JP2018002755A - ポリアミド樹脂組成物及びそれを用いた自転車部品 - Google Patents

ポリアミド樹脂組成物及びそれを用いた自転車部品 Download PDF

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Abstract

【課題】機械的物性だけでなく、寸法安定性にも十分に優れた樹脂部品を製造することができる樹脂組成物、および当該樹脂組成物を用いて製造された自転車部品を提供すること。
【解決手段】ポリアミド樹脂およびポリブチレンテレフタレート樹脂を含む樹脂組成物、および該樹脂組成物を含む自転車部品。
【選択図】なし

Description

本発明はポリアミド樹脂組成物及びそれを用いた自転車部品に関する。
従来より、自転車部品には金属部品が使用されていたが、昨今に求められる軽量化の観点から、金属部品の一部は樹脂部品に置き換わっている。
自転車部品を構成する樹脂組成物としては、ポリアミド樹脂および繊維状強化材を含むものが、引張強度および引張伸度等の機械的物性の観点から好ましく使用されている(特許文献1〜3)。
特開2006−7799号公報 特開2006−142973号公報 特開2014−162450号公報
本発明の発明者等は、上記の樹脂組成物を用いて製造された自転車部品は吸水時の寸法安定性が十分ではないという新たな問題を見い出した。
例えば、ロードレース用の自転車はユーザーにより組立および分解が行われる。自転車のボトムブラケットは筒状部材(シェル)の両端に樹脂製アダプタの一部が圧入されており、組立時においては、当該アダプタを自転車のフレームのハンガー部に圧入して取り付ける。分解時においては、アダプタをボトムブラケットハンガーから取り外す。ボトムブラケット、特にアダプタ等の自転車部品は製造後、ユーザーの手に渡るまで、運搬等により数週間〜数か月の時間を要する。
このようなアダプタを上記の樹脂組成物を用いて製造した場合、当該アダプタは運搬時に湿気により、僅かに寸法変化するため、ユーザーにとって、アダプタの取り付け作業および取り外し作業は極めて困難な作業となっていた。
寸法安定性の問題は、長時間にわたる海外への運搬時に樹脂部品が吸湿する場合、および自転車の組立後、分解前に、樹脂部品が雨水等による吸水を起こす場合において、特に顕著であった。
本発明は、機械的物性だけでなく、寸法安定性にも十分に優れた樹脂部品を製造することができる樹脂組成物、および当該樹脂組成物を用いて製造された自転車部品を提供することを目的とする。
本発明は、ポリアミド樹脂およびポリブチレンテレフタレート樹脂を含む樹脂組成物、および該樹脂組成物を含む自転車部品に関する。
本発明の樹脂組成物を用いて製造された部品(例えば、自転車部品)は、機械的物性だけでなく、寸法安定性にも十分に優れている。
本発明の自転車部品としての第1実施態様のボトムブラケット用アダプタを含むボトムブラケット組立体の装着状態を示す概略断面図である。 図1のアダプタ近傍の概略拡大断面図である。 本発明の自転車部品としての第2実施態様のボトムブラケット用アダプタ近傍の概略拡大断面図である。 本発明の自転車部品としての第3実施態様のボトムブラケット用アダプタ近傍の概略拡大断面図である。 実施例において寸法安定性を評価するための試験片の形状を示す図である。
[樹脂組成物]
本発明の樹脂組成物はポリアミド樹脂およびポリブチレンテレフタレート樹脂を含む。
本発明で用いられるポリアミド樹脂は、アミノカルボン酸、ラクタムあるいはジアミンとジカルボン酸(それらの一対の塩も含む)、またはこれらの混合物を主たる原料とするアミド結合を主鎖内に有した重合体である。アミノカルボン酸としては、6−アミノカプロン酸、11−アミノウンデカン酸、12−アミノドデカン酸、パラアミノメチル安息香酸等がある。ラクタムとしてはε−カプロラクタム、ω−ウンデカノラクタム、ω−ラウロラクタム等がある。ジアミンとしては、テトラメチレンジアミン、デカメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ウンデカメチレンジアミン、ドデカメチレンジアミン、2,2,4−/2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジアミン、5−メチルノナメチレンジアミン、2,4−ジメチルオクタメチレンジアミン、メタキシリレンジアミン、パラキシリレンジアミン、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、1−アミノ−3−アミノメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキサン、3,8−ビス(アミノメチル)トリシクロデカン、ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン、ビス(3−メチル−4−アミノシクロヘキシル)メタン、2,2−ビス(4−アミノシクロヘキシル)プロパン、ビス(アミノプロピル)ピペラジン、アミノエチルピペラジン等が挙げられる。またジカルボン酸としては、アジピン酸、スべリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン二酸、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、2−クロロテレフタル酸、2−メチルテレフタル酸、5−メチルイソフタル酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸、ジグリコール酸等がある。またこれらジアミンとジカルボン酸は一対の塩として用いることもできる。
