JPS62271852A - 蓋構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 〔技術分野〕 本発明はＯＡ機器や各種電子機器などのケースに設ける
のに好適な蓋構造に関する。

〔従来の技術〕

プリンタ、ファクシミリ、ビデオデツキ等のＯＡ機器や
電子回器などのケースには、スイッチ調整や消耗部品の
交換あるいは保守点検のための開口が形成され、この開
口は通常蓋構造で閉鎖されている。

この蓋構造には各種型式のものが採用されているが、そ
の一つとして、鋼板（磁性材）製のケースに形成した開
口を、磁石吸引力で閉鎖する磁石式の蓋構造が提案され
ている。

ところで、従来の磁石式の蓋構造にあっては、一般に、
蓋部材の一端をヒンジ結合するとともに他端に永久磁石
を取付ける構造のものが採用されていた。

しかし、このような従来構造では、ヒンジ結合のため構
造が複雑になり、コストも嵩むという問題があった。

〔目的〕

本発明の目的は、このような従来技術の問題を解決でき
、構造が簡単で安価で使い易い蓋構造を提供することで
ある。

〔目的達成のための手段〕

本発明は、磁性材に形成した開口を磁石吸引力で閉鎖す
る蓋構造において、蓋部材の裏面に該蓋部材の端縁から
所定距離をもって永久磁石から成る段付き部を形成し、
該蓋部材の端部を押圧して前記段付き部の端部を支点と
して回動させることにより、該蓋部材の他端部を浮き上
がらせて取外すよう構成することにより、上記目的を達
成するものである。

〔実施例〕

以下図面を参照して本発明を具体的に説明する。

第１図は本発明の一実施例による蓋構造の分解斜視図で
あり、第２図および第３図はそれぞれ第１図の蓋構造の
閉鎖時および押圧回動時の縦断面図である。

第１図〜第３図において、鋼板など磁性材で形成された
ケース１に開口２が形成され、該開口は蓋部材３によっ
て閉鎖されるものである。

ケース１内の前記開口２に対応する位置には、図示の例
ではディップスイッチ等から成る調整手段４が配置され
ており、蓋部材３を取外した時開口２から工具あるいは
指先で調整しろるようになっている。

また、前記開口２の周囲には、前記蓋部材３の外形にほ
ぼ合致する範囲で凹部５が形成され、第２図に示すごと
く蓋部材３を装着した時ケース１の表面に凹凸が生じな
い構造になっている。

然して、前記蓋部材３は、鋼板あるいは硬質プラスチッ
ク板などから成る本体６と該本体の裏面に接着等で固着
された永久磁石７とで構成されている。

さらに、前記永久磁石７の端部（図示の例では両端部）
８は本体６の端縁（図示の例では両端縁）９から所定距
離Ｓをもって配置され、本体６の裏面に段付き部が形成
されている。

なお、前記永久磁石７は、鉄などの磁性材を着磁して形
成できる他、磁性ゴムシートすなわち磁性材混入のゴム
またはプラスチックを着磁したものを使用することもで
きる。

蓋を閉じた状態では、第２図に示すごとく、永久磁石７
とケース１との磁石吸引力で組付は状態に保持され、か
つ、永久磁石７の端部８．８と本体６の端縁９．９との
間に空間１０．１０が形成されている。

蓋を開放する場合は、第３図に示すごとく、蓋部材３の
端部を指で押圧することにより、永久磁石７の端部８を
支点として蓋部材３を回転させる。

この時、蓋部材３の一端が空間１０内へ陥没し、他端が
持ち上がった状態になる。この状態で蓋部材をつまんで
取外せば開口２が開放される。

取外した蓋部材３は、一時ケース１　（磁性材）の適当
な位置に吸着させて保存することができる。

蓋を閉じる場合は、蓋部材３を開口２の上面に載せるだ
けで固着させることができる。

以上説明した実施例によれば、次のような作用、効果が
得られた。

い）磁石吸引力を利用して蓋をするので、ヒンジなと余
分の部品を必要とせず、構造が面単で安価な蓋構造が得
られた。

（ｉｉ　）蓋部材３の端部に空間１０を形成し、押圧す
るだけで、該蓋部材３を永久磁石７の端部８を支点に回
動させ他端を浮き上がらせるので、開放動作をきわめて
容易に行うことができた。

（ｉｉｉ　）永久磁石７として磁性ゴムシートを使用す
れば、開閉時に金属接触することがなく、耐久性にすぐ
れかつ静かに操作しうる蓋構造が得られた。

第４図は本発明の他の実施例による蓋構造の要部断面を
示す。

本実施例はケース１の角隅部に蓋構造を設ける場合であ
り、二点鎖線は一端を押圧して浮き上がらせた状態を示
す。

本実施例は蓋構造の途中で屈曲している点で前述の実施
例と相違しているが、その他の部分では実質上同じ構造
になっており、対応する部分をそれぞれ同一参照番号で
示す。

この第４図の実施例によっても第１図〜第３図の場合と
同じ作用効果を奏することができた。

なお、以上の実施例では、蓋部材３を本体６と永久磁石
７を組付けて構成したが、これは全体を永久磁石の一体
部品で構成することもできる。

また、永久磁石７の段付き端部８から成る支点は少なく
とも１個所に設ければよいが、図示のように２個所に設
けたり、必要に応じ３個所以上に設けることもできる。

本発明の蓋構造は、特にプリンタ、ファクシミリ、ビデ
オデツキ等ＯＡ機器や電子機器のケースに適用するのに
好適であるが、一般に容器やパネルなどにおいても同様
に実施することができる。

〔効果〕

以上の説明から明らかなごとく、本発明によれば、構造
が簡単で部品点数も少なく、安価でしかも使い易い蓋構
造が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による蓋構造の分解斜視図、
第２図は第１図の閉鎖時の樅断面図、第３図は第１図の
開き操作時の縦断面図、第４図は本発明の他の実施例に
よる蓋構造の縦断面図である。 １−・−−−−−・・・−ケース、２−−−−−−・・
・・・開口、３−−−−−−−−−−・蓋部材、７−・
−・−・・永久磁石、８・・・−一−−−−−一端部、
９−・・・・・・・、端縁、Ｓ・・−−−−−−・−所
定距離。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）磁性材に形成した開口を磁石吸引力で閉鎖する蓋
   構造において、蓋部材の裏面に該蓋部材の端縁から所定
   距離をもって永久磁石から成る段付き部を形成し、該蓋
   部材の端部を押圧して前記段付き部の端部を支点として
   回動させることにより該蓋部材の他端部を浮き上がらせ
   て取外すよう構成した蓋構造。
2. （２）前記永久磁石が磁性ゴムシートであることを特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載の蓋構造。