JP2018002265A - 飲料サーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】ホース部材の本数に応じた設置を容易に行うことができる飲料サーバを提供する。【解決手段】一形態に係る飲料サーバは、飲料を冷却させる冷却液を収容する水槽と、水槽を収容する筐体6と、冷却液に浸漬されると共に飲料が通る複数の飲料管と、複数の飲料管のそれぞれに対応して設けられ、各飲料管に接続すると共に、筐体6の外部に延び出す複数のホース部材と、を備え、筐体6の側壁6cには、ホース部材を通す切り欠き部6hが形成されており、側壁6cに取り付けられた状態で側壁6cに対して移動することにより切り欠き部6hを開閉する移動部材22を備え、切り欠き部6hには複数の移動部材22が設けられており、一の移動部材22は、切り欠き部6hのうち、一のホース部材を通す空間Sを開閉する。【選択図】図6

Description

本発明は、飲料を提供するときに用いられる飲料サーバに関する。
特開2013−216333号公報には、炭酸ガスボンベと、ビール樽と、ビールサーバとを備えたビール供給装置が記載されている。炭酸ガスボンベは、ビール樽の内部に収容されたビールをビールサーバに押し出すためのものであり、ガスホースを介してビール樽に接続されている。ビール樽には、その上部にディスペンスヘッドが設けられており、このディスペンスヘッドからビールホースが伸びている。ビール樽から押し出されたビールは、ビールホースを通ってビールサーバに供給される。
ビールサーバは、略直方体状に形成されている。ビールサーバは、ビール液が流通する飲料管を収容するケースを備えており、ケースは、正面パネル、左右の側面パネル、背面パネル、上前パネル、及び上後パネルを有する。各側面パネルの上端には、ビールホースをケース内に導入するように切り欠かれたホース導入部が設けられている。
ホース導入部は、側面パネルの正面パネル側において上端縁部から鉛直下方に向けて凹状を呈するように切り欠かれており、上からビールホースが乗せられる。このビール供給装置は、ホース導入部を覆うホース入口カバーを備える。ホース入口カバーは、ホース導入部に乗せられたビールホースに被せられるものであり、ホース導入部を塞ぐ機能を有する。
ホース入口カバーは、ビールホースに対向する凹状のホース挿通部を上下一対に備えている。一方のホース挿通部は1本のビールホースを通し、他方のビール挿通部は2本のビールホースを通す。すなわち、一方のホース挿通部を下に向けることにより1本のビールホースを通すことが可能であり、他方のホース挿通部を下に向けることにより2本のビールホースを通すことが可能である。
特開2013−216333号公報
前述したビール供給装置では、一方のホース挿通部を下に向けて1本のビールホースを通すと共に、他方のホース挿通部を下に向けて2本のビールホースを通している。このように、ホース入口カバーの向きを変えることによって、通すホース部材の本数を変えている。よって、通すホース部材の本数に応じてホース入口カバーの向きを変えなければならないので、ホース部材の設置が煩雑になる懸念がある。すなわち、向きを変えてホース入口カバーを設置しなければならないので、ホース部材の本数に応じた設置を容易に行うことができないという問題がある。
本発明は、ホース部材の本数に応じた設置を容易に行うことができる飲料サーバを提供することを目的とする。
本発明に係る飲料サーバは、飲料を冷却させる冷却液を収容する水槽と、水槽を収容する筐体と、冷却液に浸漬されると共に飲料が通る複数の飲料管と、複数の飲料管のそれぞれに対応して設けられ、各飲料管に接続すると共に、筐体の外部に延び出す複数のホース部材と、を備え、筐体の壁部には、ホース部材を通す貫通孔が形成されており、壁部に取り付けられた状態で壁部に対して移動することにより貫通孔を開閉する移動部材を備え、貫通孔には複数の移動部材が設けられており、一の移動部材は、貫通孔のうち、一のホース部材を通す空間を開閉する。
この飲料サーバによれば、壁部に形成された貫通孔に複数の移動部材が設けられており、各移動部材は、貫通孔のうち、一のホース部材を通す空間を開閉する。従って、一の移動部材を移動させれば1本のホース部材を通す空間を開閉させることができ、部品の向きを変える操作は不要であるため、ホース部材の設置を容易に行うことができる。また、複数のホース部材を通す場合には、通すホース部材の数だけ移動部材で空間を開放し、他の空間は移動部材で閉塞することができるので、ホース部材の本数に応じたホース部材の設置を容易に行うことができる。
