JP2000211649A - 取付領域を有する容器及びその製造方法 - Google Patents

取付領域を有する容器及びその製造方法

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JP2000211649A JP35331399A JP35331399A JP2000211649A JP 2000211649 A JP2000211649 A JP 2000211649A JP 35331399 A JP35331399 A JP 35331399A JP 35331399 A JP35331399 A JP 35331399A JP 2000211649 A JP2000211649 A JP 2000211649A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイズの異なるあらゆる容器に標準取付部品
を据え付ける構造を提供する。 【解決手段】 実質的に均質な曲面形状の容器であっ
て、少なくとも1つの異なる曲面形状の領域を含み、前
記形状は収納要素上の、複数の共通に外形をなす曲面部
分に正確に適合するように形成しかつ係合していて、前
記収納要素を、正確に取り付ける関係にある外側覆いパ
ネルを受けるように構成しかつ配置する容器について開
示している。加えて、少なくとも1つの異なる曲面形状
の領域を含む容器の製造方法についても開示している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器の呼び径に関
係なく標準化した取付部品の取り付けを可能にする、液
体を含む容器に不可欠に形成した曲面構造について説明
している。特に、本発明は容器の側壁に標準半径を形成
することについて説明しており、ここで容器の円周の残
部の半径は標準半径とは異なってもよい。標準半径は多
くの直径が異なる容器に共通であり、密着して容器に据
え付けられる標準取付部品を補足するように配置する。
【0002】
【従来の技術】液体を含む容器の製造においては、よく
取付部品を容器の側壁に据え付けることが必要になる。
これらの取付部品はアクセスパネル、接点箱又は計器を
含む。加えて、液体が容器内へ又はそこから進入するの
を防ぐように、上述の取付部品を容器の側壁に密着して
据え付けることが非常に望ましいことがよくある。ここ
で、湯沸かし器用などの容器を製造する際、一方では、
多くの様々な直径の容器の各々に適合する、半径の異な
る接合面を有する多数の取付部品が必要である。取付部
品の間でのサイズの変化は、在庫及び製造のコストを高
くしてきた。標準化した取付部品の使用は、全体の在庫
コストを減らし、取付部品と容器の両方を製造すること
に関連した製造コストを低減し、現代のジャストインタ
イム製造技術に有用である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、サイズの異なるあらゆる容器の組に標準取付部品を
据え付ける構造を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、多数の様々な
サイズの容器のいずれにも据え付けられる標準取付部品
又は収納容器を可能にする構造を提供し、それにより様
々なサイズの取付部品又は収納容器の在庫を維持する必
要を回避する。本発明はここで液体を含む容器、すなわ
ち湯沸かし器で使用するものとして記載されているが、
本発明は様々な用途及び材料の他の種類の容器にも容易
に適合できることは理解すべきである。その上、本発明
は液体を収容する容器の分野以外の用途を有するものと
して意図している。
【0005】本発明に導入する容器は典型的に、実質的
に均質な曲面形状を有し、また異なる曲面形状を有する
少なくとも1つの領域を含み、その形状は少なくとも1
つの収納要素上の、共通に外形をなす曲面部分に正確に
適合するように形成しかつ係合していて、その収納要素
は正確に取り付ける関係にある外側覆いパネルを受ける
ように組み立てかつ配置する。
【0006】容器は湯沸かし器の外殻部であってもよ
く、その外殻部はそれと間隔を開けてその内側に位置す
る水を含む内殻部を有しており、容器と殻部の間に環状
の空間を形成している。断熱材(insulating material)
が、収納要素を取り囲む関係で容器と殻部の間の環状空
間に実質的に満たされる。収納要素は典型的には、内殻
部の中に延びる少なくとも1つの電気加熱要素と電気接
合するための電気接点箱である。収納要素の曲面部分
は、異なる曲面形状の領域と接合するように配置した、
収納要素と反対側の湾曲した据え付けフランジである。
【0007】外側覆いパネルは、異なる曲面形状の領域
の曲面形状に実質的に適合するように形成した、湾曲し
た周辺端部を有する。外側覆いパネルは、典型的に中間
取付金具(bracket) 及び覆いパネルを含む。中間取付金
具は、容器の異なる曲面形状の領域に適合するように配
置しまた構成した曲面形状を有し、容器の壁面をその間
に固定するような方法で、収納要素に固定するようにも
配置する。中間取付金具はまた、中間取付金具上に覆い
パネルを取り外し可能に取り付けるための取付手段をそ
こに形成している。
【0008】本発明はまた、ここで開示した発明の実施
に不可欠な容器の製造方法も含む。この方法の第1段階
は、実質的に均質な曲面形状を有する容器を形成するこ
とを含み、容器は多数の予定したサイズの任意の1つで
ある。この容器に不可欠な、容器の残部と異なる曲面形
状を有する幾何学的不連続部を形成する。幾何学的不連
