JP2018002469A - 搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】棒状の物品を所定量単位で纏めた物品群の端部を、物品の損傷を招くことなく、ゆっくり整合し得る搬送装置を提供する。
【解決手段】物品群(GW)ごとに対応付られて対となって走行する第1走行体(34A)と第2走行体(34B)を備えており、前記第1走行体(34A)と第2走行体(34B)の夫々が連続走行して搬送路の終端に至るまでに、対となる両走行体(34A,34B)との間隔が前記物品群(GW)の長さと同じになって前記物品群(GW)を搬送方向前後から支持する整合動作を完了すると共に、該同じ間隔に至るまでの間に、前記物品群(GW)が連続搬送されるに連れて対となる両走行体(34A、34B)の間隔が徐々に狭くなり、前記物品群(GW)の夫々の前端部と後端部を整合する。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば棒状の菓子などの棒状の物品を所定量単位で纏めた物品群を、その端部を整合して、包装機等の処理機に向けて搬送する搬送装置に関する。
棒状の菓子などの棒状の物品を纏めた物品群を搬送する搬送装置では、各物品群の前端と後端を整える対策が様々提案されている。例えば、特許文献1においては、チェーンなどの無端索体に所定間隔ごとに付いた収容凹部に物品群を収容して走行する第1コンベヤに対し該第1コンベヤの上方に設けた第2コンベヤの走行を一時的に停止させることで、第2コンベヤにおける無端索体に設けた整合部材を物品群の前端に当接させて物品群の前端を整えると共に、第2コンベヤを走行して、整合部材によって各物品群の後端を整えることが示されている。
特許第4257648号公報
上述した従来技術では、整合部材が棒状の物品を纏めた物品群における一部の物品端部を所定の位置で押圧して瞬時に物品群の前端又後端を揃える際に、特に、表面摩擦や粘着力などが高い物品や細長い物品においては、物品表面や整合部材からの押圧力が物品に対し物品の長手方向に交差方向に分散して物品の損傷を招くなどの恐れがある。
本発明は、棒状の物品を所定量単位で纏めた物品群の端部を、物品の損傷を招くことなく、ゆっくり整合し得る搬送装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の搬送装置は、次の手段をとる。なお、以下の本発明の説明において、「物品の端部」とは、物品(W)単体の長手方向の前端部又は後端部のことを言う。また、「物品群の端部」とは、集合して置かれた複数の物品(W)の中で搬送方向に最も突出している物品(W)の前端部又は後端部のことを言う。また、「整合動作」とは、不揃いな物品群(GW)の端部を整える動作を言う。
先ず、請求項1に係る搬送装置の発明は、棒状の物品(W)の長手方向を搬送方向に向けて該物品(W)を所定量単位で纏めた物品群(GW)を搬送方向に間隔を開けて搬送路(18,36)に載置して各物品群(GW)を搬送する搬送装置であって、磁界を発する固定子(21)が設けられた周回走行路(22)と、前記周回走行路(22)に複数配設されており、前記固定子(21)が発する磁界によって得た推力で、該周回走行路(22)を巡回走行すると共に、前記搬送路(18,36)に沿うように設けられた前記周回走行路(22)における一部を各々が互いに独立して走行可能な走行体(34)を備えており、前記複数の走行体(34)は、前記物品群(GW)ごとに対応付けられて対となって走行する第1走行体(34A)と第2走行体(34B)を備えており、該第1走行体(34A)の夫々が前記対応付けられた前記物品群(GW)の前端部に対し当接又は離間して走行すると共に、前記第2走行体(34B)の夫々が前記対応付けられた前記物品群(GW)の後端部に対し当接又は離間して走行するよう構成されており、前記第2走行体(34B)の夫々が走行して前記搬送路(18,36)の終端(18E,36E)に至るまでに、該第2走行体(34B)と対となって走行する前記第1走行体(34A)との間隔を前記物品(W)の長手方向の長さと同じにして前記物品群(GW)を搬送方向前後から支持する整合動作を完了すると共に、該物品(W)の長手方向の長さと同じ間隔になるまでは、前記物品群(GW)が搬送されるに連れて前記対となる両走行体(34A、34B)の間隔を徐々に狭くして、前記物品群(GW)の夫々の前端部と後端部を整合することを特徴とする。
上記請求項1に係る発明によれば、所定量単位で纏めた棒状の物品(W)の物品群(GW)を搬送方向に間隔を開けて周回走行路(22)の一部に沿うように設けられた搬送路(18,36)に載置して各物品群(GW)を搬送する際に、周回走行路(22)を各々が独立して走行可能とされた複数の走行体(34)のうち物品群(GW)ごとに対応付けられて対となって走行する第1走行体(34A)と第2走行体(34B)によって物品群(GW)の前端部と後端部の整合動作が行われる。
各物品群(GW)の整合動作の詳細は、搬送路(18,36)において対応付けられた物品群(GW)より前方を走行する第2走行体(34B)が走行して少なくとも搬送路(18,36)の終端(18E,36E)に至るまでに、対となる両走行体(34A,34B)との間隔を物品(W)の長手方向の長さと同じにして整合動作を完了すると共に、物品(W)の長さと同じ間隔になるまでは、物品群(GW)が搬送されるに連れて対となる両走行体(34A、34B)の間隔を徐々に狭くして、物品群(GW)の夫々の前端部と後端部を整合する。これにより、物品群(GW)が少なくとも搬送路の終端(18E,36E)に至るまでに、物品群(GW)の前端部と後端部が徐々に揃えられることになり、物品の損傷などを防ぐことができる。さらには、整合された物品群(GW)を、例えば、横形製袋充填機(24)などで包装する際には、横シール手段(32)による物品(W)の噛み込みの発生を抑制することができる。