寸法安定性および機械的物性(特に引張伸度)のさらなる向上の観点から、好ましいポリアミド樹脂はモノマー成分としてジアミンおよびジカルボン酸を含むポリアミド樹脂であり、より好ましいポリアミド樹脂はモノマー成分としてヘキサメチレンジアミンおよび炭素数10〜12のジカルボン酸を含むポリアミド樹脂(以下、単に「ポリアミド樹脂A」ということがある)であり、さらに好ましいポリアミド樹脂はヘキサメチレンジアミンと炭素数10〜12のジカルボン酸とのみからなるポリアミド樹脂である。炭素数10〜12のジカルボン酸としては、例えば、セバシン酸、ドデカン二酸が挙げられる。
ポリアミド樹脂Aが、ヘキサメチレンジアミンおよび炭素数10〜12のジカルボン酸以外に、含んでもよい他のモノマー成分として、上記したアミノカルボン酸、ラクタム、ジアミンおよびジカルボン酸からなる群から選択される1種以上のモノマーが挙げられる。
ポリアミド樹脂Aはジアミンとジカルボン酸とのみからなるポリアミド樹脂であることが好ましい。この場合、ポリアミド樹脂Aにおけるヘキサメチレンジアミンの含量割合は全ジアミンに対して通常50モル%以上であり、好ましくは70%以上、より好ましくは90%以上である。ポリアミド樹脂Aにおける炭素数10〜12のジカルボン酸の含量割合は全ジカルボン酸に対して通常50モル%以上であり、好ましくは70%以上、より好ましくは90%以上である。
ヘキサメチレンジアミンと炭素数10〜12のジカルボン酸とのみからなるポリアミド樹脂の具体例として、例えば、ポリアミド610およびポリアミド612が挙げられる。
ポリアミド樹脂の相対粘度は特に制限はなく、機械的物性のさらなる向上および流動性および成形性の向上の観点から、溶媒として96%硫酸を用い、温度25℃、濃度1g/100mlの条件で求めた相対粘度で1.5〜5.0の範囲であることが好ましく、2.0〜4.0の範囲であることがより好ましい。
ポリアミド樹脂は通常、公知の溶融重合法で、あるいはさらに固相重合法を併用して製造することもできるし、または市販品として入手することもできる。好ましいポリアミド樹脂の市販品として、例えば、ポリアミド610(アルケマ社製HIPROLON 70NN)、ポリアミド612(アルケマ社製HIPROLON 90N)が挙げられる。
本発明で用いられるポリブチレンテレフタレート樹脂はモノマー成分としてテレフタル酸および1,4−ブタンジオールを含む熱可塑性ポリエステル樹脂である。
ポリブチレンテレフタレート樹脂は、本発明の効果を損なわない範囲で、モノマー成分として、テレフタル酸および1,4−ブタンジオール以外に、他のジカルボン酸および他のジオール、ならびにヒドロキシカルボン酸およびラクトン化合物からなる群から選択される1種以上のモノマーを含んでもよい。
他のジカルボン酸として、例えば、イソフタル酸、オルトフタル酸、クロルフタル酸、ニトロフタル酸、2,5−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸、1,5−ナフタレンジカルボン酸、メチルテレフタル酸、4,4’−ビフェニルジカルボン酸、2,2’−ビフェニルジカルボン酸、4,4’−ビフェニルエーテルジカルボン酸、4,4’−ジフェニルメタンジカルボン酸、4,4’−ジフェニルスルホンジカルボン酸、4,4’−ジフェニルイソプロピリデンジカルボン酸、1,2−ビス(4ーカルボキシフェノキシ)エタン、5−ナトリウムスルホイソフタル酸等の芳香族ジカルボン酸;シュウ酸、コハク酸、アジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジオン酸、オクタデカンジカルボン酸、ダイマー酸、マレイン酸、フマル酸等の脂肪族ジカルボン酸;1,4−シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環式ジカルボン酸等が挙げられる。
他のジオールとして、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール、1,10−デカンジオール等の脂肪族ジオール;1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,3−シクロヘキサンジメタノール、1,2−シクロヘキサンジメタノール等の脂環式ジオール;ビスフェノールAおよびビスフェノールS等のビスフェノール類およびそれらのエチレンオキサイド付加体、ハイドロキノン、レゾルシノール等の芳香族ジオール等が挙げられる。
ヒドロキシカルボン酸として、例えば、p−ヒドロキシ安息香酸、p−(2−ヒドロキシエトキシ)安息香酸、6−ヒドロキシカプロン酸等が挙げられる。
ラクトン化合物として、例えば、δ−バレロラクトン、γ−ブチロラクトン、ε−カプロラクトン等が挙げられる。
