JP2018009828A - 測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】抵抗測定処理の実行中に入力端子間が開放状態となったときに、より短時間で電流供給部と入力端子との間に保護抵抗を介装する。【解決手段】処理部は、抵抗測定処理63において、現在の抵抗測定レンジで測定した抵抗値Rが抵抗測定レンジでの下限しきい値RL以上であって第1上限しきい値RH1以下のときにはこの抵抗値Rを表示し(ステップ63h)、この抵抗値Rが現在の抵抗測定レンジでの下限しきい値RLを下回っているときには1つ下位側の抵抗測定レンジに切り替え(ステップ63j)、この抵抗値Rが現在の抵抗測定レンジでの第1上限しきい値RH1を超え第2上限しきい値RH2以下のときには1つ上位側の抵抗測定レンジに切り替え(ステップ63f)、かつこの抵抗値Rが現在の抵抗測定レンジでの第2上限しきい値RH2を上回っているときには第1スイッチ8を開放状態に移行させて(ステップ63c)抵抗測定処理63を終了する。【選択図】図3

Description

本発明は、少なくとも抵抗値および電圧値を測定する測定装置に関するものである。
この種の測定装置の一例として、本願出願人は、下記の非特許文献1に開示された測定装置(デジタルマルチメータ)を既に提案している。この測定装置は、この非特許文献1の図6,7に開示されているように、一対の入力端子(1つのCOM端子と、電圧測定用の端子および抵抗測定用の端子を兼用する1つの端子(V/Ω端子))と、この一対の入力端子間に接続された電圧測定用の入力回路と、この一対の端子間に接続された抵抗測定用の入力回路とを備えている。
具体的には、図4に示すように、この測定装置81は、一対の入力端子82,83、電圧検出部84、A/D変換部85、サーミスタ86、電流供給部87、処理部88および出力部89を備えている。入力端子82,83のうちの一方(本例では入力端子82)は、装置内の基準電位(内部グランドG)に接続されて、COM端子として機能する。
電圧検出部84は、入力端子82,83間の端子間電圧V1を検出すると共に、この端子間電圧V1の電圧値に応じた電圧値の検出電圧V2を出力する。一例として、電圧検出部84は、入力端子82,83間に入力された高電圧の交流電圧や高電圧の直流電圧を端子間電圧V1として検出すると共に分圧して検出電圧V2として出力する高圧検出回路と、入力端子82,83間に接続された抵抗に電流供給部87から供給された測定電流Imが流れることによってこの抵抗の両端間に発生する電圧を端子間電圧V1として検出してそのまま(分圧することなく)検出電圧V2として出力する低圧検出回路とを備えている。
一例として、高圧検出回路は、入力端子83に接続された第1電圧検出ラインLv1に介装された入力抵抗21と、測定レンジに対応させて設けられた複数(この例では2つ)のレンジ抵抗(分圧抵抗)22,23と、レンジ抵抗22,23のうちの使用する測定レンジに対応するレンジ抵抗を選択的に第1電圧検出ラインLv1に接続すると共に、この第1電圧検出ラインLv1に接続されたレンジ抵抗と入力抵抗21とで分圧された端子間電圧V1を検出電圧V2としてA/D変換部85に出力するための4つのスイッチ27,28,29,30とを備えて構成されている。また、低圧検出回路は、入力端子83に接続された第2電圧検出ラインLv2に介装された入力抵抗24と、端子間電圧V1を第2電圧検出ラインLv2を介して検出電圧V2としてA/D変換部85に出力するためのスイッチ31とを備えて構成されている。
A/D変換部85は、検出電圧V2を入力すると共に予め規定された一定のサンプリング周期でサンプリングすることにより、検出電圧V2の瞬時値を示す電圧データDvに変換して処理部88に出力する。
電流供給部87は、内部グランドGを基準とする出力電圧を出力端子に発生させることにより、出力端子から電流供給ラインLiに測定電流Im(電流値が既知の直流定電流)を供給可能に構成されている。また、電流供給部87は、その出力端子と内部グランドGとの間の抵抗(出力抵抗)が低い構成となっている。このため、入力端子82,83間に入力される電圧に起因して電流供給部87内に大電流が流れ込まないようにするため、電流供給ラインLiにPTCサーミスタ86が介装されている。
処理部88は、コンピュータおよびメモリ(いずれも図示せず)を含んで構成されて、不図示の操作部から入力される指示に従い、電圧測定処理および抵抗測定処理のうちの指示された測定処理を実行する。出力部89は、一例としてディスプレイ装置(液晶ディスプレイ装置など)で構成されて、処理部88が実行した各測定処理での測定結果を画面に表示する。
この測定装置81では、作業者による不図示の操作部に対する操作によって操作部から電圧測定する旨の指示が処理部88に出力されたときには、処理部88は電圧測定処理を実行する。この電圧測定処理では、処理部88は、電圧検出部84内のスイッチ31をオフ状態に移行させる(低圧検出回路とA/D変換部85との接続を解除する)と共に、レンジ抵抗22,23のうちの適切な測定レンジに対応するレンジ抵抗を第1電圧検出ラインLv1に接続させるために、スイッチ27〜スイッチ30のうちの必要な一対のスイッチ(スイッチ27,29の組、およびスイッチ28,30の組の一方の組)をオン状態に移行させると共に、残りの一対のスイッチ(スイッチ27,29の組、およびスイッチ28,30の組の他方の組)をオフ状態に移行させる(高圧検出回路とA/D変換部85とを接続する)。
この状態において、電圧検出部84は、入力端子82,83間に入力されている電圧(端子間電圧V1)を測定レンジに対応するレンジ抵抗(レンジ抵抗22,23の一方)と入力抵抗21とで分圧して検出電圧V2としてA/D変換部85に出力し、A/D変換部85は、この検出電圧V2を電圧データDvに変換して出力する。処理部88は、A/D変換部85から出力される電圧データDvに基づいて端子間電圧V1を測定(算出)して出力部89に表示させる。
また、この測定装置81では、作業者による操作部に対する操作によって操作部から抵抗測定する旨の指示が処理部88に出力されたときには、処理部88は抵抗測定処理を実行する。この抵抗測定処理では、処理部88は、電圧検出部84内のスイッチ27〜30をオフ状態に移行させる(高圧検出回路とA/D変換部85との接続を解除する)と共に、スイッチ31をオン状態に移行させる(低圧検出回路とA/D変換部85とを接続する)。
この状態において、入力端子82,83間に接続されている測定対象としての抵抗には、電流供給ラインLiを介して電流供給部87から測定電流Imが供給されるため、入力端子82,83間には、測定電流Imが流れることによって抵抗の両端間に発生する電圧が端子間電圧V1として入力される。電圧検出部84は、この端子間電圧V1を第2電圧検出ラインLv2を介して検出電圧V2として直接(分圧することなく)A/D変換部85に出力し、A/D変換部85は、この検出電圧V2を電圧データDvに変換して出力する。処理部88は、A/D変換部85から出力される電圧データDvに基づいて端子間電圧V1を測定(算出)する。また、処理部88は、この測定した端子間電圧V1を測定電流Imの電流値(既知)で除算することにより、測定対象の抵抗値を算出して出力部89に表示させる。
宮澤好幸、三木昭彦、冨山英樹、尾沼誠司 著、「3246ペンシルハイテスタ」、日置技報VOL.24 2003 NO.1、[平成28年6月21日検索]、インターネット〈URL:https://www.hioki.co.jp/jp/support/download3/〉
ところが、上記した測定装置81では、入力端子83に電流供給ラインLiを介して電流供給部87が常時接続されており、また電流供給部87の出力抵抗は上記したように一般的に低い。このため、本願発明者らは、一対の入力端子82,83を一対の商用電源ラインに接続して、この商用電源ライン間の商用電源電圧(AC100Vなどの高電圧)を測定しようとしたときに、入力端子83から、電流供給ラインLiおよび電流供給部87を介して内部グランドG(つまり、入力端子82)に至る経路に漏れ電流が流れて、商用電源ラインに設置されている漏電ブレーカが落ちることがあるという改善すべき課題が測定装置81に存在していることを見い出した。
