JP2018003692A - 空気圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮部の熱が伝達される中継部を冷却することの可能な空気圧縮機を提供する。【解決手段】ピストンの動作により空気を圧縮して排出する圧縮部と、ピストンを動作させるモータと、を有する空気圧縮機10であって、第2圧縮部33から排出された空気を蓄える第1エアホース(可撓性を有する第1の管状部材)63と、第2圧縮部33と第1エアホース63とを接続し、かつ、第2圧縮部33から排出される空気が通る中間ハブ61と、第2圧縮部33を冷却する空気の流れを生成する冷却ファン14と、を有し、中間ハブ61は、空気の流れ方向で冷却ファン14と第2圧縮部33との間に配置されている。【選択図】図3

Description

本発明は、ピストンの動作により空気を圧縮する圧縮部と、ピストンを動作させるモータと、を有する空気圧縮機に関する。
ピストンの動作により空気を圧縮する圧縮部と、ピストンを動作させるモータと、を有する空気圧縮機の例が、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された空気圧縮機は、モータと、圧縮部と、モータ及び圧縮部を収容したケーシングと、ケーシングの外に設けた電源と、を有する。圧縮部は、シリンダと、シリンダ内に設けたピストンと、を有する。ピストンは、コネクティングロッドを介してクランクシャフトに連結されている。モータは出力軸を有し、クランクシャフトは、ギヤを介して出力軸に連結されている。
シリンダにシリンダヘッドが取り付けられ、シリンダとシリンダヘッドとの間に吸気ポート及び排気ポートが設けられている。シリンダヘッドに中継部としてのプラグが取り付けられている。プラグは、排気ポート及び被駆動機器につながる。ケーシング内に制御回路が設けられている。排気ポートとプラグとをつなぐ箇所に圧力センサが設けられている。モータと電源との間に電気回路が設けられ、電気回路に電源スイッチ及び半導体スイッチが設けられている。電源スイッチは作業者がオン・オフされ、半導体スイッチは制御回路がオン・オフする。
特許文献1に引記載された空気圧縮機は、電源スイッチがオンされると、モータによりピストンが動作して、圧縮部で空気が吸入及び圧縮される。圧縮部で圧縮された空気は、プラグを通り被駆動機器に送られる。圧力センサは、圧縮部から被駆動機器に送られる空気の圧力を検出する。
制御回路は、圧力センサで検出される空気圧が第1目標圧力に達すると、モータを停止する。被駆動機器を作動させることにより、圧力センサで検出される空気圧が第2目標圧力よりも低くなると、制御回路は、停止しているモータを回転させる。第2目標圧力は第1目標圧力よりも低い。
特開平2−37186号公報
圧縮部は、空気の圧縮作用及びピストンの動作により温度が上昇し、圧縮部の熱は中継部に伝達される。しかし、特許文献1に記載された空気圧縮機は、中継部を冷却する機構について考慮されておらず、その点で改善の余地があった。
本発明の目的は、圧縮部の熱が伝達される中継部を冷却することの可能な、空気圧縮機を提供することである。
一実施形態の空気圧縮機は、ピストンの動作により空気を圧縮して排出する圧縮部と、前記ピストンを動作させるモータと、前記を有する空気圧縮機であって、前記圧縮部から排出された空気を蓄える蓄圧部と、前記圧縮部と前記蓄圧部とを接続し、かつ、前記圧縮部から排出される空気が通る中継部と、前記圧縮部を冷却する空気の流れを形成する冷却ファンと、を有し、前記中継部は、前記空気の流れ方向で前記冷却ファンと前記圧縮部との間に配置されている。
一実施形態の空気圧縮機は、冷却ファンにより形成される空気の流れにより、中継部を冷却できる。
本発明の一実施形態における空気圧縮機を正面視した断面図である。 空気圧縮機を平面視した断面図である。 空気圧縮機を側面視した断面図である。 空気圧縮機及び打込機を有する空気圧縮機システムを示す模式図である。 空気圧縮機が有する第1圧縮部及び第2圧縮部を平面視した断面図である。 空気圧縮機が有するリークバルブを示す縦断面図である。 空気圧縮機の制御例を示すフローチャートである。 空気圧縮機における空気圧及び電動モータの回転数の例を示すタイムチャートである。
以下、本実施形態に係る空気圧縮機について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材等には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図1、図2、図3、及び図4に示すように、空気圧縮機10は、金属製または合成樹脂製のケーシング11と、ケーシング11内に設けられた電動モータ12と、ケーシング11内に設けられた圧縮部13と、ケーシング11内に設けられた冷却ファン14と、ケーシング11の外に設けられた調圧器15と、空気圧縮機10を床面に載置する足部105と、を有する。調圧器15は打込機16に接続される。ケーシング11は中空であり、ケーシング11は、天板17と、天板17に連続する前壁18及び後壁19と、一対の側壁20,21と、底板22と、を有する。