ポリブチレンテレフタレート樹脂はジカルボン酸とジオールとのみからなることが好ましい。この場合、ポリブチレンテレフタレート樹脂におけるテレフタル酸の含量割合は全ジカルボン酸に対して通常50モル%以上であり、好ましくは70%以上、より好ましくは90%以上である。ポリブチレンテレフタレート樹脂における1,4−ブタンジオールの含量割合は全ジオールに対して通常50モル%以上であり、好ましくは70%以上、より好ましくは90%以上である。ポリブチレンテレフタレート樹脂は、寸法安定性および機械的物性のさらなる向上の観点から、モノマー成分としてテレフタル酸および1,4−ブタンジオールのみを含むポリブチレンテレフタレートが好ましい。
ポリブチレンテレフタレート樹脂には、上記したモノマー以外に、難燃性を付与するために有機リン化合物が共重合されていてもよい。
ポリブチレンテレフタレート樹脂の極限粘度は特に制限はなく、機械的物性のさらなる向上および成形性の向上の観点から、0.50dl/g以上であることが好ましく、0.70〜1.20dl/gであることがより好ましい。
ポリブチレンテレフタレート樹脂の融点は通常、230℃以下であり、寸法安定性および機械的物性のさらなる向上の観点から、190〜230℃である。
ポリアミド樹脂とポリブチレンテレフタレート樹脂との質量比率(ポリアミド樹脂/ポリブチレンテレフタレート樹脂)は特に限定されず、通常95/5〜5/95であり、寸法安定性および機械的物性のさらなる向上の観点から、好ましくは95/5〜30/70、より好ましくは92/8〜50/50、さらに好ましくは85/15〜77/23である。ポリアミド樹脂およびポリブチレンテレフタレート樹脂それぞれは二種以上組み合わせて用いてもよく、この場合、二種以上の合計量が上記範囲内であることが好ましい。
本発明の樹脂組成物が、ポリブチレンテレフタレート樹脂の代わりに、ポリエチレンテレフタレートを含んでも、十分な寸法安定性および十分な引張強度は得られない。本発明の樹脂組成物が、ポリブチレンテレフタレート樹脂を含まないと、十分な寸法安定性は得られない。本発明の樹脂組成物が、ポリアミド樹脂を含まないと、十分な寸法安定性および十分な引張伸度は得られない。
本発明の樹脂組成物は、ポリアミド樹脂およびポリブチレンテレフタレート樹脂以外に、他のポリマーを含んでもよい。他のポリマーとしては、例えば、他のポリエステル樹脂、エラストマーが挙げられる。他のポリエステル樹脂として、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンナフタレート、ポリエチレンイソフタレート/テレフタレート、ポリブチレンイソフタレート/テレフタレート、ポリエチレンテレフタレート/シクロヘキシレンジメチレンテレフタレート、シクロヘキシレンジメチレンイソフタレート/テレフタレート、ポリ(p−ヒドロキシ安息香酸/エチレンテレフタレート)、植物由来の原料である1,3−プロパンジオールからなるポリテトラメチレンテレフタレート等が挙げられる。本段落における「/」は「および」を意味し、その左側に記載のモノマーと右側に記載のモノマーをともに含むことを意味する。
エラストマーは耐衝撃性および耐熱性の観点から好ましく、例えば、スチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ウレタン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー等の熱可塑性エラストマーが挙げられる。耐熱性が一番良好であることからポリエステル系エラストマーがより好ましい。
他のポリマーの含有割合は特に限定されず、ポリアミド樹脂とポリブチレンテレフタレート樹脂との合計量100質量部に対して、好ましくは10質量部以下、より好ましくは1質量部以下である。本発明の樹脂組成物は、寸法安定性および機械的物性のさらなる向上の観点から、他のポリマーを含まないことが好ましい。
本発明の樹脂組成物は、寸法安定性および機械的物性のさらなる向上の観点から、繊維状補強材をさらに含むことが好ましい。
繊維状補強材としては、炭素繊維、ガラス繊維、ボロン繊維、アスベスト繊維、ポリビニルアルコール繊維、ポリエステル繊維、アクリル繊維、全芳香族ポリアミド繊維、ポリベンズオキサゾール繊維、ポリテトラフルオロエチレン繊維、ケナフ繊維、竹繊維、麻繊維、バガス繊維、高強度ポリエチレン繊維、アルミナ繊維、炭化ケイ素繊維、チタン酸カリウム繊維、黄銅繊維、ステンレス繊維、スチール繊維、セラミックス繊維、玄武岩繊維等が挙げられる。これらの繊維状補強材は二種以上組み合わせて用いてもよい。特に機械的物性および入手しやすさの観点から、炭素繊維、ガラス繊維および金属繊維からなる群から選択される一種以上の繊維状補強材が好適に用いられる。金属繊維としては、上記繊維状補強材のうち、アルミナ繊維、炭化ケイ素繊維、チタン酸カリウム繊維、黄銅繊維、ステンレス繊維、スチール繊維が挙げられる。寸法安定性および機械的物性のさらなる向上の観点から、繊維状補強材は炭素繊維またはガラス繊維の少なくとも一方を含むことが好ましく、少なくとも炭素繊維を含むことがより好ましい。
炭素繊維および/またはガラス繊維を用いる場合、当該繊維はシランカップリング剤で表面処理されていることが好ましい。シランカップリング剤は、集束剤に分散され、ガラス繊維を束ねるための集束剤として表面処理されていてもよい。シランカップリング剤としては、ビニルシラン系、アクリルシラン系、ウレイドシラン系、エポキシシラン系、アミノシラン系等が挙げられるが、ポリアミド樹脂およびポリブチレンテレフタレート樹脂と炭素繊維および/またはガラス繊維との密着効果を得やすい点で、アミノシラン系カップリング剤が特に好ましい。