そこで、本願発明者らは、上記の測定装置81の構成を基本としつつ、図4において破線で示すように、電流供給ラインLiに保護抵抗(例えば、1MΩ以上の抵抗値の高い抵抗)7を介装すると共にこの保護抵抗7にスイッチ8を並列接続し、処理部88が、保護抵抗7の介装状態での電圧データDvから算出した端子間電圧V1と予め規定された基準電圧とを比較して、算出した端子間電圧V1が基準電圧を超えているときには、入力端子82,83間に商用電源電圧のような高電圧が印加されている状態であると判別して、保護抵抗7の介装状態を維持し(スイッチ8をオフ状態のままとし)、他方、算出した端子間電圧V1が基準電圧以下のときには、入力端子82,83間に高電圧が印加されていない状態(端子間電圧V1が低電圧)であると判別して、保護抵抗7の介装状態を解除する(スイッチ8をオン状態に移行させる)という構成を採用する測定装置を開発している。この測定装置によれば、端子間電圧V1が基準電圧を超える高電圧のときには、電流供給部87は高い抵抗値の保護抵抗7を介して入力端子83に接続される構成のため、上記の漏れ電流の電流値を大幅に低減でき、これにより、漏電ブレーカが落ちるという事態の発生を防止することが可能となっている。
また、発明者らは、この開発している測定装置において、処理部88が、電圧データDvから算出した端子間電圧V1が低電圧であると判別して保護抵抗7の介装状態を解除した状態(スイッチ8をオン状態に移行させた状態)において、端子間電圧V1が予め規定された電圧値以下のときには、入力端子82,83間に抵抗が接続されていると判別して、この端子間電圧V1の電圧値と電流供給部87から抵抗に供給されている測定電流Imの電流値とに基づいて抵抗の抵抗値を測定する抵抗測定処理を実行する構成を採用している。
この場合、端子間電圧V1は、電流供給部87からの測定電流Imが抵抗に流れることによって抵抗の両端間に発生する電圧であるが、抵抗測定処理では、処理部88は、電圧データDvから算出した端子間電圧V1を現在の測定レンジでの上限しきい値(この測定レンジのフルスケール値をDsfとしたときに、例えば、1×Dsf)および下限しきい値(k×Dsf。kは、例えば0.09以下の範囲内の所定値)と比較して、端子間電圧V1が上限しきい値を超えたことを検出したときには1つ上位の抵抗測定レンジに切り替え(具体的には、測定電流Imの電流値をこの上位の抵抗測定レンジに対応した電流値に変更(低減)し)、他方、端子間電圧V1が下限しきい値を下回ったことを検出したときには1つ下位の抵抗測定レンジに切り替える(具体的には、測定電流Imの電流値をこの下位の抵抗測定レンジに対応した電流値に変更(増加)する)、という動作を実行する。
また、処理部88は、抵抗測定処理で算出される抵抗値が最上位の抵抗測定レンジの上限しきい値を上回ったことを検出したときには、入力端子82,83間が開放状態(抵抗が接続されていない状態)であると判別して、電流供給ラインLiを保護抵抗7の介装状態に移行させる(スイッチ8をオフ状態に移行させる)。この構成により、この測定装置では、作業者(この装置の使用者)が抵抗測定を終わらせ、次いで電圧測定を実行して入力端子82,83間に高電圧を印加したとしても、電流供給ラインLiに介装されている保護抵抗7により、上記の漏れ電流の電流値を大幅に低減できて、漏電ブレーカが落ちるという事態の発生を未然に防止可能となっている。
しかしながら、抵抗測定レンジの切り替えでは、抵抗測定レンジを上位側に切り替えるときにも、また下位側に切り替えるときにも、現在の抵抗測定レンジから1つ上位側の抵抗測定レンジに切り替えたり、また1つ下位側の抵抗測定レンジに切り替えたりするという切替動作を繰り返すのが一般的であり、上記の測定装置でもこの一般的な切替動作を実行する構成を採用している。このため、上記の測定装置では、抵抗測定が行われていた抵抗を入力端子82,83間から切り離したときに、処理部88が上記の切替動作を繰り返すことによって抵抗測定レンジを最上位の抵抗測定レンジに切り替えるまでに要する時間(つまり、抵抗測定処理においてオン状態に移行させていたスイッチ8をオフ状態に移行させて電流供給ラインLiを保護抵抗7の介装状態に移行させるのに要する時間)が長くなる場合がある。
したがって、この発明者らが開発している測定装置には、作業者が、抵抗測定を完了させた後に、直ちに入力端子82,83を商用電源ラインに接続したような場合に、電流供給ラインLiへの保護抵抗7の介装が行われる前(スイッチ8がオン状態からオフ状態に移行させられる前)に入力端子82,83間に高電圧が印加される事態が生じることがあり、これによって電流値の大きな漏れ電流が発生する虞(漏電ブレーカが落ちる虞)があるという改善すべき課題が生じる。
本発明は、かかる課題を改善するためになされたものであり、抵抗測定処理の実行中に入力端子間が開放状態となったときに、より短時間で電流供給部と入力端子との間に保護抵抗を介装し得る測定装置を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の測定装置は、一対の入力端子と、前記一対の入力端子間の端子間電圧を検出して当該端子間電圧の電圧値に応じた検出電圧を出力する電圧検出部と、前記一対の入力端子間に測定電流を供給可能な電流供給部と、前記検出電圧に基づいて前記電圧値を測定する電圧測定処理および前記測定電流の供給時における当該電圧測定処理で測定した前記電圧値と当該測定電流の電流値とに基づいて前記一対の入力端子間に接続された測定対象の抵抗値を測定する抵抗測定処理を実行する処理部とを備え、前記一対の入力端子の一方と前記電流供給部との間に保護抵抗が配設されると共に、短絡状態および開放状態のうちの任意の一方の状態に移行可能な第1スイッチが前記保護抵抗に並列接続され、前記処理部は、前記第1スイッチを前記開放状態に移行させた状態において前記電圧測定処理を実行して前記電圧値を測定すると共に当該測定した電圧値と予め規定された基準電圧値とを比較して、前記測定した電圧値が前記基準電圧値以下のときに前記第1スイッチを前記短絡状態に移行させて前記抵抗測定処理を実行する測定装置であって、前記電流供給部は、複数の抵抗測定レンジに対応した電流値で前記測定電流を供給可能に構成され、前記処理部は、前記抵抗測定処理において、現在の抵抗測定レンジで測定した前記抵抗値が当該抵抗測定レンジでの下限しきい値以上であって第1上限しきい値以下のときには当該測定された抵抗値を前記測定対象の抵抗値として取得し、当該測定した抵抗値が前記現在の抵抗測定レンジでの前記第1上限しきい値を超え当該第1上限しきい値よりも大きな第2上限しきい値以下のときには1つ上位側の抵抗測定レンジに切り替え、当該測定した抵抗値が前記現在の抵抗測定レンジでの前記第2上限しきい値を上回っているときには前記第1スイッチを開放状態に移行させて当該抵抗測定処理を終了する。
請求項2記載の測定装置は、請求項1記載の測定装置において、表示部を備え、前記処理部は、前記抵抗測定処理において、前記測定した抵抗値が前記現在の抵抗測定レンジでの前記第2上限しきい値を上回っているときには、前記複数の抵抗測定レンジのうちの最上位の測定レンジにおいて入力範囲外である旨を前記表示部に表示させて当該抵抗測定処理を終了する。
請求項1記載の測定装置によれば、測定装置の使用者が、抵抗測定を完了させた後に、直ちに各入力端子を商用電源ラインに接続したような場合であっても、一対の入力端子の一方と電流供給部との間への保護抵抗の介装が極めて短時間で行われるため、各入力端子間への商用電源電圧(AC100Vなどの高電圧)の印加によって電流値の大きな漏れ電流が発生するという事態(また、これが原因となって漏電ブレーカが落ちるという事態)の発生を確実に防止することができる。
請求項2記載の測定装置によれば、複数の抵抗測定レンジのうちの最上位の抵抗測定レンジでの表示内容に切り替えられた状態で入力範囲外である旨が表示される(例えば、「入力範囲外」が表示される)ため、作業者に対して、表示されている「入力範囲外」が測定装置における抵抗測定範囲の上限値を超えていることを示す表示であることを明確に知得させることができる。
