JP2018007042A - 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】撮影装置の性能あるいは撮影時の周囲環境の影響を受けずに高精度なキャリブレーションを行う。
【解決手段】色濃度が既知の複数のパッチを含むキャリブレーションシートを撮影して得られた画像における各パッチの濃度を、画像形成装置100が出力した色濃度が未知の複数のパッチを含むカラーシートを異なる撮影条件で複数撮影して得られた画像における各パッチの濃度と比較し、前記画像形成装置100のガンマ補正データを生成する(S1〜S6)。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法およびプログラムに関する。
プリンタや複合機等の画像形成装置では、温度、湿度などの環境要素、あるいは経年変化により出力特性が変化する。このような出力特性の変化を抑制するために、一部の画像形成装置では、ガンマ補正テーブルの更新による出力特性のキャリブレーションを行うようになっている。キャリブレーションを行う技術として、例えば、用紙などの記録媒体に印字した色パッチをスキャナで読み取り、その読み取り値を用いる技術がある。
また別の技術として、デジタルカメラなどの外部の撮影装置でキャリブレーションシートを撮影し、撮影画像からキャリブレーションを行う技術がある。後者の技術として、例えば特開2014−127902号公報(特許文献1)が知られている。
この技術は、画像データ取得部がチャートシートおよびリファレンスチャートの第1画像データと白色シートの第2画像データを、それらを撮影した外部の撮影装置から取得し、シェーディング補正部が第2画像データに基づいてシェーディング補正データを生成し、そのシェーディング補正データを使用して第1画像データに対してシェーディング補正を行い、射影変換部が、第1画像データに対して射影変換を行い、シェーディング補正および射影変換後の第1画像データから、チャートシートに印刷されたテストチャート、およびリファレンスチャート内の各パッチの色値を特定し、それらの色値に基づいて画像補正データを生成する、というものである。
しかし、前記特許文献1に記載の技術を含め、従来の外部撮影装置を利用したキャリブレーションでは、外部撮影装置の性能、あるいは撮影時の周囲環境(照度,光源の色味)の影響によってはパッチを精度よく読み取ることができなかった。それゆえ、このような外部撮影装置を使用したキャリブレーションでは、キャリブレーション精度が低くなるという問題があった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、撮影装置の性能あるいは撮影時の周囲環境の影響を受けずに高精度なキャリブレーションを可能にすることにある。
前記課題を達成するため、本発明の一態様は、ガンマ補正により出力補正を行う画像処理装置において、色濃度が既知の複数のパッチを含むキャリブレーションシートを撮影して得られた画像における各パッチの濃度を取得する第1の取得部と、対象機器が出力した色濃度が未知の複数のパッチを含む測定シートを異なる撮影条件で複数撮影して得られた画像における各パッチの濃度を取得する第2の取得部と、前記第1の取得部によって取得された前記各パッチの濃度と、前記第2の取得部によって取得された前記各パッチの濃度とを比較し、前記対象機器のガンマ補正データを生成する補正データ生成部と、を備えたことを特徴とする。
本発明の一態様によれば、撮影装置の性能あるいは撮影時の周囲環境の影響を受けずに高精度なキャリブレーションを行うことができる。なお、前記以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明において明らかにされる。
本発明の実施形態に係る画像処理システムのハードウェア構成を示すブロック図である。 図1に示した画像形成装置の画像処理部の機能構成を示すブロック図である。 キャリブレーション用の濃度検知シートの一例を示す図である。 キャリブレーション用の濃度検知シートの他の例を示す図である。 本発明の実施形態におけるキャリブレーションの処理手順を示すフローチャートである。 キャリブレーションシートのパッチを撮影して得られた輝度値と各パッチの階調値を示す入力階調値の関係を示す図である。 読み取り輝度補正値の算出法を示す特性図である。 階調補正データの算出法を示す特性図である。