繊維状補強材の繊維長は特に限定されず、寸法安定性および機械的物性のさらなる向上および成形性の向上の観点から、0.1〜7mmのものが好ましく、0.5〜6mmのものがさらに好ましい。繊維状補強材の繊維径は特に限定されず、機械的物性のさらなる向上の観点から、3〜20μmのものが好ましく、5〜13μmのものがさらに好ましい。繊維状補強材の断面形状は、丸形状、長方形、それ以外の異形断面であってもよい。
繊維状強化材の含有量は、ポリアミド樹脂とポリブチレンテレフタレート樹脂との合計量100質量部に対して、通常は5質量部以上、特に5〜60質量部であり、寸法安定性および機械的物性のさらなる向上の観点から、好ましくは15〜50質量部である。寸法安定性および機械的物性のさらなる向上および軽量化の観点からは、繊維状強化材の含有量は、ポリアミド樹脂とポリブチレンテレフタレート樹脂との合計量100質量部に対して、好ましくは17〜50質量部であり、より好ましい含有量は繊維状補強材の種類により異なる。例えば、炭素繊維のより好ましい含有量は17〜30質量部である。また例えば、ガラス繊維のより好ましい含有量は25〜50質量部である。
本発明の樹脂組成物は、顔料、熱安定剤、酸化防止剤、耐候剤、難燃剤、可塑剤、滑剤、離型剤、帯電防止剤、繊維状強化材以外の充填材、結晶核材等を添加してもよい。熱安定剤や酸化防止剤としては、例えば、ヒンダードフェノール類、リン化合物、ヒンダードアミン、イオウ化合物、銅化合物、アルカリ金属のハロゲン化物が挙げられる。難燃剤としては、例えば、ハロゲン系難燃剤、リン系難燃剤、無機系難燃剤が好ましく、環境面から、非ハロゲン系難燃剤がより好ましい。非ハロゲン系難燃剤としては、例えば、リン系難燃剤、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等の水和金属化合物、メラミン系、グアニジン系等の窒素含有化合物、硼酸塩、モリブデン化合物等の無機系化合物が挙げられる。繊維状強化材以外の充填材としては、例えば、無機充填材、有機充填材が挙げられる。無機充填材としては、例えば、層状珪酸塩、炭酸カルシウム、炭酸亜鉛、ワラストナイト、シリカ、ケイ酸カルシウム、黒鉛、アルミン酸ナトリウム、アルミン酸カルシウム、アルミノ珪酸ナトリウム、珪酸マグネシウム、ガラスバルーン、三酸化アンチモン、ゼオライト、ハイドロタルサイトが挙げられる。有機充填材としては、例えば、澱粉、セルロース微粒子、木粉、おから、モミ殻、フスマ等の天然に存在するポリマーやこれらの変性品が挙げられる。結晶核材としては、例えば、無機結晶核材、有機結晶核剤いずれでもよい。無機結晶核材としては、例えば、カオリンが挙げられる。有機結晶核材としては、例えば、ソルビトール化合物、安息香酸およびその化合物の金属塩、燐酸エステル金属塩、ロジン化合物が挙げられる。
本発明の樹脂組成物は、ポリアミド樹脂およびポリブチレンテレフタレート樹脂、ならびに所望により添加される繊維状補強材、上記他のポリマーおよび上記添加剤を十分にドライブレンドすることにより得ることができる。本発明の樹脂組成物はまた、当該ドライブレンドにより得られた混合物を、二軸押出機により溶融混練し、ダイより吐出された溶融樹脂をストランド状に引き取り、冷却固化し、ペレット状にカッティングしてペレット状態で得てもよい。混練温度はポリアミド樹脂の融点以上、ポリアミド樹脂の融点+100℃未満の範囲が好ましい。
本明細書中、寸法安定性とは、成形品の状態で湿気、吸湿または吸水によっても寸法が変化し難い特性をいう。
機械的物性とは、成形品における強度および伸度等の一般的な物理的特性を包含し、例えば、引張強度および引張伸度を含む。
[樹脂部品]
本発明の樹脂組成物は、あらゆる分野における樹脂部品、特に寸法安定性が要求される樹脂部品の製造に有用である。寸法安定性が要求される樹脂部品としては、例えば、自転車用樹脂部品、自動車部品、電気電子部品、雑貨、土木建築用品等広範な用途に使用できる。自動車部品としては、例えば、エンジンカバー、エアインテークマニホールド、スロットルボディ、エアインテークパイプ、ラジエタータンク、ラジエターサポート、ラジエターホース、ラジエターグリル、タイミングベルトカバー、ウォーターポンプインレット、ウォーターポンプアウトレット、クーリングファン、ファンシュラウド、エンジンマウント等のエンジン周辺部品、プロペラシャフト、スタビライザーバーリンケージロッド、アクセルペダル、ペダルモジュール、シールリング、ベアリングリテーナー、ギア等の機構部品、オイルパン、オイルフィルターハウジング、オイルフィルターキャップ、オイルレベルゲージ、燃料タンク、燃料チューブ、フューエルカットオフバルブ、キャニスター、フューエルデリバリーパイプ、フューエル充填材ネック、フューエルセンダーモジュール、燃料配管用継手等の燃料・配管系部品、ワイヤーハーネス、リレーブロック、センサーハウジング、エンキャプシュレーション、イグニッションコイル、ディストリビューター、サーモスタットハウジング、クイックコネクター、ランプリフレクタ、ランプハウジング、ランプエクステンション、ランプソケット等の電装系部品、リアスポイラー、ホイールカバー、ホイールキャップ、カウルベントグリル、エアアウトレットルーバー、エアスクープ、フードバルジ、フェンダー、バックドア、シフトレバーハウジング、ウインドーレギュレータ、ドアロック、ドアハンドル、アウトサイドドアミラーステー等の各種内外装部品が挙げられる。電気電子部品としては、例えば、コネクタ、LEDリフレクタ、スイッチ、センサー、ソケット、コンデンサー、ジャック、ヒューズホルダー、リレー、コイルボビン、抵抗器、IC、LEDのハウジング等が挙げられる。
