JP2018004183A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】安全性を向上できる冷蔵庫を提供する。【解決手段】貯蔵室を有する断熱箱体2と、断熱箱体2に対して隔離される機械室6と、圧縮機31と凝縮器32とドライヤー33と絞り装置35と蒸発器36とを順次環状に接続するとともに可燃性冷媒が流通する冷凍サイクル30と、配線42が挿通される開口部40a〜40cを有して制御回路20を収納する回路収納部40とを備え、圧縮機31、ドライヤー33及び回路収納部40を機械室6内に収容した冷蔵庫1において、冷凍サイクル30の配管38を溶接した複数の溶接部P1〜P10、P13〜P16が機械室6内に配され、開口部40a〜40cと、開口部40a〜40cに面した溶接部P1、P7、P14との間を遮蔽する遮蔽部材46、47を設けた。【選択図】図8

Description

本発明は冷凍サイクルを可燃性冷媒が流通し、制御回路を機械室内に配した冷蔵庫に関する。
従来の冷蔵庫は特許文献1に開示されている。この冷蔵庫は可燃性冷媒が流通する冷凍サイクルを備えている。冷凍サイクルは圧縮機、凝縮器、ドライヤー、キャピラリーチューブ、蒸発器を配管の溶接部を介して順次環状に接続して形成される。
圧縮機、ドライヤー及びキャピラリーチューブは冷蔵庫本体の後方下部に設けた機械室内に配され、圧縮機に隣接して制御回路を配した回路収納部(運転制御装置)が設置される。回路収納部の上面には配線が挿通される開口部が設けられる。制御回路の制御により圧縮機を駆動して冷凍サイクルが運転され、貯蔵室の冷却が行われる。
また、凝縮器は冷蔵庫本体に配設した放熱パイプのみにより構成される。これにより、経年劣化や衝撃等によって可燃性冷媒が漏出する危険がある溶接部を少なくし、発火の危険性を低減することができる。
特開2005−127660号公報(第4頁〜第7頁、第1図)
しかしながら、上記従来の冷蔵庫によると、圧縮機と凝縮器との間、凝縮器とドライヤーとの間等の溶接部が機械室内に配置される。経年劣化や衝撃等によって溶接部に亀裂が発生すると、冷凍サイクルを流通する可燃性冷媒が機械室内で噴出する。これにより、着火源となる制御回路を収納した回路収納部内に開口部を介して可燃性冷媒が進入し、依然として発火の危険性がある。回路収納部の開口部をシールして可燃性冷媒の進入を低減できるが、やはり、経年劣化や衝撃等に対して開口部を完全に密閉することは困難である。従って、冷蔵庫の安全性が低い問題があった。
本発明は、安全性を向上できる冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、貯蔵室を有する断熱箱体と、前記断熱箱体に対して隔離される機械室と、圧縮機と凝縮器とドライヤーと絞り装置と蒸発器とを順次環状に接続するとともに可燃性冷媒が流通する冷凍サイクルと、配線が挿通される開口部を有して制御回路を収納する回路収納部とを備え、前記圧縮機、前記ドライヤー及び前記回路収納部を前記機械室内に収容した冷蔵庫において、前記冷凍サイクルの配管を溶接した複数の溶接部が前記機械室内に配され、前記開口部と前記開口部に面した所定の前記溶接部との間を遮蔽する遮蔽部材を設けたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記開口部が下方に面して開口することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記圧縮機に接続される前記配管の前記溶接部と前記開口部との間を前記遮蔽部材により遮蔽したことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記ドライヤーに接続される前記配管の前記溶接部と前記開口部との間を前記遮蔽部材により遮蔽したことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記凝縮器が、前記機械室内に配される第1凝縮部と、前記断熱箱体の壁面に沿って配される第2凝縮部とを有し、前記第1凝縮部と前記第2凝縮部とを接続する前記溶接部と前記開口部との間を前記遮蔽部材により遮蔽したことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、異なる材質の前記配管を溶接する前記溶接部と前記開口部との間を前記遮蔽部材により遮蔽したことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記機械室の背面を覆う機械室カバーを備え、前記機械室カバーの上端部から下端部にわたって配される複数の通気孔を前記機械室カバーの両側端部に設けたことを特徴としている。