本発明は、撮影条件を変えて撮影した複数のキャリブレーション用の画像からガンマ補正テーブルを生成することを特徴としている。以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像処理システムのハードウェア構成を示すブロック図である。
図1において、本実施形態に係る画像処理システム1は、画像形成装置100と外部機器120から構成される。画像形成装置100は、CPU101、RAM制御部102、RAM103、ROM104、記憶装置105、プリンタエンジン106、I/F(インターフェース)制御部109、操作部I/F制御部107および操作部108を備えている。このうち、CPU101、RAM制御部102、RAM103、ROM104、記憶装置105が画像処理装置を構成している。そして、画像形成部としてのプリンタエンジン106、I/F制御部109、操作部I/F制御部107および操作部108と前記画像処理装置によって画像形成装置100が構成されている。
CPU(Central Processing Unit)101はCPUバス110を介して各ブロックへの指示や制御等を行う。ROM(Read Only Memory)104には画像形成装置100の動作に必要なプログラムが格納されている。システムによっては、ROMが複数個搭載され、複数のROMによって処理性能を向上させるものもある。RAM(Random Access Unit)103はRAM制御部102を介してCPU101をはじめ、各ブロックの処理時にデータを一時保存する際使用される。
記憶装置105は、不揮発で書き換え可能な記憶装置であり、階調補正用のテーブル等を保存するために用いられる。
操作部108は機器操作のためのボタン、危機状態表示のためのインジケータ(LEDやLCD等の表示器、スピーカ等)、機器操作者とのマンマシンインターフェース部であり、操作部I/F制御部107により、操作部108との情報入出力を行う。
I/F制御部109は外部機器120とのデータ通信部である。I/Fの種類としてはIEEE1284、USB等のローカル接続、あるいは有線、無線によるネットワーク接続が挙げられる。
プリンタエンジン106は印刷出力手段であり、例えば、電子写真方式、インクジェット方式等の公知の作像方式のプリンタエンジンが使用される。
図2は、図1に示した画像形成装置100の画像処理部の機能構成を示すブロック図である。画像処理部200は、ハードウェアとしては、図1に示すCPU101、RAM制御部102、RAM103、ROM104および記憶装置105によって構成されている。CPU101はこれら各部をプログラムに従って制御することにより、本実施形態における画像処理が実行される。なお、CPU101、RAM制御部102、RAM103、ROM104および記憶装置105はプログラムによって作動するコンピュータでもある。
画像処理部200は、濃度検知パターン画像作成手段300、イメージファイル取得部302、カラーシート抽出部303、第1のパッチRGB算出部304、キャリブレーションシート抽出部305、第2のパッチRGB算出部306、補正値算出部307および補正値保持部308を備えている。また、濃度検知パターン画像出力手段301は図1におけるプリンタエンジン106に対応し、画像処理部200とプリンタエンジン106によって画像形成装置100が構成されている。
濃度検知パターン画像作成手段300は、記憶装置105に保持された諧調補正テーブルを適用して濃度検知パターン画像を作成する。濃度検知パターン画像の詳細については後述する。濃度検知パターン画像出力手段301は、プリンタエンジン106を制御し、濃度検知パターン画像作成手段300で作成された画像を出力する。
イメージファイル取得部302はデジタルカメラやスマートフォンなどの撮影機能を持つ外部機器120から濃度検知パターンの撮影画像を取得する。カラーシート抽出部303は、イメージファイル取得部302で取得された画像からカラーシートの印字領域を抽出し、各パッチの領域を抽出する。キャリブレーションシート抽出部305は、イメージファイル取得部302で取得された画像からキャリブレーションシートの印字領域を抽出し、各パッチの領域を抽出する。
第1および第2のパッチRGB算出部304,306は、カラーシート抽出部303、キャリブレーションシート抽出部305で抽出した各パッチの領域から各パッチのRGB値を算出する。補正値算出部307はカラーシートのパッチRGBとキャリブレーションシートのパッチRGBの差異から階調補正データを算出する。補正値保持部308は記憶装置105を制御し、階調補正データの保存を行う。