樹脂部品は、本発明の樹脂組成物を、例えば、射出成形法、押出し成形法、プレス成形法等の成形法により成形加工することにより得ることができる。
例えば射出成形法を用いる場合、射出成形機としては、特に限定されるものではないが、例えばスクリューインライン式射出成形機またはプランジャ式射出成形機等が挙げられる。射出成形機のシリンダー内で加熱溶融された樹脂組成物は、ショットごとに計量され、金型内に溶融状態で射出され、所定の形状で冷却、固化された後、成形体として金型から取り出される。射出成形時の樹脂温度は、「ポリアミド樹脂の融点+100℃」未満の温度に設定し、ポリアミド樹脂組成物を加熱溶融することができる。樹脂組成物の加熱溶融時には、用いる樹脂組成物(ペレット)は十分に乾燥されたものを用いることが好ましい。含有する水分量が多いと、射出成形機のシリンダー内で樹脂が発泡し、最適な成形体を得ることが困難となることがある。射出成形に用いる樹脂組成物(ペレット)の水分率は、樹脂組成物100質量%中、好ましくは0.3質量%未満、より好ましくは0.1質量%未満である。
[自転車部品]
本発明は特に、前記した樹脂組成物を含む自転車部品も提供する。本発明の自転車部品は、上記した樹脂部品と同様の方法により得ることができる。
本発明の自転車部品は、筒状部材への嵌入により取り付けられる取付部品(以下、単に「取付部品」という)であってもよいし、回転部材を回転可能に支持する軸受を保持する保持部品(以下、単に「保持部品」という)であってもよいし、またはこれらの部品以外の他の部品であってもよい。本発明において、嵌入は、圧力により押し込む圧入およびねじにより中に入れるねじ込みを包含する概念で用いる。
取付部品としては、例えば、ボトムブラケットのアダプタまたはハンドルバーの先端に嵌入される嵌入型スイッチ等が挙げられる。
保持部品としては、例えば、ボトムブラケットのアダプタ、ブレーキレバーもしくはシフトレバーのブラケット、またはディレイラーもしくはリムブレーキキャリパーのリンク部材等が挙げられる。
他の自転車部品として、シフトレバーの操作部、コンポジットスプロケット、アシストドライブユニットのハウジング、電気変速機のモーターユニットハウジング、バッテリホルダ等が挙げられる。
[ボトムブラケットのアダプタ]
以下、本発明の自転車部品の一例として、ボトムブラケットのアダプタを図1〜図4を用いて詳しく説明する。本発明のボトムブラケット用アダプタは、図1および図2において第1ベアリング支持部材24aに対応し、図3において第1ベアリング支持部材124aに対応し、図4において第1ベアリング支持部材224aに対応する。図1は本発明の自転車部品としての第1実施態様のボトムブラケット用アダプタを含むボトムブラケット組立体の装着状態を示す概略断面図である。図2は図1のアダプタ近傍の概略拡大断面図である。図3は本発明の自転車部品としての第2実施態様のボトムブラケット用アダプタ近傍の概略拡大断面図である。図4は本発明の自転車部品としての第3実施態様のボトムブラケット用アダプタ近傍の概略拡大断面図である。
(第1実施態様)
図1において、第1実施態様による自転車用ボトムブラケット組立体10は、自転車のクランク軸60を両端支持するために、自転車のフレームの筒状のハンガー部12に設けられる。クランク軸60は中空の軸であり、クランク軸60の第1端(図1左端)には、第1クランク62aが装着され、第2端(図1右端)には、複数のスプロケット64を有する第2クランク62bが装着される。自転車用ボトムブラケット組立体10は、第1ボトムブラケット組立体10aと、第2ボトムブラケット組立体10bと、異物侵入防止用の筒状部材20と、を備える。第1ボトムブラケット組立体10aは、自転車のハンガー部12の図1左側の第1開口端12aに装着される。第2ボトムブラケット組立体10bは、自転車のハンガー部12の図1右側の第2開口端12bに装着される。筒状部材20は、第1ボトムブラケット組立体10aと第2ボトムブラケット組立体10bの間に配置される。第1ボトムブラケット組立体10aと第2ボトムブラケット組立体10bとは、ハンガー部12の軸方向の中心位置C1に対して実質的に線対称に設けられる。第1ボトムブラケット組立体10aおよび第2ボトムブラケット組立体10bの断面形状は、クランク軸60の軸芯C2を回転中心とする概ね円形に形成される。
第1ボトムブラケット組立体10aは、第1ベアリングユニット22aと、第1ベアリング支持部材24aと、を主に有する。第2ボトムブラケット組立体10bは、第2ベアリングユニット22bと、第2ベアリング支持部材24bと、を主に有する。第1ボトムブラケット組立体10aと第2ブラケット組立体10bとは実質的に同じ構成である。したがって、以降の説明では、第1ボトムブラケット組立体10aについて、図2を用いて詳細に説明し、第2ボトムブラケット組立体10bについては、図1を用いて、その構成の概略を説明する。