本発明によると、制御回路を収納する回路収納部が配線を挿通する開口部を有し、開口部と開口部に面した所定の溶接部との間が遮蔽部材により遮蔽される。これにより、溶接部から可燃性冷媒が噴出した際に遮蔽部材によって回路収納部内への可燃性冷媒の進入が防止される。従って、着火源の制御回路と可燃性冷媒との接触による発火を防止して冷蔵庫の安全性を向上することができる。
本発明の第1実施形態の冷蔵庫を示す側面断面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫を示す背面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の冷凍サイクルを示す回路図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の機械室を示す背面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の機械室を示す上面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の機械室カバーを示す背面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の構成を示すブロック図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の回路収納部周辺を示す背面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の回路収納部周辺を示す上面断面図 本発明の第2実施形態の冷蔵庫の回路収納部周辺を示す背面図 本発明の第2実施形態の冷蔵庫の回路収納部周辺を示す上面断面図 本発明の第3実施形態の冷蔵庫の回路収納部周辺を示す背面図 本発明の第3実施形態の冷蔵庫の回路収納部周辺を示す上面断面図
<第1実施形態>
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1、図2は第1実施形態の冷蔵庫の側面断面図及び背面図を示している。冷蔵庫1は発泡断熱材を充填した断熱箱体2内に貯蔵室を構成する冷蔵室3、冷凍室4及び野菜室5が上方から順に配される。冷蔵室3と冷凍室4との間は断熱壁21により仕切られ、冷凍室4と野菜室5との間は断熱壁22により仕切られる。
冷蔵室3は一端を枢支される回動式の扉3aによって開閉され、冷蔵室3内には貯蔵物を載置する複数の載置棚3bが配される。冷凍室4は収納ケース4bと一体に形成される引出式の扉4aによって開閉され、貯蔵物を冷凍保存する。野菜室5は収納ケース5bと一体に形成される引出式の扉5aによって開閉され、冷蔵室3よりも高温に維持して野菜等の貯蔵物を冷蔵保存する。
冷凍室4及び冷蔵室3の背面にはダンパ14を介して連通する冷気通路7及び冷気通路8が設けられる。冷気通路7には蒸発器36及び冷凍室送風機12が配され、冷凍室4に臨む吐出口7a及び戻り口7bが開口する。冷気通路8には冷蔵室送風機13が配され、冷蔵室3に臨む吐出口8aが冷気通路8の上部に開口する。
冷蔵室3には野菜室5に連通する連通路(不図示)が導出され、連通路の一端に野菜室5に臨む吐出口(不図示)が形成される。また、野菜室5には冷気を冷気通路7に戻す戻り口(不図示)が設けられる。
野菜室5の後方には断熱箱体2に対して断熱隔離される機械室6が設けられる。機械室6内には冷凍サイクル30(図3参照)を運転する圧縮機31が設置される。
圧縮機31及び冷凍室送風機12を駆動すると、矢印A1に示すように冷気通路7を流通する冷気が吐出口7aを介して冷凍室4に吐出される。これにより、冷凍室4が冷却され、冷凍室4を流通した冷気は戻り口7bを介して冷気通路7に戻る。
圧縮機31及び冷凍室送風機12の駆動時にダンパ14を開いて冷蔵室送風機13が駆動されると、矢印A2に示すように冷気通路8を冷気が流通する。冷気通路8を流通する冷気は吐出口8aを介して冷蔵室3に吐出される。これにより、冷蔵室3が冷却される。冷蔵室3を流通した冷気は連通路を介して野菜室5に導かれ、野菜室5が冷却される。野菜室5を流通した冷気は戻り口を介して冷気通路7に戻る。
図3は冷凍サイクル30の回路図を示している。冷凍サイクル30は圧縮機31、凝縮器32、ドライヤー33、三方弁34、絞り装置35、蒸発器36を順次環状に接続して形成される。冷凍サイクル30にはハイドロカーボン等の可燃性冷媒が矢印Sに示す方向に流通する。冷凍サイクル30の各配管38は銅により形成され、溶接部P1〜P14で溶接して接続される。