次に、請求項1に従属する請求項2に係る搬送装置の発明は、前記搬送路(18,36)は、受け入れた各物品群(GW)を搬送方向に間隔を開けて載置しながら走行する載置部(M)を有しており、前記第2走行体(34B)は、前記搬送路(18,36)に進入した際に前記物品群(GW)の前記後端部から離間しており、前記搬送路(18,36)に進入してから前記物品群(GW)の後端部の前記整合動作を完了するまでの間に、該載置部(M)によって搬送される前記物品群(GW)より速い速度で移動するよう構成されている。
上記の請求項2に係る発明によれば、走行する載置部(M)に載置された物品群(GW)の後端部から離間した状態になるように搬送路(18,36)に進入した第2走行体(34B)は、物品群(GW)の後端部の整合動作を完了するまでの間に、載置部(M)によって搬送される物品群(GW)より速い速度で移動して、徐々に整合動作を行う。これにより、載置部(M)が物品群(GW)を載置して搬送方向に走行する際に、第2走行体(34B)が搬送方向後方側に突出している物品群(GW)における一部の物品(W)の後端部を、小さな力で徐々に押しながら整合することができる。
次に、請求項1又は請求項2に従属する請求項3に係る搬送装置の発明は、前記搬送路(18,36)は、受け入れた各物品群(GW)を搬送方向に間隔を開けて載置しながら走行する載置部(M)を有しており、前記第1走行体(34A)は、前記搬送路に進入した際に前記物品群(GW)の前記前端部から離間しており、前記搬送路(18,36)に進入してから前記物品群(GW)の前端部の前記整合動作を完了するまでの間に、該載置部(M)によって搬送される前記物品群(GW)より遅い速度で移動するよう構成されている。
上記の請求項3に係る発明によれば、走行する載置部(M)に載置された物品群(GW)の前端部から離間した状態になるように搬送路に進入した第1走行体(34A)は、物品群(GW)の前端部の整合動作を完了するまでの間に、載置部(M)によって搬送される物品群(GW)より遅い速度で移動して、徐々に整合動作が行われる。これにより、載置部(M)が物品群(GW)を載置して搬送方向(HS)に走行するため、第1走行体(34A)が搬送方向前方側に突出している物品群(GW)における一部の物品(W)の前端部を、小さな力で徐々に押しながら整合することができる。
次に、請求項1から請求項3のいずれかの請求項に従属する請求項4に係る搬送装置の発明は、前記物品群(GW)を搬送するに連れて徐々に狭くなる両走行体(34A,34B)の前記間隔を予め設定された間隔にした際に、前記物品群(GW)における一部の物品(W)の前端部に当接している前記第1走行体(34A)を走行させながら搬送方向に反復移動させて瞬間的に前記物品群(GW)における一部の物品(W)に対して当接している前記第1走行体(34A)による該一部の物品(W)に対する押付力を小さくした後に大きくして、前記物品群(GW)における一部の物品(W)の前記前端部を前記第2走行体側(34B)に向けて押し込むよう構成されている。
上記の請求項4に係る発明によれば、第1走行体(34A)を走行させながら搬送方向に瞬間的に反復移動させて、第1走行体(34A)が搬送方向に対し交差する方向に物品群(GW)における一部の物品(W)の前端部を押し付ける力、即ち、該一部の物品(W)を変形に至らしめるような力を小さくした後大きくすることで、該一部の物品(W)の長手方向を搬送方向に向くように改めた状態で、該一部の物品(W)の前端部を押し込むことができる。
次に、請請求項2又は請求項3に従属する請求項5に係る搬送装置の発明は、前記物品群(GW)を搬送するに連れて徐々に狭くなる両走行体の前記間隔が予め設定された間隔にした際に、前記物品群(GW)における一部の物品の後端部に当接している前記第2走行体(34B)を走行させながら搬送方向に反復移動させて瞬間的に前記物品群(GW)における一部の物品(W)に対して当接している前記第2走行体(34B)による該一部の物品(W)に対する押付力を小さくした後に大きくして、前記物品群(GW)における一部の物品(W)の前記後端部を前記第1走行体(34A)側に向けて押し込むよう構成されている。
上記の請求項5に係る発明によれば、第2走行体(34B)を走行させながら搬送方向に瞬間的に反復移動させて、第2走行体(34B)が搬送方向に対し交差する方向に物品群(GW)における一部の物品(W)の後端部を押し付ける力、即ち、該一部の物品(W)を変形に至らしめるような力を小さくした後大きくすることで、該一部の物品(W)の長手方向を搬送方向に向くように改めた状態で、該一部の物品(W)の後端部を押し込むことができる。
次に、請求項2から請求項5のいずれかの請求項に従属する請求項6に係る搬送装置の発明は、前記載置部(M)は、それぞれ搬送方向に一定の間隔で離間して設けられていると共に搬送方向における長さが物品(W)の長手方向の長さより短くされており、前記走行体(34)は、上方から前記搬送路(36)に進入して該走行体(34)の先端部(34S)が前記載置部(M)より下方に延在するよう構成されている。
上記請求項6に係る発明によれば、搬送方向に一定の間隔で離間して設けられる物品(W)の載置部(M)の搬送方向の長さは、物品(W)の長手方向の長さより短くされている。そして、物品(W)と載置部(M)の前後位置に配設される走行体(34)は、その先端部(34S)が載置部(M)より下方、即ち、物品群(GW)の最下方位置より下方に延在して配設される。これにより走行体(34)、例えば、極めて細い棒状物品からなる物品群(GW)であっても、物品群における各物品(W)の前端または後端に走行体(34)を確実に当接させることができて、物品群(GW)を確実に整合することができる。
