JP2013216333A - 飲料冷却注出装置およびホース入口カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】ホース導入部の深さを増すことができ、しかもケース内の飲料ホースに飲料が残留するのを防止可能な飲料冷却注出装置およびホース入口カバーを提供する。
【解決手段】ホース入口カバー100Aには、鉛直方向の一方の縁部101aに1本分のビールホース15を挿通可能な第1ホース挿通部101bが形成されるとともに、鉛直方向の他方の縁部101cに2本分のビールホース15A,15Bを挿通可能な第2ホース挿通部101dが形成されている。また、ホース入口カバー100Aは、磁石101g,101hを介して側面パネル52に取り付けられている。
【選択図】図5

Description

本発明は、分離型の飲料冷却注出装置およびホース入口カバーに関する。
分離型のビールサーバー(飲料冷却注出装置)は、ビールの品質を高く維持するため、ビール回路(注出部、冷却管、ビールホース)をケース内の水槽から着脱可能にして、ビール回路のメンテナンス性の向上を図っている。また、このような分離型のビールサーバーは、ビール回路を一体に構成して、ビールサーバーの上部から持ち上げることでビール回路の取り外しを容易にしている。このとき、側面パネルにビールホースを通す導入切欠部(ホース導入部)を凹状に形成することで、ビールホースを一緒に抜き取ることができるようになっている(特許文献1参照)。
特開2004−85159号公報
ところで、従来のビールサーバーのホース導入部は、2種類のビールを提供するために2本のビールホースを通す場合もあり、ホース導入部がビールホースの1本分の径よりも十分に大きな開口面積、つまりビールホースを2本並べることができる幅に形成されている。このため1本のビールホースしか使用しない場合は、ビールホースを通した際に形成されるホース導入部の隙間から異物が侵入するおそれがあった。
そこで、図17(a)、(b)に示すビールサーバーでは、側面パネル200に形成されたホース導入部201(ビールホース2本分の幅)にホース入口カバー300を取り付けて1本しかビールホースを使用しない場合の隙間を塞ぐことが提案されている。ホース入口カバー300には、略H型に形成され、1本分のビールホース15を挿通可能な溝301と2本分のビールホース15A,15Bを挿通可能な溝302が形成されている。1本のビールホース15を使用する場合には、溝301を上向きとして側面パネル200に取り付け、上蓋400でビールホース15を抑えるようにしている(図17(a)参照)。また、2本のビールホース15A,15Bを使用する場合には、上下を反転させて溝302を上向きとして側面パネル200に取り付け、上蓋400でビールホース15A,15Bを抑えるようにしている。
しかしながら、上蓋400でビールホース15(15A,15B)を抑える構造であるため、ホース導入部201の深さが浅く、図18に示すように、ビールホース15をビールサーバーの外部から内部に導入する導入位置が高くなり、ビールホース15がビールサーバー内に導入された後に大きく下降して、冷却管から延びる継手600に接続されるようになっている。このため、図18の破線で囲んだ部分にビールが残留して、ビールの品質を損なうという課題があった。
また、ビールホース15がホース導入部201を乗り越えてから下方に位置する継手600に接続されるが、この継手600に対して無理な力が加わることが見出された。このため、ホース導入部201の深さを増すことを検討した。しかし、ホース導入部201の深さを増した場合、ホース入口カバー300の背が高くなってしまい、背を高くしたホース入口カバー300が水槽500と干渉してしまい、機能しないという問題が生じた。
本発明は上述した課題を解決するものであり、ホース導入部の深さを増すことができ、しかもケース内の飲料ホースに飲料が残留するのを防止可能な飲料冷却注出装置およびホース入口カバーの提供を目的とする。
請求項1に係る発明は、ケース内に収容される冷却槽と、飲料を注出する注出部と、前記冷却槽内に配置され、前記飲料を冷却する冷却管と、前記注出部および前記冷却管を固定する固定部と、を備え、前記ケースの上蓋を外して前記冷却管と前記注出部とを固定した前記固定部を着脱可能にした飲料冷却注出装置であって、前記ケースには、鉛直方向に延びて上端縁部が開放され、前記冷却管と接続される飲料ホースを少なくとも2本挿通するホース導入部が形成され、前記ホース導入部に前記飲料ホースが1本または複数本挿通されたときに、前記飲料ホースの本数にかかわらず前記ホース導入部に形成される隙間を塞ぎつつ、前記飲料ホースを前記ホース導入部の縁部とで囲んで保持するホース入口カバーを備えることを特徴とする。
これによれば、飲料ホースを上蓋ではなくホース入口カバーとホース導入部の縁部とで保持することで、ホース導入部を上端縁部から鉛直方向の下方に深く形成することが可能になる。よって、飲料ホースのケース内への導入高さ位置を従来よりも低くすることができる。これにより、ケース内において冷却管と接続される継手の高さ位置に対して飲料ホースの高さを低くして、飲料ホースを下方に傾斜させることができるので、ケース内の飲料ホースに飲料が残留するのを防止することができる。
また、飲料ホースをホース入口カバーとホース導入部の縁部とで保持することで、ホース導入部の深さを増したとしても、ホース入口カバーが冷却槽に干渉するといった不都合を防止できる。
また、飲料ホースは、ホース入口カバーとホース導入部の縁部とで保持されているため、冷却槽から固定部(冷却管および注出部)を取り外す際に、ホース入口カバーを飲料ホースから取り外すことが容易になる。
また、飲料ホースは硬質であるため、ケース内のような短い距離において従来のように継手の位置から飲料ホースが上側に曲げられると、飲料ホースが接続されている継手に大きな力(テンション)が作用するおそれがある。しかし、本発明では、飲料ホースを無理に曲げることがなくなるので、飲料ホースに作用する力を低減できる。
請求項2に係る発明は、前記ホース入口カバーは、磁石を介して前記ケースに取り付けられていることを特徴とする。
これによれば、ねじ固定などが不要になるので、ホース入口カバーの着脱が容易になる。
請求項3に係る発明は、前記ホース入口カバーには、鉛直方向の一方の縁部に1本分の前記飲料ホースを挿通可能な第1ホース挿通部が形成されるとともに、鉛直方向の他方の縁部に2本分の前記飲料ホースを挿通可能な第2ホース挿通部が形成されていることを特徴とする。
これによれば、ホース入口カバーを上下入れ替えるだけで、1本用(シングル)と2本用(ダブル)とを容易に切り替えることができる。また、ホース入口カバーの幅方向の寸法を短くすることができる。また、ケースを加工する必要がない。
請求項4に係る発明は、前記上蓋は、その縁部が鉛直方向下方に向けて折り曲げられた縁曲げ部を有し、前記縁曲げ部は、前記飲料ホースが挿通されていない前記第1ホース挿通部または前記第2ホース挿通部の全体を塞ぐ位置まで延びていることを特徴とする。
これによれば、上蓋によって、使用されていない第1ホース挿通部または第2ホース挿通部の開口を塞ぐことができるので、ケース内への異物の侵入を確実に防止できる。また、使用されていない第1ホース挿通部または第2ホース挿通部を塞ぐために別の部材を設ける必要がないので、部品点数を削減できる。
請求項5に係る発明は、前記ホース入口カバーには、鉛直方向の一方の縁部に2本分の前記飲料ホースを挿通可能な第3ホース挿通部が形成されていることを特徴とする。
これによれば、ホース入口カバーをスライドさせて位置を変えるだけで、1本分(シングル)と2本分(ダブル)とを容易に切り替えることができる。また、ケースを加工する必要がない。
請求項6に係る発明は、前記ホース入口カバーの縁部には、前記ケースから離れる方向に延びる延出部が形成され、前記延出部には貫通孔が形成されていることを特徴とする。
これによれば、例えば、貫通孔に紐(線材)を通してケースと結んでおくことにより、ホース入口カバーが誤って冷却槽内に落下するのを防止することができる。また、ホース入口カバーのケースに対向する面に貫通孔を形成して紐などを結ぶと、ケースとホース入口カバーとの間に、紐などが挟まれることによって、ケースに磁石を密着させることが困難になる場合がある。しかし、縁曲げ部に貫通孔を形成することで、ケースに磁石を確実に密着させることができる。
請求項7に係る発明は、前記ホース入口カバーには、鉛直方向の下端縁部に少なくとも2本分の前記飲料ホースを挿通可能な第4ホース挿通部が形成されていることを特徴とする。
これによれば、ホース入口カバーをスライドさせて位置を変えるだけで、1本分(シングル)と2本分(ダブル)とを容易に切り替えることができる。
請求項8に係る発明は、前記ケースには、前記ホース導入部を挟んだ一側に鉛直方向に延びる第1長孔が形成され、前記第1長孔に対して前記ホース入口カバーを鉛直方向にスライドさせるとともに回転させることで前記ホース導入部を開放させることを特徴とする。
