JP6625492B2 - エンジンのオイル冷却構造 - Google Patents
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Description
前記伝動ケース9に、オイルポンプPにより循環されるオイルの移送通路Wが形成されるとともに、前記伝動ケース9の外面側に、前記エンジン冷却ファン6による冷却風を取り込んで前記伝動ケース9の外面に導く導風ガイド38が取付けられ、
前記導風ガイド38には、外側に折り曲げられた取込み促進部42aが形成されていることを特徴とする。
前記伝動ケース9は、複数のリブ壁9B〜9Hを有する伏鍋状の構造体に形成され、前記伝動ケース9における前記リブ壁9B〜9Hにより仕切られているケース内室部20,22,24,30が、前記オイルポンプPにより循環されるオイルの移送通路Wとなる状態に構成されていることを特徴とする。
前記導風ガイド38は、前記伝動ケース9を前記一端壁1aに取付けるボルト41により共締め固定されていることを特徴とする。
前記伝動ケース9に、オイルポンプPにより循環されるオイルの移送通路Wが形成されるとともに、前記伝動ケース9の外面側に、前記エンジン冷却ファン6による冷却風を取り込んで前記伝動ケース9の外面に導く導風ガイド38が取付けられ、
前記導風ガイド38による導風路39は、前記導風路39の断面積が冷却風の流れ方向で下流側ほど狭くなる先細り形状となるように構成されていることを特徴とする。
前記伝動ケース9に、オイルポンプPにより循環されるオイルの移送通路Wが形成されるとともに、前記伝動ケース9の外面側に、前記エンジン冷却ファン6による冷却風を取り込んで前記伝動ケース9の外面に導く導風ガイド38が取付けられ、
前記エンジン本体1のクランク軸2が前記伝動ケース9を貫通して突出し、その突出軸部2aに補機駆動プーリ4が取付けられ、
前記補機駆動プーリ4が、前記導風ガイド38により導かれた導風の下流側の端部に位置する状態に構成されているとともに、前記補機駆動プーリ4に、前記導風を吸い出す吸引ファン40が構成されていることを特徴とする。
前記伝動ケース9に、前記クランク軸2により駆動される前記オイルポンプPが設けられ、前記移送通路Wは、前記オイルポンプPに対する吐出オイル又は/及び戻りオイルの移送通路に設定されていることを特徴とする。
その結果、さらなる構造工夫により、導風ガイドを付設する軽微な改造により、部品点数の増加や必要スペースの増大を極力伴うことがないようにしながら、オイルの冷却性能を向上させ得るエンジンのオイル冷却構造を提供することができる。
つまり、フロントカバー9の表面から大量に熱放散されること、及びエンジン冷却ファン6による冷却風を効率よくフロントカバー9へ導いての空冷作用により、フロントカバー9内を流れるオイルを効率よく冷却できるオイル冷却装置10となっている。
ガイド本体板38Aは、前後左右に拡がる面を持つ主壁部42と、右側壁部43と、底壁部44とを有する正面視で略矩形の部材である。右側壁部43の上端部は左側に傾くように折り曲げられた側壁上部43aに形成されており、その側壁上部43aと右側壁部43の下部、及び底壁部44の左端との3箇所に、ボルト止め用の第1〜第3取付片45〜47が形成されている。また、主壁部42の上端部は、左が大幅となる正面視で略三角形を呈して若干角度外側(前側)に折り曲げられた取込み促進部42aに形成されている。
図1,図2に示されるように、エンジン冷却ファン6の羽根部6Aの先端部が取込み促進部42aの前側に配置されて、前後方向視で重なる状態に構成されている。また、補機駆動プーリ4の右端部が、上部仕切り板38Bと干渉しない範囲で、ガイド本体板38Aの主壁部42の裏側に入り込んで重なる状態に設定されている。
外周リブ壁9B及び内周リブ壁9Cは、エンジン本体1やポンプカバー18(後述)を取付ける平坦面に形成されている。外周リブ壁9Bの下部には、オイルの戻り経路を設けるためのループ状リブ壁9Eが形成されている。
また、フロントカバー9には、外周リブ壁9Bと内周リブ壁9Cとを同一平面状に連結する2箇所の連結リブ壁9Dや複数箇所の補強リブ9rなどが形成されているとともに、軸前端部2Aが通る部分に、トロコイド型のオイルポンプPを収容するためのポンプチャンバ17が凹入形成されている。
また、オイルパン3のオイルはストレーナ28から、ループ状リブ壁9Eに形成されている戻し口29Fを有する戻しトンネル路29(「移送通路W」の一例)を通ってポンプチャンバ17の吸入側部位17bに流れてゆく。なお、トンネル路29の右横は、リリーフバルブを組み込む管路用の突出部(符記省略)である。
