JP2018007438A - 回転電機のロータ - Google Patents

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【課題】回転電機のロータにおいて、ロータとしての電磁力のアンバランスを防ぎながら、永久磁石を位置決めし、隣接する永久磁石の間の磁束の漏れを抑制することである。【解決手段】回転電機のロータにおいて、磁性体薄板は、1磁極分として、磁極の中心線に対し線対称に配置され、ロータの外周側に向かって互いの間隔距離が拡がり内周側で互いに近接したブリッジ部を形成するV字状に配置された一対の磁石挿入孔を有し、一対の磁石挿入孔の外周側短辺のそれぞれに永久磁石の位置決めをする外周側突起部を有し、内周側短辺のそれぞれには位置決め用の突起部を有さない第一磁極部分P1と、一対の磁石挿入孔の内周側短辺のそれぞれに永久磁石の位置決めをする内周側突起部を有し、外周側短辺のそれぞれには位置決め用の突起部を有さない第二磁極部分P2と、が交互に周方向に配置されている。【選択図】図2

Description

本開示は、回転電機のロータに係り、特に、埋込磁石型の回転電機のロータに関する。
埋込磁石型(Interior Permanent Magnet)回転電機のロータコアは、永久磁石を配置するための磁石挿入孔が設けられた磁性体薄板を複数枚積層した積層体を形成し、各磁石挿入孔に永久磁石を挿入して埋め込むことで製造される。矩形断面の永久磁石の場合、磁石挿入孔は、永久磁石より大きめの矩形孔とされるが、矩形孔の両端部を延ばして隣接する磁石挿入孔の間の磁気通路を狭くしてブリッジ部を形成し、隣接する永久磁石間での磁束の漏れを抑制することが行われる。
特許文献1では、ロータコアにおいてV字状に配置された1対の永久磁石で各磁極を形成し、各磁極のV字状配置の1対の磁石挿入孔において、永久磁石の周方向の位置決めをする突起部を設けることが開示されている。ここでは、各磁石挿入孔において、中央ブリッジ部側の外周側側面と、反中央ブリッジ部側の内周側側面にそれぞれ突起部が設けられている。
特許文献2では、磁石挿入孔における永久磁石の位置決めのために、磁石挿入孔の縁部に永久磁石に向かって位置決め部を突出形成すると、位置決め部によって隣接する磁石挿入孔の間の磁気通路の面積が大きくなり、磁束の漏れが多くなることを指摘する。
そこで、1枚の磁性体薄板における複数の磁極の内、1つの磁極に対応する磁石挿入孔にのみ位置決め部を設け、他の磁極に対応する磁石挿入孔には位置決め部を設けず、積層の際に1磁極分ずらす転積を行い、全ての永久磁石の位置決めを可能にしている。
特開2014−60835号公報 特開2014−07925号公報
永久磁石の位置決めと、隣接する永久磁石の間の磁束の漏れの抑制とを両立させるために、位置決めのある磁石挿入孔と位置決めのない磁石挿入孔とを設けると、ロータとしての電磁力にアンバランスが生じ、ベアリング荷重や騒音特性の低下を招く。そこで、ロータとしての電磁力のアンバランスを防ぎながら、永久磁石の位置決めと、隣接する永久磁石の間の磁束の漏れの抑制とを図る回転電機のロータが要望される。
本開示に係る回転電機のロータは、磁極を形成する永久磁石の配置用の磁石挿入孔が周方向に沿って配置された複数の磁性体薄板について、互いに1磁極分ずつずらす転積が行われた状態で積層された積層体において、磁石挿入孔のそれぞれに永久磁石が挿入された状態で形成された回転電機のロータであって、磁性体薄板は、1磁極分として、磁極の中心線に対し線対称に配置され、ロータの外周側に向かって互いの間隔距離が拡がり内周側で互いに近接したブリッジ部を形成するV字状に配置された一対の磁石挿入孔を有し、一対の磁石挿入孔の外周側短辺のそれぞれに永久磁石の位置決めをする外周側突起部を有し、内周側短辺のそれぞれには位置決め用の突起部を有さない第一磁極部分と、一対の磁石挿入孔の内周側短辺のそれぞれに永久磁石の位置決めをする内周側突起部を有し、外周側短辺のそれぞれには位置決め用の突起部を有さない第二磁極部分と、が交互に周方向に配置されている。