圧縮機31は冷凍サイクル30を運転し、配管38を構成する吐出管31a及び流入管31bが一体に設けられる。吐出管31aから冷媒が吐出され、流入管31bを介して冷媒が圧縮機31内に流入する。
凝縮器32は凝縮部32a、凝縮部32b、凝縮部32c及び凝縮部32dを直列接続して形成され、室内の空気と熱交換して放熱する。凝縮部32a(第1凝縮部)はフィンアンドチューブ型の熱交換器から成り、機械室6内に配される。凝縮部32b、凝縮部32c及び凝縮部32d(いずれも第2凝縮部)は放熱パイプから成り、断熱箱体2(図1参照)の壁面に沿って配される。即ち、凝縮部32b及び凝縮部32cは断熱箱体2(図1参照)の両側壁に沿って配される。凝縮部32dは断熱箱体2の前面を形成する断熱壁21及び断熱壁22(図1参照)の前端に配される。凝縮部32dによって断熱壁21及び断熱壁22の前面の結露が防止される。
ドライヤー33はシリカゲル等の乾燥剤が封入され、冷媒に含まれる水分を除去する。また、ドライヤー33の上端には冷凍サイクル30内を真空引きするための吸引管33aが溶接部P15を介して導出されている。吸引管33aの先端は真空引き後に溶接部P16により封止される。
絞り装置35はキャピラリーチューブから成り、分岐して並列に接続される絞り部35a及び絞り部35bを有している。絞り部35a及び絞り部35bは三方弁34の切り替えにより、各貯蔵室の冷却状態に応じて一方または両方に冷媒が流通する。尚、絞り装置35を機械室6の外側に配置しているが、絞り装置35の一部を機械室6内に配置してもよい。
蒸発器36はフィンアンドチューブ型の熱交換器から成り、冷気通路7を流通する冷気と熱交換して冷気を生成する。
圧縮機31で圧縮された高温高圧の冷媒は凝縮器32で周囲空気に熱を奪われて凝縮する。凝縮器32から流出した冷媒はドライヤー33で水分を除去され、絞り装置35に流入する。絞り装置35で冷媒は減圧膨張し、乾き度が低い低温の湿り蒸気となる。低温の湿り蒸気となった冷媒は蒸発器36に流入する。蒸発器36で冷媒は冷気通路7を流通する冷気からの吸熱により蒸発して低温のガス冷媒となり、圧縮機31に送られる。これにより、冷媒が循環して冷凍サイクル30が運転される。
図4及び図5は機械室6の背面図及び上面図を示している。機械室6内には蒸発皿23、機械室送風機11、圧縮機31、凝縮部32a、ドライヤー33、三方弁34及び回路収納部40が配される。蒸発皿23は断熱箱体2の下方に配して機械室6の底壁を形成する底板9上に設置され、蒸発器36(図1参照)のドレン水を回収する。
機械室送風機11は底板9に取付けられる支持部材(不図示)によって蒸発皿23の上方に配される。機械室送風機11によって機械室6内には矢印A3に示すように左右方向に気流が流通する。
圧縮機31は機械室6の左右方向の一方の端部(前方から見て右側)に蒸発皿23に隣接して配され、底板9上に弾性支持される。吐出管31a及び流入管31bは圧縮機31の底部から導出される。ドライヤー33は配管38(図3参照)によって吊り下げた状態で機械室6の左右方向の他方の端部(前方から見て左側)に上下方向に延びて配される。図示しない三方弁34(図3参照)は配管38(図3参照)によって吊り下げた状態でドライヤー33よりも前方の機械室6の上部に配される。
凝縮器32の凝縮部32aは配管38(図3参照)によって吊り下げた状態で機械室送風機11の吸気側に配される。回路収納部40は詳細を後述するように機械室6の背面を覆う機械室カバー6aに接して配され、回路基板41(図8参照)を収納する。
図6は機械室カバー6aの背面図を示している。機械室カバー6aの両側端部には、回路収納部40の側方に配される複数の通気孔6bが開口する。通気孔6bは機械室カバー6aの上端部から下端部にわたって上下方向に並設される。これにより、機械室6内の気流の滞留を防止し、左右方向の一方から機械室6内に流入した空気を他方から円滑に排気することができる。通気孔6bを上下方向に延びて形成し、左右方向に並設してもよい。
図7は冷蔵庫1の構成を示すブロック図である。冷蔵庫1は回路基板41(図8参照)に実装して冷凍サイクル30を含む各部を制御する制御回路20を有している。制御回路20には圧縮機31、機械室送風機11、冷凍室送風機12、冷蔵室送風機13、ダンパ14、操作パネル15、冷凍室温度センサ16、冷蔵室温度センサ17、記憶部18が接続される。
