JP2018011411A - 電力供給制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】より大きな突入電流に対応し得る電力供給制御装置を、個々の部品の大型化を抑えて実現する。【解決手段】電力供給制御装置10は、第1スイッチ部21を備えた半導体スイッチ部16と、半導体スイッチ部16と並列に設けられる第2スイッチ部22と、第1スイッチ部21及び第2スイッチ部22を制御する制御回路10とを備える。制御回路10(制御部)は、第1スイッチ部21及び第2スイッチ部22がいずれもオフ状態のときに電力供給路12の通電を開始する場合に、第1スイッチ部21及び第2スイッチ部22をいずれもオン状態にした後、第1スイッチ部21のオン状態を継続しつつ第2スイッチ部22をオフ状態に切り替える。【選択図】図1

Description

本発明は、電力供給制御装置に関するものである。
電源から負荷への電力供給をスイッチのオンオフ動作によって制御する場合、スイッチのオン動作直後には、その後の定常状態のときよりも電源ラインに大きな突入電流が流れることが一般的である。このため、この種の装置では、突入電流時でも支障なく動作し得る構成を、できるだけ回路規模を抑えた形で実現することが求められる。
この点に関する技術としては、特許文献1のような技術が提案されている。特許文献1で開示される過電流制御回路は、過電流検出値設定回路及び過電流検出回路を備え、過電流検出値設定回路は、電源立ち上げ時から一定時間だけ負荷の最大電流値以上の第1の過電流検出値を設定し、一定時間の経過後に、負荷の定格電流値以上でかつ第1の過電流検出値よりも低い第2の過電流検出値を設定する。そして、過電流検出回路は、過電流検出値設定回路によって設定された第1又は第2の過電流検出値に基づいて負荷に流れる過電流を検出する。
特開平9−305246号公報
この種の制御装置では、スイッチがオン動作した直後に流れる突入電流が、スイッチで許容される最大電流値を超えないように設計することが求められ、その後の定常状態のときには、スイッチ自身の損失や温度上昇などを考慮し、スイッチを流れる電流値が定常状態で許容される値(定常状態上限値)を超えないように設計することが求められる。但し、定常状態のときの許容値(定常状態上限値)については、スイッチ近傍の放熱性を高め、スイッチ付近での放熱を促進する等の工夫により許容値を上げることができる。このように許容値(定常状態上限値)を上げると、同じスイッチであれば、定常状態のときにより大きな電流を流すことができるようになり、流れる電流値が同じであれば、条件を満たすスイッチサイズをより小さくすることができる。
しかし、放熱性の改善等によって定常状態のときの許容値(定常状態上限値)を高めることができても、過渡状態のときの許容値(最大電流値)を上げることはできないため、結局のところ、突入電流が過渡状態のときの許容値(最大電流値)を超えないように回路設計や部品選定を行うことに変わりはない。つまり放熱性の改善などによって定常状態のときの制約を緩和することができるのに、過渡状態のときの制約(突入電流をスイッチで許容される最大電流値未満に抑えるという制約)があるがゆえに、電源ラインの大電流化やスイッチサイズの低減が阻害されていた。
本発明は、上述した事情に基づいてなされたものであり、より大きな突入電流に対応し得る電力供給制御装置を、個々の部品の大型化を抑えて実現することを目的とするものである。
本発明の一例である電力供給制御装置は、
電力供給路に設けられるとともに前記電力供給路の通電を遮断するオフ状態と遮断を解除するオン状態とに切り替わる第1スイッチ部を備えたリレー装置と、
前記電力供給路における前記第1スイッチ部の一端側の位置と他端側の位置との間で前記第1スイッチ部を通さずに電力を供給する経路となるバイパス路と、
前記第1スイッチ部と並列に設けられ、前記バイパス路の通電を遮断するオフ状態と遮断を解除するオン状態とに切り替わる第2スイッチ部と、
前記第1スイッチ部及び前記第2スイッチ部がいずれもオフ状態のときに前記電力供給路の通電を開始する場合に、前記第1スイッチ部及び前記第2スイッチ部をいずれもオン状態にした後、前記第1スイッチ部のオン状態を継続しつつ前記第2スイッチ部をオフ状態に切り替える制御部と、
を有する。
このように制御部は、第1スイッチ部及び第2スイッチ部がいずれもオフ状態のときに電力供給路の通電を開始する場合に、第1スイッチ部及び第2スイッチ部をいずれもオン状態にした後、第1スイッチ部のオン状態を継続しつつ第2スイッチ部をオフ状態に切り替える。このように、電力供給路の通電が開始した直後の過渡状態のときに、第1スイッチ部及び第2スイッチ部がいずれもオン状態になるため、突入電流は、第1スイッチ部が設けられた電力供給路と第2スイッチ部が設けられたバイパス路に分岐することになる。このため、過渡状態のときに突入電流が単一のスイッチのみを流れる構成と比較して各スイッチ部を流れる突入電流が確実に抑えられ、第1スイッチ部及び第2スイッチ部のサイズの低減、或いは供給可能な総電流の増加(即ち、大電流化)を図りやすくなる。