本開示に係る回転電機のロータによれば、ロータとしての電磁力のアンバランスを防ぎながら、永久磁石の位置決めと、隣接する永久磁石の間の磁束の漏れの抑制とを図れる。
本実施の形態に係る回転電機のロータの斜視図である。 図1の上面図である。 図1の回転電機のロータの積層体の内、連続して積層された4枚の磁性体薄板を分離して示す図である。図3(a)は、4枚の磁性体薄板の斜視図であり、(b)と(c)は、(a)において斜線を付した永久磁石の位置決めを示す図である。
以下に図面を用いて本実施の形態につき詳細に説明する。以下に述べる形状、材質、孔部の個数、磁極数等は、説明のための例示であって、回転電機のロータの仕様等により、適宜変更が可能である。また、以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、車両に搭載される回転電機に用いられる回転電機のロータ10の斜視図である。以下では、特に断らない限り、回転電機のロータ10を、ロータ10と呼ぶ。ロータ10が用いられる回転電機は、車両が力行するときは電動機として機能し、車両が制動時にあるときは発電機として機能するモータ・ジェネレータで、三相同期型回転電機である。回転電機は、ロータ10と、ロータ10の外周側に所定の間隔を隔てて配置され、巻線コイルが巻回される円環状のステータとを含む。
ロータ10は、ロータコア12と中心穴14とを含む。ロータコア12の中心穴14には、回転電機の出力軸であるロータ軸が固定される。ロータ10は、磁極数が8で、1磁極当り2つの永久磁石を含む。磁極数、1磁極当りの永久磁石の数は例示であり、ロータ10の仕様によって変更可能である。各永久磁石はロータコア12に設けられた貫通穴である磁石挿入孔30に配置される。したがって、ロータ10は、16個の磁石挿入孔30と、16個の永久磁石を含む。図1では、16個の永久磁石の内の2つの永久磁石60,63を示す。以下の図でも同様である。
永久磁石60,63は、軸方向に垂直な断面形状が矩形で、軸方向の長さはロータコア12の軸方向の長さよりやや短めの直方形の棒磁石である。軸方向は、中心穴14に固定されるロータ軸の軸方向である。図1には、軸方向と共に、周方向、径方向を示す。周方向は軸方向周りの方向であり、径方向はロータコア12の内周側と外周側を指す方向である。
永久磁石60,63の材質としては、ネオジムと鉄とホウ素を主成分とするネオジム磁石、サマリウムとコバルトを主成分とするサマリウムコバルト磁石等の希土類磁石が用いられる。これ以外にフェライト磁石、アルニコ磁石等を用いてもよい。
ロータコア12は、所定枚数の磁性体薄板20を軸方向に積層した積層体である。ロータコア12を磁性体薄板20の積層体とするのは、ロータコア12に生じ得る渦電流を抑制するためで、所定の形状に成形される前の磁性体薄板20の両面には、絶縁コート等の絶縁処理が施される。これによって、積層された各磁性体薄板20の間が電気的に絶縁されて、外部変動磁界により発生し得る渦電流が小さなループに分割され、渦電流損失が抑制される。
各磁性体薄板20は、同じ形状を有するが、軸方向に積層される際に、互いに1磁極分ずつずらす転積が行われる。図1のロータコア12は、磁極数=8であるので、1磁極分は、中心穴14から見た見込角度が45度である。したがって、各磁性体薄板20は、積層の際、中心穴14から見た見込角度で45度ずつ互いにずらして積み重ねる転積が行われる。
