JP2018011040A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】有効画素領域に配された画素とOB領域に配された画素とにおいて、ダーク信号の出力差を少なくし、より良質な画像を取得する撮像装置を提供する。
【解決手段】光電変換部を有する複数の画素が配された画素領域であって、有効画素領域72と、遮光膜90で覆われたオプティカルブラック領域74と、有効画素領域72とオプティカルブラック領域74との間のダミー画素領域82、84、86と、を含む画素領域を有する。複数の画素のうち、少なくとも有効画素領域72及びオプティカルブラック領域74に配された画素は、光電変換部の上に配された光導波路212を有する。有効画素領域72とオプティカルブラック領域74との間において、光導波路212を有する画素は、少なくとも1画素ピッチ以上離れて配置されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、光電変換部上に光導波路が設けられた撮像装置に関する。
近年、ビデオカメラや電子スチルカメラなどの撮像システムが広く一般に普及している。これらのカメラには、CCDやCMOSイメージセンサなどの撮像装置が使用されている。これら撮像装置の感度を向上する技術として、各画素の光電変換部の受光面上に光導波路を設けることが提案されている。
特開2009−164247号公報
撮像装置には、画像用の信号を出力する画素が配置された有効画素領域のほかに、黒レベルの基準となる基準信号を出力するための画素が配置されたオプティカルブラック(OB)領域が設けられている。より良質な画像を取得するためには、有効画素領域に配された画素とOB領域に配された画素とにおいて、ダーク信号の出力差を少なくすることが重要である。
本発明の目的は、有効画素領域に配された画素とOB領域に配された画素とにおいて、ダーク信号の出力差を少なくし、より良質な画像を取得しうる撮像装置を提供することにある。
本発明の一観点によれば、光電変換部を有する複数の画素が配された画素領域であって、有効画素領域と、遮光膜で覆われたオプティカルブラック領域と、前記有効画素領域と前記オプティカルブラック領域との間のダミー画素領域と、を含む画素領域を有し、前記複数の画素のうち、少なくとも前記有効画素領域及び前記オプティカルブラック領域に配された前記画素は、前記光電変換部上に配された光導波路を有し、前記有効画素領域と前記オプティカルブラック領域との間において、前記光導波路を有する前記画素は、少なくとも1画素ピッチ以上離れて配置されている撮像装置が提供される。
また、本発明の他の一観点によれば、光電変換部と、前記光電変換部上に配された光導波路とをそれぞれが有する複数の画素が配された画素領域であって、前記光電変換部において光電変換により生じた電荷に基づく信号を出力する前記画素が設けられた有効画素領域と、遮光膜で覆われた前記画素が設けられたオプティカルブラック領域と、前記有効画素領域と前記オプティカルブラック領域との間のダミー画素領域と、を含む画素領域と、前記光導波路と同質の材料からなり、前記有効画素領域に設けられた前記画素の前記光導波路を互いに連結するように配された第1の連結部と、前記光導波路と同質の材料からなり、前記オプティカルブラック領域に設けられた前記画素の前記光導波路を互いに連結するように配された第2の連結部と、を有し、前記第1の連結部と前記第2の連結部とは、互いに離間して配置されている撮像装置が提供される。
本発明によれば、強い光が入射した場合などにおいても有効画素領域に配された画素とOB領域に配された画素とにおいてダーク信号の出力差を少なくすることができ、良質な画像を安定して取得することができる。
本発明の第1実施形態による撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態による撮像装置の画素領域のレイアウトを示す平面図である。 本発明の第1実施形態による撮像装置の構造を示す断面図及び上面図である。 本発明の比較例による撮像装置の構造を示す断面図及び上面図である。 本発明の第2実施形態による撮像装置の構造を示す断面図及び上面図である。 本発明の第3実施形態による撮像装置の画素領域のレイアウトを示す平面図である。 本発明の第3実施形態による撮像装置の構造を示す断面図及び上面図である。 本発明の第4実施形態による撮像装置の構造を示す断面図及び上面図である。 本発明の第5実施形態による撮像装置の構造を示す断面図及び上面図である。 本発明の第6実施形態による撮像装置の構造を示す断面図及び上面図である。 本発明の第7実施形態による撮像装置の構造を示す断面図及び上面図である。 本発明の第8実施形態による撮像装置の構造を示す断面図及び上面図である。 本発明の第9実施形態による撮像装置の構造を示す断面図である。 本発明の第10実施形態による撮像装置の構造を示す断面図である。 本発明の第10実施形態による撮像装置の効果を説明する図である。 本発明の第10実施形態の変形例による撮像装置の構造を示す断面図である。 本発明の第11実施形態による撮像装置の構造を示す断面図である。 本発明の第11実施形態による撮像装置の効果を説明する図である。 本発明の第11実施形態の変形例による撮像装置の構造を示す断面図である。 本発明の第12実施形態による撮像装置の構造を示す断面図である。 本発明の第13実施形態による撮像システムの概略構成を示すブロック図である。 本発明の第14実施形態による撮像システム及び移動体の構成例を示す図である。
以下、本発明に係る撮像装置の実施形態について図面を参照して説明する。なお、本明細書で特に図示または記載されない部分に関しては、当該技術分野の周知または公知技術を適用する。また以下に説明する実施形態は、発明の一つの実施形態であって、これに限定されるものではない。
後述するいくつかの実施形態は、有効画素領域に配された画素とOB領域に配された画素とにおいて、ダーク信号の出力差を少なくし、より良質な画像を取得しうる撮像装置を提供する。前述の通り、より良質な画像を取得するためには、有効画素領域に配された画素とOB領域に配された画素とにおいて、ダーク信号の出力差を少なくすることが重要である。しかしながら、特に光電変換部上に光導波路を有する構造の場合、OB画素への光漏れが大きくなる傾向にあり、画質が悪化しやすかった。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態による撮像装置について、図1乃至図4を用いて説明する。図1は、本実施形態による撮像装置の概略構成を示すブロック図である。図2は、本実施形態による撮像装置の画素領域のレイアウトを示す平面図である。図3は、本実施形態による撮像装置の構造を示す断面図及び上面図である。図4は、比較例による撮像装置の構造を示す断面図及び上面図である。
本実施形態による撮像装置100は、図1に示すように、画素領域10と、垂直走査回路20と、読み出し回路30と、水平走査回路40と、出力アンプ50と、制御回路60とを有している。
画素領域10には、複数の画素12が複数行及び複数列に渡って2次元状(マトリクス状)に規則的に配されている。それぞれの画素12は、光電変換により電荷を生成する光電変換部と、光電変換部で生じた電荷の量に応じた信号を出力する画素内読み出し回路とを含む。
垂直走査回路20は、画素12から信号を読み出す際に画素内読み出し回路を駆動するための制御信号を、画素アレイの行毎に設けられた制御信号線14を介して画素12に供給する回路部である。画素12から読み出された信号は、画素アレイの列毎に設けられた垂直出力線16を介して読み出し回路30に入力される。