図1は、実施例1の電力供給制御装置を備えた車載システムを例示するブロック図である。 図2は、実施例1の電力供給制御装置の内部構成を具体化した例を概略的に示すブロック図である。 図3は、実施例1の電力供給制御装置の少なくとも一部をバスバー基板に実装した回路構成体を概略的に例示する断面概略図である。 図4は、図3の回路構成体の裏面図である。 図5(A)は、半導体スイッチ部に与えるゲート信号を例示するタイミングチャートであり、図5(B)は、第2スイッチ部に与えるゲート信号を例示するタイミングチャートである。 図6(A)は、電力供給制御装置を流れる全電流の波形を例示するグラフであり、図6(B)は、半導体スイッチ部を流れる電流の波形を例示するグラフであり、図6(C)は、第2スイッチ部を流れる電流の波形を例示するグラフである。 図7は、比較例となる電力供給制御装置を備えた車載システムを例示するブロック図である。 図8(A)は、比較例の電力供給制御装置において半導体スイッチ部を流れる電流の波形を示すグラフであり、図8(B)は、図8(A)の構成と同等の半導体スイッチ部を用いる場合に負荷電流を増大させたときの波形の変化を説明するグラフであり、図8(C)は、図8(A)の構成よりもサイズを小さくした半導体スイッチ部を用いる場合に負荷電流を変化させたときの波形の変化を説明するグラフである。
ここで、発明の望ましい例を示す。
リレー装置は、第1スイッチ部を流れる電流が所定値を超える場合に第1スイッチ部をオフ状態とする遮断回路部を備えていてもよい。
上記電力供給制御装置は、電力供給路の通電が開始した直後の過渡状態のときに、第1スイッチ部及び第2スイッチ部をいずれもオン状態にすることで、各スイッチ部を流れる突入電流を確実に抑え、その後、第1スイッチ部のオン状態を継続しつつ第2スイッチ部をオフ状態に切り替えることで電力供給路を絞ることができる。第2スイッチ部がオフ状態に切り替えられた後には、電力供給路の電流を遮断回路部によって監視することができ、第1スイッチ部を流れる電流が所定値を超える場合には第1スイッチ部をオフ状態とするように保護動作を行うことができる。
遮断回路部は、第1スイッチ部をオフ状態にする場合に遮断信号を出力する構成であってもよい。制御部は、遮断回路部から遮断信号が出力された場合に、第2スイッチ部をオフ状態に切り替える構成であってもよい。
上記電力供給制御装置は、電力供給路の通電が開始して第1スイッチ部及び第2スイッチ部がオン状態とされているときに第1スイッチ部を流れる電流が所定値を超える過電流状態となった場合、遮断回路部によって第1スイッチ部の遮断動作を行うだけでなく、遮断回路部から発せられる遮断信号を利用して第2スイッチ部の遮断動作を行うこともできる。よって、両スイッチ部のオン動作によって突入電流の分散化を図っても許容量を超える過大な突入電流が第1スイッチ部を流れるような場合には、両スイッチ部を確実にオフ動作させて保護を図ることができる。
制御部は、第1スイッチ部及び第2スイッチ部がいずれもオフ状態のときに電力供給路の通電を開始する場合、第1スイッチ部及び第2スイッチ部のうち少なくとも一方をオン状態に切り替え、突入電流がピーク値になる前に第1スイッチ部及び第2スイッチ部をいずれもオン状態とする構成であってもよい。
上記電力供給制御装置は、ピークレベルの突入電流がいずれかのスイッチ部のみを流れるような事態を回避することができ、突入電流がピークに達する時点では、突入電流を確実に複数経路に分けることができる。
制御部は、第1スイッチ部及び第2スイッチ部がいずれもオフ状態のときに電力供給路の通電を開始する場合、第1スイッチ部及び第2スイッチ部のうち第2スイッチ部のみをオン状態に切り替え、突入電流がピーク値になる前に第1スイッチ部及び第2スイッチ部をいずれもオン状態とする構成であってもよい。
上記電力供給制御装置は、第1スイッチ部がオン動作した時点で確実に突入電流を分岐させることができ、第1スイッチ部のみに過大な電流が発生するような事態を生じさせないようにすることができる。
制御部は、第1スイッチ部及び第2スイッチ部がいずれもオフ状態のときに電力供給路の通電を開始する場合、第1スイッチ部及び第2スイッチ部をいずれもオン状態で一定時間維持した後、第1スイッチ部のオン状態を継続しつつ第2スイッチ部をオフ状態に切り替える構成であってもよい。
上記電力供給制御装置は、電力供給路の通電を開始する場合に、両スイッチ部がいずれもオン状態になっている期間を一定時間確実に確保した上で、第1スイッチ部のみをオン動作させる状態に移行することができる。
リレー装置は、第1スイッチ部を流れる電流値を示す電流信号を出力する電流信号生成部を備えていてもよい。制御部は、第1スイッチ部及び第2スイッチ部がいずれもオフ状態のときに電力供給路の通電を開始する場合、第1スイッチ部及び第2スイッチ部をいずれもオン状態にした後、電流信号生成部から出力される電流信号に基づき、第1スイッチ部を流れる電流の値又は変動率が所定の条件を満たす場合に第1スイッチ部のオン状態を継続しつつ第2スイッチ部をオフ状態に切り替える構成であってもよい。