また、移動部材は、壁部に対して上方に移動することによって空間を開放し、壁部に対して下方に移動することによって空間に通されたホース部材に当接してもよい。この場合、重力によって移動部材を下方に移動させて移動部材をホースに当接させることにより、ホース部材を保持することができる。従って、ホース部材の保持を容易に実現させることができる。
また、貫通孔には3つ以上の移動部材が設けられてもよい。この場合、1つの貫通孔に3本以上のホース部材を通すことができる。
また、飲料管及びホース部材は、筐体に対して脱着自在とされていてもよい。この場合、筐体に対する飲料管及びホース部材の脱着時に、貫通孔へのホース部材の設置を容易に行うことができる。
また、移動部材は、空間に通されたホース部材に当接し、移動部材のホース部材に当接する部分は、ホース部材の外周に沿って湾曲していてもよい。この場合、ホース部材への移動部材の当接時に、ホース部材の外周に沿って移動部材が当接する。従って、当接時に形成されるホース部材と移動部材との間の隙間を一層小さくすることができる。よって、貫通孔をより確実に閉塞させることができ、筐体の内部への異物の進入をより確実に抑制することができる。また、筐体の内部への外気の進入を抑制することができるので、飲料サーバの冷却効率を高めることができる。
本発明によれば、ホース部材の本数に応じた設置を容易に行うことができる。
第1実施形態に係る飲料サーバを示す斜視図である。 図1の飲料サーバの蓋を開けた状態を示す斜視図である。 図1の飲料サーバの外側飲料管ユニットを示す斜視図である。 図1の飲料サーバの内側飲料管ユニットを示す斜視図である。 図1の飲料サーバの筐体とホース挿通部材とを示す斜視図である。 図5のホース挿通部材を示す正面図である。 図5のホース挿通部材に通されたホース部材を示す断面図である。 第2実施形態に係るホース挿通部材と筐体とを示す斜視図である。 図8のホース挿通部材にホース部材が挿通されている状態を示す正面図である。 変形例に係る移動部材を示す斜視図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態に係る飲料サーバについて説明する。以下の説明において、同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る飲料サーバ1の外観を示す斜視図である。飲料サーバ1は、例えば飲食店に設けられる装置であって顧客の注文等に応じて第1カラン2、第2カラン3、第3カラン4及び第4カラン5のいずれかが引かれることにより、第1飲料、第2飲料、第3飲料及び第4飲料のいずれかを注出可能となっている。飲料サーバ1は、第1〜第4飲料を冷却する。飲料サーバ1は、例えば、電気式の瞬間冷却式サーバである。
第1カラン2、第2カラン3、第3カラン4及び第4カラン5は、共に飲料サーバ1の筐体6に直接取り付けられている。第1カラン2からは第1飲料、第2カラン3からは第2飲料、第3カラン4からは第3飲料、第4カラン5からは第4飲料、がそれぞれ注出される。第1〜第4の飲料としては、ビール、発泡酒及びワイン等のアルコール飲料、並びに、アルコールを含まない飲料も含まれる。
筐体6は、その中央に配置される直方体状の第1筐体6aと、第1筐体6aの両側に一対に取り付けられた第2筐体6bとを含んでいる。一対の第2筐体6bは、それぞれ第1筐体6aの両側に位置する側壁6cに固定されている。第3カラン4及び第4カラン5は、第1筐体6aの前壁6dに直接取り付けられており、第1カラン2及び第2カラン3は各第2筐体6bの前壁6eに直接取り付けられている。第1筐体6aは、その上部に、開閉可能な蓋6fを有する。
図2は、筐体6から蓋6fを取り外した状態を示す斜視図である。筐体6の内部には、外側飲料管ユニット7と、内側飲料管ユニット8とが配置される。図3は、筐体6の内部に設けられる外側飲料管ユニット7を示す斜視図である。図4は、筐体6の内部に設けられる内側飲料管ユニット8を示す斜視図である。
