JP2016171475A - 画像処理システム、方法およびプログラム - Google Patents

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Koji Hayashi
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Abstract

【課題】被写体の撮影環境に応じて撮影画像を補正することができる画像処理システム、方法およびプログラムを提供すること。
【解決手段】本発明の画像処理システムは、校正用画像を読み取って校正用画像の読取画像データを生成し、校正用画像および被写体を撮影し、校正用画像の読取画像データと、校正用画像の撮影画像とを使用して、被写体の撮影画像を補正する画像処理パラメータを生成し、当該像処理パラメータを用いて被写体の撮影画像を補正する。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮影画像の補正技術に関し、より詳細には、被写体の撮影環境に応じて撮影画像を補正する画像処理システム、方法およびプログラムに関する。
近年、撮影装置を備える携帯端末の普及により、ユーザが気軽に被写体を撮影し、その撮影画像を、インターネット等のネットワークを介してサーバ等の様々な装置に送信して利用することが可能になっている。
このような撮影画像の利用技術の一例として、特許文献1は、カメラで被写体を撮像させ、当該カメラが出力する画像データを、MFP(Multifunction Peripheral)等の連携先装置に送信する画像処理システムを開示する。
しかしながら、被写体の撮影画像は、外光や照明等の撮影環境によって撮影画像の明るさや色温度、コントラスト、文字のMTF等が変化するところ、特許文献1が開示する画像処理システムでは、被写体の撮影画像をカメラから連携先装置に単に提供するものであるため、連携先装置において被写体の撮影画像の明るさや色温度、コントラスト、文字のMTF等の特性を、撮影環境に応じて補正することができないという問題があった。
本発明は上述した課題を解決するものであり、被写体の撮影環境に応じて撮影画像を補正することができる画像処理システム、方法およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明の画像処理システムは、校正用画像を読み取って校正用画像の読取画像データを生成し、校正用画像および被写体を撮影し、校正用画像の読取画像データと、校正用画像の撮影画像とを使用して、被写体の撮影画像を補正する画像処理パラメータを生成し、当該像処理パラメータを用いて被写体の撮影画像を補正する。
本発明の画像処理システムは、上述した構成要件を採用することにより、被写体の撮影環境に応じて撮影画像を補正することができる。
本発明の画像処理システムの一実施形態を示す図。 サーバのハードウェア構成の一実施形態を示す図。 通信端末のハードウェア構成の一実施形態を示す図。 画像処理装置のハードウェア構成の一実施形態を示す図。 サーバ、通信端末および画像処理装置の機能構成の一実施形態を示す図。 校正用画像の撮影画像または読取画像の一実施形態を示す図。 本発明の画像処理システムが実行する処理の一実施形態を示すシーケンス図。
図1は、本発明の画像処理システムの一実施形態を示す図である。画像処理システム100は、サーバ110と、通信端末120と、画像処理装置130とを含む。サーバ110、通信端末120および画像処理装置130は、インターネットやLAN等を含んで構成されるネットワーク140を介してデータ通信を行うことができる。
サーバ110は、画像データを用いて種々の処理を実行する情報処理装置である。サーバ110は、画像処理装置130が提供するキャリブレーションチャート等の校正用画像の読取画像と、通信端末120が提供する校正用画像の撮影画像とを使用して、被写体の撮影画像を補正するパラメータ(以下、「画像処理パラメータ」とする。)を生成し、画像処理装置130に提供する。また、サーバ110は、画像処理装置130によって画像処理が施された撮影画像のサムネイルの一覧を生成し、画像処理装置130に提供する。
通信端末120は、通信機能を有する可搬型の情報処理装置である。図1に示す実施形態では、通信端末120は撮影装置を備えており、校正用画像の撮影画像および被写体の撮影画像をサーバ110に送信する。他の実施形態では、通信端末120は、当該通信端末と独立した撮影装置が提供する撮影画像をサーバ110に送信することができる。
画像処理装置130は、スキャン処理や印刷処理、FAX送信処理を実行可能な装置である。図1に示す実施形態では、画像処理装置130としてMFPを採用することができる。