続部の曲面形状は、容器の予定したサイズの全てについ
て同一である。幾何学的不連続部の曲面形状に補足する
接合面を有する収納要素も提供される。収納要素は全て
の予定したサイズの容器について同一である。提供した
収納要素をその後、全ての予定したサイズの容器につい
て同一の方法で、幾何学的不連続部に固定する。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、図4に示したように、外
殻部6及び内側タンク6aを含む湯沸かし器5の正面の立
面図を示している。湯沸かし器5の外殻部6は実質的に
均質な曲面形状を有し、この実施態様においては実質的
に円筒形状である。外殻部6の上部8は大きな半径の面
取り部(fillet)を有し、外殻部6の実質的に円筒形の中
央部10と外殻部6の実質的に平坦な上部9との間の徐々
に遷移する部分として作用する。外殻部6の底部12も実
質的に円筒形で、少なくとも1つの凹部13を含む。凹部
13には、湯沸かし器5の内側タンクのための排水部とも
なる差し込み部14をそこに配置している。外殻部6の上
部9は、入口15、出口16、及び圧力逃がし弁17をそこに
貫通して配置していて、全ては湯沸かし器5の内側タン
ク6aと流体接続するように配置し、湯沸かし器5を通っ
て水の流れを運びまた制御する知られている方法で配置
する。
【0010】電気接点箱18を、外殻部6の上部8に据え
付け、湯沸かし器5の加熱要素(図示せず)に電力を供
給する電気伝導体(図示せず)を受けるように配置す
る。図1に説明した湯沸かし器5はそこに2つの接点箱
19も取り付けられている。本発明の目的のため、全ての
接点箱19は、湯沸かし器5のサイズ又は形状に関係なく
同一である。サイズの異なるあらゆる組の湯沸かし器5
に据え付けることが可能な標準接点箱19の使用により、
さもないと持ち合わせていなければならない、異なるサ
イズの接点箱の数を減らすことができる。従って標準接
点箱19の使用は、湯沸かし器5の製造と関連した一切を
含めた費用及び製造コストを低減する。箱19は電気接点
箱以外の使用のために配置してもよいことも憶えておく
べきである。例えば、箱19はバルブ、計器又は差し込み
部を隠す又は保護するように配置してもよい。本出願の
目的のために、「電気接点箱」という用語は、ここに開
示したような流体を含むための容器に不可欠に据え付け
られ、またそれと共に使用される箱を含むものと解釈す
べきである。
【0011】図2は接点箱19の構造の詳細を説明してい
る。接点箱19は収容要素20及び覆い24を含む。次ぎに覆
い24は中間平板26、及び中間平板26に取り外し可能に取
り付けられるように配置した覆いパネル28を含む。理解
できるように、収納要素20は、フランジ22を形成する複
数の曲面部分で規定された開いた外側面を有する、実質
的に矩形の収納容器21を含む。収納要素20のフランジ22
は、幾何学的不連続部、すなわち外殻部6の残部と異な
る曲面形状を有する、外殻部6の壁の領域32の内側面に
補足するように配置される。幾何学的不連続部32の領域
の目的は、接点箱19を取り付けられる、湯沸かし器5の
外殻部6に共通の据え付け面を提供することである。収
納要素20のフランジ22に補足する同一の幾何学的不連続
部の領域32を、各々の組の様々なサイズの湯沸かし器5
の外殻部6に形成することで、各々の異なるサイズの湯
沸かし器5に同一の標準接点箱19をそこに取り付けられ
るようにする。この目的は、内殻部6aに適合する関係で
接することを可能にする半径を有する、内側の湾曲した
面25を有する接点箱20を備えることで促進される。断熱
材11を内殻部と外殻部6aと6の間の環状空間に満たす。
【0012】必要な電気要素の追加を容易にするため
に、接点箱19の収納容器20はその上部と底部に電気導管
の出入口35を備える。導管の出入口35は、電気伝導体
(図示せず)を電気接点箱12から収納容器20に配置する
ことを可能にする。湯沸かし器5が1つ以上の接点箱19
を有する場合、電気伝導体を接点箱19の収納容器20の間
で配置してもよい。接点箱19の収納容器20の背面での部
品出入口36を通して据え付けることができる加熱要素
(図示せず)などの電気部品に、電気伝導体は電力を供
給しなければならない。
【0013】次ぎに図4に注目すると、接点箱19は幾何
学的不連続部32の領域で外殻部6に据え付けられている
のが分かる。外殻部6の壁を貫いて形成された開口部7
に合わせて、幾何学的不連続部32の領域で、収納要素20
は外殻部6の内側表面に対して据え付ける。外殻部6を
通して形成した開口部7は、フランジ22により境界をな
す収納要素20の開いた面23と、サイズおよび形状がおお
よそ同じである。外殻部の壁を通る開口部7は、外殻部
6の外部と収納要素20の矩形収納容器21の内部との間の
連絡を可能にしている。外殻部の壁面6を通した開口部
7及び接点箱19の収納要素20に合わせて、幾何学的不連
続部32の領域で、覆い24を湯沸かし器5の外殻部6の外
側表面に付加する。
【0014】典型的に、中間平板26を機械的留め具又は
適当な接着剤により、外殻部6の外側表面に取り付ける
ことで、図4に示したように外殻部6の壁を、収納要素
20のフランジ22と中間平板26との間に固定する。中間平
板26は、覆いパネル28を中間平板26に取り外し可能に取
り付けることを可能にするように配置した、取付手段を
そこに形成している。取付手段は、覆いパネル28から延
びる複数のタブ29と接合するように配置した、複数の孔