上記電力供給制御装置は、両スイッチ部をオン状態で維持する期間の終了時期を、第1スイッチ部を流れる電流の値又は変動率に基づいて、より適切に決めることができる。
第1スイッチ部は、バスバー基板に実装されていてもよい。
このように放熱性の高いバスバー基板に第1スイッチ部を実装することで第1スイッチ部の放熱を促進することができ、この放熱促進によって定常状態のときに第1スイッチ部で許容される電流値を上げることができる。一方で、電力供給路の通電が開始した直後の過渡状態のときにも、突入電流の分岐によってより大きな電流を流すことができるようになるため、過渡状態でも定常状態でも大電流化を図りやすくなる。
<実施例1>
以下、本発明を具体化した実施例1について説明する。
図1で示す車載システム1は、車両に搭載される負荷駆動システムである。この車載システム1は、電源部92、負荷94、電力供給制御装置10などを備え、電源部92から負荷94への電力供給を電力供給制御装置10によって制御するシステムとして構成されている。
電源部92は、鉛バッテリなどの公知の車載用蓄電手段によって構成され、所定の電源電圧(例えば12Vの電圧)を電力供給路12に印加する構成をなす。なお、この電源部92は、図示しない発電機から充電電流が供給され、充電がなされる。
電源部92には、電線などによって構成される配線部82が接続されている。配線部82には図示しないヒューズを介して電力供給路12が電気的に接続されており、電力供給路12には電源部92からの出力電圧が印加される。
負荷94は、公知の車載用負荷として構成されており、具体的な対象は特に限定されず、ヘッドライトなどの各種光源、モータなどの各種アクチュエータ、電気制御ブレーキシステム、エアコン、カーナビゲーションシステム等、様々な電気部品が対象となり得る。負荷94の一端は、電線などによって構成される配線部84に接続されており、この配線部84を介して電力供給路12に電気的に接続されている。負荷94の他端はグラウンドに接続されており、後述する半導体スイッチ部16又は第2スイッチ部22の少なくともいずれかがオン動作しているときに電源部92から供給される電流によって動作する構成をなす。
電力供給制御装置10は、電力供給路12、バイパス路14、半導体スイッチ部16、第2スイッチ部22、制御回路18などを備える。
図1で示す電力供給制御装置10では、電源部92から負荷94へと電力を供給する経路のうち、接続点P1と接続点P2の間の経路が2つの導電路に分岐しており、一方が電力供給路12として構成され、他方がバイパス路14として構成されている。
電力供給路12は、電源部92から負荷に電力を供給するときの主経路となる導電路である。図1の例では、電力供給路12のうち、半導体スイッチ部16よりも電源部92側の経路を導電路12Aとし、半導体スイッチ部16よりも負荷94側の経路を導電路12Bとしている。電力供給路12の一端は、配線部82に電気的に接続されており、電力供給路12の他端は、配線部84に電気的に接続されている。
バイパス路14は、電力供給路12と並列に接続された導電路である。バイパス路14は、電力供給路12における第1スイッチ部21(図2)の一端側の位置(接続点P1)と他端側の位置(接続点P2)との間で第1スイッチ部21(図2)を通さずに電力を供給する経路となる。図1の例では、バイパス路14のうち、第2スイッチ部22よりも電源部92側の経路を導電路14Aとし、第2スイッチ部22よりも負荷94側の経路を導電路14Bとしている。
半導体スイッチ部16は、リレー装置の一例に相当し、例えば、スイッチ素子と保護回路を一体的に組み込んだスイッチICとして構成されている。半導体スイッチ部16は、例えば、図2のような構成をなしており、第1スイッチ部21、電流検出部32A、過電流判定部32B、ゲート駆動部34などを備える。なお、図2で示す半導体スイッチ部16の内部構成はあくまで一例であり、同様の機能を備えた構成であれば他の構成を採用してもよい。
第1スイッチ部21は、電力供給路12に設けられるとともに電力供給路12の通電を遮断するオフ状態と遮断を解除するオン状態とに切り替わる構成をなす。この第1スイッチ部21は、例えばNチャネル型のMOSFETとして構成されており、ドレインが一方の導電路12Aを介して電源部92に電気的に接続され、ソースが他方の導電路12Bを介して負荷94に電気的に接続されている。第1スイッチ部21のゲートには、ゲート駆動部34が接続されている。
電流検出部32Aは、電流信号生成部の一例に相当し、第1スイッチ部21を流れる電流値を示す電流信号を出力する機能を有する。この電流検出部32Aは、公知の電流センサとして構成され、第1スイッチ部21を介して電力供給路12を流れる電流を反映した値(例えば、電力供給路12の電流値に比例した電圧値)を電流信号として出力する。電流検出部32Aから出力される電流信号(電力供給路12を流れる電流を反映した値)は、過電流判定部32B及び制御回路18に入力される。