上記の請求項6に従属する請求項7に係る搬送装置の発明は、前記載置部(M)は、前記搬送方向に周回走行する一対の無端索体(36)に対して架設されていると共に互いが搬送方向に離間して設けられた複数のバー(38)によって構成されており、前後のバー(38)の間を通過して前記搬送路上に出現し、前記載置部(M)に載置される前記物品群(GW)の搬送方向に交差する左右両側を支持する支持体(40)を備えており、前記第1走行体(34A)は、前記支持体(40)及び搬送方向に突出している一部の物品(W)との接触を回避し得るタイミングで前記搬送路に侵入して前記物品群(GW)の前方に移動するよう構成されている。
上記の請求項7に係る発明によれば、複数のバー(38)からなる載置部(M)に載置されて搬送される物品群(GW)の左右両側で、支持体(40)が、前後のバー(38)の間を通過して搬送路上に出現して搬送中に各物品群(GW)を支持している状態で、第1走行体(34A)が支持体(40)及び搬送方向に突出している一部の物品(W)との接触を回避し得るタイミングで搬送路に侵入し物品群(GW)の前方に移動する。これにより、幅方向への物品群(GW)の落下や位置ずれを招くことなく、物品群(GW)の前端部を整合することができる。
次に、請求項1から請求項7のいずれかの請求項に従属する請求項8に係る搬送装置の発明は、前記搬送路(18,36)の終端(18E,36E)には横形製袋充填機(24)が接続されており、前記第1走行体(34A)と前記第2走行体(34B)は、該横形製袋充填機(24)で設定された連続包装タイミングに合致するよう走行して前記物品群(GW)を順次、前記横形製袋充填機(24)に向けて送出するよう構成されている。
上記の請求項8に係る発明によれば、横形製袋充填機(24)に設定された連続包装タイミングで、物品群(GW)を包装することができる。
次に、請求項8に従属する請求項9に係る搬送装置の発明は、前記対をなす前記両走行体(34A,34B)は、前記搬送路(18)に不規則な間隔で受け入れられた前記物品群(GW)を整合した後に、該物品群(GW)を前記横形製袋充填機において設定された一定の前記物品群(GW)の搬送間隔と同じ間隔にした複数の物品群(GW)の夫々を、前記搬送路(18)における下流側に設けられた貯留部(42)で支持しながら走行するよう構成したことを特徴とする。
上記の請求項9に係る発明によれば、貯留部(42)が不規則な間隔で搬送路に供給されてきた物品群(GW)を互いの間隔を横形製袋充填機(24)における物品群(GW)の搬送間隔を同じ間隔にして貯留することから、横形製袋充填機(24)において、空袋を発生させることなく、設定されたタイミングで連続包装することが可能になる。また、貯留部(42)において、各物品群(GW)は一定の間隔で整列され、順次、横形製袋充填機(24)に向けて送出されることから、送出する際に磁界を発生するパターンを各物品群(GW)共通のパターンにすることができ、搬送装置における制御部の制御応答性を安定確保することができる。
上記した本発明によれば、棒状の物品を所定量単位で纏めた物品群の端部を、物品の損傷を招くことなく、ゆっくり整合し得る搬送装置を提供することができる。
第1実施形態の搬送装置の略体図である。 第1実施形態における複数の搬送過程における第1走行体と第2走行体による物品群の整合動作を示す図である。 第2実施形態の搬送装置の略体図である。 第2実施形態における物品群が載置部に載置された状態を示す、搬送方向に対して直交する方向の断面図である。 第2実施形態の搬送装置に配設される支持体の動作過程を示す図である。 第2実施形態における第1走行体と第2走行体による物品群を整合動作させる過程を示す図である。 バーコンベヤから横形製袋充填機に物品群が送出される際の物品群の姿勢の乱れを防止する別例を示す図である。
以下、本発明に係る搬送装置の実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、本実施形態における前後方向とは、搬送装置による物品群GWの搬送方向HSであり、搬送下流側が前方になる。また、左右方向は搬送方向HSに対して直交する水平方向を指し、上下方向は搬送方向HSに対して直交する鉛直方向を指している。
〔第1実施形態〕
先ず、第1実施形態について説明する。第1実施形態は図1に示される。この第1実施形態は、物品群を不規則な間隔で搬送装置に受け入れる形態の場合である。
先ず、図1に基づき概略構成を説明する。搬送装置の搬送方向HSにおける上流側には、定量搬出装置としての定量供給搬送装置14と、その定量供給搬送装置14の下方にベルトコンベヤ16が設けられている。定量供給搬送装置14は、物品の製造装置(不図示)から不定間隔で送られてきた棒状の物品Wをその内部の貯留空間に所定量貯留し終える都度、シャッタ部材からなる底部を開放して所定量の物品Wからなる物品群GWをベルトコンベヤ16に落下させて載置する。そして、ベルトコンベヤ16に載置された物品群GWは一定の速度で搬送装置に送出される。
搬送装置は、それぞれ搬送面が走行するベルトからなる、上流ベルトコンベヤ19と、下流ベルトコンベヤ20の2機のベルトコンベヤと、それらの上部にオーバーヘッド式のコンベヤ23と、制御部(不図示)を備えて構成される。定量供給搬送装置14から送出された物品群GWを上流ベルトコンベヤ19が受け入れて、下流ベルトコンベヤ20が包装機としての横形製袋充填機24における成形中のフィルムF上に送出する。
横形製袋充填機24は、フィルム供給源としての原反ロール26から引き出した帯状のフィルムFをフィルム成形手段28でそのフィルムFの両端縁を重合して筒状に成形する。そして、その成形の際に、その成形中のフィルムFに物品群GWを所定間隔ごとに供給し、縦シール手段30によりフィルム送り方向に沿って重合したフィルムFの重合部に縦シールを施すと共に、横シール手段32によりフィルム送り方向に交差する左右方向に沿って横シールを施して、包装品Pを得る。なお、この包装機は、フィルム送り、縦シール、横シールなどの包装動作などに関する指令などの制御を行う制御部(不図示)を有しており、この制御部によって予め設定された単位時間当たりの包装処理数などに応じた各作動タイミングの決定がなされるようになっている。