部27を含んでもよい。タブ29の末端部に形成したフック
30は、中間平板26の孔部27を貫通して延び、中間平板26
の内側表面に係合することで、覆いパネル28をそこに固
定する。孔部31に緩くてこで圧力をかけることで、中間
平板26から覆いパネル28を十分に取り除くことができ
る。孔部27、タブ29、及び孔部31は、本発明の範囲を超
えることなく明確に変更することもできる。
【0015】図3(a)〜3(d)は、図1に示した外殻部6の
一連の平面図である。図3(a)〜3(d)は、標準半径の領域
と様々な湯沸かし器タンク直径の間の半径方向の偏りの
関係を説明している。先に示したように、湯沸かし器5
の外殻部6は図3(a)〜3(d)に示したように、実質的に円
形断面を有する実質的に円筒形状の曲面である。本発明
の好ましい実施態様において、幾何学的不連続部32の領
域は、中心点C1で固定の半径R1を有する曲面形状を含
み、それは湯沸かし器5の外殻部6の中心C2からずれて
いる。湯沸かし器5の外殻部6の必要な体積に依存し
て、外殻部6の半径R2及び中心点C2は、幾何学的不連続
部32の領域の半径R1及び中心点C1と同じであってもよ
い。図3(a)〜3(d)で説明している外殻部は、異なる実施
態様の様々なサイズの殻を区別するため、それぞれ参照
符号6,6',6''及び6'''で異なるように表示している。図
3(a)及び3(b)において、幾何学的不連続部32の領域の半
径R1は、湯沸かし器5の外殻部の実施態様6及び6'の半
径R2より大きく、図3(c)及び3(d)において、幾何学的不
連続部32の領域の半径R1は、湯沸かし器5の外殻部の実
施態様6'' 及び6'''の半径R2より小さいことに注意せ
よ。
【0016】本発明の湯沸かし器5の形状及び幾何学的
不連続部の領域を、好ましい実施態様と関連して、本質
的に円形断面であるものとして説明したが、本質的に円
形断面でない様々な曲面形状のものが、本発明の範囲を
超えることなく利用できることを理解すべきである。例
えば、本発明は、楕円断面形状又は不均質な曲面形状を
有する湯沸かし器の外殻部にも容易に適用できるであろ
う。幾何学的な不連続部の領域の断面形状は円形である
必要はなく、その代わりに楕円、放射線状、又は不均質
な曲面形状でさえも可能である。
【0017】外殻部6の実質的に円形の断面を幾何学的
な不連続部32の領域近傍で修正し、円滑な遷移部Tをそ
の間に形成する。実質的に円形の幾何学的不連続部32を
実質的に円筒の湯沸かし器5の外殻部6と利用する利点
の1つは、幾何学的不連続部32の領域と外殻部6の残部
との間の遷移部Tの領域が、目立たず、一般的に目に心
地よい方法で成形できることである。
【0018】図1において、湯沸かし器5の外殻部6
は、下部の接点箱19の下方から上部の接点箱19の上方ま
で延びる、単一の鉛直方向に配向した幾何学的不連続部
32の領域を有するものとして示されている。図1の実施
態様は本発明の好ましい実施態様であるが、幾何学的な
不連続部32は単一の接点箱19をそこに据え付けることが
可能な十分な大きさが必要なだけであることは理解すべ
きである。従って、本発明の範囲を逸脱することなく、
与えられた湯沸かし器5に必要な接点箱の所望の数及び
配置に依存して、幾何学的不連続部32の領域はサイズ、
数及び位置が変化してもよい。例えば、湯沸かし器の外
殻部6は、図1に示したように外殻部6の実質的に全高
さに渡って延びる、幾何学的不連続部32の単一の鉛直方
向に配向した領域を含んでもよいし、又は、湯沸かし器
の外殻部6は、接点箱19よりわずかに大きく、また湯沸
かし器5の表面上に予定したパターンで配置した、複数
の幾何学的不連続部32の領域を含んでもよい。本発明に
よる湯沸かし器5の他の実施例は、湯沸かし器5の前面
及び後面に形成した幾何学的不連続部32の領域を有する
か、又は湯沸かし器5の4つの四分円において、湯沸か
し器の外殻部6の全高さ又はその一部に延びている。
【0019】湯沸かし器5の外殻部6に幾何学的不連続
部32の領域を形成することは、湯沸かし器5の製造方法
に不可欠な部分である。湯沸かし器5の外殻部6などの
本発明に導入する容器は、選択した材料に適当な製造技
術を使用して、吹き込み成形によるようなプラスチック
で形成するか、鋼又はアルミニウムなどの金属から作成
するか、又はガラス繊維などのような複合材料で形成し
てもよい。本発明の好ましい実施態様において、実質的
に均質な曲面を有し、複数の予定したサイズの任意の1
つを有する容器は、容器の所望の最終形状及びサイズに
適当な鋳型を使用して吹き込み成型法で形成する。幾何
学的不連続部32の領域は、容器を形成するのに使用する
鋳型の部分を、幾何学的不連続部32の領域及び遷移領域
Tのネガ像を形成した鋳型部分と取り替えることによ
り、所望の配置で容器に形成する。幾何学的不連続部32
の領域は、それが形成される容器のサイズ又は配置に関
わらず、均一なサイズ及び形状であることを繰り返すこ
とは重要である。この方法により、特定のサイズの容器
の幾何学的不連続部32の領域は、異なるサイズの容器に
形成した幾何学的不連続部32の領域と同一となる。鋼や
鋳造法(molding process) に適当でない他の材料で容器
を形成する場合、幾何学的不連続部の同一の領域は、あ
らゆるよく知られている打ち抜き加工、圧延、溶接によ
る置換、又は他の適当な製造技術を使用して形成しても
よい。
【0020】フランジ22により規定された接合面を有す
る接点箱19の収納要素20は、次ぎにフランジ22が幾何学
的不連続部32の領域の内側面と接合接触するように、各