操作パネル15は扉3aの前面に配され、貯蔵室の温度設定、運転状態の表示等を行う。冷凍室温度センサ16は冷凍室4の温度を検知し、冷蔵室温度センサ17は冷蔵室3の温度を検知する。記憶部18はRAM及びROMから成り、冷蔵庫1の動作プログラムを格納するとともに制御回路20による演算の一時記憶を行う。
図8、図9は回路収納部40の周辺の詳細を示す背面図及び上面断面図である。回路収納部40は樹脂成形品によって背面側を開口した箱状に形成され、底板9に取付けた支持部材(不図示)により支持される。回路収納部40内には制御回路20(図7参照)を実装した回路基板41が収納される。回路収納部40の周壁の後端面にはスポンジ等のシール部材43が貼着されている。シール部材43によって回路収納部40と機械室カバー6aとの隙間が塞がれる。
回路収納部40の底壁40dには複数の段差部40eが形成される。各段差部40eの底面には下方に面して開口する開口部40a、開口部40b及び開口部40cが設けられる。開口部40a、40b、40cには回路基板41に接続される配線42が挿通される。開口部40a、40b、40cはそれぞれ後方を開放して形成され、開放端は機械室カバー6aにより閉じられる。尚、シール部材43は開口部40a、40b、40cの内壁上に延設され、配線42の周囲の隙間を塞ぐ。
回路収納部40から引き出される配線42は機械室6の底壁、背壁または上壁に沿って配される。これにより、機械室送風機11により発生する気流が配線42により遮られず、円滑に流通する。
前述の図3に示すように、機械室6内には複数の溶接部P1〜P10及び溶接部P13〜P16が配される。開口部40a及び開口部40bは回路収納部40の一端部(前方から見て右側)に設けられ、開口部40cは回路収納部40の他端部(前方から見て左側)に設けられる。圧縮機31は機械室6の一端部(前方から見て右側)に配され、ドライヤー33、凝縮部32a及び三方弁34は機械室6の他端部(前方から見て左側)に配される。
このため、圧縮機31と凝縮器32とを接続する溶接部P1(図3参照)、圧縮機31と蒸発器36とを接続する溶接部P13、P14(図3参照)は機械室6の一端部(前方から見て右側)に配される。また、溶接部P2、溶接部P5〜P10(図3参照)は機械室6の他端部(前方から見て左側)に配される。尚、溶接部P3、P4(図3参照)は回路収納部40の前方に配される。
圧縮機31の吐出管31aの溶接部P1及び流入管31bの溶接部P14は、開口部40a及び開口部40bに対して下方後方に配される。この時、溶接部P1及び溶接部P14は遮蔽部材46を挟んで開口部40a及び開口部40bに面している。即ち、遮蔽部材46は開口部40a及び開口部40bと、開口部40a及び開口部40bに面した溶接部P1及び溶接部P14との間を遮蔽する。遮蔽部材46は樹脂板または金属板により形成され、底板9上に立設される。また、遮蔽部材46は回路収納部40の前方に近設され、開口部40a及び開口部40bの斜め前方を覆う断面L字型に形成される。
同様に、ドライヤー33の下端の溶接部P7は開口部40cよりも下方に配される。この時、溶接部P7は遮蔽部材47を挟んで開口部40cに面している。即ち、遮蔽部材47は開口部40cと、開口部40cに面した溶接部P7との間を遮蔽する。遮蔽部材47は樹脂板または金属板により形成され、底板9上に立設される。また、遮蔽部材47は回路収納部40の前方に近設され、開口部40cの斜め前方を覆う断面L字型に形成される。
尚、機械室6内の溶接部P2〜P6、P8〜P10、P13、P15、P16は開口部40a、40b、40cよりも上方に配されているため、開口部40a、40b、40に面していない。
経年劣化や輸送時の衝撃等によって各溶接部P1〜P10、P13〜P16に亀裂が発生すると、冷凍サイクル30を流通する可燃性冷媒が機械室6内で噴出する。この時、着火源となる制御回路20を収納した回路収納部40内に可燃性冷媒が進入すると、発火の危険がある。
しかしながら、遮蔽部材46、47が設けられるため、溶接部P1、P7、P14から噴出した可燃性冷媒が開口部40a〜40cから直接回路収納部40内に進入することを防止できる。溶接部P1、P7、P14以外の各溶接部は開口部40a、40b、40cよりも上方に配されるため、回路収納部40内への可燃性冷媒の進入が防止される。
また、機械室6内に拡散した可燃性冷媒は、自重により降下して底板9の通気孔9aを介して排出されるとともに、機械室送風機11によって機械室カバー6aの通気孔6bを介して排出される。この時、機械室カバー6aの通気孔6bが機械室6の上端部から下端部にわたって設けられる。また、配線42が機械室6の壁面に沿って配される。このため、可燃性冷媒の滞留を防止して機械室6から可燃性冷媒を確実に排出することができる。