図2に示すように、第1ベアリングユニット22aは、第1外輪26aと、第1内輪28aと、第1外輪26aと第1内輪28aとの間に配置される第1転動体30aと、を有する転がり軸受である。この実施例においては、第1内輪28aは第1外輪26aよりも軸方向外側に延びるように、第1内輪28aの軸方向の長さは第1外輪26aの軸方向の長さよりも長く形成されている。ここで、軸方向外側とは、クランク軸60の軸芯C2に沿ってハンガー部12の中心位置C1から遠い側である。また、軸方向内側とは、クランク軸60の軸芯C2に沿って中心位置C1に近い側である。第1内輪28aと第1クランク62aの間には、第1クランク62aに接触する第1カバー部材40aが設けられる。第1カバー部材40aは、第1クランク62aおよび第1内輪28aの間に配置されるとともに、第1内輪28aとクランク軸60の外周面の間に延びる。第1外輪26aの軸方向外側の側面と第1内輪28aの外周面との間には、第1シール部材42aが装着される。これにより、第1ベアリングユニット22aの軸方向外側から軸方向内側への異物の侵入を防止する。
第1ベアリング支持部材24aは、第1ハンガー取付部32aと、第1ベアリング取付部34aと、第1鍔部36aと、第1筒状部材取付部38aと、を有する。第1ハンガー取付部32aは、ハンガー部12の第1開口端12aに挿入される第1外表面44aを有する。第1実施態様では、第1外表面44aは、ハンガー部12の第1開口端12aに圧入状態で挿入される。すなわち、第1外表面44aは第1開口端12aにしまり嵌めで嵌合する。第1ベアリング取付部34aは、第1ベアリングユニット22aが挿入される第1内表面46aを有する。
図2に示すように、第1鍔部36aは、ハンガー部12の第1開口端12a側の端面に接触して配置される。これにより、第1ベアリング支持部材24aが軸方向に位置決めされる。第1筒状部材取付部38aは、第1外表面44aよりも小径な筒状に形成される。第1筒状部材取付部38aの内周面に、筒状部材20の第1端の外周面が連結される。第1筒状部材取付部38aの内周面と筒状部材20の第1端の外周面との間には、Oリング58が設けられている。このOリング58によってハンガー部12の内部から第1ベアリングユニット22aへの異物の侵入を防止できる。
筒状部材20は、図1に示すように、第1端が第1ベアリング支持部材24aの第1筒状部材取付部38aに取り付けられ、第2端が第2ベアリング支持部材24bの第2筒状部材取付部38bに取り付けられる。
第2ボトムブラケット組立体10bは、図1に示すように,第1ボトムブラケット組立体10aの各構成要素の符号aに代えて符号bを付した構成要素を有している。例えば、第2ボトムブラケット組立体10bの第2ベアリングユニット22bは、図1に示すように、第2外輪26bと、第2内輪28bと、第2外輪26bと第2内輪28bとの間に配置される第2転動体30bと、を有する。第2ベアリング支持部材24bは、第2ハンガー取付部32bと、第2ベアリング取付部34bと、第2鍔部36bと、第2筒状部材取付部38bと、を有する。第2ハンガー取付部32b、第2ベアリング取付部34b、第2鍔部36b、および第2筒状部材取付部38bの構成は、第1ベアリング支持部材24aの構成と同じであるため、説明を省略する。
第1ボトムブラケット組立体10aを組み立てるときには、適宜の押圧治具によって第1ベアリングユニット22aの第1外輪26aを押圧し、第1ベアリングユニット22aを第1ベアリング支持部材24aの第1内表面46aに挿入する。
(第2実施態様)
図3に示す、第2実施態様に係る第1ボトムブラケット組立体110aでは、第1ベアリング支持部材124aがハンガー部112の第1開口端112aに螺合している。したがって、ハンガー部112の第1開口端は雌ネジ部を有し、第1ベアリング支持部材124aの第1ハンガー取付部132aの第1外表面144aは雄ネジ部を有する。鍔部136aには、第1ベアリング支持部材124aを工具によって回すための工具係止部136cが形成される。その他の構成は、第1実施態様と同様なため、図3に符号だけを付して説明を省略する。
(第3実施態様)
図4に示す第3実施態様に係る第1ボトムブラケット組立体210aでは、第1ベアリング支持部材224aにおいて、ハンガー部212に挿入される第1ハンガー取付部232aの位置が第2実施態様と異なる。第3実施態様では、第1ハンガー取付部232aの第1外表面244aが、第1ベアリングユニット22aが取り付けられる第1ベアリング取付部34aの第1内表面46aよりも軸方向内側に配置される。第1ベアリング支持部材224aの第1外表面244aは、雄ネジ部を有し、ハンガー部212の第1開口端212aは、雌ネジ部を有する。第1内表面46aは大径部236aの内周側に配置される。大径部236aの外周面には、工具によって第1ベアリング支持部材224aを回すための工具係止部236cが形成される。その他の構成は、第1実施形態と概ね同様なため、図4に符号だけを付して説明を省略する。第3実施態様において、第1外表面244aを第1開口端212aに圧入固定してもよい。
前記第1〜第3実施態様では、内輪と外輪との軸方向長さが異なる転がり軸受を第1ベアリングユニットに用いたが、内輪と外輪との軸方向長さが同じ転がり軸受を用いてもよい。また、シール付きの転がり軸受を用いてもよい。