図1では、軸方向について、紙面上の上方側を一方端として、一方端側から他方端に向かって、4枚の磁性体薄板20−1,20−2,20−3,20−4を区別した符号を付して示す。磁性体薄板20−1と磁性体薄板20−2との間は、中心穴14から見た見込角度で45度ずれた配置関係となり、磁性体薄板20−2と磁性体薄板20−3との間も、中心穴14から見た見込角度で45度ずれた配置関係となる。以下同様に、隣接する磁性体薄板20の間では、中心穴14から見た見込角度で互いに45度ずれた配置関係となる。
図2は、ロータコア12の上面図であり、これは、ロータコア12の軸方向の一方端側の1枚の磁性体薄板20−1の平面図でもある。ロータコア12における各磁性体薄板20は、いずれも同じ形状を有するので、磁性体薄板20−1についてその構成を述べる。磁性体薄板20−1は、ロータ軸を通す中心穴14と、16個の磁石挿入孔とを含み、所定の形状に成形された円環状形状を有する。かかる磁性体薄板20−1としては、電磁鋼板が用いられる。
磁性体薄板20−1は、8個の磁極に対応し、中心穴14に対する見込み角度を45度とする8個の磁極部分を有する。8個の磁極部分は、4個の第一磁極部分P1と4個の第二磁極部分P2で構成され、これらが周方向に交互に配置される。第一磁極部分P1と4個の第二磁極部分P2との相違は、磁石挿入孔の形状と配置である。第一磁極部分P1と第二磁極部分P2とは、周方向に沿って交互に配置される。
第一磁極部分P1は、一対の磁石挿入孔30,31を有し、第二磁極部分P2は、一対の磁石挿入孔32,33を有する。一対の磁石挿入孔30,31及び一対の磁石挿入孔32,33は、それぞれ磁極の中心線CPに対し線対称に配置され、外周側に向かって互いの間隔距離が拡がり内周側で互いに近接したV字状に配置される。
また、一対の磁石挿入孔30,31及び一対の磁石挿入孔32,33は、平面図において、永久磁石の短辺寸法よりやや大きめの孔幅を有し、長手方向には永久磁石の長辺の両端部からさらに延びた端部を有する。永久磁石の長辺の両端部からさらに延びた端部は、ロータコア12において磁束の流れを規制するため、ブリッジ部を形成する形状に設定され、また、永久磁石の固定のために充填される樹脂の注入口として用いられる。
永久磁石の固定のための樹脂としては、成形性と耐熱性に優れた熱硬化樹脂が用いられる。熱硬化樹脂としては、エポキシ系樹脂、ポリイミド系樹脂等が用いられる。
ブリッジ部は、同じ磁極部分内の一対の磁石挿入孔の内周側の端部の間、隣接する磁極部分との境目において互いに隣接する磁石挿入孔の外周側の端部の間、及び、各磁石挿入孔の外周側の端部とロータコア12の外周面との間に形成される。図2において、ブリッジ部40は、第一磁極部分P1内における一対の磁石挿入孔30,31の内周側の端部の間のブリッジ部であり、ブリッジ部42は、第二磁極部分P2内における一対の磁石挿入孔32,33の内周側の端部の間のブリッジ部である。
第一磁極部分P1における一対の磁石挿入孔30,31は、それぞれ、外周側の短辺において、永久磁石の位置決めをする外周側突起部50,51を有する。外周側突起部50,51は、磁性体薄板20−1の磁性体部分が永久磁石に向けて突き出す部分である。一対の磁石挿入孔30,31において、内周側の短辺には永久磁石の位置決め用の突起部が設けられない。
これに対し、第二磁極部分P2における一対の磁石挿入孔32,33は、それぞれ、内周側の短辺において、永久磁石の位置決めをする内周側突起部52,53を有する。内周側突起部52,53は、磁性体薄板20−1の磁性体部分が永久磁石に向けて突き出す部分である。一対の磁石挿入孔32,33において、外周側の短辺には永久磁石の位置決め用の突起部が設けられない。
