JP2018005059A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】飛散トナーによる装置内の汚れを防止する。【解決手段】本発明に係る画像形成装置は、記録材Pへトナー像を転写する転写部Nの下流側で、トナー像が形成されている記録材の画像面Paと対向する側に、保護部材50を着脱可能に配置し、飛散トナーが保護部材50に付着した場合でも、保護部材50を離脱することで清掃あるいは交換可能とした。【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
画像形成装置は、記録材や転写部材にトナーなどの現像剤を用いて画像を転写して形成している。記録材や転写部材に転写されたトナー像は、画像形成装置内を記録材や転写部材の搬送途中に、装置内部で発生する気流によって、その一部が飛散して乱れることがある。また飛散したトナーは周囲の部材を汚してしまうことがある。
このため、飛散したトナーの周囲の部材への再付着を防止するために、飛散したトナーが付着しやすい部位に気流を流すことで、付着しにくくしたものが提案されている(例えば特許文献1)。
従来の構成によると、飛散したトナーが付着しやすい部位に気流を流しているので、当該部位には飛散トナーが付着し難くなるが、飛散しているトナーが気流によって別な部位に運ばれて別の箇所に付着して汚してしまうことが想定される。
本発明は、飛散トナーによる装置内の汚れを防止することを、その目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像形成装置は、記録材又は転写部材へトナー像を転写する転写部の下流側で、トナー像が形成されている記録材又は転写部材の画像面と対向する側に、保護部材を着脱可能に配置したことを特徴としている。
本発明によれば、トナー像が形成されている記録材又は転写部材の画像面と対向する側に、保護部材を着脱可能に配置したので、トナー像から飛散トナーが保護部材に付着した場合でも、保護部材を離脱することができるので、飛散トナーによる装置内の汚れを防止することができる。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す概略構成図。 画像形成装置が備えている転写装置の概略構成を説明する図。 画像形成装置が備えている保護部材の配置を説明する図。 保護部材の取付け形態の一形態を説明する斜視図。 保護部材の取付け形態の一形態を説明する断面図。 保護部材が設けられる部材の一例を説明する斜視図。 保護部材が設けられる部材の一例を説明する図。 本発明の第1の実施形態に係る保護部材の構成を説明する斜視図。 本発明に係る保護部材の構成を説明する図。 保護部材とスライド機構の構成と装着動作を説明する斜視図である。 保護部材とスライド機構の構成を説明する図であり、(a)は保護部材の構成を説明する側面図、(b)は保護部材の構成を説明する平面図、(c)はガイドレールの構成を説明する側面図、(d)はガイドレールの構成を説明する平面図。 保護部材の着脱動作を説明する図であり、(a)は保護部材がガイドレールに挿入された状態を説明する図、(b)は保護部材の挿入が進んだ状態を説明する図、(c)は保護部材の装着完了状態を説明する図。 本発明の第2の実施形態の構成と保護部材の規制状態を説明する図。 本発明の第2の実施形態の構成と保護部材の規制解除状態を説明する図。 本発明の第3の実施形態に係る保護部材の構成と保護部材による解除レバーの干渉状態を説明する図。 本発明の第3の実施形態に係る保護部材の構成と保護部材による解除レバーの干渉解除状態を説明する図。 本発明に係る保護部材の変形例を説明する図。
以下、本発明に係る実施形態について図面を用いて説明する。実施形態において、同一機能や同一構成を有するものには同一の符号を付し、重複説明は適宜省略する。図面は一部構成の理解を助けるために部分的に省略する場合もある。なお、図中Y、M、C、Kは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックに対応した構成部材に付す添え字であり、適宜省略する。
図1を用いて、画像形成装置の全体構成と動作について説明する。図1は画像形成装置としてのプリンタ100を示す構成図であり、図2はその作像部を示す拡大図である。図1に示すように、プリンタ100の画像形成装置本体(以下、「本体」と記す)101の中央には、像担持体であり中間転写体である中間転写ベルト8を備えた転写装置として中間転写ベルト装置15が設置されている。中間転写ベルト8の上方には、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部6Y、6M、6C、6Kが対向して配置されている。作像部6Y、6M、6C、6Kは並設配置されている。中間転写ベルト装置15の下方には、転写部となる二次転写ニップNを形成する二次転写装置30と、搬送手段である搬送装置40が配置されている。搬送装置40よりも記録材搬送方向Aの下流側には、定着装置20が配置されている。
二次転写装置30の下方には、記録材Pが収容された給紙部26が配置されている。給紙部26に収容された記録材Pは、給紙ローラ27やレジストローラ対28等を経由して中間転写ベルト8上に転写されたカラー画像(トナー像)にタイミングを合わせて二次転写ニップNに向かって搬送される。
作像部6Y、6M、6C、6Kは、像担持体としての感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kと、感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kの周囲に配設された帯電部4Y、4M、4C、4K、現像部5Y、5M、5C、5K、クリーニング部2Y、2M、2C、2Kと周知の除電部等で構成されている。作像部6Y、6M、6C、6Kは、感光体ドラム1Y、1M、1C、1K上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程)が行われて、感光体ドラム1Y、1M、1C、1K上に各色に応じたいトナー像が形成されることになる。
