にボルト27で装着されている。車輪26によって台車20を前後に進退させることができると共に、車輪26の回転軸を支点として台車20を後方に傾けることが可能になっている。台車20を後方に傾けることで、2つの支持部22の先端側を床F(図4参照)から浮かせたまま、複数のコンテナ10を運搬することが可能になっている。
台車20の立設部21の高さ方向の略中間位置には、積み上げられたコンテナ10の横倒れを防止する左右一対の支持プレート28が設けられている。立設部21から前方に突出した支持プレート28の前側で積み上げられたコンテナ10の横倒れが防止され、立設部21から後方に突出した支持プレート28の後側に取っ手29が取り付けられている。取っ手29は支持プレート28の後端同士を連結しており、取っ手29が把持されることで台車20が操作される。このとき、車輪26の回転軸からコンテナ10の重心までの距離よりも、車輪26の回転軸から取っ手29までの距離が離れているため、弱い力で台車20を傾けることが可能になっている。
このように構成された台車20では、最下のコンテナ10の凹部15に2つの支持部22を差し込んで後方に台車20を倒すことで、作業者が単独で床F(図4参照)上の複数のコンテナ10を台車に載せることが可能になっている。そして、最下のコンテナ10の下面が一対の支持部22に支持されると共に、積み上げられたコンテナ10の側面が立設部21に支持された状態で運搬される。その後、運搬先で台車20を起こして最下のコンテナ10の凹部15から2つの支持部22を引き抜くことで、作業者が単独で複数のコンテナ10を床F上に降ろすことが可能になっている。
なお、本実施の形態における「直交」とは完全な直交に限らず、直交と見なせる程度の誤差を含んでいてもよい。すなわち、立設部21が立設する方向は、支持部22の延在方向に完全に直交する方向に限定されず、支持部22に対して実質的に直交と見なせる程度に傾いた方向を含んでいる。同様に、車輪26の回転軸の方向は、支持部22の延在方向と立設部21の立設方向に完全に直交する方向に限定されず、支持部22の延在方向と立設部21の立設方向に対して実質的に直交と見なせる程度に傾いた方向を含んでいる。
ここで、図4を参照して、2つの支持部とコンテナの凹部の位置関係について説明する。図4は、本実施の形態の2つの支持部とコンテナの凹部の位置関係を示す図である。図4Aはコンテナの凹部に対する2つの支持部の進入状態、図4Bはコンテナの凹部に対する2つの支持部の支持状態をそれぞれ示している。
図4Aに示すように、コンテナ10の側面11は、上方に向かって幅広になるように僅かにテーパー状に形成されている。台車20(図3参照)が起こされて状態、すなわち2つの支持部22が床Fに置かれた状態では、支持部22の縦板24の対向面の間隔L1が、コンテナ10の下部の幅寸法L2よりも僅かに広くなっている。さらに、上記したように支持部22の横板23の対向エッジの間隔L3が、コンテナ10の段部16の幅寸法L4よりも広くなっている。このため、2つの支持部22のコンテナ10の凹部15への進入時には、コンテナ10の凹部15に2つの支持部22を進入させ易くしている。
また、運搬対象のコンテナ10に別のコンテナ10が隣接している場合であっても、コンテナ10の側面がテーパー状に形成されているため、隣接するコンテナ10同士の隙間Gが支持部22の縦板24の厚みtよりも広く空けられている。このため、隣のコンテナ10に邪魔されることなく、運搬対象のコンテナ10の対向する凹部15に2つの支持部22を進入させることができる。よって、複数のコンテナ10が詰めて置かれていても、運搬対象のコンテナ10を台車20によって取り出すことができ、コンテナ10の設置スペースを有効活用することが可能になっている。
図4Bに示すように、台車20(図3参照)を倒して2つの支持部22を床Fから離すことで、各支持部22の横板23がコンテナ10の下面に近づけられる。そして、支持部22の横板23によってコンテナ10の下面が下側から支持されると共に、支持部22の縦板24によってコンテナ10が両側方から支持されて、コンテナ10が床F上から持ち上げられる。このように、支持部22の形状及び寸法は、コンテナ10の下部構造を考慮して設計されており、支持部22をコンテナ10の凹部15に対して進入させ易くしている。
図5を参照して、本実施の形態の台車による運搬動作について説明する。図5は、本実施の形態の台車によるコンテナの運搬動作の説明図である。なお、図5A、図5C、図5Dは側方から見た図であり、図5Bは正面から見た図である。
図5A及び図5Bに示すように、積み上げられた複数のコンテナ10を台車20に載せる際には、複数のコンテナ10に対して台車20が近づけられる。台車20は立設部21を起こした状態で複数のコンテナ10に近づけられ、台車20の2つの支持部22が最下のコンテナ10の凹部15に位置合わせされる。そして、台車20が押し込まれることで、2つの支持部22がコンテナ10の対向する凹部15にそれぞれ進入する。台車20の支持部22が凹部15の奥まで進入することで、台車20の立設部21の前面にコンテナ10が当接されると共に、立設部21に設けられた一対の支持プレート28の内側に最上のコンテナ10が入り込む。