上記のように、本実施の形態に係るロータ10は、磁極を形成する永久磁石の配置用の磁石挿入孔が周方向に沿って磁極数=8で配置された複数の磁性体薄板20を含む。ロータ10は、複数の磁性体薄板20について、互いに1磁極分ずつずらす転積が行われた状態で積層された積層体であるロータコア12において、各磁石挿入孔にそれぞれ永久磁石が挿入された状態で形成された回転電機のロータである。磁性体薄板20−1は、1磁極分として、磁極の中心線CPに対し線対称に配置され、ロータ10の外周側に向かって互いの間隔距離が拡がり内周側で互いに近接したブリッジ部40(または42)を形成するV字状に配置された一対の磁石挿入孔を有する。一対の磁石挿入孔30,31の外周側短辺のそれぞれに永久磁石の位置決めをする外周側突起部50,51を有し、内周側短辺のそれぞれには位置決め用の突起部を有さない磁極部分を第一磁極部分P1とする。また、一対の磁石挿入孔32,33の内周側短辺のそれぞれに永久磁石の位置決めをする内周側突起部52,53を有し、外周側短辺のそれぞれには位置決め用の突起部を有さない磁極部分を第二磁極部分P2とする。第一磁極部分P1と第二磁極部分P2とは、交互に周方向に配置される。
上記構成によれば、各磁石挿入孔30,31,32,33は、外周側短辺または内周側短辺のいずれかにのみ、永久磁石の位置決め用の突起部を有する。例えば、特許文献1に開示されるように、外周側短辺及び内周側短辺の双方に位置決め用の突起部を設けることに比べ、隣接する磁石挿入孔の間における磁束の漏れを抑制できる。
また、上記構成によれば、各磁石挿入孔30,31,32,33の配置、及び、永久磁石の位置決め用の外周側突起部50,51と内周側突起部52,53は、各磁極部分P1,P2の磁極の中心線CPに対し線対称に配置される。例えば、特許文献2に開示されるように、複数の磁極部分の内の1つの磁極部分にのみ永久磁石の位置決め用の突起部を設けることに比べ、ロータ10としての電磁力のアンバランスが生じない。
また、上記構成によれば、積層体であるロータコア12は、磁極数=8で配置された複数の磁性体薄板20について、互いに1磁極分ずつずらす転積が行われた状態で積層された積層体である。この転積によって、各磁石挿入孔30,31,32,33が、外周側短辺または内周側短辺のいずれかにのみ永久磁石の位置決め用の突起部を有していても、各永久磁石は、ロータコア12に対してしっかりと位置決めされる。
図2に示すように、第一磁極部分P1において磁石挿入孔30,31及び外周側突起部50,51は磁極の中心線CPに対し線対称であるので、磁石挿入孔30,31のいずれに挿入された永久磁石も同じような位置決めを受ける。そこで、第一磁極部分P1については、磁石挿入孔30に挿入される永久磁石60についての転積を述べる。同様に、第二磁極部分P2において磁石挿入孔32,33及び内周側突起部52,53は磁極の中心線CPに対し線対称であるので、磁石挿入孔32,33のいずれに挿入された永久磁石も同じような位置決めを受ける。そこで、そこで、第二磁極部分P2については、磁石挿入孔33に挿入される永久磁石63についての転積を述べる。
図3は、永久磁石60,63について転積による位置決めを示す図で、図3(a)は、図1に示す連続して積層された4枚の磁性体薄板20−1,20−2,20−3,20−4を分離して示す図である。(b),(c)は、永久磁石60,63のそれぞれについて、各磁性体薄板20−1,20−2,20−3,20−4において対応する磁石挿入孔に挿入された状態を示す図である。
