JP7083726B2 - 飲料サーバ - Google Patents

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Description

本発明は、飲料の注出が可能に構成された、設置式の飲料サーバに関する。
従来より、複数の注出コックを有する飲料サーバが知られている。
例えば、特許文献1では、ビール等の飲料を冷却して供給する飲料供給装置(飲料サーバに相当)が開示されている。このものでは、前面上部に左右一対の注出コックが取り付けられ、飲料タンクから圧送された飲料が注出コックを介して放出供給されるように構成されている。
特開2016-210477号公報
ところで、近年、消費者のニーズの多様化に伴い、飲食店において、例えば、生産地が互いに異なるクラフトビールのように、複数種の飲料を提供するニーズがある。しかしながら、従来の飲料サーバでは、注出コックの数があらかじめ決められた状態で作り込まれており、かつ、個々の飲料サーバのサイズも大きいので、供給可能な飲料種類の変更自由度が低いという問題があった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、供給可能な飲料種類の変更自由度が高い飲料サーバを提供することを目的とする。
本発明に係る飲料サーバの一態様では、開口部に注出コックが装着された飲料容器が、該注出コックが前側に露出するように収容される有底の冷却釜を有する収容容器と、前記冷却釜を冷却する冷却手段と、前記冷却釜の温度を測定する温度測定手段と、前記温度測定手段で測定された測定温度に基づいて前記冷却手段の冷却温度を制御するコントローラと、を各々が備える複数の飲料供給ユニットが左右に並んで設けられ、前記複数の飲料供給ユニットは、少なくとも1つの前記飲料供給ユニット毎にケースに収容され、かつ、該ケースの隣接するケース側の上角部に、下方に凹む凹部が形成されており、左右に隣接する前記ケース同士が、該隣接するケースの各々の凹部に嵌入される対をなす嵌入部と、該両嵌入部間を接続する接続部とを有する連結部により互いに連結されている。
上記構成によると、各々が独立して飲料の冷却機能と供給機能とを有する複数の飲料供給ユニットを互いに連結させて飲料サーバを構成するようにしているので、タップ数の増減に対する設計自由度が非常に高い。換言すると、供給可能な飲料種類の変更自由度が高い飲料サーバを提供することができる。
前記複数の飲料供給ユニットは、少なくとも2つの前記飲料供給ユニット毎に上下に並べて前記ケースに収容され、前記飲料供給ユニット毎に、前記コントローラに電源を供給する電源ユニットをさらに備え、前記各ケース内において、前記複数の飲料供給ユニットの電源ユニットは、前記複数の飲料供給ユニットのうちの最上段の前記飲料供給ユニットの上側に並べて配置されていてもよい。
上記態様によると、電源ユニットを最上段の飲料供給ユニットの上側に並べて配置しているので、飲料供給ユニットからの水漏れ等の影響を回避することができる。
本発明の飲料サーバは、各々が独立して飲料の冷却機能と供給機能とを有する複数の飲料供給ユニットを互いに連結させて飲料サーバを構成するようにしているので、供給可能な飲料種類の変更自由度が高い。
飲料サーバを右前方の斜め上側から見た一部分解斜視図 連結部の取付前の状態を示す図1AのI-I線断面図 連結部の取付後の状態を示す図1AのI-I線断面図 飲料供給ユニットを右前方の斜め上側から見た一部分解斜視図 飲料供給ユニットを右後方の斜め下側から見た一部分解斜視図 支持構造の構成例を示す図であり、左後方の斜め上側から見た一部分解斜視図 ケースに収容された飲料供給ユニットを右前方の斜め上側から見た一部分解斜視図 ケースに収容された飲料供給ユニットの一部分解側面図 ケースに収容された飲料供給ユニットの一部分解平面図 ケースに収容された飲料供給ユニットの一部分解斜視図
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用範囲あるいはその用途を制限することを意図するものではない。
-飲料サーバの構成-
図1に示すように、本開示の飲料サーバSは、前側に複数の注出コック21が設けられ、その注出コック21に取り付けられた注出レバー22への操作を受けて、注出コック21からグラスやジョッキ(図示省略)にビール等の飲料を注出するために使用される。複数の注出コック21は、それぞれ、互いに異なる飲料容器23(図2参照)の開口部を密閉するように装着されている。これにより、本開示の飲料サーバSでは、飲料容器23毎に異なる飲料を収容することで、各注出コック21から、互いに異なる複数種の飲料が注出できるようになっている。以下の説明では、飲料サーバSの設置状態に基づいて上下を定義するものとし、使用者との対向面側を「前」とする。また、前から見た正面視に基づいて、左右を定義する。