画像処理装置130は、原稿等に印刷された校正用画像をスキャンし、校正用画像の読取画像をサーバ110に提供する。また、画像処理装置130は、サーバ110が提供する画像処理パラメータを用いて、通信端末120が生成した被写体の撮影画像に画像処理を施して補正し、補正された被写体の撮影画像をサーバ110に提供する。さらに、画像処理装置130は、サーバ110が提供する補正された被写体の撮影画像のサムネイル一覧を、画像処理装置130の表示装置に表示し、印刷し、または外部装置に提供することができる。
図2は、サーバ110のハードウェア構成を示す図である。サーバ110は、CPU200と、ROM201と、RAM202と、ハードディスク装置(HDD)203と、ネットワークインタフェース(I/F)204とを備える。
CPU200は、本発明のプログラムを実行する演算処理装置である。ROM201は、初期プログラム等の種々のデータが保存される記憶装置である。RAM202は、プログラムの実行空間を提供する記憶装置である。HDD203は、本発明のプログラム等のデータが保存される記憶装置である。CPU200は、種々のOSの管理下でHDD203から本発明のプログラムを読み出し、RAM202に展開して実行することにより、後述する機能をサーバ110上で実現する。ネットワークインタフェース204は、ネットワーク140と接続されるインタフェースである。
図3は、通信端末120のハードウェア構成を示す図である。通信端末120は、CPU300と、ROM301と、RAM302と、ソリッドステートドライブ(SSD)303と、無線通信部304と、表示装置305と、撮影装置306とを備える。
CPU300は、本発明のプログラムを実行する演算処理装置である。ROM301は、初期プログラム等の種々のデータが保存される記憶装置である。RAM302は、プログラムの実行空間を提供する記憶装置である。SSD303は、本発明のプログラム等のデータが保存される記憶装置である。CPU300は、種々のOSの管理下でSSD303から本発明のプログラムを読み出し、RAM302に展開して実行することにより、後述する機能をサーバ110上で実現する。
無線通信部304は、ネットワーク140を介した無線によるデータ通信を行う手段である。表示装置305は、種々の画像を表示すると共に、ユーザからの指示を受け付ける手段である。表示装置305は、タッチパネル等の装置によって構成することができる。撮影装置306は、校正用画像が印刷された用紙や被写体等の種々の物体を撮影可能な装置である。
図4は、画像処理装置130のハードウェア構成を示す図である。画像処理装置130は、CPU400と、ROM401と、RAM402と、HDD403と、ネットワークインタフェース404と、表示装置405と、エンジン406とを備える。
CPU400は、本発明のプログラムを実行する演算処理装置である。ROM401は、初期プログラム等の種々のデータが保存される記憶装置である。RAM402は、プログラムの実行空間を提供する記憶装置である。HDD403は、本発明のプログラム等のデータが保存される記憶装置である。CPU400は、種々のOSの管理下でHDD403から本発明のプログラムを読み出し、RAM402に展開して実行することにより、後述する機能を画像処理装置130上で実現する。
ネットワークインタフェース404は、ネットワーク140と接続されるインタフェースである。表示装置405は、種々の画像を表示すると共に、ユーザからの指示を受け付ける手段である。表示装置405は、タッチパネル等の装置によって構成することができる。エンジン406は、印刷処理を実行する印刷エンジンと、原稿のスキャニングを行うスキャナエンジンとを含む手段である。
図5は、サーバ110、通信端末120および画像処理装置130の機能構成を示す図である。以下、図5を参照して、サーバ110、通信端末120および画像処理装置130の機能構成について説明する。
サーバ110は、パラメータ生成部500と、画像処理部501と、通信制御部502とを備える。パラメータ生成部500は、後述する画像処理パラメータの生成処理を実行し、通信端末120が提供する被写体の撮影画像を補正する画像処理パラメータを生成する手段である。パラメータ生成部500は、画像処理装置130が提供する校正用画像の読取画像データと、通信端末120が提供する校正用画像の撮影画像とを使用して、通信端末120が提供する被写体の撮影画像を補正する画像処理パラメータを生成する。
画像処理部501は、通信端末120および画像処理装置130が提供する画像データに関する種々の処理を実行する手段である。通信制御部502は、ネットワーク140を介した通信端末120および画像処理装置130とのデータ通信を制御する手段である。