感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kは、駆動モータによって反時計方向に回転駆動される。感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kは、帯電部4Y、4M、4C、4Kの位置で、それぞれ感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kの表面が一様に帯電される(帯電工程)。帯電工程後、感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kの表面は、露光部7から発せられた各色に対応したレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によって各色に対応した静電潜像が形成される(露光工程)。露光工程後、感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kの表面は、現像部5Y、5M、5C、5Kとの対向位置に達して、この位置で静電潜像が現像されて、各色のトナー像が形成される(現像工程)。
現像工程後、感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kの表面は、中間転写ベルト8及び一次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y、1M、1C、1K上のトナー像が中間転写ベルト8上に転写される(一次転写工程)。このとき、感光体ドラム1Y、1M、1C、1K上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
一次転写工程後、感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kの表面は、クリーニング部2Y、2M、2C、2Kとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y、1M、1C、1K上に残存した未転写トナーがクリーニングブレードやクリーニングローラなどのクリーニング部材によってクリーニング部2Y、2M、2C、2K内にそれぞれ回収される(クリーニング工程)。
クリーニング工程、感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kの表面は、周知の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y、1M、1C、1K上の残留電位が除去される。こうして、感光体ドラム1Y、1M、1C、1K上で行われる、一連の作像プロセスが終了する。
中間転写ベルト装置15は、図2に示すように、弾性ベルトで構成された中間転写ベルト8、一次転写部材としての一次転写ローラ9Y、9M、9C、9K、駆動ローラ12A、テンションローラ12B、従動ローラ12C、12D、クリーニング対向ローラ13、ローラ部材としての二次転写対向ローラ14(転写対向部材)等で構成されている。これらか各ローラは複数の回転体である。二次転写対向ローラ14とテンションローラ12Bの間には中間転写クリーニング装置10(クリーニングユニット)が配置されている。
中間転写ベルト8は、一次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kと、駆動ローラ12A、従動ローラ12C、12D、クリーニング対向ローラ13、二次転写対向ローラ14に巻き掛けられて支持されるとともにテンションローラ12Bによる張力が作用することで張架されている。中間転写ベルト8は、駆動ローラ12Aが回転駆動することで図3中の時計回り方向に無端移動(回転走行)される。
一次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kは、それぞれ、中間転写ベルト8を感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kとの間に挟み込んで一次転写ニップを形成している。一次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kには、トナーの極性とは逆の極性の転写電圧(一次転写バイアス)が印加される。中間転写ベルト8は、時計回り方向に回転走行して、一次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kの一次転写ニップを順次通過し、通過時に、感光体ドラム1Y、1M、1C、1K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8上に重ねて一次転写される。二次転写対向ローラ14とテンションローラ12Bの間には中間転写クリーニング装置10が配置されている
二次転写装置30は、二次転写ローラ31と、従動ローラ32に巻き掛けられて張架された二次転写部材としての転写ベルト33を備えている。転写ベルト33は、二次転写ローラ31または従動ローラ32が回転駆動されることで、図中反時計回り方向に回転走行するように構成されている。このため、記録材とシート状の用紙Pは、図中右方から左方に向かって搬送される。
二次転写装置30は、二次転写ローラ31が二次転写対向ローラ14と対向し、従動ローラ32が二次転写ニップNよりも記録材搬送方向Aの下流側に位置するように配置されている。中間転写ベルト8と転写ベルト33は、二次転写ローラ31と二次転写対向ローラ14に挟まれて圧接されていて、両ベルトの圧接部に二次転写ニップ(転写部)Nを形成している。転写ベルト33には、紙粉などをベルト上から取り除くクリーニング部材34が当接している。