(b)に示すように、永久磁石60は、磁性体薄板20−1では、第一磁極部分P1の磁石挿入孔30に挿入され、外周側突起部50によって外周側の位置決めが行われている。磁性体薄板20−2は、磁性体薄板20−1に対し、1磁極分である45度の見込角度分、中心穴14に対し回転されて転積される。したがって、永久磁石60は、磁性体薄板20−2において、第二磁極部分P2の磁石挿入孔32に挿入され、内周側突起部52によって内周側の位置決めが行われる。このように、転積によって、永久磁石60は、2枚の磁性体薄板20−1,20−2で、第一磁極部分P1の外周側突起部50と第二磁極部分P2の内周側突起部52の2つで、しっかり位置決めが行われる。
図3の例では、磁性体薄板20−3,20−4についてもさらに転積が続けられる。永久磁石60は、磁性体薄板20−3では、第一磁極部分P1の磁石挿入孔30に挿入され、外周側突起部50によって外周側の位置決めが行われる。磁性体薄板20−4では、第二磁極部分P2の磁石挿入孔32に挿入され、内周側突起部52によって内周側の位置決めが行われる。
(c)に示すように、永久磁石63は、磁性体薄板20−1では、第二磁極部分P2の磁石挿入孔33に挿入され、内周側突起部53によって内周側の位置決めが行われている。転積によって、磁性体薄板20−2においては、永久磁石63は、第一磁極部分P1の磁石挿入孔31に挿入され、外周側突起部51によって外周側の位置決めが行われる。このように、転積によって、永久磁石63は、2枚の磁性体薄板20−1,20−2で、第二磁極部分P2の内周側突起部53と第一磁極部分P1の外周側突起部51の2つで、しっかり位置決めが行われる。磁性体薄板20−3,20−4についても同様である。永久磁石63は、磁性体薄板20−3では、第二磁極部分P2の磁石挿入孔33に挿入され、内周側突起部53によって内周側の位置決めが行われる。磁性体薄板20−4では、第一磁極部分P1の磁石挿入孔31に挿入され、外周側突起部51によって外周側の位置決めが行われる。
このように、上記構成によれば、転積によって、各永久磁石は、磁石挿入孔における内周側の突起部と外周側の突起部とによって、ロータコア12に対する位置決めが行われる。
上記のように、本実施の形態に係るロータ10によれば、ロータ10としての電磁力のアンバランスを防ぎながら、各永久磁石の位置決めと、隣接する永久磁石の間の磁束の漏れの抑制とを図れる。
10 (回転電機の)ロータ、12 ロータコア(積層体)、14 中心穴、20,20−1,20−2,20−3,20−4 磁性体薄板、30,31,32,33 磁石挿入孔、40,42 ブリッジ部、50,51 外周側突起部、52,53 内周側突起部、60,63 永久磁石。

Claims (1)

  1. 磁極を形成する永久磁石の配置用の磁石挿入孔が周方向に沿って配置された複数の磁性体薄板について、互いに1磁極分ずつずらす転積が行われた状態で積層された積層体において、前記磁石挿入孔のそれぞれに前記永久磁石が挿入された状態で形成された回転電機のロータであって、
    前記磁性体薄板は、
    前記1磁極分として、磁極の中心線に対し線対称に配置され、前記ロータの外周側に向かって互いの間隔距離が拡がり内周側で互いに近接したブリッジ部を形成するV字状に配置された一対の前記磁石挿入孔を有し、
    前記一対の磁石挿入孔の外周側短辺のそれぞれに前記永久磁石の位置決めをする外周側突起部を有し、内周側短辺のそれぞれには位置決め用の突起部を有さない第一磁極部分と、
    前記一対の磁石挿入孔の前記内周側短辺のそれぞれに前記永久磁石の位置決めをする内周側突起部を有し、前記外周側短辺のそれぞれには位置決め用の突起部を有さない第二磁極部分と、
    が交互に周方向に配置されている、回転電機のロータ。
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