図3はキャリブレーション用の濃度検知シートの一例を示す図、図4は他の例を示す図である。
濃度検知シートは、測定用シートとしてプリンタから出力する各パッチの濃度が未知のカラーシート400と、ユーザがあらかじめ所持しており、各パッチの濃度が既知のキャリブレーションシート401とにより構成される。カラーシート400およびキャリブレーションシート401にはCMYKそれぞれの段階的な階調パッチが印字されている。例えば図3の例ではC,M,Y,Kそれぞれ10,20,30,40,50,60,70,80,90,100%のパッチ画像が印字されている。キャリブレーションシート401にはそれぞれのパッチがプリンタの所望の特性となる濃度で印字されていることが望ましい。カラーシート400はキャリブレーションシート401を配置する領域を有しており、そこにキャリブレーションシートを配置した状態で外部撮影装置を用い撮影する。図4に示すように、プリンタの正確な濃度を取得するためにカラーシートに同一階調のパッチを複数おいても良い。
図5はキャリブレーションの処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、画像形成装置100と図1で外部機器120に相当する外部撮影装置130で実行される処理手順を示している。
この処理手順では、画像形成装置100で、図3および図4に示したようなカラーシートを作成し、出力する(ステップS1)。次いで、外部撮影装置130の撮影条件を設定する(ステップS2)。ステップS2では、この処理手順における初回の撮影時には、あらかじめ設定された撮影条件を用いる。撮影デバイスに前回のキャリブレーション時の撮影条件が保存されている場合はその撮影条件を用いても良い。また絞り値や露光時間を変えて露出が異なるように撮影条件を複数設定しても良い。なお、このステップS2の処理が撮影条件を決定する撮影条件決定部として機能する。撮影条件決定部自体は画像形成装置100のCPU101で実行されるプログラムに基づくソフトウェアによって構成される。
なお、ステップS7で補正データの作成に失敗したと判断した場合には、ステップS2に戻り、撮影結果をフィードバックし撮影条件を決定する。ハイライト側の補正データの作成に失敗しているときは露出を大きくする(絞り値を大きくし、あるいは露光時間を短くする)ことによりハイライト側の白とびを抑制する。シャドー側の補正データの作成に失敗しているときは、露出を小さくする(絞り値を小さくし、あるいは露光時間を長くする)ことでシャドー側の黒つぶれを抑制する。
ステップS3では、ユーザが外部撮影装置130を操作し、ステップS2で決定した撮影条件を外部撮影装置130に設定する。外部撮影装置130がスマートフォンあるいはノートPC(Personal Computer)など通信機能を持つデバイスであり、画像形成装置100からの情報を受信できる場合、ステップS2で決定された撮影条件が撮影装置に送信され、自動的に撮影条件が設定され、外部撮影装置に撮影条件を保存できる場合は撮影条件を保存する。
次いで、ステップS3で設定された条件でカラーシート400の上にキャリブレーションシート401を配置したもの(以下、「濃度検知シート」と称す)を撮影する(S4)。外部撮影装置130がスマートフォンあるいはノートPCなど演算機能を持つデバイスである場合、撮影画像をスマートフォンあるいはノートPCにフィードバックして撮影条件を決め直すこともできる。具体的にはベタとベタよりも一段薄い濃度、紙白と紙白よりも一段濃い濃度のRGB値の差が一定値以上になるように撮影条件を指定することができる。撮影条件の決め方は別の方法であっても良い。
ステップS4で撮影した画像の画像データは、外部撮影装置130から画像形成装置100へ送信され、送信された画像の画像データは一時的に画像形成装置100に保存される(ステップS5)。画像形成装置100に保存された濃度検知シート画像の画像データからカラーシート400およびキャリブレーションシート401上のパッチ領域を抽出し、補正データを作成する(ステップS6)。この諧調補正データの作成方法の詳細については後述する。