本実施形態によると、開口部40a、40bと、開口部40a、40bに面した溶接部P1、P14との間が遮蔽部材46により遮蔽される。また、開口部40cと、開口部40cに面した溶接部P7との間が遮蔽部材47により遮蔽される。これにより、溶接部P1、P7、P14から可燃性冷媒が噴出した際に、遮蔽部材46、47によって回路収納部40内への可燃性冷媒の進入が防止される。従って、着火源の制御回路20と可燃性冷媒との接触による発火を防止して冷蔵庫1の安全性を向上することができる。
また、開口部40a、40b、40cが下方に面して開口するため、開口部40a、40b、40cよりも上方の各溶接部に亀裂が生じても可燃性冷媒は回路収納部40に直接進入しない。このため、遮蔽部材46、47は開口部40a、40b、40cよりも下方の溶接部P1、P7、P14に対して遮蔽すればよく、遮蔽部材46、47を小型化することができる。
加えて、開口部40a、40b、40cが上方に面して開口すると、溶接部から上方に噴出した可燃性冷媒が放物線状に遮蔽部材を超えて開口部40a、40b、40cに到達する虞がある。従って、開口部40a、40b、40cが下方に面して開口することにより、回路収納部40への可燃性冷媒の進入をより確実に防止できる。
また、圧縮機31は振動するため、吐出管31a及び流入管31bの溶接部P1及び溶接部P14に亀裂が生じやすい。加えて、圧縮機31の吐出管31aは圧力が高いため、溶接部P1に亀裂が生じると可燃性冷媒が勢いよく噴出する。従って、遮蔽部材46により開口部40a、40bと溶接部P1、P14との間を遮蔽することにより、発火の危険をより確実に防止できる。
本実施形態において、溶接部P1、P7、P14と、開口部40a〜40cとの間を遮蔽部材46、47により遮蔽しているが、他の溶接部が開口部40a〜40cに面している場合は、これらの間を遮蔽する遮蔽部材を設けてもよい。
この時、開口部40a〜40cに面した全ての溶接部と開口部40a〜40cとの間を遮蔽部材により遮蔽するとより望ましいが、開口部40a〜40cとの距離が大きい溶接部または亀裂の生じにくい溶接部に対して遮蔽部材を設けなくてもよい。
また、三方弁34を省いて絞り装置35を分岐させずに一の経路により形成してもよく、凝縮器32の凝縮部32aを省いてもよい。即ち、冷凍サイクル30の構成要素の中で少なくとも圧縮機31及びドライヤー33が機械室6内に配されていればよい。
この時、圧縮機31に接続される配管38の溶接部P1、P13、P14及びドライヤー33に接続される配管38の溶接部P5〜P8、P15、P16の開口部40a、40b、40cに面した溶接部に対して遮蔽部材が設けられる。
各配管38は例えば銅により形成されるが、コスト削減のために一部を他の材質により形成してもよい。この時、異なる材質の配管38の溶接部は不完全な接合になりやすいため、亀裂が生じやすくなる。このため、異なる材質の配管38を溶接した溶接部と、開口部40a〜40cとの間に遮蔽部材を設けるとよい。
例えば、凝縮器32の凝縮部32b、32c、32d(第2凝縮部)は管長が長いため、鉄により形成するとコストの削減効果が大きい。このため、凝縮部32a(第1凝縮部)と凝縮部32b(第2凝縮部)との間の溶接部P2(図3参照)、凝縮器32とドライヤー33との間の溶接部P5がそれぞれ開口部40a〜40cに面して配置される場合に、遮蔽部材を設けるとより望ましい。
<第2実施形態>
次に、図10、図11は第2実施形態の冷蔵庫1の回路収納部40の周辺の詳細を示す背面図及び上面断面図である。説明の便宜上、前述の図1〜図9に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は回路収納部40の開口部40aの構造が第1実施形態と異なっている。その他の部分は第1実施形態と同一である。
回路収納部40の開口部40aは側方に面して開口する。これにより、溶接部P13及び溶接部P14(図3参照)が開口部40aに面して配される。このため、遮蔽部材46は第1実施形態よりも上方に延びて形成され、溶接部P13、P14と開口部40aとの間を遮蔽する。これにより、遮蔽部材46が第1実施形態よりも大型になるが、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