前壁18と後壁19とは互いに平行に配置され、一対の側壁20,21は互いに平行に配置されている。前壁18は通気口23を有し、後壁19は通気口24を有し、側壁20は通気口25を有し、側壁21は通気口26を有する。通気口23,24,25,26は、ケーシング11の内部と外部とをつなぐ。
電動モータ12は、クランクケース30の外側に回転しないように設けられたステータ28と、モータケース27内に回転可能に設けられたロータ29と、を有する。ステータ28は、ステータコア28Aと、ステータコア28Aに巻いた導線28Bと、を有する。ロータ29は永久磁石を有する。ステータ28は、導線28Bに通電されると回転磁界を形成する。電動モータ12はブラシレスモータと呼ばれ、通電用のブラシが設けられていない。
クランクケース30は、マウント60、ブラケット100及び支持板92を介して底板22により支持されている。支持板92は、ねじ部材により底板22に固定されている。クランクシャフト31は、クランクケース30内に回転可能に設けられている。ロータ29及びクランクシャフト31は、一体回転するように連結されている。クランクシャフト31の一部はクランクケース30の外に配置されている。クランクシャフト31のうち、クランクケース30の外に配置された箇所に、冷却ファン14が取り付けられている。ケーシング11の平面視で、ロータ29及びクランクシャフト31の回転中心となる軸線A1は、一対の側壁20,21と平行に配置されている。ケーシング11の平面視及び側面視で、冷却ファン14は、クランクケース30と前壁18との間に配置され、クランクケース30は、後壁19と冷却ファン14との間に配置されている。
圧縮部13は、第1圧縮部32及び第2圧縮部33を有する。ケーシング11の正面視及び平面視で、第1圧縮部32は、クランクケース30と側壁20との間に配置されている。ケーシング11の正面視及び平面視で、第2圧縮部33は、クランクケース30と側壁21との間に配置されている。
第1圧縮部32は、図5に示すように、シリンダ34と、シリンダ34内に往復動可能に配置された第1ピストン35と、シリンダ34内に形成された圧縮室36と、シリンダ34に固定されたシリンダヘッド96と、を有する。第1ピストン35は、コネクティングロッド37を介してクランクシャフト31に動力伝達可能に連結されている。
吸気室38及び排気室39がシリンダヘッド96内に設けられ、吸気管40が吸気室38に接続されている。吸気フィルタ41が吸気管40に設けられている。吸気室38と圧縮室36とを接続する吸気ポート42が設けられ、吸気ポート42を開閉する逆止弁43が設けられている。排気室39と圧縮室36とを接続する排気ポート44が設けられ、排気ポート44を開閉する逆止弁45が設けられている。
第2圧縮部33は、シリンダ46と、シリンダ46内に往復動可能に配置された第2ピストン47と、シリンダ46内に形成された圧縮室48と、シリンダ46に固定したシリンダヘッド97と、を有する。第2ピストン47は、コネクティングロッド49を介してクランクシャフト31に動力伝達可能に連結されている。第1ピストン35と第2ピストン47とは、別々に動作する。
吸気室50及び排気室51が、シリンダヘッド97内に設けられている。吸気室50と排気室39とを接続する接続管52が設けられている。図2のように、シリンダヘッド97に連結部98が設けられ、接続管53の連結部99が、連結部98に接続されている。接続管53は排気室51につながっている。図5のように、吸気室50と圧縮室48とを接続する吸気ポート54が設けられ、吸気ポート54を開閉する逆止弁55が設けられている。排気室51と圧縮室48とを接続する排気ポート56が設けられ、排気ポート56を開閉する逆止弁57が設けられている。
シリンダ46は、圧縮室48につながる空気抜き通路58を有する。空気抜き通路58を開閉するアンロードバルブ59が、シリンダ46の外に設けられている。アンロードバルブ59として電磁弁が用いられており、アンロードバルブ59への通電と非通電とを切り替えることにより、空気抜き通路58を開閉できる。
図1に示すケーシング11の正面視、図2に示すケーシング11の平面視で、シリンダ46の最大外径はシリンダ34の最大外径よりも小さい。図5に示すように、第2ピストン47の外径は、第1ピストン35の外径よりも小さい。シリンダ46の内径は、シリンダ34の内径よりも小さい。シリンダ34,46の最大外径は、シリンダ34,46の体格である。圧縮室48の最大容積は、圧縮室36の最大容積よりも小さい。
図1に示すように、ケーシング11の正面視で、シリンダ34,46の上端は同じ高さに配置されている。ケーシング11の正面視で、シリンダ46の下端は、シリンダ34の下端よりも上に位置する。ケーシング11の正面視で、シリンダ46の下端と底板22との間隔は、シリンダ34の下端と底板22との間隔よりも広い。
中間ハブ61がクランクケース30に取り付けられている。中間ハブ61は、金属製、例えば、アルミニウムでブロック形状に構成されており、中間ハブ61は通気路62を有する。通気路62は接続管53に接続されている。ケーシング11の正面視で、中間ハブ61は第2圧縮部33と底板22との間に配置され、かつ、クランクケース30と側壁21との間に配置されている。ケーシング11の平面視で、中間ハブ61は、第2圧縮部33と前壁18との間に配置され、かつ、クランクケース30と側壁21との間に配置されている。