測定装置1の構成図である。 測定装置1の動作を説明するためのフローチャートである。 図2における抵抗測定処理63での動作を説明するためのフローチャートである。 測定装置81の構成図である。
以下、測定装置の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、測定装置としての測定装置1の構成について、図面を参照して説明する。
測定装置1は、図1に示すように、一対の入力端子2,3、電圧検出部4、A/D変換部5、サーミスタ6、保護抵抗7,12、第1スイッチ8、電流供給部9、処理部10および出力部11を備えている。入力端子2,3のうちの一方(本例では入力端子2)は、装置内の基準電位(内部グランドG)に接続されてCOM端子として機能し、他方(本例では入力端子3)は、電圧測定用の端子および抵抗測定用の端子を兼用する。
また、測定装置1は、自動測定可能、すなわち、自動的に、入力端子2,3間に交流電圧(正弦波電圧:E×sinωt)が入力されているか否か、直流電圧が入力されているか否か、測定対象としての抵抗が接続されているか否か、測定対象としてのダイオードが接続されているか否かを判別して、交流電圧が入力されていると判別したときにはこの電圧値を測定し、また直流電圧が入力されていると判別したときにはこの電圧値を測定し、また抵抗が接続されていると判別したときにはこの抵抗値Rを測定し、またダイオードが順方向の状態(入力端子2にカソード端子が接続され、入力端子3にアノード端子が接続される状態)で接続されていると判別したときにはその順方向電圧を測定して、それぞれの測定値を出力部11に出力可能に構成されている。
また、測定装置1の仕様は、一例として、上位の電圧測定レンジでの測定電圧範囲は、直流電圧についてはDC±600.0Vの範囲で、かつ交流電圧についてはAC600.0V以下の範囲であり、中位の電圧測定レンジでの測定電圧範囲は、直流電圧についてはDC±60.00Vの範囲で、かつ交流電圧についてはAC60.00V以下の範囲であり、下位の電圧測定レンジでの測定電圧範囲は、直流電圧についてはDC±6.000Vの範囲(但し、0V以上+3.000V未満の範囲は除く)で、かつ交流電圧についてはAC6.000V以下の範囲であるものとする。
また、抵抗測定レンジは、一例として、600.0Ωを上限値(フルスケール)とする第1抵抗測定レンジ(測定抵抗範囲:0Ω〜600.0Ωの最下位の抵抗測定レンジ)、6.000kΩを上限値とする第2抵抗測定レンジ(測定抵抗範囲:0Ω〜6.000kΩ)、60.00kΩを上限値とする第3抵抗測定レンジ(測定抵抗範囲:0Ω〜60.00kΩ)、600.0kΩを上限値とする第4抵抗測定レンジ(測定抵抗範囲:0Ω〜600.0kΩ)、6.000MΩを上限値とする第5抵抗測定レンジ(測定抵抗範囲:0Ω〜6.000MΩ)、および60.00MΩを上限値とする第6抵抗測定レンジ(測定抵抗範囲:0Ω〜60.00MΩの最上位の抵抗測定レンジ)の6つの抵抗測定レンジがあるものとする。
また、最下位の抵抗測定レンジである第1抵抗測定レンジには、この抵抗測定レンジの上限値(600Ω)が第1上限しきい値RH1として規定され、またこの第1上限しきい値RH1よりも大きい抵抗値(本例では一例として720Ω)が第2上限しきい値RH2として規定されている。また、第2抵抗測定レンジには、この抵抗測定レンジの上限値(6kΩ)に対して例えば9パーセント以下の範囲内の所定値(本例では一例として、9パーセントに相当する540Ω)が下限しきい値RLとして規定され、この上限値(6kΩ)が第1上限しきい値RH1として規定され、またこの第1上限しきい値RH1よりも大きい抵抗値(本例では一例として7.2kΩ)が第2上限しきい値RH2として規定されている。第3抵抗測定レンジから第6抵抗測定レンジについても、上記した第2抵抗測定レンジと同様にして、第3抵抗測定レンジ(上限値:60kΩ)には、下限しきい値RL(5.4kΩ)、第1上限しきい値RH1(60kΩ)および第2上限しきい値RH2(72kΩ)が規定され、第4抵抗測定レンジ(上限値:600kΩ)には、下限しきい値RL(54kΩ)、第1上限しきい値RH1(600kΩ)および第2上限しきい値RH2(720kΩ)が規定され、第5抵抗測定レンジ(上限値:6MΩ)には、下限しきい値RL(540kΩ)、第1上限しきい値RH1(6MΩ)および第2上限しきい値RH2(7.2MΩ)が規定され、第6抵抗測定レンジ(上限値:60MΩ)には、下限しきい値RL(5.4MΩ)、第1上限しきい値RH1(60MΩ)および第2上限しきい値RH2(72MΩ)が規定されている。
また、ダイオードについては、例えば、順方向電圧が0.35V程度のショットキーバリアダイオード、順方向電圧が0.6V程度の汎用ダイオード、順方向電圧が1.2V程度のスイッチングダイオード、順方向電圧が2V程度の発光ダイオードなどの種々のダイオードの順方向電圧を測定可能とするため、下位の電圧測定レンジでの測定電圧(直流電圧)がDC+0.3Vを超えDC+3V未満の電圧範囲(以下では、順方向電圧範囲ともいう)に含まれるときには、ダイオードが順方向に接続されたと判別して、測定した直流電圧を順方向電圧として出力するものとする。
この測定装置1では、上記の仕様を満たすために、各構成要素が一例として以下のように構成されている。
電圧検出部4は、入力端子2,3間の端子間電圧(入力端子2を基準電位として入力端子3に生じている電圧)V1を検出すると共に、この端子間電圧V1の電圧値に応じた電圧値の後述する検出電圧V3を出力する。一例として、電圧検出部4は、第1電圧検出ライン(第1検出経路)Lv1に介装された入力抵抗21と、第1電圧検出ラインLv1に接続される複数の分圧(レンジ)抵抗(本例では一例として、入力抵抗21と相まって分圧回路をそれぞれ構成する2つの分圧抵抗22,23)と、第2電圧検出ライン(第2検出経路)Lv2に介装された入力抵抗24および第2スイッチ25と、バッファ(またはアンプ)26と、複数の分圧抵抗(本例では上記のように2つの分圧抵抗22,23)のうちの任意の1つを第1電圧検出ラインLv1に選択的に接続するための2つのスイッチ27,28と、この選択的に接続された1つの分圧抵抗と入力抵抗21との接続点をバッファ26の入力端子に選択的に接続するための2つのスイッチ29,30と、第2電圧検出ラインLv2をバッファ26の入力端子に接続するための1つのスイッチ31とを備えている。ここで、入力抵抗21、各分圧抵抗22,23、およびスイッチ27〜30は、端子間電圧V1を分圧して出力する高圧検出回路を構成し、入力抵抗24、第2スイッチ25およびスイッチ31は、端子間電圧V1を分圧せずにそのまま出力する低圧検出回路を構成する。
この場合、入力抵抗21,24は、入力端子2,3間に高圧(例えば、商用電源電圧(日本ではAC100V(振幅:141V)、欧米ではAC230V(振幅:325V))程度の電圧)を測定するための上位の測定レンジでの絶対値が最大となる電圧が入力(印加)された状態において、測定装置1の内部に流入する漏れ電流を商用電源ラインに設置されている漏電ブレーカの作動電流(感度電流。例えば30mA程度)未満に抑制し得る抵抗値(例えば、1MΩ以上)に規定されている。
また、入力抵抗21は、一端が入力端子3に接続されると共に、他端がスイッチ27を介して分圧抵抗22の一端に接続されると共にスイッチ28を介して分圧抵抗23の一端に接続されている。また、各分圧抵抗22,23の他端は内部グランドGに接続されている。この構成により、入力抵抗21は、分圧抵抗22,23のうちの選択された1つの分圧抵抗(スイッチ27,28のうちのオン状態に移行した1つのスイッチに接続されている分圧抵抗)と相まって端子間電圧V1を分圧して分圧電圧V2を生成する分圧抵抗として機能するものであり、本例では一例として10MΩに規定されている。また、分圧抵抗22とスイッチ27との接続点は、スイッチ29を介してバッファ26の入力端子に接続され、分圧抵抗23とスイッチ28との接続点は、スイッチ30を介してバッファ26の入力端子に接続されている。また、入力抵抗24は、例えば数MΩ(本例では一例として1MΩ)に規定されている。なお、各入力抵抗21,24の抵抗値はこれに限定されず、上記の漏れ電流についての条件を満たす限りにおいて任意の値に規定することができる。