この場合、2つの支持部22が十分な間隔を持って台車20に配設されているため、最下のコンテナ10に衝突することなく、2つの支持部22がコンテナ10の対向する凹部15に対してスムーズに進入する。複数のコンテナ10の下側では2つの支持部22の内側にコンテナ10が入り込み、複数のコンテナ10の上側では一対の支持プレート28の内側にコンテナ10が入り込む。よって、2つの支持部22によって台車20に対して複数のコンテナ10が位置決めされ、一対の支持プレート28によって複数のコンテナ10の横倒れが防止される。
次に、図5Cに示すように、作業者の片足で台車20の車輪26が押えられた状態で、台車20(立設部21)が、支持部22が配設された側とは反対側の後方に倒される。この場合、車輪26の外周と床の接点を支点、より詳細には車輪26の回転軸を支点として台車20が後方に倒される。2つの支持部22が床Fから浮いて、積み上げられた複数のコンテナ10が2つの支持部22によって持ち上げられる。これにより、最下のコンテナ10が支持部22に支持されると共に、複数のコンテナ10の側面が立設部21に支持される。そして、図5Dに示すように、完全に台車20が斜めに倒されて、コンテナ10が積み上げられた状態で台車20が引っ張られることで運搬される。
一方で、台車20が運搬先まで移動されると、台車20にコンテナ10を載せる動作とは逆の動作で台車20からコンテナ10が降ろされる。具体的には、作業者の片足で台車20の車輪26が押えられた状態で、台車20(立設部21)が静かに起こされる。これにより、2つの支持部22が床Fに接触して最下のコンテナ10が床Fに置かれることで、最下のコンテナ10の下面から2つの支持部22が離間される。そして、台車20が後方に引かれることで、2つの支持部22がコンテナ10の対向する凹部15から引き抜かれて、台車20による複数のコンテナ10の運搬が完了する。
以上のように、本実施の形態の台車20によれば、立設部21の下部に装着された車輪26で台車20がコンテナ10に近づけられて、所定の間隔で配設された2つの支持部22が最下のコンテナ10の凹部15に進入する。そして、支持部22とは反対側に立設部21が倒されることで、2つの支持部22でコンテナ10が下側から支持され、コンテナ10の側面が立設部21に支持される。このように、2つの支持部22をコンテナ10の凹部15に差し込み、立設部21を倒すという簡易な操作によって複数のコンテナ10を台車20に載せることができ、積み上げられたコンテナ10を作業者が単独で運搬することができる。
なお、本実施の形態では、立設部21が直方体状に形成される構成にしたが、この構成に限定されない。立設部21は2つの支持部22から立設するように形成され、台車20が傾けられた状態で積み上げられた複数のコンテナ10を支持できるような形状であればよい。
また、本実施の形態では、2つの支持部22が断面視L字状に形成される構成にしたが、この構成に限定されない。2つの支持部22は、コンテナ10の対向する凹部15に進入可能に形成されていればよく、例えばポール状に形成されていてもよい。
また、本実施の形態及び変形例を説明したが、本発明の他の実施の形態として、上記実施の形態及び変形例を全体的又は部分的に組み合わせたものでもよい。
また、本発明の実施の形態は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の趣旨を逸脱しない範囲において様々に変更、置換、変形されてもよい。さらには、技術の進歩又は派生する別技術によって、本発明の技術的思想を別の仕方で実現することができれば、その方法を用いて実施されてもよい。したがって、特許請求の範囲は、本発明の技術的思想の範囲内に含まれ得る全ての実施形態をカバーしている。
また、本実施の形態では、本発明を研削装置に適用した構成について説明したが、モータの発熱を抑えてスピンドル軸の齧りを防止することができる加工装置に適用することも可能である。
以上説明したように、本発明は、積み上げられたコンテナを作業者が単独で運搬することができるという効果を有し、特に、装置のユニットの構成部品が収容されたコンテナを運搬する台車に有用である。
10 コンテナ
11 コンテナの側板
12 コンテナの底板
15 コンテナの凹部
17 コンテナの開口
20 台車
21 立設部
22 支持部
26 車輪

Claims (1)

  1. 上部に開口を有する箱状のコンテナを積み上げた複数のコンテナを積み上げた状態で運ぶ台車であって、
    該コンテナは、該開口を備えて側板と、底板と、該側板と該底板との接合部分の外周面に形成する凹部とを備え、
    台車は、対向する該凹部に進入する所定の間隔で配設する2つの支持部と、該2つの支持部を連結するとともに該支持部の延在方向に直交する方向で該支持部から立設する立設部と、該支持部の延在方向と該立設部の立設方向に直交する方向に平行な回転軸で回転可能に該立設部の下部に装着する車輪とを備え、
    該2つの支持部を該コンテナの対向する該凹部にそれぞれ進入させた後、該車輪の回転軸を支点として該立設部を該支持部が配設される側とは反対側に倒して積み上げられた該コンテナの最下の該コンテナを該支持部が支持するとともに該立設部で積み上げられた該コンテナの側面を支持し、積み上げられた状態で該コンテナを運搬可能とする台車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020040501A (ja) * 2018-09-10 2020-03-19 日本車輌製造株式会社 非常梯子の載置台および鉄道車両

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