これによれば、ホース入口カバーがケースに回転自在に支持されているので、ホース入口カバーをケースから完全に取り外すことなく飲料ホースをホース導入部から抜き取ることが可能になる。
請求項9に係る発明は、前記ケースには、前記ホース導入部を挟んだ両側に鉛直方向に延びて前記ケースの上端縁部が開放した第1スライド部が形成され、前記第1スライド部を介して前記ホース入口カバーを鉛直方向にスライドさせることで着脱可能に構成されていることを特徴とする。
これによれば、ケースに対してホース入口カバーを容易に着脱できる。
請求項10に係る発明は、前記ケースには、前記ホース導入部を挟んだ一方の側に前記ホース導入部に開放する第2ガイド部が形成され、かつ、他方の側に前記第2ガイド部の基端を中心として円弧状に延びる第3ガイド部が形成され、前記ホース入口カバーを前記第2ガイド部を介して回転させるとともに前記第3ガイド部を介してスライドさせることで前記ホース導入部を開放させることを特徴とする。
これによれば、ホース入口カバーの一方を第2ガイド部を回転中心として回転させ、他方を第3ガイド部に沿って円弧状にスライドさせることで、ホース入口カバーを安定して回転させることができる。
請求項11に係る発明は、前記ホース入口カバーには、鉛直方向の一方の縁部に1本分の前記飲料ホースを挿通可能な第1ホース挿通部が形成されるとともに、鉛直方向の他方の縁部に2本分の前記飲料ホースを挿通可能な第2ホース挿通部が形成され、前記第1ホース挿通部の両側に鉛直方向に延びて前記一方の縁部が開放する第1スライド部が形成され、前記第2ホース挿通部の両側に鉛直方向に延びて前記他方の縁部が開放する第2スライド部が形成されていることを特徴とする。
これによれば、ホース入口カバーの上下を入れ替えるだけで、1本分(シングル)と2本分(ダブル)とを容易に切り替えることができる。
請求項12係る発明は、前記ホース入口カバーには、鉛直方向の下端縁部に少なくとも2本分の前記飲料ホースを並んで挿通可能な第3ホース挿通部が形成されるとともに前記ホース導入部を挟んだ片側に鉛直方向に並んで延びる一対の第2長孔が形成され、前記ホース入口カバーを前記第2長孔に対して鉛直方向にスライドさせるとともに回転させることで前記ホース導入部を開放させることを特徴とする。
これによれば、ホース入口カバーをスライドさせて位置を変えるだけで、1本分(シングル)と2本分(ダブル)とを容易に切り替えることができる。また、ケースを加工する必要がない。
請求項14に係る発明は、前記ホース入口カバーには、水平方向に延びて一方の側縁部が開放し、少なくとも2本分の前記飲料ホースを挿通可能な第5ホース挿通部が形成され、前記ケースに対して前記ホース入口カバーを回転させることで前記第5ホース挿通部の前記側縁部を前記ホース導入部内に開放させることを特徴とする。
これによれば、ホース入口カバーがケースに回転自在に支持されているので、ホース入口カバーがケースから脱落するのを防止することができる。
請求項13に係る発明は、前記ホース導入部は、前記ケースの上端縁部から前記冷却槽の水槽の上限まで延びていることを特徴とする。
これによれば、第1ホース挿通部ないし第5ホース挿通部を、飲料ホースが接続される継手よりも低い位置に設定できるので、ケース内の飲料ホースに飲料が残留するのを確実に防止することができる。また、飲料ホースを接続する継手にかかる力を低減することができる。
また、本発明は、飲料冷却注出装置のケースに形成されたホース導入部に装着されるホース入口カバーであって、前記ホース導入部は、前記ケースの上端縁部が開放され、飲料ホースを少なくとも2本挿通可能であり、前記ホース導入部に前記飲料ホースが1本または複数本挿通されたときに、前記飲料ホースの本数にかかわらず前記ホース導入部に形成される隙間を塞ぎつつ、前記飲料ホースを前記ホース導入部の縁部とで囲んで保持することを特徴とする。
これによれば、ホース導入部の深さを増すことができ、ケース内において飲料ホースが接続される高さを最適化できる。
本発明によれば、ホース導入部の深さを増すことができ、しかもケース内の飲料ホースに飲料が残留するのを防止可能な飲料冷却注出装置およびホース入口カバーを提供できる。
本実施形態のビールサーバーを含むビール供給装置示す外観斜視図である。 本実施形態のビールサーバーの分解斜視図である。 注出部がダブルの場合のビール回路を示す平面図である。 第1実施形態のビールサーバーに設けられるホース入口カバーを示す斜視図である。 第1実施形態に係るホース入口カバーの取付状態を示し、(a)はシングルの場合、(b)はダブルの場合である。 第1実施形態のビールサーバーでの作用効果を示す概略断面図である。 第2実施形態のビールサーバーに設けられるホース入口カバーを示す斜視図である。 第2実施形態に係るホース入口カバーの取付状態を示し、(a)はシングルの場合、(b)はダブルの場合である。 第3実施形態のビールサーバーでのホース入口カバーの取付状態を示し、(a)はシングルの場合、(b)はダブルの場合、(c)は(a)のA−A線断面図である。 第3実施形態に係るホース入口カバーの動作を示す側面図であり、(a)はシングルの場合、(b)はダブルの場合である。 第4実施形態のビールサーバーでのホース入口カバーの動作を示し、(a)はシングルの場合、(b)はダブルの場合である。 第5実施形態のビールサーバーでのホース入口カバーの動作を示し、(a)はシングルの場合、(b)はダブルの場合である。 第6実施形態のビールサーバーでのホース入口カバーの取付状態を示し、(a)はシングルの場合、(b)はダブルの場合である。 第7実施形態のビールサーバーでのホース入口カバーの取付状態である。 第8実施形態のビールサーバーに設けられるホース入口カバーの取付状態を示し、(a)はシングルの場合、(b)はダブルの場合である。 第8実施形態のビールサーバーに設けられるホース入口カバーの動作を示し、(a)はシングルの場合、(b)はダブルの場合である。 従来のビールサーバーに設けられるホース入口カバーを示し、(a)はシングルの場合、(b)はダブルの場合である。 従来のビールサーバーでの問題点を示す断面図である。
本実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。まず、ビールサーバー10(飲料冷却注出装置)を含むビール供給装置1の構成について図1を参照して説明する。なお、以下の説明では、飲料としてビールを例に挙げて説明するが、ビールに限定されるものではなく、ノンアルコールビール、焼酎など他の種類の飲料にも適用することができる。
図1に示すように、ビール供給装置1は、瞬間冷却式サーバー(電気冷却式)であり、飲食店などで、ビールサーバー10から冷却したビールをジョッキ11などに注ぐ装置である。このビール供給装置1は、ビールサーバー10と、ビール樽20と、炭酸ガスボンベ30とで構成されている。
ビールサーバー10は、ケース12の正面の上部にビールをジョッキ11に注ぐための注ぎ口である注出部43と、正面の下部に注出部43から流れ落ちるビールを受ける受皿14と、を備えている。また、ビールサーバー10の内部から延びたビールホース15(飲料ホース)は、上流側の端部がディスペンスヘッド16を介してビール樽20と接続されている。
また、ビールサーバー10は、例えば略四角箱型に形成され、底面を構成する底部50に4つの脚部50s(1つは図示省略)が設けられている。脚部50sは、ゴムなどの弾性材料で形成され、ビールサーバー10の設置台90にそれぞれの脚部50sが接するようにして載置される。なお、設置台90としては、ビールサーバー専用の台であってもよく、飲食店などのカウンタ上であってもよい。
ビール樽20には、上面中央に口金20aが設けられ、この口金20aにディスペンスヘッド16が取り付けられている。また、ビール樽20の口金20aには、ビール樽20内の底面に向けて取出管21が延びている。
炭酸ガスボンベ30は、ビール樽20内のビールをビールサーバー10に向けて押し出すためのものであり、ガスホース31を介してビール樽20と接続されている。ガスホース31は、その一端が減圧弁32を介して炭酸ガスボンベ30と接続され、他端がディスペンスヘッド16と接続されている。
ディスペンスヘッド16に設けられたハンドル16aを操作することにより、炭酸ガスボンベ30内の炭酸ガスがビール樽20内に導入され、炭酸ガスによってビールの液面に圧力が作用し、ビールの液面が押し下げられることで、ビールが取出管21、ビールホース15を介してビールサーバー10に押し出される。
図2に示すように、ビールサーバー10(10A〜10H)は、ケース12内に、冷却槽41、冷却管42、注出部43、固定部44などを備えている。
ケース12は、ビールサーバー10の外殻を成し、ステンレス鋼板をプレス成形などによって形成され、正面パネル51、左右の側面パネル52,53、背面パネル(不図示)、上前パネル55(上蓋)、上後パネル56により構成されている。