前記第1〜第3実施態様では、中空のクランク軸を支持するボトムブラケットを開示したが、中実のクランク軸を支持するボトムブラケットであってもよい。
前記第1〜第3実施態様では、転動体がボール状の玉軸受けをベアリングユニットに用いたが、これに限定されず、転動体がローラー状のころ軸受けや、その他ブッシュ等の周知の軸受けを用いてもよい。
(本発明のポリアミド樹脂組成物をボトムブラケットのアダプタに使用することによる効果)
・吸水による寸法変化が少ないため、フレームのハンガー部への圧入によるアダプタの取り付けおよび取り外しを安定して容易に行うことができる。
・吸水によりアダプタが膨張すると、ハンガー部への取付および取り外し作業が困難になるだけでなく、第1および第2実施形態のようなベアリング取付部をハンガー部内部に挿入するタイプのボトムブラケット組立体の場合、アダプタからベアリング(軸受)への圧力が増加し、軸受の摺動性が悪化する。本発明によれば、アダプタの寸法変化による軸受の摺動性悪化を抑制できる。
第2および第3実施形態のごとくねじ込みによりハンガー部へ取付るアダプタの場合、雄ネジ部と雌ネジ部の螺合を安定して容易に行うことができる。
以下、本発明を実施例によりさらに具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例に制限されるものではない。評価方法および原料は次の通りである。
1.評価方法
(1)引張強度
樹脂組成物ペレットを用いて、130℃で5時間の事前乾燥をおこなったのち、東芝社製射出成形機EC−100Sにて、シリンダー温度260℃、金型温度80℃で、ISO20753に準拠の試験片を作製した。
得られた試験片について、株式会社島津製作所社製AUTOGRAPH AG−X plusを用いて、23℃の雰囲気下、ISO527−1およびISO527−2に準拠して、引張強度を測定した。
S(最良):160MPa≦引張強度;
A(優秀):150MPa≦引張強度<160MPa;
B(良好):140MPa≦引張強度<150MPa;
C(可):130MPa≦引張強度<140MPa(実用上問題なし);
D(不合格):引張強度<130MPa(実用上問題あり)。
(2)引張伸度
引張強度の評価方法で得られた試験片について、株式会社島津製作所社製AUTOGRAPH AG−X plusを用いて、23℃の雰囲気下、ISO527−1およびISO527−2に準拠して引張伸度を測定した。
S(最良):2.5%≦引張伸度;
A(優秀):2.2%≦引張伸度<2.5%;
B(良好):1.9%≦引張伸度<2.2%;
C(可):1.6%≦引張伸度<1.9%(実用上問題なし);
D(不合格):引張伸度<1.6%(実用上問題あり)。
(3)寸法安定性
樹脂組成物ペレットを用いて、130℃で5時間の事前乾燥をおこなったのち、東芝社製射出成形機EC−100Sにて、射出成形をおこない、図5に示す形状の試験片を作製した。図5における数字の単位は「mm」である。金型は、試験片が有する円形の外周において、等間隔に8個のゲートを有するものを用いた。シリンダー温度は、260℃とし、射出速度は150mm/s、保圧は50MPa、金型温度は80℃とした。
得られた試験片を140℃で24時間乾燥をおこない、吸水処理前の寸法をマイクロメーターを用いて求める。その後85℃の水中にて89時間吸水処理をおこない、処理前後の寸法から、以下の式により、寸法変化率を求めた。寸法は直径方向の最大値を用いた。寸法変化率は小さいほど好ましい。
寸法変化率(%)=(吸水処理後の寸法−吸水処理前の寸法)×100/(吸水処理前の寸法)
SS(最良):寸法変化率≦0.07%;
S(特優):0.07<寸法変化率≦0.15%;
A(優秀):0.15%<寸法変化率≦0.23%;
B(良好):0.23%<寸法変化率≦0.31%
C(可):0.31%<寸法変化率0.39%(実用上問題なし
D(不合格):0.39%<寸法変化率(実用上問題あり)。
(4)比重
引張強度の評価方法で得られた試験片を23℃の雰囲気下で水中に懸垂し、株式会社島津製作所社製分析天びんAUX120を用いて、試験片に作用する浮力を測定し、比重pを求めた。
p=[Wα/(Wα−W)]×p
p:比重;
α:空気中で測定された試験片の質量;
:水中で測定された試験片の質量:
:使用された水の比重。
2.原料
PA612:ポリアミド612(アルケマ株式会社、HIPROLON 90N、相対粘度2.2、融点215℃)
PA610:ポリアミド610(アルケマ株式会社、HIPROLON 70NN、相対粘度2.5、融点222℃)
PA6:ポリアミド6(ユニチカ株式会社、A1030SR、相対粘度2.5)
PA66:ポリアミド66(ユニチカ株式会社、E2000、相対粘度2.7)
PBT:ポリブチレンテレフタレート(長春人造樹脂株式会社、PBT−1200M、極限粘度が0.83dl/g、融点227℃)
PET:ポリエチレンテレフタレート(ユニチカ株式会社、MA−1344、極限粘度が0.72dl/g、融点256℃)
CF:炭素繊維(日本ポリマー産業株式会社、CFEPU−HC、繊維長6mm、繊維径6μm)
GF:ガラス繊維(PPG Industries, Inc.、HP3786、繊維長3mm、繊維径10μm)