図2〜図4に示されるように、外側飲料管ユニット7は、第1カラン2に接続される第1飲料管7Aと第2カラン3に接続される第2飲料管7Bとを含んでおり、内側飲料管ユニット8は第3カラン4に接続される第3飲料管8Aと第4カラン5に接続される第4飲料管8Bとを含んでいる。
筐体6の内部には水槽9が設けられており、水槽9の内部には冷却水(冷却液)が収容される。第1飲料管7A、第2飲料管7B、第3飲料管8A及び第4飲料管8Bは、螺旋状に形成されていると共に、上記の冷却水に浸漬される。平面視において、飲料管7A,7B,8A,8Bは、例えば、円形状となっており、互いに同心円状となるように配置される。
第1飲料管7A及び第2飲料管7Bは第3飲料管8Aを囲むように配置され、第3飲料管8Aは第4飲料管8Bを囲むように配置される。また、第1飲料管7Aは、第2飲料管7Bの鉛直上方に配置される。第1飲料管7A及び第2飲料管7Bが上下に並べて配置されることによって、飲料管7A,7B,8A,8Bを径方向外側に張り出さないように配置することが可能となり、飲料管7A,7B,8A,8Bの配置がスリム化される。
第1飲料管7Aは、その下端から軸線回りに螺旋状に伸び、螺旋状に伸びる部分の上端から上方に引き出されて第1カラン2に接続される。第2飲料管7Bと第2カラン3との接続関係、第3飲料管8Aと第3カラン4との接続関係、及び第4飲料管8Bと第4カラン5との接続関係も同様である。
外側飲料管ユニット7は、その上端に設けられた一対の飲料流入部11と、各飲料流入部11の両側(第2筐体6b側)に位置する一対の飲料流出部12とを備えている。飲料流入部11及び飲料流出部12は、共に円柱状とされており、飲料流入部11及び飲料流出部12の外周面には雄螺子13が形成され、雄螺子13にはホース取付部材14がねじ込まれる。ホース取付部材14にはホース部材15が接続される。
第1カラン2からは一本のホース部材15が伸びており、このホース部材15は、ホース取付部材14及び飲料流出部12を介して第1飲料管7Aに接続している。よって、第1飲料管7Aから飲料流出部12、ホース取付部材14及びホース部材15を介して第1カラン2に第1飲料が供給される。同様に、第2カラン3からも一本のホース部材15が伸びており、第2飲料管7Bから飲料流出部12、ホース取付部材14及びホース部材15を介して第2カラン3に第2飲料が供給される。
外側飲料管ユニット7は、第1飲料管7A及び第2飲料管7Bを一体化していると共に、筐体6に対して脱着自在となっている。外側飲料管ユニット7は、飲料流入部11及び飲料流出部12が設けられた天板16を備えている。天板16は、平面視において、第1飲料管7A及び第2飲料管7Bの一方側(片側)に位置しており、略コの字状となっている。
天板16は、下方に直線状に延びる支持部16bを備えており、この支持部16bに第1飲料管7A及び第2飲料管7Bが支持されている。支持部16bは、例えば、3箇所に設けられており、これらの支持部16bは、第1飲料管7A及び第2飲料管7Bの周方向に等間隔に配置されている。
第1飲料管7Aの一端は飲料流入部11に接続されており、第1飲料管7Aは飲料流入部11に接続された箇所から下方に伸びている。第1飲料管7Aの他端は、飲料流出部12に接続された箇所から下方に伸びている。よって、飲料流入部11から流入した第1飲料は、第1飲料管7Aの下端に移動し、第1飲料管7Aの下端から螺旋状に上昇する間に冷却され、第1飲料管7Aの上端の飲料流出部12に達して飲料流出部12から第1カラン2に流出する。
第2飲料管7Bの構成は第1飲料管7Aの構成と同様である。よって、飲料流入部11から流入した第2飲料は、第2飲料管7Bの下端に移動し、第2飲料管7Bの下端から螺旋状に上昇する間に冷却され、第2飲料管7Bの上端の飲料流出部12に達して飲料流出部12から第2カラン3に流出する。
内側飲料管ユニット8は、第3飲料管8A及び第4飲料管8Bを一体化しており、例えば、筐体6に対して脱着自在となっている。内側飲料管ユニット8は、飲料流入部11が設けられた天板18を有し、天板18は、平面視において、第3飲料管8A及び第4飲料管8Bを覆うように設けられている。天板18は、例えば矩形状に形成されている。
天板18には、左右一対に形成された2つの孔部18aが設けられており、各孔部18aには第3飲料管8A及び第4飲料管8Bの上端部が通される。各孔部18aから上方に伸びる第3飲料管8A及び第4飲料管8Bは、各孔部18aの前方(図4における下方向)に位置する内側飲料管ユニット8の飲料流出部に繋がっている。