なお、本実施形態の横形製袋充填機24は、フィルムFの両端縁を重合して重合部が筒状フィルムの上部に位置するようにフィルム成形する、所謂バックシールタイプの装置である。
コンベヤ23は、上下に対向離間して配設された一対の直線状の走行レールの両端部に、一対の曲線状の走行レール繋げてなる環状の走行レールに沿って、搬送装置における制御部(不図示)による指令に基づき磁界を発生する固定子としての電磁コイル21(図2参照)が配設されることによって周回走行路22が形成されると共に、その固定子に発生した磁界によって、永久磁石を配設した可動子としての各走行体34が推進力を生み出すことによって各走行体34が周回走行路22上を独立して一方向に循環走行する制御がなされるリニアモータの原理を用いたコンベヤである。
搬送装置における制御部(不図示)は、周回走行路22に沿って配設された各走行体34の位置を検知する手段(不図示)により得た情報と、物品検知手段35による物品検知情報と、上流ベルトコンベヤ19に付設されたエンコーダ(不図示)により得られた物品群(GW)の送り量に関する情報と、横形製袋充填機24の制御部から得た包装動作に関する情報に基づき、各走行体34が独立して走行するように、各走行体34について、移動量や移動速度など移動に関する指令情報を生成し、種々な位置における電磁コイル21への電流供給に関する駆動指令を行うようになっている。なお、ここで言う、包装動作に関する情報には、単位時間当たりの包装数や、1包装袋長さなど予め包装機の制御部にオペレータによって登録された登録情報から求められた成形中のフィルムにおける物品群GWの搬送間隔や、搬送速度や、包装機への物品群GWを供給するタイミングに関する情報や、包装機の作動情報などが含まれる。
上流ベルトコンベヤ19は、ベルトコンベヤ16から送出された物品群GWをベルトコンベヤ16の搬送速度より速い一定の速度で搬送しながらコンベヤ23と共同して整合しながら下流ベルトコンベヤ20に搬送する。下流ベルトコンベヤ20は、上流ベルトコンベヤ19の搬送速度より若干速い一定の速度で走行駆動されるコンベヤであり、コンベヤ23と共同して、整合を終えた物品群GWをその下流側に接続された横形製袋充填機24によって一定の速度で送られるフィルムFに、横形製袋充填機24において予め設定された単位時間当たりの包装数に対応した一定の搬送(供給)間隔で送出すると共に、図1に示すように、物品群GWがベルトコンベヤ16から不定間隔で搬送されて来ても、前述の単位時間当たりの包装数で横形製袋充填機24が包装し得るように、下流ベルトコンベヤ20の搬送面20A上に所定包装分に相当する物品群GWを貯留し得るようになっている。なお、第1実施形態では、上流ベルトコンベヤ19と下流ベルトコンベヤ20における物品群GWを載置する載置部Mとしての搬送面18A,20Aと、載置部Mより上方の空間部によって搬送装置における搬送路18が形成されている。
走行体34は第1走行体34Aと第2走行体34Bが対として多数配設されている。物品群GWに対して搬送方向前方に配設されるのが第1走行体34Aであり、搬送方向後方に配設されるのが第2走行体34Bである。
各走行体34は、上流ベルトコンベヤ19の入口付近(図1の左側位置)に配設された物品検知手段35と、上流ベルトコンベヤ19に付設されたエンコーダ(不図示)により得られた物品群GWの送り量に関する情報に基づく前記搬送装置10における制御部からの指令を受けて、夫々が独立して走行して、搬送路18に侵入する。
具体的には、物品検知手段35により検知された1つの物品群GWに対して、2つの走行体34A、34Bの対応付けがなされるものであり、上流ベルトコンベヤ19において該物品群GWと一つ先行して搬送されている物品群GWの間に、第1走行体34Aを搬送路18に進入させて走行させると共に、該物品群GWと一つ後方の物品群GWの間に第2走行体34Bを搬送路18に進入させるものであり、各走行体34A,34Bが搬送路に進入した際には、第1走行体34Aは対応付けられた物品群GWの前端部から前方に離間して走行し、第2走行体34Bは同物品群GWの後端部から後方に離間して走行する。すなわち、第1走行体34Aと第2走行体34Bが搬送路に進入する際には、物品群GWの前端部および後端部から離間した状態として進入する。なお、物品群の前端部とは、集合している物品Wの中で搬送方向における前方に最も突出している物品Wの前端部のことを言い、物品群の後端部とは、その逆側に最も突出している物品Wの後端部のことを言う。
第1走行体34Aは、上流ベルトコンベヤ19上で第1走行体34Aによる以下の整合動作が完了するまで物品群GWが搬送される速度より若干遅い一定速度で走行し,徐々に物品群GWの前端部との距離を縮め、物品群GWにおいて前方に端部が突出した一部の物品Wに当接した後、その突出した物品Wの前端部を物品群GWと共に搬送方向に移動しながら徐々に、物品群GWの内部側に押し込む。すなわち、物品群GWの前端部に対する第1走行体34Aによる整合動作が行われる。
第2走行体34Bは、上流ベルトコンベヤ19上で第2走行体34Bによる以下の整合動作が完了するまで物品群GWが搬送される速度より若干速い一定速度で走行し,徐々に物品群GWの後端部との距離を縮め、物品群GWにおいて後方に端部が突出した一部の物品Wに当接した後、その突出した物品Wの後端部を物品群GWと共に搬送方向に移動しながら徐々に、物品群GWの内部側に押し込む。すなわち、物品群GWの後端部に対する第2走行体34Bによる整合動作が行われる。なお、本実施形態においては、上流ベルトコンベヤ19上で物品群GWの整合動作が完了するまでの間、上流ベルトコンベヤ19による物品群GWの搬送速度に対する第1走行体34Aの走行速度の差の絶対値と、同搬送速度に対する第2走行体34Bの走行速度の差の絶対値が同じに設定されている。