通信端末120は、撮影制御部510と、表示制御部511と、通信制御部512とを備える。撮影制御部510は、撮影装置306を制御する手段である。表示制御部511は、表示装置305を制御する手段である。通信制御部512は、無線通信部304を制御して、ネットワーク140を介したデータ通信を行う手段である。
画像処理装置130は、画像処理部520と、表示制御部525と、通信制御部526と、読取制御部527と、印刷制御部528とを備える。画像処理部520は、通信端末120が生成する撮影画像を補正する手段であり、γ変換部521と、色補正処理部522と、空間フィルタ部523と、像域分離部524とを有する。
γ変換部521は、画像処理パラメータを用いて、被写体の撮影画像にガンマ変換を施す手段である。色補正処理部522は、画像処理パラメータを用いて、被写体の撮影画像の色補正を行う手段である。空間フィルタ部523は、画像処理パラメータを用いて、被写体の撮影画像にエッジ強調等の強調処理や平滑化処理を施す手段である。像域分離部524は、画像処理パラメータを用いて、被写体の撮影画像の像域分離判定を行う手段である。
表示制御部525は、表示装置405を制御する手段である。通信制御部526は、ネットワーク140を介したデータ通信を制御する手段である。読取制御部527は、スキャナエンジンを制御する手段である。印刷制御部528は、印刷エンジンを制御する手段である。
画像処理パラメータの生成処理では、パラメータ生成部500は、校正用画像の撮影画像または読取画像から得られる情報に基づいて、生成すべき画像処理パラメータの種類を判断し、当該画像処理パラメータを生成する。本実施形態では、パラメータ生成部500は、校正用画像の撮影画像または読取画像に付加された、これらの画像から得られる情報を示す識別情報を用いて、生成すべき画像処理パラメータの種類を判断することができる。
例えば、グレースケールの校正用画像を使用する場合、通信端末120および画像処理装置130は、校正用画像の撮影画像または読取画像から得られる情報である濃淡差やグレーバランス、ホワイトバランスを示す識別情報を校正用画像の撮影画像または読取画像に付加する。パラメータ生成部500は、濃淡差やグレーバランス、ホワイトバランスを示す識別情報が校正用画像の撮影画像または読取画像に付加されていると判断すると、γ変換部521用の画像処理パラメータを生成する。γ変換部521は、当該画像処理パラメータを用いて、被写体の撮影画像に対してコントラスト補正やレベル補正、グレーバランス補正を施す。
また、カラーパッチを含む校正用画像を使用する場合、通信端末120および画像処理装置130は、校正用画像の撮影画像または読取画像から得られる情報として、色情報を示す識別情報を校正用画像の撮影画像または読取画像に付加する。パラメータ生成部500は、色情報を示す識別情報が校正用画像の撮影画像または読取画像に付加されていると判断すると、色補正処理部522用の画像処理パラメータを生成する。色補正処理部522は、当該画像処理パラメータを用いて、被写体の撮影画像に対して色補正を施す。
さらに、線の数が異なるラインパターンを含む校正用画像を使用する場合、通信端末120および画像処理装置130は、校正用画像の撮影画像または読取画像から得られる情報として、MTF(Modulation Transfer Function)を示す識別情報を校正用画像の撮影画像または読取画像に付加する。パラメータ生成部500は、MTFを示す識別情報が校正用画像の撮影画像または読取画像に付加されていると判断すると、空間フィルタ部523用の画像処理パラメータを生成する。空間フィルタ部523は、当該画像処理パラメータを用いて、被写体の撮影画像に対して、シャープネス調整やソフト調整、エッジ強調、平滑化を行う。
さらに、サイズの異なる文字データを含む校正用画像を使用する場合、通信端末120および画像処理装置130は、校正用画像の撮影画像または読取画像から得られる情報として、文字情報を示す識別情報を校正用画像の撮影画像または読取画像に付加する。パラメータ生成部500は、文字情報を示す識別情報が校正用画像の撮影画像または読取画像に付加されていると判断すると、像域分離部524用の画像処理パラメータを生成する。像域分離部524は、当該画像処理パラメータを用いて、被写体の撮影画像の中から文字画像と写真画像の領域を判別する。
また、パラメータ生成部500は、校正用画像の撮影画像および読取画像のサイズに応じて、生成すべき画像処理パラメータを生成することができる。例えば、校正用画像が、グレースケールのパターンと、カラーパッチと、線の数の異なるラインパターンと、サイズの異なる文字データとを含む場合、パラメータ生成部500は、校正用画像の撮影画像のサイズに対する校正用画像の読取画像のサイズの割合に応じて、生成すべき画像処理パラメータの種類を判断し、当該画像処理パラメータを生成することができる。