過電流判定部32Bは、電流検出部32Aで検出された値(例えば、電力供給路12の電流値に比例した電圧値)が所定閾値を超える場合にゲート駆動部34に対して遮断信号を出力し、超えていない場合には遮断信号を出力しないように動作する。過電流判定部32Bから出力される遮断信号は、制御回路18にも入力される。
ゲート駆動部34は、第1スイッチ部21のゲートに入力する信号をオン信号(第1スイッチ部21がオン状態になる駆動信号)又はオフ信号(第1スイッチ部21がオフ状態になる非駆動信号)に切り替える部分である。ゲート駆動部34は、制御回路18からオン信号(例えばHレベル信号)が出力されており且つ過電流判定部32Bから遮断信号が出力されていない場合に第1スイッチ部21のゲートに対してオン信号を出力する。逆に、制御回路18からオフ信号(例えばLレベル信号)が出力されている場合、又は過電流判定部32Bから遮断信号が出力されている場合には、第1スイッチ部21のゲートに対してオフ信号を出力する。
本構成では、電流検出部32A及び過電流判定部32Bによって遮断回路部32が構成されている。遮断回路部32は、電流検出部32Aの検出値が所定閾値を超える場合(即ち、第1スイッチ部21を流れる電流が所定値を超える場合)にゲート駆動部34に対して遮断信号を出力し、これにより第1スイッチ部21をオフ状態にする。
図1で示す第2スイッチ部22は、第1スイッチ部21と並列に設けられ、バイパス路14の通電を遮断するオフ状態と遮断を解除するオン状態とに切り替わる構成をなす。この第2スイッチ部22は、例えばNチャネル型のMOSFETとして構成されており、ドレインが一方の導電路14Aを介して電源部92に電気的に接続され、ソースが他方の導電路14Bを介して負荷94に電気的に接続されている。第2スイッチ部22のゲートには制御回路18からの信号線19が接続されている。
図1で示す制御回路18は、制御部の一例に相当し、第1スイッチ部21及び第2スイッチ部22のオンオフを個別に制御する機能を有する。制御回路18は、例えば公知のマイクロコンピュータとして構成され、CPU、メモリ、AD変換器などを備える。
このように構成された電力供給制御装置10は、一部又は全部を図3、図4で示すようなバスバー基板50に実装することができる。
図3で示すバスバー基板50は、複数のバスバー52,53および回路基板51を積層した積層体51Aを合成樹脂によりモールド成形して一体化したものである。図3で示すように、バスバー基板50の表側面(上面側)には回路基板51が配され、図3、図4で示すように、バスバー基板50の裏側面(下面側)にはバスバー52,53が配されている。バスバー基板50の表側面に配される回路基板51には、プリント配線技術により図示しない導電路が形成されている。バスバー基板50の表面には様々な電子部品55が配置されており、これら電子部品55は導電路または回路基板51の開口から露出したバスバーに、例えば半田付け等公知の手法により接続されている。バスバー基板50の裏側面においては、複数のバスバー52,53が露出している。なお、バスバー基板50の表側及び裏側の外周部などには樹脂部50Aが配置されている。
図4の例では、バスバー基板50を構成する複数のバスバー52,53のうち、バスバー52は例えばグランド接続用のバスバーである。グランド接続用のバスバー52は例えばヒートシンク60に接触するように配されている。絶縁伝熱部材59は、絶縁性および伝熱性を有する材料からなる部材であり、グランド接続用のバスバー52以外の他のバスバー53とヒートシンク60とを絶縁状態に保持している。
上述したバスバー基板50に実装される複数の電子部品55のうち、いずれかが半導体スイッチ部16として構成され、他のいずれかが第2スイッチ部22として構成されている。なお、制御回路18は、バスバー基板50に実装されていてもよく、バスバー基板50以外の回路基板に実装されていてもよい。
次に、電力供給制御装置10の動作について説明する。
上述した電力供給制御装置10では、制御回路18が第1スイッチ部21及び第2スイッチ部22のオンオフ動作を制御する。
制御回路18には、図示しない外部装置(外部ECUなど)が通信可能に接続され、制御回路18は、例えば、外部装置から制御回路18に対して負荷94の駆動を指示する信号(駆動指示)が入力されていることを条件として第1スイッチ部21及び第2スイッチ部22をオン動作させる。逆に、外部装置から制御回路18に対して負荷94の駆動停止を指示する信号(駆動停止指示)が入力されている場合には第1スイッチ部21及び第2スイッチ部22をオフ動作させる。