従って、第3飲料管8A及び第4飲料管8Bに流入した第3飲料及び第4飲料は、第3飲料管8A及び第4飲料管8Bで螺旋状に流れる間に冷却され、その後、各孔部18aの前方に位置する飲料流出部を介して、第3カラン4及び第4カラン5のそれぞれから注出される。
天板18には、冷却水撹拌用のモータ17を上方に露出させる開口18cが形成されている。更に、天板18は、下方に直線状に伸びる支持部18dを備えており、この支持部18dに第3飲料管8A及び第4飲料管8Bが支持されている。支持部18dは、例えば3箇所に設けられており、各支持部18dは、第3飲料管8A及び第4飲料管8Bの周方向に等間隔に配置されている。
前述したように、飲料管7A,7B,8A,8Bのそれぞれには、飲料流入部11から第1〜第4飲料のそれぞれが流入する。各飲料流入部11にはホース取付部材14を介してホース部材15が取り付けられ、各ホース部材15はホース取付部材14から筐体6の外部に伸び出すように配置される。このホース部材15は、筐体6の側壁6c(壁部)を貫通して各飲料管7A,7B,8A,8Bの飲料流入部11に接続される。飲料流入部11にホース取付部材14を介して接続された各ホース部材15は、筐体6の外部から各飲料管7A,7B,8A,8Bに第1〜第4飲料のそれぞれを供給する。
次に、筐体6の内外におけるホース部材15の取付構造について説明する。図5に示されるように、筐体6の各側壁6cには、その上端面6gから下方に矩形状に窪む切り欠き部6h(貫通孔)が設けられている。切り欠き部6hには、筐体6の内側から切り欠き部6hを覆うようにホース挿通部材20が取り付けられる。側壁6cの切り欠き部6hの両側にはネジNを挿通させる孔部6jが上下一対に合計4つ設けられており、各孔部6jに側壁6cの外側からネジNが通されることによってホース挿通部材20が側壁6cに取り付けられる。
ホース挿通部材20は、例えば、矩形状とされた樹脂製の板状部材である。ホース挿通部材20は、側壁6cに取り付けられるベース部材21と、ベース部材21に対して上下にスライド自在に設けられた複数の移動部材22とを備えている。複数の移動部材22は、水平方向に並んで配置されている。
ベース部材21は、移動部材22の下部及び側部を囲むコの字状とされている。ベース部材21は、移動部材22の並設方向の両端部に上下一対にネジ穴21aを備えており、各ネジ穴21aの位置は前述した筐体6の孔部6jの位置に対応している。従って、各孔部6jにネジ穴21aを重ね合わせて側壁6cの外側からネジNを孔部6j及びネジ穴21aに挿入し、各ネジNをネジ穴21aにねじ込むことにより、側壁6cにベース部材21が取り付けられる。
ベース部材21を形成するコの字の内側面の一方には、移動部材22を係合する矩形状の凸部21bが設けられている。上記コの字の内側面の他方には、別の移動部材22を係合する矩形状の凹部21cが設けられている。凸部21b及び凹部21cは共に上下方向に延在している。
図6は、ホース挿通部材20を筐体6の外側から見た図である。図5及び図6に示されるように、移動部材22は、例えば5個設けられている。各移動部材22は、直方体状とされている。移動部材22は、筐体6の外側を向く表面22aと、表面22aの反対側を向く裏面22bと、他の移動部材22と対向する一対の側面22cと、ベース部材21に当接する下面22dと、下面22dの反対側を向く上面22eとを有する。
表面22a及び裏面22bは、例えばベース部材21に対して同一平面上となるように配置される。また、移動部材22の一方側の側面22cには、ベース部材21又は他の移動部材22を係合する凹部22fが形成されており、移動部材22の他方側の側面22cには、ベース部材21又は他の移動部材22を係合する凸部22gが形成されている。凹部22f及び凸部22gは共に上下方向に延在している。
一の移動部材22の凹部22fは、ベース部材21の凸部21bに係合し、これにより、一の移動部材22は、ベース部材21に対して上下にスライドする。一の移動部材22の凸部22gには、他の移動部材22の凹部22fが係合し、これにより、他の移動部材22は、一の移動部材22に対して上下にスライドする。このように、各移動部材22は、ベース部材21及び他の移動部材22に対して、互いに独立して上下にスライドする。また、各移動部材22は、ベース部材21に対して抜き差し自在とされている。