当該サイズの割合が、例えば80〜100%の場合は、パラメータ生成部500は、全ての種類の画像処理パラメータを生成する。当該サイズの割合が、例えば60〜80%未満の場合は、パラメータ生成部500は、γ変換部521、色補正処理部522および空間フィルタ部523用の画像処理パラメータを生成する。当該サイズの割合が、例えば40〜60%未満の場合は、パラメータ生成部500は、γ変換部521および色補正処理部522用の画像処理パラメータを生成する。当該サイズの割合が、例えば40%未満の場合は、パラメータ生成部500は、γ変換部521用の画像処理パラメータのみを生成する。
図6に示す校正用画像の撮影画像または読取画像の場合、校正用画像の読取画像のサイズが7016画素×4960画素であり、校正用画像の撮影画像のサイズが3508画素×2480画素である場合、校正用画像の撮影画像のサイズに対する読取画像のサイズの割合は、25%になる。このため、パラメータ生成部500は、γ変換部521用の画像処理パラメータのみを生成する。このように、パラメータ生成部500は、校正用画像の撮影画像のサイズに対する校正用画像の読取画像のサイズの割合に応じた画像処理パラメータを生成することができ、撮影画像の補正精度を向上させることができる。
さらに、パラメータ生成部500は、通信端末120が校正用画像の複数の撮影画像を提供する場合、通信端末120が撮影画像と関連付けて提供する撮影条件の一種である被写体および撮影装置の間の距離(以下、「撮影距離」とする。)と、校正用画像および撮影装置の間の撮影距離に基づき、被写体を撮影した際の撮影距離に最も近い撮影距離で撮影された校正用画像の撮影画像と、校正用画像の読取画像データとを使用して、画像処理パラメータを生成することができる。これにより、撮影画像の補正精度を向上させることができる。
以下、画像処理パラメータの生成方法について説明する。まず、γ変換部521用の画像処理パラメータの生成方法について説明する。
パラメータ生成部500は、γ変換部521に対してコピー動作時に設定する画像処理パラメータについて、通信端末120の撮影装置で原稿を撮影した撮影画像データのグレースケールのRGB値と、画像処理装置130で原稿を読み取った読取画像データのグレースケールのRGB値との差異を補正することにより、γ変換部521用の画像処理パラメータを生成する。
より詳細には、パラメータ生成部500は、撮影画像データおよび読取画像データのRGB信号のそれぞれについて、横軸を撮影画像データの読み取り値とし、縦軸を読取画像データの読み取りとする変換特性のグラフを作成し、γ変換部521に対してコピー動作時に設定された画像処理パラメータを、当該変換特性のグラフを用いて変換することにより、γ変換部521用の画像処理パラメータを生成することができる。
次に、色補正処理部522用の画像処理パラメータの作成方法について説明する。パラメータ生成部500は、色補正処理部522に対して、画像データのスキャン時またはコピー動作時に設定する画像処理パラメータ(例えば、マスキング係数や色空間変換テーブル等)について、通信端末120の撮影装置で撮影した撮影画像データのカラーパッチの各色のRGB値と、画像処理装置130で読み取った読取画像データのカラーパッチの各色のRGB値との差異を補正することにより、色補正処理部522用の画像処理パラメータを生成する。
より詳細には、パラメータ生成部500は、画像処理パラメータ(例えば、色パッチが対応する色相の線形マスキング係数(4×4のマトリックス)またはRGBそれぞれに対する色空間変換テーブル(9×9×9サイズまたは14×14×14サイズの3次元のテーブル)等)に対して、RGBγ変換後の撮影画像データのRGB読み取り値(R2j,G2j,B2j)からRGBγ変換後の読取画像データのRGB読み取り値(R1j,G1j,B1j)への変換と、RGBからRGB変換を行うことにより、色補正・UCR処理回路(2)用の画像処理パラメータを生成することができる。ここで、読取画像データおよび撮影画像データ(i=1,2)の各色相RGBCMYおよび中間の色相の12色相と、K(黒)およびW(白)の合計14色相(j=1,2,3,…,14)のRGBγ変換後のRGB読み取り値を(Rij,Gij,Bij)とする。