そして、本開示に係る飲料サーバSでは、各々が、ほぼ独立した構造になっている飲料供給ユニット11(図2参照)がケース80に収容されており、隣接して配置されたケース80同士を連結部としての連結部材90により互いに連結させている点に特徴がある。これにより、容易に飲料供給ユニット11の数を変更することができる、すなわち、飲料サーバSが供給可能な飲料種類の変更の自由度が高いという特徴を有する。
図1では、4タップ構成の飲料サーバSを例示している。具体的に、2つの飲料供給ユニット11を上下に並べて支持した状態でケース80に収容し、2つのケース80を左右方向に2つ連結させて4タップの構成としている。
図8に示すように、各ケース80の内部には、飲料供給ユニット11A,11Bを支持する支持構造70が設けられている。以下の説明では、便宜上、各ケース80に収容される飲料供給ユニット11のうち、上側の飲料供給ユニットに11A、下側の飲料供給ユニットに11Bの符号を付している。
図4に示すように、支持構造70は、四角形状の基台71と、基台71の左右方向の両端において、前後方向に離間して立設された3対の支柱72a,72b,72c,73a,73b,73cを備えている。なお、説明の便宜上、左前側の支柱に72a,左中間に支柱に72b,左後側の支柱に72cの符号を付している。同様に、右前側の支柱に73a,右中間に支柱に73b,右後側の支柱に73cの符号を付している。支柱72aと支柱73aとは、互いに鏡映対称な形状であり、前後方向の位置を揃えて、対向するように配置されている。同様に、支柱72bと支柱73b、及び、支柱72cと支柱73cとは、それぞれ、互いに鏡映対称な形状であり、前後方向の位置を揃えて、対向するように配置されている。さらに、3本の支柱72a,72b,72c(以下、72a~72cとも記載する)は、互いの左右方向の位置が揃えられ、3本の支柱73a,73b,73c(以下、73a~73cとも記載する)は、互いの左右方向の位置が揃えられている。
3本の支柱72a~72cには、互いの上下方向の高さ位置を異ならせて、支持部材74a,75aが架設されている。同様に、3本の支柱73a~73cには、互いの上下方向の高さ位置を異ならせて、支持部材74b,75bが架設されている。なお、説明の便宜上、下側の支持部材に74a,74bの符号を、上側の支持部材に75a,75bの符号を付している。そして、支持部材74aと支持部材74bとは、互いの高さ位置が同じに設定され、支持部材75aと支持部材75bとは、互いの高さ位置が同じに設定されている。
各支持部材74a,74b,75a,75bは、取り付けの対象となる支柱72a~72c,73a~73cに沿って上下方向に延び、下端部がそれぞれ内側に向かって折り曲げられており、正面視で略L字形状をしている。また、支持部材74a,75aは、各々が、3本の支柱72a~72cの間において、前から後に向かって斜め下がりに傾斜するように架設され、ねじ止め固定されている。同様に、支持部材74b,75bは、3本の支柱73a~73cの間において、前から後に向かって斜め下がりに傾斜するように架設され、ねじ止め固定されている。まとめると、支持構造70は、四角形状の基台71と、3対の支柱72a,72b,72c,73a,73b,73cと、支持部材74a,74b,75a,75bと、設置台77とを備えている。
このような構成にすることにより、飲料供給ユニット11の装着時に、支持部材74a,74b,75a,75bを飲料供給ユニット11A,11Bの案内部として機能させることができるので、組立作業性が高いという特徴がある。
さらに、図5に示すように、上側の飲料供給ユニット11Aと上パネル81(図8参照)との間には、飲料供給ユニット11A(収容容器30)の上面に沿って前後方向に延びる板状の設置台77が設けられている。設置台77上には、上側の飲料供給ユニット11Aに電源を供給する電源ユニット61Aと、下側の飲料供給ユニット11Bに電源を供給する電源ユニット61Bとが前後方向に並べて配置されている。なお、電源ユニット61A,61Bは、説明の便宜上異なる符号を付しているが、互いに共通の部品で構成された電源ユニット61を用いることができる。
このような配置にすることにより、スペースを有効に活用することができ、飲料サーバSをコンパクトにすることができる。また、下側の飲料供給ユニット11Bの電源も、上側の飲料供給ユニット11Aの上側に設置することにより、飲料供給ユニット11A,11Bからの水漏れ等の影響を回避することができる。