そして、適切な補正データが作成されているかを確認する(ステップS7)。補正データの作成に失敗している場合にはステップS2に戻り、撮影条件を再設定する。撮影画像の画像データは削除せずに保存しておき、再びステップS6で補正データを作成するときに利用しても良い。補正データの作成に成功した場合には、階調補正を実行する(ステップS8)。
階調補正データは、ステップS6における補正データ処理で例えば以下のようにして作成される。
階調補正データは読み取り画像ごと(撮影条件が2種類なら2個)に作成され、作成された補正データの平均値が使用される。
初めに各画像から補正データの作成範囲を決定する方法を説明する。
まず、キャリブレーションシート401の各パッチを抽出し、RGB値(色値)から輝度(XYZ表色系のY)に変換する。ただし、XYZではなくLab等に変換しても良い。図6は外部撮影装置130により撮影された画像からキャリブレーションシート401のパッチを抽出し、輝度値に変換したときの一例を示す図である。図6では、横軸が入力諧調値を、縦軸が輝度をそれぞれ示す。
D50光源下でRGBから輝度への変換は、
Y=0.2126*R+0.7152*G+0.0722*B
で変換できる。
キャリブレーションシート401の各パッチから輝度を算出したら、各パッチの輝度値の差から補正データの作成範囲を決定する。例えば次の条件
(100%濃度の輝度−紙白の輝度)/20<(注目濃度パッチの輝度−隣接濃度パッチの輝度)
を満たすとき、該当の階調値の補正データを作成する。
補正データを作成する場合には、以下のようにして行う。
図6はキャリブレーションシート401のパッチを撮影して得られた輝度値と各パッチの階調値を示す入力階調値の関係を示す図である。図6に示した輝度値は、パッチを撮影する環境、撮影条件、撮影デバイスによって異なる。そのため図6の輝度値を各条件で共通に扱えるよう基準輝度値に変換する。パッチを撮影して得られた輝度値を基準輝度値に変換する方法を図7に示す。図7では、横軸が入力階調値を、縦軸が輝度値をそれぞれ示す。
図7において、曲線800はキャリブレーションシート401のパッチを撮影して得られた輝度値の特性であり、基準輝度特性801はあらかじめ所持しているデータであり、基準となる環境と基準となる撮影条件でキャリブレーションシート401のパッチを撮影したときの基準輝度値の特性である。補正値算出部307は曲線800と基準輝度特性801の輝度差を基に、キャリブレーションシート401のパッチを撮影して得られた輝度値を基準輝度値に変換する輝度変換テーブル802を作成する。異なる入力階調値のパッチを撮影して得られた輝度値に輝度変換テーブル802を適用することで、基準となる環境や撮影条件と異なる環境や撮影条件であっても、異なる環境や撮影条件を原因とする撮影して得られた輝度値のズレ量を補正することが可能になる。各パッチの値の点はスプライン補間等の補間により作成される。
図8は階調補正データの算出法を示す特性図である。図8では、横軸が入力階調値を、縦軸が輝度値をそれぞれ示す。図8は、輝度変換テーブル802とプリンタから出力されたカラーシート400のパッチから階調補正データを作成する方法を示している。
図8において、基準輝度特性900はプリンタの目標となる階調特性であり、この特性は基準となる環境と基準となる撮影条件でキャリブレーションシート401のパッチを撮影したときの基準輝度値の特性である。曲線901はカラーシート400上のパッチを撮影して得られた輝度値の特性であり、曲線902はカラーシート400のパッチを撮影して得られた輝度値を、輝度変換テーブル802を用いて変換した輝度値の特性である。補正値算出部307は、曲線902と基準輝度特性900の輝度差を基に、補正γ903を算出する。補正γ903は階調補正データであり、プリンタの曲線902を基準輝度特性900に補正するための補正γである。ただし補正データ作成範囲外のデータは除外される。
以上のように、本発明を本実施形態に対応させれば、次のような効果を奏する。なお、以下の説明では、特許請求の範囲における各構成要素と本実施形態の各部について対応を取り、両者の用語が異なる場合には後者をかっこ書きで示し、また、対応する参照符号を付して両者の対応関係を明確にした。