読み出し回路30は、画素12から読み出された信号に対して所定の処理、例えば、増幅処理や加算処理等の信号処理を実施する回路部である。読み出し回路30は、例えば、列アンプ、相関二重サンプリング(CDS)回路、加算回路等を含み得る。読み出し回路30は、A/D変換回路を更に含んでもよい。
水平走査回路40は、読み出し回路30において処理された信号を列毎に順番に出力アンプ50に転送するための信号を、読み出し回路30に供給する回路部である。出力アンプ50は、バッファアンプや差動増幅器などから構成され、水平走査回路40によって選択された列の信号を増幅して出力するための回路部である。
制御回路60は、垂直走査回路20、読み出し回路30及び水平走査回路40に、それらの動作やタイミングを制御する制御信号を供給するための回路部である。撮像装置100には制御回路60を設けずに、垂直走査回路20、読み出し回路30及び水平走査回路40に供給する制御信号を、撮像装置100の外部から供給するようにしてもよい。
以上の構成は、本発明を適用しうる撮像装置100の1つの構成例に過ぎず、本発明を適用可能な撮像装置の構成は、これに限定されるものではない。
画素領域10は、図2(a)に示すように、画像信号を出力するための画素12が配された有効画素領域72と、黒レベルの基準となる基準信号を出力するための画素12が配されたオプティカルブラック領域(OB領域)74とを含む。OB領域74は、特に限定されるものではないが、例えば図2(a)に示すように、画素領域10の周囲の2辺に沿って配されている。
図2(b)は、図2(a)の点線で囲った部分の拡大図である。有効画素領域72とOB領域74との間には、ダミー画素領域80が配されている。ダミー画素領域80は、有効画素領域72やOB領域74に設けられた画素12と同様の光電変換部や画素内読み出し回路を含むが、信号の読み出しは行われない画素12が配された領域である。ダミー画素領域80は、有効画素領域72とOB領域74との間の構造的な不連続性(遮光膜90の有無など)に起因する画素特性のバラツキやOB領域74への光漏れの抑制などのために配置される。本実施形態では、説明の便宜上、ダミー画素領域80内に、OB領域74側から有効画素領域72側に向かって順番に、第1の領域82、第2の領域84、第3の領域86を定義するものとする。
OB領域74及びダミー画素領域80の第1の領域82及び第2の領域84は、遮光膜90で覆われている。ダミー画素領域80の第3の領域86及び有効画素領域72には、遮光膜90は設けられていない。なお、本明細書では、遮光膜90で覆われていない領域を開口領域92、遮光膜90で覆われている領域を遮光領域94と呼ぶこともある。
図3(a)は、開口領域92と遮光領域94との境界付近の断面図であり、図2(b)のA−A′線断面図に対応する。図3(a)には、A−A′線に沿って、有効画素領域72、第3の領域86、第2の領域84、第1の領域82及びOB領域74に、それぞれ、2個、1個、1個、3個、3個の画素12が配置された例を示している。各領域に配される画素12の数は、これらに限定されるものではない。図3(b)は、図2(b)のA−A′線と交差する方向に隣接する画素12を含む3列分の画素12の上面図である。
撮像装置100は、半導体基板200を含む。半導体基板200の表面部には、それぞれの画素12の配置場所に対応して、光電変換部202、画素内読み出し回路を構成する各種トランジスタ(図示せず)等が設けられている。例えば、図3(b)に示す10個×3個の矩形状の領域が、画素12の配置場所にそれぞれ対応している。
半導体基板200上には、配線層210が埋め込まれた絶縁膜208が設けられている。配線層210には、画素12の各素子間を結線する配線、画素12に制御信号を供給する制御信号線、画素12に電源や基準電圧を供給する電源線、画素信号の出力線、遮光膜等が含まれる。図3には、絶縁膜208に3層構造の配線層210が設けられた例を示しているが、配線層210の層数は、特に限定されるものではない。
絶縁膜208は、特に限定されるものではないが、例えば、酸化シリコン(SiO)等からなる第1の膜204と、炭化シリコン(SiC)等からなる第2の膜206とを交互に積層した積層膜により構成されている。第1の膜204は、絶縁膜208を構成する主たる部分であり、一般的には誘電率の低い絶縁材料で形成される。第2の膜206は、エッチングストッパ膜や、配線層210を構成する材料の拡散防止膜として用いられる膜であり、典型的な場合、第1の膜204を構成する材料よりも屈折率の高い材料からなる。例えば、第1の膜204がSiOの場合、その屈折率はおよそ1.46程度であるのに対して、第2の膜206がSiCの場合、その屈折率はおよそ1.76程度である。配線層210は、特に限定されるものではないが、例えば、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、タングステン(W)等により構成される。
有効画素領域72、OB領域74、ダミー画素領域80の第2の領域84及び第3の領域86に配された画素12の光電変換部202上の絶縁膜208内には、これら画素12のそれぞれに対応して、光導波路212がそれぞれ設けられている。光導波路212は、絶縁膜208の少なくとも第1の膜204を構成する材料よりも屈折率の高い材料、例えば窒化シリコン(SiN)からなる。SiNの屈折率は、およそ1.8〜2.0程度である。ダミー画素領域80の第1の領域82に配された画素12の光電変換部202上には、光導波路212は設けられていない。
有効画素領域72、ダミー画素領域80の第2の領域84及び第3の領域86に配された画素12の光電変換部202上に設けられた光導波路212は、その上に設けられた連結部214Aによって互いに繋がっている。また、OB領域74に配された画素12の光電変換部202上に設けられた光導波路212は、その上に設けられた連結部214Bによって互いに繋がっている。連結部214A及び連結部214Bは、ダミー画素領域80の第1の領域82には設けられておらず、互いに離間している。連結部214A及び連結部214Bは、光導波路212を構成する材料と同質の材料、例えば窒化シリコンからなる。
絶縁膜208上には、遮光膜90が設けられている。遮光膜90は、遮光領域94に配されている。遮光膜90が設けられた絶縁膜208上には、絶縁膜216が設けられている。絶縁膜216は、図示しないカラーフィルタ等を含んでもよい。カラーフィルタは、各画素12の光電変換部202に入射される光の波長を選択する。絶縁膜216上には、それぞれの画素12に対応して、光電変換部202に光を集光するためのマイクロレンズ218が設けられている。なお、遮光領域94に配された画素12には、マイクロレンズ218を設けなくてもよい。
このように、本実施形態による撮像装置100では、ダミー画素領域80の第1の領域82に配された画素12に、光導波路212及び連結部214が設けられていない。言い換えると、有効画素領域72とOB領域74との間において、光導波路212を有する画素12は、少なくとも1画素ピッチ以上離れて配置されている。また、有効画素領域72に配された画素12の光導波路212を連結する連結部214Aと、OB領域74に配された画素12の光導波路212を連結する連結部214Bとは、ダミー画素領域80の第1の領域82において途切れている。
本実施形態による撮像装置100おいてこのような構成としている理由について、比較例による撮像装置と比較しつつ、以下に説明する。
比較例による撮像装置では、例えば図4(a)及び図4(b)に示すように、開口領域92及び遮光領域94に配された画素12の総てが光導波路212及び連結部214を有する構成となっている。或いは、ここでは図示は省略するが、遮光領域94に配された画素12の総てに光導波路が設けられていない構成となっている。