制御回路18は、負荷94への電力供給を開始するための条件が成立していない場合(即ち、外部から駆動指示が与えられていない場合)、第1スイッチ部21及び第2スイッチ部22をいずれもオフ状態で維持する。このように第1スイッチ部21及び第2スイッチ部22がいずれもオフ状態で維持されているときに電力供給を開始するための条件が成立した場合(即ち、外部から制御回路18に駆動指示が与えられた場合)、第1スイッチ部21及び第2スイッチ部22をオン状態に切り替えて負荷94への通電を行う。開始条件の成立に伴う両スイッチ部の切り替えは、例えば、第1スイッチ部21及び第2スイッチ部22のうち少なくとも一方をオン状態に切り替え、突入電流がピーク値になる前に第1スイッチ部21及び第2スイッチ部22をいずれもオン状態とする。
例えば、制御回路18は、外部から駆動指示を受けた後、時間T1のタイミングで第2スイッチ部22を動作させるためのオン信号を出力する。図5(A)のように、第2スイッチ部22のゲートには時間T1のタイミングでオン信号(第2スイッチ部22がオン状態になる駆動信号)が入力される。このような動作により、第1スイッチ部21及び第2スイッチ部22のうち第2スイッチ部22のみが先にオン状態に切り替えられる。そして、制御回路18は、第2スイッチ部22をオン状態に切り替えた後の時間T2のタイミングで第1スイッチ部21を動作させるためのオン信号も出力する。図5(B)のように第1スイッチ部21のゲートには、時間T2のタイミングでオン信号(第1スイッチ部21がオン状態になる駆動信号)が入力される。このような動作により、突入電流がピーク値になる前に第1スイッチ部21及び第2スイッチ部22がいずれもオン状態に切り替えられる。
このように時間T2で第1スイッチ部21をオン状態に切り替えた後、例えば、時間T2から一定時間の間、第1スイッチ部21及び第2スイッチ部22をいずれもオン状態で維持する。第1スイッチ部21及び第2スイッチ部22をいずれもオン状態で維持する「一定時間」は、時間T2から第1スイッチ部21及び第2スイッチ部22を流れる総電流がピークレベルに達する時間Taまでの時間間隔よりも長く設定されている。
そして、時間T2から一定時間の間、第1スイッチ部21及び第2スイッチ部22をいずれもオン状態で維持した後、時間T3のタイミングで、第1スイッチ部21のオン状態を継続しつつ第2スイッチ部22をオフ状態に切り替える。時間T3以降は、第1スイッチ部21をオン状態とし第2スイッチ部22をオフ状態としたまま負荷94の駆動停止条件が成立するまで(例えば、制御回路18に駆動停止指示が与えられるまで)維持する。
次に、図7で示す比較例と対比して本構成の電力供給制御装置10の効果を詳しく説明する。
まず、図7で示す制御装置100について説明する。
制御装置100では、電源部192から負荷194へ電力を供給する電力路に図1で示す半導体スイッチ部16と同様の半導体スイッチ部116が設けられている。但し、図1のようなバイパス路14や第2スイッチ部22は設けられていない。半導体スイッチ部116は、制御回路118によってオンオフ動作が制御される。
図7のような車載システムを設計する場合、半導体スイッチ部116で流すことのできる最大電流値が予め設定され、負荷に流すことのできる電流値はこの最大電流値未満となる。従って、半導体スイッチ部116の部品選定や負荷電流の設定を行う上では、図8(A)のように、負荷で想定される突入電流のピークレベルが半導体スイッチ部116で設定される最大電流値未満となるように設計が行われることになる。なお、図8(A)は、半導体スイッチ部116の部品選定や負荷電流の設定が適正に行われている構成での半導体スイッチ部116を流れる電流(負荷電流)の変化を示すグラフである。半導体スイッチ部116の最大電流値は、図2で示す遮断回路部32と同様の回路によって過電流と判定される値であり、半導体スイッチ部116を流れる電流が最大電流値(遮断電流値)に達すると、半導体スイッチ部116内で保護回路が作動し上記電力路に介在するスイッチ部(図2で示す第1スイッチ部21と同様のMOSFETなど)を遮断する遮断動作が行われる。
一方で、図7のような車載システムを設計する場合、定常状態のときに半導体スイッチ部116に流すことができる電流の上限値(定常状態上限値)も様々な要因を考慮して定められる。そして、半導体スイッチ部116の部品選定や負荷電流の設定を行う上では、図8(A)のように、定常状態のときに半導体スイッチ部116に流れる電流(即ち、定常状態のときの負荷電流)が、構成上許容される上限値(定常状態上限値)未満となるように設計が行われることになる。
但し、定常状態のときに半導体スイッチ部116に流すことができる電流の上限値(定常状態上限値)は、周辺構成の工夫などによって高くすることができる(即ち、緩和することができる)。例えば、図3、図4で示すようなバスバー基板の採用やその他の構成によって半導体スイッチ部116の放熱を促進できると、図8(B)で示す放熱性改善後の定常状態上限値のように上限値を高くすることができる。このように上限値(定常状態上限値)を高くすることができると、この条件だけであれば、同じ半導体スイッチ部116であっても負荷電流をより大きくする余地が生じる。或いは、同程度の負荷電流であれば、スイッチサイズを小さくする余地が生じる。