1.ガンマ補正により出力補正を行う画像処理装置であって、色濃度が既知の複数のパッチを含むキャリブレーションシート401を撮影して得られた撮影画像における各パッチの色値に基づく値を取得する第1の取得部(イメージファイル取得部302、キャリブレーションシート抽出部305)と、前記第1の取得部によって取得された前記各パッチの色値に基づく値と基準値との差に基づいて第1の補正データを生成する第1の補正データ生成部(第2のパッチRGB算出部306)と、対象機器が出力した複数のパッチを含む測定シート(カラーシート400)を撮影して得られた撮影画像における各パッチの色値に基づく値を取得する第2の取得部(イメージファイル取得部302、カラーシート抽出部303)と、前記第1の補正データを前記第2の取得部によって取得された前記各パッチの色値に基づく値に適用した値と前記基準値との差に基づいて、第2の補正データを生成する第2の補正データ生成部(補正値算出部307)と、を備えたので、測定シート(カラーシート400)の撮影時に露光時間や感度を変化させ複数回の撮影を行うので、ダイナミックレンジが狭く、一枚の画像ではハイライトかベタのどちらかに階調潰れが発生してしまう場合でも、複数の画像を用いてハイライトからベタまで高精度な補正データを作成できる。その結果、撮影装置の性能、あるいは撮影時の周囲環境の影響を受けずに高精度なキャリブレーションを行うことが可能となる。
2.前記第1の取得部(イメージファイル取得部302、キャリブレーションシート抽出部305)は、前記キャリブレーションシート401を異なる撮影条件で複数回撮影して得られた複数の撮影画像における各パッチの色値に基づく値を取得し、前記第1の補正データ生成部(第2のパッチRGB算出部306)は、前記キャリブレーションシート401を異なる撮影条件で複数回撮影して得られた複数の撮影画像における各パッチの色値に基づく値と、前記基準値との差に基づいて、前記第1の補正データを生成するので、撮影条件に応じて高精度なキャリブレーション結果を得ることができる。
3.前記第2の取得部(イメージファイル取得部302、カラーシート抽出部303)は、前記測定シートを異なる撮影条件で複数回撮影して得られた複数の撮影画像における各パッチの色値に基づく値を取得し、前記第2の補正データ生成部(補正値算出部307)は、前記測定シートを異なる撮影条件で複数回撮影して得られた複数の撮影画像における各パッチの色値に基づく値に前記第1の補正データを適用した値と、前記基準値との差に基づいて、前記第2の補正データを生成するので、撮影条件に応じて高精度なキャリブレーション結果を得ることができる。
4.前記撮影条件を決定する撮影条件決定部(CPU101,S2)をさらに備えたので、撮影条件決定部で撮影条件を決定するので、適切な撮影条件(露出)で補正データを生成することができる。
5.前記撮影条件決定部(CPU101,S2)は露出の異なる複数の撮影条件を決定するので、補正データの作成に失敗したときに、補正データの作成に成功するまで異なる露出で撮影することができる。これにより、ハイライト側の白とび、およびシャドー側の黒つぶれを抑制することが可能となる。
6.前記撮影条件決定部(CPU101,S2)は、前記キャリブレーションシート401または測定シート(カラーシート400)を撮影して得られた撮影画像におけるハイライト側のパッチの補正データの作成に失敗しているときに、前記キャリブレーションシート401または測定シートの撮影時よりも露出が大きくなるように撮影条件を決定するので、露出不足の場合には、露出不足にならないような撮影条件を決めることができる。
7.前記撮影条件決定部(CPU101,S2)は、前記キャリブレーションシート401または測定シート(カラーシート400)を撮影して得られた撮影画像におけるシャドー側のパッチの補正データの作成に失敗しているときに、前記キャリブレーションシート401または測定シートの撮影時よりも露出が小さくなるように撮影条件を決定するので、露出過剰の場合は、露出過剰にならないような撮影条件を決めることができる。
8.前記画像処理装置と、濃度検知シートの撮影を行う撮影装置と、を備えた画像処理システム1としたので、階調補正データを作成可能な画像処理システムを構築することができる。その際、撮影装置を画像処理装置側に組み込めば、画像処理装置だけで階調補正データを作成することができる。また、撮影装置に画像処理装置を組み込めば、撮影装置だけで階調補正データを作成することができる。