図4及び図5に示すように、電源ユニット61A,61Bは、ACコード89aに接続されており、ACコード89aの先端に設けられた電源プラグ89bを介して商用電源に接続される。また、ケース80後側の右下部分には、差込口が下向きに開口するコンセント86aが設けられている。これにより、隣接して設置されたケース80のコンセント86aに電源プラグ89bを差し込んで電源を取ることもできるようになっている。また、コンセント86aの差込口を下向きに開口させているので、上から水や飲料等の液体が落ちてきたときにも、コンセントに浸入することがない。
図8に示すように、ケース80は、基台71の左右両端において、互いに対向するように立設された左右のサイドパネル82を備えている。そして、両サイドパネル82の上端間が上パネル81に、前端間が前パネル83に、後端間が後パネル84によってそれぞれ接続されている。換言すると、ケース80は、前パネル83と、両サイドパネル82と、後パネル84とによって囲まれた構成をしている。
前パネル83は、飲料供給ユニット11の装着状態における、飲料注出部20に対応する位置が円形状に切り抜かれている。これにより、飲料注出部20が装着された飲料容器23を、前側から収容容器30に装着したり、取り出したりすることができるようになっている。
また、下側の飲料供給ユニット11Bが、上側の飲料供給ユニット11Aよりも少し後側に下げて配置され、上下間で前後方向に段違いの構成になっている。これにより、上側の飲料供給ユニット11Aからジョッキ等に飲料を注ぐ際に、下側の飲料供給ユニット11Bに装着された飲料注出部20が邪魔にならないようにしている。さらに、前パネル83には、各飲料注出部20の右下部分に、前述の発光素子からなる表示部64及び各種操作用のスイッチ65が設けられている。なお、表示部64やスイッチ65の構成は、従来技術と同様であり、ここではその詳細説明を省略する。
さらに、図1B、図1Cに示すように、ケース80の左右方向の両上角部には、下方に凹む凹部85が形成されている。本実施形態では、上パネル81の左右方向両端が外側に向かってL字形状になるように折り曲げられていて、その折曲部81aとサイドパネル82との組み合わせによって凹部85が形成されている例を示している。すなわち、凹部85の一方の側壁及び底壁は上パネル81により構成され、凹部85の他方の側壁はサイドパネル82により構成されている。なお、凹部85の形状は、これに限定されるものではない。例えば、具体的な図示は省略するが、上パネル81又はサイドパネル82のいずれか一方に凹部を形成するようにしてもよい。
そして、前述のとおり、左右に隣接するケース同士は、連結部材90により互いに連結されている。連結部材90は、隣接するケース80の凹部85に嵌入される対をなす嵌入部91と、両嵌入部91間を接続する接続部92とを備えている。図1Aでは、上部連結部90を取り付ける前の状態を示している。また、図1Bでは上部連結部90を取り付ける前の状態、図1Cでは上部連結部90を取り付けた後の状態を、それぞれ図1AのI-I線断面図として示している。
以上をまとめると、2つの飲料供給ユニット11が支持構造70により上下方向に連結されて2タップ構成としてケース80収容され、左右に隣接するケース80同士が連結部材90によって連結されることで、4タップの飲料供給ユニット11構成の飲料サーバSを構成している。
-飲料供給ユニットの構成-
まず、本実施形態の飲料供給ユニット11の構成について詳細に説明する。
図2に示すように、飲料供給ユニット11は、飲料容器23を収容するための収容容器30と、その収容容器30に収容された飲料容器23(飲料)を所定の冷却温度(例えば、0~5℃程度)に冷却するためのペルチェ素子40を備えている。
飲料容器23は、例えば、有底の円筒状のペットボトル(例えば、樹脂製)であり、その先端には、飲料の充填や取り出しが可能に構成された開口部(図示省略)が形成されている。
飲料容器23の先端部には、使用者がグラスやジョッキに飲料を注ぎ出すための飲料注出部20が装着されている。飲料注出部20は、注出コック21と、注出レバー22と、後述する収容容器30の前側の開口部を塞ぐ蓋部24とを備えている。
前述のとおり、注出コック21は、飲料容器23の開口部が気密かつ水密の状態となるように封止する。注出レバー22は、注出コック21の上側に一体的に取り付けられており、使用者による前後方向への操作にしたがって注出コック21を介して導かれた飲料の注ぎ出し及びその停止を切り替える。