各色のトナー像が重ねて一次転写された中間転写ベルト8は、二次転写ローラ31(転写ベルト33)との対向位置する二次転写ニップNに達する。二次転写対向ローラ14に供給される転写バイアスの作用によって、中間転写ベルト8上に形成された4色のトナー像が、この二次転写ニップ(転写ニップ)の位置に搬送された用紙等の記録材P上に二次転写される。このとき、中間転写ベルト8には、記録材Pに転写されなかった未転写トナーが残存する。
転写後の中間転写ベルト8は、中間転写クリーニング装置10の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト8上の未転写トナーは、中間転写クリーニング装置10が備えるクリーニング部材であるクリーニングブレード11によって除去される。こうして、中間転写ベルト8上で行われる、一連の転写プロセスが終了する。なお、図3において符号Tは記録材Pに転写されたトナー像を示し、符号T1は飛散トナーを示すが、他の図では省略している。
搬送装置40は、図2に示すように、二次転写装置30と定着装置20の間に配置されていて、転写部である二次転写ニップNよりも記録材搬送方向Aの下流側で後述する保護部材50と対向し、二次転写ニップNを通過した記録材Pを搬送するものである。搬送装置40は、搬送ローラ41,42と、これらローラに巻き掛けられて張架された搬送ベルト43を備えている。搬送ベルト43は、搬送ローラ41または搬送ローラ42が回転駆動されることで、図中反時計回り方向に回転走行するように構成されている。
本実施形態において、二次転写装置30は、従動ローラ32が二次転写ニップNよりも記録材搬送方向Aの下流側でかつ、二次転写ニップNよりも下方に位置するように配置されている。このため、本実施形態において、二次転写ニップNでトナー像が転写されたPは、二次転写対向ローラ14から曲率分離のみで剥離されて転写ベルト33によって搬送装置40へと搬送され、搬送装置40によって定着装置20へと搬送される。
図1に示した定着装置20は、トナー像が転写された記録材Pに熱と圧力を加えることで、粉体のトナーで形成されている未定着のトナー像を定着部(定着ニップ21で記録材Pに溶融して定着する。トナー像が定着された記録材Pは本体101の外部へと排出される。
プリンタ100は、本体内部で発生する熱を本体外部へ排出するための排気ファンを装備しており、排気ファンの作動によって気流が発生する。また、本体内部の温度分布差によっても熱対流が起こり気流は発生する。このような気流は定着後の画像には影響しないが、未定着のトナー像には画像の乱れやトナーの飛散の要因となる。また、二次転写後の記録材P上のトナー像は、未定着状態であるため、記録材Pや搬送経路を構成する周囲の部品の帯電により微小ではあるが飛散する。飛散したトナーは、飛散箇所の周囲の部位に付着してしまい、本体内部を汚してしまう要因となる。飛散したトナーの付着場所によっては、清掃できない場所や、メンテナンス時の作業領域の場合もあり、作業者自身や作業場所の汚れの要因となってしまう。
(第1の実施形態)
そこで、本実施形態では、飛散したトナーが付着しやすい部位に保護部材50を着脱可能に配置した。飛散したトナーが付着しやすい部位としては、例えば、記録材Pへトナー像を転写する転写部としての二次転写ニップの下流側(記録材搬送方向Aの下流側)かつトナー像を記録材Pに定着する定着部としての定着ニップ21の下流側で、未定着のトナー像が形成されている記録材Pの画像面Pa(転写面)と対向する側に位置する部位である。本実施形態の場合、図3に示すように、二次転写ニップNを形成する二次転写ローラ31よりも下流側には搬送装置40が配置され、その上方には、中間転写クリーニング装置10が二次転写装置30と搬送装置40にまたがるように配置されている。そして、本実施形態において、中間転写クリーニング装置10は、記録材搬送方向Aと交差する着脱方向Bに着脱可能に本体101に装着されている。
このような構成において、画像面Paと対向する部位は、画像面と対向する側に配置された部位に位置する中間転写クリーニング装置10のケーシング60の底部60aとなる。中間転写クリーニング装置10は、本実施形態におけるクリーニング装置である。
この構成の場合、二次転写後の記録材Pは、中間転写クリーニング装置10のケーシング60の底部60aと搬送装置40の間に形成される搬送経路内を記録材搬送方向Aに向かって搬送されるため、底部60aに未定着トナーから飛散したトナーが付着しやすい。
このため、保護部材50(プレート部材)は、この底部60aに着脱自在に装着されている。図4は中間転写クリーニング装置10を底部側から見た斜視図を示し、図5は中間転写クリーニング装置10の底部60の部分拡大断面図である。保護部材50は、二次転写ニップNよりも記録材搬送方向Aの下流側で、記録材Pの画像面Paと対向する側に配置された中間転写クリーニング装置10の底部60aに設けられている。
なお、本実施形態では、記録材Pが中間転写クリーニング装置10の下方を搬送されるため、画像面Paと対向する部位が底部60aとなるが、例えば記録材Pが中間転写クリーニング装置10の側部や上部を搬送される場合には、中間転写クリーニング装置10の側部や上部が、画像面Paと対向する部位となる。
図5に示すように、中間転写クリーニング装置10では、クリーニングブレードによって除去されたトナーをケーシング60内に収容する。そして、ケーシング60の底部60a側には、収容するトナーを中間転写クリーニング装置10の外に設置される周知の廃トナータンクに搬送するためのトナー排出搬送路61が長手方向でもある着脱方向B(図4参照)に沿って形成されている。このトナー排出搬送路61内には除去されたトナーを中間転写クリーニング装置10の外に搬送するための搬送スクリュ62が設置されている。本実施形態において、中間転写クリーニング装置10は、ケーシング60のトナー排出搬送路61が形成される箇所の外壁に沿って、冷却ダクト63が設置されている。この冷却ダクト63は矩形状で、着脱方向Bに延びる管であり、外気を取り込むための取り込み口と取り込んだ外気を排出するための排気口とを備え、管内に外気を通すことによって冷却ダクト63の周囲を冷却する作用を備えている。