正面パネル51は、注出部43が取り付けられる面であり、後記する第2板部44bを収容する矩形状の切欠き51aが形成されている。
側面パネル52,53には、前後方向の前寄りに、ビールホース15をケース12内に導入するためのホース導入部52a,53aが形成されている。ホース導入部52a,53aは、側面パネル52,53の上端縁部52s,53sから鉛直方向下方に向けて側面視凹形状を呈するように形成されている。つまり、ホース導入部52a,53aは、上端縁部52s,53sが上方に向けて開放するように切り欠かれた形状を有している。
また、ホース導入部52a,53aは、その底部52a1,53a1が、水槽41aの上面41a1と一致する(面一となる)ように、または上面41a1よりも若干上になるように構成されている。いずれにしても、ホース導入部52a,53aは、従来よりも深く切り欠かれている。また、この例では、ホース導入部52a,53aの幅は、上端縁部52s,53sから下端部(底部52a1,53a1)にかけて一定の幅で形成されている。
また、側面パネル52,53には、ホース導入部52a,53aの両側に、ねじ孔52b,52b,53b,53bが形成されている。このねじ孔53b,53b(52b,52b)は、ビールホース15を挿通しない(使用しない)側に対して、ブラインドプレート60(図2において二点鎖線で図示)をねじ固定してホース導入部53aの開口を塞ぐためのものである。なお、図2では、ブラインドプレート60を二点鎖線で簡略化して図示しているが、実際のブラインドプレート60には、側面パネル53のねじ孔53b,53bに対応する位置に図示しないねじ挿通孔が形成され、ブラインドプレート60を側面パネル53の内壁面に突き当てた状態でねじ固定される。
上前パネル55(上蓋)は、ケース12の上部の前側半分を覆うものであり、略四角形状を呈している。また、上前パネル55は、縁部が下向きに直角に折り曲げられた縁曲げ部55a,55b,55c,55dを有し、下向きの凹形状を呈している。また、縁曲げ部55aは、正面パネル51の上端縁部の面(正面)と、縁曲げ部55b,55cとは、側面パネル52,53の上端縁部52s,53sの面(側面)に沿う形状を有し、上前パネル55がケース12に被さるようにして配置される。よって、ホース導入部52a,53aの上端の部分は、上前パネル55によって覆われるようになっている。
上後パネル56は、ケース12の上部の後側半分を覆うものであり、略四角形状を呈している。また、上後パネル56は、上前パネル55と同様に、4辺の縁部が下向きに直角に折り曲げられた縁曲げ部を有し、下向きの凹形状を呈している。
また、上前パネル55の後側の縁曲げ部55dと上後パネル56の前側の縁曲げ部は、側面パネル52,53の上端縁部52s,53sに形成されたスリットに挿入され、上前パネル55および上後パネル56が水平状態でケース12の上部を覆うことができるようになっている。
冷却槽41は、冷却水を溜める水槽41a、蒸発器41b、支持脚41c、モータ41dなどで構成されている。
水槽41aは、上面が開口した有底四角筒形状を呈し、内面が合成樹脂で形成され、外側が発泡ウレタンなどの断熱材で覆われ、ケース12の底面を構成する底部50上に載置されている。
蒸発器41bは、冷媒が流れる管が水槽41aの内壁面に沿って巻回されることで構成されている。なお、図2では、蒸発器41bの一部のみを図示している。また、蒸発器41bの周囲には、後記するように氷が付着する。
支持脚41cは、略角筒形状を呈し、側面がネット状に形成され、水槽41a内の底面中央に立設されている。
モータ41dは、支持脚41cの上部に設置され、支持脚41cの内部に設けられたアジテータ(攪拌機、不図示)を駆動させるものである。なお、アジテータは、水槽41a内の冷却水に水没するように配置され、冷却水を攪拌する。
なお、図示省略しているが、冷却槽41の後方には、圧縮機、凝縮器、減圧手段(キャピラリチューブなど)などが設けられている。圧縮機の冷媒吸入側が、蒸発器41bの一端と接続され、圧縮機の冷媒吐出側が、凝縮器、減圧手段を介して蒸発器41bの他端と接続され、冷凍サイクルを構成している。蒸発器41b、圧縮機、凝縮器、減圧手段からなる冷凍装置が運転されると、蒸発器41bの管内を冷媒が通過して、水槽41a内の水が冷やされ、その一部が氷となって蒸発器41bの周囲に付着する。
冷却管42は、室温程度のビールを急冷(急速に冷却)する流路であり、円筒状に巻回され、水槽41a内の冷却水中に水没するように構成されている。ビールホース15を通ってビールサーバー10内に導入されたビールは、一旦、図示しない管を介して冷却管42の底部に向けて流れ、巻回された冷却管42内を底側から上側に向けて流れることにより冷却される。
注出部43は、カランやカランレバーなどで構成され、ケース12の正面を向くように配置される。なお、本実施形態では、注出部43がひとつ(シングル)のビールサーバー10を例に挙げて説明しているが、これに限定されるものではなく、図3に示すように、注出部43がダブルのビールサーバーであってもよい。注出部43,43がダブルの場合には(例えば、種類の異なるビールを提供する場合)、冷却管42A,42B、ビールホース15A,15Bのように、ビール回路が別個に構成されている。
図2に示すように、固定部44は、冷却管42と注出部43とを固定して一体にする部材であり、冷却管42が取り付けられる第1板部44aと、注出部43が取り付けられる第2板部44bとで、左右方向の側面視において略L字型を呈するように構成されている。
第1板部44aは、上下方向(鉛直方向)に貫通する開口部44cが形成されている。この開口部44cは、前記した支持脚41cおよびモータ41dが挿通可能となる開口面積に設定されている。
また、第1板部44aには、開口部44cの縁部から鉛直方向下方に延びて、冷却管42を保持する保持プレート44d,44d,44dが設けられている。また、各保持プレート44dは、冷却管42の下方において、リングプレート44eを介して互いに連結されている。なお、図示していないが、リングプレート44eに形成された孔についても、前記開口部44cと同様に、支持脚41cおよびモータ41dが挿通可能となる開口面積に設定されている。
また、第1板部44aには、ビールホース15を接続するための継手44fが設けられている。この継手44fは、エルボ形状を呈し、一端が第1板部44aの上面に固定され、他端がビールホース15と接続されている。また、継手44fは、図示しない回動機構によってビールホース15が接続される向きを前後左右の平面内において回動自在となるように構成されている。したがって、継手44fを図示右向きに回動させることで、ビールサーバー10の右側の側面パネル52のホース導入部52aにビールホース15を挿通させることができ(図1参照)、また継手44fを図示左向きに回動させることで、ビールサーバー10の左側の側面パネル53のホース導入部53aにビールホース15を挿通させることができる。
第2板部44bには、注出部43が取り付けられ、第2板部44bの正面側において注出部43のカランやレバーなどを備えた部分が配置され、裏面側において注出部43のビール導入部分と冷却管42の一端とが接続されている。なお、図2では、注出部43と冷却管42とが接続されている状態の図示を省略している。
また、第2板部44bは、略同形状の2枚の板材を重ね合わせたものであり、裏側の板材が左右両端部において表側の板材から離れて、左右両端に隙間が形成され、各隙間に正面パネル51の切欠き51aの左右縁部が挿入される。
このように、本実施形態に係るビールサーバー10では、固定部44に冷却管42と注出部43とが一体に取り付けられることにより、メンテナンス時(洗浄時)やシングルとダブルを交換する場合に冷却槽41に対して固定部44を鉛直方向上方に引き上げることで、冷却管42および注出部43を、冷却槽41から取り外すことができるようになっている。このようなビールサーバー10を分離型ビールサーバーと呼んでいる。
また、使用時には、第2板部44bが正面パネル51の切欠き51aに取り付けられるとともに、第1板部44aが冷却槽41内に挿入される。このとき、第1板部44aの上面と、水槽41aの縁の上面41a1とが面一になっている。よって、第1板部44aの上面44a1には、ビールホース15を接続するための継手44fが設けられているので、継手44fとビールホース15とが接続される高さ位置は、水槽41aの上面44a1よりも高くなっている。また、モータ41dは、継手44fよりも高い位置に設けられているので、ケース12は、モータ41dを収容できるように、継手44fの高さよりも高くなるように壁面が構成されている。