図4に示すような構成の場合、遮光領域94に近い開口領域92に強い光(図中、矢印で表す)が入射すると、開口領域92にある光導波路212と連結部214とを介して、遮光膜90の下にある画素12にも光が侵入する。光は、屈折率の高い領域を伝搬する性質があるため、侵入した光は屈折率が高い光導波路212や連結部214を伝搬する。また、光導波路212は光を閉じ込める性質を有するが、図4のように入射角度の大きい光が光導波路212に入射した場合、光導波路212の側壁から一部の光が漏れ、漏れた光は隣接する画素12へと入射する。複数の光導波路212が並び且つ連結部214で繋がった図4のような構成の場合、連結部214及び光導波路212を介して、隣接する画素へと順次光が伝わっていく。太陽を撮影したときのように強い光が入射した場合には、光導波路212の側壁から漏れる一部の光がOB領域74まで届くことがある。OB領域74にまで光が届くと、黒レベルの基準となる信号のレベルがずれてしまい、画像が悪化する。
遮光領域94の画素12の光導波路212及び連結部214を介してOB領域74に伝搬する光を抑制する観点からは、遮光領域94の画素12には光導波路212及び連結部214を設けない構成とすることも考えられる。このようにすることで、遮光領域94の画素12に光導波路212及び連結部214が設けられている構成と比較して、OB領域74に侵入する光の量を抑制することはできる。しかしながら、このような構成とした場合、以下に説明する新たな課題が生じる。
光導波路212が設けられた画素12と光導波路212が設けられていない画素12とにおいてノイズを比較したとき、画素12のノイズレベルが異なることが知られている。例えば、光導波路212を窒化シリコンで形成した場合、水素を含有したプラズマ窒化シリコンの形成後に水素雰囲気中でアニール処理を施すことにより、フォトダイオード内への水素供給が促進され、画素12のノイズを低減することができる。OB領域74の画素12に光導波路212が設けられていない場合、前述のノイズ低減効果は得られないため、光導波路212を有する有効画素領域72の画素12との間でノイズの差が生じる。この結果、有効画素領域72に配された画素12とOB領域74に配された画素12とで黒レベルの基準となる信号がずれてしまい、ひいては画像が悪化する。
この点、本実施形態による撮像装置では、有効画素領域72及びOB領域74の画素12はどちらも光導波路212を有する構成となっているため、光導波路212の有無によるノイズの差は生じない。ダミー画素領域80に配された画素12の信号は用いられないため、ダミー画素領域80に配された画素12は、有効画素領域72に配された画素12とノイズが異なっても問題はない。また、ダミー画素領域80の第1の領域82には光導波路212及び連結部214が設けられていない構成のため、連結部214や光導波路212の側壁から光が侵入することを抑制することができる。光の侵入を抑制する効果は、光導波路212を有する画素12を、少なくとも1画素ピッチ以上離して配置することにより、得ることが可能である。
なお、ダミー画素領域80の第2の領域84及び第3の領域86は、主に、遮光膜90によって生じる段差による影響を抑制するために設けられたものである。第2の領域84と第3の領域86との境界部では、遮光膜90によって生じる段差を完全に除去することは難しく、更に上層に形成する構造物はこの段差を反映して平坦性が低下することがある。この結果、第3の領域86に配置した画素12では、平坦ではない下地上にカラーフィルタやマイクロレンズ218等が配置されることとなり、光学特性が低下する虞がある。第3の領域86に配された画素12をダミー画素として画像用の信号を出力する画素12としては用いないようにすることで、画像への影響を抑制することができる。遮光膜90の段差を十分に緩和できるような場合や遮光膜90の段差による画像への影響を無視できるような場合には、ダミー画素領域80の第2の領域84及び第3の領域86の一方又は両方は、必ずしも設ける必要はない。
このように、本実施形態によれば、OB領域74への光の漏れを抑制するとともに、有効画素領域72とOB領域74との間のダーク信号の出力差をなくすことができ、良質な画像を安定して取得することができる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態による撮像装置について、図5を用いて説明する。図1乃至図3に示す第1実施形態による撮像装置と同様の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略し或いは簡潔にする。
図5は、本実施形態による撮像装置の構造を示す断面図及び上面図である。図5(a)は、開口領域92と遮光領域94との境界付近の断面図であり、図2(b)のA−A′線断面図に対応する。図5(b)は、図2(b)のA−A′線と交差する方向に隣接する画素12を含む3列分の画素12の上面図である。
本実施形態による撮像装置は、図5(a)に示すように、ダミー画素領域80の第1の領域82における遮光膜90の構成が異なっているほかは、第1実施形態による撮像装置と同様である。
すなわち、本実施形態による撮像装置は、ダミー画素領域80の第1の領域82における光電変換部202と遮光膜90との間隔が、他の領域における光電変換部202と遮光膜90との間隔よりも狭くなっている。ダミー画素領域80の第1の領域82と第2の領域84との間では、遮光膜90に段差が形成されている。ダミー画素領域80の第1の領域82に光導波路212及び連結部214を設けない構成の場合、第1の領域82における光電変換部202と遮光膜90との間隔を容易に狭くすることができる。
このような構成とすることで、第2の領域84の連結部214Aを伝搬した光は、第1の領域82と第2の領域84との間の境界部に形成された遮光膜90の段差部で遮光されることになる。その結果、第1実施形態の撮像装置と比較して、OB領域74方向に伝搬する光を更に抑制することができる。
このように、本実施形態によれば、OB領域74への光の漏れを抑制するとともに、有効画素領域72とOB領域74との間のダーク信号の出力差をなくすことができ、良質な画像を安定して取得することができる。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態による撮像装置について、図6及び図7を用いて説明する。図1乃至図5に示す第1及び第2実施形態による撮像装置と同様の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略し或いは簡潔にする。
図6は、本実施形態による撮像装置の画素領域のレイアウトを示す平面図である。図7は、本実施形態による撮像装置の構造を示す断面図及び上面図である。
図6は、図2(a)の点線で囲った部分の拡大図である。有効画素領域72とOB領域74との間には、ダミー画素領域80が配されている。本実施形態においても、説明の便宜上、ダミー画素領域80内に、OB領域74側から有効画素領域72側に向かって順番に、第1の領域82、第2の領域84、第3の領域86を定義するものとする。
本実施形態による撮像装置では、OB領域74及びダミー画素領域80の第1の領域82は、遮光膜90で覆われている。ダミー画素領域80の第2の領域84及び第3の領域86及び有効画素領域72には、遮光膜90は設けられていない。
図7(a)は、開口領域92と遮光領域94との境界付近の断面図であり、図6のA−A′線断面図に対応する。図7(b)は、図6のA−A′線と交差する方向に隣接する画素12を含む3列分の画素12の上面図である。
有効画素領域72、OB領域74、ダミー画素領域80の第3の領域86に配された画素12の光電変換部202上の絶縁膜208内には、これら画素12のそれぞれに対応して、光導波路212がそれぞれ設けられている。