上記した第1走行体34Aによる物品群GWの前端部に対する整合動作,及び第2走行体34Bによる物品群GWの後端部に対する整合動作の詳細過程が、図2に示される。図2は、上流ベルトコンベヤ19における物品群GWの各搬送位置(a)〜(d)における整合動作状況が示されている。なお、(a)位置と(d)位置については図1にも示されている。ここで言う物品群GWの搬送位置とは物品検知手段35によって知検された物品群GWの前端部と後端部との中間となる位置である。物品群GWの前端部から後端部までの長さが、(a)位置ではK1、(b)位置ではK2、(c)位置ではK3、(d)位置ではK4と、徐々に狭くなっており、K4で物品群GWの整合が完了する。すなわち、物品群GWを整合する対となる第1走行体34Aと第2走行体34Bの間隔が、搬送方向HSにおける上流側の(a)位置から(d)位置方向に進むにしたがって、K1>K2>K3>K4と徐々に狭くされて、整合動作が行われる。
なお、物品群GWが搬送位置(b)、(c)、(d)に到来すると、一定速で走行していた第1走行体34Aは物品群GWの前端部に対して押付力を弛めるために瞬時に加速して物品群GWの前端部から前方に離れた後に、瞬時に停止又は減速し、第2走行体34Bは、物品群GWの後端部に対する押付力を弛めるために、瞬時減速して、物品群GWの後端部から後方に離れた後、瞬時に加速する。この瞬間的な動作により、第1走行体34Aと第2走行体34Bの間隔が(b)位置ではK2´、(c)位置ではK3´、(d)位置ではK4´になる。なお、(b)位置、(c)位置において間隔がK2´、K3´に拡がった後に狭める間隔は、K2、K3より若干短くなる。これは両走行体34A,34Bの間隔を瞬間的に変化させる間に物品群GWがコンベヤ19によって、前進するためである。このように物品群GWの前端部又は後端部に対する第1走行体34A又は第2走行体34Bの相対的な位置を反復変動させる動作については、(b)、(c)、(d)の位置に物品群GWが到来してから、夫々3回連続して繰り返される。なお、本実施形態では、反復変動を3回ずつ行うようにしたが、反復変動の回数は限定されない。また、反復変動は、第1、第2走行体34A、34Bの移動速度を変化させるものに限らず、両走行体34A、34Bを走行方向に振動させる方式もその概念に含むものとする。
このように物品群GWを搬送するに連れて徐々に狭くなる両走行体34A、34Bの間隔を予め設定された間隔((b)、(c)、(d)位置における間隔)にした際に、物品群GWにおける一部の物品Wの前端部に当接している第1走行体34A及び一部の物品Wの後端部に当接している第2走行体34Bを走行させながら搬送方向に反変変動(反復移動)させて瞬間的に物品群GWにおける一部の物品Wに対して当接している各走行体34による該一部の物品に対する押付力を小さくした後、大きくして搬送方向に突出している一部の物品Wの前端部(又は後端部)を第1走行体34A(又は第2走行体34B)によって、対となる他方の走行体に向けて押し込む。
上流ベルトコンベヤ19の(d)位置で整合動作を完了させた対となる走行体34A、34Bは、その物品Wを継続して支持しながら走行し、横形製袋充填機24のフィルムF上に載置されている物品群GWの一定間隔を引き継ぐかのように、先行の物品群GWとの間隔を前述の一定間隔と同じにするように搬送路18の一部を構成する下流ベルトコンベヤ20に沿って走行した後、その間隔を維持するように横形製袋充填機24で設定された連続包装タイミングに合致するように同充填機24におけるフィルム送りに同期してフィルム送り速度と同じ速度で移動する。したがって、下流ベルトコンベヤ20は対となる走行体34A,34Bによって各物品群GW同士の前後間隔が下流側に配設された横形製袋充填機24の搬送間隔と同じ搬送間隔で支持されている複数の物品群GWを貯留する貯留部42となっている。
なお、対となる走行体34A,34B及びベルトコンベヤ20のベルトの走行によって物品群GWをフィルムFに送出するにあたっては、主に、ベルトの走行と、第2走行体34Bによる押送によって、貯留部42に置かれた物品群GWのうち最下流位置にある物品群GWをフィルムF上に送り出すと、最下流位置にあった物品群GWの位置に、貯留部42に置かれている残りの物品群GWのうち最下流位置にある物品群GWが位置するように、貯留部42に置かれた残りの物品群GW全体をシフトさせるように各走行体34A,34Bを走行させる制御が繰り返しなされる。第2走行体34Bが物品群GWを送出する際には、周回走行路22における直線状の走行レールから曲線状の走行レールを走行する。第2走行体34Bの走行位置が曲線状の走行レールに移行する際に、第2走行体34Bの先端部の走行速度における搬送方向成分の速度は、直線状を移動している場合に比して速度が速くなる。このため、第2走行体34Bの先端部が対応付けられた物品群GWの後端に接触し物品群GWの一部を搬送方向前方に押して、物品群GWの姿勢を乱してしまう恐れがある。
このため、本実施形態では、第2走行体34Bは物品群GWがフィルムFに載り移ってから、フィルムFによって第2走行体34Bの先端が届くことがない距離まで移動するまで走行を一時的に停止させる。これにより、フィルムFに送られた物品群GWと第2走行体34Bとの間には、第2走行体34Bの旋回移動によっても当接しない隙間が形成される。このためフィルムFに送られた物品群GWの姿勢が第2走行体34Bによって乱されることを回避するすることができる。このような第2走行体34Bの移動制御は、各走行体34は独立して制御される構成とされていることにより行うことができる。