このような分離型のビールサーバー10では、固定部44に継手44fを介してビールホース15が接続されているので、固定部44をケース12から取り外す際には、ビールホース15も一緒に持ち上げられることになる。したがって、ビールホース15をホース導入部52aから容易に抜き取ることができるように、側面パネル52の上端縁部52sが開放している。
また、分離型のビールサーバー10では、固定部44に取り付けられた冷却管42、注出部43およびビールホース15(ディスペンスヘッド16を含む)を、飲食店などから定期的に回収して、分解、洗浄することにより、洗浄品質を高く維持することができ、提供するビールの品質を高く維持できるようになっている。
(第1実施形態)
図4は第1実施形態のビールサーバーに設けられるホース入口カバーを示す斜視図、図5は第1実施形態に係るホース入口カバーの取付状態を示し、(a)はシングルの場合、(b)はダブルの場合、図6は第1実施形態のビールサーバーでの作用効果を示す概略断面図である。このビールサーバー10Aのホース入口カバー100Aは、側面パネル52,53に取り付けられて、ビールホース15(15A,15B)を保持しつつ、残りの隙間を塞ぐように構成されたものである。なお、以下では、側面パネル52側を例に挙げて説明するが、側面パネル53についても同様に構成される。
図4に示すように、ホース入口カバー100Aは、ステンレス材を略四角形状にしたプレート101を有し、このプレート101の鉛直方向(側面パネル52の上下方向)の一方の縁部101aに略U字状に切り欠かれた第1ホース挿通部101bが形成されている。第1ホース挿通部101bは、幅方向(水平方向)の中央に形成され、外方に向けて開放している。また、第1ホース挿通部101bは、1本分のビールホース15を挿通可能な開口となるように形成されている。
また、プレート101の鉛直方向の他方の縁部101cには、略凹状に切り欠かれた第2ホース挿通部101dが形成されている。第2ホース挿通部101dは、幅方向の中央に形成され、外方に向けて開放している。また、第2ホース挿通部101dは、2本分のビールホース15A,15B(図5参照)を水平方向(幅方向)に並べて挿通可能な開口となるように形成されている。
また、プレート101の一方の側縁部には、プレート101に対して直角(プレート101から離れる方向)に延びる延出部101eが形成されている。この延出部101eには、貫通孔101fが形成されている。
また、プレート101の延出部101eが曲げられる側とは反対側の面(側面パネル52側の面)には、第1ホース挿通部101bと第2ホース挿通部101dの両側に、薄板状の磁石101g,101hが設けられている。この磁石101g,101hは、帯状に形成され、一方の縁部101aから他方の縁部101cまで延びている。ちなみに、側面パネル52は、ステンレス製であるので、ホース入口カバー100Aを磁石101g,101hを介して貼り付けることができる。
図5に示すように、ホース導入部52aは、上端縁部52sが開放された凹形状を呈し、その下端に位置する底部52a1が側面パネル52の上端縁部52sから鉛直方向下方に向けて水槽41a(図2参照)の上面41a1(上限)と略同じ高さ位置となるように構成されている。
プレート101は、ホース導入部52aの幅よりも、少なくとも磁石101g,101hを取り付ける磁石取付しろ分幅広に形成されている。また、プレート101は、鉛直方向の長さが、水槽41a(図2参照)の上面41a1から側面パネル52の上端縁部52sまでの高さと略同一(プレート101が上端縁部52sから上方に突出しないように)に形成されている。
第1実施形態のビールサーバー10Aをシングルで使用する場合、冷却管42が冷却槽41内に配置され、注出部43を取り付けた第2板部44bが切欠き51a内にそれぞれ位置するように配置されるとともに、ビールホース15をホース導入部52a内に配置する。
そして、ホース入口カバー100Aの第1ホース挿通部101bを鉛直方向下向きとしてホース導入部52a内のビールホース15を第1ホース挿通部101b内に収め、ビールホース15を第1ホース挿通部101bとホース導入部52aの底部52a1(縁部)とで囲むようにして保持させる。
そして、ホース入口カバー100Aを側面パネル52の内壁面に対して、ホース導入部52aを挟んで、後側に磁石101g、前側に磁石101hが位置するようにして、ホース入口カバー100Aを側面パネル52に磁力によって貼り付ける。
そして、上前パネル55でケース12の上部に蓋をする。なお、上前パネル55の縁曲げ部55bは、使用されていない第2ホース挿通部101dの開口部の全体を塞ぐことができる位置まで延びているので、第2ホース挿通部101dを通して異物が侵入するのを防止できる。
また、第1ホース挿通部101bは、角部が面取りされているので、ビールホース15が傷付くのを防止することができる。
また、第1実施形態のビールサーバー10Aをダブルで使用する場合には、ビールホース15A,15Bをホース導入部52aに挿通した後、ホース入口カバー100Aの第2ホース挿通部101dを鉛直方向下向きとしてビールホース15A,15Bを第2ホース挿通部101d内に収める。またこのとき、ビールホース15A,15Bを第2ホース挿通部101dとホース導入部52aの底部52a1(縁部)とで囲むようにしてビールホース15A,15Bを保持する。
そして、ホース入口カバー100Aを側面パネル52の内壁面に、ホース導入部52aを挟んで、前側に磁石101g、後側に磁石101hが位置するようにして、ホース入口カバー100Aを側面パネル52に磁力で貼り付ける。
そして、上前パネル55でケース12の上部に蓋をする。この場合も、上前パネル55の縁曲げ部55bは、使用されていない第1ホース挿通部101bの開口部の全体を覆うことができる位置まで延びているので、第1ホース挿通部101bを通して異物が侵入するのを防止できる。
また、第2ホース挿通部101bについても、角部が面取りされているので、ビールホース15が傷付くのを防止することができる。
以上説明したように、第1実施形態のビールサーバー10Aでは、ビールホース15をホース入口カバー100Aの第1ホース挿通部101b(または第2ホース挿通部101d)とホース導入部52aの底部52a1(縁部)とで囲むように保持するので、ホース導入部52aを鉛直方向下方に向けて従来よりも深く切り欠くことが可能になり、ホース導入部52aの底部52a1を例えば水槽41aの上面41a1まで切り欠くことができる。よって、図6に示すように、ビールホース15の側面パネル52(ケース12)からの取り出し高さを継手44fとビールホース15とが接続される高さ位置よりも低く設定することができる。これにより、ビールホース15を継手44fから第1ホース挿通部101bに向けて下方に向けて傾斜するように配置できるので、ビールホース15内にビールが残留するのを防止でき、ビールの品質が損なわれるのを防止しつつ、継手44fに対する力が適正化される。
また、第1実施形態によれば、ホース入口カバー100Aが磁石101g,101hを介して側面パネル52(ケース12)に取り付けられることで、ホース入口カバー100Aの取り外しおよび取り付けが容易になる。
ところで、図17に示す従来のビールサーバーにおいて、ホース導入部201の深さを増すようすると、ビールホースを1本のみまたは2本のみの場合には、隙間を防ぐことは可能であるが、1本と2本の双方の場合に対応させるようにすると、ホース入口カバー300の背が高くなり、ホース入口カバー300が冷却槽41の水槽41aと干渉してしまう問題がある。しかし、本実施形態のビールサーバー10Aを採用することにより、ホース入口カバー100Aが水槽41aの上面41a1と干渉することがなくなり、1枚のホース入口カバー100Aによって、ビールホース15(15A,15B)を1本、2本のいずれにも対応させることができる。
また、第1実施形態によれば、ホース入口カバー100Aには、鉛直方向の縁部101aに1本分のビールホース15を挿通可能な第1ホース挿通部101bが形成されるとともに、鉛直方向の縁部101cに2本分のビールホース15A,15Bを水平方向に並んで挿通可能な第2ホース挿通部101dが形成されているので、ホース入口カバー100Aの上下を反転させるだけで、1本用と2本用とを容易に切り替えることができる。
また、第1実施形態によれば、上前パネル55(上蓋)に縁曲げ部55bを形成し、縁曲げ部55bが、使用していない第1ホース挿通部101b(または第2ホース挿通部101d)の全体を塞ぐ位置まで延びているので、上前パネル55によって、使用されていない第1ホース挿通部101b(または第2ホース挿通部101d)の開口を塞ぐことができる。よって、ケース12内への異物の侵入を確実に防止できる。また、使用されていない第1ホース挿通部101b(または第2ホース挿通部101d)を塞ぐために別の部材を設ける必要がないので、部品点数を削減できる。