有効画素領域72、ダミー画素領域80の第3の領域86に配された画素12の光電変換部202上に配された光導波路212は、連結部214Aによって互いに繋がっている。また、OB領域74に配された画素12の光電変換部202上に配された光導波路212は、連結部214Bによって互いに繋がっている。連結部214A及び連結部214Bは、ダミー画素領域80の第1の領域82及び第2の領域84には設けられておらず、互いに離間している。
すなわち、本実施形態による撮像装置は、ダミー画素領域80の第2の領域84が開口領域92に配置されている点、ダミー画素領域80の第2の領域84に光導波路212及び連結部214が設けられていない点で、第1実施形態の撮像装置とは異なっている。
本実施形態による撮像装置は、ダミー画素領域80の第1の領域82及び第2の領域84の画素12に、光導波路212及び連結部214が設けられていない。言い換えると、有効画素領域72とOB領域74との間において、光導波路212を有する画素12は、少なくとも1画素ピッチ以上離れて配置されている。また、有効画素領域72に配された画素12の光導波路212を連結する連結部214Aと、OB領域74に配された画素12の光導波路212を連結する連結部214Bとは、ダミー画素領域80の第1の領域82及び第2の領域84において途切れている。
したがって、本実施形態による撮像装置においても、OB領域74への光の漏れを抑制するとともに、有効画素領域72とOB領域74との間のダーク信号の出力差をなくすことができ、良質な画像を安定して取得することができる。
[第4実施形態]
本発明の第4実施形態による撮像装置について、図8を用いて説明する。図1乃至図7に示す第1乃至第3実施形態による撮像装置と同様の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略し或いは簡潔にする。
図8は、本実施形態による撮像装置の構造を示す断面図及び上面図である。図8(a)は、開口領域92と遮光領域94との境界付近の断面図であり、図6のA−A′線断面図に対応する。図8(b)は、図6のA−A′線と交差する方向に隣接する画素12を含む3列分の画素12の上面図である。
本実施形態による撮像装置は、図8(a)に示すように、ダミー画素領域80の第1の領域82における遮光膜90の構成が異なっているほかは、第3実施形態による撮像装置と同様である。
すなわち、本実施形態による撮像装置は、ダミー画素領域80の第1の領域82における光電変換部202と遮光膜90との間隔が、他の領域における光電変換部202と遮光膜90との間隔よりも狭くなっている。ダミー画素領域80の第1の領域82及び第2の領域84に光導波路212及び連結部214を設けない構成の場合、第1の領域82における光電変換部202と遮光膜90との間隔を狭くすることができる。
このような構成とすることで、第3の領域86の連結部214Aを伝搬して伝わった光は、第1の領域82と第2の領域84との間の境界部に形成される遮光膜90の端部で遮光されることになる。その結果、第3実施形態の撮像装置と比較して、OB領域74方向に伝搬する光を更に抑制することできる。
このように、本実施形態によれば、OB領域74への光の漏れを抑制するとともに、有効画素領域72とOB領域74との間のダーク信号の出力差をなくすことができ、良質な画像を安定して取得することができる。
[第5実施形態]
本発明の第5実施形態による撮像装置について、図9を用いて説明する。図1乃至図8に示す第1乃至第4実施形態による撮像装置と同様の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略し或いは簡潔にする。
図9は、本実施形態による撮像装置の構造を示す断面図及び上面図である。図9(a)は、開口領域92と遮光領域94との境界付近の断面図であり、図6のA−A′線断面図に対応する。図9(b)は、図6のA−A′線と交差する方向に隣接する画素12を含む3列分の画素12の上面図である。
本実施形態による撮像装置は、図9(a)に示すように、ダミー画素領域80の第1の領域82及び第2の領域84に配された画素12にマイクロレンズ218が設けられていない点で、第3実施形態による撮像装置とは異なっている。
ダミー画素領域80の第1の領域82及び第2の領域84に配された画素12にマイクロレンズ218を設けない構成とすることで、開口領域92の端付近にある第2の領域84から入射される光の量を低減することができる。これにより、OB領域74方向に伝搬する光を更に抑制することできる。
このように、本実施形態によれば、OB領域74への光の漏れを抑制するとともに、有効画素領域72とOB領域74との間のダーク信号の出力差をなくすことができ、良質な画像を安定して取得することができる。
[第6実施形態]
本発明の第6実施形態による撮像装置について、図10を用いて説明する。図1乃至図9に示す第1乃至第5実施形態による撮像装置と同様の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略し或いは簡潔にする。
図10は、本実施形態による撮像装置の構造を示す断面図及び上面図である。図10(a)は、開口領域92と遮光領域94との境界付近の断面図であり、図2(b)のA−A′線断面図に対応する。図10(b)は、図2(b)のA−A′線と交差する方向に隣接する画素12を含む3列分の画素12の上面図である。
本実施形態による撮像装置は、図10に示すように、ダミー画素領域80の第1の領域82の絶縁膜208内に遮光壁220を更に有する点で、図3に示す第1実施形態による撮像装置とは異なっている。
第1実施形態の撮像装置では、ダミー画素領域80の第1の領域82に光導波路212及び連結部214A,214Bが設けられていないため、光導波路212及び連結部214A,214Bを介したOB領域74方向への光の伝搬は抑制することができる。しかしながら、絶縁膜208の第2の膜206の屈折率が第1の膜204の屈折率よりも大きいような場合、光は屈折率が高い領域を伝搬する性質があるため、第2の膜206を通してOB領域74方向へ伝搬する光を十分に抑制できない場合がある。本実施形態による撮像装置は、絶縁膜208を介したこのような光の伝搬を抑制するうえで有効である。
遮光壁220は、配線層210の製造過程において同時に形成される構造体であり、配線層210と同質の材料、典型的にはAl,Cu,W等の遮光効果のある金属材料により構成される。また、多層からなる配線層210は、絶縁膜208の第1の膜204及び第2の膜206を貫いて層間接続されるものであり、配線層210と同時に形成される遮光壁220も、第2の膜206を貫くように形成することができる。したがって、絶縁膜208内に遮光壁220を配置することで、第2の膜206内を光が伝搬することを抑制することができる。遮光壁220は、配線層210と同じように複数の層に渡って形成すると、より高い効果が得られる。図10(a)に示すように遮光壁220を遮光膜90にも接続する構成とすれば、遮光性能を更に高めることができる。また、図10(a)の例では絶縁膜208の最下層の第1の膜204及び第2の膜206に遮光壁220を形成していないが、絶縁膜208の最下層の第1の膜204及び第2の膜206に遮光壁220を形成してもよい。