第1実施形態はベルトコンベヤ19,20によって移動している物品群GWの前後端が不揃い状態の前端部と後端部を第1走行体34Aと第2走行体34Bによって徐々に整合することから、一部の物品Wに押圧力が急激に加わることにより物品Wの損傷を招くことや、また、物品Wに擦れ等が生じて、物品Wの表面が損傷するようなことを防ぐことができる。
〔第2実施形態〕
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態は図3〜図6に示される。この第2実施形態は、物品群を一定間隔で搬送装置に受け入れる形態の場合である。なお、第2実施形態において前述の第1実施形態と実質的に同一構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
第2実施形態は、図3に示すように、ホッパ部材15を複数設けた定量供給搬送装置14によって搬送装置に物品群GWを安定供給可能とされている。本実施形態では、物品の製造装置(不図示)から不定間隔で送られ棒状の物品Wは、多段階とされたホッパ部材15の最上段に貯留される。所定量貯留される都度、下段のホッパ部材15に移行され、最下段のホッパ部材15から順に所定量とされた物品群GWが貯留された状態とする。そして、最下段のホッパ部材15を定期的に開閉して、搬送装置のバーコンベヤ80に一定間隔で物品群GWを供給する。本実施形態における定量供給搬送装置14のホッパ部材15は2段階構成とされている。
第2実施形態の搬送装置は、バーコンベヤ80と、その上部にオーバヘッド式のコンベヤ23と、制御部(不図示)を備えている。なお、バーコンベヤ80の後端位置には横形製袋充填機24が配置されており、バーコンベヤ80から横形製袋充填機24における成形中のフィルムF上に物品群GWが送出される。
バーコンベヤ80は、搬送方向に沿って互いが平行に設けられた1対のチェーンガイド39に夫々配設された無端索体37(図4参照)を循環駆動させて、両無端索体37に架設した複数のバー38によって物品群GWを載置する載置部Mが形成されて構成される。
バーコンベヤ80の各物品群GWを載置する各載置部Mは、図6に示されるように、互いが搬送方向前後に離間した複数のバー38によって構成されており、前後の載置部Mの間にはバー38が架設されていないことから、搬送方向に一定の間隔が開いている。搬送方向HSにおける載置部Mの長さは、物品Wの単品の長さより短くされている。載置部Mが設けられる間隔は、横形製袋充填機24におけるフィルムF上に載置される物品群GWの供給間隔に対応した間隔されている。各載置部Mに受け入れた各物品群GWは、物品群GW同士の間隔が調整されることなく、横形製袋充填機24におけるフィルムFの搬送速度と同じ一定の速度で搬送され、フィルムFに送出される。したがって、この第2実施形態では、第1実施形態における物品検知手段35は不要となっており、各第1走行体34A、第2走行体34Bは、搬送装置における制御部によってバーコンベヤ80に付設されたエンコーダから得られた送り量に関する情報や、横形製袋充填機24の制御部から受け取った包装動作に関する設定情報に基づき、走行が夫々独立して制御される。
載置部Mに載置されて搬送されて来る前端部及び後端部が不揃いの状態の物品群GWに対応付けられて走行し、第1走行体34Aが対応付けられた物品群GWより前方に離間するように搬送路36に侵入し、第2走行体34Bが同物品群GWより後方に離間するように搬送路36に侵入する点は、第1実施形態と同様であるが、第2実施形態では、図4に示すように、第1走行体34A及び第2走行体34Bの走行体34の先端部34Sは、物品群GWの搬送路36の載置部Mより下方位置まで突出する。また、物品群GWの搬送方向の左右両側は支持体40により夫々支持されて左右方向への物品Wの移動が規制される。
支持体40は,図4に示すように棒状部材で形成されており、バー38に回動可能に嵌合した回動部材44と、第1連結部46と第2連結部48を介して連結されており、回動部材44に対し搬送方向に対して直交する左右方向にオフセットした配置関係にある。また、支持体40は、搬送方向においても、回動部材44に対しオフセットした配置関係にある。左右の回動部材44の下方には、案内部材50が夫々、搬送方向に沿って、更に詳しくは、物品群GWがバーコンベヤ80に投下されて載置される位置36Sから、搬送路36の終端部となるバーコンベヤ80までの範囲に亘って配置されており、位置36Sで第2連結部48が案内部材50に当接することにより、支持体40が起立し、送出位置付近で、第2連結部48と支持体40との係合が解除されると、支持体40が倒れるようになっている。本実施形態では、一つの載置部Mに載置された物品群GWを左右夫々2箇所ずつ計4個の支持体40で支持することとされており、各支持体40は横形製袋充填機24に物品群GWが送出されるまでの間、物品群GWの側部を支持するように配置される。
図6はバーコンベヤ36による物品群GWの搬送過程における、第1走行体34Aと第2走行体34Bによる物品群GWの整合動作過程と、物品群GWの前端部及び後端部の反復移動状態を示す。この第2実施形態の整合動作も、基本的には図2に示す第1実施形態における整合動作と同じである。すなわち、図6に示すように、物品群GWの搬送位置が(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)と進むに連れて、当該物品群GWを挟む対とされた第1走行体34A及び第2走行体34Bとの間隔Lも、予め設定されたL1→L2→L3→L4→L5→L6と徐々に狭くされて、物品群GWの前端部及び後端部の不揃いの整合が行われ、位置(f)で整合が完了する。