また、第1実施形態によれば、ホース入口カバー100Aに貫通孔101fが形成されているので、この貫通孔101fに紐などを結んで、もう一方をケース12に結んでおくことで、ホース入口カバー100Aの着脱の際にホース入口カバー100Aが水槽41a内などに落下するのを防止できる。
また、第1実施形態によれば、ホース入口カバー100Aの側縁部(縁部)がケース12(側面パネル52)に対して直交する方向に延びる延出部101eが形成され、延出部101eに貫通孔101fが形成されているので、ホース入口カバー100Aを側面パネル52に確実に張り付けることができる。
つまり、ホース入口カバー100Aのケース12に対向する面に貫通孔を形成して紐を結ぶと、側面パネル52(ケース12)とホース入口カバー100Aとの間に紐が挟まり、側面パネル52に磁石を密着させることができなくなるおそれがある。しかし、延出部101eに貫通孔101fを形成することで、ホース入口カバー100Aをケース12に磁石101g,101hを介して確実に密着させることができる。よって、扁平な紐だけではなく、鎖状の金属製の線材を使用することもできる。
また、第1実施形態によれば、ホース導入部52aが側面パネル52(ケース12)の上端縁部52sから冷却槽41の水槽41aの上面41a1(上限)まで延びているので、ビールホース15(15A,15B)を水槽41aの上面41a1の近傍において側面パネル52の外側に案内でき、継手44fから側面パネル52に向けてビールホース15(15A,15B)が下降するように傾斜させることができる。よって、ビールホース15(15A,15B)内にビールが残留するのを防止しつつ、継手44fにかかる力を適正化できる。
(第2実施形態)
図7は第2実施形態のビールサーバーに設けられるホース入口カバーを示す斜視図、図8は第2実施形態に係るホース入口カバーの取付状態を示し、(a)はシングルの場合、(b)はダブルの場合である。なお、第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して重複した説明を省略する。また、第2実施形態の場合も、第1実施形態と同様な効果を得ることができる。
図7に示すように、ホース入口カバー100Bは、ステンレス材を略四角形状にしたプレート102を有し、このプレート102の鉛直方向の下方の縁部102aに略凹字状に切り欠かれた第3ホース挿通部102bが形成されている。第3ホース挿通部102bは、プレート102に対して幅方向(水平方向)の中央よりも一側方に寄って形成され、外方に向けて開放している。また、第3ホース挿通部102bは、2本分のビールホース15A,15B(図8(b)参照)を挿通可能な開口となるように形成されている。
また、プレート102の一方の側縁部には、プレート102に対して直角に延びる延出部102cが形成されている。この延出部102cには、貫通孔102dが形成されている。
また、プレート102には、第3ホース挿通部102bの両側に、帯状の磁石102e,102fが設けられている。この磁石102e,102fは、鉛直方向の上側の縁部から下側の縁部102aまで延びている。
図8(a),(b)に示すように、プレート102は、ホース導入部52aの幅よりも、少なくとも磁石102e,102fの取付しろ分および1本分のビールホース15の幅(直径)分、第1実施形態のホース入口カバー100Aよりも幅広に形成されている。また、プレート102は、下端の縁部102aが、水槽41a(図2参照)の上面41a1に位置し、上端の縁部が上前パネル55の縁曲げ部55bの下端部と略同一である。なお、上面41a1は、水槽41aの上端でもあるし、断熱材の上端でもある。
図8(a)に示すように、第2実施形態のビールサーバー10Bをシングルで使用する場合には、ホース入口カバー100Bの第3ホース挿通部102bを鉛直方向下向きとし、ホース導入部52a内のビールホース15を第3ホース挿通部102b内に収める。
そして、第3ホース挿通部102bの開口を1本分のビールホース15に対応するようにホース入口カバー100Bを前後方向にスライドさせる。これにより、ビールホース15を第3ホース挿通部102bとホース導入部52aの底部52a1(縁部)および側部52a2(縁部)とで囲むことで、ビールホース15がホース導入部52a内でほぼ隙間なく保持される。
また、ホース入口カバー100Bを側面パネル52の内壁面に対して、ホース導入部52aを挟んで、後側に磁石102e、前側に磁石102fが位置するようにして、ホース入口カバー100Bを側面パネル52に磁力によって貼り付ける。
そして、上前パネル55でケース12の上部に蓋をする。なお、上前パネル55の縁曲げ部55bは、ホース入口カバー100Bの上端の縁部まで延びているので、ホース入口カバー100Bより上側のホース導入部52aの開口全体を塞ぐことができ、異物が侵入するのを防止できる。
また、第3ホース挿通部102bおよびホース導入部52aは、角部が面取りされているので、ビールホース15が傷付くのを防止することができる。
図8(b)に示すように、第2実施形態のビールサーバー10Bをダブルで使用する場合には、ビールホース15A,15Bをホース導入部52aに挿通した後、ホース入口カバー100Bの第3ホース挿通部102bを鉛直方向下向きとし、ビールホース15A,15Bを第3ホース挿通部102b内に収める。
そして、ホース入口カバー100Bを側面パネル52の内壁面に、ホース導入部52aを挟んで、前側に磁石102f、後側に磁石102eが位置するようにして、ホース入口カバー100Bを側面パネル52に磁力によって貼り付ける。
これにより、ビールホース15A,15Bが、第3ホース挿通部102bとホース導入部52aの底部52a1(縁部)とで囲まれることで、ビールホース15A,15Bがホース導入部52a内でほぼ隙間なく保持される。
そして、上前パネル55でケース12の上部に蓋をする。また、この場合も、上前パネル55の縁曲げ部55bは、ホース入口カバー100Bの上端の縁部まで延びているので、ホース入口カバー100Bより上側のホース導入部52aの開口全体(隙間)を塞ぐことができ、異物が侵入するのを防止できる。
(第3実施形態)
図9は第3実施形態のビールサーバーでのホース入口カバーの取付状態を示し、(a)はシングルの場合、(b)はダブルの場合、(c)は(a)のA−A線断面図、図10は第3実施形態に係るホース入口カバーの動作を示す側面図であり、(a)はシングルの場合、(b)はダブルの場合である。
図9に示すように、側面パネル52には、ホース導入部52aの後方において鉛直方向に延びる第1長孔52cが形成されている。なお、第1長孔52cの下端の位置は、前記側面パネル52のねじ孔52bと対応する位置であり、側面パネル52に対してねじ孔52bの高さ位置から鉛直方向上方に向けて延びている。
ホース入口カバー100Cは、ステンレス材を略四角形状にしたプレート103を有し、このプレート103の鉛直方向の下端縁部103aに略矩形状に切り欠かれた第4ホース挿通部103bが形成されている。第4ホース挿通部103bは、プレート103に対して幅方向(水平方向)の中央から後方(一方の側方)に向けて延び、角部を含めて切り欠かれている。また、第4ホース挿通部103bは、少なくとも2本分のビールホース15A,15B(図9(b)参照)を挿通可能な開口となるように形成されている。
また、プレート103の上部には、第1長孔52cの下端に対応する高さ位置においてねじ孔103c,103d,103e,103fが前後方向(水平方向)に並んで形成されている。また、幅方向(前後方向)の中央を挟んで後寄りに内側から順にねじ孔103c,103eが形成され、前寄りに内側から順にねじ孔103f,103dが形成されている。つまり、ねじ孔103c,103dが第1長孔52cとねじ孔52bに対応し(図9(a)参照)、ねじ孔103e,103fが第1長孔52cとねじ孔52bと対応するようになっている(図9(b)参照)。
図9(a)に示すように、第3実施形態のビールサーバー10Cをシングルで使用する場合には、ホース入口カバー100Cの第4ホース挿通部103bを鉛直方向下向きとし、ホース導入部52a内のビールホース15を第4ホース挿通部103bとホース導入部52aの底部52a1(縁部)および側部52a2(縁部)とで囲むように位置決めする。
そして、ホース入口カバー100Cを側面パネル52に回動自在に支持させる。すなわち、図9(c)に示すように、側面パネル52の第1長孔52cとホース入口カバー100Cのねじ孔103cとが重なるように、ホース入口カバー100Cを側面パネル52に当接させる。そして、ホース入口カバー100Cのねじ孔103cに、軸方向の両側にねじ溝(不図示)が形成されスペーサ71を挿通する。スペーサ71の外側のねじ溝に第1長孔52cに挿通したねじ72を螺合させ、内側のねじ溝に蝶ねじ73を螺合させる。ねじ孔103cの内径は、スペーサ71の外径よりも大きく形成されているので、側面パネル52に対してホース入口カバー100Cを回転可能に支持させることができる。以下において、これを回転機構部と称する。