保護部材50は、記録材搬送方向Aと着脱方向Bとに幅を有する樹脂製の板状部材である。底部60aには、記録材搬送方向Aに間隔をかけて着脱方向Bに向かって延びるレール部材としてガイドレール64、64が設けられている。ガイドレール64、64は断面略L字状を成し、記録材搬送方向Aに位置する保護部材50の端部50a、50bを、底部60aとの間で着脱方向Bにスライド可能に支持されている。つまり、保護部材50は、中間転写クリーニング装置10と同じ方向に単独で着脱可能とされている。また保護部材50の対向面である転写紙搬送面50c側は、平面形状に形成されている。保護部材50は、記録材Pの画像面Pa(転写面)と対向する部位に配置されたガイドレール64,64でスライド可能に支持されている。
中間転写クリーニング装置10の部品交換・メンテナンス時は、記録材Pの画像面Paと対向する底部60aが飛散したトナーによって汚れている。通常の構成の場合、ケーシング60の底部60aが飛散したトナーで汚れ、中間転写クリーニング装置10の着脱時や交換・メンテナンス時に作業者や作業場所を汚してしまうことがある。しかし。本実施形態の構成によることで、先ずトナー汚れが発生している保護部材50を単独で中間転写クリーニング装置10(本体101側)から着脱することができる。保護部材50は中間転写クリーニング装置10全体よりもはるかに小さく軽量に形成されているため、容易に交換作業・清掃作業ができる。このため、飛散したトナーで作業者や作業場所を汚すこと無く作業を行うことができるようになるとともに、飛散したトナーによる本体101内の汚れを防止することができる。
すなわち、二次転写ニップNによる二次転写する後の搬送面近くに配置される部材の1つである中間転写クリーニング装置10においては、トナー像が形成されている記録材Pの画像面Paと対向する面となり、搬送装置40の搬送面となる搬送ベルト43側に位置する底部60aに飛散トナーが付着する。このため、気流よるトナーの飛散はないが、中間転写クリーニング装置10の部品の交換・メンテナンス時に作業者や作業場所をトナーで汚してしまう。
このため、保護部材50を中間転写クリーニング装置10の搬送面となる底部60aに着脱可能に設けることで、中間転写クリーニング装置10を着脱する前に、装置底面に設置された保護部材50のみを着脱することで、装置全体を着脱するよりも作業性が改善される。これにより、装置部品の交換・メンテナンス時に作業者や作業場所を汚すことを防止でき且つ、飛散トナーで汚れた面の清掃作業性にも優れた中間転写クリーニング装置10を提供することができる。
プレート部材としての保護部材50は、転写部(ここでは二次転写ニップN)よりも記録材搬送方向Aの下流側の位置で記録材P上の転写面(画像面Pa)と対向する対向面(転写紙搬送面50c)を有するとともに、画像形成装置(プリンタ100)の本体101から着脱可能である。プレート部材の対向面には記録材P上の転写面からトナーが飛散することがあるが、本実施形態によれば、プレート部材を画像形成装置(プリンタ100)の本体101から取り外したうえで、プレート部材の対向面を清掃することができる。これにより清掃の作業性が向上する。
対向面(転写紙搬送面50c)は、定着部(定着ニップ21)よりも記録材搬送方向Aの上流側の位置で記録材P上の転写面(画像面Pa)と対向するとより好ましい。定着部(定着ニップ21)よりも記録材搬送方向Aの上流側の位置では、記録材P上に未定着のトナーが有るため、よりトナーが飛散しやすい。当該位置で対向面(転写紙搬送面50c)が転写面(画像面Pa)と対向するようにプレート部材(保護部材50)を配置するとともに、画像形成装置(プリンタ100)の本体101から着脱可能とすることで、装置内に飛散したトナーをより効率的に清掃することができる。
なお、対向面(転写紙搬送面50c)は一様な平面でなくてもよい。対向面(転写紙搬送面50c)の一部に段差を有していてもよい。曲面や凹凸面を有していてもよい。
プレート部材(保護部材50)の本体101内における装着位置(取り付け位置)は中間転写クリーニング装置10に限られない。プレート部材(保護部材50)を装着するための専用の部位を本体101に設けても良い。中間転写ベルト装置15のフレームにプレート部材(保護部材50)を装着するための部位を設けてもよい。
次に、保護部材50とそのスライド構造について、図6〜図12を用いて説明する。図6は、ケーシング60の底部60aの構成を示す斜視図、図7はケーシング60の構成を説明する図、図8は保護部材50の構成を示す斜視図、図9は保護部材50を記録材搬送方向A側から見た図、図10は、保護部材50とそのスライド機構の構成と装着動作を説明する図、図11(a)〜(d)は保護部材50の一方の端部50aと一方のガイドレール64の構成を説明する図、図12(a)〜(c)は、保護部材50の装着時における保護部材50の一方の端部50aとガイドレール64の関係を説明する動作図をそれぞれ示す。
図6、図7に示すように、ガイドレール64、64は同一形状であって、互いに線対称となるように底部60aに設けられている。このため、以下、片側のガイドレール64の構成を用いて説明する。ガイドレール64には、ガイドレール64の底部64aからガイドレール64の上部64bに向かって突出した突起部66と、突出部67が着脱方向Bに間隔をあけて配置されている。
突起部66は、図10、図11(a)、(b)に示すように、着脱方向Bにおけるガイドレール64の略中央64cに配置されている。突起部66は、底部64aから装着方向B1に向かって上昇する傾斜面66aと、装着方向B1に向かって下降する傾斜面66bと、傾斜面66aと傾斜面66bの間に位置する上面66cとで台形状に形成されている。上面66cとガイドレール64の上部64bとの間には、隙間部65Aが形成されている。突起部66は、図11(d)に示すように、底部64aの幅Wよりもその幅W1が狭く、かつ幅方向(ここでは記録材搬送方向A)において底部64aの一方の側部64a1寄りに形成されている。つまり、底部64aのうち、突起部66の側面66dと底部64aの他方の側部64a2との間には、突起部66は形成されていない。すなわち、突起部66は、保護部材50の走行部51をガイドレール64へ挿入するときに走行部51の先端部51aと接触しないように形成されている。