3.樹脂組成物ペレットの製造
実施例1
PA612(80質量部)、PBT(20質量部)おおびCF(20質量部)を十分にドライブレンドした。得られた混合物を、二軸押出機(東芝機械社製TEM37BS型)により、バレル温度250〜270℃、スクリュー回転数200rpm、吐出20kg/時間の条件で、ベントを用いながら溶融混練した。ダイより吐出された溶融樹脂をストランド状に引き取り、冷却水で満たしたバットを通過させて冷却固化した後、ペレット状にカッティングして樹脂組成物ペレットを得た。樹脂組成物ペレットを用いて、上記した評価方法により、評価した。
実施例2〜32および比較例1〜3
表1〜表4に記載の材料を当該表に記載の量で用いたこと以外、実施例1と同様の方法により、樹脂組成物ペレットを得た。樹脂組成物ペレットを用いて、上記した評価方法により、評価した。
各実施例/比較例で得られた樹脂組成物について組成分析をおこなったところ、仕込みの組成と同じであった。高分解能核磁気共鳴装置(日本電子社製ECA−500 NMR)を用いて、H−NMR分析することにより、それぞれの共重合成分のピーク強度から樹脂組成を求めた(分解能:500MHz、溶媒:重水素化トリフルオロ酢酸、温度:室温)。
Figure 2018002755
Figure 2018002755
Figure 2018002755
Figure 2018002755
本発明の樹脂組成物は、樹脂部品、特に寸法安定性が要求される樹脂部品(例えば、自転車用樹脂部品)の製造に有用である。
10 自転車用ボトムブラケット組立体
10a,110a,210a 第1ボトムブラケット組立体
10b 第2ボトムボトムブラケット組立体
12,112,212 ハンガー部
12a,112a,212a 第1開口端
12b 第2開口端
20 筒状部材
22a 第1ベアリングユニット
22b 第2ベアリングユニット
24a,124a,224a 第1ベアリング支持部材(アダプタ)
24b 第2ベアリング支持部材
32a,132a,232a 第1ハンガー取付部
32b 第2ハンガー取付部
34a 第1ベアリング取付部
34b 第2ベアリング取付部
44a,144a,244a 第1外表面
46a 第1内表面

Claims (20)

  1. ポリアミド樹脂およびポリブチレンテレフタレート樹脂を含む樹脂組成物。
  2. 前記ポリアミド樹脂がモノマー成分としてヘキサメチレンジアミンおよび炭素数10〜12のジカルボン酸を含むポリアミド樹脂である、請求項1に記載の樹脂組成物。
  3. 前記ポリアミド樹脂がポリアミド610またはポリアミド612である、請求項1または2に記載の樹脂組成物。
  4. 前記ポリアミド樹脂と前記ポリブチレンテレフタレート樹脂とが95/5〜5/95の質量比率で含まれる、請求項1〜3のいずれかに記載の樹脂組成物。
  5. 前記樹脂組成物が繊維状強化材をさらに含む、請求項1〜4のいずれかに記載の樹脂組成物。
  6. 前記繊維状強化材が炭素繊維またはガラス繊維の少なくとも一方を含む、請求項5に記載の樹脂組成物。
  7. 前記繊維状強化材が、前記ポリアミド樹脂と前記ポリブチレンテレフタレート樹脂との合計量100質量部に対して、5〜60質量部で含まれる、請求項5または6に記載の樹脂組成物。
  8. 自転車部品を製造するための、請求項1〜7のいずれかに記載の樹脂組成物。
  9. ポリアミド樹脂およびポリブチレンテレフタレート樹脂を含む樹脂組成物を含む自転車部品。
  10. 前記ポリアミド樹脂がモノマー成分としてヘキサメチレンジアミンおよび炭素数10〜12のジカルボン酸を含むポリアミド樹脂である、請求項9に記載の自転車部品。
  11. 前記ポリアミド樹脂がポリアミド610またはポリアミド612である、請求項9または10に記載の自転車部品。
  12. 前記ポリアミド樹脂と前記ポリブチレンテレフタレート樹脂とが95/5〜5/95の質量比率で含まれる、請求項9〜11のいずれかに記載の自転車部品。
  13. 前記樹脂組成物が繊維状強化材をさらに含む、請求項9〜12のいずれかに記載の自転車部品。
  14. 前記繊維状強化材が炭素繊維またはガラス繊維の少なくとも一方を含む、請求項13に記載の自転車部品。
  15. 前記繊維状強化材が、前記ポリアミド樹脂と前記ポリブチレンテレフタレート樹脂との合計量100質量部に対して、5〜60質量部で含まれる、請求項13または14に記載の自転車部品。
  16. 前記自転車部品が、筒状部材への嵌入により取り付けられる取付部品である、請求項9〜15のいずれかに記載の自転車部品。
  17. 前記嵌入が圧入またはねじ込みである、請求項16に記載の自転車部品。
  18. 前記取付部品が、ボトムブラケットのアダプタまたはハンドルバーの先端に嵌入される嵌入型スイッチである、請求項16または17に記載の自転車部品。
  19. 前記自転車部品が、回転部材を回転可能に支持する軸受を保持する保持部品である、請求項9〜15のいずれかに記載の自転車部品。
  20. 前記保持部品が、ボトムブラケットのアダプタ、ブレーキレバーもしくはシフトレバーのブラケット、またはディレイラーもしくはリムブレーキキャリパーのリンク部材である、請求項19に記載の自転車部品。
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