なお、図5に示される33は、下側の給排気カムギヤと上側のアイドルギヤとが咬合する補機駆動用の伝動機構(燃料噴射ポンプや動弁装置などを駆動するギヤ伝動機構)であり、前壁1aに配備されてフロントカバー9により覆われている。また、34は、フロントカバー9におけるポンプチャンバ17から前側に突設される筒状の軸カバー部である。
また、図示は省略するが、フロントカバー9などに付設されるオイル給排用の接続パイプを、熱の放散性に優れるヒートシンク付ヒートパイプで構成すれば好都合である。
導風ガイド38は、鋼板や合成樹脂により成形されたものでも良い。また、導風ガイド38における排風場所を下方は右下に設け、自然排出させる構造としても良い。また、導風ガイド38の(主壁部42の)フロントカバー9からの前方への離れ距離を、下に行くほど短くして、」導風路39が先細りとなる構成としても良い。
1a 前壁(一端壁)
2 クランク軸
2A 伝動機構
2a 突出軸部
4 補機駆動プーリ
6 エンジン冷却ファン
9 伝動ケース
9B〜9H リブ壁
20 第1ケース内室部
22 第2ケース内室部
24 第3ケース内室部
30 第4ケース内室部
38 導風ガイド
39 導風路
40 吸引ファン
41 ボルト
42a 取込み促進部
P オイルポンプ
W オイルの移送通路
Claims (6)
- エンジン本体の一端壁にエンジン冷却ファン及び伝動ケースが取付けられ、前記伝動ケースに補機駆動用の伝動機構が設けられているエンジンのオイル冷却構造であって、
前記伝動ケースに、オイルポンプにより循環されるオイルの移送通路が形成されるとともに、前記伝動ケースの外面側に、前記エンジン冷却ファンによる冷却風を取り込んで前記伝動ケースの外面に導く導風ガイドが取付けられ、
前記導風ガイドには、外側に折り曲げられた取込み促進部が形成されているエンジンのオイル冷却構造。 - 前記伝動ケースは、複数のリブ壁を有する伏鍋状の構造体に形成され、前記伝動ケースにおける前記リブ壁により仕切られているケース内室部が、前記オイルポンプにより循環されるオイルの移送通路となる状態に構成されている請求項1に記載のエンジンのオイル冷却構造。
- 前記導風ガイドは、前記伝動ケースを前記一端壁に取付けるボルトにより共締め固定されている請求項1又は2に記載のエンジンのオイル冷却構造。
- エンジン本体の一端壁にエンジン冷却ファン及び伝動ケースが取付けられ、前記伝動ケースに補機駆動用の伝動機構が設けられているエンジンのオイル冷却構造であって、
前記伝動ケースに、オイルポンプにより循環されるオイルの移送通路が形成されるとともに、前記伝動ケースの外面側に、前記エンジン冷却ファンによる冷却風を取り込んで前記伝動ケースの外面に導く導風ガイドが取付けられ、
前記導風ガイドによる導風路は、前記導風路の断面積が冷却風の流れ方向で下流側ほど狭くなる先細り形状となるように構成されているエンジンのオイル冷却構造。 - エンジン本体の一端壁にエンジン冷却ファン及び伝動ケースが取付けられ、前記伝動ケースに補機駆動用の伝動機構が設けられているエンジンのオイル冷却構造であって、
前記伝動ケースに、オイルポンプにより循環されるオイルの移送通路が形成されるとともに、前記伝動ケースの外面側に、前記エンジン冷却ファンによる冷却風を取り込んで前記伝動ケースの外面に導く導風ガイドが取付けられ、
前記エンジン本体のクランク軸が前記伝動ケースを貫通して突出し、その突出軸部に補機駆動プーリが取付けられ、
前記補機駆動プーリが、前記導風ガイドにより導かれた導風の下流側の端部に位置する状態に構成されているとともに、前記補機駆動プーリに、前記導風を吸い出す吸引ファンが構成されているエンジンのオイル冷却構造。 - 前記伝動ケースに、前記クランク軸により駆動されるオイルポンプが設けられ、前記移送通路は、前記オイルポンプに対する吐出オイル又は/及び戻りオイルの移送通路に設定されている請求項5に記載のエンジンのオイル冷却構造。
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JP2016130716A JP6625492B2 (ja) | 2016-06-30 | 2016-06-30 | エンジンのオイル冷却構造 |
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JP2018003684A JP2018003684A (ja) | 2018-01-11 |
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2016
- 2016-06-30 JP JP2016130716A patent/JP6625492B2/ja active Active
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