突出部67は、装着方向B1側に位置するガイドレール64の端部64dに配置されている。突出部67は、図11(c)に示すように、底部64aから装着方向B1に向かって上昇傾斜する傾斜面67aと、上部64bとの間に隙間部65Bを形成する上面67bとで形成されている。隙間部65Aと隙間部65Bは、他の位置でのガイドレール64の底部64aと上部64bとの間隔よりも狭められた狭窄部を形成している。隙間部65A、65Bの上下方向への幅t1は同一幅とされている。突出部67は、図11(d)に示すように、突起部66の幅W1よりも広く形成されている。本実施形態において、突出部67の幅は、底部64aの幅Wと同等に形成されている。
図8〜図12に示すように、保護部材50の端部50a、50bには、ガイドレール64,64内を走行する走行部51,51が形成されている。走行部51,51の構成は同一構成であるので、以下、片側の走行部51の構成を用いて説明する。走行部51の上下方向への幅t2は、図11(a)、(c)に示すように、ガイドレール64、64側の隙間部65A、65Bの幅t1よりも狭く形成されていて、走行部51が隙間部65A、65Bを通過できるように形成されている。保護部材50の着脱方向Bにおける離脱方向(引抜方向)B2側に位置する端部51dには、着脱時に作業者が手や器具で保持する保持部55が形成されている。
図8、図9、図10、図11(a)、(b)に示すように、着脱方向Bにおける走行部51の略中央には、凸部51eが設けられている。凸部51eは、走行部51の側部51fから突出して形成されている。図12(a)、(b)に示すように、走行部51の先端部51aをガイドレール64に装着した挿入初期や挿入中期においては、凸部51eは突起66と干渉しない。図12(c)に示すように、走行部51を図12(a)に示す位置よりもさらに装着方向B1へ移動させた状態である挿入終期において、凸部51eは凸部66と干渉する。すなわち、凸部51eは、挿入終期において、突起部66の上面66cに乗りあげるように形成されている。突部66は、走行部51の先端部51aとは干渉せず、走行部51の中腹に設けられた凸部51eとのみ干渉するように形成されている。
このような構成の場合、保護部材50をケーシング60の底部60aに装着するには、図12(a)に示すように、走行部51の装着方向B1側に位置する先端部51aを底部60aに設けたガイドレール64に挿入し、装着方向B1に押し込む。すると、走行部51はガイドレール64の底部64aに当接した状態で装着方向B1に移動する。保護部材50の装着方向B1への移動が進むと、図12(b)に示す挿入中期の状態となる。この状態で、先端部51aと突部66とは、幅方向Wにおいてオフセットされて配置されているので、互いに干渉しない。保護部材50(走行部51)を装着方向B1へ移動させるとき、先端部51aは突部66の横を通過する。さらに保護部材50の装着方向B1へのスライドが進むと、図12(c)に示す挿入終期の状態となる。この状態において、走行部51は隙間部65Aで保持されつつも、その先端部51aが突出部67の隙間部65Bに挿入され、かつ、その凸部51eが突起部66の上面66cによって下方から支えられる。この突出部67に先端部51aが挿入された状態が保護部材50の底部60aへの装着完了状態であり、挿入終期の状態である。走行部51が突出部67に到達する前に先端部51a側が撓んだ場合や、装着方向B1へのスライド状態が前下がりになった場合でも、突出部67の傾斜面67aによって隙間部65Bへと持ち上げられるので、保護部材50を引っかかることなく底部60aに装着することができる。
本実施形態において、保護部材50は走行部51を備え、ガイドレール64上をスライド移動可能とされている。また、ガイドレール64の底面64aであって、保護部材50の装着方向B1の奥側には、走行部51の先端部51aと接触可能であり、画像面Paから離れる側へと突出する突出部67を備えている。このため、保護部材50をスライドさせて装着を完了させる位置の手前で、走行部51の先端部(51a)が画像面Paから離れ、保護部材50は画像面Paから離れる。これにより、保護部材50の装着の操作性を確保しつつ、保護部材50の装着状態において保護部材50と画像面Paとが接触することを防止できる。
本実施形態において、保護部材50の走行部51は、先端部51aよりも装着方向B1の手前側に凸部51eを備えているガイドレール64は、突出部67よりも装着方向手前側となる離脱方向B2に、凸部51eと接触可能であって画像面Paから離れる側へと突き出す突起部66を備えている。また、先端部51aが突出部67の上面67bに接触するとき、凸部51eと突起部66とが接触するように構成されている。
このため、保護部材50の装着が完了したとき、保護部材50の凸部51eが突起部66によって画像面Paから離れる側へと移動し、突起部66によって下方から支持される。これにより、保護部材50の中腹が画像面Pa側へ撓んだり反ったりすることを防止でき、保護部材50と画像面Paとが接触することをより確実に防止できる。
飛散トナーが付着した保護部材50の交換や清掃のために、保護部材50を底部60aから離脱するには、保持部55を作業者が手や器具を用いて保持して離脱方向B2に引くことで行える。保護部材50を離脱方向B2に引き抜いて移動すると、走行部51がガイドレール64内を離脱方向B2に移動する。先端部51aが突出部67を離脱方向B2へ通過する場合でも、隙間部65Bから底面64aの間には傾斜面67aが形成されているので、落下するのではなく、離脱方向B2の移動に伴い徐々に下降してガイドレール64の底部64aへ案内される。このため保護部材50に付着しているトナーがスライド時のショックで落下することや飛散することを抑制することができる。また、本実施形態において、保護部材50の転写紙搬送面50cを平面とすることで、凹凸形状の場合よりも角や隅がなくなるため、飛散したトナーを清掃する際の作業性が向上する。