第1エアホース63は、調圧器15と、中間ハブ61の通気路62とを接続する。第1エアホース63は、可撓性を有する第1管状部材である。第1エアホース63は合成樹脂製であり、かつ、可撓性を有する。第1エアホース63の長手方向の第1端部に連結部64が設けられ、第2端部に連結部65が設けられている。中間ハブ61は連結部66を有し、作業者は、連結部64を連結部66に対して手作業で着脱可能である。連結部66はバルブを有し、バルブは、連結部64が連結部66から取り外されていると閉状態にある。バルブは、連結部64が連結部66に連結されていると、開状態にある。第1エアホース63は、連結部64を連結部66に連結した状態で、長手方向の一部がケーシング11の外に露出する。第1エアホース63は、連結部64を連結部66に連結した状態で撓むと、ケーシング11、第2圧縮部33及び中間ハブ61に対して移動可能である。
中間ハブ61にリリーフバルブ68が取り付けられている。リリーフバルブ68は、通気路62の空気圧を所定圧以下に保持するバルブである。リリーフバルブ68は、バネ及び弁体と、通気路62につながるポート69と、を有し、バネの力で弁体が付勢されてポート69を閉じる。リリーフバルブ68は、通気路62の空気圧が上限圧以下であればポート69を閉じ、通気路62の空気圧が上限圧を超えるとポート69を開く。上限圧は、例えば、4.8MPaである。
中間ハブ61にリークバルブ70が設けられている。リークバルブ70は、通気路62の空気圧を低下させる役割を持つ。図6に示すように、リークバルブ70は、バルブボディ71と、バルブボディ71に形成されたポート72と、バルブボディ71に取り付けられたバルブステム73と、を有する。ポート72は、通気路62につながっている。バルブボディ71は中間ハブ61に固定されている。
ケーシング11に開口部74が設けられ、バルブボディ71は、ケーシング11内、開口部74及びケーシング11の外に亘って配置されている。バルブボディ71に雌ねじ孔71Aが設けられている。バルブステム73は雄ねじ75を有し、雄ねじ75が雌ねじ孔71Aに挿入されている。バルブステム73が回転すると、バルブステム73はバルブボディ71に対して移動する。バルブステム73の端部にノブ76が設けられている。ノブ76はケーシング11の外に配置されている。作業者がノブ76を手で掴んでバルブステム73を第1方向に回転するとポート72が開き、バルブステム73を第2方向に回転すると、ポート72が閉じる。
図1及び図2に示すように、中間ハブ61に圧力センサ77が設けられている。圧力センサ77は、通気路62の空気圧を検出して信号を出力する。図3に示すように、ケーシング11の後壁19に操作部78が設けられている。図4に示すように、操作部78は、スイッチ79及び表示部80を有する。スイッチ79は、空気圧縮機10の起動・停止を切り替えるために作業者が操作する。表示部80は、空気圧縮機10の状態、例えば、通気路62の空気圧、電動モータ12の回転数等を表示する。表示部80は、液晶ディスプレイ、ランプを含む。
調圧器15は連結部67を有し、作業者は、連結部65を連結部67に対して手作業で着脱可能である。調圧器15はケーシング11の外部に設けられている。連結部65はバルブを有し、バルブは、連結部65が連結部67から取り外されていると閉状態にある。バルブは、連結部65が連結部67に取り付けられていると、開状態にある。連結部64,65、66,67は、何れもカプラまたはソケットと呼ばれる。
ケーシング11内に制御部81が設けられている。制御部81は、図1におけるケーシング11の正面視で、クランクケース30と天板17との間に配置されている。制御部81は、ケーシング11の正面視で、第1圧縮部32及び第2圧縮部33の上方に配置されている。図2におけるケーシング11の平面視で、制御部81の配置領域は、クランクケース30の配置領域、第1圧縮部32,33の配置領域と重なる。制御部81は、基板93と、基板93に設けられ、かつ、図4に示すコントローラ82及びインバータ回路83と、を有する。図1及び図3のように、基板93はホルダ94に支持され、ホルダ94はキャリヤ95を介してクランクケース30に固定されている。
コントローラ82は、入力インタフェース、出力インタフェース、記憶部及び中央演算処理装置を備えたマイクロコンピュータである。インバータ回路83は、電動モータ12のステータ28と、電源84との間の電気回路を形成する。インバータ回路83と電源84とを接続する電力ケーブル91が設けられている。ロータ29の回転位相を検知する位相検知センサ101が設けられている。
インバータ回路83は、接続及び遮断が可能な半導体スイッチを有する。コントローラ82は、スイッチ79のオン・オフ信号、圧力センサ77から入力される信号、位相検知センサ101から入力される信号、記憶部に記憶されているデータに基づいて、インバータ回路83を制御する。コントローラ82がインバータ回路83の半導体スイッチの接続及び遮断を制御すると、電動モータ12の回転及び停止を切り替えること、電動モータ12の回転数を制御すること、が可能である。コントローラ82は、アンロードバルブ59に対する通電及び非通電を切り替える。