遮光壁220は、上面から見て、遮光膜90の下にある配線層210と重ならない位置に配置するとよい。配線層210と重ならない位置に遮光壁220があることで、配線層210だけでなく、遮光壁220によって更に光の伝搬を抑制することができる。特に、遮光壁220は、有効画素やOB画素において光導波路212が配置される場所に相当する部分(図中、点線で示した部分)に配置するのが好適である。光導波路212が配置される光電変換部202上の領域は、受光感度を確保するために、通常、配線層210を配置しない領域或いは配線密度の低い領域である。したがって、この部分に遮光壁220を配置することで、配線層210のレイアウトに影響を与えることなく、遮光特性を向上することができる。
上面から見た遮光壁220の形状は、特に限定されるものではなく、配線層210のパターン等に応じて適宜変更が可能である。例えば、図10(b)に示すような細長い長方形の形状のほか、正方形や円形のパターンを並べた形状としてもよい。
また、遮光壁220を、電源端子(例えばVDD端子)や基準電圧端子(例えばGND端子)等の定電圧の端子に接続する構成としてもよい。遮光壁220に固定電圧を印加することで、遮光壁220の電位を安定させることができ、回路動作に伴い遮光壁220の電位が変動することによって生じるノイズを抑制することができる。
なお、本実施形態では、遮光壁220は、上面から見て遮光膜90の下にある配線層210と重ならない位置に配置する構成としたが、配線層210と重なる位置に配置する構成としても、第1実施形態以上に光が侵入する量を抑制することができる。
このように、本実施形態によれば、OB領域74への光の漏れを抑制するとともに、有効画素領域72とOB領域74との間のダーク信号の出力差をなくすことができ、良質な画像を安定して取得することができる。
[第7実施形態]
本発明の第7実施形態による撮像装置について、図11を用いて説明する。図1乃至図10に示す第1乃至第6実施形態による撮像装置と同様の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略し或いは簡潔にする。
図11は、本実施形態による撮像装置を示す断面図及び上面図である。図11(a)は、開口領域92と遮光領域94との境界付近の断面図であり、図2(b)のA−A′線断面図に対応する。図11(b)は、図2(b)のA−A′線と交差する方向に隣接する画素12を含む3列分の画素12の上面図である。
本実施形態による撮像装置は、図11に示すように、ダミー画素領域80の第1の領域82に光導波路212が設けられている点で、図3に示す第1実施形態による撮像装置とは異なっている。連結部214A及び連結部214Bは、ダミー画素領域80の第1の領域82には設けられておらず、互いに離間している。
図4に例示した比較例による撮像装置では、ダミー画素領域80の第1の領域82に連結部214が設けられていたため、連結部214を伝ってOB領域74方向に伝搬する光の成分があった。この点、本実施形態による撮像装置では、ダミー画素領域80の第1の領域82において連結部214が途切れているため、OB領域74方向に伝搬する光の量を低減することができる。
このように、本実施形態によれば、OB領域74への光の漏れを抑制するとともに、有効画素領域72とOB領域74との間のダーク信号の出力差をなくすことができ、良質な画像を安定して取得することができる。
[第8実施形態]
本発明の第8実施形態による撮像装置について、図12を用いて説明する。図1乃至図11に示す第1乃至第7実施形態による撮像装置と同様の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略し或いは簡潔にする。
図12は、本実施形態による撮像装置を示す断面図及び上面図である。図12(a)は、開口領域92と遮光領域94との境界付近の断面図であり、図2(b)のA−A′線断面図に対応する。図12(b)は、図2(b)のA−A′線と交差する方向に隣接する画素12を含む3列分の画素12の上面図である。
本実施形態による撮像装置は、図12に示すように、ダミー画素領域80の第1の領域82に連結部214が設けられている点で、図3に示す第1実施形態による撮像装置とは異なっている。すなわち、本実施形態による撮像装置において、連結部214は、有効画素領域72、ダミー画素領域80及びOB領域74の全体に渡って設けられている。光導波路212は、第1実施形態と同様、ダミー画素領域80の第1の領域82には設けられていない。すなわち、有効画素領域72とOB領域74との間において、光導波路212を有する画素12は、1画素ピッチ以上はなれて配置されている。
図4に例示した比較例による撮像装置では、ダミー画素領域80の第1の領域82に光導波路212が設けられていたため、光導波路212の側壁から漏れた光のうち、並んだ光導波路212を連続して伝搬する成分があった。この点、本実施形態による撮像装置では、ダミー画素領域80の第1の領域82に光導波路212が設けられていない分、並んだ光導波路212を伝搬する光の成分が抑制され、OB領域74まで届く光の量を低減することができる。
また、本実施形態による撮像装置では、有効画素領域72、ダミー画素領域80及びOB領域74の全体に渡って連結部214が設けられているため、連結部214の膜厚の均一性を容易に向上することができ、画質の低下を抑制することができる。
光導波路212及び連結部214の製造工程では、絶縁膜208に光導波路212を埋め込むための開口部を形成後、この開口部内を埋め込み、絶縁膜208上を覆うように、光導波路212及び連結部214となる絶縁材料を堆積する。そして、堆積した絶縁膜の表面をCMP法により研磨して平坦化することで、光導波路212及び連結部214を一体形成する。ダミー画素領域80の第1の領域82に連結部214を設けない構成とする場合、例えば、第1の領域82にマスクを配置した状態で絶縁材料を堆積し、その後に平坦化を実施する。このため、第1の領域82と他の領域とに異なる材料が設けられた状態で研磨が行われることとなり、研磨レートの面内バラツキが生じて表面の平坦性が悪化する。この結果、その上に配置されるカラーフィルタ(図示せず)やマイクロレンズ218の形成面の平坦性も悪化し、光学特性が低下する。
この点、本実施形態による撮像装置では、有効画素領域72、ダミー画素領域80及びOB領域74の全体に渡って堆積された絶縁膜を研磨することによって連結部214を形成できるため、連結部214の膜厚の均一性を向上することができる。これにより、連結部214による平坦性の低下を抑制することができ、これによって生じる画像への影響を抑制することできる。
このように、本実施形態によれば、OB領域74への光の漏れを抑制するとともに、有効画素領域72とOB領域74との間のダーク信号の出力差をなくすことができ、画像を安定させることができる。
[第9実施形態]
本発明の第9実施形態による撮像装置について、図13を用いて説明する。図1乃至図12に示す第1乃至第8実施形態による撮像装置と同様の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略し或いは簡潔にする。図13は、本実施形態による撮像装置を示す断面図である。図13は、開口領域92と遮光領域94との境界付近の断面図であり、図2(b)のA−A′線断面図に対応する。
本実施形態による撮像装置は、図13に示すように、絶縁膜216内に、層内レンズ222とカラーフィルタ224とを更に備えているほかは、図3に示す第1実施形態による撮像装置と同様である。
すなわち、遮光膜90が設けられた絶縁膜208上には、パッシベーション膜が設けられている。パッシベーション膜216Aは、少なくとも有効画素領域72の画素12のそれぞれに対応して設けられた層内レンズ222を有している。層内レンズ222が設けられたパッシベーション膜216A上には、平坦化膜216Bが設けられている。平坦化膜216B上には、カラーフィルタ224が設けられている。カラーフィルタ224上には、平坦化膜216Cが設けられている。パッシベーション膜216A、平坦化膜216B,216Cを含む絶縁膜216の上には、それぞれの画素12に対応して、光電変換部202に光を集光するためのマイクロレンズ218が設けられている。