なお、側面パネル52にホース入口カバー100Cを回転可能に取り付けることができるものであれば、図9(c)に示す方法に限定されず、例えば、ねじとナットのみで構成するものなどであってもよい。また、前もってホース入口カバー100Cを側面パネル52に回転機構部によって回転自在に取り付けておき、ホース導入部52aにビールホース15を挿通させるようにして組み付けてもよい。
そして、側面パネル52の前側のねじ孔52bと、ホース入口カバー100Cのねじ孔103dとをねじ固定する。そして、上前パネル55でケース12の上部に蓋をする。
また、第4ホース挿通部103bおよびホース導入部52aは、角部が面取りされているので、ビールホース15が傷付くのを防止することができる。
また、図9(b)に示すように、第3実施形態のビールサーバー10Cをダブルで使用する場合には、ビールホース15A,15Bをホース導入部52aに挿通した後、ホース入口カバー100Cの第4ホース挿通部103bを鉛直方向下向きとし、ホース導入部52a内のビールホース15を第4ホース挿通部103bとホース導入部52aの底部52a1(縁部)および側部52a2(縁部)とで囲むように位置決めする。
そして、側面パネル52の第1長孔52cとホース入口カバー100Cのねじ孔103eとが重なるように、ホース入口カバー100Cを側面パネル52に回転可能に支持させる。そして、側面パネル52のねじ孔52bとホース入口カバー100Cのねじ孔103fとをねじ固定する。そして、上前パネル55でケース12の上部に蓋をする。
図10(a)に示すように、シングルのビールサーバー10Cのメンテナンス時などには、上前パネル55を取り外し、側面パネル52のねじ孔52bとホース入口カバー100Cのねじ孔103dからねじを取り外した状態において、冷却管42(図2参照)および注出部43(図2参照)が固定された固定部44(図2参照)を上方へ持ち上げる。このとき、ビールホース15を継手44f(図2参照)に接続したまま、ビールホース15が持ち上げられると、ビールホース15によってホース入口カバー100Cのねじ孔103cが第1長孔52cに沿って上方へスライド移動するとともに、ねじ孔103cを中心として図示時計回り方向に回動する。これにより、ホース導入部52aが開放状態となり、ビールホース15をホース導入部52aから抜き取ることができる。
また、図10(b)に示すように、ダブルのビールサーバー10Cのメンテナンス時などには、上前パネル55を取り外し、側面パネル52のねじ孔52bとホース入口カバー100Cのねじ孔103fからねじを取り外した状態において、冷却管42(図2参照)および注出部43(図2参照)が固定された固定部44(図2参照)を上方へ持ち上げる。このとき、ビールホース15を継手44f(図2参照)に接続したまま、ビールホース15A,15Bが持ち上げられると、ビールホース15A,15Bによってホース入口カバー100Cのねじ孔103eが第1長孔52cに沿って上方へスライド移動するとともに、ねじ孔103eを中心として図示時計回り方向に回動する。これにより、ホース導入部52aが開放状態となり、ビールホース15A,15Bをホース導入部52aから抜き取ることができる。すなわち、ビールホース15(15A,15B)ごと上方に持ち上げることで、自ずとホース入口カバー100Cが上方に移動しつつ回転して、ビールホース15(15A,15B)の進路を開けていく。
なお、ホース導入部52aにブラインドプレート60(図2参照)を取り付ける場合には、ねじ孔52bと、第1長孔52cの下端部とを利用する。
第3実施形態によれば、第1長孔52cを介してホース入口カバー100Cが側面パネル52(ケース12)に回転自在に支持されているので、ホース入口カバー100Cを側面パネル52から取り外すことなくビールホース15をビール導入部52aから抜き取ることができる。
(第4実施形態)
図11は第4実施形態のビールサーバーでのホース入口カバーの動作を示し、(a)はシングルの場合、(b)はダブルの場合である。なお、第3実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して重複した説明を省略する。また、図11では、ホース入口カバー100Cを側面パネル52から取り外す(または取り付ける)途中の状態を図示している。
図11(a),(b)に示すように、ビールサーバー10Dの側面パネル52には、ホース導入部52aの前後方向(水平方向)の両側に第1ガイド部52d,52eが形成されている。第1ガイド部52d,52eは、ホース入口カバー100Cのねじ孔103c,103d,103e,103fに対応する高さ位置から鉛直方向上方に向けて延び、側面パネル52の上端縁部52sで開放するように構成されている。
また、第1ガイド部52dと第1ガイド部52eとの距離は、ねじ孔103cとねじ孔103dとの間の距離に対応し、またねじ孔103eとねじ孔103fとの間の距離に対応する。
図11(a)に示すように、ビールサーバー10Dをシングルで使用する場合には、回転機構部(図9(c)参照)をホース入口カバー100Cのねじ孔103c,103dに設ける。ホース入口カバー100Cの第4ホース挿通部103bを鉛直方向下向きとし、ホース入口カバー100Cのねじ孔103c,103dを第1ガイド部52d,52eに沿って下方にスライドさせることにより、ビールホース15が第4ホース挿通部103bとホース導入部52aの底部52a1(縁部)および側部52a2(縁部)とで囲まれるようして保持される。
図11(b)に示すように、ビールサーバー10Dをダブルで使用する場合には、回転機構部(図9(c)参照)をホース入口カバー100Cのねじ孔103e,103fに設ける。ホース入口カバー100Cの第4ホース挿通部103bを鉛直方向下向きとし、ホース入口カバー100Cのねじ孔103e,103fを第1ガイド部52d,52eに沿って下方にスライドさせることにより、ビールホース15が第4ホース挿通部103bとホース導入部52aの底部52a1(縁部)および側部52a2(縁部)とで囲まれるようにして保持される。
なお、シングルとダブルのいずれにおいても、ホース入口カバー100Cを側面パネル52の第1ガイド部52d,52eに沿って上方にスライドさせることで、ホース入口カバー100Cを側面パネル52から取り外すことができる。
第4実施形態によれば、ねじを締め付けたり、緩めたりすることなく、側面パネル52に対するホース入口カバー100Cの着脱を容易にできる。
なお、図9(c)に示す機構に限定されるものではなく、第1ガイド部52dの下端部とホース入口カバー100Cのねじ孔103cとをねじ固定し、第1ガイド部52eの下端部とホース入口カバー100Cのねじ孔103dとをねじ固定するようにしてもよい。また、ねじの締め付け状態を緩めることにより、ホース入口カバー100Cを第1ガイド部52d,52eに沿って上方にスライドさせることができ、ホース入口カバー100Cを側面パネル52から取り外すことができる。
(第5実施形態)
図12は第5実施形態のビールサーバーでのホース入口カバーの動作を示し、(a)はシングルの場合、(b)はダブルの場合である。なお、第3実施形態と同様の構成については同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図12(a),(b)に示すように、ビールサーバー10Eの側面パネル52には、ホース導入部52aの後側に第2ガイド部52fが形成され、前側に第3ガイド部52gが形成されている。
第2ガイド部52fは、ホース導入部52aの縁部近傍から水平方向の前方へ直線状に延びて形成され、ホース導入部52a内に開放している。また、第2ガイド部52fの高さ位置は、ホース入口カバー100Cのねじ孔103c,103eの高さ位置と同じに設定されている。
第3ガイド部52gは、側面パネル52の縁部近傍から第2ガイド部52fの基端を回転中心とした円弧軌跡となるように上方に向けて円弧状に延びて形成され、ホース導入部52a内に開放している。また、第3ガイド部52gの下端の高さ位置は、ホース入口カバー100Cのねじ孔103d,103fの高さ位置と同じである。
図12(a)に示すように、ビールサーバー10Eをシングルで使用する場合には、回転機構部(図9(c)参照)をホース入口カバー100Cのねじ孔103c,103dに設ける。また、ホース入口カバー100Cの第4ホース挿通部103bを鉛直方向下向きとして、ねじ孔103cを第2ガイド部52fに支持させ、ねじ孔103dを第3ガイド部52gに沿ってスライドさせる。これにより、ビールホース15が第4ホース挿通部103bとホース導入部52aの底部52a1(縁部)および側部52a2(縁部)とで囲まれるようして保持される。