このように定常状態のみに着目すると、放熱性の改善などによって上限値(定常状態上限値)を高めることでき、負荷電流を増大させ得る余地が生まれるが、一方で、半導体スイッチ部116に流し得る最大電流値(遮断電流値)は上げることができないため、結局のところ負荷電流を増大させることはできない。例えば、図8(A)のような負荷状態(状態1)のときよりも負荷の大電流化を図り、定常状態で許容されるレベルまで負荷電流を上げると、図8(B)の二点鎖線の負荷状態(状態1)から実線の負荷状態(状態2)へと変化し、半導体スイッチ部116に流れる突入電流のピークが最大電流値(遮断電流値)を上回ってしまうため、このような大電流化は行い得ない。スイッチサイズを小さくする場合も同様であり、図8(C)のように同様の問題が生じる。
このような比較例に対して、本構成の電力供給制御装置10では、第1スイッチ部21及び第2スイッチ部22がいずれもオフ状態のときに電力供給路12の通電を開始する場合、制御回路18(制御部)の制御により、第1スイッチ部21及び第2スイッチ部22をいずれもオン状態にした後、第1スイッチ部21のオン状態を継続しつつ第2スイッチ部22をオフ状態に切り替えるように動作する。
このように、電力供給路12の通電が開始した直後の過渡状態のときに、第1スイッチ部21及び第2スイッチ部22がいずれもオン状態になるため、通電開始直後に流れる突入電流は、第1スイッチ部21が設けられた電力供給路12と第2スイッチ部22が設けられたバイパス路14に分岐することになる。このため、過渡状態のときに突入電流が単一のスイッチのみを流れる構成と比較して各スイッチ部を流れる突入電流が確実に抑えられ、第1スイッチ部21及び第2スイッチ部22のサイズの低減、或いは供給可能な総電流の増加(即ち、大電流化)を図りやすくなる。
このような効果は、図6のようなグラフにてより明確に把握できる。図6(A)は、電力供給制御装置10を流れる総電流(半導体スイッチ部16を流れる電流と、第2スイッチ部22を流れる電流の和)の経時変化を示し、図6(B)は、そのうちの半導体スイッチ部16を流れる電流の経時変化を示し、図6(C)は、第2スイッチ部22を流れる電流の経時変化を示している。図6の例では、突入電流が大きくなる期間(時間T2から時間T3までの間)には両スイッチ部がオン状態で維持されるため、それぞれの経路に突入電流が分けられ、この期間には、半導体スイッチ部16の最大電流値(遮断電流値)を上回る電流を流しつつ、半導体スイッチ部16を流れる電流を最大電流値(遮断電流値)未満に抑えている。このようなことが可能であるため、図8(B)で示す状態2のときのように負荷電流を大きくしても、突入電流の発生時期には半導体スイッチ部16を流れる電流を最大電流値(遮断電流値)未満に抑えること可能となり、放熱性の改善を大電流化(又は、スイッチサイズの低減)に結び付けることができる。
本構成において、半導体スイッチ部16(リレー装置)は、第1スイッチ部21を流れる電流が所定値を超える場合に第1スイッチ部21をオフ状態とする遮断回路部32を備える。
このように構成された電力供給制御装置10は、両スイッチ部をいずれもオン状態にすることで各スイッチ部を流れる突入電流を確実に抑え、その後、電力の経路を電力供給路12に絞った後、この電力供給路12の電流を遮断回路部32によって監視し、第1スイッチ部21を流れる電流が所定値を超える場合には第1スイッチ部21をオフ状態とするように保護動作を行うことができる。つまり、少なくとも両スイッチ部のオン期間が終了した後の期間(第1スイッチ部21のみがオン状態となる期間)には、遮断回路部32を確実に機能させることができ、遮断回路部32によって確実に過電流を遮断することが可能となる。
本構成において、遮断回路部32は、第1スイッチ部21をオフ状態とした場合に遮断信号を出力する構成をなし、遮断回路部32から出力される遮断信号は、制御回路18にも入力されるようになっている。そして、制御回路18(制御部)は、遮断回路部32から遮断信号が出力された場合に、第2スイッチ部22をオフ状態に切り替えるように動作する。
このように構成された電力供給制御装置10は、電力供給路12の通電が開始して第1スイッチ部21及び第2スイッチ部22がオン状態とされているときに第1スイッチ部21を流れる電流が所定値を超える過電流状態となった場合、遮断回路部32によって第1スイッチ部21の遮断動作を行うだけでなく、遮断回路部32から発せられる遮断信号を利用して第2スイッチ部22の遮断動作を行うこともできる。よって、両スイッチ部のオン動作によって突入電流の分散化を図っても許容量を超える過大な突入電流が第1スイッチ部21を流れるような場合には、両スイッチ部を確実にオフ動作させて保護を図ることができる。