分圧抵抗22は、上位の測定レンジで用いられて、後述するA/D変換部5の入力定格(一例として、−10Vから+10Vまで)を考慮して、この上位の測定レンジでの絶対値が最大となる電圧値(+1000V,−1000V)での端子間電圧V1の入力時に上記の分圧電圧V2が(+10V,−10V)となるように(つまり、入力抵抗21と分圧抵抗22とで分圧比1/100に分圧し得るように)、一例として100kΩに規定されている。また、分圧抵抗23は、中位の測定レンジで用いられて、A/D変換部5のこの入力定格を考慮して、この中位の測定レンジでの絶対値が最大となる電圧値(+100V,−100V)での端子間電圧V1の入力時に上記の分圧電圧V2が(+10V,−10V)となるように(つまり、入力抵抗21と分圧抵抗23とで分圧値1/10に分圧し得るように)、一例として1MΩに規定されている。
入力抵抗24は、一端が入力端子3に接続されると共に他端が第2スイッチ25の一端に接続されている。また、第2スイッチ25は、他端がスイッチ31を介してバッファ26の入力端子に接続されている。したがって、入力抵抗24および第2スイッチ25は直列接続された状態で、第2電圧検出ラインLv2に介装されている。この構成により、この第2電圧検出ラインLv2は、各スイッチ25,31のオン状態において端子間電圧V1をそのまま(分圧比1で)バッファ26の入力端子に出力する。また、スイッチ31は、第2電圧検出ラインLv2をバッファ26の入力端子に選択的に接続する。この場合、第2スイッチ25は、高耐圧のスイッチ(例えば、高耐圧のフォトモスリレーやメカニカルリレーなど)で構成されている。また、本例では一例として、各スイッチ27〜31は、半導体リレーや半導体スイッチで構成されている。なお、スイッチ31は、上記の構成により、第2電圧検出ラインLv2に介装された第2スイッチ25と直列に接続されている。このため、スイッチ31を省いて、第2スイッチ25をバッファ26の入力端子に直接接続する構成としてもよい。
バッファ26は、第1電圧検出ラインLv1に接続された各分圧抵抗22,23に接続されたスイッチ29,30のいずれかから出力される分圧電圧V2、および第2電圧検出ラインLv2に接続されたスイッチ31から出力される端子間電圧V1のいずれか一方を入力インピーダンスの高い状態で入力すると共に、A/D変換部5に検出電圧V3として出力する。なお、A/D変換部5内に後述するように入力アンプが配設されており、この入力アンプの入力インピーダンスが高いときには、バッファ26を省く構成とすることもできる。
A/D変換部5は、例えば、不図示の入力アンプおよびA/D変換器を備えて構成されて、入力定格(−10Vから+10Vまで)内の電圧値のアナログ信号としての検出電圧V3を入力すると共に予め規定された一定のサンプリング周期でサンプリングすることにより、検出電圧V3の瞬時値を示す電圧データDvに変換して処理部10に出力する。
サーミスタ6、保護抵抗7,12および第1スイッチ8は、入力端子3から電流供給部9の出力端子に至る電流供給ラインLiに介装されている。具体的には、サーミスタ6は、一例としてPTCサーミスタ(正特性サーミスタ)を用いて構成されて、一端が入力端子3に接続されている。1つの保護抵抗12は、例えば数kΩ(本例では一例として1kΩ)に規定されて、一端がサーミスタ6の他端に接続されている。もう1つの保護抵抗7は、例えば数MΩ(本例では一例として1.5MΩ)に規定されて、一端が保護抵抗12の他端に接続され、他端が電流供給部9の出力端子に接続されている。また、第1スイッチ8は、第2スイッチ25と同様の高耐圧のスイッチで構成されて、保護抵抗7に並列に接続されている。
この構成により、電流供給ラインLiでは、入力端子2,3間の端子間電圧V1が高電圧のときには、後述するように第1スイッチ8がオフ状態(開放状態)に移行することで、一般的に出力インピーダンスの低い電流供給部9内に入力端子3から流入する電流(漏れ電流)の電流値を高い抵抗値の保護抵抗7で十分に小さい値に制限することが可能となっている。また、電流供給ラインLiでは、入力端子2,3間の端子間電圧V1が低電圧のときには、後述するように、第1スイッチ8がオン状態(短絡状態)に移行するが、この状態において入力端子3から一時的に高電圧が印加されたとしても、サーミスタ6が瞬時に発熱してその抵抗値を上昇させることで、電流供給部9内への過電流の流入(つまり、この過電流の流入に起因した電流供給部9の損傷)が回避されている。また、第1スイッチ8のオン状態において、入力端子2,3間に例えば10V程度の低電圧が印加されたとしても、電流供給部9内に流入する電流の電流値を保護抵抗12によって10mA程度(上記の感度電流未満の電流値)に制限することが可能となっている。
なお、図示はしないが、入力端子3から電流供給ラインLiに印加される電圧を、内部グランドG、または装置内の不図示の電源によって内部グランドGを基準として生成される電源電圧(A/D変換部5や電流供給部9や処理部10などの装置内部の構成要素のための作動電圧)にクランプするための保護ダイオードを電流供給ラインLiに接続する構成を採用することもできる。
電流供給部9は、内部グランドGを基準とする出力電圧を出力端子に発生させることにより、出力端子から電流供給ラインLiに測定電流(直流定電流)Imを、処理部10から指示された一定の電流値で供給可能に構成されている。本例では、上記したように、抵抗測定レンジは、600.0Ωを上限値(フルスケール)とする第1抵抗測定レンジ、6.000kΩを上限値とする第2抵抗測定レンジ、60.00kΩを上限値とする第3抵抗測定レンジ、600.0kΩを上限値とする第4抵抗測定レンジ、6.000MΩを上限値とする第5抵抗測定レンジ、および60.00MΩを上限値とする第6抵抗測定レンジの6つの抵抗測定レンジがある。このため、電流供給部9は、複数(本例では上記のように6つ)の抵抗測定レンジに対応した電流値で測定電流Imを供給可能、つまり、第1抵抗測定レンジに対応した0.5mAの定電流値で、第2抵抗測定レンジに対応した50μAの定電流値で、第3抵抗測定レンジに対応した5μAの定電流値で、第4抵抗測定レンジに対応した0.5μAの定電流値で、第5抵抗測定レンジに対応した50nAの定電流値で、また第6抵抗測定レンジに対応した5nAの定電流値で測定電流Imを供給可能に構成されている。
また、電流供給部9は、内部グランドGと出力端子との間の負荷の大きさ(抵抗値)に応じて、測定電流Imの電流値が一定となるように出力電圧の電圧値を制御するが、この電圧値の上限は予め規定された上限電圧値(例えばDC2.8V。つまり、順方向の状態で接続されたダイオードをオン状態に移行させ得る電圧)に規定されている。また、本例では、電流供給部9は、測定装置1の起動状態において、処理部10から指示された電流値で測定電流Imの供給動作を常時実行しているものとする。
処理部10は、一例としてコンピュータで構成されて、図2に示す測定処理50を実行する。この測定処理50において実行する電圧測定処理では、処理部10は、A/D変換部5から出力されている電圧データDvと、各電圧検出ラインLv1,Lv2のうちのこの電圧データDvの取得の際に使用している電圧検出ラインでの分圧比(1/100,1/10,1のいずれか)と、バッファ26およびA/D変換部5での増幅率とに基づいて、端子間電圧V1を測定(算出)する。
また、この測定処理50において実行する抵抗測定処理では、処理部10は、A/D変換部5から出力されている電圧データDvと、この抵抗測定処理において使用される電圧検出ラインLv2での分圧比(1)と、バッファ26およびA/D変換部5での増幅率とに基づいて、端子間電圧V1を測定(算出)すると共に、この測定した端子間電圧V1と測定電流Imの電流値(電流供給部9に対して指示している電流値)とに基づいて、入力端子2,3間に接続されている抵抗の抵抗値Rを測定(算出)する。また、処理部10は、この抵抗測定処理において、測定した抵抗値Rと、現在の抵抗測定レンジでの下限しきい値RL、第1上限しきい値RH1および第2上限しきい値RH2とを比較することにより、適切な抵抗測定レンジを決定すると共に、この決定した抵抗測定レンジに対応する電流値での測定電流Imの出力を電流供給部9に対して指示する動作を実行する。