図12(b)に示すように、ビールサーバー10Eをダブルで使用する場合には、回転機構部(図9(c)参照)をホース入口カバー100Cのねじ孔103e,103fに設ける。ホース入口カバー100Cの第4ホース挿通部103bを鉛直方向下向きにし、ねじ孔103eを第2ガイド部52fに支持させ、ねじ孔103fを第3ガイド部52gに沿ってスライドさせる。これにより、ビールホース15が第4ホース挿通部103bとホース導入部52aの底部52a1(縁部)および側部52a2(縁部)とで囲まれるようして保持される。
第5実施形態のビールサーバー10Eによれば、ホース入口カバー100Cの一方が第2ガイド部52fを回転中心とし、他方が第3ガイド部52gに沿ってスライドすることで、側面パネル52に対してホース入口カバー100Cを安定して回転させることができる。
(第6実施形態)
図13は第6実施形態のビールサーバーでのホース入口カバーの取付状態を示し、(a)はシングルの場合、(b)はダブルの場合である。
図13(a),(b)に示すように、ホース入口カバー100Dは、ステンレス材を略四角形状にしたプレート104を有し、このプレート104の鉛直方向(側面パネル52の上下方向)の一方の縁部104aに略U字状に切り欠かれた第1ホース挿通部104bが形成されている。第1ホース挿通部104bは、幅方向(水平方向)の中央に形成され、外方に向けて開放している。また、第1ホース挿通部104bは、1本分のビールホース15を挿通可能な開口となるように形成されている。
また、プレート104の鉛直方向の他方の縁部104cには、略凹状に切り欠かれた第2ホース挿通部104dが形成されている。第2ホース挿通部104dは、幅方向の中央に形成され、外方に向けて開放している。また、第2ホース挿通部104dは、2本分のビールホース15A,15B(図13(b)参照)を水平方向(幅方向)に並べて挿通可能な開口となるように形成されている。
また、プレート104には、第1ホース挿通部104bの両側に、第1スライド部104e,104eが形成され、第2ホース挿通部104dの両側に、第2スライド部104f,104fが形成されている。
第1スライド部104eは、鉛直方向に延び、一方の縁部104aにおいて開放している。第2スライド部104fは、鉛直方向に延び、他方の縁部104cにおいて開放している。
図13(a)に示すように、ビールサーバー10Fをシングルで使用する場合には、ねじn10を側面パネル52に形成された図示しないねじ孔と第1スライド部104eに挿通し、ナットに螺合することでホース入口カバー100Dを側面パネル52に固定する。また、がたつき防止のため、ねじn11を側面パネル52に形成された図示しないねじ孔と第1スライド部104eに挿通し、ナットに螺合することでホース入口カバー100Dを側面パネル52に固定する。これにより、ビールホース15が第4ホース挿通部104bとホース導入部52aの底部52a1(縁部)とで囲まれて保持される。
図13(b)に示すように、ビールサーバー10Fをダブルで使用する場合には、ねじn10を側面パネル52に形成された図示しないねじ孔と第2スライド部104fに挿通し、ナットに螺合することでホース入口カバー100Dを側面パネル52に固定する。また、がたつき防止のため、ねじn11を側面パネル52に形成された図示しないねじ孔と第1スライド部104eに挿通し、ナットに螺合することでホース入口カバー100Dを側面パネル52に固定する。これにより、ビールホース15A,15Bが第4ホース挿通部104bとホース導入部52aの底部52a1(縁部)とで囲まれて保持される。
第6実施形態によれば、ホース入口カバー100Dの上下を入れ替えるだけで、1本分と2本分の開口に容易に対応することができる。
(第7実施形態)
図14は第7実施形態のビールサーバーでのホース入口カバーの取付状態である。
ビールサーバー10Gのホース入口カバー100Eは、ステンレス材を略四角形状にしたプレート105を有し、このプレート105の鉛直方向の下端の縁部105aに略凹状に切り欠かれた第3ホース挿通部105bが形成されている。第3ホース挿通部105bは、プレート105に対して幅方向(水平方向)の中央よりも一側方(後方)寄りに形成され、外方に向けて開放している。また、第3ホース挿通部105bは、2本分のビールホース15A,15Bを挿通可能な開口となるように形成されている。
また、プレート105には、第3ホース挿通部105bの両側に、鉛直方向に延びる一対の第2長孔105c,105dが形成されている。また、プレート105の上部には、ねじ孔105e,105fが第2長孔105c,105dと反対側の側方に水平方向に並んで形成されている。ねじ孔105e,105fの高さ位置は、第2長孔105c,105dの上端部の高さ位置と同じである。
なお、図示省略しているが、ビールサーバー10Gをシングルで使用する場合には、ホース入口カバー100Eの第3ホース挿通部105bを鉛直方向下向きとし、ホース導入部52a内のビールホース15を第3ホース挿通部105b内に収め、第2長孔105cと一方のねじ孔52bとを回転機構部(図9(c)参照)で回転可能に支持させ、ねじ孔105eと他方のねじ孔52bとをねじ固定する。
また、ビールサーバー10Gをダブルで使用する場合には、ホース入口カバー100Eの第3ホース挿通部105bを鉛直方向下向きとし、ホース導入部52a内のビールホース15を第3ホース挿通部105b内に収め、第2長孔105dと一方のねじ孔52bとを回転機構部(図9(c)参照)で回動自在に支持させ、ねじ孔105fと他方のねじ孔52bとをねじ固定する。
第7実施形態によれば、側面パネル52を加工することなく、シングルとダブルに対応させることができる。
(第8実施形態)
図15は第8実施形態のビールサーバーに設けられるホース入口カバーの取付状態を示し、(a)はシングルの場合、(b)はダブルの場合、図16は第8実施形態のビールサーバーに設けられるホース入口カバーの動作を示し、(a)はシングルの場合、(b)はダブルの場合である。なお、第8実施形態は、ホース導入部52hの深さを前記実施形態よりも浅くした構成である。
図15(a),(b)に示すように、ホース入口カバー100Fは、ステンレス材で略四角形状のプレート106を有し、このプレート106の一方の側縁部106aが開放し、前後方向(水平方向)に延びる第5ホース挿通部106bが形成されている。第5ホース挿通部106bは、少なくとも2本分のビールホース15A,15B(図15(b)参照)を前後方向(水平方向)に並んで挿通可能となるように構成されている。
また、プレート106には、第5ホース挿通部106bよりも下側にねじ孔106c,106eが前後方向(水平方向)に並んで形成され、第5ホース挿通部106bよりも上側にねじ孔106d、106fが前後方向(水平方向)に並んで形成されている。
一方、側面パネル52には、前記ホース導入部52aよりも浅く形成されたホース導入部52hが形成されている。ホース導入部52hの底部52a3は、第5ホース挿通部106bの下側の縁部と高さが一致している。
また、側面パネル52には、ブラインドプレート60(図2参照)を固定するためのねじ孔52i,52jが形成されている。ねじ孔52i,52jは、ねじ孔106c,106d(またはねじ孔106e,106f)と対応する位置に形成されている。
図15(a)に示すように、ビールサーバー10Hをシングルで使用する場合には、側面パネル52のねじ孔52iとホース入口カバー100Fのねじ孔106cとを、回転機構部(図9(c)参照)で連結し、側面パネル52のねじ孔52jとホース入口カバー100Fのねじ孔106dとをねじ固定する。これにより、ビールホース15は、ホース入口カバー100Fとホース導入部52hの底部52a3(縁部)および側部52a4(縁部)とで囲まれて保持される。
図15(b)に示すように、ビールサーバー10Hをダブルで使用する場合には、側面パネル52のねじ孔52iとホース入口カバー100Fのねじ孔106eとを、回転機構部(図9(c)参照)で連結し、側面パネル52のねじ孔52jとホース入口カバー100Fのねじ孔106fとをねじ固定する。これにより、ビールホース15A,15Bは、ホース入口カバー100Fとホース導入部52hの底部52a3(縁部)および側部52a4(縁部)とで囲まれて保持される。
図16(a)に示すように、シングルのビールサーバー10Hにおいてビールホース15を取り外す場合には、側面パネル52のねじ孔52jとホース入口カバー100Fのねじ孔106dとのねじ固定を解除して、ホース入口カバー100Fのねじ孔106cを始点として図示時計回り方向へ回転させることで、第5ホース挿通部106bの開放端がホース導入部52h内に臨む。これにより、ビールホース15をホース導入部52hから抜き取ることができる。
図16(b)に示すように、ダブルのビールサーバー10Hにおいてビールホース15A,15Bを取り外す場合には、側面パネル52のねじ孔52jとホース入口カバー100Fのねじ孔106fとのねじ固定を解除して、ホース入口カバー100Fのねじ孔106eを始点として図示時計回り方向へ回転させることで、第5ホース挿通部106bの開放端がホース導入部52h内に臨む。これにより、ビールホース15A,15Bをホース導入部52hから抜き取ることができる。