調圧器15は、空気圧を設定圧力まで減圧して打込機16に供給する。調圧器15が減圧する設定圧力は、例えば、2MPaである。設定圧力2MPaは、打込機16で止具88を打撃するために必要な圧力である。調圧器15の設定圧力は、打込機16の使用条件、例えば、止具88の長さ、太さ、止具88を打ち込む被打込材に硬度、に応じて変更可能である。
図4に示すように、調圧器15と打込機16とを接続する第2エアホース90が設けられている。第2エアホース90は、可撓性を有する第2管状部材であり、第2エアホース90は合成樹脂製である。打込機16は、本体部85と、本体部85内に設けた空気圧室86と、空気圧室86の空気圧で動作する打撃子87と、本体部85に供給する止具88を収容したマガジン89と、を有する。
作業者は、空気圧縮機10を使用する前にリークバルブ70を操作して、ポート72を閉じる。空気圧縮機10の動作例を説明する。制御部81は、スイッチ79をオンされていることを検出すると、電源84の電圧を電動モータ12に印加する。また、制御部81は、スイッチ79がオンされていると、アンロードバルブ59を非通電とし、空気抜き通路58が閉じられている。
電動モータ12に電圧が印加されて、電動モータ12のロータ29及びクランクシャフト31が共に回転すると、クランクシャフト31の回転力で、第1ピストン35及び第2ピストン47が往復動する。第1圧縮部32は、第1ピストン35がシリンダ34内で往復動すると、ケーシング11内の空気を圧縮室36に吸入し、かつ、吸入した空気を圧縮して吐出する。具体的に説明すると、第1ピストン35がクランクシャフト31に近づく行程で、逆止弁43が吸気ポート42を開き、かつ、逆止弁45が排気ポート44を閉じる。このため、ケーシング11内の空気は、吸気フィルタ41、吸気室38及び吸気ポート42を通り、圧縮室36に吸い込まれる。
第1ピストン35がクランクシャフト31から離れる行程で、逆止弁43が吸気ポート42を閉じ、かつ、圧縮室36の空気圧が上昇する。また、逆止弁45が排気ポート44を開き、圧縮室36で圧縮された空気は、排気ポート44から排気室39に吐出される。
第2圧縮部33の第2ピストン47は、第1ピストン35とは逆向きに動作する。第1ピストン35がクランクシャフト31から離れる行程で、第2ピストン47はクランクシャフト31に近づく。第1ピストン35がクランクシャフト31に近づく行程で、第2ピストン47はクランクシャフト31から離れる。第2ピストン47がシリンダ46内で動作すると、圧縮室48に空気が吸入され、かつ、吸入した空気を圧縮して吐出する。
第2ピストン47がクランクシャフト31に近づく行程で、逆止弁55が吸気ポート54を開き、かつ、逆止弁57が排気ポート56を閉じる。すると、排気室39の空気は、接続管52、吸気室50、吸気ポート54を通り、圧縮室48に吸い込まれる。
第2ピストン47がクランクシャフト31から離れる行程で、逆止弁55が吸気ポート54を閉じ、かつ、圧縮室48の空気圧が上昇する。また、逆止弁57が排気ポート56を開き、圧縮室48で圧縮された空気は、排気ポート56から排気室51に吐出される。圧縮室48の空気圧の最大値は、圧縮室36の空気圧の最大値よりも高い。第1圧縮部32を低圧部として把握し、第2圧縮部33を高圧部として把握可能である。つまり、空気圧縮機10は、第1圧縮部32及び第2圧縮部33により、2段階に空気を圧縮する。したがって、蓄圧部である第1エアホース63を小型化できる。
圧縮室48から排気室51に排出された空気は、接続管53、中間ハブ61の通気路62及び第1エアホース63を通り、調圧器15に送られる。調圧器15は、空気圧を減圧して第2エアホース90に吐出する。打込機16で所定の操作が行われると、第2エアホース90内の空気が空気圧室86に流入する。打撃子87は空気圧室86の空気圧で動作し、打撃子87は止具88を打撃して被打込部材に打ち込む。
圧力センサ77は、通気路62の実際の空気圧を検出し、空気圧に応じた信号を出力する。制御部81は、通気路62の実際の空気圧、記憶部に記憶されているデータに基づいて、電動モータ12の回転、停止及び回転数を制御する。
制御部81は、例えば、通気路62内の実際の空気圧が、第1目標圧力Pmaxとなるように電動モータ12の目標回転数を制御する。前述した“打込機16の使用条件“に応じて決定される。第1目標圧力Pmaxは、打込機16で止具88を連続して所定回数打ち込む作業を行うことができる値、例えば、第1目標圧力Pmaxは4.4MPaに設定される。
制御部81は、通気路62内の実際の空気圧が第1目標圧力Pmaxを超えると、電動モータ12を停止する。制御部81は、通気路62の実際の空気圧が第1目標圧力Pmaxよりも低い第3目標圧力P1以下になると、停止している電動モータ12を回転させる。第1目標圧力Pmax及び第3目標圧力P1は、設定圧力2MPaよりも高い。第3目標圧力P1は、停止している電動モータ12を再起動する際に、所定時間内に第1目標圧力Pmaxに到達可能な値とする。このため、第3目標圧力P1は、電動モータ12の再起動時の回転数に応じて変更可能であり、第3目標圧力P1は、例えば、3.2MPaに設定される。