図7は、ホース挿通部材20の移動部材22に通されるホース部材15を示す縦断面図である。図5〜図7に示されるように、ホース部材15は、各移動部材22の下面22dとベース部材21との間に形成された空間Sに通される。この空間Sは1本のホース部材15を通すための空間である。また、移動部材22は、1本のホース部材15に対応して設けられる。ホース取付部材14から延びるホース部材15は、水平方向に伸びており、この状態で上から移動部材22に当接される。
次に、飲料サーバ1における各ホース部材15の設置方法について説明する。まず、切り欠き部6hの内側にホース挿通部材20をネジNで取り付ける。そして、移動部材22をベース部材21から外した状態としてベース部材21の上にホース部材15を乗せていく。複数本のホース部材15を設置する場合には、各移動部材22に対応する位置に一本ずつホース部材15を乗せていく(ホース部材を乗せる工程)。
その後、ホース部材15の上から移動部材22を挿し込み、各ホース部材15に移動部材22の下面22dを当接させる(ホース部材に移動部材を当接させる工程)。そして、残りの移動部材22を全てベース部材21に差し込み、側壁6cの上から蓋6fを被せることによって切り欠き部6hを閉塞する(貫通孔を閉塞させる工程)。このとき、蓋6fを被せることにより、移動部材22の上方の部分Qも閉塞される。これにより、ホース部材15の設置が完了する。
続いて、本実施形態に係る飲料サーバ1の作用効果について説明する。
飲料サーバ1によれば、側壁6cに形成された切り欠き部6hに複数の移動部材22が設けられており、各移動部材22は、切り欠き部6hのうち、一のホース部材15を通す空間Sを開閉する。従って、一の移動部材22を移動させれば1本のホース部材15を通す空間Sを開閉させることができ、部品の向きを変える操作は不要であるため、ホース部材15の設置を容易に行うことができる。また、複数のホース部材15を通す場合には、通すホース部材15の数だけ移動部材22で空間Sを開放し、他の空間Sは移動部材22で閉塞することができるので、ホース部材15の本数に応じたホース部材15の設置を容易に行うことができる。
また、移動部材22は、側壁6cに対して上方に移動することによって空間Sを開放し、側壁6cに対して下方に移動することによって空間Sに通されたホース部材15に当接する。よって、重力により移動部材22を下方に移動させて移動部材22をホース部材15に当接させることにより、ホース部材15を保持することができる。従って、ホース部材15の保持を容易に実現させることができる。
また、切り欠き部6hには3つ以上(例えば5つ)の移動部材22が設けられている。従って、一つの切り欠き部6hに対し3本以上(例えば5本)のホース部材15を通すことができる。
また、飲料管7A,7B,8A,8B及びホース部材15は、筐体6に対して脱着自在となっている。よって、筐体6に対する飲料管7A,7B,8A,8B及びホース部材15の脱着時に、切り欠き部6hへのホース部材15の設置を容易に行うことができる。
また、飲料サーバ1では、切り欠き部6hを大きくしても、切り欠き部6hの大きさに見合った数(切り欠き部6hを塞ぎ得る数)の移動部材22を備えることにより、複数の移動部材22によって切り欠き部6hを確実に塞ぐことができる。このように、切り欠き部6hを確実に塞ぐと共に、3本以上のホース部材15を通すこともできるので、通すホース部材15の数を従来よりも増やすことができる。更に、切り欠き部6hが大きい場合であっても、複数の移動部材22によって切り欠き部6hを確実に塞ぐことができるので、飲料サーバ1の内部への異物の進入を抑制することができる。
また、ホース取付部材14から延びるホース部材15は、水平方向に伸びる状態で移動部材22に当接されている。このようにホース部材15は水平方向に伸びているので、ホース部材15の内部におけるエア溜まりを抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る飲料サーバについて説明する。図8は、第2実施形態のホース挿通部材30を示す斜視図である。図9は、側壁6cの内側から見たホース挿通部材30の正面図である。図8及び図9に示されるように、第2実施形態は、第1実施形態の移動部材22とは異なる形状の移動部材32を有するホース挿通部材30を備えた点と、ホース挿通部材30が封止部材33を備える点と、が第1実施形態と異なっている。以下では、第1実施形態と重複する説明を省略する。
