JP2018003685A - エンジンのオイル冷却構造 - Google Patents
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Abstract
Description
前記伝動ケース9に、オイルポンプPにより循環されるオイルの移送通路Wが形成され、前記伝動ケース9の外面側に、前記移送通路Wから分岐されて前記伝動ケース9から取り出されるオイル配管56を設け、前記伝動ケース9の傍を通る状態で設けられている冷却水移送配管12と、前記オイル配管56とを互いに熱伝導可能に接触させてなる熱交換部Hが装備されていることを特徴とする。
前記オイル配管56及び前記冷却水移送配管12が金属製のパイプでなり、前記熱交換部Hは、前記オイル配管56と前記冷却水移送配管12とが直接に接触されることで構成されていることを特徴とする。
前記オイル配管56は、ガバナ系の摺動部Aにオイル供給するためのものであることを特徴とする。
前記一端壁1aに、エンジン冷却ファン6が設けられていることを特徴とする。
前記エンジン本体1のクランク軸2が前記伝動ケース9を貫通して突出し、その突出軸部2aに補機駆動プーリ4が取付けられるとともに、前記エンジン冷却ファン6に一体回転状態にファンプーリ6aを設け、前記ファンプーリ6aと前記補機駆動プーリ4とに巻回される無端ベルト8が設けられていることを特徴とする。
前記伝動ケース9に、前記クランク軸2により駆動されるオイルポンプPが設けられ、前記移送通路Wは、前記オイルポンプPに対する吐出オイル又は/及び戻りオイルの移送通路に設定されていることを特徴とする。
前記伝動ケース9は、複数のリブ壁9B〜9Hを有する伏鍋状の構造体に形成され、前記伝動ケース9における前記リブ壁9B〜9Hにより仕切られているケース内室部20,22,24,30が、前記オイルポンプPにより循環されるオイルの移送通路Wとなる状態に構成されていることを特徴とするものである。
熱交換部を設けたので、比較的高温のオイルと比較的低温の冷却水との熱交換が行え、既存の構成を利用した追加の配管によりオイルクーラを新設することができる。
その結果、さらなる構造工夫により、部品点数の増加や必要スペースの増大を極力伴うことがないようにしながら、オイルの冷却性能を向上させることが可能なエンジンのオイル冷却構造を提供することができる。
その結果、オイルの冷却効果がさらに強化されるエンジンのオイル冷却構造を提供することができる。
外周リブ壁9B及び内周リブ壁9Cは、エンジン本体1やポンプカバー18(後述)を取付ける平坦面に形成されている。外周リブ壁9Bの下部には、オイルの戻り経路を設けるためのループ状リブ壁9Eが形成されている。
また、フロントカバー9には、外周リブ壁9Bと内周リブ壁9Cとを同一平面状に連結する2箇所の連結リブ壁9Dや複数箇所の補強リブ9rなどが形成されているとともに、軸前端部2Aが通る部分に、トロコイド型のオイルポンプPを収容するためのポンプチャンバ17が凹入形成されている。
また、オイルパン3のオイルはストレーナ28から、ループ状リブ壁9Eに形成されている戻し口29Fを有する戻しトンネル路29(「移送通路W」の一例)を通ってポンプチャンバ17の吸入側部位17bに流れてゆく。なお、トンネル路29の右横は、リリーフバルブを組み込む管路用の突出部(符記省略)である。
なお、図5に示される33は、下側の給排気カムギヤと上側のアイドルギヤとが咬合する補機駆動用の伝動機構(燃料噴射ポンプや動弁装置などを駆動するギヤ伝動機構)であり、前壁1aに配備されてフロントカバー9により覆われている。また、34は、フロントカバー9におけるポンプチャンバ17から前側に突設される筒状の軸カバー部である。
また、図示は省略するが、フロントカバー9などに付設されるオイル給排用の接続パイプを、熱の放散性に優れるヒートシンク付ヒートパイプで構成すれば好都合である。
また、ウォータポンプ13に対する給排路である金属パイプ製の冷却水戻り管12が、ウォータポンプ13の下部から左下方へ斜めに延びる状態で、フロントカバー9と無端ベルト8との間の前後スペースに配策されている。