々の外殻部6の幾何学的不連続部32の領域の内側面に取
り付ける。フランジ22は幾何学的な不連続部32の領域と
密閉して接合するのが好ましい。収納要素20の内側への
出入りを可能にする開口部7は、容器の幾何学的不連続
部32の領域に前もって形成してもよいし、又は収納要素
20を外殻部6に固定した後に形成してもよい。単一の標
準接点箱19の設計を、サイズの異なる各々の外殻部6の
幾何学的不連続部32の同一の領域に据え付けるというこ
とを理解すべきである。加えて、接点箱19を湯沸かし器
5の外殻部6に取り付ける方法、すなわち機械的な留め
具又は接着剤の使用は、サイズの異なる外殻部6に同一
である。収納要素20を幾何学的不連続部32の領域で外殻
部6の内側面に取り付けた後に、覆い24を収納要素20上
の外殻部6の外側面に固定する。覆い24の中間平板26
は、機械的な留め具又は接着剤により外殻部6の外側面
に直接固定し、覆いパネル28は、孔部27及びタブ29によ
り中間平板26に取り外し可能に取り付ける。図2に示し
た実施態様において、整列した孔部33及び34が、ねじ付
き留め具を受けるため、それぞれ収納要素20及び平板26
に備わっている。
【0021】
【発明の効果】異なるサイズの容器に幾何学的不連続部
32の同一の領域を形成することにより、異なるサイズの
容器の各々に接点箱19の標準構成を利用することがで
き、それにより特定のサイズの容器のみに使用できる様
々なサイズの接点箱19の在庫を維持する必要を回避す
る。本発明の好ましい実施態様について説明してきた
が、本発明の精神及び請求の範囲を逸脱することなく、
様々な変更、適合及び修正を行うことができることを理
解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の標準半径を実施した湯沸かし
器の正面斜視図である。
【図2】図2は、本発明の標準半径と接合するように構
成し配置した収納要素の分解斜視図である。
【図3】図3(a)〜3(d)は、標準半径の領域と様々な湯沸
かし器タンクの直径との、偏り関係を示した湯沸かし器
の外殻部の平面図である。
【図4】様々なサイズの湯沸かし器タンクの標準半径の
領域に接合する収納要素を示す、図1の線4-4 の断面で
切り取った部分平面断面図である。
【符号の説明】
4…切断面 5…容器(湯沸かし器) 6,6a,6' ,6'',6''' …殻部 7…開口部 8…容器の上部 9…容器の平坦な上部 10…容器の中央部 11…断熱材 12…容器の底部 13…容器底部の凹部 14…差し込み部 15…入口 16…出口 17…圧力逃がし弁 18,19…接点箱 20…収容要素 21…収納容器 22…フランジ 23…開いた面 24…覆い 25…内側の湾曲した面 26…中間平板 27,31,33,34…孔部 28…覆いパネル 29…タブ 30…フック 32…不連続部 35…導管の出入口 36…部品出入口 C1 …不連続部の中心点 C2 …外殻部の中心点 R1 …不連続部の半径 R2 …外殻部の半径 T…遷移部
【手続補正書】
【提出日】平成12年4月26日(2000.4.2
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 取付領域を有する容器及びその製造方
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器の呼び径に関
係なく標準化した取付部品の取り付けを可能にする、液
体を含む容器に一体的に形成した曲面構造に関する。特
に、本発明は容器の側壁に標準半径を形成することに
、ここで容器の円周の残部の半径は標準半径とは異な
ってもよい。標準半径は直径が異なる複数の容器に共通
であり、密着して容器に据え付けられる標準取付部品
相補形状となるように配置する。
【0002】
【従来の技術】液体を収容する容器の製造においては、
よく取付部品を容器の側壁に据え付けることが必要にな
る。これらの取付部品はアクセスパネル、接点箱又は計
器を含む。加えて、液体が容器内へ又はそこから進入す
るのを防ぐように、上述の取付部品を容器の側壁に密着
して据え付けることが非常に望ましいことがよくある。
ここで、湯沸かし器用などの容器を製造する際、一方で
は、多くの様々な直径の容器の各々に適合する、半径の
異なる接合面を有する多数の取付部品が必要である。取
付部品の間でサイズが異なることは、在庫及び製造のコ
ストを高くしてきた。標準化した取付部品の使用は、全
体の在庫コストを減らし、取付部品と容器の両方を製造
することに関連した製造コストを低減し、現代のジャス
トインタイム製造技術に有用である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、サイズの異なる一連のあらゆる容器に標準取付部品
を据え付ける構造を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、多数の様々な
サイズの容器のいずれにも据え付けられる標準取付部品
又は収納容器を可能にする構造を提供し、それにより様
々なサイズの取付部品又は収納容器の在庫を維持する必
要を回避する。本発明はここで液体を収容する容器、す
なわち湯沸かし器で使用するものとして記載されている
が、本発明は様々な用途及び材料の他の種類の容器にも
容易に適合できる。その上、本発明は液体を収容する容
器の分野以外の用途を有するものとして意図している。
【0005】本発明に導入する容器は典型的に、実質的
に均質な曲面形状を有し、また異なる曲面形状を有する