なお、過電流判定部32Bから遮断信号が出力されて第1スイッチ部21及び第2スイッチ部22を強制的にオフ状態に切り替えた後、第1スイッチ部21及び第2スイッチ部22の強制オフ状態を解除する条件は様々に設定することができ、一定時間経過後に強制オフ状態を解除してもよく、外部からのリセット信号などによって解除してもよい。
本構成において、制御回路18(制御部)は、第1スイッチ部21及び第2スイッチ部22がいずれもオフ状態のときに電力供給路12の通電を開始する場合、図6のように第1スイッチ部21及び第2スイッチ部22のうち少なくとも一方をオン状態に切り替え、突入電流がピーク値になる前に第1スイッチ部21及び第2スイッチ部22をいずれもオン状態とする。
このように構成された電力供給制御装置10は、ピークレベルの突入電流がいずれかのスイッチ部のみを流れるような事態を回避することができ、突入電流がピークに達する時点では、突入電流を確実に複数経路に分けることができる。
具体的には、制御回路18(制御部)は、第1スイッチ部21及び第2スイッチ部22がいずれもオフ状態のときに電力供給路12の通電を開始する場合、図5(B)、図6(C)のように第1スイッチ部21及び第2スイッチ部22のうち第2スイッチ部22のみをオン状態に切り替え、図5、図6のように突入電流がピーク値になる前に第1スイッチ部21及び第2スイッチ部22をいずれもオン状態とする。
このように構成された電力供給制御装置10は、第1スイッチ部21がオン動作した時点で確実に突入電流を分岐させることができるため、第1スイッチ部21のみに過大な電流が発生するような事態が生じず、第1スイッチ部21を流れる突入電流をより小さくすることができる。
本構成において、制御回路18(制御部)は、第1スイッチ部21及び第2スイッチ部22がいずれもオフ状態のときに電力供給路12の通電を開始する場合、第1スイッチ部21及び第2スイッチ部22をいずれもオン状態で一定時間維持した後、第1スイッチ部21のオン状態を継続しつつ第2スイッチ部22をオフ状態に切り替える。
このように構成された電力供給制御装置10は、電力供給路12の通電を開始する場合に、両スイッチ部がいずれもオン状態になっている期間を一定時間確実に確保した上で、第1スイッチ部21のみをオン動作させる状態に移行することができる。
本構成において、少なくとも第1スイッチ部21は、バスバー基板50に実装されていている。このように放熱性の高いバスバー基板50に第1スイッチ部21を実装することで第1スイッチ部21の放熱を促進することができ、この放熱促進によって定常状態のときに第1スイッチ部21で許容される電流値を上げることができる。一方で、電力供給路12の通電が開始した直後の過渡状態のときにも、突入電流の分岐によってより大きな電流を流すことができるようになるため、過渡状態でも定常状態でも大電流化を図りやすくなる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。また、上述した実施例や後述する実施例は矛盾しない範囲で組み合わせることが可能である。
上述した実施例で示したバスバー基板はあくまで一例であり、バスバー基板は、積層体にバスバーが組み込まれた構成であれば、公知の様々なバスバー基板を用いることができる。
上述した実施例では、半導体スイッチ部16や第2スイッチ部22などをバスバー基板50に実装する例を示したが、バスバー基板ではない一般的なプリント基板に実装してもよい。
上述した実施例では、第1スイッチ部21や第2スイッチ部22がNチャネル型のMOSFETとして構成される例を示したが、これらはPチャネル型のMOSFETであってもよく、バイポーラトランジスタ、IGBTなど、他の半導体スイッチ素子であってもよい。或いは、機械式のリレーであってもよい。
上述した実施例では、電力供給路12に並列に接続されたバイパス路14が一つのみであったが、バイパス路が2以上あってもよい。この場合、各バイパス路に第2スイッチ部が設けられていていればよい。
上述した実施例では、図5、図6で示す時間T2で第1スイッチ部21及び第2スイッチ部22をいずれもオン状態とした後、一定時間経過後に第2スイッチ部22のみをオフ状態に切り替えたが、第2スイッチ部22をオフ動作させるタイミングはこの例に限定されない。例えば、図2のように半導体スイッチ部16(リレー装置)には第1スイッチ部21を流れる電流値を示す電流信号を出力する電流検出部32A(電流信号生成部)が設けられているため、図5、図6で示す時間T2の後、電流検出部32Aから出力される電流信号に基づいて第2スイッチ部22をオフ状態に切り替えるタイミングを決定してもよい。具体的には、制御回路18(制御部)が電流検出部32A(電流信号生成部)から出力される電流信号を継続的に監視し、図5、図6で示す時間T2の後、第1スイッチ部21を流れる電流の値が所定電流値以下になった場合に第1スイッチ部21のオン状態を継続しつつ第2スイッチ部22をオフ状態に切り替えるようにしてもよい。或いは、制御回路18(制御部)が電流検出部32A(電流信号生成部)から出力される電流信号を継続的に監視するとともに所定の短時間毎に電流の変動率(単位時間当たりの電流の変化量)を算出し、図5、図6で示す時間T2の後、第1スイッチ部21を流れる電流の変動率が所定値(所定変動率)以下になった場合に第1スイッチ部21のオン状態を継続しつつ第2スイッチ部22をオフ状態に切り替えるようにしてもよい。このように構成された電力供給制御装置10は、両スイッチ部をオン状態で維持する期間の終了時期を、第1スイッチ部21を流れる電流の値又は変動率に基づいて、より適切に決めることができる。