第1エアホース63は、中間ハブ61の通気路62から排出された空気を調圧器15に送るまでの間、一時的に貯留するタンクの役割を果たす。
リリーフバルブは68は、通気路62の空気圧が上限圧4.8MPa以下であるとポート69を閉じる。リリーフバルブ68は、何らかの理由によって通気路62の空気圧が上限圧4.8MPaを超えるとポート69を開き、通気路62の空気を大気中に排出する。
制御部81は、作業者がスイッチ79をオフするか、または、通気路62内の実際の空気圧が第1目標圧力Pmaxを超えると、電動モータ12を停止する。制御部81は、スイッチ79がオフされるか、または、通気路62内の実際の空気圧が第1目標圧力Pmaxを超えると、アンロードバルブ59に通電して空気抜き通路58を所定時間開き、その後、アンロードバルブ59を非通電として空気抜き通路58を閉じる。圧縮室48の空気は空気抜き通路58から排出され、圧縮室48の空気圧が低下する。このため、スイッチ79が次回にオンされ、制御部81が電動モータ12を回転する際に、電動モータ12の回転を開始した初期段階で、第2ピストン47の動作抵抗を軽減できる。したがって、停止している電動モータ12を起動する際の応答性、つまり、回転数の上昇性能を高めることができる。
ケーシング11内の冷却作用は、次の通りである。ケーシング11内には、発熱要素がある。発熱要素は、中間ハブ61、電動モータ12、クランクケース30、第1圧縮部32及び第2圧縮部33、制御部81を含む。第1圧縮部32及び第2圧縮部33で空気を圧縮すると、空気の温度が上昇する。圧縮室48から排出された空気が流れる中間ハブ61は発熱する。電動モータ12は、導線28Bの通電抵抗、ロータ29の回転抵抗により発熱する。クランクケース30は、クランクシャフト31の回転抵抗で発熱する。制御部81は、インバータ回路83の通電抵抗により発熱する。
冷却ファン14は、ケーシング11内に空気の流れを形成して発熱要素を冷却する。電動モータ12の回転力でクランクシャフト31が回転すると、冷却ファン14は、クランクシャフト31と共に回転する。冷却ファン14が回転すると、ケーシング11の外の空気は、通気口23を通りケーシング11内を流れる。発熱要素の熱は、ケーシング11内を流れる空気に伝達され、発熱要素の温度上昇が抑制される。発熱要素の熱が伝達された空気は、通気口24,25,26を通ってケーシング11の外に排出される。
中間ハブ61は、通気口23から通気口24に向かう空気の流れ方向で、冷却ファン14と圧縮部13との間に配置されている。したがって、中間ハブ61を効率よく冷却できる。
シリンダ46の最大外径は、シリンダ34の最大外径よりも小さい。このため、ケーシング11の上下方向で、シリンダ46の下端と底板22との間隔は、シリンダ34の下端と底板22との間隔よりも広い。そして、ケーシング11の正面視及び側面視で、シリンダ46の下端と底板22との間に、中間ハブ61が配置されている。したがって、ケーシング11が、図1に示す正面視で上下方向に大型化することを抑制できる。
作業者は、スイッチ79がオフされている状態で、第1エアホース63を中間ハブ61から取り外すことができる。第1エアホース63が中間ハブ61から取り外されると、連結部66のバルブが閉じられる。また、第2圧縮部33の逆止弁57は、排気室51の空気圧で閉じられている。つまり、接続管53及び通気路62に空気が残留している。作業者がリークバルブ70を操作してポート72を開くと、接続管53及び通気路62に残留していた空気はポート72から排出され、通気路62の空気圧が低下する。このため、次回に連結部64を連結部66に接続する際、必要な接続荷重を低減できる。したがって、連結部64を連結部66に接続する作業性が向上する。
また、連結部65と連結部67とが接続され、かつ、連結部65と連結部67とが取り外された状態において、作業者がリークバルブ70を操作してポート72を開くことも可能である。この場合、接続管53、通気路62、第1エアホース63に残留していた空気は、ポート72から排出され、第1エアホース63内の空気圧が低下する。このため、連結部65を連結部67に接続する際に、必要な接続荷重を低減できる。したがって、連結部65を連結部67に接続する作業性が向上する。
さらに、第1圧縮部32及び第2圧縮部33で空気を圧縮すると、空気の温度が上昇し、その後に空気の温度が低下する過程で水が生成される。その水は、空気の流れ方向に移動し、例えば、第2圧縮部33の排気室51の内面に付着する。中間ハブ61は、重力の作用方向で連結部98よりも下に配置されている。このため、排気室51の内面に付着した水は、自重で接続管53を通り、中間ハブ61の通気路62に移動する。このため、通気路62の水が、排気室51に逆流することを防止できる。
また、作業者が、図6に示すリークバルブ70を操作してポート72を開くと、通気路62内の空気と共に水がポート72から排出される。ポート72から排出された水は、自重で開口部74を通り、ケーシング11の外に排出される。
制御部81が行う制御例を、図7のフローチャートを参照して説明する。まず、制御部81はスイッチ79がオンされると制御を開始し、停止している電動モータ12をステップS1で回転させ、かつ、電動モータ12の目標回転数を初期化する。