本実施形態による撮像装置においても、第1実施形態による撮像装置と同様、ダミー画素領域80の第1の領域82に配された画素12に、光導波路212及び連結部214が設けられていない。したがって、OB領域74への光の漏れを抑制するとともに、有効画素領域72とOB領域74との間のダーク信号の出力差をなくすことができ、良質な画像を安定して取得することができる。
[第10実施形態]
本発明の第10実施形態による撮像装置について、図14乃至図16を用いて説明する。図1乃至図13に示す第1乃至第9実施形態による撮像装置と同様の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略し或いは簡潔にする。
図14は、本実施形態による撮像装置を示す断面図である。図15は、本実施形態による撮像装置の効果を説明する図である。図16は、本実施形態の変形例による撮像装置を示す断面図である。図14及び図16は、開口領域92と遮光領域94との境界付近の断面図であり、図2(b)のA−A′線断面図に対応する。
本実施形態による撮像装置は、図14に示すように、第3の領域86にカラーフィルタ224が設けられていないほかは、図13に示す第9実施形態による撮像装置と同様である。第3の領域86にカラーフィルタ224を設けないことにより、OB領域74への光の漏れを更に抑制することができる。
第3の領域86にカラーフィルタ224を設けないことによりOB領域74への光の漏れを抑制できるメカニズムについて、現時点で本願発明者らは以下のように推察している。
第3の領域86は、開口領域92と遮光領域94との境界近傍であり、絶縁膜208の上には遮光膜90による段差が存在する。この段差は、パッシベーション膜216Aや平坦化膜216Bにより緩和されるが、完全に除去することは困難である。このため、平坦化膜216Bの表面には、遮光膜90による段差に起因して、第3の領域86に段差が生じている。
平坦化膜216Bに生じた段差は、その上に形成されるカラーフィルタ224、平坦化膜216C、マイクロレンズ218にも影響する。第3の領域86に形成された傾斜面上にマイクロレンズ218を形成すると、マイクロレンズ218が結ぶ焦点の位置は遮光領域94側を向くようになる。この結果、斜め方向から入射する光は、図15(a)に示すように、マイクロレンズ218によって遮光領域94側に屈折し、OB領域74への光漏れの原因となる。
これに対し、第3の領域86にカラーフィルタ224を設けないと、第3の領域86ではその分、平坦化膜216Cが沈み込み、第3の領域86の段差は窪み状になる。この結果、図15(b)に示すように、遮光領域94側を向くマイクロレンズ218の数が少なくなり、OB領域74への光漏れを低減することができる。
なお、図14に示す例では遮光領域94にカラーフィルタ224を配置しているが、例えば図16に示すように、遮光領域94のカラーフィルタ224を除去するようにしてもよい。この場合にも、上述した本実施形態の効果を得ることができる。
このように、本実施形態によれば、OB領域74への光の漏れを抑制するとともに、有効画素領域72とOB領域74との間のダーク信号の出力差をなくすことができ、良質な画像を安定して取得することができる。
[第11実施形態]
本発明の第11実施形態による撮像装置について、図17乃至図19を用いて説明する。図1乃至図16に示す第1乃至第10実施形態による撮像装置と同様の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略し或いは簡潔にする。
図17は、本実施形態による撮像装置を示す断面図である。図18は、本実施形態による撮像装置の効果を説明する図である。図19は、本実施形態の変形例による撮像装置を示す断面図である。図17及び図19は、開口領域92と遮光領域94との境界付近の断面図であり、図2(b)のA−A′線断面図に対応する。
本実施形態による撮像装置は、図17に示すように、第3の領域86にマイクロレンズ218が設けられていないほかは、図13に示す第9実施形態による撮像装置と同様である。第3の領域86にマイクロレンズ218を設けないことによっても、OB領域74への光の漏れを更に抑制することができる。図17に示す例では遮光領域94にマイクロレンズ218を配置しているが、遮光領域94のマイクロレンズ218は除去してもよい。
第3の領域86にマイクロレンズ218を設けないことによりOB領域74への光の漏れを抑制できるメカニズムは、必ずしも明らかではないが、本願発明者等は以下のように推察している。
第3の領域86にマイクロレンズ218を設けない場合、斜め方向から入射する光は、図18に示すように、平坦化膜216Cの表面において遮光領域94ではない側に屈折する。この結果、OB領域74側へ向かう光が減少し、OB領域74への光漏れを低減することができる。
なお、図17に示す例では第3の領域86にカラーフィルタ224を配置しているが、図19に示すように、第3の領域86のカラーフィルタ224を除去するようにしてもよい。更には、遮光領域94のカラーフィルタ224をも除去するようにしてもよい。これらの場合、第10実施形態で説明した効果と相俟って、OB領域74への光漏れを更に低減することができる。
このように、本実施形態によれば、OB領域74への光の漏れを抑制するとともに、有効画素領域72とOB領域74との間のダーク信号の出力差をなくすことができ、良質な画像を安定して取得することができる。
[第12実施形態]
本発明の第12実施形態による撮像装置について、図20を用いて説明する。図1乃至図19に示す第1乃至第11実施形態による撮像装置と同様の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略し或いは簡潔にする。図20は、本実施形態による撮像装置を示す断面図である。図20は、開口領域92と遮光領域94との境界付近の断面図であり、図2(b)のA−A′線断面図に対応する。
本実施形態による撮像装置は、第1の領域82の光導波路212及び連結部214が除去されていない点で、第10実施形態による撮像装置とは異なっている。
第10実施形態において説明したように、第3の領域86のカラーフィルタ224を除去することには、OB領域74側へ向かう光を減少する効果がある。第1の領域82の光導波路212及び連結部214を除去することには光の伝搬経路を減らす意図があるが、そもそも入射する光を低減できれば、OB領域74への光漏れは低減することができる。したがって、本実施形態による撮像装置においても、図4に示す撮像装置と比較して、OB領域74への光漏れを更に低減することができる。
なお、図20の例では、第1の領域82の光導波路212及び連結部214の双方を除去していないが、第7実施形態のように連結部214のみを除去してもよいし、第8実施形態のように光導波路212のみを除去してもよい。また、第11実施形態のように第3の領域のマイクロレンズ218を除去してもよい。
このように、本実施形態によれば、OB領域74への光の漏れを抑制するとともに、有効画素領域72とOB領域74との間のダーク信号の出力差をなくすことができ、良質な画像を安定して取得することができる。
[第13実施形態]
本発明の第13実施形態による撮像システムについて、図21を用いて説明する。図1乃至図20に示す第1乃至第12実施形態による撮像装置と同様の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略し或いは簡潔にする。図21は、本実施形態による撮像システムの構成を示すブロック図である。