つまり、本実施形態において、保護部材50を離脱方向B2へスライド移動させて着脱するとき、突起部66は、凸部51eと離れた後、保護部材50の走行部51と干渉しない。走行部51と突起部66とが干渉しないことで、保護部材50の装着動作の途中で保護部材50が不用意に振動することを防止できる。これにより、保護部材50上についたトナーが、特に保護部材50を離脱方向B2に引き抜いて本体101から取り出す時の装置内に飛び散ることを防止できる。また保護部材50が不用意に振動することを防止できることは、特に保護部材50を装着する際の、保護部材50やガイドレール64が衝撃により破損することを防止できる。
本実施形態において、ガイドレール64は、突出部67よりも装着方向手前側(離脱方向B2側)に傾斜部67aを備えている。このため、走行部51の先端部51aをスムーズに突出部67の上面67bへ案内でき、不用意な振動や装着不良を防止できる。
本実施形態において、ガイドレール64は、突起部66よりも装着方向手前側(離脱方向B2)に傾斜部66aを備えている。傾斜部66aは、上面66cと底部64aとをつなぐ傾斜面である。傾斜部66aを備えることにより、保護部材50を装置本体から取り外す時、走行部51の凸部51eを突起部66の上面66cからレール部材の底部64aへとスムーズに案内できる。これにより、不用意な振動や装着不良を防止できる。
(第2の実施形態)
本実施形態は、保護部材50を着脱動作と搬送装置40の解除動作と関連づけて、保護部材50の着脱順序に規則性を持たせたものである。
本実施形態に係る搬送装置40は、図13に示すように、中間転写クリーニング装置10の底部60aに対して近接離間方向Cに揺動可能に構成されている。搬送装置40の搬送ローラ41,42は、搬送装置のフレーム401に軸410、420で回転自在に支持されている。搬送ローラ41を支持する軸410は、本体101に揺動可能に支持されている。このため、搬送装置40は、軸410を揺動中心にして中間転写クリーニング装置10の底部60aに対して近接離間方向Cに揺動可能に支持されている。
搬送装置40は、図13に示す作動位置と、図14に示す解除位置とを占めるように構成されていて、保持と解除を行う保持解除手段80を備えている。保持解除手段80は、本体101側に設けた固定部81と、軸82を支点に揺動可能に設けられた操作部としての操作レバー83を備えている。
操作レバー83は、一端83aが円弧状に形成されていて、固定部81の上面81aに常時当接するように構成されている。操作レバー83は、図13に示す起立したロック位置を占めるときには、搬送装置40が図13に示す作動位置へと持ち上げて保持する。操作レバー83は、図14に示す倒れたアンロック位置を占めるときには、搬送装置40が図14に示す解除位置へと移動して、操作レバー83の側面83cが固定部81に当接することで、解除位置に保持するように構成されている。操作レバー83の他端83bは、操作レバー83がロック位置にある場合には保護部材50と着脱方向Bにおいて重なる長さを有している。
すなわち、操作レバー83は、搬送装置40を、保護部材50に接近する第1の位置である作動位置と、作動位置(第1の位置)よりも保護部材50から離間する第2の位置となる解除位置とへ移動させる際に操作する操作部を構成している。搬送装置40が作動位置にあるときの操作レバー83は、保護部材50の底部60aからの離脱を阻止するように位置している。
このような構成とすると、図13に示すように、操作レバー83がロック位置にあり、搬送装置40が作動位置を占めていて、中間転写クリーニング装置10と搬送装置40の間隔が狭い場合には、操作レバー83が保護部材50の着脱経路上に位置する。このため、中間転写クリーニング装置10の底部60aから保護部材50を抜出すことを規制することができる。
図14に示すように、操作レバー83がアンロック位置にあり、搬送装置40が解除位置を占めていて、中間転写クリーニング装置10と搬送装置40の間隔が広けられている場合には、操作レバー83が保護部材50の着脱経路上に位置しない。このため、中間転写クリーニング装置10の底部60aから保護部材50を離脱に対する規制が解除され、保護部材を底部60a(本体101側)から抜出すことができ、清掃、交換を行える。つまり、中間転写クリーニング装置10と搬送装置40の間隔が狭い場合に保護部材50を着脱動作可能とすると、引抜き動作時に保護部材50が周囲の部材に接触しやすく、周囲の部材を汚していますことが想定される。しかし、中間転写クリーニング装置10と搬送装置40の間隔が広い場合に保護部材50を着脱動作可能とすることで、引抜き動作時に保護部材50が周囲の部材に接触することを防止でき、装置内の汚れを防止することができる。
また、保護部材50を底部60aから離脱する際には、搬送装置40は作動時に比べて保護部材50から離れた位置にあるので、保護部材50から飛散したトナーで搬送ベルト43が汚れることを抑制することができる。
(第3の実施形態)
本実施形態は、保護部材50を着脱動作と中間転写クリーニング装置10の解除動作とを関連づけて、保護部材50の着脱順序に規則性を持たせたものである。