(1)図8(b)に示される第1別構造の熱交換部Hでも良い。この熱交換部Hは、互いに丸パイプ製の冷却水戻り管12及びオイル配管56を、熱交換部Hにおいては潰し成形して断面D形に形成し、それぞれに水平面部12a,56aどうしを密着させて溶着させる構造でも良い。この手段では、潰し加工は必要であるが、直接接触する面積を広く取ることができ、より迅速なる熱伝導が行える利点がある。
また、図示は省略するが、一方の配管56を他方の配管12に螺旋状に巻き付けてなる熱交換部Hとする構成も可能である。
1a 前壁(一端壁)
2A 補機駆動用の伝動機構
2a 突出軸部
4 補機駆動プーリ
6 エンジン冷却ファン
6a ファンプーリ
8 無端ベルト
9 フロントカバー(伝動ケース)
9B 外周リブ壁
9C 内周リブ壁
9C 連結リブ壁
9D 連結リブ壁
9E ループ状リブ壁
9F チャンバリブ壁
9G 第1仕切りリブ壁
9H 第2仕切りリブ壁
12 冷却水移送配管
20 第1ケース内室部
22 第2ケース内室部
24 第3ケース内室部
30 第4ケース内室部
56 オイル配管
A ガバナ系の摺動部
H 熱交換部
P オイルポンプ
W オイルの移送通路
Claims (7)
- エンジン本体の一端壁に伝動ケースが取付けられ、前記伝動ケースに補機駆動用の伝動機構が設けられているエンジンのオイル冷却構造であって、
前記伝動ケースに、オイルポンプにより循環されるオイルの移送通路が形成され、前記伝動ケースの外面側に、前記移送通路から分岐されて前記伝動ケースから取り出されているオイル配管を設け、前記伝動ケースの傍を通る状態で設けられている冷却水移送配管と、前記オイル配管とを互いに熱伝導可能に接触させてなる熱交換部が装備されているエンジンのオイル冷却構造。 - 前記オイル配管及び前記冷却水移送配管が金属製のパイプでなり、前記熱交換部は、前記オイル配管と前記冷却水移送配管とが直接に接触されることで構成されている請求項1に記載のエンジンのオイル冷却構造。
- 前記オイル配管は、ガバナ系の摺動部にオイル供給するためのものである請求項1又は2に記載のエンジンのオイル冷却構造。
- 前記一端壁に、エンジン冷却ファンが設けられている請求項1〜3の何れか一項に記載のエンジンのオイル冷却構造。
- 前記エンジン本体のクランク軸が前記伝動ケースを貫通して突出し、その突出軸部に補機駆動プーリが取付けられるとともに、前記エンジン冷却ファンに一体回転状態にファンプーリを設け、前記ファンプーリと前記補機駆動プーリとに巻回される無端ベルトが設けられている請求項4に記載のエンジンのオイル冷却構造。
- 前記伝動ケースに、前記クランク軸により駆動されるオイルポンプが設けられ、前記移送通路は、前記オイルポンプに対する吐出オイル又は/及び戻りオイルの移送通路に設定されている請求項5に記載のエンジンのオイル冷却構造。
- 前記伝動ケースは、複数のリブ壁を有する伏鍋状の構造体に形成され、前記伝動ケースにおける前記リブ壁により仕切られているケース内室部が、前記オイルポンプにより循環されるオイルの移送通路となる状態に構成されている請求項1〜6のいずれか一項に記載のエンジンのオイル冷却構造。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021240821A1 (ja) * | 2020-05-29 | 2021-12-02 | 本田技研工業株式会社 | 作業機 |
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2016
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US11498088B2 (en) | 2020-05-29 | 2022-11-15 | Honda Motor Co., Ltd. | Work machine |
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