上記第1乃至第12実施形態で述べた撮像装置100は、種々の撮像システムに適用可能である。適用可能な撮像システムとしては、特に限定されるものではないが、例えば、デジタルスチルカメラ、デジタルカムコーダ、監視カメラ、複写機、ファックス、携帯電話、車載カメラ、観測衛星などが挙げられる。また、レンズなどの光学系と撮像装置とを備えるカメラモジュールも、撮像システムに含まれる。図21には、これらのうちの一例として、デジタルスチルカメラのブロック図を例示している。
図21に例示した撮像システム300は、撮像装置100、被写体の光学像を撮像装置100に結像させるレンズ302、レンズ302を通過する光量を可変にするための絞り304、レンズ302の保護のためのバリア306を有する。レンズ302及び絞り304は、撮像装置100に光を集光する光学系である。撮像装置100は、第1乃至第12実施形態で説明した撮像装置100であって、レンズ302により結像された光学像を画像データに変換する。
撮像システム300は、また、撮像装置100より出力される信号の処理を行う信号処理部308を有する。信号処理部308は、撮像装置100が出力するアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換を行う。また、信号処理部308は、その他、必要に応じて各種の補正処理や圧縮処理を行って画像データを出力する動作を行う。信号処理部308の一部であるAD変換部は、撮像装置100が設けられた半導体基板に形成されていてもよいし、撮像装置100とは別の半導体基板に形成されていてもよい。また、撮像装置100と信号処理部308とが同一の半導体基板に形成されていてもよい。
撮像システム300は、さらに、各種演算の実行やデジタルスチルカメラ全体の動作を制御する全体制御・演算部318、撮像装置100及び信号処理部308に各種タイミング信号を出力するタイミング発生部320を有する。ここで、タイミング信号などは外部から入力されてもよく、撮像システム300は少なくとも撮像装置100と、撮像装置100から出力された信号を処理する信号処理部308とを有すればよい。
撮像システム300は、さらに、画像データを一時的に記憶するためのメモリ部310、外部コンピュータ等と通信するための外部インターフェース部(外部I/F部)312を有する。さらに撮像システム300は、撮像データの記録又は読み出しを行うための半導体メモリ等の記録媒体314、記録媒体314に記録又は読み出しを行うための記録媒体制御インターフェース部(記録媒体制御I/F部)316を有する。記録媒体314は、撮像システム300に内蔵されていてもよく、着脱可能であってもよい。
第1乃至第12実施形態による撮像装置100を適用することにより、強い光が入射した場合においても安定した画像を取得しうる撮像システムを実現することができる。
[第14実施形態]
本発明の第14実施形態による撮像システム及び移動体について、図22を用いて説明する。図22は、本実施形態による撮像システム及び移動体の構成を示す図である。
図22(a)は、車戴カメラに関する撮像システムの一例を示したものである。撮像システム400は、撮像装置410を有する。撮像装置410は、上記第1乃至第12実施形態のいずれかに記載の撮像装置100である。撮像システム400は、撮像装置410により取得された複数の画像データに対し、画像処理を行う画像処理部412と、撮像システム400により取得された複数の画像データから視差(視差画像の位相差)の算出を行う視差算出部414を有する。また、撮像システム400は、算出された視差に基づいて対象物までの距離を算出する距離計測部416と、算出された距離に基づいて衝突可能性があるか否かを判定する衝突判定部418と、を有する。ここで、視差算出部414や距離計測部416は、対象物までの距離情報を取得する距離情報取得手段の一例である。すなわち、距離情報とは、視差、デフォーカス量、対象物までの距離等に関する情報である。衝突判定部418はこれらの距離情報のいずれかを用いて、衝突可能性を判定してもよい。距離情報取得手段は、専用に設計されたハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアモジュールによって実現されてもよい。また、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等によって実現されてもよいし、これらの組合せによって実現されてもよい。
撮像システム400は車両情報取得装置420と接続されており、車速、ヨーレート、舵角などの車両情報を取得することができる。また、撮像システム400は、衝突判定部418での判定結果に基づいて、車両に対して制動力を発生させる制御信号を出力する制御装置である制御ECU430が接続されている。また、撮像システム400は、衝突判定部418での判定結果に基づいて、ドライバーへ警報を発する警報装置440とも接続されている。例えば、衝突判定部418の判定結果として衝突可能性が高い場合、制御ECU430はブレーキをかける、アクセルを戻す、エンジン出力を抑制するなどして衝突を回避、被害を軽減する車両制御を行う。警報装置440は音等の警報を鳴らす、カーナビゲーションシステムなどの画面に警報情報を表示する、シートベルトやステアリングに振動を与えるなどしてユーザに警告を行う。
本実施形態では、車両の周囲、例えば前方又は後方を撮像システム400で撮像する。図22(b)に、車両前方(撮像範囲450)を撮像する場合の撮像システムを示した。車両情報取得装置420が、所定の動作を実行するように撮像システム400ないしは撮像装置410に指示を送る。このような構成により、測距の精度をより向上させることができる。
上記では、他の車両と衝突しないように制御する例を説明したが、他の車両に追従して自動運転する制御や、車線からはみ出さないように自動運転する制御などにも適用可能である。さらに、撮像システムは、自車両等の車両に限らず、例えば、船舶、航空機あるいは産業用ロボットなどの移動体(移動装置)に適用することができる。加えて、移動体に限らず、高度道路交通システム(ITS)等、広く物体認識を利用する機器に適用することができる。
[変形実施形態]
本発明は、上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、光導波路212上に連結部214,214A,214Bを設けたが、連結部214,214A,214Bは、必ずしも設ける必要はない。連結部214A,214Bは、光導波路212を絶縁膜208に埋め込み形成する過程で絶縁膜208上に残存する部分である。連結部214A,214Bは光導波路212の製造時に除去することも可能であるが、その場合には、絶縁膜208と光導波路212との構成材料の違いに起因して研磨レートが面内で変化し、表面の平坦性が悪化する虞がある。絶縁膜208の表面の平坦性が悪化すると、その上に配置されるカラーフィルタ(図示せず)やマイクロレンズ218の形成面の平坦性も悪化し、光学特性が低下する。連結部214,214A,214Bを残さなくても表面の平坦性を維持できる場合などには、連結部214,214A,214Bは、必ずしも残存させる必要はない。
また、第7又は第8実施形態の撮像装置において、第3及び第4実施形態と同様、第1の領域82に配された画素12の光電変換部202と遮光膜90との間隔を、OB領域74に配された画素12の光電変換部202と遮光膜90との間隔よりも狭めてもよい。
また、上述した実施形態は、任意に組み合わせることが可能である。例えば、第2乃至第5実施形態の撮像装置に、第6実施形態の遮光壁220を設けてもよい。また、第9乃至第12実施形態の撮像装置におけるカラーフィルタ224やマイクロレンズ218の配置を、第2乃至第8実施形態の撮像装置に適用してもよい。