少なくとも1つの領域を含み、その形状は少なくとも1
つの収納要素上の、共通に外形をなす曲面部分に正確に
適合するように形成しかつ係合していて、その収納要素
は正確に取り付ける関係にある外側覆いパネルを受ける
ように組み立てかつ配置する。
【0006】容器は湯沸かし器の外殻部であってもよ
く、その外殻部はそれと間隔を開けてその内側に位置す
る水を収容する内殻部を有しており、容器と殻部の間に
環状の空間を形成している。断熱材(insulating materi
al) が、収納要素を取り囲む関係で容器と殻部の間の環
状空間に実質的に満たされる。収納要素は典型的には、
内殻部の中に延びる少なくとも1つの電気加熱要素と電
気接合するための電気接点箱である。収納要素の曲面部
分は、異なる曲面形状の領域と接合するように配置し
た、収納要素と反対側の湾曲した据え付けフランジであ
る。
【0007】外側覆いパネルは、異なる曲面形状の領域
の曲面形状に実質的に適合するように形成した、湾曲し
た周辺端部を有する。外側覆いパネルは、典型的に中間
取付金具(bracket) 及び覆いパネルを含む。中間取付金
具は、容器の異なる曲面形状の領域に適合するように配
置しまた構成した曲面形状を有し、容器の壁面をその間
に固定するような方法で、収納要素に固定するようにも
配置する。中間取付金具はまた、中間取付金具上に覆い
パネルを取り外し可能に取り付けるための取付手段をそ
こに形成している。
【0008】本発明はまた、ここで開示した発明の実施
に不可欠な容器の製造方法も含む。この方法の第1段階
は、実質的に均質な曲面形状を有する容器を形成するこ
とを含み、容器は多数の予定したサイズの任意の1つで
ある。この容器に一体的に、容器の残部と異なる曲面形
状を有する幾何学的不連続部を形成する。幾何学的不連
続部の曲面形状は、容器の予定したサイズの全てについ
て同一である。幾何学的不連続部の曲面形状と相補形状
接合面を有する収納要素も提供される。収納要素は全
ての予定したサイズの容器について同一である。提供し
た収納要素をその後、全ての予定したサイズの容器につ
いて同一の方法で、幾何学的不連続部に固定する。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、図4に示したように、外
殻部6及び内側タンク6aを含む湯沸かし器5の正面の立
面図を示している。湯沸かし器5の外殻部6は実質的に
均質な曲面形状を有し、この実施態様においては実質的
に円筒形状である。外殻部6の上部8は大きな半径の面
取り部(fillet)を有し、外殻部6の実質的に円筒形の中
央部10と外殻部6の実質的に平坦な上部9との間の徐々
に遷移する部分として作用する。外殻部6の底部12も実
質的に円筒形で、少なくとも1つの凹部13を含む。凹部
13には、湯沸かし器5の内側タンクのための排水部とも
なる差し込み部14配置される。外殻部6の上部9は、
入口15、出口16、及び圧力逃がし弁17をそこに貫通して
配置していて、全ては湯沸かし器5の内側タンク6aと流
体接続するように配置し、湯沸かし器5を通って水の流
れを運びまた制御する知られている方法で配置する。
【0010】電気接点箱18を、外殻部6の上部8に据え
付け、湯沸かし器5の加熱要素(図示せず)に電力を供
給する電気伝導体(図示せず)を受けるように配置す
る。図1に示した湯沸かし器5には2つの接点箱19も取
り付けられている。本発明においては、全ての接点箱19
は、湯沸かし器5のサイズ又は形状に関係なく同一であ
る。サイズの異なるあらゆる一連の湯沸かし器5に据え
付けることが可能な標準接点箱19の使用により、さもな
いと持ち合わせていなければならない、異なるサイズの
接点箱の数を減らすことができる。従って標準接点箱19
の使用により、湯沸かし器5の製造と関連した一切を含
めた費用及び製造コストを低減する。なお、箱19は電気
接点箱以外の使用のために配置してもよい。例えば、箱
19はバルブ、計器又は差し込み部を隠す又は保護するよ
うに配置してもよい。本出願においては、「電気接点
箱」という用語は、ここに開示したような流体を収容す
ための容器に一体的に据え付けられ、またそれと共に
使用される箱を含むものと解釈すべきである。
【0011】図2は接点箱19の構造の詳細を説明してい
る。接点箱19は収容要素20及び覆い24を含む。次に覆い
24は中間平板26、及び中間平板26に取り外し可能に取り
付けられるように配置した覆いパネル28を含む。理解で
きるように、収納要素20は、フランジ22を形成する複数
の曲面部分で規定された開いた外側面を有する、実質的
に矩形の収納容器21を含む。収納要素20のフランジ22
は、幾何学的不連続部、すなわち外殻部6の残部と異な
る曲面形状を有する、外殻部6の壁の領域32の内側面
相補関係となるように配置される。幾何学的不連続部32
の領域の目的は、接点箱19を取り付けられる、湯沸かし
器5の外殻部6に共通の据え付け面を提供することであ
る。収納要素20のフランジ22と相補形状をなす同一の幾
何学的不連続部の領域32を、各々の一連の様々なサイズ
の湯沸かし器5の外殻部6に形成することで、各々の異
なるサイズの湯沸かし器5に同一の標準接点箱19を取
付けられるようにする。この目的は、内殻部6aに適合す
る関係で接することを可能にする半径を有する、内側の
湾曲した面25を有する接点箱20を備えることで促進され
る。断熱材11を内殻部6aと外殻部6の間の環状空間に満
たす。
【0012】必要な電気要素の追加を容易にするため
に、接点箱19の収納容器20はその上部と底部に電気導管