尚、開口部40bまたは開口部40cを側方に面して開口してもよい。開口部40cが側方に面して開口すると、前方から見て機械室6の左側に配される溶接部P2、P5〜P10、P15、P16が開口部40cに面して配される。このため、遮蔽部材47を第1実施形態よりも大きく形成し、各溶接部と開口部40cとの間を遮蔽することができる。
<第3実施形態>
次に、図12、図13は第3実施形態の冷蔵庫1の回路収納部40の周辺の詳細を示す背面図及び上面断面図である。説明の便宜上、前述の図1〜図9に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は遮蔽部材46、47の構成が第1実施形態と異なっている。その他の部分は第1実施形態と同一である。
遮蔽部材46及び遮蔽部材47は樹脂成形品の回路収納部40と一体に成形加工して形成される。遮蔽部材46及び遮蔽部材47を樹脂により形成してもよく、二色成形によって金属により形成してもよい。
これにより、第1実施形態と同様の効果を得ることができるとともに、冷蔵庫1の組立工数を削減することができる。
第1〜第3実施形態において、遮蔽部材46、47が回路収納部40と一体化または近設されているが、遮蔽部材を各溶接部に近設してもよい。
本発明によると、冷凍サイクルを可燃性冷媒が流通し、制御回路を機械室内に配した冷蔵庫に利用することができる。
1 冷蔵庫
2 断熱箱体
3 冷蔵室
4 冷凍室
5 野菜室
6 機械室
6a 機械室カバー
6b、9a 通気孔
7、8 冷気通路
9 底板
11 機械室送風機
12 冷凍室送風機
13 冷蔵室送風機
14 ダンパ
15 操作パネル
16 冷凍室温度センサ
17 冷蔵室温度センサ
18 記憶部
20 制御回路
21、22 断熱壁
23 蒸発皿
30 冷凍サイクル
31 圧縮機
31a 吐出管
31b 流入管
32 凝縮器
32a〜32d 凝縮部
33 ドライヤー
33a 吸引管
34 三方弁
35 絞り装置
35a、35b 絞り部
36 蒸発器
38 冷媒管
40 回路収納部
40a〜40c 開口部
40d 底壁
40e 段差部
41 回路基板
42 配線
43 シール部材
P1〜P16 溶接部

Claims (7)

  1. 貯蔵室を有する断熱箱体と、前記断熱箱体に対して隔離される機械室と、圧縮機と凝縮器とドライヤーと絞り装置と蒸発器とを順次環状に接続するとともに可燃性冷媒が流通する冷凍サイクルと、配線が挿通される開口部を有して制御回路を収納する回路収納部とを備え、前記圧縮機、前記ドライヤー及び前記回路収納部を前記機械室内に収容した冷蔵庫において、前記冷凍サイクルの配管を溶接した複数の溶接部が前記機械室内に配され、前記開口部と前記開口部に面した所定の前記溶接部との間を遮蔽する遮蔽部材を設けたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記開口部が下方に面して開口することを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記圧縮機に接続される前記配管の前記溶接部と前記開口部との間を前記遮蔽部材により遮蔽したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記ドライヤーに接続される前記配管の前記溶接部と前記開口部との間を前記遮蔽部材により遮蔽したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の冷蔵庫。
  5. 前記凝縮器が、前記機械室内に配される第1凝縮部と、前記断熱箱体の壁面に沿って配される第2凝縮部とを有し、前記第1凝縮部と前記第2凝縮部とを接続する前記溶接部と前記開口部との間を前記遮蔽部材により遮蔽したことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の冷蔵庫。
  6. 異なる材質の前記配管を溶接する前記溶接部と前記開口部との間を前記遮蔽部材により遮蔽したことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の冷蔵庫。
  7. 前記機械室の背面を覆う機械室カバーを備え、前記機械室カバーの上端部から下端部にわたって配される複数の通気孔を前記機械室カバーの両側端部に設けたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の冷蔵庫。
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