また、上記第1乃至第12実施形態では、光導波路212と連結部214とを一体として、これらをダミー画素領域80の一部の領域に配置しない構成としたが、光導波路212を設けない領域と連結部214を設けない領域とは、必ずしも同じである必要はない。
また、第13及び第14実施形態に示した撮像システムは、本発明の撮像装置を適用しうる撮像システムの一例を示したものであり、本発明の撮像装置を適用可能な撮像システムは図21及び図22に示した構成に限定されるものではない。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
10…画素領域
12…画素
72…有効画素領域
74…OB領域
80…ダミー画素領域
90…遮光膜
92…開口領域
94…遮光領域
100…撮像装置
202…光電変換部
210…配線層
212…光導波路
214,214A,214B…連結部
218…マイクロレンズ
220…遮光壁

Claims (20)

  1. 光電変換部を有する複数の画素が配された画素領域であって、有効画素領域と、遮光膜で覆われたオプティカルブラック領域と、前記有効画素領域と前記オプティカルブラック領域との間のダミー画素領域と、を含む画素領域を有し、
    前記複数の画素のうち、少なくとも前記有効画素領域及び前記オプティカルブラック領域に配された前記画素は、前記光電変換部の上に配された光導波路を有し、
    前記有効画素領域と前記オプティカルブラック領域との間において、前記光導波路を有する前記画素は、少なくとも1画素ピッチ以上離れて配置されている
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記ダミー画素領域に配された少なくとも一部の前記画素は、前記光導波路が設けられていない
    ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記光導波路と同質の材料からなり、前記有効画素領域に配された前記画素の前記光導波路を互いに連結するように設けられた第1の連結部と、
    前記光導波路と同質の前記材料からなり、前記オプティカルブラック領域に配された前記画素の前記光導波路を互いに連結するように設けられた第2の連結部と、を更に有し、
    前記第1の連結部と前記第2の連結部とは、互いに離間して配置されている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の撮像装置。
  4. 前記光導波路と同質の材料からなり、前記有効画素領域及び前記オプティカルブラック領域に配された前記画素の前記光導波路を互いに連結するように設けられた連結部を更に有する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の撮像装置。
  5. 前記ダミー画素領域は、前記遮光膜で覆われ、前記光導波路が設けられていない前記画素が配された第1の領域を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記ダミー画素領域は、前記第1の領域と前記有効画素領域との間に配された領域であって、前記遮光膜で覆われ、前記光導波路を含む前記画素が配された第2の領域を更に有する
    ことを特徴とする請求項5記載の撮像装置。
  7. 前記ダミー画素領域は、前記第2の領域と前記有効画素領域との間に配された領域であって、前記遮光膜で覆われておらず、前記光導波路が設けられた前記画素が配された第3の領域を更に有する
    ことを特徴とする請求項6記載の撮像装置。
  8. 前記ダミー画素領域は、前記第1の領域と前記有効画素領域との間に配された領域であって、前記遮光膜で覆われておらず、前記光導波路が設けられていない前記画素が配された第2の領域を更に有する
    ことを特徴とする請求項5記載の撮像装置。
  9. 前記ダミー画素領域は、前記第2の領域と前記有効画素領域との間に配された領域であって、前記遮光膜で覆われておらず、前記光導波路が設けられた前記画素が配された第3の領域を更に有する
    ことを特徴とする請求項8記載の撮像装置。
  10. 少なくとも前記有効画素領域に配された前記画素は、前記光電変換部に光を集光するマイクロレンズを更に有し、
    前記第2の領域に配された前記画素は、前記マイクロレンズが設けられていない
    ことを特徴とする請求項8又は9記載の撮像装置。
  11. 少なくとも前記有効画素領域に配された画素は、前記光電変換部に入射する光の波長を選択するカラーフィルタを更に有し、
    前記第3の領域に配された前記画素は、前記カラーフィルタが設けられていない
    ことを特徴とする請求項7又は9記載の撮像装置。
  12. 少なくとも前記有効画素領域に配された画素は、前記光電変換部に光を集光するマイクロレンズを更に有し、
    前記第3の領域に配された前記画素は、前記マイクロレンズが設けられていない
    ことを特徴とする請求項7、9及び11のいずれか1項に記載の撮像装置。
  13. 前記画素領域に設けられた配線層と、
    前記ダミー画素領域に設けられ、前記配線層と同質の材料からなる遮光壁と、
    を更に有することを特徴とする請求項5乃至12のいずれか1項に記載の撮像装置。
  14. 前記遮光壁は、前記光導波路が設けられていない前記画素に設けられている
    ことを特徴とする請求項13記載の撮像装置。
  15. 前記遮光壁は、定電圧の端子に接続されている
    ことを特徴とする請求項13又は14記載の撮像装置。
  16. 前記第1の領域に配された前記画素の前記光電変換部と前記遮光膜との間隔は、前記オプティカルブラック領域に配された前記画素の前記光電変換部と前記遮光膜との間隔よりも狭い
    ことを特徴とする請求項5乃至15のいずれか1項に記載の撮像装置。
  17. 光電変換部と、前記光電変換部の上に配された光導波路とをそれぞれが有する複数の画素が配された画素領域であって、前記光電変換部において光電変換により生じた電荷に基づく信号を出力する前記画素が設けられた有効画素領域と、遮光膜で覆われた前記画素が設けられたオプティカルブラック領域と、前記有効画素領域と前記オプティカルブラック領域との間のダミー画素領域と、を含む画素領域と、
    前記光導波路と同質の材料からなり、前記有効画素領域に設けられた前記画素の前記光導波路を互いに連結するように配された第1の連結部と、
    前記光導波路と同質の材料からなり、前記オプティカルブラック領域に設けられた前記画素の前記光導波路を互いに連結するように配された第2の連結部と、を有し、
    前記第1の連結部と前記第2の連結部とは、互いに離間して配置されている
    ことを特徴とする撮像装置。
  18. 前記光導波路は、窒化シリコンにより構成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至17のいずれか1項に記載の撮像装置。
  19. 請求項1乃至18のいずれか1項に記載の撮像装置と、
    前記撮像装置から出力される信号を処理する信号処理部と
    を有することを特徴とする撮像システム。
  20. 移動体であって、
    請求項1乃至18のいずれか1項に記載の撮像装置と、
    前記撮像装置からの信号に基づく視差画像から、対象物までの距離情報を取得する距離情報取得手段と、
    前記距離情報に基づいて前記移動体を制御する制御手段と
    を有することを特徴とする移動体。
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