本実施形態に係る中間転写クリーニング装置10は、図15に示すように、クリーニングブレード11が中間転写ベルト8に対して接触離間方向Dに揺動可能に構成されているとともに、本体101に対して着脱可能に構成されている。クリーニングブレード11は、その基端11aが軸111で中間転写クリーニング装置10のケーシングなどに揺動可能に支持されている。このため、クリーニングブレード11は、軸111を揺動中心にして中間転写ベルト8に対して接触離間方向Dに揺動可能とされている。クリーニングブレード11は、スプリングなどによって中間転写ベルト8に圧接されている。クリーニングブレード11は、図15に示す圧接位置と、図16に示す退避位置(離間位置)とを占めるように構成されている。軸111には、クリーニングブレード11と中間転写ベルト8との圧接状態を解除するクリーニング操作部としての解除レバー16が固定されている。解除レバー16は、軸111を回転中心に回転可能に設けられている。このため、解除レバー16を図15に示す位置から図16に示す解除位置に向かって時計周り方向に回転操作すると、クリーニングブレード11は図16に示す退避位置に移動する。
一方、本実施形態に係る保護部材50には、保護部材50が底部60a(中間転写クリーニング装置10)に装着されているときに、図16に示した退避位置に向かう解除レバー16の回転操作を阻害する持ち手部56を備えている。
持ち手部56は、底部60aに略水平に装着される保護部材50から解除レバー16に向かって(上方に向かって)延びていて、底部60aに装着されているときに持ち手部56の側面56aと干渉するように形成、配置されている。
また、図16に示す解除レバー16の退避位置は、保護部材50の装着方向B1への移動を阻害する位置でもある。
このような構成とすると、図15に示すように、保護部材50が底部60aに装着されている場合には、持ち手部56と解除レバー16とが干渉するので、解除レバー16を回転させることができない。一方、保護部材50を離脱方向B2に引き抜いて、底部60aから保護部材50を取り外すと、解除レバー16と持ち手部56との干渉がなくなるので、解除レバー16を回転操作することができ、クリーニングブレード11を中間転写ベルト8から退避させて、中間転写クリーニング装置10を本体101に対して着脱することができるようになる。
また、解除レバー16が退避位置(図16)にある場合、保護部材50の装着方向B1への移動が阻害されるので、クリーニングブレード11を圧接位置へ戻す操作を怠った状態での、画像形成装置の作動を防止することができる。
さらに、保護部材50を底部60aから離脱した後でなければ解除レバー16を解除方向に移動することができない、すなわち、解除レバー16による解除動作前には、既に飛散トナーが付着して汚れた保護部材50は底部60aから離脱されているので、解除動作によって飛散トナーによりプリンタ内が汚れることを防止することができる。
上述の実施形態において、中間転写クリーニング装置10が備えるケーシング60には、たとえば図16に示すように、クリーニングブレード11で掻き落とした残留トナーを貯める凹部68が形成されているが、凹部68の許容量を超える場合やプリンタに衝撃が加わると、凹部68からトナーが毀れて落下してトナー飛散の要因になりかねない。このため、凹部68の下方まで保護部材50を位置するように形成すると、凹部68から毀れて落下したトナーを保護部材50で受けられるので、記録材Pや搬送装置40への直接の落下を防止しき、記録材Pの裏汚れや本体101内の汚れを防止することができる。
上記実施形態においては、保護部材50を樹脂製とした説明したが、飛散トナーが付着しやすい部位を、少なくともトナーと逆極性の導電性部材で構成し、飛散トナーを積極的に付着させるようにしてもよい。この場合、図17に示すように、ケーシング60の底部60aに保護部材として導電性の金属板57を配置する。金属板57は、その端部57a、57bを、ガイドレール64,64でスライド可能に支持して着脱方向Bにスライドできるように構成する。
このような構成とすると、飛散トナーを金属板57で吸着することができるとともに、トナーが付着している金属板57を底部60aから離脱することで、飛散トナーによる装置内の汚れを防止することができる。つまり、導電性の金属板57とすると、飛散しているトナーを保護部材である金属板57に集めることができ、飛散しているトナーの拡散を防止することができる。
また保護部材の別な形態としては、薄いPETシート(ポリエチレンテレフタラート製のシート)を複数枚、剥離可能に積載して底部60aに装着し、最外装のPETシートに飛散トナーが付着して汚れたら、当該それぞれPETシートを剥がすようにしてもよい。このように構成すると、飛散トナーが付着して汚れたPETシートを剥がすだけで、飛散トナーによる装置内の汚れを防止することができるので好ましい。
PETシートではなく、粘着シートを保護部材50に貼り付けてもよい。この場合、飛散トナーが付着した粘着シートを有する保護部材50を底部60aから離脱後、新たな粘着シートが貼り付けられた保護部材50と交換して底部60に装着することで、敷保護部する。飛散トナーを粘着シートで吸着することができ
以上本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、飛散トナーが付着する部位として、記録材Pにトナー像を転写する二次転写ニップNよりも記録材搬送方向Aの下流側に位置する中間転写クリーニング装置10の底部60aを例示し、当該底部60aに着脱可能な保護部材50を寝設けたが、本発明はこのような構成に限定されるものではない。トナー像からトナーが飛散するのは定着前であるので、中間転写方式の画像形成装置の場合、感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kから転写部材となる中間転写ベルト8にトナー像が転写される転写ニップから二次転写ニップNまでの経路で、トナー像と対面する部位に、本実施形態で説明した保護部材を設けても飛散トナーによる装置内の汚れを防止することができる。
上記の実施形態において、画像形成装置は中間転写方式のものをも解いて説明したが、感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kに形成されたトナー像を直接、記録材Pに転写する直接転写方式のものに適用してもよい。