ここで、RGBからRGB変換を行うことは、通信端末120で読み取った画像データを、画像処理装置130で読み取った値に換算することを意味する。例えば、或る原稿のある濃度のパッチ(1-1)を、画像処理装置130で読み取った時の値が(R1,G1,B1)(例えば、(90,100,110))で、同じパッチを通信端末120で撮影した値が(R2,G2,B2)(例えば、(95,105,115))になった場合を想定する。別の原稿のある箇所(2-1)を、通信端末120で撮影して画像データの値が(R2,G2,B2)(上記の例で、(95,105,115))となった場合は、別の原稿のある箇所(2-1)を、画像処理装置130のスキャナで読み取った場合の読み取り値は、(R1,G1,B1)(上記の場合(90,100,110))になることが予想できる。上記の例は、1パッチの場合であるが、これを多くのパッチで行うと、同様の変換により、通信端末120で撮影した原稿を、画像処理装置130のスキャナで読み取った場合の画像データの値を推測することができる。
次に、空間フィルタ部523用の画像処理パラメータの作成方法について説明する。パラメータ生成部500は、読取画像データから求めたMTFおよび撮影画像データから求めたMTFを使用して、スキャナ配信時、またはコピー動作時に設定する画像処理パラメータ(例えば、平滑化フィルタやエッジ強調フィルタ等)のFourier係数または離散Wavelet変換係数を補正することにより、空間フィルタ部523用の画像処理パラメータを求める。このMTFは、サーバ110が画像処理パラメータの生成時に算出することができる。
より詳細には、パラメータ生成部500は、数式1を用いて、スキャナ配信時またはコピー動作時に設定する画像処理パラメータのFourier係数または離散Wavelet変換係数を補正し、空間フィルタ部523用の画像処理パラメータを求める。
ここで、係数は、スキャナ配信時またはコピー動作時に設定する画像処理パラメータ(例えば、平滑化フィルタやエッジ強調フィルタ等)のFourier係数または離散Wavelet変換係数である。MTFは、読取画像データから求めたMTFであり、MTFは、撮影画像データから求めたMTFである。MTFとMTFとの比(MTF/MTF)は、読取画像データに対応する線数の黒線部および地肌部のRGBγ変換後のRGB読み取り値の差の比から算出することができる。
そして、パラメータ生成部500は、当該Fourier係数を逆Fourier変換または逆離散Wavelet変換することにより、空間フィルタ用の画像処理パラメータを算出する。
本実施形態では、サーバ110が画像処理パラメータの生成処理を実行して画像処理パラメータを生成するが、他の実施形態では、画像処理装置130が画像処理パラメータの生成処理を実行して画像処理パラメータを生成してもよい。
図7は、画像処理システム100が実行する処理の一実施形態を示すシーケンス図である。以下、図7を参照して、画像処理システム100が実行する処理について説明する。
まず、ユーザが、校正用画像のスキャンを画像処理装置130に指示すると、画像処理装置130は、校正用画像をスキャンし、校正用画像の読取画像をサーバ110に送信する。サーバ110は、画像処理装置130から校正用画像の読取画像を受信すると、読取画像をサーバ110の記憶装置に保存する。
次に、ユーザが、校正用画像の撮影を通信端末120に指示すると、通信端末120は、校正用画像を撮影装置で撮影し、校正用画像の撮影画像および撮影条件をサーバ110に送信する。本実施形態では、撮影条件として、撮影装置のレンズの焦点距離や絞りに関する情報、ISO感度、被写体と撮影装置との間の撮影距離等を採用することができる。
サーバ110は、通信端末120から校正用画像の撮影画像および撮影条件を受信すると、先行して受信した読取画像と、撮影画像および撮影条件を使用して、画像処理パラメータを生成し、画像処理装置130に送信する。画像処理装置130は、サーバ110から画像処理パラメータを受信すると、画像処理装置130の記憶装置に保存する。
次に、ユーザが、被写体の撮影を通信端末120に指示すると、通信端末120は、被写体を撮影装置で撮影し、被写体の撮影画像をサーバ110に送信する。サーバ110は、被写体の撮影画像を通信端末120から受信すると、当該撮影画像を画像処理装置130に送信する。
画像処理装置130は、サーバ110から被写体の撮影画像を受信すると、画像処理装置130の記憶装置に保存されている画像処理パラメータを使用して、当該撮影画像に画像処理を施して補正し、補正された被写体の撮影画像をサーバ110に送信する。
サーバ110は、補正された被写体の撮影画像を画像処理装置130から受信すると、補正された撮影画像のサムネイルを生成してサーバ110の記憶装置にバッファリングし、当該サムネイルを通信端末120に送信する。
通信端末120は、補正された撮影画像のサムネイルをサーバ110から受信すると、ユーザからの撮影終了指示を待機する。画像処理システム100は、ユーザが撮影終了を指示するまで、ユーザの指示に基づいて、上述した被写体の撮影から撮影画像のサムネイルの送信までの処理を実行する。