制御部81は、ステップS2において“圧力フラグ=1“が立てられているか否かを判断する。“圧力フラグ=1“の意味は後述する。制御部81は、ステップS2で“圧力フラグ=1“が立てられていないと判断すると、ステップS3に進む。制御部81は、ステップS3において、通気路62の実際の空気圧が第2目標圧力P2を超えているか否かを判断する。
第2目標圧力P2は、第1目標圧力Pmaxよりも低く、かつ、第3目標圧力P1である3.2MPaを超える値である。第2目標圧力P2は、通気路62の実際の空気圧が第1目標圧力Pmaxを超えて、制御部81が電動モータ12を停止する信号を出力した時点から、電動モータ12が停止するまでの間に、通気路62の実際の空気圧が第1目標圧力Pmaxを大幅に超えることがない値を設定する。このため、第2目標圧力P2は、電動モータ12を停止する前の回転数、及び回転数の上昇割合いに応じて、例えば、4.35MPaに設定される。
制御部81は、ステップS3の判断時点で、通気路62の実際の空気圧が第2目標圧力P2以下であるとステップS4に進み、電動モータ12の目標回転数を第1回転数に設定する。制御部81は、第1回転数として例えば2,500/minを設定する。制御部81は、ステップS5において、圧力センサ77が検出する空気圧が第1目標圧力Pmaxを超えているか否かを判断する。
制御部81は、圧力センサ77が検出する空気圧が第1目標圧力Pmax以下であると、ステップS6で電動モータ12の回転を継続する。制御部81は、ステップS7でスイッチ79がオフされたか否かを判断し、制御部81は、スイッチ79がオンされていると、ステップS2に進む。
制御部81は、ステップS3で通気路62の実際の空気圧が第2目標圧力P2を超えていると判断すると、ステップS8で通気路62の空気圧の振幅を演算する。空気圧の振幅とは、所定時間内における空気圧の変化幅である。制御部81は、ステップS9において、通気路62の空気圧の振幅が所定値A以上であるか否かを判断する。制御部81は、通気路62の空気圧の振幅が所定値A未満であると、ステップS4の処理を行う。
制御部81は、ステップS9で通気路62の空気圧の振幅が所定値A以上であると判断すると、ステップS10の処理を行い、ステップS5に進む。制御部81は、ステップS10において、電動モータ12の目標回転数を第2回転数に設定する。第2回転数は第1回転数よりも低く、将来、電動モータ12を停止する際に、通気路62の実際の空気圧が第1目標圧力Pmaxを大幅に超えることを防止できる値である。制御部81は、第2回転数として、例えば、1,500/minを設定する。
制御部81は、ステップS5で通気路62の空気圧が第1目標圧力Pmaxを超えていると判断すると、ステップS11に進んで電動モータ12を停止し、かつ、ステップS12で“圧力フラグ=1“を立て、ステップS7に進む。“圧力フラグ=1“は、“回転している電動モータ12が停止されて、通気路62の圧力が低下中である“ことを意味する。
制御部81は、ステップS2の判断時点で“圧力フラグ=1“が立てられているとステップS13に進み、通気路62の実際の空気圧が第3目標圧力P1を超えているか否かを判断する。制御部81は、ステップS13の判断時点で、通気路62の実際の空気圧が第3目標圧力P1を超えていると電動モータ12の停止を継続し、ステップS7に進む。
制御部81は、ステップS13の判断時点で通気路62の空気圧が第3目標圧力P1以下であると、ステップS14に進み、停止している電動モータ12を起動する。また、制御部81はステップS15で“圧力フラグ=0“を立て、ステップS7に進む。ここで、“圧力フラグ=0“は、“電動モータ12が回転しており、通気路62の空気圧が上昇中である“ことを意味する。
制御部81は、ステップS7でスイッチ79がオフされていると判断すると、ステップS16で電動モータ12を停止し、図7の制御を終了する。なお、制御部81はステップS7の判断を常時行う。
図7の制御例に対応するタイムチャートの例を、図8を参照して説明する。時刻t1以前ではスイッチ79がオフされており、電動モータ12は停止している。時刻t1でスイッチ79がオンされると、電動モータ12の目標回転数として第1回転数2,500/minが設定され、かつ、通気路62の空気圧が上昇する。
通気路62の空気圧が、時刻t2で第2目標圧力P2を超えると、電動モータ12の目標回転数として第2回転数1,500/minが設定される。時刻t2以降における通気路62の空気圧の上昇割合いは、時刻t1から時刻t2の間における通気路62の空気圧の上昇割合いよりも小さい。
通気路62の空気圧が、時刻t3で第1目標圧力Pmaxを超えると、電動モータ12が停止される。また、打込機16で止具88の打ち込みが行われ、通気路62の空気圧が低下する。電動モータ12の停止後、打込機16で止具88の打ち込みが継続され、時刻t4で通気路62の空気圧が第3目標圧力P1以下になると、電動モータ12の目標回転数が第1回転数2,500/minに設定される。