画像形成装置としては、プリンタではなく、複写機、ファクシミリ単体、あるいは、複写機、プリンタ、ファクシミリ、スキャナのうちの少なくとも2つの機能を備えた複合機であってもよい。
上記の実施形態における転写部材としては、転写ベルト(二次転写ベルト)33ではなく、これに代えてローラ形状の二次転写ローラを用いても良い。上記の実施形態における転写部としては二次転写ニップNを有していなくてもよい。例えば、記録材Pと非接触の転写チャージャを転写部に設け、転写チャージャにバイアスを印加することにより記録材Pに中間転写ベルト8上のトナー像を転写する構成であってもよい。
上記の実施形態における定着装置20の定着部としては、定着ニップ21を有していなくてもよい。記録材Pと非接触に配置されたヒータを定着部に設け、当該ヒータを加熱することにより記録材P上にトナーを定着する構成であってもよい。
対向面たる転写紙搬送面50cは、記録材P上の転写面たる画像面Paと完全に平行でなくてもよく、例えば、対向面が記録材P上の転写面に対して30度程度傾斜していてもよい。
本発明の実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定するものではない。
A 記録材搬送方向
N 転写部
P 記録材
Pa 画像面(転写面)
T トナー像
T1 飛散トナー
8 転写部材(中間転写ベルト)
10 クリーニング装置
11 クリーニング部材
16 クリーニング操作部
20 定着装置
21 定着部
40 搬送手段
50 保護部材、プレート部材
50c 保護部材の対向面(記録材上の転写面)
51a 先端部
51e 凸部
57 保護部材(導電性部材)
60a 底部
64 レール部材
64a レール部材の底部
66 突起部
66a 突起部の傾斜部
67 突出部
67a 突出部の傾斜部
83 操作部
100 画像形成装置
101 画像形成装置本体
特開2013−057882号公報

Claims (14)

  1. 記録材又は転写部材へトナー像を転写する転写部の下流側で、前記トナー像が形成されている前記記録材又は前記転写部材の画像面と対向する側に、保護部材を着脱可能に配置した画像形成装置。
  2. 前記画像面と対向する前記保護部材の対向面が平面である請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記保護部材は、導電性部材で構成されている請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記保護部材は、前記画像面と対向する部位に配置されたレール部材でスライド可能に支持されている請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記保護部材は走行部を備え、前記レール部材の上をスライド可能であり、
    前記レール部材の底面であって、前記保護部材の装着方向の奥側には、前記走行部の先端部と接触可能であり、前記画像面から離れる側へと突出する突出部を備える請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記保護部材の走行部は、前記先端部よりも装着方向手前側にーを備え、
    前記レール部材は、前記突出部よりも前記装着方向手前側に、前記凸部と接触可能であって、前記画像面から離れる側へと突き出す突起部を備え、
    前記先端部が前記突出部に接触するとき、前記凸部と前記突起部とが接触することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記突起部は、前記保護部材をスライドさせて着脱するとき、前記先端部と干渉しない位置に配置されている請求項6記載の画像形成装置。
  8. 前記レール部材は、前記突出部よりも前記装着方向手前に傾斜部を備える請求項5、6または7記載の画像形成装置。
  9. 前記レール部材は、前記突起部よりも前記装着方向手前に傾斜部を備える請求項6または7記載の画像形成装置。
  10. 前記転写部の下流側で前記保護部材と対向し、前記転写部を通過した記録材を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段を、前記保護部材に接近する第1の位置と、前記第1の位置よりも前記保護部材から離間する第2の位置とへ移動させる際に操作する操作部を有し、
    前記搬送手段が前記第1の位置にあるときの前記操作部が、前記保護部材の離脱を阻止するように位置している請求項1乃至9の何れか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記保護部材は、前記転写部よりも記録材搬送方向の下流側で、前記記録材の画像面と対向する側に配置されたクリーニング装置の底部である請求項1乃至10の何れか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記転写部材に接触して清掃するクリーニング部材を備え、
    前記クリーニング部材を、前記転写部材に圧接する圧接位置と、前記転写部材から離間する離間位置とへ移動させるクリーニング操作部を有し、
    前記クリーニング部材が前記圧接位置にあるときの前記クリーニング操作部が、前記保護部材の離脱を阻止するように位置している請求項1乃至9の何れか1項に記載の画像形成装置。
  13. 像担持体と、
    前記像担持体上のトナー像を転写部で記録材上の転写面へ転写する転写部材と、
    前記転写部よりも下流側の位置で前記記録材上の転写面と対向する対向面を有するとともに、画像形成装置本体から着脱可能なプレート部材と、
    を備える画像形成装置。
  14. 前記記録材上の転写面にトナー像を定着部で定着する定着装置を備え、
    前記対向面は、前記定着部よりも上流側の位置で前記記録材上の転写面と対向する請求項13記載の画像形成装置。
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