9.ガンマ補正により出力補正を行う画像処理方法であって、色濃度が既知の複数のパッチを含むキャリブレーションシート401を撮影して得られた撮影画像における各パッチの色値に基づく値を第1の取得部(イメージファイル取得部302、キャリブレーションシート抽出部305)で取得する第1の工程(S4,S5)と、前記第1の工程で取得された前記各パッチの色値に基づく値と基準値との差に基づいて第1の補正データを第1の補正データ生成部(第2のパッチRGB算出部306)で生成する第2の工程(S6)と、対象機器が出力した複数のパッチを含む測定シート(カラーシート400)を撮影して得られた撮影画像における各パッチの色値に基づく値を第2の取得部(イメージファイル取得部302、カラーシート抽出部303)で取得する第3の工程(S4,S5)と、前記第1の補正データを前記第3の工程で取得された前記各パッチの色値に基づく値に適用した値と前記基準値との差に基づいて、第2の補正データを第2の補正データ生成部(補正値算出部307)で生成する第4の工程(S6)と、を備えたので、前述の画像形成装置100と同様に、撮影装置の性能、あるいは撮影時の周囲環境の影響を受けずに高精度なキャリブレーションを行うことが可能となる。
10.コンピュータ(CPU101)に、色濃度が既知の複数のパッチを含むキャリブレーションシート401を撮影して得られた撮影画像における各パッチの色値に基づく値を第1の取得部(イメージファイル取得部302、キャリブレーションシート抽出部305)で取得する第1の手順(S4,S5)と、前記第1の手順で取得された前記各パッチの色値に基づく値と基準値との差に基づいて第1の補正データを第1の補正データ生成部(第2のパッチRGB算出部306)で生成する第2の手順(S6)と、対象機器が出力した複数のパッチを含む測定シート(カラーシート400)を撮影して得られた撮影画像における各パッチの色値に基づく値を第2の取得部(イメージファイル取得部302、カラーシート抽出部303)で取得する第3の手順(S4,S5)と、前記第1の補正データを前記第3の手順で取得された前記各パッチの色値に基づく値に適用した値と前記基準値との差に基づいて、第2の補正データを第2の補正データ生成部(補正値算出部307)で生成する第4の手順(S6)と、を実行させるためのプログラムによれば、当該プログラムをCPU101にインストールして対象機器(画像形成装置100)のガンマ補正データを生成する手順(S1〜S7)を実行させることにより、前述の画像形成装置100と同様に、撮影装置の性能、あるいは撮影時の周囲環境の影響を受けずに高精度なキャリブレーションを行うことが可能となる。
前記プログラムは、記録媒体に記憶させてもよい。その場合、この記録媒体を用いて前記コンピュータに当該プログラムをインストールすることができる。なお、前記記録媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記憶媒体は特に限定されないが、例えばCD−ROM等の記録媒体が使用できる。
なお、本発明は前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。前記実施形態は、好適な例を示したものであるが、当業者ならば、本明細書に開示の内容から、各種の代替例、修正例、変形例あるいは改良例を実現することができ、これらは添付の特許請求の範囲に記載された技術的範囲に含まれる。
1 画像処理システム
101 CPU(画像処理装置)
103 RAM(画像処理装置)
104 ROM(画像処理装置)
105 記憶装置(画像処理装置)
106 プリンタエンジン(画像形成部)
401 キャリブレーションシート
302 イメージファイル取得部(第1の取得部、第2の取得部)
303 カラーシート抽出部(第2の取得部)
304 パッチRGB算出部(第2の取得部)
305 キャリブレーションシート抽出部(第1の取得部)
306 パッチRGB算出部(第1の取得部)
308 補正値算出部(補正データ生成部)
400 測定シート
特開2014-127902号公報

Claims (10)

  1. ガンマ補正により出力補正を行う画像処理装置であって、
    色濃度が既知の複数のパッチを含むキャリブレーションシートを撮影して得られた撮影画像における各パッチの色値に基づく値を取得する第1の取得部と、
    前記第1の取得部によって取得された前記各パッチの色値に基づく値と基準値との差に基づいて第1の補正データを生成する第1の補正データ生成部と、
    対象機器が出力した複数のパッチを含む測定シートを撮影して得られた撮影画像における各パッチの色値に基づく値を取得する第2の取得部と、