の出入口35を備える。導管の出入口35は、電気伝導体
(図示せず)を電気接点箱12から収納容器20に配置する
ことを可能にする。湯沸かし器5が1つ以上の接点箱19
を有する場合、電気伝導体を接点箱19の収納容器20の間
で配置してもよい。接点箱19の収納容器20の背面での部
品出入口36を通して据え付けることができる加熱要素
(図示せず)などの電気部品に、電気伝導体は電力を供
給しなければならない。
【0013】次に図4に注目すると、接点箱19は幾何学
的不連続部32の領域で外殻部6に据え付けられているの
が分かる。外殻部6の壁を貫いて形成された開口部7に
合わせて、幾何学的不連続部32の領域で、収納要素20は
外殻部6の内側表面に対して据え付ける。外殻部6を通
して形成した開口部7は、フランジ22により境界をなす
収納要素20の開いた面23と、サイズおよび形状がおおよ
そ同じである。外殻部の壁を通る開口部7は、外殻部6
の外部と収納要素20の矩形収納容器21の内部との間の連
絡を可能にしている。外殻部の壁面を開口部7及
び接点箱19の収納要素20に合わせて、幾何学的不連続部
32の領域で、覆い24を湯沸かし器5の外殻部6の外側表
面に付加する。
【0014】典型的に、中間平板26を機械的留め具又は
適当な接着剤により、外殻部6の外側表面に取り付ける
ことで、図4に示したように外殻部6の壁を、収納要素
20のフランジ22と中間平板26との間に固定する。中間平
板26は、覆いパネル28を中間平板26に取り外し可能に取
り付けることを可能にするように配置した、取付手段
成している。取付手段は、覆いパネル28から延びる複
数のタブ29と接合するように配置した、複数の孔部27を
含んでもよい。タブ29の末端部に形成したフック30は、
中間平板26の孔部27を貫通して延び、中間平板26の内側
表面に係合することで、覆いパネル28を中間平板26に固
定する。孔部31に緩くてこで圧力をかけることで、中間
平板26から覆いパネル28を十分に取り除くことができ
る。孔部27、タブ29、及び孔部31は、本発明の範囲を超
えることなく明確に変更することもできる。
【0015】図3(a)〜3(d)は、図1に示した外殻部6の
一連の平面図である。図3(a)〜3(d)は、標準半径の領域
と様々な湯沸かし器タンク直径の間の半径方向の偏りの
関係を説明している。先に示したように、湯沸かし器5
の外殻部6は図3(a)〜3(d)に示したように、実質的に円
形断面を有する実質的に円筒形状の曲面である。本発明
の好ましい実施態様において、幾何学的不連続部32の領
域は、中心点C1で固定の半径R1を有する曲面形状を含
み、それは湯沸かし器5の外殻部6の中心C2からずれて
いる。湯沸かし器5の外殻部6の必要な体積に依存し
て、外殻部6の半径R2及び中心点C2は、幾何学的不連続
部32の領域の半径R1及び中心点C1と同じであってもよ
い。図3(a)〜3(d)で説明している外殻部は、異なる実施
態様の様々なサイズの殻を区別するため、それぞれ参照
符号6,6',6''及び6'''で異なるように表示されている。
図3(a)及び3(b)において、幾何学的不連続部32の領域の
半径R1は、湯沸かし器5の外殻部の実施態様6及び6'の
半径R2より大きく、図3(c)及び3(d)において、幾何学的
不連続部32の領域の半径R1は、湯沸かし器5の外殻部の
実施態様6'' 及び6'''の半径R2より小さい。
【0016】本発明の湯沸かし器5の形状及び幾何学的
不連続部の領域を、好ましい実施態様と関連して、本質
的に円形断面であるものとして説明したが、本質的に円
形断面でない様々な曲面形状のものが、本発明の範囲を
超えることなく利用できる。例えば、本発明は、楕円断
面形状又は不均質な曲面形状を有する湯沸かし器の外殻
部にも容易に適用できるであろう。幾何学的な不連続部
の領域の断面形状は円形である必要はなく、その代わり
に楕円、放射線状、又は不均質な曲面形状でさえも可能
である。
【0017】外殻部6の実質的に円形の断面を幾何学的
な不連続部32の領域近傍で修正し、円滑な遷移部Tをそ
の間に形成する。実質的に円形の幾何学的不連続部32を
実質的に円筒の湯沸かし器5の外殻部6と利用する利点
の1つは、幾何学的不連続部32の領域と外殻部6の残部
との間の遷移部Tの領域が、目立たず、一般的に目に心
地よい方法で成形できることである。
【0018】図1において、湯沸かし器5の外殻部6
は、下部の接点箱19の下方から上部の接点箱19の上方ま
で延びる、単一の鉛直方向に配向した幾何学的不連続部
32の領域を有するものとして示されている。図1の実施
態様は本発明の好ましい実施態様であるが、幾何学的な
不連続部32は単一の接点箱19をそこに据え付けることが
可能な十分な大きさが必要なだけである。従って、本発
明の範囲を逸脱することなく、与えられた湯沸かし器5
に必要な接点箱の所望の数及び配置に依存して、幾何学
的不連続部32の領域はサイズ、数及び位置が変化しても
よい。例えば、湯沸かし器の外殻部6は、図1に示した
ように外殻部6の実質的に全高さに渡って延びる、幾何
学的不連続部32の単一の鉛直方向に配向した領域を含ん
でもよいし、又は、湯沸かし器の外殻部6は、接点箱19
よりわずかに大きく、また湯沸かし器5の表面上に予定
したパターンで配置した、複数の幾何学的不連続部32の
領域を含んでもよい。本発明による湯沸かし器5の他の
実施例は、湯沸かし器5の前面及び後面に形成した幾何
学的不連続部32の領域を有するか、又は湯沸かし器5の
4つの四分円において、湯沸かし器の外殻部6の全高さ