ユーザが、通信端末120に撮影の終了を指示すると、通信端末120は、終了要求をサーバ110に送信する。サーバ110は、通信端末120から終了要求を受信すると、バッファリングしている撮影画像のサムネイルの一覧を生成し、当該サムネイルの一覧を画像処理装置130に送信する。画像処理装置130は、補正された被写体の撮影画像の印刷することができると共に、当該撮影画像を保存し、または外部装置に送信することができる。
これまで本実施形態につき説明してきたが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本実施形態の構成要素を変更若しくは削除し、または本実施形態の構成要素を他の構成要素を追加するなど、当業者が想到することができる範囲内で変更することができる。いずれの態様においても本発明の作用効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
100…画像処理システム、110…サーバ、120…通信端末、130…画像処理装置、140…ネットワーク
特開2014−64151号公報

Claims (9)

  1. 校正用画像を読み取って校正用画像の読取画像データを生成する読取手段と、
    前記校正用画像および被写体を撮影する撮影手段と、
    校正用画像の読取画像データと、前記撮影手段が生成した校正用画像の撮影画像とを使用して、前記撮影手段が生成した撮影画像を補正する画像処理パラメータを生成するパラメータ生成手段と、
    前記画像処理パラメータを用いて、前記被写体の撮影画像を補正する画像処理手段と
    を備える、画像処理システム。
  2. 前記パラメータ生成手段は、被写体を撮影した際の撮影距離に最も近い撮影距離で撮影された前記校正用画像の撮影画像と、前記校正用画像の読取画像データとを使用して、前記画像処理パラメータを生成することを特徴とする、請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 前記パラメータ生成手段は、前記校正用画像の撮影画像または読取画像から得られる情報に基づいて、生成すべき画像処理パラメータの種類を判断し、当該画像処理パラメータを生成することを特徴とする、請求項1または2に記載の画像処理システム。
  4. 前記パラメータ生成手段は、前記校正用画像の撮影画像のサイズに対する前記校正用画像の読取画像のサイズの割合に応じて、生成すべき画像処理パラメータの種類を判断し、当該画像処理パラメータを生成することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理システム。
  5. 画像処理システムが実行する方法であって、前記方法は、
    校正用画像を読み取って校正用画像の読取画像データを生成するステップと、
    前記校正用画像を撮影するステップと、
    被写体を撮影するステップと、
    校正用画像の読取画像データと、前記校正用画像の撮影画像とを使用して、前記被写体の撮影画像を補正する画像処理パラメータを生成するステップと、
    前記画像処理パラメータを用いて、前記被写体の撮影画像を補正するステップと
    を含む、方法。
  6. 前記画像処理パラメータを生成するステップは、被写体を撮影した際の撮影距離に最も近い撮影距離で撮影された前記校正用画像の撮影画像と、前記校正用画像の読取画像データとを使用して、前記画像処理パラメータを生成するステップを含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記画像処理パラメータを生成するステップは、前記校正用画像の撮影画像または読取画像から得られる情報に基づいて、生成すべき画像処理パラメータの種類を判断し、当該画像処理パラメータを生成するステップを含む、請求項5または6に記載の方法。
  8. 前記画像処理パラメータを生成するステップは、前記校正用画像の撮影画像のサイズに対する前記校正用画像の読取画像のサイズの割合に応じて、生成すべき画像処理パラメータの種類を判断し、当該画像処理パラメータを生成するステップを含む、請求項5〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 請求項5〜8のいずれか1項に記載の方法を装置に実行させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022024516A1 (ja) 2020-07-29 2022-02-03 富士フイルム株式会社 画像補正装置、画像補正方法、プログラムおよび記録媒体

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