また、処理部10は、この測定処理50において、測定した端子間電圧V1に基づき、入力端子2,3間が開放状態であるか、抵抗が接続されているか、ダイオードが順方向で接続されているかを判別して、開放状態のときにはその旨を、また抵抗のときには抵抗測定処理を実行してその抵抗値Rを、またダイオードのときにはその順方向電圧を測定して出力部11に表示させる。また、処理部10は、第1スイッチ8、第2スイッチ25および各スイッチ27〜31に対するオン・オフ制御を実行する。なお、本例ではA/D変換部5を処理部10の外部に配設する構成を採用しているが、A/D変換部5を処理部10内に配設する構成(つまり、A/D変換部5と処理部10とで処理部となる構成)を採用することもでき、この構成での処理部は、検出電圧V3を直接入力して、この検出電圧V3に基づいて端子間電圧V1を測定する電圧測定処理と、測定電流Imの供給時における検出電圧V3に基づく端子間電圧V1と測定電流Imの電流値とに基づいて抵抗測定処理を実行する。
出力部11は、一例として、LCDなどのディスプレイ装置で構成されて、処理部10が実行している測定処理において測定された測定結果(測定された電圧値や抵抗値R)を画面に表示する。なお、出力部11は、ディスプレイ装置に代えて、種々のインターフェース回路で構成してもよく、例えば、ネットワークインターフェース回路で構成してネットワーク経由で外部装置に測定結果を伝送させる構成を採用することもできる。
次に、測定装置1の動作について説明する。
測定装置1では、起動状態において、A/D変換部5はサンプリング動作を実行し、処理部10は測定処理50を繰り返し実行している。
この測定処理50では、処理部10は、まず、第1スイッチ8および第2スイッチ25をオフ状態に移行させる(ステップ51)。また、このステップ51において処理部10は、最上位の第6抵抗測定レンジに対応する電流値(5nA)を電流供給部9に対して指示する。これにより、電流供給部9は、この電流値(5nA)での測定電流Imの供給を実行する。
次いで、処理部10は、この状態での端子間電圧V1についての実効値を端子間電圧Vac_offとして測定して記憶する(ステップ52)と共に、この端子間電圧V1についての平均値を端子間電圧Vdc_offとして測定して記憶する(ステップ53)。この端子間電圧Vac_offおよび端子間電圧Vdc_offの測定に際しては、処理部10は、A/D変換部5から出力される電圧データDvを所定期間(例えば、端子間電圧V1が交流電圧であったとしたときに、この交流電圧の1周期以上となる期間)分だけ取得し、このうちの1周期分または複数周期分の電圧データDvに基づいて端子間電圧Vac_offおよび端子間電圧Vdc_offを算出(測定)する。また、処理部10は、算出した端子間電圧Vac_offや端子間電圧Vdc_offに基づき、上位の測定レンジ(スイッチ27,29をオンにし、かつスイッチ28,30をオフにして分圧抵抗22を用いる測定レンジ)、および中位の測定レンジ(スイッチ27,29をオフにし、かつスイッチ28,30をオンにして分圧抵抗23を用いる測定レンジ)のうちの好ましい測定レンジを選択して、最終的な端子間電圧Vac_offや端子間電圧Vdc_offを算出(測定)する。
次いで、処理部10は、測定した端子間電圧Vac_offと端子間電圧Vdc_offとを比較して、端子間電圧Vac_offが端子間電圧Vdc_offの絶対値を上回っているか否かを判別する(ステップ54)。この場合、外部から交流電圧が入力端子2,3間に入力されているときには、処理部10は、この交流電圧を端子間電圧V1としてその端子間電圧Vac_offと端子間電圧Vdc_offとを測定することになるが、交流電圧の電圧値である端子間電圧Vac_off(=E/√2)は、端子間電圧Vdc_off(=2×E/π)の絶対値の1.11倍の値として測定される。また、外部から直流電圧が入力端子2,3間に入力されているときには、処理部10は、この直流電圧を端子間電圧V1としてその端子間電圧Vac_offと端子間電圧Vdc_offとを測定することになるが、端子間電圧Vac_offは直流電圧の電圧値である端子間電圧Vdc_offの絶対値と同じ値として測定される。
また、外部から交流電圧および直流電圧のいずれも入力端子2,3間に入力されていないときであって、入力端子2,3間に抵抗およびダイオードのいずれも接続されていないか(入力端子2,3間が開放状態のときか)、またはダイオードについては接続されていても逆方向の状態(入力端子2にアノード端子が接続され、入力端子3にカソード端子が接続される状態)で接続されているときには、入力端子3の電圧は、入力端子2の電位を基準として電流供給部9の上限電圧値(本例ではDC2.8V)に規定される。このため、処理部10は、この直流電圧である上限電圧値を端子間電圧V1としてその端子間電圧Vac_offと端子間電圧Vdc_offとを測定することになるが、端子間電圧Vac_offはこの上限電圧値(DC2.8V)を示す端子間電圧Vdc_offの絶対値と同じ値として測定される。
また、外部から交流電圧および直流電圧のいずれも入力端子2,3間に入力されていないときであって、入力端子2,3間にダイオードが順方向の状態で接続されているときには、入力端子3の電圧は、入力端子2の電位を基準としてこのダイオードの順方向電圧(ショットキーバリアダイオードではDC0.35V程度、汎用ダイオードではDC0.6V程度、スイッチングダイオードではDC1.2V程度、発光ダイオードではDC2V程度)に規定される。このため、処理部10は、この直流電圧である順方向電圧を端子間電圧V1としてその端子間電圧Vac_offと端子間電圧Vdc_offとを測定することになるが、端子間電圧Vac_offはこの順方向電圧を示す端子間電圧Vdc_offの絶対値と同じ値として測定される。
したがって、処理部10は、このステップ54において端子間電圧Vac_offが端子間電圧Vdc_offを上回っていると判別したときにのみ、入力端子2,3間に交流電圧が入力されていると判別して、測定した端子間電圧Vac_offをこの交流電圧の電圧値として出力部11に表示させて(ステップ55)、ステップ51に戻る。
一方、処理部10は、このステップ54において端子間電圧Vac_offが端子間電圧Vdc_offの絶対値を上回ってはいないと判別したとき(つまり、入力端子2,3間に直流電圧が入力されているか、抵抗またはダイオードが接続されているか、何も接続されていない(開放状態の)とき)には、次に、端子間電圧Vdc_offの絶対値が電流供給部9の上限電圧値(DC2.8V)と一致しているか否か(例えば、DC2.8Vを中心とする±数%の電圧範囲(上限電圧範囲)内に含まれているか否か)を判別する(ステップ56)。この場合、上記したように、端子間電圧Vdc_offの絶対値が、電流供給部9の上限電圧値(本例ではDC2.8V)と同じ値として測定されたときには、入力端子2,3間に抵抗もダイオードも接続されていないか(入力端子2,3間が開放状態のときか)、またはダイオードについては接続されていても逆方向の状態(入力端子2にアノード端子が接続され、入力端子3にカソード端子が接続される状態)で接続されているときである。
このため、処理部10は、このステップ56において、端子間電圧Vdc_offの絶対値が電流供給部9の上限電圧値(DC2.8V)と一致していると判別したときには、入力端子2,3間が開放状態か、またはダイオードが逆方向の状態で接続されているかのいずれかの状態であると判別して、開放状態(ダイオードが逆方向の状態で接続されている状態を含む状態)である旨を示す情報を出力部11に表示させて(ステップ57)、ステップ51に戻る。