又はその一部に延びている。
【0019】湯沸かし器5の外殻部6に幾何学的不連続
部32の領域を形成することは、湯沸かし器5の製造方法
に不可欠な部分である。湯沸かし器5の外殻部6などの
本発明に導入する容器は、選択した材料に適当な製造技
術を使用して、吹き込み成形によるようなプラスチック
で形成するか、鋼又はアルミニウムなどの金属から作成
するか、又はガラス繊維などのような複合材料で形成し
てもよい。本発明の好ましい実施態様において、実質的
に均質な曲面を有し、複数の予定したサイズの任意の1
つを有する容器は、容器の所望の最終形状及びサイズに
適当な鋳型を使用して吹き込み成型法で形成する。幾何
学的不連続部32の領域を所望の配置で容器に形成するに
は、容器を形成するのに使用する鋳型の部分を、幾何学
的不連続部32の領域及び遷移領域Tのネガ像を形成した
鋳型部分と取り替えることにより行う。幾何学的不連続
部32の領域は、それが形成される容器のサイズ又は配置
に関わらず、均一なサイズ及び形状であることは重要で
ある。この方法により、特定のサイズの容器の幾何学的
不連続部32の領域は、異なるサイズの容器に形成した幾
何学的不連続部32の領域と同一となる。鋼や鋳造法(mol
ding process) に適当でない他の材料で容器を形成する
場合、幾何学的不連続部の同一の領域は、あらゆるよく
知られている打ち抜き加工、圧延、溶接による置換、又
は他の適当な製造技術を使用して形成してもよい。
【0020】フランジ22により規定された接合面を有す
る接点箱19の収納要素20は、次にフランジ22が幾何学的
不連続部32の領域の内側面と接合接触するように、各々
の外殻部6の幾何学的不連続部32の領域の内側面に取り
付ける。フランジ22は幾何学的な不連続部32の領域と密
閉して接合するのが好ましい。収納要素20の内側への出
入りを可能にする開口部7は、容器の幾何学的不連続部
32の領域に前もって形成してもよいし、又は収納要素20
を外殻部6に固定した後に形成してもよい。単一の標準
の設計の接点箱19、サイズの異なる各外殻部6の同じ
幾何学的不連続部32の領域に据え付けられる。加えて、
接点箱19を湯沸かし器5の外殻部6に取り付ける方法、
すなわち機械的な留め具又は接着剤の使用は、サイズの
異なる外殻部6に同一である。収納要素20を幾何学的不
連続部32の領域で外殻部6の内側面に取り付けた後に、
覆い24を収納要素20上の外殻部6の外側面に固定する。
覆い24の中間平板26は、機械的な留め具又は接着剤によ
り外殻部6の外側面に直接固定し、覆いパネル28は、孔
部27及びタブ29により中間平板26に取り外し可能に取り
付ける。図2に示した実施態様において、整列した孔部
33及び34が、ねじ付き留め具を受けるため、それぞれ収
納要素20及び平板26に備わっている。
【0021】
【発明の効果】異なるサイズの容器に同じ幾何学的不連
続部32の領域を形成することにより、異なるサイズの
容器に標準構成の接点箱19を利用することができ、それ
により特定のサイズの容器のみに使用できる様々なサイ
ズの接点箱19の在庫を維持する必要を回避する。本発明
の好ましい実施態様について説明してきたが、本発明の
精神及び請求の範囲を逸脱することなく、様々な変更、
適合及び修正を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の標準半径を実施した湯沸かし
器の正面斜視図である。
【図2】図2は、本発明の標準半径と接合するように構
成し配置した収納要素の分解斜視図である。
【図3】図3(a)〜3(d)は、標準半径の領域と様々な湯沸
かし器タンクの直径との、偏り関係を示した湯沸かし器
の外殻部の平面図である。
【図4】様々なサイズの湯沸かし器タンクの標準半径の
領域に接合する収納要素を示す、図1の線4-4 の断面で
切り取った部分平面断面図である。
【符号の説明】 4…切断面 5…容器(湯沸かし器) 6,6a,6' ,6'',6''' …殻部 7…開口部 8…容器の上部 9…容器の平坦な上部 10…容器の中央部 11…断熱材 12…容器の底部 13…容器底部の凹部 14…差し込み部 15…入口 16…出口 17…圧力逃がし弁 18,19…接点箱 20…収容要素 21…収納容器 22…フランジ 23…開いた面 24…覆い 25…内側の湾曲した面 26…中間平板 27,31,33,34…孔部 28…覆いパネル 29…タブ 30…フック 32…不連続部 35…導管の出入口 36…部品出入口 C1 …不連続部の中心点 C2 …外殻部の中心点 R1 …不連続部の半径 R2 …外殻部の半径 T…遷移部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲイリー ダブリュ.ガウアー アメリカ合衆国,ミネソタ 55016,コテ ージ グローブ,インディアン ブールバ ード 8758 (72)発明者 ロナルド イアンネリ アメリカ合衆国,ミネソタ 55337,バー ンズビル,リバー ウッズ リン 2716

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的に均質な曲面形状の容器であっ
    て、少なくとも1つの異なる曲面形状の領域を含み、前
    記形状は少なくとも1つの収納要素上の、共通に外形を
    なす曲面部分に正確に適合するように形成しかつ係合し
    ていて、前記収納要素を、正確に取り付ける関係にある
    外側覆いパネルを受けるように構成しかつ配置する容
    器。