通気路62の空気圧が、時刻t5で第2目標圧力P2を超えると、電動モータ12の目標回転数として第2回転数1,500/minが設定される。時刻t5以降における通気路62の空気圧の上昇割合いは、時刻t4から時刻t5の間における通気路62の空気圧の上昇割合いよりも小さい。そして、通気路62の空気圧が、時刻t6で第1目標圧力Pmaxを超えると、電動モータ12が停止されている。
制御部81は、通気路62の実際の空気圧が、第1目標圧力Pmaxよりも低い第2目標圧力P2を超え、かつ、通気路62の空気圧の振幅が所定値A以上であると、電動モータ12の目標回転数を、第1目標回転数から第2目標回転数に変更する。このため、制御部81が電動モータ12を停止する信号を出力した時点から、電動モータ12が実際に停止するまでの経過時間を、なるべく短くすることができる。つまり、電動モータ12が慣性力で回転する時間を短くできる。したがって、通気路62の実際の空気圧が、第1目標圧力Pmaxに対して大幅に大きくなることを回避できる。
第1エアホース63は、打込機16に送る空気を貯留するタンクの役割を果たしているが、第1エアホース63は合成樹脂製であるため、金属製のタンクと比べて、容積が小さい。したがって、電動モータ12が回転を開始してから、通気路62の実際の空気圧が第1目標圧力Pmaxに到達するまでの経過時間を、なるべく短くすることができ、空気の圧縮作業性が向上する。
制御部81が図7の制御例を行うと、第1ピストン35が1往復し、かつ、第2ピストン47が1往復する間、第1エアホース63内及び通気路62内の空気圧の変動幅をなるべく小さくできる。制御部81は、図7の制御例のステップS3で肯定判断した場合に、ステップS8,S9をスキップしてステップS10に進むことも可能である。
制御部81は、通気路62の実際の空気圧に応じて、打込機16の使用可及び使用不可を表示部80で表示する。制御部81は、通気路62の実際の空気圧が第3目標圧力P1を超えていると、表示部80で“打込機16の使用可“の表示を行う。制御部81は、通気路62の実際の空気圧が第3目標圧力P1以下であると、表示部80で“打込機16の使用不可“の表示を行う。
ロータ29及びクランクシャフト31は、軸線A1を中心として同心状に配置されているため、ケーシング11がロータ29の径方向に大型化することを抑制できる。また、合成樹脂製の第1エアホース63がタンクの役割を果たしており、金属製のタンクを設けずに済む。このため、空気圧縮機10の体格をなるべく小型にでき、かつ、重量をなるべく軽量とすることができる。したがって、空気圧縮機10の携帯性が向上する。空気圧縮機10は、地上に置く構造と、ベルトを介して作業者の体で支持する構造と、を含む。電動モータ12に電力を供給する電源は、直流電源または交流電源の何れでもよい。直流電源は、ケーシング11に着脱可能な電池パックを含む。
さらに、第1エアホース63に必要量以上の圧縮空気を貯留しないため、空気圧縮機10の寿命が向上する。また、空気の圧縮に要する時間短縮でき、作業効率が向上する。
ここで、実施の形態で説明した構成の意味を説明すると、電動モータ12はモータであり、第1エアホース63は蓄圧部に相当し、中間ハブ61は中継部に相当し、打込機16は作業機に相当し、リークバルブ70は排出機構に相当し、調圧器15は減圧機に相当する。リリーフバルブ68の上限圧は、最大圧力として把握可能である。制御部81は、第1制御部、第2制御部、第3制御部及び圧力設定部に相当し、圧力センサ77及び制御部81は、第1検出部、第2検出部、第3制御部、第4制御部及び第5制御部に相当し、アンロードバルブ59はアンロード機構に相当する。
上記実施形態の変形例として、打込機16の使用可及び使用不可の確認は、図4に示すように、制御部81に打込機16の使用可及び使用不可の情報を送信する送信機102、打込機16に制御部81からの打込機16の使用可及び使用不可の情報を受信する受信機103及び、制御部81からの打込機16の使用可及び使用不可の情報を打込機16に表示する表示部104を設けることで、空気圧縮機10からの打込機16の使用可及び使用不可の情報を打込機16でも確認可能としても良い。
以下変形例について詳細に説明する。変形例に係る空気圧縮機及び打込機の基本構成は、本実施形態に係る空気圧縮機10及び打込機16と共通である。変形例における空気圧縮機10は、ケーシング11内に制御部81を備え、制御部81は、通気路62の実際の空気圧に応じて、打込機16の使用可及び使用不可の情報を外部に送信する送信機102が設けられている。また打込機16には、制御部81からの打込機16の使用可及び使用不可の情報を受信する受信機103と、使用可及び使用不可の情報を表示する表示部104が設けられている。
制御部81は、通気路62の実際の空気圧が第3目標圧力P1を超えていると、送信機102から打込機16に設けられた受信機103に打込機16が使用可である情報を送信し、打込機16に設けられた表示部104で“打込機16の使用可“の表示を行う。制御部81は、通気路62の実際の空気圧が第3目標圧力P1を以下であると、送信機102から打込機16に設けられた受信機103に打込機16が使用可である情報を送信し、打込機16に設けられた表示部104で“打込機16の使用不可“の表示を行う。変形例におけるその他の動作は、実施形態と共通であるため説明は省略する。