一方、処理部10は、このステップ56において、端子間電圧Vdc_offの絶対値が電流供給部9の上限電圧値(DC2.8V)と一致していないと判別したとき(つまり、入力端子2,3間に直流電圧が入力されているか、抵抗が接続されているか、ダイオードが順方向の状態で接続されているとき)には、次に、端子間電圧Vdc_offの絶対値が予め規定された基準電圧値Vref_dcを上回っているか否かを判別する(ステップ58)。本例では、基準電圧値Vref_dcは、下位の電圧測定レンジでの直流電圧についての測定電圧範囲の上限値および下限値の絶対値(本例では、6.000V)に規定されている。
この場合、端子間電圧Vdc_offの絶対値が基準電圧値Vref_dcを上回るのは、絶対値が6Vを超える直流電圧が入力端子2,3間に入力されたときと、振幅が9.42Vの交流電圧が入力端子2,3間に入力されたときだけであり、交流電圧が入力されているときには上記したステップ54における判別によってステップ55での処理に移行することから、このステップ58において端子間電圧Vdc_offの絶対値が基準電圧値Vref_dcを上回るのは、絶対値が6Vを超える直流電圧が入力端子2,3間に入力されたときだけである。このため、処理部10は、端子間電圧Vdc_offの絶対値が基準電圧値Vref_dcを上回っていると判別したときには、入力端子2,3間に絶対値が6Vを超える直流電圧が入力されていると判別して、測定した端子間電圧Vdc_offをこの直流電圧の電圧値(例えば、極性が正のときには+符号付きの電圧値、また負のときには−符号付きの電圧値)として出力部11に表示させて(ステップ59)、ステップ51に戻る。なお、ステップ58,59の各処理については、ステップ56,57の各処理の後に実行する現状の構成に代えて、ステップ56,57の各処理の前に実行する構成を採用することもできる。
一方、処理部10は、このステップ58において、端子間電圧Vdc_offの絶対値が基準電圧値Vref_dcを上回っていないと判別したとき(つまり、入力端子2,3間に生じている端子間電圧V1が低電圧(絶対値が基準電圧値Vref_dc(本例では6V)以下の直流電圧)のとき)には、第1スイッチ8および第2スイッチ25をオフ状態からオン状態に移行させる(ステップ60)。また、第2スイッチ25をオン状態に移行させることは、使用する電圧検出ラインを、電圧検出ラインLv1から電圧検出ラインLv2に切り替える(つまり、下位の測定レンジを有効にする)ことであるから、測定レンジを選択するための各スイッチ27〜スイッチ31のうちのスイッチ27〜スイッチ30をオフ状態に移行させると共に、スイッチ31をオン状態に移行させる。なお、オン状態に移行した第1スイッチ8によって保護抵抗7(1.5MΩ)の両端が短絡されるが、出力インピーダンスの低い電流供給部9の出力端子と入力端子3との間にはもう1つの保護抵抗12が介装されているため、この保護抵抗12により、入力端子3から電流供給部9の出力端子に流入する電流(漏れ電流)がブレーカの感度電流未満に抑制されている。
次いで、処理部10は、この状態での端子間電圧V1についての平均値を、上記した端子間電圧Vdc_offの測定のときと同様にして、端子間電圧Vdc_onとして測定して記憶する(ステップ61)。
続いて、処理部10は、この測定した端子間電圧Vdc_onが、現在の抵抗測定レンジでのフルスケール時電圧Vfs以下であるか否かを判別する(ステップ62)。この場合、抵抗測定レンジでのフルスケール時電圧Vfsとは、抵抗測定レンジでの測定抵抗範囲における上限値(フルスケール)と同じ抵抗値Rの抵抗が入力端子2,3間に接続されているときに、電流供給部9から供給されるこの抵抗測定レンジでの電流値に規定された測定電流Imがこの抵抗を流れることによってこの抵抗の両端間に発生する電圧(端子間電圧V1)をいうものとする。
本例では、上記したように、抵抗測定レンジは、第1抵抗測定レンジ(上限値:600.0Ω)、第2抵抗測定レンジ(上限値:6.000kΩ)、第3抵抗測定レンジ(上限値:60.00kΩ)、第4抵抗測定レンジ(上限値:600.0kΩ)、第5抵抗測定レンジ(上限値:6.000MΩ)、および第6抵抗測定レンジ(上限値:60.00MΩ)の6つの抵抗測定レンジがあるが、処理部10は、電流供給部9に対して、第1抵抗測定レンジのときにはこの測定レンジに対応する0.5mAを、第2抵抗測定レンジのときにはこの測定レンジに対応する50μAを、第3抵抗測定レンジのときにはこの測定レンジに対応する5μAを、第4抵抗測定レンジのときにはこの測定レンジに対応する0.5μAを、第5抵抗測定レンジのときにはこの測定レンジに対応する50nAを、第6抵抗測定レンジのときにはこの測定レンジに対応する5nAを指示するため、フルスケール時電圧Vfsは、いずれの抵抗測定レンジにおいても、DC+0.3V(第1抵抗測定レンジを例に挙げると、600Ω×0.5mA=0.3V)である。
処理部10は、ステップ62において、端子間電圧Vdc_onがDC0ボルト以上で、かつフルスケール時電圧Vfs(DC+0.3V)以下であると判別したときには、入力端子2,3間に抵抗(抵抗測定レンジの上限値以下の抵抗値Rの抵抗)が接続されていると判別して、抵抗測定処理63を実行する(ステップ63)。
この抵抗測定処理63では、図3に示すように、処理部10は、まず、現在の抵抗測定レンジでの抵抗値Rを測定(算出)する(ステップ63a)。次いで、処理部10は、この抵抗値Rが、現在の抵抗測定レンジでの第2上限しきい値RH2を上回っているか否かを判別し(ステップ63b)、上回っていると判別したときには、出力部11の表示内容を最上位の第6抵抗測定レンジでの表示内容に切り替える(例えば、第6抵抗測定レンジの単位を示す文字(「MΩ」)を表示させる)と共に、出力部11に入力範囲外である旨を表示させる(例えば、「入力範囲外」の文字を表示させる)(ステップ63c)。また、処理部10は、このステップ63cにおいて、第1スイッチ8をオフ状態に移行させて、抵抗測定処理63を終了する。また、処理部10は、抵抗測定処理63を終了したときには、測定処理50のステップ51に戻る。
また、処理部10は、上記のステップ63bでの判別の結果、抵抗値Rが第2上限しきい値RH2を上回っていない(抵抗値Rが第2上限しきい値RH2以下である)と判別したときには、この抵抗値Rが、第1上限しきい値RH1を上回り、かつ第2上限しきい値RH2以下の範囲内であるか否かを判別し(ステップ63d)、この範囲内であると判別したときには、次に、現在の抵抗測定レンジが最上位の抵抗測定レンジであるか否かを判別する(ステップ63e)。このステップ63eでの判別の結果、処理部10は、現在の抵抗測定レンジが最上位の抵抗測定レンジであると判別したときには、上記したステップ63cでの処理を実行した後に抵抗測定処理を終了して、ステップ51に戻る。
一方、このステップ63eでの判別の結果、処理部10は、現在の抵抗測定レンジが最上位の抵抗測定レンジではない(つまり、現在の抵抗測定レンジよりも上位側の抵抗測定レンジが存在している)と判別したときには、現在の抵抗測定レンジから、抵抗測定レンジを1つ上位の抵抗測定レンジにアップする処理を実行して(ステップ63f)、上記のステップ63aに戻る。処理部10は、この上位の抵抗測定レンジにアップする処理では、この上位の抵抗測定レンジに相当する抵抗測定レンジに対応する電流値を電流供給部9に対して指示することにより、電流供給部9にこの指示した電流値での測定電流Imの供給を実行させる。
また、処理部10は、上記のステップ63dでの判別の結果、抵抗値Rが第1上限しきい値RH1を上回り、かつ第2上限しきい値RH2以下の範囲内ではないと判別したときには、次いで、抵抗値Rが下限しきい値RLを下回るか否かを判別する(ステップ63g)。処理部10は、この判別の結果、抵抗値Rが下限しきい値RLを下回っていない(つまり、抵抗値Rが下限しきい値RL以上である)と判別したときには、出力部11の表示内容を現在の抵抗測定レンジでの表示内容に切り替える(例えば、現在の抵抗測定レンジの単位を示す文字を表示させる)と共に、出力部11に抵抗値Rを表示させて(ステップ63h)、ステップ63aに戻る。