ちなみに、ビールサーバー10Hの場合でも、継手とビールホース15,15A,15Bとの接続位置が、図15(a),(b)で示すビールホース15,15A,15Bの位置よりも高い場合には、継手からケース12の外側に向けてビールホース15,15A,15Bを下側に向けて傾斜させることができるので、ビールホース15,15A,15B内にビールが残留するのを防止できる。
また、ホース導入部52hの深さを浅く形成できるので、ビールホース15(15A,15B)のケース12内への導入高さを従来よりも低く設定できるので、継手44fに無理な力がかかるのを抑制することができる。また、ビールホース15(15A,15B)が水平になったとしても、ビールホース15(15A,15B)が接続される継手44fに対する負荷を減らすことができる。
なお、本発明は前記した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々変更することができる。例えば、第1実施形態の場合において、ホース入口パネル100Aの、側面パネル52のねじ孔52b,52bに対応する位置に、ねじ孔52b,52bに軽嵌合可能な円形の突起部を設けて、ホース入口パネル100Aを側面パネル52に貼り付けつつ、突起部をねじ孔52bに軽嵌合させるようにしてもよい。これにより、ホース入口カバー100Aが側面パネル52に対してずり落ちるのを防止することができる。
また、ビールホース15A,15Bは、前後方向(水平方向)に並べて配置されるものに限定されず、鉛直方向(上下方向)に並べて配置するものであってもよい。
また、第1実施形態ないし第8実施形態を適宜組み合わせてビールサーバーを構成してもよい。
10,10A〜10H ビールサーバー(飲料冷却注出装置)
12 ケース
15,15A,15B ビールホース(飲料ホース)
41 冷却槽
41a 水槽
41a1 上面(上限)
42 冷却管
43 注出部
44 固定部
51 正面パネル
52,53 側面パネル
52a,53a ホース導入部
52a1 底部(縁部)
52a2 側部(縁部)
52c 第1長孔
52d,52e 第1ガイド部
52f 第2ガイド部
52g 第3ガイド部
55 上前パネル(上蓋)
55b,55c 縁曲げ部
100A〜100F ホース入口カバー
101b,104b 第1ホース挿通部
101d,104d 第2ホース挿通部
101e 延出部
101f 貫通孔
101g,101h,102e,102f 磁石
102b 第3ホース挿通部
102c 延出部
102d 貫通孔
103a 下端縁部
103b 第4ホース挿通部
103b 第4ホース挿通部
104e 第2スライド部
104f 第3スライド部
105c,105d 第2長孔
106b 第5ホース挿通部

Claims (15)

  1. ケース内に収容される冷却槽と、
    飲料を注出する注出部と、
    前記冷却槽内に配置され、前記飲料を冷却する冷却管と、
    前記注出部および前記冷却管を固定する固定部と、を備え、
    前記ケースの上蓋を外して前記冷却管と前記注出部とを固定した前記固定部を着脱可能にした飲料冷却注出装置であって、
    前記ケースには、鉛直方向に延びて上端縁部が開放され、前記冷却管と接続される飲料ホースを少なくとも2本挿通するホース導入部が形成され、
    前記ホース導入部に前記飲料ホースが1本または複数本挿通されたときに、前記飲料ホースの本数にかかわらず前記ホース導入部に形成される隙間を塞ぎつつ、前記飲料ホースを前記ホース導入部の縁部とで囲んで保持するホース入口カバーを備えることを特徴とする飲料冷却注出装置。
  2. 前記ホース入口カバーは、磁石を介して前記ケースに取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の飲料冷却注出装置。
  3. 前記ホース入口カバーには、鉛直方向の一方の縁部に1本分の前記飲料ホースを挿通可能な第1ホース挿通部が形成されるとともに、鉛直方向の他方の縁部に2本分の前記飲料ホースを挿通可能な第2ホース挿通部が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の飲料冷却注出装置。
  4. 前記上蓋は、その縁部が鉛直方向下方に向けて折り曲げられた縁曲げ部を有し、前記縁曲げ部は、前記飲料ホースが挿通されていない前記第1ホース挿通部または前記第2ホース挿通部の全体を塞ぐ位置まで延びていることを特徴とする請求項3に記載の飲料冷却注出装置。
  5. 前記ホース入口カバーには、鉛直方向の一方の縁部に2本分の前記飲料ホースを挿通可能な第3ホース挿通部が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の飲料冷却注出装置。
  6. 前記ホース入口カバーの側縁部には、前記ケースから離れる方向に延びる延出部が形成され、
    前記延出部には貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の飲料冷却注出装置。
  7. 前記ホース入口カバーには、鉛直方向の下端縁部に少なくとも2本分の前記飲料ホースを挿通可能な第4ホース挿通部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の飲料冷却注出装置。
  8. 前記ケースには、前記ホース導入部を挟んだ一側に鉛直方向に延びる第1長孔が形成され、
    前記第1長孔に対して前記ホース入口カバーを鉛直方向にスライドさせるとともに回転させることで前記ホース導入部を開放させることを特徴とする請求項7に記載の飲料冷却注出装置。
  9. 前記ケースには、前記ホース導入部を挟んだ両側に鉛直方向に延びて前記ケースの上端縁部が開放した第1ガイド部が形成され、
    前記第1ガイド部を介して前記ホース入口カバーを鉛直方向にスライドさせることで着脱可能に構成されていることを特徴とする請求項7に記載の飲料冷却注出装置。
  10. 前記ケースには、前記ホース導入部を挟んだ一方の側に前記ホース導入部に開放する第2ガイド部が形成され、かつ、他方の側に前記第2ガイド部の基端を中心として円弧状に延びる第3ガイド部が形成され、
    前記ホース入口カバーを前記第2ガイド部を介して回転させるとともに前記第3ガイド部を介してスライドさせることで前記ホース導入部を開放させることを特徴とする請求項7に記載の飲料冷却注出装置。
  11. 前記ホース入口カバーには、鉛直方向の一方の縁部に1本分の前記飲料ホースを挿通可能な第1ホース挿通部が形成されるとともに、鉛直方向の他方の縁部に2本分の前記飲料ホースを挿通可能な第2ホース挿通部が形成され、
    前記第1ホース挿通部の両側に鉛直方向に延びて前記一方の縁部が開放する第1スライド部が形成され、前記第2ホース挿通部の両側に鉛直方向に延びて前記他方の縁部が開放する第2スライド部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の飲料冷却注出装置。
  12. 前記ホース入口カバーには、鉛直方向の下端縁部に少なくとも2本分の前記飲料ホースを並んで挿通可能な第3ホース挿通部が形成されるとともに前記ホース導入部を挟んだ片側に鉛直方向に並んで延びる一対の第2長孔が形成され、
    前記ホース入口カバーを前記第2長孔に対して鉛直方向にスライドさせるとともに回転させることで前記ホース導入部を開放させることを特徴とする請求項1に記載の飲料冷却注出装置。
  13. 前記ホース入口カバーには、水平方向に延びて一方の側縁部が開放し、少なくとも2本分の前記飲料ホースを挿通可能な第5ホース挿通部が形成され、
    前記ケースに対して前記ホース入口カバーを回転させることで前記第5ホース挿通部の前記側縁部を前記ホース導入部内に開放させることを特徴とする請求項1に記載の飲料冷却注出装置。
  14. 前記ホース導入部は、前記ケースの上端縁部から前記冷却槽の水槽の上限まで延びていることを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の飲料冷却注出装置。
  15. 飲料冷却注出装置のケースに形成されたホース導入部に装着されるホース入口カバーであって、
    前記ホース導入部は、前記ケースの上端縁部が開放され、飲料ホースを少なくとも2本挿通可能であり、
    前記ホース導入部に前記飲料ホースが1本または複数本挿通されたときに、前記飲料ホースの本数にかかわらず前記ホース導入部に形成される隙間を塞ぎつつ、前記飲料ホースを前記ホース導入部の縁部とで囲んで保持することを特徴とするホース入口カバー。
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