空気圧縮機は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、リークバルブ70としてソレノイドバルブを用い、コントローラ82がリークバルブ70を制御する構成を採用可能である。この構成を採用すると、作業者がスイッチ79をオフした場合に、コントローラ82がリークバルブ70を動作させ、ポート72を所定時間開いて閉じる制御を行い、ポート72から空気及び水を排出することが可能である。リークバルブ70の全部がケーシング11内に位置するレイアウトを採用可能である。この場合、ケーシング11に開口部74は設けなくてもよい。
また、中間ハブ61は、ケーシング11の正面視で、シリンダ34と底板22との間に配置することも可能である。リークバルブは、バルブステム及びバネを有する変更例でもよい。変更例のリークバルブは、バルブステムに作業者の操作力が加えられていない場合は、ポートを閉じる。変更例のリークバルブは、バルブステムに作業者の操作力が加えられると、バネの力に抗してバルブステムが移動し、ポートを閉じる。
操作部78は、側壁20または側壁21、あるいは、天板17に設けられていてもよい。アンロードバルブは、バルブステム及びバネを有する変更例でもよい。変更例のアンロードバルブは、バルブステムに作業者の操作力が加えられていない場合は、空気抜き通路を閉じる。変更例のアンロードバルブは、バルブステムに作業者の操作力が加えられると、バネの力に抗してバルブステムが移動し、空気抜き通路を閉じる。つまり、作業者は、アンロードバルブを手動で操作し、圧縮室48の空気を抜くことができる。調圧器15は、ケーシング11の外部、またはケーシング11の内部の何れに設けられていてもよい。ピストンを動作させるモータは、電動モータの他、油圧モータ、空気圧モータ、内燃機関を含む。
10…空気圧縮機、11…ケーシング、12…電動モータ、13…圧縮部、14…冷却ファン、16…打込機、28…ステータ、28B…導線、29…ロータ、32…第1圧縮部、33…第2圧縮部、35…第1ピストン、47…第2ピストン、61…中間ハブ、63…第1エアホース(第1管状部材)、66…連結部、68…リリーフバルブ、70…リークバルブ、77…圧力センサ、81…制御部。

Claims (11)

  1. ピストンの動作により空気を圧縮して排出する圧縮部と、前記ピストンを動作させるモータと、前記を有する空気圧縮機であって、
    前記圧縮部から排出された空気を蓄える蓄圧部と、
    前記圧縮部と前記蓄圧部とを接続し、かつ、前記圧縮部から排出される空気が通る中継部と、
    前記圧縮部を冷却する空気の流れを形成する冷却ファンと、
    を有し、
    前記中継部は、前記空気の流れ方向で前記冷却ファンと前記圧縮部との間に配置されている、空気圧縮機。
  2. 前記蓄圧部は、前記圧縮部から排出される空気を、空気圧で動作する作業機に接続する可撓性の管状部材である、請求項1記載の空気圧縮機。
  3. 前記ピストンは、別々に動作可能な第1ピストン及び第2ピストンを有し、
    前記圧縮部は、
    前記第1ピストンの動作により空気を圧縮して排出する第1圧縮部と、
    前記第2ピストンの動作により前記第1圧縮部から排出される空気を吸入し、かつ、吸入した空気をさらに圧縮して排出する第2圧縮部と、
    を有し、
    前記中継部は、前記第2圧縮部と前記蓄圧部とを接続する、請求項1または2記載の空気圧縮機。
  4. 前記モータは、
    導線が巻かれ、かつ、前記導線に通電されて回転磁界を形成するステータと、
    前記回転磁界により回転し、かつ、前記第1ピストン及び第2ピストンに動力伝達可能に接続されたロータと、
    を有する、請求項3記載の空気圧縮機。
  5. 前記第1圧縮部、前記第2圧縮部、前記中継部及び前記冷却ファンを収容するケーシングが設けられ、
    前記第2圧縮部は、前記ケーシングの上下方向の体格が前記第1圧縮部の体格よりも小さく、
    前記中継部は、前記第2圧縮部の下方に配置されている、請求項4記載の空気圧縮機。
  6. 前記中継部が前記蓄圧部から取り外された状態で、前記中継部から空気を排出する排出機構が設けられている、請求項5記載の空気圧縮機。
  7. 前記中継部は、前記蓄圧部が着脱される連結部を有し、
    前記連結部は、前記蓄圧部が取り外された状態で、前記中継部から空気が排出されることを防止する、請求項6記載の空気圧縮機。
  8. 前記排出機構は、前記中継部から水を排出する、請求項6または7記載の空気圧縮機。
  9. 前記中継部で空気の圧力を検出する圧力センサが設けられている、請求項5乃至8の何れか1項記載の空気圧縮機。
  10. 前記蓄圧部に蓄えられる空気の圧力が、予め定められた最大圧力を超えることを防止するリリーフバルブが、前記中継部に設けられている、請求項5乃至8の何れか1項記載の空気圧縮機。
  11. 前記モータを制御する制御部が前記ケーシング内に設けられ、
    前記制御部は、前記圧縮部よりも上方に配置されている、請求項5乃至10の何れか1項記載の空気圧縮機。
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