一方、上記のステップ63gでの判別の結果、処理部10は、抵抗値Rが下限しきい値RLを下回っていると判別したときには、次いで、現在の抵抗測定レンジが最下位の抵抗測定レンジであるか否かを判別する(ステップ63i)。このステップ63iでの判別の結果、処理部10は、現在の抵抗測定レンジが最下位の抵抗測定レンジであると判別したときには、上記のステップ63hの処理を実行して、ステップ63aに戻る。また、このステップ63iでの判別の結果、処理部10は、現在の抵抗測定レンジが最下位の抵抗測定レンジではない(つまり、現在の抵抗測定レンジよりも下位側の抵抗測定レンジが存在している)と判別したときには、現在の抵抗測定レンジから、抵抗測定レンジを1つ下位の抵抗測定レンジにダウンする処理を実行して(ステップ63j)、上記のステップ63aに戻る。処理部10は、この下位の抵抗測定レンジにダウンする処理では、この下位の抵抗測定レンジに相当する抵抗測定レンジに対応する電流値を電流供給部9に対して指示することにより、電流供給部9にこの指示した電流値での測定電流Imの供給を実行させる。
このようにして入力端子2,3間に抵抗が接続されているときに、処理部10が上記の抵抗測定処理63を、開始当初での抵抗測定レンジを第6抵抗測定レンジとして実行することにより、ステップ63aで測定された抵抗値Rがこの第6抵抗測定レンジにおける下限しきい値RL以上で、かつ第1上限しきい値RH1以下の範囲内のとき(つまり、第6抵抗測定レンジがこの抵抗値Rの測定に適した抵抗測定レンジ(適正抵抗測定レンジともいう)であるとき)には、ステップ63b、ステップ63dおよびステップ63gでの判別の処理を経て実行されるステップ63hでの処理において抵抗の抵抗値Rとして表示される。
また、ステップ63aで測定された抵抗値Rがこの第6抵抗測定レンジにおける第1上限しきい値RH1を上回るときには、ステップ63bでの判別の処理を経て、またはステップ63b,63d,63eでの判別の処理を経て実行されるステップ63cでの処理において、抵抗の抵抗値Rが測定装置1における抵抗測定範囲(0Ω以上60MΩ以下の範囲)を超えている(最上位の第6抵抗測定レンジの上限値を超えている)旨を示す「入力範囲外」との文字が表示される。
また、ステップ63aで測定された抵抗値Rがこの第6抵抗測定レンジにおける下限しきい値RLを下回るときには、処理部10は、ステップ63b,63d,63g,63iおよびステップ63jを経てステップ63aに戻る経路に含まれる各ステップでの処理を繰り返し実行することにより、抵抗測定レンジを1つずつ下位側にダウンしながら、ステップ63aで測定された抵抗値Rが下限しきい値RL以上で、かつ第1上限しきい値RH1以下の範囲内となる適正抵抗測定レンジを、ステップ63gまたはステップ63iでの判別の処理において特定して、ステップ63hでの処理を実行して、抵抗の抵抗値Rとして表示させる。
一方、処理部10が抵抗測定処理63を実行している最中に、入力端子2,3間に接続されている抵抗の抵抗値Rが増加して、現在の抵抗測定レンジでの第1上限しきい値RH1を超え第2上限しきい値RH2以下の範囲内となったときには、処理部10は、ステップ63dでの処理において、抵抗値Rがこの範囲内となったことを判別して、ステップ63eに移行して、現在の抵抗測定レンジが最上位の抵抗測定レンジであるかを判別する。この判別の結果、現在の抵抗測定レンジが最上位の抵抗測定レンジ(本例では、第6抵抗測定レンジ)のときには、上記したステップ63cを実行してこの抵抗測定処理63を終了し、測定処理50のステップ51に戻る。
また、上記のステップ63eでの判別の結果、現在の抵抗測定レンジよりも上位側の抵抗測定レンジが存在しているときには、処理部10は、現在の抵抗測定レンジから、抵抗測定レンジを1つ上位の抵抗測定レンジにアップする理(ステップ63f)を実行して、ステップ63aに戻る。処理部10は、このようにしてステップ63a,63b,63d,63e,63fを繰り返し実行して抵抗測定レンジを1つずつアップすることで、増加した抵抗値Rの測定に適した適正抵抗測定レンジに切り替える。この場合、現在の抵抗測定レンジがこの適正抵抗測定レンジに切り替えられたときには、ステップ63aにおいて測定される抵抗値Rは、現在の抵抗測定レンジでの下限しきい値RL以上第1上限しきい値RH1以下の範囲内になる。このため、この抵抗値Rは、処理部10により、ステップ63b,63d,3gでの判別の処理を経て実行されるステップ63hでの処理において抵抗の抵抗値Rとして表示される。
また、処理部10が抵抗測定処理63を実行している最中に、入力端子2,3間に接続されている抵抗が外されたとき(入力端子2,3間が開放状態となったとき)には、処理部10は、ステップ63aにおいて、現在の抵抗測定レンジでの第2上限しきい値RH2を超える抵抗値Rを測定(算出)する。これにより、処理部10は、ステップ63bでの判別の処理の結果、測定した抵抗値Rが第2上限しきい値RH2を超えると判別して、直ちに上記したステップ63cの処理(「入力範囲外」を出力部11に表示させる処理と、第1スイッチ8をオフ状態に移行させる処理)を実行した後に抵抗測定処理63を終了して、測定処理50のステップ51に戻る。
このように、この測定装置1では、抵抗測定処理63の実行中に、入力端子2,3間が開放状態となったときには、直ちに(つまり、抵抗測定レンジを上位側に1つずつアップする処理を行うことなく)、第1スイッチ8をオフ状態に移行させて、電流供給部9の出力端子と測定装置1の入力端子3との間の電流供給ラインLiに高い抵抗値の保護抵抗7を介装することが可能となっている。
一方、処理部10は、上記のステップ62において、端子間電圧Vdc_onが、DC0ボルト以上で、かつフルスケール時電圧Vfs以下の範囲内の電圧ではない(つまり、フルスケール時電圧Vfsを上回る電圧であるか、絶対値が基準電圧値Vref_dc未満の負の電圧である)と判別したときには、次に、端子間電圧Vdc_onが順方向電圧範囲(DC+0.3Vを超えDC+3V未満の電圧範囲)内か否かを判別する(ステップ64)。
処理部10は、このステップ64において、端子間電圧Vdc_onがこの順方向電圧範囲内の電圧であると判別したときには、入力端子2,3間にダイオードが順方向の状態で接続されていると判別して、この端子間電圧Vdc_onをダイオードの順方向電圧として出力部11に表示させて(ステップ65)、ステップ51に戻る。一方、処理部10は、この端子間電圧Vdc_onがこの順方向電圧範囲内の電圧ではないと判別したときには、この端子間電圧Vdc_onが、抵抗が接続されているときの電圧(0V以上フルスケール時電圧Vfs(DC+0.3V)以下の電圧)でもなく、またダイオードが接続されているときの電圧(DC+0.3Vを超えDC+3V未満の範囲内の電圧)でもないことから、この端子間電圧Vdc_onを直流電圧として出力部11に表示させて(ステップ66)、ステップ51に戻る。
これにより、この測定装置1では、処理部10が上記の測定処理50を実行することにより、入力端子2,3間に高電圧または低電圧の交流電圧が入力されているときには、その電圧値(端子間電圧Vac_off)が高抵抗値の入力抵抗21を介して自動的に測定されて出力部11に表示される。また、この測定装置1では、入力端子2,3間が開放状態であるか、またはダイオードが逆方向の状態で接続されているときには、自動的にこれらの状態であることが検出されて開放状態である旨を示す情報が出力部11に表示される。また、この測定装置1では、入力端子2,3間に高電圧の直流電圧(絶対値が基準電圧値Vref_dc(本例では6V)を超える電圧)が入力されているときには、その電圧値が高抵抗値の入力抵抗21を介して自動的に測定されて出力部11に表示され、また入力端子2,3間に低電圧の直流電圧(−6V以上で0V未満の電圧範囲、および+3V以上で+6V未満の電圧範囲のいずれかの電圧範囲内の直流電圧)が入力されているときには、その電圧値が保護抵抗7ほどの高抵抗ではないが、漏れ電流を感度電流未満に抑制し得る抵抗値の保護抵抗12を介して自動的に測定されて出力部11に表示される。