上述した実施例では、図5、図6のように、負荷への電力供給を開始する際に第2スイッチ部22を先にオン動作させた後、第1スイッチ部21をオン動作させる例を示したが、これらを同時にオン動作させてもよく、第1スイッチ部21を先にオン動作させてもよい。
1…車載システム
10…電力供給制御装置
12…電力供給路
14…バイパス路
16…半導体スイッチ部(リレー装置)
18…制御回路(制御部)
21…第1スイッチ部
22…第2スイッチ部
32…遮断回路部
32A…電流検出部(電流信号生成部)
50…バスバー基板
92…電源部
94…負荷

Claims (8)

  1. 電力供給路に設けられるとともに前記電力供給路の通電を遮断するオフ状態と遮断を解除するオン状態とに切り替わる第1スイッチ部を備えたリレー装置と、
    前記電力供給路における前記第1スイッチ部の一端側の位置と他端側の位置との間で前記第1スイッチ部を通さずに電力を供給する経路となるバイパス路と、
    前記第1スイッチ部と並列に設けられ、前記バイパス路の通電を遮断するオフ状態と遮断を解除するオン状態とに切り替わる第2スイッチ部と、
    前記第1スイッチ部及び前記第2スイッチ部がいずれもオフ状態のときに前記電力供給路の通電を開始する場合に、前記第1スイッチ部及び前記第2スイッチ部をいずれもオン状態にした後、前記第1スイッチ部のオン状態を継続しつつ前記第2スイッチ部をオフ状態に切り替える制御部と、
    を有する電力供給制御装置。
  2. 前記リレー装置は、前記第1スイッチ部を流れる電流が所定値を超える場合に前記第1スイッチ部をオフ状態とする遮断回路部を備える請求項1に記載の電力供給制御装置。
  3. 前記遮断回路部は、前記第1スイッチ部をオフ状態にする場合に遮断信号を出力し、
    前記制御部は、前記遮断回路部から遮断信号が出力された場合に、前記第2スイッチ部をオフ状態に切り替える請求項2に記載の電力供給制御装置。
  4. 前記制御部は、前記第1スイッチ部及び前記第2スイッチ部がいずれもオフ状態のときに前記電力供給路の通電を開始する場合、前記第1スイッチ部及び前記第2スイッチ部のうち少なくとも一方をオン状態に切り替え、突入電流がピーク値になる前に前記第1スイッチ部及び前記第2スイッチ部をいずれもオン状態とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電力供給制御装置。
  5. 前記制御部は、前記第1スイッチ部及び前記第2スイッチ部がいずれもオフ状態のときに前記電力供給路の通電を開始する場合、前記第1スイッチ部及び前記第2スイッチ部のうち前記第2スイッチ部のみをオン状態に切り替え、突入電流がピーク値になる前に前記第1スイッチ部及び前記第2スイッチ部をいずれもオン状態とする請求項4に記載の電力供給制御装置。
  6. 前記制御部は、前記第1スイッチ部及び前記第2スイッチ部がいずれもオフ状態のときに前記電力供給路の通電を開始する場合、前記第1スイッチ部及び前記第2スイッチ部をいずれもオン状態で一定時間維持した後、前記第1スイッチ部のオン状態を継続しつつ前記第2スイッチ部をオフ状態に切り替える請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の電力供給制御装置。
  7. 前記リレー装置は、前記第1スイッチ部を流れる電流値を示す電流信号を出力する電流信号生成部を備え、
    前記制御部は、前記第1スイッチ部及び前記第2スイッチ部がいずれもオフ状態のときに前記電力供給路の通電を開始する場合、前記第1スイッチ部及び前記第2スイッチ部をいずれもオン状態にした後、前記電流信号生成部から出力される電流信号に基づき、前記第1スイッチ部を流れる電流の値又は変動率が所定の条件を満たす場合に前記第1スイッチ部のオン状態を継続しつつ前記第2スイッチ部をオフ状態に切り替える請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の電力供給制御装置。
  8. 前記第1スイッチ部は、バスバー基板に実装されている請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の電力供給制御装置。
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