移動部材32の下面32dには、ホース部材15の外周に沿って湾曲する湾曲部34が形成されている。湾曲部34は、例えば、下面32dから半円状に窪んでおり、ホース部材15の上側半分が接触する形状とされている。
封止部材33は、ホース挿通部材30においてベース部材31の内側に取り付けられる。封止部材33は、例えば、移動部材32の並設方向に延びる板状部材である。封止部材33は、移動部材32の並設方向の両側にネジ穴33aを備えており、ベース部材31のネジ穴33aに対応する箇所には挿通穴31aが設けられている。従って、孔部6jに挿通穴31a及びネジ穴33aを重ね合わせて側壁6cの外側からネジNを孔部6j、挿通穴31a及びネジ穴33aに挿入し、ネジNをネジ穴33aにねじ込むことにより、側壁6cにベース部材31及び封止部材33が取り付けられる。
封止部材33の上側の端面33bには、ホース部材15の外周に沿って湾曲する湾曲部35が形成されている。湾曲部35は、例えば、端面33bから半円状に窪んでおり、ホース部材15の下側半分が接触する形状とされている。
図9に示されるように、ホース部材15が通されてない状態では、移動部材32の下面32dはベース部材31に接触する。このとき、下面32dは、封止部材33の端面33bよりも下方に位置しており、湾曲部34の頂点と湾曲部35の頂点とが略一致する。このような位置関係により、移動部材32によって、下面32dの下方の空間が確実に閉塞される。
一方、ホース部材15が通される状態において、ホース部材15は、移動部材32の湾曲部34と、封止部材33の湾曲部35との間に挟み込まれる。このとき、ホース部材15の外周と湾曲部34,35の内周とを一致させることができるので、ホース部材15を通したときであっても空間を確実に閉塞することができる。
以上のように、第2実施形態において、移動部材32は、空間に通されたホース部材15に当接し、移動部材32のホース部材15に当接する部分(湾曲部34)は、ホース部材15の外周に沿って湾曲している。よって、ホース部材15への移動部材32の当接時に、ホース部材15の外周に沿って移動部材32が当接する。従って、当接時に形成されるホース部材15と移動部材32との間の隙間を小さくすることができるので、切り欠き部6hを一層確実に閉塞することができる。よって、飲料サーバ1の内部への異物の進入をより確実に抑制することができる。また、筐体6の内部への外気の進入を抑制することができるので、飲料サーバ1の冷却効率を高めることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、前述の各実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。すなわち、本発明は、各請求項の要旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。
例えば、図10に示されるように、移動部材22の凹部22f及び凸部22gとは異なる形状の凹部及び凸部を備えていてもよい。図10に示される移動部材42の凹部42gは、移動部材42の側面42cから直線状に窪む直線部42hと、直線部42hの奥側の端部で円形状に拡張した拡張部42jとを有する。このような拡張部42jを有する移動部材42では、各移動部材42を一層強固に連結させることができる。
また、前述の実施形態では、上下にスライド移動する移動部材22,42について説明したが、移動部材の移動方向及び移動態様については特に限定されない。例えば、上下にスライド移動する移動部材22,42に代えて、左右にスライド移動する移動部材を用いてもよいし、筐体6の壁部に対して揺動する移動部材を用いてもよい。
また、前述の実施形態では、一対の側壁6cのそれぞれに切り欠き部6hが設けられる例について説明したが、切り欠き部6hは、側壁6c以外の壁部に設けられていてもよい。更に、切り欠き部6hの数も特に限定されず、1個又は3個以上の切り欠き部6hが設けられていてもよい。また、前述の実施形態では、上端面6gから下方に窪む切り欠き部6hにホース部材15が通される例について説明したが、切り欠き部6h以外の貫通孔にホース部材15が通されてもよい。