また、第1実施形態の場合と同様に、前述の整合動作に伴い、物品群GWを搬送するに連れて徐々に狭くなる両走行体34A、34Bの間隔を予め設定された間隔とする際には、物品群GWにおける一部の物品の前端部に当接している第1走行体34A及び一部の物品Wの後端部に当接している第2走行体34Bを走行させながら搬送方向に複数回反復移動させて瞬間的に物品群GWにおける一部の物品Wに対して当接している各走行体34による該一部の物品に対する押付力を小さくした後、大きくして搬送方向に突出している一部の物品Wの前端部(又は後端部)を第1走行体34A(又は第2走行体34B)によって、対となる他方の走行体に向けて押し込む。
なお、図3の(F)の位置より下流の搬送路36は、端部が整合された複数の物品群GWが横形製袋充填機24における物品群GWの搬送間隔に継続する貯留部42とされている。
上記によりバーコンベヤ80の搬送過程で整合された物品群GWは、バーコンベヤ80から横形製袋充填機24に送出され、フィルムFにより包装される。なお、バーコンベヤ80から横形製袋充填機24に物品群GWが送出される際、第2走行体34Bが周回走行路22の後端の曲線状の走行レールに沿って移動していくとき、この第2実施形態の場合も、第1実施形態の場合と同様に、第2走行体34Bの先端が物品群GWの後端に接触し物品群GWの一部を搬送方向に押して、物品群GWの姿勢を乱してしまう恐れがある。このため、この第2実施形態の場合も、第1実施形態の場合と同様の制御を第2走行体34Bに行わせ、物品群GWの姿勢の乱れを防止している。
図7は、上述したバーコンベヤ80から横形製袋充填機24に物品群GWが送出される際における物品群GWの姿勢の乱れを防止する別例を示す。この別例の構成は、走行体34が基部90と物品支持部88とから構成されており、物品支持部88は基部90に対して進退移動可能に結合連結されている。そして、物品支持部88の側方にローラ86が物品支持部88と一体的移動するように設置されている。このローラ86を案内するガイドレール84が、横形製袋充填機24に物品群GWが送出される周回走行路22の直線状の走行レールから曲線状の走行レールへの接続箇所付近に設けられている。ガイドレール84の案内形状は、走行体34の搬送が進むにつれて、物品群GWから離れる方向とされている。これにより、物品群GWが横形製袋充填機24に送出される際には、走行体34が物品群GWから離れた位置状態となるので、物品群GWの姿勢を乱すことがない。
なお、この第2実施形態においては、バーコンベヤ80による物品群GWの搬送間隔が横形製袋充填機24における物品群GWの搬送間隔と同じとされており、比較的狭い間隔とされているため、第1走行体34Aを一つ先行の物品群GWに対応付けられて、一つ先行の第2走行体34B側に極力寄せて一つ先行の第2走行体34Bと一緒に搬送路36に進入させることにより、第1走行体34Aが物品群GWの不揃い状態の前端上部や起立している支持体40に当接することなく第1走行体34Aをスムースに進入させている。
上述した第2実施形態も、前述した第1実施形態と同様に、物品群GWの前後端が不揃い状態の前端部と後端部を第1走行体34Aと第2走行体34Bによって徐々に整合することから、一部の物品Wに押圧力が急激に加わることにより物品Wの損傷を招くことや、また、物品Wに擦れ等が生じて、物品Wの表面が損傷するようなことを防ぐことができる。
そして、第2実施形態によれば、次のような効果を有する。第2実施形態の走行体34はバーコンベヤ36の載置部Mに載置された物品群GWの下端を越えて配置されるため、物品群GWの前端部及び後端部と確実に当接状態とすることができて、物品群GWの整合動作を確実に行うことができる。
以上、本発明の特定の実施形態について説明したが、本発明はその他、各種の形態で実施可能なものである。以下にその例示を列挙する。
・第2実施形態ではバーコンベヤを示したが、搬送面が搬送方向に離間しているものであれば、ベルトタイプのコンベヤでもよい。また、キャタピラタイプでもよい。
・第1コンベヤを搬送ベッドに代えて、搬送ベッドに載置された物品群を第2走行体によって押送し、第1走行体を第2走行体より遅い速度で走行して、第1走行体と第2走行体との間隔を徐々に狭くして物品群の両端を整合するようにしてもよい。
・走行体の周回走行路については、走行体が搬送路の上方で縦循環する所謂オーバーヘッド方式を採用したが、走行体が水平方向などに循環する構造などでもよい。
・リニアモータとしては、磁石に代えて電磁コイルを配設した可動子を走行体にするなどして、固定子に発生する磁界によって各走行体が推力を得て直線的に走行するなどの構成であってもよい。
・搬送装置の搬送路の下流側に接続される処理機としては、カートナーなどの箱詰め装置などでもよい。
・棒状の物品としては、菓子に限ることなく、そうめんなどの乾麺などでもよい。また、食品類の物品にも限られない。例えば、ストロー等であってもよい。
・対をなす第1走行体と第2走行体との間隔が設定させた間隔になった際に、両走行体或いは何れか一方の走行体を反復移動させる回数は複数回でもよい。その回数は特定されない。なお、設定させた間隔になった際に走行体を反復移動させるとは、走行体の走行位置情報や時間情報などに基づき走行体を反復移動させる態様も含むものである。
・走行体を反復移動させる搬送路における箇所は1箇所でもよく、また複数箇所でもよい。
・横形製袋充填機については、帯状フィルムの両端縁部を重合してなる重合部が上方に位置するようにフィルムを筒状に成形し、物品群を搬送装置から成形中のフィルム上に直接送出する例を示したが、重合部が下方に位置するようにフィルムを筒状成形する横形製袋充填機については、物品群を供給コンベヤに送出することは言うもでもない。
・物品群GWの前端部と後端部を反復変動させるタイミングは、同時又は別々であってもよい。