収容容器30は、飲料容器23が収容される容器であり、収容された飲料容器23の飲料を保冷する断熱構造を有する。具体的に、収容容器30は、飲料容器23が収容される有底の冷却釜32と、冷却釜32が収容された箱状の収容容器本体31とを備えている。
冷却釜32は、熱伝導性を有する素材、例えば、金属製であり、内部に、飲料容器23を収容できるように構成されている。
収容容器本体31は、矩形状の箱体であり、前壁31aが円形状に切り抜かれていて、その開口部の内側に開口部31bから後側に向かって冷却釜32が取り付けられている。収容容器本体31と冷却釜32との間には、断熱材(図示省略)が充填されている。
そして、図2に示すように、冷却釜32に飲料容器23が底部側から挿入されると、注出レバー22及び注出コック21が前側に露出し、注出レバー22の操作及び注出コック21からの飲料の注ぎ出しができる状態になる。
蓋部24は、略円筒状の断熱構造体であり、飲料容器23が冷却釜32に収容されたときに、この蓋部24に設けられたロック機構(図示省略)が開口部31b内側に係止されることで、飲料容器23が収容容器30にロック固定されるようになっている。これにより、冷却釜32の内外が気密状態かつ水密状態に封止され、飲料容器23内の飲料の温度変化が生じにくくなっている。
図3に示すように、冷却釜32では、内部に溜まった水を、ドレイン87及びそのドレイン87に接続されたホース(図示省略)を介して水受け88(図1A参照)に排出するように構成されている。具体的に、冷却釜底部32aの下側面には、内部に溜まった水を排出するための排水口32fが設けられており、そこにドレイン87が装着されている。
収容容器本体31は、冷却釜32の冷却釜底部32aを覆う本体後側ユニット31cが前後方向に分離できるように、分割された構成となっている。そして、本体後側ユニット31cを取り外すことにより、冷却手段としてのペルチェ素子40及び温度測定手段としてのサーミスタ50を露出させることができるようになっている。同様に、排水口32fが冷却釜底部32aに設けられているので、収容容器30は、排水口32f及びそこに装着されたドレイン87を露出させることができる。なお、収容容器本体31と同様に、本体後側ユニット31cには、断熱材(図示省略)が充填されている。
ペルチェ素子40は、冷却釜32外側の底面32bにねじ止め等により固定されており、冷却釜32の後端部32aを冷却することにより、収容容器30に収容された飲料容器23の飲料を間接的に、所定の冷却温度に冷却する。
なお、冷却手段は、ペルチェ素子40に限定されるものではない。例えば、ペルチェ素子40以外の熱電素子を用いてもよいし、熱電素子以外の冷却素子や冷却装置を用いてもよい。また、ペルチェ素子40の固定方法は、ねじ止めに限定されず、他の方法であってもよい。
図3に示すように、本体後側ユニット31cには、ペルチェ素子40の発熱面40aが露出するように開口する開口部31gが形成されている。そして、この開口部31gを介してペルチェ素子40の発熱面40aに当接するように冷却フィン41が設けられている。これにより、冷却フィン41を介して伝達された熱が、冷却フィン41上側に設けられたファン42(図5参照)によりダクト43(図5参照)を介して外部に排出され、放熱されるようになっている。
ペルチェ素子40には、前後方向間の熱伝導を防止するために、その上下左右方向の外周を囲むように断熱材44が取り付けられている。この断熱材44は、上下方向の中央位置で上下に分離できるように構成されており、図3では断熱材44を上下に分離させた状態を示している。
冷却釜32の底面32bには、ペルチェ素子40と隣接する位置にサーミスタ50を取り付けるための取付台51が設けられている。取付台51は、冷却釜32の内側からねじ(図示省略)を用いてねじ止め固定されている。なお、取付台51の素材は、特に限定されないが、伝熱性を有する素材であるのが好ましく、例えば、金属製である。
また、取付台51の形状は特に限定されない。図3では、取付台51が、矩形状であり、上下方向の中央位置に左右方向に延びる挿入部51aを設けている例を示している。挿入部51aは、サーミスタ50の外径よりも若干大きく形成されており、サーミスタ50が挿入部51aに対して右から左に嵌入されている。サーミスタ50は、嵌入時における挿入部51aとの摩擦を低減させ、伝熱性を高める観点から、周囲にグリース(図示省略)等を塗った状態で挿入部51aに嵌入されてもよい。
上記のような構成にすることで、サーミスタ50で冷却釜32の温度を正確に測定することができる。また、本体後側ユニット31cが前後方向に分離可能に構成されているので、ペルチェ素子40やサーミスタ50が容易に交換できるという特徴がある。