また、前述の実施形態では、飲料管7A,7B,8A,8Bが筐体6内に配置される例について説明した。しかしながら、3体以下、又は5体以上の飲料管が配置されてもよい。更に、飲料管7A,7B,8A,8Bの配置態様(上下に配置されるか、同心円状に配置されるか等)についても適宜変更可能である。
また、前述の実施形態では、第1飲料管7A及び第2飲料管7Bがユニット化された外側飲料管ユニット7と、第3飲料管8A及び第4飲料管8Bがユニット化された内側飲料管ユニット8とを備える例について説明した。しかしながら、外側飲料管ユニット7及び内側飲料管ユニット8の形状及び大きさ等の構成は適宜変更可能である。また、飲料管7A,7B,8A,8Bは、ユニット化されていなくてもよいし、飲料管7A,7B,8A,8Bが筐体6に対して脱着自在となっていなくてもよい。
また、前述の実施形態では、筐体6が第1筐体6aと一対の第2筐体6bとを含んで構成されており、第2筐体6bの前壁6eに第1カラン2及び第2カラン3が取り付けられると共に、第1筐体6aの前壁6dに第3カラン4及び第4カラン5が取り付けられる例について説明した。しかしながら、筐体及びカランの個数、形状及び配置態様は、上記の例に限定されず適宜変更可能である。
1…飲料サーバ、2…第1カラン、3…第2カラン、4…第3カラン、5…第4カラン、6…筐体、6a…第1筐体、6b…第2筐体、6c…側壁、6d,6e…前壁、6f…蓋、6g…上端面、6h…切り欠き部(貫通孔)、6j…孔部、7…外側飲料管ユニット、7A…第1飲料管、7B…第2飲料管、8…内側飲料管ユニット、8A…第3飲料管、8B…第4飲料管、9…水槽、11…飲料流入部、12…飲料流出部、13…雄螺子、14…ホース取付部材、15…ホース部材、16,18…天板、17…モータ、18a…孔部、18c…開口、18d…支持部、20,30…ホース挿通部材、21,31…ベース部材、21a…ネジ穴、21b…凸部、21c…凹部、22,32…移動部材、22a…表面、22b…裏面、22c,42c…側面、22d,32d…下面、22e…上面、22f…凹部、22g…凸部、31a…挿通穴、33…封止部材、33a…ネジ穴、33b…端面、34,35…湾曲部、42g…凹部、42h…直線部、42j…拡張部、N…ネジ、S…空間。

Claims (5)

  1. 飲料を冷却させる冷却液を収容する水槽と、
    前記水槽を収容する筐体と、
    前記冷却液に浸漬されると共に前記飲料が通る複数の飲料管と、
    前記複数の飲料管のそれぞれに対応して設けられ、各前記飲料管に接続すると共に、前記筐体の外部に延び出す複数のホース部材と、
    を備え、
    前記筐体の壁部には、前記ホース部材を通す貫通孔が形成されており、
    前記壁部に取り付けられた状態で前記壁部に対して移動することにより前記貫通孔を開閉する移動部材を備え、
    前記貫通孔には複数の前記移動部材が設けられており、
    一の前記移動部材は、前記貫通孔のうち、一の前記ホース部材を通す空間を開閉する、
    飲料サーバ。
  2. 前記移動部材は、前記壁部に対して上方に移動することによって前記空間を開放し、前記壁部に対して下方に移動することによって前記空間に通された前記ホース部材に当接する、
    請求項1に記載の飲料サーバ。
  3. 前記貫通孔には3つ以上の前記移動部材が設けられる、
    請求項1又は2に記載の飲料サーバ。
  4. 前記飲料管及び前記ホース部材は、前記筐体に対して脱着自在とされている、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の飲料サーバ。
  5. 前記移動部材は、前記空間に通された前記ホース部材に当接し、
    前記移動部材の前記ホース部材に当接する部分は、前記ホース部材の外周に沿って湾曲している、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の飲料サーバ。
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