10:搬送装置 18:搬送路 21:電磁コイル(固定子)
22:周回走行路 24:横形製袋充填機 34:走行体(可動子)
34A:第1走行体 34B:第2走行体 38:バー 40:支持体
42:貯留部
W:物品 GW:物品群 M:載置部

Claims (9)

  1. 棒状の物品の長手方向を搬送方向に向けて該物品を所定量単位で纏めた物品群を搬送方向に間隔を開けて搬送路に載置して各物品群を搬送する搬送装置であって、
    磁界を発する固定子が設けられた周回走行路と、
    前記周回走行路に複数配設されており、前記固定子が発する磁界によって得た推力で、該周回走行路を巡回走行すると共に、前記搬送路に沿うように設けられた前記周回走行路における一部を各々が互いに独立して走行可能な走行体を備えており、
    前記複数の走行体は、
    前記物品群ごとに対応付けられて対となって走行する第1走行体と第2走行体を備えており、
    該第1走行体の夫々が前記対応付けられた前記物品群の前端部に対し当接又は離間して走行すると共に、前記2走行体の夫々が前記対応付けられた前記物品群の後端部に対し当接又は離間して走行するよう構成されており、
    前記第2走行体の夫々が走行して前記搬送路の終端に至るまでに、該第2走行体と対となって走行する前記第1走行体との間隔を前記物品の長手方向の長さと同じにして前記物品群を搬送方向前後から支持する整合動作を完了すると共に、該物品の長手方向の長さと同じ間隔になるまでは、前記物品群が搬送されるに連れて前記対となる両走行体の間隔を徐々に狭くして、前記物品群の夫々の前端部と後端部を整合することを特徴とする搬送装置。
  2. 請求項1に記載の搬送装置であって、
    前記搬送路は、受け入れた各物品群を搬送方向に間隔を開けて載置しながら走行する載置部を有しており、
    前記第2走行体は、前記搬送路に進入した際に前記物品群の前記後端部から離間しており、前記搬送路に進入してから前記物品群の後端部の前記整合動作を完了するまでの間に、該載置部によって搬送される前記物品群より速い速度で移動するよう構成された搬送装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の搬送装置であって、
    前記搬送路は、受け入れた各物品群を搬送方向に間隔を開けて載置しながら走行する載置部を有しており、
    前記第1走行体は、前記搬送路に進入した際に前記物品群の前記前端部から離間しており、前記搬送路に進入してから前記物品群の前端部の前記整合動作を完了するまでの間に、該載置部によって搬送される前記物品群より遅い速度で移動するよう構成された搬送装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかの請求項に記載の搬送装置であって、
    前記物品群を搬送するに連れて徐々に狭くなる前記両走行体の間隔を予め設定された間隔にした際に、前記物品群における一部の物品の前端部に当接している前記第1走行体を走行させながら搬送方向に反復移動させて瞬間的に前記物品群における一部の物品に対して当接している前記第1走行体による該一部の物品に対する押付力を小さくした後に大きくして、前記物品群における一部の物品の前記前端部を前記第2走行体側に向けて押し込むよう構成された搬送装置。
  5. 請求項2又は請求項3に記載の搬送装置であって、
    前記物品群を搬送するに連れて徐々に狭くなる前記両走行体の間隔を予め設定された間隔にした際に、前記物品群における一部の物品の後端部に当接している前記第2走行体を走行させながら搬送方向に反復移動させて瞬間的に前記物品群における一部の物品に対して当接している前記第2走行体による該一部の物品に対する押付力を小さくした後に大きくして、前記物品群における一部の物品の前記後端部を前記第1走行体側に向けて押し込むよう構成された搬送装置。
  6. 請求項2から請求項5のいずれかの請求項に記載の搬送装置であって、
    前記載置部は、それぞれ搬送方向に一定の間隔で離間して設けられていると共に搬送方向における長さが物品の長手方向の長さより短くされており、前記走行体は、上方から前記搬送路に進入して該走行体の先端部が前記載置部より下方に延在するよう構成されている搬送装置。
  7. 請求項6に記載の搬送装置であって、
    前記載置部は、前記搬送方向に周回走行する一対の無端索体に対して架設されていると共に互いが搬送方向に離間して設けられた複数のバーによって構成されており、前後のバーの間を通過して前記搬送路上に出現し、前記載置部に載置される前記物品群の搬送方向に交差する左右両側を支持する支持体を備えており、
    前記第1走行体は、前記支持体及び搬送方向に突出している一部の物品との接触を回避し得るタイミングで前記搬送路に侵入して前記物品群の前方に移動するよう構成されている搬送装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかの請求項に記載の搬送装置であって、
    前記搬送路の終端には横形製袋充填機が接続されており、前記第1走行体と前記第2走行体は、該横形製袋充填機で設定された連続包装タイミングに合致するよう走行して前記物品群を順次、前記横形製袋充填機に向けて送出するよう構成された搬送装置。
  9. 請求項8に記載の搬送装置であって、前記対をなす前記両走行体は、前記搬送路に不規則な間隔で受け入れられた前記物品群を整合した後に、該物品群を前記横形製袋充填機において設定された一定の前記物品群の搬送間隔と同じ間隔にした複数の物品群の夫々を、前記搬送路における下流側に設けられた貯留部で支持しながら走行するよう構成したことを特徴とする特徴とする搬送装置。
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