また、この測定装置1では、入力端子2,3間に抵抗測定レンジでの測定抵抗範囲(0Ω以上60.00MΩ以下)内の抵抗値Rの抵抗が接続されているときには抵抗測定処理63が行われて、自動的に複数の抵抗測定レンジのうちの適正抵抗測定レンジに切り替えられると共に抵抗値Rが測定されて出力部11に表示され、また抵抗値Rの測定中に入力端子2,3間が開放状態となったときにはこの状態において測定される抵抗値Rが第2上限しきい値RH2を上回ることを利用していずれの抵抗測定レンジであっても、直ちに(抵抗測定レンジを1つずつアップする動作を実行することなく)、入力範囲外と判別してその旨を出力部11に表示させると共に第1スイッチ8をオフ状態に移行させることで電流供給ラインLiを保護抵抗7の介装状態に移行させる。また、この測定装置1では、入力端子2,3間にダイオードが順方向の状態で接続されているときには、自動的にその順方向電圧が測定されて出力部11に表示される。
このように、この測定装置1では、処理部10が抵抗測定処理63を実行している最中に、入力端子2,3間が開放状態となったときには、処理部10がこの状態において測定した抵抗値Rが第2上限しきい値RH2を上回ることに基づき、現在の抵抗測定レンジがいずれの抵抗測定レンジであっても、直ちに(抵抗測定レンジを1つずつアップする動作を実行することなく極めて短時間で)、入力範囲外と判別してその旨を出力部11に表示させると共に第1スイッチ8をオフ状態に移行させることで電流供給ラインLiを保護抵抗7の介装状態に移行させる。
したがって、この測定装置1によれば、作業者(測定装置1の使用者)が、抵抗測定を完了させた後に、直ちに入力端子2,3を商用電源ラインに接続したような場合であっても、電流供給ラインLiへの保護抵抗7の介装が極めて短時間で行われるため、入力端子2,3間への商用電源電圧(AC100Vなどの高電圧)の印加によって電流値の大きな漏れ電流が発生するという事態(また、これが原因となって漏電ブレーカが落ちるという事態)の発生を確実に防止することができる。
また、この測定装置1では、処理部10が抵抗測定処理において入力端子2,3間の開放状態を上記のように検出して入力範囲外である旨を出力部11に表示させると共に第1スイッチ8をオフ状態に移行させる際に、複数の抵抗測定レンジ(上記の例では6つの抵抗測定レンジ)のうちの最上位の第6抵抗測定レンジでの表示内容に切り替えた状態で入力範囲外である旨を表示させて(つまり、最上位の第6抵抗測定レンジにおいて入力範囲外である旨を表示させて)抵抗測定処理を終了する。したがって、この測定装置1によれば、作業者に対して、表示されている「入力範囲外」が測定装置1における抵抗測定範囲(0Ω以上60MΩ以下の範囲)の上限値(60MΩ)を超えていることを示す表示であることを明確に知得させることができる。
また、この測定装置1によれば、入力端子2,3間が開放状態であるか否かを自動的に検出可能とするための電流供給部9を入力端子3(内部グランドGに接続されない入力端子)に常時接続した状態にしつつ、例えば商用電源電圧のような高電圧の交流電圧や高電圧の直流電圧を入力端子2,3間に入力してその電圧値を測定する場合であっても、これらの高電圧の電圧の入力に起因して発生する電流供給部9内への漏れ電流の電流値を大幅に低減すること(例えば漏電ブレーカの感度電流未満に低減すること)ができる。また、入力端子2,3間に入力されている直流電圧が低電圧のときにのみ、第1スイッチ8をオン状態に制御して保護抵抗7を短絡し、これによって電流供給部9から入力端子2,3間に接続された抵抗に測定電流Imを供給して抵抗測定処理を実行することができる。
また、この測定装置1によれば、高電圧の端子間電圧V1が入力端子2,3間に入力される可能性のあるときに、この端子間電圧V1がスイッチ31やバッファ26やA/D変換部5に直接入力(印加)される事態を回避できるため、電圧検出部4の故障およびA/D変換部5の故障を防止することができる。また、入力端子2,3間に入力されている端子間電圧V1が低電圧の直流電圧のときには、この端子間電圧V1を第2電圧検出ラインLv2を介してバッファ26に分圧することなく直接入力することができるため(つまり、下位の測定レンジを用いてこの端子間電圧V1を測定することができるため)、端子間電圧V1をより高い精度で測定することができ、この結果、抵抗測定処理においても、この端子間電圧V1に基づいて入力端子2,3間に接続されている抵抗の抵抗値を高い精度で測定することができる。
なお、上記の例では、下限しきい値RL、第1上限しきい値RH1および第2上限しきい値RH2を抵抗測定レンジ毎に個別に規定する構成を採用しているが、A/D変換部5から出力される電圧データDvに対して、下限しきい値(所定のビット数)、第1上限しきい値(所定のビット数)および第2上限しきい値(所定のビット数)を規定する構成を採用することもできる。この構成を採用することで、処理部10は、いずれの抵抗測定レンジにおいても、共通の下限しきい値、第1上限しきい値および第2上限しきい値を用いて、電圧データDvに基づく抵抗測定処理63を実行することが可能となる。
また、上記の例では、発明の理解を容易にするため、種々の電圧値や抵抗値に対して具体的な数値を適用して説明したが、この数値に限定されるものではなく、任意の数値に変更することができる。また、上記の例では、電流供給部9が測定電流Imを常時電流供給ラインLiに供給(出力)する構成を採用しているが、例えば処理部10によって制御されることで、測定電流Imの電流供給ラインLiへの供給(出力)をオン・オフ可能とする構成を採用することもできる。
1 測定装置
2,3 入力端子
4 電圧検出部
5 A/D変換部
7 保護抵抗
8 第1スイッチ
9 電流供給部
10 処理部
21 入力抵抗
22,23 分圧抵抗
25 第2スイッチ
Dv 電圧データ
Li 電流供給ライン
Lv1 第1電圧検出ライン
Lv2 第2電圧検出ライン
V1 端子間電圧
V2,V3 検出電圧

Claims (2)

  1. 一対の入力端子と、前記一対の入力端子間の端子間電圧を検出して当該端子間電圧の電圧値に応じた検出電圧を出力する電圧検出部と、前記一対の入力端子間に測定電流を供給可能な電流供給部と、前記検出電圧に基づいて前記電圧値を測定する電圧測定処理および前記測定電流の供給時における当該電圧測定処理で測定した前記電圧値と当該測定電流の電流値とに基づいて前記一対の入力端子間に接続された測定対象の抵抗値を測定する抵抗測定処理を実行する処理部とを備え、
    前記一対の入力端子の一方と前記電流供給部との間に保護抵抗が配設されると共に、短絡状態および開放状態のうちの任意の一方の状態に移行可能な第1スイッチが前記保護抵抗に並列接続され、
    前記処理部は、前記第1スイッチを前記開放状態に移行させた状態において前記電圧測定処理を実行して前記電圧値を測定すると共に当該測定した電圧値と予め規定された基準電圧値とを比較して、前記測定した電圧値が前記基準電圧値以下のときに前記第1スイッチを前記短絡状態に移行させて前記抵抗測定処理を実行する測定装置であって、
    前記電流供給部は、複数の抵抗測定レンジに対応した電流値で前記測定電流を供給可能に構成され、
    前記処理部は、前記抵抗測定処理において、現在の抵抗測定レンジで測定した前記抵抗値が当該抵抗測定レンジでの下限しきい値以上であって第1上限しきい値以下のときには当該測定された抵抗値を前記測定対象の抵抗値として取得し、当該測定した抵抗値が前記現在の抵抗測定レンジでの前記第1上限しきい値を超え当該第1上限しきい値よりも大きな第2上限しきい値以下のときには1つ上位側の抵抗測定レンジに切り替え、当該測定した抵抗値が前記現在の抵抗測定レンジでの前記第2上限しきい値を上回っているときには前記第1スイッチを開放状態に移行させて当該抵抗測定処理を終了する測定装置。
  2. 表示部を備え、
    前記処理部は、前記抵抗測定処理において、前記測定した抵抗値が前記現在の抵抗測定レンジでの前記第2上限しきい値を上回っているときには、前記複数の抵抗測定レンジのうちの最上位の測定レンジにおいて入力範囲外である旨を前記表示部に表示させて当該抵抗測定処理を終了する請求項1記載の測定装置。
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