  2. 【請求項2】 上記容器が湯沸かし器の外殻部であっ
    て、 水を含む内殻部を上記容器の内側にそれと間隔を開けた
    関係で配置することで、前記容器と前記殻部の間に環状
    空間を形成していて、 前記収納要素を取り囲む関係で前記容器と前記殻部の間
    の前記環状空間に、実質的に断熱材が充填されていて、 上記収納要素が電気接点箱であって、上記曲面部分が前
    記収納要素と反対側の湾曲した据え付けフランジであ
    る、請求項1に記載の容器。
  3. 【請求項3】 前記電気接点箱が、前記内殻部の内側に
    挿入できるサイズの電気加熱要素への電気接続を受けか
    つ提供するように開口している、請求項2に記載の容
    器。
  4. 【請求項4】 上記外側覆いパネルが、異なる曲面形状
    の領域の前期曲面形状に実質的に適合するように形成し
    た、湾曲した周辺端部を有する、請求項2に記載の容
    器。
  5. 【請求項5】 上記外側覆いパネルが、中間平板及び覆
    いパネルを含み、前記中間平板が、前記容器の異なる曲
    面形状の領域に適合するように配置しかつ構成した曲面
    形状を有するものであって、 前記中間平板を、上記据え付けフランジに重なる関係で
    前記収納要素に固定することで、前記容器の前記外殻部
    をその間に挟む、請求項2に記載の容器。
  6. 【請求項6】 前記中間平板が、前記中間平板上に前記
    覆いパネルを取り外し可能に取り付けるための取付手段
    をその中に形成している、請求項2に記載の容器。
  7. 【請求項7】 上記容器が一般的に円筒形状であり、か
    つ予定した半径を有し、更に、実質的に円形断面及び前
    記容器の残部と異なる半径を有する、少なくとも1つの
    異なる曲面形状の領域を含む、請求項1に記載の容器。
  8. 【請求項8】 実質的に円形断面を有し、少なくとも1
    つの径方向の不連続部の領域を含み、上記径方向の不連
    続部の領域が、曲面形状を有し、かつ補足する曲面接合
    面を有する収納要素を密着してそこに据え付けるように
    配置されている容器。
  9. 【請求項9】 2つの径方向の不連続部の領域を含む、
    請求項8に記載の容器。
  10. 【請求項10】 前記2つの径方向の不連続部の領域が
    鉛直方向に整列している、請求項9に記載の容器。
  11. 【請求項11】 前記2つの径方向の連続部の領域が実
    質的に同一の半径を有する、請求項10に記載の容器。
  12. 【請求項12】 第1の予定した半径の円周を有する、
    液体を含むための容器であって、前記容器がまた第2の
    予定した半径の領域を有し、前記第2の予定した半径
    を、前記容器に取り付ける収納要素接合面に形成した半
    径を補足するように配置した容器。
  13. 【請求項13】 少なくとも2つの前記第2の予定した
    半径の領域を含む請求項12に記載の容器。
  14. 【請求項14】 前記取付箇所が、前記容器の前記表面
    上の不連続部を含み、前記不連続部が前記容器の前記残
    部と異なる曲面形状を有し、前記不連続部が更に収納要
    素と接合するように配置した半径を有する、一般的に円
    筒形状の容器に取付部品を取り付けるための取付領域を
    有する容器。
  15. 【請求項15】 一般的に円筒形状であって、実質的に
    円形断面を予定した半径で有する容器において、径方向
    の不連続部の領域が上記予定した半径と異なる半径を有
    すること、前記領域は予定した幾何学的形状の取付部品
    をそこに取り付けることが可能であること、前記取付部
    品が、前記容器の前記残部の前記断面の前記直径に関係
    なく、径方向の不連続部の領域と接合することを含む改
    良がなされた、一般的に円筒形状の容器であって、実質
    的に円形断面を予定した半径で有する容器。
  16. 【請求項16】 直径の異なる実質的に円形の断面を有
    する、一連の一般的に円筒形の容器において、径方向の
    不連続部の共通領域を各々の前記一連の容器に不可欠に
    形成していること、各々の前記径方向の不連続部が少な
    くとも1つの取付部品を取り付けることを可能にするよ
    うに配置されていること、前記取付部品が、一連の各々
    の前記容器の前記直径に関係なく、同一の幾何学的形状
    であることを含む改良がなされた、直径の異なる実質的
    に円形の断面を有する、一連の一般的に円筒の容器。
  17. 【請求項17】 以下の工程、 実質的に均質な曲面形状を有する壁面により規定される
    容器を形成する工程であって、前記容器が複数の予定し
    たサイズのいずれか1つである工程、 前記容器の壁面に、前記容器の前記残部と異なる曲面形
    状を有する不連続部の領域を形成する工程であって、前
    期不連続部の前記曲面形状が、前記容器の複数の予定し
    たサイズのいずれにも同一である工程、 前記不連続部の前記曲面形状に補足する接合面を有する
    収納要素を準備する工程であって、前記収納要素が前記
    容器の複数の予定したサイズのいずれにも同一である工
    程、及び前記容器の複数の予定したサイズのいずれにも
    同一の方法で、前記収納要素を前記不連続部に据え付け
    る工程を含む容器の製造方法。
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