図2に戻り、飲料供給ユニット11は、電源を供給する電源ユニット61と、駆動回路62と、コントローラ63とを備えている。
電源ユニット61は、前述のとおり、飲料供給ユニット11毎に設けられて、ACコード89aを介して商用電源の供給を受け、電力変換して駆動回路62に電源を供給する。なお、電源ユニット61には、従来から知られている技術を適用できるので、ここではその詳細説明を省略する。
駆動回路62は、電源ユニット61からの電源供給を受けて、飲料供給ユニット11の各構成要素を駆動する回路である。換言すると、電源ユニット61は、駆動回路62を介してコントローラ63をはじめとする飲料供給ユニット11の各構成要素に電源を供給する機能を有する。
コントローラ63は、飲料供給ユニット11の全体動作を制御する機能を有する。例えば、コントローラ63は、サーミスタ50で測定された測定温度に基づいて、ペルチェ素子40の冷却温度をあらかじめ設定された所定の冷却温度に制御する。所定の冷却温度は、任意に設定することができるが、例えば、0℃~5℃前後の温度である。
以上のように、本実施形態によると、飲料サーバSにおいて、各々の飲料供給ユニット11が、互いに、ほぼ独立した構造になっているので、タップ数の増減に対する設計自由度が非常に高いという特徴がある。さらに、飲料供給ユニット11が必要最小限の構成要素で構成され、それを組み合わせるようにしているので、タップ数を増加させても、コンパクトな飲料サーバSを実現することができる。
また、連結部材90を正面視で逆U字状に構成し、上側から凹部85に嵌め込むことで装着するようにしている。これにより、隣接するケース80を支持する支持台(図示省略)に多少の段差や傾きがあっても、その段差や傾きにかかわらず、隣接するケース80同士を連結部材90で連結させることができる。
なお、上記実施形態では、ケース80内に、2つの飲料供給ユニット11が、互いの高さ位置を異ならせて配置されているものとしたが、これに限定されない。例えば、左右に隣接するケース80の中に、それぞれ、1つの飲料供給ユニット11が収容される、または3つ以上の飲料供給ユニット11が上下方向に並べて支持されるようにし、上記実施形態と同様に、隣接するケース80同士を連結部材90で連結させるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、各飲料供給ユニット11が電源ユニット61を備えているものとしたが、これに限定されない。例えば、駆動回路62やコントローラ63が搭載された基板と同じ場所に電源ユニット61が実装されていてもよいし、例えば、電源ユニット61自体がなくして飲料供給ユニット11を蓄電池等で駆動するようにしてもよい。
本発明に係る飲料サーバは、供給可能な飲料種類の変更自由度が高いので、飲食店等に用いられるビール等の飲料用サーバとして極めて有用である。
S 飲料サーバ
11 飲料供給ユニット
30 収容容器
32 冷却釜
40 ペルチェ素子(冷却手段)
50 サーミスタ(温度測定手段)
61 電源ユニット
63 コントローラ
80 ケース
85 凹部
90 連結部材(連結部)
91 嵌入部
92 接続部

Claims (2)

  1. 開口部に注出コックが装着された飲料容器が、該注出コックが前側に露出するように収容される有底の冷却釜を有する収容容器と、
    前記冷却釜を冷却する冷却手段と、
    前記冷却釜の温度を測定する温度測定手段と、
    前記温度測定手段で測定された測定温度に基づいて前記冷却手段の冷却温度を制御するコントローラと、を各々が備える複数の飲料供給ユニットが左右に並んで設けられ、
    前記複数の飲料供給ユニットは、少なくとも1つの前記飲料供給ユニット毎にケースに収容され、かつ、該ケースの隣接するケース側の上角部に、下方に凹む凹部が形成されており、
    左右に隣接する前記ケース同士が、該隣接するケースの各々の凹部に嵌入される対をなす嵌入部と該両嵌入部間を接続する接続部とを有する連結部により互いに連結されている
    ことを特徴とする飲料サーバ。
  2. 請求項1に記載の飲料サーバにおいて、
    前記複数の飲料供給ユニットは、少なくとも2つの前記飲料供給ユニット毎に上下に並べて前記ケースに収容され、
    前記飲料供給ユニット毎に、前記コントローラに電源を供給する電源ユニットをさらに備え、
    前記各ケース内において、前記複数の飲料供給ユニットの電源ユニットは、前記複数の飲料供給ユニットのうちの最上段の前記飲料供給ユニットの上側に並べて配置されている
    ことを特徴とする飲料サーバ。
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