    前記第1の補正データを前記第2の取得部によって取得された前記各パッチの色値に基づく値に適用した値と前記基準値との差に基づいて、第2の補正データを生成する第2の補正データ生成部と、
    を備えた画像処理装置。
  2. 前記第1の取得部は、前記キャリブレーションシートを異なる撮影条件で複数回撮影して得られた複数の撮影画像における各パッチの色値に基づく値を取得し、
    前記第1の補正データ生成部は、前記キャリブレーションシートを異なる撮影条件で複数回撮影して得られた複数の撮影画像における各パッチの色値に基づく値と、前記基準値との差に基づいて、前記第1の補正データを生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第2の取得部は、前記測定シートを異なる撮影条件で複数回撮影して得られた複数の撮影画像における各パッチの色値に基づく値を取得し、
    前記第2の補正データ生成部は、前記測定シートを異なる撮影条件で複数回撮影して得られた複数の撮影画像における各パッチの色値に基づく値に前記第1の補正データを適用した値と、前記基準値との差に基づいて、前記第2の補正データを生成することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記撮影条件を決定する撮影条件決定部をさらに備えることを特徴とする請求項2または3に記載の画像処理装置。
  5. 前記撮影条件決定部は露出の異なる複数の撮影条件を決定する請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記撮影条件決定部は、前記キャリブレーションシートまたは測定シートを撮影して得られた撮影画像におけるハイライト側のパッチの補正データの作成に失敗しているときに、前記キャリブレーションシートまたは測定シートの撮影時よりも露出が大きくなるように撮影条件を決定することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記撮影条件決定部は、前記キャリブレーションシートまたは測定シートを撮影して得られた撮影画像におけるシャドー側のパッチの補正データの作成に失敗しているときに、前記キャリブレーションシートまたは測定シートの撮影時よりも露出が小さくなるように撮影条件を決定することを特徴とする請求項5または6に記載の画像処理装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の画像処理装置と、
    前記撮影を行う撮影装置と、
    を備えた画像処理システム。
  9. ガンマ補正により出力補正を行う画像処理方法であって、
    色濃度が既知の複数のパッチを含むキャリブレーションシートを撮影して得られた撮影画像における各パッチの色値に基づく値を第1の取得部で取得する第1の工程と、
    前記第1の工程で取得された前記各パッチの色値に基づく値と基準値との差に基づいて第1の補正データを第1の補正データ生成部で生成する第2の工程と、
    対象機器が出力した複数のパッチを含む測定シートを撮影して得られた撮影画像における各パッチの色値に基づく値を第2の取得部で取得する第3の工程と、
    前記第1の補正データを前記第3の工程で取得された前記各パッチの色値に基づく値に適用した値と前記基準値との差に基づいて、第2の補正データを第2の補正データ生成部で生成する第4の工程と、
    を備えた画像処理方法。
  10. コンピュータに、
    色濃度が既知の複数のパッチを含むキャリブレーションシートを撮影して得られた撮影画像における各パッチの色値に基づく値を第1の取得部で取得する第1の手順と、
    前記第1の手順で取得された前記各パッチの色値に基づく値と基準値との差に基づいて第1の補正データを第1の補正データ生成部で生成する第2の手順と、
    対象機器が出力した複数のパッチを含む測定シートを撮影して得られた撮影画像における各パッチの色値に基づく値を第2の取得部で取得する第3の手順と、
    前記第1の補正データを前記第3の手順で取得された前記各パッチの色値に基づく値に適用した値と前記基準値との差に基づいて、第2の補正データを第2の補正データ生成部で生成する第4の手順と、
    を実行させるためのプログラム。
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